ユリウス通どおり日び

ユリウス通どおり日び（ユリウスつうじつ、Julian Day、JD）は、ユリウス暦れき紀元前きげんぜん4713年ねん1月がつ1日にち、すなわち西暦せいれき -4712年ねん1月がつ1日にちの正午しょうご（世界せかい時じ）からの日数にっすうである。単たんにユリウス日び（ユリウスび）ともいう。時刻じこく値ちを示しめすために一般いっぱんには小数しょうすうが付つけられる。

例たとえば、協定きょうてい世界せかい時じ（UTC）での2024年ねん10月4日にち14:48のユリウス通どおり日びの値ねは、おおむね2460588.12である。

ユリウス通どおり日び

ユリウス通どおり日びはユリウス暦れき紀元前きげんぜん4713年ねん1月がつ1日にち（先発せんぱつグレゴリオ暦れきでは紀元前きげんぜん4714年ねん11月24日にち、西暦せいれき -4713年ねん11月24日にち）の正午しょうご（世界せかい時じ）を元もと期き（＝0日にち目め）とし、日ひの単位たんいで数かぞえる。ユリウス通どおり日びは天文てんもん時じの伝統でんとうに従したがい、日にちの起点きてんは正午しょうごである。したがって、世界せかい時じの正午しょうごに日数にっすう（の整数せいすう部分ぶぶん）が増加ぞうかする。

ユリウス通どおり日びは二に時じ点てんの間あいだの日数にっすうや秒びょう数すうを計算けいさんするのに便利べんりで、天文学てんもんがくや年代ねんだい学がくなどで使つかわれている。小数しょうすうを付つけることにより時とき・分ふん・秒びょう数すう（と更さらに、その小数しょうすう）を表現ひょうげんすることができる。

起点きてんが正午しょうごである理由りゆう

詳細しょうさいは「天文てんもん時じ」を参照さんしょう

ユリウス通どおり日びは、天体てんたい観測かんそくに便利べんりなように正午しょうごを起点きてんにしている。つまり、天体てんたい観測かんそくは通常つうじょうは夜間やかんに行おこなわれるので、夜よるの0時じ（正子まさこ）の時点じてんで日付ひづけが変かわる（ユリウス通どおり日びの整数せいすう部分ぶぶんが増加ぞうかする。）のは、不便ふべんで間違まちがいも起おこりやすい。このためユリウス通どおり日びは、正午しょうごの時点じてんで日付ひづけが変かわるように決きめられたのである。この慣習かんしゅうは「天文てんもん時じ」の時刻じこく系けいの伝統でんとうであり、クラウディオス・プトレマイオス (2世紀せいき頃ころ)に始はじまるものである。

正午しょうごを一いち日にちの起点きてんにする理由りゆうはもう一ひとつある。均ひとし時差じさを捨象しゃしょうすれば、太陽たいようの南中なんちゅうを観測かんそくすることにより、その地点ちてんの地方ちほう時じでの正午しょうごは容易よういに知しれる。これに対たいして正子まさこを認識にんしきすることは、正確せいかくな時計とけいが存在そんざいしない時代じだいには困難こんなんである。

なお、天文てんもん時じの日ひの起点きてんを正午しょうごとする時刻じこく系けいは通常つうじょう一般いっぱんの時刻じこく系けいと紛まぎらわしいので、1925年ねん1月がつ1日にちからは天文学てんもんがくではユリウス通どおり日びを除のぞき、「天文てんもん時じ」を廃止はいしし、正子まさこ（真夜中まよなか）を日にち界かい（1日にちの始はじまり、かつ、1日にちの終おわりの時点じてん）とする「常用じょうよう時じ」に統一とういつされた。しかし、ユリウス通どおり日びについては、1925年ねん以降いこうも継続けいぞくして正午しょうごを起点きてんとしている。

詳細しょうさいは「天文てんもん時じの廃止はいしの経緯けいい」を参照さんしょう

換算かんさん計算けいさんサービス

日本にっぽんの国立こくりつ天文台てんもんだいの暦こよみ計算けいさん室しつのページで、グレゴリオ暦れきからもユリウス暦れき（1582年ねん10月がつ4日にち以前いぜん）からも、秒びょう単位たんいでユリウス通どおり日びと修正しゅうせいユリウス日びが簡便かんべんに換算かんさんできる。結果けっかは小数しょうすう5桁けたで表示ひょうじされる。

また、アメリカ海軍かいぐん天文台てんもんだい（USNO）のページでは、0.1秒びょう単位たんいの換算かんさんが可能かのうであり、結果けっかは小数しょうすう6桁けたで表示ひょうじされる。

ユリウス通どおり日びの変種へんしゅ

Julian Day Number (JDN)

日ひを整数せいすうで数かぞえる値ねを Julian Day Number (JDN) と呼よぶ。その日ひ（この場合ばあいの「日ひ」は「常用じょうよう時じ」における日にち、すなわち正子まさこから正子まさこまでの日ひである。）の正午しょうご（世界せかい時じ）のユリウス通どおり日び（JD）に等ひとしい。整数せいすう値ちであるから、JDNには時刻じこくの概念がいねんはない。

例たとえば、協定きょうてい世界せかい時じ（UTC）での2024年ねん10月4日にちの JDN は、2460588である。

修正しゅうせいユリウス日び（MJD）

修正しゅうせいユリウス日び（Modified Julian Date：MJD）は、ユリウス通どおり日びから2 400 000.5を差さし引ひいたものである。ユリウス通どおり日びの2 400 000.5 は、1858年ねん11月17日にち正子まさこUT に当あたるので、この時点じてんを元もと期きとしていることになる。常用じょうよう時じと同様どうように世界せかい時じの正子まさこに日数にっすうが増加ぞうかする（ユリウス通どおり日びとは異ことなる）。

例たとえば、協定きょうてい世界せかい時じ（UTC）での2024年ねん10月4日にち14:48の MJD は、おおむね60587.62 である。

修正しゅうせいユリウス日びが導入どうにゅうされた理由りゆう

ユリウス通どおり日びでは桁けたが多おおすぎて不便ふべんな場合ばあいに、MJDが使つかわれる。元々もともとは、整数せいすう部ぶの桁数けたすうを5桁けたに収おさめるように、スミソニアン天体てんたい物理ぶつり観測かんそく所しょ（SAO）の宇宙うちゅう科学かがく者しゃが1957年ねんに考案こうあんしたものである。これはソ連それんのスプートニクの軌道きどうを追跡ついせきするために用もちいられたIBM 704コンピュータの記憶きおく容量ようりょうが小ちいさく、桁数けたすうを少すくなくする必要ひつようがあったためである。

ユリウス通どおり日びの値ねは19世紀せいき後半こうはん（1858年ねん11月17日にち）から22世紀せいき前半ぜんはん（2132年ねん8月がつ31日にち）までは、2 400 000台だいの数値すうちであり、現代げんだいにおける利用りようには整数せいすう部ぶが5桁けたのMJDで十分じゅうぶんに実用じつよう的てきと考かんがえられたのである。

リリウス日び（LD）

Lilian Day number（LD、リリウス日び）はグレゴリオ暦れき使用しよう開始かいし日びの1582年ねん10月15日にちを第だい1日にちとした通算つうさんの日数にっすうで整数せいすう値ちのみを取とる（小数しょうすうを付ふすることはない）。また、0（ゼロ）日にちから始はじまるのではないことに注意ちゅういが必要ひつようである。

復活ふっかつ祭さいの日付ひづけを決定けっていするために使つかわれる（コンプトゥスを参照さんしょう）。ユリウス通どおり日びから2 299 159.5を差さし引ひいて、小数しょうすう部ぶを切きり捨すてたものである。2000年ねん01月がつ01日にちのリリウス日び = 152 385 である。

例たとえば、協定きょうてい世界せかい時じ（UTC）での2024年ねん10月4日にちのリリウス日びの値ねは、161429である。

Chronological Julian Day（CJD）

Chronological Julian Day（CJD）は、ユリウス通どおり日びに0.5を加くわえ、かつタイムゾーン(time zone)を考慮こうりょしたものを指さす。したがって標準時ひょうじゅんじ（地方ちほう時じ）の正子まさこに日数にっすう（の整数せいすう部分ぶぶん）が増加ぞうかする。日本にっぽんではCJDはほとんど使つかわれない。

CJDを使用しようする環境かんきょうでは、CJDとJDとの区別くべつを明確めいかくにするために、JDをAstronomical Julian Dateと呼よんで、AJDと略称りゃくしょうすることがある。

ユリウス通どおり日びの考案こうあん

ユリウス通どおり日びは1583年ねんにスカリゲル（ジョゼフ＝ジュスト・スカリジェ）（1540年ねん-1609年ねん）によって考案こうあんされた。スカリゲルは1582年ねんのグレゴリオ暦れき改暦かいれきによって年代ねんだい学がくにおける日付ひづけの計算けいさんが煩雑はんざつかつ混乱こんらんしてしまうことを予想よそうして、ユリウス暦れき、グレゴリオ暦れき双方そうほうでの日付ひづけの換算かんさんや日数にっすう計算けいさんの便びんのためにこれを考案こうあんした。

スカリゲルが基準きじゅんにした紀元前きげんぜん4713年ねんは、以下いかの3つの周期しゅうきの第だい1年ねん目めが重かさなる年としであった。

• 太陽たいよう章あきら（28年ねん） - 日付ひづけと七曜しちようが揃そろう周期しゅうき
• 太陰たいいん章あきら（メトン周期しゅうき）（19年ねん） - 月つき相しょう（月つきの満みち欠かけ）と日付ひづけが揃そろう周期しゅうき
• インディクティオ（15年ねん） - ロろーマ帝国まていこくでの徴税ちょうぜい額がくの査定さてい更正こうせい周期しゅうき

以上いじょうの3つの周期しゅうきが揃そろうには7980年ねん (28,19,15の最小公倍数さいしょうこうばいすう)を要ようする。これをユリウス周期しゅうきという。ただし、ユリウス通どおり日びそのものは永遠えいえんに続つづく値ねであって周期しゅうき性せいがあるわけではないので、「周期しゅうき」の意味いみはもはやなくなっている。

その後ご、天文学てんもんがく者しゃジョン・ハーシェルが1849年ねんの著書ちょしょOutlines of Astronomyで日数にっすうや時間じかんの計算けいさんにユリウス通どおり日びを利用りようする方法ほうほうを考案こうあんした。これが広ひろまり、世界中せかいじゅうの天文学てんもんがく者しゃが日数にっすう計算けいさんにユリウス通どおり日びを用もちいるようになった。

「ユリウス通どおり日び」の名なの由来ゆらい

なぜ、「ユリウス」の名なを冠かんしたのかについては2つの説せつがある。

一ひとつ目めは、スカリゲルの父ちちの名前なまえであるジュール・セザール・スカリジェ（ラテン語らてんご音おんはユリウス・カエサル・スカリゲル、1484年ねん-1558年ねん）から取とられたものであるという説せつである。

二ふたつ目めは、ユリウス暦れきの名なの由来ゆらいとなったジュリアス・シーザー（ラテン語らてんご音おんはガイウス・ユリウス・カエサル）によるものであるという説せつである。国立こくりつ天文台てんもんだいはこの説せつを採用さいようしている。

西暦せいれきと修正しゅうせいユリウス日びとの相互そうご換算かんさん

以下いかに西暦せいれきの年月日ねんがっぴと修正しゅうせいユリウス日びとの換算かんさん式しきを示しめす。換算かんさん式しきは、Fliegel and Van Flandern、Hatcher、Meeusによって考案こうあんされている。ただしこれらに整理せいりを施ほどこした換算かんさん式しきが使つかわれることも多おおい。

• なお本来ほんらいは純粋じゅんすいに整数せいすうだけの計算けいさんであるが、下記かきのように浮動ふどう小数点しょうすうてん計算けいさんを経由けいゆする形かたちも少すくなくない。
• どの計算けいさん式しきも、月つきの値ね（$m$）は、1月がつ、2月がつを用もちいず、前年ぜんねんの13月がつ、14月がつが用もちいられる。

グレゴリオ暦れきから修正しゅうせいユリウス日びへの換算かんさん

グレゴリオ暦れき y 年とし m 月つき d 日にち午前ごぜん0時じの修正しゅうせいユリウス日びは次つぎ式しきで表あらわされる。

${\mathit {MJD}}=\lfloor 365.25y\rfloor +\lfloor y/400\rfloor -\lfloor y/100\rfloor +\lfloor 30.59(m-2)\rfloor +d-678~912$

• 例れい: 2012年ねん1月がつ1日にち

y = 2011, m = 13, d = 1 より、修正しゅうせいユリウス日びは 55 927 である。

${\mathit {MJD}}={\lfloor 365.25\times 2011\rfloor +\lfloor 2011/400\rfloor -\lfloor 2011/100\rfloor +\lfloor 30.59(13-2)\rfloor +1-678~912}=55~927$

ユリウス暦れきから修正しゅうせいユリウス日びへの換算かんさん

ユリウス暦れき y 年とし m 月つき d 日にち午前ごぜん0時じの修正しゅうせいユリウス日びは次つぎ式しきで表あらわされる。

${\mathit {MJD}}=\lfloor 365.25y\rfloor +\lfloor 30.59(m-2)\rfloor +d-678~914$

• 例れい: 1582年ねん2月がつ1日にち

y = 1581, m = 14, d = 1 より、修正しゅうせいユリウス日びは -101 086 である。

${\mathit {MJD}}={\lfloor 365.25\times 1581\rfloor +\lfloor 30.59(14-2)\rfloor +1-678~914}=-101~086$

修正しゅうせいユリウス日びからグレゴリオ暦れきへの換算かんさん

修正しゅうせいユリウス日び MJD の日ひのグレゴリオ暦れき（y 年とし m 月つき d 日ひ）は次つぎ式しきで表あらわされる。

${\begin{aligned}n&={\mathit {MJD}}+678~881\\a&=4n+3+4\left\lfloor {\frac {3}{4}}\left\lfloor {\frac {4(n+1)}{146~097}}+1\right\rfloor \right\rfloor \\b&=5\left\lfloor {\frac {a\,{\bmod {1}}461}{4}}\right\rfloor +2\\(y,m,d)&={\bigg (}\left\lfloor {\frac {a}{1461}}\right\rfloor ,\left\lfloor {\frac {b}{153}}\right\rfloor +3,\left\lfloor {\frac {b\,{\bmod {1}}53}{5}}\right\rfloor +1{\bigg )}\end{aligned}}$

修正しゅうせいユリウス日びからユリウス暦れきへの換算かんさん

修正しゅうせいユリウス日び MJD の日ひのユリウス暦れき（y 年とし m 月つき d 日ひ）は次つぎ式しきで表あらわされる。

${\begin{aligned}n&={\mathit {MJD}}+678~883\\a&=4n+3\\b&=5\left\lfloor {\frac {a\,{\bmod {1}}461}{4}}\right\rfloor +2\\(y,m,d)&={\bigg (}\left\lfloor {\frac {a}{1461}}\right\rfloor ,\left\lfloor {\frac {b}{153}}\right\rfloor +3,\left\lfloor {\frac {b\,{\bmod {1}}53}{5}}\right\rfloor +1{\bigg )}\end{aligned}}$

紀元前きげんぜんや初期しょきのユリウス暦れきの換算かんさんにおける注意ちゅうい点てん

詳細しょうさいは「紀元前きげんぜん#天文学てんもんがくにおける紀元前きげんぜん」を参照さんしょう

本節ほんぶしでは、天文学てんもんがくにおける紀年きねん法ほうに従したがい、紀元きげん1年ねん（ = 西暦せいれき1年ねん）の前年ぜんねんの紀元前きげんぜん1年ねんを西暦せいれき0年ねんとしている。負まけの年号ねんごうである西暦せいれき -4712年ねんは紀元前きげんぜん4713年ねんを指さす。

詳細しょうさいは「0年ねん#西暦せいれき0年ねん」および「紀元前きげんぜん1年ねん#西暦せいれき0年ねん」を参照さんしょう

また本節ほんぶしでは、ユリウス暦れき、グレゴリオ暦れきともに、暦こよみの規則きそくをそのまま過去かこに遡さかのぼって適用てきようすることを仮定かていしており、正確せいかくには先発せんぱつユリウス暦れき、先発せんぱつグレゴリオ暦れきを指さしている。

ユリウス通どおり日びの具体ぐたい例れい

ユリウス通どおり日びの具体ぐたい例れい

以下いかにユリウス通どおり日びの具体ぐたい例れいを示しめす。 2 400 000.5 の例れいを除のぞいて、いずれも世界せかい時じ(UTC)の12時じ（正午しょうご）の値ねである。

ユリウス通どおり日び	日付ひづけ	備考びこう
0	ユリウス暦れき紀元前きげんぜん4713年ねん1月がつ1日にち	ユリウス通どおり日びの元もと期き
1 000 000	ユリウス暦れき紀元前きげんぜん1976年ねん11月7日にち
1 234 567	ユリウス暦れき紀元前きげんぜん1333年ねん1月がつ23日にち
1 721 424	ユリウス暦れき1年ねん1月がつ1日にち
1 721 426	先発せんぱつグレゴリオ暦れき1年ねん1月がつ1日にち
2 000 000	ユリウス暦れき763年ねん9月がつ14日にち
2 299 160	ユリウス暦れき1582年ねん10月がつ4日にち	ローマ・カトリック教会きょうかいにおけるユリウス暦れきの最後さいごの日ひ
2 299 161	グレゴリオ暦れき1582年ねん10月がつ15日にち	ローマ・カトリック教会きょうかいにおけるグレゴリオ暦れきの初日しょにち
2 345 678	グレゴリオ暦れき1710年ねん2月がつ23日にち
2 400 000.5	グレゴリオ暦れき1858年ねん11月17日にち正子まさこ	修正しゅうせいユリウス日びの元もと期き
2 450 000	グレゴリオ暦れき1995年ねん10月がつ09日にち
2 451 545	グレゴリオ暦れき2000年ねん1月がつ1日にち	J2000.0の元もと期き
2 456 789	グレゴリオ暦れき2014年ねん5月がつ11日にち
2 460 000	グレゴリオ暦れき2023年ねん2月がつ24日にち
2 500 000	グレゴリオ暦れき2132年ねん8月がつ31日にち
2 567 890	グレゴリオ暦れき2318年ねん7月がつ18日にち
3 000 000	グレゴリオ暦れき3501年ねん8月がつ15日にち
3 456 789	グレゴリオ暦れき4752年ねん4月がつ7日にち
4 000 000	グレゴリオ暦れき6239年ねん7月がつ12日にち

修正しゅうせいユリウス日びの具体ぐたい例れい

以下いかにユリウス通どおり日びの具体ぐたい例れいを示しめす。いずれも世界せかい時じでの正せい子こでの値ねである。

修正しゅうせいユリウス日び	日付ひづけ
-2400001	先発せんぱつグレゴリオ暦れき紀元前きげんぜん4714年ねん11月24日にち
-2400001	先発せんぱつユリウス暦れき紀元前きげんぜん4713年ねん1月がつ1日にち
-2399963	先発せんぱつグレゴリオ暦れき紀元前きげんぜん4713年ねん1月がつ1日にち
-605833	ユリウス暦れき200年ねん3月がつ1日にち
-605833	先発せんぱつグレゴリオ暦れき200年ねん3月がつ1日にち
-100841	ユリウス暦れき1582年ねん10月がつ4日にち
-100840	グレゴリオ暦れき1582年ねん10月がつ15日にち
0	ユリウス暦れき1858年ねん11月5日にち
0	グレゴリオ暦れき1858年ねん11月17日にち
51544	グレゴリオ暦れき2000年ねん1月がつ1日にち
51557	ユリウス暦れき2000年ねん1月がつ1日にち

ユリウス通どおり日びの利用りよう

ユリウス通どおり日びは1日にちに1ずつ増ふえるため、ユリウス通どおり日びまたは修正しゅうせいユリウス日びから曜日ようびや干支えとなどを求もとめることができる。この場合ばあい、正子まさこに日数にっすうが増加ぞうかする修正しゅうせいユリウス日びを用もちいるほうが間違まちがいが起おこらない。以下いかは、すべて修正しゅうせいユリウス日びによる求もとめ方かたである。

七曜しちよう日びの求もとめ方かた

該当がいとう日びの修正しゅうせいユリウス日びを7で割わり、余あまりを求もとめる。下記かきの換算かんさん表ひょうにより曜日ようびを求もとめる。これは本質ほんしつ的てきにはツェラーの公式こうしきと同おなじである。

修正しゅうせいユリウス日びによる曜日ようびの換算かんさん表ひょう

余あまり	0	1	2	3	4	5	6
曜日ようび	水みず	木き	金きむ	土ど	日ひ	月つき	火ひ

• 例れい: 2012年ねん1月がつ1日にち

修正しゅうせいユリウス日びは55 927である。7で割わると7989余あまり4となる。よって、曜日ようびは日曜日にちようびである。

十二支じゅうにしの求もとめ方かた

該当がいとう日びの修正しゅうせいユリウス日びを12で割わって余あまりを求もとめる。下記かきの換算かんさん表ひょうにより十二支じゅうにしを求もとめる。

修正しゅうせいユリウス日びによる十二支じゅうにしの換算かんさん表ひょう

余あまり	0	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10	11
十二支じゅうにし	寅とら	卯う	辰たつ	巳み	午うま	未み	申さる	酉とり	戌いぬ	亥い	子こ	丑うし

• 例れい: 2012年ねん1月がつ1日にち

修正しゅうせいユリウス日びは55 927である。12で割わると4660余あまり7となる。よって、十二支じゅうにしは酉とりである。

十干じっかんの求もとめ方かた

該当がいとう日びの修正しゅうせいユリウス日びを10で割わって余あまりを求もとめる。下記かきの換算かんさん表ひょうにより十干じっかんを求もとめる。

修正しゅうせいユリウス日びによる十干じっかんの換算かんさん表ひょう

余あまり	0	1	2	3	4	5	6	7	8	9
十干じっかん	甲きのえ	乙おつ	丙へい	丁ちょう	戊つちのえ	己おのれ	庚かのえ	辛からし	壬みずのえ	癸みずのと

• 例れい: 2012年ねん1月がつ1日にち

修正しゅうせいユリウス日びは55 927である。10で割わると5592余あまり7となる。よって、十干じっかんは辛からしである。

干支えと紀き日びの求もとめ方かた

該当がいとう日びの修正しゅうせいユリウス日びを60で割わって余あまりを求もとめる。下記かきの換算かんさん表ひょうにより干支えとによる紀き日びを求もとめる。

修正しゅうせいユリウス日びによる干支えとの換算かんさん表ひょう

余あまり	00	01	02	03	04	05	06	07	08	09	10	11	12	13	14	15	16	17	18	19
干支えと	甲きのえ寅とら	乙おつ卯う	丙へい辰たつ	丁ちょう巳み	戊つちのえ午うま	己おのれ未み	庚申こうしん	辛からし酉とり	壬みずのえ戌いぬ	癸みずのと亥い	甲子きのえね	乙おつ丑うし	丙へい寅とら	丁ちょう卯しげる	戊つちのえ辰たつ	己おのれ巳み	庚午こうご	辛からし未ひつじ	壬みずのえ申さる	癸みずのと酉とり

余あまり	20	21	22	23	24	25	26	27	28	29	30	31	32	33	34	35	36	37	38	39
干支えと	甲きのえ戌いぬ	乙おつ亥い	丙へい子こ	丁ちょう丑うし	戊つちのえ寅とら	己おのれ卯う	庚かのえ辰たつ	辛からし巳み	壬みずのえ午うま	癸みずのと未ひつじ	甲きのえ申さる	乙おつ酉とり	丙へい戌いぬ	丁ちょう亥い	戊子ぼし	己おのれ丑うし	庚かのえ寅とら	辛からし卯う	壬みずのえ辰たつ	癸巳きし

余あまり	40	41	42	43	44	45	46	47	48	49	50	51	52	53	54	55	56	57	58	59
干支えと	甲きのえ午うま	乙未おとみ	丙へい申さる	丁ちょう酉とり	戊つちのえ戌いぬ	己おのれ亥い	庚かのえ子こ	辛からし丑うし	壬みずのえ寅とら	癸みずのと卯う	甲きのえ辰たつ	乙おつ巳み	丙午ひのえうま	丁未ていみ	戊つちのえ申さる	己おのれ酉とり	庚かのえ戌いぬ	辛からし亥い	壬みずのえ子こ	癸みずのと丑うし

• 例れい: 2012年ねん1月がつ1日にち

修正しゅうせいユリウス日びは55 927である。60で割わると932余あまり7となる。よって、干支えと紀き日びは辛からし酉とりである。

その他た

• Google検索けんさくのdaterangeオプションでは、日付ひづけを指定していするのにユリウス通どおり日びを用もちいるようになっている。
• データ長ちょうが16ビットの修正しゅうせいユリウス日びを日付ひづけ表現ひょうげんに使用しようしているシステムでは、16ビットで表あらわせる整数せいすうの最大さいだい値ちである65535にあたる2038年ねん4月がつ22日にちまでしか表現ひょうげんできず、この次つぎの日ひである23日にちを迎むかえると、桁けたあふれが発生はっせいしてしまう2038年ねん問題もんだいが存在そんざいする。 （2038年ねん問題もんだいとは別物べつもの）

関連かんれん項目こうもく

• ユリウス年ねん
• ISO 8601 - 日付ひづけと時刻じこくの表記ひょうきに関かんする標準ひょうじゅん
• UNIX時間じかん - 計算けいさん機きで使つかわれている時刻じこく。1970年ねん1月がつ1日にち深夜しんや（午前ごぜん0時じ0分ふん0秒びょう）からの秒びょう数すうを数かぞえる。

外部がいぶリンク

• ユリウス日びについて（国立こくりつ天文台てんもんだい）

換算かんさん計算けいさん

• Julian Date Converter Astronomical Applications Department, The United States Naval Observatory (USNO), US Navy（0.1秒びょう単位たんいの換算かんさんが可能かのうで、結果けっかは小数しょうすう6桁けたで表示ひょうじされる）
• [3] 国立こくりつ天文台てんもんだい > 暦こよみ計算けいさん室しつ > 暦象れきしょう年表ねんぴょう > 年月としつき日時にちじ分秒ふんびょう→ユリウス日びの換算かんさん（1秒びょう単位たんいの換算かんさんが可能かのうで、結果けっかは小数しょうすう5桁けたで表示ひょうじされる）
• [4] 国立こくりつ天文台てんもんだい > 暦こよみ計算けいさん室しつ > 暦象れきしょう年表ねんぴょう > ユリウス日び→年月としつき日時にちじ分秒ふんびょうの換算かんさん
• 日時にちじとユリウス日びの変換へんかん - 世界せかい時じ(UT) と日本にっぽん時じ(JST)の両方りょうほうの時分じぶんまでの換算かんさんに対応たいおう。
• 換かわ暦こよみ - 和わ暦れき、グレゴリオ暦れき、ユリウス暦れき、ユリウス日びなどの相互そうご換算かんさんを行おこなう。日付ひづけのみの換算かんさんであり、時分じぶん秒びょうの換算かんさんはできない。