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データセンター - Wikipedia

データセンター

コンピュータやタ通信たつうしんなどの装置そうち設置せっち運用うんようする施設しせつ

データセンター (えい: data center)とは、各種かくしゅコンピュータメインフレームミニコンピュータサーバひとし)やタ通信たつうしんなどの装置そうち設置せっち運用うんようすることにとくした施設しせつ総称そうしょう

データセンターの心臓しんぞうであるサーバ

データセンターのなかでも、とくインターネットようのサーバや通信つうしん設備せつびIP電話でんわひとし設置せっちとくしたものはインターネットデータセンター (Internet data center; iDC) とばれる。

システムインテグレーター現場げんばでは「DC」とりゃくされる場合ばあいもある(ただしたんに「DC」というと一般いっぱんには直流ちょくりゅう給電きゅうでん場合ばあいおおいので要注意ようちゅうい)。

概要がいよう

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電気でんき通信つうしん事業じぎょうしゃひかりファイバーやメタルせんなどの通信つうしん回線かいせん大量たいりょう利用りようするため、通常つうじょうオフィスビルひとしくらべて非常ひじょうおおくのひかりケーブルひとしずみとなっている(また通常つうじょう複数ふくすう電気でんき通信つうしん事業じぎょうしゃのサービスが利用りよう可能かのうになっている)。このほか、大量たいりょうのコンピュータからの発熱はつねつ対応たいおうするため空調くうちょう設備せつびなどが強化きょうかされている。また災害さいがいにもサービスの提供ていきょう極力きょくりょく支障ししょうないように建物たてもの自体じたい耐震たいしん構造こうぞうとされている。電力でんりょく会社かいしゃからの電源でんげん供給きょうきゅう複数ふくすう系統けいとう変電へんでんしょことなる系統けいとう)から同時どうじけるようになっているほか、電力でんりょく供給きょうきゅう途絶とだえた場合ばあいそなだい容量ようりょう蓄電池ちくでんち自家じか発電はつでん装置そうちとうそなえる。

構内こうない火災かさい発生はっせいした場合ばあいにも、なか設置せっちされている機器きき極力きょくりょくいためないように、みず使つか通常つうじょうスプリンクラー設備せつびではなく二酸化炭素にさんかたんそ (CO2)やハロンガスによる消火しょうか設備せつびつのが一般いっぱんてきである。

フロア内部ないぶ多数たすう配線はいせんとお必要ひつようからフリーアクセスフロアとなっており、19インチラック大量たいりょうならぶのが一般いっぱんてき光景こうけい

一般いっぱんてきには利用りようしゃがわがコンピュータ・サーバやルータスイッチングハブひとし設置せっち利用りようする。通信つうしん回線かいせん利用りようしゃがわ個別こべつ電気でんき通信つうしん事業じぎょうしゃ契約けいやくするのが原則げんそくである。ただしあらかじめデータセンター事業じぎょうしゃがわがそれらの装置そうち設置せっち利用りようしゃにレンタルするケースもおおい。データセンターがわがルータ・サーバとう設置せっちおよ管理かんりおこなうサービスはとくに「マネージドサービス」とばれる。またiDCの場合ばあいは、iDCがわであらかじめインターネットサービスプロバイダ (ISP)と契約けいやくむすんで帯域たいいき確保かくほしたうえで(ISPがiDCを兼業けんぎょうしているケースもおおい)、利用りようしゃはiDCからリセールをける形態けいたい普通ふつうとなっている。

データセンター内部ないぶ設置せっちされた機器ききのセキュリティをまも観点かんてんから、フロアへのひと出入でいりはきびしく管理かんりされており、入館にゅうかんには事前じぜん申請しんせい必要ひつよう施設しせつおおい。またフロアへ可能かのう機器きき制限せいげんされることがあり(携帯けいたい電話でんわ/スマートフォンなどのモバイル機器ききやカメラ、USBメモリ持込もちこめ禁止きんしされるところもすくなくない)、きびしいところになると出入でいぐち金属きんぞく探知たんちとうのチェックをける場合ばあいもある。さらに同様どうようのセキュリティてき観点かんてんから、データセンターの正確せいかく所在地しょざいちとうをウェブサイトに記載きさいしないなど、一般いっぱんには非公開ひこうかいとしている事業じぎょうしゃおおい。相次あいつ顧客こきゃく情報じょうほうしによる情報じょうほう漏洩ろうえい対策たいさく重要じゅうようせいからセキュリティ設備せつびととのったデータセンターの需要じゅようたかまっている。

近年きんねん日本にっぽん国内こくないでは、関東かんとう地域ちいきでのだい地震じしんのリスク、2006ねん8がつ14にち首都しゅとけん停電ていでんあきらかになっただい規模きぼ停電ていでんのリスクなどにたいする事業じぎょう継続けいぞく計画けいかく (BCP)、災害さいがいリスクの分散ぶんさんさくとしてだい規模きぼデータセンターのさん大都市だいとしけんからの移転いてん注目ちゅうもくされている。また、だい規模きぼデータセンターを北海道ほっかいどうなどの冷涼れいりょう移転いてんすることで,冷却れいきゃく必要ひつよう電力でんりょく削減さくげん見込みこめる。

1960年代ねんだい以降いこうだい企業きぎょう金融きんゆう機関きかん大型おおがた汎用はんようコンピュータによる情報じょうほうシステムを導入どうにゅうするようになり、情報処理じょうほうしょりサービス事業じぎょうしゃ十分じゅうぶんたい荷重かじゅうをもち空調くうちょう設備せつび電力でんりょく設備せつびそなえた電算でんさんセンターを建設けんせつするようになった[1]。この電算でんさんセンターがデータセンターの前身ぜんしんとされている[1]

1990年代ねんだいになるとインターネット接続せつぞくサービスの普及ふきゅうインターネットエクスチェンジ(IX)の形成けいせいにより、インターネットデータセンターが登場とうじょうした[1]。また日本電信電話にほんでんしんでんわ(NTT)や国際電信電話こくさいでんしんでんわ(KDD)は、電話でんわ交換こうかん電子でんし交換こうかん/デジタル交換こうかんによってしょうじたきスペースを事業じぎょうしゃけに積極せっきょくてきすようになる。これらはおもADSLひとしブロードバンド接続せつぞくサービスをおこなインターネットサービスプロバイダ(ISP)が自社じしゃサービスとう利用りようしたが、一部いちぶ一般いっぱんけのデータセンター用途ようとにも利用りようされた。

さらに2000年代ねんだい後半こうはんにはERPシステムとう業務ぎょうむシステムの導入どうにゅうすすかく企業きぎょう運用うんよう保守ほしゅのコストが増大ぞうだいしたためシステムアウトソーシングが利用りようされるようになり、データセンターの立地りっち十分じゅうぶんなスペースを確保かくほできる郊外こうがい中心ちゅうしんになっていった[1]

年表ねんぴょう

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データセンターの設備せつび

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地震じしん対策たいさく設備せつび
データセンターにより、耐震たいしんせいふるえめんふるえ構造こうぞうなどをとっている。
ラック
EIA規格きかく19インチラックをフルラック単位たんい提供ていきょうするケースがおおい。事業じぎょうしゃによっては、1/8・1/4・1/2ラックの単位たんい提供ていきょうすることもある。
停電ていでん電源でんげん
停電ていでん電源でんげん装置そうち (UPS)、自家じか発電はつでん装置そうちなどをそなえている。電力でんりょく会社かいしゃからの停電ていでんに、自動的じどうてき自家じか発電はつでん装置そうち起動きどうするが、すぐには電力でんりょく供給きょうきゅうおこなえないので、それまでのあいだはUPSが電力でんりょく供給きょうきゅうする。また、受電じゅでん装置そうち自家じか発電はつでん装置そうち定期ていきてき点検てんけん必要ひつようであり、停電ていでん作業さぎょう必要ひつよう場合ばあいはUPSから電力でんりょく供給きょうきゅうする。したがって、UPSの電力でんりょく供給きょうきゅう時間じかん点検てんけん作業さぎょうまでふくめて設計せっけいされており、10ふんから90ふん程度ていど一般いっぱんてき2006ねん江戸川えどがわ特別とくべつだかあつ送電そうでんせん損傷そんしょうによる停電ていでん事故じこさいには、データセンタの自家じか発電はつでん装置そうち自動じどう起動きどうせずにUPSの電力でんりょく供給きょうきゅう途絶とだえ、サーバ故障こしょうこした事例じれいがある。
ヨーロッパのデータセンターのひとつでは、自家じか発電はつでんよう燃料ねんりょう供給きょうきゅうける優先ゆうせん順位じゅんいは、軍隊ぐんたい病院びょういんぐ3番目ばんめとなっており、そのデータセンターの重要じゅうようせいがうかがえる[3]
防火ぼうか消火しょうか設備せつび
耐火たいか区画くかくけむり検知けんち装置そうち、ガス消火しょうかなどをゆうしている。
データセンター・セキュリティ英語えいごばん
にゅう退室たいしつ管理かんり対人たいじん認証にんしょうICカード認証にんしょう生体せいたい認証にんしょう監視かんしカメラ施錠せじょうなどのセキュリティ設備せつびゆうしている。
インターネットコネクティビティ
一般いっぱんてき自社じしゃビルへむより、安価あんか高速こうそくなインターネット回線かいせんむことが可能かのうである。
空調くうちょう
サーバーのねつ処理しょりするための空調くうちょう設備せつびとして以下いかのような設備せつびっていることおおい:
  • 寒冷かんれい外気がいき導入どうにゅうするエアダクトスリット
  • 発熱はつねつりょうおお箇所かしょ冷却れいきゃく媒体ばいたいとおすための冷媒れいばい配管はいかん
  • サーバは前面ぜんめんからつめたい外気がいきんで背面はいめんから放出ほうしゅつするので、これをさまたげないよう工夫くふう具体ぐたいてきには
    • コンピュータからのねつ効率こうりつ放出ほうしゅつするため、空調くうちょう設備せつびからの冷気れいき導入どうにゅうする通路つうろコールドアイル)とコンピュータからの発熱はつねつ排出はいしゅつする通路つうろホットアイル)を分離ぶんり
    • サーバ背面はいめんから放出ほうしゅつされたねつを、サーバ前面ぜんめんまわませないようにするため、ラックのサーバのあいだはさブランクパネル[4]

データセンターのサービス

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提供ていきょうするサービス内容ないようはデータセンターによっておおきくことなる。

監視かんし
サーバやNW機器ききなどのリソースやポート、SNMP-TRAP、ログなどの監視かんしおこなう。
故障こしょう対応たいおう
故障こしょうけや、機器きき交換こうかん、メーカ手配てはいなどをおこなう。
運用うんよう
バックアップ作業さぎょうなどの代行だいこうおこなう。
管理かんり
アカウント管理かんり性能せいのう管理かんりなどをおこなう。

地球ちきゅう温暖おんだん防止ぼうし観点かんてんから、データセンターの消費しょうひする電力でんりょくおおきさに注目ちゅうもくあつまるようになり、ITインフラのしょう電力でんりょく運動うんどう(いわゆる「グリーンIT」)の一環いっかんとしてデータセンターのしょう電力でんりょくが2007ねんごろから推進すいしんされるようになった。

グリーンITを実現じつげんする具体ぐたいてき方策ほうさくとしては下記かきげるように複数ふくすう対策たいさくおこなわれている。

直流ちょくりゅう給電きゅうでん

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現在げんざい商用しょうよう電源でんげん停電ていでん電源でんげん装置そうち (UPS)→サーバなどの機器ききあいだおこなわれている交流こうりゅう (AC)→直流ちょくりゅう (DC)→AC→DC といった電力でんりょく変換へんかんけるため、データセンターない受電じゅでん設備せつびにおいて一括いっかつして直流ちょくりゅう変換へんかんし、センターない配電はいでんをサーバーなど機器きき動作どうさてきした直流ちょくりゅうおこなうことを「直流ちょくりゅう給電きゅうでん」という。

交流こうりゅう直流ちょくりゅう変換へんかんによって電力でんりょくのロスが発生はっせいし、やく20 %の電力でんりょくねつとしてうしなわれることから、この変換へんかん回数かいすう極力きょくりょくすくなくすることによって電力でんりょく使用しよう効率こうりつたかめるものである。

現在げんざい直流ちょくりゅう給電きゅうでん使つかわれる電圧でんあつには、24 V・48 V・300 V といった電圧でんあつちがいがあり、電力でんりょく効率こうりつ適用てきよう可能かのう負荷ふかおおきさ・安全あんぜんせいなどにおいてちがいがある。

仮想かそう

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処理しょり能力のうりょくひく旧型きゅうがたのサーバや、それほど処理しょり能力のうりょく必要ひつようとしないサービスなどを複数ふくすうまとめて少数しょうすう高性能こうせいのうなサーバに一括いっかつしておこなわせることでサーバの台数だいすう低減ていげんし、サーバそのものの電力でんりょく使用しようりょうらすことにくわえ、稼動かどうするサービスのりょう比較ひかくしてデータセンターの面積めんせきちいさくすることで、空調くうちょう水冷すいれいなどにようする電力でんりょく消費しょうひ低減ていげんすることができる。

仮想かそう対応たいおうしたソフトウェアとして、VMwareXenHyper-Vなどが有名ゆうめいである。

空調くうちょう

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データセンターの消費しょうひ電力でんりょくなかおおきな割合わりあいめる空調くうちょう設備せつび電力でんりょくおさえることをおも目的もくてきとして、データセンター自体じたい寒冷かんれい設置せっちするれいもある。外気がいき冷却れいきゃく利用りようする「外気がいき冷房れいぼう」、ふゆ積雪せきせつ貯蔵ちょぞうしてはるからなつにかけての冷房れいぼう利用りようする「ゆき冷房れいぼうゆきねつ冷房れいぼう」などといった、電力でんりょく消費しょうひ比較的ひかくてきすくない空調くうちょうシステムを採用さいようするホワイトデータセンター存在そんざいする。

日本にっぽんではポータス北海道ほっかいどう釧路くしろ開設かいせつしたデータセンターは、外気がいき冷却れいきゃくしている。釧路くしろ真夏まなつが0でなつとし平均へいきん5.5にち国内こくない有数ゆうすう避暑ひしょであるため可能かのうである。さくらインターネット2011ねん北海道ほっかいどう石狩いしかり開設かいせつした石狩いしかりデータセンター外気がいき冷房れいぼう大々的だいだいてき採用さいようしており、同社どうしゃでは外気がいき冷房れいぼう採用さいようにより「空調くうちょうコストはやく4わり削減さくげん見込みこめる」としている[5]。またゆき冷房れいぼうゆきねつ冷房れいぼうについても北海道ほっかいどう空知そらち地方ちほう美唄びばいホワイトデータセンター実証じっしょう実験じっけんおこなった実績じっせきがある[6]

電力でんりょく効率こうりつ指数しすう

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データセンターの使用しようする電力でんりょくがどれだけ効率こうりつてき利用りようされているかをあらわ指標しひょうとして、電力でんりょく効率こうりつ指数しすう (PUE; Power Usage Effectiveness) が策定さくていされており、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく環境かんきょう保護ほごちょう (EPA) などが推奨すいしょうしている。

これは データセンター全体ぜんたい消費しょうひ電力でんりょくを、IT機器きき使用しようする電力でんりょくった指数しすうであり、数字すうじひくいほど効率こうりつがよく、1.0が理論りろんじょうもっと効率こうりついデータセンターであることをしめす。

あらたな形態けいたい

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コンテナがた

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コンテナを改造かいぞうしたHPしゃのデーターセンター。

従来じゅうらいデータセンターは耐震たいしん防災ぼうさい性能せいのう電力でんりょく通信つうしん回線かいせん要求ようきゅうたす必要ひつようせいなどから、それらの性能せいのうたす専用せんよう建物たてもの設置せっちするのが一般いっぱんてきであったが、2000年代ねんだい後半こうはんあたりから海上かいじょうコンテナをベースに改装かいそうしたデータセンターがあらわれるようになっている。

コンテナがたデータセンターはコンテナベースであるがゆえトレーラー船舶せんぱくとうでの輸送ゆそう容易よういであり、移動いどう外部がいぶ電源でんげん通信つうしん回線かいせんをつなぎこめばそくデータセンターとして利用りよう可能かのう、また空調くうちょう設備せつびとうふくめたデータセンターとしての機能きのう全般ぜんぱんがパッケージされていることから、必要ひつようおうじて増設ぞうせつ容易よういであるといった利点りてんつ。一方いっぽう耐震たいしん防災ぼうさい性能せいのうとう設置せっち条件じょうけんにもよるが、従来じゅうらいがたのデータセンターにおと部分ぶぶんもある。

一般いっぱんてきには2006ねんサン・マイクロシステムズ発表はっぴょうした「Project Blackbox」(現在げんざいSun Modular Datacenter)がコンテナがたデータセンターの先駆さきがけとされたが[7]実際じっさいにはそれ以前いぜん2005ねんGoogleがコンテナがたデータセンターを実用じつようしていた[8]。「Project Blackbox」の発表はっぴょう、ライバル企業きぎょう相次あいついでコンテナがたデータセンターに参入さんにゅうし、現在げんざいでは多数たすう大手おおてITベンダーが同種どうしゅのソリューションを発売はつばいしている。

日本にっぽんでは建築けんちく基準きじゅんほうによる規制きせい関係かんけいからコンテナがたデータセンターの利用りようむずかしいとされてきたが、2011ねん3がつ規制きせい緩和かんわされ、コンテナがたデータセンターのうち通常つうじょう無人むじん運用うんようされるものについては建築けんちくぶつとしてあつかわないこととされたため[9]同年どうねんにはインターネットイニシアティブ(IIJ)が島根しまねけん松江まつえにコンテナがたデータセンターを開設かいせつしたほか[10]NTTファシリティーズ神奈川かながわけん厚木あつぎのNTT厚木あつぎ研究けんきゅう開発かいはつセンタにコンテナがたデータセンターを設置せっちするなど[11]徐々じょじょ日本にっぽん国内こくないでもコンテナがたデータセンターの利用りよう本格ほんかくしている。

先進せんしんてき物流ぶつりゅう施設しせつ

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2010ねんごろから数多かずおお建設けんせつされている次世代じせだいがた大型おおがた倉庫そうこである先進せんしんてき物流ぶつりゅう施設しせつをデータセンターとして利用りようするうごきが日本にっぽんでもひろがっている。交通こうつうアクセスがうえ広大こうだいゆか面積めんせきゆうし、多層たそうかい構造こうぞうとなりかくテナントで使用しようされるため常時じょうじ有人ゆうじんであるなどセキュリティめんすぐれ、建物たてもの自体じたい堅牢けんろうであり、災害さいがいにおけるBCP考慮こうりょされた設計せっけいであるためアメリカや欧州おうしゅうでの利用りよう拡大かくだいした。

海中かいちゅう

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マイクロソフト海中かいちゅうしずめるデータセンターを開発かいはつちゅうで、英国えいこくオークニー諸島しょとうおきで2018ねんから[12]2020ねんまで実験じっけんおこなった。

冷却れいきゃく海水かいすいおこなうことで空調くうちょうにかかる電気でんきだいおさえられるほか人間にんげん内部ないぶはいらないため事故じこりつ地上ちじょうよりひくいというメリットがある[13]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c d データセンター業界ぎょうかいレポート〜データセンター業界ぎょうかい動向どうこう新規しんきアセットとしてのデータセンター〜”. 日本にっぽん政策せいさく投資とうし銀行ぎんこう. 2021ねん8がつ29にち閲覧えつらん
  2. ^ Big Updates for GPT-4 Turbo, Gemini 1.5, Mixtral, and More” (英語えいご). Big Updates for GPT-4 Turbo, Gemini 1.5, Mixtral, and More (2024ねん4がつ17にち). 2024ねん4がつ18にち閲覧えつらん
  3. ^ 動画どうがの4:57付近ふきん説明せつめいしている。動画どうが データセンター”. World of Warships (2016ねん5がつ18にち). 2018ねん2がつ19にち閲覧えつらん
  4. ^ “[データセンターのねつ管理かんりへん]サーバーのあいだにすきけてはいけない”. IT Pro (日経にっけいBP). (2008ねん11月25にち). https://xtech.nikkei.com/it/article/COLUMN/20081113/319208/ 2016ねん9がつ28にち閲覧えつらん 
  5. ^ さくらインターネット、外気がいき冷房れいぼう利用りようした石狩いしかりデータセンターを開所かいしょ - Internet Watch・2011ねん11月16にち
  6. ^ 自然しぜんエネルギー活用かつよう提案ていあんするデータセンター誘致ゆうち現場げんば - ASCII.jp・2011ねん5がつ16にち
  7. ^ Sun、データセンターをそのままコンテナに - Project Blackbox - マイナビニュース・2006ねん10がつ18にち
  8. ^ グーグル、自社じしゃ設計せっけいのサーバをはつ公開こうかい -データセンターにみる効率こうりつへのこだわり ぶん:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳ほんやく校正こうせい川村かわむらインターナショナル 2009ねん4がつ6にち
  9. ^ コンテナがたデータセンタにかか建築けんちく基準きじゅんほう取扱とりあつかいについて - 国土こくど交通省こうつうしょう住宅じゅうたくきょく建築けんちく指導しどう課長かちょう・2011ねん3がつ25にち
  10. ^ IIJが松江まつえ外気がいき冷却れいきゃくコンテナがたデータセンター開設かいせつ、プライベートHaaSも開始かいし - ITPro・2011ねん4がつ26にち
  11. ^ セルモジュールがたデータセンターの提供ていきょう開始かいしについて - NTTファシリティーズ・2011ねん5がつ10日とおか
  12. ^ 「データセンター 海中かいちゅうに/マイクロソフト/都市としちかい・災害さいがいリスクひくい…」「海中かいちゅうデータセンター 海軍かいぐん出身しゅっしんしゃ提案ていあん次世代じせだい技術ぎじゅつのインフラ」日経にっけい産業さんぎょう新聞しんぶん』2018ねん11月14にち(グローバルめん)2018ねん12月5にち閲覧えつらん
  13. ^ べいマイクロソフト、海中かいちゅうしずめたデータセンターを - CNN

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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