吳ご祿ろく貞さだ

吳ご祿ろく貞さだ

吳ご祿ろく貞さだ（1880年ねん3月がつ6日にち—1911年ねん11月7日にち），字じ绶卿，湖北こほく雲くも夢ゆめ吳ご家か台だい人じん。清きよし末すえ军事将はた领，實則さねつね為ため臥が底そこ於清廷的革命かくめい黨員とういん。

生平おいだいら

吳ご祿ろく貞さだ全身ぜんしん像ぞう

6歲さい就讀於伯父ちち處しょ，10歲さい其父至いたり省しょう垣かき教きょう館かん，舉家遷往，由ゆかり父ちち課か讀，好こう經けい史し，尤ゆう愛あい岳たけ飛ひ詞し及熊くま廷弼文ぶん。體からだ魄たま矯健。

15歲さい喪も父ちち，迫さこ於生計せいけい，入にゅう織お布ぬの局きょく當とう童わらわ工こう。

1896年ねん，湖みずうみ廣こう總督そうとく張ちょう之の洞ほら新編しんぺん護まもる軍營ぐんえい，次じ年ねん考こう入いれ湖北こほく武備ぶび學堂がくどう。

1898年ねん，冬ふゆ被ひ選せん送おく日本にっぽん士官しかん學校がっこう第だい一いち期き習騎兵科へいか，與あずか張ちょう紹曾、藍あい天たかし蔚，並稱へいしょう「士官しかん三さん傑すぐる」。並なみ參加さんか興きょう中ちゅう會かい，廣こう泛聯絡れんらく留とめ日び學生がくせい。同時どうじ與あずか第だい二に期生きせい清せい貴族きぞく良りょう弼交誼こうぎ甚厚。

1900年ねん，八はち國こく聯れん軍ぐん侵おかせ佔北京ぺきん，康有為こうゆうい派は唐から才ざい常つね回國かいこく組織そしき自立じりつ軍ぐん勤王きんのう，吳ご祿ろく貞さだ回國かいこく參加さんか，統みつる領りょう大通だいつう軍ぐん。後こう起おこり事ごと日び期き推遲，吳ご不知ふち，仍按原ばら約やく於8月がつ9日にち率りつ先發せんぱつ難なん，僅以身み免まぬかれ，逃日復學ふくがく。

1902年ねん，畢業回かい鄂，張ちょう之の洞ほら以大通どおり舊きゅう案あん，將はた吳ご禁きん閉於弁べん學堂がくどう，訪おとずれ談だん後ご卻視之の如門生せい。張ちょう之の洞ほら先後せんご委い以鄂軍ぐん學務がくむ處しょ會かい辦、弁べん學堂がくどう總そう教習きょうしゅう、護まもる軍ぐん全ぜん軍ぐん總そう教習きょうしゅう、武備ぶび學堂がくどう會かい辦等要職ようしょく。吳ご以職務しょくむ之の便びん，常つね與あずか李り書しょ城じょう、朱しゅ和かず中なか、曹亞伯はく、耿伯釗、賀が之の才ざい等とう聚會於花園山そのやま李り步あゆみ青あお家か，計けい議ぎ革命かくめい；並なみ介かい紹劉りゅう靜しず庵あん、胡えびす瑛あきら、張ちょう難なん先さき等とう多た人じん投入とうにゅう新しん軍ぐん。諸人もろびと皆みな視し吳くれ為ため當然とうぜん領袖りょうしゅう，並稱へいしょう聚處為ため花園山はなぞのさん機關きかん部ぶ。

1903年ねん11月，應おう黃き興きょう之これ約やく，赴長沙すな參議さんぎ籌備華はな興きょう會かい事こと宜よろし。次つぎ年ねん，2月がつ，再さい赴湘出席しゅっせき華はな興きょう會かい成立せいりつ大會たいかい，預あずか議長ぎちょう沙すな起おこり義ぎ計けい劃。是ぜ時じ，清きよし廷成立せいりつ練兵れんぺい處しょ，來電らいでん指名しめい調ちょう吳ご進すすむ京きょう，吳ご本ほん不ふ欲よく往，經けい同志どうし勸告かんこく：「不入ふにゅう虎穴こけつ，焉得虎とら子こ，莫若投身とうしん中央ちゅうおう，伺機而動。」乃於5月がつ晉すすむ京きょう，充たかし任にん該處軍學ぐんがく司し訓練くんれん科か馬うま隊たい監督かんとく，毫無實權じっけん，乃請准なぞらえ去ざ陝、甘あま、新しん、蒙こうむ等地とうち考察こうさつ邊べ防ぼう。

1906年ねん秋あき，至いたり蘭あららぎ州しゅう，以便服ふく謁見えっけん陝甘總督そうとく升ます允まこと，辭じ氣き之の間あいだ未み能のう謙けん和わ遜へりくだ順じゅん ，被ひ誣其「冒おかせ充たかし欽差」，沿途「需索供應きょうおう」。鐵てつ良りょう奉たてまつ旨むね查辦，電でん升ます放ひ其回京きょう，撤去てっきょ監督かんとく差さ使し。

1907年ねん7月がつ，隨ずい新任しんにん東ひがし三さん省しょう總督そうとく徐じょ世よ昌あきら赴東北とうほく，任にん为陆军第だい六ろく镇统制。推舉柏かしわ文ぶん蔚任にん參謀さんぼう。8月，奉たてまつ徐じょ命いのち調ちょう查間島まじま問題もんだい，被ひ任命にんめい為ため延吉えんきち邊あたり務つとむ幫辦，常住じょうじゅう延吉のぶよし，以軍事ぐんじ機關きかん兼けん理り地方ちほう行政ぎょうせい。派兵はへい防ぼう守もり邊境へんきょう要よう隘，組織そしき民團みんだん，安やす撫なで僑民，並なみ親おや自じ沿圖ず們江流域りゅういき測量そくりょう河かわ流りゅう、地形ちけい，旁つくり考こう列國れっこく輿こし圖ず，違たがえ譯やく西人せいじん記載きさい，證あかし以日韓かん邦くに志こころざし，斷だん以國史し及諸名家めいか著錄ちょろく，於1908年ねん4月がつ，編輯へんしゅう成なり《延吉のぶよし邊べ務つとむ報告ほうこく書しょ》三さん冊さつ，以確鑿史實しじつ論證ろんしょう該地區ちく自じ古いにしえ以來いらい為ため中國ちゅうごく領土りょうど。吉林きつりん巡じゅん撫なで陳ちん昭あきら常つね忌き之の，將はた其調回かい。旋以延のべ邊べ交涉こうしょう事ごと急きゅう，清きよし廷迫不ふ得とく已やめ，於1909年ねん授吳陸軍りくぐん協きょう都みやこ統みつる、延吉のぶよし邊べ務つとむ督とく辦、仍駐延吉のぶよし。清きよし政府せいふ根據こんきょ吳くれ祿ろく貞さだ調ちょう查報告ほうこく， 迫さこ使つかい日方ひかた簽訂《圖ず們江中ちゅう韓かん邊べ界かい條約じょうやく》，確認かくにん延吉のぶよし為ため中國ちゅうごく領土りょうど。

吳ご在ざい延吉のぶよし時じ，為ため奉天ほうてん同盟どうめい會かい遼東りゃおとん支部しぶ主要しゅよう負ふ責せめ人じん，清きよし廷已微ほろ有ゆう所しょ聞，借か口くち經費けいひ支ささえ絀，於1910年ねん2月がつ，將はた邊あたり務つとむ督とく辦公署しょ撤銷，改あらため授吳為ため鑲紅旗はた蒙こうむ古こ副ふく都と統すべ，隨ずい肅王巡視じゅんし蒙こうむ古ふる。吳ご草くさ成なり《經けい蒙こうむ條じょう議ぎ》數すう萬まん言こと，不ふ久ひさ，被ひ派は赴德、法ほう兩國りょうこく考察こうさつ軍事ぐんじ，11月歸國きこく。

黨人とうじん李り書しょ城じょう等とう勸すすむ其謀取と一いち巡じゅん撫なで實じつ缺かけ，以利開ひらき展てん革命かくめい。同盟どうめい會員かいいん黃き愷元家いえ乃巨富きょふ，慨然がいぜん出で銀ぎん兩りょう萬まん兩りょう，饋送慶けい親王しんのう奕劻，以促成そくせい其事。慶けい親王しんのう以巡撫なで無缺むけつ，任にん其為第だい六ろく鎮統制とうせい。

遇ぐう刺とげ

武たけ昌あきら起おこり義よし，吳ご請命南みなみ征せい，冀脫羈絆きはん，而陸軍ぐん大臣だいじん蔭かげ昌あきら不ふ許もと，且抽該鎮第だい十じゅう一いち協きょう編入へんにゅう第だい一軍いちぐん南下なんか，令れい吳くれ率りつ余部あまるべ留保りゅうほ定てい待命たいめい。10月29日にち，駐ちゅう灤州陸軍りくぐん第だい二に十じゅう鎮統制とうせい張ちょう紹曾通電つうでん要求ようきゅう清しん廷立憲りっけん，清きよし廷惶懼不安ふあん，急派きゅうは海軍かいぐん大臣だいじん載の洵まこと前ぜん往疏解かい不ふ成なり，乃再派は吳くれ。吳ご、張ちょう會商かいしょう以武力りょく反はん清きよし，直ちょく搗北京ぺきん。是ぜ時じ，山西さんせい亦また宣布せんぷ袒義，舉閻錫山やま為ため都と督とく，清きよし廷直接ちょくせつ下した令れい第だい六ろく鎮第12協きょう協きょう統みつる吳ご鴻ひろし昌あきら率りつ兵へい進駐しんちゅう石いし家か莊そう，攻おさむ打だ娘むすめ子こ關せき。吳ご聞訊，星夜せいや由よし灤州趕赴石せき家か莊そう，制止せいし部隊ぶたい進攻しんこう，並なみ派は參謀さんぼう長ちょう何なに遂とげ與あずか晉すすむ民みん軍ぐん商談しょうだん合作がっさく，又また派は副官ふっかん長ちょう王おう孝たかし縝去さ武たけ昌あきら聯絡れんらく。

時とき孔あな庚かのえ自じ武たけ昌あきら來らい，向むかい吳ご陳述ちんじゅつ漢かん口こう戰況せんきょう及清軍ぐん焚燒漢かん口くち罪ざい行ぎょう，吳ご大だい憤いきどお，斷然だんぜん下した令れい截留南みなみ運うん武たけ昌あきら軍ぐん火ひ，並なみ電請でんせい清しん廷嚴懲縱火ひ軍ぐん官かん，大赦たいしゃ革命かくめい黨人とうじん。清きよし廷疑其為革命かくめい黨とう，但ただし以其地ち處しょ要衝ようしょう，不ふ敢撤換，乃佯為ため嘉よしみ許もと，並なみ於11月がつ4日にち委い其署理り山西さんせい巡じゅん撫なで进攻山西さんせい。吳ご陽よう為ため接受せつじゅ，於6日にち趕赴娘むすめ子こ關せき會かい晤山西都さいと督とく閻錫山さん，密議みつぎ組織そしき燕つばめ晉すすむ聯れん軍ぐん，由ゆかり吳ご任つとむ聯れん軍ぐん大だい都と督とく兼けん總そう司令しれい，閻和张绍曾副之の，並なみ約定やくじょう11月がつ7日にち为會師し北上ほくじょう日び期き。

阎锡山やま日び后きさき曾在1931年ねん2月がつ17日にち（辛からし未み正月しょうがつ初はつ一いち日にち）的てき日び记里详细讲述燕つばめ晋すすむ联军内情ないじょう---

太ふとし原はら光ひかり复，吴禄贞将军愿联合晋すすむ省しょう革命かくめい军，截断せつだん石せき庄しょう堵と袁世凯进京きょう，并愿先さき会かい面めん于石庄しょう。余よ欲よく往，众恐受骗，阻之。余よ曰：革命かくめい党人とうじん，岂有骗人之の吴绶卿きょう乎（绶卿为吴将はた军之字じ）。众坚阻，咸主先さき请其来らい，以观真ま象ぞう。余よ遂とげ即そく电话约吴在ざい娘むすめ子こ关会面めん，吴绶卿きょう慨允而来。初はつ见面，吴先云うん：君くん不ふ崇たかし朝ちょう而据有ゆう太ふと原はら，可か谓雄矣，但ただし今日きょう之の革命かくめい，不在ふざい山西さんせい一隅いちぐう，而在阻袁入京にゅうきょう。盖袁入京にゅうきょう，无论忠清ただきよ与あずか自じ谋，均ひとし不利ふり于革命いのち，愿すなお晋すすむ军出石せき家か庄しょう，合ごう组燕晋すすむ联军，君きみ正ただし我わが副ふく，时已迫はさま矣，请将军速决之。余よ曰：君くん谋极佩，机つくえ不可ふか失しつ，即そく开晋军全部ぶ到いた石いし，合ごう组联军，君きみ正ただし我わが副ふく。遂とげ决定吴为燕つばめ晋すすむ联军大だい都と督とく余あまり副ふく之これ。临别，吴问君くん何なん时开动。余よ曰：第だい一いち列れつ军车，随ずい君くん车之后きさき即そく发，惜吴将はた军返抵石家か庄しょう旋即被ひ刺とげ而计划未果はて（吴禄贞清军第六ろく镇统制せい）。

時とき袁世凱已やめ受命じゅめい組閣そかく，以除吳くれ為ため急務きゅうむ，乃密遣や被ひ吳くれ革かわ職しょく的てき原はら協きょう統みつる周しゅう符ふ麟潛入せんにゅう石せき家か莊そう，以2萬元巨款收買吳之衛隊長馬うま惠田えた行くだり刺とげ。11月7日にち凌しのげ晨，吳ご在ざい石いし家か莊そう車しゃ站司令しれい部ぶ草くさ擬なずらえ復ふく張ちょう紹曾聯れん軍ぐん入京にゅうきょう急電きゅうでん，才さい写うつし完かん“愿すなお率りつ燕つばめ晋すすむ子弟してい一いち万まん八はち千せん人にん以从”，墨ぼく迹未干ひ，馬うま惠田えた率りつ暴徒ぼうと突然とつぜん闖入ちんにゅう，將はた吳ご戕害，取と其首級きゅう而去。參謀さんぼう張ちょう世よ膺、副官ふっかん周しゅう維楨同時どうじ遇ぐう難なん，时间为11月がつ7日にち（辛からし亥い九きゅう月がつ十じゅう七なな[辛からし巳み]）凌りょう晨1点てん多た。

吴禄贞遇刺とげ真相しんそう从一开始就扑朔迷离。吴遇刺とげ第だい二に天てん（11月8日にち，辛からし亥い九きゅう月がつ十じゅう八はち[壬みずのえ午うま]），清きよし廷便称しょう“昨さく吳くれ祿ろく貞さだ被ひ戕，當とう即そく派は段だん祺瑞前ぜん往查辦確情じょう，尚なお未み覆くつがえ奏そう。” 但ただし是ぜ派は原ばら六ろく镇统制せい段だん祺瑞带人去さ查，其实等とう于没查，也不了りょう了りょう之の，到いた11月16日にち（九きゅう月がつ廿にじゅう六ろく[庚かのえ寅とら])时，湖こ北道ほくどう御ご史し温ゆたか肃却上了りょう一道奏折论吴禄贞之死——

又また奏かなで、已やめ故こ大だい員いん包藏ほうぞう禍か心こころ，反はん形かたち已やめ著ちょ，請宣示しめせ罪狀ざいじょう，以快人心じんしん而伸國法こくほう。竊已故山こざん西にし巡じゅん撫なで吳ご祿ろく貞さだ，跋扈ばっこ素もと著ちょ，曾游學がく東洋とうよう，歸き後ご昌あきら言げん排はい滿まん革命かくめい不ふ諱いみな。此次武たけ昌あきら事ごと起おこり，該員首くび與あずか黎はじむ元もと洪ひろし通謀つうぼう，又また東ひがし說せつ灤州軍隊ぐんたい，西にし煽あふ太ふと原げん叛兵，截留前ぜん敵てき軍ぐん械，並なみ欲よく阻絕南北なんぼく交通こうつう以抄第だい一軍いちぐん之の後こう路ろ，皆みな該員主謀しゅぼう。以至旬日じゅんじつ之の閒あいだ，畿輔幾いく於震驚おどろき，朝廷ちょうてい為ため其要挾はさみ。旋於正ただし定てい軍次ぐんじ，為ため其部下か戕斃，赴正定てい縣けん出で首くび，此事人じん言げん鑿鑿。若わか不明ふめい正せい其罪，勢いきおい將はた以倉猝被害ひがい，蒙こうむ邀恤典てん，而下手へた刺殺しさつ之これ人にん，且以凶手きょうしゅ而罹法網ほうもう，是非ぜひ不明ふめい，功罪こうざい倒置とうち，則のり人心じんしん去さ矣。得とく旨むね、著ちょ陳ひね夔龍迅即查明據よりどころ實じつ覆くつがえ奏そう。原はら摺すり著ちょ鈔給閱看。

《清史きよし稿こう》卷まき25《宣せん统皇帝こうてい本ほん纪》辛からし亥年いどし九月涉及吴禄贞和溫肃的部分如下——

九きゅう月がつ乙おつ丑うし朔ついたち...戊つちのえ寅とら...命いのち第だい六镇统制吴禄贞署山西巡抚。...己おのれ卯う，诏许革命かくめい党人とうじん以法律ほうりつ组政党せいとう。资政院いん言げん汉口之くちの役やく，官かん军惨杀人民じんみん，请敕停战。谕袁世よ凯按治ち军官罪ざい，商しょう民みん损失由よし国家こっか偿之。吴禄贞奏，遣や员入敌军劝告，下した令れい停とま攻おさむ击，亲赴娘むすめ子こ关抚慰革命いのち军，诏嘉之の。...戊子ぼし...吴禄贞以兵へい至いたり石せき家か庄しょう，为其下か所しょ杀。御ご史し温ゆたか肃劾禄ろく贞包藏ほうぞう祸心，反はん形かたち显著。诏陈夔龙按查。...

直ちょく隶总督とく陈夔龙奉たてまつ命いのち查案，仍然无法查出所以ゆえん然しか，日にち后きさき在ざい其著作ちょさく《梦蕉亭てい杂记》里さと，谈到“滦州兵へい变”时，如此讲道——

奉たてまつ軍ぐん張ちょう紹曾佔據灤州車しゃ站，威い脅おびえ朝廷ちょうてい立憲りっけん。結納ゆいのう新しん授晉撫なで吳ご祿ろく貞さだ，帶おび領りょう第だい六鎮全軍駐紮石家莊，據よりどころ直ちょく晉すすむ交界之の道みち，擬なずらえ俟前驅ぜんく赴太原げん受事訖，即そく回かい戈ほこ直ちょく赴北京ぺきん；紹曾亦また由よし灤赴京きょう，兩道りょうどう夾攻都城みやこのじょう，圖ず不ふ世よ之の大だい舉。石いし家か莊そう軍隊ぐんたい並なみ可か阻截項こう城じょう入にゅう鄂之師し，不能ふのう北上ほくじょう，以免後顧こうこ之の慮おもんばか，用もちい計けい誠まこと為ため狡ずる毒どく。幸さいわい天たかし奪だつ之これ魄たま，祿ろく貞さだ忽ゆるがせ為ため隊たい下か亂らん兵へい戕害，一說為項城遣人暗殺。後こう雖奉旨むね命いのち余あまり查辦，卒そつ莫得其實在じつざい情じょう形がた。然しか先さき除じょ此一害がい，紹曾勢ぜい孤こ，氣き為之ためゆき奪だつ。

虽然有人ゆうじん强きょう解かい认为陈夔龙直ちょく指ゆび袁世凯主谋暗杀，但ただし是ぜ陈是老ろう官僚かんりょう，仅仅写うつし他所よそ知道ともみち和わ听到的てき而已，而且很无奈地表明ひょうめい查不出で真相しんそう来らい。

袁世凯二に公子こうし袁克文ぶん在ざい十じゅう余よ年ねん後ご出版しゅっぱん的てき辛からし丙へい秘ひ苑えん里さと的てき“刺とげ吴案内幕うちまく”，却这样描述じゅつ吴被刺とげ的てき个中隐秘——

適てき吳ご祿ろく貞さだ簡山西にし巡じゅん撫なで，大兄たいけい知ち吳ご有ゆう異い志こころざし，約やく為ため兄弟きょうだい。每夜まいよ，吳ご以巨帽ぼう覆くつがえ首くび，輕けい車くるま過か錫すず拉ひしげ衚衕大兄たいけい寓ぐう宅たく，大兄たいけい屏へい退すさ僕ぼく從したがえ，深ふか室しつ密談みつだん。執と帖じょう田た鴻恩こうおん，先さき公こう舊きゅう僕ぼく，使つかい隨ずい侍さむらい大兄たいけい。田た覺さとし吳ご隱避いんぴ可か疑うたぐ，且知大兄たいけい以數萬金まんきん授吳，乃密入にゅう窺聽，聞有奪だつ彰あきら德とく、斷だん後ご路ろ之の語かたり，大だい駭，急きゅう走はし書しょ告つげ予よ。予よ邀張、袁議籌防衛ぼうえい，以炮兵へい守もり鐵道てつどう橋梁きょうりょう，機關きかん槍やり隊たい佐さ之の，阻其來らい途と，且使人じん至いたり石せき家か莊そう探さがせ吳ご舉措。吳ご至いたる石いし家か莊そう，止とめ不入ふにゅう晉すすむ，邀將士し議ぎ劫こう彰あきら德とく。有ゆう先さき公おおやけ舊きゅう部ぶ隸吳軍ぐん下か，聞議憤いきどお甚，夜よる入いれ吳くれ室しつ刺殺しさつ之の。彰あきら德とく官かん紳しん初はつ聞吳已やめ剋期來らい劫こう，甚為惶懼，予よ與あずか張ちょう、袁力為ため慰解，而中心ちゅうしん焦こげ灼，慮おもんばか兵へい寡不足ふそく分ぶん佈。旋知吳ご見み殺ころせ，一時人心始釋然矣。

至いたり于主谋是谁，一说是清朝军咨府的良りょう弼主しゅ使つかい，这在後来こうらい山西さんせい帮助建たて成しげる的てき吴禄贞墓吴的碑文ひぶん有ゆう提ひさげ及；也有やゆう学者がくしゃ认为是ぜ第だい六镇里亲袁官兵自发所为；还有认为是ぜ良りょう弼派陈其采さい与あずか袁世凯所派は周しゅう符ふ麟两人じん共同きょうどう买凶为之，其中载涛持もち此说甚力。

更さら有ゆう如徐じょ珂的てき清きよし稗ひえ类钞“会かい党とう类”的てき“兴中会かい及同盟どうめい会かい”部分ぶぶん，提つつみ及革命いのち党人とうじん所しょ策さく划实施ほどこせ的てき暗くら杀時如此描述---

黨人とうじん之の以謀暗殺あんさつ而著聞ちょぶん於時者しゃ，申さる言ごと之の，則のり自じ史ふみ堅けん如謀はかりごと炸兩廣こう督とく署しょ事こと外がい，有ゆう吳ご樾之これ炸考察こうさつ各國かっこく憲政けんせい五ご大臣だいじん，未成みせい而吳死し；有ゆう徐じょ錫すず麟之これ槍やり斃安徽巡撫なで恩おん銘めい；有ゆう汪ひろし兆ちょう銘めい之これ謀はかりごと炸攝政せっしょう王おう；有ゆう溫ぬる生なま才ざい之これ炸死廣州こうしゅう將軍しょうぐん孚まこと琦；有ゆう熊くま成基せいき之これ謀はかりごと炸載の洵まこと；有ゆう陳ちん敬たかし嶽だけ之これ謀はかりごと炸廣東水ひがしみず師し提督ていとく李り準じゅん，未成みせい而陳被ひ捕と；有ゆう周しゅう之の貞之さだゆき擊げき死し廣州こうしゅう將軍しょうぐん鳳おおとり山さん；有ゆう彭家珍めずらし之これ擊げき死し軍ぐん諮はか使つかい良りょう弼；最後さいご又また有ゆう謀はかりごと炸袁世よ凱者。至いたり山西さんせい巡じゅん撫なで吳ご祿ろく貞之さだゆき被ひ刺とげ而歾，則のり滿まん洲しゅう軍ぐん官かん為之ためゆき，非ひ民みん黨とう所為しょい也。

黄き鸿寿在民ざいみん国こく三さん年ねん（1914年ねん）写うつし就，四よん年ねん（1915年ねん）出版しゅっぱん的てき清史きよし纪事本末ほんまつ最後さいご一いち卷かん，即そく卷まき八十やそ《民みん軍ぐん起おこり事ごと及下詔みことのり辭じ位い》，也认为是满洲军官所しょ为（夹在江あるえ苏光复和释放汪ひろし兆铭之间）——

署しょ山西さんせい巡じゅん撫なで吳ご祿ろく貞さだ在ざい石いし家か莊そう被ひ刺とげ。祿ろく貞さだ任にん第だい六ろく鎮統制とうせい，以蔭昌あきら兵へい在ざい漢かん姦かん虜とりこ燒しょう殺ころせ，因いん奏そう言ごと蔭かげ昌あきら督とく師し無む狀じょう，乃參謀さんぼう易えき廼（按：原文げんぶん如此，但ただし有ゆう误，应为易えき乃谦）逢迎所しょ致，請旨嚴げん懲。蔭かげ昌あきら惡あく之の，禁衛きんえい軍ぐん第だい一協協統良弼嫉之尤甚，故こ改あらため命いのち爲ため晉すすむ撫なで以釋其兵柄がら，又また重じゅう賂まいない其部下か第だい十じゅう二協協統周符麟，使つかい引旗兵へい，於是月がつ十じゅう七夜刺殺祿貞於石家莊營次。時とき陸軍りくぐん部ぶ馬ば兵科へいか科か長ちょう張ちょう世よ膺以事ごと來らい營中，亦また遇ぐう害がい。

但ただし更さら多た人ひと认为主ぬし谋就是ぜ袁世凯，这在1913年ねん4月がつ黄き兴悼念遇ぐう刺身さしみ亡ほろび的てき宋そう教きょう仁ひとし的てき挽联里さと可か以看出で：

前年ぜんねん杀吴禄ろく贞，去年きょねん杀张振武たけし，今年ことし又また杀宋教きょう仁じん；你说是ぜ应桂かつら馨かおる，他た说是洪ひろし述じゅつ祖そ，我わが说确是ぜ袁世凯。

1912年ねん秋あき天たかし李り书城去さ北京ぺきん探さがせ访曾任にん吴禄贞秘书，後来こうらい担任たんにん北洋ほくよう政府せいふ交通こうつう总长的てき张志潭时，他た直接ちょくせつ指出さしで主ぬし谋就是ぜ袁世凯，“杀吴禄ろく贞的是ぜ袁世凯；袁不杀吴禄ろく贞，就不能ふのう来き到いた北京ぺきん，袁的全ぜん盘计划就无从实现。”何なに遂とげ在ざい1924年ねん与あずか段だん祺瑞的てき三公子段宏业谈到吴禄贞遇刺时，段だん竟称赞凶手しゅ马惠田でん“是ぜ英雄えいゆう，够朋友ほうゆう，他た的てき行ぎょう动省了りょう不ふ少しょう不ふ少しょう的てき事こと。”

纪念

民みん國こく元年がんねん3月がつ7日にち，臨時りんじ大だい總統そうとう孫まご中山なかやま予よ吳くれ祿ろく貞さだ以大將軍だいしょうぐん例れい賜たまもの恤，全文ぜんぶん如次——

“

据すえ陆军部ぶ呈てい称しょう：“窃维荡涤中原なかはら，肇はじめ建けん民みん国こく，为先祖せんぞ复累世よ之の仇かたき，为后人造じんぞう无穷之の福ぶく，实赴义先烈れつ捐躯洒血，以有今日きょう。起おこり义以来いらい，效こう命いのち疆场，碎身さいしん沙漠さばく，若わか将はた若わか士し，更さら仆难数すう。而吴禄ろく贞、张世膺、周しゅう维桢三さん氏し者しゃ，为同胞どうほう惨死ざんし，尤ゆう最さい凄すご怆，宜むべ先さき抚恤者しゃ也。爰采各国かっこく抚遗恤亡之の例たとえ，定てい抚恤章程しょうてい：凡此起おこり义诸将士しょうし兵卒へいそつ，或ある遇ぐう害がい于行伍ご，或ある遭凶于暗昧，均ひとし按其等とう级高下か，呈てい请赐予よ一时恤金及遗族恤金，以酬忠ちゅう烈れつ，而励将来しょうらい。查吴禄ろく贞应照あきら大将たいしょう军例，赐一时恤金きん一いち千せん五ご百ひゃく元げん，遗族每年まいとし恤金八はち百ひゃく元もと；张世膺照先さき右みぎ将はた军例，赐一时恤金きん一いち千せん一いち百ひゃく元げん，遗族每年まいとし恤金六ろく百ひゃく元もと；周しゅう维桢照あきら大だい都と尉じょう，赐一时恤金きん九きゅう百ひゃく元げん，遗族每年まいとし恤金五ご百ひゃく元げん。拟请从先酌しゃく准じゅん赐予三さん氏し恤金，以为我わが共和きょうわ开国报功酬むくい庸いさお之これ先さき表ひょう，宣せん示しめせ天下でんか，以不负忠烈れつ之の意い。为此呈てい请查核かく，伏ふく乞照准じゅん施行しこう”等とう情じょう前まえ来らい。查民国こく新成しんせい，宜むべ有ゆう彰あきら勋之典てん。吴、张、周三しゅうぞう氏し，当とう义师甫はじめ起おこり之の日にち，即そく阴图大だい举，绝彼南下なんか之の援，以张北きた伐き之これ势。事こと机つくえ甫はじめ熟じゅく，遽毙凶刃きょうじん，叠被重じゅう伤，身み首くび异处，死し事ごと至いたり惨むご，而抚恤之典てん尚なお尔缺如けつじょ。该部所しょ称たたえ，实属深ふか明大めいだい体たい，应准如所请，风示天下でんか。此令。

”

之これ后きさき在ざい3月がつ14日にち（吴禄贞阴历生日び元もと月つき廿にじゅう六ろく）在ざい上海しゃんはい等とう地ち公おおやけ祭さい和わ追悼ついとう吴禄贞，孙中山なかやま親ちかし撰せん祭文さいぶん，贊さん道どう：

荆山楚すわえ水すい，磅礴精しらげ英えい，代だい有ゆう伟人，振ふ我わが汉声。觥觥吴公，盖世之の杰，雄お图不展てん，捐躯殉国じゅんこく。

昔むかし在ざい东海，谈笑相しょう逢，倡义江こう淮，建けん牙きば大通だいつう。契ちぎり阔十じゅう年ねん，关山万まん里り，提ひさげ兵へい燕つばめ蓟，壮たけし心こころ未み已やめ。

滦州大だい计，石せき庄しょう联军，将はた犁虏廷，建たて不ふ世よ勋。猰貐磨すり牙きば，蜂はち虿肆毒どく，人にん之の云うん亡ほろび，百ひゃく世せい莫赎。

并有不ふ少しょう人ひと敬けい送おく挽联，尤ゆう以革命いのち元もと勋黄き兴的てき最さい为有名めい，曰：

李り北平きたひら之の将はた略りゃく，韩侍中ちゅう之の边功，大だい厦正资材，公おおやけ缓须臾，万里早空胡马迹；

罗斯伯はく其激昂げっこう，来き君きみ叔其惨烈さんれつ，二に难同赴义，我わが悲后死し，九きゅう原げん莫负故こ人心じんしん！

后きさき人じん一般只采对联最后的两小段，遂とげ成なり“公おおやけ缓须臾，万里早空胡马迹；我わが悲后死し，九きゅう原げん莫负故こ人心じんしん！”其中上じょう联里的てき“李り北平きたひら”指ゆび西にし汉著名ちょめい将はた领李り广，因よし李り广曾担任たんにん右みぎ北平きたひら郡こおり守まもる，时常侵犯しんぱん边境的てき匈奴きょうど人ひと对李广甚是ぜ敬けい畏かしこ而不敢犯边；“韩侍中ちゅう”指ゆび北きた宋そう名めい臣しん韩琦，当年とうねん韩以镇守西にし陲立下か边功，黄き兴在此暗指ゆび吴禄贞当年ねん驻守延のべ边并为清廷取得しゅとく間あいだ岛一案いちあん的てき外交がいこう成功せいこう，可か与あずか韩琦防止ぼうし西にし夏なつ侵おかせ宋そう相可しょうか比ひ拟；下か联里的てき“来き君きみ叔”为来らい歙，为东汉初期き大臣だいじん，平定へいてい蜀しょく地ち的てき公おおやけ孙述时被其派出はしゅつ的てき刺客しかく刺とげ杀，临终前ぜん忍にん痛つう写うつし完かん对东汉光武みつたけ帝みかど的まと表ひょう章あきら，然しか后きさき抽出ちゅうしゅつ刺客しかく的てき刀かたな刃ば而死。

2022年ねん3月がつ的てき位い于石家か庄しょう长安公こう园的吴禄贞墓

民みん国こく二に年ねん11月7日にち，吴禄贞墓建たて成しげる，迁葬吴、张、周しゅう三さん人にん於石いし家か莊そう，孙中山なかやま有ゆう派は員代かずよ為ため致祭。1982年ねん，吴禄贞墓迁至石せき家か庄しょう长安公こう园，現げん列れつ為ため重點じゅうてん保護ほご文物ぶんぶつ。有ゆう《吳ご綬卿先生せんせい遺のこ詩し》二に卷かん行ぎょう世よ。

2022年ねん3月がつ的てき位い于石家か庄しょう长安公こう园的重点じゅうてん文物ぶんぶつ保ほ护单位い-吴禄贞墓标识

吴禄贞、张世膺、周しゅう维桢三烈士灵位也在台北たいぺい圆山忠ちゅう烈れつ祠ほこら文ぶん烈士れっし祠ほこら里さと供奉ぐぶ。

参考さんこう文献ぶんけん

• 李り惠めぐみ民みん: 吴禄贞殉难新探さがせ
• 《湖北こほく省しょう志こころざし人物じんぶつ誌し稿こう》