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ジョージア料理りょうり

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ハチャプリ
ヒンカリ
シャナーヒ

ジョージア料理りょうりジョージアქართული სამზარეულოマ字まじみ:kartuli samzareulo)あるいはグルジア料理りょうりは、みなみコーカサスくにジョージア日常にちじょうてきしょくされる食物しょくもつ飲料いんりょう)と食器しょっきによって形成けいせいされる料理りょうり中心ちゅうしんとしたしょく文化ぶんかのことである。ジョージアの地域ちいきによって多様たようなスタイルのレシピがある。食事しょくじ飲酒いんしゅはジョージア文化ぶんかなかでも重要じゅうよう役割やくわりになっている。ジョージアこく以外いがいでも、ジョージア料理りょうりてんはもちろん、ジョージア・ワインてん、ロシア料理りょうりてんなどでもべられることがある[1]

ジョージアシルクロードうえくにのひとつであるため、旅人たびびとによってジョージア料理りょうり影響えいきょうけたとされている。あい友情ゆうじょうはスプラ(テーブルクロス)がジョージアで非常ひじょう重要じゅうようである理由りゆうのひとつである。スプラは、親戚しんせき友人ゆうじん客人きゃくじん提供ていきょうされ、乾杯かんぱいをして客人きゃくじんたのしませるタマダ(トーストマスター)がかせない。

なお、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくジョージアしゅうにおける伝統でんとう料理りょうりの「ジョージア料理りょうり」(南部なんぶ料理りょうりおよびローカントリー料理りょうり英語えいごばん参照さんしょう)とはなん関係かんけいい。

概要がいよう

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ジョージア固有こゆう料理りょうりであり、どう国内こくないしゅうごとに独自どくじ発祥はっしょうした料理りょうり伝統でんとうなか洗練せんれんされた料理りょうり数多かずおお存在そんざいする。一方いっぽう、ジョージア料理りょうりなかには中東ちゅうとうヨーロッパだけではなく、西にしアジアからの影響えいきょうられる。これらは、このユーラシア大陸たいりく東西とうざいをつなぐ交易こうえき中継ちゅうけいてんであったため、相互そうご豊富ほうふアイデア香辛料こうしんりょうふく食材しょくざいった結果けっかられる[2]

ジョージア料理りょうり文化ぶんかなかで、特徴とくちょうてきなのはケイピ、もしくはスプラとわれる宴会えんかい[3]と、それをげるタマダばれる仕切しきやく[3]存在そんざいである。この宴会えんかいでは、大量たいりょうのワインやビールるいと、大量たいりょうのジョージア料理りょうり提供ていきょうされ、タマダが司会しかい進行しんこうスピーチ宴会えんかいげいおど音楽おんがく披露ひろうしてげることが、最高さいこう歓迎かんげいとして伝統でんとうとなっている。

ジョージア料理りょうり20世紀せいき以降いこうロシア国内こくない普及ふきゅうしている。これはソビエト連邦れんぽう共産党きょうさんとう書記しょきちょうヨシフ・スターリンカルトヴェリじんで、ジョージア料理りょうり好物こうぶつだったことによる。ロシア国内こくないおおくの都市としにはかならずジョージアけいレストランが存在そんざいし、ジョージア料理りょうりをジョージアの様式ようしきしたがって提供ていきょうしている[4]

呼称こしょう

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日本にっぽんでは20世紀せいきなかばにロシア経由けいゆられるようになって以来いらい「グルジア料理りょうり」と呼称こしょうされてたが、同国どうこくしゅたる民族みんぞくであるカルトヴェリじんおおくはロシア由来ゆらい異説いせつあり)とされる「グルジア」の呼称こしょう忌避きひしているため、2015ねん4がつ日本にっぽん政府せいふ国家こっかそとめいを「ジョージア」に変更へんこうしたのに前後ぜんごして「ジョージア料理りょうり」とばれることがおおくなっている。

地域ちいきべつ伝統でんとう料理りょうり

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アブハジア

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アブハジア料理りょうりはスパイスや胡桃くるみおお使用しようする。

  • アブハジアもっと人気にんきのある料理りょうりは、アビスタ(とうもろこしでつくられたおかゆ)、アピルピルチャパ(胡桃くるみソースをめた胡椒こしょうかわ)、アチュマ(ハチャプリの一種いっしゅ)、アリツムゲリ(胡桃くるみりのコーンブレッド)、アチャッシュ(ハチャプリのようなもの、使用しようするチーズだけがことなる)、アチャパ(胡桃くるみりのインゲンまめ)、アクタグチャパ(デビルドエッグ胡桃くるみめられたゆでたまご)。
  • もっと人気にんきのあるデザートは、アクアルクアーという蜂蜜はちみつりのクッキー。
  • アジカはからくてスパイシーだが、ほのかにふう味付あじつけをすることでもの味付あじつけによく使用しようされる。
  • アブハジアのワインには、ルィフニー、アプスニー、アナコピアがある。

アチャラ

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アチャラ料理りょうりは、その自然しぜん海辺うみべ山岳さんがく地帯ちたい)と歴史れきし影響えいきょうけた非常ひじょう多様たよう料理りょうり

  • 山岳さんがく地帯ちたいのアチャラでは、おも生産せいさんぶつ乳製品にゅうせいひんであり、料理りょうりジョージア料理りょうりなかでもよりおもいというのが特徴とくちょうである一方いっぽう海辺うみべ地域ちいきでは料理りょうりのほとんどにスパイスがいていて、おおくの新鮮しんせんなハーブが使用しようされる。
  • アチャラのなかもっと人気にんきのある料理りょうりは、アチャルリ・ハチャプリ、ボラノ(ギーでげられたチーズをきざんだもの)、チルブリ(胡桃くるみとトマトのオムレツ)、マラフト(胡桃くるみなまぶどうジュースをつぶしたインゲンまめえたもの)、ラフニ(ハルチョーたシチュー)、ハヴィツィ(ギーととうもろこしのおかゆ)、シノリ(発酵はっこうしていないパン生地ぱんきじとナドゥギでつくられたもの)、パフラヴァ(トルコのバクラヴァの一種いっしゅ)、シャカールラマ(ビスケット)。

グリア料理りょうりは、おも家禽かきんとく鶏肉とりにく)、コーンブレッド(ムチャディ)、そして胡桃くるみおお使用しようされる。

  • グリアのなかもっと人気にんきのある料理りょうりは、サツィヴィ(鶏肉とりにく七面鳥しちめんちょうのバッゼという胡桃くるみソース)、ムチャディ(コーンブレッド)、クパティ(豚肉ぶたにくからつくられたソーセージ)、バドリジャニ・ニグヴジ(げナスの胡桃くるみソース)、グリアン・ハチャプリ(チーズとゆでたまごまった三日月みかづきがたハチャプリ、クリスマスにべられる)、ブリンジュラ(ハチャプリにた、チーズオムレツのようなもの)、プハリとクチュマチ(胡桃くるみソースとザクロをえた鶏肉とりにく肝臓かんぞう)。

イメレティ

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イメレティ料理りょうりは、隣接りんせつするグリア地方ちほう料理りょうりとよくたところがあり、胡桃くるみをふんだんに使用しようすることでられている。

  • イメレティのなかもっと人気にんきのある料理りょうりは、イメルリ・ハチャプリもっと一般いっぱんてきなハチャプリ)、ムチャディ(コーンブレッド)、プハリ、クチュマチ(胡桃くるみソースとザクロをえた鶏肉とりにく肝臓かんぞう)、ソコ(げマッシュルーム)、ロビオ(スパイスをくわえたつぶした小豆あずき)、バドリジャニ・ニグヴジ(げナスの胡桃くるみソース)、チャホフビリ(家禽かきんにくのトマトベースのスープ)、ムツニリ(胡瓜きゅうりやキャベツ、ビーツ、ジョンジョリとう野菜やさいけたもの)、エカラ(プハリ)、クパティ(豚肉ぶたにくでつくられたソーセージ)、サツィヴィ(鶏肉とりにく七面鳥しちめんちょうのバッゼという胡桃くるみソース)、チチラ・イスリム・マクヴァルシ(ブラックベリーとぶどうベースのソースのローストチキン)。
  • イメレティは、チキンティ(塩気しおけのあるチーズ)やイメルリ・クヴェリ、スルグニといったチーズでもよくられている。

カヘティ

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カヘティ料理りょうりは、よりにくをベースにしたジョージア料理りょうりなされており、この地域ちいきは「ワインの地域ちいき」とばれている。ジョージアのパンの一種いっしゅであるトニスプリの発祥はっしょうとしてもられている。

  • カヘティでられている料理りょうりといえば、ムツヴァディ(グリルでいたにく)、チャカプリ(タラゴンなどのハーブとひつじにくでつくられたスープ)、ヒンカリおおきい小籠こごめつつみようなもの)、ハシュラマ(牛肉ぎゅうにくまたは子羊こひつじにく)、ハシ(スプラののちによくべられるにく)、チャナヒ(子羊こひつじにくとトマトでつくられたスープ)、チヒルトマ(鶏肉とりにくでつくられたスープ)、アジャプサンダリ(ナスやじゃがいも、トマトでつくられた一種いっしゅのラグー)。
  • カヘティには、チュルチュヘラ(ぶどうジュースと胡桃くるみでつくられたキャンディー)やペラムシ(ぶどうジュースからつくられたデザート)など有名ゆうめいなデザートがある。
  • カヘティはアラザニやアハシェニ、サペラヴィ、キンズマラウリなどのワインでもよくられている。

カルトリ

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カルトリは、フルーツ(とく林檎りんご、アプリコット、イチジク、もも)と野菜やさいとく胡瓜きゅうりやトマト、たまねぎ)などの名産めいさんとしてられている。

  • カルトリ料理りょうりとしてられているものは、プリス・ハルチョー(パンからつくられたスープの一種いっしゅ)、シェチャマンディ(ハナミズキとうでつくられたスープ)、ジョンジョリ(ミツバウツギぞくはなのピクルス)、チャフラキナ(チーズとビーツルートのまったハチャプリの一種いっしゅ)、ハビズギナ(チーズとじゃがいものまったオセチアン・ハチャプリ)、チャカプリ(タラゴンなどのハーブとひつじにくでつくられたスープ)。

ラゼティ

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ラゼティの歴史れきしてき名所めいしょのほとんどはトルコに位置いちしているが、ジョージアのラゼスとくにサルピでは、いまでも下記かきのとおり伝統でんとうてき料理りょうりつくられている。

  • ブレギ / パポニ(ミルクプディングがまった菓子かし)、グレスタ(とろけるチーズとマッシュルームをかけた鶏肉とりにくおよ牛肉ぎゅうにく)、カプカ・タガネイ(げたアンチョビと野菜やさい)、カプカ・プリンコニ(アンチョビピラフ)、カプコン・ムクディ(きざんだアンチョビ、プハリ、ハーブをえたげコーンブレッド)、ル・ドゥディ(しろインゲンまめあかのプハリ、たまねぎ、ネギをぜたもの)、ル・ヌカシェイ(様々さまざま野菜やさいおもにキャベツ、インゲンまめ、じゃがいもをコーンミールとぜてつくったおかゆ一種いっしゅ)、ムーラマ(チーズのはいったコーンミール)。

サメグレロ

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サメグレロの郷土きょうど料理りょうりは、ジョージアなかでももっと有名ゆうめい料理りょうりとみなされている。数々かずかずのスパイスや胡桃くるみ使用しようするのが特徴とくちょう

  • サメグレロでられている料理りょうりといえば、ゴーミ(コーンミールでつくられたおかゆ)、エラルジ(スルグニのはいったゴーミ)、ゲブザリア(ミントで味付あじつけされたチーズロール)、ミングレリアン・ハチャプリ(チーズが上部じょうぶにトッピングされたハチャプリ)、クパティ(豚肉ぶたにくつくられたソーセージ)、タバカ(アジカをくわえて調理ちょうりされた鶏肉とりにく)、ハルチョ―(牛肉ぎゅうにくのスープ)。
  • 伝統でんとうてきにスルグニがつくられている。
  • アジカは胡椒こしょうとスパイスでつくられたソース。サメグレロとアブハジアで伝統でんとうてきにつくられる。

ムティアネティ、へヴィ、へヴスレティ、プシャヴィ、トゥシェティ

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これらの料理りょうり類似るいじせいたかいため、どういち料理りょうりとみなされることがよくある。

  • 有名ゆうめい料理りょうりには、ヒンカリにく、じゃがいもおよカッテージチーズめた小籠こごめつつみのようなもの)、ゴルディラ(でた生地きじ)、クァギ(しお味付あじつけされた乾燥かんそうにく)、カウルマ(にくからつくられたスープの一種いっしゅ)、コトリ(カッテージチーズまったハチャプリ)、ハチョエルボ(ボールじょう乾燥かんそうカッテージチーズ)、ハヴィツィ(とろけるチーズ)。
  • トゥシェティは、グダというヤギやひつじのミルクがベースのチーズの名産めいさんとしてもられる。
  • これらの地域ちいきは、ジピタウリというアルコール飲料いんりょうビールでもられている。

ラチャ、レフチュミ

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ラチャとレフチュミの料理りょうり大半たいはんどういち料理りょうりであることから、ひとつの料理りょうりグループにけられることがおおい。

  • ラチャとレフチュミでられている料理りょうりといえば、シュクメルリ(クリームとにんにくでつくられたソースに鶏肉とりにく煮込にこんだもの)、ロリ(豚肉ぶたにくのベーコン)、ロビアニ(インゲンまめとロリがまったハチャプリの一種いっしゅ)、ロビオ(つぶしたインゲンまめをスパイスで味付あじつけしたもの)、ラチュリ・ハチャプリ正方形せいほうけいつくられたハチャプリ一種いっしゅ)。

サムツヘ、ジャヴァへティ

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サムツヘとジャヴァへティの料理りょうりは、メスへティアとジャヴァへティのふたつの郷土きょうど料理りょうり構成こうせいされている。これらの地域ちいき料理りょうりがよくていることから、しばしばどういち料理りょうりとみなされる。この料理りょうりガチョウにくおお使用しようすることと、トルコ支配しはいにあったという歴史れきしてき背景はいけいから、ジョージアほか郷土きょうど料理りょうりおおきくことなるてんおおい。

  • サムツヘとジャヴァへティでられている料理りょうりといえば、バティス・シェチャマンディ(ガチョウのにくからつくられるスープ)、メスフリ・ヒンカリ(ガチョウのにくはいったヒンカリ)、アポフティ(子羊こひつじうしガチョウアヒル乾燥かんそうにく)、タタールボラギ(でた生地きじ)、ルジス・コルコティ(牛乳ぎゅうにゅうでた小麦こむぎつぶ)。
  • カタツムリやロコキナも、過去かこのフランスのカトリック教徒きょうと存在そんざいから、この地域ちいきでは非常ひじょう一般いっぱんてき料理りょうりとなっている。
  • サムツヘとジャヴァへティは、チリ(ドライフルーツ)、トゥクラピ(フルーツき)やテニリ(られてつくられるチーズ)でも有名ゆうめい

スヴァネティ

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  • スヴァネティでられている料理りょうりといえば、クブダリ(味付あじつけされた豚肉ぶたにくまったハチャプリ、スヴァン・ハチャプリともばれる)、ペトゥヴラール(チーズとキビのまったハチャプリ)、チュヴィシュタリ(スルグニりのムチャディ)、ルツペク(胡椒こしょうとにんにくで味付あじつけされた大麦おおむぎつぶ)、ハールシル(大麦おおむぎとウルティカのスープ)、タシュミジャビ(スルグニりのマッシュポテト)。
  • スヴァネティは、ニワトコなどの果物くだもの蜂蜜はちみつからつくられたアルコールでも有名ゆうめい
  • スヴァネティアン・ソルト(スパイスりのしお)の名産めいさん

前菜ぜんさい

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  • アブハズラ (აფხაზურა):アブハジアさんのコールファットロールミートボール
  • アチュマ (აჩმა):チーズとパンをなんそうにもかさねたもの。ソースのないラザニアにている。
  • アジャプサンダリ(აჯაფსანდალი):伝統でんとうてきジョージア料理りょうり。ナス、じゃがいも、たまねぎとスパイスでつくられる。
  • クチュマチ (კუჭმაჭი):にわとり肝臓かんぞうでつくられたもの。
  • クパティ (კუპატი):西にしジョージアのげソーセージ。
  • クブダリ (კუბდარი):子羊こひつじぶたにく、スパイス、たまねぎでつくられるミートパン。
  • サツィヴィ (საცივი):胡桃くるみのソース。
  • ジョンジョリ (ჯონჯოლი):ミツバウツギぞく新芽しんめ塩漬しおづけにしたもの。
  • ナドゥギ (ნადუღი):クリームのよう乳製品にゅうせいひん
  • ニグヴジアニ・バドリジャニ (ნიგზვიანი ბადრიჯანი):げナスの胡桃くるみソース。
  • ハチャプリ(ხაჭაპური):地域ちいきによって種類しゅるい多様たようなチーズパン。ジョージアがいとくきゅうソ連それん国々くにぐに非常ひじょう人気にんき
  • バドリジニス・ヒジララ(ბადრიჯნის ხიზილალა):きざんだげナス。「ナスのキャビア」という意味いみ
  • プハリ (ფხალი):おもにほうれんそうやビーツ、キャベツからつくられるみじんりの野菜やさい

伝統でんとうてきなジョージアのパンは様々さまざまで、トニスプリ、ショティスプリ、メスクシュリプリ、ナズキ、ムチャディなどがある。

ジョージアのパンは伝統でんとうてきに、トネというおおきい円形えんけい井戸いどようかたちのオーブンでかれる。

ハチャプリ

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ハチャプリはチーズのまったパンで、ジョージアの伝統でんとう料理りょうり。パンは発酵はっこうさせることであつみができ、様々さまざまかたちつくることができる。通常つうじょう中央ちゅうおうにチーズがあり、パンをちぎってチーズにつけてべられる。フィリングには、チーズ(新鮮しんせんなものから熟成じゅくせいされたものまで、もっと一般いっぱんてきにはスルグニ)やたまごとうふくまれる。[5]

ジョージアの地域ちいきによって様々さまざま特徴とくちょうてき種類しゅるいのハチャプリがある:

  • アブハジア(アチュマ)のハチャプリ。複数ふくすうそうにチーズをはさんでつくる。ソースのないラザニアのようにている。アチュマという名前なまえは、このタイプのハチャプリの一般いっぱんてき名称めいしょうである。「アブハジアハチャプリ」('Abkhazian Khachapuri')という名前なまえ使用しようされない。
  • アジャラ (アチャルリ/アジャルリ)のハチャプリ。ひらいたブーツのようなかたち成形せいけいされ、あついパイのうえなまたまごとバターをせてべる。
  • イメレティ (イメルリ)のハチャプリ。円形えんけいで、もっと一般いっぱんてきなタイプである。
  • オセチア(オスリ)のハチャプリ。フィリングのなかにチーズだけでなくじゃがいももはいっている。普通ふつう、ハビジニ(Khabizgini)とばれる。
  • カルトゥリとラチャ(チャフラキナ)のハチャプリ。ビーツのとチーズがはいっている。
  • グリア(グルリ)のハチャプリ。生地きじなかにゆでたまごはいっており、カルツォーネている。おそらく、これはハチャプリの一種いっしゅではない。グリアはクリスマスにつくられ、たんに「クリスマスパイ」とばれている。また、ジョージアこくほか地方ちほうでは、「グルジアパイ」とばれている。
  • サメグレロ (メグルリ)のハチャプリ。イメレティのものにているが、うえにさらにチーズをかける。
  • スヴァネティ(レムジラ)のハチャプリ。円形えんけい三角形さんかっけいおおい。
  • スヴァネティ(ペトゥヴラーリ)のハチャプリ。チーズとキビがたっぷりはいっている。
  • へヴィ(プフロヴァ―ナもしくはムフロヴァ―ナ)のハチャプリ。ジョージアの山岳さんがく地帯ちたいでつくられる。チャフラキナ・ハチャプリとているが、フィリングにほうれんそうれられるてんことなる。
  • ペノヴァニのハチャプリ。パイ生地きじつくられることで、サクサクとしたパイのように仕上しあがる。地元じもとのベーカリーではストリートフードとしてられる。
  • ミングレリア(メグルリ)のハチャプリ。イメルリ・ハチャプリとているが、チーズをよりおおくトッピングするのが特徴とくちょう
  • メスへティ(メスフリ)のハチャプリ。パイ生地きじとチーズでつくられる。生地きじとフィリングにラードくわえられることで、より普及ふきゅうしているペノヴァニ・ハチャプリとはことなるあじなのが特徴とくちょう
  • ラチャ(ラチュリもしくはバチュリ)のハチャプリ。長方形ちょうほうけいのハチャプリで、パイ生地きじ使用しようされチーズがたっぷりはいっている。
  • アチャルリ・チェチリ (აჭარული ჩეჩილი):アチャラでうしのミルクからつくられるチーズ。ロープじょうにつくられるのが特徴とくちょう
  • イメルリ (იმერული):イメレティで牛乳ぎゅうにゅうからつくられるチーズ。
  • カルティ (კალტი):ジョージアの山岳さんがく地帯ちたいでつくられるチーズ。栄養えいようたかいことから、ひつじいのチーズとわれることも。
  • カルトゥリ (ქართული):牛乳ぎゅうにゅうやく50%と、ひつじやヤギ、水牛すいぎゅうのミルクの混合こんごうぶつからつくられるチーズ。
  • グダ (გუდა):トゥシェティでひつじのミルクからつくられるチーズ。20日はつかあいだ期間きかんでつくられる。
  • コビ (კობი):ジョージア東部とうぶでよくべられる、うしひつじのミックスのミルクからつくられるチーズ。
  • スルグニ (სულგუნი):ミングレリア発祥はっしょうの、ジョージアではもっとられているチーズのひとつ。うし水牛すいぎゅうのミルクからつくられる。ミングレリア以外いがいでは、スヴァネティでもさかんに生産せいさんされる。
  • ダンパリ・クヴェリ (დამპალი ყველი):バターがなかまっている、レアチーズ。
  • ダンバルハチョー( დამბალხაჭო ):プシャヴィとムティウレティでつくられる、カビチーズ。ふるくからつくられてきた、さい高級こうきゅうのチーズのひとつ。
  • チキンティ (ჭყინტი):イメレティ発祥はっしょうの、しょっぱくもジューシーなチーズ。
  • チョギ (ჩოგი):トゥシェティでひつじのミルクからつくられるチーズ。[6]
  • テニリ(ტენილი):サムツヘやジャヴァへティでつくられるチーズで、カードじょうつくられる。
  • ナルチュヴィ(ნარჩვი):スヴァネティでつくられるチーズで、カードじょうつくられる。
  • メスフリ・チェチリ (მესხური ჩეჩილი):メスへティでつくられるチーズで、アチャルリ・チェチリとつくかた同様どうよう

サラダ、ピクルス

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  • イスパナヒサラダ (ისპანახის სალათა):ほうれんそうのサラダ。
  • キトゥリ・ポミドヴリサラダ (კიტრი პომიდვრის სალათა):ジョージアのハーブやカへティアン・オイルがくわえられた胡瓜きゅうりとトマトのサラダ。胡桃くるみのソースと一緒いっしょべられることがおおい。
  • サガザプフロサラダ (საგაზაფხულო სალათა):はるにつくられるサラダ。とくまっているレシピはないが、おも新鮮しんせん野菜やさいとゆでたまごつくられる。
  • サタツリサラダ (სატაცურის სალათა):アスパラガスのサラダ。
  • ジョンジョリ - はなピクルス[3]
  • チャルフリサラダ (ჭარხლის სალათა):ビーツのサラダ。
  • プハリ(ფხალი):みじんりにした野菜やさいをボールじょうにしたもの。おもにほうれんそうやキャベツ、まめつくられ、ザクロのたねがトッピングされる。

スープとシチュー

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ロビオ
  • シェチャマンディ (შეჭამანდი):おもにカルトゥリでつくられる、様々さまざま種類しゅるい存在そんざいするスープ。ほうれんそうやマルヴァ、にんにく、ハナミズキ、穀物こくもつ、スイバ、ピンクピーバインとう材料ざいりょうからつくることができる。
  • チヒルトゥマ (ჩიხირთმა):たまごにわとりおよび七面鳥しちめんちょうにく使つかってカへティで伝統でんとうてきにつくられるスープ。
  • チャカプリ(ჩაქაფული):子羊こひつじうし(もしくはうし)のにく、タラゴンやチェリープラムを使つかってつくられる、ジョージア東部とうぶ(カへティとカルトゥリ)のシチュー。
  • チャホフビリ (ჩახოხბილი):ジョージア西部せいぶ発祥はっしょうの、トマトや家禽かきんにくおもにわとりまたは七面鳥しちめんちょうにく)でつくられるスープ。
  • チョルバ(Chorba)
  • ハシ (ხაში):うしひつじにく煮物にもの。ジョージア東部とうぶおもにカへティでつくられる。
  • ハルシル (ხარშილ):スヴァネティでつくられる、ほうれんそうのスープ。
  • ハルチョー (ხარჩო):牛肉ぎゅうにくべい、チェリープラムや胡桃くるみ使つかってつくられるミングレリアのスープ。
  • プリス・ハルチョ― (პურის ხარჩო):カルトゥリ発祥はっしょうのパンのスープ。
  • ボズバシ (ბოზბაში):マトンとエンドウまめ、そしてぐりつくられるスープで、おもにカへティでしょくされる。
  • マツヴニススピ (მაწვნის სუპი):マツォニのスープ。
  • ロビオ (ლობიო):インゲンまめのスープ。ジョージア西部せいぶ人気にんき

ベジタリアン料理りょうり

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  • アジャプサンダリ(აჯაფსანდალი):茄子なすびやじゃがいも、トマト、たまねぎ、ハーブなどの野菜やさいからつくられる一品いっぴん
  • エカラ・ニグヴジ (ეკალა ნიგზვით):胡桃くるみとシオデ。
  • クナシ (ქნაში):みじんりにした南瓜かぼちゃたねでたのち、スパイスをくわえて円形えんけいにしたもの。
  • ゴグリス・グプタ (გოგრის გუფთა):ボールじょうのスカッシュ(いわゆるベジタリアンのケフタ)
  • シェチャマンディ(შეჭამანდი):おもにカルトゥリでつくられる、様々さまざま種類しゅるい存在そんざいするスープ。ほうれんそうやマルヴァ、にんにく、ハナミズキ、穀物こくもつ、スイバ、ピンクピーバインとう材料ざいりょうからつくることができる。
  • トルマ(Tolma)
  • バドリジャニ・ムツヴァニリト (ბადრიჯანი მწვანილით):フレッシュハーブ(パクチー、パセリ、バジルとう)と茄子なすび
  • バドリジニス・ヒジララ (ბადრიჯნის ხიზილალა - "Eggplant caviar"):きざんだ茄子なすびにザクロのたねとハーブをえたもの。
  • バドリジニス・ボラニ (ბადრიჯნის ბორანი):きざんでげた茄子なすびにスパイスをえたもの。
  • プハリ(ფხალი):みじんりの野菜やさいにザクロをえたもの。
  • ロビアニ (ლობიანი):インゲンまめがたっぷりはいったハチャプリ。
  • ロビオ (ლობიო):スパイスをくわえたつぶしたインゲンまめ
  • ロビオ・ニグヴジ (ლობიო ნიგვზით):胡桃くるみとインゲンまめ

さかな料理りょうり

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ジョージア料理りょうり基本きほんてきさかな中心ちゅうしんではないが、おもにマスやナマズ、こい使つかってつくられる料理りょうりがいくつかある:[7]

  • カプチョーニ・ムチュクディ (ქაფჩონი მჭკუდი):アチャラに居住きょじゅうするラズじんによってつくられる、アンチョビのコーンブレッド。
  • カルマヒ・タルフニット (კალმახი ტარხუნით):マスものタラゴンえる。
  • カルマヒ・クブダリ (კალმახის კუბდარი):みじんりのマスやたまねぎ、コリアンダーやアジカがめられたクブダリ。
  • キボ・キンジット(კიბო ქინძით):コリアンダーをくわえて調理ちょうりされたロブスター。
  • キボ・テトゥリ・グヴィニット (კიბო თეთრი ღვინით):しろワインで調理ちょうりされたロブスター。
  • キボ・モハルシュリ(მოხარშული კიბო):でたロブスター。
  • ケパリ (კეფალი):げたボラ。
  • コブリ・ニグヴジット・ダ・ブロツェウリット(კობრი ნიგვზით და ბროწეულით):胡桃くるみとザクロのたねげたこい
  • ズッヒ・カクリス・ポトルシ (ზუთხი კაკლის ფოთოლში):胡桃くるみ調理ちょうりされたチョウザメ。
  • ツォツハリ (ცოცხალი):地元じもとさかな煮物にものもののこと。
  • ツヴェラ・ニグヴジット・ダ・ブロツェウリット (წვერა ნიგვზით და ბროწეულით):胡桃くるみとザクロのたねげたバーベル。
  • ロコ・キンズマルシ (ლოქო ქინძმარში):ナマズとコリアンダーの煮物にもの
  • ロコ・ツィテリ・グヴィニット (ლოქო წითელი ღვინით):ナマズのあかワイン

家禽かきん料理りょうり

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にく料理りょうり

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もっと人気にんきたかいジョージアのにく料理りょうりといえば:

  • アブハズラ (აფხაზურა):アブハジアでつくられる、げミートロール。
  • アポフティ (აპოხტი):乾燥かんそう燻製くんせいにくうし子羊こひつじ、ガチョウ、かも)。
  • カバビ(ქაბაბი):小麦粉こむぎこ薄皮うすかわいたケバブ
  • クァギ (ყაღი):にく燻製くんせい
  • クァウルマ (ყაურმა):きざまれたにくのスープの一種いっしゅ
  • クチュマチ (კუჭმაჭი):胡桃くるみとザクロのたねげられたにわとり肝臓かんぞう
  • クパティ (კუპატი):豚肉ぶたにくからつくられるソーセージをげたもの。
  • グプタ:ケフタミートボールのジョージアばん
  • クブダリ (კუბდარი):にくはいったスヴァネティのハチャプリ。
  • サツィヴィ(საცივი):ジョージア西部せいぶ発祥はっしょうの、バゼという胡桃くるみのソースをかけた家禽かきんにく
  • ジスホラ (ზისხორა):スヴァネティのでたブラッド・ソーセージ。
  • シラプラヴィ (შილაფლავი):子羊こひつじにく、スパイスや野菜やさい使つかったピラフ。
  • シャシリク (შაშლიკი):にく串焼くしや
  • シャナーヒ(Chanakhi):ひつじのシチュー
  • シュクメルリ (შქმერული):クリームベースの鶏肉とりにく煮込にこ料理りょうり[3]
  • タバカ (ტაბაკა):アジカをくわえたローストチキン。
  • チヒルトゥマ (ჩიხირთმა):たまごにわとりおよび七面鳥しちめんちょうにく使つかってカへティで伝統でんとうてきにつくられるスープ。
  • チャカプリ (ჩაქაფული):子羊こひつじうし(もしくはうし)のにく、タラゴンやチェリープラムを使つかってつくられる、ジョージア東部とうぶ(カへティとカルトゥリ)のシチュー。
  • チャシュシュリ (ჩაშუშული):トマトベースのスパイシービーフシチュー。
  • チャナヒ (ჩანახი):トマトと子羊こひつじのスープ。
  • チャホフビリ (ჩახოხბილი):ジョージア西部せいぶ発祥はっしょうの、トマトや家禽かきんにくおもにわとりまたは七面鳥しちめんちょうにく)でつくられるスープ。
  • トルマ (ტოლმა):ドルマのジョージアばん。フィリングはおもにくとロールキャベツ。
  • ハシ (ხაში):うしひつじにく煮物にもの
  • ハシュラマ (ხაშლამა):にく煮物にもの
  • バティス・シェチャマンディ (ბატის შეჭამანდი):メスティアでつくられるガチョウにくのスープ。
  • ハルチョ―(ხარჩო):牛肉ぎゅうにくべい、チェリープラムや胡桃くるみ使つかってつくられるミングレリアのスープ。
  • ヒンカリ (ხინკალი):ジョージアふうしょうりゅうつつみ牛肉ぎゅうにく豚肉ぶたにく挽肉ひきにくタマネギハーブぜた小麦粉こむぎこかわつつでる。モンゴルぞくつたえたとされる[3]おもにジョージア東部とうぶでつくられ、うしぶた子羊こひつじにく(メスへティではガチョウのにく)を使用しようする。
  • ボズバシ:エンドウまめぐり、トマトからつくられる子羊こひつじのスープ。
  • ムズージ (მუჟუჟი):にく野菜やさいとく人参にんじんやハーブとう)のまったジェリーの一種いっしゅ
  • ムツヴァディ (მწვადი):串焼くしや
  • ロリ(ლორი):ラチャでつくられる豚肉ぶたにく燻製くんせい

ソースとスパイス

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  • アジカ (აჯიკა):香辛料こうしんりょうとハーブからつくったあか唐辛子とうがらしのソース。
  • サツィヴィ:クルミソースの一種いっしゅ
  • スヴァヌリ・マリリ(სვანური მარილი):スパイスがミックスされたスヴァネティさんしお
  • トケマリソース(ტყემალი):プラムソース一種いっしゅ
  • バッゼ (ბაჟე):胡桃くるみソース。
  • フメリ・スネリ (ხმელი სუნელი):こなじょうになった香辛料こうしんりょうとハーブのミックス。
  • ブルー・フェヌグリーク (ულუმბო, უცხო სუნელი):定番ていばんのフェヌグリークよりもマイルド。

デザート・菓子かし

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  • アクアクアール (Аквакуар):アブハジアでつくられる、ハニービスケット。
  • アラハルイもしくはアラハリャ(ალაჰარუი / Алаҳария):アブハジアで伝統でんとうてきにつくられる、イチジクのロールアップ。
  • アルヴァハジ (ალვახაზი):蜂蜜はちみつやアーモンドからつくられる、様々さまざまかたちをしたカヘティのスイーツ。
  • ゴジナキ (გოზინაყი)新年しんねんのおいにつくられるキャンディー。
  • シャカルラマ (შაქარლამა):砂糖さとう蜂蜜はちみつからつくられる、アチャラのビスケット。
  • ジャンジュハ (ჯანჯუხა):チュルチヘラと同様どうようにつくられるが、胡桃くるみわりにきざんだヘーゼルナッツが使用しようされる。グリアでよくつくられる。
  • タプリス・クヴェリ  (თაფლის კვერი):蜂蜜はちみつからつくられるキャンディー。
  • チュルチヘラ(ჩურჩხელა)葡萄ぶどうジュースを小麦粉こむぎこ胡桃くるみとミックスしてつくられる、カヘティ発祥はっしょうのキャンディー。
  • チリ (ჩირი):おもにアプリコットや葡萄ぶどう、プラム、イチジクのドライフルーツ。
  • トゥクラピ (ტყლაპი):葡萄ぶどうやアプリコット、チェリープラム、イチジクなどのフルーツからつくられるロールアップ。
  • ナズキ (ნაზუქი):シナモンやレモンカード、レーズンの菓子かしパン。おもにシダ・カルトリ、とくにスラミでつくられる。
  • パチュヒ (ფაჩხი):なし乾燥かんそうパウダーをみずとミックスしたものからつくられるスヴァネティのデザート。
  • パフラヴァ (ფახლავა):トルコのデザート、バクラヴァのアチャラばん
  • パルスタキ (ფალუსტაკი):小麦粉こむぎこ蜂蜜はちみつ、エルボをぜたものからつくられるデザート。ハルヴァている。
  • ペラムシ英語えいごばんグルジアばん(ფელამუში):葡萄ぶどうジュースや小麦粉こむぎこからつくられるデザートで、あまいおかゆている。
  • ムラバ (მურაბა):おも胡桃くるみやスイカ、マルメロ、イチジク、ベリーなどのフルーツやはなとく薔薇ばら)からつくられるジャムの一種いっしゅ
  • メスフリ・クァダ (მესხური ქადა):メスヘティで伝統でんとうてきにつくられる、ラードと小麦粉こむぎこのミックスがまった菓子かしパンの一種いっしゅ

もの

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  • チャチャ
  • ジョージアワインアラザニ、サペラヴィ、キンズマラウリ多数たすう名産めいさんワインがつくられている。
  • ジョージア・ビール:ワイン同様どうよう多数たすうのブランドをっている
  • ミネラルウォーターボルジョミをはじめ、ナベグラヴィ、リカニ、サイルメなどジョージアないおおくの産地さんちから輸出ゆしゅつされている。
  • ラギーゼ・ウォーター:いくつかの果汁かじゅうなどの天然てんねん甘味あまみりょうソーダぜたソーダドリンク。ボトルにれて販売はんばいされるか、ソーダファウンテンのグラスに直接ちょくせつぜて販売はんばいされる。

ジョージアワイン

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ジョージアはワイン発祥はっしょうとしてられている。[8]8000ねんものあいだみなみコーカサスの肥沃ひよくたに斜面しゃめん葡萄ぶどう栽培さいばいとワイン生産せいさん(ジョージアでღვინო, ɣvino)の本拠地ほんきょちであった。[9][10][11][12]ジョージアワインのなんせんねんにもわたる卓越たくえつした経済けいざいてき歴史れきしてき役割やくわりから、ワインの伝統でんとうはジョージア国民こくみんのアイデンティティとははなせない存在そんざいである。[9]

ジョージアの有名ゆうめいなワイン産地さんちといえば、カヘティ(さらにテラヴィとクヴァレリのミクロ地域ちいき区別くべつされる)、カルトゥリ、イメレティ、ラチャ・レチフミ、クヴェモ・スヴァネティ、アチャラ、アブハジアがある。

ユネスコ(UNESCO)は、クヴェヴリという陶器とうきつぼ使用しようする、古代こだいからつたわる伝統でんとうてきなジョージアのワイン製造せいぞう方法ほうほうをユネスコ無形むけい文化ぶんか遺産いさんとして登録とうろくした。[13][14]

ジョージアでまれるアルコールといえば、チャチャとワイン(とくにジョージアワイン)がある。もっとしたしまれているジョージアワインには、ピロスマニ、アラザニ、アハシェニ、サペラヴィ、キンズマラウリなどがある。ジョージアのワイン文化ぶんかすうせんねんまえまでさかのぼり、サペラヴィやルカツィテリなどおおくのジョージアワインは西洋せいようではほとんどられていない古代こだい葡萄ぶどう品種ひんしゅからつくられる。ジョージアワインは東欧とうおう全土ぜんど非常ひじょうによくられており、ジョージアは年間ねんかん1000まんほん以上いじょうものワインを輸出ゆしゅつしている。ジョージアワインはくににとって大変たいへん重要じゅうよう輸出ゆしゅつひんである。ジョージアには、ナタフタリ、カズベギ、アルゴ、カスリ、カルヴァなどおおくのビールブランドもある。

出典しゅってん

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  1. ^ 日本人にっぽんじんがハマる「グルジア料理りょうり」とは?人気にんき料理りょうり5せん東京とうきょうべれるおみせをご紹介しょうかい
  2. ^ Food Cultures of the World Encyclopedia, Volume 1, Ken Albala, p. 125
  3. ^ a b c d e 大使館たいしかんいちさら欧州おうしゅうとアジア 大皿おおざら出合であう/ジョージアりゅう ワインで乾杯かんぱい日本経済新聞にほんけいざいしんぶん朝刊ちょうかん2020ねん3がつ22にち(NIKKEI The STYLE / Gourmet)
  4. ^ Food Culture in Russia and Central Asia, Glenn Randall Mack, Asele Surina, p. 10
  5. ^ Goldstein, Darra. (1999). The Georgian feast : the vibrant culture and savory food of the Republic of Georgia. Berkeley: University of California Press. ISBN 0-520-21929-5. OCLC 39856013. https://www.worldcat.org/oclc/39856013 
  6. ^ IPCG”. www.sakpatenti.gov.ge. 2021ねん1がつ21にち閲覧えつらん
  7. ^ Fish, Georgian Food World Wide (Georgianfood.com)
  8. ^ しん石器せっき時代じだいのワイン、世界せかい最古さいこ残留ざんりゅうぶつ発見はっけん”. natgeo.nikkeibp.co.jp. 2021ねん1がつ26にち閲覧えつらん
  9. ^ a b Hudin, Miquel,. Georgia : a guide to the cradle of wine. Kholodilina, Daria,. [Place of publication not identified]. ISBN 978-1-941598-05-4. OCLC 1096281218. https://www.worldcat.org/oclc/1096281218 
  10. ^ Hyperreality and Global Culture. Routledge. (2012-10-12). pp. 13–15. ISBN 978-0-203-01937-5. https://doi.org/10.4324/9780203019375-5 
  11. ^ Wine and Identity. Routledge. (2014-01-10). pp. 87–102. ISBN 978-0-203-06760-4. https://doi.org/10.4324/9780203067604-15 
  12. ^ Spilling, Michael. (2009). Georgia. Wong, Winnie.. New York: Marshall Cavendish Benchmark. ISBN 978-0-7614-3033-9. OCLC 183879804. https://www.worldcat.org/oclc/183879804 
  13. ^ Bithell, Caroline (2013-12-16). “Georgian Polyphony and its Journeys from National Revival to Global Heritage”. Oxford Handbooks Online. doi:10.1093/oxfordhb/9780199765034.013.017. https://doi.org/10.1093/oxfordhb/9780199765034.013.017. 
  14. ^ For the Love of Wine. Potomac Books. pp. 25–36. ISBN 978-1-61234-840-7. https://doi.org/10.2307/j.ctt1d4v0r2.8 

関連かんれん項目こうもく

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