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桐原きりはら眞二しんじ

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桐原きりはら 眞二しんじ
慶大けいだい野球やきゅう主将しゅしょう時代じだい
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
出身しゅっしん 大阪おおさか
生年月日せいねんがっぴ (1901-08-22) 1901ねん8がつ22にち
ぼつ年月日ねんがっぴ (1945-06-10) 1945ねん6がつ10日とおか(43さいぼつ
選手せんしゅ情報じょうほう
ポジション 遊撃手ゆうげきしゅ
経歴けいれき括弧かっこないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど
野球やきゅう殿堂でんどう日本にっぽん
殿堂でんどう表彰ひょうしょうしゃ
選出せんしゅつねん 1984ねん
選出せんしゅつ方法ほうほう 特別とくべつ表彰ひょうしょう

桐原きりはら 眞二しんじ(きりはら しんじ、1901ねん8がつ22にち - 1945ねん6がつ10日とおか)は、大阪おおさか出身しゅっしん野球やきゅう選手せんしゅ

経歴けいれき[編集へんしゅう]

北野きたの中学校ちゅうがっこう時代じだいから近畿きんき地方ちほう屈指くっし遊撃手ゆうげきしゅわれており、学内がくない花形はながたてき存在そんざいであった[1]。1ねん休学きゅうがくした梶井かじい基次郎もとじろうおなじクラスになり、桐原きりはらいえあそびに梶井かじい宿題しゅくだい手伝てつだいをしたこともあった[2][1]

梶井かじい同性愛どうせいあいてき思慕しぼいていた桐原きりはらのことを、「うつくしい容姿ようしと、その容姿ようし相応ふさわしい快活かいかつな、そして温順おんじゅんしんつてゐた。――かたちしんもそれは可愛かわいらしい生徒せいとであつた」と習作しゅうさくなか[2][1]卒業そつぎょうも、桐原きりはらゆめてその内容ないよう日記にっきつづっている[3]桐原きりはらはおでこがていたため、「でーやん」とばれていた[1]

1919ねん慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく進学しんがく[4][1]はし攻守こうしゅ三拍子さんびょうしそろった選手せんしゅとして活躍かつやくし、1924ねんからは主将しゅしょうとなり、ときには投手とうしゅとしてマウンドにがることもあった[4]

当時とうじ中断ちゅうだんされていた早慶そうけいせん復活ふっかつけて早稲田大学わせだだいがく野球やきゅう監督かんとく飛田ひだみのるしゅうとも率先そっせんして行動こうどうし、慶應大学けいおうだいがくOBやじゅく当局とうきょく必死ひっし説得せっとくした甲斐かいもあって1925ねんあき早慶そうけいせん復活ふっかつへのみちひらいた[4]

大学だいがく卒業そつぎょう大阪毎日新聞おおさかまいにちしんぶん経済けいざい記者きしゃとなり、のち経済けいざい部長ぶちょうになる[4][1]大毎だいまい野球やきゅうだんでは選手せんしゅとしても活動かつどうつづけていた[4]

だい世界せかい大戦たいせんはじまると応召おうしょうされ、比島ひじまぐん報道ほうどう部員ぶいんとなった[1]終戦しゅうせん直前ちょくぜん1945ねん6がつ10日とおかルソン島るそんとう山中さんちゅう戦死せんしした[4]。43さいぼつ

1984ねん野球やきゅう殿堂でんどうはいり。東京とうきょうドームうちにある野球やきゅう殿堂でんどう博物館はくぶつかん戦没せんぼつ野球やきゅうじんモニュメントかれきざまれている。

息子むすこに、毎日新聞まいにちしんぶん学芸がくげい編集へんしゅう委員いいん桐原きりはら良光よしみつ[5]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e f g だいよんしょう まよえるひつじ――北野きたの中学ちゅうがく時代じだい」(大谷おおや 2002, pp. 49–73)
  2. ^ a b 習作しゅうさく帰宅きたく前後ぜんこう」(1924ねん9がつごろ)。ちくま全集ぜんしゅう 1986, pp. 355–372に所収しょしゅう
  3. ^ 日記にっき 草稿そうこう――だいいちじょう」(大正たいしょう9ねん大正たいしょう11ねん)。きゅう2かん 1966, pp. 101–132
  4. ^ a b c d e f 野球やきゅう殿堂でんどう 2012 The Baseball Hall of Fame』(2012ねんスボすぼル・マガジン社るまがじんしゃ)、P.72
  5. ^ 客観きゃっかん報道ほうどう”の姿勢しせい作家さっか実像じつぞうせまった桐原きりはら良光よしみつと『井上いのうえひさしでんwebばん有隣うりん平成へいせい13ねん7がつ10日とおか

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 梶井かじい基次郎もとじろう全集ぜんしゅうだい2かん 遺稿いこう批評ひひょう感想かんそう日記にっき草稿そうこう筑摩書房ちくましょぼう、1966ねん5がつISBN 978-4-48-070402-3 
  • 梶井かじい基次郎もとじろう全集ぜんしゅう別巻べっかん 回想かいそう梶井かじい基次郎もとじろう筑摩書房ちくましょぼう、2000ねん9がつISBN 978-4480704146 
  • 梶井かじい基次郎もとじろう梶井かじい基次郎もとじろう全集ぜんしゅう ぜん1かんちくま文庫ぶんこ、1986ねん8がつISBN 978-4480020727 
  • 大谷おおや晃一こういち評伝ひょうでん 梶井かじい基次郎もとじろう』(完本かんぽん沖積舎ちゅうせきしゃ、2002ねん11月。ISBN 978-4806046813  はつほん河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ)は1978ねん3がつ NCID BN00241217新装しんそうばんは 1984ねん1がつ NCID BN05506997さい新装しんそうばんは1989ねん4がつ NCID BN03485353

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]