蜆塚しじみづか遺跡いせき

蜆塚しじみづか遺跡いせき
復元ふくげん建物たてもの
種類しゅるい	集落しゅうらく・貝塚かいづか
所在地しょざいち	静岡しずおか県けん浜松はままつ市し中央ちゅうおう区く蜆塚しじみづか4丁目ちょうめ22番ばん１号ごう
座標ざひょう	北緯ほくい34度ど42分ふん48.8秒びょう 東経とうけい137度ど42分ふん11.9秒びょう
国くに指定してい史跡しせき

蜆塚しじみづか遺跡いせき（しじみづかいせき）は、静岡しずおか県けん浜松はままつ市し中央ちゅうおう区く蜆塚しじみづかにある縄文じょうもん時代じだい後期こうきから晩期ばんき（約やく3～4千せん年ねん前まえ）頃ごろの貝塚かいづか、および集落しゅうらく遺跡いせき。国くにの史跡しせきに指定していされている。

概要がいよう

1959年ねん（昭和しょうわ34年ねん）5月がつ13日にちから学界がっかいでは知しられていたが、遺跡いせきの存在そんざい自体じたいは江戸えど時代じだいから知しられていたとされている。第だい1次じ調査ちょうさは1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん）の暮くれに行おこなわれ、その後ごも数すう度どにわたって調査ちょうさが実施じっしされた。円えん環状かんじょうに平地ひらち建物たてもの跡あとが20数すう軒けん、墓地ぼちなどの存在そんざいが明あきらかになり、首飾くびかざりや貝かい製せい腕輪うでわを身みにつけた人骨じんこつなども出土しゅつどした。これらは縄文じょうもん時代じだい後期こうきから晩期ばんきのものとされる。これらの出土しゅつど品ひんの多おおくは遺跡いせき南側みなみがわに併設へいせつされている浜松はままつ市し博物館はくぶつかん（中央ちゅうおう区く塚づか四よん丁目ちょうめ）に展示てんじされている。

比較的ひかくてき規模きぼの大おおきい貝塚かいづかがあることで有名ゆうめいな遺跡いせきでもあり、その多おおくが淡水たんすい性せいで二枚貝にまいがいの蜆しじみ（シジミ）で構成こうせいされていたことが遺跡いせき周辺しゅうへんの地域ちいき名めい「蜆塚しじみづか」の由来ゆらいである。この貝塚かいづかは大おおきく分わけて4つ存在そんざいし。、その内うちの一ひとつは専用せんよう施設しせつにより発掘はっくつ調査ちょうさ当時とうじのまま保存ほぞんされている。この貝塚かいづかは幾重いくえもの層そうが存在そんざいし、およそ千せん年ねん分ぶんのものが積つみ重かさなっているとされており、その堆積たいせきは1.5メートルほどに達たっする個所かしょもある。

貝類かいるいだけではなく、土器どきの破片はへんや海水かいすい性せいの魚類ぎょるいである鯛たい・マフグ・スズキ・クロダイ・アカエイ・獣ししの骨ほねなども混在こんざいしている。また、この貝塚かいづかの存在そんざいにより、遺跡いせきの西にしにある佐鳴湖さなるこが当時とうじは遺跡いせき付近ふきんにまで達たっしていたことがうかがえ、水産すいさん資源しげんも豊富ほうふであったことを物語ものがたっている。

現在げんざい、遺跡いせきは史跡しせき公園こうえんとして無料むりょうで開放かいほうされており、駐車ちゅうしゃ場じょうも整備せいびされている。また、当時とうじの建物たてものが復元ふくげんされており、その様子ようすを見みることも可能かのうである。

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  第だい一いち貝塚かいづか
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  第だい二に貝塚かいづか
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  第だい三さん貝塚かいづか

アクセス

• 住所じゅうしょ　静岡しずおか県けん浜松はままつ市し中央ちゅうおう区く蜆塚しじみづか四よん丁目ちょうめ22番ばん1号ごう
• バス：JR浜松はままつ駅えきから遠とお鉄てつバス「蜆塚しじみづか・佐鳴台さなるだい」行ぎょうで「博物館はくぶつかん」下車げしゃ、徒歩とほ1分ふん。

関連かんれん項目こうもく

• 縄文じょうもん時代じだいの遺跡いせき一覧いちらん
• 中部ちゅうぶ地方ちほうの史跡しせき一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 浜松はままつ市し博物館はくぶつかん／蜆塚しじみづか公園こうえん