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しょうない巻込まきこめ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
2018ねんブエノスアイレスユースオリンピックでの相手あいてうで一本いっぽん背負投せおいなげのようにかかえながらのしょうない巻込まきこめ

しょうない巻込まきこめ(こうちまきこみ)は、柔道じゅうどうわざよこ捨身しゃしんわざひとつである。講道館こうどうかん国際こくさい柔道じゅうどう連盟れんめい (IJF) での正式せいしきめい。IJF略号りゃくごうKUM柔道じゅうどうかわせきメソッドでのかたこうちまっこみ[1]別名べつめい捨身しゃしん小内こうち(すてみこうち)[2]小内こうちかけ(こうちがけ)[2]小内こうち(こうちおとし)[2]だき小内こうちかり(だきこうちがり)[2]

概要がいよう[編集へんしゅう]

相手あいて上体じょうたい密着みっちゃくし、小内こうちかりのようにあし内側うちがわ相手あいてあしうちからふかからませながらみずかからだたおみながら相手あいてうしろにたおわざみぎぐみ場合ばあい左手ひだりてで受のみぎそできつけながらみぎわきで受のみぎももをはさみ、そのままみぎあしで受のみぎあしりながら、受のみぎそでみぎあしからだけるようにしてたおみ、かた相手あいて後方こうほうたおす。また、わき相手あいてももあしはさまない、相手あいてあしつかまない場合ばあいもあり、相手あいてうで一本いっぽん背負投せおいなげのようにかかえながらおこな場合ばあいもある。

著名ちょめい試合しあいでは、リオデジャネイロオリンピック男子だんし73 kgきゅう決勝けっしょうにおいて、大野おおのすすむたいらルスタム・オルジョフたいして、このわざ一本いっぽんり、きんメダルを獲得かくとくした。

んださいに、しょうそとかりしょうそとかけだいそとかりだいそとくらべると、あそびが出来できてしまい、相手あいて反撃はんげきされやすい。

2009ねんのルール改正かいせいおびよりしたをつかむことが禁止きんしされたため、あししょうない巻込まきこめ試合しあいでの使用しよう制限せいげんされることになった。連続れんぞくわざかえわざとして使つかうことはできたが、審判しんぱん判断はんだんむずかしかった。のちにこれらも禁止きんしとなった。なお、講道館こうどうかん審判しんぱん規定きていおこなわれる試合しあいにおいては、制限せいげんはない[3]

分類ぶんるい[編集へんしゅう]

かつて講道館こうどうかんでは独立どくりつしたわざめいみとめられておらず、足技あしわざ小内こうちかり包含ほうがんされていた。しかしながら、多様たようする技術ぎじゅつへの対応たいおうのために講道館こうどうかんわざ研究けんきゅうわざ名称めいしょうさい検討けんとうおこなった結果けっか、2017ねんにこのわざ正式せいしきみとめることになった[4]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ Mikinosuke KAWAISHI (1955). Ma méthode de judo. Jean Gailhat(ふつやく、イラスト). フランス: Judo international. pp. 46-47. "KOUCHI-MAKKOMI" 
  2. ^ a b c d 嘉納かのう行光ゆきみつ川村かわむら禎三ていぞう中村なかむら良三りょうぞう醍醐だいご敏郎としお竹内たけうち善徳ぜんとく柔道じゅうどうだい事典じてん佐藤さとうせん監修かんしゅう)、アテネ書房しょぼう日本にっぽん原著げんちょ1999ねん11月21にち)。ISBN 4871522059。"しょうない巻込まきこめ"。 
  3. ^ 「タックルわざ」はいち反則はんそくけに 来年らいねんより実施じっし-ウィキニュース
  4. ^ 柔道じゅうどうわざ名称めいしょうについて