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千葉 胤泰(ちば たねやす、生没年不詳)は、南北朝時代の人物。千葉氏の第9代当主千葉宗胤の次男。九州千葉氏(肥前千葉氏)の祖。
祖父千葉頼胤に代って父宗胤が肥前国に赴いた間に叔父の千葉胤宗が千葉介家の本領千葉荘を領有し、胤宗の子で従兄弟の貞胤が千葉氏の家督を継いだ。兄の胤貞は、下総国千田荘を本拠として貞胤と千葉氏の家督を賭けて争うが、貞胤が降伏した直後に自身が病没し宗家復帰はならなかった。このため、肥前国に在った胤泰が九州千葉氏を興す事になった。
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- 小笠原長和「建武期の千葉氏と下総千田荘」『史観』65・66・67合冊、1962年。
- 湯浅治久「肥前千葉氏に関する基礎的考察-地域と交流の視点から-」『千葉県史研究』5号、1997年。