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利子りし

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
日歩ひぶから転送てんそう
マラウイ銀行ぎんこう店頭てんとうでの、預金よきん口座こうざ融資ゆうし金利きんりしめした表示ひょうじ

利子りし(りし、えい: interest)とは、貸借たいしゃくした金銭きんせんたいして一定いってい利率りりつ支払しはらわれる対価たいか

利息りそくおな意味いみ使つかわれるが、りた場合ばあい支払しはらうものを利子りしした場合ばあいるものを利息りそく使つかけることがある。また、銀行ぎんこう預金よきんでは利息りそくぶ(ゆうちょ銀行ぎんこうでは利子りしぶ)。法律ほうりつ用語ようごとしては利息りそくもちいるのが通常つうじょうである。

べいりの対価たいかとして支払しはらわれる「利子りしまいまい)」のように利子りし金銭きんせん以外いがい支払しはらわれる場合ばあいもある。このような実物じつぶつ対価たいかとする利子りし実物じつぶつ利子りし金銭きんせん対価たいかとする利子りし貨幣かへい利子りしあるいは金利きんり[1]

概説がいせつ

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経済けいざいがくじょう定義ていぎ

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経済けいざいがくてき定義ていぎでは『将来しょうらい時点じてんにおける資金しきんの、現在げんざい時点じてんにおける相対そうたいてき価格かかく』をいう。

もっとも、実際じっさい金融きんゆう取引とりひきにおける利子りし本質ほんしつについては、上記じょうき定義ていぎのようにたん金銭きんせん時間じかんてき価値かちのみで説明せつめいするのではなく、それにくわえて金融きんゆう機関きかん提供ていきょうするサービスの対価たいか債権さいけん貸倒かしだおれにたいする保証ほしょうりょうないしは保険ほけんりょうなどが複雑ふくざつ合成ごうせいされたものとることもできる。ただ、サービスの対価たいか保険ほけんりょうも、時間じかん経過けいかし「将来しょうらい」となっていくことと密接みっせつであるため、金利きんり時間じかん関係かんけい不可分ふかぶんである。

金利きんり高低こうてい経済けいざい景気けいき動向どうこう左右さゆうすることがある。政府せいふ中央ちゅうおう銀行ぎんこう政策せいさく金利きんり変更へんこうすることによって基準きじゅん金利きんり決定けっていできる場合ばあいおおい。経済けいざい学的がくてきには、貨幣かへい市場いちばにおける価格かかく相当そうとうする。金融きんゆう市場いちばでは、貨幣かへい需要じゅよう貨幣かへい供給きょうきゅう一致いっちするように利子りしりつ調整ちょうせいされる[2]所得しょとく増加ぞうかすると貨幣かへい需要じゅよう増加ぞうかするが、貨幣かへい供給きょうきゅうりょう一定いっていである場合ばあい利子りしりつ上昇じょうしょうする[3]一方いっぽう所得しょとく減少げんしょうすると、貨幣かへい需要じゅよう減少げんしょう利子りしりつ低下ていかする[3]

金利きんりには、名目めいもく金利きんり実質じっしつ金利きんり存在そんざいする。名目めいもく金利きんりは、額面がくめんにかかる金利きんりである。実質じっしつ金利きんり名目めいもく金利きんりから期待きたいインフレりついたぶんである。通常つうじょう名目めいもく金利きんりは0%よりがらない[注釈ちゅうしゃく 1]のにたいし、実質じっしつ金利きんりマイナス金利きんりをとることがありる。

ファイナンス理論りろんにおいては、金利きんりは、通常つうじょうは、貨幣かへい時間じかんてき価値かち信用しんようリスク対価たいかとしての性質せいしつゆうするものとかんがえられる。理論りろんてきには、リスク資産しさんされる金利きんり貨幣かへい時間じかんてき価値かちのみを反映はんえいしたものである。

法学ほうがくじょう定義ていぎ

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法学ほうがくじょう定義ていぎでは、流動りゅうどう資本しほんたる金銭きんせんその代替だいたいぶつ使用しよう対価たいかとして、元本がんぽんがく使用しよう期間きかん比例ひれいして、一定いってい利率りりつをもって支払しはらわれる金銭きんせんその代替だいたいぶつ[5]

通常つうじょう消費しょうひ貸借たいしゃくあるいは寄託きたくともなって約定やくじょうされるが、売買ばいばい代金だいきん支払しはらいなどについて約定やくじょうされることもある[6][7]

時間じかん比例ひれいするというてん遅延ちえん損害そんがいきんが「遅延ちえん利息りそく」としょうされることがあるが、それは利息りそくではなく履行りこう遅滞ちたいによる損害そんがい賠償ばいしょうである[6][7]

元本がんぽん債権さいけん存在そんざいしない終身しゅうしん定期ていききん民法みんぽうだい689じょう)、固定こてい資本しほんたる代替だいたいぶつ土地とち建物たてもの機械きかい)の使用しよう対価たいかである地代じだい賃料ちんりょう元本がんぽんそのものの使用しよう対価たいかである元本がんぽん償却しょうきゃくきん分割払ぶんかつばらいの分割ぶんかつきん株式かぶしき配当はいとう利息りそくではない[7]

基本きほん概念がいねん

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利子りし金額きんがくす。利率りりつ(りりつ)または利子りしりつ(りしりつ)は元本がんぽん債券さいけん額面がくめん)にたいするある一定いってい期間きかん通常つうじょうは1年間ねんかん)の利子りし割合わりあいす。利回りまわ(りまわり)は、投資とうし金額きんがくたいする最終さいしゅうてき受取うけとり利息りそくからとし平均へいきん利率りりつ計算けいさんしたものである。たとえば100まんえん年利ねんり(=1年間ねんかん利率りりつ)5%で複利ふくりで5年間ねんかんしたときの利息りそくは127まん6282えんとなるので、利回りまわりはやく5.52%となる。

金利きんり金額きんがく割合わりあいのどちらもす。金額きんがくは「ぞう」「げん」であらわし、割合わりあいは「こう」「てい」であらわす。だから、利子りしえるとはっても、利率りりつえるとはわない。おなじく、利率りりつひくいとはっても、利子りしひくいとはわない。

利息りそく形態けいたい計算けいさん

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単利たんり複利ふくり

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利子りし形態けいたいにはおおきくけて単利たんり複利ふくりの2つの方法ほうほうがある。

  • 単利たんりは、元本がんぽん変化へんかさせずに計算けいさんして利子りしめる。
  • 複利ふくりは、元本がんぽん利子りしくわえた金額きんがくもと計算けいさんして次回じかい利子りしめる。

元本がんぽんをa、単位たんい期間きかんたりの利率りりつをpとすると、nかい単位たんい期間きかん利子りしがついたときの元利がんり合計ごうけいは、単利たんり場合ばあい となるのにたい複利ふくり場合ばあい となる。

実質じっしつ年率ねんりつ、アドオン金利きんり

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借入金かりいれきんふくすうかい返済へんさいするときの金利きんりかんがえる場合ばあい毎回まいかい返済へんさいごとに借入かりいれ残高ざんだか減少げんしょうするようにあつか方法ほうほう計算けいさんじょう借入かりいれ残高ざんだか減少げんしょうしないとあつかう(仮定かていする)方法ほうほうがある。前者ぜんしゃ実質じっしつ年率ねんりつ後者こうしゃアドオン金利きんりという。

以下いか計算けいさんれいしめす。

3まんえん毎月まいつき1かいずつ3かい返済へんさいすることにする場合ばあい。なお、毎回まいかい返済へんさいする元金がんきんは1まんえんずつとする。

  • 実質じっしつ年率ねんりつ12%(=月利げつり1%)の場合ばあい利息りそく
返済へんさい1かい借入かりいれ残高ざんだか3まんえん×1%=300えん返済へんさいがく10300えん
返済へんさい2かい借入かりいれ残高ざんだか2まんえん×1%=200えん返済へんさいがく10200えん
返済へんさい3かい借入かりいれ残高ざんだか1まんえん×1%=100えん返済へんさいがく10100えん完済かんさい
利息りそく合計ごうけい600えん
  • アドオン金利きんり12%(=月利げつり1%)の場合ばあい利息りそく
返済へんさい1かい計算けいさんじょう借入かりいれ残高ざんだか3まんえん×1%=300えん返済へんさいがく10300えん
返済へんさい2かい計算けいさんじょう借入かりいれ残高ざんだか3まんえん×1%=300えん返済へんさいがく10300えん
返済へんさい3かい計算けいさんじょう借入かりいれ残高ざんだか3まんえん×1%=300えん返済へんさいがく10300えん完済かんさい
利息りそく合計ごうけい900えん

金利きんり表記ひょうきおなじであっても、アドオン金利きんりほう利息りそくたかくなることがわかる。

(参考さんこう)元利がんり均等きんとうはら

返済へんさい定期ていきふくすうかいであるとき、毎回まいかい返済へんさいがく定額ていがくにしたい場合ばあい元本がんぽん返済へんさいぶん利息りそく返済へんさいぶん比率ひりつ都度つどえる方法ほうほう住宅じゅうたくローンの返済へんさいおおもちいられる。
  • 上記じょうき同様どうよう年利ねんり12%(=月利げつり1%)の場合ばあいのシミュレーション(えん未満みまん四捨五入ししゃごにゅう)
返済へんさい1かい期間きかん発生はっせい利息りそく;借入かりいれ残高ざんだか30000えん×1%=300えん返済へんさいがく10201えん(元本がんぽん充当じゅうとう;10201えん - 300えん = 9901えん); 元本がんぽん残高ざんだか30000えん - 9901えん = 20099えん
返済へんさい2かい期間きかん発生はっせい利息りそく;借入かりいれ残高ざんだか20099えん×1%=201えん返済へんさいがく10201えん(元本がんぽん充当じゅうとう;10201えん - 201えん = 10000えん); 元本がんぽん残高ざんだか20099えん - 10000えん = 10099えん
返済へんさい3かい期間きかん発生はっせい利息りそく;借入かりいれ残高ざんだか10099えん×1%=101えん返済へんさいがく10200えん(元本がんぽん充当じゅうとう;10200えん - 101えん = 10099えん) (完済かんさい
利息りそく合計ごうけい602えん
一般いっぱん最終さいしゅう返済へんさいまただい1かい返済へんさいはしすう調整ちょうせいはいり、定時ていじ返済へんさいがくことなる。

金利きんり表示ひょうじ方法ほうほう

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年利ねんり
元金がんきんたいする1年間ねんかん利息りそく割合わりあい。この割合わりあいを12で除算じょざんる)とほぼ月利げつりおな数値すうちになる。単位たんいは%である。
月利げつり
元金がんきんたいする1かげつ利息りそく割合わりあい。この割合わりあいを28から31のいずれかの数値すうち除算じょざんる)とほぼ日歩ひぶおな数値すうちになる。単位たんいは%である。
月利げつり(%) = 年利ねんり(%)/12 
日歩ひぶ(ひぶ)
元金がんきん100えんたいする1にちあたりの利息りそく金利きんりあらわしたもの。単位たんいは、ぜに(1/100えん)、りん(1/10ぜに)、もう(1/10りん)である。
日歩ひぶぜに年利ねんり(%)×100/365

計算けいさんしき日数にっすう計算けいさん方法ほうほう

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もっと単純たんじゅん計算けいさんしき以下いかのとおりである。後述こうじゅつの「りょうはしれ」「へんち」「りょうち」のかぞかたもあるため、れた企業きぎょう確認かくにんしてから計算けいさんしないと、利息りそく金額きんがくことなる結果けっか必然ひつぜんてきてしまう。

  • 借金しゃっきん残高ざんだか × 年利ねんり ÷ 返済へんさい期間きかん(1年間ねんかんだったら12) = 1かげつ利息りそく

借金しゃっきん残高ざんだかがれば、1かげつ利息りそくがる)

  • 借金しゃっきん残高ざんだか × 年利ねんり ÷ 365にち × りた日数にっすうりた日数にっすうだけかかる利息りそく

りた日数にっすうえれば、利息りそくがる)

短期たんき借入かりいれ日割ひわり計算けいさんさい、3とおりのかぞかたがある。

りょうはしれ(りょうはいれ)
借入かりいれ返済へんさい両方りょうほう日数にっすうとしてかぞえる方法ほうほう
へんち(かたおち)
借入かりいれから返済へんさいのうち、借入かりいれ計算けいさんからはずしてかぞえる方法ほうほう
りょうち(りょうおち)
借入かりいれから返済へんさいのうち、借入かりいれ返済へんさい両方りょうほう計算けいさんからはずしてかぞえる方法ほうほう

たとえば、1がつ1にちから同年どうねんの1がつ15にちまでの日数にっすう計算けいさんをそれぞれの方法ほうほうおこなうと、以下いかひょうのようになる。

短期たんき借入かりいれ日割ひわり計算けいさん
計算けいさん方法ほうほう 日数にっすう
りょうはし 15日間にちかん
へん 14日間にちかん
りょう 13日間にちかん

民法みんぽう原則げんそくでは、特約とくやくがなければ、初日しょにち算入さんにゅう本件ほんけんへんち)となる。

利息りそく歴史れきし

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利子りし歴史れきし貨幣かへい出現しゅつげんさきんじるとされる(貨幣かへいはないため実物じつぶつ利子りしであった)[1]


ヨーロッパでは、中世ちゅうせいつうじてカトリック教会きょうかいによってキリスト教徒きりすときょうとあいだ利子りしつき貸借たいしゃく原則げんそく禁止きんしされていたものの、貨幣かへい経済けいざいひろ浸透しんとうした13世紀せいきごろよりしるし禁止きんし規定きてい次第しだい空文くうぶんし、実態じったいとしては利子りし取得しゅとく一般いっぱんてきおこなわれるようになった。さらに16世紀せいきには宗教しゅうきょう改革かいかく指導しどうしゃ一人ひとりであるジャン・カルヴァンが5%の利子りし取得しゅとくみとめ、イギリスでは1545ねんヘンリー8せいが10%以内いない利子りし取得しゅとくみとめる法令ほうれい発布はっぷした。これを皮切かわきりとしてプロテスタント諸国しょこくでは利子りし取得しゅとく是認ぜにんされるようになった。17世紀せいき学者がくしゃクラウディウス・サルマシウス英語えいごばん正当せいとう利子りし擁護ようごする論文ろんぶんいた。産業さんぎょう革命かくめいによる経済けいざい活発かっぱつをみた19世紀せいき前半ぜんはんには、カトリック教会きょうかい利子りし容認ようにんするようになった。シルビオ・ゲゼル金利きんり社会しゃかいにもたらすさまざまな悪影響あくえいきょうについて考察こうさつし、自由じゆう貨幣かへいばれる減価げんかする貨幣かへい導入どうにゅう金利きんり廃止はいししようとした。[よう出典しゅってん]

利子りし」は「単利たんり」の場合ばあいのみみとめるが、「複利ふくり」(利子りしがく元本がんぽんんで計算けいさんする)の利子りしつき金融きんゆうみとめないれいもある(ローマほう以来いらいおおくの立法りっぽうれい複利ふくり計算けいさん禁止きんしされていた。日本にっぽん民法みんぽうにおいても、利息りそく元本がんぽんれは、契約けいやくによることをようし、そのむね約定やくじょうがなければ単利たんり計算けいさんとなる)。[よう出典しゅってん]

複利ふくり計算けいさんかんしては、復古ふっこ主義しゅぎとしてではなく、近年きんねんだっ資本しほん主義しゅぎてき思想しそう運動うんどうからの疑義ぎぎもある。マルグリット・ケネディ[よう文献ぶんけん特定とくてい詳細しょうさい情報じょうほう]はこのようなたとえをもちいて複利ふくり計算けいさん矛盾むじゅんうている。
ヨゼフが息子むすこキリスト誕生たんじょうのとき(西暦せいれき1ねん紀元前きげんぜん4ねんかはしょう)に、5%の利子りしで1プフェニヒ(100ぶんの1マルク)を銀行ぎんこうあづけたとする。
かれ1990ねんあらわれたとすると、地球ちきゅうおなおもさの黄金おうごんたまを、銀行ぎんこうから13おく4000まんすことができることになる。

利子りしそのものをきんじていない文化ぶんかでも、高利こうりたいする規制きせいきびしいことがおおかった(たとえば江戸えど幕府ばくふ開府かいふ当初とうしょ年率ねんりつ20%が上限じょうげんもとぶん1ねん1736ねん)には15%にげられる)が、それにたいする金融きんゆう業者ぎょうしゃ高利貸こうりかし)は、名目めいもくじょうは「利子りし」ではない「手数料てすうりょう」(これはイスラームけんヒヤルばれるものにている)ということにして、てていた。天保てんぽう13ねん1842ねん)の法令ほうれいでは法定ほうてい利率りりつ年率ねんりつ12%にげられ、礼金れいきん筆墨ひつぼくりょうなどの名目めいもく利子りし余分よぶんることなどがきんじられたが、「きんじられた」ということは、すくなくともそれまで江戸えど金融きんゆう業者ぎょうしゃたちは、法定ほうてい利率りりつ以上いじょう徴収ちょうしゅうして利益りえきていたということがかる。[よう出典しゅってん]


日本にっぽん

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律令りつりょう体制たいせいしたでは、国家こっかによる金融きんゆうとしてきょおこなわれた。当時とうじというぜいとしておさめられたべいは、かみへのささげものとして保管ほかんされ、百姓ひゃくしょう困窮こんきゅうしたさいあたえられた。そして、収穫しゅうかくにはかみへの返礼へんれいとして、りたぶんよりもおおこめを、かみかえさなければならないとされた。そのため、日本にっぽんではふる時代じだいから利子りしることはタブーされなかった。

中世ちゅうせい日本にっぽんでは、国家こっかかわって、日吉ひよし神社じんじゃ熊野くまの三山さんざんなどの寺社じしゃ勢力せいりょくなどが金融きんゆういとなみ、べいぜにけをおこなった。本来ほんらい金融きんゆうは、古代こだいだしきょ以来いらい神仏しんぶつささげられたものをける行為こういとされた。そのため中世ちゅうせい初期しょきには、俗人ぞくじん金融きんゆうかかわることができず、神仏しんぶつ直属ちょくぞくするものおこなっていた。しかし、中世ちゅうせいにおける貨幣かへい経済けいざい発展はってんともない、金融きんゆう寺社じしゃ勢力せいりょくのみならず俗人ぞくじんになうようになり、じょう土倉つちくらという金融きんゆう業者ぎょうしゃあらわれた。

たん借金しゃっきん棒引ぼうびきとイコールでとらえられることのおおい、日本にっぽん登場とうじょうする「徳政令とくせいれい」であるが、基本きほんてきには「利息りそくがついている契約けいやく」のみが対象たいしょうであった。借金しゃっきんかえせないみんえ、徳政令とくせいれい出番でばんとなるのは、おおくの場合ばあい元本がんぽん返済へんさいする能力のうりょくがあったとしても利子りし鎌倉かまくら時代ときよ当時とうじ言葉ことばで「利平りへい(りひょう)」とった)がふくらんでしまう」ためであった。鎌倉かまくら時代じだい末期まっきには政治せいじまりがこり、こうむ襲来しゅうらいによるたたかいにおいて土地とちられなかったために「おん奉公ほうこう」を幕府ばくふ方針ほうしんとしたものの、土地とちられないことから借金しゃっきん増大ぞうだいした。借金しゃっきん増大ぞうだいしたため徳政令とくせいれい発布はっぷするが、結局けっきょく土地とち問題もんだい解決かいけついたらず幕府ばくふたいする反感はんかんつよまった。鎌倉かまくら幕府ばくふ崩壊ほうかいへのみちにもつながっていく。

ヨーロッパ

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古代こだいギリシアの海上かいじょう交易こうえきにおいても利子りしともな貸付かしつけひろおこなわれていたが、当時とうじから利子りし問題もんだいされていた[8]アリストテレスはその著書ちょしょ政治せいじがく』のなかで、「貨幣かへい貨幣かへいむことは自然しぜんはんしている」(『政治せいじがく』1かん10しょう)とべている。

古代こだいヘブライじんしるしきんじ、ヘブライ聖書せいしょのこされたそのおきては、おなじく旧約きゅうやく聖書せいしょ聖典せいてんとするキリスト教徒きりすときょうとにも影響えいきょうあたえた。たとえばきゅうやく聖書せいしょには「あなたのところにいるまずしいものかねすなら(中略ちゅうりゃく利息りそくってはならない」 (いずるエジプト22:25)、「金銭きんせん利息りそくであれ、食物しょくもつ利息りそくであれ、すべて利息りそくをつけてすことのできるものの利息りそくを、あなたの同胞どうほうからってはならない」(さるいのち23:19)、「あなたの兄弟きょうだい中略ちゅうりゃく)から利子りし利息りそくってはならない」(レビ25:35-37)としるされており、詩篇しへん15は、利子りしらずにものを「おも幕屋まくや宿やどるべきひと」ととなえている。

また、新約しんやく聖書せいしょの「あなたがたは、てきあいし、ひとによくしてやり、またなにてにしないでしてやれ」(ルカ6:34-35)、すなわち利得りとく期待きたいせずに無償むしょうすべきであるというおしえは中世ちゅうせいキリスト教きりすときょうにおいておもんじられた[9]。キリストきょう初期しょき宗教しゅうきょう会議かいぎたとえば325ねんニカイアこう会議かいぎでは聖職せいしょくしゃによるちょうきんじられ、中世ちゅうせい前期ぜんきにはクリシーこう会議かいぎ(626ねん)やカール大帝たいていの「一般いっぱん訓令くんれい」(789ねん)によってこの禁止きんし一般いっぱん信徒しんとにも適用てきようされた[10]しるし禁止きんしは12世紀せいき以来いらい教会きょうかいほうまれた。13世紀せいきにはこのきんおかしたもの破門はもんしょすべきとされた[11]。「高利貸こうりかしかみ所有しょゆうぶつである時間じかんっているのであって、他人たにん財産ざいさんりさばくぬすみにひとしい行為こういだ」といった理屈りくつ当時とうじ人々ひとびと常套句じょうとうくであった[12]

トマス・アクィナスはアリストテレスにならって「かねかねまず」とべ、金銭きんせん消費しょうひ貸借たいしゃくにおいて、貨幣かへい本来ほんらい用途ようとから逸脱いつだつして金銭きんせんそのものから代価だいかることは不正ふせいであるとみなした。一部いちぶ修道院しゅうどういんはさまざまな形態けいたい貸付かしつけおこない、なかでも譲渡じょうと抵当ていとう、すなわち土地とち担保たんぽとしてそこからられる収益しゅうえき地代じだいとして貸付かしつけしゃ支払しはらうという仕組しくみの貸借たいしゃくおおかったが、12世紀せいきまつには譲渡じょうと抵当ていとうきんじるきょうれい発布はっぷされた[13]他方たほうローマほう中世ちゅうせい初期しょきゲルマンほうでは年利ねんり12%の利子りし取得しゅとくみとめられており、13世紀せいきには33.5%が上限じょうげんとされていた[14]

旧約きゅうやく聖書せいしょは「貧者ひんじゃ」と「同胞どうほう」への利子りしきんじているが、さるいのち23しょう20せつでは異邦いほうじんからは利息りそくってもよいと明言めいげんしており、中世ちゅうせいのユダヤじんにとっては異邦いほうじんたるキリスト教徒きりすときょうとから利子りし徴収ちょうしゅうしてもトーラーおしえに違反いはんしなかった。中世ちゅうせいヨーロッパでは12世紀せいきまで、ユダヤじん(および、前述ぜんじゅつのようにキリスト教きりすときょう修道院しゅうどういん)が消費しょうひのための利子りしづけ貸付かしつけだい部分ぶぶんになっており、ユダヤじん高利貸こうりかしのイメージにむすびつけられた[15]当時とうじのユダヤじんは、農業のうぎょう職工しょっこうといった生産せいさん活動かつどう従事じゅうじすることを徐々じょじょ制限せいげんされつつあり、せま地域ちいき人々ひとびと相手あいて利子りしづけ消費しょうひ貸借たいしゃく契約けいやくおこな金貸かねか質屋しちやへとてんじた(には近世きんせい商品しょうひん経済けいざい発展はってんにつれて、広域こういき商取引しょうとりひきすユダヤじんあらわれ、諸侯しょこう資金しきん提供ていきょうする宮廷きゅうていユダヤじん銀行ぎんこういえへと成長せいちょうしていった[16])。キリスト教徒きりすときょうと高利貸こうりかし教会きょうかい法廷ほうてい管轄かんかつとされたため、世俗せぞく裁判所さいばんしょわたされる場合ばあいのぞき、過酷かこく刑罰けいばつせられたわけではなかったが、ユダヤじん外国がいこくじん高利貸こうりかし世俗せぞく裁判所さいばんしょ管轄かんかつとされた。13世紀せいきのフランスおうはユダヤじん高利貸こうりかしたいして過酷かこく法令ほうれい発布はっぷしてこれを抑圧よくあつした[17]

中世ちゅうせいのカトリック教会きょうかいきんじたしるしラテン語らてんごで「ウスラ」 (usura) とばれる。アンブロシウスが「ウスラとはあたえる以上いじょうること」とべたように、本来ほんらいは、利率りりつ高低こうていべつなくあらゆる利息りそくラテン語らてんご: faenus)はウスラであった。しかし教会きょうかいによる原則げんそくてきかつ全面ぜんめんてきなウスラの禁止きんし文面ぶんめんじょうのものにとどまり、実際じっさい断罪だんざいされたのはした高利貸こうりかしのみであった[18]。12世紀せいき以降いこうしるし教会きょうかいほう禁止きんし条項じょうこうまれたり、スコラがく論題ろんだいとなったことは、教会きょうかい懸念けねんあらわれであり、現実げんじつには利子りし取得しゅとく信徒しんとあいだ蔓延まんえんするようになったという事実じじつ反映はんえいしていた[19]

経済けいざい活動かつどう活発かっぱつになってくると、利子りしるためのさまざまなみちもちいられるようになった。たとえば、利息りそくぶん加算かさんしたがく貸借たいしゃく証書しょうしょにあらかじめ記載きさいしておく、土地とち売買ばいばい差額さがく利子りしとして徴収ちょうしゅうする、などの偽装ぎそうてき利子りし徴収ちょうしゅうのやりかたがあった[8]聖地せいち巡礼じゅんれいしゃ貿易ぼうえきしょうたいして国際こくさいてき金融きんゆうサービスを提供ていきょうしたテンプル騎士きしだんは、十字軍じゅうじぐんやフランス王室おうしつにも融資ゆうしおこない、利子りしわりに地代じだい (rent) を請求せいきゅうした(換言かんげんすれば、地代じだいという名目めいもく利子りしった)。やがて商業しょうぎょう発展はってんとともに、キリスト教徒きりすときょうと商人しょうにんなかからだい規模きぼ金融きんゆう活動かつどうおこな銀行ぎんこう業者ぎょうしゃあらわれた。貿易ぼうえきしょうにして両替りょうがえしょうであるかれらは後期こうき中世ちゅうせいのイタリアのしょ都市とし大々的だいだいてき金融きんゆうささえ、なかでもメディチローマ教皇きょうこうちょう御用ごよう商人しょうにんとしてざいをなし、教皇きょうこうちょう財政ざいせいになうまでになり、おおくの芸術げいじゅつ支援しえんしてイタリア・ルネサンス発展はってん寄与きよした。13世紀せいき登場とうじょうしたあたらしい両替りょうがえしょうたちは、それ以前いぜんの「金貸かねかし」が封建ほうけん領主りょうしゅなどの「消費しょうひ」のために活動かつどうしたのにたいし、市民しみんからあつめた資本しほんを、貿易ぼうえき商人しょうにんたちの商品しょうひん購入こうにゅう資金しきんや、工場こうじょうぬしたちの設備せつび投資とうしのために、つまり「生産せいさん」と「流通りゅうつう」を対象たいしょう信用貸しんようがしをおこなった。きたイタリアの金融きんゆう業者ぎょうしゃロンバルディアひとばれ、カオールひとなら高利貸こうりかし代名詞だいめいしとなった。[よう出典しゅってん]

こうしたキリスト教徒きりすときょうと金融きんゆうぎょうはばかせるようになった現実げんじつへの対処たいしょとして、スコラがくでは利子りし取得しゅとく許容きょようするいくつかの条件じょうけん規定きていされた。たとえば、返済へんさい遅延ちえんしたことによってしょうじる損害そんがい賠償ばいしょうという名目めいもく利子りし徴収ちょうしゅうすることはウスラではなく合法ごうほうとされた(ラテン語らてんごの interesse は名詞めいしして損害そんがい賠償金ばいしょうきん意味いみもちいられるようになり、利子りし意味いみする英語えいごの interest の語源ごげんとなった)。両替りょうがえしょう外国がいこく為替かわせつうじた取引とりひきにおいては、利子りし相当そうとうする差益さえきしょうじたが、これはあくまで貨幣かへい交換こうかんであってきんじられたしるしではないと神学しんがくしゃたちは弁護べんごした[8]。このように、不当ふとう利子りしであるウスラと正当せいとう利子りしとの区別くべつもうけることによって、しるし禁止きんし事実じじつじょう緩和かんわされた[20]かくしてウスラは「法外ほうがい利子りし高利こうり」という意味いみびるようになった。ローマ教皇きょうこうちょうも、税金ぜいきん給料きゅうりょうはらうための「補償ほしょうきん」という名目めいもくにおいて、利子りし金融きんゆう事実じじつじょうみとめることとなった。フランシスコかい貧者ひんじゃ救済きゅうさい目的もくてきに15世紀せいき開設かいせつした公益こうえき質屋しちやモンテ・ディ・ピエタ)も利子りしではなく、のちにモンテ・ディ・ピエタの利子りし取得しゅとくだい5ラテラノこう会議かいぎ(1512ねん-1517ねん)で公認こうにんされた。こうして中世ちゅうせい末期まっきまでには、建前たてまえではきんじられていた利息りそくつきの金銭きんせん貸借たいしゃく現実げんじつには人目ひとめけずにおこなわれるようになった。[よう出典しゅってん]

朝鮮半島ちょうせんはんとう

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朝鮮半島ちょうせんはんとうでは朝鮮ちょうせん時代じだい初期しょきより内需ないじゅ長利ながとししょ農民のうみんしをおこなねん50%の利子りしをとっていた。なお「長利ながとし」は『とし5わり利子りし』をす。なりむね治世ちせいちゅうに560かしょ長利ながとししょを235かしょ縮小しゅくしょうした。[よう出典しゅってん]

利息りそく経済けいざい

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経済けいざい金利きんり

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資本しほん主義しゅぎ社会しゃかいにおいては経済けいざい活動かつどう金融きんゆう不可欠ふかけつであり、その利率りりつ経済けいざいうごきに密接みっせつかかわっている。金利きんり水準すいじゅん一般いっぱんざい・サービスと同様どうよう需要じゅよう供給きょうきゅうめられる。一般いっぱんてきにはこうきょうには資金しきん需要じゅよう増加ぞうかするため金利きんり上昇じょうしょうきょうにはそのぎゃくで、金利きんり下降かこうする。

金利きんりおおきく短期たんき金利きんり長期ちょうき金利きんりけられる。1ねん未満みまん貸出かしだしたいする金利きんり短期たんき金利きんりといい、銀行ぎんこうあいだ取引とりひき市場いちば国庫こっこ短期たんき証券しょうけん譲渡じょうとせい預金よきん(CD)などがあり、銀行ぎんこう預金よきん利率りりつ目安めやすにもなっている。1ねん以上いじょう金利きんり長期ちょうき金利きんりといい、しんはつ10ねんぶつ国債こくさい利回りまわりなどが指標しひょうとなっており、住宅じゅうたくローン企業きぎょう融資ゆうしにおける金利きんり目安めやすともなっている。長期ちょうき金利きんり短期たんき金利きんりより変動へんどうリスクのぶんたかくなっていることがおおく、将来しょうらい物価ぶっか変動へんどう経済けいざい先行さきゆきなどが影響えいきょうあたえる。

短期たんき金利きんり中央ちゅうおう銀行ぎんこうによって誘導ゆうどう可能かのうであるため、政策せいさく金利きんりとしてあつかわれている。金融きんゆう政策せいさくにおいて政策せいさく金利きんり設定せってい非常ひじょう重要じゅうよう位置いちめている。

一般いっぱんに、金利きんりひくければ預金よきんのメリットはひくくなり、低利ていり融資ゆうしけることができるので、投資とうしえやすくなる。海外かいがい投資とうしからみると金利きんりひく通貨つうか保有ほゆうするメリットはすくないため通貨つうか価値かち相対そうたいてきがり、輸出ゆしゅつ輸入ゆにゅう傾向けいこうになる。投資とうし活発かっぱつにより景気けいき向上こうじょうした場合ばあいに、投資とうし対象たいしょうとして通貨つうかがる場合ばあい将来しょうらいのインフレりつたかまると予想よそうされて長期ちょうき金利きんりがる場合ばあいもある。

反対はんたいに、金利きんりたかくなると、預金よきんのメリットがたかまり、融資ゆうしけて事業じぎょう投資とうしするリスクがたかくなるので、投資とうしえにくくなる。海外かいがい投資とうしからみると金利きんりたか通貨つうか保有ほゆうするメリットがおおいため通貨つうか価値かち相対そうたいてきがり、輸出ゆしゅつ輸入ゆにゅうえる傾向けいこうになる。そのため過熱かねつした景気けいきます効果こうか期待きたいされる。

このような関係かんけいから、政策せいさく金利きんりげる政策せいさく緩和かんわげる政策せいさくばれる。

なお、金利きんり利子りしりつ)と国民こくみん所得しょとく関係かんけい記述きじゅつするのに、IS-LM分析ぶんせきもちいられる。

金利きんり変動へんどう要因よういん
金利きんり
上昇じょうしょう要因よういん 低下ていか要因よういん
景気けいき こうきょう きょう
通貨つうか供給きょうきゅうりょう 減少げんしょう 増加ぞうか
物価ぶっか インフレ予想よそう デフレ予想よそう
国債こくさい発行はっこうだか 増加ぞうか 減少げんしょう
為替かわせレート 通貨つうかやす 通貨つうかだか
金融きんゆう政策せいさく 緩和かんわ

連続れんぞく複利ふくり元利がんり合計ごうけい

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元本がんぽんをa、年利ねんりをpとする。

  • まず、預金よきん期間きかんnとし年利ねんりpとし、預金よきん期間きかん元利がんり合計ごうけいかんがえる。
元利がんり合計ごうけいは、
  • づけ期間きかんを1/2ねん半年はんとしごと)とし、かく利率りりつをp/2にしてみる。預金よきん期間きかんnとし元利がんり合計ごうけいは、
  • 同様どうようづけ期間きかんを1/3ねん(4かげつごと)、かく利率りりつp/3の預金よきん期間きかんnとし元利がんり合計ごうけい
  • 同様どうようづけ期間きかんを1/kとしかく利率りりつp/kの預金よきん期間きかんnとし元利がんり合計ごうけい
とおくと、このしき以下いかかたちとなる。
  • ここで、分割ぶんかつ期間きかん無限むげんにする、すなわちkを無限むげんおおきくする。このとき、Kもまた無限むげんおおきくなるためつぎしき成立せいりつする。

以上いじょう過程かていられた、元本がんぽんa、金利きんりpである金融きんゆう預金よきん期間きかんnにおける元利がんり合計ごうけい計算けいさんしき連続れんぞく複利ふくりしきなどとぶ。づけは、法令ほうれい契約けいやくによるため、このような金利きんり形成けいせいされることは、まずかんがえられないが、離散りさんしきである金利きんり計算けいさんしき連続れんぞくしきにすることにより、解析かいせきがくてき考察こうさつ可能かのうとなるため、数理すうりファイナンス分野ぶんやにおいて、よく使用しようされるしきである。なおネイピアすう自然しぜん対数たいすうそこあらわされる)は、17世紀せいきのスイス人数にんずう学者がくしゃヤコブ・ベルヌーイ利子りし複利ふくり計算けいさんにおいて言及げんきゅうしたのがはじめてのものである。

利息りそく法律ほうりつ

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私法しほうじょう利息りそくとその制限せいげん

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利息りそく債権さいけん

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利息りそく債権さいけんとは、元本がんぽん債権さいけんもとづいて借主かりぬしから貸主かしぬしたいして利息りそく給付きゅうふすることを目的もくてきとする債権さいけんをいう。利息りそく債権さいけん基本きほんてき利息りそく債権さいけんささえぶんてき利息りそく債権さいけんとにけられる[21]

基本きほんてき利息りそく債権さいけんとは、元本がんぽん債権さいけんもとづいての存在そんざい前提ぜんていとしてその存続そんぞく期間きかん全体ぜんたいとおして一定いってい利率りりつ利息りそくしょうじさせる利息りそく債権さいけんをいう。基本きほんてき利息りそく債権さいけん元本がんぽん債権さいけんたいしてづけしたがえせいゆうするので、基本きほんてき利息りそく債権さいけん元本がんぽん債権さいけんとも成立せいりつ移転いてん消滅しょうめつする(成立せいりつにつき大判おおばんだい6・2・14みんろく23輯158ぺーじ移転いてんにつき大判おおばんだい10・11・15みんろく27輯1959ぺーじ消滅しょうめつにつき東京とうきょうひかえばんだい5・7・29評論ひょうろん5かん商法しょうほう670)[22]

ささえぶんてき利息りそく債権さいけんとは、基本きほんてき利息りそく債権さいけんもとづいて一定いっていごとにしょうじる一定いってい利率りりつ利息りそく支払しはらうことを内容ないようとする利息りそく債権さいけんをいう。ささえぶんてき利息りそく債権さいけんのうちすで発生はっせいして具体ぐたいしているものについては移転いてん消滅しょうめつにつき独立どくりつせいゆうし、それぞれ元本がんぽん債権さいけんからはなして譲渡じょうとすることができ、元本がんぽん債権さいけんとは別個べっこ弁済べんさいによりあるいは消滅しょうめつ時効じこうにかかって消滅しょうめつする[22]

約定やくじょう利息りそく法定ほうてい利息りそく

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約定やくじょう利息りそく(やくじょうりそく)とは当事とうじしゃ特約とくやくによってしょうじる利息りそくをいう。約定やくじょう利息りそく利率りりつ制限せいげん利息りそく範囲はんいないさだめることができるが、利息りそくむねさだめられているにもかかわらず利率りりつさだめがない場合ばあいには法律ほうりつさだめる法定ほうてい利率りりつによる(だい判明はんめい29・4・14みんろく2輯4かん57ぺーじ)。

法定ほうてい利息りそく(ほうていりそく)とは法律ほうりつじょう規定きていもとづいてしょうじる利息りそくをいう。法定ほうてい利息りそく場合ばあいには以下いか場合ばあいがあり、法定ほうてい利息りそく利率りりつ原則げんそくとして法定ほうてい利率りりつによる。

  1. 連帯れんたい債務さいむしゃあいだ求償きゅうしょう弁済べんさいその免責めんせきがあった以後いご法定ほうてい利息りそく民法みんぽうだい442じょう2こう
  2. 委託いたくけた保証人ほしょうにん求償きゅうしょう民法みんぽうだい459じょう2こう民法みんぽうだい442じょう2こう
  3. 契約けいやく解除かいじょにおける金銭きんせん返還へんかん受領じゅりょうからの利息りそく民法みんぽうだい545じょう2こう
  4. 売買ばいばい契約けいやくにおける買主かいぬし利息りそく支払しはらい義務ぎむ民法みんぽうだい575じょう2こう
  5. 委任いにん契約けいやくにおける受任じゅにんしゃ金銭きんせん消費しょうひについての責任せきにん民法みんぽうだい647じょう
  6. 委任いにん契約けいやくにおける受任じゅにんしゃによる費用ひようとう償還しょうかん請求せいきゅう民法みんぽうだい650じょう1こう
  7. 寄託きたく契約けいやくにおける受寄しゃへの委任いにん規定きてい準用じゅんよう民法みんぽうだい665じょう
  8. 組合くみあい契約けいやくにおける業務ぎょうむ執行しっこう組合くみあいいんへの委任いにん規定きてい準用じゅんよう民法みんぽうだい671じょう
  9. 事務じむ管理かんりにおける委任いにん規定きてい準用じゅんよう民法みんぽうだい701じょう
  10. 不当ふとう利得りとくにおける悪意あくい受益じゅえきしゃ返還へんかん義務ぎむ民法みんぽうだい704じょう
  11. 後見こうけんにおける後見人こうけんにん後見人こうけんにんへの返還へんかんきんおよ後見人こうけんにんから後見人こうけんにんへの返還へんかんきんとう民法みんぽうだい704じょう
  12. 財産ざいさん分離ぶんり請求せいきゅう相続そうぞくじんによる管理かんりへの委任いにん規定きてい準用じゅんよう民法みんぽうだい944じょう2こう民法みんぽうだい650じょう1こう
  13. 遺言ゆいごん執行しっこうしゃへの委任いにん規定きてい準用じゅんよう民法みんぽうだい1012じょう2こう民法みんぽうだい650じょう1こう
  14. 商人しょうにんあいだにおける金銭きんせん消費しょうひ貸借たいしゃく商法しょうほうだい513じょう1こう・2こう
  15. 交互こうご計算けいさんにおける債権さいけんしゃ利息りそく請求せいきゅうけん商法しょうほうだい533じょう
  16. 供託きょうたくほうじょう供託きょうたくきん供託きょうたくほう3じょう

なお、金銭きんせん債務さいむ債務さいむ不履行ふりこう民法みんぽうだい419じょう1こう)や組合くみあい契約けいやくにおける金銭きんせん出資しゅっし不履行ふりこう責任せきにん民法みんぽうだい669じょう)における遅延ちえん損害そんがいきん遅延ちえん利息りそく)は、厳密げんみつには利息りそくではなく履行りこう遅滞ちたいによる損害そんがい賠償ばいしょうである[6][7]。ただ、これらについても法定ほうてい利率りりつ約定やくじょう利率りりつ場合ばあいもある)の適用てきようがある(民法みんぽうだい419じょう1こう民法みんぽうだい669じょう)。

約定やくじょう利率りりつ法定ほうてい利率りりつ

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当事とうじしゃあいだ契約けいやくまたは慣習かんしゅうによってさだめられる利率りりつ約定やくじょう利率りりつという[23]

法律ほうりつじょう利息りそくすものとされている場合ばあい契約けいやくにおいて利息りそくむねさだめられているにもかかわらず利率りりつさだめがない場合ばあいには、法律ほうりつさだめる法定ほうてい利率りりつ(ほうていりりつ)によることになる。

  • 法定ほうてい利率りりつ
    • 2017ねん改正かいせい民法みんぽう(2020ねん4がつ1にち法律ほうりつ施行しこう)で3ねんごとに法定ほうてい利率りりつ見直みなお変動へんどうせい導入どうにゅうされる[24]。また、2017ねんほう改正かいせい(2020ねん4がつ1にち法律ほうりつ施行しこう)により従来じゅうらい民事みんじ法定ほうてい利率りりつとしふん民法みんぽうきゅう404じょう)と商事しょうじ法定ほうてい利率りりつとしろくふん商法しょうほうきゅう514じょう)の区別くべつ廃止はいしされる[24]
    • 法定ほうてい利率りりつとし3%である(変動へんどうせい導入どうにゅう法定ほうてい利率りりつ民法みんぽう404じょう2こう)。その法定ほうてい利率りりつは、法務省ほうむしょうれいさだめるところにより、3ねんいちとし、一期いっきごとに変動へんどうする制度せいどとなる(民法みんぽう404じょう3こう、2020ねん4がつ1にち法律ほうりつ施行しこう)。2023ねんからのについては、当期とうき基準きじゅん割合わりあいが0.5%とされたことから(れい4ねん3がつ30にち法務省ほうむしょう告示こくじだい64ごう)、変動へんどうが1%未満みまんのため2023ねん4がつ1にちから3年間ねんかん法定ほうてい利率りりつ前期ぜんきから変動へんどうなくとし3%のままとなる[25]
    • 2017ねん改正かいせい民法みんぽう変動へんどうせい導入どうにゅうされるのにともない、いつの法定ほうてい利息りそく適用てきようするか明確めいかくにするための規定きていもうけられた(2020ねん4がつ1にち法律ほうりつ施行しこう[24]
      • 利息りそくしょうずべき債権さいけんについて別段べつだん意思いし表示ひょうじがないときは、その利率りりつは、その利息りそくしょうじた最初さいしょ時点じてんにおける法定ほうてい利率りりつによる(民法みんぽう404じょう1こう)。
      • 金銭きんせん給付きゅうふ目的もくてきとする債務さいむ不履行ふりこうについては、その損害そんがい賠償ばいしょうがくは、債務さいむしゃ遅滞ちたい責任せきにんった最初さいしょ時点じてんにおける法定ほうてい利率りりつによってさだめる。ただし、約定やくじょう利率りりつ法定ほうてい利率りりつえるときは、約定やくじょう利率りりつによる(民法みんぽう419じょう1こう)。
    • なお、施行しこうまえ利息りそくしょうじた場合ばあいにおけるその利息りそくしょうずべき債権さいけんかか法定ほうてい利率りりつについては、新法しんぽう404じょう規定きていにかかわらず、なお従前じゅうぜんれいによる(平成へいせい29ねん民法みんぽう改正かいせい附則ふそく15じょう1こう)。
  • 供託きょうたくきん利息りそく
    供託きょうたくきん利息りそくとし0.012%である(供託きょうたくほう3じょう供託きょうたく規則きそく33じょう1こう、2019ねん10がつ1にち現在げんざい[26])。

制限せいげん利息りそく

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法律ほうりつによって請求せいきゅうまたは受領じゅりょうしうるとされる利息りそく上限じょうげんをいう。れのさいには、多少たしょうたか利息りそく支払しはらってでもれをしようとすることがおおいが、あまりにたか利率りりつさだめがなされると生活せいかつ破壊はかいする危険きけんがあるため、契約けいやく自由じゆう原則げんそく例外れいがいとして規定きていされている。

日本にっぽんほうじょう基本きほんてきには利息りそく制限せいげんほうによって規定きていされており、元本がんぽんが10まんえん未満みまん場合ばあいとし20%、10まんえん以上いじょう100まんえん未満みまん場合ばあいとし18%、100まんえん以上いじょう場合ばあいとし15%、延滞えんたい損害そんがいきんは、この1.46ばいまでがみとめられる。これをえる部分ぶぶんについて支払しはらいの義務ぎむはないが、ばっせられることもない(ただし、下記かき出資法しゅっしほう上限じょうげん金利きんり上回うわまわっていれば、出資法しゅっしほう違反いはんばっせられる)。 利息りそく制限せいげんほうほか出資法しゅっしほうによる規制きせいがあり、金融きんゆう業者ぎょうしゃとし29.2%(うるうどしは29.28%とし、1にちあたり0.08%)以上いじょう金融きんゆう業者ぎょうしゃ以外いがいとし109.5%(うるうどしは109.8%とし、1にちあたり0.3%)以上いじょう利息りそく受領じゅりょうする行為こういには罰則ばっそくされる。

利息りそく制限せいげんほう利率りりつ上限じょうげんえて出資法しゅっしほうさだめる利率りりつまでについては、貸金かしきん業法ぎょうほう43じょう(いわゆる「みなし弁済べんさい規定きてい)の規定きていするところにより、任意にんい支払しはらいをなした場合ばあいにははこれを有効ゆうこう受領じゅりょうすることが出来できる。おおくの消費しょうひしゃ金融きんゆうがこのみなし弁済べんさい規定きてい利用りようして29%程度ていど利息りそくている。自己じこ支払しはら義務ぎむがないことをらないのが通常つうじょうであることから、この部分ぶぶんをグレーゾーンであるとひょうし、出資法しゅっしほう上限じょうげん金利きんり利息りそく制限せいげんほう上限じょうげん金利きんりどう水準すいじゅんげるなど、より明快めいかいになるようほう改正かいせいもとめる意見いけんもあり、金融きんゆうちょうの「貸金かしきんぎょう制度せいどとうかんする懇談こんだんかい」で議論ぎろんされている。また、利息りそく制限せいげんほう上限じょうげん金利きんり上回うわまわ返済へんさいをしたが、過払かばらきん返還へんかんもとめる訴訟そしょうを、各地かくちこしている。

ただし手形てがた売買ばいばいは、融資ゆうし該当がいとうしないため、実質じっしつてき高利こうり存在そんざいしている。

税法ぜいほうじょう取扱とりあつか

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個人こじん利子りし

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所得しょとく税法ぜいほううえ利子りし所得しょとくとは、公社債こうしゃさいおよ預貯金よちょきん利子りし合同ごうどう運用うんよう信託しんたく公社債こうしゃさい投資とうし信託しんたくおよ公募こうぼ公社債こうしゃさいとう運用うんよう投資とうし信託しんたく収益しゅうえき分配ぶんぱい利子りしとうという。)にかか所得しょとくとされる(所得しょとく税法ぜいほう23じょう)。これらは、通常つうじょう租税そぜい特別とくべつ措置そちほうにより総合そうごう課税かぜい対象たいしょうからのぞかれ、その支払しはらいしゃである金融きんゆう機関きかんにおいて国税こくぜい15.315%、地方ちほうぜい5%の源泉げんせん徴収ちょうしゅうひとしけて課税かぜい関係かんけい終了しゅうりょうする源泉げんせん分離ぶんり課税かぜいと、確定かくてい申告しんこく可能かのう申告しんこく分離ぶんり課税かぜいがある。

一方いっぽう上記じょうきふくまれない利子りし貸金かしきんから利子りし学校がっこうさいからられる利子りしなど)は、ざつ所得しょとく事業じぎょう所得しょとく分類ぶんるいされることとなる。

法人ほうじん利子りし

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法人ほうじんにおいては、上記じょうき利子りしとう」にかか手取てどりがく源泉げんせん徴収ちょうしゅう国税こくぜいのみ)の税引ぜいびき所得しょとくとなる。たとえば、利子りし総額そうがくは100であるが、源泉げんせん徴収ちょうしゅうにより手取てどりがくは84.685となる。これは法人ほうじん税法ぜいほううえのいずれかの方法ほうほう処理しょりすることがみとめられている(会計かいけいじょうは、じゅんがく表示ひょうじ総額そうがく表示ひょうじのいずれによってもかまわない)。

  1. 手取てどりがくそのままを所得しょとくとする方法ほうほう税額ぜいがく損金そんきん算入さんにゅう方式ほうしき):所得しょとく84.685
  2. 手取てどりがく源泉げんせん徴収ちょうしゅう税額ぜいがく加算かさんした金額きんがく所得しょとくとし、その源泉げんせん徴収ちょうしゅう税額ぜいがく法人ほうじん税額ぜいがくから控除こうじょする方式ほうしき所得しょとく税額ぜいがく控除こうじょ方式ほうしき):所得しょとく100、法人ほうじん税額ぜいがくから15.315を控除こうじょ

一方いっぽう、その利子りしは、単純たんじゅん益金えききん所得しょとく)となる。

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ ただし、ちょうてい金利きんり一時いちじてきマイナス金利きんり発生はっせいすることがあるほか、2012ねんにはデンマーク政策せいさく金利きんりを0%未満みまんにまでげている[4]

出典しゅってん

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  1. ^ a b 歴史れきしがく事典じてん交換こうかん消費しょうひ』 弘文こうぶんどう法律ほうりつがく全集ぜんしゅう (20)〉、1994ねん2がつ、781ぺーじ
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  3. ^ a b 田中たなか秀臣ひでおみ経済けいざい論戦ろんせんかた講談社こうだんしゃ講談社こうだんしゃ新書しんしょ〉、2004ねん、63ぺーじ
  4. ^ “マイナス金利きんり世界せかいむデンマーク”. JBpress. フィナンシャル・タイムズ. (2012ねん8がつ27にち). オリジナルの2014ねん7がつ18にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140718110803/http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35972 2013ねん10がつ30にち閲覧えつらん 
  5. ^ 於保不二雄ふじおちょ 『債権さいけん総論そうろん 新版しんぱん』 有斐閣ゆうひかく法律ほうりつがく全集ぜんしゅう (20)〉、1972ねん1がつ、47ぺーじ・48ぺーじ
  6. ^ a b c 川井かわいけんちょ 『民法みんぽう概論がいろん〈3〉債権さいけん総論そうろん だい2はん』 有斐閣ゆうひかく、2005ねん12月、30ぺーじ
  7. ^ a b c d 於保不二雄ふじおちょ 『債権さいけん総論そうろん ていばん』 有斐閣ゆうひかく法律ほうりつがく全集ぜんしゅう (20)〉、1972ねん1がつ、47ぺーじ
  8. ^ a b c 世界せかいだい百科ひゃっか事典じてん』2007ねん改訂かいてい新版しんぱん平凡社へいぼんしゃ)、「利子りし」のこう筆者ひっしゃ清水しみず廣一郎ひろいちろう
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関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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