STS-69

STS-69

STS-69の打上うちあげ
任務にんむ種別しゅべつ	研究けんきゅう
運用うんよう者しゃ	NASA
COSPAR ID	1995-048A
SATCAT №	23667
任務にんむ期間きかん	10日とおか20時じ間あいだ29分ふん56秒びょう
飛行ひこう距離きょり	7,200,000 km
周回しゅうかい数すう	171
特性とくせい
宇宙うちゅう機き	エンデバー
ペイロード重量じゅうりょう	11,499 kg
乗員じょういん
乗員じょういん数すう	5
乗員じょういん	デヴィッド・ウォーカー ケネス・コックレル ジェームズ・ヴォス ジェームズ・ニューマン マイケル・ガーンハート
任務にんむ開始かいし
打うち上あげ日び	1995年ねん9月がつ7日にち 15:09:00(UTC)
打上うちあげ場所ばしょ	ケネディ宇宙うちゅうセンター第だい39発射はっしゃ施設しせつA
任務にんむ終了しゅうりょう
着陸ちゃくりく日び	1995年ねん9月がつ18日にち 11:38:56(UTC)
着陸ちゃくりく地点ちてん	ケネディ宇宙うちゅうセンター第だい33滑走かっそう路ろ
軌道きどう特性とくせい
参照さんしょう座標ざひょう	地球ちきゅう周回しゅうかい軌道きどう
体制たいせい	低てい軌道きどう
近きん点てん高度こうど	321 km
遠とお点てん高度こうど	321 km
傾斜けいしゃ角かく	28.4°
軌道きどう周期しゅうき	91.4分ふん
前列ぜんれつ：左ひだりから、コックレル、ウォーカー 後列こうれつ：左ひだりから、ガーンハート、ニューマン、ヴォス スペースシャトル計画けいかく

STS-69は、エンデバーのミッションであり、Wake Shield Facility (WSF)の2度目どめの飛行ひこうである。1995年ねん9月がつ7日にちにフロリダ州しゅうのケネディ宇宙うちゅうセンターから打うち上あげられた。

乗組のりくみ員いん

• 船長せんちょう - デヴィッド・ウォーカー (4)
• 操縦そうじゅう手しゅ - ケネス・コックレル　(2)
• ミッションスペシャリスト1 - ジェームズ・ヴォス (3)
• ミッションスペシャリスト2 - ジェームズ・ニューマン (2)
• ミッションスペシャリスト3 - マイケル・ガーンハート (1)

船ふね外がい活動かつどう

• ヴォスとゲルンハート
• 開始かいし：1995年ねん9月がつ16日にち8時じ20分ふん(UTC)
• 終了しゅうりょう：1995年ねん9月がつ16日にち15時じ06分ふん(UTC)
• 期間きかん：6時じ間あいだ46分ふん

ハイライト

船ふね外がい活動かつどうでロボットアームに捕つかまれるガーンハート

11日間にちかんのミッションで、Wake Shield Facility (WSF)の2度目どめの飛行ひこうが行おこなわれた。これは皿さら型がたの衛星えいせいで、シャトルから離はなれて数すう日間にちかん自由じゆう飛行ひこうした。WSFは、衛星えいせいを宇宙うちゅう空間くうかんに移動いどうさせ、起動きどうさせると形成けいせいされるほぼ真空しんくうの薄膜うすまくである。Spartan 201天文てんもん衛星えいせいも展開てんかい、回収かいしゅうされた。また、乗組のりくみ員いんは6時じ間あいだの船ふね外がい活動かつどうを行おこなって、国際こくさい宇宙うちゅうステーション建設けんせつのための組立くみたて技術ぎじゅつと宇宙うちゅう服ふくの性能せいのうの試験しけんを行おこなった。

Spartan 201は、シャトルでの3度目どめの飛行ひこうを行おこなった。Spartan 201のミッションは、太陽たいようと太陽たいよう風ふうの相互そうご作用さようの調査ちょうさを目的もくてきとした科学かがく研究けんきゅうである。Spartanの目標もくひょうは、太陽たいようの外層がいそう大気たいきと、そこから過去かこから地球ちきゅうに吹ふき続つづけてきた太陽たいよう風ふうへの変化へんかを解明かいめいすることである。

STS-69では、太陽たいようからの極きょく紫外線しがいせんの長期ちょうき変動へんどうを測定そくていし、イオに由来ゆらいする木星もくせいの回まわりのプラズマ環たまきからの極ごく紫外線しがいせんを研究けんきゅうすることを目的もくてきとした、5機きの飛行ひこう計画けいかくの最初さいしょとなるInternational Extreme Ultraviolet Hitchhiker (IEH-1)も宇宙うちゅうに運はこばれた。

また、Capillary Pumped Loop-2/Gas Bridge Assembly (CAPL-2/GBA)も搭載とうさいされた。この実験じっけんは、計画けいかくされるEarth Observing System ProgramとThermal Energy Storage-2で用もちいられる予定よていの冷却れいきゃくシステムの微小びしょう重力じゅうりょく環境かんきょうでの実証じっしょうを目的もくてきとして設計せっけいされたCAPL-2 Hitchhikerから構成こうせいされた。また、このペイロードの一部いちぶは、いくつかのGet Away Special (GAS)である。

宇宙うちゅうステーションの開発かいはつと関連かんれんする他ほかのペイロードには、Electrolysis Performance Improvement Concept Study (EPICS)がある。宇宙うちゅうでの水みずの電気でんき分解ぶんかいによる酸素さんそと水素すいその補給ほきゅうは、将来しょうらいの宇宙うちゅうミッションへのNASAのニーズや目標もくひょうを満みたすのに重要じゅうような役割やくわりを果はたす。機体きたい上じょうでの酸素さんその生成せいせいにより、毎年まいとしの宇宙うちゅうステーションへの補給ほきゅうを約やく5,400kg減へらすことが期待きたいされる。

搭載とうさいされたその他たのペイロードには、飛行ひこう中ちゅうの骨ほね喪失そうしつについて調査ちょうさするためのNational Institutes of Health-Cells-4 (NIH-C4)、哺乳類ほにゅうるい細胞さいぼうの重力じゅうりょく感知かんちメカニズムを調査ちょうさするためのBiological Research in Canister-6 (BRIC-6)がある。また商業しょうぎょう実験じっけんも行おこなわれた。CMIX-4の目的もくてきは微小びしょう重力じゅうりょく下かの細胞さいぼう変化へんかの分析ぶんせき及および神経しんけい-筋肉きんにくの発達はったつ障害しょうがいの研究けんきゅうである。

Thermal Energy Storage (TES-2)は、CAPL-2/GBA-6の一部いちぶの実験じっけんである。TES-2のペイロードは、微小びしょう重力じゅうりょく下かで繰くり返かえし融解ゆうかい、凍結とうけつする、フッ化かリチウム-フッ化かカルシウム共きょう晶あきら等ひとしのフッ化物ばけもの塩しおの熱ねつエネルギー貯蔵ちょぞうの長期ちょうき挙動きょどうを理解りかいするためのデータを収集しゅうしゅうするために設計せっけいされた。この実験じっけんから得えられたデータは、TESSIMと呼よばれるコンピュータコードによって正当せいとう性せいが確認かくにんされた。

外部がいぶリンク

• NASA mission summary - ウェイバックマシン（2000年ねん10月がつ19日にちアーカイブ分ぶん）
• STS-69 Video Highlights - ウェイバックマシン（2007年ねん10月がつ12日にちアーカイブ分ぶん）