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燃料電池自動車 - Wikipedia

燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ

燃料ねんりょう電池でんちしゃから転送てんそう

燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ(ねんりょうでんちじどうしゃ)は、搭載とうさいした燃料ねんりょう電池でんち発電はつでんし、電動でんどう動力どうりょくはし電気でんき自動車じどうしゃす。燃料ねんりょう電池でんち水素すいそメタノールなどを使用しようする。燃料ねんりょう電池でんちもの総称そうしょうしてFCVFuel Cell Vehicle)といい[注釈ちゅうしゃく 1]燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃがFCVとして言及げんきゅうされる場合ばあいおおい。走行そうこうにCO2を排出はいしゅつしないゼロエミッションしゃの1つ。

分類ぶんるい規格きかく

編集へんしゅう

燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ燃料ねんりょう電池でんち規格きかくとにより分類ぶんるいされ[1]には定置ていちがた燃料ねんりょう電池でんち用途ようと搬型燃料ねんりょう電池でんち用途ようと規格きかくがある。

車載しゃさいよう燃料ねんりょう電池でんち詳細しょうさい

編集へんしゅう

すべての燃料ねんりょう電池でんち一般いっぱんてき電池でんち同様どうよう電解でんかいしつせいきょく陰極いんきょくの3つの部品ぶひんつくられている[2]燃料ねんりょう電池でんち機能きのう既存きそん蓄電池ちくでんちているが充電じゅうでんわりに燃料ねんりょう補給ほきゅうし、酸素さんそ大気たいきちゅうから調達ちょうたつされる[3]水素すいそ燃料ねんりょうとするものとして、固体こたい高分子こうぶんしがた(PEFC)ダイレクトメタノールがた、リンさんがた炭酸たんさん溶融ようゆうしおがた固体こたい酸化さんかぶつがた(SOFC)再生さいせいがたなど、ことなる種類しゅるい燃料ねんりょう電池でんちがある[4]車載しゃさいよう燃料ねんりょう電池でんちには一般いっぱんてき水素すいそを80 - 90 ℃で反応はんのうさせるPEFCもちいられるが、低温ていおんでもたか活性かっせい触媒しょくばい利用りようもとめられることから、白金はっきんなどの希少きしょう触媒しょくばい使用しようする必要ひつようがある。白金はっきんわりにカーボンアロイをもちいる技術ぎじゅつや、白金はっきんそのものの凝集ぎょうしゅうおさえて使用しようりょうらす技術ぎじゅつ、トラックやバスでの利用りよう想定そうていして700 - 800 ℃で反応はんのうさせるSOFC車載しゃさいなどが現在げんざい検討けんとうされている。

水素すいそ燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ

編集へんしゅう
 
トヨタ・MIRAI 2代目だいめコンセプトカー
大阪おおさかモーターショー2019出展しゅってんしゃ

水素すいそ燃料ねんりょうもちいる燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃは、充填じゅうてんした水素すいそ酸素さんそ化学かがく反応はんのうさせて発電はつでんし、その電力でんりょく電動でんどううごかし走行そうこうする自動車じどうしゃ

2000年代ねんだいから公道こうどううえでの使用しようはじまった。乗用車じょうようしゃで2022ねん現在げんざい日本にっぽん国内こくないでリースふく市販しはんされている車種しゃしゅは、トヨタ・MIRAIメルセデス・ベンツ・GLC F-CELLヒュンダイ・ネクソの3車種しゃしゅである。商用しょうようしゃにおいてはトヨタ・FCバスなどバス車両しゃりょうとして納入のうにゅうされている。ホンダ・クラリティ フューエル セルもあったが、2021ねん8がつ製造せいぞう中止ちゅうししている[5]

日本にっぽんでは、購入こうにゅうしゃたいして1だいあたり200 - 300まんえん補助ほじょきん支給しきゅうされる見通みとおしである[6]自治体じちたいでは愛知あいちけん補助ほじょきん支給しきゅうすることを発表はっぴょうしている[7]

 
ヒョンデ・ネッソ
 
オペル(GM)・ハイドロゲン3
 
日産にっさん・エクストレイルFCV
 
フォード・エッジ ハイドロゲン ハイブリッド

1959ねんHarry Ihrigによって出力しゅつりょく15kWの水素すいそ燃料ねんりょう電池でんちそなえるAllis-Chalmersせいトラクターはじめて製造せいぞうされた[8]

道路どうろ走行そうこうできる最初さいしょ燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃは、1966ねん昭和しょうわ41ねん)にゼネラルモーターズによって製造せいぞうされたElectrovanだった [9][10][11]。Electrovanはごく低温ていおんのタンクに充填じゅうてんされた液体えきたい水素すいそ液体えきたい酸素さんそ使用しようしていち充填じゅうてんでの走行そうこう距離きょりが240 kmで最高さいこう速度そくどは110 km/hだった。固体こたい高分子こうぶんしがた燃料ねんりょう電池でんちユニオンカーバイトせいていかく出力しゅつりょくは32 kWで短時間たんじかんでは160 kWの出力しゅつりょくで90 kWのさんそう交流こうりゅう電動でんどう駆動くどうした。しかし当時とうじ普及ふきゅうにはいたらず、開発かいはつ中断ちゅうだんした。

日本にっぽんにおいては1972ねん昭和しょうわ47ねん)、工業技術院こうぎょうぎじゅついん大阪おおさか工業こうぎょう試験しけんしょダイハツ工業だいはつこうぎょうパナソニック共同きょうどうにより燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ試験しけんおこなわれた。[12]これは水素すいそみずヒドラジンから方式ほうしきで、電気でんき自動車じどうしゃけいトラック)の荷台にだい燃料ねんりょうタンクと燃料ねんりょう電池でんちせたものだった[13]

1980年代ねんだいまつごろからカナダのベンチャー企業きぎょうである Ballard Power Systems しゃ (Ballard しゃ)による自動車じどうしゃよう PEFC の研究けんきゅう注目ちゅうもくびるようになり、Benz しゃが Ballard しゃ資本しほん参加さんかしたころから,FCV が注目ちゅうもくあつめるようになった。FCV を市販しはんしたのはこれが世界せかいはじめてとなる。

2000ねんフォードフォーカスFCVのプロトタイプを発表はっぴょう当時とうじ水素すいそ技術ぎじゅつがまだ初期しょき段階だんかいであったため、アルコールなどを燃料ねんりょうとし、あらためしつによってそこから水素すいそすものがおおかった[14]

2002ねん10がつ本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう(ホンダ)ホンダ・FCXリース販売はんばいを、同年どうねん12がつトヨタ自動車とよたじどうしゃトヨタ・FCHV日本にっぽんとアメリカでそれぞれ限定げんていリースを開始かいし

2003ねん9がつに、三菱自動車みつびしじどうしゃ当時とうじ親会社おやがいしゃダイムラー・クライスラーせい燃料ねんりょう電池でんちシステムを搭載とうさいしたバンのグランディス公道こうどう試験しけんおこなった。12月にはメルセデス・ベンツ・AクラスをベースとしたF-CELLがリースにより発売はつばいした。またどう時期じきには当時とうじGM(ゼネラル・モーターズ)の傘下さんかであったオペルがFCVバンを開発かいはつ。2005ねんにはドイツのイケア家具かぐがこれを運用うんようしていた[15]

2004ねん3がつには日産自動車にっさんじどうしゃエクストレイルFCVのリース販売はんばい開始かいし[16]

2006ねん11月、BMWが760Li(E66)をベースに燃料ねんりょう電池でんちしゃ開発かいはつしロサンゼルスモーターショーでお披露目ひろめ。2006ねんまつに100だい限定げんてい生産せいさん

2007ねんにフォードが、プラグインハイブリッドシステムと燃料ねんりょう電池でんち同時どうじ採用さいようしたエッジ ハイドロゲン ハイブリッドを公開こうかい。しかしこれは発売はつばいにはいたらなかった。

2013ねん2がつ現代げんだい自動車じどうしゃは、ヒュンダイ・ツーソンでライン生産せいさん開始かいしし、年間ねんかん1000だい生産せいさん目指めざすと宣言せんげんしたが、2015ねん5がつまでに生産せいさんされたのは韓国かんこく国内こくないけや米国べいこくけなどすべてをふくめてもわずか273だい、10ぶんの1にもたっしなかった[17]。1かい充填じゅうてんでの航続こうぞく距離きょりやく415キロメートルとされている[18]。なお、2014ねん6がつ航続こうぞく距離きょりやく426キロメートル(やく265マイル)にばすことを発表はっぴょうした[19][20]

2014ねん12月15にち、トヨタは日本にっぽん国内こくないでセダンタイプのトヨタ・MIRAI発売はつばいすることを発表はっぴょうした[21]。1かいやく3ぶん充填じゅうてんでの航続こうぞく距離きょりやく650キロメートル走行そうこうするという。事前じぜん受注じゅちゅう日本にっぽんだけで400だいえた。

2016ねん3がつ10日とおか、ホンダが量産りょうさんがたセダン「ホンダ・クラリティ フューエル セル」を発売はつばいした[22]、1充填じゅうてん(3ふん)あたり航続こうぞく距離きょり750kmを実現じつげんしている[23]。ホンダがリースしてきたFCXクラリティより高圧こうあつの70MPaの圧縮あっしゅく水素すいそタンクを採用さいようし、トヨタ・MIRAI共通きょうつうはたしており、水素すいそステーションの設備せつび共通きょうつう貢献こうけんするみとなっている[24]

2011ねん9がつルノー日産自動車にっさんじどうしゃアライアンス現在げんざいルノー・日産にっさん三菱みつびしアライアンス)とダイムラー燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ開発かいはつ分野ぶんやでの共同きょうどう開発かいはつ合意ごういした[25]。なお、ルノー日産自動車にっさんじどうしゃアライアンスダイムラーとの提携ていけい自体じたいは2010ねん4がつ開始かいしされており、提携ていけいする技術ぎじゅつ分野ぶんやとして2011ねん燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ分野ぶんやくわえられたものである。

2013ねん1がつには、ルノー・日産にっさんアライアンスとダイムラーの提携ていけいフォード加入かにゅうして拡大かくだいした[26]。しかしこれは2018ねんにルノー・日産にっさん燃料ねんりょう電池でんちしゃ開発かいはつ凍結とうけつにより離脱りだつし、フォードもダイムラーとの提携ていけい解消かいしょうしたことで瓦解がかいした[27][28]

またどう時期じきの2013ねん1がつには、トヨタとBMW提携ていけい[29]同年どうねん7がつにはホンダとゼネラルモーターズ(GM)提携ていけい[30]

2018ねんアウディ燃料ねんりょう電池でんち開発かいはつでの現代げんだい自動車じどうしゃとの提携ていけい発表はっぴょう[31]。 2019ねんにトヨタと北京ぺきん汽車きしゃ提携ていけいしている[32]

2019ねんメルセデス・ベンツはフォードが10ねんまえ発売はつばいなかった、世界せかいはつの「燃料ねんりょう電池でんちプラグインハイブリッドしゃ」となるGLC F-CELLを発表はっぴょうし、水素すいそインフラのととのっているにちおう限定げんていでのリース販売はんばい開始かいしした[33]

2020ねん9がつからトヨタはデンソー共同きょうどう開発かいはつした燃料ねんりょう電池でんちしゃ実証じっしょう運転うんてん開始かいし[34]。さらに2022ねんアサヒグループNLJ日野自動車ひのじどうしゃ子会社こがいしゃ)、西濃運輸せいのううんゆヤマト運輸やまとうんゆ、トヨタの5しゃが、トヨタと日野自動車ひのじどうしゃ共同きょうどう開発かいはつした燃料ねんりょう電池でんち大型おおがたトラックを運航うんこうする計画けいかく発表はっぴょうした。

2021ねんステランティスきゅうPSAグループにあたるプジョーシトロエンオペル商用しょうようバンの燃料ねんりょう電池でんちしゃ「eエキスパート ハイドロジェン」/「eジャンピー ハイドロジェン」「「ヴィヴァロe ハイドロジェン」をそれぞれ発売はつばいした[35][36][37]

2021ねんボルボ・グループは「ダイムラートラックフューエルセル」の株式かぶしきを50%取得しゅとくしたうえで、ダイムラーと燃料ねんりょう電池でんちシステムの開発かいはつ生産せいさんおこな合弁ごうべん企業きぎょう設立せつりつ[38]。さらにABボルボは2022ねん燃料ねんりょう電池でんち大型おおがたトラックの試運転しうんてん開始かいし[39]

2022ねん自動車じどうしゃ部品ぶひんメーカー大手おおてボッシュ米国べいこくにて大型おおがたトラック燃料ねんりょう電池でんちスタックの生産せいさん開始かいし[40]

2023ねん上半期かみはんきには世界せかいのFCVがマイナス成長せいちょうとなり、トヨタにより試験しけん導入どうにゅうされたデンマークでは水素すいそステーションが閉鎖へいさという深刻しんこく状況じょうきょうになった[41][42]

2024ねん2がつシェル運営うんえいするカリフォルニアしゅう水素すいそステーションの閉鎖へいさ決定けっていされた[43][44]

モータースポーツ

編集へんしゅう
 
グリーンGT H2
 
グリーンGT LMPH2G

WEC(世界せかい耐久たいきゅう選手権せんしゅけんル・マン24あいだふくむ)の最高さいこうクラスであるLMP1でアウディ燃料ねんりょう電池でんちしゃ導入どうにゅうする計画けいかくがあったが[45]、2016ねん同社どうしゃ撤退てったいしたことでいちえとなった。

アウディ撤退てったいとしにFCVベンチャーのグリーンGTが開発かいはつした車両しゃりょう「H2」が、ル・マンの舞台ぶたいとなるサルト・サーキットで一周いっしゅうはしりきった。これをたWEC運営うんえいフランス西部せいぶ自動車じどうしゃクラブは、2018ねんにグリーンGTと共同きょうどうプロジェクト「ミッションH24」をげ、2024ねんのル・マンへの燃料ねんりょう電池でんちしゃクラス導入どうにゅう目指めざし、プロトタイプレーシングカーの「LMPH2G」が製作せいさくされた。このマシンはしばしデモランや、公式こうしきセッションでのテスト走行そうこうおこなった[46]

2020ねんにはアデスせいLMP3車両しゃりょうをベースとする「H24」が登場とうじょう[47]。2021ねんに、コロナ影響えいきょう導入どうにゅう計画けいかくは2025ねんへといちねんげられた[48]。2022ねんル・マンのデモランでは、最高さいこう時速じそく290.8km/hをマークした[49]。グリーンGT以外いがいにも、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズオレカとの共同きょうどう開発かいはつでH24車両しゃりょう投入とうにゅうすることを目指めざしている[50]

ル・マン以外いがいでは2020ねん米国べいこく商用しょうようしゃ大手おおてのパッカーしゃが、子会社こがいしゃケンワースせいトラックのT680をFCVしたモデルをパイクスピーク・ヒルクライムのクラス8(ゼロ・エミッションしゃ)にエントリーさせ、標高ひょうこう4,302mまでをがって完走かんそうした[51]。このほかエコカーレースやラリーヒルクライムなどのタイムアタックけい競技きょうぎのフリークラスにトヨタ・MIRAIでのプライベーターの参戦さんせんすうれいある[52][53]

WECに参戦さんせんしているスクーデリア・キャメロン・グリッケンハウス(SCG)は、2022ねん長距離ちょうきょりデザートレースのバハ1000燃料ねんりょう電池でんちしゃ投入とうにゅうする計画けいかく発表はっぴょうしていたが、実現じつげんせずにわっている。

2023ねん時点じてんでは規模きぼ大小だいしょうわずまだ燃料ねんりょう電池でんちしゃだけのためのレースは存在そんざいしていないが、EVオフロードレースのエクストリームEは、燃料ねんりょう電池でんちしゃばんの「エクストリームH」の創設そうせつ計画けいかくがあることをあきらかにしている[54]

商用しょうようしゃにおける展開てんかい

編集へんしゅう
 
メルセデス・ベンツ・シターロ 燃料ねんりょう電池でんちバス

おも車種しゃしゅ

編集へんしゅう

メリットとデメリット

編集へんしゅう

長所ちょうしょ

編集へんしゅう
充填じゅうてん時間じかんみじか
充填じゅうてん時間じかんやく3ふんで、電池でんちしき電気でんき自動車じどうしゃ急速きゅうそく充電じゅうでんやく40ふん)よりかなりはやく、内燃ないねん機関きかん自動車じどうしゃ(ICEV、エンジンしゃ)と同等どうとうとされる。
航続こうぞく距離きょりなが
水素すいそはエネルギー密度みつどたかく、航続こうぞく距離きょりばしやすい。そのため、従来じゅうらい内燃ないねん機関きかんしゃちか運用うんよう仕方しかた可能かのうである。とく大型おおがたトラックの分野ぶんやでは燃料ねんりょう電池でんちはBEVよりもてきしているとされる[55]
走行そうこう環境かんきょう負荷ふかひく
走行そうこう二酸化炭素にさんかたんそ (CO2) や窒素ちっそ酸化さんかぶつ (NOx) などの大気たいき汚染おせん原因げんいんとなる有害ゆうがい物質ぶっしつ排出はいしゅつしない。

短所たんしょ

編集へんしゅう
充填じゅうてんわずらわしさ
電池でんちしき電気でんき自動車じどうしゃ自宅じたくのガレージに専用せんよう充電じゅうでん設備せつびもうければで充電じゅうでんできるが、燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ水素すいそステーションまで充填じゅうてんしにかなければならない。
充填じゅうてん設備せつびのコストのたか
水素すいそステーションは安全あんぜんせい確保かくほするじょう立地りっちやタンクの設置せっち方法ほうほう安全あんぜん装置そうちなど多数たすう制約せいやくがあり、建設けんせつ費用ひよう現状げんじょうでガソリンスタンドのやく4ばいのコストがかかる[56]水素すいそ充填じゅうてん設備せつびには大型おおがたのタンクにあらかじめあつひや必要ひつようなため、1で1あいだあたりに充填じゅうてんできる車両しゃりょうは2だいから6だいまでである[57]
水素すいそ生産せいさん環境かんきょう負荷ふかたか
現状げんじょう水素すいそおも化石かせき燃料ねんりょうから製造せいぞうしている。燃料ねんりょう電池でんちしゃ走行そうこうこそCO2やNOxさないが、水素すいそ自然しぜんかいには存在そんざいしないため、再生さいせい可能かのうエネルギーによって生産せいさんされた場合ばあい以外いがい水素すいそ製造せいぞう工程こうていにおいて汚染おせん物質ぶっしつ発生はっせいする[58]。また、現状げんじょう純度じゅんど99.97%以上いじょう水素すいそ必要ひつようとされており、ふく生水なまみずもとはほぼ利用りようできない[59]
メンテナンスコストのたか
システムが複雑ふくざつなためくるまじょう有効ゆうこうスペースの減少げんしょう重量じゅうりょう増加ぞうか、さらには水素すいそもろ対策たいさくとしてメンテナンスおお消耗しょうもうひんおおい。また、白金はっきん触媒しょくばい劣化れっか電解でんかいしつとおすためのイオン交換こうかん樹脂じゅし劣化れっかによる性能せいのう低下ていかがあり、信頼しんらいせい耐久たいきゅうせい問題もんだいがあるとされる。その寿命じゅみょう比較的ひかくてきみじかく、商用しょうようしゃ搭載とうさいする場合ばあい特殊とくしゅ対策たいさく必要ひつようとなる。たとえば、バスでは大型おおがたバッテリー搭載とうさい燃料ねんりょう電池でんち出力しゅつりょく一定いっていはか寿命じゅみょうばしている。
水素すいそ格納かくのうむずかしさ
水素すいそ体積たいせきエネルギー密度みつどひくいため、トヨタホンダ車両しゃりょうでは水素すいそを350ないし700気圧きあつという高圧こうあつ格納かくのうするが、この圧縮あっしゅくにはおおきなエネルギーが必要ひつようとなる。水素すいそ標準ひょうじゅん状態じょうたい理想りそう気体きたいとみなし、かつ圧縮あっしゅくともなねつエネルギーはすべて回収かいしゅうでき温度おんど変化へんかはないものとかんがえても、1気圧きあつから700気圧きあつへの圧縮あっしゅくには1モルあたりやく15kJ必要ひつようであるから、たとえばトヨタ・MIRAI燃料ねんりょうタンク122.4リットル(合計ごうけい容量ようりょう)ぶん水素すいそ圧縮あっしゅくするのにようするエネルギーは16kWhにもなる。また実際じっさい水素すいそステーションではプレクールによる冷却れいきゃく大型おおがたあずかあつタンクが必要ひつようとなるため、消費しょうひ電力でんりょくはさらにおおくなる(千住せんじゅ水素すいそステーションでの実証じっしょう試験しけんでは70Mpa対応たいおうがた消費しょうひ電力でんりょく30kWhとなっている)。つねあつから低圧ていあつ液体えきたいじょうとなる有機ゆうきハイドライドアンモニアはじめとした水素すいそキャリアの利用りよう検討けんとうされているが、精製せいせい必要ひつようとなるエネルギーや純度じゅんど触媒しょくばい分離ぶんりまく耐久たいきゅうせいといった問題もんだいもあり実用じつようにはいたっていない。
エネルギー効率こうりつわる
みず電気でんき分解ぶんかいによる水素すいそ製造せいぞうへと投入とうにゅうするエネルギーにたいする、製造せいぞうされた水素すいそ貯蔵ちょぞう輸送ゆそう動力どうりょくとなり最終さいしゅうてきくるまのタイヤへとつたわる駆動くどうエネルギーのは、2003ねん資料しりょうによれば、圧縮あっしゅく水素すいそ使用しようする場合ばあいは22%、液体えきたい水素すいそ場合ばあいは17%にとどまる[60]
これにたいし、2013ねん国立こくりつ環境かんきょう研究所けんきゅうじょ評価ひょうかによれば、従来じゅうらいのガソリンしゃ効率こうりつは13%、ガソリンハイブリッドしゃ効率こうりつは22%程度ていど[61]だが、現代げんだいのガソリンのEPRは平均へいきんして300%程度ていどであるから、ガソリン製造せいぞう投入とうにゅうするエネルギーにたいする駆動くどうエネルギーのおおよそのはガソリンしゃで40%、ガソリンハイブリッドしゃで66%となる。
また、膨大ぼうだいなエネルギーを使用しようして冷却れいきゃく圧縮あっしゅく運搬うんぱんおこなうため、「Well-to-Wheel油田ゆでんから車輪しゃりん)」効率こうりついちエネルギー採掘さいくつから車両しゃりょう走行そうこうまでの効率こうりつ)では、燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ電気でんき自動車じどうしゃくらべて大幅おおはばおとる。2009ねん資料しりょうによれば、再生さいせい可能かのうエネルギーによる電力でんりょくであれば、これをもちいた電気でんき分解ぶんかいにより水素すいそ生成せいせい圧縮あっしゅくして燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ充填じゅうてんするよりも、そのまま電気でんき自動車じどうしゃへと充電じゅうでんするほうがWell-to-Wheell効率こうりつにおいて3ばいほどまさ[62]テスライーロン・マスクCEOは、2015ねんに「水素すいそステーション水素すいそうつえるさい使つか電気でんきで、しゃ電気でんき自動車じどうしゃが100km以上いじょうはしる」とかたった[63]

水素すいそステーションの整備せいび計画けいかく

編集へんしゅう

燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ普及ふきゅう促進そくしんのため、購入こうにゅうさい補助ほじょきん水素すいそステーションなどのインフラ整備せいびなどの普及ふきゅう促進そくしんさくられている。2012ねんには、トヨタダイムラーGMなど世界せかい大手おおて自動車じどうしゃ企業きぎょう11しゃ水素すいそ供給きょうきゅうシステムの規格きかく統一とういつすることで合意ごういした[64]

水素すいそステーションにたいしても、2013ねんより水素すいそ供給きょうきゅう設備せつび整備せいび事業じぎょう補助ほじょきん経済けいざい産業さんぎょうしょうから事業じぎょうしゃ支給しきゅうすることにより設置せっちすう増加ぞうかはかっている[65]。2013ねんなつ時点じてんでの日本にっぽん国内こくないにおける水素すいそステーションのかずは17ヶ所かしょであったが、2016ねん3月382022ねん5がつ現在げんざい日本にっぽん国内こくない水素すいそステーションは161カ所かしょとなっている[66]日本にっぽん政府せいふは2025年度ねんどにはやく320にすることを目標もくひょうにしている[67]

2015ねん2がつ、トヨタ、ホンダ、日産自動車にっさんじどうしゃの3しゃ水素すいそステーションの整備せいび促進そくしんけ、共同きょうどう支援しえんすことで合意ごういしたと発表はっぴょうしている[68]。また同月どうげつ、トヨタは水素すいそ社会しゃかい実現じつげんけてやく5700けん燃料ねんりょう電池でんちしゃかんする特許とっきょ無料むりょう公開こうかいした[69]

世界せかい最大さいだい電気でんき自動車じどうしゃ市場いちばである中国ちゅうごくは、世界せかい最大さいだい燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ市場いちば目指めざしているとされ、2017ねん上海しゃんはい政府せいふは50カ所かしょ水素すいそステーションを整備せいびする計画けいかく発表はっぴょうしている[70][71]

その燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ

編集へんしゅう

アルコール燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ

編集へんしゅう

アルコール搭載とうさいし、燃料ねんりょう電池でんち発電はつでんしてはし電気でんき自動車じどうしゃ。アルコールを直接ちょくせつ燃料ねんりょう電池でんち供給きょうきゅうするもの(ダイレクトメタノール燃料ねんりょう電池でんちしゃ)と、アルコールあらためしつうつわくるま搭載とうさいしアルコールから水素すいそ水素すいそ燃料ねんりょう電池でんち供給きょうきゅうするもの(水素すいそ燃料ねんりょう電池でんちしゃ)がある。

長所ちょうしょ内燃ないねん機関きかん自動車じどうしゃとの比較ひかく

編集へんしゅう
  • 方式ほうしきのアルコール燃料ねんりょう自動車じどうしゃおな長所ちょうしょ
    • 火災かさいさいみず消火しょうかできる
    • アルコールは既存きそんのガソリンスタンドで給油きゅうゆ可能かのう
    • 燃料ねんりょう価格かかく比較的ひかくてきやす
  • 燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ設計せっけい共通きょうつうはかれる

短所たんしょ内燃ないねん機関きかん自動車じどうしゃとの比較ひかく

編集へんしゅう

アルコールあらためしつがたもっと複雑ふくざつなシステムのため、許容きょようできないほどのくるまじょう有効ゆうこうスペースの減少げんしょう重量じゅうりょう増加ぞうかとコストだかになる

  • 方式ほうしきのアルコール自動車じどうしゃおな短所たんしょ
    • バイオエタノール製造せいぞうにより食料しょくりょう高騰こうとう自然しぜん破壊はかいなどの社会しゃかい問題もんだい発生はっせいする場合ばあいがある
    • アルコールの製造せいぞう段階だんかいでCO2発生はっせいする
    • メタノール金属きんぞく腐食ふしょくさせる/あつかいに資格しかく必要ひつよう
  • アルコール燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃ固有こゆう短所たんしょ
    • アルコールちゅう水素すいそ利用りようするため燃料ねんりょう電池でんちない水素すいそ燃料ねんりょう電池でんち同様どうよう水素すいそもろによる金属きんぞく劣化れっか問題もんだい発生はっせいする
    • 燃料ねんりょうあらためしつうつわにスペースとコストをとられる
    • あらためしつさい、CO2ねつ発生はっせいする
    • 燃料ねんりょう電池でんち高価こうかである
    • アルコール直接ちょくせつ供給きょうきゅうしき燃料ねんりょう電池でんち水素すいそ燃料ねんりょう電池でんちよりも寿命じゅみょうみじかい(腐食ふしょくせい原因げんいん
  • 電池でんち併用へいようするハイブリッドしゃとなる複雑ふくざつせい
    • 総合そうごう効率こうりつ向上こうじょうのため回生かいせいブレーキ充電じゅうでんよう電池でんち必要ひつようとされる
    • あらためしつのために、さらにだい容量ようりょう寒冷かんれい起動きどうよう電池でんち必須ひっすとされる

ダイレクトメタノール燃料ねんりょう電池でんちしゃ

編集へんしゅう

メタノール燃料ねんりょうもちいてダイレクトメタノール燃料ねんりょう電池でんち発電はつでんして電動でんどう走行そうこうするくるま[72]

金属きんぞく燃料ねんりょう電池でんち金属きんぞく空気くうき電池でんち自動車じどうしゃ

編集へんしゅう

あたらしい材料ざいりょう構造こうぞう金属きんぞく空気くうき電池でんち使つか電動でんどう駆動くどうする自動車じどうしゃエンドユーザーにとっては空気くうき電池でんちいち電池でんちのように電池でんちパックごと交換こうかんして使つかい、バックエンドの再生さいせいじょう金属きんぞく燃料ねんりょうせいきょく電解でんかいえき交換こうかんして燃料ねんりょう電池でんちとしてさい利用りようする。金属きんぞく空気くうき電池でんち燃料ねんりょう密度みつどおおきく、容量ようりょう非常ひじょうおおきいので、1かい交換こうかんあたり1000km以上いじょう走行そうこうできる。金属きんぞく燃料ねんりょうとして金属きんぞくリチウム、マグネシウム、アルミニウム、てつ亜鉛あえんなどが検討けんとうされている[73][74]

長所ちょうしょ内燃ないねん機関きかん自動車じどうしゃとの比較ひかく

編集へんしゅう
  • 電池でんちをストックでき、ある程度ていど停電ていでんつよい。
  • 車載しゃさいようとしてもっとてきした燃料ねんりょう電池でんち
    • 構造こうぞう簡単かんたんでスペースがもっとちいさい燃料ねんりょう電池でんちである
    • もっともライフサイクルコストのやす燃料ねんりょう電池でんちである
    • 航続こうぞく距離きょり水素すいそ燃料ねんりょう電池でんち内燃ないねん機関きかんよりなが
    • 金属きんぞく空気くうき電池でんちよう再生さいせいインフラが必要ひつようだが、水素すいそ燃料ねんりょうインフラよりあつかいと構築こうちく容易よういである
    • 金属きんぞく空気くうき電池でんちよう再生さいせいシステムを確立かくりつすれば電池でんち劣化れっかにする必要ひつようがない
    • 走行そうこうCO2NOxさない
  • 金属きんぞく空気くうき電池でんち電池でんちとして使つか可能かのうせいもある
    • 燃料ねんりょう電池でんちのフィールドでの燃料ねんりょう補給ほきゅう困難こんなんだが、電池でんちにして充電じゅうでんできる可能かのうせいはある

短所たんしょ内燃ないねん機関きかん自動車じどうしゃとの比較ひかく

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  • 電池でんち本体ほんたい問題もんだい
    • 車載しゃさいがた燃料ねんりょう電池でんちにできそうな金属きんぞく空気くうき電池でんちあたらしすぎて実績じっせきがない
    • 燃料ねんりょう電池でんちのフィールドでの燃料ねんりょう補給ほきゅう困難こんなんで、電池でんち交換こうかん再生さいせい工場こうじょう必要ひつよう
    • 交換こうかんしき金属きんぞく電極でんきょく規格きかく必要ひつよう
    • 放電ほうでんしたあとの金属きんぞく電極でんきょく精錬せいれんしてふたた金属きんぞく電極でんきょくとするために多大ただいなエネルギーが必要ひつようとなる
      • 金属きんぞく再生さいせいする必要ひつようエネルギーがおおきくエネルギー収支しゅうしじょう問題もんだいがあるだけでなく、工業こうぎょうレベルで安価あんか再生さいせいする技術ぎじゅつてき目処めどっていない状況じょうきょうである)
    • 燃料ねんりょう電池でんちとしてはもっともコストやすだが、既存きそん電池でんちよりやすくなるか不明ふめい
  • 電池でんち併用へいようする複雑ふくざつせい
    • 総合そうごう効率こうりつ向上こうじょうのため回生かいせいブレーキ充電じゅうでんよう電池でんち必要ひつようとされる
    • 寒冷かんれい起動きどうようにも電池でんち必要ひつようとされる

貴金属ききんぞくフリー液体えきたい燃料ねんりょう電池でんちしゃ

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貴金属ききんぞくふくまない燃料ねんりょう電池でんち液体えきたい燃料ねんりょう供給きょうきゅうし、電動でんどう走行そうこうするくるま

関連かんれん項目こうもく

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技術ぎじゅつ原理げんりめん

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 燃料ねんりょう電池でんちしき飛行機ひこうき船舶せんぱく開発かいはつされている。これらもFCVである。

出典しゅってん

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参考さんこう文献ぶんけん

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Carr. "The power and the glory: A special report on the future of energy", page 11. The Economist, 2008.

外部がいぶリンク

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