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(2024年 ねん 2月 がつ )
中国 ちゅうごく 人民 じんみん 解放 かいほう 軍 ぐん
中国 ちゅうごく 脅威 きょうい 論 ろん (ちゅうごくきょういろん,英 えい : China threat theory )とは、中華人民共和国 ちゅうかじんみんきょうわこく の覇権 はけん 主義 しゅぎ が他国 たこく または世界 せかい にとって重大 じゅうだい な脅威 きょうい になるとする言説 げんせつ 。中華人民共和国 ちゅうかじんみんきょうわこく の経済 けいざい 的 てき および政治 せいじ 的 てき 成長 せいちょう を弱 よわ める、米国 べいこく によって策定 さくてい されたいわゆる「中国 ちゅうごく 封 ふう じ込 こ め政策 せいさく 」の過去 かこ また現在 げんざい に大 おお きく影響 えいきょう を及 およ ぼした。
冷戦 れいせん 下 か の中国 ちゅうごく 脅威 きょうい 論 ろん
ソ連 それん 脅威 きょうい 論 ろん と中国 ちゅうごく 脅威 きょうい 論 ろん
日本 にっぽん やアメリカにおいては1950年代 ねんだい から1990年代 ねんだい 、つまり冷戦 れいせん 中 なか の脅威 きょうい はソビエト連邦 れんぽう であった(ソ連 それん 脅威 きょうい 論 ろん )[1] [2] 。
1960年 ねん には日米 にちべい 安保 あんぽ 条約 じょうやく が締結 ていけつ 、日米 にちべい 同盟 どうめい による安全 あんぜん 保障 ほしょう が図 はか られた。
1960年代 ねんだい には中国 ちゅうごく 脅威 きょうい 論 ろん が展開 てんかい され、日本 にっぽん は米国 べいこく と共 とも に反共 はんきょう 主義 しゅぎ 及 およ び封 ふう じ込 こ め戦略 せんりゃく が展開 てんかい された[1] 。
一方 いっぽう で1964年 ねん 10月 がつ に中国 ちゅうごく は初 はつ の核 かく 実験 じっけん を行 おこな ったが、当時 とうじ の米国 べいこく の態度 たいど は緩 ゆる やかなものであったといわれている[2] 。これは中 ちゅう ソ間 あいだ に対立 たいりつ がみられたからであり、ソ連 それん と決別 けつべつ した中国 ちゅうごく の核 かく は米国 べいこく の対 たい ソ戦略 せんりゃく 上 じょう において牽制 けんせい 的 てき に有利 ゆうり に働 はたら くだろうという目論見 もくろみ があったためである[2] 。
ベトナム戦争 せんそう では北 きた ベトナム を支援 しえん する中国 ちゅうごく と南 みなみ ベトナム を支援 しえん するアメリカの間 あいだ に当初 とうしょ は対立 たいりつ が見 み られた[1] 。しかし、ベトナム戦争 せんそう で苦戦 くせん を強 し いられていたアメリカは中 ちゅう ソ国境 こっきょう 紛争 ふんそう でソ連 それん との関係 かんけい が悪化 あっか していた中国 ちゅうごく に接近 せっきん [1] 。その後 ご 、リチャード・ニクソン 大統領 だいとうりょう の中国 ちゅうごく 訪問 ほうもん の衝撃 しょうげき [1] を経 へ て、1972年 ねん に日 にち 中 ちゅう 国交 こっこう 正常 せいじょう 化 か が実現 じつげん した。
対 たい ソ戦略 せんりゃく という観点 かんてん で米 べい 中 ちゅう 関係 かんけい には利害 りがい の一致 いっち が見 み られ、1970年代 ねんだい 末 まつ からはアメリカが中国 ちゅうごく に兵器 へいき や軍事 ぐんじ 技術 ぎじゅつ を供与 きょうよ し軍 ぐん の近代 きんだい 化 か に協力 きょうりょく した経緯 けいい がある[2] 。
1980年代 ねんだい にソ連 それん 脅威 きょうい 論 ろん が再 ふたた び台頭 たいとう するが、ソビエト連邦 れんぽう の崩壊 ほうかい によって終了 しゅうりょう する。
中 ちゅう ソ関係 かんけい と中国 ちゅうごく 脅威 きょうい 論 ろん
東西 とうざい 冷戦 れいせん は資本 しほん 主義 しゅぎ と社会 しゃかい 主義 しゅぎ のイデオロギー 的 てき 対立 たいりつ であったが、社会 しゃかい 主義 しゅぎ 国 こく として中国 ちゅうごく とソ連 それん がパートナーの関係 かんけい にあったのは冷戦 れいせん 初期 しょき の短 みじか い期間 きかん である[2] 。
1960年代 ねんだい 初頭 しょとう には中国 ちゅうごく とソ連 それん は対立 たいりつ 関係 かんけい をはらんでおり、1962年 ねん には新 しん 疆 などで国境 こっきょう 紛争 ふんそう が頻繁 ひんぱん に発生 はっせい していた[2] 。
冷戦 れいせん 後 ご の中国 ちゅうごく 脅威 きょうい 論 ろん
冷戦 れいせん の終結 しゅうけつ 後 ご は、ならずもの国家 こっか の脅威 きょうい が論 ろん じられ、東 ひがし アジア においてはジョージ・W・ブッシュ によって北朝鮮 きたちょうせん が名指 なざ された[1] 。
中国 ちゅうごく 脅威 きょうい 論 ろん は米国 べいこく の産業 さんぎょう 政策 せいさく 復活 ふっかつ を後押 あとお ししており第 だい 二 に 次 じ 世界 せかい 大戦 たいせん 後 ご 、75年 ねん 以上 いじょう 続 つづ いた「パクス・アメリカーナ」が米 べい 中 ちゅう ハイテク冷戦 れいせん により存続 そんぞく が危 あや ぶまれることで産業 さんぎょう 政策 せいさく 導入 どうにゅう の機運 きうん を高 たか めていることが指摘 してき されている[3]
2000年代 ねんだい にはテロリズム の脅威 きょうい と“ならずもの国家 こっか ”の脅威 きょうい が結 むす びつく一方 いっぽう で、中国 ちゅうごく 脅威 きょうい 論 ろん も再 ふたた び台頭 たいとう した[1] 。西側 にしがわ 諸国 しょこく では近年 きんねん [いつ? ] の中国 ちゅうごく 脅威 きょうい 論 ろん では過去 かこ 数 すう 十 じゅう 年 ねん 単位 たんい で見 み た軍事 ぐんじ 費 ひ の伸 の び率 りつ の高 たか さや不透明 ふとうめい 性 せい 、共産 きょうさん 主義 しゅぎ 国家 こっか としての報道 ほうどう ・言論 げんろん 規制 きせい 、国境 こっきょう 線 せん 問題 もんだい 、抑圧 よくあつ 的 てき な人権 じんけん 政策 せいさく 、愛国 あいこく 主義 しゅぎ 的 てき 歴史 れきし 教育 きょういく 、輸出 ゆしゅつ の拡大 かくだい による貿易 ぼうえき 摩擦 まさつ 、甚大 じんだい な環境 かんきょう 破壊 はかい 、資源 しげん の囲 かこ い込 こ み等 とう から今後 こんご 中国 ちゅうごく が周辺 しゅうへん 諸国 しょこく の又 また は地球 ちきゅう 規模 きぼ での脅威 きょうい となっていくとする見方 みかた で、この論説 ろんせつ は、日本 にっぽん ・台湾 たいわん ・米国 べいこく ・オーストラリア ・ベトナム ・インド などで展開 てんかい されている。また米 べい 中 ちゅう 冷戦 れいせん とともに言及 げんきゅう されることがある。
中国 ちゅうごく の
輸入 ゆにゅう 原油 げんゆ の80%が
マラッカ海峡 かいきょう 経由 けいゆ である(2004
年 ねん 限 げん 在 ざい )。
21年 ねん 連続 れんぞく 2桁 けた 増 ぞう で急増 きゅうぞう する軍事 ぐんじ 費 ひ [4] 、軍事 ぐんじ 費 ひ の内訳 うちわけ の不透明 ふとうめい 性 せい 、兵器 へいき や人員 じんいん の実態 じったい の不透明 ふとうめい 性 せい 、核 かく 戦力 せんりょく の充実 じゅうじつ 、日本 にっぽん の沖ノ鳥島 おきのとりしま における排他 はいた 的 てき 経済 けいざい 水域 すいいき の否定 ひてい 、数々 かずかず の示威 じい 行為 こうい (人工 じんこう 衛星 えいせい 破壊 はかい ・アメリカ海軍 かいぐん 原子力 げんしりょく 空母 くうぼ 至近 しきん での潜水 せんすい 艦 かん 浮上 ふじょう ・日本 にっぽん の領海 りょうかい 侵犯 しんぱん ・排他 はいた 的 てき 経済 けいざい 水域 すいいき での無断 むだん 調査 ちょうさ ・台湾 たいわん 近海 きんかい でのミサイル 演習 えんしゅう )により、中国 ちゅうごく 脅威 きょうい 論 ろん が展開 てんかい されている。2006年 ねん のアメリカ国防総省 こくぼうそうしょう の年次 ねんじ 報告 ほうこく 書 しょ では、軍事 ぐんじ 費 ひ の増大 ぞうだい などを背景 はいけい に「周辺 しゅうへん 諸国 しょこく への潜在 せんざい 的 てき な脅威 きょうい になっている」と述 の べている。
経済 けいざい 大国 たいこく として「世界 せかい の工場 こうじょう 」と呼 よ ばれる中国 ちゅうごく は廉価 れんか な製品 せいひん の輸出 ゆしゅつ によって他国 たこく の現地 げんち 産業 さんぎょう を圧迫 あっぱく しているという脅威 きょうい 論 ろん もある。
この輸出 ゆしゅつ 攻勢 こうせい の背景 はいけい には外資 がいし の誘致 ゆうち による工場 こうじょう の乱立 らんりつ や安 やす い人件 じんけん 費 ひ の他 ほか に、中国 ちゅうごく 当局 とうきょく が固定 こてい 相場 そうば 制 せい によって人民元 じんみんげ が輸出 ゆしゅつ に有利 ゆうり になるよう誘導 ゆうどう している背景 はいけい があり、人民元 じんみんげ の変動 へんどう 相場 そうば 制 せい への転換 てんかん 圧力 あつりょく にもなっている(人民元 じんみんげ 改革 かいかく も参照 さんしょう )。
中国 ちゅうごく は10億 おく を超 こ える人口 じんこう を抱 かか えていること、エネルギー効率 こうりつ が悪 わる いことから石油 せきゆ 等 ひとし 地下 ちか 資源 しげん の確保 かくほ に積極 せっきょく 的 てき なため、新 あら たな脅威 きょうい 論 ろん の要因 よういん となっている。2005年 ねん には米国 べいこく 大手 おおて 石油 せきゆ 会社 かいしゃ ・ユノカル の中国 ちゅうごく 企業 きぎょう 中国 ちゅうごく 海洋 かいよう 石油 せきゆ 総 そう 公司 こうし による買収 ばいしゅう 騒動 そうどう はアメリカ議会 ぎかい 上院 じょういん が法案 ほうあん を出 だ すほどの事態 じたい に発展 はってん した。
この他 ほか 、中国 ちゅうごく からの移民 いみん は世界 せかい 各国 かっこく で摩擦 まさつ を生 う んでいる。
古 ふる くから東南 とうなん アジア諸国 しょこく などでは華僑 かきょう が国 くに の政治 せいじ ・経済 けいざい に大 おお きな影響 えいきょう 力 りょく を有 ゆう しており、近年 きんねん では欧米 おうべい や日本 にっぽん への移民 いみん の急増 きゅうぞう により、各地 かくち でチャイナタウン が形成 けいせい されるなど、存在 そんざい 感 かん を増 ま している。
中国 ちゅうごく の軍事 ぐんじ 的 てき な脅威 きょうい として中国 ちゅうごく 人民 じんみん 解放 かいほう 軍 ぐん によるサイバーテロ が論 ろん じられもする。ニューヨーク・タイムズ は、ダライ・ラマ14世 せい のコンピューターなど、103か国 こく の政府 せいふ や個人 こじん のコンピューターが、主 おも に中国 ちゅうごく からのサイバー攻撃 こうげき を受 う けていたと報 ほう じた[5] 。
またF-35戦闘 せんとう 機 き の機密 きみつ 情報 じょうほう にアクセスしようというサイバー攻撃 こうげき があったことを、アメリカ空軍 くうぐん が発表 はっぴょう している[6] 。
2010年 ねん には米国 べいこく の調査 ちょうさ 機関 きかん が中国 ちゅうごく 人民 じんみん 解放 かいほう 軍 ぐん 陸 りく 水 すい 信号 しんごう 部隊 ぶたい によるサイバー攻撃 こうげき の事例 じれい を発表 はっぴょう した[7] 。
2012年 ねん 3月11日 にち のサンデー・タイムズ は、中国 ちゅうごく のハッカーがF-35戦闘 せんとう 機 き のデータを盗 ぬす み出 だ すため、BAEシステムズ のコンピューターに侵入 しんにゅう していたと報 ほう じた[8] 。
国 くに 別 べつ の反応 はんのう
日本 にっぽん
東シナ海 ひがししなかい
近年 きんねん の中国 ちゅうごく における急増 きゅうぞう し続 つづ ける軍事 ぐんじ 費 ひ について、識者 しきしゃ を中心 ちゅうしん に軍事 ぐんじ 的 てき 脅威 きょうい が唱 とな えられている。
中国 ちゅうごく の軍事 ぐんじ 費 ひ は1989年度 ねんど から21年 ねん 連続 れんぞく 2桁 けた 増 ぞう という勢 いきお いで増加 ぞうか しており、その予算 よさん の内訳 うちわけ が明確 めいかく に示 しめ されたことはない。
また装備 そうび の取得 しゅとく ・開発 かいはつ 費 ひ や戦略 せんりゃく ロケット部隊 ぶたい や人民 じんみん 武装 ぶそう 警察 けいさつ の予算 よさん は軍事 ぐんじ 予算 よさん に含 ふく まれておらず、実態 じったい は公表 こうひょう されている予算 よさん の3倍 ばい の額 がく になるという指摘 してき もなされており、2005年 ねん 8兆 ちょう 円 えん (同年 どうねん ロシア 6.5兆 ちょう 円 えん )2006年 ねん 10兆 ちょう 円 えん 、2007年 ねん 14兆 ちょう 円 えん と見込 みこ まれており、これに従 したが うならば軍事 ぐんじ 支出 ししゅつ では世界 せかい 2位 い で、国際 こくさい 関係 かんけい 上 じょう 、旧 きゅう ソ連 それん が占 し めていた地位 ちい に近 ちか づきつつある[9] 。
2008年 ねん 3月 がつ 4日 にち 、姜 きょう 恩 おん 柱 ばしら 報道 ほうどう 官 かん は、中国 ちゅうごく の2008年度 ねんど (1 - 12月)国防 こくぼう 予算 よさん は前年度 ぜんねんど 実績 じっせき 比 ひ 17.6%増 ぞう の4,177億 おく 元 げん (約 やく 6兆 ちょう 600億 おく 円 えん )に上 のぼ ることを明 あき らかにした[10] 。
上記 じょうき の通 とお り研究 けんきゅう 開発 かいはつ 費 ひ などを含 ふく む実際 じっさい の軍事 ぐんじ 費 ひ はさらに大 おお きいとみられるが、公表 こうひょう 額 がく においてもフランス を上回 うわまわ り、米国 べいこく 、イギリス に次 つ ぐ世界 せかい 3位 い の軍事 ぐんじ 費 ひ になった公算 こうさん が大 おお きい。
核 かく およびミサイル配備 はいび
DF-21の射程 しゃてい (赤 あか 線 せん )
中国 ちゅうごく 人民 じんみん 解放 かいほう 軍 ぐん ロケット軍 ぐん のミサイル発射 はっしゃ 基地 きち については軍事 ぐんじ 機密 きみつ のため公開 こうかい されてこなかったが、1980年代 ねんだい に一部 いちぶ 公開 こうかい され、すべてではないが一定 いってい 程度 ていど 公開 こうかい されている。
中国 ちゅうごく は核弾頭 かくだんとう 搭載 とうさい 可能 かのう な中距離 ちゅうきょり 弾道 だんどう ミサイルDF-21 とDF-3をはじめ日本 にっぽん を射程 しゃてい 内 ない に収 おさ めている。
元 もと 海上 かいじょう 自衛隊 じえいたい 第 だい 5航空 こうくう 群 ぐん 司令 しれい 川村 かわむら 純 じゅん 彦は中国 ちゅうごく のミサイル約 やく 800基 き のうち約 やく 100基 き は日本 にっぽん を照準 しょうじゅん としていると発言 はつげん している(2006年 ねん 時点 じてん )[11] 。
また中国 ちゅうごく 軍 ぐん は台湾 たいわん に照準 しょうじゅん を合 あ わせたミサイルを2005年 ねん から2006年 ねん にかけて710基 き から790基 き に増強 ぞうきょう している[12] 。
以下 いか 、日本 にっぽん を射程 しゃてい 内 ない としているものとして推定 すいてい される基地 きち について記 しる す[13] 。
中国 ちゅうごく の国防 こくぼう の観点 かんてん からは、日本 にっぽん 、韓国 かんこく 、台湾 たいわん 、フィリピン 、およびそれら各 かく 地域 ちいき の駐留 ちゅうりゅう アメリカ軍 ぐん 、およびアメリカ本土 ほんど までを射程 しゃてい にいれている[14] 。
瀋陽 しんよう 基地 きち (第 だい 51基地 きち 、96101部隊 ぶたい ):遼寧 りょうねい 省 しょう 瀋陽 しんよう 。1990年代 ねんだい 初 はじ めに吉林 きつりん 省 しょう 通 どおり 化 か から移転 いてん 。東風 こち 3号 ごう 、東風 こち 21号 ごう を装備 そうび 。
第 だい 806導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96111部隊 ぶたい ):陝西 せんせい 省 しょう 韓 かん 城 じょう : 標的 ひょうてき :アメリカ[13] 。東風 こち 31号 ごう を配備 はいび 。
第 だい 810導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96113部隊 ぶたい ):大連 たいれん 金 きむ 州 しゅう : 標的 ひょうてき : 日本 にっぽん 、韓国 かんこく [13] 。東風 こち 3号 ごう 配備 はいび 。
第 だい 816導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96115部隊 ぶたい ):吉林 きつりん 省 しょう 通 つう 化 か : 標的 ひょうてき : 日本 にっぽん [13] 。DF東風 こち 15 を配備 はいび 。
第 だい 822導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96117部隊 ぶたい ):山東 さんとう 省 しょう 萊蕪 : 標的 ひょうてき : 日本 にっぽん [13] 。2000年 ねん に編成 へんせい 、東風 こち 21号 ごう 配備 はいび 。
皖南基地 きち (第 だい 52基地 きち 、96151部隊 ぶたい ):安徽 あんき 省 しょう 稽嶺山 やま 。東風 こち 3号 ごう 、東風 こち 21号 ごう 、東風 こち 15号 ごう 、東風 こち 11号 ごう 、東風 こち 18号 ごう を装備 そうび
第 だい 807導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96161部隊 ぶたい ):安徽 あんき 省 しょう 池州 いけす : 標的 ひょうてき : 台湾 たいわん [13] 。東風 こち 21号 ごう 配備 はいび 。
第 だい 811導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96163部隊 ぶたい ):安徽 あんき 省 しょう 祁門 : 標的 ひょうてき : 台湾 たいわん
第 だい 815導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96165部隊 ぶたい ):江西 えにし 省 しょう 楽平 よしひら : 標的 ひょうてき : 台湾 たいわん
第 だい 817導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96167部隊 ぶたい ):福建 ふっけん 省 しょう 永安 えいあん : 標的 ひょうてき : 台湾 たいわん
第 だい 818導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96169部隊 ぶたい ):広東 かんとん 省 しょう 梅 うめ 州 しゅう : 標的 ひょうてき : 台湾 たいわん
第 だい 819導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96162部隊 ぶたい ):江西 えにし 省 しょう 贛州 : 標的 ひょうてき : 台湾 たいわん
第 だい 820導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96164部隊 ぶたい ):浙江 せっこう 省 しょう 金 きむ 華 はな : 標的 ひょうてき : 台湾 たいわん
第 だい 801導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96261部隊 ぶたい ):河南 かなん 省 しょう 霊宝 れいほう : 標的 ひょうてき :アメリカ[13]
第 だい 804導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96263部隊 ぶたい ):河南 かなん 省 しょう 欒川 : 標的 ひょうてき :アメリカ
第 だい 813導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96265部隊 ぶたい ):河南 かなん 省 しょう 南陽 なんよう : 標的 ひょうてき :アメリカ
湘西基地 きち (第 だい 55基地 きち 、96301部隊 ぶたい ):湖南 こなん 省 しょう 懐 ふところ 化 か 。東風 こち 4号 ごう 、東風 こち 5号 ごう を装備 そうび 。東風 こち 31号 ごう ?
第 だい 803導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96311部隊 ぶたい ):湖南 こなみ 省 しょう 靖 やすし 州 しゅう : 標的 ひょうてき :アメリカ
第 だい 805導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96313部隊 ぶたい ):湖南 こなみ 省 しょう 通 どおり 道 どう : 標的 ひょうてき :アメリカ
第 だい 814導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96315部隊 ぶたい ):湖南 こなみ 省 しょう 会同 かいどう : 標的 ひょうてき :アメリカ
第 だい 824導 しるべ 弾 だん 旅 たび (96317部隊 ぶたい ):湖南 こなみ 省 しょう 洞口 ほらぐち : 標的 ひょうてき :日本 にっぽん 、台湾 たいわん [13]
? 湖南 こなん 宜 むべ 春 はる 新 しん 営区 : 標的 ひょうてき :日本 にっぽん 、台湾 たいわん [13] 。
空軍 くうぐん 近代 きんだい 化 か
Su-27 フランカー
従来 じゅうらい 、中国 ちゅうごく 人民 じんみん 解放 かいほう 軍 ぐん 空軍 くうぐん は3,000機 き のJ-6戦闘 せんとう 機 き (中国 ちゅうごく 製 せい MiG-19 )を保有 ほゆう していた。J-6は日本 にっぽん を空襲 くうしゅう できるまでの航続 こうぞく 性能 せいのう が無 な いため日本 にっぽん の国防 こくぼう 上 うえ の脅威 きょうい ではなかったが、1990年代 ねんだい 末 まつ からこれら旧式 きゅうしき 機 き が寿命 じゅみょう 更新 こうしん 期 き を迎 むか えると、Su-27 がロシアからの輸入 ゆにゅう /ライセンス生産 せいさん 方式 ほうしき で量産 りょうさん され始 はじ め、更 さら に2006年 ねん からは中国 ちゅうごく 国産 こくさん のJ-10 の年産 ねんさん 50機 き 程度 ていど の量産 りょうさん が始 はじ まった。
これら新型 しんがた 機 き の導入 どうにゅう により、中国 ちゅうごく 空軍 くうぐん の戦闘 せんとう 機 き の世代 せだい は一気 いっき に2世代 せだい 新型 しんがた になって置 お き換 か わり始 はじ め、航空 こうくう 自衛隊 じえいたい の航空 こうくう 戦力 せんりょく に追 お いつきつつある。
新型 しんがた 戦闘 せんとう 機 き の多 おお くが上海 しゃんはい 周辺 しゅうへん から沖縄 おきなわ /九州 きゅうしゅう 、又 また は北朝鮮 きたちょうせん の租借 そしゃく 地 ち から日本海 にほんかい 沿岸 えんがん を空襲 くうしゅう できる航続 こうぞく 性能 せいのう を持 も っており、一部 いちぶ は東京 とうきょう 空襲 くうしゅう さえ可能 かのう となった。
また、日 にち 中 ちゅう 間 あいだ 海域 かいいき の航空 こうくう シミュレーションでも、アメリカ空軍 くうぐん の本格 ほんかく 来援 らいえん までは中国 ちゅうごく 側 がわ が優勢 ゆうせい を占 し める可能 かのう 性 せい が高 たか い。
これら中国 ちゅうごく 空軍 くうぐん 近代 きんだい 化 か により自衛隊 じえいたい の再 さい 編成 へんせい にも影響 えいきょう を及 およ ぼしている。
将来 しょうらい 的 てき には、中国 ちゅうごく 空軍 くうぐん は日本 にっぽん に航続 こうぞく 距離 きょり が届 とど く戦闘 せんとう 機 き 2,400機 き を保有 ほゆう することになると見 み られている[15] 。
こうした状況 じょうきょう 下 か にもかかわらず、当時 とうじ の小泉 こいずみ 政権 せいけん は歳出 さいしゅつ 削減 さくげん のため、戦闘 せんとう 機 き の定数 ていすう を300機 き から260機 き に削減 さくげん した。
空自 くうじ は「量 りょう 」を「質 しつ 」で補 おぎな うために、寿命 じゅみょう を迎 むか えるF-4EJ改 あらため の代替 だいたい に最 さい 新鋭 しんえい F-22 ステルス戦闘 せんとう 機 き の導入 どうにゅう を切望 せつぼう しているが、F-22は最先端 さいせんたん 技術 ぎじゅつ の塊 かたまり であるため、2007年 ねん 7月 がつ 25日 にち の米国 べいこく 下院 かいん 歳出 さいしゅつ 委員 いいん 会 かい で禁輸 きんゆ 措置 そち の継続 けいぞく が決定 けってい された。
中国 ちゅうごく 空軍 くうぐん 近代 きんだい 化 か を象徴 しょうちょう する事件 じけん の一 ひと つとして、2011年 ねん 8月 がつ 中旬 ちゅうじゅん ごろに中国 ちゅうごく 空軍 くうぐん のSu-27もしくはSu-30 が東シナ海 ひがししなかい の日 にち 中 ちゅう 中 ちゅう 間 あいだ 線 せん を越 こ え、海上 かいじょう 自衛隊 じえいたい の情報 じょうほう 収集 しゅうしゅう 機 き を追尾 ついび したことが挙 あ げられる。
中 ちゅう 間 あいだ 線 せん より日本 にっぽん の側 がわ で、中国 ちゅうごく 側 がわ による威嚇 いかく 行為 こうい が行 おこな われたのはこれが初 はじ めてである。尖閣諸島 せんかくしょとう へ近 ちか づかれる恐 おそ れがあると判断 はんだん した航空 こうくう 自衛隊 じえいたい が、那覇 なは 基地 きち のF-15J戦闘 せんとう 機 き をスクランブル 発進 はっしん させると中国 ちゅうごく 軍 ぐん の戦闘 せんとう 機 き は引 ひ き返 かえ した[16] 。
海軍 かいぐん の近代 きんだい 化 か
巡航 じゅんこう ミサイル打撃 だげき 力 りょく
ロシア から輸入 ゆにゅう した12隻 せき (877EKM型 がた 2隻 せき ・636型 がた 2隻 せき ・636M型 がた 8隻 せき 、636型 がた と636M型 がた は改 あらため キロ級 きゅう )のキロ級 きゅう 潜水 せんすい 艦 かん の内 うち 、636M型 がた 8隻 せき がロシア製 せい GPS (GLONASS )誘導 ゆうどう の3M-54E1(対 たい 艦 かん )/3M-14E(対地 たいち )巡航 じゅんこう ミサイル の潜水艦 せんすいかん 発射 はっしゃ 型 がた 「クラブS 」の運用 うんよう 能力 のうりょく があるとされる。
これは144発 はつ の巡航 じゅんこう ミサイルで、自衛隊 じえいたい の指揮 しき 通信 つうしん 設備 せつび ・航空 こうくう 基地 きち ・固定 こてい レーダーサイト ・陸上 りくじょう 自衛隊 じえいたい 補給 ほきゅう 処 しょ ・石油 せきゆ 備蓄 びちく の攻撃 こうげき が可能 かのう な戦力 せんりょく である。
宋 そう 型 がた ・元 もと 型 かた 潜水 せんすい 艦 かん ・漢 かん 型 がた 原子力 げんしりょく 潜水 せんすい 艦 かん ・その他 た 殆 ほとん どの水上 すいじょう 艦 かん ・JH-7A攻撃 こうげき 機 き ・H-6爆撃 ばくげき 機 き 装備 そうび のYJ-8 対 たい 艦 かん ミサイル は対地 たいち 攻撃 こうげき 型 がた が無 な く、対 たい 艦 かん 攻撃 こうげき 型 がた だけだった。しかし対地 たいち 型 がた YJ-85巡航 じゅんこう ミサイルが航空機 こうくうき に配備 はいび されるに及 およ んで、これの艦載 かんさい 用 よう が中国 ちゅうごく 海軍 かいぐん 艦艇 かんてい にも装備 そうび されれば、巡航 じゅんこう ミサイル同時 どうじ 投射 とうしゃ 能力 のうりょく が数 すう 百 ひゃく -1,000本 ほん 前後 ぜんこう に激増 げきぞう することになり、日本 にっぽん の国防 こくぼう 上 じょう 懸念 けねん されている。
揚陸 ようりく 艦隊 かんたい の増強 ぞうきょう
071型 がた 揚陸 ようりく 艦 かん
従来 じゅうらい は、中国 ちゅうごく 人民 じんみん 解放 かいほう 軍 ぐん 陸軍 りくぐん (兵力 へいりょく 160万 まん 人 にん ・戦車 せんしゃ 7,100両 りょう )の規模 きぼ が陸上 りくじょう 自衛隊 じえいたい (兵力 へいりょく 16万 まん 人 にん ・戦車 せんしゃ 900両 りょう )を上回 うわまわ っていても、中国 ちゅうごく 海軍 かいぐん の揚陸 ようりく 艦 かん の数 かず が少 すく なかったので日本 にっぽん の国防 こくぼう 上 じょう 大 たい して問題 もんだい ではなかった。
しかし、中国 ちゅうごく は台湾 たいわん (24万 まん 人 にん ・戦車 せんしゃ 900両 りょう )を武力 ぶりょく 併合 へいごう できる軍事 ぐんじ 能力 のうりょく を得 え るため、急 きゅう ピッチでドック型 がた 揚陸 ようりく 艦 かん を量産 りょうさん し、 揚陸 ようりく 艦隊 かんたい の増強 ぞうきょう を図 はか っている。
2005年 ねん 時点 じてん で戦車 せんしゃ 225両 りょう ・歩兵 ほへい 3万 まん 人 にん の輸送 ゆそう を出来 でき る体制 たいせい で、輸送 ゆそう 能力 のうりょく はロシアを抜 ぬ いて世界 せかい 2位 い になった。
2010年 ねん 7月 がつ 1日 にち より施行 しこう された国防 こくぼう 動員 どういん 法 ほう により、有事 ゆうじ の際 さい の輸送 ゆそう ・揚陸 ようりく に使用 しよう する目的 もくてき での民間 みんかん 船舶 せんぱく の徴用 ちょうよう が可能 かのう になった。
2015年 ねん には米 べい 太平洋 たいへいよう 揚陸 ようりく 艦隊 かんたい と互角 ごかく の戦車 せんしゃ 425両 りょう ・歩兵 ほへい 4万 まん 人 にん を1往復 おうふく で輸送 ゆそう できる揚陸 ようりく 艦隊 かんたい を持 も ち、3-4往復 おうふく で台湾 たいわん を征服 せいふく するのに必要 ひつよう な戦車 せんしゃ 1,300両 りょう ・歩兵 ほへい 16万 まん 人 にん を輸送 ゆそう 可能 かのう になると見 み られている。
空母 くうぼ 艦隊 かんたい
旧 きゅう ソ連 それん /ウクライナ の航空 こうくう 母艦 ぼかん 「ヴァリャーグ 」を購入 こうにゅう 、建造 けんぞう を再開 さいかい して2012年 ねん に「遼寧 りょうねい 」として就役 しゅうえき させた。
中国 ちゅうごく 海軍 かいぐん は2010-2017年 ねん に65,000t通常 つうじょう 動力 どうりょく 大型 おおがた 空母 くうぼ を3隻 せき 、2015-2022年 ねん に10万 まん t原子力 げんしりょく 空母 くうぼ 3隻 せき を建造 けんぞう し、旧式 きゅうしき フリゲート 艦 かん 40隻 せき を3-4目標 もくひょう 同時 どうじ 処理 しょり 能力 のうりょく を持 も った防空 ぼうくう フリゲ ふりげ ート艦 とかん 36隻 せき に更新 こうしん 予定 よてい である。
又 また 、艦載 かんさい 機 き や戦闘 せんとう 機 き 、潜水 せんすい 艦 かん 、各種 かくしゅ 戦闘 せんとう 艦艇 かんてい などをロシアから大量 たいりょう に購入 こうにゅう 中 ちゅう である。
第 だい 一 いち 列島 れっとう 線 せん ・領海 りょうかい に関 かん して
接近 せっきん 阻止 そし ・領域 りょういき 拒否 きょひ の構想 こうそう のもと、2020年 ねん には第 だい 一 いち 列島 れっとう 線 せん 、第 だい 二 に 列島 れっとう 線 せん 以内 いない の制海権 せいかいけん の確保 かくほ を目指 めざ しているといわれている[要 よう 出典 しゅってん ] 。
度重 たびかさ なる示威 じい 行為 こうい も中国 ちゅうごく 脅威 きょうい 論 ろん を助長 じょちょう する一因 いちいん となっている[要 よう 出典 しゅってん ] 。
実際 じっさい に中国 ちゅうごく 原子力 げんしりょく 潜水 せんすい 艦 かん が日本 にっぽん の領海 りょうかい を侵犯 しんぱん をしたり(漢 かん 級 きゅう 原子力 げんしりょく 潜水 せんすい 艦 かん 領海 りょうかい 侵犯 しんぱん 事件 じけん )、中国 ちゅうごく 軍 ぐん 艦艇 かんてい が日本 にっぽん の排他 はいた 的 てき 経済 けいざい 水域 すいいき で度重 たびかさ なる無断 むだん 調査 ちょうさ を行 おこな ったりするなど、日本 にっぽん への挑発 ちょうはつ 行為 こうい を繰 く り返 かえ している。また、尖閣諸島 せんかくしょとう の領有 りょうゆう 権 けん を主張 しゅちょう し、自 みずか らの排他 はいた 的 てき 経済 けいざい 水域 すいいき を日 にち 中 ちゅう 中 ちゅう 間 あいだ 線 せん を大 おお きく越 こ えた沖縄 おきなわ トラフ までであると主張 しゅちょう し、沖ノ鳥島 おきのとりしま の日本 にっぽん 領有 りょうゆう を否定 ひてい するなども日本 にっぽん 側 がわ の警戒 けいかい 心 しん を喚起 かんき している。
また、琉球 りゅうきゅう 独立 どくりつ 運動 うんどう の標榜 ひょうぼう を中国 ちゅうごく が利用 りよう する危険 きけん 性 せい を、青山 あおやま 繁 しげる 晴 はれ ら複数 ふくすう の政治 せいじ 家 か ・専門 せんもん 家 か が指摘 してき している。
中国 ちゅうごく 側 がわ から見 み て、沖縄 おきなわ 県 けん 周辺 しゅうへん は中国 ちゅうごく 海軍 かいぐん の太平洋 たいへいよう への出口 でぐち であり、米 べい 原子力 げんしりょく 潜水 せんすい 艦 かん が中国 ちゅうごく に巡航 じゅんこう ミサイル攻撃 こうげき をしたり、米 べい 空母 くうぼ が近寄 ちかよ ってくるのを防 ふせ ぐ前線 ぜんせん 飛行場 ひこうじょう として、韓国 かんこく /台湾 たいわん を海上 かいじょう 封鎖 ふうさ するための対 たい 艦 かん ミサイル設置 せっち 区域 くいき として、またアメリカ軍 ぐん が使用 しよう した場合 ばあい は台湾 たいわん /上海 しゃんはい 空爆 くうばく の拠点 きょてん として極 きわ めて重要 じゅうよう な要衝 ようしょう である[要 よう 出典 しゅってん ] 。
日本 にっぽん 民主党 みんしゅとう の沖縄 おきなわ 2000万 まん 人 にん ステイ構想 こうそう (移民 いみん ではない)は保守 ほしゅ 層 そう から批判 ひはん された[要 よう 出典 しゅってん ] 。
さらに日本 にっぽん 側 がわ の抗議 こうぎ にもかかわらず日 にち 中 ちゅう 中 ちゅう 間 あいだ 線 せん をまたぐ形 かたち で海底 かいてい のガス田 た を開発 かいはつ 中 ちゅう で、日 にち 中 ちゅう 間 あいだ の懸案 けんあん 事項 じこう となっている。
首相 しゅしょう の中国 ちゅうごく 牽制 けんせい 発言 はつげん
2010年 ねん 10月24日 にち 、自衛隊 じえいたい の中央 ちゅうおう 観閲 かんえつ 式 しき に出席 しゅっせき した菅 かん 直人 なおと 総理 そうり 大臣 だいじん は、「軍事 ぐんじ 力 りょく の近代 きんだい 化 か を進 すす め、海洋 かいよう における活動 かつどう を活発 かっぱつ 化 か させている中国 ちゅうごく にみられるように(情勢 じょうせい は)厳 きび しさを増 ま している」と中国 ちゅうごく の強大 きょうだい 化 か について初 はじ めて名指 なざ しで言及 げんきゅう した[17] 。
その他 た
実際 じっさい にこれらの事例 じれい から中国 ちゅうごく を忌避 きひ し、東南 とうなん アジア や国内 こくない に回帰 かいき する企業 きぎょう [どこ? ] は後 ご を絶 た たない。
また労働 ろうどう 者 しゃ からは中国人 ちゅうごくじん に仕事 しごと が奪 うば われてしまうという意味 いみ で、脅威 きょうい 論 ろん とは言 い わないまでも否定 ひてい 的 てき な意味 いみ で捉 とら えられることが多々 たた ある。
米国 べいこく
貿易 ぼうえき 摩擦 まさつ を背景 はいけい とした産業 さんぎょう 界 かい の圧 あつ 力 りょく により、アメリカ政府 せいふ は中国 ちゅうごく に対 たい して人民元 じんみんげ 切 き り上 あ げ圧力 あつりょく を強 つよ めている。
また、上述 じょうじゅつ のアメリカ国防総省 こくぼうそうしょう の報告 ほうこく 書 しょ にもあるとおり、軍事 ぐんじ 面 めん でも警戒 けいかい する声 こえ が強 つよ まっている。人工 じんこう 衛星 えいせい の破壊 はかい 実験 じっけん や演習 えんしゅう 中 ちゅう の米国 べいこく 空母 くうぼ 至近 しきん での潜水 せんすい 艦 かん の浮上 ふじょう などアメリカに対 たい する示威 じい 行為 こうい も目立 めだ つようになり、アメリカ議会 ぎかい などで度々 たびたび 話題 わだい となっている[要 よう 出典 しゅってん ] 。
また、中華 ちゅうか イージス艦 かん とも渾名 あだな される蘭 あららぎ 州 しゅう 級 きゅう 駆逐 くちく 艦 かん は、20年間 ねんかん にわたりアメリカ海軍 かいぐん から情報 じょうほう を盗 ぬす み出 だ していたチー・マック(麦 むぎ 大智 たいち )ら中国 ちゅうごく 系 けい アメリカ人 じん 4人 にん のもたらした技術 ぎじゅつ 情報 じょうほう に基 もと づいて開発 かいはつ された事 こと が判 わか っており、大 おお きな問題 もんだい となった[19] 。
リチャード・アーミテージ は国際連合大学 こくさいれんごうだいがく ウ・タントホールで2006年 ねん 6月 がつ 27日 にち に行 おこな われた講演 こうえん で、米国 べいこく 一極 いっきょく 超 ちょう 大国 たいこく 時代 じだい は2020年 ねん 以降 いこう に不 ふ 確実 かくじつ になる可能 かのう 性 せい があると述 の べた[20] 。
2011年 ねん 11月9日 にち 、アメリカ国防総省 こくぼうそうしょう は「エアシー・バトル 」(空 そら ・海 うみ 戦闘 せんとう )と呼 よ ばれる特別 とくべつ 部局 ぶきょく の創設 そうせつ 、中国 ちゅうごく の軍拡 ぐんかく に対 たい する新 あら たな対 たい 中 ちゅう 戦略 せんりゃく の構築 こうちく に乗 の り出 だ していることが明 あき らかとなった。この構想 こうそう には中国 ちゅうごく 以外 いがい の国 くに は対象 たいしょう に入 はい っていないとアメリカ側 がわ は事実 じじつ 上 じょう 認 みと めており、ある米 べい 政府 せいふ 高官 こうかん は「この新 しん 戦略 せんりゃく は米国 べいこく の対 たい 中 ちゅう 軍事 ぐんじ 態勢 たいせい を東西 とうざい 冷戦 れいせん スタイルへと変 か える重大 じゅうだい な転換 てんかん 点 てん となる」と述 の べた[21] 。
中国 ちゅうごく 高官 こうかん による核 かく 攻撃 こうげき 発言 はつげん
1995年 ねん 、人民 じんみん 解放 かいほう 軍 ぐん 副 ふく 総 そう 参謀 さんぼう 長 ちょう の熊 くま 光 こう 楷中将 ちゅうじょう が「もし米国 べいこく が台湾 たいわん に介入 かいにゅう したら、中国 ちゅうごく は核 かく ミサイル でロサンゼルス を破壊 はかい する。米国 べいこく は台北 たいぺい よりロサンゼルスを心配 しんぱい した方 ほう がよい」として、台湾 たいわん 海峡 かいきょう での武力 ぶりょく 紛争 ふんそう に米国 べいこく が介入 かいにゅう した場合 ばあい 、中国 ちゅうごく はロサンゼルスに対 たい して核 かく 攻撃 こうげき する可能 かのう 性 せい があると表明 ひょうめい した[22] 。
なお、中国 ちゅうごく は伝統 でんとう 的 てき に1964年 ねん から核 かく の先制 せんせい 不 ふ 使用 しよう を自国 じこく の核 かく 戦略 せんりゃく としてきた[23] 。しかし2005年 ねん 7月 がつ 14日 にち 、国防 こくぼう 大学 だいがく 教授 きょうじゅ ・中国 ちゅうごく 人民 じんみん 解放 かいほう 軍 ぐん 少将 しょうしょう の朱 しゅ 成 しげる 虎 とら は「(中国 ちゅうごく は一貫 いっかん して)核兵器 かくへいき 先制 せんせい 不 ふ 使用 しよう 」は軍事 ぐんじ 戦略 せんりゃく の基本 きほん 方針 ほうしん であり、非核 ひかく の通常 つうじょう 兵器 へいき による戦争 せんそう になっても、先 さき に核兵器 かくへいき は使用 しよう しないと宣言 せんげん してきたが、「核兵器 かくへいき 先制 せんせい 不 ふ 使用 しよう 」は「非核 ひかく の国 くに との戦争 せんそう にのみ適用 てきよう される原則 げんそく だ」「この種 たね の方針 ほうしん はよく変 か わる」と明言 めいげん した[24] 。
2011年 ねん までの中国 ちゅうごく 国防 こくぼう 白書 はくしょ には「中国 ちゅうごく は、いつ、いかなる状況 じょうきょう 下 か であっても、核兵器 かくへいき を先制 せんせい 的 てき に使用 しよう しない」と核保有 かくほゆう 国 こく で唯一 ゆいいつ 核 かく の先制 せんせい 不 ふ 使用 しよう を表明 ひょうめい していたが、2013年 ねん から記述 きじゅつ が削除 さくじょ された[25] 。
朱 しゅ 成 しげる 虎 とら 発言 はつげん (2005年 ねん )
2005年 ねん 7月 がつ 14日 にち に、国防 こくぼう 大学 だいがく 教授 きょうじゅ ・中国 ちゅうごく 人民 じんみん 解放 かいほう 軍 ぐん 少将 しょうしょう の朱 しゅ 成 しげる 虎 とら は香港 ほんこん でウォール・ストリート・ジャーナル やフィナンシャル・タイムズ など各国 かっこく の報道 ほうどう 機関 きかん を前 まえ に、アメリカ が台湾 たいわん 有事 ゆうじ に介入 かいにゅう した場合 ばあい 、中国 ちゅうごく は核 かく 戦争 せんそう も辞 じ さないと発言 はつげん した[要 よう 出典 しゅってん ] 。発言 はつげん は以下 いか の通 とお り。
「我々 われわれ (中国 ちゅうごく )は核兵器 かくへいき の先制 せんせい 攻撃 こうげき により中国 ちゅうごく 以外 いがい の人口 じんこう を減 へ らすと共 とも に自民 じみん 族 ぞく を温存 おんぞん させる事 こと に力 ちから を注 そそ ぐべきで、この核 かく 戦争 せんそう 後 ご に百 ひゃく 年 ねん 余 あま りの屈辱 くつじょく に満 み ちた歴史 れきし を清算 せいさん し未来永劫 みらいえいごう この地球 ちきゅう を支配 しはい する様 よう に成 な るだろう。世界 せかい の人口 じんこう は無制限 むせいげん に迅速 じんそく に増加 ぞうか している。今世紀 こんせいき 中 ちゅう に爆発 ばくはつ 的 てき 増加 ぞうか の極限 きょくげん に到達 とうたつ するはずだ。しかし地球 ちきゅう 上 じょう の資源 しげん は有限 ゆうげん なのだから、核 かく 戦争 せんそう こそ人口 じんこう 問題 もんだい を解決 かいけつ するもっとも有効 ゆうこう で速 はや い方法 ほうほう である。中国 ちゅうごく 政府 せいふ は全力 ぜんりょく で核兵器 かくへいき の開発 かいはつ に取 と り組 く んでおり、十 じゅう 年 ねん 以内 いない には地球 ちきゅう 上 じょう の半数 はんすう 以上 いじょう の人口 じんこう を消滅 しょうめつ させるだけの核兵器 かくへいき を装備 そうび することが可能 かのう である。中国 ちゅうごく は西安 しーあん 以東 いとう の全 ぜん 都市 とし が焦土 しょうど となる事 こと を覚悟 かくご している。米国 べいこく も数 すう 百 ひゃく の都市 とし が破壊 はかい される事 こと を覚悟 かくご しなければならない」
「もしアメリカが中国 ちゅうごく と台湾 たいわん との軍事 ぐんじ 紛争 ふんそう に介入 かいにゅう し、ミサイルや誘導 ゆうどう 兵器 へいき を中国 ちゅうごく 領土 りょうど 内 ない の標的 ひょうてき に向 む けて発射 はっしゃ すれば、中国 ちゅうごく は核兵器 かくへいき で反撃 はんげき する。現在 げんざい の軍事 ぐんじ バランスでは中国 ちゅうごく はアメリカに対 たい する通常 つうじょう 兵器 へいき での戦争 せんそう を戦 たたか い抜 ぬ く能力 のうりょく はないからだ」
「アメリカが中国 ちゅうごく の本土 ほんど 以外 いがい で中国 ちゅうごく 軍 ぐん の航空機 こうくうき や艦艇 かんてい を通常 つうじょう 兵器 へいき で攻撃 こうげき する場合 ばあい でも、中国 ちゅうごく 側 がわ からのアメリカ本土 ほんど 核 かく 攻撃 こうげき は正当 せいとう 化 か される。(アメリカによる攻撃 こうげき の結果 けっか )、中国 ちゅうごく 側 がわ は西安 しーあん 以東 いとう のすべての都市 とし の破壊 はかい を覚悟 かくご せねばならない。しかしアメリカも数 すう 百 ひゃく の都市 とし の中国 ちゅうごく 側 がわ による破壊 はかい を覚悟 かくご せねばならない」
— 朱 しゅ 成 しげる 虎 とら 、2005年 ねん 7月 がつ 14日 にち [26] [24]
韓国 かんこく
中国 ちゅうごく 政府 せいふ は2006年 ねん 9月14日 にち 、韓国 かんこく が総合 そうごう 海洋 かいよう 科学 かがく 基地 きち を設置 せっち している離 はなれ 於島 おじま は韓国 かんこく 領土 りょうど として認 みと められないとの見解 けんかい を示 しめ した。更 さら には中国 ちゅうごく 国内 こくない で離 はなれ 於島 おじま を中国 ちゅうごく 領 りょう にしようとする民間 みんかん 団体 だんたい 「蘇 そ 岩礁 がんしょう (離 はなれ 於島 おじま の中国 ちゅうごく 名 めい )保衛 やすえ 協会 きょうかい 」の結成 けっせい が進 すす められている。また、白頭山 はくとうさん や間島 まじま に関 かん しても領土 りょうど 的 てき な摩擦 まさつ が発生 はっせい している[要 よう 出典 しゅってん ] 。
歴史 れきし 認識 にんしき でも高句麗 こうくり 史 し を巡 めぐ っての認識 にんしき の違 ちが いが存在 そんざい する。
2007年 ねん からは、成長 せいちょう 著 いちじる しい大国 たいこく 中国 ちゅうごく と、大国 たいこく である日本 にっぽん との間 あいだ に挟 はさ まれた韓国 かんこく はこの2つの国 くに に経済 けいざい 的 てき ・軍事 ぐんじ 的 てき に従属 じゅうぞく する立場 たちば に転落 てんらく するのではないかという「サンドイッチ論 ろん 」という主張 しゅちょう が『中央日報 ちゅうおうにっぽう 』などの主要 しゅよう 紙 し に載 の るようになっている[27] [28] 。
2017年 ねん 4月 がつ 6日 にち にフロリダ州 しゅう で米 べい 中 ちゅう 首脳 しゅのう 会談 かいだん が行 おこな われたが、その際 さい に中国 ちゅうごく の習近平 ひらた 総 そう 書記 しょき (国家 こっか 主席 しゅせき )が「朝鮮半島 ちょうせんはんとう は中国 ちゅうごく の一部 いちぶ だった」と発言 はつげん したことをアメリカ のドナルド・トランプ 大統領 だいとうりょう が明 あき らかにした[29] [30] 。ドナルド・トランプ大統領 だいとうりょう は、「習近平 ひら 主席 しゅせき が中国 ちゅうごく と朝鮮半島 ちょうせんはんとう の歴史 れきし について話 はな した。数 かず 千 せん 年 ねん の歴史 れきし と数 すう 多 おお くの戦争 せんそう について。朝鮮 ちょうせん は実 じつ は中国 ちゅうごく の一部 いちぶ だった」「朝鮮 ちょうせん は実際 じっさい に中国 ちゅうごく の一部 いちぶ だった(Korea actually used to be a part of China )」「習主席 しゅせき から中国 ちゅうごく と韓国 かんこく の歴史 れきし について聞 き いた。北朝鮮 きたちょうせん ではなく韓 かん 半島 はんとう 全体 ぜんたい の話 はなし だった。(中国 ちゅうごく と韓国 かんこく には) 数 すう 千 せん 年 ねん の歳月 さいげつ の間 あいだ 、多 おお くの戦争 せんそう があった」「(習主席 しゅせき の歴史 れきし 講義 こうぎ を)10分間 ふんかん 聞 き いて(北朝鮮 きたちょうせん 問題 もんだい が)容易 ようい ではないことを悟 さと った」と語 かた った[29] [30] 。これに対 たい して、韓国 かんこく の保守 ほしゅ 派 は から「(中国 ちゅうごく は)実際 じっさい は手段 しゅだん や方法 ほうほう に関係 かんけい なく隣国 りんごく に対 たい する覇権 はけん を追求 ついきゅう してきた。習主席 しゅせき は米国 べいこく のトランプ大統領 だいとうりょう に『韓 かん 半島 はんとう は中国 ちゅうごく の一部 いちぶ だった』という妄言 ぼうげん まで口 くち にした。それが彼 かれ らの本心 ほんしん だ。中国共産党 ちゅうごくきょうさんとう と習主席 しゅせき はその属性 ぞくせい からして覇権 はけん を追求 ついきゅう し、暴力 ぼうりょく 的 てき かつ反 はん 民主 みんしゅ 的 てき で反 はん 人権 じんけん 的 てき だ」という露骨 ろこつ な中国 ちゅうごく 脅威 きょうい 論 ろん が出 で ている[31] 。
台湾 たいわん
南シナ海 みなみしなかい
中国 ちゅうごく は台湾 たいわん が独立 どくりつ を宣言 せんげん するなら武力 ぶりょく を持 も ってこれを鎮圧 ちんあつ し併合 へいごう すると公言 こうげん していることから、特 とく に本省 ほんしょう 人 じん の間 あいだ では軍事 ぐんじ 的 てき に中国 ちゅうごく を重大 じゅうだい な脅威 きょうい と捉 とら えている。現実 げんじつ に中国 ちゅうごく は台湾 たいわん への武力 ぶりょく 攻撃 こうげき を念頭 ねんとう に置 お いた反 はん 分裂 ぶんれつ 国家 こっか 法 ほう を制定 せいてい するなど、軍事 ぐんじ 的 てき 圧力 あつりょく を捨 す ててはいない。また、1996年 ねん の台湾 たいわん 初 はつ の民選 みんせん 総統 そうとう 選挙 せんきょ で、親日 しんにち 派 は で台湾 たいわん 独立 どくりつ 傾向 けいこう の強 つよ い李 り 登輝 とうき が優勢 ゆうせい と知 し ると、台湾 たいわん 近海 きんかい でミサイル演習 えんしゅう を実行 じっこう しあからさまな軍事 ぐんじ 圧力 あつりょく を加 くわ えたこともあった[要 よう 出典 しゅってん ] 。
現在 げんざい 、台湾 たいわん では中国 ちゅうごく との戦争 せんそう を忌避 きひ したいがために台湾 たいわん 独立 どくりつ には否定 ひてい 的 てき で現状 げんじょう 維持 いじ を望 のぞ んでいる国民 こくみん が大半 たいはん を占 し めているとされる。2003年 ねん に三 さん 通 つう が始 はじ まって以降 いこう 、言語 げんご がほぼ同 おな じ事 ごと から経済 けいざい 的 てき な交流 こうりゅう は進 すす んでおり、特 とく に台湾 たいわん 企業 きぎょう の中国 ちゅうごく 進出 しんしゅつ は近年 きんねん 著 いちじる しい。経済 けいざい の面 めん から中国 ちゅうごく 本土 ほんど との関係 かんけい は切 き っても切 き れないものになってきており、中国 ちゅうごく に併呑 へいどん されるという危機 きき 感 かん もあるが、全体 ぜんたい 的 てき に見 み れば経済 けいざい 的 てき な面 めん での脅威 きょうい 論 ろん は下火 したび になってきている。
オーストラリア
脅威 きょうい 論 ろん への異論 いろん
日本 にっぽん 共産党 きょうさんとう は、米 べい 中 ちゅう ・日 にち 中 ちゅう 間 あいだ の経済 けいざい 的 てき 相互 そうご 依存 いぞん 関係 かんけい の強 つよ まりや、中国 ちゅうごく の対外 たいがい 政策 せいさく に照 て らせば、中国 ちゅうごく を「脅威 きょうい 」とする考 かんが えには根拠 こんきょ が無 な いと主張 しゅちょう している[34] 。また、中国 ちゅうごく 脅威 きょうい 論 ろん とは中国 ちゅうごく の軍拡 ぐんかく で公共 こうきょう の場所 ばしょ での軍事 ぐんじ 的 てき 権益 けんえき を脅 おびや かされる可能 かのう 性 せい が出 で てきたアメリカが声高 こわだか に中国 ちゅうごく の脅威 きょうい を主張 しゅちょう し、日本 にっぽん もそれになぞっているだけであると主張 しゅちょう している[35] 。
石破 いしば 茂 しげる は、「中国 ちゅうごく の軍事 ぐんじ 費 ひ の伸 の びだけで『脅威 きょうい 』とは言 い えない。軍人 ぐんじん の給与 きゅうよ 上昇 じょうしょう にかなりの部分 ぶぶん が使 つか われている事実 じじつ がある」と2009年 ねん 12月8日 にち のシンポジウムで述 の べた[36] 。
また、2009年 ねん まで内閣 ないかく 官房 かんぼう 副 ふく 長官 ちょうかん 補 ほ (安全 あんぜん 保障 ほしょう ・危機 きき 管理 かんり 担当 たんとう 」を務 つと めた柳澤 やなぎさわ 協 きょう 二 に は「冷戦 れいせん 時代 じだい のソ連 それん とは体制 たいせい 的 てき な対立 たいりつ 関係 かんけい があったが、中国 ちゅうごく とは(経済 けいざい 発展 はってん という)同 おな じ方向 ほうこう を向 む いて競争 きょうそう しており、相手 あいて を滅 ほろ ぼす動機 どうき がない。中国 ちゅうごく が日本 にっぽん を滅 ほろ ぼしたら中国 ちゅうごく の経済 けいざい は成 な りたないし、米 べい 中 ちゅう 関係 かんけい でも同 おな じことが言 い える」と、2010年 ねん 4月 がつ 20日 はつか の国会 こっかい 内 うち の講演 こうえん で述 の べている[35] 。
ただ、この柳沢 やなぎさわ や日本 にっぽん 共産党 きょうさんとう などが主張 しゅちょう する「グローバル化 か で経済 けいざい 関係 かんけい が密接 みっせつ だから、戦争 せんそう を仕掛 しか けると自分 じぶん が損 そん をするから戦争 せんそう は起 お きえない」という「資本 しほん 主義 しゅぎ の平和 へいわ 」論 ろん には異論 いろん もある。実際 じっさい 第 だい 一 いち 次 じ 世界 せかい 大戦 たいせん に於 お いて英 えい 独 どく 両国 りょうこく は緊密 きんみつ な経済 けいざい 関係 かんけい を持 も ちながら開戦 かいせん したし、中野 なかの 剛志 たけし は「国家 こっか は必 かなら ずしも合理 ごうり 的 てき に行動 こうどう しないことや、合理 ごうり 的 てき に行動 こうどう したとしても戦争 せんそう が起 お きる可能 かのう 性 せい がある」と著書 ちょしょ で述 の べている。また、この平和 へいわ 論 ろん はグローバル化 か への警戒 けいかい 感 かん が少 すく ない日本 にっぽん で特 とく に根強 ねづよ く信仰 しんこう されている考 かんが え方 かた だという[37] 。
中国 ちゅうごく の欧州 おうしゅう 連合 れんごう 代表 だいひょう 部 ぶ は声明 せいめい で、「我々 われわれ の防衛 ぼうえい と軍事 ぐんじ 的 てき 近代 きんだい 化 か の追求 ついきゅう は正当 せいとう で、合理 ごうり 的 てき で、開放 かいほう 的 てき で透明 とうめい 性 せい があるものだ」と主張 しゅちょう した。また、北 きた 約 やく は中国 ちゅうごく の発展 はってん を「理性 りせい 的 てき な方法 ほうほう で」とらえ、「中国 ちゅうごく の正当 せいとう な利益 りえき と権利 けんり を、集団 しゅうだん 政治 せいじ を操作 そうさ し、対立 たいりつ を生 う み出 だ し、地政学 ちせいがく 的 てき 競争 きょうそう をあおるための口実 こうじつ にするのをやめる」べきだと付 つ け加 くわ えた[38] 。
崩壊 ほうかい 論 ろん との違 ちが い
日米 にちべい で流布 るふ された中国 ちゅうごく 崩壊 ほうかい 論 ろん については米国防総省 べいこくぼうそうしょう の諮問 しもん 機関 きかん である国防 こくぼう 政策 せいさく 委員 いいん 会 かい (英語 えいご 版 ばん ) のマイケル・ピルズベリー 委員 いいん 長 ちょう は中国 ちゅうごく 脅威 きょうい 論 ろん を打 う ち消 け すための中国 ちゅうごく の情報 じょうほう 工作 こうさく だったと述 の べている[39] 。
脚注 きゃくちゅう
出典 しゅってん
参考 さんこう 文献 ぶんけん
関連 かんれん 項目 こうもく
外部 がいぶ リンク
日本語 にほんご
古 こ 森 もり 義久 よしひさ 「外交 がいこう 弱 じゃく 小国 おぐに 日本 にっぽん の安全 あんぜん 保障 ほしょう を考 かんが える ~ワシントンからの報告 ほうこく ~」日経 にっけい BP社 しゃ SAFETY JAPAN
台湾 たいわん 週報 しゅうほう (中央 ちゅうおう 通 どおり 訊社 )
英語 えいご