(Translated by https://www.hiragana.jp/)
デストロイド - Wikipedia コンテンツにスキップ

デストロイド

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
マクロスシリーズ > デストロイド

デストロイド (Destroid) は、テレビアニメちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』をはじめとする作品さくひんぐんマクロスシリーズ」に登場とうじょうする架空かくう兵器へいき

「Destroy(破壊はかい)」と「Android(ひとがたロボット)」をわせた造語ぞうご総称そうしょうされる、陸戦りくせんようそく歩行ほこうロボット兵器へいき体系たいけい

概要がいよう[編集へんしゅう]

デストロイドは1982ねん発表はっぴょうされた『ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』においてはじめて登場とうじょうする架空かくうのロボット兵器へいきである。作品さくひん世界せかい地球ちきゅうがわメカオーバーテクノロジー (OTM) もちいた現代げんだい兵器へいき進化しんかがたであり、ロボット兵器へいき分類ぶんるい航空機こうくうきけい可変かへん戦闘せんとう(Variable Fighter、ヴァリアブル・ファイター)と、陸上りくじょうけいのデストロイドに大別たいべつされる。可変かへん戦闘せんとうとデストロイドの双方そうほうあしそく歩行ほこうするのは共通きょうつうだが、デストロイドにはかおのようなパーツはなく、りょううでには砲塔ほうとうやミサイルポッドがついている。カラーリングもカーキしょくオリーブドラブといったいたいろをしたものがおおく、戦車せんしゃのような陸戦りくせん兵器へいきとしてデザインされている[ちゅう 1]

サブメカであるデストロイドは、主役しゅやく可変かへん戦闘せんとうバルキリー活躍かつやくする空中くうちゅうせんアクションのかたわらで、「機動きどうせいおとるやられメカ」としてえがかれることがおおい。しかし徹底てっていしたミリタリー意匠いしょうや、細身ほそみでしなやかなバルキリーにたいし、重厚じゅうこうなデザインで独特どくとくのリアリティーあふれる存在そんざいかんはなち、『マクロス』のSF世界せかいかんひろげている。

ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』に登場とうじょうするデストロイドのデザインはほぼすべて宮武みやたけ一貴かずたかおこなった[ちゅう 2]。デザインや愛称あいしょう大元おおもと現存げんそんする戦闘せんとう車両しゃりょうで、モンスターはM50オントスはし反動はんどうほう[2]、ディフェンダーはゲパルトはしたい空砲くうほう[3]をモチーフにした。宮武みやたけによればデストロイドは玩具おもちゃ・プラモデルの商品しょうひん前提ぜんていとしたもので、当時とうじ人気にんきガンプラてきがわジオンぐん中心ちゅうしんだったため、味方みかた地球ちきゅうがわ)のラインナップがそろうよう、さまざまなバリエーションをかんがえたという[4]

1980年代ねんだい初期しょきのいわゆる「リアルロボット作品さくひんにおいては、コンバットアーマー(『太陽たいようきばダグラム』)、アーマードトルーパー(『装甲そうこう騎兵きへいボトムズ』)などとともに、ハードSF指向しこうの「陸戦りくせんよう量産りょうさん兵器へいき」というカテゴリーを開拓かいたくした。とくにデストロイドが画期的かっきてきであったのは、戦略せんりゃく思想しそうもとづく「砲撃ほうげきがた」「格闘かくとうがた」などの機体きたいバリエーションがそろえられていたてんであった。各々おのおの開発かいはつ思想しそうべられており、形状けいじょう機能きのうなども合理ごうりてきで、車台しゃだい下半身かはんしん)を共用きょうようし、武器ぶき上半身じょうはんしん)を交換こうかんするというアイデアにもどころがあった(これをかし、タカトクトイスしき玩具おもちゃ「デストロイド・コンバージョンキット」を販売はんばいしている)。複雑ふくざつなデザインも立体りったいけで、アニメではあまりうごかさないことを前提ぜんていとしていた。そのため、目立めだ活躍かつやくシーンは数少かずすくないが、それでもだい27あいながれる」ではモンスターをせめて1だけでもかそうと、メカ作画さくがはんが3かげつかけて格納庫かくのうこ床板とこいたくカットをえがいた。巧妙こうみょう設定せっていには、パワードスーツのイラストなどでられるスタジオぬえ個性こせい十分じゅうぶん反映はんえいされていた。

これらのコンセプトはのちの日本にっぽん国内こくない作品さくひんかぎらず、米国べいこくウォーゲームシリーズ『バトルテック』で意匠いしょう流入りゅうにゅうこるなど、日本にっぽん国外こくがい作品さくひんにおけるロボット兵器へいき概念がいねんにも多大ただい影響えいきょうあたえた(「メック(MECH)」のこう参照さんしょう)。

げきちゅう設定せってい[編集へんしゅう]

1999ねん地球ちきゅうほしじん宇宙船うちゅうせん落下らっかした。のちに「マクロス」とづけられたこのふね艦内かんない構造こうぞうから、やく10m前後ぜんごほしじんのものと想像そうぞうされた。地球人ちきゅうじんるいはこのほしじん仮想かそうてきとし、これに対抗たいこうできる兵器へいき開発かいはつ模索もさくした。デストロイドは統合とうごう陸軍りくぐん提案ていあんもとづき、宇宙うちゅう防衛ぼうえいラインじょう惑星わくせい衛星えいせいじょうにおける拠点きょてん直衛なおえ兵器へいきとして2000ねん3がつより開発かいはつ開始かいしされた。海軍かいぐん空軍くうぐん汎用はんようバトロイド開発かいはつしぼりこんだのにたいし、陸軍りくぐんはオーバーテクノロジーによる技術ぎじゅつ進化しんかから、兵器へいき体系たいけいひろげる方針ほうしんった。このため、かく軍事ぐんじメーカーによる開発かいはつ競争きょうそうのすえ、じつ多様たよう機種きしゅ制式せいしき採用さいようされることになり、作戦さくせん展開てんかいよう強襲きょうしゅう揚陸ようりくかんダイダロス建造けんぞうされた。ほしじん対抗たいこうするため地球ちきゅうをひとつの政府せいふのもとに統合とうごうする「地球ちきゅう統合とうごう政府せいふ」の樹立じゅりついそがれ、「統合とうごう戦争せんそう」とばれる統合とうごうぐんとこれに対抗たいこうするはん統合とうごう同盟どうめい戦争せんそう勃発ぼっぱつ、デストロイドの試作しさくがた実戦じっせん投入とうにゅうされる。

2009ねん巨人きょじんぞくゼントラーディぐんとの開戦かいせん母艦ぼかんダイダロスごと宇宙うちゅうれていかれたデストロイド部隊ぶたいは、もっぱらSDF-1マクロス手薄てうす対空たいくう砲火ほうかおぎな移動いどう砲台ほうだいとしての任務にんむ従事じゅうじする(艦内かんない市街地しがいち再建さいけん作業さぎょうされもする)。巨大きょだい宇宙うちゅう戦艦せんかん同士どうし砲火ほうかまじえ、衛星えいせい軌道きどうじょうからの砲撃ほうげき惑星わくせいごと殲滅せんめつするような戦局せんきょくにおいて、陸戦りくせん兵器へいき本来ほんらい運用うんよう思想しそう意味いみさなかったのである。宇宙うちゅう空間くうかんでは唯一ゆいいつ、マクロスの強攻きょうこう戦術せんじゅつダイダロス・アタックにおいては物量ぶつりょう火力かりょくによる威力いりょく存分ぞんぶん発揮はっきし、陸戦りくせんよう量産りょうさん兵器へいきてきした戦況せんきょう活躍かつやくせる。

後年こうねん可変かへん戦闘せんとう中心ちゅうしんとした運用うんよう体制たいせいのなかで、機動きどうりょくくデストロイドは相対そうたいてき目立めだたない存在そんざいとなっていく。2040年代ねんだいには旧型きゅうがた土木どぼく重機じゅうき転用てんようされたり、射撃しゃげき訓練くんれん標的ひょうてきにされたりしている。続編ぞくへんマクロス7』のだい15ではデストロイドという呼称こしょう使用しようされず、「バトロイド」と総称そうしょうされる。それでも、対地たいち攻撃こうげきようという概念がいねん可変かへん戦闘せんとう系譜けいふまじわり、可変かへん攻撃こうげき(バリアブル・アタッカー:VA)や可変かへん爆撃ばくげき(バリアブル・ボマー:VB)などの亜種あしゅとしてきながらえる。

2059ねん舞台ぶたいの『マクロスF』には軍用ぐんようデストロイドと作業さぎょうようデストロイドが登場とうじょうする。マクロス・クォーター強攻きょうこう戦術せんじゅつマクロス・アタックでは、ダイダロス・アタックを彷彿ほうふつさせる敵艦てきかん内部ないぶへの一斉いっせい射撃しゃげきおこなう。また、主要しゅようキャラクターのひとりカナリア・ベルシュタインVB-6 ケーニッヒモンスター専用せんようとして運用うんよう、CGアクションならではの豪快ごうかいかつ重厚じゅうこううごきをせる。

2090年代ねんだいえがいた『ちょう時空じくう要塞ようさいマクロスII -LOVERS AGAIN-』では、トマホーク、ディフェンダー、ファランクス、モンスターの発展はってんがた登場とうじょうする。この時代じだいでも下半身かはんしん共通きょうつうプラットフォームとする設計せっけい思想しそう継続けいぞくされ、しもあしのローラーで移動いどうする仕組しくみはシャイアンとそうつうずる(ただし、メカニックデザインとしてはこちらのほうがさきである)。

機種きしゅ[編集へんしゅう]

型式けいしき番号ばんごうは「型式けいしきめい-シリーズ番号ばんごう-タイプ」をあらわす。

03シリーズまでが試作しさくがたで、04シリーズの原型げんけいMBR-04-Mk.Iの名称めいしょう「デストロイド」が全体ぜんたいをあらわす総称そうしょうとなった。系統けいとうはおもにビガースしゃ、クラウラーしゃ共同きょうどう開発かいはつした04シリーズと、センチネンタルしゃ、クランスマンしゃ共同きょうどう開発かいはつした07シリーズがある。04シリーズはおもねつかく反応はんのうエンジンと歩行ほこう制御せいぎょシステムを内蔵ないぞうする下半身かはんしん共通きょうつうプラットフォームとすることで、量産りょうさんせい運用うんようせい向上こうじょうやコストダウンをはかっている。たとえるならトマホークが主力しゅりょく戦車せんしゃ、ディフェンダーがはし対空たいくう機関きかんほう、ファランクスがはし対空たいくうミサイルで、共通きょうつうシャーシをもちいたAFVのファミリーおな発想はっそうといえる。

シャイアン[編集へんしゅう]

しょもと
ADR-03-Mk.III シャイアン
分類ぶんるい デストロイド
所属しょぞく 地球ちきゅう統合とうごうぐん
開発かいはつ センチネンタル / クランスマン
ぜんこう 9.87m
全備ぜんび重量じゅうりょう 25.9t(GAU-12×2装備そうびがた
エンジン おも)クランス・マッファイ ガスタービンエンジンAGT1200
ふく)GE EM9G 燃料ねんりょう発電はつでん
出力しゅつりょく おも)1200SHP
ふく)450kW
武装ぶそう GAU-12 25mm 5砲身ほうしんガトリング機関きかんほう×2
RIM-116 4連装れんそうミサイルランチャー×2
(GAU-12とRIM-116は選択せんたくしき
7.6mm機銃きじゅうとう

2008ねん舞台ぶたいにした『マクロス ゼロ』に登場とうじょう型式けいしきはADR-03-MkIII。04シリーズの前身ぜんしんといえる初期しょきのデストロイドで、トマホークとディフェンダーのなかあいだがた統合とうごう戦争せんそう末期まっきの2008ねんプロトカルチャー遺跡いせき争奪そうだつせんにおいて、統合とうごうぐん実戦じっせん投入とうにゅうする。

りょううでにGAU-12 25mm5砲身ほうしんガトリングほう装備そうびする。うではガトリングほう後方こうほうにVF-0と同型どうけいのマニピュレーターと、精密せいみつ作業さぎょうよう小型こがたマニピュレーターを搭載とうさいしており、作業さぎょうには回転かいてんさせて使用しようすることもできる。また、うでは4連装れんそう対空たいくうミサイルランチャーにかわそうすることも可能かのう股間こかんには対人たいじんようの7.6mm機銃きじゅうとう搭載とうさいしている。

CVN-99空母くうぼアスカIIの艦載かんさいとして配備はいびされる。艦上かんじょうでは対空たいくう砲座ほうざ固定こていされているが、近距離きんきょり戦闘せんとう砲座ほうざから射出しゃしゅつされ、あしのローラーにより甲板かんぱんじょう高速こうそく移動いどうする。背部はいぶロケットモーターにより短時間たんじかんのホバリング移動いどう可能かのう

オクトス[編集へんしゅう]

しょもと
オクトス
分類ぶんるい 水陸すいりく両用りょうよう可変かへんデストロイド
所属しょぞく はん統合とうごう同盟どうめい
開発かいはつ ダイムラー・ハイパースペース
ルビーン海洋かいよう工学こうがく中央ちゅうおう科学かがくきょく
ぜんこう 11.2m
全備ぜんび重量じゅうりょう 55.15t
エンジン 水中すいちゅうようだい容量ようりょう燃料ねんりょう電池でんちクラスター
陸上りくじょうようディーゼルターボエンジン
後期こうきがた反応はんのうタービンエンジン
武装ぶそう 12.7mm連装れんそうビーム機銃きじゅう砲塔ほうとう×1
ビフォーズ57mm用途ようと連射れんしゃほう×1
8連装れんそうミサイルランチャー×1
対人たいじん機銃きじゅう

『マクロス ゼロ』に登場とうじょうはん統合とうごう同盟どうめい水陸すいりく両用りょうよう可変かへんデストロイド。はん統合とうごう支持しじのダイムラー・ハイパースペースしゃとルビーン海洋かいよう工学こうがく中央ちゅうおう科学かがくきょく共同きょうどう開発かいはつによって2006ねんに1号機ごうき完成かんせいした。生産せいさんコストの関係かんけいから生産せいさん少数しょうすうとどまったが、統合とうごう戦争せんそうではけい92生産せいさんされ、戦争せんそう末期まっきプロトカルチャー遺跡いせき争奪そうだつせんにも投入とうにゅうされる。

水中すいちゅうでは手足てあしたたんだ潜水せんすいかん形態けいたい行動こうどうし、上陸じょうりく四肢しし展開てんかいして四足しそく歩行ほこうじゅうそう砲撃ほうげき形態けいたいとなる。水中すいちゅうでの最大さいだい速度そくどやく40ノット。陸戦りくせんよんきゃく形態けいたい整地せいちでは最大さいだい時速じそく45kmでよんきゃく歩行ほこうするが、あしには整地せいち移動いどうよう車輪しゃりん装備そうびされており最大さいだい時速じそく95kmで移動いどうできる。このあしはクローハンドをそなえており、水中すいちゅうでは格闘かくとうよう使用しようすることもできる。後期こうきがたには小型こがた反応はんのうタービンエンジンが搭載とうさいされたことで水中すいちゅうでの移動いどう速度そくど最大さいだい45ノットにがり、エネルギー転換てんかん装甲そうこう稼動かどうできるようになった。統合とうごう戦争せんそう統合とうごうぐんにより28生産せいさんされたとわれているが、ゼントラーディとのだいいちほしあいだ大戦たいせんによって生産せいさんラインが破壊はかいされる。

西暦せいれき2059ねんのマクロス・フロンティア船団せんだん舞台ぶたいとした小太刀こだち右京うきょう小説しょうせつ「アルカトラス・デイ」(『マクロスF VISUAL COLLECTION シェリル・ノーム FINAL』に掲載けいさい)では宇宙うちゅう移民いみん時代じだい技術ぎじゅつ改修かいしゅうされた新鋭しんえいの「オクトス bis」が登場とうじょうする。しゅ武装ぶそうとしてVF-19EFようのガンポッドを装備そうびしており、たか火力かりょくほこる。防御ぼうぎょへいそうとしてエネルギー転換てんかん装甲そうこうやECMジャミング装置そうち装備そうびする。フロンティアしん統合とうごうぐん特殊とくしゅ部隊ぶたいにて使用しようされており、暴動ぼうどう発生はっせいしたアルカトラズ刑務所けいむしょ鎮圧ちんあつ出動しゅつどうする。

プロトタイプ・モンスター[編集へんしゅう]

しょもと
HWR-00-Mk.IP プロトタイプ・モンスター
分類ぶんるい デストロイド
所属しょぞく 地球ちきゅう統合とうごうぐん
開発かいはつ ビガース / センチネンタル
生産せいさん形態けいたい 試作しさく
ぜんこう 22.2m(ほう先端せんたんまで)
全備ぜんび重量じゅうりょう 252.5t
エンジン おも)ギャランド WT1001 ねつかく反応はんのう
しん中州なかす重工じゅうこう CT6A ねつかく反応はんのう×2
出力しゅつりょく おも)11500SHP
)380SHP×2
武装ぶそう ビガース40cmえきひやしき液体えきたい推薬キャノンほう×4
内蔵ないぞうしきレールガン×2
乗員じょういん人数にんずう 3めい

『マクロス ゼロ』に登場とうじょう。ビガース / センチネンタルしゃ共同きょうどう開発かいはつした、HWR(Heavy Weight Robot)-00モンスターシリーズの先行せんこう試作しさくがた型式けいしき番号ばんごうはHWR-00-Mk.IP。2007ねん2がつにロールアウトし、統合とうごう戦争せんそう末期まっきの2008ねんプロトカルチャー遺跡いせき争奪そうだつせんにおいて、統合とうごうぐんが1のみ実戦じっせん投入とうにゅうする。カラーリングはグレー。

りょううでには、とりあしおもわせる砲撃ほうげき反動はんどう制御せいぎょようクローハンドがいている。機体きたい後部こうぶにはドーザーブレードが設置せっちされており、砲撃ほうげき後退こうたい防止ぼうし使用しようされる。『マクロス ゼロ』げきちゅうでは使用しようされないが、設定せっていではうでには片側かたがわ3のレールガンを内蔵ないぞうしており[5]、『マクロスアルティメットフロンティア』ではこの仕様しよう再現さいげんされている。頭部とうぶに4もん装備そうびされたビガース40cmえきひやしき液体えきたい推薬キャノンほう砲身ほうしんにOTM素材そざい使用しようすることでやく160kmという射程しゃてい実現じつげんしており、爆発ばくはつりょく調整ちょうせいがた反応はんのう弾頭だんとう装填そうてん可能かのう。また、監視かんし衛星えいせいとリンクすることで、着弾ちゃくだん誤差ごさを10m以内いないおさえることができる(かみ)。

映像えいぞう以前いぜん設定せってい[よう文献ぶんけん特定とくてい詳細しょうさい情報じょうほう]によれば、Mk.Iは当初とうしょりょううでのない状態じょうたい通称つうしょう「ロングトム」)としてロールアウトしていたとされている。そのにクローハンドを装着そうちゃくしこの状態じょうたい(Pがた)となり、さらに生産せいさんがた(Mk.II)のロールアウト相次あいついでほんおな仕様しよう改装かいそうほどこされていったようである。

トマホーク[編集へんしゅう]

しょもと
MBR-04-Mk.VI トマホーク
分類ぶんるい じゅうそう砲撃ほうげきがたデストロイド
所属しょぞく 地球ちきゅう統合とうごうぐん
開発かいはつ ビガース / クラウラー[6]
ぜんこう 11.27m(頭部とうぶまで)[6]
全備ぜんび重量じゅうりょう 31.3t[6]
エンジン おも)クランス・マッファイ MT828 ねつかく反応はんのう
ふく)GE EM9G 燃料ねんりょう発電はつでん[6]
出力しゅつりょく おも)2800SHP
ふく)450kW[6]
武装ぶそう マウラー PGB-11 荷電かでん粒子りゅうしビームほう×2
ラミントン M-89 空冷くうれいマシンガン×2
アストラ TZ-III ガンクラスター×2
(レーザーほう機関きかんほう火炎かえん放射ほうしゃなど)
ビフォーズ 12連発れんぱつロケットだんランチャー×2
エリコーン 6連発れんぱつ対空たいくう自己じこ誘導ゆうどうミサイル×1
乗員じょういん人数にんずう 2めい

2009ねん舞台ぶたいにする『ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』に登場とうじょうするじゅうそう砲撃ほうげきがたデストロイド。型式けいしきめいMBR (Main Battle Robot) は現用げんよう主力しゅりょく戦車せんしゃ、MBT (Main Battle Tank) に由来ゆらいする。機体きたい前面ぜんめん各種かくしゅ武装ぶそうはいし、集中しゅうちゅうてき火力かりょくによりなか近距離きんきょりいきてき陸上りくじょう兵力へいりょく殲滅せんめつする。

Mk.IVははじめて制式せいしき採用さいようされたデストロイドシリーズの主力しゅりょくであり、MK.Iのりょううで荷電かでん粒子りゅうしビームほうえ、さらなる火力かりょく向上こうじょうはかっている。格闘かくとう能力のうりょく低下ていかは、胸部きょうぶガンクラスターの機関きかんじゅうグレネードランチャー、火炎かえん放射ほうしゃなどの近接きんせつ兵器へいきおぎなっている。かたうではウェポンベイとして随時ずいじかわそう可能かのうで、04けい特徴とくちょうである上半身じょうはんしん独立どくりつした燃料ねんりょう発電はつでんにより稼動かどうする。Mk.VIは出力しゅつりょく強化きょうかがたで、右肩みぎかたにエリコーン対空たいくう自己じこ誘導ゆうどうミサイル6連発れんぱつオプションパックを装備そうびしている。

主力しゅりょく戦車せんしゃてき機体きたいであり、6れん対空たいくうミサイルをつとはいえ、04けいのなかではマクロス艦上かんじょうにおいてもっとも防空ぼうくう任務にんむ不向ふむきであったが、ダイダロス・アタックときにはさい前列ぜんれつ陣取じんどり、水平すいへい方向ほうこうへの強力きょうりょく攻撃こうげきりょくせつける。

カメラアイをおおうへんこうシールドは、試作しさくがた先行せんこう量産りょうさんがた赤色あかいろけいひかり外部がいぶ反射はんしゃするが、量産りょうさんがたでは緑色みどりいろけいひかり反射はんしゃするなど、初期しょきがた後期こうきがたでは仕様しよう差異さい存在そんざいする[7]

本編ほんぺん登場とうじょうの「じゅうバトロイド・MBR-08-MKII」とは装備そうび共通きょうつうはかられており、うでユニットの交換こうかん想定そうていされていた[8]

小太刀こだち右京うきょう小説しょうせつマクロス・ザ・ライド』ではコストパフォーマンスのさが評価ひょうかされ、近代きんだい改修かいしゅうされた機体きたいが2058ねんのマクロス・ギャラクシー所属しょぞくとして登場とうじょうする。

ディフェンダー[編集へんしゅう]

しょもと
ADR-04-Mk.X ディフェンダー
分類ぶんるい 対空たいくう迎撃げいげきがたデストロイド
所属しょぞく 地球ちきゅう統合とうごうぐん
開発かいはつ ビガース / クラウラー[6]
ぜんこう 10.73m(アンテナまで)[6]
全備ぜんび重量じゅうりょう 27.7t[6]
エンジン おも)クランス・マッファイ MT828 ねつかく反応はんのう
ふく)GE EM10T 燃料ねんりょう発電はつでん[6]
出力しゅつりょく おも)2800SHP
ふく)510kW[6]
武装ぶそう エリコーン TYPE966 PFG 78mmえきひや高速こうそく自動じどうほう
通称つうしょうコントラベスII)2連装れんそう×2
乗員じょういん人数にんずう 1めい

ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』に登場とうじょうする対空たいくう迎撃げいげきがたデストロイド。型式けいしきめいADRはAnti-air Defense Robotの略称りゃくしょう近代きんだい兵器へいき対空たいくう戦車せんしゃ相当そうとうする。

04シリーズの発展はってんてき運用うんようがたのひとつで、りょううでの2れん対空たいくうほうからだい口径こうけい78mmだんを1砲身ほうしんあたりごとぶん500はつ(4もんけいごとぶん2,000はつ発射はっしゃ可能かのう[6]たまたいりょうかた交換こうかんしき弾倉だんそうから供給きょうきゅうされる。宇宙うちゅう空間くうかんでのちょう遠距離えんきょり射撃しゃげき目標もくひょうとした精密せいみつなレーダー照準しょうじゅんシステムが搭載とうさいされるが、接近せっきんされると追尾ついびいつかず「後追あとお射撃しゃげき」となる弱点じゃくてんがある。そのため効果こうかてき対空たいくう射撃しゃげきができたとはいがたい。またコストめん量産りょうさんさまたげとなり、機体きたい配備はいびすうびなかった[6]

艤装ぎそう作業さぎょうまえ緊急きんきゅう発進はっしんしたマクロスでは、脆弱ぜいじゃく防空ぼうくう火力かりょく課題かだいとなる。ディフェンダーはわりにその砲座ほうざ配置はいちされ、バトルポッドなどてき機動きどう兵器へいき迎撃げいげきたる。

ファランクス[編集へんしゅう]

しょもと
SDR-04-Mk.XII ファランクス
分類ぶんるい 宇宙うちゅうよう近接きんせつ防空ぼうくうがたデストロイド
所属しょぞく 地球ちきゅう統合とうごうぐん
開発かいはつ マクロス艦内かんない兵器へいき工廠こうしょう[9]
ぜんこう 12.05m(サーチライト上端じょうたんまで)[9]
全備ぜんび重量じゅうりょう 47.2t[9]
エンジン おも)クランス・マッファイMT828 ねつかく反応はんのう
ふくしん中州なかす重工じゅうこうCT03 小型こがたねつかく反応はんのう
出力しゅつりょく おも)2800SHP
ふく)970kW[9]
武装ぶそう ハワード SHIN-SHM10 たん射程しゃていだか機動きどう自己じこ誘導ゆうどうミサイル 22はつポッド×2
通称つうしょう:デリンジャー22連装れんそうミサイルポッド)
テクスコ DARDA-3C 電子でんしけい破壊はかいようグレーザ・レーダー(探知たんち兵器へいき
乗員じょういん人数にんずう 1めい

ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』に登場とうじょうする宇宙うちゅうよう近接きんせつ防空ぼうくうがたデストロイド。型式けいしきめいSDRはSpace Defense Robotの略称りゃくしょう対空たいくうまたはかん対空たいくう迎撃げいげきミサイルランチャーに相当そうとうする。宇宙うちゅうようとされているが、地上ちじょうでの運用うんようえがかれている。

地球ちきゅう帰還きかん途中とちゅうのマクロスないで、防空ぼうくうりょく補強ほきょう応急おうきゅうさくとして、ふところはいられるとなにもできないディフェンダーの弱点じゃくてんおぎなうべく急遽きゅうきょ開発かいはつされ、2009ねん7がつにロールアウトする[9]対空たいくう射撃しゃげきくぐって急速きゅうそく接近せっきんするてきたい正面しょうめんからミサイルの弾幕だんまくるというショートレンジの迎撃げいげき任務にんむである。デストロイドの歩行ほこうけい剰余じょうよパーツを使つかい、単純たんじゅんげきちっぱなししきミサイルポッドをけた簡素かんそ設計せっけいで、さらにげきちゅうでは頭部とうぶ形状けいじょうことなる機体きたい[ちゅう 3]存在そんざいしたりと、「現場げんばわせ」のわせの機体きたいかんつよい。しかしふくにも反応はんのうエンジンをもち、大型おおがた推進すいしんノズルをかせば短時間たんじかんこう機動きどう運動うんどう可能かのうであり、稼動かどうレンジはきわめてせまいが、コストパフォーマンスてきには一応いちおう成功せいこうさくといえる[9]

胸部きょうぶないガンマ線がんません照射しょうしゃしきレーダーは、最大さいだいボリュームでてきけるとパイロットをやきころせすることができる。地球人ちきゅうじん同士どうし戦争せんそうでは人道的じんどうてき兵器へいきとみなされるが、ほしじんとの交戦こうせんでは使用しようされた模様もようである。

スパルタン[編集へんしゅう]

しょもと
MBR-07-Mk.II スパルタン
分類ぶんるい 近接きんせつ格闘かくとうがたデストロイド
所属しょぞく 地球ちきゅう統合とうごうぐん
開発かいはつ センチネンタル /クランスマン[9]
ぜんこう 11.31m(かたまで)[9]
全備ぜんび重量じゅうりょう 29.4t[9]
エンジン グゲンハイマー DT2004 ねつかく反応はんのう[ちゅう 4]
出力しゅつりょく 3,200SHP[9]
武装ぶそう アストラ TZ-IV ガンクラスター×1
(レーザーほう機関きかんほう火炎かえん放射ほうしゃなど)
マウラー RQV-10 対空たいくうレーザー機銃きじゅう×2
ビフォーズ 12連発れんぱつ近接きんせつ自己じこ誘導ゆうどうロケットだんランチャー×2
ノーマンバンクス CH2 typeD 格闘かくとうようクローハンド×2
乗員じょういん人数にんずう 1めい

ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』に登場とうじょうする近接きんせつ格闘かくとうがたデストロイド。ほしじんとの肉弾にくだんせん想定そうていした歩兵ほへいてき機体きたい。Mk.Iに対空たいくう火器かき付加ふかしたのがMk.IIで、のちにMk.Iもぜんこの仕様しよう改装かいそうされた[9]

04けいことなる設計せっけい思想しそうをもつ07けいは、こう出力しゅつりょく反応はんのう動力どうりょく1駆動くどうする。ふく動力どうりょくのぞいて軽量けいりょうし、じゅう装甲そうこう敏捷びんしょう運動うんどう性能せいのう両立りょうりつした。りょううで火砲かほうまたはミサイル・ポッドとして機能きのうし、うで可動かどう歩行ほこうちゅう重心じゅうしんバランス維持いじ補助ほじょてき意味合いみあいしかない -04けいことなり、デストロイドちゅうではめずらしく両手りょうて五指ごしのマニピュレーターになっており、バトロイドほどの器用きようさはないものの、ものつかむことくらいはできる。腰部ようぶ複雑ふくざつ動力どうりょく伝達でんたつけい故障こしょうおもDT2000シリーズの開発かいはつ遅延ちえんから、04けいのようなバリエーション展開てんかいかなわなかったが、理想りそう主義しゅぎてき高性能こうせいのうはパイロットから評価ひょうかされた。これら07けい設計せっけい思想しそうはセンチネンタルしゃかかわるバトロイドの開発かいはつにもフィードバックされた。

実際じっさい格闘かくとうせんでも、ひとまわりおおきいてき戦闘せんとうポッドおよびバトルスーツ相手あいて健闘けんとうする。

後年こうねん戦後せんご統治とうちゼントラーディひと不満ふまん分子ぶんし鎮圧ちんあつ活動かつどうにおける警察けいさつ警備けいび活躍かつやくでの利用りよう目立めだつ(だい34では主人公しゅじんこう一条いちじょうあきら搭乗とうじょうする)。このさいには専用せんよう暴徒ぼうと鎮圧ちんあつよう棍棒こんぼう保持ほじする。

モンスター[編集へんしゅう]

しょもと
HWR-00-Mk.II モンスター
分類ぶんるい ちょう長距離ちょうきょり砲撃ほうげきがたデストロイド
所属しょぞく 地球ちきゅう統合とうごうぐん
開発かいはつ ビガース / センチネンタル[10]
ぜんこう 22.46m(ほう先端せんたんまで)[10]
全備ぜんび重量じゅうりょう 285.5t[10]
エンジン おも)ギャランド WT1001 ねつかく反応はんのう
ふくしん中州なかす重工じゅうこう CT8P 燃料ねんりょう発電はつでん
出力しゅつりょく おも)11,500SHP
ふく)890kW
武装ぶそう ビガース えきひやしき 40cm液体えきたい推薬キャノンほう×4
ライセオン LSSN-20G 3れん対地たいちミサイルランチャー×2
乗員じょういん人数にんずう 3めい機長きちょう砲撃ほうげきしゅ操縦そうじゅうしゅ

ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』に登場とうじょうするちょう長距離ちょうきょり砲撃ほうげきがたデストロイド。型式けいしきめいHWRはHeavy Weight Robotの略称りゃくしょう。「移動いどうしきだい口径こうけいほう」という思想しそうは、世界せかい大戦たいせんどき列車れっしゃほう類似るいじする部分ぶぶんがある。

オーバーテクノロジーの恩恵おんけいさずかった陸軍りくぐんが「ほしじんきょ大兵だいひょう大火たいかりょくによって撃退げきたいする」という大時代おおじだいてき発想はっそうのもと、やくねん歳月さいげつついやし開発かいはつ固執こしつした史上しじょう最大さいだい軌道きどう陸戦りくせん兵器へいき[10]軍部ぐんぶほんをいったいどのような局面きょくめん使用しようするつもりだったのか、開発かいはつ目的もくてき明確めいかくで、保有ほゆうしたいがために開発かいはつしたかんつよい。世間せけんには政府せいふ戦意せんい高揚こうようのために製作せいさくした映画えいが明日あしたからの勇者ゆうしゃたち」(過去かこにタイムスリップした統合とうごう兵士へいしたちがほんだい火力かりょくをもって侵略しんりゃく火星かせいじん撃退げきたいするというBきゅう作品さくひん)にて使用しようされ有名ゆうめいとなった。とはいえ実際じっさい攻撃こうげきりょくはすさまじく、陸上りくじょう兵器へいきとしては随一ずいいちである。40cm主砲しゅほう4もんには反応はんのう弾頭だんとう装填そうてん可能かのうで、数個すうこ師団しだんによる戦略せんりゃく爆撃ばくげき匹敵ひってきする威力いりょくゆうする。しかし285tもの自重じちょうで2そく歩行ほこうするのはきわめて困難こんなんで、小型こがた重力じゅうりょく制御せいぎょ装置そうちでアシストされても運動うんどうせい劣悪れつあくである。一応いちおうはしればそこそこのスピードはせるが「巨体きょたいのわりに」という修飾しゅうしょくく。ボドル艦隊かんたいとの決戦けっせんではあるくだけでマクロス艦内かんない甲板かんぱん描写びょうしゃもあり、普段ふだんはホバリングでの低速ていそく移動いどう余儀よぎなくされる。

マクロスすすむちゅう当時とうじで2完成かんせい。さらに艦内かんないにおいて3完成かんせいする。のちに体制たいせいととの増産ぞうさんおこなわれるが、護衛ごえい部隊ぶたいなしでの作戦さくせん行動こうどう自殺じさつ行為こういとみなされ、そう生産せいさんすう少数しょうすうまる。マクロスでは、そのだい火力かりょくふくほうわりにもちいられ、デストロイドという「歩兵ほへい」とともに行動こうどうする「戦車せんしゃ」としてもあつかわれ、テレビばんだい6での「ダイダロス・アタック使用しようには、3のモンスターがトマホーク部隊ぶたいとともにてき戦艦せんかん内部ないぶ攻撃こうげきする。だい32ではリン・ミンメイらを人質ひとじちにしたカムジン・クラヴシェラが、ラプラミズゆずったグラージ代用だいようとして、統合とうごうぐんからうばったほんうまわりにまたがって出撃しゅつげきする描写びょうしゃがあり、てき味方みかたともに複数ふくすうのモンスターが登場とうじょうするシーンがある。

劇場げきじょうばんあい・おぼえていますか』では固定こてい砲台ほうだいのように使つかわれ、ゼントラーディぐんじゅう攻撃こうげき一撃いちげき破壊はかいし、ボドルザー旗艦きかん突入とつにゅうには砲撃ほうげきやミサイルで障害しょうがい排除はいじょする。

そのほん可変かへん攻撃こうげきとしてさい設計せっけいしたケーニッヒモンスターにそのゆず引退いんたい、2040ねん舞台ぶたいとする『マクロスプラス』においては、次期じき主力しゅりょく可変かへん戦闘せんとう選定せんていトライアル「プロジェクト・スーパーノヴァ」にて実弾じつだんテストの標的ひょうてきにされ、YF-19 のオプション火器かきによりその巨体きょたい一撃いちげき破壊はかいされる。2045ねん舞台ぶたいとする『マクロス7だい15では民間みんかんから供出きょうしゅつされた機体きたいとして登場とうじょうする。これはもともとSDF-1マクロス所属しょぞくの「モンスター01」で、所有しょゆうしていた老人ろうじんホームの退役たいえき軍人ぐんじん3めい当時とうじ搭乗とうじょうクルーである[11]どうはなしでは退役たいえき軍人ぐんじんたちが実際じっさいんで発砲はっぽうし、かつての甲板かんぱんくシーンと同様どうようのカットもある。

機体きたいのデザインは、最強さいきょうさいじゃくという反対はんたい要素ようそぜあわせる宮武みやたけ発想はっそうほうから、ひよこをモチーフとしている[12]

マーベリック[編集へんしゅう]

しょもと
LDR-04 マーベリック
分類ぶんるい 遠距離えんきょり攻撃こうげきようデストロイド
所属しょぞく 地球ちきゅう統合とうごうぐん
武装ぶそう 大型おおがた3れんミサイルランチャー×2
40mmガンランチャー
3れんミサイルポッド×2

ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス リメンバー・ミー』に登場とうじょうする遠距離えんきょり攻撃こうげきようのデストロイド。ディフェンダーやファランクスと共通きょうつう歩行ほこうシステムを機体きたいで、安価あんか遠距離えんきょり攻撃こうげきよう機体きたいとして開発かいはつされた。

ケーニッヒモンスター[編集へんしゅう]

2050ねん舞台ぶたいとする『マクロス VF-X2』にてはつ登場とうじょう。2059ねん舞台ぶたいとする『マクロスF』や2067ねん舞台ぶたいとする『マクロスΔでるた』にも登場とうじょうする。

デストロイド・モンスターを可変かへん爆撃ばくげき (VB) としてさい設計せっけいした機体きたい。デストロイド形態けいたいじゅうガウォーク形態けいたい、シャトル形態けいたいさんだん変形へんけい可能かのうである。2030ねん開発かいはつ開始かいしされ、2032ねん生産せいさん開始かいしされた。2040ねんにはフロンティア船団せんだん民間みんかん軍事ぐんじ会社かいしゃS.M.S」に配備はいびされ、各所かくしょのアップデートにより2059ねん以降いこう実戦じっせん参加さんかしている。

アナベラ・ラシオドーラ[編集へんしゅう]

マクロス VF-X2』に登場とうじょう。6ほんあしち、たか機動きどうせい火力かりょくゆうする。GFS-A2ふくあい装甲そうこうは35mm機関きかんほうではきずひとつつけられないほどのじゅう装甲そうこうである。『VF-X2』ではクリティカルパス・コーポレーション兵器へいきとして太陽系たいようけいのアステロイド・ベルトに建造けんぞうちゅう統合とうごうぐん基地きちセレスベース」に配備はいびされている。

小太刀こだち右京うきょうによる『マクロスF』の短編たんぺん小説しょうせつ「ワイヤード・ウォーリア」(『マクロスF フロンティア・メモリーズ』に収録しゅうろく)では、ゼネラル・ギャラクシーしゃ地球ちきゅう本社ほんしゃが2040年代ねんだい開発かいはつした大型おおがた都市とし殲滅せんめつようデストロイドとされており、惑星わくせいネバー使用しようされる。

スーパー・ディフェンダー[編集へんしゅう]

しょもと
ADR-04-Mk.XV スーパー・ディフェンダー
分類ぶんるい 対空たいくう迎撃げいげきようだい世代せだいがたデストロイド
所属しょぞく マクロス・ギャラクシー
開発かいはつ ビガース / クラウラー / ゼネラル・ギャラクシー
ぜんこう 10.73m
全備ぜんび重量じゅうりょう 25.2t
エンジン おも)クランス・マッファイ MT1333 ねつかく反応はんのう
ふく)GG EM165 水素すいそ吸蔵合金ごうきん燃料ねんりょう発電はつでん
出力しゅつりょく おも)3500SHP
ふく)950kW
武装ぶそう TYPE966D PFG れん78mmえきひや高速こうそく自動じどうほう"コントラベスII"×2
M161A3 ろく砲身ほうしん35mmガトリングほう"フィドル"×2
UUM-7 マイクロミサイルポッド×2または×4選択せんたく追加ついか武装ぶそう
防御ぼうぎょ装備そうび チャフ・フレアー・スモークディスチャージャーシステム一式いっしき

だい規模きぼ複数ふくすう移民いみん船団せんだん植民しょくみん惑星わくせい常態じょうたいとなった西暦せいれき2058ねん舞台ぶたいとした、小太刀こだち右京うきょう小説しょうせつマクロス・ザ・ライド』に登場とうじょうする、対空たいくう迎撃げいげきようだい世代せだいがたデストロイド。

ADR-04-Mk.X ディフェンダーを宇宙うちゅう移民いみん時代じだい技術ぎじゅつさい設計せっけいした機体きたい頭部とうぶのレーダーが2053ねん開発かいはつされたGRU-53にかわそうされ、AVFよう技術ぎじゅつ転用てんようしたリニア・アクチュエーターを搭載とうさいしている。射撃しゃげき支援しえんようAIもアップデートにより目標もくひょう追従ついしょうせい向上こうじょうしており、まいぶん4,000はつの40mm(しょもとひょうでは35mmと記載きさい)ガトリング砲弾ほうだん連射れんしゃにより、カタログ・データではこの当時とうじしん統合とうごうぐん制式せいしき採用さいようされているVF-171 ナイトメアプラスすら撃墜げきついできるとされている。

うでへいそうはADR-04-Mk.Xと同様どうようれん78mmえきひや高速こうそく自動じどうほう「コントラベスII」かろく砲身ほうしんガトリングほう「フィドル」のいずれかを選択せんたく装備そうびする。2しゅ混成こんせい装備そうび可能かのう。また、追加ついか武装ぶそうとしてガトリングの上下じょうげにUUM-7 マイクロミサイルポッドを搭載とうさいした機体きたい存在そんざいする。

マクロス・ギャラクシー企業きぎょうぐん使用しようされている。

シャイアンII[編集へんしゅう]

しょもと
シャイアンII
分類ぶんるい デストロイド
所属しょぞく しん統合とうごうぐん
S.M.S
ぜんこう 9.87m
エンジン 前期ぜんきがた
おも)クランス・マッファイ MT808 ねつかく反応はんのう
ふく)GE EM9G 燃料ねんりょう発電はつでん
後期こうきがた
おも)クランス・マッファイ MT901ねつかく反応はんのう
ふく)GE EM12A 燃料ねんりょう発電はつでん
出力しゅつりょく 前期ぜんきがた出力しゅつりょく
おも)3550SHP
ふく)573kW
武装ぶそう GEせい30mm6銃身じゅうしんガトリングほう×2
マウラーPBG-17 荷電かでん粒子りゅうしビームほう×2
ビフォーズAA/AS-SAM-22対空たいくう近接きんせつミサイル
4連装れんそうランチャーMK.16×2 ほか

2059ねん舞台ぶたいとする『マクロスF』に登場とうじょう。シャイアンを宇宙うちゅう移民いみん時代じだい最新さいしん技術ぎじゅつ全面ぜんめんさい設計せっけいした機体きたい外見がいけん原型げんけい面影おもかげのこしているが、おもねつかく反応はんのうかわそうされ、宇宙うちゅう戦闘せんとう想定そうていしたスラスターの増設ぞうせつ強化きょうかおこなわれている。しゅ武装ぶそうりょううでのGEせいガトリングほう荷電かでん粒子りゅうしビームほうで、りょうかたにはミサイルポッドを装備そうびしている。りょううで火器かき火炎かえん放射ほうしゃかわそう可能かのう

2050年代ねんだいマクロス・フロンティア船団せんだんでは艦内かんないでの防衛ぼうえいや、マクロス・クォーター対空たいくう防衛ぼうえいになう。また、SDF-1マクロスのダイダロス・アタックのように、マクロス・クォーターのマクロス・アタックでは艦内かんないからの砲撃ほうげきおこなう。

ワークス[編集へんしゅう]

「デストロイドワーク」ともばれる。シャイアンIIから武装ぶそう撤去てっきょし、民間みんかんよう作業さぎょう重機じゅうきとしてさい設計せっけいした機体きたいりょうかた回転かいてんとう追加ついかされ、りょううで武装ぶそうはマニピュレーターにかわそうされている。『マクロスFげきちゅうでは、バジュラに襲撃しゅうげきされたフロンティア船団せんだんかく居住きょじゅうかん消火しょうか作業さぎょう瓦礫がれき除去じょきょ、バジュラの死骸しがい運搬うんぱんなどに使用しようされる。

劇場げきじょうばん マクロスF イツワリノウタヒメ』では「ちょう時空じくう重機じゅうきてん」に巨大きょだいドリルをって出展しゅってんされている姿すがたえがかれている。『劇場げきじょうばん マクロスF サヨナラノツバサ』ではフロンティア船団せんだん惑星わくせい移住いじゅうまち建設けんせつ使用しようされる。

トマホーク Mk.II[編集へんしゅう]

2090年代ねんだい舞台ぶたいとする『ちょう時空じくう要塞ようさいマクロスII -LOVERS AGAIN-』に登場とうじょうトマホーク発展はってんさせたじゅうそう撃破げきはがたデストロイド。「トマホークII」ともばれる。りょうかたちょう射程しゃていビームキャノン2もんりょううでにビームキャノン2もんレールガン2もん両足りょうあしにはグレネードランチャーをそなえるなど、火力かりょくがより強化きょうかされている。あしにはローラータイヤを装備そうびし、機動きどうせい向上こうじょうしている。マルドゥークぐんとのたたかいで実戦じっせん参加さんかする。

ディフェンダー EX[編集へんしゅう]

『マクロスII』に登場とうじょうディフェンダー発展はってんさせた対空たいくう迎撃げいげきようデストロイド。りょううで対空たいくうようレールガン2もん装備そうびひだりこしにはミサイルポッドを、みぎこしには2連装れんそう実弾じつだんほう装備そうびしている。頭頂とうちょうにはカメラやアンテナをふくふくあいセンサーユニットが搭載とうさいされており、探知たんち能力のうりょくすぐれる。移動いどうようローラーには射撃しゃげき姿勢しせい安定あんていプレートがいている。

ファランクス(あらため[編集へんしゅう]

『マクロスII』に登場とうじょうファランクス発展はってんさせた近接きんせつ防御ぼうぎょようデストロイド。あらためといっても形状けいじょう原型げんけいとはおおきくことなり、左右さゆううで六角形ろっかっけいのミサイルブロック(対空たいくうミサイル14はつ×3)を2ずつ装備そうびする(けい168はつ)。ブロックはそれぞれ独立どくりつして仰角ぎょうかくえることができる。あしにはローラータイヤを搭載とうさいしている。

ジャイアント・モンスター[編集へんしゅう]

『マクロスII』に登場とうじょうモンスター発展はってんさせたちょう大型おおがたデストロイドで「モンスターII」ともばれる。サイズにかんする数値すうち設定せってい発表はっぴょうされていないが、『マクロス・クロニクル』のサイズ比較ひかくひょうでは全高ぜんこう25mにとどいている[13]

機体きたい上部じょうぶ大型おおがた砲塔ほうとうちょう砲身ほうしんキャノンほう6もん従来じゅうらいのモンスターシリーズの主砲しゅほうはいずれも4もん)を装備そうびし、砲塔ほうとう全体ぜんたい水平すいへい方向ほうこう可動かどうする。りょううでには中型ちゅうがたキャノンを4もんずつけい8もん装備そうび腰部ようぶにはミサイルポッドを装備そうびしており、非常ひじょうたか攻撃こうげきりょくゆうする。

あしには大型おおがたホバークラフト機構きこうがあり、重力じゅうりょく制御せいぎょ装置そうち併用へいようして地表ちひょう浮上ふじょう移動いどうする。また、宇宙うちゅう空間くうかんではリニアレール方式ほうしき甲板かんぱんじょう移動いどうする。しかし機動きどうせいけっしてたかいとはえず、長距離ちょうきょり砲撃ほうげきよう移動いどう砲台ほうだいのような役割やくわりたす。また、作戦さくせんにはトマホークがた護衛ごえい必要ひつようとする。

日本にっぽん国外こくがいにおける反響はんきょうと『ロボテック』ばん[編集へんしゅう]

日本にっぽん国外こくがいでは「戦闘せんとうロボットはキャラクターせいった自己じこ投影とうえい」ではなく、「戦闘せんとう車輌しゃりょうなどの各種かくしゅ機械きかい延長線えんちょうせんじょうにある」と一般いっぱんてきには解釈かいしゃくされる欧米おうべいじん嗜好しこう一致いっちしたこともあって[ちゅう 5]、デザインを許可きょか流用りゅうようした初期しょきバトルテックゲームなど、比較的ひかくてき知名度ちめいどひく日本にっぽんよりも人気にんきたかい。

ハーモニーゴールド USA しゃHarmony Gold USA)がライセンス取得しゅとくどういち世界せかいことなる時代じだい世代せだいえがいた、連続れんぞくするひとつの大河たいがストーリーとして翻案ほんあんさい編集へんしゅうされた作品さくひんである『ロボテックばんでは、宮武みやたけ一貴かずたかのデザインのうち、完成かんせいたかかったじゅうバトロイドのデザインを採用さいようした、「MBR-08 デストロイド・マサムネ」(Masamune)[ちゅう 6] や、決定けってい稿こうのMk.II[ちゅう 7] のRQV-10 対空たいくうレーザー機銃きじゅうがないというてんと、アストラ(Astra) TZ-IV ガン・クラスターがなく「カメラアイ」になっているのをおおきな相違そういてんとする準備じゅんび稿こうデザインを採用さいようした「デストロイド・スパルタン Mk. I」 [14]宮武みやたけによる、中距離ちゅうきょり拠点きょてん個別こべつかん防御ぼうぎょよう「LDR-04 マーヴェリック」、完全かんぜん新規しんきデザインである、デストロイド・モンスターの小型こがたばんである「HWR-03 デストロイド・サンダー・クラッカー/俗称ぞくしょう:リトル・モンスター」(Thunder-cracker / Little Monster)、長距離ちょうきょり砲撃ほうげきじききょう支援しえんよう「HWR-04 ティーガー / 俗称ぞくしょう:コンパクト・モンスター」(Tiger / Compact Monster) [ちゅう 8]がウォルトリップ兄弟きょうだい作画さくがによる漫画まんがばんロボテック II:センチネルズ』や、パラディウム(Palladium)しゃTRPGほん登場とうじょうする。

企業きぎょうめいかんして[編集へんしゅう]

「マクロスシリーズ」に登場とうじょうする大半たいはんメカデザインを担当たんとうしたスタジオぬえのスタッフが種々しゅじゅ事情じじょうから実在じつざい企業きぎょうめいをもじった架空かくう企業きぎょうめい設定せっていしたのにたいして、「ロボテック・シリーズ」においては、これを解読かいどく復号ふくごうデコード)した現実げんじつ存在そんざいする企業きぎょうめい、あるいはかつて存在そんざいした実在じつざい企業きぎょうめい使用しようしている。

現実げんじつ世界せかいにおいては、冷戦れいせん終結しゅうけつともなだい規模きぼ戦略せんりゃく兵器へいき陳腐ちんぷにともなう軍縮ぐんしゅく軍事ぐんじ予算よさん削減さくげんながれとテロ支援しえん国家こっか暗躍あんやくによる国際こくさい情勢じょうせい変化へんかにあわせておおくの軍需ぐんじゅ産業さんぎょう買収ばいしゅう統合とうごう合併がっぺいによる再編さいへん、あるいは国営こくえい企業きぎょうがなされたが、「ロボテック・シリーズ」の世界せかいでは視聴しちょうしゃ混乱こんらんきらって、物語ものがたり開始かいし設定せってい年代ねんだい(1999ねん)での実在じつざい企業きぎょうめい大半たいはんがそのまま存続そんぞくしている設定せっていとなっている。

この現実げんじつ世界せかいとの相違そういかんしては、日本にっぽんばんの「マクロスシリーズ」自体じたいが「メタフィクション」であるというシリーズ構成こうせいにならい、主要しゅよう連続れんぞくせい作品さくひんにおいては、「ロボテック」世界せかいなかでの「史実しじつ一部いちぶ」を表現ひょうげんしたもの(「てき連続れんぞくせい作品さくひん」においてはパラレルワールド世界中せかいじゅう史実しじつ解読かいどく表現ひょうげん)であるとハーモニーゴールド USAしゃがわ説明せつめいしている。[よう出典しゅってん]

以下いかほん記事きじ登場とうじょうする開発かいはつ製造せいぞう企業きぎょうめい解読かいどく復号ふくごうれいしめす。

ヴィッカース plc(ビガース)
Vickers plc1977ねんヴィッカース・アームストロングしゃより分離ぶんり独立どくりつし、軍用ぐんよう車輌しゃりょう開発かいはつ製造せいぞう。1999ねんロールス・ロイス・ホールディングスしゃにより買収ばいしゅうされ、2002ねん軍用ぐんよう車両しゃりょう部門ぶもんであるヴィッカース・ディフェンス・システムズはアルヴィス plc売却ばいきゃくされた。そのアルヴィス plcしゃも2004ねんBAEシステムズしゃ買収ばいしゅうされ、BAEシステムズ・ランド・アンド・アーマメンツしゃとなり、これまで部門ぶもん名称めいしょうとしてのこっていたヴィッカースのはこのときをもって消滅しょうめつした。
クラウス=マッファイ・ヴェクマン (クランスマン)
クラウス=マッファイ・ヴェクマン (Krauss-Maffei Wegmann GmbH & Co KG, 略称りゃくしょうKMW)しゃは、クラウス=マッファイしゃ兵器へいき部門ぶもんが1999ねんにヴェクマン(どく:Wegmann & Co.しゃ合併がっぺいして設立せつりつされ、おもレオパルト1(1963ねんから)、レオパルト2(1973ねんから)などの主力しゅりょく戦車せんしゃや、ゲパルトなどのはしほう生産せいさんおこなっている。
コンチネンタル (Continental AG, 略称りゃくしょうコンチ)(センチネンタル)
自動車じどうしゃ部品ぶひん製造せいぞうがおもな産業さんぎょう部門ぶもんであるが、車輌しゃりょうけい兵器へいき開発かいはつにもたずさわる。航空機こうくうきエンジン製造せいぞう部門ぶもんテレダイン・コンチネンタルモータースTeledyne Continental Motors)として「VF-1 バルキリー」のふく液体えきたいロケットブースター)開発かいはつにも関与かんよ
クライスラーグループ(Chrysler Group, LLC) (クラウラー)
クライスラーディフェンスしゃは1982ねんジェネラル・ダイナミクス (General Dynamics Corporation、NYSE: GD)しゃ買収ばいしゅうされ、現在げんざいは「ゼネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ」しゃとしてM1エイブラムス主力しゅりょく戦車せんしゃ製造せいぞう改良かいりょうおこなっている。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 小太刀こだち右京うきょうにより2008ねん以降いこう発表はっぴょうされた『マクロスF』の小説しょうせつばん『マクロスフロンティア』では、「ひとがた戦車せんしゃ」といて「デストロイド」とルビがられている[1]
  2. ^ スパルタンのみべつ系統けいとうという設定せっていかわもり正治しょうじ、『ちょう時空じくう要塞ようさいマクロスII -LOVERS AGAIN-』は福地ふくちひとし、『マクロス ゼロ』『マクロスF』は石垣いしがきじゅん
  3. ^ 『ホビーハンドブック1 ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』(小学館しょうがくかん、1983ねん)において、宮武みやたけ一貴かずたかえがろしデザインで水平すいへいヘッドライトタイプ、ガトリングほう装備そうびタイプ、小型こがたミサイルランチャー装備そうびタイプが掲載けいさいされている。アニメげきちゅう登場とうじょうするものとはべつデザインである。
  4. ^ 一部いちぶ資料しりょう[9]の「グゲンハイマー・ロイ」は、「DT」の印刷いんさつれによる間違まちがい。
  5. ^ 参照さんしょう:ソニーコンピューターサイエンス研究所けんきゅうじょでロボットけん、アイボ (Aibo)の人工じんこう知能ちのう開発かいはつに7年間ねんかんたずさわったロボット工学こうがくしゃ、フレデリック・カプラン(32さい)が 日本にっぽん西欧せいおうにおけるロボットかんちがいをかたる。
  6. ^ 参照さんしょう:遠征えんせい艦隊かんたいぐん (UEEF)
  7. ^ ただし、みのり書房しょぼう『マクロス・パーフェクト・メモリー』をはじめとして日本にっぽんばん各種かくしゅ資料しりょうでも準備じゅんび稿こうを「Mk.I」とする記載きさいあり。
  8. ^ この機体きたいは、本来ほんらいちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』のために考案こうあんされたデザインではなく、『機甲きこう創世そうせいモスピーダ』の企画きかく提出ていしゅつされたアートミックによる「しげる砲撃ほうげきがた歩行ほこうしきはしほう」と説明せつめいされたラフデザインのひとつが流用りゅうようされている。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ 小太刀こだち右京うきょう『マクロスフロンティア Vol.1 クロース・エンカウンター』角川書店かどかわしょてん、2008ねん、70ぺーじ
  2. ^ 『マクロス劇場げきじょうばんスペシャルプレビュー あい・おぼえていますか』小学館しょうがくかん、1984ねん、74ぺーじ
  3. ^ 宮武みやたけ一貴かずたか マクロス&オーガス デザインワークス』 ムービック、2005ねん、9ぺーじ
  4. ^ 『セガサターン ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス あい・おぼえていますか 公式こうしきガイドブック』小学館しょうがくかん、1997ねん、95ぺーじ
  5. ^ 「メカニックシート HWR-00-MkIP モンスター」『マクロス・クロニクル No.50』ウィーヴ、2010ねん、6ぺーじ
  6. ^ a b c d e f g h i j k l 『マクロス・パーフェクト・メモリー』みのり書房しょぼう、1983ねん、161ぺーじ
  7. ^ 『マクロス ホビーハンドブック』 小学館しょうがくかん、1983ねん、6ぺーじ
  8. ^ 『マクロス・パーフェクト・メモリー』みのり書房しょぼう、1983ねん、241ぺーじ
  9. ^ a b c d e f g h i j k l 『マクロス・パーフェクト・メモリー』163ぺーじ
  10. ^ a b c d 『マクロス・パーフェクト・メモリー』162ぺーじ
  11. ^ VHS/LD『マクロス7 (4) 』ライナーノーツ。
  12. ^ 宮武みやたけ一貴かずたか マクロス&オーガス デザインワークス』11ぺーじ
  13. ^ 「メカニックシート デストロイド」『マクロス・クロニクル No.36』ウィーヴ、2009ねん、11ぺーじ
  14. ^ MBR-07 Mk 1 - Destroid Spartan prototype