ダニエル書
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『ダニエル
概要
[批評
[内容
[ダニエルと新 バビロニア(1章 から6章 )
[- ダニエルと
三 人 の若者 (1章 )
- ネブカドネツァル
王 の夢 (2章 )
王 は自分 の見 た夢 に思 い悩 まされる。王 がどんな夢 を見 たか、夢 およびその解 き明 かしを賢人 達 に求 めたが誰 も答 えられず、皆殺 し寸前 の所 でダニエルが夢 とその解 き明 かしを王 に告 げた[5]。
燃 え盛 る炉 に投 げ込 まれる三 人 (3章 )
王 の造 った金 の像 を拝 む事 を拒否 した3人 が炉 に投 げ込 まれるが生還 する[6]。
大 きな木 の夢 (4章 )
王 はまた夢 を見 る。バビロンの知者 達 にその解 き明 かしを求 めるが、ダニエルしか答 えられなかった。そして王 にその解 き明 かしが臨 む[7]。
壁 に字 をかく指 (5章 )
- ベルシャザル
王 の宴会 で突然 人 の手 の指 が現 れ、壁 に「メネ、メネ、テケル、ウパルシン」という文字 を書 く。王 はひどく取 り乱 すが、今回 も解 き明 かしはダニエルにしか出来 なかった。内容 はバビロニア帝国 の終 わりを意味 しており、その夜 の内 にベルシャザル王 は殺 され、ダリヨスという人物 が国 の統治 権 を得 る[8]。(キュロス2世 による新 バビロニア征服 )
獅子 の洞窟 に投 げ込 まれるダニエル(6章 )
- ダリヨス
王 にもダニエルは起用 されるが他 の総督 らは快 く思 わず、ダニエルが履行 できない禁令 をつくり、ダニエルが獅子 の洞窟 に投 げ込 まれるように図 るが何 も害 を与 えられなかった。ダリヨス王 は今度 はダニエルを訴 えた人々 をその妻子 と共 に獅子 の洞窟 に投 げ込 み、彼 らは骨 までかみ砕 かれる事 になった[9]。
-
王 に答 えるダニエル
ダニエルの幻視 (7章 から12章 )
[四 つの獣 の幻 (7章 )
- ベルシャザル
王 の元年 にダニエルが見 た幻 。海 から四 つの大 きな獣 が上 がってくる。「鷲 の翼 を持 つ獅子 」、「三 本 の肋骨 を咥 えた熊 」、「翼 と頭 が四 つある豹 」、「十 の角 と鉄 の歯 を持 つ恐 ろしく強 い獣 」である。「日 の老 いたる者 」や「人 の子 のような者 」も登場 する[10]。
雄 羊 と雄 ヤギの幻 (8章 )
- ベルシャザル
王 の治世 の第 三 年 にダニエルが見 た幻 。「長 さの異 なる2本 の角 を持 つ一 匹 の雄 羊 」を「目 の間 に一 つの角 を持 つ一 匹 の雄 やぎ」が倒 すという内容 。雄 羊 はメデアとペルシャの王 を、雄 やぎはギリシヤの王 を表 している[11]。
定 めの七 十 週 (9章 )
終 わりのときについての幻 (10章 から12章 )
- ペルシャの
王 クロスの第 三 年 にダニエルが見 た幻 。末 の日 に臨 む大 いなる戦 いを意味 する事柄 を啓示 される。ペルシャやギリシャ、エジプト、北 の王 、南 の王 、ミカエル、キッテムの船 、などが登場 する。常 供 の燔祭が取 り除 かれてから1290日 が定 められている[13]。紀元前 160年代 のアンティオコス・エピファネス4世 の弾圧 下 の様子 を記 したものであるとする説 もある。
-
三 本 の肋骨 を咥 えた熊 -
雄 羊 を攻 める雄 やぎ
外典
[ダニエル
脚注
[参考 文献
[泉田 昭 ほか編 編 『新 聖書 辞典 』いのちのことば社 、1985年 9月 。ISBN 4-264-00706-2。- E・ケアンズ『
基督教 全 史 初代 から現代 まで』聖書 図書 刊行 会 訳 、聖書 図書 刊行 会 、1957年 3月 。 -原題 :Christianity Through the Centuries。 - エドモン・ジャコブ『
旧約 聖書 』西村 俊昭 訳 (改訂 新版 )、白水 社 〈文庫 クセジュNo.444〉、2004年 (原著 1986年 5月 )。ISBN 4-560-05444-4 。 -原題 :L’Ancien Testament。