范文程ほど

范文程ほど
大だい清きよし內秘書院しょいん大だい學士がくし
爵位しゃくい	一等精奇尼哈番
籍せき貫ぬき	遼東りゃおとん瀋陽しんよう中ちゅう衛まもる
族ぞく裔	漢かん族ぞく
字じ號ごう	字じ憲けん斗と
諡號しごう	文ぶん肅
出生しゅっしょう	明あかり萬まん曆れき二に十じゅう五ご年ねん（1597年ねん） 辽东都と指ゆび挥使司し沈阳中ちゅう卫文官かん屯たむろ
逝世	清康きよやす熙五ご年ねん（1666年ねん）69歲さい
親おや屬ぞく	曾祖そうそ 范鏓 子こ 范承謨
出身しゅっしん
萬まん曆れき間あいだ生せい員いん

范文程ほど（1597年ねん—1666年ねん），字じ憲けん斗と，汉军镶黄旗はた人じん，清朝せいちょう初年しょねん政治せいじ家か、謀はかりごと臣しん、軍事ぐんじ家か、重臣じゅうしん、漢かん臣しん首領しゅりょう、儒學じゅがく家か。其先世よ于明初はつ自じ江西えにし贬往沈阳，“居きょ抚顺所ところ”。萬まん曆れき時じ中ちゅう秀才しゅうさい，接受せつじゅ明朝みんちょう功名こうみょう。努つとむ爾なんじ哈赤攻おさむ佔撫順じゅん，范文程ほど主動しゅどう投とう靠もたれ。歷れき事ごと滿まん洲しゅう四よん代だい君主くんしゅ，清朝せいちょう開國かいこく時じ的てき規制きせい大だい多た出自しゅつじ其手，更さら被ひ視し為ため文ぶん臣しん之の首くび。乾いぬい隆たかし时编纂《贰臣传》时曾有ゆう争そう议，后きさき由ゆかり乾いぬい隆たかし帝みかど亲自裁定さいてい，凡取得しゅとく明朝みんちょう功名こうみょう但ただし未み出仕しゅっし者しゃ，不ふ视为贰臣。

生平おいだいら

明あきら萬まん曆れき二に十じゅう五ご年ねん（1597年ねん），范文程ほど出生しゅっしょう于遼東りゃおとん都と指揮しき使し司し瀋陽しんよう中ちゅう衛まもる文官ぶんかん屯たむろ。據よりどころ《清史きよし稿こう》，范文程ほど是ぜ北きた宋そう大臣だいじん范仲淹的次子じし范纯仁ひとし十じゅう七なな世せい孙，曾祖そうそ范鏓，嘉よしみ靖やすし年間ねんかん大臣だいじん，官かん至いたり明朝みんちょう兵部ひょうぶ侍さむらい郎ろう，《明あかり史し》有ゆう傳でん。

范文程ほど少しょう时喜好こう读書，「年とし十じゅう八はち補ほ生なま員いん」，十じゅう九きゅう歲さい為ため瀋陽しんよう中ちゅう衛まもる學がく（清きよし代だい改あらため為ため奉天ほうてん府ふ儒學じゅがく及盛もり京きょう文ぶん廟びょう）生なま員いん。萬まん曆れき四よん十じゅう六ろく年ねん（後金あときん天命てんめい三さん年ねん，1618年ねん），努つとむ尔哈赤あか攻おさむ佔撫なで順じゅん，二に十じゅう一歲的范文程與其兄范文寀（生なま卒そつ年ねん不ふ詳しょう）主しゅ动投靠もたれ努つとむ尔哈赤あか。努つとむ尔哈赤あか曾對诸贝勒有言ごと：「此名臣しん孫まご也，其善遇ぐう之の！」 随ずい努つとむ尔哈赤あか征せい讨明朝あさ，攻おさむ取と辽阳、西平にしだいら等地とうち。

皇すめらぎ太ふとし极即位そくい，引为左右さゆう。范文程ほど曾任大だい學士がくし、議ぎ政せい大臣だいじん等とう職しょく，《清史きよし稿こう》有ゆう載の：「崇たかし德とく元年がんねん（1636），改あらため文ぶん館かん為ため內三院いん，范為內秘書院しょいん大だい學士がくし，進しん世よ職しょく二に等とう甲きのえ喇章京きょう」、「進すすむ一等いっとう阿おもね思おもえ哈尼哈番加か拖沙喇哈番ばん，賜たまもの號ごう『巴ともえ克かつ什』。復ふく進しん二に等とう精せい奇き尼あま哈番」。康かん熙五ご年ねん（1666年ねん）八はち月がつ范文程ほど卒そつ，年ねん七なな十じゅう，諡號しごう文ぶん肅，入にゅう贤良祠ほこら。 康かん熙五十じゅう二に年ねん（1713年ねん），即そく范文程ほど死後しご四よん十じゅう七なな年ねん，康かん熙為他た親おや題だい「元もと輔高風ふう」匾額。

家族かぞく世よ袭镶黄旗きはた汉军第だい二㕘领第五佐领（系けい崇たかし徳とく八はち年ねん（1643）编设，载《钦定八はち旗はた通どおり志こころざし》）。

家族かぞく

《清史きよし稿こう·范文程ほど传》记载：范文程ほど六ろく子し，承うけたまわ廕、承うけたまわ谟、承うけたまわ勋、承うけたまわ斌あきら、承うけたまわ烈れつ、承うけたまわ祚（妻つま鈕ぼたん祜祿氏し，祖父そふ镶黄旗はた满洲車しゃ爾なんじ格かく，曾祖そうそ一いち等とう弘毅こうき公おおやけ額がく亦また都と）。

范承謨，官かん至いたり福建ふっけん總督そうとく；三さん子し范承勳くん，號ごう眉山びざん，自稱じしょう九きゅう松まつ主人しゅじん，累るい遷廣西にし巡じゅん撫なで、雲くも貴き總督そうとく、江南こうなん江西えにし總督そうとく。

孫まご范時崇たかし，官かん至いたり左ひだり都と御ご史し、兵部ひょうぶ尚書しょうしょ；孫まご范時繹，官かん至いたり都みやこ統みつる、戶部とべ尚書しょうしょ、工こう部ぶ尚書しょうしょ；孫まご范時綬，官かん至いたり左ひだり都と御ご史し、都みやこ統みつる、工こう部ぶ尚書しょうしょ、刑部おさかべ尚書しょうしょ；孫まご范時紀き，官かん至いたり副ふく都と統すべ、侍さむらい郎ろう。玄げん孙范建中ちゅう，任にん户部尚なお书、正せい黄旗きはた汉军都と统、杭州こうしゅう将しょう军。

• 曾祖そうそ范鏓，明あきら兵部ひょうぶ左ひだり侍さむらい郎ろう。
• 子こ范承荫（又また范达礼れい），任にん镶黄旗はた汉军第だい二参领第五世管佐领，都と统。妻つま石せき氏し（又また苏完瓜ふり尔佳氏し，父ちち正せい白旗はっき汉军、一等伯兵部尚书石いし廷柱）。
• 子こ范承谟，順治じゅんじ九きゅう年ねん（1652年ねん）壬みずのえ辰たつ科か进士，福建ふっけん總督そうとく，三藩之亂中殉难。
• 子こ范承勳くん，康かん熙二に十じゅう五ご年ねん（1686）云うん贵总督とく，两江总督。孙范時繹，两江总督；其孙女おんな范佳氏し，果はて恭きょう郡ぐん王おう弘ひろ曕嫡福晋すすむ。
• 子こ范承斌あきら。孫まご范時捷とし，官かん至いたり提督ていとく、鑲白旗はた漢かん軍ぐん都みやこ統みつる；其孫范建中ちゅう，官かん至いたり户部尚なお书。
• 子こ范承烈れつ，兵部ひょうぶ侍さむらい郎ろう。
• 子こ范承祚。妻つま鈕ぼたん祜祿氏し（父ちち镶黄旗はた满洲巴ともえ喀，祖父そふ車しゃ爾なんじ格かく，曾祖そうそ一いち等とう弘毅こうき公おおやけ額がく亦また都と）。
  • 孫まご范時紀き，佐さ领，仓场总督，《钦定八はち旗はた通どおり志こころざし：大臣だいじん传五十じゅう九きゅう》卷まき193有ゆう传。曾孙范宜勷，佐さ领；妻つま索さく綽絡氏し（父ちち内ない务府正せい白旗はっき满洲、乾いぬい隆たかし二に年ねん（1737年ねん）丁ちょう巳み恩おん科か进士觀かん保ほ）。
  • 孙范时绩，荫生。曾孙范宜清きよし，盛もり京きょう兵部ひょうぶ侍さむらい郎ろう；其女范氏，嫁よめ正せい白旗はっき汉军、乾いぬい隆たかし四よん十じゅう四よん年ねん（1779）己おのれ亥い科か举人徐じょ秉鉴，其子道どう光こう十じゅう五ご年ねん（1835年ねん）乙未おとみ科か进士长喆。

參考さんこう文獻ぶんけん

• 赵尔巽たつみ等ひとし. 《清史きよし稿こう·列れつ传十じゅう九きゅう》. [2011-03-22]. （原始げんし内容ないよう存そん档于2020-08-04）.