関西本線かんさいほんせん

関西本線かんさいほんせん（かんさいほんせん）は、愛知あいち県けん名古屋なごや市し中村なかむら区くの名古屋なごや駅えきから亀山かめやま駅えき、奈良なら駅えきを経へて大阪おおさか府ふ大阪おおさか市し浪速なにわ区くのJR難波なんば駅えきに至いたるJRの鉄道てつどう路線ろせん（幹線かんせん）である。名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだが東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう（JR東海とうかい）、亀山かめやま駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだが西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう（JR西日本にしにほん）の管轄かんかつとなっている。このほか日本にっぽん貨物かもつ鉄道てつどう（JR貨物かもつ）の四日市よっかいち駅えき - 塩浜しおはま駅えき間あいだ、平野ひらの駅えき - 百済くだら貨物かもつターミナル駅えき間あいだの貨物かもつ支線しせんを持もつ。

関西本線かんさいほんせん
非ひ電化でんか区間くかんの亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだを行いく キハ120形かたち気動車きどうしゃによる普通ふつう列車れっしゃ （2007年ねん3月がつ）
基本きほん情報じょうほう
通称つうしょう	大和やまと路線ろせん（加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ）
国くに	日本にっぽん
所在地しょざいち	愛知あいち県けん、三重みえ県けん、京都きょうと府ふ、奈良なら県けん、大阪おおさか府ふ
種類しゅるい	普通ふつう鉄道てつどう（在来ざいらい線せん・幹線かんせん）
起点きてん	名古屋なごや駅えき
終点しゅうてん	JR難波なんば駅えき
駅えき数すう	52駅えき（貨物かもつ駅えき含ふくむ）
電報でんぽう略号りゃくごう	カサホセ
路線ろせん記号きごう	（名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ） （亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだ） （加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ） （木津きづ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだ）
開業かいぎょう	1889年ねん5月14日にち
最終さいしゅう延伸えんしん	1964年ねん11月24日にち
所有しょゆう者しゃ	東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう （名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ） 西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう （亀山かめやま駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ） 日本にっぽん貨物かもつ鉄道てつどう （四日市よっかいち駅えき - 塩浜しおはま駅えき間あいだ、平野ひらの駅えき - 百済くだら貨物かもつターミナル駅えき間あいだ）
運営うんえい者しゃ	上記じょうき各かく第だい1種しゅ鉄道てつどう事業じぎょう者しゃおよび 日本にっぽん貨物かもつ鉄道てつどう （名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ 第だい2種しゅ鉄道てつどう事業じぎょう者しゃ）
使用しよう車両しゃりょう	使用しよう車両しゃりょうの節ふしを参照さんしょう
路線ろせん諸しょ元もと
路線ろせん距離きょり	174.9 km（名古屋なごや駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ） 3.3 km（四日市よっかいち駅えき - 塩浜しおはま駅えき間あいだ） 1.4 km（平野ひらの駅えき - 百済くだら貨物かもつターミナル駅えき間あいだ）
軌間きかん	1,067 mm（狭軌きょうき）
線路せんろ数すう	複々線ふくふくせん、複線ふくせん、単線たんせん 複線ふくせん以上いじょうの区間くかんは路線ろせんデータの節ふしを参照さんしょう
電化でんか方式ほうしき	直流ちょくりゅう1,500 V 架空かくう電車でんしゃ線せん方式ほうしき（名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ、加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ）
最高さいこう速度そくど	120 km/h
備考びこう	廃止はいしされた八尾やお駅えき - 杉本町すぎもとちょう駅えき間あいだの路線ろせん諸しょ元もとについては阪和はんわ貨物かもつ線せんを、加茂かも駅えき - 奈良なら駅えき間あいだの旧きゅう線せんについては大仏だいぶつ線せんをそれぞれ参照さんしょう
路線ろせん図ず

経路けいろ図ず
凡例はんれい
0.0 名古屋なごや駅えき 関西かんさい線せん (名古屋なごや地区ちく)を参照さんしょう 59.9 亀山かめやま駅えき ↑JR東海とうかい／JR西日本にしにほん↓ 亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだを参照さんしょう 120.9 加茂かも駅えき 大和やまと路線ろせんを参照さんしょう 阪和はんわ貨物かもつ線せんを参照さんしょう 174.9 JR難波なんば駅えき

本ほん項目こうもくでは主おもに関西本線かんさいほんせん全般ぜんぱんの概要がいようや沿革えんかくなどについて記しるす。地域ちいきごとの詳細しょうさいについては以下いかの記事きじも参照さんしょう。

• 関西かんさい線せん (名古屋なごや地区ちく)（名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ）
• 大和やまと路線ろせん（加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ）

概要がいよう

名古屋なごやと大阪おおさかを三重みえ県けんの北勢ほくせい地方ちほう、伊賀いが地方ちほう、京都きょうと府ふ南部なんぶ、奈良なら県けん北部ほくぶを経由けいゆして結むすんでいる。民間みんかんの鉄道てつどう会社かいしゃである関西かんさい鉄道てつどうの路線ろせんとして開業かいぎょうし、名古屋なごやと奈良なら・大阪おおさかを最短さいたん距離きょりで結むすぶ鉄道てつどう路線ろせんとして鉄道てつどう作業さぎょう局きょくの時代じだいから国有こくゆう鉄道てつどうと乗客じょうきゃくを奪うばい合あった歴史れきしを持もち、路線ろせん名めいもこの社名しゃめいに由来ゆらいする。関西かんさい鉄道てつどうの国有こくゆう化か後こうは輸送ゆそう量りょうが逼迫ひっぱくしていた東海道本線とうかいどうほんせんのバイパス的てき路線ろせんとして活用かつようされ、名めい阪ばん間あいだを結むすぶ路線ろせんとして1970年代ねんだいまで全線ぜんせんを直通ちょくつうする列車れっしゃが運転うんてんされていたが、並行へいこうする東海道とうかいどう本線ほんせんや東海道新幹線とうかいどうしんかんせんの整備せいび、近畿日本鉄道きんきにほんてつどう（近鉄きんてつ）の名めい阪ばん特急とっきゅうの台頭たいとう、名めい阪ばん国道こくどうや名神めいしん高速こうそく道路どうろの開通かいつうによるモータリゼーションの普及ふきゅうなどにより、名めい阪ばん間あいだの輸送ゆそうからは撤退てったいした。現在げんざいでは亀山かめやま駅えき、加茂かも駅えきを境界きょうかいとして運転うんてん系統けいとうが3区間くかんに分割ぶんかつされており、境界きょうかいとなる駅えきを跨またいで運転うんてんされる旅客りょかく営業えいぎょう列車れっしゃは、2006年ねんの急行きゅうこう「かすが」の廃止はいし以降いこうは一切いっさい運転うんてんされておらず、東海道とうかいどう本線ほんせんのバイパスや名めい阪ばん間あいだの都市とし間あいだ輸送ゆそう路線ろせんとしての性格せいかくは完全かんぜんに消滅しょうめつしている。

JR東海とうかいエリアの名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだは名古屋なごや都市とし圏けんの通勤つうきん・通学つうがく路線ろせんとしての役割やくわりを持もつ。名古屋なごや駅えき - 河原田かわはらだ駅えき間あいだでは、伊勢いせ鉄道てつどうに乗のり入いれて三重みえ県けん中ちゅう南部なんぶや和歌山わかやま県けん南紀なんき地方ちほうへ向むかう特急とっきゅう「南紀なんき」や快速かいそく「みえ」などの直通ちょくつう列車れっしゃが運行うんこうされており、河原田かわはらだ駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだは名古屋なごや方面ほうめんとの普通ふつう・快速かいそく列車れっしゃのみが運行うんこうされている。近鉄きんてつ名古屋なごや線せんと競合きょうごう関係かんけいにあるが、この区間くかんは単線たんせん区間くかんが未いまだに多おおく存在そんざいし、設備せつびや運行うんこう本数ほんすう・利便りべん性せいなどで近鉄きんてつの方ほうが有利ゆうりな状況じょうきょうにある。

JR西日本にしにほんエリアのうち亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだは単線たんせんの非ひ電化でんか区間くかんであり、1両りょうないし2両りょうの気動車きどうしゃによる地域ちいき輸送ゆそう（ローカル輸送ゆそう）に徹てっしている。沿線えんせんは山間さんかん部ぶが多おおくを占しめ、大都市だいとし圏けんに含ふくまれる他ほかの2区間くかんと比くらべると沿線えんせん人口じんこうは圧倒的あっとうてきに少すくない。また、2022年ねん4月がつ11日にちにJR西日本にしにほんが公表こうひょうしたロろーカル線かるせんの線区せんく別べつ収支しゅうしによると、同どう区間くかんは2019年度ねんどの輸送ゆそう密度みつどが1日にち2000人にん以下いかとなっており、JR西日本にしにほんは路線ろせんの活性かっせい化か策さくなどを関係かんけい自治体じちたいと協議きょうぎしたい考かんがえで、廃はい線せんも視野しやに議論ぎろんが進すすむ可能かのう性せいがあると報ほうじられているが、三重みえ県けん側がわの地元じもと自治体じちたいの一ひとつである亀山かめやま市しは存続そんぞく希望きぼうを示しめしている。

JR西日本にしにほんエリアの電化でんか区間くかん（加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ）には1988年ねん3月がつから「大和やまと路線ろせん」（やまとじせん）という愛称あいしょうが付与ふよされ、アーバンネットワークを構成こうせいする路線ろせんの一ひとつに位置いちづけられている。大阪おおさか都市とし圏けんの通勤つうきん・通学つうがく路線ろせんとしての役割やくわりを持もち、大阪環状線おおさかかんじょうせんに直通ちょくつうして大阪おおさか駅えき（梅田うめだ）方面ほうめんに至いたる「大和やまと路ろ快速かいそく」も設定せっていされているほか、奈良ならへ向むかう観光かんこう路線ろせんとしての性格せいかくもある。なお、大阪おおさか - 奈良なら間あいだの都市とし間あいだ輸送ゆそうについては近畿日本鉄道きんきにほんてつどう（近鉄きんてつ）奈良なら線せんと競合きょうごう関係かんけいにあるが、JRの奈良なら駅えきが近鉄きんてつ奈良なら駅えきと比較ひかくして奈良なら市しの中心ちゅうしん部ぶからやや離はなれていることや、関西かんさい本線ほんせんが生駒山地いこまさんちを南側みなみがわに迂回うかいするルートを通とおっていることもあって、近鉄きんてつ奈良なら線せんが有利ゆうりな状況じょうきょうになっている。王寺おうじ駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだでは、和歌山線わかやませんや桜井さくらい線せん方面ほうめんに直通ちょくつうする快速かいそく列車れっしゃも運行うんこうされている。

名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだはJR東海とうかい東海とうかい鉄道てつどう事業じぎょう本部ほんぶの管轄かんかつ（該当がいとう全ぜん区間くかん直轄ちょっかつ）、亀山かめやま駅えき（構内こうないを除のぞく） - JR難波なんば駅えき間あいだはJR西日本にしにほん近畿きんき統括とうかつ本部ほんぶの管轄かんかつである。

JR西日本にしにほん管内かんないの柘植つげ駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだは旅客りょかく営業えいぎょう規則きそくの定さだめる「大阪おおさか近郊きんこう区間くかん」に含ふくまれており、そのうち奈良なら駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだが電車でんしゃ特定とくてい区間くかん、天王寺てんのうじ駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだが大阪環状線おおさかかんじょうせん内ないに含ふくまれ、区間くかん外がいよりも割安わりやすな近距離きんきょり運賃うんちんが設定せっていされている。また、JR東海とうかい管内かんないの全ぜん区間くかんがICカード「TOICA」のエリアに、JR西日本にしにほん管内かんないの全ぜん区間くかんが同どう「ICOCA」のエリアに含ふくまれている。

路線ろせん記号きごうはJR東海とうかい管内かんないが CJ、JR西日本にしにほん管内かんないのうち亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだが V 、加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだが Q（木津きづ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだは奈良なら線せんの列車れっしゃが乗のり入いれているため、重複じゅうふくして D も付与ふよ）。

路線ろせんデータ

• 管轄かんかつ・路線ろせん距離きょり（営業えいぎょうキロ）：全長ぜんちょう179.6 km（支線しせん含ふくむ。名古屋なごや駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだは174.9 km）
  • 東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう（JR東海とうかい、第だい一種いっしゅ鉄道てつどう事業じぎょう者しゃ）：
    • 名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ 59.9 km
  • 西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう（JR西日本にしにほん、第だい一種いっしゅ鉄道てつどう事業じぎょう者しゃ）：
    • 亀山かめやま駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ 115.0 km
  • 日本にっぽん貨物かもつ鉄道てつどう（JR貨物かもつ）：
    • 第だい一種いっしゅ鉄道てつどう事業じぎょう区間くかん：
      • 四日市よっかいち駅えき - 塩浜しおはま駅えき間あいだ 3.3 km
      • 平野ひらの駅えき - 百済くだら貨物かもつターミナル駅えき間あいだ 1.4 km
    • 第だい二に種しゅ鉄道てつどう事業じぎょう区間くかん：
      • 名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ （59.9 km）
• 軌間きかん：1,067 mm
• 駅えき数すう：52
  • 旅客りょかく駅えき：50（起おこり終点しゅうてん駅えき含ふくむ、支線しせんの駅えきを除のぞく）
    • JR東海とうかい：18（名古屋なごや駅えきを含ふくむ）
    • JR西日本にしにほん：32（亀山かめやま駅えきを除のぞく）
      • 関西本線かんさいほんせん所属しょぞくの旅客りょかく駅えきに限定げんていした場合ばあい、東海道とうかいどう本線ほんせん所属しょぞくの名古屋なごや駅えきと大阪環状線おおさかかんじょうせん所属しょぞくの新しん今宮いまみや駅えきが除外じょがいされ、48駅えき（JR東海とうかいは17駅えき、JR西日本にしにほんは31駅えき）となる。
  • 貨物かもつ駅えき：2（旅客りょかく併設へいせつ駅えきを除のぞく）
• 複線ふくせん区間くかん：
  • 複々線ふくふくせん
    • 天王寺てんのうじ駅えき - 新しん今宮いまみや駅えき間あいだ（1.0 km）
  • 複線ふくせん
    • 名古屋なごや駅えき - 笹島ささじま信号しんごう場じょう間あいだ
    • 弥富やとみ駅えき - 桑名くわな駅えき間あいだ
    • 朝明あさけ信号しんごう場じょう - 富田とみた駅えき間あいだ
    • 富田浜とみだはま駅えき - 四日市よっかいち駅えき間あいだ
    • 南みなみ四日市よっかいち駅えき - 河原田かわはらだ駅えき間あいだ
    • 木津きづ駅えき - 天王寺てんのうじ駅えき間あいだ
    • 新しん今宮いまみや駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ
• 電化でんか区間くかん：名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ、加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ、平野ひらの駅えき - 百済くだら貨物かもつターミナル駅えき間あいだ電化でんか（直流ちょくりゅう1,500 V）
• 閉塞へいそく方式ほうしき：自動じどう閉塞へいそく式しき
• 保安ほあん装置そうち：
  • 名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ：ATS-PT
  • 亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだ：ATS-SW
  • 加茂かも駅えき - 王寺おうじ駅えき間あいだ：ATS-PおよびATS-SW（拠点きょてんP）
  • 王寺おうじ駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ：ATS-P（全線ぜんせんP）
• 運転うんてん指令しれい所しょ：
  • 名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき：東海とうかい総合そうごう指令しれい所しょ
  • 亀山かめやま駅えき - JR難波なんば駅えき：大阪おおさか総合そうごう指令しれい所しょ
• 最高さいこう速度そくど：
  • 名古屋なごや駅えき - 河原田かわはらだ駅えき間あいだ・奈良なら駅えき - 天王寺てんのうじ駅えき間あいだ：120 km/h
  • 河原田かわはらだ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだ・天王寺てんのうじ駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ：95 km/h
• 列車れっしゃ運行うんこう管理かんりシステム：加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ… 大阪おおさか環状かんじょう・大和やまと路線ろせん運行うんこう管理かんりシステム
• 大都市だいとし近郊きんこう区間くかん：柘植つげ駅えき - JR難波なんば駅えき（大阪おおさか近郊きんこう区間くかん）
• IC乗車じょうしゃカード対応たいおう区間くかん：
  • TOICAエリア：名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ
  • ICOCAエリア：亀山かめやま駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ（柘植つげ駅えき - JR難波なんば駅えきはPiTaPaポストペイサービス対象たいしょう区間くかん。亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだは車載しゃさい型がたIC改札かいさつ機きで対応たいおう）

沿線えんせん概況がいきょう

名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ

電化でんかされている名古屋なごや地区ちくと非ひ電化でんか区間くかんとの境目さかいめである亀山かめやま駅えき

名古屋なごや駅えきを南みなみ向むきに出発しゅっぱつした列車れっしゃは、名古屋なごや車両しゃりょう区くへの回送かいそう線せんおよび名古屋なごや臨海りんかい高速こうそく鉄道てつどうあおなみ線せんとともに右みぎに曲まがり、東海道とうかいどう本線ほんせんなどから離はなれる。左側ひだりがわにはかつて笹島ささしま駅えき（貨物かもつ）であった跡地あとちが広ひろがる。右側みぎがわを走はしっていたあおなみ線せんが頭上ずじょうを越こえて左側ひだりがわに移うつると、進行しんこう方向ほうこう右側みぎがわには名古屋なごや車両しゃりょう区くが広ひろがる。最初さいしょに関西かんさい鉄道てつどうが開業かいぎょうした「愛知あいち駅えき」はここに位置いちした。名古屋なごや高速こうそく5号ごう万場まんば線せんをアンダークロスした後のち、高架こうかとなり、あおなみ線せんが左ひだりへ離はなれていくと、間まもなく八田はった駅えきに着つく。その後ご、庄内川しょうないがわ橋梁きょうりょうの手前てまえで近鉄きんてつ名古屋なごや線せんをアンダークロスし、国道こくどう302号ごうを乗のり越こえると2001年ねんに新設しんせつされた春田しゅんだ駅えきに着つく。その後ご、蟹江かにえ駅えき、永和えいわ駅えきを経へて弥富やとみ駅えきに到着とうちゃくする。弥富やとみ駅えきでは名鉄めいてつ尾西線びさいせんと接続せつぞくする。同どう駅えきから桑名くわな駅えきまでは近鉄きんてつ線せんと並行へいこうする。木曽川きそがわを渡わたると三重みえ県けんに入はいり、長島ながしま駅えきを経へて長良川ながらがわと揖斐川いびがわを渡わたる。この区間くかんは1959年ねんの伊勢湾いせわん台風たいふうで甚大じんだいな被害ひがいを受うけた。また、この付近ふきんで近鉄きんてつ名古屋なごや線せんの旧きゅう線せん跡あとが垣間見かいまみえる。桑名くわな駅えきに着つく手前てまえで関西かんさい本線ほんせんが近鉄きんてつ線せんを潜くぐる。

桑名くわな駅えきは近鉄きんてつ名古屋なごや線せんのほか、養老ようろう鉄道てつどう養老線ようろうせんや三さん岐鉄道てつどう北勢線ほくせいせんと接続せつぞくする。三さん岐鉄道てつどう北勢線ほくせいせんを潜もぐり、朝明あさけ信号しんごう場じょうで複線ふくせんになった後のち、近鉄きんてつ名古屋なごや線せんと併走へいそうしながらカーブして朝日あさひ町まちに入はいり、東芝とうしばの工場こうじょうの手前てまえで近鉄きんてつ線せんと離はなれ朝日あさひ駅えきに。伊勢いせ湾岸わんがん自動車じどうしゃ道どうを潜くぐる手前てまえで四日市よっかいち市しに入はいり、三さん岐鉄道てつどう三岐線さんぎせんと近鉄きんてつ線せんを潜もぐり富田とみた駅えきに着つく。三さん岐鉄道てつどうと貨物かもつ列車れっしゃの連絡れんらくが行おこなわれており、駅東えきひがし側がわに貨物かもつヤードが広ひろがる。 この駅えきは三さん岐鉄道てつどうの基地きちでもあり、東口ひがしぐちを出でた先さきには本社ほんしゃビルがある。ここから先さきは四日よっか市しの工場こうじょう地帯ちたいとなり、大小だいしょうの工場こうじょうや事業じぎょう所しょなどが広ひろがる。国道こくどう1号ごう・国道こくどう23号ごうと寄より添そい、富田浜とみだはま駅えきを経へて四日市よっかいち駅えきに着つく。四日市よっかいち駅えきは市し名めいを冠かんした駅えきであるが、市しの中心ちゅうしん駅えきは実質じっしつ的てきに近鉄きんてつ四日市よっかいち駅えきである。塩浜しおはま駅えきへの貨物かもつ線せんが分岐ぶんきする貨物かもつ列車れっしゃの一大いちだい拠点きょてんであり、貨車かしゃが多おおく置おかれている。

四日市よっかいち駅えきの次つぎの南みなみ四日市よっかいち駅えきを過すぎ、工業こうぎょう地帯ちたいを抜ぬけると河原田かわはらだ駅えきに着つく。同どう駅えきでは伊勢いせ鉄道てつどうと接続せつぞくし、途中とちゅうで単線たんせんが上下じょうげ線せんから別わかれその間あいだを走はしって駅えきに着つく。伊勢いせ鉄道てつどうのホームは築堤ちくてい上じょうにあり、跨線橋こせんきょうで結むすばれている。名古屋なごや駅えき発はつの特急とっきゅう「南紀なんき」や快速かいそく「みえ」などの列車れっしゃはこの駅えきから伊勢いせ鉄道てつどうへ乗のり入いれ、津つ駅えきを経へて鳥羽とっぱ駅えき、新宮しんぐう駅えき、紀伊きい勝浦かちうら駅えきに向むかう。

河原田かわはらだ駅えきから単線たんせん区間くかんになる。車窓しゃそうは田園でんえん風景ふうけいとなり民家みんかも少すくなく、鈴鹿山脈すずかさんみゃくの南端なんたんに沿そって小高こだかい山やまの裾すそを廻まわる。鈴鹿すずか市しに入はいり、線路せんろの南みなみに沿そって流ながれる鈴鹿川すずかがわの水面すいめんが現あらわれる。河曲かまがり駅えきを過すぎ、次つぎの加佐登かさど駅えきでは駅えきの北側きたがわ斜面しゃめんに民家みんかが密集みっしゅうし南みなみにコンクリート工場こうじょうがある。亀山かめやま市しに入はいり、近ちかくに団地だんちのある井田川いだがわ駅えきを過すぎると堤防ていぼうに遮さえぎられて鈴鹿川すずかがわが見みえなくなる。水田すいでんが散在さんざいする中なか、左手ひだりてから紀勢本線きせいほんせんが合流ごうりゅうして亀山かめやま駅えきに着つく。駅前えきまえは雑居ざっきょビルが建たつものの市街地しがいちの中心ちゅうしんははっきりしない。丘陵きゅうりょう地ちにあり、南みなみに鈴鹿川すずかがわ、北きたに台地だいちが控ひかえ、またかつての亀山かめやま城じょうの櫓ろがわずかに残のこる。亀山かめやま駅えきはJR東海とうかいの管轄かんかつ駅えきであり、JR西日本にしにほん区間くかんとの境界きょうかい駅えきである。3面めん5線せんの構造こうぞうで、紀勢本線きせいほんせんと接続せつぞくするが、多おおくの急行きゅうこうが行いき交かった頃ころの面影おもかげはない。

亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだ

非ひ電化でんか区間くかん（亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだ）を走はしる気動車きどうしゃキハ120

木津川きづがわを横よこに伸のびる関西かんさい線せんの線路せんろ

この区間くかんは非ひ電化でんかである。現在げんざいでは単行たんこう（1両りょう編成へんせい）や2両りょう編成へんせいの気動車きどうしゃ（キハ120形かたち）で普通ふつう列車れっしゃが走はしるのみだが、かつては急行きゅうこう列車れっしゃや貨物かもつ列車れっしゃなど長大ちょうだい編成へんせいの列車れっしゃが走はしっていたため、各駅かくえきともホームや交換こうかん設備せつびの有効ゆうこう長ちょうが非常ひじょうに長ながい。かつては多おおくの駅えきに中ちゅう線せん（上のぼり線せんと下くだり線せんの間あいだにある待避たいひ線せん）があり、中ちゅう線せんがあった駅えきは上のぼり線せんと下くだり線せんの間あいだに中ちゅう線せんが撤去てっきょされた空間くうかんが空あいている。

この区間くかんは山間さんかん部ぶが多おおい。大和やまと街道かいどうに沿そっており、木津川きづがわと支流しりゅうの柘植川つげがわが見みえる。

亀山かめやま駅えきからは国道こくどう1号ごうと併走へいそうして、東海道とうかいどうの宿場しゅくば関宿せきやどの最寄もより駅えき相対そうたい式しき2面めん2線せんの関せき駅えきに着つき、ここから国道こくどう1号ごうと重複じゅうふくしていた国道こくどう25号ごうと並なみ走そうして相対そうたい式しき2面めん2線せんの加太かだ駅えきに着つく。2018年ねん4月がつの関せき駅えき無人むじん化かまでは加太かだ駅えきはこの区間くかんでは唯一ゆいいつの無人むじん駅えきであった。この先さき、鈴鹿山脈すずかさんみゃくと布引山地ぬのびきさんちの境界きょうかいに当あたる加太かだ駅えき - 柘植つげ駅えき間あいだには、加太かぶと越こえと呼よばれる25 ‰（パーミル）の急きゅう勾配こうばいがあり、蒸気じょうき機関きかん車しゃが走はしっていた頃ころは多おおくの鉄道てつどうファンが訪おとずれた。スイッチバック式しきの中在家なかざいけ信号しんごう場じょう（2006年ねんに使用しよう停止ていし、2019年ねんに廃止はいし）があった。信号しんごう場じょうの先さきにある加太かだトンネルでは、蒸気じょうき機関きかん車しゃの煤煙ばいえんが運転うんてん台だいに充満じゅうまんすることを防ふせぐために、トンネル入いり口くちに遮蔽しゃへい幕まくを設置せっちし、列車れっしゃ通過つうか後ごにこの幕まくを下おろして列車れっしゃ後方こうほうの気圧きあつを下さげ、煤煙ばいえんを列車れっしゃ後方こうほうに集あつめる工夫くふうもなされていた。日本にっぽん全国ぜんこくの急きゅう勾配こうばいや長大ちょうだいなトンネルで、乗務じょうむ員いんの酸さん欠かけや窒息ちっそく事故じこが多発たはつしたため、対策たいさくが施ほどこされた。伊賀いが市しに入はいり、単式たんしきと島しま式しきの2面めん3線せんの柘植つげ駅えきでは草津線くさつせんが分岐ぶんきする。かなり構内こうないが広ひろいが、駅えきは寂さびしい。もともと関西かんさい鉄道てつどうは東海道とうかいどうのルートに沿そって草津くさつから亀山かめやまへ向むかって線路せんろを敷設ふせつしたため、亀山かめやま方面ほうめんから見みると草津線くさつせんが直線ちょくせんで、関西かんさい本線ほんせんが左ひだりへ分岐ぶんきするような線形せんけいとなっている。かつて、柘植つげ駅えきには加太かぶと越こえの蒸気じょうき機関きかん車しゃのために転うたて車台しゃだいや給水きゅうすい塔とうもあったが、現在げんざいはすべて撤去てっきょされている

柘植つげ駅えきを出でると周囲しゅういは開あけ、伊賀いが盆地ぼんちを走はしり、新堂しんどう駅えきとなる。かつては単式たんしきと島しま式しきの2面めん3線せんであったが、現在げんざいは島しま式しき1面めん2線せんである。しばらく西にしに向むいて走はしり、単式たんしき2面めん2線せんの佐那具さなぐ駅えきとなる。次つぎの伊賀いが上野うえの駅えきはこの区間くかんの途中とちゅう駅えきのなかでは唯一ゆいいつの直営ちょくえい駅えきであり、ワンマン取とり扱あつかい駅えきではない。この駅えきからは加茂かも駅えきへの区間くかん列車れっしゃがある。単式たんしきとそこにある切欠きっかけと島しま式しきの2面めん4線せんの構造こうぞうで、うち3線せんをJRが使用しようし、下くだりホーム反対はんたい側がわの切欠きっかけ1線せんには伊賀いが市し（旧きゅう上野うえの市し）の市街地しがいちを経へて伊賀いが神戸こうべ駅えきに向むかう伊賀いが鉄道てつどう伊賀線いがせんが発着はっちゃくする。忍者にんじゃで有名ゆうめいな伊賀いが市しの中心ちゅうしんは伊賀いが鉄道てつどうの上野うえの市し駅えき付近ふきん一帯いったいである。そこに上野うえの城じょうがあるが、この駅えきの少すこし先さきから見みえる。

伊賀いが上野うえの駅えきを出でると、並なみ走はしする大和やまと街道かいどうは国道こくどう163号ごうに変かわり、柘植川つげがわも木津川きづがわに変かわる。しばらく平地ひらちを走はしり、単式たんしき2面めん2線せんの島ケ原しまがはら駅えきからは山間さんかん地ちへと入はいる。車窓しゃそうから、この区間くかん最大さいだいの見所みどころである、木津川きづがわの渓谷けいこく美びを見みることができるが、大雨おおあめが降ふるとしばしば不通ふつうとなり、保安ほあん上じょうのネックにもなっている。京都きょうと府ふ南山城みなみやましろ村むらに入はいり、単式たんしき2面めん2線せんの月ケ瀬口つきがせぐち駅えきとなる。月ヶ瀬つきがせ梅林ばいりんへの最寄もより駅えきで梅うめの花見はなみの時期じきは多おおくの客きゃくで賑にぎわう。南山城みなみやましろ村むら役場やくばに近ちかい単式たんしき2面めん2線せんの大河原おおがわら駅えきを過すぎ、笠置かさぎ町まちに入はいり、桜さくらと渓谷けいこく美びで有名ゆうめいな島しま式しき1面めん2線せんの笠置かさぎ駅えきとなる。木津川きづがわ市しに入はいると、加茂かも駅えきに到着とうちゃくする。加茂かも駅えきは島しま式しき2面めん3線せんの橋上はしかみ駅えきで、天王寺てんのうじ・大阪おおさか方面ほうめんへの大和やまと路ろ快速かいそくまたは奈良なら方面ほうめんへの普通ふつう列車れっしゃと接続せつぞくしている。亀山かめやま方面ほうめんからの気動車きどうしゃは基本きほん的てきに中なか線せんから発着はっちゃくする。中ちゅう線せんは両側りょうがわをホームに挟はさまれており、奈良なら・天王寺てんのうじ・大阪おおさか方面ほうめんの電車でんしゃと同一どういつホームで対面たいめん乗のり換かえ可能かのうである。

加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ（大和やまと路線ろせん）

保存ほぞんされた旧きゅう奈良なら駅舎えきしゃ

加茂かも駅えき以西いせいは電化でんか区間くかんとなり、不動山ふどうやまトンネルを抜ぬけ木津きづ駅えきに至いたる。この辺あたりには、関西かんさい鉄道てつどうが路線ろせんの買収ばいしゅうによってネットワークを構築こうちくする過程かていで放棄ほうきされた路線ろせんが廃はい線せん跡あととして残のこっている（歴史れきし節ふしを参照さんしょう）。このほか、不動山ふどうやまトンネル付近ふきんではトンネルの老朽ろうきゅう化かによって線路せんろが付つけ替かえられた旧きゅう線せん跡あとがある。加茂かも駅えき - 木津きづ駅えき間あいだは単線たんせんだが、2004年ねんの近畿きんき地方ちほう交通こうつう審議しんぎ会かい答申とうしん8号ごうでは、この区間くかんを複線ふくせん化かするように答申とうしんしている。木津きづ駅えきは奈良なら線せんと片町線かたまちせん（学研都市線がっけんとしせん）が分岐ぶんきし、奈良なら・京都きょうと・京橋きょうばし方面ほうめんへの交通こうつうの要衝ようしょうであるが、都市とし圏けんから比較的ひかくてき近ちかい割わりに利用りよう客きゃくはさほど多おおくはない。木津川きづがわ市し（旧きゅう木津きづ町まち）の代表だいひょう駅えきではあるが、JRの木津きづ駅えきではなく近鉄きんてつ京都きょうと線せんの高たかの原はら駅えきや木津川台きづがわだい駅えきを利用りようする木津川きづがわ市民しみん（旧きゅう木津きづ町まち域いき住民じゅうみん）も多おおい。木津きづ駅えきを出でると京きょう奈和自動車じどうしゃ道どうの木津きづインターチェンジや国道こくどう24号ごうなどを右みぎに見みながら進すすみ、奈良なら県けんに入はいると平城山ならやま駅えきとなる。すぐ先さきに佐保さほ信号しんごう場じょうがあり吹田すいた総合そうごう車両しゃりょう所しょ奈良なら支所ししょへの入出いりで区く線せんが分岐ぶんきする。奈良なら市し北部ほくぶの新興しんこう地域ちいきを行いくこのあたりは、新あたらしい住宅じゅうたく地ちと古墳こふん群ぐんが同居どうきょしている。次つぎの奈良なら駅えきでは桜井さくらい線せん（万葉まんようまほろば線せん）が分岐ぶんきする。また奈良なら線せんの列車れっしゃもすべて奈良なら駅えきまで運転うんてんされる。奈良なら駅えき付近ふきんは高架こうか化かの際さいに、寺社じしゃ風ふう建築けんちくで有名ゆうめいな旧きゅう奈良なら駅えき舎しゃの撤去てっきょが検討けんとうされたが、現地げんち付近ふきんに保存ほぞんされることとなった。奈良なら駅えきは主要しゅよう観光かんこう地ちや官公庁かんこうちょう・ビジネス街がいなどへのアクセス、バス路線ろせんとの乗のり換かえなどにおいて、近鉄きんてつ奈良なら駅えきや新大宮しんおおみや駅えきに対たいして劣勢れっせいに立たち、JRの京都きょうと・大阪おおさか方面ほうめんへの競争きょうそう力りょくも運賃うんちん・所要しょよう時間じかん・本数ほんすう面めんで近鉄きんてつより低ひくいため利用りよう者しゃは少すくない。駅えき周辺しゅうへんは高架こうか化か工事こうじの前後ぜんごから再さい開発かいはつ工事こうじが進すすめられて、西口にしぐちにも駅前えきまえ広場ひろばやバスターミナルが設置せっちされている。

奈良なら駅えき - 王寺おうじ駅えき間あいだでは、斑鳩いかるの法隆寺ほうりゅうじ付近ふきんを通とおる。奈良ならを出でて、しばらく奈良盆地ならぼんちの中なかを進すすむと大和郡山やまとこおりやま市しに入はいり、2面めん2線せんの郡山こおりやま駅えきとなる。大和郡山やまとこおりやま市役所しやくしょや郡山こおりやま城跡じょうせきなど市しの中心ちゅうしん部ぶは近鉄きんてつの近鉄郡山きんてつこおりやま駅えきが近ちかい。住宅じゅうたく地ちと田畑たはたと金魚きんぎょの飼育しいくのための池いけを見みながら、近鉄きんてつ橿原線かしはらせんを潜もぐって進すすむと大和やまと小泉こいずみ駅えき。次つぎの法隆寺ほうりゅうじ駅えきは斑鳩いかるが町まちの中心ちゅうしん駅えきで、2面めん2線せんの橋上はしかみ駅えきとなっている。法隆寺ほうりゅうじはこの駅えきからかなり離はなれたところに位置いちする。法隆寺ほうりゅうじを出でると奈良盆地ならぼんち南部なんぶの田畑たはたの中なかを真まっ直すぐに走はしる。大和やまと川がわを渡わたって近鉄きんてつ田原本線たわらもとせんを潜くぐると、左手ひだりてから和歌山線わかやませんが合流ごうりゅうし、国道こくどう25号ごうを潜もぐり王寺おうじ駅えきとなる。この駅えきは和歌山わかやま線せんのほか近鉄きんてつ生駒線いこません、近鉄きんてつ田原本たわらもと線せんが集結しゅうけつする奈良なら県けん西部せいぶの交通こうつうの要衝ようしょうとなっており、利用りよう者しゃも多おおい。

第だい四よん大和川やまとがわ橋梁きょうりょう（大阪おおさか府ふ柏原かしわばら市し）を渡わたる大和やまと路ろ快速かいそく

桜さくらが満開まんかいの河内堅上かわちかたかみ駅えき

王寺おうじ駅えき - 柏原かしわばら駅えき間あいだは大和やまと川がわに沿そって走はしる。この区間くかんは地じすべりの多発たはつ地帯ちたいであり、1932年ねんにはこの区間くかんの亀かめノ瀬せらトンネルが変形へんけいして使用しよう不能ふのうとなり、経路けいろ変更へんこうによって、2箇所かしょの橋梁きょうりょうで大和やまと川がわの南岸なんがんに迂回うかいする不自然ふしぜんな線形せんけいになった。柏原かしわばらからは大阪平野おおさかへいやを走はしる。周囲しゅういはすっかり都市とし化かし、住宅じゅうたくやマンションの立たち並ならぶ車窓しゃそうとなる。王寺おうじ駅えきを出でて、大和やまと川がわを渡わたると三郷みさと町まちの中心ちゅうしん駅えきで、竜田たつた大社たいしゃの最寄もより駅えき三郷みさと駅えき。この先さき、国道こくどう25号ごうも併走へいそうして大阪おおさか府ふ柏原かしわばら市しに入はいり、2面めん2線せんの河内堅上かわちかたかみ駅えきとなる。春はるになると多おおくのカメラマンが同どう駅えき構内こうないの桜さくらの撮影さつえいに訪おとずれる。河内堅上かわちかたかみ駅えきを出でて右左みぎひだりにカーブして大和やまと川がわを渡わたり、高井田たかいだ駅えき。高井田たかいだ駅えきを出でると右手みぎてには山やまが迫せまり、近鉄きんてつ大阪おおさか線せんを潜くぐると、左手ひだりてには国道こくどう25号ごうと大和やまと川がわが並行へいこうする。しばらくこの隘路あいろを進すすむと、近鉄きんてつ線せんが右手みぎてに離はなれ柏原かしわばら駅えきとなる。2面めん4線せんの構造こうぞうで近鉄きんてつ道明寺線どうみょうじせんも発着はっちゃくしている。王寺おうじ駅えきからカーブを縫ぬうように走はしってきた線路せんろは柏原かしわばら駅えきを過すぎると直線ちょくせん区間くかんが多おおくなり、100km/h前後ぜんごの制限せいげんを強しいられて走はしってきた221系けい電車でんしゃで運転うんてんの大和やまと路ろ快速かいそくや昼間ひるまの快速かいそくはここから一気いっきに最高さいこう速度そくどの120km/hへと加速かそくする。八尾やお市しに入はいり、国道こくどう170号ごう（大阪おおさか外がい環状かんじょう線せん）の高架こうか橋きょうを潜くぐるとすぐに志紀しき駅えき、その後ご線路せんろはほぼ真まっ直すぐ進すすみ、2面めん2線せんの八尾やお駅えきとなる。八尾やお市しの中心ちゅうしん駅えきではあるが、八尾やお市し中心ちゅうしん部ぶからはやや外はずれている。約やく1kmほど北きたに近鉄きんてつの近鉄きんてつ八尾やお駅えきがあり、周辺しゅうへんは大型おおがた商業しょうぎょう施設しせつや銀行ぎんこうのある商店しょうてん街がいとなって栄ばえているうえ、バス路線ろせんとの乗のり換かえにおいても近鉄きんてつの方ほうが便利べんりなので、JRの八尾やお駅えきの利用りよう者しゃは近鉄きんてつ八尾やお駅えきよりは多おおくない。八尾やお駅えきを出でると、竜華りゅうげ操車そうしゃ場じょう跡あとの北側きたがわに沿そい、緩ゆるやかにカーブしている。やがておおさか東ひがし線せんと接続せつぞくする久宝寺きゅうほうじ駅えきとなる。この駅えきは2面めん4線せんの橋上はしかみ駅えきで普通ふつうと快速かいそくの接続せつぞくが行おこなわれている。かつては上下じょうげ線せんが竜華りゅうげ操車そうしゃ場じょうを挟はさんでおり、上下じょうげ線せんホームはかなり離はなれていたが、竜華りゅうげ操車そうしゃ場じょう廃止はいし後ごの1997年ねんに下くだり線せんが上のぼり線せん側がわに移設いせつされた。その後ごに行おこなわれた区画くかく整理せいり事業じぎょうで操車そうしゃ場じょうや旧きゅう下くだり線せんの跡形あとかたはあまりわからなくなっている。近畿きんき自動車じどうしゃ道どうと大阪おおさか中央ちゅうおう環状かんじょう線せんを潜もぐったあたりで大阪おおさか市し平野ひらの区くに入はいり、大阪おおさか市しに入はいって加美かみ駅えきの手前てまえで、おおさか東ひがし線せんが右手みぎてに分わかれる。左手ひだりてには2009年ねんに廃止はいしされた阪和はんわ貨物かもつ線せん跡あとが見みえる。加美かみを出でて、右手みぎてから城東じょうとう貨物かもつ線せんの単線たんせんが並なみ走はしする。ここからJR貨物かもつの百済くだら貨物かもつターミナル駅えきの間あいだは貨物かもつ列車れっしゃが走はしる。城東じょうとう貨物かもつ線せんは関西本線かんさいほんせん上のぼり線せん（名古屋なごや方面ほうめん）に接続せつぞくするため、貨物かもつ列車れっしゃは上下じょうげ列車れっしゃとも関西かんさい本線ほんせんの上のぼり線せんを走行そうこうする状態じょうたいが長ながく続つづいていた。しかし2010年ねんの線路せんろ付つけ替かえ工事こうじによって、貨物かもつ線せんは分離ぶんりされた。平野川ひらのかわを渡わたると平野ひらの駅えき。平野ひらの駅えきはホーム2面めん4線せんの待避たいひ可能かのう駅えきだが、下くだり線せん（JR難波なんば方面ほうめん）の通過つうか線せんにはホームがない。平野ひらの駅えきを過すぎ、国道こくどう479号ごう（内うち環状かんじょう線せん）を乗のり越こえ、百済くだら貨物かもつターミナル駅えきを見みながら高架こうかを駆かけ上あがる。今里いまさと筋すじを乗のり越こえると東部とうぶ市場いちば前まえ駅えき。近鉄きんてつ南大阪線みなみおおさかせんの高架こうかを望のぞみながら進すすみ、高架こうかの阪和線はんわせんを潜もぐり、大阪環状線おおさかかんじょうせんが右みぎから合流ごうりゅうすると天王寺てんのうじ駅えきに到着とうちゃくする。天王寺てんのうじ駅えきは大阪環状線おおさかかんじょうせん・阪和はんわ線せんと接続せつぞくするほか、大阪おおさか市営しえい地下鉄ちかてつ御堂筋線みどうすじせんと谷町線たにまちせんそして、あびこ筋すじを挟はさんで南側みなみがわには近鉄きんてつ南大阪線みなみおおさかせんと阪堺はんかい電気でんき軌道きどう上町線うえまちせんもあり、日本にっぽん国内こくない有数ゆうすうの一大いちだいターミナルとなっている。

天王寺てんのうじ駅えきから今宮いまみや駅えきまでの間あいだは大阪環状線おおさかかんじょうせんと並行へいこうしている。天王寺てんのうじ駅えきを出でると、阪神はんしん高速こうそく14号ごう松原まつばら線せんを潜もぐり、阪堺はんかい電気でんき軌道きどう阪堺はんかい線せんと堺さかい筋すじを乗のり越こえて新しん今宮いまみや駅えきに至いたる。同どう駅えきでは関西かんさい本線ほんせんと大阪環状線おおさかかんじょうせんとを同おなじホームで乗のり換かえられるような構造こうぞうとなっているほか、南海本線なんかいほんせんや阪堺はんかい電気でんき軌道きどうとも連絡れんらくしており、JR難波なんば寄よりの階段かいだんを上あがって改札かいさつを出でればすぐに南海なんかいの改札かいさつがある。また新しん今宮いまみや駅えきの前後ぜんごには渡わたり線せんがあり、関西かんさい本線ほんせんや阪和はんわ線せんの大阪おおさか方面ほうめん直通ちょくつう列車れっしゃは同どう駅えき付近ふきんで大阪環状線おおさかかんじょうせんに転てん線せんする。次つぎの今宮いまみや駅えきも関西かんさい本線ほんせん・大阪環状線おおさかかんじょうせんともに高架こうか駅えきとなっており、関西本線かんさいほんせん下くだりホームと大阪環状線おおさかかんじょうせん外回そとまわりホームと同一どういつ平面へいめん上じょうで乗のり換かえができる。今宮いまみや駅えきを出でると右みぎにカーブしながら高架こうかから地下ちかへ下くだり、関西本線かんさいほんせん唯一ゆいいつの地下ちかトンネルである「なにわトンネル」となり、終着駅しゅうちゃくえきのJR難波なんば駅えきに至いたる。JR難波なんば駅えきはかつて「湊町みなとまち駅えき」と称しょうしていたが、関西国際空港かんさいこくさいくうこうの開港かいこうにあわせ1994年ねんに改称かいしょうされ、1996年ねんには地下ちか化かされた。駅えきは島しま式しき2面めん4線せんホームの地下ちか駅えきで、なにわ筋すじ線せん計画けいかくに対応たいおうし通過つうか駅えきとしての設計せっけい構造こうぞうとなっているほか、1番線ばんせんと4番線ばんせんの奥おくには引上線せんが設置せっちされている。なお、地下ちか化かに伴ともない全面ぜんめん的てきに改築かいちくされたこともあって、かつて長距離ちょうきょり列車れっしゃが発着はっちゃくしたころの面影おもかげはない。この駅えきでは大阪おおさか市営しえい地下鉄ちかてつ千日前線せんにちまえせんや御堂筋みどうすじ線せん・四よつ橋線ばしせん、近鉄きんてつ、阪神はんしん、南海なんかいと連絡れんらくしているが、やや離はなれている。駅えきの直上ちょくじょうは大阪おおさかシティエアターミナル (OCAT) があり、大阪国際空港おおさかこくさいくうこうや関西国際空港かんさいこくさいくうこうへのリムジンバスや各地かくちへの高速こうそくバスのターミナルとして機能きのうしている。ただ、南海なんかい難波なんば駅えきからは相当そうとうの距離きょりがあり、乗のり換かえには15分ふん以上いじょうを要ようするので、南海なんかいとの乗のり換かえはむしろ新しん今宮いまみや駅えきの方ほうが便利べんりである。なにわトンネルの地上ちじょう部ぶ（地下ちか化か以前いぜんの線路せんろ跡あと）は難波なんば塩しお草敷くさじき津つ公園こうえんと称しょうする都市とし公園こうえんとなっているほか、駅えき周辺しゅうへんはミナミの繁華はんか街がいからは少すこし外はずれているものの、超ちょう高層こうそうマンションやビルが林立りんりつするなど再さい開発かいはつが急速きゅうそくに進展しんてんしている。

運行うんこう形態けいたい

地域ちいき輸送ゆそう

現在げんざい、全ぜん区間くかんを通とおして走はしる列車れっしゃはなく、JR東海とうかいが管轄かんかつする名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ、JR西日本にしにほんの非ひ電化でんか区間くかんである亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだ、同社どうしゃの電化でんか区間くかんである加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだの3区間くかんに分わかれている。

名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ（JR東海とうかい）

詳細しょうさいは「関西かんさい線せん (名古屋なごや地区ちく)」を参照さんしょう

この区間くかんでは各駅かくえきに停車ていしゃする普通ふつう列車れっしゃ、線せん内ないのみ運転うんてんの快速かいそく、ラッシュ時じのみの区間くかん快速かいそくに加くわえ、河原田かわはらだ駅えきから伊勢いせ鉄道てつどう伊勢線いせせん・紀勢本線きせいほんせん・参宮さんぐう線せんに直通ちょくつうする快速かいそく「みえ」が運転うんてんされている。四日市よっかいち駅えき - 河原田かわはらだ駅えきではこのほかに伊勢いせ鉄道てつどうの車両しゃりょうによる伊勢いせ鉄道てつどう伊勢線いせせん直通ちょくつうの普通ふつう列車れっしゃがある。「みえ」以外いがいの列車れっしゃは昼間ひるまを中心ちゅうしんにワンマン運転うんてん（列車れっしゃ番号ばんごうの末尾まつびがGの列車れっしゃ）が行おこなわれている。かつて、快速かいそくはラッシュ時じのみに運転うんてんされていたが、2009年ねん3月がつのダイヤ改正かいせいで名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだに桑名くわなと四日市よっかいち駅えき以南いなんの各駅かくえきに停車ていしゃする快速かいそくが昼間ひるま時間じかん帯たいに新設しんせつされ、従来じゅうらいの蟹江かにえ駅えき・弥富やとみ駅えきと桑名くわな駅えき以南いなんの各駅かくえきに停車ていしゃする快速かいそくは区間くかん快速かいそくに改称かいしょうされた。また、区間くかん快速かいそくは2022年ねん3月がつ12日にちのダイヤ改正かいせいで八田はった駅えきと春田しゅんだ駅えきにも停車ていしゃするようになり、通過つうか駅えきは永和えいわ駅えきと長島ながしま駅えきのみとなった。

なお、ワンマン運転うんてんの場合ばあいにおいて無人むじん駅えき（弥富やとみ駅えき以東いとうにある集中しゅうちゅう旅客りょかくサービスシステム導入どうにゅう済ずみの無人むじん駅えきを除のぞく）あるいは日にち中ちゅう有人ゆうじん駅えき（=早朝そうちょう夜間やかんおよび日にち中ちゅうの窓口まどぐち閉鎖へいさ時間じかん帯たい）では原則げんそく車内しゃない精算せいさんを行おこなう。ただし2021年ねん2月がつ1日にち以降いこう名古屋なごや駅えき - 弥富やとみ駅えきについては全すべての駅えきに自動じどう改札かいさつ機きが設置せっちされているため車内しゃない精算せいさんを行おこなわず駅えきで収受しゅうじゅする。

亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだ（JR西日本にしにほん）

亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだは閑散かんさん区間くかんで、ワンマン運転うんてんの普通ふつう列車れっしゃのみが運転うんてんされている。使用しよう車両しゃりょうは1993年ねん8月がつ1日にちからキハ120系けい気動車きどうしゃが使用しようされており、この線区せんくで使用しようされているものは紫むらさきで塗装とそうされている。かつては奈良なら方面ほうめんなど他た区間くかんと直通ちょくつうする列車れっしゃもあったが、2001年ねん3月がつ以降いこうはすべてこの区間くかん内ないの運転うんてんとなっている。なお、ワンマン運転うんてんの場合ばあいにおける無人むじん駅えきあるいは日にち中ちゅう有人ゆうじん駅えき（=早朝そうちょう夜間やかんおよび日にち中ちゅうの窓口まどぐち閉鎖へいさ時間じかん帯たい）では原則げんそく車内しゃない精算せいさんを行おこなう。

この区間くかんは関西かんさい本線ほんせんの中なかではほかの区間くかんと比くらべて運転うんてん本数ほんすうは少すくなく、全線ぜんせん通どおしの列車れっしゃはほぼ1時じ間あいだに1本ほんの運行うんこうである。ただ伊賀いが上野うえの駅えき - 加茂かも駅えき間あいだは朝あさと夕方ゆうがたから夜間やかんにかけて区間くかん列車れっしゃの設定せっていがある（2001年ねん3月がつ2日にちまでは昼間ひるま時じも伊賀いが上野うえの駅えき - 加茂かも駅えき間あいだの区間くかん列車れっしゃの設定せっていがあった）。ただし、全ぜん駅えきで交換こうかんが可能かのうとはいえこの区間くかんは全線ぜんせん単線たんせんであるため、運転うんてん間隔かんかくは昼間ひるまの一部いちぶ時間じかん帯たいを除のぞき等間隔とうかんかくではない。このほか、柘植つげ駅えきで夜間やかん滞とどこお泊はくを行おこない翌朝よくあさ加茂かも駅えきへ折おり返かえす加茂かも駅えき - 柘植つげ駅えき間あいだの区間くかん列車れっしゃと、深夜しんやに亀山かめやま発はつ伊賀いが上野うえの行いきの区間くかん列車れっしゃ（翌朝よくあさに伊賀上野いがうえの発はつ加茂かも行いきとして運行うんこう）がそれぞれ設定せっていされている。

2001年ねん3月がつから、線路せんろ保守ほしゅ点検てんけんによる作業さぎょう時間じかんの確保かくほのため、毎年まいとし7月がつから9月がつを除のぞいて月つき1回かい土曜日どようびの昼間ひるま時間じかん帯たいの列車れっしゃが運休うんきゅうしていた（バスなどによる代行だいこう輸送ゆそうも行おこなわれなかった）が、2011年ねん3月がつ12日にちのダイヤ改正かいせい以降いこうは運休うんきゅうは取とりやめとなっている。

全ぜん列車れっしゃが加茂かも駅えきで大和やまと路線ろせんの大和やまと路ろ快速かいそくなどの快速かいそく列車れっしゃまたは普通ふつう列車れっしゃと接続せつぞくするダイヤになっている。一方いっぽうで亀山かめやま駅えきでの名古屋なごや方面かたも行いきの列車れっしゃとの接続せつぞくはある程度ていど図はかられているが、接続せつぞく時間じかんにばらつきがある。日にち中ちゅうは名古屋なごや方面ほうめんへ乗のり継つぐ場合ばあいは20分ふん程度ていどの接続せつぞく時間じかんを要ようする（加茂かも方面ほうめんへは10分ふん以内いないで接続せつぞくしている）。2009年ねん3月がつ14日にちのダイヤ改正かいせい時じには40分ふん - 50分ふん程度ていどの接続せつぞく時間じかんが発生はっせいしていたが、2012年ねん3月がつ17日にちのダイヤ改正かいせいで改善かいぜんされた。

加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ（JR西日本にしにほん）

詳細しょうさいは「大和やまと路線ろせん」を参照さんしょう

加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだは、各駅かくえきに停車ていしゃする普通ふつうと、加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだに快速かいそく、加茂かも駅えき - 大阪環状線おおさかかんじょうせん間あいだに大和やまと路ろ快速かいそく・区間くかん快速かいそくが運転うんてんされている。ほかに和歌山線わかやません・桜井さくらい線せん - JR難波なんば方面ほうめんの直通ちょくつう列車れっしゃもある。木津きづ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだには奈良なら線せん・片町線かたまちせん（学研都市線がっけんとしせん）の列車れっしゃも乗のり入いれている。また、奈良なら駅えき - 久宝寺きゅうほうじ駅えき間あいだにはおおさか東ひがし線せんに乗のり入いれる直通ちょくつう快速かいそくが、朝夕あさゆうに奈良なら駅えき - 大阪おおさか駅えき間あいだで運転うんてんされている。また、早朝そうちょうにはJR難波なんば・王寺おうじ方面ほうめんから奈良なら駅えき経由けいゆで京都きょうと行いきの直通ちょくつう列車れっしゃが運転うんてんされており（その逆ぎゃくの京都きょうと発はつ奈良なら・王寺おうじ経由けいゆのJR難波なんば行いきはない）、夕方ゆうがた以降いこうも時刻じこく表ひょうには記載きさいがないものの先述せんじゅつの区間くかんを双方向そうほうこうに直通ちょくつうする列車れっしゃが数すう本ほん運転うんてんされている。

優等ゆうとう列車れっしゃ

名古屋なごや駅えき - 河原田かわはらだ駅えき間あいだを名古屋なごや駅えき - 紀伊きい勝浦かちうら駅えき間あいだ（伊勢いせ鉄道てつどう経由けいゆ）運転うんてんの特急とっきゅう「南紀なんき」が通とおる。かつては河原田かわはらだ駅えき - 湊町みなとまち駅えき（現在げんざいのJR難波なんば駅えき）間あいだにも東京とうきょう駅えき - 湊町みなとまち駅えき・和歌山わかやま市し駅えき間あいだの夜行やこう急行きゅうこう「大和やまと」を始はじめ、名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき・南紀なんき方面ほうめんや京都きょうと駅えき - 伊勢方いせがた面めんなどを結むすぶ多数たすうの優等ゆうとう列車れっしゃが運行うんこうされていた。1965年ねん3月がつ1日にちから1967年ねん10月がつ1日にちのダイヤ改正かいせいまでの短期間たんきかんだが、関西本線かんさいほんせん名古屋なごや駅えき - 八尾やお駅えき間あいだを経由けいゆする特急とっきゅう「あすか」が設定せっていされていたこともある。しかし2006年ねん3月がつ18日にちのダイヤ改正かいせいで急行きゅうこう「かすが」が廃止はいしされたのを最後さいごに（廃止はいし時じの運転うんてん区間くかんは名古屋なごや駅えき - 奈良なら駅えき間あいだ）、事実じじつ上じょう大阪環状線おおさかかんじょうせんと重複じゅうふくしている天王寺てんのうじ駅えき - 今宮いまみや駅えき間あいだを除のぞき、河原田かわはらだ駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだで定期ていき運転うんてんの特急とっきゅう・急行きゅうこう列車れっしゃは設定せっていされていなかった。

急行きゅうこう「かすが」廃止はいし以降いこうの臨時りんじ列車れっしゃは、2010年ねん4月がつ - 6月の土ど・日曜日にちようびに運転うんてんされた臨時りんじ特急とっきゅう「まほろば」があり、新大阪しんおおさか駅えき発はつで天王寺てんのうじ駅えきから関西本線かんさいほんせんに乗のり入いれて奈良なら駅えきまで運転うんてんされていた（関西本線かんさいほんせん内ないは途中とちゅう、王寺おうじ駅えき・法隆寺ほうりゅうじ駅えきに停車ていしゃ）。また、おおさか東ひがし線せんの全通ぜんつう後ごの2019年ねん11月2日にちより同名どうめいの列車れっしゃが指定してい日びに運転うんてんされており、大阪おおさか駅えき（2022年ねんまでは新大阪しんおおさか駅えき）からおおさか東ひがし線せんを経由けいゆし久宝寺きゅうほうじ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだで関西かんさい本線ほんせんに乗のり入いれている（設定せってい当初とうしょはノンストップであったが、2023年ねん10月がつ-12月の運転うんてんでは途中とちゅう、新大阪しんおおさか駅えき・法隆寺ほうりゅうじ駅えきに停車ていしゃ）。

2024年ねん3月がつ16日にちのダイヤ改正かいせいより、平日へいじつの朝夕あさゆうに新大阪しんおおさか駅えき - 奈良なら駅えき間あいだ（天王寺てんのうじ経由けいゆ）で通勤つうきん特急とっきゅう「らくラクやまと」が1往復おうふく運行うんこうされている。

貨物かもつ列車れっしゃ

貨物かもつ列車れっしゃは、名古屋なごや駅えき - 南みなみ四日市よっかいち駅えき間あいだおよび貨物かもつ支線しせんの四日市よっかいち駅えき - 塩浜しおはま駅えき間あいだ、平野ひらの駅えき - 百済くだら貨物かもつターミナル駅えき間あいだで運行うんこうされている。そのうち平野ひらの駅えき - 百済くだら貨物かもつターミナル駅えき間あいだで運行うんこうされているものは「城東じょうとう貨物かもつ線せん」を参照さんしょう。

コンテナ車しゃのみで編成へんせいされた高速こうそく貨物かもつ列車れっしゃは名古屋貨物なごやかもつターミナル駅えき - 四日市よっかいち駅えき間あいだで1日にち3往復おうふく運行うんこうされているほか、石油せきゆ輸送ゆそうタンク車しゃを牽引けんいんする専用せんよう貨物かもつ列車れっしゃが運転うんてんされる。また四日市よっかいち駅えき・塩浜しおはま駅えき - 稲沢いなざわ駅えき（ - 南松本みなみまつもと駅えき）間あいだにはタキ1000形かたち貨車かしゃのみで編成へんせいされた高速こうそく貨物かもつ列車れっしゃが運行うんこうされている。三さん岐鉄道てつどう三岐線さんぎせん - 富田とみた駅えき - 四日市よっかいち駅えき間あいだでは日本にっぽん全国ぜんこくで唯一ゆいいつのセメント輸送ゆそうが行おこなわれている。このほか、かつては化学かがく薬品やくひん輸送ゆそうタンク車しゃを牽引けんいんする専用せんよう貨物かもつ列車れっしゃや四日市よっかいち駅えき - 塩浜しおはま駅えき・南みなみ四日市よっかいち駅えき間あいだと稲沢いなざわ駅えきから伊勢いせ鉄道てつどう伊勢線いせせん経由けいゆで紀勢本線きせいほんせん鵜殿うどの駅えきまでのコンテナ列車れっしゃの運行うんこうもあり、鵜殿うどの駅えきまでのコンテナ列車れっしゃについては末期まっきは1日にち1往復おうふくが設定せっていされていた。

牽引けんいん機きはDF200形かたちディーゼル機関きかん車しゃである。直通ちょくつう先さきに四日市よっかいち駅えき - 塩浜しおはま駅えき間あいだの貨物かもつ支線しせんといった電化でんかされていない路線ろせんがあるため、電気でんき機関きかん車しゃは使用しようされない。

使用しよう車両しゃりょう

名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだの詳細しょうさいについては「関西かんさい線せん (名古屋なごや地区ちく)#車両しゃりょう」を、加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだの詳細しょうさいについては「大和やまと路線ろせん#使用しよう車両しゃりょう」を、阪和はんわ線せんに直通ちょくつうする列車れっしゃについては「阪和はんわ線せん#使用しよう車両しゃりょう」を参照さんしょう

関西本線かんさいほんせん内ないで使用しようされている車両しゃりょうの定期ていき運用うんよう区間くかんは以下いかの通とおり。

現在げんざいの車両しゃりょう

• JR東海とうかい
  • 電車でんしゃ
    • 313系けい：名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ
    • 315系けい：名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ
  • 気動車きどうしゃ
    • キハ75形かたち：名古屋なごや駅えき - 河原田かわはらだ駅えき間あいだで快速かいそく「みえ」（過去かこには名古屋なごや駅えき - 奈良なら駅えき間あいだの急行きゅうこう「かすが」にも充当じゅうとうされていた）
    • HC85系けい：名古屋なごや駅えき - 河原田かわはらだ駅えき間あいだで特急とっきゅう「南紀なんき」
• 伊勢いせ鉄道てつどう
  • 気動車きどうしゃ
    • イセIII型がた：四日市よっかいち駅えき - 河原田かわはらだ駅えき間あいだ
• JR西日本にしにほん
  • 気動車きどうしゃ
    • キハ120形かたち：亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだ（過去かこには最大さいだい1日にち2往復おうふくが奈良なら駅えきまで乗のり入いれていた）
  • 電車でんしゃ
    • 201系けい：奈良なら駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ
    • 205系けい：木津きづ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだ
    • 207系けい：木津きづ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだ
    • 321系けい：木津きづ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだ
    • 221系けい：加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ
    • 287系けい：奈良なら駅えき - 今宮いまみや駅えき間あいだで特急とっきゅう「らくラクやまと」
• JR貨物かもつ
  • 電気でんき機関きかん車しゃ
    • EF65形かたち：平野ひらの駅えき - 百済くだら貨物かもつターミナル駅えき間あいだ
    • EF66形かたち：平野ひらの駅えき - 百済くだら貨物かもつターミナル駅えき間あいだ
    • EF210形かたち：平野ひらの駅えき - 百済くだら貨物かもつターミナル駅えき間あいだ
    • EF510形かたち：平野ひらの駅えき - 百済くだら貨物かもつターミナル駅えき間あいだ
  • ディーゼル機関きかん車しゃ
    • DE10形かたち：名古屋なごや駅えき - 四日市よっかいち駅えき間あいだ
    • DF200形かたち：名古屋なごや駅えき - 四日市よっかいち駅えき・塩浜しおはま駅えき間あいだ
  • 貨車かしゃ
    • コキ100系けいコンテナ貨車かしゃ：名古屋なごや駅えき - 四日市よっかいち駅えき間あいだ、平野ひらの駅えき - 百済くだら貨物かもつターミナル駅えき間あいだ
    • コキ200形かたちコンテナ貨車かしゃ：名古屋なごや駅えき - 四日市よっかいち駅えき間あいだ

• 
  JR東海とうかいキハ75形かたち
• 
  JR西日本にしにほんキハ120形かたち
• 
  JR西日本にしにほん201系けい

過去かこの車両しゃりょう

JR西日本にしにほん113系けい関西かんさい本線ほんせん色しょく

JR東海とうかい165系けい

JR東海とうかいキハ85形かたち

過去かこに使用しようされていた車両しゃりょうの運用うんよう区間くかんは以下いかの通とおり（駅名えきめいおよび車両しゃりょう形式けいしきは運行うんこう当時とうじのもの。湊町みなとまち駅えきは現在げんざいのJR難波なんば駅えき）。

気動車きどうしゃ

• キハ17形かたち：名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだ
• キハ35系けい：名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだ
• キロハ18形かたち：名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだで準急じゅんきゅう
• キハ50形かたち：名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだで準急じゅんきゅう
• キハ51形かたち：名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだで準急じゅんきゅう「かすが」
• キハ55系けい：名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだで準急じゅんきゅう「かすが」など
• キハ58系けい：名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだで急行きゅうこうなど。JR移行いこう後ごは名古屋なごや駅えき - 奈良なら駅えき間あいだの急行きゅうこう「かすが」、亀山かめやま駅えき - 奈良なら駅えき間あいだの普通ふつう
• キハ65形かたち：名古屋なごや駅えき - 奈良なら駅えき間あいだで急行きゅうこう「かすが」
• キハ81系けい：名古屋なごや駅えき - 河原田かわはらだ駅えき間あいだで特急とっきゅう「くろしお」
• キハ82系けい：名古屋なごや駅えき - 久宝寺きゅうほうじ駅えき - 杉本町すぎもとちょう駅えき間あいだで特急とっきゅう「あすか」および、名古屋なごや駅えき - 河原田かわはらだ駅えき間あいだで特急とっきゅう「くろしお」、のちに特急とっきゅう「南紀なんき」
• キハ85系けい：名古屋なごや駅えき - 河原田かわはらだ駅えき間あいだで特急とっきゅう「南紀なんき」
• 伊勢いせ鉄道てつどうイセI型がた：四日市よっかいち駅えき - 河原田かわはらだ駅えき間あいだ
• 伊勢いせ鉄道てつどうイセII型がた：四日市よっかいち駅えき - 河原田かわはらだ駅えき間あいだ

電車でんしゃ

• 101系けい：奈良なら駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだ
• 103系けい：名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ、加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ
• 113系けい：名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ、加茂かも駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだ
• 165系けい：名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ
• 211系けい：名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ
• 213系けい：名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ
• 223系けい：天王寺てんのうじ駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだで関空かんくう快速かいそく、奈良なら駅えき - 久宝寺きゅうほうじ駅えき間あいだで直通ちょくつう快速かいそく
• 381系けい：加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだの「やまとじライナー」

ディーゼル機関きかん車しゃ

• DD51形かたち：名古屋なごや駅えき - 四日市よっかいち駅えき・塩浜しおはま駅えき間あいだ

客車きゃくしゃ

• スハ32系けい - マロネフ29、オロ35など：名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだで急行きゅうこう「大和やまと」、名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだで急行きゅうこう「伊勢いせ」
• オハ35系けい - スロハ32、スハニ32など：名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだで準急じゅんきゅう・急行きゅうこう「大和やまと」
• スハ43系けい - スハ43、スロ53、スロ54、オハ46など：名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだで準急じゅんきゅう・急行きゅうこう「大和やまと」、名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだで急行きゅうこう「紀伊きい」「伊勢いせ」
• 10系けい：名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだで急行きゅうこう「大和やまと」「紀伊きい」と名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだの急行きゅうこう「伊勢いせ」「那智なち」
• 14系けい：名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだで寝台しんだい特急とっきゅう「紀伊きい」

貨車かしゃ

• コキ50000形かたちコンテナ貨車かしゃ：名古屋なごや駅えき - 南みなみ四日市よっかいち駅えき間あいだ、平野ひらの駅えき - 百済くだら貨物かもつターミナル駅えき間あいだ

利用りよう状じょう況きょう

平均へいきん通過つうか人員じんいん・旅客りょかく運輸うんゆ収入しゅうにゅう

各かく年度ねんどの平均へいきん通過つうか人員じんいん、旅客りょかく運輸うんゆ収入しゅうにゅうは以下いかのとおりである。なお、JR難波なんば駅えきは1994年ねん（平成へいせい6年ねん）9月がつ3日にちまで湊町みなとまち駅えき。

年度ねんど	平均へいきん通過つうか人員じんいん（人ひと/日にち）				旅客りょかく運輸うんゆ収入しゅうにゅう（百ひゃく万まん円えん）		出典しゅってん
	JR東海とうかい区間くかん （名古屋なごや - 亀山かめやま）	JR西日本にしにほん区間くかん（亀山かめやま - JR難波なんば）			JR東海とうかい区間くかん （名古屋なごや - 亀山かめやま）	JR西日本にしにほん区間くかん （亀山かめやま - JR難波なんば）
		亀山かめやま - 加茂かも	加茂かも - 王寺おうじ	王寺おうじ - JR難波なんば
1987年度ねんど（昭和しょうわ62年度ねんど）		29,541
2012年度ねんど（平成へいせい24年度ねんど）	13,579
2013年度ねんど（平成へいせい25年度ねんど）	14,037	33,327				13,008
		1,337	69,464
2014年度ねんど（平成へいせい26年度ねんど）	13,701	32,779				13,078
		1,265	68,377
2015年度ねんど（平成へいせい27年度ねんど）	13,789	33,044				13,133
		1,267	68,941
2016年度ねんど（平成へいせい28年度ねんど）	13,983	33,032				13,125
		1,257	68,925
2017年度ねんど（平成へいせい29年度ねんど）	14,290	33,030				13,138
		1,162	69,030
2018年度ねんど（平成へいせい30年度ねんど）	14,249	32,788				12,972
		1,101	68,582
2019年度ねんど（令れい和わ元もと年度ねんど）	14,252	32,529				12,871
		1,090	68,043
2020年度ねんど（令れい和わ02年度ねんど）	9,560	24,724				9,018
		722	20,776	86,298
2021年度ねんど（令れい和わ03年度ねんど）	10,257	25,218				9,519
		766	21,764	87,314
2022年度ねんど（令れい和わ04年度ねんど）		27,218				10,702
		864	23,788	93,818
2023年度ねんど（令れい和わ05年度ねんど）		28,691
		942	25,700	98,130

収支しゅうし・営業えいぎょう系けい数すう

2019年度ねんど（令れい和わ元もと年度ねんど）の平均へいきん通過つうか人員じんいんが2,000人にん/日にち未満みまんの線区せんく（亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだ）における各かく3か年ねん平均へいきんの収支しゅうし（運輸うんゆ収入しゅうにゅう、営業えいぎょう費用ひよう、営業えいぎょう損益そんえき）、営業えいぎょう係数けいすう、収支しゅうし率りつは以下いかのとおりである。▲はマイナスを意味いみする。

亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだ

年度ねんど	収支しゅうし（億おく円えん）			営業えいぎょう 係数けいすう （円えん）	収支しゅうし率りつ	出典しゅってん
	運輸うんゆ 収入しゅうにゅう	営業えいぎょう 費用ひよう	営業えいぎょう 損益そんえき
2017 - 2019年度ねんど（平成へいせい29 - 令れい和わ元もと年度ねんど）平均へいきん	2.5	17.1	▲14.6	685	14.6%
2018 - 2020年度ねんど（平成へいせい30 - 令れい和わ2年度ねんど）平均へいきん	2.1	17.8	▲15.7	843	11.9%
2019 - 2021年度ねんど（令れい和わ元もと - 3年度ねんど）平均へいきん	1.8	18.0	▲16.2	990	10.1%
2020 - 2022年度ねんど（令れい和わ2 - 4年度ねんど）平均へいきん	1.7	17.5	▲15.8	1,046	9.6%

歴史れきし

関西かんさい鉄道てつどうが有ゆうした路線ろせん網もう（1907年ねん）

関西かんさい本線ほんせんの優等ゆうとう列車れっしゃの沿革えんかくのうち、名めい阪ばん間あいだの優等ゆうとう列車れっしゃについては「かすが (列車れっしゃ)#関西かんさい本線ほんせん経由けいゆ優等ゆうとう列車れっしゃ沿革えんかく」を、伊勢いせ方面ほうめんの優等ゆうとう列車れっしゃについては「南紀なんき (列車れっしゃ)」を、近鉄きんてつとの競合きょうごう関係かんけいについては「近鉄きんてつ特急とっきゅう史し#近鉄きんてつ線せんと並行へいこうする国鉄こくてつ・JR線せんの優等ゆうとう列車れっしゃ」を参照さんしょう

名古屋なごや駅えき - 木津きづ駅えき間あいだは関西かんさい鉄道てつどうにより開業かいぎょうした。名古屋なごや駅えき - 柘植つげ駅えき間あいだを1895年ねんに開通かいつうさせた後のち、柘植つげ駅えき - 大仏だいぶつ駅えき（後のちに廃止はいし）間あいだを1898年ねんに開通かいつうさせて名古屋なごや駅えき - 奈良なら駅えき間あいだを結むすんだ。同年どうねん中ちゅうには加茂かも駅えき - 新しん木津きづ駅えき（後のちに廃止はいし）間あいだを開通かいつうさせて、前年ぜんねんに買収ばいしゅうした浪速なにわ鉄道てつどうの路線ろせんを経由けいゆして、大阪おおさかの網島あみじま駅えき（1898年ねん - 1913年ねんの間あいだ、現在げんざいの京橋きょうばし駅えき近ちかくにあったターミナル駅えき） - 四条畷しじょうなわて駅えき - 名古屋なごや駅えき間あいだに直通ちょくつう列車れっしゃを走はしらせた。

奈良なら駅えき - 湊町みなとまち駅えき（現在げんざいのJR難波なんば駅えき）間あいだは大阪おおさか鉄道てつどうにより1892年ねんに、木津きづ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだは奈良なら鉄道てつどうにより1896年ねんに開通かいつうしている。関西かんさい鉄道てつどうは大仏だいぶつ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだを開通かいつうさせた後のち、1900年ねんに大阪おおさか鉄道てつどうを買収ばいしゅうして名めい阪ばん間あいだの本線ほんせんを大仏だいぶつ経由けいゆに変更へんこうした。その後ご、奈良なら鉄道てつどうを買収ばいしゅうし、1907年ねんには勾配こうばい区間くかんを抱かかえていた加茂かも駅えき - 大仏だいぶつ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだを廃止はいしして本線ほんせんを木津きづ駅えき経由けいゆに変更へんこう、現在げんざいのルートが完成かんせいした（このときに加茂かも駅えき - 新しん木津きづ駅えき間あいだの路線ろせんも廃止はいし）。

その後ご、関西かんさい鉄道てつどうは名めい阪ばん間あいだで官設かんせつ鉄道てつどう（東海道本線とうかいどうほんせん）と激はげしい競争きょうそうを繰くり広ひろげ、関西かんさい鉄道てつどうは官営かんえい鉄道てつどうより20分ふん所要しょよう時間じかんの差さをつけ、さらには記念きねん品ひんを配くばったり運賃うんちんを5割引わりびきにしたりと派手はでな誘さそえ客きゃく作戦さくせんを実施じっしした。この誘さそえ客きゃく合戦かっせんは日にち露ろ戦争せんそうに突入とつにゅうした1904年ねんに一旦いったん終息しゅうそくし、鉄道てつどう国有こくゆう法ほうにより1907年ねんに関西かんさい鉄道てつどうが国有こくゆう化かされたことで終おわりを告つげた（詳細しょうさいは「関西かんさい鉄道てつどう」を参照さんしょう）。

国有こくゆう化か後ごはロろーカル線かるせん化かしていたが、大正たいしょう時代じだいに入はいって大阪おおさか電気でんき軌道きどう、参宮さんぐう急行きゅうこう電鉄でんてつ（現在げんざいの近畿日本鉄道きんきにほんてつどう）などの私鉄してつが並行へいこうして路線ろせん網もうを伸のばしてくると、輸送ゆそう量りょうが逼迫ひっぱくしていた東海道とうかいどう本線ほんせんに代かわり、これらの私鉄してつ路線ろせんに対抗たいこうする路線ろせんとして注目ちゅうもくされ、近鉄きんてつに先さきんじて名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだに快速かいそく列車れっしゃが設定せっていされた。1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）12月1日にちのダイヤ改正かいせいでは名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだに朝夕あさゆう2往復おうふくの準急じゅんきゅう列車れっしゃが設定せっていされ、所要しょよう時間じかんは約やく3時じ間あいだに短縮たんしゅくされた。

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ごは準急じゅんきゅう列車れっしゃとして復活ふっかつし（後ごの「かすが」）、全国ぜんこくに先駆さきがけて気動車きどうしゃ化かされてスピードアップが図はかられるが、東海道とうかいどう本線ほんせんが全線ぜんせん電化でんかされ、近鉄きんてつもスピードアップや軌間きかん統一とういつを実施じっしし、さらには東海道新幹線とうかいどうしんかんせんの開業かいぎょうや名神めいしん高速こうそく道路どうろ・名めい阪ばん国道こくどうの開通かいつうによって、関西本線かんさいほんせんは名めい阪ばん間あいだ輸送ゆそうの第だい一線いっせんから退しりぞくことを余儀よぎなくされる（「かすが」も参照さんしょう）。

長ながらく全線ぜんせんで近代きんだい化かが遅おくれていたが、1973年ねんに奈良なら駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだ、1982年ねんに名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだが電化でんかされ、近郊きんこう路線ろせんとしての性格せいかくを強つよめていく。JR発足ほっそく後ご、加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだはアーバンネットワークの一環いっかんとして輸送ゆそうの改善かいぜんが図はかられ、またJR東海とうかいも快速かいそく「みえ」を設定せっていするなどして輸送ゆそうの改善かいぜんを図はかっている。

年表ねんぴょう

大阪おおさか鉄道てつどう（奈良なら駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだ、現在げんざいの奈良なら駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ）

• 1888年ねん（明治めいじ21年ねん）3月1日にち：大阪おおさか鉄道てつどうに免許めんきょ交付こうふ。
• 1889年ねん（明治めいじ22年ねん）5月14日にち：大阪おおさか鉄道てつどう 湊町みなとまち駅えき - 柏原かしわばら駅えき間あいだ（10M10C≒16.29km）が開業かいぎょう。湊町みなとまち駅えき（現在げんざいのJR難波なんば駅えき）・天王寺てんのうじ駅えき・平野ひらの駅えき・八尾やお駅えき・柏原かしわばら駅えきが開業かいぎょう。
• 1890年ねん（明治めいじ23年ねん）
  • 9月11日にち：柏原かしわばら駅えき - 亀かめ瀬せ仮かり停車場ていしゃじょう間あいだ（3M58C≒5.99km）が延伸えんしん開業かいぎょう。亀かめ瀬せ仮かり停車場ていしゃじょうが開業かいぎょう。
  • 12月27日にち：奈良なら駅えき - 王寺おうじ間あいだ（9M44C≒15.37km）が開業かいぎょう。奈良なら駅えき・郡山こおりやま駅えき・法隆寺ほうりゅうじ駅えき・王寺おうじ駅えきが開業かいぎょう。
• 1891年ねん（明治めいじ24年ねん）2月がつ8日にち：王寺おうじ駅えき - 稲葉山いなばやま仮かり停車場ていしゃじょう間あいだ（1M30C≒2.21km）が延伸えんしん開業かいぎょう。稲葉山いなばやま仮かり停車場ていしゃじょうが開業かいぎょう。稲葉山いなばやま仮かり停車ていしゃ場じょう - 亀かめ瀬せ仮かり停車場ていしゃじょう間あいだは人力車じんりきしゃ連絡れんらく。
• 1892年ねん（明治めいじ25年ねん）2月がつ2日にち：亀かめ瀬せ仮かり停車ていしゃ場じょう - 稲葉山いなばやま仮かり停車場ていしゃじょう間あいだ（64C≒1.29km）が延伸えんしん開業かいぎょうし、湊町みなとまち駅えき - 奈良なら駅えき間あいだが全通ぜんつう。稲葉山いなばやま仮かり停車ていしゃ場じょう・亀かめ瀬せ仮かり停車場ていしゃじょうが廃止はいし。
• 1894年ねん（明治めいじ27年ねん）1月がつ29日にち：全線ぜんせんで3C（≒0.06km）短縮たんしゅく。
• 1899年ねん（明治めいじ32年ねん）
  • 2月がつ28日にち：全線ぜんせんで7C（≒0.14km）短縮たんしゅく。
  • 3月1日にち：今宮いまみや駅えきが開業かいぎょう。
• 1900年ねん（明治めいじ33年ねん）
  • 4月がつ23日にち：関西かんさい鉄道てつどうへの路線ろせんの譲渡じょうとの契約けいやくが成立せいりつ。
  • 6月6日にち：大阪おおさか鉄道てつどうが関西かんさい鉄道てつどうに路線ろせんを譲渡じょうと。

奈良なら鉄道てつどう（木津きづ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだ）

• 1896年ねん（明治めいじ29年ねん）4月がつ18日にち：奈良なら鉄道てつどう 木津きづ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだ（4M32C≒7.08km）が延伸えんしん開業かいぎょうし、京都きょうと駅えき - 奈良なら駅えき間あいだが全通ぜんつう。
• 1902年ねん（明治めいじ35年ねん）11月12日にち：営業えいぎょう距離きょりの単位たんいをマイル・チェーンからマイルのみに簡略かんりゃく化か（4M32C→4.4M）。
• 1905年ねん（明治めいじ38年ねん）2月がつ7日にち：奈良なら鉄道てつどうが関西かんさい鉄道てつどうに路線ろせんを譲渡じょうと。

関西かんさい鉄道てつどう

関西かんさい鉄道てつどう時代じだいの柘植つげ駅えき・1898年ねん(明治めいじ31年ねん)発行はっこう「関西かんさい参宮さんぐう鉄道てつどう案内あんない記き」掲載けいさい写真しゃしんと同一どういつ

大正たいしょう初期しょきの亀山かめやま駅えき駅舎えきしゃ

木津川きづがわ市しに残のこる遺構いこう・梶かじヶ谷たに隧道すいどう

• 1888年ねん（明治めいじ21年ねん）3月がつ1日にち：関西かんさい鉄道てつどうに免許めんきょ交付こうふ。
• 1890年ねん（明治めいじ23年ねん）
  • 2月がつ19日にち：関西かんさい鉄道てつどう 三雲みくも駅えき - 柘植つげ駅えき間あいだの開業かいぎょうにより、柘植つげ駅えきが開業かいぎょう。
  • 12月25日にち：柘植つげ駅えき - 四日市よっかいち駅えき間あいだ（26M50C≒42.85km）が延伸えんしん開業かいぎょう。関せき駅えき・亀山かめやま駅えき・河原田かわはらだ駅えき・四日市よっかいち駅えきが開業かいぎょう。四日市よっかいち駅えきでは、日本郵船にっぽんゆうせんの航路こうろに接続せつぞくした。
• 1892年ねん（明治めいじ25年ねん）2月がつ6日にち：高宮たかみや駅えき（現在げんざいの加佐登かさど駅えき）が開業かいぎょう。
• 1893年ねん（明治めいじ26年ねん）6月15日にち：桑名くわな駅えき - 名古屋なごや駅えき間あいだの免許めんきょ取得しゅとく。
• 1894年ねん（明治めいじ27年ねん）7月がつ5日にち：四日市よっかいち駅えき - 桑名くわな仮かり停車場ていしゃじょう間あいだ（7M30C≒11.87km）が延伸えんしん開業かいぎょう。富田とみた駅えき・桑名くわな仮かり停車場ていしゃじょうが開業かいぎょう。
• 1895年ねん（明治めいじ28年ねん）
  • 1月がつ28日にち：柘植つげ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだの免許めんきょ取得しゅとく。
  • 5月24日にち：名古屋なごや駅えき - 前ぜんヶ須駅間あいだ（10M21C≒16.52km）、桑名くわな仮かり駅えき - 桑名くわな駅えき間あいだ（64C≒1.29km）が開業かいぎょう。蟹江かにえ駅えき・前ぜんヶ須駅（現在げんざいの弥富やとみ駅えき）・桑名くわな駅えきが開業かいぎょう。桑名くわな仮かり停車場ていしゃじょうが廃止はいし。
  • 11月7日にち：弥富やとみ駅えき - 桑名くわな駅えき間あいだ（4M53C≒7.50km）が延伸えんしん開業かいぎょうし、名古屋なごや駅えき - 草津くさつ駅えき間あいだが全通ぜんつう。前ぜんヶ須駅が弥富やとみ駅えきに改称かいしょう。
• 1896年ねん（明治めいじ29年ねん）
  • 7月がつ3日にち：名古屋なごや駅えき - 蟹江かにえ駅えき間あいだに愛知あいち駅えきが開業かいぎょう。
  • 9月21日にち：加太かだ駅えきが開業かいぎょう。
• 1897年ねん（明治めいじ30年ねん）
  • 1月がつ15日にち：支線しせんとして柘植つげ駅えき - 上野うえの駅えき間あいだ（9M8C≒14.65km）が開業かいぎょう。佐那具さなぐ駅えき・上野うえの駅えき（現在げんざいの伊賀いが上野うえの駅えき）が開業かいぎょう。
  • 11月11日にち：支線しせん 上野うえの駅えき - 加茂かも駅えき間あいだ（16M26C≒26.27km）が延伸えんしん開業かいぎょう。島ケ原しまがはら駅えき・大河原おおがわら駅えき・笠置かさぎ駅えき・加茂かも駅えきが開業かいぎょう。
• 1898年ねん（明治めいじ31年ねん）
  • 4月がつ19日にち：支線しせん 加茂かも駅えき - 大仏だいぶつ駅えき間あいだ（5M35C≒8.75km）が開業かいぎょうし、名古屋なごや駅えき - 加茂かも駅えき間あいだが本線ほんせんに、柘植つげ駅えき - 草津くさつ駅えき間あいだが支線しせんに変更へんこう。大仏だいぶつ駅えきが開業かいぎょう。
  • 11月18日にち：加茂かも駅えき - 新しん木津きづ駅えき間あいだが延伸えんしん開業かいぎょうし、網島あみじま方面ほうめんへの路線ろせん（のちの片町線かたまちせん）に接続せつぞく。名古屋なごや駅えき - 網島あみじま駅えき間あいだが全通ぜんつうし、直通ちょくつう列車れっしゃが運転うんてん開始かいし。
• 1899年ねん（明治めいじ32年ねん）
  • 5月21日にち：支線しせん 大仏だいぶつ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだ（57C≒1.15km）が延伸えんしん開業かいぎょうし、名古屋なごや駅えき - 奈良なら駅えき間あいだが全通ぜんつう。
  • 10月23日にち：加茂かも駅えき - 奈良なら駅えき間あいだが11C（≒0.22km）延長えんちょう。
  • 11月11日にち：長島ながしま駅えきが開業かいぎょう。
• 1900年ねん（明治めいじ33年ねん）
  • 6月6日にち：大阪おおさか鉄道てつどうが関西かんさい鉄道てつどうに路線ろせんを譲渡じょうと。名古屋なごや駅えき - 大仏だいぶつ駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだが本線ほんせんに、加茂かも駅えき - 網島あみじま駅えき間あいだが支線しせんに変更へんこう。
  • 9月1日にち：列車れっしゃ運行うんこう上じょうの本線ほんせんが名古屋なごや駅えき - 大仏だいぶつ駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだに変更へんこう。
• 1901年ねん（明治めいじ34年ねん）
  • 1月がつ25日にち：全線ぜんせんで4C（≒0.08km）短縮たんしゅく。
  • 10月12日にち：営業えいぎょう距離きょりの単位たんいをマイル・チェーンからマイルのみに簡略かんりゃく化か（名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだ 106M67C→106.8M）。
• 1903年ねん（明治めいじ36年ねん）
  • 1月がつ29日にち：天王寺てんのうじ駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
  • 2月がつ1日にち：高宮たかみや駅えきが加佐登かさど駅えきに改称かいしょう。
  • 3月1日にち：第だい五ご回かい内国ないこく勧業かんぎょう博覧はくらん会かい開催かいさいにあわせ、支線しせん 天王寺てんのうじ駅えき - 博覧はくらん会かい駅えき間あいだが開業かいぎょう。博覧はくらん会かい駅えきが開業かいぎょう。天王寺てんのうじ駅えき - 今宮いまみや駅えき間あいだにも博覧はくらん会かい付属ふぞく乗降じょうこう場じょうが開設かいせつ。
  • 11月1日にち：支線しせん 天王寺てんのうじ駅えき - 博覧はくらん会かい駅えき間あいだが廃止はいし。博覧はくらん会かい駅えき・博覧はくらん会かい付属ふぞく乗降じょうこう場じょうが廃止はいし。
• 1905年ねん（明治めいじ38年ねん）2月がつ7日にち：奈良なら鉄道てつどうが関西かんさい鉄道てつどうに路線ろせんを譲渡じょうと。
• 1907年ねん（明治めいじ40年ねん）
  • 7月がつ1日にち：富田とみた浜はま仮かり停車場ていしゃじょうが開業かいぎょう（夏期かきのみ営業えいぎょう）。
  • 8月がつ21日にち：加茂かも駅えき - 木津きづ駅えき間あいだ（マイル設定せっていなし）が開業かいぎょう。加茂かも駅えき - 大仏だいぶつ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだ、加茂かも駅えき - 新しん木津きづ駅えき間あいだが使用しよう停止ていし。大仏だいぶつ駅えきが使用しよう停止ていし。

国有こくゆう化か以後いご

1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）の加佐登かさど駅えき

1946年ねん（昭和しょうわ21年ねん）頃ごろの久宝寺きゅうほうじ駅えき

南山城みなみやましろ水害すいがいで駅舎えきしゃが流出りゅうしゅつし構内こうないが埋うずもれた大河原おおがわら駅えき（1953年ねん8月がつ15日にち）

関せき駅えき - 加太かだ駅えき間あいだで列車れっしゃが水没すいぼつ（1956年ねん9月がつ27日にち）

• 1907年ねん（明治めいじ40年ねん）
  • 10月1日にち：関西かんさい鉄道てつどうが国有こくゆう化か。
  • 11月1日にち：加茂かも駅えき - 木津きづ駅えき間あいだマイル設定せってい（3.7M≒5.95km）。加茂かも駅えき - 大仏だいぶつ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだ（6.1M≒9.82km）、加茂かも駅えき - 新しん木津きづ駅えき間あいだが正式せいしきに廃止はいし。
• 1908年ねん（明治めいじ41年ねん）
  • 3月30日にち：柏原かしわばら駅えき - 天王寺てんのうじ駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
  • 10月7日にち：郡山こおりやま駅えき - 法隆寺ほうりゅうじ駅えき間あいだに安堵あんど信号しんごう所しょが開設かいせつ。
  • 11月5日にち：安堵あんど信号しんごう所しょが廃止はいし。
• 1909年ねん（明治めいじ42年ねん）
  • 4月がつ1日にち：志紀しき駅えき・加美かみ駅えき・百済くだら駅えき（初代しょだい）が開ひらけ業ごう。柏原かしわばら駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだにて、鉄道てつどう院いんで初はじめて蒸ふけ気動車きどうしゃ運行うんこうを開始かいししたことに伴ともなう新設しんせつ駅えきで、当初とうしょは蒸ふけ気動車きどうしゃによる区間くかん列車れっしゃのみの客扱きゃくあつかい駅えきであった。
  • 6月1日にち：愛知あいち駅えきが廃止はいしされ名古屋なごや駅えきに統合とうごう。
  • 10月12日にち：国有こくゆう鉄道てつどう線路せんろ名称めいしょう制定せいていにより、名古屋なごや駅えき - 奈良なら駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだが関西本線かんさいほんせんとなる。
• 1910年ねん（明治めいじ43年ねん）12月1日にち：久宝寺きゅうほうじ駅えきが開業かいぎょう。
• 1911年ねん（明治めいじ44年ねん）11月5日にち：王寺おうじ駅えき - 柏原かしわばら駅えき間あいだに青谷あおや信号しんごう所しょが開設かいせつ。
• 1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）3月がつ20日はつか：木津きづ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
• 1915年ねん（大正たいしょう4年ねん）
  • 2月がつ13日にち：木津きづ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだに佐紀さき仮かり信号しんごう所しょが開設かいせつ。
  • 6月7日にち：佐紀さき仮かり信号しんごう所しょが廃止はいし。
• 1916年ねん（大正たいしょう5年ねん）9月がつ11日にち：上野うえの駅えきが伊賀いが上野うえの駅えきに改称かいしょう。
• 1918年ねん（大正たいしょう7年ねん）7月がつ15日にち：名古屋なごや駅えき - 蟹江かにえ駅えき間あいだに八田はった信号しんごう所しょが開設かいせつ。
• 1920年ねん（大正たいしょう9年ねん）
  • 8月がつ25日にち：大和やまと小泉こいずみ駅えきが開業かいぎょう。
  • 12月21日にち：貨物かもつ支線しせん 四日市よっかいち駅えき - 四日市よっかいち港みなと駅えき間あいだ（1.1M≒1.77km）が開業かいぎょう。貨物かもつ駅えきとして四日よっか市し港みなと駅えきが開業かいぎょう。
• 1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）7月がつ15日にち：新堂しんどう駅えきが開業かいぎょう。
• 1922年ねん（大正たいしょう11年ねん）4月がつ1日にち：すべての信号しんごう所しょが信号しんごう場じょうに変更へんこう。
• 1923年ねん（大正たいしょう12年ねん）12月15日にち：青谷あおや信号しんごう場じょう - 柏原かしわばら駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
• 1924年ねん（大正たいしょう13年ねん）
  • 3月30日にち：王寺おうじ駅えき - 青谷あおや信号しんごう場じょう間あいだが複線ふくせん化か。
  • 8月がつ10日とおか：木津きづ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだに都と跡あと仮かり信号しんごう場じょう（初代しょだい）が開設かいせつ（廃止はいし日び不ふ詳しょう）。
• 1925年ねん（大正たいしょう14年ねん）
  • 6月16日にち：郡山こおりやま駅えき - 大和やまと小泉こいずみ駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
  • 8月がつ26日にち：奈良なら駅えき - 郡山こおりやま駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
• 1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）
  • 1月がつ10日とおか：都と跡あと仮かり信号しんごう場じょう（2代目だいめ）が開設かいせつ（廃止はいし日び不ふ詳しょう）。
  • 4月がつ30日にち：大和やまと小泉こいずみ駅えき - 法隆寺ほうりゅうじ駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
  • 7月がつ22日にち：法隆寺ほうりゅうじ駅えき - 王寺おうじ駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
• 1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）
  • 4月がつ19日にち：青谷あおや信号しんごう場じょうが駅えきに変更へんこうされ河内堅上かわちかたかみ駅えきが開業かいぎょう。
  • 5月1日にち：桑名くわな駅えき - 朝日あさひ駅えき間あいだに朝明あさけ信号しんごう場じょうが開設かいせつ。
  • 6月1日にち：蟹江かにえ駅えき - 弥富やとみ駅えき間あいだに善ぜん太ふとし信号しんごう場じょうが開設かいせつ。
• 1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）
  • 2月がつ1日にち：八田はった信号しんごう場じょうが駅えきに変更へんこうされ八田はった駅えきが開業かいぎょう。
  • 3月1日にち：富田とみた浜はま仮かり停車場ていしゃじょうが駅えきに変更へんこうされ富田浜とみだはま駅えきが開業かいぎょう。
  • 4月がつ1日にち：加太かだ駅えき - 柘植つげ駅えき間あいだに中在家なかざいけ信号しんごう場じょうが開設かいせつ。
  • 7月がつ1日にち：四日市よっかいち駅えき - 河原田かわはらだ駅えき間あいだに日永ひなが信号しんごう場じょうが、河原田かわはらだ駅えき - 加佐登かさど駅えき間あいだに木田きだ信号しんごう場じょうが開設かいせつ。
  • 12月1日にち：貨物かもつ支線しせん 今宮いまみや駅えき - 浪速なにわ駅えき - 大阪港おおさかこう駅えき間あいだ（5.2M≒8.37km）が開業かいぎょう（のちに大阪環状線おおさかかんじょうせんに編入へんにゅうされ、同線どうせんの貨物かもつ支線しせんとなる）。
• 1929年ねん（昭和しょうわ4年ねん）
  • 2月がつ1日にち：善ぜん太ふとし信号しんごう場じょうを駅えきが変更へんこうされ永和えいわ駅えきが開業かいぎょう。
  • 5月がつ20日はつか：井田川いだがわ駅えきが開業かいぎょう。
• 1930年ねん（昭和しょうわ5年ねん）4月がつ1日にち：営業えいぎょう距離きょりの単位たんいをマイルからメートルに変更へんこう（名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだ 108.8M→175.1km、四日市よっかいち駅えき - 四日市よっかいち港みなと駅えき間あいだ 1.1M→1.7km、今宮いまみや駅えき - 大阪おおさか港みなと駅えき間あいだ 5.2M→8.2km）。
• 1931年ねん（昭和しょうわ6年ねん）
  • 7月がつ7日にち：富田浜とみだはま駅えき - 四日市よっかいち駅えき間あいだに午起うまおこし仮かり停車場ていしゃじょうが開業かいぎょう。
  • 7月がつ8日にち：加美かみ駅えき - 平野ひらの駅えき間あいだに正覚寺しょうかくじ信号しんごう場じょう（初代しょだい）が開設かいせつ。
• 1932年ねん（昭和しょうわ7年ねん）
  • 1月がつ27日にち：王寺おうじ駅えき - 河内堅上かわちかたかみ駅えき間あいだに亀かめノ瀬せら信号しんごう場じょうが開設かいせつ。
  • 2月がつ1日にち：王寺おうじ駅えき - 河内堅上かわちかたかみ駅えき間あいだの亀かめノ瀬せらトンネルが地滑じすべりで変形へんけいしたため使用しよう不可能ふかのうとなり、同どう区間くかんが不通ふつうとなる。
  • 2月がつ20日はつか：亀かめノ瀬せらトンネルの東口ひがしぐちに亀かめノ瀬せら東口ひがしぐち仮かり停車ていしゃ場じょう（亀かめノ瀬せら信号しんごう場じょうから変更へんこう）、西口にしぐちに亀かめノ瀬せら西口にしぐち仮かり停車場ていしゃじょうが開設かいせつ。王寺おうじ駅えき - 亀かめノ瀬せら東口ひがしぐち仮かり停車場ていしゃじょう間あいだ・亀かめノ瀬せら西口にしぐち停車場ていしゃじょう間あいだが運行うんこう再開さいかい、両りょう仮かり停車場ていしゃじょう間あいだは徒歩とほ連絡れんらくとなる。
  • 6月1日にち：柏原かしわばら駅えき南方なんぽう900m、大阪おおさか電気でんき軌道きどう桜井さくらい線せん（現在げんざいの近鉄きんてつ大阪おおさか線せん）安堂あんどう駅えきに隣接りんせつする箇所かしょに柏原かしわばら仮かり乗降じょうこう場じょうが設置せっちされ、同線どうせんと和歌山わかやま線せん下田しもだ駅えき（現在げんざいの香芝かしば駅えき）と大だい軌下田しもだ駅えきを用もちいて不通ふつう区間くかんの代替だいたい輸送ゆそうが開始かいし。
  • 8月がつ1日にち：四日市よっかいち駅えき - 四日市よっかいち港みなと駅えき間あいだで改あらためキロ (+0.8km)。
  • 12月31日にち：不通ふつうだった王寺おうじ駅えき - 河内堅上かわちかたかみ駅えき間あいだを大和川やまとがわ対岸たいがんの新しん線せんに切きり替かえて単線たんせんで復旧ふっきゅう。途中とちゅうに藤井ふじい信号しんごう場じょうが開設かいせつ。
• 1933年ねん（昭和しょうわ8年ねん）
  • 1月がつ1日にち：亀かめノ瀬せら東口ひがしぐち仮かり停車ていしゃ場じょう・亀かめノ瀬せら西口にしぐち仮かり停車ていしゃ場じょう・柏原かしわばら仮かり乗降じょうこう場じょうが廃止はいし。
  • 10月14日にち：木津きづ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだに佐保さほ仮かり信号しんごう場じょうが開設かいせつ。
  • 11月28日にち：王寺おうじ駅えき - 藤井ふじい信号しんごう場じょう間あいだが複線ふくせん化か。
• 1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）
  • 8月がつ11日にち：東海道とうかいどう本線ほんせんが災害さいがいで不通ふつうとなったため、特急とっきゅうつばめが関西かんさい本線ほんせんを使用しようした迂回うかい運転うんてんを行おこなう。
  • 12月30日にち：藤井ふじい信号しんごう場じょう - 河内堅上かわちかたかみ駅えき間あいだが複線ふくせん化か。藤井ふじい信号しんごう場じょうが廃止はいし。
• 1936年ねん（昭和しょうわ11年ねん）1月がつ15日にち：佐保さほ仮かり信号しんごう場じょうが廃止はいし。
• 1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）10月がつ1日にち：八尾やお駅えき - 久宝寺きゅうほうじ駅えき間あいだに竜華りゅうげ操車そうしゃ場じょうが開設かいせつ。
• 1939年ねん（昭和しょうわ14年ねん）10月15日にち：正覚寺しょうかくじ信号しんごう場じょう（初代しょだい）が廃止はいし。
• 1941年ねん（昭和しょうわ16年ねん）7月がつ25日にち：加美かみ駅えき - 平野ひらの駅えき間あいだに正覚寺しょうかくじ信号しんごう場じょう（2代目だいめ）が開設かいせつ。
• 1944年ねん（昭和しょうわ19年ねん）
  • 6月1日にち：貨物かもつ支線しせん 四日市よっかいち駅えき - 塩浜しおはま駅えき間あいだ (3.3km) が開業かいぎょう。貨物かもつ駅えきとして塩浜しおはま駅えきが開業かいぎょう。
  • 11月1日にち：奈良なら駅えき - 王寺おうじ駅えき間あいだが資材しざい供出きょうしゅつのため単線たんせん化か。
• 1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）11月25日にち：長島ながしま駅えき - 桑名くわな駅えき間あいだに揖斐川いびがわ仮かり信号しんごう場じょうが開設かいせつ。
• 1946年ねん（昭和しょうわ21年ねん）5月がつ1日にち：揖斐川いびがわ仮かり信号しんごう場じょうが廃止はいし。
• 1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん）
  • 3月15日にち：木津きづ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだに佐保さほ信号しんごう場じょう（初代しょだい）が開設かいせつ。
  • 10月：志紀しき駅えきが休止きゅうし。
• 1948年ねん（昭和しょうわ23年ねん）8月がつ30日にち：午起うまおこし仮かり停車場ていしゃじょうが廃止はいし。
• 1949年ねん（昭和しょうわ24年ねん）3月がつ1日にち：木田きだ信号しんごう場じょうが駅えきに変更へんこうされ鈴鹿すずか駅えき（現在げんざいの河曲かまがり駅えき）が開業かいぎょう。
• 1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん）10月がつ1日にち：東京とうきょう駅えき - 湊町みなとまち駅えき・鳥羽とっぱ駅えき間あいだで夜行やこう急行きゅうこう列車れっしゃが運転うんてん開始かいし。翌月よくげつ「大和やまと」と命名めいめいされる。
• 1951年ねん（昭和しょうわ26年ねん）12月28日にち：月ケ瀬口つきがせぐち駅えきが開業かいぎょう。
• 1952年ねん（昭和しょうわ27年ねん）9月がつ1日にち：貨物かもつ支線しせん（阪和はんわ貨物かもつ線せん）八尾やお駅えき - 竜華りゅうげ操車そうしゃ場じょう - 杉本町すぎもとちょう駅えき間あいだ (11.3km) が開業かいぎょう。
• 1953年ねん（昭和しょうわ28年ねん）11月11日にち：急行きゅうこう「大和やまと」の鳥羽とば編成へんせいが「伊勢いせ」として分離ぶんり。
• 1954年ねん（昭和しょうわ29年ねん）6月がつ1日にち：富田浜とみだはま駅えき - 四日市よっかいち駅えき間あいだに、三さん岐鉄道てつどうの四日市よっかいち駅えき直通ちょくつう列車れっしゃのみ停車ていしゃする午起うまおこし駅えきが開業かいぎょう。
• 1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん）3月がつ22日にち：名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだの準急じゅんきゅうに気動車きどうしゃ（のちのキハ50形かたち・キロハ18形かたちであるキハ44600形かたち・キロハ47000形かたち）が投入とうにゅうされる。国鉄こくてつ初はつの気動車きどうしゃによる優等ゆうとう列車れっしゃとなる。
• 1956年ねん（昭和しょうわ31年ねん）
  • 3月15日にち：貨物かもつ支線しせん 浪速なにわ駅えき - 大阪おおさか東港ひがしこう駅えき間あいだ (3.0km) が開業かいぎょう。
  • 7月がつ15日にち：準急じゅんきゅうをすべて気動車きどうしゃ化か。
  • 9月27日にち：関せき駅えき - 加太かだ駅えき間あいだで下くだり列車れっしゃが崩壊ほうかいした土砂どしゃに乗のり上あげ、客車きゃくしゃが川かわに転落てんらくし、死者ししゃ8名めい（旅客りょかく5名めい、職員しょくいん3名めい）、負傷ふしょう者しゃ3名めい。「関西本線かんさいほんせん列車れっしゃ脱線だっせん水没すいぼつ事故じこ」を参照さんしょう。
  • 11月17日にち：加茂かも駅えき - 木津きづ駅えき間あいだが、鹿背山かせやまトンネル経由けいゆから不動山ふどうやまトンネル経由けいゆに変更へんこう。
  • 11月20日にち：佐保さほ信号しんごう場じょう（初代しょだい）が廃止はいし。
• 1958年ねん（昭和しょうわ33年ねん）11月1日にち：名古屋なごや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだの準急じゅんきゅうが「かすが」と命名めいめいされる。
• 1959年ねん（昭和しょうわ34年ねん）
  • 7月がつ15日にち：東京とうきょう駅えき - 新宮しんぐう駅えき間あいだで急行きゅうこう「那智なち」が運転うんてん開始かいし。関西本線かんさいほんせん内ないでは「伊勢いせ」と併結運転うんてんを行おこなう。
  • 9月26日にち：伊勢湾いせわん台風たいふうにより愛知あいち県けん・三重みえ県内けんないを中心ちゅうしんに甚大じんだいな被害ひがいを受うける。
  • 10月がつ10日とおか：桑名くわな駅えき - 四日市よっかいち駅えき間あいだが復旧ふっきゅう。不通ふつう区間くかんは八田はった駅えき - 桑名くわな駅えき間あいだになる。
  • 10月30日にち：八田はった駅えき - 蟹江かにえ駅えき間あいだが復旧ふっきゅう。
  • 11月1日にち：蟹江かにえ駅えき - 永和えいわ駅えき間あいだが復旧ふっきゅう。
  • 11月25日にち：永和えいわ駅えき - 桑名くわな駅えき間あいだの開通かいつうをもって、復旧ふっきゅう完了かんりょう。
• 1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん）
  • 2月がつ1日にち：法隆寺ほうりゅうじ駅えき - 王寺おうじ駅えき間あいだが再さい複線ふくせん化か。
  • 3月6日にち：郡山こおりやま駅えき - 法隆寺ほうりゅうじ駅えき間あいだが再さい複線ふくせん化か。
  • 3月21日にち：奈良なら駅えき - 郡山こおりやま駅えき間あいだが再さい複線ふくせん化か。
  • 4月がつ25日にち：貨物かもつ支線しせん 今宮いまみや駅えき - 浪速なにわ駅えき - 大阪おおさか港みなと駅えき間あいだ (8.2km)、浪速なにわ駅えき - 大阪おおさか東港ひがしこう駅えき間あいだ (3.0km) が大阪環状線おおさかかんじょうせんに編入へんにゅう。
  • 10月11日にち：志紀しき駅えきが八尾やお寄よりに0.2km移転いてんし営業えいぎょう再開さいかい。
  • 12月10日にち：奈良なら駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだが他た線せんからの直通ちょくつう列車れっしゃの一部いちぶを除のぞき気動車きどうしゃに統一とういつ。正覚寺しょうかくじ信号しんごう場じょう（2代目だいめ）が廃止はいし。
• 1963年ねん（昭和しょうわ38年ねん）
  • 4月がつ1日にち：加美かみ駅えきが平野へいや方面ほうめんに0.3km移転いてん。
  • 9月がつ10日とおか：1945年ねんごろから休止きゅうし中ちゅうであった百済くだら駅えき（初代しょだい）が廃止はいし。
  • 10月1日にち：貨物かもつ支線しせん 平野ひらの駅えき - 百済くたら駅えき（2代目だいめ、現在げんざいの百済くだら貨物かもつターミナル駅えき）間あいだ (1.4km) が開業かいぎょう。貨物かもつ駅えきとして百済くだら駅えき（2代目だいめ）が開業かいぎょう。日永ひなが信号しんごう場じょうが駅えきに変更へんこうされ南みなみ四日市よっかいち駅えきが開業かいぎょう。
• 1964年ねん（昭和しょうわ39年ねん）
  • 10月1日にち：午起うまおこし駅えきが廃止はいし。
  • 11月24日にち：貨物かもつ支線しせん 百済くたら駅えき - 百済くだら市場いちば駅えき間あいだ (2.1km) が開業かいぎょう。貨物かもつ駅えきとして百済くだら市場いちば駅えきが開業かいぎょう。
• 1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）3月がつ1日にち：阪和はんわ貨物かもつ線せん 八尾やお駅えき - 杉本町すぎもとちょう駅えき間あいだが旅客りょかく営業えいぎょう開始かいし。名古屋なごや駅えき - 東ひがし和歌山わかやま駅えき間あいだに阪和はんわ貨物かもつ線せん経由けいゆで気動車きどうしゃ特急とっきゅう「あすか」が運転うんてん開始かいし。
• 1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）3月5日にち：準急じゅんきゅう「かすが」が急行きゅうこうになる。
• 1967年ねん（昭和しょうわ42年ねん）
  • 3月1日にち：平野ひらの駅えき - 天王寺てんのうじ駅えき間あいだの下くだり線せんが高架こうか化か。
  • 9月28日にち：平野ひらの駅えき - 天王寺てんのうじ駅えき間あいだの上のぼり線せんが高架こうか化か。
  • 10月1日にち：特急とっきゅう「あすか」が廃止はいし。
• 1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん）
  • 3月22日にち：天王寺てんのうじ駅えき - 新しん今宮いまみや駅えき間あいだが複々線ふくふくせん化かされ、大阪環状線おおさかかんじょうせんと分離ぶんり運転うんてん開始かいし。
  • 10月1日にち：急行きゅうこう「大和やまと」「伊勢いせ」「那智なち」が統合とうごうされ、急行きゅうこう「紀伊きい」が運転うんてん開始かいし。急行きゅうこう「かすが」の奈良なら駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだは上のぼり1本ほんを残のこして快速かいそくになる。
• 1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）10月がつ1日にち：長島ながしま駅えき・富田浜とみだはま駅えき・鈴鹿すずか駅えきが無人むじん駅えき化か。
• 1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）4月がつ25日にち：名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだで蒸気じょうき機関きかん車しゃの使用しようを廃止はいし。
• 1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）
  • 3月15日にち：新しん今宮いまみや駅えきに停車ていしゃ開始かいし。急行きゅうこう「紀伊きい」の王寺おうじ駅えき・鳥羽とっぱ駅えき発着はっちゃくの列車れっしゃが廃止はいし。
  • 9月27日にち：朝明あさけ信号しんごう場じょう - 富田とみた駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
• 1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）
  • 7月がつ10日とおか：鈴鹿すずか駅えきが河曲かまがり駅えきに改称かいしょう。
  • 10月1日にち：奈良なら駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだが電化でんかされ、亀山かめやま駅えき - 奈良なら駅えき間あいだで蒸気じょうき機関きかん車しゃが全廃ぜんぱい。
  • 10月1日にち：急行きゅうこう「かすが」の運転うんてん区間くかんが名古屋なごや駅えき - 奈良なら駅えき間あいだに短縮たんしゅく。
  • 10月7日にち：休日きゅうじつのみ快速かいそく（大和やまと路ろ快速かいそくの前身ぜんしん）が大阪環状線おおさかかんじょうせんへの直通ちょくつう運転うんてん開始かいし。
• 1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん）7月がつ20日はつか：平日へいじつの快速かいそくも大阪環状線おおさかかんじょうせんへの直通ちょくつう運転うんてん開始かいし。
• 1977年ねん（昭和しょうわ52年ねん）1月がつ31日にち：長島ながしま駅えき - 桑名くわな駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
• 1979年ねん（昭和しょうわ54年ねん）8月がつ1日にち：名古屋なごや駅えき - 八田はった駅えき間あいだが電化でんか（電化でんか営業えいぎょう開始かいしは1982年ねん5月17日にち）。
• 1980年ねん（昭和しょうわ55年ねん）
  • 3月3日にち：三郷みさと駅えきが開業かいぎょう。
  • 3月24日にち：弥富やとみ駅えき - 長島ながしま駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
• 1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん）
  • 5月17日にち：八田はった駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだが電化でんか。
  • 8月がつ1日にち：台風たいふう10号ごうと集中しゅうちゅう豪雨ごううの影響えいきょうにより、王寺おうじ駅えき・王寺おうじ機関きかん区くが浸水しんすいする被害ひがいを受うける。
  • 9月29日にち：柘植つげ駅えき - 笠置かさぎ駅えき間あいだが自動じどう信号しんごう化か。
  • 10月18日にち：亀山かめやま駅えき - 柘植つげ駅えき間あいだが自動じどう信号しんごう化か。
• 1983年ねん（昭和しょうわ58年ねん）
  • 3月8日にち：亀山かめやま駅えき - 木津きづ駅えき間あいだで列車れっしゃ集中しゅうちゅう制御せいぎょ装置そうち (CTC) が導入どうにゅう。
  • 8月がつ8日にち：朝日あさひ駅えきが開業かいぎょう。朝明あさけ信号しんごう場じょうが北きたへ2.1km移転いてん。
• 1984年ねん（昭和しょうわ59年ねん）
  • 2月がつ1日にち：貨物かもつ支線しせん 百済くたら駅えき - 百済くだら市場いちば駅えき間あいだ (2.1km) が廃止はいし。
  • 9月1日にち：木津きづ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだに佐保さほ信号しんごう場じょう（2代目だいめ）が開設かいせつ。
  • 10月1日にち：木津きづ駅えき - 奈良なら駅えき間あいだが電化でんか。
• 1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん）
  • 3月14日にち：貨物かもつ支線しせん 四日市よっかいち駅えき - 四日市よっかいち港みなと駅えき間あいだ (2.5km) が廃止はいし。新今宮しんいまみや駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだの貨物かもつ営業えいぎょう廃止はいし。
  • 8月がつ29日にち：高井田たかいだ駅えきが開業かいぎょう。
  • 12月1日にち：平城山ならやま駅えきが開業かいぎょう。
• 1986年ねん（昭和しょうわ61年ねん）
  • 7月がつ21日にち：集中しゅうちゅう豪雨ごううにより、大河原おおがわら駅えき - 加茂かも駅えき間あいだで大だい規模きぼな土砂崩どしゃくずれが発生はっせい。同どう駅えき間あいだが不通ふつうとなる。
  • 9月1日にち：大河原おおがわら駅えき - 加茂かも駅えき間あいだで運転うんてんを再開さいかいする。
  • 11月1日にち：竜華りゅうげ操車そうしゃ場じょうが信号しんごう場じょうに変更へんこうされ竜華りゅうげ信号しんごう場じょうが開設かいせつ。

国鉄こくてつ分割ぶんかつ民営みんえい化か以後いご（JR化か後ご）

• 1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん）4月がつ1日にち：国鉄こくてつ分割ぶんかつ民営みんえい化かにより、次つぎのようになる。
  • 名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだ (59.9km) を東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどうが承継しょうけい。
  • 亀山かめやま駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだ (115.2km)、八尾やお駅えき - 竜華りゅうげ信号しんごう場じょう - 杉本町すぎもとちょう駅えき間あいだ (11.3km) を西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどうが承継しょうけい。
  • 日本にっぽん貨物かもつ鉄道てつどうが四日市よっかいち駅えき - 塩浜しおはま駅えき間あいだ (3.3km)、平野ひらの駅えき - 百済くたら駅えき間あいだ (1.4km) の第だい一種いっしゅ鉄道てつどう事業じぎょう者しゃ、名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき (59.9km)、木津きづ駅えき - 新しん今宮いまみや駅えき間あいだ (45.5km)、竜華りゅうげ信号しんごう場じょう - 杉本町すぎもとちょう駅えき間あいだ (10.5km) の第だい二に種しゅ鉄道てつどう事業じぎょう者しゃとなる。
  • 亀山かめやま駅えき - 木津きづ駅えき間あいだの貨物かもつ営業えいぎょう廃止はいし。
• 1988年ねん（昭和しょうわ63年ねん）
  • 3月13日にち：加茂かも駅えき - 木津きづ駅えき間あいだ電化でんか。加茂かも駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだに大和やまと路線ろせんの愛称あいしょう使用しよう開始かいし。日にち中ちゅうに湊町みなとまち駅えき発着はっちゃくの快速かいそく（郡山こおりやま駅えき・大和やまと小泉こいずみ駅えきは通過つうか）が増発ぞうはつ。加茂かも駅えき・木津きづ駅えき - 湊町みなとまち駅えき・大阪おおさか駅えき間あいだでやまとじライナーの運転うんてん開始かいし。
  • 4月がつ24日にち - 10月23日にち：「なら・シルクロード博覧はくらん会かい」の開催かいさいに伴ともない、大阪環状線おおさかかんじょうせん・西九条さいくじょう駅えき構内こうないの配線はいせんを変更へんこうして大阪環状線おおさかかんじょうせんと梅田うめだ貨物かもつ線せんを結むすぶルートが開通かいつうし、臨時りんじ快速かいそく「シルクロード号ごう」が加茂かも駅えき・奈良なら駅えき - 新大阪しんおおさか駅えき間あいだ（湊町みなとまち駅えき発着はっちゃく快速かいそくの一部いちぶを行先ゆくさき変更へんこう）で、また奈良なら駅えきから阪和はんわ貨物かもつ線せん経由けいゆで紀勢本線きせいほんせん御坊ごぼう駅えきまでの臨時りんじ快速かいそく列車れっしゃがそれぞれ運転うんてん。
• 1989年ねん（平成へいせい元年がんねん）
  • 3月11日にち：大阪環状線おおさかかんじょうせんに直通ちょくつうする区間くかん快速かいそく（環状かんじょう線せん内ない各駅かくえき停車ていしゃ）が運転うんてん開始かいし。大阪環状線おおさかかんじょうせんとの直通ちょくつう運転うんてんを夕方ゆうがた以降いこうにも拡大かくだい。郡山こおりやま駅えき・大和やまと小泉こいずみ駅えき停車ていしゃの快速かいそくおよび和歌山わかやま線せん・桜井さくらい線せん直通ちょくつうの快速かいそくが区間くかん快速かいそくに変更へんこう。
  • 4月がつ10日とおか：大阪環状線おおさかかんじょうせんと大和やまと路線ろせんを直通ちょくつうする快速かいそく（環状かんじょう線せん内ないも快速かいそく）の種別しゅべつ名めいを「大和やまと路ろ快速かいそく」と命名めいめい。221系けい電車でんしゃが大和やまと路線ろせん区間くかんで運用うんようを開始かいし。
  • 7月がつ20日はつか：113系けい電車でんしゃによる大和やまと路ろ快速かいそくの定期ていき運用うんようを終了しゅうりょう。
  • 11月11日にち：東部とうぶ市場いちば前ぜん駅えきが開業かいぎょう。
  • 12月28日にち：湊町みなとまち駅えきが移転いてんし、改あらためキロを実施じっし (-0.2km)。
• 1990年ねん（平成へいせい2年ねん）
  • 3月がつ10日とおか：快速かいそく「みえ」が運転うんてん開始かいし。大阪環状線おおさかかんじょうせん直通ちょくつうの区間くかん快速かいそくを朝方あさがたにも拡大かくだい。
  • 6月1日にち：亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだでワンマン運転うんてん開始かいし。
• 1992年ねん（平成へいせい4年ねん）3月14日にち：特急とっきゅう「南紀なんき」の使用しよう車両しゃりょうがキハ82系けい気動車きどうしゃからキハ85系けい気動車きどうしゃ（ワイドビュー）に置おき換かえ。これによりキハ82系けい気動車きどうしゃによる定期ていき特急とっきゅう列車れっしゃは全国ぜんこくから消滅しょうめつ。
• 1993年ねん（平成へいせい5年ねん）
  • 2月がつ10日とおか：王寺おうじ駅えき - 湊町みなとまち駅えき間あいだで ATS-P（トランスポンダ方式ほうしき）使用しよう開始かいし。
  • 7月がつ24日にち：富田浜とみだはま駅えき - 四日市よっかいち駅えき間あいだが複線ふくせん化か。
  • 8月がつ1日にち：八田はった駅えき - 蟹江かにえ駅えき間あいだに春田はるた信号しんごう場じょう、永和えいわ駅えき - 弥富やとみ駅えき間あいだに白鳥はくちょう信号しんごう場じょうが開設かいせつ。快速かいそく「みえ」をキハ58・65系けい気動車きどうしゃからキハ75系けい気動車きどうしゃに置おき換かえ。亀山かめやま駅えき - 奈良なら駅えき間あいだでキハ120形かたち気動車きどうしゃが運用うんよう開始かいし。
• 1994年ねん（平成へいせい6年ねん）9月4日にち：湊町みなとまち駅えきがJR難波なんば駅えきに改称かいしょう。関西国際空港かんさいこくさいくうこう開港かいこうに伴ともない、JR難波なんば駅えき - 関西かんさい空港くうこう駅えき間あいだで関空かんくう快速かいそくが運転うんてん開始かいし。天王寺てんのうじ駅えきで大阪環状線おおさかかんじょうせん京橋きょうばし駅えき発着はっちゃくの関空かんくう快速かいそくと併結・分割ぶんかつしていた。
• 1996年ねん（平成へいせい8年ねん）
  • 3月22日にち：連続れんぞく立体りったい交差こうさ事業じぎょうにより、今宮いまみや駅えきが高架こうか化か、JR難波なんば駅えきが地下ちか化か。
  • 10月5日にち：加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだで、平日へいじつダイヤで運転うんてんされていた土曜日どようびが、休日きゅうじつダイヤで運転うんてんされるようになる。
• 1997年ねん（平成へいせい9年ねん）
  • 3月8日にち：久宝寺きゅうほうじ駅えきが区間くかん快速かいそくの停車駅ていしゃえきになる。和歌山線わかやません直通ちょくつう列車れっしゃが増発ぞうはつ（日にち中ちゅうのJR難波なんば駅えき発着はっちゃくの快速かいそくはすべて和歌山わかやま線せん高田たかだ駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだの区間くかん快速かいそくとなる。和歌山わかやま線せん・桜井さくらい線せん経由けいゆの奈良なら駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだの快速かいそくは大幅おおはば減少げんしょう）。郡山こおりやま駅えき・大和やまと小泉こいずみ駅えき通過つうかの快速かいそくは消滅しょうめつ。
  • 7月がつ28日にち：竜華りゅうげ信号しんごう場じょうが廃止はいしされ、八尾やお駅えきに統合とうごう。
  • 9月1日にち：久宝寺きゅうほうじ駅えきの下くだり待避たいひ線せんが使用しよう開始かいし。
• 1998年ねん（平成へいせい10年ねん）
  • 3月14日にち：久宝寺きゅうほうじ駅えきの上のぼり待避たいひ線せんが使用しよう開始かいし。
  • 9月28日にち：八田はった駅えき - 春田はるた信号しんごう場じょう間あいだに伏屋ふせや信号しんごう場じょうが開設かいせつ。
• 1999年ねん（平成へいせい11年ねん）
  • 5月がつ10日とおか：関空かんくう快速かいそくのJR難波なんば駅えき発着はっちゃく編成へんせいの天王寺てんのうじ駅えきでの大阪環状線おおさかかんじょうせん京橋きょうばし駅えき発着はっちゃく関空かんくう快速かいそくとの併結・分割ぶんかつを中止ちゅうしし、JR難波なんば駅えき - 関西かんさい空港くうこう駅えき間あいだをJR難波なんば駅えき発着はっちゃく編成へんせい単独たんどくでの運転うんてんになる。
• 2001年ねん（平成へいせい13年ねん）
  • 1月がつ14日にち：名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだで CTC が導入どうにゅう。
  • 3月3日にち：春田はるた信号しんごう場じょうを駅えきに変更へんこうし春田しゅんだ駅えきが開業かいぎょう。名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだでワンマン運転うんてん開始かいし。久宝寺きゅうほうじ駅えきが大和やまと路ろ快速かいそくの停車駅ていしゃえきになる。
• 2002年ねん（平成へいせい14年ねん）4月がつ7日にち：八田はった駅えきが高架こうか化かされ、名古屋なごや方面ほうめんに0.5km移転いてん。
• 2004年ねん（平成へいせい16年ねん）
  • 4月がつ1日にち：日本にっぽん貨物かもつ鉄道てつどうの第だい二に種しゅ鉄道てつどう事業じぎょう（木津きづ駅えき - 平野ひらの駅えき間あいだ 40.6km、竜華りゅうげ信号しんごう場じょう - 杉本町すぎもとちょう駅えき間あいだ 10.5km）が廃止はいし。
  • 7月がつ1日にち：貨物かもつ支線しせん（阪和はんわ貨物かもつ線せん） 八尾やお駅えき - 杉本町すぎもとちょう駅えき間あいだが休止きゅうし。
  • 10月18日にち：奈良なら駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだで女性じょせい専用せんよう車しゃが導入どうにゅう。
• 2005年ねん（平成へいせい17年ねん）1月がつ30日にち：伏屋ふしや信号しんごう場じょうが廃止はいし。
• 2006年ねん（平成へいせい18年ねん）
  • 3月18日にち：急行きゅうこう「かすが」が廃止はいし。中在家なかざいけ信号しんごう場じょうでの列車れっしゃ交換こうかん廃止はいし。
  • 4月がつ1日にち：JR貨物かもつの第だい二に種しゅ鉄道てつどう事業じぎょう（平野ひらの駅えき - 新しん今宮いまみや駅えき間あいだ 4.9km）が廃止はいし。
  • 12月16日にち：加茂かも駅えき - 王寺おうじ駅えき間あいだで ATS-P（拠点きょてんP方式ほうしき）使用しよう開始かいし。
• 2008年ねん（平成へいせい20年ねん）
  • 3月15日にち：おおさか東ひがし線せんの開業かいぎょうにより奈良なら駅えき - 尼崎あまがさき駅えき間あいだをおおさか東ひがし線せん・JR東西線とうざいせん経由けいゆで運転うんてんする直通ちょくつう快速かいそくが運転うんてん開始かいし。JR難波なんば駅えき発着はっちゃくの区間くかん快速かいそくが快速かいそくに変更へんこう（停車駅ていしゃえきは同おなじ）。JR難波なんば駅えき発着はっちゃくの関空かんくう快速かいそくが廃止はいし。
  • 6月29日にち：奈良なら駅えき関西かんさい本線ほんせんホームが高架こうか化か（桜井線さくらいせんホームを含ふくむ全面ぜんめん高架こうか化か完成かんせいは2010年ねん3月がつ13日にち）。
• 2009年ねん（平成へいせい21年ねん）
  • 3月14日にち：名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだで日にち中ちゅうの快速かいそくが増発ぞうはつ。
  • 3月31日にち：貨物かもつ支線しせん（阪和はんわ貨物かもつ線せん） 八尾やお駅えき - 杉本町すぎもとちょう駅えき間あいだ 11.3kmが廃止はいし。
  • 7月がつ1日にち：木津きづ駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだの各駅かくえきでホーム上じょうの喫煙きつえんコーナーを廃止はいしして全面ぜんめん禁煙きんえん化か。
  • 10月4日にち：加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだで大阪おおさか環状かんじょう・大和やまと路線ろせん運行うんこう管理かんりシステムが導入どうにゅう。
• 2010年ねん（平成へいせい22年ねん）
  • 2月がつ14日にち：三郷みさと駅えき - 河内堅上かわちかたかみ駅えき間あいだおよび、河内堅上かわちかたかみ駅えき - 高井田たかいだ駅えき間あいだの2か所しょで、ジョイフルトレインの「あすか」を撮影さつえいしようとした鉄道てつどうファン数すう名めいが線路せんろ内ないに侵入しんにゅうしたため一いち時じ運転うんてんを見合みあわせ、上下じょうげ線せん計けい19本ほんが運休うんきゅう、計けい26本ほんが最大さいだい約やく40分ふん遅おくれ、約やく1万まん3千せん人にんに影響えいきょうした。
    • この事件じけんでJR西日本にしにほんは大阪おおさか府ふ警察けいさつに被害ひがい届とどけを提出ていしゅつして捜査そうさが進すすめられ、マスコミなどでも鉄道てつどうファンのマナーについて大おおきく報道ほうどうされたり、出版しゅっぱん社しゃのウェブサイトでも掲載けいさいされた。
  • 12月1日にち：組織そしき改正かいせいにより、加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだが大阪おおさか支社ししゃの管轄かんかつから近畿きんき統括とうかつ本部ほんぶの管轄かんかつに変更へんこう。
• 2011年ねん（平成へいせい23年ねん）
  • 3月12日にち：平野ひらの駅えき - 百済くたら駅えき間あいだが電化でんか。ダイヤ改正かいせいにより、加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだの日にち中ちゅうの運行うんこう形態けいたいが変更へんこうされるとともに、やまとじライナーが廃止はいし。
  • 4月がつ18日にち：奈良なら駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだで女性じょせい専用せんよう車しゃが毎日まいにち、終日しゅうじつ設定せっていされる。
• 2013年ねん（平成へいせい25年ねん）3月16日にち：百済くたら駅えきを百済くだら貨物かもつターミナル駅えきに改称かいしょう。
• 2015年ねん（平成へいせい27年ねん）3月がつ14日にち：JR西日本にしにほん区間くかんで路線ろせん記号きごうが本格ほんかく導入どうにゅう開始かいし。
• 2017年ねん（平成へいせい29年ねん）
  • 10月22日にち：台風たいふう21号ごうの影響えいきょうにより、加太かだ駅えき - 柘植つげ駅えき間あいだで線路せんろ脇わきの亀裂きれつと盛土もりつちのり面めん崩壊ほうかいが発生はっせい。亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだが不通ふつうとなる。同どう区間くかんでバス代行だいこう輸送ゆそう開始かいし。
  • 11月1日にち：柘植つげ駅えき - 加茂かも駅えき間あいだで運転うんてん再開さいかい、バス代行だいこう輸送ゆそう区間くかんを亀山かめやま駅えき - 柘植つげ駅えき間あいだに短縮たんしゅく。
• 2018年ねん（平成へいせい30年ねん）
  • 1月がつ9日にち：亀山かめやま駅えき - 柘植つげ駅えき間あいだが運転うんてん再開さいかい。
  • 3月：JR東海とうかい区間くかんで駅えきナンバリングを導入どうにゅう。
• 2019年ねん（令れい和わ元年がんねん）11月18日にち：指令しれい所しょが亀山かめやま指令しれい所しょから大阪おおさか総合そうごう指令しれい所しょに移転いてん、中在家なかざいけ信号しんごう場じょうも廃止はいしとなる。
• 2020年ねん（令れい和わ2年ねん）
  • 7月がつ8日にち：令れい和わ2年ねん7月がつ豪雨ごううの影響えいきょうによる倒木とうぼくで亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだが一時いちじ不通ふつうとなり、柏原かしわばら市し役所やくしょ新しん庁舎ちょうしゃ建設けんせつ現場げんばの足場あしばが強風きょうふうで線路せんろ上じょうに崩くずれた影響えいきょうで王寺おうじ駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだが終日しゅうじつ不通ふつうとなる。
• 2021年ねん（令れい和わ3年ねん）3月がつ13日にち：加茂かも駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだの全ぜん駅えきでICカード「ICOCA」が利用りよう可能かのうとなる。
• 2023年ねん（令れい和わ5年ねん）
  • 7月がつ1日にち：特急とっきゅう「南紀なんき」の使用しよう車両しゃりょうがキハ85系けい気動車きどうしゃからHC85系けいハイブリッド車両しゃりょうに置おき換かえ。
  • 10月23日にち：加茂かも駅えき - 天王寺てんのうじ駅えき間あいだの一部いちぶ列車れっしゃにおいて、有料ゆうりょう座席ざせきサービス「快速かいそく うれしート」の提供ていきょうを開始かいし。
• 2024年ねん（令れい和わ6年ねん）3月16日にち：通勤つうきん特急とっきゅう「らくラクやまと」を新設しんせつ。「快速かいそく うれしート」の設定せってい列車れっしゃを拡大かくだいし、平日へいじつは設定せってい列車れっしゃを追加ついか、土ど休日きゅうじつの大和やまと路ろ快速かいそく・直通ちょくつう快速かいそくにも設定せってい。

今後こんごの予定よてい・構想こうそう

• 「大和やまと路線ろせん」区間くかん内ないの奈良なら駅えき - 郡山こおりやま駅えき間あいだについて、奈良なら県けんが事業じぎょう主体しゅたいとなって鉄道てつどう高架こうか化かに着手ちゃくしゅしている。同どう事業じぎょうにおいて、奈良なら駅えき - 郡山こおりやま駅えき間あいだ（京きょう奈和自動車じどうしゃ道どう奈良ならIC（仮称かしょう）付近ふきん）に新駅しんえきを建設けんせつ予定よていであることも明あきらかになっている。詳細しょうさいは「大和やまと路線ろせん#鉄道てつどう高架こうか化かと新駅しんえき設置せっち計画けいかく」を参照さんしょう。
• 非ひ電化でんか区間くかんである亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだの電化でんか・複線ふくせん化かの要望ようぼうがあり、三重みえ県けんが中心ちゅうしんとなって「関西本線かんさいほんせん複線ふくせん電化でんか促進そくしん同盟どうめい」を結成けっせいしていた（2018年ねん、「関西本線かんさいほんせん整備せいび・利用りよう促進そくしん連盟れんめい」と改称かいしょう）。また2004年ねんの近畿きんき地方ちほう交通こうつう審議しんぎ会かい答申とうしん8号ごうでは、加茂かも以東いとうを電化でんかするよう答申とうしんしている。
• 三重みえ県けんは2023年ねん11月29日にち、沿線えんせん自治体じちたい・JR西日本にしにほんとの会議かいぎで、奈良なら駅えき - 名古屋なごや駅えき間あいだの直通ちょくつう列車れっしゃの実証じっしょう実験じっけんを行おこなうことを決きめた。三重みえ県けんの一見いっけん勝之かつゆき知事ちじは、JR東海とうかい（亀山かめやま駅えき - 名古屋なごや駅えき間あいだ）とも事務じむ的てき協議きょうぎを始はじめており、2024年ねん秋あきに2日間にちかん程度ていどの実証じっしょう実験じっけんを行おこなうことを明あきらかにした。

駅えき一覧いちらん

（貨）は貨物かもつ専用せんよう駅えき、それ以外いがいの駅えきで◆・◇を付ふした駅えきは貨物かもつ取扱とりあつかい駅えきを表あらわす（◇は定期ていき貨物かもつ列車れっしゃの発着はっちゃくなし）。

JR東海とうかい

ここではJR東海とうかいの管轄かんかつである名古屋なごや駅えき - 亀山かめやま駅えき間あいだの駅名えきめいと主おもな駅えきのキロ程ほどのみ記しるす。接続せつぞく路線ろせん・停車駅ていしゃえきなどの詳細しょうさいについては「関西かんさい線せん (名古屋なごや地区ちく)」を参照さんしょうのこと。

( )内ないは起点きてんからの営業えいぎょうキロ

名古屋なごや駅えき◇ (0.0km) - （笹島ささじま信号しんごう場じょう） - 八田はった駅えき - 春田しゅんだ駅えき - 蟹江かにえ駅えき - 永和えいわ駅えき - （白鳥しらとり信号しんごう場じょう） - 弥富やとみ駅えき - 長島ながしま駅えき - 桑名くわな駅えき (23.8km) - （朝明あさけ信号しんごう場じょう） - 朝日あさひ駅えき - 富田とみた駅えき - 富田浜とみだはま駅えき - 四日市よっかいち駅えき◆ (37.2km) - 南みなみ四日市よっかいち駅えき◇ - 河原田かわはらだ駅えき (44.1km) - 河曲かまがり駅えき - 加佐登かさど駅えき - 井田川いだがわ駅えき - 亀山かめやま駅えき (59.9km)

JR西日本にしにほん

亀山かめやま駅えき - 加茂かも駅えき間あいだ

• この区間くかんでは普通ふつう列車れっしゃのみの運転うんてん（全ぜん駅えきに停車ていしゃ）
• 全ぜん区間くかん単線たんせん、全ぜん駅えきで列車れっしゃ交換こうかん可能かのう

駅名えきめい	駅えき間あいだ 営業えいぎょうキロ	累計るいけい 営業えいぎょうキロ		接続せつぞく路線ろせん	所在地しょざいち
		亀山かめやま から	名古屋なごや から
亀山かめやま駅えき	-	0.0	59.9	東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう： 関西本線かんさいほんせん（名古屋なごや方面ほうめん）(CJ17)・■紀勢本線きせいほんせん	三重みえ県けん	亀山かめやま市し
関せき駅えき	5.7	5.7	65.6
加太かだ駅えき	5.4	11.1	71.0
柘植つげ駅えき	8.9	20.0	79.9	西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう： 草津線くさつせん		伊賀いが市し
新堂しんどう駅えき	6.2	26.2	86.1
佐那具さなぐ駅えき	4.4	30.6	90.5
伊賀いが上野うえの駅えき	4.0	34.6	94.5	伊賀いが鉄道てつどう：伊賀線いがせん（忍者にんじゃ線せん）
島ケ原しまがはら駅えき	7.3	41.9	101.8
月ケ瀬口つきがせぐち駅えき	3.0	44.9	104.8		京都きょうと府ふ	相楽さがら郡ぐん	南山城みなみやましろ村むら
大河原おおがわら駅えき	4.0	48.9	108.8
笠置かさぎ駅えき	5.4	54.3	114.2				笠置かさぎ町まち
加茂かも駅えき	6.7	61.0	120.9	西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう： 関西本線かんさいほんせん（大和やまと路線ろせん 奈良なら方面ほうめん）(JR-Q39)		木津川きづがわ市し

この区間くかんの中間なかま駅えき（両りょう端はし駅えきは含ふくまない）のうち、伊賀いが上野うえの駅えきはJR西日本にしにほん直営ちょくえい駅えき、関せき駅えき・加太かだ駅えきは無人むじん駅えき、それ以外いがいの中間なかま駅えきは簡易かんい委託いたく駅えきである。

加茂かも駅えき - JR難波なんば駅えき間あいだ

ここでは駅名えきめいと主おもな駅えきのキロ程ほどのみ記しるす。接続せつぞく路線ろせん・停車駅ていしゃえきなどの詳細しょうさいについては「大和やまと路線ろせん#駅えき一覧いちらん」を参照さんしょうのこと。

( )内ないは名古屋なごや駅えきからの営業えいぎょうキロ

加茂かも駅えき (120.9km) - 木津きづ駅えき (126.9km) - 平城山ならやま駅えき - （佐保さほ信号しんごう場じょう） - 奈良なら駅えき (133.9km) - 郡山こおりやま駅えき - 大和やまと小泉こいずみ駅えき - 法隆寺ほうりゅうじ駅えき - 王寺おうじ駅えき (149.3km) - 三郷みさと駅えき - 河内堅上かわちかたかみ駅えき - 高井田たかいだ駅えき - 柏原かしわばら駅えき - 志紀しき駅えき - 八尾やお駅えき - 久宝寺きゅうほうじ駅えき (164.3km) - 加美かみ駅えき - 平野ひらの駅えき (167.5km) - 東部とうぶ市場いちば前まえ駅えき - 天王寺てんのうじ駅えき (171.4km) - 新しん今宮いまみや駅えき - 今宮いまみや駅えき - JR難波なんば駅えき (174.9km)

JR貨物かもつ

駅名えきめい	営業えいぎょうキロ	接続せつぞく路線ろせん	所在地しょざいち
四日市よっかいち駅えき - 塩浜しおはま駅えき間あいだ
四日市よっかいち駅えき	0.0	東海旅客鉄道とうかいりょかくてつどう：関西かんさい本線ほんせん（本線ほんせん）	三重みえ県けん 四日市よっかいち市し
（貨）塩浜しおはま駅えき	3.3
平野ひらの駅えき - 百済くだら貨物かもつターミナル駅えき間あいだ
平野ひらの駅えき	0.0	西日本旅客鉄道にしにほんりょかくてつどう：関西かんさい本線ほんせん（本線ほんせん）・片町線かたまちせん貨物かもつ支線しせん	大阪おおさか府ふ 大阪おおさか市し	平野ひらの区く
（貨）百済くだら貨物かもつターミナル駅えき	1.4			東住吉ひがしすみよし区く

廃止はいし区間くかん

( )内ないは起点きてんからの営業えいぎょうキロ。

貨物かもつ支線しせん（1985年ねん廃止はいし）

四日市よっかいち駅えき (0.0km) - 四日市よっかいち港みなと駅えき (2.5km)

※四日市よっかいち駅えきの構外こうがい側線そくせんとして現存げんそん。

旧きゅう線せん（1907年ねん廃止はいし）

加茂かも駅えき (0.00km) - 大仏だいぶつ駅えき (8.69km) - 奈良なら駅えき (9.82km)

貨物かもつ支線しせん（1984年ねん廃止はいし）

百済くだら駅えき (0.0km) - 百済くだら市場いちば駅えき (2.1km)

貨物かもつ支線しせん（阪和はんわ貨物かもつ線せん・2009年ねん廃止はいし）

八尾やお駅えき (0.0km) - 杉本町すぎもとちょう駅えき (11.3km)

廃はい駅えき

( )内ないは名古屋なごや駅えき起点きてんの営業えいぎょうキロ。

• 愛知あいち駅えき：名古屋なごや駅えき - 八田はった駅えき間あいだ（約やく0.6km）
• 桑名くわな仮かり停車ていしゃ場じょう：桑名くわな駅えき - 朝明あさけ信号しんごう場じょう間あいだ、所在地しょざいちは桑名くわな市し江場えば（約やく25.1km）
• 午起うまおこし駅えき：富田浜とみだはま駅えき - 四日市よっかいち駅えき間あいだ (35.8km)…三さん岐鉄道てつどう直通ちょくつう列車れっしゃのみの停車ていしゃだった
• 稲葉山いなばやま仮かり停車ていしゃ場じょう：三郷みさと駅えき - 河内堅上かわちかたかみ駅えき間あいだ（約やく151.5km）
• 亀かめ瀬せ仮かり停車ていしゃ場じょう：三郷みさと駅えき - 河内堅上かわちかたかみ駅えき間あいだ（約やく152.8km）
• 亀かめノ瀬せら東口ひがしぐち仮かり停車ていしゃ場じょう：三郷みさと駅えき - 河内堅上かわちかたかみ駅えき間あいだ (151.7km)
• 亀かめノ瀬せら西口にしぐち仮かり停車ていしゃ場じょう：三郷みさと駅えき - 河内堅上かわちかたかみ駅えき間あいだ (153.0km)
• 柏原かしわばら仮かり乗降じょうこう場じょう：高井田たかいだ駅えき - 柏原かしわばら駅えき間あいだ (157.9km)
• 百済くだら駅えき（初代しょだい）：東部とうぶ市場いちば前まえ駅えき - 天王寺てんのうじ駅えき間あいだ (169.3km)

廃止はいし信号しんごう場じょう

( )内ないは名古屋なごや駅えき起点きてんの営業えいぎょうキロ。

• 伏屋ふしや信号しんごう場じょう：八田はった駅えき - 春田しゅんだ駅えき間あいだ (6.2km)
• 揖斐川いびがわ仮かり信号しんごう場じょう：長島ながしま駅えき - 桑名くわな駅えき間あいだ (21.9km)
• 中在家なかざいけ信号しんごう場じょう：加太かだ駅えき - 柘植つげ駅えき間あいだ (75.6km)
• 都と跡あと仮かり信号しんごう場じょう：平城山ならやま駅えき - 佐保さほ信号しんごう場じょう間あいだ（約やく130.7km）
• 佐紀さき仮かり信号しんごう所しょ：佐保さほ信号しんごう場じょう - 奈良なら駅えき間あいだ（約やく131.5km）
• 安堵あんど信号しんごう所しょ：大和やまと小泉こいずみ駅えき - 法隆寺ほうりゅうじ駅えき間あいだ（約やく143.5km）
• 藤井ふじい信号しんごう場じょう：三郷みさと駅えき - 河内堅上かわちかたかみ駅えき間あいだ (151.8km)
• 竜華りゅうげ操車そうしゃ場じょう：八尾やお駅えき - 久宝寺きゅうほうじ駅えき間あいだ (163.9km)
• 正覚寺しょうかくじ信号しんごう場じょう（初代しょだい）：加美かみ駅えき - 平野ひらの駅えき間あいだ (166.9km)
• 正覚寺しょうかくじ信号しんごう場じょう（2代目だいめ）：加美かみ駅えき - 平野ひらの駅えき間あいだ (167.4km)

脚注きゃくちゅう

参考さんこう文献ぶんけん

• 『JR時刻じこく表ひょう』各号かくごう、交通こうつう新聞しんぶん社しゃ。
• 「JR年表ねんぴょう」『JR気動車きどうしゃ客車きゃくしゃ編成へんせい表ひょう 90年版ねんばん』ジェー・アール・アール、1990年ねん8月がつ1日にち、172頁ぺーじ。ISBN 4-88283-111-2。 
• 曽根そね悟さとる（監修かんしゅう）（著ちょ）、朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん分冊ぶんさつ百科ひゃっか編集へんしゅう部ぶ（編集へんしゅう）（編へん）「関西本線かんさいほんせん・草津線くさつせん・奈良なら線せん・おおさか東ひがし線せん」『週刊しゅうかん 歴史れきしでめぐる鉄道てつどう全ぜん路線ろせん 国鉄こくてつ・JR』第だい8号ごう、朝日新聞あさひしんぶん出版しゅっぱん、2009年ねん8月がつ30日にち。 

関連かんれん項目こうもく

• 日本にっぽんの鉄道てつどう路線ろせん一覧いちらん
• 近鉄きんてつ特急とっきゅう史し
• 近鉄きんてつ名古屋なごや線せん
• 近鉄きんてつ大阪おおさか線せん
• 近鉄きんてつ奈良なら線せん
• なにわ筋すじ線せん
• 新しん名神めいしん高速こうそく道路どうろ
• 東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どう
• 名めい阪ばん国道こくどう・国道こくどう25号ごう
• 西名阪自動車道にしめいはんじどうしゃどう
• 第だい二に阪奈はんな道路どうろ

外部がいぶリンク

• 関西かんさい線せん - JR東海とうかい
• 関西本線かんさいほんせん (@JRC_Kansai) - X（旧きゅうTwitter）
• 関西かんさい線せん：JR西日本にしにほん 列車れっしゃ走行そうこう位置いち - JR西日本にしにほん
• 大和やまと路線ろせん：JR西日本にしにほん 列車れっしゃ走行そうこう位置いち - JR西日本にしにほん
• 関西本線かんさいほんせんでGO! - 関西かんさい本線ほんせん複線ふくせん電化でんか促進そくしん連盟れんめい（三重みえ県けん公式こうしきサイト）