初はつ風かぜ (駆逐くちく艦かん)

初はつ風かぜ
基本きほん情報じょうほう
建造けんぞう所しょ	神戸こうべ川崎かわさき造船ぞうせん所しょ
運用うんよう者しゃ	大日本帝国だいにっぽんていこく海軍かいぐん
艦かん種しゅ	駆逐くちく艦かん
級きゅう名めい	陽炎かげろう型がた駆逐くちく艦かん
艦かん歴れき
発注はっちゅう	1937年ねん度ど（③計画けいかく）
起工きこう	1937年ねん12月3日にち
進水しんすい	1939年ねん1月がつ24日にち
竣工しゅんこう	1940年ねん2月がつ15日にち
最期さいご	1943年ねん11月2日にち戦没せんぼつ
除籍じょせき	1944年ねん1月がつ5日にち
要目ようもく
基準きじゅん排水はいすい量りょう	2,033トン
全長ぜんちょう	118.5 m
最大さいだい幅はば	10.8 m
吃水きっすい	3.8 m
主しゅ缶かん	ロ号ごう艦かん本式ほんしき缶かん3基き
主おも機き	艦かん本式ほんしき衝動しょうどうタービン2基き2軸じく
出力しゅつりょく	52,000馬力ばりき
速力そくりょく	35.0ノット
航続こうぞく距離きょり	18ノットで5,000浬かいり
乗員じょういん	239人にん
兵へい装そう	50口径こうけい三さん年ねん式しき12.7センチ砲ほう連装れんそう×3 25mm機銃きじゅう連装れんそう×2 61cm魚雷ぎょらい発射はっしゃ管かん4連装れんそう×2 爆雷ばくらい16個こ

初はつ風かぜ（はつかぜ）は、日本にっぽん海軍かいぐんの駆逐くちく艦かん。一等いっとう駆逐くちく艦かん陽炎かげろう型がたの7番ばん艦かんである。1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）11月がつ上旬じょうじゅんのブーゲンビル島とう沖おき海戦かいせんで戦没せんぼつした。

艦かん歴れき

陽炎かげろう型がた駆逐くちく艦かん全ぜん19隻せきのうち、神戸こうべ川崎かわさき造船ぞうせん所しょで建造けんぞうされたのは初はつ風ふう1隻せきである。 1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん）12月3日にち起工きこう。1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）9月がつ20日はつか、初はつ風かぜは姉妹しまい艦かん2隻せき（親潮おやしお、夏なつ潮うしお）と共ともに命名めいめいされた。同日どうじつ附ふで、各かく艦かん（親潮おやしお、夏なつ潮うしお、初はつ風ふう、伊い号ごう第だい十じゅう八はち潜水せんすい艦かん、伊い号ごう第だい二に十じゅう潜水せんすい艦かん、伊い号ごう第だい二に十じゅう二に潜水せんすい艦かん、第だい十じゅう一いち号ごう掃海そうかい艇てい、第だい十じゅう二に号ごう掃海そうかい艇てい）は、それぞれ艦艇かんてい類別るいべつ等級とうきゅう表ひょうに登録とうろく。 1939年ねん（昭和しょうわ14年ねん）1月がつ24日にち進水しんすい。同年どうねん11月がつ15日にち附ふで高橋たかはし亀ひさし四郎しろう中佐ちゅうさ（吹雪ふぶき型がた駆逐くちく艦かん曙あけぼの駆逐くちく艦長かんちょう）は初はつ風ふうの艤装ぎそう員いん長ちょうに任命にんめいされた。11月20日にち、初はつ風ふう艤装ぎそう員いん事務所じむしょを設置せっち。

1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）1月がつ20日はつか、姉妹しまい艦かんの雪ゆき風ふうは竣工しゅんこうと共ともに佐世保させぼから呉くれへ回航かいこうされる。 1月27日にち附ふで第だい16駆逐くちく隊たい（司令しれい島崎しまざき利雄としお大佐たいさ）が編制へんせいされた。初代しょだい司令しれい駆逐くちく艦かんは雪ゆき風ふう。 初はつ風かぜは2月がつ15日にちに竣工しゅんこうした。同日どうじつ附ふで高橋たかはし中佐ちゅうさは本ほん艦かん初代しょだい駆逐くちく艦長かんちょうとなる。呉ご鎮守ちんじゅ府ふ籍せき。神戸こうべから呉ごに移動いどうして雪ゆき風ふうに合流ごうりゅうした。また黒潮くろしおは2月がつ24日にちになり、大阪おおさかから呉ごに回航かいこうされている。 当初とうしょの第だい16駆逐くちく隊たいは、陽炎かげろう型がた3番ばん艦かん黒潮くろしお、陽炎かげろう型がた8番ばん艦かん雪ゆき風ふう、陽炎かげろう型がた9番ばん艦かん初はつ風かぜで編制へんせいされ、第だい二に水雷すいらい戦隊せんたいに所属しょぞく。10月11日にちに実施じっしされた紀元きげん二に千せん六ろく百ひゃく年ねん記念きねん行事ぎょうじに伴ともなう紀元きげん二に千せん六ろく百ひゃく年ねん特別とくべつ観艦式かんかんしきでは、初はつ風かぜは第だい16駆逐くちく隊たい司令しれい駆逐くちく艦かんとして式典しきてんに臨のぞんだ。11月15日にち、黒潮くろしおは第だい15駆逐くちく隊たいに編入へんにゅうされて16駆かを離はなれたが、陽炎かげろう型がた9番ばん艦かん天津てんしん風ふうと陽炎かげろう型がた10番ばん艦かん時津風ときつかぜが漸次ぜんじ16駆かに編入へんにゅうされる。

1941年ねん（昭和しょうわ16年ねん）7月がつ25日にち、島崎しまざき司令しれいは軽けい巡じゅん川内かわうち艦長かんちょうへ転任てんにん、渋谷しぶや紫むらさき郎ろう大佐たいさ（前ぜん職しょく第だい7駆逐くちく隊たい司令しれい）が第だい16駆逐くちく隊たい新しん司令しれいとして着任ちゃくにんした。第だい16駆逐くちく隊たいは渋谷しぶや司令しれい指揮しき下かのもと、陽炎かげろう型がた4隻せき（初はつ風ふう、雪ゆき風ふう、天津てんしん風ふう、時津風ときつかぜ）編成へんせいで開戦かいせんを迎むかえた。第だい二に水雷すいらい戦隊せんたい（司令しれい官かん田中たなか頼よりゆき三さん少将しょうしょう：旗艦きかん神通じんずう）所属しょぞく。同どう水雷すいらい戦隊せんたいは第だい8駆逐くちく隊たい（朝あさ潮しお、荒あら潮うしお、大潮おおしお、満潮まんちょう）、第だい15駆逐くちく隊たい（親潮おやしお、黒潮くろしお、早さ潮しお、夏なつ潮うしお）、第だい16駆逐くちく隊たい、第だい18駆逐くちく隊たい（陽炎かげろう、不知火しらぬひ、《朝あさ潮しお型がた駆逐くちく艦かん：霞かすみ、霰》）から編制へんせいされており、15駆か・16駆か・18駆かが陽炎かげろう型がたを主力しゅりょくとしていた。だが第だい18駆逐くちく隊たいは第だい一いち水雷すいらい戦隊せんたい（司令しれい官かん大森おおもり仙せん太郎たろう少将しょうしょう：旗艦きかん阿武隈あぶくま）の指揮しき下かに属ぞくして南雲なぐも機動きどう部隊ぶたい警戒けいかい隊たいとなり、真珠湾しんじゅわん攻撃こうげきに参加さんか。16駆か以下いかの二水にすい戦せん各かく艦かんとは別べつ行動こうどうであった。

太平洋戦争たいへいようせんそう

太平洋戦争たいへいようせんそう開戦かいせん時じの第だい16駆逐くちく隊たいは、第だい1小隊しょうたい（雪ゆき風ふう〔駆逐くちく隊たい司令しれい艦かん〕、時津風ときつかぜ）と、第だい2小隊しょうたい（初はつ風ふう、天津てんしん風ふう）に分離ぶんりして行動こうどうしていた。開戦かいせん劈頭へきとう、3隻せき（神通じんずう、初はつ風ふう、天津てんしん風ふう）は第だい四よん航空こうくう戦隊せんたいの空母くうぼ龍りゅう驤航空こうくう隊たいのダバオ空襲くうしゅうを支援しえんした。その後ご、16駆か4隻せきは南方みなかた作戦さくせんに従事じゅうじしてフィリピン〜東南とうなんアジアを行動こうどうする。レガスビー攻略こうりゃく作戦さくせん、ダバオ、メナド、ケンダリー、アンボン、クーパンの各かく攻略こうりゃく作戦さくせんに参加さんかする。1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）2月がつ27日にち、スラバヤ沖おき海戦かいせんに参加さんか。蘭らん印しるし作戦さくせん終了しゅうりょう後ご、内地ないちへ戻もどった。

6月がつ上旬じょうじゅんのミッドウェー海戦かいせんでは攻略こうりゃく部隊ぶたいを乗のせた輸送ゆそう船せんの護衛ごえいに当あたった。7月14日にち、艦隊かんたいの再編さいへんにともない、第だい16駆逐くちく隊たいは第だい三さん艦隊かんたい（司令しれい長官ちょうかん南雲なぐも忠一ただかず中将ちゅうじょう）麾下きかの第だい十じゅう戦隊せんたいに所属しょぞくする。当時とうじの戦力せんりょくは以下いかの通とおり。

• 第だい10戦隊せんたい：長良ながら（旗艦きかん。司令しれい官かん木村きむら進すすむ少将しょうしょう）
  • 第だい4駆逐くちく隊たい：嵐あらし、舞まい風ふう、野分のわけ、萩はぎ風ふう
  • 第だい10駆逐くちく隊たい：秋あき雲くも、夕ゆう雲くも、巻雲けんうん、風雲ふううん
  • 第だい16駆逐くちく隊たい：雪ゆき風ふう、時津風ときつかぜ、天津てんしん風ふう、初はつ風かぜ
  • 第だい17駆逐くちく隊たい：浦うら風ふう、磯いそ風ふう、谷風たにかぜ、浜風はまかぜ

8月がつ1日にち、第だい16駆逐くちく隊たい司令しれいは渋谷しぶや大佐たいさ（9月がつ20日はつかより軽けい巡洋艦じゅんようかん阿武隈あぶくま艦長かんちょう）から、荘司しょうじ喜一郎きいちろう大佐たいさ（7月がつ15日にちまで第だい11駆逐くちく隊たい司令しれい）に交代こうたいした。 第だい十じゅう戦隊せんたい所属しょぞく各かく隊たい・各かく艦かんは8月がつ上旬じょうじゅんよりソロモン方面ほうめんへ進出しんしゅつ、ガダルカナル島とうの戦たたかいに参戦さんせんした。初はつ風かぜは第だい二に次じソロモン海戦かいせん、南太平洋みなみたいへいよう海戦かいせんに参加さんか。10月26日にちの戦闘せんとうで南雲なぐも機動きどう部隊ぶたいの空母くうぼ2隻せき（翔しょう鶴づる、瑞鳳ずいほう）が被弾ひだん損傷そんしょうすると、2隻せき（初はつ風ふう、舞まい風ふう）は空母くうぼ2隻せきを護衛ごえいして避退（指揮しき官かん瑞鳳ずいほう艦長かんちょう）。28日にち15時じ、トラック泊地はくちに到着とうちゃくした。 11月4日にち、第だい16駆逐くちく隊たい（初はつ風ふう、時津風ときつかぜ）は大型おおがた艦かん2隻せき（瑞みず鶴づる、妙みょう高だか）を護衛ごえいして内地ないちに帰投きとうすることになった。9日にち、瑞みず鶴づる隊たい（瑞みず鶴づる、初はつ風かぜ）は豊後水道ぶんごすいどうにて佐世保させぼへ向むかう妙みょう高だか隊たい（妙みょう高だか、時津風ときつかぜ）と分離ぶんり、呉ごに到着とうちゃくした。このため第だい16駆逐くちく隊たい第だい1小隊しょうたい（雪ゆき風ふう、天津てんしん風ふう）が活躍かつやくした11月中旬ちゅうじゅんの第だい三さん次じソロモン海戦かいせんに、16駆か2小隊しょうたい（初はつ風ふう、時津風ときつかぜ）は参加さんかしていない。

呉ごに帰港きこう後ご、初はつ風かぜは呉ご工廠こうしょうで修理しゅうりに当あたった。12月12日にち、日本にっぽん陸軍りくぐんの九きゅう九きゅう式しき双そう軽けい爆撃ばくげき機きを輸送ゆそう中ちゅうの空母くうぼ龍りゅう鳳おおとりと16駆か僚艦りょうかん時津風ときつかぜは米べい潜水せんすい艦かんから襲撃しゅうげきされ、被ひ雷かみなりした龍りゅう鳳おおとりも中なか破やぶした。そこで龍りゅう鳳おおとりが輸送ゆそうする筈はずだった九きゅう九きゅう式しき双そう軽けい爆ばくを空母くうぼ瑞みず鶴づるに移うつ載のする。 12月15日にち附ふで初はつ風ふう駆逐くちく艦長かんちょうは高橋たかはし中佐ちゅうさ（後日ごじつ、第だい4駆逐くちく隊たい司令しれいとして駆逐くちく艦かん満潮まんちょう沈没ちんぼつ時じに戦死せんし）から岡三おかさん知夫ともお中佐ちゅうさに交代こうたいする。 12月28日にち附ふで高橋たかはし中佐ちゅうさ（本ほん艦かん初代しょだい駆逐くちく艦長かんちょう）は第だい6駆逐くちく隊たい（雷かみなり、電でん、響ひびき）司令しれいに転出てんしゅつ。初はつ風ふう駆逐くちく艦長かんちょうも岡おか中佐ちゅうさから、前月ぜんげつまで陽炎かげろう型がた16番ばん艦かん嵐あらし駆逐くちく艦長かんちょうを務つとめていた渡邉わたなべ保正やすまさ中佐ちゅうさに交代こうたいした。 12月31日にち、4隻せき（瑞みず鶴づる、秋月あきづき、初はつ風ふう、時津風ときつかぜ）は横須賀よこすかを出港しゅっこう、1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）1月がつ4日にちトラックへ進出しんしゅつした。同地どうちで駆逐くちく艦かん3隻せき（秋月しゅうげつ、初はつ風ふう、時津風ときつかぜ）は前進ぜんしん部隊ぶたいに編入へんにゅう。1月6日にちには修理しゅうりを要ようする駆逐くちく艦かん（長波ちょうは、親潮おやしお、陽炎かげろう、涼風すずかぜ）の代だい艦かんとして南東なんとう方面ほうめん部隊ぶたいに編入へんにゅうされ、各かく艦かんは順次じゅんじショートランド泊地はくちへ移動いどうした。

1943年ねん（昭和しょうわ18年ねん）1月がつ10-11日にち、初はつ風かぜは第だい六ろく次じガダルカナル島とう輸送ゆそう作戦さくせん（鼠ねずみ輸送ゆそう）に参加さんかする。駆逐くちく艦かん8隻せき（黒潮くろしお《旗艦きかん》、巻まき波なみ、江こう風ふう、嵐あらし、大潮おおしお、荒あら潮うしお、初はつ風ふう、時津風ときつかぜ）は、警戒けいかい隊たい4隻せき（黒潮くろしお、江こう風ふう、初はつ風ふう、時津風ときつかぜ）と輸送ゆそう隊たい4隻せき（嵐あらし、巻まき波なみ、大潮おおしお、荒あら潮うしお）、泊地はくち待機たいき隊たい（長波ちょうは）に区分くぶん。輸送ゆそう隊たいは小しょう発動はつどう艇てい2隻せきを曳航えいこうしドラム缶どらむかん150個こを積つみ込こんでいた。指揮しき官かんは第だい二に水雷すいらい戦隊せんたい司令しれい官かん小柳こやなぎ冨とみ次じ少将しょうしょうで、第だい15駆逐くちく隊たい黒潮くろしおを旗艦きかんとした。警戒けいかい隊たい（江こう風ふう→黒潮くろしお→初はつ風ふう→時津風ときつかぜ）と輸送ゆそう隊たい（嵐あらし→巻まき波なみ→大潮おおしお→荒あら潮うしお）は、それぞれが単たん縦陣じゅうじんを形成けいせいしていた。 午後ごご10時じ以降いこう、ガダルカナル島とうエスペランス岬みさき周辺しゅうへん海域かいいきで時津風ときつかぜや荒あら潮うしおと共ともにアメリカ軍ぐん魚雷ぎょらい艇ていと交戦こうせん中ちゅう、初はつ風かぜは22時じ47分ふんに魚雷ぎょらい1本ほんを左舷さげん艦橋かんきょう附近ふきんに被ひ雷かみなり、戦死せんし者しゃ8名めい・負傷ふしょう者しゃ12名めいを出だして大破たいはした。通信つうしん装置そうちと操舵そうだ装置そうちが故障こしょう。 小柳こやなぎ司令しれい官かんは初はつ風ふうの自沈じちんあるいはガダルカナル島とうへの擱座かくざを検討けんとうしていたが、嵐あらし（第だい4駆逐くちく隊たい司令しれい有賀ありが幸作こうさく大佐たいさ）とやりとりした結果けっか、離脱りだつ命令めいれいを出だす。 初はつ風かぜは駆逐くちく艦かん3隻せき（嵐あらし、江こう風ふう、時津風ときつかぜ）に護衛ごえいされて約やく16ノットで退避たいひ。零れい式しき艦上かんじょう戦闘せんとう機き7機き、零れい式しき水上すいじょう観測かんそく機き11機きに掩護えんごされつつ、11日にち夕刻ゆうこくショートランド泊地はくちへ到着とうちゃくした。4隻せき（初はつ風ふう、嵐あらし、江こう風ふう、時津風ときつかぜ）の帰還きかんは小柳こやなぎ司令しれい官かんに大おおきな感銘かんめいをあたえ、各かく艦かん乗組のりくみ員いんと司令しれいを『功績こうせき極きわめて顕著けんちょなり』と賞賛しょうさんしている。初はつ風ふうの大破たいはを代償だいしょうとした輸送ゆそう量りょうは301トンであった。

3月3日にち、ビスマルク海うみ海戦かいせんで輸送ゆそう船団せんだん護衛ごえい部隊ぶたい（白はく雪ゆき〔第だい三さん水雷すいらい戦隊せんたい司令しれい官かん木村きむら昌福まさとみ少将しょうしょう〕、浦うら波は、朝あさ雲くも、朝あさ潮しお、荒あら潮うしお、時津風ときつかぜ、雪ゆき風ふう）に加くわわっていた時津風ときつかぜがアメリカ軍機ぐんきの空襲くうしゅうで撃沈げきちんされ、第だい16駆逐くちく隊たいは陽炎かげろう型がた3隻せき（初はつ風ふう、雪ゆき風ふう、天津てんしん風ふう）になった。 4月がつ上旬じょうじゅん、練習れんしゅう巡洋艦じゅんようかん鹿島かしま（第だい四よん艦隊かんたい旗艦きかん）の修理しゅうりが必要ひつようとなり、初はつ風かぜは鹿島かしまと共ともに呉ごへ帰投きとう。7月12日にちまで修理しゅうりに当あたった。 5月1日にち、第だい16駆逐くちく隊たい司令しれいは荘司しょうじ大佐たいさ（5月がつ20日はつか附ふで軽けい巡洋艦じゅんようかん川内かわうち艦長かんちょう）から島居しまい威たけし美び大佐たいさに交代こうたいした。修理しゅうり完成かんせい直前ちょくぜんの7月がつ1日にち附ふで初はつ風ふう駆逐くちく艦長かんちょうは蘆あし田部たなべ一はじめ中佐ちゅうさ（睦月むつき型がた駆逐くちく艦かん長月ながつき艦長かんちょう、吹雪ふぶき型がた駆逐くちく艦かん天てん霧きり艦長かんちょう等ひとし）に交代こうたいした。

7月がつ31日にち、大和やまと型がた戦艦せんかん2番ばん艦かん武蔵むさし（連合れんごう艦隊かんたい旗艦きかん、古賀こが峯みね一いち司令しれい長官ちょうかん座乗ざじょう）、第だい五ご戦隊せんたい（妙みょう高だか、羽黒はぐろ）、駆逐くちく艦かん3隻せき（野分のわけ、白露しらつゆ、初はつ風かぜ）という編制へんせいで内地ないちを出発しゅっぱつ。8月1日にち、横須賀よこすか発はつの3隻せき（軽けい巡洋艦じゅんようかん長良ながら、空母くうぼ雲くも鷹たか、駆逐くちく艦かん曙あけぼの）と途中とちゅう合流ごうりゅうする。合流ごうりゅう後ごは長良ながら座乗ざじょうの第だい二に水雷すいらい戦隊せんたい司令しれい官かん高間たかま完かん少将しょうしょうが警戒けいかい隊たい指揮しき官かんとなった。8月4日にち深夜しんや、米べい潜水せんすい艦かんスティールヘッドは「戦艦せんかん3隻せき」を含ふくむ日本にっぽん艦隊かんたいを発見はっけん、翌日よくじつ未明みめいに計けい10本ほんの魚雷ぎょらいを発射はっしゃしたがいずれも命中めいちゅうしなかった。8月5日にちトラック着ぎ。初はつ風かぜは一旦いったん内地ないちへ戻もどった。

8月がつ17日にち、主力しゅりょく部隊ぶたい（戦艦せんかん3隻せき《大和やまと、長門ながと、扶桑ふそう》、空母くうぼ《大鷹おおたか》、巡洋艦じゅんようかん3隻せき《愛宕あたご、高雄たかお、能代のしろ》、駆逐くちく艦かん部隊ぶたい《涼風すずかぜ、海風かいふう、秋あき雲くも、夕ゆう雲くも、若月わかつき、天津てんしん風ふう、初はつ風かぜ》）として呉ごを出撃しゅつげきし、23日にちトラックへ進出しんしゅつ。以降いこうはトラック泊地はくちを中心ちゅうしんに各地かくちへの船団せんだん護衛ごえいに従事じゅうじする。

10月6日にち、給油きゅうゆ艦かん風早かざはやがアメリカ潜水せんすい艦かんスティールヘッドとティノサに襲撃しゅうげきされ、16時じ30分ふんに沈没ちんぼつした。 初はつ風ふうと白露しらつゆ型がた駆逐くちく艦かん7番ばん艦かん海風かいふうは急遽きゅうきょ第だい十じゅう四よん戦隊せんたい司令しれい官かん伊藤いとう賢三けんぞう少将しょうしょうの指揮しき下かに入はいる。同どう戦隊せんたいはトラック泊地はくちで輸送ゆそう作戦さくせんの準備じゅんびに従事じゅうじしていたが、伊藤いとう司令しれい官かんは旗艦きかんを軽けい巡洋艦じゅんようかん那珂なかから軽けい巡洋艦じゅんようかん五十鈴いすずに変更へんこう。まず海風かいふうが先行せんこうし、初はつ風かぜは五十鈴いすずと共ともに風早かざはや遭難そうなん現場げんばへ向むかった。3隻せき（五十鈴いすず、海風かいふう、初はつ風かぜ）は10月7日にち早朝そうちょうに風早かざはやの遭難そうなん現場げんばに到着とうちゃくしたが同艦どうかんはすでに沈没ちんぼつしており、海風かいふうは風早かざはや乗組のりくみ員いん154名めい、初はつ風かぜは98名めいを救助きゅうじょした。 10月30日にち、ラバウルへ物件ぶっけん輸送ゆそう。11月1日にち、『ろ号ごう作戦さくせん』に参加さんかする第だい一いち航空こうくう戦隊せんたい（瑞みず鶴づる、翔しょう鶴づる、瑞鳳ずいほう）航空こうくう隊たい基地きち人員じんいん・物件ぶっけんを搭載とうさいした第だい十じゅう戦隊せんたい・第だい二に水雷すいらい戦隊せんたい各かく艦かんはラバウルおよびカビエンに到着とうちゃくした。

沈没ちんぼつ

11月2日にち、初はつ風かぜは軽けい巡洋艦じゅんようかん/第だい十じゅう戦隊せんたい旗艦きかん阿賀あが野のの指揮しき下かでブーゲンビル島とう沖おき海戦かいせんに参加さんか、重じゅう巡洋艦じゅんようかん妙みょう高だかと衝突しょうとつし、米べい艦隊かんたいの集中しゅうちゅう砲火ほうかを受うけて沈没ちんぼつした。経過けいかは以下いかの通とおり。

詳細しょうさいは「ブーゲンビル島とう沖おき海戦かいせん」を参照さんしょう

11月1日にち、連合れんごう艦隊かんたいは第だい五ご戦隊せんたい司令しれい官かん大森おおもり仙せん太郎たろう少将しょうしょうを指揮しき官かんとする連合れんごう襲撃しゅうげき隊たいを編制へんせいし、本隊ほんたい（大森おおもり少将しょうしょう直じき率りつ：第だい五ご戦隊せんたい《妙みょう高だか、羽黒はぐろ》）、第だい一いち警戒けいかい隊たい（第だい三さん水雷すいらい戦隊せんたい司令しれい官かん伊集院いじゅういん松治まつじ少将しょうしょう：川内かわうち〔旗艦きかん〕、第だい27駆逐くちく隊たい《時雨しぐれ、五月雨さみだれ、白露しらつゆ》）、第だい二に警戒けいかい隊たい（十じゅう戦隊せんたい司令しれい官かん大杉おおすぎ守一しゅいち少将しょうしょう：阿賀あが野の〔旗艦きかん〕、駆逐くちく艦かん《長波ちょうは、初はつ風かぜ、若月わかつき》）、輸送ゆそう隊たい（指揮しき官かん山代やましろ勝守かつもり大佐たいさ：駆逐くちく艦かん《天てん霧きり、文月ふづき、卯月うづき、夕凪ゆうなぎ、水無月みなづき》）という戦力せんりょくを揃そろえる。連合れんごう襲撃しゅうげき隊たいはブーゲンビル島とうタロキナ岬みさきに上陸じょうりくしたアメリカ軍ぐんに対たいし、逆ぎゃく上陸じょうりく計画けいかくを企図きとしていた。だが輸送ゆそう隊たいの準備じゅんびは遅おくれたこと、アメリカ軍機ぐんきの触接しょくせつを受うけたことから逆ぎゃく上陸じょうりく作戦さくせんは中止ちゅうしされ、輸送ゆそう隊たいはラバウルへ避退した。連合れんごう襲撃しゅうげき隊たいそのものは、アメリカ軍ぐん輸送ゆそう船団せんだんを撃滅げきめつすべく進撃しんげきを続つづけた。一方いっぽうのアメリカ軍ぐんは日本にっぽん艦隊かんたいの接近せっきんを知しると、輸送ゆそう船団せんだんを護まもるためアーロン・S・メリル少将しょうしょう率ひきいる巡洋艦じゅんようかん4隻せき・駆逐くちく艦かん8隻せきの艦隊かんたいを派遣はけんした。

11月2日にち00時じ45分ふん、時雨しぐれの敵てき艦隊かんたい発見はっけん報告ほうこくをきっかけに約やく2時じ間あいだにおよぶ夜戦やせんがはじまった。当時とうじの隊形たいけいは、主おも隊たい（妙みょう高だか、羽黒はぐろ）が中央ちゅうおう、第だい一いち警戒けいかい隊たい（川内かわうち、時雨しぐれ、白露しらつゆ、五月雨さみだれ）が主おも隊たい左ひだり前方ぜんぽう、第だい二に警戒けいかい隊たいは（阿賀あが野の、長波ちょうは、初はつ風ふう、若月わかつき）の順番じゅんばんで主おも隊たい右みぎ前方ぜんぽうを航行こうこうしていた。最初さいしょに米べい艦隊かんたいと交戦こうせんしたのは第だい一いち警戒けいかい隊たいで、主おも隊たいと第だい二に警戒けいかい隊たいは回避かいひ行動こうどうに専念せんねんし、妙みょう高だかと艦かん位いを失うしなった初はつ風ふうの衝突しょうとつを招まねいた。妙みょう高だかと初はつ風ふうの衝突しょうとつ時間じかんは午前ごぜん1時じ7分ふん。 その後ご、主おも隊たい（妙みょう高だか、羽黒はぐろ）は午前ごぜん1時じ16分ふんに射撃しゃげきを開始かいししたが、時雨しぐれの報告ほうこくから26分ふんも経過けいかしており、主おも隊たいと第だい二に警戒けいかい隊たい（阿賀あが野の、長波ちょうは、若月わかつき）は戦局せんきょくにまったく貢献こうけんできなかった。午前ごぜん1時じ34分ふん、大森おおもり司令しれい官かんは『明日あしたノ敵てき機きノ来襲らいしゅうヲ顧慮こりょシ、全ぜん軍ぐんニ対たいシ315度ど方向ほうこうニ避退スベキ』を電でん令れいして戦場せんじょうからの離脱りだつをはかり、米べい艦隊かんたいは敗走はいそうする日本にっぽん艦隊かんたいを追撃ついげきする。艦かん首くびを失うしない、戦場せんじょうに取とり残のこされていた初はつ風かぜはアメリカ軍ぐん駆逐くちく隊たいの集中しゅうちゅう砲火ほうかを浴あび、午前ごぜん2時じ57分ふんに南緯なんい06度ど00分ふん 東経とうけい153度ど58分ふん地点ちてんで沈没ちんぼつした。艦長かんちょう以下いか164名めいが戦死せんしした。川内せんだいは漂流ひょうりゅうしたのち、午前ごぜん5時じ30分ふんに沈没ちんぼつした。翌朝よくあさ、重じゅう巡じゅん羽黒はぐろからは僚艦りょうかん妙みょう高だかの前部ぜんぶ左舷さげんに初はつ風ふうの甲板かんぱんがぶらさがっている光景こうけいが見みられたという。目撃もくげきした羽黒はぐろの下士官かしかんは「初はつ風ふうの額がくの皮かわ」という表現ひょうげんを使つかっている。

本ほん海戦かいせんは2隻せき（川内かわうち、初はつ風かぜ）を喪失そうしつした上うえに、アメリカ軍ぐん輸送ゆそう船団せんだんの撃破げきはに失敗しっぱいした日本にっぽん艦隊かんたいの完敗かんぱいで終おわり、阿賀あが野の以下いか日本にっぽん艦隊かんたいは11月2日にち午前ごぜん9時じ以降いこう、順次じゅんじラバウルへ帰投きとうした。 12月6日にち、第だい16駆逐くちく隊たい司令しれいは島居しまい大佐たいさから古川ふるかわ文ぶん次じ大佐たいさに交代こうたいする（島居しまいは12月22日にちより軽けい巡じゅん龍田たつた艦長かんちょう。龍田たつた沈没ちんぼつまで同職どうしょく）。 駆逐くちく艦かん初はつ風かぜは1944年ねん（昭和しょうわ19年ねん）1月がつ5日にち附ふで 不知火しらぬい型がた駆逐くちく艦かん、 帝国ていこく駆逐くちく艦かん籍せき、 第だい16駆逐くちく隊たい のそれぞれから除籍じょせきされた。

歴代れきだい艦長かんちょう

艤装ぎそう員いん長ちょう

1. 高橋たかはし亀ひさし四郎しろう 中佐ちゅうさ：1939年ねん11月15日にち - 1940年ねん2月がつ15日にち

駆逐くちく艦長かんちょう

1. 高橋たかはし亀ひさし四郎しろう 中佐ちゅうさ：1940年ねん2月がつ15日にち - 1942年ねん12月15日にち
2. 岡三おかさん知夫ともお 中佐ちゅうさ：1942年ねん12月15日にち - 1942年ねん12月28日にち
3. 渡邉わたなべ保正やすまさ 中佐ちゅうさ：1942年ねん12月28日にち - 1943年ねん7月がつ1日にち
4. 蘆あし田部たなべ一はじめ 中佐ちゅうさ：1943年ねん7月がつ1日にち - 1944年ねん1月がつ5日にち（1943年ねん11月2日にち 戦死せんし、同日どうじつ付づけ任にん海軍かいぐん大佐たいさ）

参考さんこう文献ぶんけん

• 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんデジタルコレクション - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん
  • 海軍かいぐん大臣だいじん官房かんぼう『海軍かいぐん制度せいど沿革えんかく. 巻まき8(1940年ねん印刷いんさつ)　info:ndljp/pid/1886716』海軍かいぐん大臣だいじん官房かんぼう、1940年ねん。 

• アジア歴史れきし資料しりょうセンター（公式こうしき）（防衛ぼうえい省しょう防衛ぼうえい研究所けんきゅうじょ）
  • Ref.A10110010100『第だい八はち輯　観兵かんぺい式しき及観艦式かんかんしき　第だい二に編へん　紀元きげん二に千せん六ろく百ひゃく年ねん特別とくべつ観艦式かんかんしき　第だい二に章しょう　実施じっし』。 
  • Ref.A10110010200『第だい八はち輯　観兵かんぺい式しき及観艦式かんかんしき　第だい二に編へん　紀元きげん二に千せん六ろく百ひゃく年ねん特別とくべつ観艦式かんかんしき　第だい三さん章しょう　実施じっし』。 
  • Ref.C13071991800『昭和しょうわ15年ねん12月25日にち現在げんざい10版はん内ない令れい提要ていよう追録ついろく第だい8号ごう原稿げんこう(巻まき1追録ついろく/第だい2類るい編制へんせい)』。 
  • Ref.C13071997700『昭和しょうわ16年ねん6月がつ30日にち現在げんざい10版はん内ない令れい提要ていよう追録ついろく第だい9号ごう(上うえ)原稿げんこう：巻まき1追録ついろく/第だい6類るい機密きみつ保護ほご』。 
  • Ref.C13072003500『昭和しょうわ16年ねん12月31日にち現在げんざい10版はん内ない令れい提要ていよう追録ついろく第だい10号ごう原稿げんこう巻まき2.3/巻まき3追録ついろく/第だい13類るい艦船かんせん(1)』。 
  • Ref.C08051772000『昭和しょうわ16年ねん～昭和しょうわ20年ねん　戦隊せんたい　水みず戦せん輸送ゆそう戦隊せんたい　行動こうどう調書ちょうしょ』。 
  • Ref.C08030044300『昭和しょうわ17年ねん6月がつ1日にち～昭和しょうわ17年ねん11月30日にち　第だい5戦隊せんたい戦時せんじ日誌にっし戦闘せんとう詳報しょうほう(5)』。 
  • Ref.C08030022800『昭和しょうわ17年ねん9月がつ14日にち～昭和しょうわ18年ねん8月がつ15日にち第だい8艦隊かんたい戦時せんじ日誌にっし(4)』。 
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  • Ref.C08030100300『昭和しょうわ18年ねん1月がつ1日にち～昭和しょうわ18年ねん5月がつ31日にち　第だい2水雷すいらい戦隊せんたい戦時せんじ日誌にっし戦闘せんとう詳報しょうほう(2)』。 
  • Ref.C08030404800『昭和しょうわ18年ねん4月がつ1日にち～昭和しょうわ18年ねん4月がつ30日にち 佐伯さえき防備ぼうび隊たい戦時せんじ日誌にっし(2)』。 
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  • Ref.C08030044800『昭和しょうわ17年ねん12月1日にち～昭和しょうわ18年ねん11月2日にち 第だい5戦隊せんたい戦時せんじ日誌にっし戦闘せんとう詳報しょうほう(2)』。 
  • Ref.C08030101000『昭和しょうわ18年ねん6月がつ14日にち～昭和しょうわ18年ねん11月11日にち　第だい2水雷すいらい戦隊せんたい戦時せんじ日誌にっし戦闘せんとう詳報しょうほう(1)』。 
  • Ref.C08030101100『昭和しょうわ18年ねん6月がつ14日にち～昭和しょうわ18年ねん11月11日にち　第だい2水雷すいらい戦隊せんたい戦時せんじ日誌にっし戦闘せんとう詳報しょうほう(2)』。 
  • Ref.C08030101300『昭和しょうわ18年ねん6月がつ14日にち～昭和しょうわ18年ねん11月11日にち　第だい2水雷すいらい戦隊せんたい戦時せんじ日誌にっし戦闘せんとう詳報しょうほう(4)』。 
  • Ref.C08030052400『昭和しょうわ18年ねん4月がつ1日にち～昭和しょうわ18年ねん11月15日にち　第だい14戦隊せんたい戦時せんじ日誌にっし戦闘せんとう詳報しょうほう(3)』。 
  • Ref.C08030052500『昭和しょうわ18年ねん4月がつ1日にち～昭和しょうわ18年ねん11月15日にち　第だい14戦隊せんたい戦時せんじ日誌にっし戦闘せんとう詳報しょうほう(4)』。 
  • Ref.C12070104300『昭和しょうわ13年ねん　達いたる　完かん/9月(2)』。 
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  • Ref.C12070193800『自じ昭和しょうわ19年ねん1月がつ至いたり昭和しょうわ19年ねん7月がつ内ない令れい/昭和しょうわ19年ねん1月がつ(1)』。 
  • Ref.C12070193900『自じ昭和しょうわ19年ねん1月がつ至いたり昭和しょうわ19年ねん7月がつ内ない令れい/昭和しょうわ19年ねん1月がつ(2)』。 
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• 防衛庁ぼうえいちょう防衛ぼうえい研修けんしゅう所しょ戦史せんし室しつ『戦史せんし叢書そうしょ83　南東なんとう方面ほうめん海軍かいぐん作戦さくせん(2)　ガ島とう撤収てっしゅうまで』朝ちょう雲くも新聞しんぶん社しゃ、1975年ねん8月がつ。 
• 防衛庁ぼうえいちょう防衛ぼうえい研修けんしゅう所しょ戦史せんし室しつ『戦史せんし叢書そうしょ96　南東なんとう方面ほうめん海軍かいぐん作戦さくせん(3)　ガ島とう撤収てっしゅう後ご』朝ちょう雲くも新聞しんぶん社しゃ、1976年ねん8月がつ。 
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• 雑誌ざっし「丸まる」編集へんしゅう部ぶ『ハンディ判ばん日本にっぽん海軍かいぐん艦艇かんてい写真しゃしん集しゅう　17　駆逐くちく艦かん　春雨はるさめ型がた・白露しらつゆ型がた・朝あさ潮しお型がた・陽炎かげろう型がた・夕ゆう雲くも型がた・島しま風ふう』光人みつひと社しゃ、1997年ねん10月がつ。ISBN 4-7698-0818-6。 
• 丸まる編集へんしゅう部ぶ編へん『重じゅう巡洋艦じゅんようかん戦記せんき　私わたしは決定的けっていてき瞬間しゅんかんをこの目めで見みた！』光人みつひと社しゃ、2010年ねん11月。ISBN 978-4-7698-1485-6。 
  • 当時とうじ「羽黒はぐろ」信管しんかん手しゅ・海軍かいぐん二に等とう兵曹へいそう井上いのうえ司郎しろう『五ご戦隊せんたい「羽黒はぐろ」ブーゲンビル島とう沖おき海戦かいせん』
• 重本しげもと俊一しゅんいちほか『陽炎かげろう型がた駆逐くちく艦かん　水雷すいらい戦隊せんたいの中核ちゅうかくとなった精鋭せいえいたちの実力じつりょくと奮戦ふんせん』潮しお書房しょぼう光人みつひと社しゃ、2014年ねん10月がつ。ISBN 978-4-7698-1577-8。 
  • 戦史せんし研究けんきゅう家か落合おちあい康夫やすお『駆逐くちく隊たい別べつ「陽炎かげろう型がた駆逐くちく艦かん」全ぜん作戦さくせん行動こうどうダイアリィ　第だい四よん、第だい十じゅう五ご、第だい十じゅう六ろく、第だい十じゅう七なな、第だい十じゅう八はち駆逐くちく隊たい　太平洋たいへいよう奮迅ふんじん録ろく』
• 門司もじ親おや徳とく「第だい4章しょう 新設しんせつ第だい五ご五ご一いち航空こうくう隊たいに移うつる」『空そらと海うみの涯で―第だい一いち航空こうくう艦隊かんたい副官ふっかんの回想かいそう』光人みつひと社しゃ、2012年ねん（原著げんちょ1978年ねん）。ISBN 978-4-7698-2098-7。 

関連かんれん項目こうもく

• 第だい二に水雷すいらい戦隊せんたい
• 第だい三さん艦隊かんたい