後こう腰こし

後こう腰こしのイラスト

後こう腰こし（うしろごし）は柔道じゅうどうの投とう技わざの一ひとつ。講道館こうどうかんや国際こくさい柔道じゅうどう連盟れんめい (IJF) での正式せいしき名めい。IJF略号りゃくごうUSH。

概要がいよう

単純たんじゅんな様ようであるが、難易なんい度どの高たかい技わざである。

1. 後うしろから膝ひざを沈しずめて、相手あいてのひかがみにあてて支点してんにして、後うしろに引ひく事ことで相手あいての体勢たいせいを崩くずす。
2. その後ご、相手あいてを抱いだきかかえ、裏うら投とうか抱だき上じょうの様ように、腰こしと膝ひざのバネを生いかして相手あいてを持もち上あげ、腰こしの回転かいてんを利きかせて空中くうちゅうで捻ねじり倒たおす形かたちで叩たたき落おとす。

相手あいての前ぜん帯おびを持もち、脚あしを伸のばして支点してんにして投なげると、帯おび落となる。背負投せおいなげ、払はらい腰こし、内股うちまたなど相手あいてが背せを向むける技わざを読よんでカウンターで出だせば非常ひじょうに決きまりやすい。不意ふいを突つかれた上うえに真下ましたに思おもい切きり叩たたきつけられるため、受うける側がわはダメージを受うけやすい。相撲すもうで言いえば、後うしろから仕掛しかける吊つり落おとし。すなわち、送おくり吊づり落おとしの様ような形かたちとなる。

起源きげん

明治めいじ38年ねんの書籍しょせき『通説つうせつ柔道じゅうどう図解ずかい』の後こう腰こし

書籍しょせき『通説つうせつ柔道じゅうどう図解ずかい』によると昔むかしの後のち腰こしは「左手ひだりてで相手あいての左ひだり腰こしを、右手みぎてで右みぎ腰こしを押おし、背後はいごを左前ひだりまえに密着みっちゃくさせる」ような技わざであった。

外部がいぶリンク

• 後こう腰こし｜柔道じゅうどうチャンネル