2022ねんのフンガ・トンガ噴火ふんか

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フンガ・トンガ噴火ふんか(2022ねん)
ひまわり8ごうによる撮影さつえい(2022ねん1がつ15にち
火山かざんフンガ・トンガ
年月日ねんがっぴ2022ねん1がつ15にち
噴火ふんか様式ようしき水蒸気すいじょうきプリニーしき噴火ふんか[1]
場所ばしょトンガ トンガ ヌクアロファきたやく65km
南緯なんい2033ふん00びょう 西経せいけい17523ふん06びょう / 南緯なんい20.550 西経せいけい175.385 / -20.550; -175.385
火山かざん爆発ばくはつ指数しすう5–6[2]
影響えいきょう津波つなみ[3]現地げんち飲料いんりょうすい不足ふそく通信つうしん障害しょうがい
死者ししゃ:
トンガの旗 トンガ: 3にん[4]
ペルーの旗 ペルー: 2人ふたり[5]
フンガ・トンガの位置(トンガ内)
フンガ・トンガ
フンガ・トンガ
プロジェクト:地球ちきゅう科学かがくプロジェクト:災害さいがい

2022ねんのフンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ火山かざんだい規模きぼ噴火ふんか(2022ねんのフンガ・トンガ=フンガ・ハアパイかざんのだいきぼふんか)は、現地げんち時間じかん2022ねん1がつ15にち17ごろ(UTC+13)に南太平洋みなみたいへいようトンガフンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ火山かざん発生はっせいした海底かいてい火山かざんだい規模きぼ爆発ばくはつてき噴火ふんかである[6]かけ噴出ふんしゅつりょうは6-7km3火山かざん爆発ばくはつ指数しすうすくなくともVEI-5と推定すいていされ[2][6]噴火ふんかによって発生はっせいした衝撃波しょうげきは空振からぶり)は1883ねんクラカタウ噴火ふんか匹敵ひってきする規模きぼ過去かこ100ねん以上いじょう自然しぜん現象げんしょうとしてはもっとも強力きょうりょくれいであり、米国べいこく保有ほゆうする最大さいだいかくばくだんにも匹敵ひってきするほどであった[7][8]

この噴火ふんか太平洋たいへいようのほか、インド洋いんどよう大西おおにしひろしなど世界せかい各地かくち沿岸えんがん潮位ちょうい変動へんどう観測かんそくされた。潮位ちょうい変動へんどうは、トンガで最大さいだい20m、ペルーで2m、チリで1.7m、カリフォルニアしゅうで1.3m、日本にっぽんで1.2mなど。またバース大学だいがく研究けんきゅうによると、発生はっせい直後ちょくご津波つなみたかさは90mにたっしたとされている。この潮位ちょうい変動へんどう発生はっせいメカニズムは、大気たいきによるもの(気象きしょう津波つなみ)と、噴火ふんかによる急激きゅうげき海水かいすい移動いどう津波つなみ)が混在こんざいしたとかんがえられている[9][10][11]。また津波つなみ以外いがいであっても強烈きょうれつ気圧きあつ、アジアいき上空じょうくうでプラズマバブル(赤道あかみち上空じょうくうだか高度こうど電離でんり構造こうぞう)が噴火ふんかによって発生はっせいしたことがあきらかになっている[12]

経過けいか[編集へんしゅう]

2022ねん1がつ15にち噴火ふんかとらえた気象きしょう衛星えいせいGOES17ごうからの画像がぞう

だい規模きぼ噴火ふんかまえ、2021ねん12がつ20日はつか935ふん(現地げんち時刻じこく)、フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイは噴火ふんか開始かいしした[13]ニュージーランド航空こうくう火山灰かざんばい情報じょうほうセンターウェリントン)は航空こうくう会社かいしゃたいし、航空こうくう火山灰かざんばい情報じょうほう発表はっぴょうした[14]ばく発音はつおんは170キロメートル (110 mi)はなれた地点ちてんでもこえたとほうじられた[15]最初さいしょ噴火ふんかは12月21にち午前ごぜん2までつづいた[13]。その活動かつどう継続けいぞくし、12月25にち撮影さつえいされた衛星えいせい画像がぞうでは、しま面積めんせき拡大かくだいしたことが確認かくにんされた[16]

火山かざん活動かつどうは2022ねん1がつ5にちには一旦いったんよわまったが[17]、1がつ14にち4ごろに活動かつどう再開さいかいしてだい規模きぼ噴火ふんか発生はっせいし、高度こうど17 km (55,000 ft)にもたっする噴煙ふんえんがった[18][19]。トンガの地質ちしつ学者がくしゃチームによると、直径ちょっけい5kmの噴煙ふんえんが18~20kmのたかさにのぼるのを確認かくにんした[20]。トンガ政府せいふ住民じゅうみん津波つなみ警報けいほう発出はっしゅつした[21][22][23]

そして1がつ15にち17ごろ(日本にっぽん時間じかん15にち13ごろ)、さらにだい規模きぼ噴火ふんか発生はっせいした。前年ぜんねん12がつ20日はつか噴火ふんかよりもやく7ばいつよかったとみられている[よう出典しゅってん]噴火ふんかともな轟音ごうおんは、トンガ国内こくないのみならず、火山かざんから500km以上いじょうはなれたフィジーや、さらにとおはなれたニュージーランドオーストラリアでもこえたとの報告ほうこく多数たすうある。噴煙ふんえん高度こうどやく16,000mまで上昇じょうしょう[24]半径はんけい260キロにひろがった[6]。なお、イギリスのNERC国立こくりつ地球ちきゅう観測かんそくセンターによると、噴煙ふんえんかさ高度こうど35kmにたっし、そのいただき上部じょうぶ高度こうど55kmまで上昇じょうしょうした可能かのうせいがある[25]噴煙ふんえんたかさは57キロにたっしたことがべいかん静止せいし気象きしょう衛星えいせい観測かんそくデータでかった。えいオックスフォードだいなどの研究けんきゅうチームが4にちづけべい科学かがくサイエンスに発表はっぴょうした。観測かんそく史上しじょう最高さいこうで、地球ちきゅう大気たいき対流圏たいりゅうけん成層圏せいそうけんけ、ちゅうあいだけん到達とうたつしていた。

衛星えいせい観測かんそくによると、やく40まんトンの二酸化にさんか硫黄いおう放出ほうしゅつされた。

また、この噴火ふんかによって成層圏せいそうけんに146テラグラム水蒸気すいじょうき流入りゅうにゅうした。これは、成層圏せいそうけん全体ぜんたい水蒸気すいじょうきりょうの10%程度ていど相当そうとうし、滞留たいりゅう期間きかん硫酸りゅうさんしおエアロゾル英語えいごばんの2~3ねんえると予想よそうされる。この水蒸気すいじょうき滞留たいりゅうによる温室おんしつ効果こうかによって温暖おんだんしょうじる可能かのうせいがあるとしている[26]

噴火ふんか[編集へんしゅう]

15にちだい規模きぼ噴火ふんかで、火山かざんから65kmはなれた首都しゅとヌクアロファではばく発音はつおん観測かんそくし、やがてヌクアロファのあるトンガの本島ほんとうトンガタプとう噴石火山灰かざんばいそらからそそいだ[27]。トンガのおおくの住民じゅうみんは、高台たかだい避難ひなんしている最中さいちゅう交通こうつう渋滞じゅうたいまれた[28]航空こうくう火山灰かざんばい情報じょうほうセンター(VAAC)はふたた航空こうくう会社かいしゃ航空こうくう火山灰かざんばい情報じょうほうした[29]

トンガに比較ひかくてきちかいフィジーのバトアとうオノ・イ・ラウとう降灰こうかい観測かんそくされ[30]、およそ840kmはなれたサモアでもおおきなばく発音はつおんかり[31][32]ニュージーランド北島きたじまオーストラリア東海岸ひがしかいがんでもこえた。気象きしょう衛星えいせいによる宇宙うちゅうからの観測かんそくで、巨大きょだい噴煙ふんえんがり衝撃波しょうげきは太平洋たいへいよう横切よこぎって伝播でんぱするのが確認かくにんされた[33]

ニュージーランドの気象きしょう観測かんそくしょでは最大さいだい振幅しんぷくやく7hPaの衝撃波しょうげきは観測かんそくしたほか[34]、オーストラリアの気象きしょう観測かんそくしょでも記録きろくされた[35][36][37]スイスでは2.5hPaの気圧きあつ変動へんどう測定そくていされた[38]日本にっぽんでも、15にち20から21ぎ(日本にっぽん時間じかん)にかけて各地かくちで、噴火ふんかによる衝撃波しょうげきは影響えいきょうとみられるおおむね2hPaの急激きゅうげき気圧きあつ変化へんかこった[39]

アメリカ国立こくりつ気象きしょうきょくは、トンガからやく9000kmはなれたアラスカしゅうで、噴火ふんかからおよそ8あいだはん気圧きあつ変化へんか同時どうじひとみみでもこえるてい周波しゅうはおん記録きろくされたとしている。

アメリカ地質調査所ちしつちょうさしょは、この噴火ふんかのエネルギーを表面ひょうめんマグニチュードで5.8と算出さんしゅつした[40]

予備よび観測かんそくによると、噴煙ふんえん成層圏せいそうけん大量たいりょう火山かざんせい物質ぶっしつ放出ほうしゅつしたと推定すいていされる。噴火ふんか一時いちじてき気候きこう変動へんどうこす可能かのうせいがあるとされる[41]オークランド大学だいがく科学かがくしゃは、1000ねんに1かい出来事できごとであるとした[42][43]

トンガ国内こくない被害ひがい救援きゅうえん活動かつどう[編集へんしゅう]

火山灰かざんばいおおわれるしま様子ようす

噴火ふんか首都しゅとヌクアロファの建物たてもの屋根やねに15 cmほどの火山灰かざんばいもっており、おおくの住民じゅうみん教会きょうかいあつまって避難ひなんした。16にちには教会きょうかい避難ひなんした住民じゅうみんいえもどり、商店しょうてんガソリンスタンドなども営業えいぎょうはじめたとの情報じょうほうがある。また、降灰こうかいによりみず汚染おせんされているため、飲料いんりょうすい確保かくほおおきな課題かだいになっていると教会きょうかい関係かんけいしゃはなした[44]

トンガの気象きしょう当局とうきょくは、噴火ふんか直後ちょくごの1730ふんすぎに津波つなみ警報けいほう発令はつれいし、その同国どうこく沿岸えんがん地域ちいき津波つなみせた。オーストラリア政府せいふによると、首都しゅとヌクアロファに1.2 m (3.9 ft)の津波つなみ襲来しゅうらい[3][45]太平洋たいへいよう津波つなみ警報けいほうセンターは、トンガでの津波つなみを80 cmとした[46]。トンガタプとう付近ふきんにあるアタタとう水没すいぼつしたとの情報じょうほうもある[47]トンガ海軍かいぐんによると、火山かざん近辺きんぺんにあるやく8000にんんでいるハアパイ諸島しょとう推定すいてい5 m ~ 10 mの津波つなみおそわれた可能かのうせいがある[48]。トンガの首都しゅとヌクアロファがあるトンガタプとうでは西海岸にしかいがん道路どうろ住宅じゅうたく商店しょうてんなどが津波つなみによるおおきな被害ひがいけており[44]、ヌクアロファの市街地しがいち浸水しんすいし、王宮おうきゅう被害ひがいけたため、国王こくおうトゥポウ6せい別荘べっそう避難ひなんした[30]。17にち津波つなみにさらわれたヌクアロファ在住ざいじゅうイギリスじん1人ひとり遺体いたいつかり、トンガ国内こくない確認かくにんされるはつ犠牲ぎせいしゃとなった[49][50]

この噴火ふんか影響えいきょうでトンガタプとうでは全島ぜんとう停電ていでんしたため、国外こくがいとの電話でんわインターネット通信つうしん途絶とぜつし、トンガ国内こくないのインターネット通信つうしん午後ごご6:40ごろより完全かんぜん接続せつぞく不能ふのうとなった[51]噴煙ふんえん外国がいこくぐん偵察ていさつちかづけないこともあり、噴火ふんか直後ちょくごはトンガ国内こくない噴火ふんか津波つなみ被害ひがい状況じょうきょう把握はあくできなかった[51][52][47]。また、近隣きんりんこくニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相しゅしょうは16にち記者きしゃ会見かいけんで、現地げんち情報じょうほうすじによると一部いちぶ地域ちいき停電ていでん解消かいしょうし、現地げんちでの携帯けいたい電話でんわ同士どうし通話つうわ可能かのうとなったが、他国たこくとの通信つうしん手段しゅだん遮断しゃだんされ、被害ひがい状況じょうきょう把握はあくむずかしいとしめしたほか、水道すいどうすい汚染おせんされている可能かのうせいがあるとべ、支援しえん必要ひつようせいうったえた[52][53][54]。17にちにニュージーランド政府せいふは、ヌクアロファのだい部分ぶぶん停電ていでん復旧ふっきゅうしたとあきらかにした。ニュージーランドぐんオーストラリアぐん哨戒しょうかい上空じょうくうから、沿岸えんがんでの建物たてものなどにおおきな被害ひがいがあると確認かくにんしたが、同日どうじつちゅう着陸ちゃくりく見送みおくった[44]

18にちトンガの首相しゅしょうシャオシ・ソヴァレニ同国どうこく外交がいこうかんによると、ハアパイ諸島しょとうとトンガタプとう西海岸にしかいがんおそった津波つなみ最大さいだい15 mのたかさにたっした。トンガタプとう西海岸にしかいがんでは56家屋かおく深刻しんこく被害ひがいけたため、住民じゅうみんすで避難ひなんしょうつした。また、トンガタプとう付近ふきんのアタタとう、ハアパイ諸島しょとうマンゴとうフォノイフアとうノムカとう深刻しんこく被害ひがいけたことが判明はんめいした。マンゴとうむら全体ぜんたい壊滅かいめつ状態じょうたいで、フォノイフアとうでは2けん家屋かおくしかのこっておらず、アタタとうでもおおくの家屋かおく倒壊とうかいした。また、マンゴとうとノムカとうでそれぞれ1にん死亡しぼうし、多数たすう負傷ふしょうしゃ報告ほうこくされた[4][55]

また、南太平洋みなみたいへいよう海底かいていケーブル運営うんえいする会社かいしゃ、サザンクロスケーブルの担当たんとうしゃによると、トンガとフィジーのスバをつなぐ全長ぜんちょう872 kmの海底かいていひかりケーブル破損はそんした。トンガと外国がいこくとの通信つうしんにしばらく支障ししょうつづけ、通信つうしん会社かいしゃ衛星えいせい電話でんわなどの代替だいたい手段しゅだんためしていたが、2がつ22にち、ほぼ5週間しゅうかんぶりに復旧ふっきゅうしたと担当たんとうしゃあきらかにした。一方いっぽうで、トンガの首都しゅとヌクアロファがあるトンガタプとう離島りとうむす国内こくないケーブルはいま復旧ふっきゅうしていない。同国どうこく携帯けいたい通信つうしんがけるデジセルによると、北部ほくぶ離島りとうでは通信つうしん断絶だんぜつした状態じょうたいつづいている[56] [57]

ファアモツ国際こくさい空港くうこうは、津波つなみ火山灰かざんばいにより航空機こうくうき離発着りはっちゃくができない状況じょうきょうとなった[58]。1月17にちからは滑走かっそうもった火山灰かざんばい撤去てっきょはじまり、同月どうげつ20にちになってニュージーランドからの救援きゅうえんC-130輸送ゆそう)が噴火ふんかはじめて着陸ちゃくりく同日どうじつにはオーストラリアの救援きゅうえん到着とうちゃくした[59]。1月22にちには3トンの飲料いんりょうすいせた日本にっぽん救援きゅうえん着陸ちゃくりくしている[60]。また各国かっこく艦船かんせんによる救援きゅうえん順次じゅんじおこなわれ、日本にっぽんからも、海上かいじょう自衛隊じえいたい輸送ゆそうかんおおすみ」が飲料いんりょうすい10トンやこうあつ洗浄せんじょう60だいおよび各種かくしゅ資機材しきざい搭載とうさいして派遣はけんされたほか、同時どうじ派遣はけんされた陸上りくじょう自衛隊じえいたいCH-47輸送ゆそうヘリコプター同艦どうかん拠点きょてんとして輸送ゆそう支援しえんおこなった[61]。このさいには、日本にっぽん以前いぜん供与きょうよした給水きゅうすいしゃ活用かつようされた[61]

津波つなみ潮位ちょうい変化へんか[編集へんしゅう]

噴火ふんかには火山かざん周辺しゅうへん津波つなみ発生はっせいした。トンガからとおはなれた日本にっぽんでは15にちよる気象庁きしょうちょうが「若干じゃっかん海面かいめん変動へんどうがある可能かのうせいはあるものの、被害ひがいのおそれはない」と発表はっぴょうした[62]

実際じっさいに、トンガと日本にっぽんあいだにあるサイパンではなみちいさく[46]津波つなみちいさいとみられていた。ところが、本来ほんらい津波つなみ到達とうたつ予想よそう時刻じこくより2あいだほどはやく、日本にっぽん気圧きあつ変動へんどう到達とうたつした20(日本にっぽん時間じかん)ごろから日本にっぽん各地かくち潮位ちょうい変化へんか観測かんそく。23以降いこうには予想よそうをはるかにえた1mちょう潮位ちょうい変化へんかがあったため、気象庁きしょうちょう日付ひづけわった0すぎに津波つなみ警報けいほう注意報ちゅういほう発表はっぴょうした。気象庁きしょうちょうは16にち未明みめい会見かいけんで、「地震じしんともな発生はっせいする通常つうじょう津波つなみとはことなる」とし[63]、この現象げんしょうによる災害さいがいふせぐため、津波つなみ警報けいほう仕組しくみを使つかって防災ぼうさい対応たいおうびかけたと説明せつめいした。なお、この潮位ちょうい変化へんか日本にっぽん北海道ほっかいどうから南西諸島なんせいしょとうまで[64][65][66]のほか、太平洋たいへいよう周縁しゅうえんひろ範囲はんいアメリカ西海岸にしかいがん南米なんべいなど)でも観測かんそくされた[67]。これら火山かざんからはるか遠方えんぽうで、火山かざん直近ちょっきんのトンガ国内こくない同等どうとうやそれ以上いじょう津波つなみ観測かんそくされた。

通常つうじょう津波つなみは10ふんから1あいだ程度ていど周期しゅうきで、とく遠方えんぽうからの津波つなみ周期しゅうきながくなるのにたいし、今回こんかい潮位ちょうい変動へんどうすうふん周期しゅうき異様いようみじかく、地震じしん火山かざん噴火ふんかなど海底かいてい地形ちけい変動へんどうしょうじた津波つなみ日本にっぽん到達とうたつしたとはかんがえにくいものだった。気象庁きしょうちょう急激きゅうげき気圧きあつ変化へんかによる潮位ちょうい上昇じょうしょうきた可能かのうせい指摘してきした[68]東北大学とうほくだいがく災害さいがい科学かがく国際こくさい研究所けんきゅうじょ今村いまむら文彦ふみひこは、気圧きあつ上昇じょうしょうのち潮位ちょうい変動へんどう確認かくにんされたことを指摘してきし、噴火ふんかによる空振からぶり海面かいめんたん周期しゅうきなみつくりながらすすみ、日本にっぽん付近ふきんなみ集積しゅうせきするなどして、おおきな津波つなみとなったと分析ぶんせきした。また、噴火ふんかによって太平洋たいへいよう全域ぜんいき気圧きあつ変化へんかしょうじさせ潮位ちょうい変動へんどうこしていると指摘してきしている[69][70]

ウェザーニュース日本にっぽん各地かくち急激きゅうげき気圧きあつ変化へんかをもたらした衝撃波しょうげきは空振からぶり)が地球ちきゅう一周いっしゅうして、17にちの9まえから10ぎにかけて、ふたた日本にっぽん付近ふきん通過つうかした可能かのうせいがあると指摘してきしたうえで、おおきいところで1hPa程度ていど気圧きあつ変化へんか観測かんそくされたと発表はっぴょうした[71][注釈ちゅうしゃく 1]

以下いか通常つうじょう津波つなみとはことなる潮位ちょうい変化へんか気象きしょう津波つなみ[注釈ちゅうしゃく 2] についても、津波つなみ被害ひがいふくめて記述きじゅつする。

オセアニア[編集へんしゅう]

トンガの近隣きんりんこくであるフィジーのラウ諸島しょとうカンダブとうバヌアレブとうビティレブとう一部いちぶでは高波たかなみむら浸水しんすいモゼとうモアラとう、カンダブとうタベウニとうでは津波つなみ被害ひがい報告ほうこくされた[30]アメリカりょうサモア[74]バヌアツ、オーストラリアのロード・ハウとうマッコーリーとうノーフォークとう[75]、ニュージーランドの北島きたじまチャタム諸島しょとう[76][30]にも津波つなみかんする注意報ちゅういほう発令はつれいされた。

各国かっこく以下いかのような津波つなみ観測かんそくされた。

日本にっぽん[編集へんしゅう]

潮位ちょうい変化へんか警戒けいかい立入禁止たちいりきんし措置そちをとる沖縄おきなわけん東村あずまむら慶佐次げさしわんマングローブはやし未明みめいだいいちでは漂着ひょうちゃくゴミせた)2022ねん1がつ16にち撮影さつえい

日本にっぽん気象庁きしょうちょうは、潮位ちょうい変化へんか当初とうしょ津波つなみとらえていた)の確認かくにん太平洋たいへいよう沿岸えんがん各地かくち津波つなみ警報けいほう津波つなみ注意報ちゅういほう発表はっぴょうした。鹿児島かごしまけん奄美あまみ小湊こみなとで1.2 m、岩手いわてけん久慈くじこうで1.1 mの津波つなみ観測かんそくするなど[77]各地かくち津波つなみせた。宮城みやぎけん多賀城たがじょう砂押すなおしがわでは16にち045ふんごろ、津波つなみかわ逆流ぎゃくりゅうする様子ようす確認かくにんされた[78]

津波つなみ警報けいほう発表はっぴょうおよび、1mをえるたかさの潮位ちょうい変化へんか観測かんそくされたのは、2016ねん福島ふくしまけんおき地震じしん東北とうほく地方ちほう太平洋たいへいようおき地震じしん余震よしん以来いらいである[79]。また、海底かいてい火山かざん噴火ふんかによる潮位ちょうい変化へんか日本にっぽん観測かんそくされるのは、福徳ふくとくおかじょう(2021ねん[80]つづ事例じれいとなった。

総務そうむしょう消防庁しょうぼうちょうによると、16にち7時半じはん時点じてん青森あおもりけん岩手いわてけん宮城みやぎけん千葉ちばけん徳島とくしまけん高知こうちけん宮崎みやざきけん鹿児島かごしまけんの8けんの55市町村しちょうそんで10まん8667世帯せたい、22まん9239にん避難ひなん指示しじされていた[81]

各地かくち鉄道てつどう運転うんてん見合みあわせたり航空こうくう欠航けっこうするなど、交通こうつうにもおおきな影響えいきょう[82]鉄道てつどうでは太平洋たいへいようがん路線ろせん中心ちゅうしん青森あおもりけんうち岩手いわてけんうち八戸はちのへせん全線ぜんせん岩手いわて県内けんない三陸さんりく鉄道てつどうリアスせん全線ぜんせん東北本線とうほくほんせん山田やまだせん釜石線かまいしせん一部いちぶ列車れっしゃ運休うんきゅう宮城みやぎけんうち福島ふくしまけんうち常磐線じょうばんせん宮城みやぎ県内けんない石巻線いしのまきせんなどの一部いちぶ区間くかん運転うんてん見合みあわせた[83]。また千葉ちばけんでは自治体じちたいから避難ひなん指示しじ影響えいきょう内房線うちぼうせん外房線そとぼうせん一部いちぶ区間くかん運転うんてん見合みあわせたほか、京葉線けいようせん東金線とうがねせん一部いちぶ列車れっしゃおくれや運休うんきゅう[84]航空こうくうでは日本航空にほんこうくう仙台せんだい空港くうこう奄美あまみ空港くうこう徳之島とくのしま空港くうこう発着はっちゃくする合計ごうけい27便びんのほか、スカイマーク奄美あまみ空港くうこう発着はっちゃくする一部いちぶ便びん欠航けっこうとなった[85]航路こうろでは神奈川かながわけん横須賀よこすか久里浜くりはまこう千葉ちばけん富津とみつ金谷かなやこうむす東京湾とうきょうわんフェリー欠航けっこうした[86]自動車じどうしゃどうでは静岡しずおかけん熱海あたみビーチライン千葉ちばけん九十九里くじゅうくり有料ゆうりょう道路どうろ全線ぜんせん通行止つうこうどめとなった[87]

また岩手いわてけん宮古みやふるにある岩手いわて県立けんりつ大学だいがく宮古みやふる短期大学たんきだいがくでは、1がつ16にち大学だいがく入学にゅうがく共通きょうつうテスト2にち津波つなみ警報けいほうによる交通こうつう機関きかん影響えいきょう中止ちゅうしになり、この会場かいじょう受験生じゅけんせいは1がつ30にちさい試験しけん対象たいしょうとなった。千葉ちばけん東金とうがね城西国際大学じょうさいこくさいだいがくでも、試験しけん時間じかんを1あいだげて実施じっしした。大学入試だいがくにゅうしセンター避難ひなん指示しじ影響えいきょうなどで受験じゅけんできなかった場合ばあいは、1がつ30にちおこなわれる追試験ついしけん対象たいしょうになると発表はっぴょう[88]同月どうげつ26にち津波つなみ警報けいほう注意報ちゅういほうによる公共こうきょう交通こうつう機関きかん運休うんきゅうにより、テストを受験じゅけんできなかった6にん追試験ついしけん前述ぜんじゅつ宮古みやふる会場かいじょうにて受験じゅけん予定よていだった181にんさい試験しけん対象たいしょうになったことをどうセンターがあきらかにした[89][90]

沖縄おきなわけん糸満いとまん鹿児島かごしまけん奄美あまみでは、避難ひなんするさい転倒てんとうしてそれぞれ1にん軽傷けいしょうった[91]高知こうちけん徳島とくしまけん三重みえけんなどでは潮位ちょうい変化へんかにより漁船ぎょせん沈没ちんぼつしたり転覆てんぷくしたりする被害ひがい[92]

なお、この噴火ふんかによって、1がつ22にち放送ほうそう予定よていだったテレビ朝日てれびあさひけいアニメドラえもん』のエピソード「まあまあぼう」が、噴火ふんか想起そうきさせる内容ないよう影響えいきょう急遽きゅうきょテレビとりもちさい放送ほうそう)」にえとなった。「まあまあぼう」は11月26にちあらためて放送ほうそうされた。

どき系列けいれつ(日本にっぽん時間じかん)

2022ねん1がつ16にち時点じてんで、津波つなみ警報けいほう津波つなみ注意報ちゅういほう発表はっぴょうされた沿岸えんがんと、けんしおしょ観測かんそくされた潮位ちょうい変化へんかたかさはつぎとお[104]

津波つなみ情報じょうほう 津波つなみ予報よほう名称めいしょう 津波つなみ予想よそうだか 予報よほう区内くない観測かんそくした潮位ちょうい変化へんかたかさの最大さいだい
津波つなみ警報けいほう 奄美あまみ群島ぐんとう・トカラ列島れっとう 3 m 1.2 m(もっとたか潮位ちょうい変化へんか
岩手いわてけん 1.1 m
津波つなみ注意報ちゅういほう 北海道ほっかいどう太平洋たいへいよう沿岸えんがん東部とうぶ 1 m 0.9 m
北海道ほっかいどう太平洋たいへいよう沿岸えんがん中部ちゅうぶ 0.7 m
北海道ほっかいどう太平洋たいへいよう沿岸えんがん西部せいぶ 0.3 m
青森あおもりけん太平洋たいへいよう沿岸えんがん 0.6 m
青森あおもりけん日本海にほんかい沿岸えんがん 発表はっぴょうなし
宮城みやぎけん 0.7 m
福島ふくしまけん 0.7 m
茨城いばらきけん 0.6 m
千葉ちばけん九十九里くじゅうくりそとぼう 0.4 m
千葉ちばけん内房うつぶさ 0.5 m
伊豆諸島いずしょとう 0.8 m
小笠原諸島おがさわらしょとう 0.9 m
相模さがみわん三浦半島みうらはんとう 0.4 m
静岡しずおかけん 0.7 m
愛知あいちけん外海がいかい 0.6 m
伊勢湾いせわん三河湾みかわわん 0.2 m
三重みえけん南部なんぶ 0.6 m
和歌山わかやまけん 0.9 m
徳島とくしまけん 0.5 m
高知こうちけん 0.9 m
長崎ながさきけん西方せいほう 0.3 m
宮崎みやざきけん 0.7 m
鹿児島かごしまけん東部とうぶ 0.7 m
鹿児島かごしまけん西部せいぶ 0.6 m
種子島たねがしま屋久島やくしま地方ちほう 0.7 m
沖縄おきなわ本島ほんとう地方ちほう 0.3 m
大東だいとうとう地方ちほう 0.2 m
宮古島みやこじま八重山やえやま地方ちほう 0.3 m

上記じょうきのうち、主要しゅよう地点ちてん観測かんそくした潮位ちょうい変化へんかたかさと時刻じこく以下いかとお[104]

津波つなみ予報よほう 観測かんそくてん 観測かんそく時刻じこくJST 潮位ちょうい変化へんかたかさ(最大さいだい波高はこう
奄美あまみ群島ぐんとう・トカラ列島れっとう 奄美あまみ小湊こみなと 15にち2355ふん 1.2 m
岩手いわてけん 久慈くじこう 16にち226ふん 1.1 m
北海道ほっかいどう太平洋たいへいよう沿岸えんがん東部とうぶ 浜中はまなかまち霧多布きりたっぷこう 16にち15ふん 0.9 m
小笠原諸島おがさわらしょとう 父島ちちじま二見ふたみ 15にち2252ふん
和歌山わかやまけん 串本くしもとまちふくろこう 16にち123ふん
御坊ごぼうはらい井戸いど 16にち031ふん
高知こうちけん 土佐清水とさしみず 16にち023ふん
室戸むろと室戸岬むろとみさき 16にち015ふん 0.8 m
伊豆諸島いずしょとう 八丈島はちじょうじま八重やえ 16にち34ふん

南北なんぼくアメリカ[編集へんしゅう]

ペルーでは当初とうしょ影響えいきょうはないとして津波つなみ警報けいほう発令はつれいされず、避難ひなん指示しじもなかったが[105]北部ほくぶランバイエケけん海岸かいがんでは2人ふたりが2mの津波つなみまれて死亡しぼう[106][5]中部ちゅうぶパラカスカヤオでも津波つなみ観測かんそくされた[107]。また、首都しゅとリマ近郊きんこうのラ・パンピリヤ(La Pampilla)にある製油せいゆしょでは、原油げんゆろし作業さぎょうちゅうのタンカーを津波つなみ直撃ちょくげきして衝撃しょうげき原油げんゆ流出りゅうしゅつし、海洋かいよう汚染おせん危惧きぐされる事態じたいになっている[108]チリ国家こっか緊急きんきゅう対策たいさくちょうによれば、同国どうこく北部ほくぶアタカマしゅうチャニャラルでは1.9 mの津波つなみイースターとうでは60 cmの津波つなみ観測かんそくされた[5]エクアドルでも一時いちじ津波つなみ警報けいほうされた[107]

米国べいこくではカリフォルニアしゅうサンタクルーズで1.3 mの津波つなみ観測かんそくされた。同地どうち海岸かいがん沿いの駐車ちゅうしゃじょう冠水かんすいして、一部いちぶくるまながされるなどの被害ひがい[46][109]

各国かっこく以下いかのような津波つなみ観測かんそくされた。

このほか南北なんぼくアメリカ大陸あめりかたいりくパナマ地峡ちきょう太平洋たいへいようへだてられているカリブ海かりぶかいプエルトリコでも潮位ちょうい変化へんか観測かんそくされた[46]

気候きこうへの影響えいきょう[編集へんしゅう]

この噴火ふんか近年きんねんまれ巨大きょだい噴火ふんかであったため、地球ちきゅう気候きこうにも影響えいきょうあたえるのではないかと懸念けねんされていた。しかし実際じっさいは、地球ちきゅう低温ていおんさせる二酸化にさんか硫黄いおう放出ほうしゅつりょうは1991ねんピナトゥボさん噴火ふんかやく40ぶんの1しかなく、比較的ひかくてきすくないことがわかった[110]。そのため、この噴火ふんか地球ちきゅう気候きこうあたえる影響えいきょう限定げんていてきであるとされた[111]気象庁きしょうちょう気象きしょう研究所けんきゅうじょ小畑おばたあつし室長しつちょうによれば 「地球ちきゅう全体ぜんたい気候きこう影響えいきょうするのはすくなくとも二酸化にさんか硫黄いおう放出ほうしゅつが1せんまんトン以上いじょう場合ばあい」であるという[110]

潮位ちょうい変化へんかのメカニズム[編集へんしゅう]

気象庁きしょうちょうは2022ねん4がつ7にち、トンガおき海底かいてい火山かざん噴火ふんかともな津波つなみ潮位ちょうい変化へんか)の発生はっせい原因げんいんかんする有識者ゆうしきしゃ会議かいぎ報告ほうこくしょ公表こうひょうした[112]。それによると、噴火ふんかによる空気くうき振動しんどうで「ラム」とばれる音速おんそくちかいスピード(秒速びょうそく300メートル程度ていど[113])の気圧きあつ同心円どうしんえんじょう発生はっせいし、海面かいめんされたことなどによって、潮位ちょうい変化へんか発生はっせいしたという[114]。また、気圧きあつ海面かいめんなみ共鳴きょうめいしたために日本にっぽん沿岸えんがんでも津波つなみ観測かんそくされた可能かのうせいがあることが指摘してきされた[115]同日どうじつ気象庁きしょうちょうは、この事例じれい教訓きょうくんとして、火山かざんせい津波つなみ発生はっせい予想よそうされる場合ばあいには、 気圧きあつ(ラム)の速度そくどから津波つなみ到達とうたつ時刻じこく予想よそうするよう、運用うんよう変更へんこうした[116]。 また、気象庁きしょうちょう同年どうねん7がつより火山かざん噴火ふんかともな気圧きあつによる潮位ちょうい変動へんどう名称めいしょうを「津波つなみ」に統一とういつすることや[117]噴煙ふんえん高度こうどが15,000mを超過ちょうかするだい規模きぼ噴火ふんか発生はっせいした場合ばあいに「遠地おんち地震じしんかんする情報じょうほう」(今後こんご名称めいしょう変更へんこうされる予定よてい)の枠組わくぐみを使用しようして情報じょうほう発信はっしん開始かいしすることなどを発表はっぴょうした[117]

電離でんりけんへの影響えいきょう[編集へんしゅう]

名古屋大学なごやだいがく宇宙うちゅう地球ちきゅう環境かんきょう研究所けんきゅうじょ新堀しんぼりあつしじゅとくにんじょきょう筆頭ひっとうとする研究けんきゅうチームは[8]ぜんたま測位そくい衛星えいせいシステム(GNSS) 、気象きしょう衛星えいせいひまわりジオスペース探査たんさ衛星えいせいあらせ」、電離でんりけん観測かんそく機器ききなどのデータを解析かいせきし、2023ねん5がつ23にち噴火ふんかともな同心円どうしんえんじょう気圧きあつこした電離でんりけん電子でんし密度みつど不規則ふきそく構造こうぞう観測かんそくといった宇宙うちゅう空間くうかんへの影響えいきょうについて発表はっぴょうした[12][118]

IUGONET解析かいせきツールによる解析かいせき結果けっか火山かざん噴火ふんかともなって発生はっせいした気圧きあつ到来とうらいのタイミングで、磁気じき赤道せきどうはさんで5分間ふんかんのTEC(ぜん電子でんしすう)の時間じかん変化へんか分散ぶんさん増加ぞうかしている[注釈ちゅうしゃく 3]領域りょういきあらわれていること(電離でんりけんあなまれた)」、「電子でんし密度みつど周囲しゅういくらべて1~2けた電子でんし密度みつど急減きゅうげんする多数たすうプラズマバブルが形成けいせいされたいること」が判明はんめいした[12]。このプラズマバブルはたかさ2000kmまで到達とうたつしているほか日本にっぽんのような緯度いど地域ちいき観測かんそくされるのは過去かこ研究けんきゅうからてもとてもめずらしいことである[12][118]

また、グアム設置せっちされたイオノゾンデ観測かんそくによって、電離でんりけんが250kmから400kmちかくまで上昇じょうしょうしていることがしめされ、急激きゅうげきなTEC上昇じょうしょう同期どうきしていることがかりました。この電離でんりけん上昇じょうしょうがプラズマバブルの発生はっせいかかわっていることが推察すいさつされる[12]

復興ふっこう[編集へんしゅう]

2023ねん1がつ15にち日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい(NHK)の報道ほうどうによればおおもっていた火山灰かざんばいはほぼ除去じょきょされ、津波つなみ海底かいていケーブルが損傷そんしょう通信つうしん困難こんなんになっていた電話でんわやインターネットは、離島りとうのぞいてほぼ復旧ふっきゅうし、首都しゅとヌクアロファもほぼ噴火ふんか発生はっせいまえ同等どうとう状態じょうたいまで復興ふっこうしたとしている[119]

一方いっぽう津波つなみ影響えいきょうけた地域ちいき故郷こきょうもどれない状況じょうきょうとなっている(れいとしてアタタとうから100にんほどが首都しゅとがあるトンガタプとう移住いじゅうし、まだもどれていないひともいる)[119]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ なお、国際こくさい日本にっぽん文化ぶんか研究けんきゅうセンター磯田いそだみちやウェザーニュースの解説かいせつしゃ山口やまぐちつよしひさしは、1883ねん発生はっせいしたインドネシアのクラカタウ火山かざんだい規模きぼ噴火ふんかさいにも、今回こんかい日本にっぽん到達とうたつした、津波つなみとみられるものと同様どうよう潮位ちょうい変化へんかきていたことを指摘してきしている[72][73]
  2. ^ 気象きしょう津波つなみ位置いちづけられる[73]
  3. ^ 分散ぶんさん増加ぞうかは「電離でんりけん電子でんし密度みつど不規則ふきそく構造こうぞう形成けいせい」を意味いみし、おなじくそれは「対流圏たいりゅうけん伝搬でんぱんする気圧きあつからまれた大気たいき変動へんどう上方かみがたへと伝搬でんぱんし、電離でんりけん電子でんし擾乱じょうらんこしたこと」をしめ

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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外部がいぶリンク[編集へんしゅう]