南海なんかい高野たかの線せん

高野たかの線せん（こうやせん）は、大阪おおさか府ふ大阪おおさか市し浪速なにわ区くの汐見橋しおみばし駅えきから同市どうし西成にしなり区くの岸里きしのさと玉出たまで駅えきを経由けいゆし、和歌山わかやま県けん伊都いと郡ぐん高野たかの町まちの極楽橋ごくらくばし駅えきまでを結むすぶ南海電気鉄道なんかいでんきてつどうの鉄道てつどう路線ろせんである。一般いっぱん的てきには、難波なんば駅えき - 岸里きしのさと玉出たまで駅えき - 橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだの運行うんこう系統けいとうを指さし（運行うんこう形態けいたいを参照さんしょう）、鋼索線こうさくせん（高野山こうのやまケーブル）の高野山こうのやま駅えきまでを含ふくめ、高野たかの線せんと呼よばれる。難波なんば駅えき - 岸里きしのさと玉出たまで駅えき間あいだは、南海本線なんかいほんせんに乗のり入いれる形かたちとなっている（路線ろせん図ずおよび沿線えんせん概況がいきょうを参照さんしょう）。汐見橋しおみばし駅えき - 岸里きしのさと玉出たまで駅えき間あいだは、通称つうしょう汐見橋しおみばし線せん（しおみばしせん）と呼よばれる。

高野たかの線せん
30000系けいによる特急とっきゅう「こうや」
基本きほん情報じょうほう
通称つうしょう	汐見橋しおみばし線せん（汐見橋しおみばし駅えき - 岸里きしのさと玉出たまで駅えき間あいだ） こうや花はな鉄道てつどう（橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだ）
国くに	日本にっぽん
所在地しょざいち	大阪おおさか府ふ、和歌山わかやま県けん
起点きてん	汐見橋しおみばし駅えき
終点しゅうてん	極楽橋ごくらくばし駅えき
駅えき数すう	42駅えき
路線ろせん記号きごう	NK
開業かいぎょう	1898年ねん1月がつ30日にち
全通ぜんつう	1929年ねん2月がつ21日にち
汐見橋しおみばし線せん分断ぶんだん	1985年ねん6月16日にち
所有しょゆう者しゃ	南海電気鉄道なんかいでんきてつどう
運営うんえい者しゃ	南海電気鉄道なんかいでんきてつどう
車両しゃりょう基地きち	小原田おはらだ検車けんしゃ区く、同区どうく千代田ちよだ検車けんしゃ支ささえ区く 住ノ江すみのえ検車けんしゃ区く（汐見橋しおみばし線せん専用せんよう車しゃのみ）
使用しよう車両しゃりょう	使用しよう車両しゃりょうの節ふしを参照さんしょう
路線ろせん諸しょ元もと
路線ろせん距離きょり	64.5 km
軌間きかん	1,067 mm （狭軌きょうき）
線路せんろ数すう	複線ふくせん（汐見橋しおみばし駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだ） 単線たんせん（橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだ）
電化でんか方式ほうしき	直流ちょくりゅう1,500 V 架空かくう電車でんしゃ線せん方式ほうしき
最大さいだい勾配こうばい	50 ‰
高低こうてい差さ	443 m（橋本はしもと駅えきと極楽橋ごくらくばし駅えきとの差さ）
閉塞へいそく方式ほうしき	自動じどう閉塞へいそく式しき
保安ほあん装置そうち	ATS-N、ATS-PN
最高さいこう速度そくど	100 km/h
路線ろせん図ず

路線ろせんシンボルマークは、高野たかの杉すぎの林はやしをイメージしたもの（）で、ラインカラーは緑みどり。山岳さんがく区間くかんの橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだには鋼索こうさく線せんとともに「こうや花はな鉄道てつどう」という愛称あいしょうが付つけられ、観光かんこう列車れっしゃ「天空てんくう」を運行うんこうするなど様々さまざまな取とり組くみが行おこなわれている。

また、かつて難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだには「りんかんサンライン」という愛称あいしょうがつけられていた（命名めいめい経緯けいいは後述こうじゅつ）。

概要がいよう

日本にっぽん有数ゆうすうの宗教しゅうきょう都市とし・霊場れいじょうである高野山こうのやまへの参詣さんけい輸送ゆそう路線ろせんであり、終点しゅうてんの極楽橋ごくらくばし駅えきからは鋼索こうさく線せんに連絡れんらくしている。加くわえて、大阪おおさか府ふ南河内みなみかわち地域ちいきならびに和歌山わかやま県けん橋本はしもと・伊都いと地域ちいきから大阪おおさか市内しないへの通勤つうきん・通学つうがく路線ろせんでもある。宅地たくち開発かいはつによる沿線えんせん人口じんこうの急増きゅうぞうや、泉北高速鉄道線せんぽくこうそくてつどうせんとの相互そうご直通ちょくつう運転うんてんによる泉北せんぼくニュータウンから大阪おおさか市内しないへの通勤つうきん客きゃく輸送ゆそうなどにより、南海本線なんかいほんせんを上回うわまわる輸送ゆそう人員じんいんを有ゆうする路線ろせんへと発展はってんした。

全線ぜんせんでPiTaPaおよびICOCAなどPiTaPaと相互そうご利用りよう可能かのうなIC乗車じょうしゃカードが利用りようできる。ただし、乗車じょうしゃ回数かいすうに応おうじて割引わりびきが適用てきようされるサービスはPiTaPaのみが対象たいしょうとなる。

高野たかの線せんは、主おもに市街地しがいちを走はしる難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだと、曲線きょくせんと勾配こうばいの激はげしい山岳さんがく区間くかんを走はしる橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだとに運行うんこう系統けいとうが分わかれる。橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだの山岳さんがく区間くかんに乗のり入いれる列車れっしゃには、平坦へいたん区間くかんでは高速こうそく運転うんてんが可能かのうで、山岳さんがく区間くかんでは大おおきな牽引けんいん力りょくを発揮はっきする、車体しゃたい長ちょう17m級きゅうの「ズームカー」と呼よばれる専用せんよう車両しゃりょうが用もちいられる。特とくに高こう野下のげ駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだは50 ‰の勾配こうばいを持もつ登山とざん鉄道てつどうであり（詳細しょうさい後述こうじゅつ）、沿線えんせんに高野山こうのやまという観光かんこう地ちを持もつ南海なんかい高野たかの線せんと同様どうように、沿線えんせんに観光かんこう地ちを持もち急きゅう勾配こうばい区間くかんを持もつ、日本にっぽん国内こくないの鉄道てつどう会社かいしゃとの間あいだで、2009年ねんに全国ぜんこく登山とざん鉄道てつどう‰会かいを結成けっせいしている。また、2017年ねん10月がつ24日にちには同様どうようの特徴とくちょうを持もつスイスのモントルー・オーベルラン・ベルノワ鉄道てつどう (MOB) と姉妹しまい鉄道てつどう協定きょうていを締結ていけつしている。

「りんかんサンライン」の愛称あいしょうについて

南海なんかい新しん今宮いまみや駅えき。1番線ばんせん案内あんない表示ひょうじ機きに「りんかんサンライン」の文字もじ（2015年ねん2月がつ撮影さつえい、現在げんざいは撤去てっきょ済ずみ）

1995年ねんから2008年ねんまで、難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだには「りんかんサンライン」の愛称あいしょうが付つけられていた。「りんかん」は、澄すんだ空気くうきと豊ゆたかな自然しぜんとが調和ちょうわするさわやかな街並まちなみのイメージ、「サンライン」は太陽たいよう (Sun) の明あかるさと暖あたたかさ、さんさんと降ふり注そそぐ陽光ようこうの輝かがやきを意味いみしている。

1994年ねん12月14日にち、当時とうじの社長しゃちょう川勝かわかつ泰司やすじが「田舎いなか臭くさいイメージを変かえたい」と発言はつげんしたことがきっかけで、岸里きしのさと玉出たまで駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだの名称めいしょうを社内しゃない公募こうぼで選定せんていのうえ、1995年ねん9月がつ1日にちのダイヤ改正かいせい時じから使用しようしたいと発表はっぴょうし、社長しゃちょう案あんとして「南海なんかい山手やまて線せん」を提唱ていしょうした。川勝かわかつ社長しゃちょうは会見かいけんで「名称めいしょうがいま風ふう、都会とかい風ふうになれば、当社とうしゃの住宅じゅうたく分譲ぶんじょうなどにも効果こうかが出でるだろうし、利用りよう客きゃくが増ふえるかもしれない。それには山手やまて線せんがいい」とコメントした。

しかし、高野たかの山さんの所在しょざいする高野たかの町まちがそれに反発はんぱつし、当時とうじの町長ちょうちょうと高野山こうのやま真言宗しんごんしゅう金剛峯寺こんごうぶじ宗務しゅうむ総長そうちょうが路線ろせん名めい存続そんぞくの要望ようぼうを出だしたことから、路線ろせん名めい変更へんこうを断念だんねんして愛称あいしょうを募集ぼしゅうすることとし、「りんかんサンライン」に決定けっていした。

当初とうしょ、路線ろせん図上ずじょうでは難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだを「りんかんサンライン」、橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだを「高野線こうやせん」と表示ひょうじしていたが、後のちに「高野線こうやせんりんかんサンライン」と両りょう名めい併記へいきして案内あんないされるようになった。車内しゃない放送ほうそうでは、南海本線なんかいほんせん側がわからの乗換のりかえ案内あんないなどで「高野線こうやせんりんかんサンラインはお乗のり換かえです」と案内あんないされていた。

しかし、沿線えんせん住民じゅうみんの間あいだでは「高野線こうやせん」で定着ていちゃくしており、「りんかんサンライン」の愛称あいしょうは浸透しんとうしなかった。2008年ねんの高野たかの線せんダイヤ変更へんこうより案内あんない上じょうでも愛称あいしょうはほとんど使つかわれなくなり、公式こうしきホームページからも削除さくじょされた。2009年ねん3月がつ20日はつかの阪神はんしんなんば線せん開業かいぎょうに伴ともなう修正しゅうせいで、車内しゃない路線ろせん図ずから表記ひょうきが削除さくじょされ、車内しゃない自動じどう放送ほうそうでの乗換のりかえ案内あんないもなくなった。その後ごも「りんかんサンライン」表記ひょうきが残のこる時とき刻こく表ひょうなどの駅えきでの配布はいふは続つづけられたが、2013年ねん10月がつのダイヤ改正かいせいで駅えき掲出けいしゅつ・配布はいふの時刻じこく表ひょうからも記載きさいがなくなった。

その後ごも泉北せんぼく高速こうそく鉄道てつどう5000系けいの車内しゃない案内あんない表示ひょうじ器きには中百舌鳥なかもず駅えき到着とうちゃく時じの乗換のりかえ案内あんないに「りんかんサンライン」表示ひょうじが残のこっていたが、2020年ねん2月がつに同どう系列けいれつのリニューアル工事こうじが完了かんりょうしたことで見みられなくなった。さらには駅えき案内あんないサイン類るいの更新こうしんが進すすみ、2022年ねん時点じてんで「りんかんサンライン」表記ひょうきは北野田きたのだ駅えき高野山こうのやま方面ほうめんホームの発車はっしゃ案内あんない表示ひょうじ器きなどにごくわずかに残のこる程度ていどとなっている。

路線ろせんデータ

• 路線ろせん距離きょり（営業えいぎょうキロ）：汐見橋しおみばし駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだ 64.5 km
• 軌間きかん：1067mm
• 駅えき数すう：42駅えき（起おこり終点しゅうてん駅えき・汐見橋しおみばし線せんの駅えきも含ふくむ）
• 複線ふくせん区間くかん：汐見橋しおみばし駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだ（汐見橋しおみばし線せん岸里きしのさと玉出たまで駅えき構内こうないのみ単線たんせん）
• 単線たんせん区間くかん：橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだ
• 電化でんか区間くかん：全線ぜんせん電化でんか（直流ちょくりゅう1500V）
• 閉塞へいそく方式ほうしき：自動じどう閉塞へいそく式しき
• 最高さいこう速度そくど：橋本はしもと駅えき - 高こう野下のげ駅えき間あいだ80km/h、高こう野下のげ駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだ33km/h、それ以外いがい100km/h
• 2021年度ねんどの混雑こんざつ率りつ：101%（百舌鳥もず八幡やはた駅えき→三国ヶ丘みくにがおか駅えき 7:20-8:20）

沿線えんせん概況がいきょう

停車場ていしゃじょう・施設しせつ・接続せつぞく路線ろせん
阪堺はんかい線せんをのぞく大阪おおさか市電しでん、高野山こうのやま森林しんりん鉄道てつどうおよび 十津川とつかわ索道さくどう（貨物かもつ専用せんよう索道さくどう）の経路けいろは省略しょうりゃく
凡例はんれい
（難波なんば駅えき - ）岸里きしのさと玉出たまで駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだ  ←阪神はんしん： 阪神はんしんなんば線せん 大阪おおさか難波なんば駅えき 近鉄きんてつ： 難波線なんばせん→ 4.1 難波なんば駅えき (1) -1980 3.9 NK01 難波なんば駅えき (2) 1980- （難波なんば駅えき） 阪神はんしん高速こうそく1号ごう環状かんじょう線せん 3.0 NK02 今宮戎いまみやえびす駅えき ←なにわ筋すじ線せん（南海なんかいルート） JR西にし： 大阪環状線おおさかかんじょうせん・関西本線かんさいほんせん（ 大和やまと路線ろせん） 2.5 NK03 新しん今宮いまみや駅えき （動物園前どうぶつえんまえ駅えき） 新今宮しんいまみや駅前えきまえ停留ていりゅう場じょう 阪ばん堺さかい： 阪堺はんかい線せん 1.9 NK04 萩はぎノ茶屋ちゃや駅えき 天王寺支線てんのうじしせん→ 0.9 NK05 天下茶屋てんがちゃや駅えき 左ひだり：天下茶屋てんがちゃや車庫しゃこ・工場こうじょう 1903-1982 高野たかの線せん（汐見橋しおみばし線せん） 0.0 NK06 岸里きしのさと玉出たまで駅えき 南海本線なんかいほんせん 1.1 NK51 帝塚山てづかやま駅えき 神ノ木かみのき停留ていりゅう場じょう 阪ばん堺さかい： 上町線うえまちせん 2.0 NK52 住吉東すみよしひがし駅えき 2.9 NK53 沢さわノ町まち駅えき 3.2 若宮わかみや駅えき -1917 3.5 NK54 我孫子前あびこまえ駅えき 大和やまと川がわ 梅うめ鉢はち車輛しゃりょう 西にし工場こうじょう／東ひがし工場こうじょう 専用せんよう線せん 4.8 NK55 浅香山あさかやま駅えき 6.4 NK56 堺さかい東駅ひがしえき 堺さかい東ひがし検車けんしゃ区く -1973 JR西にし： 阪和線はんわせん 7.9 NK57 三国ヶ丘みくにがおか駅えき 8.8 NK58 百舌鳥もず八幡やはた駅えき 引ひき上あげ線せん（泉北高速鉄道線せんぽくこうそくてつどうせん用よう） 9.5 NK59 中百舌鳥なかもず駅えき 和泉いずみ中央ちゅうおう駅えき 泉北高速鉄道線せんぽくこうそくてつどうせん 10.1 百舌鳥もず貨物かもつ駅えき -1912? 10.4 （臨）中百舌鳥なかもず運動場前うんどうじょうまえ駅えき 10.5 NK60 白鷺はくろ駅えき 12.0 NK61 初はつ芝しば駅えき 12.9 NK62 萩原天神はぎわらてんじん駅えき 阪和はんわ自動車じどうしゃ道どう 14.7 NK63 北野田きたのだ駅えき 西にし除川よけがわ 富士車輌ふじしゃりょう大阪おおさか狭山さやま工場こうじょう 専用せんよう線せん 15.6 NK64 狭山さやま駅えき 東ひがし除川よけがわ 16.7 池尻いけじり信号しんごう所しょ -1914 17.2 NK65 大阪おおさか狭山さやま市し駅えき 17.6 第だい一いち半田はんだ貨物かもつ駅えき -1930? 18.2 第だい二に半田はんだ貨物かもつ駅えき -1930? 18.3 NK66 金剛こんごう駅えき 20.0 NK67 滝谷たきたに駅えき 21.3 NK68 千代田ちよだ駅えき 22.0 千代田ちよだ信号しんごう所しょ 小原田おはらだ検車けんしゃ区く 　千代田ちよだ検車けんしゃ支ささえ区く・千代田ちよだ工場こうじょう 近鉄きんてつ： 長野ながの線せん 23.4 NK69 河内長野かわちながの駅えき 石川いしかわ 天見あまみ川がわ 天見あまみ川がわ 天見あまみ川がわ 25.1 NK70 三さん日にち市町しちょう駅えき 引ひき上あげ線せん 26.7 NK71 美加みかの台だい駅えき 加賀田かがた信号しんごう所しょ -1984 28.6 NK72 千せん早口はやくち駅えき 30.3 NK73 天見あまみ駅えき 新しん紀見きみトンネル （1,853m） ↑大阪おおさか府ふ／和歌山わかやま県けん↓ 紀見きみ隧道すいどう （1,562m） 34.0 NK74 紀見峠きみとうげ駅えき 35.3 NK75 林間田園都市りんかんでんえんとし駅えき 36.2 橋谷はしたに信号しんごう所しょ -1983 37.3 NK76 御幸辻みゆきつじ駅えき 38.2 小原田おはらだ信号しんごう所しょ 小原田おはらだ検車けんしゃ区く 京きょう奈和自動車じどうしゃ道どう（橋本はしもと道路どうろ） 39.5 （臨）市し脇山わきやま駅えき -1918? 39.9 橋本はしもと町まち臨時りんじ乗降じょうこう場じょう -? JR西にし： 和歌山線わかやません 40.1 NK77 橋本はしもと駅えき 高こう 92 m 高野山こうのやま検車けんしゃ区く橋本はしもと検車けんしゃ場じょう -1996 40.6 0.0 妻つま信号しんごう所しょ -1959 - 0.6 紀きのノ川口かわぐち駅えき -1959 紀きの川かわ 43.2 NK78 紀伊きい清水しみず駅えき 高こう 87 m 南馬場みなみばば砂利じゃり採取さいしゅ場じょう -1955頃ころ 45.8 NK79 学文路かむろ駅えき 高こう 79 m 47.6 NK80 九度山くどやま駅えき 高こう 94 m 丹生川にゅうかわ橋梁きょうりょう 丹生川にゅうがわ 椎出しいでトンネル 長ちょう 399m 49.6 NK81 高こう野下のげ駅えき 高こう 108 m 不動ふどう谷川たにがわ 51.3 NK82 下古沢しもこさわ駅えき 高こう 177 m トンネル2か所しょ 中古沢なかこさわ橋梁きょうりょう 長ちょう 67.6 m 53.0 NK83 上古沢かみこさわ駅えき 高こう 230 m トンネル2か所しょ 笠木かさぎ橋梁きょうりょう トンネル4か所しょ 56.0 NK84 紀伊きい細川ほそかわ駅えき 高こう 363 m トンネル7か所しょ 58.4 NK85 紀伊きい神谷かみや駅えき 高こう 473 m トンネル4か所しょ 59.9 NK86 極楽橋ごくらくばし駅えき 高こう 539 m 鋼索線こうさくせん
汐見橋しおみばし線せん  桜川さくらかわ駅えき 阪神はんしん： 阪神はんしんなんば線せん 0.0 NK06-5 汐見橋しおみばし駅えき （桜川さくらかわ駅えき） JR西にし： 大阪環状線おおさかかんじょうせん 0.9 NK06-4 芦原あしはら町まち駅えき 1.6 NK06-3 木津川きづがわ駅えき 阪神はんしん高速こうそく17号ごう西大阪線にしおおさかせん 2.6 NK06-2 津守つもり駅えき 大阪おおさか市電しでん：阪堺はんかい線せん 3.6 NK06-1 西にし天下茶屋てんがちゃや駅えき 4.6 NK06 岸里きしのさと玉出たまで駅えき 南海本線なんかいほんせん 高野たかの線せん

難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだは沿線えんせんに住宅じゅうたく地ちが多おおく、21m級きゅうの4扉とびら大型おおがた車両しゃりょうを運行うんこうし通勤つうきん客きゃくを捌さばいている。

難波なんば駅えき - 堺さかい東駅ひがしえき間あいだは、南海本線なんかいほんせんの難波なんば駅えき - 堺さかい駅えき間あいだよりもカーブが多おおく、所要しょよう時間じかんが幾分いくぶん長ながい。また堺さかい東駅ひがしえき - 住吉東すみよしひがし駅えき間あいだは先行せんこうの各駅かくえき停車ていしゃの後続こうぞくで運転うんてんされ、ラッシュ時じを中心ちゅうしんに列車れっしゃ間隔かんかくが詰つまるため、低速ていそくでの運転うんてんとなっている。2024年ねん1月がつ時点じてんでの日にち中ちゅうの優等ゆうとう列車れっしゃの運行うんこう頻度ひんどは、毎時まいじ10 - 11本ほん（うち有料ゆうりょう特急とっきゅうは0 - 1本ほん）と、南海本線なんかいほんせんの毎時まいじ8本ほん（うち有料ゆうりょう特急とっきゅう2本ほん、一部いちぶ座席ざせき指定してい特急とっきゅう2本ほんを含ふくむ）より高たかい。

大阪おおさか市内しないの住吉東すみよしひがし駅えき - 我孫子前あびこまえ駅えき間あいだを中心ちゅうしんに、大おおきな幹線かんせん道路どうろとの平面へいめん交差こうさがあり、『開ひらかずの踏切ふみきり』が点在てんざいする。地形ちけいの関係かんけいや線路せんろと建物たてものが隣接りんせつしていることから、高架こうか化かが遅おくれているが、都市とし計画けいかく事業じぎょうとして堺さかい市しが事業じぎょう主体しゅたいとなり、浅香山あさかやま駅えき・堺さかい東駅ひがしえきを含ふくむ約やく3.2 kmの区間くかんが高架こうか化かされ、10か所しょの踏切ふみきりが除じょ却される見込みこみで、完成かんせいは2040（令れい和わ22）年頃としごろの予定よていである。

堺さかい東駅ひがしえきから千代田ちよだ駅えきにかけては国道こくどう310号ごう、河内長野かわちながの駅えきから橋本はしもと駅えきにかけては国道こくどう371号ごう、紀伊きい清水しみず駅えきから紀伊きい細川ほそかわ駅えき手前てまえ付近ふきんまでは国道こくどう370号ごうがほぼ同おなじ経路けいろを併走へいそうしている。

難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだ

難波なんば駅えき - 岸里きしのさと玉出たまで駅えき間あいだは、線路せんろ名称めいしょう上じょうは南海本線なんかいほんせんである。線路せんろ別べつ複々線ふくふくせんのうち、東側ひがしがわの複線ふくせんは高野線こうやせん列車れっしゃ専用せんようとなっており、高野たかの線せんの帝塚山てづかやま駅えきを経由けいゆする全ぜん列車れっしゃが、岸里きしのさと玉出たまで駅えきから難波なんば駅えきまで乗のり入いれる。運行うんこう系統けいとう上じょう、難波なんば駅えきから記述きじゅつする。

始発しはつの難波なんば駅えきは9面めん8線せんで、のりばは1 - 9番線ばんせんの構造こうぞうを持もち、高野たかの線せんの列車れっしゃはこのうち1 - 4番線ばんせんの東側ひがしがわ4線せんを使用しようする。難波なんば駅えきを発車はっしゃするとすぐ右みぎにカーブし、右手みぎてになんばパークス（旧きゅう大阪おおさかスタヂアム〈大阪おおさか球場きゅうじょう〉跡地あとち）・ヤマダデンキLABI1なんば・クボタやニコニコのりの本社ほんしゃ社屋しゃおく・南海電気鉄道なんかいでんきてつどう本社ほんしゃの入はいる南海なんかいなんば第だい1ビルなどを、左手ひだりてに日本橋にほんばし電気でんき街がい（でんでんタウン）などを見みながら、阪神はんしん高速こうそく1号ごう環状かんじょう線せんをくぐり、左下ひだりしたに今宮戎いまみやえびす神社じんじゃが近付ちかづくと、高野たかの線せんの各駅かくえき停車ていしゃのみが停車ていしゃする島しま式しきホームの今宮戎いまみやえびす駅えき。駅えき下かの国道こくどう25号ごうを越こえ、左手ひだりてに通天閣つうてんかくが見みえると程ほどなくJRとの接続せつぞく駅えきであり全ぜん列車れっしゃ停車駅ていしゃえきの新しん今宮いまみや駅えきに着つく。新今宮しんいまみや駅えきと2駅えき先さきの天下茶屋てんがちゃや駅えきの高野たかの線せん上のぼり線せんホームは、ともに南海本線なんかいほんせんの下くだり線せんと島しま式しきの同どう一いち面めんホームである。新今宮しんいまみや駅えきの下したを通とおるJRの大阪環状線おおさかかんじょうせん・関西本線かんさいほんせん（いずれも高架線こうかせん）を高々たかだか架かで跨またぎ、左右さゆうに釜ヶ崎かまがさきあるいはあいりん地区ちくと称しょうされるドヤ街がいを、また左手ひだりて遠方えんぽうには高たかさ日本一にっぽんいちの高層こうそうビル・あべのハルカスを望のぞみながら、やはり高野たかの線せんの各駅かくえき停車ていしゃのみが停車ていしゃする島しま式しきの萩はぎノ茶屋ちゃや駅えきを過すぎると、全ぜん列車れっしゃ停車駅ていしゃえきである天下茶屋てんがちゃや駅えき。かつてはこの駅えきから天王寺支線てんのうじしせんが分岐ぶんきしていたが、1993年ねんに大阪おおさか市営しえい地下鉄ちかてつ堺さかい筋すじ線せん（現在げんざいのOsaka Metro堺筋線さかいすじせん）が同どう駅えきまで延長えんちょうされてからは、その一部いちぶ区間くかんが代替だいたいを担になっている。1980年ねんまでは南海なんかいの車両しゃりょう工場こうじょうもあったが、同年どうねん高野たかの線せん千代田ちよだに移転いてんし、跡地あとちには大阪おおさかフィルハーモニー交響こうきょう楽団がくだんの練習れんしゅう場じょうやスーパーマーケットが建たっている。天下茶屋てんがちゃや駅えきを出でて程ほどなく左ひだりにカーブして南海本線なんかいほんせん系統けいとうの線路せんろと別わかれ、「汐見橋しおみばし線せん」との接続せつぞく駅えきである岸里きしのさと玉出たまで駅えきを過すぎ、同時どうじに阪堺はんかい線せんを越こえると上町うえまち台地だいちにさしかかり、線路せんろは掘割ほりわりの中なかを右みぎカーブしながら南進なんしんを始はじめる。掘割ほりわりを抜ぬけて上町うえまち台地だいちに上のぼると帝塚山てづかやま学院がくいん帝塚山てづかやま学舎がくしゃの最寄もより駅えきでホーム幅はばの狭せまい帝塚山てづかやま駅えき。この駅えきを過すぎると大和やまと川がわを渡わたるまでカーブや開ひらかずの踏切ふみきりが連続れんぞくする。阪堺はんかい上町線うえまちせんをくぐると、高野たかの線せんでは唯一ゆいいつ、通過つうか用よう複線ふくせんを挟はさむ待避たいひ線せんに相対そうたい式しきホームのある（新幹線しんかんせん型がた配線はいせんともいう）住吉東すみよしひがし駅えき。大阪おおさか内ない環状かんじょう線せん（国道こくどう479号ごう）の踏切ふみきりを過すぎて沢さわノ町まち駅えき、続つづいてあべの筋すじ（府ふ道どう大阪おおさか和泉いずみ泉南せんなん線せん）と斜ななめに平面へいめん交差こうさして我孫子前あびこまえ駅えきを過すぎると、大和やまと川がわを渡わたって堺さかい市しに入はいる。関西大学かんさいだいがく堺さかい学舎がくしゃやツツジの見所みどころである浅香山あさかやま浄水じょうすい場じょうの最寄もより駅えきの浅香山あさかやま駅えきを過すぎて、府ふ道どう堺さかい大和高田やまとたかだ線せんの高架こうかをくぐると、堺さかい市役所しやくしょなどの最寄もよりで堺さかい市しの中心ちゅうしん駅えきである堺さかい東駅ひがしえきに着つく。かつては堺さかい東ひがし検車けんしゃ区くなどがあり運行うんこうの拠点きょてんだったが、検車けんしゃ区くは小原田おはらだ検車けんしゃ区くおよび同どう検車けんしゃ区く千代田ちよだ支ささえ区くに移転いてんし、その跡地あとちには高層こうそうマンションが建たっている。堺さかい東駅ひがしえきには泉北せんぼく高速こうそく線せん直通ちょくつうの特急とっきゅう「泉北せんぼくライナー」を除のぞく全ぜん列車れっしゃが停車ていしゃし、各駅かくえき停車ていしゃと連絡れんらくしている。準じゅん急行きゅうこうはこの駅えきから各駅かくえきに停車ていしゃする。なお、泉北せんぼく線せん直通ちょくつうの区間くかん急行きゅうこうは泉北せんぼく線せん深井ふかい駅えきまで、「泉北せんぼくライナー」は泉ケ丘いずみがおか駅えきまで停車ていしゃしない。

堺さかい東駅ひがしえきを過すぎると大おおきく左ひだりカーブをして南東なんとうに進路しんろを変かえ、掘割ほりわり区間くかんに入はいって府ふ道どう大阪おおさか中央ちゅうおう環状かんじょう線せんをくぐると、右側みぎがわには仁徳にんとく天皇陵てんのうりょうが垣間見かいまみえる。すぐ下したの掘割ほりわりを通とおって交差こうさするJR阪和線はんわせんとの接続せつぞく駅えきの三国ヶ丘みくにがおか駅えき、百舌鳥もず八幡やはた駅えきを過すぎると、Osaka Metro御堂筋みどうすじ線せん、泉北せんぼく高速こうそく線せんとの接続せつぞく駅えきで、堺さかい市し北東ほくとう部ぶの中心ちゅうしん駅えきである中百舌鳥なかもず駅えきに着つく。この駅えきから一部いちぶの列車れっしゃは泉北せんぼく高速こうそく線せんと直通ちょくつうする。中百舌鳥なかもずを出でると泉北せんぼく高速こうそく線せんは上下じょうげ線せんに挟はさまれた地下ちかトンネルに入はいり、一方いっぽうの高野たかの線せんは線路せんろ容量ようりょうに若干じゃっかん余裕よゆうが出でることや、線形せんけいがやや良よくなることもあって、日にち中ちゅう時間じかん帯たいを中心ちゅうしんに優等ゆうとう列車れっしゃはこの付近ふきんから少すこし速度そくどを上あげて運転うんてんすることが多おおい。線路せんろは住宅じゅうたく地ちの間あいだを通とおりながら、大阪おおさか公立大こうりつだい学がく中百舌鳥なかもずキャンパスの最寄もより駅えきであり、待避たいひ設備せつびのある白鷺はくろ駅えき、続つづいて初はつ芝しば駅えきに至いたる。緩ゆるやかに右みぎにカーブしながら萩原天神はぎわらてんじん駅えきを過すぎて阪和はんわ自動車じどうしゃ道どう・府ふ道どう泉大津いずみおおつ美原みはら線せんバイパスをくぐると一旦いったん周囲しゅういには田園でんえん風景ふうけいが広ひろがるが、すぐに近代きんだい的てきな住宅じゅうたく街がいや商業しょうぎょう地ちなどが整備せいびされた堺さかい市し東ひがし区くの中心ちゅうしん駅えき・北野田きたのだ駅えきに着つく。北野田きたのだ駅えきは待避たいひ設備せつびを持もつ緩急かんきゅう接続せつぞく駅えきで、特急とっきゅう以外いがいの全ぜん列車れっしゃが停車ていしゃし、区間くかん急行きゅうこうはこの駅えきより各駅かくえきに停車ていしゃする。

北野田きたのだ駅えきを出でると線路せんろは西にし除川よけがわを渡わたりながら緩ゆるやかに左ひだりにカーブしてすぐに大阪おおさか狭山さやま市しに入はいり、狭山さやま駅えきを過すぎると、車窓しゃそう右側みぎがわには住宅じゅうたく街がいの向むこうに日本にっぽん最古さいこの灌漑かんがい用よう溜池ためいけである広大こうだいな狭山さやま池ちの堤防ていぼうが、左手ひだりて遠方えんぽうにはパーフェクト リバティー教団きょうだん（PL教団きょうだん）の大だい平和へいわ祈念きねん塔とう（PL塔とう）がそれぞれ見みえるようになる。狭山さやま駅えき - 大阪おおさか狭山さやま市し駅えき間あいだの築堤ちくていには煉瓦れんが造づくりの暗渠あんきょが7か所しょあり、2020年ねんに土木どぼく学会がっかい選奨せんしょう土木どぼく遺産いさんに認定にんていされた。右みぎにカーブをすると、かつて南海なんかいが狭山さやま池畔ちはんで経営けいえいしていた遊ゆう園地えんち「さやま遊園ゆうえん」（2000年ねん閉園へいえん）の最寄もより駅えきであった大阪おおさか狭山さやま市し駅えきに至いたる。周辺しゅうへんには大だい規模きぼなニュータウンが見みえ始はじめ、府ふ道どう森屋もりや狭山線さやませんの跨線橋こせんきょうをくぐると、金きむ剛つよしニュータウン・狭山さやまニュータウンの玄関げんかん口こうで、1992年ねん11月に特急とっきゅう・急行きゅうこう停車駅ていしゃえき（全ぜん列車れっしゃ停車駅ていしゃえき）となった2面めん4線せんの金剛こんごう駅えきに着つく。これら大阪おおさか狭山さやま市内しないの駅えきは毎年まいとし8月がつ1日にちの教祖きょうそ祭さいPL花火はなび芸術げいじゅつの日ひには、周辺しゅうへんに眺望ちょうぼうを妨さまたげるものが少すくないために多数たすうの観客かんきゃくが訪おとずれ、激はげしく混雑こんざつする。

金剛こんごう駅えきを出でると富田林とんだばやし市しに入はいり、次第しだいに起伏きふくの多おおい地形ちけいが目立めだち始はじめ、右手みぎて遠方えんぽうに近畿大学きんきだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういんを望のぞむ。滝谷たきたに駅えきを過すぎ、河内長野かわちながの市しに入はいって千代田ちよだ駅えきを過すぎると、南海なんかい最大さいだいの車両しゃりょう工場こうじょうである千代田ちよだ工場こうじょうを併設へいせつする小原田おはらだ検車けんしゃ区く千代田ちよだ検車けんしゃ支ささえ区くが左右さゆうに広ひろがり、特急とっきゅう「サザン」「ラピート」などの南海なんかい線せん・空港線くうこうせん用よう車両しゃりょうを時ときおり見みかけることがある。この千代田ちよだ検車けんしゃ支ささえ区くと高野たかの線せんを大おおきく越こえる高架こうか橋きょうが国道こくどう170号ごう（大阪おおさか外がい環状かんじょう線せん）であり、このガードをくぐると住宅じゅうたく街がいの広ひろがる丘陵きゅうりょうを開削かいさくした区間くかんとなり、列車れっしゃは下くだり勾配こうばいを駆かけ下おりる。左ひだり後方こうほうから単線たんせんの近鉄きんてつ長野ながの線せんが近ちかづいてきて並なみ走そうし、国道こくどう170号ごうの旧道きゅうどうと国道こくどう310号ごうの重複じゅうふく区間くかんとなっている道路どうろ（東高野ひがしごうや街道かいどう）を越こえると、駅えきビルのノバティながのを携たずさえる全ぜん列車れっしゃ停車駅ていしゃえきの河内長野かわちながの駅えきに着つく。同どう駅えきは南海なんかいが2面めん4線せん、近鉄きんてつが頭あたま端はし式しき1面めん1線せんの駅えき構造こうぞうとなっており、利用りよう者しゃ数すう・利便りべん性せいともに南海なんかいの方ほうが優位ゆういに立たっている。またこの駅えきより急行きゅうこうは各駅かくえきに停車ていしゃするため、各駅かくえき停車ていしゃの多おおくはこの駅えきで折おり返かえす。

河内長野かわちながの駅えきを過すぎると車窓しゃそうの雰囲気ふんいきは一変いっぺんし、新興しんこう住宅じゅうたく地ちが広ひろがる山並やまなみの裾すそを河岸かわぎし段丘だんきゅうに沿そって走はしる区間くかんとなり、石川いしかわやその支流しりゅうの天見あまみ川がわが線路せんろ沿ぞいを蛇行だこうするように流ながれる。左右さゆうにカーブをするとすぐにフォレスト三さん日にち市しと直結ちょっけつする三さん日にち市町しちょう駅えきに達たっするが、これより先さきは急きゅう勾配こうばい区間くかんとなり、南海本線なんかいほんせん所属しょぞく列車れっしゃなど一部いちぶの列車れっしゃは、ブレーキ性能せいのう等とうの関係かんけいでこの駅えきより先さきには入線にゅうせんできない。この駅えきを出でて引ひき上あげ線せんを上下じょうげ線せんの間あいだに挟はさみながら大おおきく左ひだりへカーブすると高架こうか区間くかんとなり、新興しんこう住宅じゅうたく街がい・南海なんかい美加みかの台だいの最寄もより駅えきで、高野たかの線せんで最もっとも新あたらしい美加みかの台だい駅えきに達たっする。ここから先さきは山々やまやまがせり出だし農村のうそん地帯ちたいを通とおる区間くかんとなり、かつて単線たんせんであった頃ころは山やまの谷間たにまを縫ぬうように線路せんろが通かよっていたが、複線ふくせん化か工事こうじの完成かんせい後ごは美加みかの台だい駅えき - 千せん早口はやくち駅えき - 天見あまみ駅えきの駅えき間あいだに新あらたに1本ほんずつトンネルが貫通かんつうしている。天見あまみを出でた線路せんろはなおも複線ふくせん化か時じに新あらたにできた大小だいしょう3か所しょのトンネルを通過つうかした後のち、いよいよ紀見峠きみとうげを貫つらぬく通称つうしょう紀見峠きみとうげトンネルに入はいっていく。紀見峠きみとうげトンネルは上下じょうげ線せんが離はなれた単線たんせん並行へいこうの2本ほん（単線たんせん時代じだいの紀見きみトンネルが上のぼり、複線ふくせん化か時じに新設しんせつされた新しん紀見きみトンネルが下くだり）から成なる。トンネル内ないに大阪おおさか府ふと和歌山わかやま県けんの府県境ふけんきょうがあり、同どう県けん橋本はしもと市しに入はいる。

紀見峠きみとうげトンネルを出でると、橋本はしもと駅えき手前てまえまで約やく7キロにわたり急きゅうな下くだり勾配こうばいが続つづくようになる。トンネルを出でるとすぐ紀見峠きみとうげ駅えき、続つづく大おおきな右みぎカーブを通過つうかする頃ころから周辺しゅうへんは車窓しゃそう左側ひだりがわを中心ちゅうしんに徐々じょじょに開あけてくる。高たかい高架こうか橋きょうで国道こくどう371号ごう橋本はしもとバイパスを越こえると、南海なんかいが開発かいはつしたニュータウン「南海なんかい橋本はしもと林間田園都市りんかんでんえんとし」の最寄もより駅えきであり、2面めん3線せんの構造こうぞうをもつ全ぜん列車れっしゃ停車駅ていしゃえきの林間田園都市りんかんでんえんとし駅えきに着つく。区間くかん急行きゅうこうは最長さいちょうでもこの駅えきまでの運転うんてんとなり、また快速かいそく急行きゅうこうはこの駅えきより各駅かくえきに停車ていしゃする。続つづいてニュータウン内ないのメインストリートであるバイパス道路どうろを跨またぎ、さらに右みぎに国道こくどう371号ごう橋本はしもとバイパスと並なみ走そうしながら御幸辻みゆきつじ駅えきに達たっする。やがて車窓しゃそうの右側みぎがわに小原田おはらだ検車けんしゃ区くの本ほん区くが見みえ、急きゅう勾配こうばいを下おりながら一般いっぱん道どう・京きょう奈和自動車じどうしゃ道どう・国道こくどう371号ごう旧道きゅうどうの3本ほんの高架こうか橋きょうをくぐる。住宅じゅうたく地ち直下ちょっかの小原田おはらだトンネルを抜ぬけると、線路せんろは大おおきく左ひだりにカーブをして下くだり勾配こうばいが終了しゅうりょうし、右みぎ後方こうほうから近ちかづいてくるJR和歌山線わかやませんと並なみ走はしする形かたちで、同線どうせんとの乗のり換かえ駅えきであり、橋本はしもと市しの中心ちゅうしん駅えきでもある全ぜん列車れっしゃ停車駅ていしゃえきの橋本はしもと駅えきに到達とうたつする。橋本はしもと駅えきは島しま式しきホームで、複線ふくせん化か時じに4扉とびら大型おおがた車しゃ8両りょう編成へんせい対応たいおうに延長えんちょうされている。4扉とびら大型おおがた車しゃや特急とっきゅう「りんかん」専用せんよう車両しゃりょうである11000系けいは、車両しゃりょう限界げんかいの関係かんけいでこの駅えきまでの運転うんてんとなる。また、難波なんば駅えきから続つづく複線ふくせん区間くかんもこの駅えきまでである。

河内長野かわちながの駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだは、山間さんかん部ぶの河岸かわぎし段丘だんきゅうを縫ぬうように敷設ふせつされた線路せんろで、以前いぜんは全ぜん区間くかんが単線たんせんで、半径はんけい160mの曲線きょくせんや25‰の勾配こうばいが連続れんぞくする線形せんけいであった。このため、17m車くるま4両りょう編成へんせいしか走行そうこうできず、最高さいこう速度そくど43km/h、平均へいきん速度そくど30km/hで難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだを急行きゅうこうで64分ふんを要ようした。沿線えんせん開発かいはつによる輸送ゆそう需要じゅようの増大ぞうだいに対応たいおうするために、同どう区間くかんの複線ふくせん化かなど大だい規模きぼ改良かいりょうが実施じっしされた。1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）5月がつ12日にちに運輸うんゆ大臣だいじんから、河内長野かわちながの駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだを複線ふくせん化かするための認可にんかを受うけ、1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）3月がつから工事こうじに着手ちゃくしゅした。

複線ふくせん化かのルート決定けっていでは、難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだの急行きゅうこう列車れっしゃの運転うんてん時分じぶんを45分ふん程度ていどとするため、河内長野かわちながの駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだの平均へいきん速度そくどを60km/h程度ていどとすること、既存きそんの駅えき中心ちゅうしん位置いちは移動いどうさせないこと、各駅かくえきのホーム長ちょうは、当初とうしょは135m（21m車くるま6両りょう編成へんせい）とし、将来しょうらい的てきには220m（21m車くるま10両りょう編成へんせい）に延伸えんしん可能かのうなよう曲線きょくせん・勾配こうばいを考慮こうりょすること、駅えき構内こうないの渡わたり線せん道どう（踏切ふみきり）を廃止はいしして、地下道ちかどうまたは跨線橋こせんきょうの立体りったい交差こうさとすることなどを条件じょうけんとし、曲線きょくせんと駅えき部ぶの改良かいりょうを重視じゅうししたことから、新しん線せん建設けんせつに近ちかい線形せんけいとなった。

複線ふくせん化か完成かんせい後ごは、半径はんけい400m未満みまんの曲線きょくせんが全体ぜんたいの43.8%から5.2%に減少げんしょうしたのに対たいして、駅えき間あいだの最さい急きゅう勾配こうばいは25.2‰から33‰ときつくなった。複線ふくせん化かと関連かんれんして、美加みかの台だい駅えき、林間田園都市りんかんでんえんとし駅えきの新設しんせつや、以前いぜんは橋本はしもと駅えきに隣接りんせつしていた橋本はしもと車庫しゃこの機能きのうを、小原田おはらだ車庫しゃこに移転いてん・拡充かくじゅうする事業じぎょうなども実施じっしされた。河内長野かわちながの駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだの複線ふくせん化かは7つの工こう区くに分わけられ、段階だんかい的てきに工事こうじが実施じっしされた。第だい1工こう区くの河内長野かわちながの駅えき - 三日市みっかいち町まち駅えき間あいだは1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん）3月がつ24日にちに完成かんせいし、第だい7工こう区くの御幸辻みゆきつじ駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだは1995年ねん（平成へいせい7年ねん）8月がつ30日にちに完成かんせいした。小原田おはらだ車庫しゃこ（第だい8工こう区く）は1996年ねん（平成へいせい8年ねん）11月15日にちに完成かんせいした。これら工事こうじ費用ひようの合計ごうけいは556億おく55百ひゃく万まん円えんであった。

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  大和川やまとがわ橋梁きょうりょうを渡わたる南海なんかいと泉北せんぼく高速こうそくの列車れっしゃ

橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき（ - 高野山こうのやま駅えき）

橋本はしもと駅えき - 高野山こうのやま駅えき間あいだには「こうや花はな鉄道てつどう」の愛称あいしょうがあり、駅名えきめい標しるべも通常つうじょうのものに加くわえて、各駅かくえきの標高ひょうこうが記しるされた独自どくじ仕様しようのものが設置せっちされている。橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだは山岳さんがく鉄道てつどうであり、特とくに高こう野下のげ駅えき以南いなんは50‰の勾配こうばいや、制限せいげん速度そくど33km/h、半径はんけい100m以下いかの急きゅうカーブが続つづく登山とざん鉄道てつどうとなっているため、ズームカーと呼よばれる17m級きゅうの中型ちゅうがた車両しゃりょうのみが運行うんこうされる。

山岳さんがく区間くかん、とりわけ高こう野下のげ駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだにおいては完全かんぜんに線路せんろが山やまの中なかに入はいるために、途中とちゅうにある駅えきへは幹線かんせん道路どうろからすれ違ちがいの困難こんなんな狭せまい道路どうろや林道りんどうがあり、車くるまで辿たどり着つくのは容易よういでない。各駅かくえきの周辺しゅうへんの山間さんかん部ぶは民家みんかが少すくなく利用りよう客きゃくもきわめて少すくないが、すべての駅えきに簡易かんい型がたの自動じどう改札かいさつが完備かんびされ、駅えき係員かかりいんも橋本はしもと駅えきおよび下古沢しもこさわ駅えき、紀伊きい細川ほそかわ駅えきから極楽橋ごくらくばし駅えきのすべての駅えきに配置はいちされている。橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだは単線たんせんであるが、上古沢かみこさわ駅えきを除のぞく全すべての駅えきで列車れっしゃの行いき違ちがいが可能かのうである。

上古沢かみこさわ駅えきと下古沢しもこさわ駅えきの間あいだには、鉄道てつどう橋きょうとしては日本にっぽんで10箇所かしょだけで供用きょうようされているトレッスル橋きょう（全長ぜんちょう67.6m、高たかさ33.4m）の中古沢なかこさわ橋梁きょうりょうがある。この橋はしは、トラス構造こうぞうとトレッスル橋脚きょうきゃくとを組くみ合あわせた鉄道てつどう用よう鋼こう橋きょうとしては日本にっぽんに唯一ゆいいつ現存げんそんするもので、2011年ねんに土木どぼく学会がっかい選奨せんしょう土木どぼく遺産いさんに認定にんていされている。橋はしの下したには、南海電鉄なんかいでんてつが2010年ねん2月がつ25日にちに設置せっちした観光かんこう用ようの展望てんぼうデッキと電車でんしゃの通過つうか時刻じこくを記しるした時刻じこく表ひょうを備そなえ、トレッスル橋きょうを下したから見上みあげられる。展望てんぼうデッキまでは上古沢かみこさわ駅えき・下古沢しもこさわ駅えきから徒歩とほ20分ぶんの道みちのりである。

九度山くどやま駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだには、橋本はしもと駅えき以南いなんでもっとも長ながい「椎出しいでトンネル」（九度山くどやま駅えき - 高こう野下のげ駅えき間あいだ、399m） をはじめ、大小だいしょう24箇所かしょのトンネルがあり、このうち高だか野下のげ駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだの23箇所かしょには坑口こうこうに番号ばんごうが振ふられている。

2009年ねん（平成へいせい21年ねん）2月がつ6日にちに紀伊きい清水しみず駅えき、学文路かむろ駅えき、九度山くどやま駅えき、高こう野下のげ駅えき、下古沢しもこさわ駅えき、上古沢かみこさわ駅えき、紀伊きい細川ほそかわ駅えき、紀伊きい神谷かみや駅えき、極楽橋ごくらくばし駅えき、高野山こうのやま駅えき、紀ノ川きのかわ橋梁きょうりょう、丹生川にゅうかわ橋梁きょうりょう、鋼索こうさく線せんが近代きんだい化か産業さんぎょう遺産いさん（高野山こうのやま参詣さんけい関連かんれん遺産いさん）に認定にんていされている。

橋本はしもと駅えきを出でると線路せんろは単線たんせんとなり、東進とうしんしてすぐ緩ゆるやかな左ひだりカーブとなりやや勾配こうばいを下くだる。JR和歌山わかやま線せんは見みえなくなるが、やがて大おおきく右みぎにカーブをして南進なんしんを始はじめ、同線どうせんおよび国道こくどう24号ごうのガードをくぐると線路せんろは紀きの川かわを渡わたる。さらに大おおきく右みぎカーブし西進せいしん、ここからしばらくは車窓しゃそう左側ひだりがわには山々やまやまが迫せまり、住宅じゅうたく地ちと田園でんえん地帯ちたいの錯雑さくざつが見みられるようになる。右側みぎがわには先さきほど停車ていしゃした橋本はしもと駅えき周辺しゅうへんの市街地しがいちを紀きの川越かわごしに望のぞむ。しばらく進すすみ、国道こくどう371号ごうと平面へいめん交差こうさすると紀伊きい清水しみず駅えき。この付近ふきんから右側みぎがわに国道こくどう370号ごうが並なみ走はしを始はじめる。車窓しゃそう左側ひだりがわに学文路かむろ天満宮てんまんぐう、かむろ大師だいし奥おく之の院いんを見上みあげると学文路かむろ駅えき。この駅えきの入場にゅうじょう券けんは、毎年まいとし受験じゅけんシーズンが近ちかづくと、学文路かむろ天満宮てんまんぐうの祈祷きとうを受うけた5枚まいセットが縁起物えんぎものとして販売はんばいされる。線路せんろはなおも紀きの川かわに並行へいこうして南西なんせいに進すすみ九度山くどやま町まちに入はいり、右みぎ・左ひだりにカーブしながら勾配こうばいを上のぼると九度山くどやま駅えきである。九度山くどさんには戦国せんごく武将ぶしょうの真田さなだ信繁のぶしげ（幸村ゆきむら）が潜伏せんぷくしていた真田さなだ庵あんがあり、九度山くどやま駅えきの駅舎えきしゃも2015年ねんにそれにちなんだデザインにリニューアルされた。やがて左ひだりに大おおきくカーブをして南進なんしんを始はじめる頃ころから、車窓しゃそう右側みぎがわには丹生川にゅうかわの深ふかい渓谷けいこくが続つづき、左側ひだりがわは終点しゅうてんまでほぼ完全かんぜんに山やまに覆おおわれる。丹生川にゅうかわ橋梁きょうりょうで国道こくどう370号ごうと美うつくしい渓流けいりゅうの景観けいかんが見みえる丹生川にゅうかわを渡わたり、椎出しいでトンネルを抜ぬけるとすぐ島しま式しきホームの高こう野下のげ駅えきに着つく。この駅えきから先さきは各駅かくえき停車ていしゃの本数ほんすうがさらに半減はんげんする。

ここから先さきは急きゅうカーブやトンネルの連続れんぞく区間くかんとなり、車窓しゃそう右側みぎがわもいくつかの集落しゅうらくが見みえるほかは山々やまやまに覆おおわれた光景こうけいとなる。高こう野下のげ駅えきを出でると、ゆっくりしたスピードで右みぎへ大おおきくカーブし、体感たいかんできるほどの急きゅう勾配こうばいを大おおきな音おとを軋きしませながら上のぼり始はじめる。下古沢しもこさわ駅えきは2002年ねんに行いき違ちがい設備せつびがいったん撤去てっきょされていたが、2018年ねんに隣となりの上古沢かみこさわ駅えきから移設いせつされる形かたちで復活ふっかつし、交換こうかん可能かのう駅えきとなった。やがて中古沢なかこさわ橋梁きょうりょうに差さし掛かかるあたりからは周辺しゅうへんの集落しゅうらくもほぼ見みえなくなり、さながら秘境ひきょうの様相ようそうを呈ていしてくる。2017年ねんの台風たいふう21号ごうに伴ともなう地じすべりの影響えいきょうで棒ぼう線せん駅えき化かされた上古沢かみこさわ駅えきを出でて2か所しょのトンネルを通過つうかし、笠木かさぎ橋梁きょうりょうを渡わたって3本ほん目めのトンネルを抜ぬけた付近ふきんで高野たかの町まちに入はいり、さらにトンネルを1か所しょ通過つうかすると紀伊きい細川ほそかわ駅えき、続つづく7本ほんのトンネルを経へて島しま式しきホームの紀伊きい神谷かみや駅えきに至いたる。最終さいしゅうの4か所しょのトンネルを抜ぬけて、右側みぎがわに朱しゅ塗ぬりの極楽ごくらく橋きょうが見みえると、鋼索線こうさくせん（高野山こうのやまケーブル）との接続せつぞく駅えきである終点しゅうてんの極楽橋ごくらくばし駅えきに到着とうちゃくする。ケーブルカーのりばは列車れっしゃを降おりて車止くるまどめ方向ほうこうに歩あるいて突つき当あたった右側みぎがわにあり、高野山こうのやま駅えきとの間あいだをおよそ5分ふんで結むすんでいる。

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  不動ふどう谷川たにがわ（高こう野下のげ駅えき - 下古沢しもこさわ駅えき間あいだ）をズームカーが渡わたる
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  終点しゅうてん・極楽橋ごくらくばし駅えきに停車ていしゃ中ちゅうの特急とっきゅう「こうや」

汐見橋しおみばし駅えき - 岸里きしのさと玉出たまで駅えき間あいだ

汐見橋しおみばし駅えき - 岸里きしのさと玉出たまで駅えき間あいだも後述こうじゅつする通とおり、あくまで正式せいしきには高野たかの線せんの一部いちぶであるが、1985年ねんの線路せんろ分断ぶんだん後ごは事実じじつ上じょう孤立こりつした支線しせん（南海本線なんかいほんせんとは線路せんろが接続せつぞくしている）となっており、ほとんどの時間じかん帯たいで1時じ間あいだに2本ほんの各駅かくえき停車ていしゃが往復おうふくするだけの、いわば下町したまちのロろーカル線かるせんの様相ようそうを呈ていしている。以下いか、汐見しおみ橋きょうから岸里きしのさと玉たま出でに向むかって記述きじゅつする。

駅舎えきしゃにかつてのターミナル駅えきであった頃ころの面影おもかげを残のこす頭あたま端はし式しき1面めん2線せんの汐見橋しおみばし駅えきを出発しゅっぱつすると、しばらくは車窓しゃそう左側ひだりがわに高架こうかの阪神はんしん高速こうそく15号ごう堺さかい線せんおよび新しんなにわ筋すじ（府ふ道どう大阪おおさか臨海りんかい線せん）が並なみ走はしする。JR大阪環状線おおさかかんじょうせんの高架こうかをくぐる地点ちてんで同時どうじに新しんなにわ筋すじが左ひだり前方ぜんぽうに別わかれて芦原あしはら町まち駅えきに着つく。同どう駅えき下くだりホームの裏うらにあるランプウェイは阪神はんしん高速こうそくの芦原あしはら出口でぐちである。緩ゆるやかに右みぎカーブをすると阪神はんしん高速こうそくも一旦いったん左ひだりに別わかれ、かつての貨物かもつ取扱とりあつかい駅えきの面影おもかげを偲しのばせる木津川きづがわ駅えきに達たっする。阪神はんしん高速こうそく17号ごう西大阪線にしおおさかせんおよび国道こくどう43号ごうの高架こうかをくぐり、大おおきく左ひだりにカーブをして、右側みぎがわに西成にしなり高校こうこうや西成にしなり公園こうえんが見みえると津守つもり駅えきに至いたる。津守つもりを出でてすぐ新しんなにわ筋すじと阪神はんしん高速こうそく15号ごう堺さかい線せんの高架こうかをくぐるが、新しんなにわ筋すじの高架こうか橋きょう（鶴見橋つるみばし跨線橋こせんきょう）は1968年ねんに廃はい線せんとなった大阪おおさか市電しでん阪堺はんかい線せんの路盤ろばんをそのまま道路どうろに転用てんようしたものであり、廃はい線せんから半はん世紀せいき以上いじょうたった現在げんざいも架線かせん柱ばしらの切断せつだん痕こんなどが見みられる。線路せんろは下町したまちの住宅じゅうたく地ちを直線ちょくせん状じょうに進すすんで西にし天下茶屋てんがちゃや駅えき、そのまま高架こうかを上あがって国道こくどう26号ごうをオーバークロスすると線路せんろは単線たんせんとなって、左ひだり後方こうほうから右みぎ前方ぜんぽうに向むかって南海本線なんかいほんせんが、前方ぜんぽうの延長線えんちょうせん上じょうから高野たかの線せんの帝塚山てづかやま駅えき以南いなんに通つうじる路線ろせんがそれぞれ近ちかづき、汐見橋しおみばし線せんは南海本線なんかいほんせんに沿そう形かたちで右みぎにカーブをすると岸里きしのさと玉出たまで駅えきに到着とうちゃくする。

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  汐見橋しおみばし駅えきに停車ていしゃする2両りょう編成へんせいの列車れっしゃ
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  木津川きづがわ駅えきは貨物かもつ取扱とりあつかい駅えきであった名残なごりで構内こうないは広ひろくなっている

運行うんこう形態けいたい

特急とっきゅう「りんかん」（我孫子前あびこまえ駅えき付近ふきん）

「南海電気鉄道なんかいでんきてつどうのダイヤ改正かいせい」も参照さんしょう

前述ぜんじゅつのとおり、高野たかの線せんの起点きてんは汐見橋しおみばし駅えきであるが、橋本はしもと・高野山こうのやま方面ほうめんへ行いくすべての列車れっしゃが難波なんば駅えき発着はっちゃくとなっている。汐見橋しおみばし駅えき - 岸里きしのさと玉出たまで駅えき間あいだの通称つうしょう「汐見橋しおみばし線せん」は、同どう区間くかんを往復おうふくする各駅かくえき停車ていしゃのみが運行うんこうされている。

難波なんば駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだに特急とっきゅう「こうや」、難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだに特急とっきゅう「りんかん」が運行うんこうされている。特急とっきゅうのほか、快速かいそく急行きゅうこう、急行きゅうこう、区間くかん急行きゅうこう、準じゅん急行きゅうこう、各駅かくえき停車ていしゃが運行うんこうされている。橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだでは観光かんこう列車れっしゃ「天空てんくう」が運行うんこうされている。また、泉北せんぼくニュータウンの足あしとして泉北高速鉄道線せんぽくこうそくてつどうせんと相互そうご直通ちょくつう運転うんてんを行おこなっており、直通ちょくつう列車れっしゃとして特急とっきゅう「泉北せんぼくライナー」・区間くかん急行きゅうこう・準じゅん急行きゅうこうが運行うんこうされている。

「高野山こうのやま」のみで「極楽橋ごくらくばし」の表示ひょうじがない方向ほうこう幕まく。（登場とうじょうして間あいだもないころの2000系けい）

難波なんば駅えきと高野山こうのやま方面ほうめんとの直通ちょくつう運転うんてんを「大だい運転うんてん」と称しょうし、かつては旅客りょかく案内あんないにも用もちいられていたが、特急とっきゅう「こうや」や日にち中ちゅうの快速かいそく急行きゅうこうなどを除のぞき、橋本はしもと駅えきで運行うんこう系統けいとうが分断ぶんだんされて以降いこうは、ほとんど用もちいられなくなっている。大だい運転うんてんの高野たかの山さん方面かたも行いき列車れっしゃの行先いきさき案内あんないは、当初とうしょは高野たかの線せんの終着駅しゅうちゃくえき「極楽橋ごくらくばし」ではなく、鋼索こうさく線せんを経へた「高野山こうのやま」であった。また、方向ほうこう幕まくのない21000系けいなどの場合ばあいは、「急きゅう」の円えん板ばんを掲かかげるのみで行先ゆくさきは省略しょうりゃくされていた。現在げんざいでは、「高野山こうのやま極楽橋ごくらくばし」（ただし英字えいじ表記ひょうきは「KŌYASAN」のみ）と案内あんないされる。極楽橋ごくらくばし駅えきで、鋼索線こうさくせん（高野山こうのやまケーブル）に接続せつぞくしている。

高野たかの線せん通勤つうきん車しゃの方向ほうこう幕まくは、1000系けいや2000系けいを除のぞき、CI導入どうにゅう後ごも白地しろじの英文えいぶんなし幕まくを使用しようし続つづけていたが、2000年ねん11月ごろから順次じゅんじ南海本線なんかいほんせんと同おなじタイプの黒地くろじの英文えいぶん入いり幕まくに交換こうかんされた。これは同年どうねん12月23日にちのダイヤ改正かいせいで難波なんば駅えき - 三日市みっかいち町まち駅えき間あいだ系統けいとうの急行きゅうこうを新設しんせつすることになったものの、従来じゅうらいの方向ほうこう幕まくには「急きゅう｜三日市みっかいち町まち」表示ひょうじがなかったためである。

特急とっきゅうは全ぜん車両しゃりょう座席ざせき指定していで、乗車じょうしゃには特別とくべつ急行きゅうこう券けん（特急とっきゅう券けん）が必要ひつようである。通常つうじょうダイヤにおいて通勤つうきん型がた車両しゃりょうを用もちいる全ぜん車両しゃりょう自由じゆう席せきの特急とっきゅうはない。ただし、特急とっきゅう用よう車両しゃりょうの事故じこや故障こしょうなどの緊急きんきゅう時じに、通勤つうきん型がた車両しゃりょうによる自由じゆう席せき特急とっきゅうで代走だいそうする場合ばあいは「自由じゆう席せき特急とっきゅう」（全ぜん車両しゃりょう自由じゆう席せき）となり、乗車じょうしゃ券けんのみで乗車じょうしゃできる。

運行うんこう本数ほんすう

日にち中ちゅうの1時じ間あいだごとの運行うんこう本数ほんすうの平均へいきん的てきなパターンは以下いかのとおりである。

日にち中ちゅうの運行うんこうパターン

種別しゅべつ＼駅名えきめい	難波なんば	…	中百舌鳥なかもず		…	金きむ剛つよし		…	千代田ちよだ		…	河内長野かわちながの		…	三さん日にち市町しちょう		…	林間田園都市りんかんでんえんとし		…	橋本はしもと		…	高野たかの下か		…	極楽橋ごくらくばし	備考びこう
特急とっきゅうこうや	0 - 1本ほん
快速かいそく急行きゅうこう・急行きゅうこう	2本ほん																					0 - 1本ほん
区間くかん急行きゅうこう	1本ほん
	1本ほん															0 - 1本ほん
	4本ほん																											泉北せんぼく線せん直通ちょくつう
準じゅん急行きゅうこう	2本ほん
各駅かくえき停車ていしゃ	2本ほん												0 - 1本ほん
	2本ほん						0 - 2本ほん
																						2本ほん			1 - 2本ほん

特急とっきゅうりんかん・泉北せんぼくライナーは朝あさと夕方ゆうがた以降いこうの運転うんてん。

列車れっしゃ種別しゅべつ

以下いかに特急とっきゅう以外いがいの種別しゅべつの運行うんこう概況がいきょうを示しめす。特急とっきゅう「こうや」「りんかん」および「泉北せんぼくライナー」については当該とうがい項目こうもくを参照さんしょうのこと。また各種かくしゅ別べつの現行げんこうの停車駅ていしゃえきは下図したずおよび「駅えき一覧いちらん」を参照さんしょう。

停車駅ていしゃえき図ず

快速かいそく急行きゅうこう

2000系けいによる快速かいそく急行きゅうこう（帝塚山てづかやま駅えき - 住吉東すみよしひがし駅えき間あいだ）

急行きゅうこう停車駅ていしゃえきのうち、千せん早口はやくち駅えき・天見あまみ駅えき・紀見峠きみとうげ駅えきを通過つうかする種別しゅべつである。河内長野かわちながの駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだの各駅かくえきのうち、特とくに利用りよう客数きゃくすうが少すくない前述ぜんじゅつの3駅えきを通過つうかすることで遠距離えんきょりのスピードアップを図はかるべく、2003年ねん5月がつ31日にちのダイヤ改正かいせいで新設しんせつされた。駅えきの発車はっしゃ標しるべや列車れっしゃの方向ほうこう幕まくなどでの表記ひょうきは「快かい急きゅう」、英語えいご表記ひょうきは“Rapid Express”である。

2024年ねん1月がつ20日はつかダイヤ修正しゅうせい時点じてんでは平日へいじつが下くだり6本ほん・上のぼり4本ほん、土ど休日きゅうじつは下くだり2本ほん・上のぼり3本ほんの運行うんこうで、平日へいじつ下くだり1本ほんが難波なんば駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだを直通ちょくつう（橋本はしもと駅えきで一部いちぶ車両しゃりょうを増ぞう解かい結ゆい）する以外いがいは、難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだの運行うんこう（下くだりの一部いちぶをのぞき、橋本はしもと駅えきで高野山こうのやま方面ほうめん発着はっちゃく列車れっしゃと接続せつぞく）である。いずれも終着駅しゅうちゃくえきまで先着せんちゃくする。

平日へいじつ夕方ゆうがたの難波なんば発はつ橋本はしもと行いきの列車れっしゃは、2008年ねん11月1日にちにJR和歌山わかやま線せんとの接続せつぞくを考慮こうりょして下くだり急行きゅうこうを格上かくあげして設定せっていされたもので、4扉とびら大型おおがた車両しゃりょう8両りょう編成へんせいで運行うんこうされる。2013年ねん10月がつ26日にちのダイヤ変更へんこうで難波なんば駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだの列車れっしゃは大幅おおはばに削減さくげんされ、特とくに土曜どよう・休日きゅうじつダイヤの下くだりはすべて橋本はしもと止どまりとなった。また2008年ねん10月がつ31日にちまで、平日へいじつダイヤに橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだでワンマン運転うんてんを行おこなう難波なんば発はつ極楽橋ごくらくばし行いき快速かいそく急行きゅうこうもあり、その車両しゃりょう側がわの種別しゅべつ幕まくは「快かい急きゅう」と「ワンマン」の二に段だん表記ひょうきとなっていた。なお、この快速かいそく急行きゅうこうの前部ぜんぶの極楽橋ごくらくばし行いき車両しゃりょうは2300系けい2両りょうで運行うんこうされていたが、ダイヤ変更へんこう後ご最初さいしょの平日へいじつダイヤ実施じっし日びとなる11月4日にちからは、再ふたたび2000系けい4両りょうに戻もどされ、併あわせて難波なんばから橋本はしもとを跨またいで運行うんこうする料金りょうきん不要ふよう列車れっしゃは再ふたたび2000系けいに統一とういつされた。

なお、1958年ねんに登場とうじょうした初代しょだい・快速かいそく急行きゅうこうは、日本にっぽんで初はじめて「快速かいそく急行きゅうこう」を名乗なのる種別しゅべつで、当時とうじの停車駅ていしゃえきは新しん今宮いまみや駅えき（1966年ねんから）・堺さかい東駅ひがしえき・北野田きたのだ駅えきと河内長野かわちながの駅えき以南いなんの各駅かくえきであった。1968年ねんに急行きゅうこうに統合とうごうされて以来いらい、35年ねんぶりに復活ふっかつした。

急行きゅうこう

8300系けいによる急行きゅうこう（2019年ねん11月22日にち）

難波なんば駅えき - 三日市みっかいち町まち駅えき・林間田園都市りんかんでんえんとし駅えき・橋本はしもと駅えき・極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだで運行うんこうされている。現在げんざいは難波なんば駅えき - 林間田園都市りんかんでんえんとし駅えき・橋本はしもと駅えき間あいだの列車れっしゃが中心ちゅうしんである。橋本はしもと駅えきで橋本はしもと駅えき - 高こう野下のげ駅えき・極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだに運行うんこうされるワンマン運転うんてんの各駅かくえき停車ていしゃやJR和歌山線わかやませんに接続せつぞくしている。原則げんそく終着駅しゅうちゃくえきまで先着せんちゃくするが、時間じかん帯たいによっては河内長野かわちながの駅えきで特急とっきゅうに追おい抜ぬかれる列車れっしゃがある。2000年ねん12月23日にちのダイヤ改正かいせいまでは橋本はしもと駅えきや林間田園都市りんかんでんえんとし駅えきで特急とっきゅうに追おい抜ぬかれる列車れっしゃもあった。英語えいご表記ひょうきは“Express”である。

極楽橋ごくらくばし駅えき直通ちょくつうの列車れっしゃはズームカーでの運行うんこうで、早朝そうちょう時間じかん帯たいの1本ほんを除のぞいて快速かいそく急行きゅうこう同様どうように橋本はしもと駅えきで増ぞう解かい結ゆい作業さぎょうを行おこなう。極楽橋ごくらくばし駅えきへ直通ちょくつうしない列車れっしゃは大型おおがた車両しゃりょうでの運行うんこうが主おもであるが、朝あさから日ひ中ちゅうにかけての一部いちぶ列車れっしゃはズームカーで運行うんこうされる。

2000年ねんのダイヤ改正かいせい前まえの急行きゅうこうは難波なんば駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだ直通ちょくつうの列車れっしゃが中心ちゅうしんであった。そのためズームカーで運行うんこうされていた列車れっしゃが多おおく、特とくに深夜しんやの下くだり急行きゅうこうに関かんしては激はげしい混雑こんざつが常態じょうたい化かしていた。しかし、2005年ねん10月がつ16日にちの改正かいせいで極楽橋ごくらくばし方面ほうめんへの列車れっしゃは系統けいとう分割ぶんかつが行おこなわれ基本きほん的てきに橋本はしもと駅えき折おり返かえしとなった。その後ごもダイヤ改正かいせいの度たびに極楽橋ごくらくばし駅えきへの直通ちょくつう列車れっしゃは減少げんしょうし、2024年ねん1月がつ20日はつかダイヤ修正しゅうせい時点じてんでは特急とっきゅうを除のぞくと平日へいじつが下くだり2本ほん・上のぼり1本ほん（他たに快速かいそく急行きゅうこうが下くだり1本ほん）、土ど休日きゅうじつは下くだり1本ほんのみとなっている。なお高こう野下のげ駅えき発着はっちゃくの急行きゅうこうは2017年ねんのダイヤ改正かいせいで廃止はいしされた。

朝あさラッシュ時じ、橋本はしもと駅えき・林間田園都市りんかんでんえんとし駅えきを始発駅しはつえきとするズームカーを除のぞく8両りょう編成へんせいで運転うんてんする上のぼり列車れっしゃは、橋本はしもと駅えき - 天下茶屋てんがちゃや駅えき間あいだで、難波なんば寄よりから4両りょう目めを女性じょせい専用せんよう車両しゃりょうとしている。

なお、橋本はしもと駅えきで極楽橋ごくらくばし行ぎょう（高野たかの下か行ぎょう）の列車れっしゃと接続せつぞくする場合ばあいは「高野たかの山さん・極楽橋ごくらくばし（高野たかの下か）連絡れんらく、急行きゅうこう 橋本はしもと行こう」となり、接続せつぞくのない急行きゅうこう橋本はしもと行ゆきとは明確めいかくに区別くべつされている。自動じどう放送ほうそうもこの表現ひょうげんで統一とういつされているが、難波なんば駅えきのみこの表現ひょうげんが用もちいられず、「橋本はしもとで高野山こうのやま極楽橋ごくらくばし行ぎょう（高野たかの下か行ぎょう）に接続せつぞくします」と放送ほうそうされる。2007年ねん8月がつ25日にちのダイヤ変更へんこうからは、方向ほうこう幕まくにも小こぶりながら「高野山こうのやま連絡れんらく（高野たかの下か連絡れんらく）」の表記ひょうきが追記ついきされ、より区別くべつが明確めいかくになっている。さらにこれに合あわせて主要しゅよう駅えきに備そなえ付つけの時刻じこく表ひょうでは本来ほんらいのスペースに加くわえ、直通ちょくつう列車れっしゃのほか橋本はしもと駅えきで極楽橋ごくらくばし行ぎょうへの接続せつぞくがある列車れっしゃ用ようの時刻じこく表ひょう（いわゆる「高野山こうのやま極楽橋ごくらくばし行ぎょう専用せんよう時刻じこく表ひょう」のこと）も別べつに掲載けいさいされるようになり、利便りべん性せいが増ました。

加くわえて、2008年ねん10月がつ31日にちまで極楽橋ごくらくばし駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだでワンマン運転うんてんを行おこなう極楽ごくらく橋きょう発はつ難波なんば行いき急行きゅうこうもあり、その車両しゃりょう側がわの種別しゅべつ幕まくは「急行きゅうこう」と「ワンマン」の二に段だん表記ひょうきとなっていた。

現行げんこうダイヤでは、河内長野かわちながの駅えき以南いなんで各駅かくえきに停車ていしゃするにもかかわらず、難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだを快速かいそく急行きゅうこうと同おなじ所要しょよう時間じかん（48分ふん）で運行うんこうする列車れっしゃもある。

前述ぜんじゅつのとおり、1968年ねんまで現在げんざいの急行きゅうこうは「快速かいそく急行きゅうこう」として運行うんこうされていた。当時とうじの急行きゅうこうは、住吉東すみよしひがし駅えき・三国ヶ丘みくにがおか駅えき・初はつ芝しば駅えきにも停車ていしゃしていた。

区間くかん急行きゅうこう

6200系けいによる区間くかん急行きゅうこう（帝塚山てづかやま駅えき - 住吉東すみよしひがし駅えき間あいだ）

難波なんば駅えき - 河内長野かわちながの駅えき・三日市みっかいち町まち駅えき・林間田園都市りんかんでんえんとし駅えき間あいだで運行うんこうされているほか、泉北せんぼく高速こうそく鉄道てつどうに直通ちょくつうする難波なんば駅えき - 和泉いずみ中央ちゅうおう駅えき間あいだの列車れっしゃも運行うんこうされている（詳くわしくは「泉北高速鉄道線せんぽくこうそくてつどうせん」も参照さんしょう）。原則げんそく終着駅しゅうちゃくえきまで先着せんちゃくするが、夕方ゆうがた・夜間やかんの下くだりにおいては一部いちぶの列車れっしゃが河内長野かわちながの駅えきで特急とっきゅうに追おい抜ぬかれることがある。

泉北せんぼく高速こうそく鉄道てつどうの開業かいぎょうを控ひかえた1970年ねん11月23日にちのダイヤ改正かいせいで、準じゅん急行きゅうこうを泉北せんぼくへの直通ちょくつう列車れっしゃの主体しゅたいとするため、これと置おき換かえる形かたちで難波なんば駅えき - 河内長野かわちながの駅えき間あいだに新設しんせつされた。1985年ねん6月がつ16日にちのダイヤ改正かいせいで昼間ひるま時じのほとんどの列車れっしゃが林間田園都市りんかんでんえんとし駅えきまでの運行うんこうとなった。河内長野かわちながの・三日市みっかいち町まち・林間田園都市りんかんでんえんとし方面ほうめんは2000年ねん12月23日にちの改正かいせいで朝あさ・夜よるのみの運転うんてんとなっていたが、2005年ねん10月がつ16日にちの改正かいせいで再ふたたび終日しゅうじつ運転うんてんとなった。2013年ねん10月がつ26日にちのダイヤ変更へんこうで日にち中ちゅうの1時じ間あいだの運転うんてん本数ほんすうが2本ほんから3本ほんに増便ぞうびんされた（河内長野かわちながの・三日市みっかいち町まち・林間田園都市りんかんでんえんとし行いきが1本ほんずつ）。

2015年ねん12月5日にちのダイヤ改正かいせいでは、平日へいじつ朝あさ上のぼりのみの運転うんてんであった泉北せんぼく高速こうそく線せん直通ちょくつう列車れっしゃが毎日まいにち日び中ちゅうに毎時まいじ上下じょうげ2本ほん設定せっていされた一方いっぽう、高野たかの線せん系統けいとうの列車れっしゃが日にち中ちゅうは再度さいど毎時まいじ上下じょうげ2本ほんに減げん便びんされたほか、平日へいじつ夕方ゆうがた以降いこうも上のぼり列車れっしゃの大半たいはんが急行きゅうこうに格上かくあげされている。この改正かいせいでは平日へいじつ朝あさラッシュ時じの区間くかん急行きゅうこうにも女性じょせい専用せんよう車両しゃりょうが導入どうにゅう（泉北せんぼく高速こうそく線せん直通ちょくつう列車れっしゃを含ふくむ）された。 2017年ねん8月がつ26日にちのダイヤ改正かいせいでは、日にち中ちゅうの泉北せんぼく高速こうそく線せん直通ちょくつうの各駅かくえき停車ていしゃを置おき換かえる形かたちで泉北せんぼく高速こうそく線せん直通ちょくつう列車れっしゃが毎時まいじ上下じょうげ4本ほんになったが、夕方ゆうがた以降いこうの泉北せんぼく高速こうそく線せん直通ちょくつう列車れっしゃは上下じょうげともに準じゅん急行きゅうこうに置おき換かえられた。

駅えきの発車はっしゃ標しるべや列車れっしゃの方向ほうこう幕まくなどでの表記ひょうきは「区く急きゅう」、英語えいご表記ひょうきは“Sub Express”で、列車れっしゃの種別しゅべつ幕まくの色いろは緑色みどりいろである。1995年ねん4月がつごろ（泉北せんぼく高速こうそく線せん和泉いずみ中央ちゅうおう駅えき開業かいぎょう時じ）まで、種別しゅべつ幕まくの色いろは急行きゅうこうと同様どうように赤色あかいろ（時刻じこく表ひょうでの表記ひょうきは赤字あかじに▲印しるし）であったが、関西国際空港かんさいこくさいくうこう開港かいこう後ごの南海本線なんかいほんせんの区間くかん急行きゅうこうに合あわせて緑色みどりいろに変更へんこうし、急行きゅうこうとの区別くべつを明確めいかくにしている。しかも白地しろじに黒文字くろもじの旧幕きゅうばく（英字えいじなし）のまま実施じっしされた。なお、区間くかん急行きゅうこうは関西国際空港かんさいこくさいくうこう開港かいこう前まえは高野たかの線せんのみの種別しゅべつであった。

1999年ねん11月11日にちには、縁起えんぎの良よい"11づくし"という南海なんかい独自どくじの企画きかくで、難波なんばを11時じ11分ふんに出発しゅっぱつする列車れっしゃに「平成へいせい11年ねん11月11日にち 11時じ11分ふん 難波なんば駅えき発車はっしゃ」と記しるした記念きねんのヘッドマークを掲かかげ、林間田園都市りんかんでんえんとし駅えきまで1往復おうふくした。

泉北せんぼく高速こうそく鉄道てつどう直通ちょくつう列車れっしゃでの10両りょう編成へんせい運転うんてんは、乗客じょうきゃく減げんに伴ともない減少げんしょうし、2012年ねん11月23日にちの泉北せんぼく高速こうそく線せんのダイヤ変更へんこうで廃止はいしされた。

準じゅん急行きゅうこう

7000系けいによる準じゅん急行きゅうこう（住吉東すみよしひがし駅えき付近ふきん）

難波なんば駅えきから主おもに泉北せんぼく高速こうそく鉄道てつどう直通ちょくつう列車れっしゃとして終日しゅうじつ運行うんこうされている。そのほか河内長野かわちながの方面ほうめんには平日へいじつ朝あさの三さん日にち市町しちょう駅えき・河内長野かわちながの駅えき・千代田ちよだ駅えきを始発駅しはつえきとする難波なんば行いき上のぼり列車れっしゃと、2013年ねん10月がつ26日にちのダイヤ改正かいせいより平日へいじつ深夜しんやに難波なんば発はつ三さん日にち市町しちょう行いきの下くだり列車れっしゃが設定せっていされている。駅えきの発車はっしゃ標しるべや列車れっしゃの方向ほうこう幕まくなどでの表記ひょうきは「準急じゅんきゅう」、英語えいご表記ひょうきは“Semi Express”である。かつて泉北高速鉄道線せんぽくこうそくてつどうせん内ないでは、駅えきの自動じどう放送ほうそうでも「準急じゅんきゅう」と案内あんないされていた。

昼間ひるまは6両りょう編成へんせいで運転うんてんされる列車れっしゃが多おおいが、夕方ゆうがたラッシュ時じ以降いこうは8両りょう編成へんせいで運転うんてんされる列車れっしゃが大半たいはんとなり、半分はんぶん以上いじょうが泉北せんぼく車しゃでの運用うんようとなる。土ど休日きゅうじつダイヤは6両りょう編成へんせいが多おおいが朝晩あさばんを中心ちゅうしんに一部いちぶの列車れっしゃが8両りょう編成へんせいで運転うんてんされている。平日へいじつ朝あさラッシュ時じには10両りょう編成へんせい運転うんてんも行おこなわれていたが、乗客じょうきゃく減げんに伴ともない減少げんしょうし、2013年ねん7月がつ22日にちの泉北せんぼく高速こうそく線せんの列車れっしゃ編成へんせい両りょう数すう変更へんこうで最大さいだい8両りょう編成へんせいとなり、南海なんかいの10両りょう編成へんせい運転うんてんは全廃ぜんぱいとなった。

大半たいはんの列車れっしゃが終点しゅうてんまで先着せんちゃくするが、2017年ねん8月がつ26日にち改正かいせいダイヤでは、堺さかい東駅ひがしえきで特急とっきゅう「泉北せんぼくライナー」の通過つうか待まちをする泉北高速鉄道線せんぽくこうそくてつどうせん直通ちょくつう列車れっしゃが平日へいじつに下くだり3本ほん、土ど休日きゅうじつに下くだり4本ほん設定せっていされている。河内長野かわちながの方面ほうめんの列車れっしゃは上下じょうげ1本ほんずつが終点しゅうてんまで先着せんちゃくし、残のこりの上のぼり2本ほんは北野田きたのだ駅えき・白鷺はくろ駅えきで後続こうぞくの急行きゅうこうの待避たいひを行おこなう。

現在げんざいの準じゅん急行きゅうこうは、1964年ねんから1968年ねんまで運転うんてんされていた「直行ちょっこう」（途中とちゅう新今宮しんいまみや駅えき・住吉東すみよしひがし駅えき・堺さかい東駅ひがしえき以遠いえん各駅かくえきに停車ていしゃ）を前身ぜんしんとしており、それ以前いぜんの準じゅん急行きゅうこうは、百舌鳥もず八幡やはた駅えき・萩原天神はぎわらてんじん駅えきも通過つうかしていた。かつてはズームカーによる極楽橋ごくらくばし駅えき発着はっちゃくの大だい運転うんてんの準じゅん急行きゅうこうがわずかながら設定せっていされていたが、1964年ねんのダイヤ改正かいせいで廃止はいしされている。また、泉北高速鉄道線せんぽくこうそくてつどうせん直通ちょくつう列車れっしゃには、和泉いずみ中央ちゅうおう駅えき開業かいぎょう後ごも一部いちぶに光明池こうみょういけ行いきが残のこっていたが、2013年ねんのダイヤ改正かいせいですべて和泉いずみ中央ちゅうおう行いきとなった。

各駅かくえき停車ていしゃ

6300系けいによる各駅かくえき停車ていしゃ（天下茶屋てんがちゃや駅えき付近ふきん）

難波なんば駅えき - 堺さかい東駅ひがしえき・北野田きたのだ駅えき・金剛こんごう駅えき・千代田ちよだ駅えき・河内長野かわちながの駅えき・三日市みっかいち町まち駅えき・林間田園都市りんかんでんえんとし駅えき・橋本はしもと駅えき間あいだで運行うんこうされているが、大半たいはんが難波なんば駅えき - 金剛こんごう駅えき・河内長野かわちながの駅えき・三日市みっかいち町まち駅えき間あいだの運行うんこうで、堺さかい東駅ひがしえき発着はっちゃくは始発しはつ難波なんば行いきのみ、北野田きたのだ駅えき発着はっちゃくは平日へいじつ朝あさのみ、ほかも一部いちぶのみとなっている。このほか河内長野かわちながの駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだ、橋本はしもと駅えき - 高こう野下のげ駅えき・極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだにも運行うんこうされている。駅えきの発車はっしゃ標しるべや列車れっしゃの方向ほうこう幕まくなどでの表記ひょうきは「各かく停とま」である。また、南海本線なんかいほんせんの「普通ふつう（普通ふつう車しゃ）」と同様どうように、英語えいご表記ひょうきは“Local”である。

昼間ひるま以降いこう、難波なんば駅えき - 河内長野かわちながの駅えき間あいだ（一部いちぶは三さん日にち市町しちょう駅えきまで）の運転うんてんにほぼ統一とういつされていた時期じきもあったが、一部いちぶの急行きゅうこうが区間くかん急行きゅうこうに格下かくさげされた関係かんけいで、金剛こんごう駅えき・千代田ちよだ駅えき発着はっちゃくの列車れっしゃも増ふえている。

かつては昼間ひるま時間じかん帯たい（始発駅しはつえき基準きじゅんで12時じから15時じまで）と平日へいじつ深夜しんや（和泉いずみ中央ちゅうおう発はつ難波なんば行いき1本ほん）に、泉北せんぼく高速こうそく線せん直通ちょくつうの各駅かくえき停車ていしゃが運行うんこうされていたが、2017年ねん8月がつ26日にちのダイヤ改正かいせいで全廃ぜんぱいされ、泉北せんぼく高速こうそく線せん直通ちょくつう列車れっしゃは優等ゆうとう列車れっしゃのみとなった。

6両りょう編成へんせいでの運転うんてんを基本きほんとしている。2005年ねん10月がつ16日にちの改正かいせいで昼間ひるまは大型おおがた車両しゃりょうでの4両りょう編成へんせい運転うんてんがほとんどになっていたが、2017年ねん8月がつ26日にちのダイヤ改正かいせいで昼間ひるま数すう往復おうふくを除のぞき6両りょう編成へんせいでの運転うんてんが基本きほんとなった。2012年ねん11月から2013年ねん10月がつ26日にちまでは夜間やかんにも4両りょう編成へんせいの列車れっしゃが運行うんこうされていた。一方いっぽうで河内長野かわちながの駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだ運転うんてんの一部いちぶ列車れっしゃや泉北せんぼく高速こうそく線せん内ないのみ運転うんてんの列車れっしゃには8両りょう編成へんせいもある。

橋本はしもと駅えき - 高こう野下のげ駅えき・極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだの系統けいとうのうち、2両りょう編成へんせいの列車れっしゃはワンマン運転うんてん（4両りょう編成へんせいには車掌しゃしょう乗務じょうむ）である。なおワンマン対応たいおう車両しゃりょうは2300系けいのみ。橋本はしもと駅えきで難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだの急行きゅうこうと相互そうご接続せつぞくを行おこないホームの高野山こうのやま寄よりから発車はっしゃする。

1970年ねん11月23日にちに岸きしノ里さと駅えきの難波なんば直通ちょくつう列車れっしゃホームが使用しよう開始かいしされるまでは、難波なんば駅えき発着はっちゃく列車れっしゃは堺さかい東駅ひがしえき折おり返かえしの列車れっしゃが「各駅かくえき停車ていしゃ」（ただし岸きしノ里さと駅えきは配線はいせん上じょうの都合つごうで通過つうか）として、堺さかい東ひがしより南みなみの北野田きたのだ・河内長野かわちながの方面ほうめんに直通ちょくつうする列車れっしゃが今宮戎いまみやえびす駅えき・萩はぎノ茶屋ちゃや駅えき・岸きしノ里さと駅えきを通過つうかする「普通ふつう」として運行うんこうされていた。また、汐見橋しおみばし駅えき発はつの列車れっしゃも「各駅かくえき停車ていしゃ」として住吉東すみよしひがし駅えきまで運行うんこうされていた。南海本線なんかいほんせんにも高野たかの線せんの列車れっしゃが走行そうこうする難波なんば駅えき - 岸きしノ里さと駅えき間あいだの複々線ふくふくせんの東側ひがしがわ2線せんを走行そうこうして今宮戎いまみやえびす駅えき・萩はぎノ茶屋ちゃや駅えきにも停車ていしゃする「各駅かくえき停車ていしゃ」が難波なんば駅えき - 住吉公園すみよしこうえん駅えき（現在げんざいの住吉すみよし大社たいしゃ駅えき）間あいだで運行うんこうされ、両りょう線せんで「普通ふつう」と「各駅かくえき停車ていしゃ」が共存きょうぞんしていた。先頭せんとう車両しゃりょうに掲出けいしゅつされていた行先いきさきを示しめす標識ひょうしき板ばんは、高野たかの線せんの難波なんば駅えき発着はっちゃくの各駅かくえき停車ていしゃが正方形せいほうけいで「難波なんば 堺さかい東ひがし（上段じょうだんに縦たて書しょ）・各駅かくえき停車ていしゃ（下段げだんに横よこ書しょ）」、普通ふつうが丸まる形がた（高野たかの線せんの普通ふつう廃止はいし後ごは各駅かくえき停車ていしゃも丸まる形がた）、汐見橋しおみばし駅えき発着はっちゃくの各駅かくえき停車ていしゃと南海本線なんかいほんせんの「各駅かくえき停車ていしゃ」は長方形ちょうほうけいであった。

観光かんこう列車れっしゃ「天空てんくう」

観光かんこう列車れっしゃ「天空てんくう」（橋本はしもと駅えき）

橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだで運行うんこうされる観光かんこう列車れっしゃで、途中とちゅう停車駅ていしゃえきは学文路かむろ駅えき・九度山くどやま駅えきのみである。当初とうしょは臨時りんじ列車れっしゃ扱あつかいであったが、2017年ねん8月がつのダイヤ改正かいせい以降いこうは特急とっきゅう列車れっしゃ扱あつかいとなっている。列車れっしゃの方向ほうこう幕まくは「天空てんくう」専用せんようのデザインとなっている。

極楽橋ごくらくばし寄よりに2200系けい改造かいぞうの展望てんぼう車しゃ2両りょう、橋本はしもと寄よりに自由じゆう席せき車しゃの2300系けいまたは2000系けい2両りょうを連結れんけつした4両りょう編成へんせいで、展望てんぼう車しゃへの乗車じょうしゃには座席ざせき指定してい料金りょうきん（大人おとな520円えん、小児しょうに260円えん）が必要ひつようである。自由じゆう席せき車しゃは乗車じょうしゃ券けん（PiTaPa・ICOCAなどの交通こうつう系けいICカードを含ふくむ）のみで利用りようできる。座席ざせき指定してい券けんは、南海なんかいの「天空てんくう予よ約やくセンター」で電話でんわ予約よやくの上うえ、乗車じょうしゃ当日とうじつに引ひき渡わたしとなる。予約よやくは乗車じょうしゃ日びの10日とおか前まえから前日ぜんじつまで可能かのうで、空席くうせきがあれば当日とうじつでも窓口まどぐちでの受付うけつけが可能かのうである。

3月から11月は水曜すいよう・木曜もくようをのぞく毎日まいにち運転うんてん、12月から2月がつは土曜どよう・休日きゅうじつのみの運転うんてんである。運行うんこうは1日にち2往復おうふくで、3月から11月の土曜どよう・休日きゅうじつはさらに1往復おうふくが運転うんてんされる。なお、車両しゃりょう検査けんさ時じは代用だいようできる車両しゃりょうがないため運休うんきゅうする。

南海なんかいが推進すいしんする「こうや花はな鉄道てつどうプロジェクト」の一環いっかんとして導入どうにゅうされることとなり、2008年ねん9月がつから10月がつにかけて愛称あいしょうを一般いっぱん公募こうぼし、同年どうねん12月がつ15日にちに「天空てんくう」の愛称あいしょうと、2009年ねん7月がつ3日にちの運行うんこう開始かいしが発表はっぴょうされた。運行うんこう開始かいしに先立さきだち、2009年ねん4月がつ29日にち - 6月がつ20日はつかの間あいだの土曜どよう・休日きゅうじつに7回かい、ほぼ本ほん運行うんこうのものと同様どうようのダイヤでプレ運行うんこうが実施じっしされている。

汐見橋しおみばし駅えき - 岸里きしのさと玉出たまで駅えき間あいだ

「汐見橋しおみばし線せん」の通称つうしょうがある汐見橋しおみばし駅えき - 岸里きしのさと玉出たまで駅えき間あいだは、かつては日中にっちゅう15 - 20分ふん間隔かんかくでの運行うんこうであったが、2021年ねん現在げんざいは平日へいじつも土曜どよう・休日きゅうじつも同どうダイヤの30分ふん間隔かんかく（夜間やかんは35 - 40分ふん間隔かんかく）で運行うんこうされており、これは大阪おおさか市内しないで最もっとも本数ほんすうが少すくない。2000年ねん12月23日にちからは終日しゅうじつワンマン運転うんてんを行おこなっている。初はつ電でんは6時じ前後ぜんこう（岸里きしのさと玉たま出発しゅっぱつ5時じ55分ふん、汐見橋しおみばし発はつ6時じ10分ふん）と遅おそく、終電しゅうでんは22時じ台だいと早はやい（岸里きしのさと玉たま出発しゅっぱつ22時じ25分ふん、汐見橋しおみばし発はつ22時じ45分ふん）。

複線ふくせん区間くかんであるが、2008年ねん11月時点じてんのダイヤでは終日しゅうじつ2両りょう1編成へんせいのみで運用うんようされており、汐見橋しおみばし線せん内ないでの上下じょうげ列車れっしゃの行いき違ちがいはない。南海本線なんかいほんせんの支線しせんと同様どうように上下じょうげ列車れっしゃとも先発せんぱつ先着せんちゃくである。

岸里きしのさと玉出たまで駅えきにおける日にち中ちゅうの接続せつぞくは、現在げんざいは南海本線なんかいほんせん普通ふつう、高野たかの線せん各かく停とまがともに15分ふん間隔かんかくで運転うんてんしていることから接続せつぞく時分じぶんはほぼ一定いっていである。

1985年ねん以前いぜんは、高野たかの線せん岸がんノ里さと駅えき以南いなんと線路せんろがつながっており、出入でいり庫このため住吉東すみよしひがし駅えきや堺さかい東駅ひがしえき発着はっちゃくの列車れっしゃも存在そんざいした。高野たかの線せんと線路せんろが分断ぶんだんされた後のちは、汐見橋しおみばし駅えき - 岸里きしのさと玉出たまで駅えき間あいだの区間くかん運転うんてんのみとなった。のちに設定せっていされた駅えきナンバリングは、岸里きしのさと玉出たまで駅えきからの枝えだ番ばんとされ、実質じっしつ支線しせん扱あつかいとなっている。

汐見橋しおみばし駅えきでは、阪神はんしんなんば線せん・Osaka Metro千せん日にち前線ぜんせんの桜川さくらかわ駅えきと徒歩とほ連絡れんらくしているが、両りょう線せんとの連絡れんらく運輸うんゆの設定せっていはない。なお、阪神はんしんの桜川さくらかわ駅えきは南海なんかい汐見橋しおみばし駅えきの真下ましたにあり、仮称かしょうは「汐見橋しおみばし駅えき」であったが、乗降じょうこう客数きゃくすうの多おおい千せん日にち前線ぜんせんに駅名えきめいを合あわせている。

南海なんかい本線ほんせんとは高野たかの線せん分断ぶんだん前まえから線路せんろがつながっており、車両しゃりょうは南海なんかい線せん住ノ江すみのえ検車けんしゃ区く所属しょぞくの2200系けい・2230系けいおよび2000系けいが充当じゅうとうされている。ただしこの区間くかんは高野たかの線せん分断ぶんだん後ごも高野たかの線せんの一部いちぶとして扱あつかわれており、乗務じょうむ員いんも高野たかの線せん側がわが担当たんとうし、列車れっしゃ種別しゅべつも「普通ふつう」ではなく「各かく停とま」としている。

高野たかの線せん本体ほんたいと分断ぶんだんされる1985年ねん以前いぜんは、高野たかの線せん所属しょぞくの主おもに6000系けいステンレスカー2両りょう編成へんせいで運行うんこうされていた。1985年ねんから1995年ねんまでは南海本線なんかいほんせんの他ほかの支線しせんと同様どうように1521系けいが使つかわれた。1995年ねんの2200系けい・2230系けい化かにより、南海本線なんかいほんせん所属しょぞくではあるものの、再ふたたび高野たかの線せん出自しゅつじの車両しゃりょうに戻もどったことになる。

臨時りんじ列車れっしゃ

1990年代ねんだい前半ぜんはんまでは学校がっこうの夏休なつやすみ期間きかん中ちゅう、大阪おおさか市し・堺さかい市しなど沿線えんせんにある公立こうりつ小学校しょうがっこう児童じどうの高野山こうのやま林間りんかん学校がっこう団体だんたい輸送ゆそう用ようとして、21000系けい・22000系けいによる専用せんようの臨時りんじ列車れっしゃが多数たすう運行うんこうされていたが、1990年代ねんだい後半こうはん以降いこう、少子化しょうしかや林間りんかん学校がっこうの目的もくてき地ちの多様たよう化か、貸切かしきりバス利用りようへの転移てんいなどによって高野たかの線せんを利用りようする林間りんかん学校がっこうの小学生しょうがくせいの団体だんたいは大幅おおはばに減少げんしょうしたため、現在げんざいは小学生しょうがくせい団体だんたい専用せんようの極楽橋ごくらくばし直通ちょくつう臨時りんじ列車れっしゃはほとんど見みられなくなっている。

お盆ぼん期間きかん

お盆ぼん期間きかんにおける高野山こうのやまへの参拝さんぱい客きゃく・観光かんこう客きゃく・墓参はかまいり客きゃくへの対応たいおうのため、乗車じょうしゃ券けんのみで利用りようできる自由じゆう席せき特急とっきゅうが通勤つうきん型がた車両しゃりょうで運転うんてんされる場合ばあいがある。停車駅ていしゃえきは「こうや」と同おなじで、使用しよう車両しゃりょうは2000系けいの4両りょう編成へんせいが多おおく、2300系けいが連結れんけつされることもある。なお、お盆ぼん期間きかんの平日へいじつは、ほかの関西かんさい私鉄してつとは異ことなり平日へいじつダイヤによる運転うんてんとなっている。

このほか、橋本はしもと駅えき - 高こう野下のげ駅えき間あいだの各駅かくえき停車ていしゃが高こう野下のげ駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだを延長えんちょう運行うんこうしたり、橋本はしもと駅えき始発しはつの急行きゅうこうに接続せつぞくする形かたちで極楽橋ごくらくばし駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだの臨時りんじ列車れっしゃが運行うんこうされたりすることがある。高こう野下のげ駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだをノンストップで運行うんこうする列車れっしゃもあり、この場合ばあい方向ほうこう幕まくは「臨時りんじ」が表示ひょうじされる。また、橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだに自由じゆう席せき特急とっきゅうが増発ぞうはつされる場合ばあいもある。この臨時りんじ特急とっきゅうは「天空てんくう」と同おなじく、途中とちゅう学文路かむろ駅えきと九度山くどやま駅えきに停車ていしゃする。

PL花火はなび芸術げいじゅつ開催かいさい時じ

毎年まいとし8月がつ1日にちの「教祖きょうそ祭さいPL花火はなび芸術げいじゅつ」開催かいさい時じには、大阪おおさか狭山さやま市し駅えきや金剛こんごう駅えきが花火はなび会場かいじょうへの最寄もより駅えきとなるため、一部いちぶ列車れっしゃの編成へんせい両りょう数かず、発着はっちゃく時刻じこく、待避たいひ駅えきの変更へんこうや臨時りんじ列車れっしゃの運行うんこうが行おこなわれる。具体ぐたい的てきには花火はなび終了しゅうりょう後ご、上のぼり急行きゅうこうが大阪おおさか狭山さやま市し駅えきに臨時りんじ停車ていしゃし、河内長野かわちながの駅えき発はつの準じゅん急行きゅうこう・区間くかん急行きゅうこう難波なんば行いき臨時りんじ列車れっしゃが数すう本ほん程度ていど運行うんこうされる。前者ぜんしゃは2014年度ねんどより利用りよう状じょう況きょうに応おうじて行おこなわれるようになり、2017年度ねんどから事前じぜんに告知こくちされるようになった。2015年度ねんどまで、花火はなび開始かいし前まえと終了しゅうりょう後ごに運行うんこうしている4両りょう編成へんせいの一部いちぶ各かく停とまが6両りょう編成へんせいに増車ぞうしゃされていた。また、花火はなび開始かいし前まえには難波なんば発はつ準じゅん急行きゅうこう河内長野かわちながの・三日市みっかいち町まち行いきが2008年度ねんどまで運行うんこうされていた。2008年度ねんど以降いこう、下くだりの臨時りんじ列車れっしゃは運行うんこうされていなかったが、2018年度ねんどに難波なんば発はつ準じゅん急行きゅうこう河内長野かわちながの行いきが1本ほん運行うんこうされた。

年末年始ねんまつねんし

2019年度ねんど（2020年ねん正月しょうがつ）以前いぜんは大晦日おおみそかから元日がんじつ早朝そうちょうにかけて終夜しゅうや運転うんてんが行おこなわれていた。各駅かくえき停車ていしゃのみの運転うんてんで、全ぜん列車れっしゃ中百舌鳥なかもず駅えきで泉北せんぼく高速こうそく鉄道てつどうの列車れっしゃと接続せつぞくする。2009年ねんまでの元もと日ひ早朝そうちょうは難波なんば駅えき - 河内長野かわちながの駅えき間あいだのみにおいて40分ふん間隔かんかくで運行うんこうされていたが、2010年ねんから元日がんじつ早朝そうちょうは難波なんば駅えき - 北野田きたのだ駅えき間あいだのみにおいて40 - 60分ふん間隔かんかくで終夜しゅうや運転うんてん、北野田きたのだ駅えき - 河内長野かわちながの駅えき間あいだは午前ごぜん2時じ台だいまでの運転うんてんとなっていた。河内長野かわちながの駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだと汐見橋しおみばし線せんでは終夜しゅうや運転うんてんが行おこなわれていなかった。

2020年度ねんど（2021年ねん正月しょうがつ）以降いこうは、泉北せんぼく高速こうそく鉄道てつどうも含ふくめ終電しゅうでん延長えんちょうおよび終夜しゅうや運転うんてんは行おこなわれていない。

高野たかの山さん開ひらき創そう1200年ねん記念きねん大だい法会ほうえ関連かんれん

2015年ねん4月がつ2日にちから5月21日にちにかけては「高野たかの山さん開ひらき創そう1200年ねん記念きねん大だい法会ほうえ」が執とり行おこなわれるため、概おおむね以下いかのような臨時りんじダイヤ・編成へんせい両りょう数すう変更へんこうが策定さくていされた。

• 当該とうがい期間きかん中ちゅうの平日へいじつは橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだで各かく停とま下くだり1本ほんと特急とっきゅう上のぼり1本ほんを臨時りんじに運転うんてんするほか、橋本はしもと駅えき - 高こう野下のげ駅えき間あいだ折おり返かえし各かく停とま上下じょうげ計けい6本ほんを極楽橋ごくらくばし駅えきまで延長えんちょう運転うんてん（ただし高こう野下のげ駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだは途中とちゅう無む停車ていしゃ）。
• 同おなじく土曜どよう・休日きゅうじつは高こう野下のげ駅えき → 橋本はしもと駅えき間あいだの各かく停とま1本ほんを極楽橋ごくらくばし駅えき始発しはつに延長えんちょう運転うんてん（ただし極楽橋ごくらくばし駅えき → 高こう野下のげ駅えき間あいだは途中とちゅう無む停車ていしゃ）。
• 通常つうじょう、3月から11月がつまで水みず・木曜日もくようびは運休うんきゅうしている「天空てんくう」を当該とうがい期間きかん中ちゅうの毎週まいしゅう木曜日もくようびに2往復おうふく臨時りんじ運転うんてん。
• 橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだ折おり返かえし各かく停とまを、昼間ひるま時間じかん帯たいを中心ちゅうしんに2両りょう編成へんせいから4両りょう編成へんせいに増結ぞうけつ。
• これら臨時りんじ列車れっしゃの発着はっちゃくに合あわせて、極楽橋ごくらくばし駅えき - 高野山こうのやま駅えき間あいだでケーブルカーを増発ぞうはつ。

使用しよう車両しゃりょう

1962年ねんに登場とうじょうした6000系けい以降いこうの高野線こうやせん用よう4扉とびら車しゃはステンレス車両しゃりょうである。接客せっきゃくサービス向上こうじょうや省しょうエネルギー化かの推進すいしんのため、6200系けいの一部いちぶや8200系けいでVVVFインバータ制御せいぎょへの更新こうしんを実施じっし（8200系けいは6200系けい50番台ばんだいに編入へんにゅう）している。

南海なんかい線せんは7000系けい・7100系けいなど車両しゃりょうの老朽ろうきゅう化かが塩害えんがいや酷使こくしなどの影響えいきょうでより進行しんこうしていること、関西国際空港かんさいこくさいくうこうの需要じゅようが拡大かくだいしていることから、8000系けい（2代だい）の導入どうにゅう以降いこう、同線どうせんの車両しゃりょう置おき換かえが優先ゆうせんされていたが、高野たかの線せんでも6000系けいの置おき換かえのため、2019年ねん11月より高野線こうやせん仕様しようの8300系けいが運行うんこうを開始かいしした。

高野たかの線せんは南下なんかとともに山岳さんがく路線ろせんへと変化へんかするため、南海なんかい線せんに比くらべ制約せいやくが多おおい。21m級きゅうの4扉とびら大型おおがた車両しゃりょう（11000系けい・6000系けい・8300系けいなど）は橋本はしもと駅えき以南いなんへ入線にゅうせんできない。かつては河内長野かわちながの駅えきが21m車両しゃりょうの南限なんげんで、1963年ねんに三さん日にち市町しちょう駅えきまで入線にゅうせん可能かのうになった。さらに複線ふくせん化かに合あわせて1984年ねんに林間田園都市りんかんでんえんとし駅えきまで、1992年ねんに橋本はしもと駅えきまでの乗のり入いれが可能かのうとなった。また同おなじ21m級きゅうの大型おおがた車両しゃりょうでも南海なんかい線せん専用せんよう車両しゃりょうや泉北せんぼく高速こうそく線せん所属しょぞく車両しゃりょうは三さん日にち市町しちょう駅えき以南いなんへ入線にゅうせんしない。1971年ねんに開業かいぎょうした泉北せんぼく高速こうそく線せんの所属しょぞく車両しゃりょうによる高野線こうやせん運用うんようも三さん日にち市町しちょう駅えきまで設定せっていされていたが、その先さきへ乗のり入いれることなく、1989年ねん9月3日にちのダイヤ改正かいせい以降いこうは相互そうご直通ちょくつう区間くかんとなる難波なんば駅えき - 中百舌鳥なかもず駅えき間あいだの運用うんようとなった。

1000系けい以降いこうの車両しゃりょうは南海なんかい線せん・高野たかの線せん共通きょうつう仕様しようとされ、抑そもそも速そくブレーキなどの設備せつびが落成らくせい当初とうしょより準備じゅんびまたは設置せっちされているため、一部いちぶが高野線こうやせん所属しょぞくとなったほか、通常つうじょう高野たかの線せんに入線にゅうせんしない50000系けいや「サザン」用よう12000系けいが貸切かしきり列車れっしゃや代走だいそうなどで橋本はしもと駅えきまで入線にゅうせんしている。なお、7100系けいや9000系けいなどの南海なんかい線せん専用せんよう車両しゃりょうの一部いちぶは、性能せいのう確認かくにん試運転しうんてんと廃車はいしゃ回送かいそう時じに限かぎって三さん日にち市町しちょう駅えきより南みなみの小原田おはらだ検車けんしゃ区くまで入線にゅうせんしている。

自社じしゃ車両しゃりょう

電車でんしゃ

• 30000系けい（こうや・りんかん）：ズームカー
• 31000系けい（こうや・りんかん）：ズームカー
• 11000系けい（りんかん・泉北せんぼくライナー）
• 12000系けい（泉北せんぼくライナー）：南海なんかい線せん所属しょぞく・泉北せんぼくライナーの代走だいそう時じのみ1編成へんせいを貸出かしだして運用うんよう。
• 2000系けい：ズームカー。汐見橋しおみばし線せんは南海なんかい線せん所属しょぞく車しゃを使用しよう。
• 2200系けい：元もとズームカー。汐見橋しおみばし線せん・「天空てんくう」用よう。前者ぜんしゃは南海なんかい線せん所属しょぞく。
• 2230系けい：元もとズームカー。汐見橋しおみばし線せん用よう、南海なんかい線せん所属しょぞく。
• 2300系けい：ズームカー
• 6000系けい
• 6200系けい
• 6300系けい
• 6200系けい50番台ばんだい
• 8300系けい：2019年ねん11月22日にち運行うんこう開始かいし。

乗のり入いれ車両しゃりょう

泉北せんぼく高速こうそく鉄道てつどう

• 12000系けい（泉北せんぼくライナー）
• 3000系けい
• 5000系けい
• 7000系けい
• 7020系けい
• 9300系けい

• 
  30000系けい
  （こうや・りんかん）
• 
  31000系けい
  （こうや・りんかん）
• 
  11000系けい
  （りんかん・泉北せんぼくライナー）

• 
  2000系けい
• 
  2300系けい
• 
  6000系けい
• 
  6200系けい
• 
  6300系けい
• 
  8300系けい
• 
  2200系けい
• 
  2230系けい

• 
  泉北せんぼく高速こうそく鉄道てつどう12000系けい
  （泉北せんぼくライナー）
• 
  3000系けい
• 
  5000系けい
• 
  7000系けい
• 
  7020系けい
• 
  9300系けい

過去かこの使用しよう車両しゃりょう

自社じしゃ車両しゃりょう

電車でんしゃ

• 20001系けい（こうや号ごう）：ズームカー
• 50000系けい（泉北せんぼくライナー）：南海なんかい線せん所属しょぞく。30000系けいの脱線だっせん事故じこに伴ともなう車両しゃりょう繰くりのために運用うんようされたことがあった。
• 21001系けい：ズームカー。一部いちぶは一畑いちはた電車でんしゃ・大井川鐵道おおいがわてつどうに譲渡じょうと。
• 22001系けい：ズームカー。2200系けい・2230系けいに改造かいぞうされ一部いちぶ現用げんよう。
• 8200系けい：改造かいぞうの上うえ6200系けい（50番台ばんだい）に編入へんにゅうされ現用げんよう。
• 8000系けい（初代しょだい）：改造かいぞうの上うえ6200系けいに編入へんにゅうされ現用げんよう。
• 6100系けい：6300系けいに改造かいぞうされ現用げんよう。
• 7100系けい：6100系けいの導入どうにゅうが遅おくれたため1969年ねんから1970年ねんにかけて一時いちじ的てきに配属はいぞくされていた。
• 1000系けい（2代だい）：2024年ねん時点じてんで50番台ばんだい含ふくめて全車ぜんしゃとも南海なんかい線せんに所属しょぞく。
• 1521系けい：岸きしノ里さと駅えき（現げん・岸里きしのさと玉出たまで駅えき）で分断ぶんだん後ご汐見橋しおみばし線せんで運用うんよう。
• モハ561形かたち
• モハ1251形かたち
• クハ1900形かたち

客車きゃくしゃ

• サハ3801形かたち

蒸気じょうき機関きかん車しゃ

• C10001形かたち

乗のり入いれ車両しゃりょう

泉北せんぼく高速こうそく鉄道てつどう

• 100系けい

乗務じょうむ員いん

南海なんかい本線ほんせんとの共通きょうつう事項じこうについては「南海電気鉄道なんかいでんきてつどう#乗務じょうむ員いん」を参照さんしょう

• 難波なんば駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだでは、特急とっきゅう以外いがいは中百舌鳥なかもず駅えき（各駅かくえき停車ていしゃのみ）または橋本はしもと駅えきで乗務じょうむ員いん交替こうたいが行おこなわれ、特急とっきゅうは始発駅しはつえきから終着駅しゅうちゃくえきまで通とおしで乗務じょうむする。泉北高速鉄道線せんぽくこうそくてつどうせんの直通ちょくつう列車れっしゃは中百舌鳥なかもず駅えきで乗務じょうむ員いん交替こうたいが行おこなわれる（泉北せんぼく高速こうそく線せん直通ちょくつうの区間くかん急行きゅうこうは中百舌鳥なかもず駅えきを通過つうかするため、2015年ねん12月がつまでは光明池こうみょういけ駅えきで乗務じょうむ員いん交替こうたいを行おこなっていたが、区間くかん急行きゅうこうの増発ぞうはつと「泉北せんぼくライナー」の運行うんこう開始かいしに伴ともない、和泉いずみ中央ちゅうおう駅えきまで通とおし乗務じょうむするように変更へんこうとなっている）。泉北せんぼく高速こうそく鉄道てつどうが南海電鉄なんかいでんてつに業務ぎょうむを委託いたくしていた時代じだいは南海なんかいの乗務じょうむ員いんが通とおしで乗務じょうむしていた。汐見橋しおみばし線せんでは、高野たかの線せん難波なんば支ささえ区くに所属しょぞくする専門せんもん系統けいとう（支線しせん系統けいとう）の乗務じょうむ員いんが乗務じょうむする。
• 高野たかの線せんにおいて全席ぜんせき指定していの特急とっきゅう電車でんしゃ運転うんてん士しは希望きぼう調査ちょうさの上うえ決定けっていされ、特急とっきゅう乗務じょうむ員いんになると「特急とっきゅう系統けいとう」と呼よばれる専用せんよう乗務じょうむ行路こうろが与あたえられ、同時どうじに所属しょぞくも高野たかの線せん列車れっしゃ区く難波なんば支ささえ区くとなる。また、全席ぜんせき指定していの特急とっきゅうには業務ぎょうむ委託いたく先さきの「アバン」に所属しょぞくする女性じょせい車掌しゃしょうが乗務じょうむし、8両りょう編成へんせいの特急とっきゅうには女性じょせいのパッセンジャーズ・アテンダント (PA) も乗務じょうむする。これは8両りょう編成へんせいの場合ばあい、11000系けい+31000系けいの組くみ合あわせ以外いがいでは両りょう編成へんせい間あいだの車内しゃないでの通とおり抜ぬけができず、進行しんこう方向ほうこう前まえ4両りょう側がわにも車内しゃない検札けんさつ等とうの係員かかりいんが乗務じょうむする必要ひつようが生しょうじるため。
• 橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだでは、高こう野下のげ駅えき以南いなんの連続れんぞく急きゅう勾配こうばい区間くかんにおける特殊とくしゅな運転うんてん技術ぎじゅつや異常いじょう時じ対処たいしょ方かたなどが要求ようきゅうされることから、高野たかの線せん列車れっしゃ区く橋本はしもと支ささえ区くの専門せんもん乗務じょうむ行路こうろが組くまれ、ワンマン列車れっしゃも運行うんこうされていることから一部いちぶ行路こうろで「乗組のりくみ制せい」が敷しかれていない。なお過去かこには高こう野下のげ駅えき折おり返かえしの急行きゅうこうにおいて、一般いっぱん系統けいとう行路こうろ担当たんとう乗務じょうむ員いんが難波なんば駅えき - 高こう野下のげ駅えき間あいだを通とおしで担当たんとうする場合ばあいがあった。
• 橋本はしもと駅えきでは、難波なんば方面かたも行いき電車でんしゃは通常つうじょう4番線ばんせんに入線にゅうせんするが、ダイヤの都合つごう上じょう5番線ばんせんに入線にゅうせんする時ときは電鈴でんれい1打だの合図あいずを車掌しゃしょうに対たいして行おこなう。この合図あいずに対たいする車掌しゃしょうの返事へんじも電鈴でんれい1打だまたは2打だである。なお、下古沢しもこさわ駅えき - 紀伊きい神谷かみや駅えき間あいだでも、出発しゅっぱつ前まえに車掌しゃしょうに対たいして電鈴でんれい1打だによる閉扉良いしの合図あいずを送おくる。
• 終着駅しゅうちゃくえき到着とうちゃく後ご、車掌しゃしょうが降車こうしゃ側がわの扉とびらを開あける。その後ご運転うんてん士しは車掌しゃしょうスイッチの切きり換かえを行おこない、切きり換かえ完了かんりょう後ご乗車じょうしゃ側がわの扉とびらを開ひらけ扉とびらし、車掌しゃしょうに対たいして電鈴でんれいで合図あいずを送おくる。合図あいずを受うけた車掌しゃしょうは車掌しゃしょうスイッチが作動さどうしないことを確認かくにんした後のち、電鈴でんれいで合図あいずを送おくる。そして降車こうしゃ側がわ扉とびらは運転うんてん士しによって閉扉される（南海本線なんかいほんせんでは降車こうしゃ側がわ扉とびらの閉扉は車掌しゃしょうが行おこなう）。
• 運転うんてん士しは指定していされた駅えきにおいて、乗降じょうこう客きゃく確認かくにんのための後方こうほう監視かんしを行おこなう（ただし任意にんいで他たの駅えきでも後方こうほう監視かんしを行おこなう場合ばあいがある）。
• 九度山くどやま駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだでは、トンネルが連続れんぞくする区間くかんであるため、昼間ひるまでも遮光しゃこう幕まくを閉しめることがある。
• 始発駅しはつえきから乗務じょうむする際さい、ヘッドライトの点灯てんとう確認かくにんを行おこなう。なおヘッドライトは昼間ひるま時じも含ふくめて常時じょうじ点灯てんとうである。

歴史れきし

高野たかの鉄道てつどう

種類しゅるい	株式会社かぶしきがいしゃ
本社ほんしゃ所在地しょざいち	日本にっぽん 大阪おおさか府ふ泉北せんぼく郡ぐん向井むかい村むら
設立せつりつ	1896年ねん（明治めいじ29年ねん）4月がつ
業種ぎょうしゅ	鉄てつ軌道きどう業ぎょう
代表だいひょう者しゃ	社長しゃちょう 伊藤いとう喜き十じゅう郎ろう
資本しほん金きん	1,500,000円えん
特記とっき事項じこう：上記じょうきデータは1907年ねん（明治めいじ40年ねん）現在げんざい

大阪おおさか高野たかの鉄道てつどう

種類しゅるい	株式会社かぶしきがいしゃ
本社ほんしゃ所在地しょざいち	日本にっぽん 大阪おおさか府ふ南河内みなみかわち郡ぐん長野ながの町まち
設立せつりつ	1907年ねん（明治めいじ40年ねん）9月がつ
業種ぎょうしゅ	鉄てつ軌道きどう業ぎょう
代表だいひょう者しゃ	社長しゃちょう 根津ねづ嘉一郎かいちろう
資本しほん金きん	4,000,000円えん （払込はらいこみ高だか：2,200,000円えん）
特記とっき事項じこう：上記じょうきデータは1922年ねん（大正たいしょう11年ねん）現在げんざい

堺さかいから西高野にしごうや街道かいどうに沿そって高野山こうのやまを目指めざし、高野たかの鉄道てつどう株式会社かぶしきがいしゃが1896年ねんに設立せつりつされ（この年とし時点じてんの社長しゃちょうは松方まつかた幸次郎こうじろう）、1898年ねんに大小路おおしょうじ駅えき（現在げんざいの堺さかい東駅ひがしえき） - 狭山さやま駅えき間あいだを開業かいぎょうし、同年どうねん中ちゅうに長野ながの駅えき（現在げんざいの河内長野かわちながの駅えき）まで延のびた。

当初とうしょの計画けいかくでは大小路おおしょうじ駅えきから南海なんかい鉄道てつどうの堺さかい駅えきに接続せつぞくする予定よていであったが、住吉すみよし大社たいしゃや我孫子あびこ観音かんのんへの参詣さんけい客きゃくが見込みこめることから方針ほうしんを転換てんかん。大小路おおしょうじ駅えきから北上ほくじょうして南海なんかい鉄道てつどうの住吉すみよし駅えき（現在げんざいの南海本線なんかいほんせん住吉すみよし大社たいしゃ駅えきの北側きたがわにあった駅えき）を起点きてんに狭山さやま・長野ながの方面ほうめん、さらには和歌山わかやま県けん橋本はしもとへの延伸えんしんを目論もくろむ。しかし高野たかの鉄道てつどうの経営けいえいは思おもわしくなく、高野たかの杉すぎや吉野よしの杉すぎを水運すいうんの拠点きょてんであった木津川きづがわ口くちまで輸送ゆそうするため、津守つもり、さらに汐見しおみ橋きょうへの北上ほくじょうを企くわだてた。しかし、汐見しおみ橋きょうへの路線ろせん延長えんちょうは、当時とうじの南海なんかい鉄道てつどうと並行へいこうする住吉すみよし駅えき付近ふきんで事故じこが増加ぞうかする恐おそれがあることや、住吉すみよし駅えきの南方なんぽうで南海なんかい鉄道てつどうと交差こうさして海うみ側がわに抜ぬけるとした代替だいたい案あんも経由けいゆ予定よてい地ちが住吉公園すみよしこうえん拡張かくちょう予定よてい地ちにかかることから、監督かんとく官庁かんちょうの許可きょかが下おりなかった。そして南海なんかい鉄道てつどうの東側ひがしがわを北上ほくじょうし岸がんノ里さと付近ふきんで交差こうさする現在げんざいのルート案あんでようやく認みとめられ、1900年ねんに道頓堀どうとんぼり駅えき（現在げんざいの汐見橋しおみばし駅えき）まで延伸えんしんして自力じりきで大阪おおさか市内しないへ乗のり入いれた。

それでも日にち清しん戦争せんそう後ごの不ふ況きょうで業績ぎょうせきは好転こうてんせず、高野たかの鉄道てつどうは長野ながの駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだの延伸えんしんを断念だんねん。終おわりには根津ねづ嘉一郎かいちろうの出資しゅっしによって設立せつりつされた高野たかの登山とざん鉄道てつどうが事業じぎょうを継承けいしょうして、路線ろせん延長えんちょうが図はかられることになった（この時ときに高野たかの登山とざん鉄道てつどうの現地げんち支配人しはいにんとして根津ねづによって送おくり込こまれたのが、のちに東京とうきょう地下鉄ちかてつ道どうを開業かいぎょうする早川はやかわ徳次とくじである）。

高野たかの登山とざん鉄道てつどうは、1915年ねんに汐見橋しおみばし駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだを開通かいつうさせ大阪おおさか高野たかの鉄道てつどうと社名しゃめい変更へんこう。その後ご、和歌山わかやま水力すいりょく電気でんきが保有ほゆうしていた橋本はしもと - 高野山大こうやさんだい門もん間あいだの免許めんきょを買収ばいしゅうし、高野たかの大師だいし鉄道てつどうを設立せつりつして、このうち橋本はしもと - 椎出しいで（高野たかの下か）間あいだの工事こうじを着工ちゃっこうする。1922年ねんに大阪おおさか高野たかの鉄道てつどう・高野たかの大師だいし鉄道てつどうはともに南海なんかい鉄道てつどうと合併がっぺいし、高野たかの大師だいし鉄道てつどうによって着手ちゃくしゅしていた橋本はしもと駅えき - 高野山こうのやま駅えき（現在げんざいの高こう野下のげ駅えき）間あいだは1925年ねんに開通かいつうした。

しかし南海なんかい鉄道てつどうとの合併がっぺいの際さいに、椎出しいで（高野たかの下か）以南いなんの免許めんきょは和歌山わかやま水力すいりょく電気でんきに返還へんかん。さらに和歌山わかやま水力すいりょく電気でんきも京阪電気鉄道けいはんでんきてつどうに買収ばいしゅうされ、結局けっきょく南海なんかいは別べつ会社かいしゃとして高野山こうのやま電気でんき鉄道てつどうを設立せつりつ。京阪けいはんから路線ろせん免許めんきょを再度さいど買収ばいしゅうの上うえで建設けんせつし、1928年ねん高だか野下のげ駅えき - 神谷かみや駅えき（現在げんざいの紀伊きい神谷かみや駅えき）間あいだが開業かいぎょう、翌年よくねん極楽橋ごくらくばし駅えきまで開業かいぎょうし全通ぜんつうした。南海なんかい鉄道てつどうは1944年ねんに関西かんさい急行きゅうこう鉄道てつどうに合併がっぺいし近畿日本鉄道きんきにほんてつどうとなったが、この高野山こうのやま電気でんき鉄道てつどうは戦後せんご、南海なんかいが分離ぶんり独立どくりつする際さいの受うけ皿ざら会社かいしゃとなった。

1960年代ねんだいごろから沿線えんせんの宅地たくち開発かいはつが進すすみ、南海なんかいも美加みかの台だい住宅じゅうたく地ちや南海なんかい橋本はしもと林間田園都市りんかんでんえんとしを建設けんせつする。その通勤つうきん輸送ゆそう増加ぞうかに対応たいおうするため、列車れっしゃ編成へんせい増強ぞうきょうや河内長野かわちながの駅えき以南いなんの線路せんろ改良かいりょうを進すすめ、1995年ねんには橋本はしもと駅えきまでの複線ふくせん化かを完成かんせいさせた。この結果けっか、1980年代ねんだい前半ぜんはんまでは三さん日にち市町しちょう駅えき以北いほくに限かぎられていた21m級きゅう車体しゃたいの大型おおがた車両しゃりょうの運行うんこう区間くかんが、1984年ねんに林間田園都市りんかんでんえんとしまで、1992年ねんには橋本はしもと駅えきまで延長えんちょうされた。なお、全通ぜんつう当初とうしょの路線ろせん距離きょりは汐見橋しおみばし駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだで65.1kmであったが、河内長野かわちながの駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだの線路せんろ改良かいりょうで、1995年ねんに河内長野かわちながの駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだで0.6km短縮たんしゅくされている。

その反面はんめん、橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだの乗客じょうきゃく数すうは減少げんしょうの一途いっとを辿たどり、2000年ねん12月と2003年ねん5月がつのダイヤ改正かいせいで高こう野下のげ駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだにおいて日にち中ちゅうの運転うんてん本数ほんすうの削減さくげんが行おこなわれ（30分ふん間隔かんかく→36分ふん間隔かんかく→1時じ間あいだ間隔かんかく）、さらに2005年ねん10月がつのダイヤ改正かいせいでは同どう区間くかんを運行うんこうする列車れっしゃが4両りょう編成へんせいの直通ちょくつう急行きゅうこうから2両りょう編成へんせい・ワンマン運転うんてんの各かく停とまが中心ちゅうしんとなるダイヤに変更へんこうされた。

一方いっぽう、事実じじつ上じょう支線しせん化かされた汐見橋しおみばし駅えき - 岸里きしのさと玉出たまで駅えき間あいだ（汐見橋しおみばし線せん）は乗客じょうきゃくが減少げんしょうし減げん便びんされながらも存続そんぞくしてきた。なにわ筋すじ線せん構想こうそうが持もち上あがって以降いこうは、汐見橋しおみばし線せんはその接続せつぞく路線ろせんという意味いみでも注目ちゅうもくされていた。しかし、なにわ筋すじ線せん計画けいかくは高額こうがくの建設けんせつ費ひがネックとなって長ながらく建設けんせつの事業じぎょう主体しゅたいが決きまらず頓挫とんざした状態じょうたいにあり、しかも、2009年ねん4月がつに地元じもと首長しゅちょうや経済けいざい界かい・鉄道てつどう会社かいしゃ幹部かんぶが集あつまって開ひらかれた「関西かんさい活性かっせい化かに向むけた今後こんごの鉄道てつどうネットワークのあり方かたに関かんする懇談こんだん会かい」では「建設けんせつが必要ひつよう」という意見いけんで一致いっちしものの、同時どうじに起点きてんを難波なんば駅えきとする意見いけんも示しめされており、仮かりになにわ筋すじ線せんの着工ちゃっこうが決きまっても汐見橋しおみばし線せんが利用りようされるかどうかは流動的りゅうどうてきな情勢じょうせいとなっていた。さらに、2011年ねんに発表はっぴょうされた国土こくど交通省こうつうしょう近畿運輸局きんきうんゆきょくの調査ちょうさ結果けっかでは、汐見橋しおみばし駅えき接続せつぞくでは黒字くろじ化かが望のぞめないのに対たいし、難波なんば駅えき接続せつぞくでは最短さいたんで24年ねん目めに黒字くろじ化かが望のぞめるとして、難波なんば駅えき接続せつぞくルートが有力ゆうりょくとされた。2012年ねんには近畿運輸局きんきうんゆきょくの検討けんとう会かいで難波なんばルートとすることで合意ごういされ、2019年ねん7月がつには北きた梅田うめだ - 新しん難波なんば - 新今宮しんいまみやの経路けいろで事業じぎょう許可きょかが下くだり、汐見橋しおみばしルートは完全かんぜんに潰ついえた。

年表ねんぴょう

• 1898年ねん（明治めいじ31年ねん）
  • 1月がつ30日にち：高野たかの鉄道てつどうにより大小路おおしょうじ駅えき（現在げんざいの堺さかい東駅ひがしえき） - 狭山さやま駅えき間あいだが開業かいぎょう。
  • 4月がつ2日にち：狭山さやま駅えき - 長野ながの駅えき（現在げんざいの河内長野かわちながの駅えき）間あいだが開業かいぎょう。
• 1900年ねん（明治めいじ33年ねん）
  • 9月3日にち：道頓堀どうとんぼり駅えき（現在げんざいの汐見橋しおみばし駅えき） - 大小路おおしょうじ駅えき間あいだが開業かいぎょう。
  • 9月7日にち：（臨）百舌鳥もず駅えき（現在げんざいの百舌鳥もず八幡やはた駅えき）が開業かいぎょう。
  • 9月8日にち：大小路おおしょうじ駅えきを堺さかい駅えきに改称かいしょうの旨むね届出とどけでがあったと官報かんぽう掲載けいさい。
  • 9月11日にち：住吉すみよし駅えきを住吉東すみよしひがし駅えきに、堺さかい駅えきを堺さかい東駅ひがしえきに改称かいしょうの旨むね届出とどけでがあったと官報かんぽう掲載けいさい。
• 1901年ねん（明治めいじ34年ねん）1月がつ1日にち：道頓堀どうとんぼり駅えきを汐見橋しおみばし駅えきに改称かいしょう。
• 1902年ねん（明治めいじ35年ねん）1月がつ1日にち：（臨）我孫子あびこ駅えき（のちの若宮わかみや駅えき）が開業かいぎょう。
• 1903年ねん（明治めいじ36年ねん）2月がつ26日にち：勝間かつま駅えきを阿部あべ野の駅えき（現在げんざいの岸里きしのさと玉出たまで駅えき）に改称かいしょう。
• 1907年ねん（明治めいじ40年ねん）11月15日にち：高野たかの鉄道てつどうが事業じぎょう一切いっさいを高野たかの登山とざん鉄道てつどうに譲渡じょうと。
• 1912年ねん（明治めいじ45年ねん）
  • 同年どうねんごろ：百舌鳥もず貨物かもつ駅えき廃止はいし。
  • 3月16日にち：我孫子あびこ駅えきを若宮わかみや駅えきに改称かいしょう届出とどけで。
• 1912年ねん（大正たいしょう元年がんねん）
  • 10月がつ10日とおか：汐見橋しおみばし駅えき - 長野ながの駅えき（現在げんざいの河内長野かわちながの駅えき）間あいだが600V電化でんか。我孫子前あびこまえ駅えき・中百舌鳥なかもず駅えき・萩原天神はぎわらてんじん駅えきが開業かいぎょう。
  • 11月15日にち：芦原あしはら町まち駅えきが開業かいぎょう。
• 1913年ねん（大正たいしょう2年ねん）
  • 2月がつ21日にち：津守つもり駅えきが開業かいぎょう。
  • 4月がつ4日にち：河内かわち半田はんだ駅えき - 滝谷たきたに駅えき間あいだに貨物かもつ駅えきとして第だい一いち半田はんだ駅えきが開業かいぎょう（1927年ねん - 1930年ねんごろ廃止はいし）。
  • 5月がつ10日とおか：第だい一いち半田はんだ駅えき - 滝谷たきたに駅えき間あいだに貨物かもつ駅えきとして第だい二に半田はんだ駅えきが開業かいぎょう（1927年ねん - 1930年ねんごろ廃止はいし）。
  • 12月27日にち：百舌鳥もず駅えきを百舌鳥もず八幡やはた駅えきに改称かいしょうの旨むね届出とどけでがあったと官報かんぽう掲載けいさい。
• 1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）
  • 5月22日にち：狭山さやま駅えき - 滝谷たきたに駅えき間あいだの池尻いけじり信号しんごう所しょ廃止はいし届出とどけで。
  • 8月がつ7日にち：北野田きたのだ駅えきが開業かいぎょう。
  • 10月21日にち：長野ながの駅えき - 三日市みっかいち町まち駅えき間あいだが開業かいぎょう。以降いこう当初とうしょから電化でんか。
• 1915年ねん（大正たいしょう4年ねん）
  • 3月11日にち：紀見きみトンネル（通称つうしょう「紀見峠きみとうげトンネル」、現在げんざいの天見あまみ駅えき - 紀見峠きみとうげ駅えき間あいだ上のぼり線せん）開通かいつう。三日みっか市町しちょう駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだが開業かいぎょう。
  • 4月がつ2日にち：高野たかの辻つじ駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだに（臨）橋本はしもと町まち駅えき開業かいぎょう。同年どうねん限かぎりで廃止はいし。
  • 4月がつ30日にち：高野たかの登山とざん鉄道てつどうが大阪おおさか高野たかの鉄道てつどうに社名しゃめい変更へんこう。
  • 6月22日にち：浅香山あさかやま駅えきが開業かいぎょう。
  • 9月1日にち：橋本はしもと駅えき - （妻つま信号しんごう所しょ） - （貨）紀きのノ川口かわぐち駅えき間あいだが開業かいぎょう。
  • 9月18日にち：西にし天下茶屋てんがちゃや駅えきが開業かいぎょう。
• 1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）
  • 7月がつ5日にち：河内かわち半田はんだ駅えき（現在げんざいの大阪おおさか狭山さやま市し駅えき）が開業かいぎょう。
  • 8月がつ1日にち：住吉東すみよしひがし駅えき - 我孫子前あびこまえ駅えき間あいだの（臨）若宮わかみや駅えきが廃止はいし。
  • 10月1日にち：高野たかの辻つじ駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだに（臨）市し脇山わきやま駅えき開業かいぎょう。1918年ねんまで開設かいせつ。
• 1922年ねん（大正たいしょう11年ねん）9月6日にち：南海なんかい鉄道てつどうが大阪おおさか高野たかの鉄道てつどうを合併がっぺい。高野たかの線せんになる。
• 1923年ねん（大正たいしょう12年ねん）
  • 4月がつ21日にち：高野たかの辻つじ駅えきを御幸辻みゆきつじ駅えきに改称かいしょう。
  • 12月1日にち：汐見橋しおみばし駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだで40分ふんごとに運転うんてん（大だい運転うんてん列車れっしゃ）。
• 1924年ねん（大正たいしょう13年ねん）
  • 3月18日にち：住吉東すみよしひがし駅えき - 我孫子前あびこまえ駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
  • 9月8日にち：阿部あべ野の駅えき - 住吉東すみよしひがし駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
  • 10月26日にち：汐見橋しおみばし駅えき - 木津川きづがわ駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
  • 11月1日にち：妻つま信号しんごう所しょ - 学文路かむろ駅えき間あいだが開業かいぎょう。橋本はしもと駅えき - 紀きのノ川口かわぐち駅えき間あいだに妻つま信号しんごう所しょが開設かいせつ。
  • 12月25日にち：学文路かむろ駅えき - 九度山くどやま駅えき間あいだが開業かいぎょう。
• 1925年ねん（大正たいしょう14年ねん）
  • 2月がつ1日にち：阿部あべ野の駅えきを岸きしノ里さと駅えき（現在げんざいの岸里きしのさと玉出たまで駅えき）に改称かいしょう。
  • 3月15日にち：岸きしノ里さと駅えきに南海本線なんかいほんせんとの東ひがし連絡れんらく線せん開設かいせつ。難波なんば駅えき乗のり入いれ開始かいし。難波なんば直通ちょくつう列車れっしゃはホームがないため岸きしノ里さと駅えきを通過つうか。清水しみず駅えきが開業かいぎょう。
  • 3月27日にち：清水しみず駅えきを紀伊きい清水しみず駅えきに改称かいしょう。
  • 3月28日にち：高野山こうのやま電気でんき鉄道てつどう設立せつりつ。
  • 6月8日にち：我孫子前あびこまえ駅えき - 堺さかい東駅ひがしえき間あいだが複線ふくせん化か。
  • 7月がつ30日にち：九度山くどやま駅えき - 高野山こうのやま駅えき（現在げんざいの高こう野下のげ駅えき）間あいだが開業かいぎょう。
  • 9月11日にち：高野山こうのやま駅えきを高こう野下のげ駅えきに改称かいしょう。
• 1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）12月3日にち：西にし天下茶屋てんがちゃや駅えき - 岸きしノ里さと駅えき間あいだおよび、岸きしノ里さと駅東えきひがし連絡れんらく線せんが複線ふくせん化か。西にし連絡れんらく線せんが開設かいせつ。
• 1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）7月がつ19日にち：妻つま信号しんごう所しょ - 紀きのノ川口かわぐち駅えき間あいだに（貨）紀伊きい河瀬ごのせ駅えきが開業かいぎょう。
• 1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）
  • 6月18日にち：高野山こうのやま電気でんき鉄道てつどうが高こう野下のげ駅えき - 神谷かみや駅えき（現在げんざいの紀伊きい神谷かみや駅えき）間あいだが開業かいぎょう。1500V電化でんか。
  • 6月22日にち：堺さかい東駅ひがしえき - 西村にしむら駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
• 1929年ねん（昭和しょうわ4年ねん）
  • 2月がつ21日にち：高野山こうのやま電気でんき鉄道てつどうの神谷かみや駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだが開業かいぎょうし全通ぜんつう。
  • 10月がつ10日とおか：西村にしむら駅えき - 北野田きたのだ駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
  • 11月1日にち：高野たかの線せん全ぜん列車れっしゃ難波なんば駅えきより発着はっちゃく開始かいし。汐見橋しおみばし駅えき - 岸きしノ里さと駅えきが事実じじつ上じょう支線しせん化か。汐見橋しおみばし駅えき発着はっちゃく列車れっしゃは住吉東すみよしひがし駅えき（出入でいり庫こ列車れっしゃは堺さかい東駅ひがしえき）発着はっちゃくになる。
• 1930年ねん（昭和しょうわ5年ねん）
  • 3月1日にち：細川ほそかわ駅えきを紀伊きい細川ほそかわ駅えきに、神谷かみや駅えきを紀伊きい神谷かみや駅えきに改称かいしょう。
  • 4月がつ12日にち：木津川きづがわ駅えき - 西にし天下茶屋てんがちゃや駅えき間あいだ、北野田きたのだ駅えき - 狭山さやま駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
  • 6月29日にち：鋼索線こうさくせん（極楽橋ごくらくばし駅えき - 高野山こうのやま駅えき間あいだ）が開業かいぎょうし高野たかの山上さんじょうまでの鉄道てつどうのみでのルートが完成かんせい。
• 1932年ねん（昭和しょうわ7年ねん）
  • 4月がつ28日にち：高野山こうのやま電気でんき鉄道てつどうが600Vに降圧こうあつし、南海なんかい高野たかの線せんと相互そうご直通ちょくつう運転うんてん開始かいし。
  • 11月11日にち：難波なんば駅えき - 堺さかい東駅ひがしえき間あいだでお召めし列車れっしゃ（電車でんしゃ）の運転うんてん。陸軍りくぐん特別とくべつ大だい演習えんしゅうに参加さんかした昭和しょうわ天皇てんのうが御ご講評こうひょう場じょうへ向むかう際さいに利用りようしたもの。
• 1934年ねん（昭和しょうわ9年ねん）12月26日にち：帝塚山てづかやま駅えきが開業かいぎょう。
• 1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）8月がつ1日にち：西村にしむら駅えきを初はつ芝しば駅えきに改称かいしょう。
• 1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん）
  • 4月がつ19日にち：狭山さやま駅えき - 金剛こんごう駅えき間あいだが複線ふくせん化か。金剛こんごう駅えきが開業かいぎょう。
  • 3月17日にち：紀伊きい神谷かみや駅えきで暴走ぼうそうした電車でんしゃが脱線だっせん、転覆てんぷく。乗客じょうきゃく2人にんが死亡しぼう、12人にん重軽傷じゅうけいしょうの被害ひがい。
• 1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）2月がつ11日にち：金剛こんごう駅えき - 長野ながの駅えき間あいだが複線ふくせん化か。千代田ちよだ駅えきが開業かいぎょう。
• 1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん）2月がつ15日にち：沢さわノ町まち駅えき・三国ヶ丘みくにがおか駅えきが開業かいぎょう。
• 1944年ねん（昭和しょうわ19年ねん）
  • 6月1日にち：関西かんさい急行きゅうこう鉄道てつどうと南海なんかい鉄道てつどうが合併がっぺい、近畿日本鉄道きんきにほんてつどうとなる。
  • 9月3日にち：高野山こうのやま電気でんき鉄道てつどう紀伊きい細川ほそかわ駅えき - 上古沢かみこさわ駅えき間あいだで極楽橋ごくらくばし行いき電車でんしゃが床下ゆかしたから火ひを噴ふき、停車ていしゃして点検てんけん中ちゅうに勾配こうばいを下くだり始はじめカーブで脱線だっせん転覆てんぷく大破たいは。71名めい死亡しぼう。
  • 9月4日にち：萩原天神はぎわらてんじん駅えきで100m以上いじょうオーバーランした長野ながの発はつ難波なんば行いき各駅かくえき停車ていしゃがホームまで戻もどったところへ定刻ていこくより約やく10分ふん遅おくれで同どう駅えき通過つうかの三さん日にち市町しちょう発はつ難波なんば行いき急行きゅうこうが追突ついとつ、通勤つうきん通学つうがく客きゃくで満員まんいんの両りょう電車でんしゃ大破たいは。5名めい死亡しぼう。
• 1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）
  • 3月13日にち：難波なんば駅えき乗のり入いれ休止きゅうし、全ぜん列車れっしゃが汐見橋しおみばし駅えき発着はっちゃくとなる。
  • 12月6日にち：汐見橋しおみばし発はつ橋本はしもと行いき電車でんしゃが速度そくど超過ちょうかにより紀見峠きみとうげ駅えきの安全あんぜん側線そくせんを越こえて脱線だっせん転覆てんぷく。27名めい死亡しぼう。
• 1946年ねん（昭和しょうわ21年ねん）7月がつ1日にち：難波なんば駅えき乗のり入いれ再開さいかい。
• 1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）
  • 3月15日にち：高野山こうのやま電気でんき鉄道てつどうが南海電気鉄道なんかいでんきてつどうに社名しゃめい変更へんこう。
  • 6月1日にち：近畿日本鉄道きんきにほんてつどうが旧きゅう・南海なんかい鉄道てつどうの路線ろせんを南海電気鉄道なんかいでんきてつどうに譲渡じょうと。
• 1949年ねん（昭和しょうわ24年ねん）7月がつ30日にち：中百舌鳥なかもず駅えき - 初はつ芝しば駅えき間あいだに（臨）中百舌鳥なかもず運動場前うんどうじょうまえ駅えきが開業かいぎょう。
• 1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん）4月がつ1日にち：河内かわち半田はんだ駅えきを狭山遊園前さやまゆうえんまえ駅えきに改称かいしょう。
• 1951年ねん（昭和しょうわ26年ねん）7月がつ7日にち：特急とっきゅう「こうや号ごう」が運転うんてん開始かいし。
• 1954年ねん（昭和しょうわ29年ねん）4月がつ1日にち：長野ながの駅えきを河内長野かわちながの駅えきに改称かいしょう。
• 1957年ねん（昭和しょうわ32年ねん）6月がつ29日にち：三日市みっかいち町まち駅えき - 千せん早口はやくち駅えき間あいだに加賀田かがた信号しんごう所しょが開設かいせつ。
• 1958年ねん（昭和しょうわ33年ねん）
  • 5月がつ10日とおか：（臨）中百舌鳥なかもず運動場前うんどうじょうまえ駅えきが廃止はいし。

    

    21000系けいズームカー（天見あまみ駅えき、1994年ねん）

  • 8月がつ1日にち：ズームカー21000系けいが運転うんてん開始かいし。
• 1959年ねん（昭和しょうわ34年ねん）12月20日にち：妻つま信号しんごう所しょ - 紀きのノ川口かわぐち駅えき間あいだが廃止はいし。橋本はしもと駅えき - 紀伊きい清水しみず駅えき間あいだの妻つま信号しんごう所しょが廃止はいし。
• 1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん）7月がつ5日にち：特急とっきゅう「こうや号ごう」で20000系けいが運転うんてん開始かいし。
• 1964年ねん（昭和しょうわ39年ねん）
  • 2月がつ25日にち：紀見峠きみとうげ駅えき - 御幸辻みゆきつじ駅えき間あいだが一部いちぶ複線ふくせん化か。同どう区間くかんに橋谷はしたに信号しんごう所しょが開設かいせつ。
  • 5月25日にち：白鷺はくろ駅えきが開業かいぎょう。
• 1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）3月がつ1日にち：千代田ちよだ駅えき - 河内長野かわちながの駅えき間あいだに千代田ちよだ信号しんごう所しょが開設かいせつ。
• 1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん）
  • 1月がつ18日にち：天下茶屋てんがちゃや駅えき構内こうないで南海本線なんかいほんせん春木はるき発はつ難波なんば行いき急行きゅうこうが信号しんごうを冒おかせ進すすむし堺さかい東ひがし行いき下くだり回送かいそう列車れっしゃに正面しょうめん衝突しょうとつ。296名めい負傷ふしょう（天下茶屋てんがちゃや駅えき列車れっしゃ衝突しょうとつ事故じこ）。
  • 4月がつ1日にち：難波なんば駅えき - 河内長野かわちながの駅えき間あいだにATSを設置せっちし、供用きょうよう開始かいし。
  • 6月がつ20日はつか：三日市みっかいち駅えき - 天見あまみ駅えき間あいだでCTCを設置せっちし、供用きょうよう開始かいし。
• 1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん）11月1日にち：朝夕あさゆうの通勤つうきん時間じかん帯たいにおける大だい運転うんてん急行きゅうこう2往復おうふくに対たいし、河内長野かわちながの駅えきで2両りょう増結ぞうけつ運転うんてん開始かいし。
• 1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）11月23日にち：岸きしノ里さと駅えきに難波なんば駅えき直通ちょくつう列車れっしゃ用ようホーム設置せっち。
• 1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）4月がつ1日にち：泉北せんぼく高速こうそく鉄道てつどうと相互そうご直通ちょくつう運転うんてん開始かいし。
• 1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）
  • 3月24日にち：河内長野かわちながの - 橋本はしもと間あいだ複線ふくせん化か工事こうじ第だい一いち工こう区く（河内長野かわちながの - 三日市みっかいち町まち間あいだ）着工ちゃっこう。
  • 6月9日にち：河内長野かわちながの - 橋本はしもと間あいだ複線ふくせん化か工事こうじ第だい五ご工こう区く（紀見きみトンネル天てん見方みかた - 紀見峠きみとうげ間あいだ）着工ちゃっこう。
• 1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）10月7日にち：架線かせん電圧でんあつを1500Vに昇圧しょうあつ。
• 1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん）
  • 3月24日にち：河内長野かわちながの駅えき - 三日市みっかいち町まち駅えき間あいだが複線ふくせん化か。大だい運転うんてん急行きゅうこうの増結ぞうけつ・解放かいほうを河内長野かわちながの駅えきから三さん日にち市町しちょう駅えきに変更へんこう。
  • 6月がつ10日とおか：工事こうじ用よう道路どうろ着工ちゃっこう。
  • 11月9日にち：河内長野かわちながの - 橋本はしもと間あいだ複線ふくせん化か工事こうじ第だい六ろく工こう区く（紀見峠きみとうげ - 御幸辻みゆきつじ間あいだ）着工ちゃっこう。
• 1975年ねん（昭和しょうわ50年ねん）11月12日にち：河内長野かわちながの - 橋本はしもと間あいだ複線ふくせん化か工事こうじ第だい四よん工こう区く（天見あまみ - 紀見きみトンネル天てん見方みかた間あいだ）着工ちゃっこう。
• 1976年ねん（昭和しょうわ51年ねん）4月がつ4日にち：天見あまみ駅えき - 紀見峠きみとうげ駅えき間あいだ下くだり線せんの「新しん紀見きみトンネル」（通称つうしょう「紀見峠きみとうげトンネル」）が竣工しゅんこう。
• 1977年ねん（昭和しょうわ52年ねん）4月がつ18日にち：第だい28回かい全国ぜんこく植樹しょくじゅ祭さいに出席しゅっせきする昭和しょうわ天皇てんのう、香こう淳じゅん皇后こうごうが県内けんないを行幸ぎょうこう啓けい。お召めし列車れっしゃが橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだで運行うんこう。19日にちには復路ふくろも運行うんこうされた。
• 1978年ねん（昭和しょうわ53年ねん）7月がつ13日にち：河内長野かわちながの - 橋本はしもと間あいだ複線ふくせん化か工事こうじ第だい三さん工こう区く（千せん早口はやくち - 天見あまみ間あいだ）着工ちゃっこう。
• 1979年ねん（昭和しょうわ54年ねん）
  • 5月26日にち：天見あまみ駅えき - 紀見峠きみとうげ駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
  • 6月3日にち：大だい運転うんてん急行きゅうこうのうち、朝あさ通勤つうきん時じの2往復おうふくを難波なんば駅えき - 三日市みっかいち町まち駅えき間あいだで4両りょう増結ぞうけつの8両りょう編成へんせいで運転うんてん開始かいし。
• 1980年ねん（昭和しょうわ55年ねん）9月がつ30日にち：河内長野かわちながの - 橋本はしもと間あいだ複線ふくせん化か工事こうじ第だい二に工こう区く（三日市みっかいち町まち - 千せん早口はやくち間あいだ）着工ちゃっこう。
• 1981年ねん（昭和しょうわ56年ねん）11月22日にち：林間田園都市りんかんでんえんとし駅えきが開業かいぎょう。
• 1983年ねん（昭和しょうわ58年ねん）
  • 6月5日にち：千せん早口はやくち駅えき - 天見あまみ駅えき間あいだ、紀見峠きみとうげ駅えき - 御幸辻みゆきつじ駅えき間あいだが複線ふくせん化か。橋谷はしたに信号しんごう所しょが廃止はいし。
  • 6月26日にち：特急とっきゅう「こうや号ごう」で30000系けい運転うんてん開始かいし、「こうや号ごう」の2往復おうふくが通年つうねん運転うんてんとなる。河内長野かわちながの駅えきに全ぜん列車れっしゃが停車ていしゃするようになる。朝方あさがた上のぼり・夕方ゆうがた下くだりに難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだの特急とっきゅう（通称つうしょう"H特急とっきゅう"）を新設しんせつ。
  • 12月13日にち：三日市みっかいち町まち駅えき - 千せん早口はやくち駅えき間あいだの複線ふくせん化か工事こうじに伴ともない、新しん線せんに加賀田かがた信号しんごう所しょを移転いてん。
• 1984年ねん（昭和しょうわ59年ねん）
  • 3月6日にち：三日市みっかいち町まち駅えき - 千せん早口はやくち駅えき間あいだが複線ふくせん化か。加賀田かがた信号しんごう所しょが廃止はいし。
  • 3月11日にち：朝あさラッシュ時じに大型おおがた車両しゃりょうが林間田園都市りんかんでんえんとし駅えきまで乗のり入いれ開始かいし。三日みっか市町しちょう駅えきにおける大だい運転うんてん急行きゅうこうの増結ぞうけつ・解放かいほうを昼間ひるま（閑散かんさん時じ）にも拡大かくだいし、ほぼ終日しゅうじつ行おこなわれるようになる。
  • 9月1日にち：美加みかの台だい駅えきが加賀田かがた信号しんごう所しょの跡地あとちに開業かいぎょう。
  • 9月16日にち：20000系けいがこの日ひ限かぎりで運用うんよう終了しゅうりょう。
• 1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん）6月16日にち：汐見橋しおみばし駅えき - 岸きしノ里さと駅えき間あいだ（汐見橋しおみばし線せん）が岸きしノ里さと駅えき以南いなんと分断ぶんだん。昼間ひるまの区間くかん急行きゅうこうが林間田園都市りんかんでんえんとし駅えきまで乗のり入いれ開始かいしし、難波なんば駅えきの発車はっしゃ時刻じこくを10分ふん前倒まえだおし。
• 1986年ねん（昭和しょうわ61年ねん）5月がつ22日にち：河内長野かわちながの - 橋本はしもと間あいだ複線ふくせん化か工事こうじ第だい七なな工こう区く（御幸辻みゆきつじ - 橋本はしもと間あいだ）着工ちゃっこう。
• 1990年ねん（平成へいせい2年ねん）
  • 5月2日にち：南海なんかい初はつのVVVF制御せいぎょ車両しゃりょうとして2000系けい（ズームカー）が運転うんてん開始かいし。
  • 7月がつ1日にち：朝方あさがた上のぼり・夕方ゆうがた下くだりの難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだ特急とっきゅうのみ林間田園都市りんかんでんえんとし駅えきにも停車ていしゃ開始かいし。
• 1992年ねん（平成へいせい4年ねん）11月10日にち：難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだ特急とっきゅうを「りんかん」と命名めいめい。「こうや号ごう」を「こうや」と改称かいしょう。特急とっきゅう車しゃ11000系けい（21m級きゅう車両しゃりょう）が運転うんてん開始かいし。大型おおがた車両しゃりょう橋本はしもと駅えきまで乗のり入いれ開始かいし。金剛こんごう駅えきおよび林間田園都市りんかんでんえんとし駅えきに全ぜん列車れっしゃが停車ていしゃするようになる。
• 1993年ねん（平成へいせい5年ねん）4月がつ18日にち：岸きしノ里さと駅えきと南海本線なんかいほんせん玉出たまで駅えきが統合とうごうされ岸里きしのさと玉出たまで駅えきとなる。
• 1994年ねん（平成へいせい6年ねん）7月がつ21日にち：御幸辻みゆきつじ駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだを新しん線せんに切きり替かえ。
• 1995年ねん（平成へいせい7年ねん）
  • 9月1日にち：御幸辻みゆきつじ駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだが複線ふくせん化か。難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだに「りんかんサンライン」の愛称あいしょうを使用しよう開始かいし。ズームカーによる急行きゅうこうの増結ぞうけつ・解放かいほうの実施じっし駅えきが一部いちぶをのぞいて三さん日にち市町しちょう駅えきから橋本はしもと駅えきに変更へんこう。平日へいじつ朝あさラッシュ時じに難波なんば駅えき - 河内長野かわちながの駅えき間あいだでズームカーの急行きゅうこう10両りょう編成へんせい運転うんてん開始かいし。このときの運賃うんちん改定かいていで河内長野かわちながの駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだの営業えいぎょうキロを0.6km短縮たんしゅく。
  • 11月1日にち：南海本線なんかいほんせん萩はぎノ茶屋ちゃや駅えき - 岸里きしのさと玉出たまで駅えき間あいだの高架こうか化かが完成かんせい。東側ひがしがわ2線せんを高架こうか化か。
• 1996年ねん（平成へいせい8年ねん）11月24日にち：御幸辻みゆきつじ駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだに小原田おはらだ信号しんごう所しょ開設かいせつ。土曜どよう・休日きゅうじつダイヤ導入どうにゅう。天下茶屋てんがちゃや駅えきに区間くかん急行きゅうこう・準じゅん急行きゅうこうの全ぜん列車れっしゃが停車ていしゃするようになる。
• 1998年ねん（平成へいせい10年ねん）9月30日にち：学文路かむろ駅えき構内こうない難波なんば方かたの分岐ぶんき器き付近ふきんで発車はっしゃ直後ちょくごの難波なんば行いき急行きゅうこうが脱線だっせん。いわゆる「せり上あがり脱線だっせん」。
• 1999年ねん（平成へいせい11年ねん）3月がつ1日にち：特急とっきゅう「こうや」「りんかん」で31000系けいが運転うんてん開始かいし。
• 2000年ねん（平成へいせい12年ねん）12月23日にち：狭山遊園前さやまゆうえんまえ駅えきを大阪おおさか狭山さやま市し駅えきに改称かいしょう。難波なんば駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだで特急とっきゅうの8両りょう運転うんてん開始かいし、「こうや」「りんかん」の併結運転うんてん開始かいし。日にち中ちゅうの区間くかん急行きゅうこうを急行きゅうこうに格上かくあげ。天下茶屋てんがちゃや駅えきに全ぜん列車れっしゃが停車ていしゃするようになる。日にち中ちゅうのダイヤが10分ふん・15分ふん間隔かんかくの混在こんざい型がたから一律いちりつ12分ふん間隔かんかくとなり、優等ゆうとう列車れっしゃの増発ぞうはつと各かく停とまの運転うんてん本数ほんすう削減さくげん。汐見橋しおみばし線せんワンマン運転うんてん開始かいし。
• 2002年ねん（平成へいせい14年ねん）3月がつ28日にち：紀伊きい細川ほそかわ駅えき - 紀伊きい神谷かみや駅えき間あいだで土砂どしゃ崩落ほうらくが発生はっせいし、走行そうこう中ちゅうの難波なんば行いき急行きゅうこうが乗のり上あげ脱線だっせん。高こう野下のげ駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだが運休うんきゅうし、翌日よくじつ復旧ふっきゅう。
• 2003年ねん（平成へいせい15年ねん）
  • 2月がつ24日にち：紀伊きい細川ほそかわ駅えき - 紀伊きい神谷かみや駅えき間あいだで土砂どしゃ崩落ほうらくが発生はっせいし、走行そうこう中ちゅうの極楽橋ごくらくばし行いき急行きゅうこうが乗のり上あげ脱線だっせん。1名めい負傷ふしょう。高こう野下のげ駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだが運休うんきゅうし、2月がつ27日にち部分ぶぶん復旧ふっきゅう、3月3日にち完全かんぜん復旧ふっきゅう。
  • 5月31日にち：日にち中ちゅうに快速かいそく急行きゅうこうを運転うんてん開始かいし。ズームカーの10両りょう編成へんせい運転うんてん終了しゅうりょう。平日へいじつ朝あさの上のぼり急行きゅうこうで女性じょせい専用せんよう車両しゃりょうを導入どうにゅう。
• 2005年ねん（平成へいせい17年ねん）
  • 3月31日にち：2300系けい（ズームカー）が運転うんてん開始かいし。
  • 10月16日にち：難波なんば駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだの急行きゅうこうが系統けいとう分割ぶんかつされ、一部いちぶのぞき橋本はしもと駅えき折おり返かえしになる。橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだで2300系けいによるワンマン運転うんてん開始かいし。特急とっきゅう列車れっしゃの増発ぞうはつ。区間くかん急行きゅうこうが再ふたたび終日しゅうじつ運転うんてんとなる。
• 2007年ねん（平成へいせい19年ねん）10月27日にち：浅香山あさかやま駅えき北きた付近ふきんの線路せんろ上じょうに小型こがたヘリコプターが墜落ついらく炎上えんじょうする大阪おおさか航空こうくう堺さかい市し墜落ついらく事故じこが発生はっせいし、搭乗とうじょう員いん2名めいが死亡しぼう。電車でんしゃは通過つうかしていなかったが、一時いちじ上下じょうげ線せんとも運転うんてん見合みあわせとなった。
• 2008年ねん（平成へいせい20年ねん）11月1日にち：平日へいじつ夕方ゆうがたにも下くだり急行きゅうこう2本ほんの格上かくあげで快速かいそく急行きゅうこうを設定せっていするとともに、快速かいそく急行きゅうこう初はつの4扉とびら大型おおがた車両しゃりょう運転うんてん開始かいし。
• 2009年ねん（平成へいせい21年ねん）
  • 2月がつ6日にち：紀伊きい清水しみず駅えき、学文路かむろ駅えき、九度山くどやま駅えき、高こう野下のげ駅えき、下古沢しもこさわ駅えき、上古沢かみこさわ駅えき、紀伊きい細川ほそかわ駅えき、紀伊きい神谷かみや駅えき、極楽橋ごくらくばし駅えき、高野山こうのやま駅えき、紀ノ川きのかわ橋梁きょうりょう、丹生川にゅうかわ橋梁きょうりょう、鋼索こうさく線せんが近代きんだい化か産業さんぎょう遺産いさん（高野山こうのやま参詣さんけい関連かんれん遺産いさん）に認定にんていされる。
  • 3月がつ20日はつか：「りんかんサンライン」の愛称あいしょうを事実じじつ上じょう廃止はいし。
  • 7月がつ3日にち：2200系けいを改造かいぞうした観光かんこう列車れっしゃ「天空てんくう」を橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだで運行うんこう開始かいし。
  • 7月がつ5日にち：6100系けいがこの日ひ限かぎりで運用うんよう終了しゅうりょう。
• 2011年ねん（平成へいせい23年ねん）9月5日にち - 10月3日にち：台風たいふう12号ごうによる大雨おおあめの影響えいきょうで橋本はしもと駅えき - 紀伊きい清水しみず駅えき間あいだの紀ノ川きのかわ橋梁きょうりょうにおいて線路せんろに歪ゆがみが認みとめられたため、同どう区間くかんの列車れっしゃの運転うんてんを休止きゅうしし、バスによる代行だいこう輸送ゆそう実施じっし。特急とっきゅう「こうや」は橋本はしもと止とまり、観光かんこう列車れっしゃ「天空てんくう」は全ぜん区間くかん運休うんきゅうとなった。
• 2012年ねん（平成へいせい24年ねん）7月がつ2日にち - 9月7日にち：夏季かきの電力でんりょく事情じじょうに対応たいおうするため、お盆ぼん期間きかん（8月がつ13日にち-15日にち）をのぞく平日へいじつに通常つうじょう6両りょうで運行うんこうする快速かいそく急行きゅうこう4本ほん、急行きゅうこう2本ほん、区間くかん急行きゅうこう6本ほん、各駅かくえき停車ていしゃ12本ほんについて4両りょうに減車げんしゃして運行うんこう。
• 2013年ねん（平成へいせい25年ねん）
  • 7月がつ22日にち：平日へいじつ朝あさの泉北せんぼく高速こうそく鉄道てつどう直通ちょくつうの準じゅん急行きゅうこう10両りょう編成へんせい運転うんてん終了しゅうりょう。これにより南海なんかいでの10両りょう編成へんせい運転うんてんは全廃ぜんぱいされ、8両りょうが最長さいちょう編成へんせいになる。
  • 10月26日にち：平日へいじつ深夜しんやに難波なんば発はつ三さん日にち市町しちょう行いき準じゅん急行きゅうこうを新設しんせつ。
• 2015年ねん（平成へいせい27年ねん）
  • 5月9日にち：難波なんば駅えき周辺しゅうへんで発見はっけんされた不発ふはつ弾だん処理しょりのため、難波なんば駅えき - 堺さかい東駅ひがしえき間あいだで一時いちじ運転うんてん見合みあわせ。
  • 12月5日にち：朝夕あさゆうに泉北せんぼく高速こうそく鉄道てつどう直通ちょくつうの特急とっきゅう「泉北せんぼくライナー」運転うんてん開始かいし。日にち中ちゅうのダイヤが15分ふん間隔かんかくとなり、泉北せんぼく線せん直通ちょくつう列車れっしゃの増発ぞうはつと高野たかの線せんの運転うんてん本数ほんすう削減さくげん。平日へいじつ朝あさの上のぼりに運転うんてんされる区間くかん急行きゅうこう（高野たかの線せん・泉北せんぼく線せんとも）にも女性じょせい専用せんよう車両しゃりょうを導入どうにゅう。堺さかい東ひがし行いき下くだり終列車しゅうれっしゃを5分ふん繰くり下さげ、難波なんば駅えき24:25発はつとする。
• 2017年ねん（平成へいせい29年ねん）
  • 8月がつ26日にち：特急とっきゅう「泉北せんぼくライナー」を増発ぞうはつ。日にち中ちゅうの泉北せんぼく線せん直通ちょくつう列車れっしゃのうち、区間くかん急行きゅうこうを各駅かくえき停車ていしゃの格上かくあげにより増発ぞうはつ。夕方ゆうがた以降いこうの特急とっきゅう以外いがいの泉北せんぼく線せん直通ちょくつう列車れっしゃを準じゅん急行きゅうこうに統一とういつ。日にち中ちゅうの急行きゅうこうと各駅かくえき停車ていしゃの接続せつぞく駅えきを堺さかい東駅ひがしえき・金剛こんごう駅えきから朝夕ちょうせきと同おなじ堺さかい東駅ひがしえき・北野田きたのだ駅えきに変更へんこう。
  • 10月22日にち：台風たいふう21号ごうの影響えいきょうにより上古沢かみこさわ駅えき構内こうないで道床どうしょう流出りゅうしゅつが発生はっせいし、高こう野下のげ駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだが運転うんてん見合みあわせ。橋本はしもと駅えき - 高野山こうのやま駅えき間あいだで23日にちからバス代行だいこう輸送ゆそうを実施じっし、地盤じばん調査ちょうさの結果けっか地じすべりが発生はっせいしていると判明はんめい。
• 2018年ねん（平成へいせい30年ねん）
  • 3月31日にち：上古沢かみこさわ駅えき周辺しゅうへんの復旧ふっきゅう工事こうじが完了かんりょうし、高こう野下のげ駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだの運行うんこう再開さいかい。上古沢かみこさわ駅えきの列車れっしゃ交換こうかん設備せつびを下古沢しもこさわ駅えきに移設いせつ。列車れっしゃ交換こうかん設備せつびの移設いせつに伴ともない、橋本はしもと駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだおよび鋼索こうさく線せんでダイヤ修正しゅうせいを実施じっし。
• 2019年ねん（令れい和わ元年がんねん）11月22日にち：高野たかの線せん向むけ8300系けいが運転うんてん開始かいし。
• 2022年ねん（令れい和わ4年ねん）5月27日にち：小原田おはらだ検車けんしゃ区く内うちで発生はっせいした特急とっきゅう車両しゃりょう脱線だっせん事故じこにより、一部いちぶの特急とっきゅう「こうや」「りんかん」が運休うんきゅう。代替だいたいとして2000系けいによる自由じゆう席せき特急とっきゅう（特急とっきゅう料金りょうきん不要ふよう）を運転うんてん。
• 2023年ねん（令れい和わ5年ねん）4月がつ29日にち：前述ぜんじゅつの2022年ねん5月がつに小原田おはらだ検車けんしゃ区くで脱線だっせん事故じこを起おこした30000系けい電車でんしゃの修復しゅうふくが終おわり、この日ひから特急とっきゅう「こうや」の運行うんこう本数ほんすうが約やく11か月げつぶりに通常つうじょうに復帰ふっき。
• 2024年ねん（令れい和わ6年ねん）1月がつ20日はつか：特急とっきゅう「こうや」を増発ぞうはつ。特急とっきゅう「こうや」と鋼索こうさく線せんとの乗のり換かえ時間じかんを見直みなおす。中百舌鳥なかもず駅えき4番線ばんせんのホームドア設置せっちに向むけ、停車ていしゃ時間じかんを延長えんちょう。その他た一部いちぶ本数ほんすう・時刻じこくの変更へんこうを実施じっし。
• 2030年ねん（令れい和わ12年ねん）度ど：浅香山あさかやま駅えき - 堺さかい東駅ひがしえき付近ふきんの高架こうか工事こうじを開始かいしする予定よてい。2035年度ねんどまで。

駅えき一覧いちらん

難波なんば駅えき - 岸里きしのさと玉出たまで駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだ

• 難波なんば駅えき - 天下茶屋てんがちゃや駅えき間あいだの駅えきと高野たかの線せん各駅かくえき（帝塚山てづかやま駅えき以南いなん・汐見橋しおみばし線せん）との間あいだの運賃うんちんは岸きしノ里さと分岐ぶんき点てん（旧きゅう・岸きしノ里さと駅えき）接続せつぞくで計算けいさんする。岸きしノ里さと分岐ぶんき点てんの高野たかの線せんのキロ程ほどは岸里きしのさと玉出たまで駅えきと同おなじであるが、南海なんかい線せんのキロ程ほどは天下茶屋てんがちゃや駅えき - 岸きしノ里さと分岐ぶんき点てんが0.7kmとなるため、例たとえば難波なんば駅えき - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだ（岸里きしのさと玉出たまで駅えき経由けいゆで63.8km）の場合ばあい、難波なんば駅えき - 岸きしノ里さと分岐ぶんき点てん3.7km、岸きしノ里さと分岐ぶんき点てん - 極楽橋ごくらくばし駅えき間あいだ59.9kmを合計ごうけいした63.6kmとなる。
• 各駅かくえき停車ていしゃは全ぜん旅客りょかく駅えきに停車ていしゃする（表ひょう中ちゅう省略しょうりゃく）。

凡例はんれい

駅名えきめい … #：列車れっしゃ待避たいひ可能かのう駅えき

岸里きしのさと玉出たまで駅えきからの営業えいぎょうキロ … 難波なんば駅えき - 天下茶屋てんがちゃや駅えき間あいだの駅えきについては、岸きしノ里さと分岐ぶんき点てんからの営業えいぎょうキロを記載きさい

停車駅ていしゃえき … ●：全ぜん列車れっしゃ停車ていしゃ、◆：橋本はしもと駅えき始発しはつの臨時りんじ特急とっきゅうのみ停車ていしゃ、▲：「泉北せんぼくライナー」は通過つうか、｜：全ぜん列車れっしゃ通過つうか

線路せんろ … ||：複線ふくせん区間くかん、◇・｜：単線たんせん区間くかん（◇は列車れっしゃ交換こうかん可能かのう）、∨：ここより下したは単線たんせん

正式せいしき路線ろせん名めい	駅えき番号ばんごう	駅名えきめい	駅えき間あいだ キロ	営業えいぎょうキロ		準じゅん急行きゅうこう	区間くかん急行きゅうこう	急行きゅうこう	快速かいそく急行きゅうこう	天空てんくう	特急とっきゅう	接続せつぞく路線ろせん	線路せんろ	所在地しょざいち
				汐見橋しおみばし から	岸里きしのさと 玉出たまで から
南海本線なんかいほんせん	NK01	難波なんば駅えき	-	-	(3.7)	●	●	●	●		●	大阪おおさか市し高速こうそく電気でんき軌道きどう： 御堂筋線みどうすじせん (M20) ・ 千日前線せんにちまえせん (S16) ・ 四よつ橋線ばしせん (Y15)（難波なんば駅えき） 近畿日本鉄道きんきにほんてつどう：A 難波線なんばせん（大阪おおさか難波なんば駅えき:A01） 阪神電気鉄道はんしんでんきてつどう： 阪神はんしんなんば線せん（大阪おおさか難波なんば駅えき:HS 41） 西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう： 関西本線かんさいほんせん（大和やまと路線ろせん）（JR難波なんば駅えき:JR-Q17）	||	大阪おおさか府ふ	大阪おおさか市し	中央ちゅうおう区く
	NK02	今宮戎いまみやえびす駅えき	0.9	-	(2.8)	｜	｜	｜	｜		｜		||			浪速なにわ区く
	NK03	新しん今宮いまみや駅えき	0.5	-	(2.3)	●	●	●	●		●	西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう： 大阪環状線おおさかかんじょうせん（JR-O19）・ 関西本線かんさいほんせん（大和やまと路線ろせん）（JR-Q19） 大阪おおさか市し高速こうそく電気でんき軌道きどう： 御堂筋みどうすじ線せん（動物園前どうぶつえんまえ駅えき:M22）・ 堺筋線さかいすじせん（動物園前どうぶつえんまえ駅えき:K19） 阪堺はんかい電気でんき軌道きどう：■ 阪堺はんかい線せん（新今宮しんいまみや駅前えきまえ停留ていりゅう場じょう:HN52）	||			西成にしなり区く
	NK04	萩はぎノ茶屋ちゃや駅えき	0.6	-	(1.7)	｜	｜	｜	｜		｜		||
	NK05	天下茶屋てんがちゃや駅えき	1.0	-	(0.7)	●	●	●	●		●	南海電気鉄道なんかいでんきてつどう： 南海本線なんかいほんせん 大阪おおさか市し高速こうそく電気でんき軌道きどう： 堺さかい筋すじ線せん (K20)	||
	NK06	岸里きしのさと玉出たまで駅えき	0.9	4.6	0.0	｜	｜	｜	｜		｜	南海電気鉄道なんかいでんきてつどう： 南海本線なんかいほんせん・ 汐見橋しおみばし線せん	||
高野たかの線せん
	NK51	帝塚山てづかやま駅えき	1.1	5.7	1.1	｜	｜	｜	｜		｜		||			住吉すみよし区く
	NK52	住吉東すみよしひがし駅えき#	0.9	6.6	2.0	｜	｜	｜	｜		｜	阪堺はんかい電気でんき軌道きどう：■ 上町線うえまちせん（神ノ木かみのき停留ていりゅう場じょう:HN09）	||
	NK53	沢さわノ町まち駅えき	0.9	7.5	2.9	｜	｜	｜	｜		｜		||
	NK54	我孫子前あびこまえ駅えき	0.6	8.1	3.5	｜	｜	｜	｜		｜		||
	NK55	浅香山あさかやま駅えき	1.3	9.4	4.8	｜	｜	｜	｜		｜		||		堺さかい市し	堺さかい区く
	NK56	堺さかい東駅ひがしえき#	1.6	11.0	6.4	●	●	●	●		▲		||
	NK57	三国ヶ丘みくにがおか駅えき	1.5	12.5	7.9	●	｜	｜	｜		｜	西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう： 阪和線はんわせん（JR-R29）	||
	NK58	百舌鳥もず八幡やはた駅えき	0.9	13.4	8.8	●	｜	｜	｜		｜		||
	NK59	中百舌鳥なかもず駅えき#	0.7	14.1	9.5	●	｜	｜	｜		｜	泉北せんぼく高速こうそく鉄道てつどう： 泉北高速鉄道線せんぽくこうそくてつどうせん (SB01)（一部いちぶ直通ちょくつう運転うんてん：下記かき参照さんしょう） 大阪おおさか市し高速こうそく電気でんき軌道きどう： 御堂筋みどうすじ線せん (M30)	||			北きた区く
	NK60	白鷺はくろ駅えき#	1.0	15.1	10.5	●	｜	｜	｜		｜		||
	NK61	初はつ芝しば駅えき	1.5	16.6	12.0	●	｜	｜	｜		｜		||			東ひがし区く
	NK62	萩原天神はぎわらてんじん駅えき	0.9	17.5	12.9	●	｜	｜	｜		｜		||
	NK63	北野田きたのだ駅えき#	1.8	19.3	14.7	●	●	●	●		｜		||
	NK64	狭山さやま駅えき	0.9	20.2	15.6	●	●	｜	｜		｜		||		大阪おおさか狭山さやま市し
	NK65	大阪おおさか狭山さやま市し駅えき	1.6	21.8	17.2	●	●	｜	｜		｜		||
	NK66	金剛こんごう駅えき#	1.1	22.9	18.3	●	●	●	●		●		||
	NK67	滝谷たきたに駅えき	1.7	24.6	20.0	●	●	｜	｜		｜		||		富田林とんだばやし市し
	NK68	千代田ちよだ駅えき	1.3	25.9	21.3	●	●	｜	｜		｜		||		河内長野かわちながの市し
		千代田ちよだ信号しんごう所しょ	-	(26.6)	(22.0)	｜	｜	｜	｜		｜		||
	NK69	河内長野かわちながの駅えき#	2.1	28.0	23.4	●	●	●	●		●	近畿日本鉄道きんきにほんてつどう：O 長野ながの線せん (O23)	||
	NK70	三さん日にち市町しちょう駅えき	1.7	29.7	25.1	●	●	●	●		｜		||
	NK71	美加みかの台だい駅えき	1.6	31.3	26.7		●	●	●		｜		||
	NK72	千せん早口はやくち駅えき	1.9	33.2	28.6		●	●	｜		｜		||
	NK73	天見あまみ駅えき	1.7	34.9	30.3		●	●	｜		｜		||
	NK74	紀見峠きみとうげ駅えき	3.7	38.6	34.0		●	●	｜		｜		||	和歌山わかやま県けん	橋本はしもと市し
	NK75	林間田園都市りんかんでんえんとし駅えき	1.3	39.9	35.3		●	●	●		●		||
	NK76	御幸辻みゆきつじ駅えき	2.0	41.9	37.3			●	●		｜		||
		小原田おはらだ信号しんごう所しょ	-	(42.8)	(38.2)			｜	｜		｜		||
	NK77	橋本はしもと駅えき	2.8	44.7	40.1			●	●	●	●	西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう： 和歌山線わかやません	∨
	NK78	紀伊きい清水しみず駅えき	3.1	47.8	43.2			●	●	｜	｜		◇
	NK79	学文路かむろ駅えき	2.6	50.4	45.8			●	●	●	◆		◇
	NK80	九度山くどやま駅えき	1.8	52.2	47.6			●	●	●	◆		◇		伊都いと郡ぐん	九度山くどやま町まち
	NK81	高こう野下のげ駅えき	2.0	54.2	49.6			●	●	｜	｜		◇
	NK82	下古沢しもこさわ駅えき	1.7	55.9	51.3			●	●	｜	｜		◇
	NK83	上古沢かみこさわ駅えき	1.7	57.6	53.0			●	●	｜	｜		｜
	NK84	紀伊きい細川ほそかわ駅えき	3.0	60.6	56.0			●	●	｜	｜		◇			高野たかの町まち
	NK85	紀伊きい神谷かみや駅えき	2.4	63.0	58.4			●	●	｜	｜		◇
	NK86	極楽橋ごくらくばし駅えき	1.5	64.5	59.9			●	●	●	●	南海電気鉄道なんかいでんきてつどう： 鋼索線こうさくせん	◇
直通ちょくつう運転うんてん区間くかん						中百舌鳥なかもず駅えきから ○準じゅん急行きゅうこう・区間くかん急行きゅうこう・特急とっきゅう…泉北高速鉄道線せんぽくこうそくてつどうせん和泉いずみ中央ちゅうおう駅えきまで

汐見橋しおみばし駅えき - 岸里きしのさと玉出たまで駅えき間あいだ

• 通称つうしょう「汐見橋しおみばし線せん」。全ぜん駅えき大阪おおさか府ふ大阪おおさか市し内うちに所在しょざい。全ぜん列車れっしゃ各駅かくえき停車ていしゃ。
• 線路せんろ … ||：複線ふくせん区間くかん、Ｙ：終点しゅうてん（駅えき構内こうない列車れっしゃ交換こうかん不可ふか）

駅えき番号ばんごう	駅名えきめい	駅えき間あいだキロ	営業えいぎょうキロ	接続せつぞく路線ろせん	線路せんろ	所在地しょざいち
NK06-5	汐見橋しおみばし駅えき	-	0.0	阪神電気鉄道はんしんでんきてつどう： 阪神はんしんなんば線せん（桜川さくらかわ駅えき:HS 42） 大阪おおさか市し高速こうそく電気でんき軌道きどう： 千日前線せんにちまえせん（桜川さくらかわ駅えき:S15）	||	浪速なにわ区く
NK06-4	芦原あしはら町まち駅えき	0.9	0.9	西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう： 大阪環状線おおさかかんじょうせん（芦原橋あしはらばし駅えき:JR-O17）	||
NK06-3	木津川きづがわ駅えき	0.7	1.6		||	西成にしなり区く
NK06-2	津守つもり駅えき	1.0	2.6		||
NK06-1	西にし天下茶屋てんがちゃや駅えき	1.0	3.6		||
NK06	岸里きしのさと玉出たまで駅えき	1.0	4.6	南海電気鉄道なんかいでんきてつどう： 南海本線なんかいほんせん・ 高野たかの線せん	Ｙ

廃はい駅えき

駅名えきめいは最終さいしゅうのもの。

• 若宮わかみや駅えき（沢さわノ町まち駅えき - 我孫子前あびこまえ駅えき間あいだ、1902年ねん1月がつ1日にち開業かいぎょう、1917年ねん8月がつ1日にち廃止はいし）
• 百舌鳥もず貨物かもつ駅えき（中百舌鳥なかもず駅えき - 中百舌鳥なかもず運動場前うんどうじょうまえ駅えき間あいだ、1912年ねんごろ廃止はいし）
• 中百舌鳥なかもず運動場前うんどうじょうまえ駅えき（百舌鳥もず貨物かもつ駅えき - 白鷺はくろ駅えき間あいだ、1949年ねん7月がつ30日にち開業かいぎょう、1958年ねん5月がつ10日とおか廃止はいし）
• 第だい一いち半田はんだ駅えき（大阪おおさか狭山さやま市し駅えき - 第だい二に半田はんだ駅えき間あいだ、1913年ねん4月がつ4日にち開業かいぎょう、1930年ねんごろまでに廃止はいし。貨物かもつ駅えき）
• 第だい二に半田はんだ駅えき（第だい一いち半田はんだ駅えき - 金剛こんごう駅えき間あいだ、1913年ねん5月がつ10日とおか開業かいぎょう、1930年ねんごろまでに廃止はいし。貨物かもつ駅えき）
• 市し脇山わきやま駅えき（御幸辻みゆきつじ駅えき - 橋本はしもと町まち駅えき間あいだ、1917年ねん10月がつ1日にち開業かいぎょう、1918年ねん廃止はいし。臨時りんじ駅えき）
• 橋本はしもと町まち臨時りんじ乗降じょうこう場じょう（市し脇山わきやま駅えき - 橋本はしもと駅えき間あいだ、1915年ねん4月がつ2日にち開業かいぎょう、同年どうねん中ちゅうに廃止はいし。臨時りんじ駅えき）
• 紀きのノ川口かわぐち駅えき（橋本はしもと駅えき - 紀伊きい清水しみず駅えき間あいだの妻つま信号しんごう所しょから分岐ぶんき、1915年ねん9月がつ1日にち開業かいぎょう、1959年ねん12月がつ20日はつか廃止はいし。貨物かもつ駅えき）

連続れんぞく立体りったい交差こうさ事業じぎょう

大阪おおさか市し

帝塚山てづかやま駅えき - 大和川やまとがわ間あいだで、整備せいびに向むけて検討けんとうしている。

堺さかい市し

2022年ねん3月がつ28日にちに大阪おおさか府知事ふちじから浅香山あさかやま駅えき - 堺さかい東駅ひがしえき付近ふきんの認可にんかを取得しゅとくした。

脚注きゃくちゅう

参考さんこう文献ぶんけん

• 公おおやけ評ひょう散史さんし『兵庫ひょうご県けん人物じんぶつ評ひょう』 2巻かん、神戸こうべ同盟どうめい出版しゅっぱん社しゃ、1896年ねん、43頁ぺーじ。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/778622/66。 
• 「特集とくしゅう：南海電気鉄道なんかいでんきてつどう」『鉄道てつどうピクトリアル』臨時りんじ増刊ぞうかん号ごう、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2008年ねん8月がつ。 
• 南海電気鉄道なんかいでんきてつどう車しゃ両部りょうぶ・諸しょ河かわ久ひさし・岩いわ堀ほり春夫はるお『日本にっぽんの私鉄してつ11 南海なんかい』保育ほいく社しゃ〈カラーブックス 811〉、1991年ねん。 
• 佐藤さとう博之ひろゆき・浅香あさか勝まさる輔『民営みんえい鉄道てつどうの歴史れきしがある景観けいかん』 1巻かん、古今ここん書院しょいん、1986年ねん。 
• 国土こくど交通省こうつうしょう鉄道てつどう局きょく（監修かんしゅう）「鉄道てつどう要覧ようらん」平成へいせい18年度ねんど版ばん、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい。 
• 今尾いまお恵めぐみ介かい（監修かんしゅう）『日本にっぽん鉄道てつどう旅行りょこう地図ちず帳ちょう - 全線ぜんせん・全ぜん駅えき・全廃ぜんぱい線せん』 8 関西かんさい1、新潮社しんちょうしゃ、2008年ねん。ISBN 978-4-10-790026-5。 

関連かんれん項目こうもく

• 日本にっぽんの鉄道てつどう路線ろせん一覧いちらん
• ズームカー
• 全国ぜんこく登山とざん鉄道てつどう‰会かい
• 阪急はんきゅう今津線いまづせん - 同おなじく、同どう一いち路線ろせん内ないで運転うんてん系統けいとうが物理ぶつり的てきに分断ぶんだんされている路線ろせん。

外部がいぶリンク

• 高野たかの線せん