つき軌道きどう

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つき軌道きどう
Diagram of the Earth–Moon system
地球ちきゅうつき けい
性質せいしつ
軌道きどうちょう半径はんけい 384748 km[1]
平均へいきん距離きょり 385000 km[2]
ぎゃく正弦せいげん視差しさ 384400 km
きんてん距離きょり ~362600 km
(356400 - 370400 km)
とおてん距離きょり ~405400 km
(404000 - 406700 km)
平均へいきん軌道きどうはなれしんりつ 0.0549006
(0.026 - 0.077)[3]
黄道こうどうめんたいする軌道きどう平均へいきん軌道きどう傾斜けいしゃかく 5.14°
(4.99 - 5.30)[3]
平均へいきん赤道あかみち傾斜けいしゃかく 6.58°
黄道こうどうめんたいするつき赤道せきどう平均へいきん軌道きどう傾斜けいしゃかく 1.543°
とし周期しゅうき 18.5996ねん
はなれかく縮退しゅくたい周期しゅうき 8.8504ねん

つきは、やく27.3にち周期しゅうき地球ちきゅうまわりを公転こうてんしている[ちゅう 1][4]正確せいかくには、地球ちきゅうつきは、地球ちきゅう中心ちゅうしんからやく4600キロメートル地球ちきゅう半径はんけいやく4ぶんの3)の地点ちてんにある共通きょうつう重心じゅうしんまわりを公転こうてんする。平均へいきんでは、つき地球ちきゅう中心ちゅうしんから、地球ちきゅう半径はんけいやく60ばい相当そうとうする38まん5000キロメートルの距離きょりにある。平均へいきん軌道きどう速度そくどは1023メートル毎秒まいびょう[5]つき背景はいけい恒星こうせいたいして、1あいだにおおよそかく直径ちょっけいひとしい0.5°程度ていどうごく。つきは、惑星わくせいのほとんどの衛星えいせいとはことなり、その軌道きどう平面へいめんつき地球ちきゅうたいする公転こうてんめん)は黄道こうどうたいして5.145°かたむいており、さらつき自転じてんじく黄道こうどう垂線すいせんから6.688°かたむいている(=つき公転こうてんめん垂線すいせんから1.543°ずれてつき自転じてんしている。)カッシーニの法則ほうそくによりつきとし運動うんどうつき公転こうてん周期しゅうき一致いっちし180°ずれているので、つき赤道せきどうつね黄道こうどうたい一定いっていの1.543°となっている。[よう出典しゅってん]

性質せいしつ[編集へんしゅう]

ちかてんとおてんでのおおきさの比較ひかく

このふし記述きじゅつされるつき軌道きどう性質せいしつはおおよそのものである。地球ちきゅうまわりのつき軌道きどうにはおおくの不規則ふきそくせい摂動せつどう)をち、その研究けんきゅうつき理論りろん)はなが歴史れきし[6]

楕円だえんがた[編集へんしゅう]

つき軌道きどう楕円だえんがたで、はなれしんりつは0.0594である。円形えんけいではないため、地球ちきゅうじょう観測かんそくしゃからとおざかったりちかづいたりし、つき角速度かくそくどかけのおおきさは変化へんかする。共通きょうつう重心じゅうしん地点ちてんにいる仮想かそう観測かんそくしゃからた1にちたりの平均へいきんかく運動うんどうは、ひがしきに13.176°である。

ちょうじく[編集へんしゅう]

つき軌道きどうちょうじくは8.85ねん一周いっしゅうしている(きんてん移動いどう)。

軌道きどう方向ほうこう空間くうかんてきさだまっておらず、とし運動うんどうおこなう。軌道きどう最近さいきんてんさいとおてんは、それぞれきんてんとおてんである。この2てんむすせんは、つき自体じたい運動うんどうおな方向ほうこうにゆっくりと回転かいてんしており、3232.6054にち(8.85ねん)で一周いっしゅうしている。これをきんてん移動いどうという。

はなれかく[編集へんしゅう]

軌道きどう要素ようそ定義ていぎ

つきはなれかくは、その時点じてんでの太陽たいようたいしてのひがしきのすみ距離きょりである。新月しんげつときはゼロであり、ごうとくついたち)とばれる。満月まんげつときは、はなれかくは180°であり、(とくもち)とばれる。どちらの場合ばあいつき惑星わくせい直列ちょくれつ位置いちにあり、つまり太陽たいようつき地球ちきゅうがほぼ直線ちょくせんじょう位置いちする。はなれかくが90°または270°の場合ばあいのりとくつる)とばれる。

交点こうてん[編集へんしゅう]

交点こうてんは、つき軌道きどう黄道こうどうめんまじわるてんである。つきは27.2122にちごとおな交点こうてん通過つうかし、この期間きかん交点こうてんがつばれる。2つの平面へいめん共通きょうつう部分ぶぶんである交点こうてんせん逆行ぎゃっこう運動うんどうし、地球ちきゅうじょう観測かんそくしゃからは、黄道こうどう沿って西向にしむきに18.60ねん一周いっしゅうする(1年間ねんかんで19.3549°うごく)。てん北極ほっきょくから観察かんさつすると、交点こうてん地球ちきゅう自転じてんおよ交点こうてんとはぎゃくに、地球ちきゅう中心ちゅうしん時計とけいまわりにうごく。月食げっしょく日食にっしょくは、交点こうてん太陽たいよう方向ほうこう合致がっちするおおよそ173.3にちごときる。

軌道きどう傾斜けいしゃかく[編集へんしゅう]

黄道こうどうめんたいするつき軌道きどう平均へいきん軌道きどう傾斜けいしゃかくは5.145°である。つき自転じてんじく軌道きどうめん垂直すいちょくではなく、そのためがつ赤道せきどうめん軌道きどう平面へいめん一致いっちせず、つねに6.688°かたむいている(赤道あかみち傾斜けいしゃかく)。つき軌道きどう平面へいめんとしのために、つき赤道せきどうめん黄道こうどうめんあいだかく(11.833°)と(1.543°)のあいだ変動へんどうするとかんがえられがちだが、1721ねんジャック・カッシーニ発見はっけんしたように、つき自転じてんじく軌道きどう平面へいめんおな速度そくどとし運動うんどうするが、180°位相いそうがずれる(カッシーニの法則ほうそく)。そのため、つき自転じてんじく恒星こうせいたいして固定こていされないが、黄道こうどうめんつき赤道せきどうめんあいだかくは、つねに1.543°である。

Lunistice[編集へんしゅう]

夏至げしには、黄道こうどう南半球みなみはんきゅうもっとたかあかぬき-23°29′にたっする。同時どうじに、南半球みなみはんきゅうにおいてのぼり交点こうてん太陽たいようと90°をなし、満月まんげつあかぬき最大さいだいの-23°29′ - 5°9つまり-28°36′にたっする。これは、南半球みなみはんきゅうの Lunistice (Lunar standstill) とばれる。9ねんはんくだ交点こうてんが90°になると、満月まんげつあかぬき最大さいだいの23°29′ + 5°9つまり28°36′にたっする。このとき北半球きたはんきゅうのLunisticeである。

つき地球ちきゅうおおきさと距離きょり。1ピクセルは500キロメートルである。

地球ちきゅうつき距離きょり[編集へんしゅう]

地球ちきゅうつき距離きょり (Lunar distance、LD) は、地球ちきゅうからつきまでの距離きょりである。平均へいきんは38まん4400キロメートルであるが[7]つき軌道きどうちかてんでは36まん3304キロメートル、とおてんでは40まん5495キロメートルである。

地球ちきゅうつき距離きょりこう精度せいど測定そくていは、地球ちきゅうじょうLIDARきょくから発射はっしゃしたひかり月面げつめんじょう再帰さいき反射はんしゃ反射はんしゃしてもどってくるまでの時間じかん測定そくていすることでおこなわれる。

つきは、年間ねんかん平均へいきん3.8センチメートルはやさで、らせんじょう地球ちきゅうからとおざかっていることが、つきレーザーはか実験じっけんによってあきらかとなった[8][9][10]後退こうたい速度そくど異常いじょうはやいとかんがえられている[11]

地球ちきゅうつき距離きょり最初さいしょ測定そくていした人物じんぶつは、紀元前きげんぜん2世紀せいき天文学てんもんがくしゃ地理ちり学者がくしゃヒッパルコスで、単純たんじゅん三角さんかくほうもちいた。かれは、実際じっさいながさからやく2まん6000キロメートルみじかて、その誤差ごさやく6.8 %であった。

アメリカ航空こうくう宇宙うちゅうきょくの Near Earth Object Catalog では、LDを単位たんいとして小惑星しょうわくせい彗星すいせいながさをあらわしている[12]

観測かんそく測定そくてい歴史れきし[編集へんしゅう]

やく3000ねんまえバビロニアじん一貫いっかんせいのあるつき観測かんそく記録きろくはじめた最初さいしょ人類じんるい文明ぶんめいとなった。今日きょうイラク発見はっけんされた、楔形文字くさびがたもじかれた当時とうじ粘土ねんどばんには、つきだしつきりの時間じかん日付ひづけつきちかくをとおぎた恒星こうせい太陽たいよう満月まんげつ昇降しょうこう時間じかん差等さとうしるされた。バビロニアじんは、つき運動うんどうの3つの周期しゅうき発見はっけんし、データ分析ぶんせきもちいて将来しょうらいまでの太陰暦たいいんれきカレンダーをつくった[6]詳細しょうさい体系たいけいてられた観測かんそくデータをもちい、実験じっけんデータにもとづいた予測よそくおこなことは、人類じんるい歴史れきしじょう初期しょき科学かがくてき方法ほうほうであるとかんがえられる。しかし、バビロニアじんはこれらのデータの幾何きかがくてき物理ぶつりがくてき解釈かいしゃくはしなかったとみられ、将来しょうらい月食げっしょく予測よそくすることはできなかった。

古代こだいギリシア天文学てんもんがくしゃはじめて天体てんたい運動うんどう数理すうりモデル導入どうにゅうし、分析ぶんせきした。プトレマイオスは、したがええんしゅうてんえん幾何きかがくモデルをもちいてつき運動うんどう記述きじゅつした[6]

アイザック・ニュートンは、はじめての完全かんぜん運動うんどう理論りろん発展はってんさせた。人類じんるい観測かんそくしたつき運動うんどうは、かれ理論りろん試験しけんだいとなった[6]

つき周期しゅうき[編集へんしゅう]

つき軌道きどう一周いっしゅうする周期しゅうき測定そくていする方法ほうほうには、いくつかがある。恒星こうせいがつは、恒星こうせいたいして一周いっしゅうする期間きかんで、やく27.3にちである。対照たいしょうてきに、さく望月もちづきつきおなつきしょういたるまでの期間きかんで、やく29.5にちである。地球ちきゅう-つきけいは、1恒星こうせいがつあいだ太陽たいようまわりを有限ゆうげん距離きょり移動いどうするため、おな相対そうたい配置はいちもどるまでになが時間じかんようし、さく望月もちづき恒星こうせいがつよりもながくなる。に、きんてんからきんてんまでの期間きかんきんてんがつ)やのぼり交点こうてんからのぼり交点こうてんまでの期間きかん交点こうてんがつ)、おなけい通過つうかするまでの期間きかんぶんいたりがつ)で定義ていぎする方法ほうほうもある。つき軌道きどうとしおそ結果けっか後者こうしゃ3つの期間きかん恒星こうせいがつとほぼおなじである。こよみうえでのつき(1ねんの12ぶんの1)の平均へいきんながさは、やく30.4にちである。

ばかりどう[編集へんしゅう]

経時きょうじてきつきしょう変化へんかかけのぶれはばかりどうとしてられる。

つき潮汐ちょうせき固定こていされており、地球ちきゅうにはつねおなめんけている。しかし、つき軌道きどう楕円だえんがたであり、角速度かくそくど変化へんかするため、公転こうてん速度そくどつね自転じてん速度そくど一致いっちしているわけではない。つききんてんにあるときには、自転じてん速度そくど公転こうてん速度そくどよりもおそく、地球ちきゅうからは最大さいだい程度ていど東側ひがしがわつきうらえる。ぎゃくに、つきとおてんにあるときには、自転じてん速度そくど公転こうてん速度そくどよりもはやく、地球ちきゅうからは最大さいだい程度ていど西側にしがわつきうらえる。これは、「経度けいどばかりどう」とばれる。

また、つき軌道きどう地球ちきゅう黄道こうどうめんたいしても5.1°かたむいているため、公転こうてんちゅうつき自転じてんじくちかづいてきたりとおざかっていったりするようにえる。これは、「緯度いどばかりどう」とばれ、きょくえてつきうらの7°程度ていどえる。最後さいごに、つき地球ちきゅう重心じゅうしんからわずかやく60地球ちきゅう半径はんけいしかはなれておらず、赤道せきどうじょういちばんちゅうがつ観測かんそくする観測かんそくしゃよこ方向ほうこう地球ちきゅう1つぶんうごくことになることから、「にちしゅうばかりどう」とばれる現象げんしょうしょうじ、さらに経度けいどぶんえることになる。おな理由りゆうから、地球ちきゅうりょう地理ちりきょくにいる観測かんそくしゃは、緯度いどぶんもさらにえることになる。

太陽たいようまわりのつき地球ちきゅう経路けいろ[編集へんしゅう]

太陽たいようまわりのつき軌道きどう経路けいろは、つねそととつである[13]。(このでは、地球ちきゅう地球ちきゅう軌道きどうあおつきつき軌道きどう灰色はいいろしめしている。太陽たいようわく左下ひだりした位置いちする。)

てん北極ほっきょくすなわ北極星ほっきょくせいからると、つき地球ちきゅうはん時計とけいまわりに公転こうてんし、地球ちきゅう太陽たいようはん時計とけいまわりに公転こうてんし、つき地球ちきゅう自身じしん自転じてんじくはん時計とけいまわりに自転じてんしている。角速度かくそくど方向ほうこうしめすためには、右手みぎて法則ほうそくもちいられる。右手みぎて親指おやゆびてん北極ほっきょくければ、ゆびがりはつき地球ちきゅう地球ちきゅう太陽たいよう公転こうてんする方向ほうこうしめす。

太陽系たいようけい描写びょうしゃは、太陽たいよう視点してんからの地球ちきゅう軌道きどう地球ちきゅう視点してんからのつき軌道きどうによるのが通常つうじょうである。こうした視点してん使つかけは、地球ちきゅうまわりをまわつきが、太陽たいようから逆行ぎゃっこうすることがあるような印象いんしょうあたえる。しかし、地球ちきゅうまわりのつき軌道きどう速度そくどやく1キロメートル毎秒まいびょう)は、太陽たいようまわりの地球ちきゅう軌道きどう速度そくどやく30キロメートル毎秒まいびょう)よりもおそく、このような逆行ぎゃっこうをともなう運動うんどうこるわけではない。

地球ちきゅう-つきけいれん惑星わくせいけいかんがえると、その共通きょうつう重心じゅうしん地球ちきゅう中心ちゅうしんからやく4624キロメートル、地球ちきゅう半径はんけいの72.6 %に位置いちする。この共通きょうつう重心じゅうしんは、地球ちきゅうにちしゅう運動うんどうをするあいだつねつきがわにある。太陽たいよう軌道きどう地球ちきゅう-つきけい経路けいろは、この共通きょうつう重心じゅうしん規定きていする。その結果けっか地球ちきゅう中心ちゅうしんついたち望月もちづきごと軌道きどう経路けいろ内外ないがい移動いどうする[14]

太陽系たいようけいほかのほとんどの衛星えいせいとはことなり、つき軌道きどう惑星わくせい軌道きどう非常ひじょうちかい。太陽たいようからつきへの重力じゅうりょく地球ちきゅうからつきへの引力いんりょくの2ばい以上いじょうになり、その結果けっかつき軌道きどうつね凸面とつめんであり[14][15]、凹面の場所ばしょ環状かんじょうになった場所ばしょがない[13][14][16]地球ちきゅう-つき重力じゅうりょくけい保存ほぞんされたまま太陽たいよう重力じゅうりょくがなくなれば、つき恒星こうせいがつ周期しゅうきとして地球ちきゅうまわりをまわつづける。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 地球ちきゅう太陽たいようまわりを公転こうてんしているため、けの周期しゅうきやく29.5にちとなる[4]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ M. Chapront-Touze, J. Chapront (1983). “The lunar ephemeris ELP-2000”. Astronomy & Astrophysics 124: 54. Bibcode1983A&A...124...50C. 
  2. ^ M. Chapront-Touze, J. Chapront (1988). “ELP2000-85: a semi-analytical lunar ephemeris adequate for historical times”. Astronomy & Astrophysics 190: 351. Bibcode1988A&A...190..342C. 
  3. ^ a b Jean Meeus, Mathematical astronomy morsels (Richmond, VA: Willmann-Bell, 1997) 11-12.
  4. ^ a b けの周期しゅうき 国立こくりつ天文台てんもんだい
  5. ^ Earth's Moon: Facts & Figures”. Solar System Exploration. NASA. 2011ねん12月9にち閲覧えつらん
  6. ^ a b c d Martin C. Gutzwiller (1998). “Moon-Earth-Sun: The oldest three-body problem”. Reviews of Modern Physics 70 (2): 589-639. Bibcode1998RvMP...70..589G. doi:10.1103/RevModPhys.70.589. 
  7. ^ NASA Staff (2011ねん5がつ10日とおか). “"Solar System Exploration - Earth's Moon: Facts & Figures”. NASA. 2011ねん11月6にち閲覧えつらん
  8. ^ http://curious.astro.cornell.edu/question.php?number=124 Is the Moon moving away from the Earth?
  9. ^ C.D. Murray & S.F. Dermott (1999). Solar System Dynamics. Cambridge University Press. p. 184 
  10. ^ Dickinson, Terence (1993). From the Big Bang to Planet X. Camden East, Ontario: Camden House. pp. 79-81. ISBN 0-921820-71-2 
  11. ^ Bills, B.G., and Ray, R.D. (1999), “Lunar Orbital Evolution: A Synthesis of Recent Results”, Geophysical Research Letters 26 (19): 3045-3048, doi:10.1029/1999GL008348, http://www.agu.org/pubs/crossref/1999/1999GL008348.shtml 
  12. ^ NEO Earth Close Approaches
  13. ^ a b The reference by H L Vacher (2001)(details separately cited in this list) describes this as 'convex outward', while older references such as "The Moon's Orbit Around the Sun, Turner, A. B. Journal of the Royal Astronomical Society of Canada, Vol. 6, p.117, 1912JRASC...6..117T"; and "H Godfray, Elementary Treatise on the Lunar Theory" describe the same geometry by the words concave to the sun.
  14. ^ a b c Aslaksen, Helmer (2010ねん). “The Orbit of the Moon around the Sun is Convex!”. 2006ねん4がつ21にち閲覧えつらん
  15. ^ The Moon Always Veers Toward the Sun at MathPages
  16. ^ Vacher, H.L. (November 2001). “Computational Geology 18 ? Definition and the Concept of Set” (PDF). Journal of Geoscience Education 49 (5): 470?479. http://www.nagt.org/files/nagt/jge/columns/CG18-v49n5p470.pdf 2006ねん4がつ21にち閲覧えつらん. 

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]