(Translated by https://www.hiragana.jp/)
岡山電気軌道9200形電車 - Wikipedia コンテンツにスキップ

岡山おかやま電気でんき軌道きどう9200かたち電車でんしゃ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
岡山おかやま電気でんき軌道きどう9200かたち電車でんしゃ
9201「MOMO」
だい1編成へんせい 9201「MOMO」
(2005ねん8がつ 東山ひがしやま車庫しゃこ
基本きほん情報じょうほう
運用うんようしゃ 岡山おかやま電気でんき軌道きどう
製造せいぞうしょ 新潟鐵工所にいがたてっこうじょ
製造せいぞうねん 2002ねん
製造せいぞうすう 1編成へんせい2りょう
運用うんよう開始かいし 2002ねん7がつ5にち
主要しゅようしょもと
編成へんせい 2りょう固定こてい編成へんせい(2車体しゃたい連接れんせつしゃ
軌間きかん 1,067 mm
電気でんき方式ほうしき 直流ちょくりゅう600 V架空かくう電車でんしゃせん方式ほうしき
設計せっけい最高さいこう速度そくど 70 km/h
起動きどう加速度かそくど 2.5 km/h/s
減速げんそく常用じょうよう 4.6 km/h/s
減速げんそく非常ひじょう 5.0 km/h/s
編成へんせい定員ていいん 74にん座席ざせき20にん
編成へんせい重量じゅうりょう 20 t
編成へんせいちょう 18,000 mm
全幅ぜんぷく 2,400 mm
ぜんこう 3,745 mm
車体しゃたい たいこうせいこうせい車体しゃたい
ぜん頭部とうぶGFRPせい
台車だいしゃ 独立どくりつ車輪しゃりんしきボルスタレス台車だいしゃ
しゅ電動でんどう かごがたさんそう誘導ゆうどう電動でんどう
BAZu3650/4.6
しゅ電動でんどう出力しゅつりょく 100 kW
搭載とうさいすう 2 / 編成へんせい
駆動くどう方式ほうしき 車体しゃたい装荷そうかしき直角ちょっかくカルダンじく駆動くどう方式ほうしき
歯車はぐるま 6.789
制御せいぎょ方式ほうしき IGBT素子そしVVVFインバータ制御せいぎょ方式ほうしき(1C1M×2ぐん
制御せいぎょ装置そうち 三菱電機みつびしでんきせい MAP-102-60VD97
制動せいどう装置そうち 回生かいせい発電はつでん併用へいよう電気でんきブレーキ
油圧ゆあつしきディスクブレーキ
備考びこう

出典しゅってん
鉄道てつどう車両しゃりょう技術ぎじゅつ通巻つうかん75ごう鉄道てつどう車両しゃりょう年鑑ねんかん2003年版ねんばん172-173・183ぺーじ

鉄道てつどう車両しゃりょう技術ぎじゅつ通巻つうかん183ごう
だい43かい2003ねん
ローレルしょう受賞じゅしょう車両しゃりょう
テンプレートを表示ひょうじ

岡山おかやま電気でんき軌道きどう9200かたち電車でんしゃ(おかやまでんききどう9200がたでんしゃ)は、岡山おかやま電気でんき軌道きどう保有ほゆうする路面ろめん電車でんしゃ車両しゃりょうである。2車体しゃたい2だいしゃ方式ほうしきちょうていゆか電車でんしゃで、「MOMO」(モモ)の愛称あいしょうがある。
ローレルしょうグッドデザインしょう日本にっぽん鉄道てつどうしょうをトリプル受賞じゅしょう

ドイツ車両しゃりょうメーカーが開発かいはつしたちょうていゆか電車でんしゃもとになっており、日本にっぽんのメーカーが国内こくないけに設計せっけい製作せいさくした車体しゃたい輸入ゆにゅう部品ぶひんわせて製造せいぞうされている。2002ねん平成へいせい14ねん)にだい1編成へんせい (9201) が営業えいぎょう運転うんてん開始かいしし、2011ねん平成へいせい23ねん)には若干じゃっかん仕様しようことなるだい2編成へんせい(1011、愛称あいしょうは「MOMO2」)が、2018ねん平成へいせい30ねん)には大幅おおはば仕様しようことなるだい3編成へんせい(1081、「おかでんチャギントン電車でんしゃ」)も導入どうにゅうされ、在籍ざいせき車両しゃりょうすうは3編成へんせい6りょうとなった。

だい1編成へんせい (9201)[編集へんしゅう]

以下いか、2002ねん導入どうにゅうされた9200がただい1編成へんせい (9201) について記述きじゅつする。

導入どうにゅうまでの経緯けいい[編集へんしゅう]

9200かたち導入どうにゅうした岡山おかやま電気でんき軌道きどうは、岡山おかやまうちに2つの路線ろせん東山本線ひがしやまほんせん清輝橋せいきばしせん)からなる全長ぜんちょう4.7キロメートルの路面ろめん電車でんしゃせん運営うんえいしている。

同社どうしゃでは1980ねん昭和しょうわ55ねん)の最初さいしょ冷房れいぼう車両しゃりょう7000かたち導入どうにゅう以降いこう新造しんぞうしゃ更新こうしんしゃ導入どうにゅう積極せっきょくてきで、1995ねん平成へいせい7ねん)までに最大さいだい使用しよう車両しゃりょうすうたすけい17りょうをそろえて車両しゃりょう近代きんだい一段落いちだんらくさせていた[1]一方いっぽう路線ろせんについてると、路線ろせん延伸えんしん1946ねん昭和しょうわ21ねん以来いらいおこなわれていなかった[2]

岡山おかやま市内しないにおける路面ろめん電車でんしゃせん延伸えんしんについては、1980年代ねんだいより商工しょうこう会議かいぎしょ市民しみん団体だんたい中心ちゅうしんにその実現じつげんもとめるうごきがしょうじており[2]2000ねん平成へいせい12ねん)2がつには、岡山おかやま主催しゅさいの「岡山おかやま市街しがいづくり交通こうつう計画けいかく調査ちょうさ検討けんとう委員いいんかい」からも延伸えんしんかんする提言ていげんがなされた[3]事業じぎょうしゃ岡山おかやま電気でんき軌道きどうがわでは、延伸えんしんけたうごきが活発かっぱつする状況じょうきょう呼応こおうして、路面ろめん電車でんしゃたいするイメージの刷新さっしんや、岡山おかやままち活性かっせい市民しみんあたらしい公共こうきょう交通こうつう機関きかんにふさわしいすぐれたもの体験たいけんしてもらう、といったねらいからちょうていゆか電車でんしゃ導入どうにゅう検討けんとうし、2000ねん6がつにその導入どうにゅう正式せいしき発表はっぴょうした[3]

ちょうていゆか電車でんしゃ停留ていりゅうじょうホーム安全あんぜん地帯ちたい)のたかさにまでゆかめんげた車両しゃりょうのことで、日本にっぽんでは熊本くまもと交通こうつうきょく導入どうにゅうした9700かたち最初さいしょ導入どうにゅう事例じれいである[4]。この9700かたちドイツ車両しゃりょうメーカーアドトランツきゅうAEG)の製造せいぞうするちょうていゆかしゃブレーメンがた」がもとになっており、アドトランツと業務ぎょうむ提携ていけいした日本にっぽん車両しゃりょうメーカー新潟鐵工所にいがたてっこうじょが、日本にっぽんけに仕様しよう変更へんこうした車体しゃたい自社じしゃ設計せっけい製作せいさくし、輸入ゆにゅうひん台車だいしゃ電機でんきひんわせるという手法しゅほう製造せいぞうした車両しゃりょうである[5]岡山おかやま電気でんき軌道きどうでは、アドトランツ・新潟鐵工所にいがたてっこうじょ製造せいぞうするこのちょうていゆかしゃを、熊本くまもとつづいて導入どうにゅうすることとなった[3]。これが9200かたちである。なお新潟鐵工所にいがたてっこうじょ以外いがいにもリトルダンサーシリーズを展開てんかいするアルナ工機あるなこうきげんアルナ車両しゃりょう)も岡山おかやま電気でんき軌道きどうへの車両しゃりょう納入のうにゅうはかっており、2000ねん2がつにはリトルダンサーを想定そうていした測定そくてい車両しゃりょう試験しけん走行そうこうさせていたが、ワンマン運転うんてんへの対応たいおう将来しょうらい輸送ゆそうりょく増強ぞうきょう可能かのう連接れんせつ構造こうぞう運転うんてんだい直後ちょくご左右さゆう両側りょうがわにドアを配置はいちする、という条件じょうけんから新潟鐵工所にいがたてっこうじょ車両しゃりょうえらばれた[2]

車両しゃりょうのコンセプトとデザイン[編集へんしゅう]

フランス・ナントに導入どうにゅうされたインチェントロ
熊本くまもと交通こうつうきょく9700かたち

メーカーが担当たんとうした車体しゃたい基本きほんデザインをのぞ[6]車両しゃりょうのデザインはコンセプト作成さくせい段階だんかいから工業こうぎょうデザイナー水戸みとおか鋭治えいじによるものである[7]

岡山おかやま出身しゅっしん水戸みとおかは、以前いぜんから岡山おかやまLRV導入どうにゅうされるさいにはボランティアとしてデザインに協力きょうりょくすると言明げんめいしていた[3]岡山おかやま電気でんき軌道きどう所属しょぞくする両備りようびグループ代表だいひょう小嶋こじま光信みつのぶによれば、路面ろめん電車でんしゃ普及ふきゅう推進すいしんしていた市民しみん団体だんたいのRACDA(路面ろめん電車でんしゃ都市とし未来みらいかんがえるかい)が開催かいさいしたパネルディスカッションに参加さんかした水戸みとおかに、参加さんかしゃから「両備りようびはケチなんだから、タダでLRVのデザインしてあげてください」という発言はつげんがあったのがきっかけという。ここから両備りようびグループと水戸みとおかつながりがまれ、水戸みとおか同社どうしゃのデザイン顧問こもんとなった[8]実際じっさいに9200がたのデザインにはボランティアで参加さんかしているという[7]車両しゃりょうコンセプトは、おおくのひときつけるよう利用りようしゃもとめる快適かいてきせい演出えんしゅつする、車内しゃない空間くうかん充実じゅうじつはかるとともに弱者じゃくしゃたいするきめささやかなサービスにみ「21世紀せいきようよし」にあった車両しゃりょうとする、とされた[3]

また車体しゃたい基本きほんデザインについては、さき登場とうじょうした熊本くまもと交通こうつうきょく9700かたちおなじくきゅうAEGのブレーメンがた基礎きそとする車両しゃりょうであるものの、ドイツをはしるブレーメンがた外観がいかん踏襲とうしゅうした熊本くまもとの9700がたたいし、この9200がたでは都市としとはべつのデザインをとの地元じもと要望ようぼうこたえてあらたなデザインとなっている[6]採用さいようされたデザインは、当時とうじフランスナント導入どうにゅうされていた[6]インチェントロ」(Incentro) とばれる車両しゃりょうのもので、まるみをびた車体しゃたいデザインを特徴とくちょうとする[9]。このインチェントロはブレーメンがたなどの後継こうけい車両しゃりょうとして1998ねんにアドトランツが発表はっぴょうしたもので[10]、アドトランツを買収ばいしゅうしたボンバルディア協力きょうりょくてデザインを利用りようしている[6]。9200かたち以後いご新潟鐵工所にいがたてっこうじょとその後身こうしん新潟にいがたトランシスによって製造せいぞうされるちょうていゆか電車でんしゃは、インチェントロのデザインの車体しゃたいにブレーメンがたあしまわりをわせた9200がた仕様しよう標準ひょうじゅんとする[9]

車体しゃたい主要しゅよう機器きき[編集へんしゅう]

車体しゃたい[編集へんしゅう]

9200かたちは2車体しゃたい連接れんせつした車両しゃりょうであり、パンタグラフを車両しゃりょうを「Aくるま」、反対はんたいがわ車両しゃりょうを「Bくるま」としょうする[7]車体しゃたい耐久たいきゅうせい保守ほしゅせいへの考慮こうりょからこう張力ちょうりょくたいこうせい鋼板こうはん (SPA) せいで、ほかにステンレス鋼板こうはん屋根やね床板とこいたガラス繊維せんい強化きょうかプラスチック (GRP) を先頭せんとうもちいる[7]先頭せんとうまどガラス日本にっぽん路面ろめん電車でんしゃ車両しゃりょうでははつ採用さいようとなるさん次元じげん曲面きょくめんガラスを使用しよう[3]。さらに側面そくめんには曲面きょくめんガラスを使用しようすることで車体しゃたい全体ぜんたい曲面きょくめん構成こうせいされている[7]車体しゃたい塗装とそうは、メタリックのライトシルバー基調きちょうとし、車体しゃたいすそにメタリックのコバルトブルーのラインをれたツートンとしている[3]

連結れんけつ部分ぶぶんのぞいた各車かくしゃ全長ぜんちょうは8.54メートルで、編成へんせい全長ぜんちょうは18.0メートルである[7]車体しゃたい最大さいだいはばは2.4メートル、車体しゃたいたかさ(パンタグラフりたたみだかさ)は3.745メートル、自重じちょうは20トン[7]

車内しゃない[編集へんしゅう]

 
連結れんけつから運転うんてんだいがわむかって撮影さつえいした車内しゃない様子ようすうえはAしゃ (9201A)、したはBしゃ (9201B)。(2016ねん6がつ

100%ていゆか構造こうぞうちょうていゆかしゃであり、車内しゃない通路つうろ部分ぶぶんにおけるレール上面うわつらからゆかめんまでのたかさは編成へんせい全体ぜんたいにわたって36センチメートルで、乗降じょうこうこう部分ぶぶんではさらにひくい30センチメートルとなっている[7]。9200かたち導入どうにゅうにあわせてかくでんとまではホームのたかさを15センチメートルから26センチメートルへとかさげする工事こうじおこなわれており、ホームと車両しゃりょう乗降じょうこう段差だんさは4センチメートルにおさえられている[3]。このことで車内しゃない段差だんさ解消かいしょうとあわせてバリアフリーはかられ車椅子くるまいすなどでの利用りよう容易よういとなった[3]車内しゃない通路つうろはばは68センチメートル以上いじょう確保かくほする[11]

ドアは電動でんどうスライド・両開りょうびらしきプラグドア有効ゆうこうはば1.21メートル)が片側かたがわ3かしょずつけい6かしょ設置せっちされている[7]配置はいち形式けいしきによると編成へんせい前後ぜんこう運転うんてんだいがわ)のドアは左右さゆう対称たいしょうであるが編成へんせい連結れんけつがわのドアは左右さゆう非対称ひたいしょうてん対称たいしょうで、進行しんこう方向ほうこうむかって左側ひだりがわでは連結れんけつうしろ、右側みぎがわでは連結れんけつまえにある[7]岡山おかやま電気でんき軌道きどうでは1999ねん平成へいせい11ねん)の運賃うんちん改訂かいてい以来いらい運賃うんちん後払あとばら方式ほうしきこうり・ぜんり)を採用さいようしており[2]、9200がたでも連結れんけつがわのドア付近ふきん乗車じょうしゃ整理せいりけん発行はっこう乗車じょうしゃカードリーダ、運転うんてんだい背面はいめん運賃うんちんばこLEDしき車内しゃない案内あんない表示ひょうじ装置そうち[12]

内装ないそうには環境かんきょう配慮はいりょして木材もくざいアルミニウムてつといったリサイクル可能かのう素材そざい使用しようしており、ゆかフローリングで、座席ざせき家具かぐ職人しょくにんによって無垢むくざい加工かこうしたものである[7]座席ざせき配置はいち形式けいしきによると車体しゃたい中央ちゅうおうクロスシート連結れんけつりのドア反対はんたいがわロングシートはいする[7]。クロスシートはゆるやかなカーブをえがいたデザインで「らくなベンチ」としょうし、もたれ部分ぶぶん通路つうろがわに「チョコットベンチ」としょうするあさ補助ほじょ座席ざせき付属ふぞくする[3]。ロングシートはおおきく湾曲わんきょくしたデザインで、「サロンベンチ」としょうする[3]。この座席ざせき連結れんけつあいだには混雑こんざつかるこしをかけられる「ラッキーベンチ」という腰掛こしかけ設置せっちする[3]。またクロスシート部分ぶぶん窓側まどがわ小型こがたのテーブル(キャンディテーブル)をけている[3]使用しようする木材もくざい車両しゃりょうによってことなっており、Aしゃウォールナットざい、Bしゃシルキーオークざいである[3][12]まどカーテンたけもちいたすだれとなっている[12]

編成へんせい定員ていいんは74にん[7]座席ざせき定員ていいんは20にん在来ざいらい車両しゃりょうくらべてすくないが、補助ほじょベンチの設置せっちと、クロスシート部分ぶぶん座席ざせき1人ひとりけ)のはばひろったことで公称こうしょう座席ざせき定員ていいん以上いじょう着席ちゃくせき可能かのうである[7]

車椅子くるまいすスペース運転うんてんだい直後ちょくごのドア付近ふきんけい4だいぶんあり、固定こていようシートベルト設置せっちされている[7]

台車だいしゃ床下ゆかした機器きき[編集へんしゅう]

台車だいしゃ各車かくしゃ中央ちゅうおうに1だいずつ、車輪しゃりん同士どうしつな車軸しゃじくはぶいた独立どくりつ車輪しゃりん4りんからなるボルスタレスしきボギー台車だいしゃはいする[11]台車だいしゃわく車体しゃたいあいだまくらばねおよび車輪しゃりん台車だいしゃわくあいだじくばねにはゴムばねを使用しようじくばねにはコイルばねも併用へいよう)し、車輪しゃりんにはゴムをはさんだ弾性だんせい車輪しゃりんもちいる[11]車輪しゃりん直径ちょっけいは660ミリメートル[11]車輪しゃりん連結れんけつりが動輪どうりん先頭せんとうりがしたがえであるが、動輪どうりんだけで駆動くどうりょく・ブレーキりょく双方そうほうをまかなうことから、まくらばねの位置いち連結れんけつり(=動輪どうりんがわ)にずらして粘着ねんちゃくりょく車輪しゃりんとレールとのあいだにはたらく摩擦まさつりょく)を確保かくほする[11]台車だいしゃ若干じゃっかん回転かいてん最大さいだい4.5)が可能かのう[11]車輪しゃりんについてはJRせんへのれを考慮こうりょしたものを装備そうびしている[2]

9200がた台車だいしゃ熊本くまもと交通こうつうきょく9700かたちことなるてんは、軌間きかんが1,435ミリメートルの標準軌ひょうじゅんきから1,067ミリメートルの狭軌きょうき仕様しようとなったことである[7]軌間きかん1,067ミリメートル仕様しようのブレーメンがた台車だいしゃ先例せんれいがなく世界せかいはつ[7]。そのため台車だいしゃはヨーロッパにおいて採用さいよう実績じっせきのある軌間きかん1,000・1,100ミリメートルの台車だいしゃ基礎きそとしてあたらしく開発かいはつされた[7]従来じゅうらい台車だいしゃからのおも変更へんこうてんとして、車輪しゃりん位置いち変更へんこう台車だいしゃわく外側そとがわから内側うちがわへ)がげられる[11]だい1編成へんせい場合ばあい、9700かたち同様どうよう台車だいしゃはボンバルディア(きゅうアドトランツ)が製作せいさくする輸入ゆにゅうひんであるが、軌間きかん1,067ミリメートル仕様しようのブレーメンがた台車だいしゃ開発かいはつしたとしても日本にっぽんにしか需要じゅようがないことから、ボンバルディアが設計せっけい変更へんこう製作せいさく試験しけんおこなうものの開発かいはつ新潟鐵工所にいがたてっこうじょ負担ふたんしている[6]台車だいしゃ形式けいしきめいは「OKAYAMA type」としょうする[2]

しゅ電動でんどう出力しゅつりょく100キロワットかごがたさんそう誘導ゆうどう電動でんどうで、台車だいしゃ1だいにつき1ずつ搭載とうさい[11]車体しゃたい連結れんけつがわ座席ざせき直下ちょっか装荷そうかされており[3]自在じざい継手つぎて(ユニバーサルジョイント)をかいして駆動くどうりょく車輪しゃりんつたえる(車体しゃたい装荷そうかしき直角ちょっかくカルダンじく駆動くどう方式ほうしき[13]具体ぐたいてきには、駆動くどうりょくしゅ電動でんどうから自在じざい継手つぎて推進すいしんじく(スプラインじく)、かさ歯車はぐるま、ギアボックスという経路けいろ片側かたがわ動輪どうりんつたわり、さらに反対はんたいがわ動輪どうりんのギアボックスへと車輪しゃりん中心ちゅうしんたかさよりもひく場所ばしょにある駆動くどうじく(ねじりじく)をかいしてつたわる[3]。この駆動くどう方式ほうしきは9700かたち同様どうようである[3]しゅ電動でんどうのメーカーはだい1編成へんせいではボンバルディア[14](AEGもと設計せっけい形式けいしきめい:BAZu3650/4.6[2])。

ブレーキは、しゅ電動でんどうもちいる電気でんきブレーキ(回生かいせい発電はつでん併用へいよう)があり、これで5キロメートル毎時まいじまで減速げんそくし、それ以降いこう機械きかいブレーキであるばね作用さよう油圧ゆあつゆるしきディスクブレーキ作動さどうして停止ていしする[11]。ディスクの位置いち台車だいしゃではなくしゅ電動でんどう出力しゅつりょくじくである[11]。これらが常用じょうようブレーキで、ほかにもべつ系統けいとう蓄電池ちくでんち駆動くどう電磁でんじ吸着きゅうちゃくブレーキ(トラックブレーキ)を保安ほあんブレーキとしてそなえており、かく台車だいしゃ車輪しゃりんあいだ機器きき設置せっちする[11]。また制動せいどう距離きょり確保かくほのためすなまき装置そうち装備そうびしており、滑走かっそう非常ひじょうブレーキ・保安ほあんブレーキ使用しようには自動的じどうてきすな散布さんぷされる[11]。ブレーキ装置そうちはハニング・アンド・カール (H&K) せいで、さきの9700がた油圧ゆあつ機能きのうせずブレーキがゆるまなくなる故障こしょう営業えいぎょう開始かいし発生はっせいしたことから比較ひかく検討けんとうのため9700かたちとはメーカーをえている[6]

設計せっけい最高さいこう速度そくどは70キロメートル毎時まいじであるが、45キロメートル毎時まいじスピードリミッター作動さどうするようになっている[2]

屋上おくじょう機器きき[編集へんしゅう]

9200がたのパンタグラフ

Aしゃ屋根やねじょうにはしゅうでん装置そうちしゅ制御せいぎょ装置そうちなど、Bしゃ屋根やねじょうには蓄電池ちくでんち補助ほじょ電源でんげん装置そうちなどをそれぞれ配置はいちし、各車かくしゃ屋根やねじょう冷房れいぼう装置そうち設置せっちする[11]

しゅうでん装置そうちはシングルアームしきパンタグラフで、岡山おかやま電気でんき軌道きどう所有しょゆう車両しゃりょう特徴とくちょうである「石津いしづしきパンタグラフ」を社内しゃない唯一ゆいいつ装備そうびしない[2]しゅ電動でんどうへの供給きょうきゅう電力でんりょく制御せいぎょするしゅ制御せいぎょ装置そうちPWM制御せいぎょIGBT素子そしによるVVVFインバータ制御せいぎょ方式ほうしきであり、1ぐんのインバータにつきしゅ電動でんどう1制御せいぎょする(1C1M方式ほうしき[11]しゅ制御せいぎょ装置そうちは9700かたち3しゃつづ三菱電機みつびしでんきせいである[6]補助ほじょ電源でんげん装置そうちはIGBT素子そしもちいる静止せいしがたインバータ (SIV) を設置せっちする[7][11]

運転うんてんだい関連かんれん機器きき[編集へんしゅう]

マスター・コントローラー右手みぎてあつかいのワンハンドルしきデッドマン装置そうちき)を採用さいようする[11][12]。ハンドルを手前てまえくと力行りっこうとなり、おくたおすとブレーキが作動さどうする[11]

車体しゃたいバックミラー車外しゃがい確認かくにんよう小型こがたカメラで代用だいようされており、その映像えいぞう運転うんてんだい左右さゆう配置はいちされた車外しゃがいモニターに表示ひょうじされる[7]運転うんてんせきのモニターはほかにも車内しゃないモニターと運転うんてんモニターがあり、運転うんてん後方こうほう車両しゃりょうけられたカメラからの映像えいぞう車両しゃりょう状態じょうたい確認かくにんできる[7]

愛称あいしょう公募こうぼ竣工しゅんこう[編集へんしゅう]

車両しゃりょう導入どうにゅう先立さきだ2001ねん平成へいせい13ねんなつより車両しゃりょう愛称あいしょう全国ぜんこく公募こうぼ実施じっしされ、その結果けっか9200かたちは「MOMO」という愛称あいしょうけられた[3]岡山おかやまのシンボルである「もも」や「桃太郎ももたろう」にちなむものであるが、「もも」の使用しようけて果実かじつはな連想れんそうさせないようにしているという[15]。またミヒャエル・エンデ児童じどう文学ぶんがくモモ (MOMO)』にも由来ゆらいし、はやさ・快適かいてきさ・便利べんりさをもとめる現代げんだい文明ぶんめいパラドックスくつがえ存在そんざいにというおもいがめられているという[3]愛称あいしょうについてはだい2編成へんせい愛称あいしょうは「MOMO2」)の導入どうにゅう以降いこうは「MOMO1」とも表記ひょうきされる[16]車体しゃたいのロゴは「MOMO」のまま)。

2002ねん平成へいせい14ねん5月25にち車両しゃりょうがメーカーの新潟鐵工所にいがたてっこうじょから岡山おかやま市内しない岡山おかやま電気でんき軌道きどう東山ひがしやま車庫しゃこ搬入はんにゅうされた[3]車両しゃりょう導入どうにゅう費用ひようは2おく3せんまんえんで、国土こくど交通省こうつうしょう公共こうきょう交通こうつう移動いどう円滑えんかつ設備せつび整備せいびとしてくに岡山おかやまけん岡山おかやまからけい1おく1せんまんえん補助ほじょけている[3]。このうちからの補助ほじょには一般いっぱん市民しみんからの寄付きふきんやく500まんえんふくまれる[3]搬入はんにゅう6がつ10日とおかの「路面ろめん電車でんしゃ」にちなんで8・9にちには市民しみん団体だんたいRACDA(路面ろめん電車でんしゃ都市とし未来みらいかんがえるかい主催しゅさい試乗しじょうかい実施じっしされた[3]

車両しゃりょう竣工しゅんこうは2002ねん7がつ5にちづけ[17]同日どうじつ920ふんから東山ひがしやま車庫しゃこにて9200がた出発しゅっぱつしき開催かいさいされ、テープカットのち臨時りんじダイヤで東山ひがしやまげん東山ひがしやま・おかでんミュージアムえき)から岡山おかやま駅前えきまえまで東山本線ひがしやまほんせん1往復おうふくしたのち東山ひがしやま115ふんはつ列車れっしゃから所定しょていダイヤでの営業えいぎょう運転うんてん開始かいしした[18]

竣工しゅんこう改造かいぞう[編集へんしゅう]

2014年度ねんど平成へいせい26年度ねんど)に岡山おかやま電気でんき軌道きどう在籍ざいせきほか車両しゃりょうとともにドライブレコーダー新設しんせつ工事こうじ実施じっしされ、けい12のカメラが設置せっちされた[19]。さらに2015年度ねんど平成へいせい27年度ねんど)には客室きゃくしつ暖房だんぼう増設ぞうせつ工事こうじおこなわれ、暖房だんぼう能力のうりょくだい2編成へんせい同等どうとうとなった[20]

だい2編成へんせい (1011)[編集へんしゅう]

岡山おかやま電気でんき軌道きどう9200かたち電車でんしゃ
1011「MOMO2」
だい2編成へんせい 1011 MOMO2
(2015ねん5がつ中納言ちゅうなごん停留ていりゅうじょう付近ふきん
基本きほん情報じょうほう
運用うんようしゃ 岡山おかやま電気でんき軌道きどう
製造せいぞうしょ 新潟にいがたトランシス
製造せいぞうねん 2011ねん
製造せいぞうすう 1編成へんせい2りょう
運用うんよう開始かいし 2011ねん10月15にち
主要しゅようしょもと
編成へんせい 2りょう固定こてい編成へんせい(2車体しゃたい連接れんせつしゃ
軌間きかん 1,067 mm
電気でんき方式ほうしき 直流ちょくりゅう600 V架空かくう電車でんしゃせん方式ほうしき
編成へんせい定員ていいん 74にん座席ざせき20にん
編成へんせい重量じゅうりょう 25 t
編成へんせいちょう 18,000 mm
全幅ぜんぷく 2,400 mm
ぜんこう 3,745 mm
車体しゃたい たいこうせいこうせい車体しゃたい
ぜん頭部とうぶGFRPせい
台車だいしゃ 独立どくりつ車輪しゃりんしきボルスタレス台車だいしゃ
しゅ電動でんどう かごがたさんそう誘導ゆうどう電動でんどう
TDK6413-A
しゅ電動でんどう出力しゅつりょく 100 kW
搭載とうさいすう 2 / 編成へんせい
駆動くどう方式ほうしき 車体しゃたい装荷そうかしき直角ちょっかくカルダンじく駆動くどう方式ほうしき
歯車はぐるま 6.789
制御せいぎょ方式ほうしき IGBT素子そしVVVFインバータ制御せいぎょ方式ほうしき(1C1M×2ぐん
制御せいぎょ装置そうち 三菱電機みつびしでんきせい MAP-102-60VD97A
制動せいどう装置そうち 回生かいせい発電はつでん併用へいよう電気でんきブレーキ
油圧ゆあつしきディスクブレーキ
備考びこう 出典しゅってん鉄道てつどう車両しゃりょう技術ぎじゅつ通巻つうかん183ごう鉄道てつどう車両しゃりょう年鑑ねんかん2012年版ねんばん191-192・197-198ぺーじ
テンプレートを表示ひょうじ

以下いか、2011ねん導入どうにゅうされた9200がただい2編成へんせい (1011) について記述きじゅつする。

ぞう備の経緯けいい[編集へんしゅう]

9200かたち車両しゃりょう価格かかく従来じゅうらい車両しゃりょうくらべて高価こうかであり補助ほじょきん活用かつようしても事業じぎょうしゃ負担ふたんおおきいため、2002ねん導入どうにゅうは1編成へんせいのみにまり、この時点じてんではぞう備の目処めどっていなかった[18]2010ねん平成へいせい22ねん)になって、岡山おかやま電気でんき軌道きどう設立せつりつ100周年しゅうねんむかえることから記念きねん事業じぎょうひとつとしてちょうていゆかしゃふえ備すると決定けってい[16]。その結果けっか9200かたち2しゃとしてだい2編成へんせい (1011) が導入どうにゅうされた[16]。メーカーは新潟鐵工所にいがたてっこうじょ車両しゃりょう部門ぶもん2003ねん平成へいせい15ねん)にいで発足ほっそくした新潟にいがたトランシスである。

だい1編成へんせいからの変更へんこうてん[編集へんしゅう]

車体しゃたい内装ないそう[編集へんしゅう]

 
連結れんけつから運転うんてんだいがわむかって撮影さつえいした車内しゃない様子ようすうえはAしゃ (1011A)、したはBしゃ (1011B)。(2016ねん6がつ

だい1編成へんせいだい2編成へんせい車体しゃたい寸法すんぽうはなく、編成へんせい全長ぜんちょう18.0メートル、最大さいだいはば2.4メートル、車体しゃたいたかさ(パンタグラフりたたみだかさ)3.745メートルである[21]重量じゅうりょうだい1編成へんせいよりも増加ぞうかし25トンとなった[16][21]車両しゃりょうのデザインはつづ水戸みとおか鋭治えいじ担当たんとう[16]車体しゃたい塗装とそうちがいはないが、ポリカーボネートせいのヘッドライトカバーの形状けいじょう平面へいめんから凸面とつめんになる、車体しゃたい側面そくめん屋根やねじょうけんおさむようのフットステップが設置せっちされるといった変更へんこうてんがある[16]車体しゃたいのロゴはだい1編成へんせい同一どういつの「MOMO」表記ひょうきであったが、だい2編成へんせいであることにちなみ愛称あいしょうが「MOMO2」とされたため、2012ねん平成へいせい24ねん)3がつ車体しゃたいキャッチコピーの追加ついかとあわせて「2」の文字もじ追加ついかされている[16]

内装ないそう木材もくざい多用たようするてんでは同一どういつであるが、木材もくざい種類しゅるい変更へんこうされ、Aしゃアフリカさんウェンジ(こげちゃしょく)、Bしゃきたアメリカさんホワイト・アッシュ白色はくしょく)を使用しようしている[16]座席ざせきにははず可能かのうなテーブルが付属ふぞくする[16]座席ざせき定員ていいんは20にん変更へんこうはない[21]

客室きゃくしつ機器きき変更へんこうてんとしては車内しゃない案内あんない表示ひょうじ装置そうち暖房だんぼう機器ききがあり、前者ぜんしゃは20インチはばLCDしきのものとなってイベントや観光かんこう案内あんないなどの情報じょうほう表示ひょうじ可能かのうとなり、後者こうしゃ客室きゃくしつよう機器きき容量ようりょうだい1編成へんせいの2ばいとなっている[16]

主要しゅよう機器きき[編集へんしゅう]

だい2編成へんせい運転うんてんだい

メーカーの新潟にいがたトランシスが2007ねん平成へいせい19ねん)にボンバルディアより技術ぎじゅつ供与きょうよライセンス生産せいさんによってブレーメンがた台車だいしゃ自社じしゃ生産せいさんする体制たいせいととのえたことから[22]だい2編成へんせいでは輸入ゆにゅうひんではなく新潟にいがたトランシスが日本にっぽん国内こくないてた台車だいしゃ装備そうびする[16]台車だいしゃ形式けいしきめいだい1編成へんせいおなじく「OKAYAMA type」としょうする[23]台車だいしゃ同様どうようぬし電動でんどう日本にっぽんせいえられており[16]東洋電機製造とうようでんきせいぞうせいのかごがたさんそう誘導ゆうどう電動でんどう形式けいしきめい:TDK6413-A)を搭載とうさいする[13]

運転うんてんだいについては前方ぜんぽう死角しかくすくなくするためだい1編成へんせいよりたかさがひくくなっており、それにともないスイッチるい配置はいち変更へんこうされている[16]。また運転うんてん関連かんれんでは事故じこなどへの対策たいさくとして映像えいぞう記録きろくするドライブレコーダー導入どうにゅうした[16]。ドライブレコーダーは2015年度ねんど平成へいせい27年度ねんど)に更新こうしんされており、このときだい1編成へんせい(2014年度ねんど装置そうち設置せっち)にあわせてカメラを8から12増設ぞうせつしている[20]

竣工しゅんこう[編集へんしゅう]

だい2編成へんせい2011ねん平成へいせい23ねん10月4にち東山ひがしやま車庫しゃこ搬入はんにゅうされた[24]車両しゃりょう竣工しゅんこう同年どうねん10月15にちづけ[25]同日どうじつ東山ひがしやま車庫しゃこにおいて出発しゅっぱつしきがあり[26]JR西日本にしにほん岡山おかやま支社ししゃ岡山おかやま電気でんき軌道きどう共同きょうどう開催かいさいした「鉄道てつどう」イベントの目玉めだまとして営業えいぎょう運転うんてん開始かいしした[16]

車両しゃりょう価格かかくは2おく8せんまんえん[27]国土こくど交通省こうつうしょう地域ちいき公共こうきょう交通こうつうバリア解消かいしょう促進そくしんとう事業じぎょう適用てきようけている[16]

ラッピング[編集へんしゅう]

2023ねん4がつ27にち[ちゅう 1]より、同年どうねん9月1にち開業かいぎょうする岡山おかやま芸術げいじゅつ創造そうぞう劇場げきじょう ハレノワをPRするラッピングがだい2編成へんせいほどこされている[28]

岡山おかやま芸術げいじゅつ創造そうぞう劇場げきじょう ハレノワのラッピングをほどこした9200かたち電車でんしゃだい2編成へんせい。(西大寺さいだいじまち岡山おかやま芸術げいじゅつ創造そうぞう劇場げきじょうハレノワぜん停留ていりゅうじょうしょうきょう停留ていりゅうじょうあいだにて)

だい3編成へんせい (1081)[編集へんしゅう]

岡山おかやま電気でんき軌道きどう9200かたち電車でんしゃ
1081「おかでんチャギントン」
岡山おかやま駅前えきまえ停留所ていりゅうじょ停車ていしゃする1081「おかでんチャギントン」ウィルソンがわ
基本きほん情報じょうほう
運用うんようしゃ 岡山おかやま電気でんき軌道きどう
製造せいぞうしょ 新潟にいがたトランシス
製造せいぞうねん 2018ねん
製造せいぞうすう 1編成へんせい2りょう
運用うんよう開始かいし 2019ねん3月16にち
主要しゅようしょもと
編成へんせい 2りょう固定こてい編成へんせい(2車体しゃたい連接れんせつしゃ
軌間きかん 1,067 mm
電気でんき方式ほうしき 直流ちょくりゅう600 V架空かくう電車でんしゃせん方式ほうしき
編成へんせい重量じゅうりょう 26.3t
編成へんせいちょう 18,780 mm
全幅ぜんぷく 2,400 mm
ぜんこう 3,280 mm
車体しゃたい たいこうせいこうせい車体しゃたい
ぜん頭部とうぶGFRPせい
台車だいしゃ 独立どくりつ車輪しゃりんしきボルスタレス台車だいしゃ
しゅ電動でんどう かごがたさんそう誘導ゆうどう電動でんどう
TDK6413-A
しゅ電動でんどう出力しゅつりょく 100 kW
搭載とうさいすう 2 / 編成へんせい
駆動くどう方式ほうしき 車体しゃたい装荷そうかしき直角ちょっかくカルダンじく駆動くどう方式ほうしき
歯車はぐるま 6.789
制御せいぎょ方式ほうしき IGBT素子そしVVVFインバータ制御せいぎょ方式ほうしき(1C1M×2ぐん
制御せいぎょ装置そうち 三菱電機みつびしでんきせい MAP-102-60VD97A
制動せいどう装置そうち 回生かいせい発電はつでん併用へいよう電気でんきブレーキ
油圧ゆあつしきディスクブレーキ
備考びこう 出典しゅってんチャギントン列車れっしゃってみた! おかでん、アニメモチーフ路面ろめん電車でんしゃ
テンプレートを表示ひょうじ

以下いか、2018ねん導入どうにゅうされた9200がただい3編成へんせい (1081) について記述きじゅつする。

投入とうにゅう経緯けいい[編集へんしゅう]

岡山おかやま電気でんき軌道きどうは、『チャギントン』とのライセンス契約けいやくむすび、「おかでんチャギントン」として運行うんこうすることとなった。それが1081編成へんせいである。

Aしゃが「ウィルソン」、Bしゃが「ブルースター」をモチーフとしている。

「おかでんチャギントン」のブルースターがわ

運用うんよう[編集へんしゅう]

9200がた運行うんこうダイヤは固定こていされており、2002ねん7がつだい1編成へんせい運行うんこう開始かいし当初とうしょ毎週まいしゅうがつきむ日曜日にちようび東山本線ひがしやまほんせん岡山おかやま駅前えきまえ東山ひがしやまあいだ)、毎週まいしゅう水曜日すいようび清輝橋せいきばしせん岡山おかやま駅前えきまえ清輝橋せいきばしあいだ)にて運行うんこうし、毎週まいしゅう木曜日もくようび点検てんけんのため運休うんきゅうする、というスケジュールがまれていた[18]営業えいぎょう開始かいし直後ちょくごの2002ねん7がつ10日とおかから11月30にちにかけては運転うんてん開始かいし記念きねんして車内しゃない郵便ゆうびんポスト設置せっちされた[18]郵便ゆうびんポストの設置せっち岡山おかやまけんでの国民こくみん体育たいいく大会たいかい開催かいさいにあわせて2005ねん平成へいせい17ねん)8がつから11がつまでのあいだにも実施じっしされている[21]

2008ねん平成へいせい20ねん)7がつ3にちづけのダイヤ改正かいせいにて9200がた運転うんてんスケジュールが変更へんこうされ、点検てんけん運休うんきゅう毎週まいしゅう木曜日もくようびから金曜日きんようび移動いどうして東山本線ひがしやまほんせんでの運行うんこう毎週まいしゅうがつ日曜日にちようび清輝橋せいきばしせんでの運行うんこう毎週まいしゅう水曜日すいようびとなった[29]

2011ねん10がつだい2編成へんせい営業えいぎょう運転うんてん開始かいし、29にち土曜日どようび)から東山本線ひがしやまほんせん清輝橋せいきばしせん双方そうほう毎週まいしゅう1にち運休うんきゅう東山本線ひがしやまほんせん火曜日かようび運休うんきゅう清輝橋せいきばしせん金曜日きんようび運休うんきゅう)をのぞいて9200かたち運行うんこうされるというダイヤとなった[26]だい2編成へんせい導入どうにゅうにあわせ、11月1にちからよく2012ねん12がつまでの予定よていりょう編成へんせい車内しゃない郵便ゆうびんポストがふたた設置せっちされた[21]

だい3編成へんせい観光かんこう列車れっしゃ「おかでんチャギントン」専用せんよう運用うんようされ、その運用うんようには一切いっさいはいらず、毎週まいしゅう火曜日かようび原則げんそく運休うんきゅうとなる[30]運行うんこうルートは岡山おかやま駅前えきまえ - 清輝橋せいきばし - 岡山おかやま駅前えきまえ - 東山ひがしやま・おかでんミュージアムえき乗降じょうこう岡山おかやま駅前えきまえ東山ひがしやま・おかでんミュージアムえきのみ)で、乗車じょうしゃには原則げんそくとして、おかでんミュージアム入館にゅうかんけん乗車じょうしゃ記念きねんカード・岡山おかやま電気でんき軌道きどう全線ぜんせん1にち乗車じょうしゃけんがセットになった乗車じょうしゃけんを、Loppi・ローソンチケットや「おかでんチャギントンファンクラブ」で事前じぜん購入こうにゅうする必要ひつようがある。

2012ねん6がつ11にち午前ごぜん8岡山おかやまきた京橋きょうばしまち交差点こうさてんにおいて東山ひがしやまきのだい1編成へんせい乗用車じょうようしゃ衝突しょうとつする事故じこがあり、だい1編成へんせい脱線だっせん先頭せんとう車両しゃりょうまどガラスすうまいれる被害ひがいけた[31]以後いご1年間ねんかんだい1編成へんせい運休うんきゅうとなり、よく2013ねん平成へいせい25ねん)6がつ8にち復帰ふっき記念きねんのイベントを実施じっししてよく9にちより営業えいぎょう運転うんてん復帰ふっきした[32]

受賞じゅしょうれき[編集へんしゅう]

9200かたち運行うんこう開始かいしの2002ねん10がつ8にち岡山おかやま電気でんき軌道きどう業界ぎょうかい団体だんたいによる「日本にっぽん鉄道てつどうしょう」を受賞じゅしょうした[33]。9200かたち導入どうにゅうともなうバリアフリーやインターネットでの運行うんこう情報じょうほう提供ていきょう電車でんしゃでの各種かくしゅイベント開催かいさいなど市民しみん提携ていけいしたまちづくり活動かつどう評価ひょうかされたことによる[33]

よく2003ねん平成へいせい15ねん)7がつ3にちには、車両しゃりょうそのものへの表彰ひょうしょうとして、鉄道てつどうともかいによる「ローレルしょう」を受賞じゅしょうした[34]すぐれたインテリアデザインやJRせんにも可能かのう車輪しゃりん規格きかくちJRカル線かるせんのLRT議論ぎろん契機けいきになるなど「路面ろめん電車でんしゃ可能かのうせいしめした」ことが受賞じゅしょうつながり、市民しみんからの募金ぼきん購入こうにゅう資金しきん一部いちぶにあてられたことも評価ひょうかされた[34]同年どうねん11がつ9にちになって、岡山おかやま市内しない岡山おかやま電気でんき軌道きどう本社ほんしゃにおいてローレルしょう授賞じゅしょうしきおこなわれた[35]

上記じょうき以外いがいにも、日本にっぽんデザイン振興しんこうかいによる2003年度ねんどの「グッドデザインしょう」を受賞じゅしょうしている(受賞じゅしょう番号ばんごう:03A11043)[36]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 西大寺さいだいじまち停留ていりゅうじょう西大寺さいだいじまち岡山おかやま芸術げいじゅつ創造そうぞう劇場げきじょうハレノワぜん停留ていりゅうじょう改称かいしょうしたのと同日どうじつ

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ 早川はやかわ淳一じゅんいち三田みたけん慈「日本にっぽん路面ろめん電車でんしゃ現況げんきょう 岡山おかやま電気でんき軌道きどう」(2000)
  2. ^ a b c d e f g h i 藤井ふじい正史せいし日本にっぽん路面ろめん電車でんしゃ各社かくしゃきょく現況げんきょう 岡山おかやま電気でんき軌道きどう」(2011)
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 岡山おかやま電気でんき軌道きどう9200かたちMOMOデビュー」
  4. ^ 堀切ほりきり邦生くにお特集とくしゅう・リトルダンサーと日本にっぽんちょうていゆかしゃ6-7ぺーじ
  5. ^ 大野おおの真一しんいち日本にっぽんにおけるていゆかしき路面ろめん電車でんしゃ導入どうにゅうについて」32-33ぺーじ
  6. ^ a b c d e f g 大野おおの真一しんいち新潟にいがた鉄工てっこうにおけるLRTの実現じつげん目指めざした最近さいきんうごき」
  7. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 今村いまむら泰典やすのり岡山おかやま電気でんき軌道きどうにおけるちょうていゆかしきLRVの導入どうにゅう22-25ぺーじ
  8. ^ MOMO2登場とうじょう」(両備りようびグループ代表だいひょうメッセージ 2011ねん10がつ20にちづけ)、2016ねん9がつ26にち閲覧えつらん
  9. ^ a b 堀切ほりきり邦生くにお特集とくしゅう・リトルダンサーと日本にっぽんちょうていゆかしゃ19ぺーじ
  10. ^ 「アドトランツしゃのプロフィール」
  11. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 今村いまむら泰典やすのり岡山おかやま電気でんき軌道きどうにおけるちょうていゆかしきLRVの導入どうにゅう25-26ぺーじ
  12. ^ a b c d 岡山おかやま電気でんき軌道きどう9200かたち"MOMO"」
  13. ^ a b 東洋電機製造とうようでんきせいぞう製品せいひん紹介しょうかい 岡山おかやま電気でんき軌道きどう株式会社かぶしきがいしゃLRV MOMO 9200がたぬし電動でんどう
  14. ^ 鉄道てつどう車両しゃりょう年鑑ねんかん2003年版ねんばん183ぺーじ
  15. ^ 今村いまむら泰典やすのり岡山おかやま電気でんき軌道きどうにおけるちょうていゆかしきLRVの導入どうにゅう21ぺーじ
  16. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 今村いまむら泰典やすのり岡山おかやま電気でんき軌道きどう9200かたちぞう備車」
  17. ^ 鉄道てつどう車両しゃりょう年鑑ねんかん2003年版ねんばん218ぺーじ
  18. ^ a b c d 「RAILWAY TOPICS 岡山おかやま電気でんき軌道きどうちょうていゆか電車でんしゃ「MOMO」7がつ5にち営業えいぎょう開始かいし
  19. ^ 鉄道てつどう車両しゃりょう年鑑ねんかん2015年版ねんばん148・248ぺーじ
  20. ^ a b 鉄道てつどう車両しゃりょう年鑑ねんかん2016年版ねんばん120ぺーじ
  21. ^ a b c d e 岡山おかやま電気でんき軌道きどう9200がた(1011)MOMO2」
  22. ^ いし播系、しゃとライセンス契約けいやく新型しんがた路面ろめん電車でんしゃ一貫いっかん生産せいさん」『日本経済新聞にほんけいざいしんぶん』2007ねん1がつ17にちづけ朝刊ちょうかん
  23. ^ 鉄道てつどう車両しゃりょう年鑑ねんかん2012年版ねんばん197-198ぺーじ
  24. ^ 鉄道てつどうニュース 「MOMO」2しゃ搬入はんにゅうされる」(railf.jp - 『鉄道てつどうファン公式こうしきサイト)。オリジナルの2011ねん10がつ7にち時点じてんによるアーカイブ。2016ねん7がつ5にち閲覧えつらん
  25. ^ 鉄道てつどう車両しゃりょう年鑑ねんかん2012年版ねんばん231ぺーじ
  26. ^ a b 「2代目だいめわくわく 路面ろめん電車でんしゃ新型しんがた車両しゃりょうデビュー 岡山おかやま園児えんじ試乗しじょうかい」『朝日新聞あさひしんぶん』2011ねん10がつ16にちづけ岡山おかやまばん朝刊ちょうかん
  27. ^ 「『MOMO2』登場とうじょう 室内しつないデザイン一新いっしん、15にちからはしります 岡山おかやま電気でんき軌道きどう」『朝日新聞あさひしんぶん』2011ねん9がつ30にちづけ岡山おかやまばん朝刊ちょうかん
  28. ^ https://railf.jp/news/2023/05/08/055000.html”. 株式会社かぶしきがいしゃ交友こうゆうしゃ (2023ねん5がつ8にち). 2023ねん9がつ2にち閲覧えつらん
  29. ^ New Release [2008/7/3] MOMO運行うんこう変更へんこう”. 岡山おかやま電気でんき軌道きどう. 2008ねん9がつ14にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2016ねん7がつ5にち閲覧えつらん
  30. ^ 世界せかい大人気だいにんきのチャギントンが路面ろめん電車でんしゃ再現さいげん おかでんチャギントンにレッツライド!”. おかでんチャギントン. 2020ねん3がつ4にち閲覧えつらん
  31. ^ 「『MOMO』と乗用車じょうようしゃ衝突しょうとつ きた交差点こうさてん 脱線だっせん、2せんにん影響えいきょう」『朝日新聞あさひしんぶん』2012ねん6がつ12にちづけ岡山おかやまばん朝刊ちょうかん
  32. ^ 路面ろめん電車でんしゃ『モモ1』きょう復帰ふっき 小学生しょうがくせい50にん運転うんてん体験たいけん」『朝日新聞あさひしんぶん』2013ねん6がつ9にちづけ岡山おかやまばん朝刊ちょうかん
  33. ^ a b ちょうていゆか路面ろめん電車でんしゃMOMOで『日本にっぽん鉄道てつどうしょう岡山おかやま電気でんき軌道きどう」『朝日新聞あさひしんぶん』2002ねん10がつ9にちづけ岡山おかやまばん朝刊ちょうかん
  34. ^ a b 路面ろめん電車でんしゃMOMO、また栄冠えいかんともかい』ローレルしょうに」『朝日新聞あさひしんぶん』2003ねん7がつ4にちづけ岡山おかやまばん朝刊ちょうかん
  35. ^ 路面ろめん電車でんしゃ『MOMO』のローレルしょういわ岡山おかやま授賞じゅしょうしき」『朝日新聞あさひしんぶん』2003ねん11月10にちづけ岡山おかやまばん朝刊ちょうかん
  36. ^ 2003年度ねんどグッドデザインしょう ちょうていゆかしき路面ろめん電車でんしゃ [MOMO 9201がた]”. グッドデザインしょう. 2016ねん7がつ5にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

雑誌ざっし記事きじ

  • 鉄道てつどうピクトリアル各号かくごう
    • ダイムラー・クライスラー・レール システムズ日本にっぽん(株)かぶしきがいしゃ「アドトランツしゃのプロフィール」『鉄道てつどうピクトリアル』だい50かんだい7ごう通巻つうかん688ごう)、電気でんきしゃ研究けんきゅうかい、2000ねん7がつ、72-74ぺーじ 
    • 早川はやかわ淳一じゅんいち三田みたけん慈「日本にっぽん路面ろめん電車でんしゃ現況げんきょう 岡山おかやま電気でんき軌道きどう」『鉄道てつどうピクトリアル』だい50かんだい7ごう通巻つうかん688ごう)、電気でんきしゃ研究けんきゅうかい、2000ねん7がつ、203-206ぺーじ 
    • 藤井ふじい正史せいし日本にっぽん路面ろめん電車でんしゃ各社かくしゃきょく現況げんきょう 岡山おかやま電気でんき軌道きどう」『鉄道てつどうピクトリアル』だい61かんだい8ごう通巻つうかん852ごう)、電気でんきしゃ研究けんきゅうかい、2011ねん8がつ、220-227ぺーじ 
  • 鉄道てつどう車両しゃりょう年鑑ねんかん」(『鉄道てつどうピクトリアル』臨時りんじ増刊ぞうかんごう各号かくごう
    • 鉄道てつどう車両しゃりょう年鑑ねんかん2003年版ねんばん」『鉄道てつどうピクトリアル』だい53かんだい10ごう通巻つうかん738ごう)、電気でんきしゃ研究けんきゅうかい、2003ねん10がつ 
      • 編集へんしゅう岡山おかやま電気でんき軌道きどう9200かたち"MOMO"」『鉄道てつどうピクトリアル』だい53かんだい10ごう通巻つうかん738ごう)、電気でんきしゃ研究けんきゅうかい、2003ねん10がつ、172-173ぺーじ 
    • 鉄道てつどう車両しゃりょう年鑑ねんかん2012年版ねんばん」『鉄道てつどうピクトリアル』だい62かんだい10ごう通巻つうかん868ごう)、電気でんきしゃ研究けんきゅうかい、2012ねん10がつ 
      • 今村いまむら泰典やすのり岡山おかやま電気でんき軌道きどう9200かたちぞう備車」『鉄道てつどうピクトリアル』だい62かんだい10ごう通巻つうかん868ごう)、電気でんきしゃ研究けんきゅうかい、2012ねん10がつ、191-192ぺーじ 
    • 鉄道てつどう車両しゃりょう年鑑ねんかん2015年版ねんばん」『鉄道てつどうピクトリアル』だい65かんだい10ごう通巻つうかん909ごう)、電気でんきしゃ研究けんきゅうかい、2015ねん10がつ 
    • 鉄道てつどう車両しゃりょう年鑑ねんかん2016年版ねんばん」『鉄道てつどうピクトリアル』だい66かんだい10ごう通巻つうかん923ごう)、電気でんきしゃ研究けんきゅうかい、2016ねん10がつ 
  • 鉄道てつどうジャーナル各号かくごう
    • 岡山おかやま電気でんき軌道きどう9200かたちMOMOデビュー」『鉄道てつどうジャーナル』だい36かんだい8ごう通巻つうかん430ごう)、鉄道てつどうジャーナルしゃ、2002ねん8がつ、81-83ぺーじ 
    • 「RAILWAY TOPICS 岡山おかやま電気でんき軌道きどうちょうていゆか電車でんしゃ「MOMO」7がつ5にち営業えいぎょう開始かいし」『鉄道てつどうジャーナル』だい36かんだい9ごう通巻つうかん431ごう)、鉄道てつどうジャーナルしゃ、2002ねん9がつ、90-91ぺーじ 
  • 鉄道てつどう車両しゃりょう技術ぎじゅつ各号かくごう
    • 大野おおの真一しんいち日本にっぽんにおけるていゆかしき路面ろめん電車でんしゃ導入どうにゅうについて」『鉄道てつどう車両しゃりょう技術ぎじゅつだい5かんだい5ごう通巻つうかん46ごう)、レールアンドテック出版しゅっぱん、1999ねん5がつ、28-34ぺーじ 
    • 今村いまむら泰典やすのり岡山おかやま電気でんき軌道きどうにおけるちょうていゆかしきLRVの導入どうにゅう」『鉄道てつどう車両しゃりょう技術ぎじゅつだい8かんだい4ごう通巻つうかん75ごう)、レールアンドテック出版しゅっぱん、2002ねん7がつ、21-26ぺーじ 
    • 大野おおの真一しんいち新潟にいがた鉄工てっこうにおけるLRTの実現じつげん目指めざした最近さいきんうごき」『鉄道てつどう車両しゃりょう技術ぎじゅつだい8かんだい4ごう通巻つうかん75ごう)、レールアンドテック出版しゅっぱん、2002ねん7がつ、38-42ぺーじ 
    • 編集へんしゅう岡山おかやま電気でんき軌道きどう9200がた(1011)MOMO2」『鉄道てつどう車両しゃりょう技術ぎじゅつだい17かんだい11ごう通巻つうかん183ごう)、レールアンドテック出版しゅっぱん、2011ねん11月、28-31ぺーじ 
  • その

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]