全ちょん真道まみち

全ちょん真道まみち也称全ちょん真教まさのり，中國ちゅうごく道教どうきょう的てき重要じゅうよう派は别，由ゆかり王おう重陽ちょうよう等とう人ひと創そう於金熙宗正隆まさたか四よん年ねん（1159）陝西せんせい京きょう兆區終南山劉蔣村，世せい宗そう大だい定じょう七なな年ねん（1167）改あらため以山東ひがし寧やすし海軍かいぐん（宁海州しゅう）等地とうち為ため中心ちゅうしん。元もと代だい，張ちょう紫むらさき陽ひ一系所创立以内うち丹に修おさむ炼为主ぬし的てき金きむ丹まこと派は（主要しゅよう是ぜ陳ちん上陽じょうよう）依よ附ふ全ちょん真教まさのり，自称じしょう南みなみ宗はじめ，把わ王おう重陽ちょうよう这支则称为北きた宗はじめ。金きむ丹まこと派は其五ご位い祖師そし，也被稱たたえ為ため南みなみ五ご祖そ。

歷史れきし

金かね朝あさ的てき武官ぶかん王おう重陽ちょうよう醉よい心こころ於钟离权、吕洞宾的てき思想しそう，1160年ねん開始かいし自じ行くだり結ゆい庵あん修道しゅうどう，1167年ねん在ざい山東さんとう寧やすし海うみ開ひらき創そう了りょう全ぜん真しん派は。王おう重陽ちょうよう仙遊せんゆう羽化うか後ご，弟子でし七なな真しん等とう人ひと接せっ任にん掌てのひら門もん。全ちょん真教まさのり由よし於地處しょ金かね國こく當時とうじ的てき國境こっきょう之の內，所以ゆえん在ざい劉りゅう處しょ玄げん、丘おか處しょ機き和わ王おう處しょ一いち掌てのひら門もん時じ，都と承認しょうにん金かね國こく的てき政權せいけん。王おう處しょ一いち更さら曾應金きむ世よ宗むね的てき邀請進しん宮みや講こう授道學がく。

另一方面ほうめん，蒙こうむ古ふる可か汗あせ成吉せいきち思おもえ汗あせ西にし征ただし時とき，邀請丘おか處しょ機き前ぜん往西域せいいき與あずか他た會かい面めん，詢問治國ちこく和わ養生ようじょう的てき方法ほうほう，丘おか處しょ機き以「敬天けいてん愛人あいじん」、減少げんしょう屠殺とさつ、清心せいしん寡欲かよく等とう為ため回かい應おう。成吉せいきち思おもえ汗あせ稱しょう丘おか處しょ機き為ため「神仙しんせん」。因よし丘おか處しょ機き獲得かくとく可か汗あせ的てき尊信そんしん，使つかい全ちょん真教まさのり在ざい元朝がんちょう得とく以壯大だい。

到いた了りょう李り志こころざし常つね后きさき期き，由ゆかり于忽ゆるがせ必烈偏へん信しん佛教ぶっきょう，全ちょん真教まさのり受到严重打だ击，全ちょん真教まさのり刊行かんこう《老子ろうし化か胡えびす經けい》，說せつ佛教ぶっきょう是ぜ老子ろうし出で西域せいいき，化身けしん釋迦しゃか佛ほとけ，以教化か胡えびす人じん而創，1257年ねん，全ちょん真教まさのり道士どうし與あずか佛教ぶっきょう僧そう侣在忽ゆるがせ必烈面前めんぜん辯論べんろん，道士どうし敗北はいぼく，忽ゆるがせ必烈下した令れい把わ《老子ろうし化か胡えびす經けい》連れん同どう刻こく版ばん一いち起おこり焚毀。造成ぞうせい了りょう全ちょん真教まさのり的てき一いち度ど低落ていらく。到いた元成もとなり宗むね时才重おも新しん正常せいじょう发展。

元もと代だい，金きむ丹まこと派は陳ちん上陽じょうよう依よ附ふ全ちょん真教まさのり，自称じしょう南みなみ宗はじめ，把わ王おう重陽ちょうよう这支称しょう为北きた宗はじめ。金きむ丹まこと派は其五ご位い祖師そし，也被稱たたえ為ため南みなみ五ご祖そ。与原よはら来らい的てき全ちょん真道まみち不同ふどう的てき是ぜ，南みなみ宗人むねと士多した不ふ提ひさげ倡獨身どくしん修道しゅうどう。南みなみ宗むね从陈楠开始即そく兼行けんこう雷かみなり法ほう，白玉しらたま蟾并撰有ゆう多た种雷法ほう著作ちょさく。

明朝みょうちょう以后，全ぜん真ま南北なんぼく两宗多た有ゆう相互そうご融合ゆうごう。但ただし正せい一道いちどう的てき復興ふっこう，使つかい得とく全ちょん真道まみち在ざい明代あきよ政治せいじ地位ちい一いち落千丈たけ，但ただし始終しじゅう代表だいひょう道教どうきょう正宗まさむね之の一いち。北京ぺきん西にし便びん门外的てき白しろ云うん观，是ぜ全ちょん真教まさのり三さん大だい祖そ庭にわ之の一いち，現在げんざい是これ中国ちゅうごく道教どうきょう协会的てき所在地しょざいち。

教義きょうぎ

全ちょん真教まさのり的てき教きょう义总体たい来らい说，继承了りょう鍾离权、吕洞宾的てき内うち丹に思想しそう。此外，提つつみ倡三さん教きょう合一ごういつ，三さん教きょう平等びょうどう，认为儒家じゅか、释教、道教どうきょう的てき核心かくしん都と是ぜ“道みち”。其宗教きょう实践的てき原げん则是“苦く己おのれ利り人じん”、“利り人じん利己りこ”。而且实行出家しゅっけ制度せいど，道士どうし不可ふか婚こん娶めと。（历史上しじょう如正せい一道いちどう者もの，多た不ふ出家しゅっけ，還かえ世襲せしゅう尊みこと位い。所謂いわゆる全ちょん真教まさのり南みなみ宗はじめ也不提ひさげ倡出家か。）

全ちょん真教まさのり除じょ了りょう繼承けいしょう了りょう中國ちゅうごく傳統でんとう道教どうきょう思想しそう以外いがい，更さら將はた符ふ籙、金きむ丹まこと等とう思想しそう以外いがい的てき內容重おも新しん整理せいり，為ため今時いまどき今日きょう的てき道教どうきょう奠下了りょう根基こんき。

全ぜん真しん五ご祖そ

主しゅ条目じょうもく：全ぜん真しん五ご祖そ

全ちょん真教まさのり尊みこと奉たてまつ北きた宗むね五ご位い祖師そし王おう玄げん甫はじめ、钟离权、吕洞宾、刘海蟾、王おう重しげる阳为全ぜん真しん五ご祖そ，为与南みなみ五ご祖そ区分くぶん，故こ称しょう「北きた五ご祖そ」（另见五ご祖そ七なな真しん）。

全ぜん真ま諸賢しょけん

北きた七なな真しん

主しゅ条目じょうもく：北きた七なな真しん

北きた七なな真しん是これ中國ちゅうごく道教どうきょう重要じゅうよう派は別べつ全ちょん真道まみち的てき開山かいさん祖師そし王おう重陽ちょうよう的てき七なな個こ弟子でし：馬うま鈺、譚たん處しょ端はし、劉りゅう處しょ玄げん、丘おか處しょ機き、王おう處しょ一いち、郝大通どおり、孫まご不二ふじ。因よし其對全ちょん真道まみち的てき傳播でんぱ和わ發展はってん有ゆう著ちょ重大じゅうだい的てき貢獻こうけん，因いん此獲稱しょう真人まさと。

南みなみ五ご祖そ、南みなみ七なな真しん

主しゅ条目じょうもく：五ご祖そ七なな真しん

張ちょう伯はく端はし宣せん稱しょう於1069年ねん在ざい成都せいと遇ぐう到いた劉りゅう海うみ蟾，海うみ蟾並授予張ちょう伯はく端はし「金かね液えき還かえ丹に訣」，因いん此修煉ねり得道とくどう。張ちょう將すすむ此訣傳でん給きゅう石せき泰たい，石せき泰やすし又また傳つて給きゅう薛式、薛式傳でん陳ひね楠くすのき、陳ちん楠くすのき傳つたえ白玉しらたま蟾。

“南みなみ五ご祖そ”再さい加か上張うわばり伯はく端はし的てき弟子でし劉りゅう永年えいねん和白わじろ玉たま蟾的弟子でし彭鶴林りん，則のり被ひ奉たてまつ為ため“南みなみ七なな真しん”。

歷任れきにん掌てのひら門もん

• 第だい一任いちにん：王おう重陽ちょうよう （1167-1170年ねん主教しゅきょう）
• 第だい二に任にん：馬うま鈺 （1170-1183年ねん主教しゅきょう）
• 第だい三さん任にん：譚たん處しょ端はし （1183-1185年ねん主教しゅきょう）
• 第だい四よん任にん：劉りゅう處しょ玄げん （1189-1203年ねん主教しゅきょう）
• 第だい五ご任にん：丘おか處しょ機き （1209-1227年ねん任にん掌てのひら教きょう）
• 第だい六ろく任にん：尹いん志こころざし平ひらた （1227-1238年ねん任にん掌てのひら教きょう）
• 第だい七なな任にん：李り志こころざし常つね （1238-1256年ねん任にん掌てのひら教きょう）
• 第だい八はち任にん：張ちょう志こころざし敬けい （1256-1271年ねん任にん掌てのひら教きょう）
• 第だい九きゅう任にん：王おう志こころざし坦ひろし （1271-1272年ねん任にん掌てのひら教きょう）
• 第だい十じゅう任にん：祁志誠まこと （1272-1285年ねん任にん掌てのひら教きょう）
• 第だい十じゅう一任いちにん：張ちょう志こころざし僊 （1285-1308年ねん任にん掌てのひら教きょう）
• 第だい十じゅう二に任にん：苗なえ道一みちかず （1308-1311年ねん任にん掌てのひら教きょう）
• 第だい十じゅう三さん任にん：常つね志こころざし清きよし （1312-1313年ねん任にん掌てのひら教きょう）
• 第だい十じゅう四よん任にん：孫まご德とく彧 （1313-1320年ねん任にん掌てのひら教きょう）
• 第だい十じゅう五ご任にん：蘭らん道元どうげん （1321-1323年ねん任にん掌てのひら教きょう）
• 第だい十じゅう六ろく任にん：孫まご履くつ道どう （1323-1328年ねん任にん掌てのひら教きょう）
• 第だい十じゅう七なな任にん：苗なえ道一みちかず （1328-1335年ねん任にん掌てのひら教きょう）
• 第だい十じゅう八はち任にん：完かん顏がお德明のりあき （1335-1362年ねん任にん掌てのひら教きょう）

小說しょうせつ中ちゅう的てき全ちょん真教まさのり

在ざい金きむ庸いさお的てき《射い鵰英雄えいゆう傳でん》、《神かみ鵰俠侶》裡うら，全ちょん真教まさのり被ひ喻為「天下てんか武たけ學まなぶ正宗まさむね」，是ぜ當世とうせい數すう一いち數すう二に的てき大門おおもん派は。不ふ只ただ全ちょん真教まさのり的てき創始そうし人じん王おう重陽ちょうよう是ぜ抗こう金きむ英雄えいゆう，他た的てき弟子でし也親宋そう抗こう元もと，但ただし歷史れきし中ちゅう的てき全ちょん真教まさのり卻是依よ附ふ女おんな真しん、蒙こうむ古ふる的てき政權せいけん。

參考さんこう資料しりょう

參考さんこう書籍しょせき

• 陳ちん垣かき：《南みなみ宋そう初はつ河北かわきた新しん道教どうきょう考こう》（北京ぺきん：中華ちゅうか書しょ局きょく，1962）。
• 蜂屋はちや邦夫くにお著ちょ，欽偉剛ごう譯やく：《金代かなだい道教どうきょう研究けんきゅう：王おう重陽ちょうよう與あずか馬うま丹陽たんよう》（北京ぺきん：中國ちゅうごく社會しゃかい科學かがく出版しゅっぱん社しゃ，2007）。
• 景けい安寧あんねい：《道教どうきょう全ぜん真しん派は宮みや觀かん、造みやつこ像ぞう與あずか祖師そし》（北京ぺきん：中華ちゅうか書しょ局きょく，2012）。
• 金きむ庸いさお，《射い鵰英雄えいゆう傳でん》附錄ふろく。
• 胡えびす孚まこと琛　著ちょ，湯ゆ一いち介かい　審しん定じょう，（1991），《神州しんしゅう文化ぶんか集成しゅうせい叢書そうしょ：道教どうきょう与あずか仙せん学がく》，中国ちゅうごく・新しん華はな出版しゅっぱん社しゃ
• 日にち語ご版ばん：神坂かみさか風かぜ次郎じろう　訳わけ，（1998）“道教どうきょうと仙せん学がく” 第だい２章しょう第だい６節せつ：宋そう・遼りょう・金きむ・元もとの時代じだいにおける道教どうきょうの盛況せいきょうと改新かいしん（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）

外部がいぶ連結れんけつ

• 蜂屋はちや邦夫くにお：〈全ちょん真教まさのり草創そうそう期き的てき信仰しんこう對象たいしょう（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。
• 福井ふくい文雅ぶんが：〈佛教ぶっきょう與あずか全ぜん真教まさのり的てき成立せいりつ（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。
• 李り豐ゆたか楙：〈仙遊せんゆう：全ちょん真道まみち的てき求道きゅうどう、訪おとずれ道どう與あずか體からだ道どう（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。
• 王おう錦にしき萍：〈宗教しゅうきょう組織そしき與あずか水利すいり系統けいとう：蒙こうむ元もと時期じき山西さんせい水利すいり社會しゃかい中ちゅう的てき僧そう道どう團體だんたい探さがせ析（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。
• 鄭てい素す春はる：〈金元かねもと全ちょん真道まみち中原なかはら地區ちく以外いがい的てき傳つて教きょう活動かつどう（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。
• 黎はじむ志こころざし添：〈近代きんだい廣東かんとん羅ら浮山全ちょん真教まさのり道みち觀かん考こう（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。
• 蜂屋はちや邦夫くにお：〈全ちょん真教まさのり出家しゅっけ、乞覓思想しそう的てき現代げんだい意義いぎ（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。
• 道教どうきょう學術がくじゅつ資し訊站
• 香港ほんこん道教どうきょう明善あきよし學院がくいん - 元もと朗ろう錦上きんじょう路ろ（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
• 宏道ひろみち精舍しょうじゃ - 香港ほんこん離島りとう長洲ながす：設しつらえ扶乩服務ふくむ（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
• 世よ玄げん精舍しょうじゃ - 臺灣たいわん新北しんきた市し永和えいわ區く：設しつらえ扶乩服務ふくむ（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）