ロイ・フォッカー

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ロイ・フォッカー
「マクロスシリーズ」のキャラクター
登場とうじょう（最初さいしょ）	『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』第だい1話わ 「ブービー・トラップ」
作者さくしゃ	スタジオぬえ（原作げんさく） アートランド（原作げんさく協力きょうりょく） 美樹みき本もと晴彦はるひこ（デザイン）
声優せいゆう	神谷かみや明あきら
プロフィール
年齢ねんれい	29歳さい（『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』） 26歳さい（『マクロス ゼロ』）
性別せいべつ	男性だんせい
種類しゅるい	地球人ちきゅうじん
身長しんちょう	216cm
体重たいじゅう	118kg
出身しゅっしん地ち	北米ほくべい地区ちく

ロイ・フォッカー (Roy Focker) は、1982年ねんから1983年ねんにかけて放映ほうえいされたテレビアニメ『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』とその関連かんれん作品さくひんおよび、2002年ねんから2004年ねんにかけて発売はつばいされたOVA『マクロス ゼロ』に登場とうじょうする架空かくうの人物じんぶつ。声こえの出演しゅつえんは神谷かみや明あきら。

概要がいよう

作品さくひん世界せかいにおける西暦せいれき2009年ねんより物語ものがたりが始はじまる『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』においては主人公しゅじんこうのパイロット、一条いちじょう輝あきらに「先輩せんぱい」と慕したわれる存在そんざいであり、輝てるが所属しょぞくすることになるバルキリー・スカル大隊だいたいの隊長たいちょうを務つとめる歴戦れきせんのエース・パイロット。酒さけと女おんなを愛あいする豪快ごうかいな面めんと、その裏うらに隠かくされた繊細せんさいな面めんを併あわせ持もつキャラクターとして描えがかれている。設定せっていや物語ものがたりを再さい構成こうせいした劇場げきじょう版ばん『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス 愛あい・おぼえていますか』では、輝てるが所属しょぞくするスカル小隊しょうたいの隊長たいちょうを務つとめる。

『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』の世界せかい設定せっていを継承けいしょうする「マクロスシリーズ」の作品さくひんで、西暦せいれき2008年ねんを舞台ぶたいとする前日ぜんじつ譚たん『マクロス ゼロ』では、主人公しゅじんこうの工藤くどうシンが所属しょぞくすることになるスカル小隊しょうたいの隊長たいちょうとして登場とうじょうする。

キャラクター・搭乗とうじょう機きともに、『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』放映ほうえいから年月としつきを経へてシリーズ化かされて以降いこうも、人気にんき投票とうひょうではしばしば上位じょういにランクインしている（後述こうじゅつ）。

設定せってい・経歴けいれき

『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』

テレビ版ばん

地球ちきゅう統合とうごう軍ぐんの空母くうぼプロメテウス所属しょぞく、スカル大隊だいたいを率ひきいる大隊だいたい長ちょう。可変かへん戦闘せんとう機き、VF-1 バルキリーで編成へんせいされるSDF-1 マクロス護衛ごえい航空こうくう部隊ぶたいの中心ちゅうしん的てき存在そんざいである。北米ほくべい地区ちく出身しゅっしんで、年齢ねんれいは29歳さい。階級かいきゅうは少佐しょうさ。搭乗とうじょう機きは白地しろじに黒くろと黄色おうしょくのラインが入はいったVF-1S（通称つうしょうロイ・フォッカー・スペシャル）。

アメリカの戦闘せんとう機き乗のりらしい豪放磊落ごうほうらいらくな性格せいかくで、操縦そうじゅうも機体きたいを激はげしく振ふり回まわし、攻撃こうげきを紙一重かみひとえでかわす野性やせい的てきなスタイルが特徴とくちょう。リーダーとしての統率とうそつ力りょくに優すぐれ、プライベートでも面倒めんどう見みのいい兄貴あにき分ぶんとして部下ぶかに慕したわれる。酒豪しゅごうでもあり、しらふでも酔よっていても男女だんじょ論ろんになぞらえて説教せっきょうするのが癖くせである。恋人こいびとはマクロスの主任しゅにん火器かき管制かんせいオペレーターを務つとめるクローディア・ラサール。

2007年ねんまで続つづいた統合とうごう戦争せんそうでは戦闘せんとう機きF-203 ドラゴンIIを駆かり180機きを撃墜げきついしたというトップエースであるが、それ以前いぜんは一条いちじょう輝あきらの父親ちちおやが率ひきいる飛行ひこう曲技きょくぎ団だん（エア・サーカス）に参加さんかし、花形はながたパイロットとして活躍かつやくしていた。特技とくぎはスタント機きの後のち席せきに女性じょせいを乗のせ、急降下きゅうこうか中ちゅうに強引ごういんに口説くどくことであったという。輝てるのことは実みの弟おとうとのように可愛かわいがり、操縦そうじゅう法ほうや恋愛れんあい論ろんを伝授でんじゅした。輝てるには「先輩せんぱい」と呼よばれて慕したわれている。

2009年ねん2月がつ、南なんアタリア島とうで開催かいさいされるマクロス進すすむ宙ちゅう式典しきてんに輝てるを招待しょうたいし、同日どうじつのゼントラーディ軍ぐんとの開戦かいせん（第だい一いち次じ星ほし間あいだ大戦たいせん）後ごは統合とうごう軍ぐんへの入隊にゅうたいを勧すすめる。フォールド事故じこ後ご、冥王星めいおうせい付近ふきんから地球ちきゅうへの帰還きかんを目指めざすマクロスを守まもるべく奮戦ふんせんする。地球ちきゅう帰還きかん後ごの2009年ねん11月、太平洋たいへいよう上うえでのゼントラーディ軍ぐん女性じょせい空挺くうてい部隊ぶたいとの交戦こうせん中ちゅう、部下ぶかのマクシミリアン・ジーナス（マックス）の援護えんごに向むかう際さい、不意ふいの攻撃こうげきを受うけ致命傷ちめいしょうを負おう。マクロスに自力じりきで帰投きとうするが、クローディアの部屋へやで、出撃しゅつげき前まえに食たべると約束やくそくしていた彼女かのじょの新作しんさく手料理てりょうり「パインサラダ」を待まちながら力尽ちからつき、病院びょういんで息いきを引ひき取とる。死後しご、愛あい機きVF-1Sと「スカルリーダー」の名なは輝てるに受うけ継つがれる。

スタント時代じだいは大空おおぞらを愛あいするがゆえに戦闘せんとう機きでの殺ころし合あいには否定ひてい的てきであったが、戦場せんじょうで命いのちのやり取とりを潜くぐり抜ぬけると、その緊張きんちょう感かんに魅了みりょうされ、終戦しゅうせん後ごも軍ぐんを離はなれられなくなった。以前いぜんからフォッカーの綱渡つなわたり的てきなテクニックにある種しゅの「殺気さっき」を感かんじていた一条いちじょう輝あきらの父親ちちおやは、軍隊ぐんたいという場ばがあまりにもフォッカーに合あいすぎていると察さっし入隊にゅうたいに反対はんたいしたが、終戦しゅうせん後ごスタントチームに復帰ふっきするという条件じょうけん付つきで送おくり出だしていた。

クローディアとは統合とうごう戦争せんそう中ちゅうの中尉ちゅうい時代じだい、配属はいぞく先さきの地方ちほう基地きちで知しり合あった。当時とうじ新兵しんぺいだったクローディアとは、まだ数多かずおおいガールフレンドのひとりという関係かんけいであった。統合とうごう戦争せんそう終結しゅうけつ後ご、腕うでを見込みこまれ開発かいはつ中ちゅうの試作しさく機きVF-X1のテストパイロットとなり、大尉たいいとして南なんアタリア島とうへ赴任ふにんした際さいにクローディアと再会さいかいする。心根こころねには不安ふあんにさいなまれる繊細せんさいさを秘ひめ、孤独こどくを見みせないよう虚勢きょせいを張はっていた面めんもあり、その弱よわさをクローディアだけには素直すなおに打うち明あけ、やがて深ふかく理解りかいしあうパートナーとなる。

劇場げきじょう版ばん

劇場げきじょう版ばん『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス 愛あい・おぼえていますか』ではマクロス航空こうくう部隊ぶたいに所属しょぞくするスカル小隊しょうたいの隊長たいちょう。階級かいきゅうは少佐しょうさ。部下ぶかとして一条いちじょう輝あきら、マクシミリアン・ジーナス、柿崎かきざき速雄はやおを率ひきいる。本ほん作さくにおいてもクローディアを恋人こいびととしている。パイロットスーツはテレビ版ばんの灰色はいいろ・黒くろ・青あおを基調きちょうとしたものから、白しろを基調きちょうとしたスーツと黄色おうしょくの塗装とそうが入はいったヘルメットになっている。

輝てるとは旧知きゅうちの仲なかであり、早瀬はやせ未沙みさにその天涯孤独てんがいこどくの境遇きょうぐうを伝つたえる。訓練くんれん機きを無断むだん使用しようしてゼントラーディ軍ぐんの襲撃しゅうげきを受うけた輝てるを救すくうべく出撃しゅつげきするが、ともに捕虜ほりょとされる。艦内かんないからの脱出だっしゅつ時じ、カムジン03350の急襲きゅうしゅうを受うけ、輝てるたちを逃にがすために相討あいうちとなり戦死せんしする。

『マクロス ゼロ』

マクロス進すすむ宙ちゅう式しきの前年ぜんねんにあたる統合とうごう戦争せんそう末期まっきの2008年ねん7月がつ、反はん統合とうごう同盟どうめいとの局地きょくち戦せんが続つづくなか、統合とうごう軍ぐんスカル小隊しょうたいの隊長たいちょう（少佐しょうさ）として試作しさく可変かへん戦闘せんとう機きVF-0 フェニックスの実用じつよう試験しけん部隊ぶたいに参加さんか。空母くうぼアスカに乗艦じょうかんし、マヤン島とう沖おきに眠ねむる古代こだい異い星ほし文明ぶんめいの遺物いぶつ「AFOS（エイフォス）」の争奪そうだつ戦せんへ派遣はけんされる。搭乗とうじょう機きはVF-0S。年齢ねんれいは「26歳さい」とされている。

工藤くどうシンら年ねん若わかい部下ぶかを率ひきい、反はん統合とうごう同盟どうめいのSV-51と交戦こうせんする。そのなかでテストパイロット時代じだいの教官きょうかんD.D.イワノフとの師弟してい対決たいけつを行おこなうことになる。

大学だいがく時代じだいは先史せんし文明ぶんめいや考古学こうこがくに関心かんしんを抱いだく真面目まじめな学生がくせいであった。大空おおぞらを愛あいしていたが、戦争せんそうは嫌きらっていた。互たがいに好意こういを持もっていたゼミの1年ねん先輩せんぱい（フォッカーは一浪いちろうしているので同おない年どし）のアリエス・ターナーがイギリスに留学りゅうがくする際さい、思おもいを告つげられず辛つらい別わかれを味あじわう。その痛手いたでから逆ぎゃくに吹ふっ切きれ、酒さけと女おんなを愛あいする豪快ごうかいな性格せいかくに変貌へんぼうした。その後ご、進路しんろを変更へんこうして飛行機ひこうきパイロットの道みちを歩あゆみはじめ、統合とうごう戦争せんそう中ちゅう、爆ばく撃げきで旧友きゅうゆうが亡なくなったことから弔ちょういの意味いみもこめ統合とうごう軍ぐんに入隊にゅうたいした。マヤン島とう派遣はけん時じ、文化ぶんか人類じんるい学者がくしゃとなりAFOSの調査ちょうさのために部隊ぶたいと同行どうこうするアリエスと再会さいかいし、つかのま心ごころを通かよわせるが、戦闘せんとうで負傷ふしょうした彼女かのじょの最期さいごを看取みとることになる。

このマヤン沖おきでの戦闘せんとうは戦後せんご半はん世紀せいきのあいだ、非公式ひこうしきのものとして秘匿ひとくされる（マヤン島とう事変じへん）。

他た作品さくひん

のちにその功績こうせきを讃たたえ「ロイ・フォッカー勲章くんしょう」が制定せいていされ、統合とうごう軍ぐんの優秀ゆうしゅうなパイロットに授与じゅよされることになる。2040年ねんを舞台ぶたいとする『マクロスプラス』の主人公しゅじんこうイサム・ダイソンは3度どの受章じゅしょう歴れきをもつが、軍規ぐんき違反いはんによりすべて剥奪はくだつされている。

搭乗とうじょう機き

超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス

• フォッカー D.VII （スタントパイロット時代じだいのターボプロップエンジン換かわ装そうレプリカ機き）
• F-203 ドラゴンII（統合とうごう戦争せんそう中ちゅう）
• VF-X1（テストパイロット）
• VF-1S バルキリー（通称つうしょうロイ・フォッカー・スペシャル。識別しきべつ番号ばんごう001）

超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス 愛あい・おぼえていますか

• VF-1S ストライクバルキリー（識別しきべつ番号ばんごう001）

マクロス ゼロ

• VF-0S フェニックス（2機き使用しよう、うち1機き被ひ撃墜げきつい。識別しきべつ番号ばんごう301）

関連かんれん作品さくひん・書籍しょせき

超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス ロイ・フォッカー英雄えいゆう伝でん

『プラモ天才てんさいエスパー太郎たろう』の作者さくしゃ、斉藤さいとう栄一えいいちが描えがいた、フォッカーを主人公しゅじんこうとする外伝がいでん漫画まんが。1984年ねんの『月刊げっかんコロコロコミック 夏休なつやすみ特別とくべつ増刊ぞうかん号ごう』に掲載けいさい。単行本たんこうぼん化かはされていない。

ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-1S ロイ・フォッカー・スペシャル 英雄えいゆうの光ひかり跡あと

SBクリエイティブより2020年ねん9月がつ2日にち発売はつばい、ISBN 978-4-8156-0529-2。作品さくひん世界せかい内ないで出版しゅっぱんされた専門せんもん書籍しょせきという設定せっていのもとに執筆しっぴつされた「ヴァリアブルファイター・マスターファイル」シリーズの一いち冊さつで、VF-1Sとロイ・フォッカーに焦点しょうてんを当あてる。同どうシリーズの内容ないようはいずれも「公式こうしき設定せってい」ではないとされている。

制作せいさく・備考びこう

制作せいさく

「超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス#企画きかく・放映ほうえいの経緯けいい」も参照さんしょう

『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』の原型げんけいとなる企画きかく作成さくせい中ちゅうの1981年ねん10月がつには、アクロバットパイロット出身しゅっしんの主人公しゅじんこうが戦争せんそうに巻まき込こまれて軍ぐんに入はいるという設定せっていになり、主人公しゅじんこうを軍ぐんに誘さそう役割やくわりとして「アメリカ人的じんてき、空軍くうぐんパイロットのイメージ」をもった兄貴あにき分ぶんが設定せっていされた。放映ほうえい版ばんでフォッカーが戦死せんしするのは第だい18話わだが、放映ほうえい前まえの全ぜん39話わ予定よていだった時点じてんでは、第だい14話わでカムジンと相討あいうちになって戦死せんしすることになっていた。

最期さいごの描写びょうしゃ

テレビ放送ほうそう当時とうじ、あまりにもあっけない死しにざまに驚おどろき、制作せいさく者しゃに抗議こうぎしたファンもいた。地球ちきゅう帰還きかん後ごに戦死せんしするという設定せっていは当初とうしょから決きまっていたが、「カムジンと相討あいうちになる」予定よていがシナリオ変更へんこうなどの影響えいきょうでこのような唐突とうとつな形かたちとなった。劇場げきじょう版ばんでは本来ほんらいの形かたちに戻もどされ、後輩こうはいを救すくいカムジンと刺さし違ちがえるという最期さいごになった。

2000年代ねんだい以降いこう、インターネット上じょうを中心ちゅうしんにキャラクターの死亡しぼう描写びょうしゃに関かんして「死亡しぼうフラグ」という概念がいねんが広ひろまった。『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』第だい18話わにおいてフォッカーが死亡しぼうする前まえに食たべると約束やくそくする「パインサラダ」は、シリーズにおける「死亡しぼうフラグ」扱あつかいされているといわれる。

2008年ねんに放映ほうえいされたテレビアニメ『マクロスF』では「原点げんてん回帰かいき」というコンセプトのもと、主人公しゅじんこうが所属しょぞくするS.M.Sスカル小隊しょうたいの隊長たいちょうを務つとめる「オズマ・リー」がフォッカーに相当そうとうするポジションのキャラクターとされている。同どう作品さくひんの第だい17話わ「グッバイ・シスター」はフォッカーの死しを描えがいた回かいをモチーフとしており、「パインケーキ」が登場とうじょうしてオズマが戦闘せんとうで瀕死ひんしの傷きずを負おいながらも、結局けっきょくは生還せいかんするというエピソードとなっている。

英語えいご吹ふき替かえ版ばん

英語えいご吹ふき替かえ版ばんの『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』や『マクロス ゼロ』では、輝てるやフォッカー本人ほんにんが呼よぶ「先輩せんぱい」という台詞せりふはそのまま “senpai” と訳やくされている。

反響はんきょう

人気にんき投票とうひょう

1983年ねんに発売はつばいされた秋田あきた書店しょてんのムック『マクロスグラフィティ』で発表はっぴょうされた人気にんき投票とうひょうでは、「ミスター★マクロス」（男性だんせいキャラクター部門ぶもん）で第だい4位いとなった。

徳間書店とくましょてんのアニメ雑誌ざっし『アニメージュ』が主催しゅさいする「アニメグランプリ」では、1984年ねんに発表はっぴょうされた第だい6回かいの男性だんせいキャラクター部門ぶもんで第だい20位い、劇場げきじょう版ばん公開こうかい後ごの1985年ねんに発表はっぴょうされた第だい7回かいの男性だんせいキャラクター部門ぶもんで第だい15位いにランクインした。

後年こうねんのシリーズ確立かくりつ後ごに実施じっしされた人気にんき投票とうひょうでは、輝てるやマックスといった『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』放映ほうえい当時とうじに票ひょうを集あつめたキャラクターよりも上位じょういにランクインしており、2010年ねんに発売はつばいされた雑誌ざっし『マクロスエース Vol.006』に掲載けいさいされた「第だい1回かい！ MACROSS RANKING」では、読者どくしゃアンケートより集計しゅうけいした結果けっかとして男性だんせいキャラクター部門ぶもんで第だい1位い（得票とくひょう率りつ23.3%）、次号じごうの『Vol.007』でも引ひき続つづき第だい1位い（得票とくひょう率りつ25.7%）であった。2019年ねんにNHK BSプレミアムで放送ほうそうされた『発表はっぴょう！全ぜんマクロス大だい投票とうひょう』ではキャラクター部門ぶもんで総合そうごう第だい5位い（作品さくひん別べつでは『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』のフォッカーが第だい9位い、『愛あい・おぼえていますか』のフォッカーが第だい12位い）となった。アイティメディアが運営うんえいするウェブサイト「ねとらぼ調査ちょうさ隊たい」で2021年ねん以降いこうに実施じっしされている「初代しょだいマクロスの統合とうごう軍ぐんで好すきなキャラクターは？」というアンケートでも、フォッカーが続つづけて第だい1位いとなっている。また、同どうサイトが2021年ねんに実施じっししたアンケート「神谷かみや明あきらさんが演えんじたTVアニメキャラクターで一番いちばん好すきなのは誰だれ？」では、フォッカーが第だい8位いにランクインした。

フォッカーが搭乗とうじょうし、死後しごは輝てるに受うけ継つがれるVF-1S バルキリー、通称つうしょう「ロイ・フォッカー・スペシャル」も人気にんき投票とうひょうでは高こう順位じゅんいを獲得かくとくしており、『マクロスグラフィティ』発表はっぴょうの「バルキリー・ベスト・ファイブ」ではVF-1Aマックス機きに次つぐ第だい2位いであった。また同書どうしょの調しらべによると、当時とうじ『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』関連かんれん商品しょうひんを展開てんかいしていたメーカーのうち、今井いまい科学かがく（イマイ）では「1/72バルキリーVF-1S可変かへんタイプ」が第だい1位い、タカトクトイスでは「1/55バトロイド・バルキリーVF-1S」が第だい2位いであった。

シリーズ化か以降いこうの人気にんき投票とうひょうでも、2019年ねんの『全ぜんマクロス大だい投票とうひょう』ではメカ部門ぶもんでテレビ版ばんのVF-1Sが第だい2位い、劇場げきじょう版ばんのVF-1Sが第だい5位い。「ねとらぼ調査ちょうさ隊たい」で2021年ねんに実施じっしされた「マクロス初代しょだい劇場げきじょう版ばんの艦艇かんてい・可変かへん戦闘せんとう機きで好すきなのはどれ？」というアンケートでは、フォッカーが搭乗とうじょうするVF-1Sが第だい1位いを獲得かくとくした。

コラボレーション

2019年ねん12月がつ下旬げじゅんから限定げんてい掲示けいじされた航空こうくう自衛隊じえいたいの啓発けいはつポスターには、『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』とのコラボレーションとして自衛隊じえいたいの現用げんよう機きと編隊へんたい飛行ひこうをするVF-1Sフォッカー機きが描えがかれた。

2023年ねんには『超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス』放映ほうえい40周年しゅうねん記念きねんとしてバンダイ ファッションブランド事業じぎょう部ぶよりSEIKOとのコラボレーションで、フォッカーのVF-1Sをイメージしたデザインの腕時計うでどけい「超ちょう時空じくう要塞ようさいマクロス×SEIKO マクロス40周年しゅうねん記念きねんウォッチ」の発売はつばいが発表はっぴょうされ、同年どうねん10月がつ6日にちに予よ約やく受うけ付つけが開始かいしされた。

『ロボテック』版ばん

ハーモニーゴールド USA社しゃ（Harmony Gold USA）が翻案ほんあん権けんと商標しょうひょう権けんを取得しゅとくし、同どう一いち世界せかいの異ことなる時代じだいと世代せだいを描えがいた、連続れんぞくするひとつの大河たいがストーリーとして翻案ほんあん、再さい編集へんしゅうされた作品さくひんである『ロボテック（ROBOTECH） 』では、声こえの出演しゅつえんはダン・ウォーレン（Dan Woren, Dan Warren, Dan Worren）。

アメリカ海軍かいぐんの戦闘せんとう機き乗のりをイメージしたキャラクターだけに、日本にっぽん国外こくがい（とくに北米ほくべい）のアニメファンにも人気にんきが高たかい。『ロボテック』のサイドストーリー的てきなコミックでは、エターニティ社しゃの Robotech : Return to Macross やDCコミックス社しゃの子会社こがいしゃ、ワイルドストーム社しゃの Robotech: From The Stars など、フォッカーを主人公しゅじんこうにした作品さくひんもある。

詳細しょうさいは「ロボテック#漫画まんが」を参照さんしょう

関連かんれん項目こうもく

• スカル隊たい
• エース・パイロット