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村山むらやま龍平りゅうへい

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村山むらやま 龍平りゅうへい

村山むらやま 龍平りゅうへい(むらやま りょうへい、1850ねん5月14にちよしみひさし3ねん4がつ3にち) - 1933ねん昭和しょうわ8ねん11月24にち[1][2])は、日本にっぽん新聞しんぶん経営けいえいしゃ朝日新聞社あさひしんぶんしゃ社主しゃしゅ社長しゃちょう政治せいじ衆議院しゅうぎいん議員ぎいん貴族きぞくいん議員ぎいん玉城たまきまち名誉めいよ町民ちょうみんだい1ごう[3]

来歴らいれき人物じんぶつ

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よしみなが3ねん1850ねん)、伊勢いせこく田丸たまるげん三重みえけん度会わたらいぐん玉城たまきまち)にまれる。幼名ようみょうちょく[4]実家じっか紀州きしゅうはんきゅう田丸たまるりょうつかえたきゅう士族しぞく幼少ようしょう時代じだい腕白わんばくガキ大将がきだいしょうで、喧嘩けんかけそうになると小刀こがたなまわし、両親りょうしん近所きんじょひとこまらせていた[4]。しかし文久ぶんきゅう3ねん1863ねんふゆに、はは重病じゅうびょうになってからは改心かいしんし、はは平癒へいゆいのり、冷静れいせい沈着ちんちゃく少年しょうねんわった[4]慶応けいおう3ねん1867ねん)からは田丸たまるしろ勤番きんばんした。

明治めいじ4ねん1871ねん)に一家いっかげて大阪おおさか移住いじゅう[4]し、ちちとともに西洋せいよう雑貨ざっかしょう村山むらやま」(のちに「田丸たまる」→「たまいずみしゃ」)をいとなむ。明治めいじ11ねん1878ねん)7がつ大阪おおさか商法しょうほう会議かいぎしょ大阪おおさか商工しょうこう会議かいぎしょ前身ぜんしん)の最初さいしょ議員ぎいんえらばれる[5]

明治めいじ12ねん1879ねん)に朝日新聞あさひしんぶん創刊そうかん参加さんか明治めいじ14ねん1881ねん)、木村きむら平八へいはちあが父子ふしから同紙どうし所有しょゆうけん獲得かくとく上野うえの理一りいち共同きょうどう経営けいえいにあたる(明治めいじ41ねん(1908ねん以後いごは1ねんおきに社長しゃちょう)。

明治めいじ24ねん1891ねん)にだい1かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいんそう選挙せんきょ補欠ほけつ選挙せんきょ衆議院しゅうぎいん議員ぎいん当選とうせん[6]以後いごだい2かいだい3かいそう選挙せんきょ当選とうせんし、衆議院しゅうぎいん議員ぎいん通算つうさんさんつとめた。その大阪おおさか府会ふかい議員ぎいん大阪おおさかかい議員ぎいんなどを歴任れきにん大正たいしょう7ねん1918ねん)に白虹はくこう事件じけん暴行ぼうこうける。昭和しょうわ5ねん1930ねん)12月23にち貴族きぞくいんみことのりせん議員ぎいんとなり[7][8]死去しきょするまで在任ざいにん[1][9]

昭和しょうわ8ねん(1933ねん)に84さい死去しきょ勲一等くんいっとう瑞宝章ずいほうしょうしたがえよん追贈ついぞうされた。むすめ婿むこ村山むらやまちょうきょ朝日新聞あさひしんぶん社長しゃちょう)。

栄典えいてん

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逸話いつわ

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野球やきゅうとのかかわり

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だい1かい全国ぜんこく中等ちゅうとう学校がっこう優勝ゆうしょう野球やきゅう大会たいかい始球しきゅうしきおこな村山むらやまみぎ

朝日新聞社あさひしんぶんしゃ社長しゃちょう時代じだい全国ぜんこく中等ちゅうとう学校がっこう優勝ゆうしょう野球やきゅう大会たいかいげん全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい)の創設そうせつ決断けつだんだい1かい大会たいかいでは羽織はおりはかま姿すがたにて開会かいかいしき始球しきゅうしきつとめた[5]日本にっぽん高校こうこう野球やきゅう発展はってんいしずえとなったなつ甲子園こうしえん大会たいかい創設そうせつ功績こうせきたたえられ、全国ぜんこく高等こうとう学校がっこう野球やきゅう選手権せんしゅけん大会たいかい誕生たんじょう100周年しゅうねんでもある2015ねん野球やきゅう殿堂でんどう特別とくべつ表彰ひょうしょうしゃ選出せんしゅつされた[12][13]

ちゃかい

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龍平りゅうへいは、美術びじゅつ蒐集しゅうしゅう近代きんだい数寄者すきしゃとしても有名ゆうめいごうげんあん香雪こうせつしょうした。晩年ばんねん事業じぎょうかたわ茶事ちゃじ再々さいさいおこない、明治めいじ35ねん(1902ねん大阪おおさかじつ業界ぎょうかい中心ちゅうしんちゃかいこした。毎年まいとし命日めいにち(11月24にち)をして追福ついふく茶会ちゃかいもよおされている。

記念きねん施設しせつ

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  • 村山むらやま龍平りゅうへい記念きねんかん - 1983ねん昭和しょうわ58ねん4がつ3にち田丸たまるしろあと村山むらやまからの多額たがく寄付きふけて開館かいかん[14]田丸たまるじょう敷地しきち現在げんざい玉城たまきまちゆうとなっているが、村山むらやま龍平りゅうへい寄付きふきんをもってきゅう田丸たまるまちはらげをけたものである[15]
  • 香雪こうせつえん - 村山むらやま龍平りゅうへい生誕せいたん1934ねん昭和しょうわ9ねん)に記念きねんて、村山むらやま援助えんじょしょう公園こうえんとして整備せいびした[15]1937ねん昭和しょうわ12ねん7がつ15にち隣接りんせつ三重みえけんはつの50mプール落成らくせいし、村山むらやまから寄贈きぞうされた[15]。このプールは「玉城たまき町営ちょうえいプール」として現在げんざい小池こいけりゅう古式こしきおよげほう練習れんしゅう町民ちょうみんのスポーツ活動かつどうとして利用りようされている[16]
  • 香雪こうせつ美術館びじゅつかん村山むらやまてい一部いちぶ
香雪こうせつ美術館びじゅつかん

関連かんれん作品さくひん

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b 議会ぎかい制度せいどひゃくねん - 衆議院しゅうぎいん議員ぎいん名鑑めいかん』171ぺーじ
  2. ^ 官報かんぽうだい2073ごう昭和しょうわ8ねん11月28にち、p.719
  3. ^ 伊勢いせ文化ぶんかしゃ(2008):58 - 59ページ
  4. ^ a b c d 金子かねこ(1983):273ページ
  5. ^ a b 金子かねこ(1983):274ページ
  6. ^ 官報かんぽうだい2315ごう明治めいじ24ねん3がつ23にち、p.236
  7. ^ 貴族きぞくいん要覧ようらんへい)』昭和しょうわ21ねん12がつぞうてい、38ぺーじ
  8. ^ 官報かんぽうだい1198ごう昭和しょうわ5ねん12月24にち、p.651
  9. ^ 貴族きぞくいん要覧ようらんへい)』昭和しょうわ21ねん12がつぞうてい、43ぺーじ
  10. ^ 官報かんぽう号外ごうがい叙任じょにん及辞れい」1915ねん11がつ10日とおか
  11. ^ 官報かんぽう号外ごうがい、「授爵じゅしゃく叙任じょにん及辞れい」1928ねん11がつ10日とおか
  12. ^ 平成へいせい27ねん 野球やきゅう殿堂でんどう記者きしゃ発表はっぴょう 野球やきゅう殿堂でんどう博物館はくぶつかんプレスリリース 2015ねん1がつ23にちづけ
  13. ^ 村山むらやま龍平りゅうへい古田ふるたあつし也氏らが野球やきゅう殿堂でんどう 朝日新聞あさひしんぶん 2015ねん1がつ23にち閲覧えつらん
  14. ^ 金子かねこ(1983):277ページ
  15. ^ a b c 金子かねこ(1983):275ページ
  16. ^ 広報こうほうたまき編集へんしゅう委員いいんかい へん(2007):4ページ
  17. ^ かた山香やまがかい (2019ねん7がつ1にち). “『いだてん』阿部あべサダヲの魅力みりょく全開ぜんかい! だい一部いちぶとガラリと変化へんかしただいもうスピード展開てんかい”. Real Sound映画えいが. 2019ねん7がつ7にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 貴族きぞくいん要覧ようらんへい)』昭和しょうわ21ねん12がつぞうてい貴族きぞくいん事務じむきょく、1947ねん
  • 金子かねこ延夫のぶお玉城たまきまち かんみなみ伊勢いせ歴史れきし伝承でんしょう-』三重みえけん郷土きょうど資料しりょう叢書そうしょだい91しゅう三重みえけん郷土きょうど資料しりょう刊行かんこうかい昭和しょうわ58ねん12がつ10日とおか
  • 広報こうほうたまき編集へんしゅう委員いいんかい へん広報こうほうたまき 平成へいせい19ねん10がつごう』No.414、玉城たまきまち役場やくば総務そうむ、16p.
  • 衆議院しゅうぎいん参議院さんぎいんへん議会ぎかい制度せいどひゃくねん - 衆議院しゅうぎいん議員ぎいん名鑑めいかん大蔵省おおくらしょう印刷いんさつきょく、1990ねん
  • 『お伊勢いせさん125しゃめぐり』別冊べっさつ伊勢いせじん』、伊勢いせ文化ぶんかしゃ平成へいせい20ねん12月23にち、151p. ISBN 978-4-900759-37-4

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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先代せんだい
-
朝日新聞社あさひしんぶんしゃ社長しゃちょう
(1881ねん~1908ねん)
次代じだい
上野うえの理一りいち
先代せんだい
上野うえの理一りいち
朝日新聞社あさひしんぶんしゃ社長しゃちょう
(1909ねん~1910ねん)
(1911ねん~1912ねん)
(1913ねん~1914ねん)
(1915ねん~1916ねん)
(1917ねん~1918ねん)
次代じだい
上野うえの理一りいち
先代せんだい
上野うえの理一りいち
朝日新聞社あさひしんぶんしゃ社長しゃちょう
(1919ねん~1933ねん)
次代じだい
上野うえの精一せいいち