北前 船
概要
歴史
江戸 時代
また
しかし
明治 時代
その
名称
北前 船 の一 年
1
下 り(対馬 海流 に対 して順流 )- 3
月 下旬 頃 、大阪 を出帆 。 - 4 - 5月、
航路 上 の瀬戸内海 ・日本海 で、途中 商売 をしながら北上 。 - 5
月 下旬 頃 、蝦夷 が島 (北海道 )に到着 。
- 3
上 り(対馬 海流 に対 して逆流 )- 7
月 下旬 頃 、蝦夷 が島 を出帆 。 - 8 - 10月、
航路 上 の寄港 地 で商売 をしながら南下 。 - 11月
上旬 頃 、大阪 に到着 。
- 7
北前 船 の荷
蝦夷 地 の人々 への飲食 品 (米 や酒 、砂糖 )、瀬戸内海 各地 の塩 (漁獲 物 の塩漬 けに不可欠 )、日常 生活 品 (衣服 や煙草 、紙 、瀬戸内 沿岸 産 の蝋燭 )、藁 製品 (縄 や筵 )など。また、近畿 圏 では木綿 (大和 絣 など)・菜種 (菜 の花 )など高級 商品 を栽培 するために、北風 家 が介入 して葛下 郡 築山 村 (当初 広大 な大谷 村 の一部 )で「ぐろ田 」法 、「くろ田 」法 、「上 げ田 」法 、「島 畠 」法 、「島 畑 」法 と言 われる水田 の土 あげをして栽培 する方法 が開発 された。司馬 遼 太郎 の「菜 の花 の沖 」の風景 は、築山 村 近隣 である、司馬 遼 太郎 の母方 の當麻 での幼年 時代 の記憶 がベースになっていると言 われている。「ぐろ田 」法 は大和 から河内 に当初 広 まり、やがて畿内 一 円 に広 まり、北前 船 の下 り荷 の内容 を助 けることとなった。栽培 に上 り荷 の干鰯 や鰊 粕 (商品 作物 栽培 のための肥料 )などが大量 消費 されたことは言 うまでもない。
昆布 ロード
北前 船 の地域 への影響
北前 船 の寄港 地
北海道 では箱 館 、松前 、江差 、熊石 、上ノ国 (以上 渡島 国 )、紗 那 、泊 (以上 千 島国 )、網走 (以上 北見 国 )、根室 (以上 根室 国 )、厚岸 、釧路 (以上 釧路 国 )、様似 、門別 (以上 日高 国 )、苫小牧 、室蘭 (以上 胆振 国 )、小樽 、余市 、寿都 (以上 後志 国 )、久春 古丹 (以上 樺太 )[要 出典 ]奥羽 では深浦 、十 三 湊 、青森 、土崎 湊 [要 出典 ]西海 道 では長崎 (以上 肥前 国 )、津屋崎 (以上 筑前 国 )、田野浦 (以上 豊前 国 )[要 出典 ]酒田 以南 の寄港 地 は佐渡 、能登 、但馬 、石見 、長門 、下関 、備後 、大坂 [要 出典 ]大坂 以東 の寄港 地 は紀伊 、伊勢 、駿河 、伊豆 、江戸 [要 出典 ]
ほかに
北前 船 で活躍 した主 な船主
現代 における北前 船
また、2007
北前 船 を主要 テーマとする博物館
北前 館 -兵庫 県 豊岡 市 。- なにわの
海 の時空 館 -大阪 府 大阪 市 (閉館 )。 高田屋 顕彰 館 ・歴史 文化 資料 館 -兵庫 県 洲本 市 。北前 船 、菱 垣 廻船 、樽 廻船 、安宅 船 などの船 模型 がある。淡路 ワールドパークONOKORO -兵庫 県 淡路 市 。1985年 にほぼ原寸 大 で復元 造船 され、後 に日本 近海 を回航 し、バンクーバー国際 交通 博覧 会 (EXPO'86)にも出展 された「辰 悦 丸 」(上 の写真 および上記 参照 )が展示 されている。ただし、長期間 陸上 で展示 する事 と、完成 後 に決定 した航海 を含 めた全 ての安全 性 (公的 機関 許可 事情 等 を含 む)も考慮 して、木造 船 として建造 した後 に鉄板 等 で補強 し、かつ帆柱 も短 くするなどしたもので、正確 な復元 船 ではないという見解 がある[13][10]。
佐渡 国 小木 民俗 博物館 -新潟 県 佐渡 市 。原寸 大 で復元 された「白山 丸 」があり、中 に入 ることもできる。北前 船 回船 問屋 森 家 -富山 県 富山 市 岩瀬 。「旧 森 家 住宅 」として国 の重要 文化財 に指定 。北前 船 の回船 問屋 の様式 が残 されている[14]。馬場 家 (旧 馬場 家 住宅 ) -富山 県 富山 市 岩瀬 。岩瀬 の5大 回船 問屋 の中 で、最大 の廻船 問屋 の店舗 兼 住宅 であり、住宅 規模 も隣家 の森 家 よりも大 きい。国 の登録 有形 文化財 に登録 されている。高岡 市 伏木 北前 船 資料 館 -富山 県 高岡 市 伏木 。石川 県 銭 屋 五 兵衛 記念 館 -石川 県 金沢 市 。北前 船 の里 資料 館 -石川 県 加賀 市 。輪島 市 黒島 天領 北前 船 資料 館 -石川 県 輪島 市 。- みくに
龍 翔 館 -福井 県 坂井 市 。 北前 船主 の館 ・右近 家 -福井 県 南 越前 町 。- みちのく
北方 漁船 博物館 -青森 県 青森 市 。原寸 大 で復元 され、帆走 も可能 な「みちのく丸 」がある。 奥藤 酒造 郷土 館 -瀬戸内 の赤穂 塩 を積 み出 していた坂越 の豪商 「奥藤 家 」にある酒蔵 に開設 された、酒造 と廻船 の博物館 。赤穂 市立 歴史 博物館 には、当時 の塩 廻船 の復元 模型 船 (縮尺 1/3)展示 されている。- むかし
下津井 回船 問屋 -岡山 県 倉敷 市 。当時 の回船 問屋 の1軒 を修理 ・復元 した資料 館 。
北前 船 を題材 とする作品
備考
脚注
- ^ a b
北前 船 コトバンク - ^
石井 (1995年 a)、125頁 。 - ^
石井 (1995年 a)、127頁 。 - ^ a b
野間 晴雄 「東 アジア「地中海 」における歴史 生態 基盤 の地域 性 と文化 交渉 」『東 アジア文化 交渉 研究 .別冊 』第 8号 、関西大学 文化 交渉 学 教育 研究 拠点 (ICIS)、2012年 2月 、113-137頁 、ISSN 1882-7756、NAID 110008895346。 - ^
昆布 ロードがもたらした明治維新 と食 文化 (機関 誌 『水 の文化 』54号 、和船 が運 んだ文化 ) - ^
薩摩 藩 を勝 ち組 にした「昆布 ロード」明治維新 へ情報 ・資金 蓄 える(withnews、2015年 ) - ^
読売新聞 北陸 支社 『北前 船 ー日本海 こんぶロード』、北日本新聞社 『昆布 ロードと越中 ー海 の架 け橋 』などがある。 - ^
寺島 良 安 『和漢 三 才 図会 』吉川弘文館 、1906年 復刻 (原著 は1713年 (正徳 3年 ))、1032-1033頁 ・『大坂 より西国 および北国 に至 る海路 』の項 - ^
石井 (1995年 b)、36-37頁 。 - ^ a b
北前 船 (1989年 ) - ^
江差 町 史 (1997年 〉 - ^ [
解説 スペシャル]北前 船 で連携 訪日 客 誘致 へ…寄港 11市町 地方 振興 期待 『読売新聞 』朝刊 2018年 5月 3日 (2018年 5月 8日 閲覧 )。 - ^
石井 (1995年 b)、40-43頁 、297 - 300頁 。 - ^
富山 で北前 船 は「バイ船 (せん)」と呼 ばれていて、これは「倍 、倍 」儲 かるからだと森 家 では紹介 される。
参考 文献
石井 謙治 『和船 I』法政大学 出版 局 〈ものと人間 の文化 史 〉、1995年 。ISBN 978-4588207617。石井 謙治 『和船 II』同上 〈同上 〉、1995年 。ISBN 978-4588207624。- 『
夢 とロマンを満載 して北前 船 ――日本海 を帆走 (はし)り太平洋 を渡 る』1989年 7月 20日 。 - 『
江差 町 史 』第 11巻 通説 5、江差 町 、1997年 。 小 納 弘 『荒海 の北前 船 』 ほるぷ出版 、1982年 。加藤 貞仁 『北前 船 寄港 地 と交易 の物語 』無明 舍 出版 、2002年 。ISBN 4-89544-317-5加藤 貞仁 『海 の総合 商社 北前 船 』無明 舍 出版 、2003年 。ISBN 4-89544-328-0清水 金二 『北前 船 と日本海 の時代 』校倉 書房 、1997年 。ISBN 4-7517-2730-3高田 宏 『日本海 繁盛 記 』岩波 新書 、1992年 。ISBN 4-00-430208-0高田 宏 『海 と川 の物語 』学陽書房 、1996年 。ISBN 4-313-47007-7牧野 隆信 『北前 船 の研究 』法政大学 出版 局 、2005年 、OD版 。ISBN 4-588-92026-X関野 章代 「北前 船 の足跡 を訪 ねて」『梅花女子大学 食 文化 学部 紀要 』第 9号 、梅花女子大学 食 文化 学部 、2021年 3月 、1-39頁 、doi:10.20832/00000237、ISSN 2432-0455、NAID 120006994823。
関連 書
中西 聡 『北前 船 の近代 史 (増補 改訂 版 )-海 の豪商 たちが遺 したもの』成山 堂 書店 (2017/11/23)
関連 項目
外部 リンク
北前 船 ~未来 海道 ものがたり~(石川 県 )羽咋 市 歴史 民俗 資料 館 〜西村 忠兵衛 - 「とやまの
北前 船 」普及 啓発 事業 (日本海 学 推進 機構 ) 日本海 を知 る北前 船 (日本海 にぎわい・交流 海道 ネットワーク)小樽 市 博物館 (小樽 市 )