東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそう

東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそう
(箱根はこね駅伝えきでん)

今こんシーズンの大会たいかい: 第だい100回かい東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそう
箱根はこね駅伝えきでんオフィシャルロゴマーク 日本にほんテレビ系けいの「箱根はこね駅伝えきでん」番組ばんぐみシンボルマーク 第だい88回かい（2012年ねん）箱根はこね駅伝えきでん 1区く 東京とうきょう・丸まるの内うちにて
競技きょうぎ	陸上りくじょう競技きょうぎ
大会たいかい形式けいしき	駅伝えきでん競走きょうそう
開始かいし年ねん	1920年ねん
主催しゅさい	関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ連盟れんめい
開催かいさい国こく	日本にっぽん
開催かいさい地ち	東京とうきょう都と・神奈川かながわ県けん
開催かいさい期間きかん	毎年まいとし1月がつ2日にち（往路おうろ）・毎年まいとし1月がつ3日にち（復路ふくろ）
チーム数すう	21チーム
加盟かめい国こく	日本にっぽん
初代しょだい優勝ゆうしょう	東京とうきょう高等こうとう師範しはん学校がっこう（1920年ねん）
前回ぜんかい優勝ゆうしょう	青山学院大学あおやまがくいんだいがく（7回かい目め）
最多さいた優勝ゆうしょう	中央大学ちゅうおうだいがく（14回かい）
公式こうしきサイト
公式こうしきウェブサイト

東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそう（とうきょうはこねかんおうふくだいがくえきでんきょうそう）は、1920年ねんに開始かいしされた、毎年まいとし1月がつ2日にちと1月がつ3日にちの2日間にちかんで開催かいさいする関東かんとう地方ちほうの大学だいがく駅伝えきでん競技きょうぎ会かい（地方ちほう大会たいかい）である。関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ連盟れんめい（以下いか「関東かんとう学がく連れん」という。）が主催しゅさいし読売新聞社よみうりしんぶんしゃが共催きょうさいする。箱根はこね駅伝えきでん（はこねえきでん）とも俗称ぞくしょうされ広ひろく知しられる。実施じっしは関東かんとう学がく連れんが定さだめる「東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそうに関かんする内規ないき」（以下いか「内規ないき」という。）に定さだめる。

現在げんざい開催かいさいされている駅伝えきでんの中なかで4番目ばんめに長ながい 距離きょりを持もち、1987年ねんからテレビ中継ちゅうけいを開始かいしした。

｢箱根はこね駅伝えきでん｣は読売新聞よみうりしんぶん東京とうきょう本社ほんしゃの登録とうろく商標しょうひょう（登録とうろく番号ばんごう: 第だい5565518号ごう）である。

概要がいよう

出場しゅつじょう校こうは20校こうで、これとは別べつに出場しゅつじょう校こう以外いがいの競技きょうぎ者しゃによる関東かんとう学生がくせい連合れんごうチーム（オープン参加さんか）が参加さんかする（2015年ねんの第だい91回かい大会たいかい以降いこうの編成へんせい）。2019年ねんの第だい95回かい記念きねん大会たいかいでは「関東かんとうインカレ」成績せいせき枠わくが設もうけられた が、同どう回かいのみで廃止はいしされた。

コースは国道こくどう1号線ごうせん、東京とうきょう都と千代田ちよだ区く大手町おおてまち・読売新聞よみうりしんぶん東京とうきょう本社ほんしゃビル前まえ から、鶴見つるみ、戸塚とつか、平塚ひらつか、小田原おだわらの各かく中継ちゅうけい所しょを経へて神奈川かながわ県けん足柄下あしがらしも郡ぐん箱根はこね町まち・芦ノ湖あしのこまでの往復おうふくで、往路おうろ107.5km、復路ふくろ109.6km、計けい217.1km。1月2日にちに東京とうきょうから箱根はこねへの往路おうろを、1月がつ3日にちに箱根はこねから東京とうきょうへの復路ふくろを走はしる。主おもに通過つうかする路線ろせん名称めいしょうは日比谷ひびや通どおり、国道こくどう15号ごう、国道こくどう1号ごう、国道こくどう134号ごうなどである。

第だい1回かい大会たいかいは1920年ねん2月がつ14日にちに行おこなわれた。これは、アメリカ大陸あめりかたいりくの継走けいそうでの横断おうだんを実施じっしするための予選よせん会かいという位置付いちづけで、1912年ねんのストックホルムオリンピックに出場しゅつじょうした日本人にっぽんじん五輪ごりん選手せんしゅ第だい1号ごうで1917年ねんに実施じっしされた日本にっぽん初はつの駅伝えきでん競走きょうそう「東海道とうかいどう駅伝えきでん徒歩とほ競走きょうそう」でアンカーを務つとめている金きむ栗ぐり四よん三さんが、「五輪ごりんで日本にっぽんを強つよくするには、長距離ちょうきょり、マラソン選手せんしゅを育成いくせいすること」と発案はつあんしたことがきっかけである。別べつの説せつとして、駅伝えきでんの由来ゆらいである宿駅しゅくえき伝馬てんま制せいの飛脚ひきゃくをもとに、手紙てがみに見立みたてた襷たすきを、東京とうきょうから東海道とうかいどうの宿駅しゅくえきがあった鶴見つるみ（川崎かわさき宿やど）、戸塚とつか（戸塚とつか宿やど）、平塚ひらつか（平塚ひらつか宿やど）、小田原おだわら（小田原おだわら宿やど）で引継ひきつぎ、箱根はこね町まち郵便ゆうびん局きょく（箱根はこね関所せきしょ）まで、どの大学だいがくが一番いちばん早はやく届とどけて、東京とうきょうに帰かえってくるかという大学だいがく対抗たいこう戦せんのイベントとして開催かいさいされたという説せつもある。第だい1回かいから第だい12回かいのゴール地点ちてんは箱根はこね関所せきしょ跡あとで、第だい13回かいから第だい44回かいまでは箱根はこね町まち郵便ゆうびん局きょくがゴール地点ちてんであった（第だい22回かいを除のぞく）。第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん中なかの1941年ねんから一時いちじ中断ちゅうだんされたが、1943年ねんに一いち度どだけ戦時せんじ下かで開催かいさいされた（靖国神社やすくにじんじゃ・箱根はこね神社じんじゃ間あいだ往復おうふく関東かんとう学徒がくと鍛錬たんれん継走けいそう大会たいかい）。その後ご、再ふたたび中止ちゅうしとなり、戦後せんごの1947年ねんに復活ふっかつ。第だい32回かい（1956年ねん）から現在げんざいの1月がつ2・3日にちの開催かいさいとなった（内規ないき第だい1条じょう）。

箱根はこね駅伝えきでんは、関東かんとう地方ちほうでは従前じゅうぜんから人気にんきがあったが、警察けいさつから駅伝えきでん自体じたいの中止ちゅうしを含ふくめた内容ないよう変更へんこうを迫せまられるなど、存続そんぞくの危機ききに立たたされていた。しかし、1987年ねんに日本にほんテレビが全国ぜんこく放送ほうそうで全ぜん区間くかんの生なま中継ちゅうけい（電波でんぱを途切とぎれさせない完全かんぜん中継ちゅうけい実施じっしは1989年ねんから）を開始かいしして以降いこう、正月しょうがつの風物詩ふうぶつし（国民こくみん的てきスポーツ大会たいかい）として関東かんとう地方ちほう以外いがいでも知名度ちめいど・注目ちゅうもく度どが格段かくだんに向上こうじょうした（詳細しょうさいは#中継ちゅうけい番組ばんぐみを参照さんしょう）。箱根はこね駅伝えきでん出場しゅつじょう者しゃからオリンピックや世界せかい陸上りくじょうなどに出場しゅつじょうを果はたした選手せんしゅも少すくなくない（詳細しょうさいは箱根はこね駅伝えきでんの人物じんぶつ一覧いちらんを参照さんしょう）。

箱根はこね駅伝えきでんは、関東かんとう学がく連れんが主催しゅさいする地方ちほう大会たいかいであり、10位い以内いないに入はいると、同年どうねんの出雲いずも全日本ぜんにほん大学だいがく選抜せんばつ駅伝えきでん競走きょうそう（同年どうねんスポーツの日ひ開催かいさい。以下いか「出雲いずも駅伝えきでん」という）に関東かんとう代表だいひょうとして出場しゅつじょうできる。一般いっぱんに、出雲いずも駅伝えきでん、全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでん、そして本ほん大会たいかいを併あわせて「大学だいがく三さん大だい駅伝えきでん」と呼よばれており、同おなじ年度ねんどの全ぜん大会たいかいに優勝ゆうしょうすると「三さん冠かん」と称しょうされ、大東文化大学だいとうぶんかだいがく（1990年度ねんど）、順天堂大学じゅんてんどうだいがく（2000年度ねんど）、早稲田大学わせだだいがく（2010年度ねんど）、青山学院大学あおやまがくいんだいがく（2016年度ねんど）、駒澤大学こまざわだいがく（2022年度ねんど）の5校こうが達成たっせいしている。ただし、箱根はこね駅伝えきでんは全国ぜんこく大会たいかいではないため、関東かんとう学がく連れん加盟かめい校こう以外いがいの大学だいがくは三さん冠かんを達成たっせいすることはない。大東文化大学だいとうぶんかだいがくは復路ふくろ優勝ゆうしょうを、順天堂大学じゅんてんどうだいがくと早稲田大学わせだだいがくは往路おうろ優勝ゆうしょうを逃のがしており、箱根はこね駅伝えきでんを完全かんぜん優勝ゆうしょうしての三さん冠かんを達成たっせいした大学だいがくは2016年度ねんどの青山学院大学あおやまがくいんだいがくと2022年度ねんどの駒澤大学こまざわだいがくの2校こうである。

出場しゅつじょうチームと出場しゅつじょう選手せんしゅ

2023年ねん末まつ、東京とうきょうのJR山手やまて線せん内ないで、箱根はこね駅伝えきでんに参加さんかする各かく大学だいがくの広告こうこく物ぶつ

関東かんとう学がく連れん加盟かめい校こうのうち、前年ぜんねん大会たいかいでシード権けん（後述こうじゅつ）を獲得かくとくした大学だいがく10校こうと予選よせん会かいを通過つうかした大学だいがく10校こうの計けい20校こうと、このほかに関東かんとう学生がくせい連合れんごうチームを加くわえた21チームが出場しゅつじょうする（2015年ねんの第だい91回かい大会たいかい以降いこうの編成へんせい）。第だい95回かい（2019年ねん）記念きねん大会たいかいでは、関東かんとうインカレ5年間ねんかんの総合そうごう得点とくてんの累計るいけいが最もっとも多おおい大学だいがくに出場しゅつじょう権けんを与あたえる関東かんとうインカレ成績せいせき枠わくが設もうけられる とともに予選よせん会かいからの出場しゅつじょう校こうが11校こうとなり、計けい23チームが出場しゅつじょうした。

競技きょうぎ者しゃの参加さんか資格しかく

現行げんこう

競技きょうぎ者しゃは次つぎの参加さんか資格しかくを満みたしている必要ひつようがある。

1. 競技きょうぎ者しゃの所属しょぞく校こうが関東かんとう学がく連れん加盟かめい校こうで競技きょうぎ者しゃは当該とうがい年度ねんどの登録とうろくを完了かんりょうしていること（内規ないき第だい4条じょう）。
2. 所属しょぞくする加盟かめい校こうが関東かんとう学がく連れんから処分しょぶんを受うけていないこと（内規ないき第だい5条じょう）。
3. 本人ほんにんが関東かんとう学がく連れんの資格しかく審査しんさ委員いいん会かいによって処分しょぶんを受うけていないこと（内規ないき第だい6条じょう）。
4. 出場しゅつじょう申込もうしこみ回数かいすうが4回かい（予選よせん会かいのみ出場しゅつじょうの場合ばあいも回数かいすうに含ふくむ）を越こえないこと（内規ないき第だい7条じょう）

「実質じっしつ5年生ねんせい」のランナー

上記じょうきの参加さんか資格しかくの例外れいがいとして、怪我けがによるエントリー漏もれや年度ねんど途中とちゅうでの休学きゅうがくなどに伴ともなって留年りゅうねんし、「実質じっしつ5年生ねんせい」になった4年生ねんせいランナーが4回かいまでとなっている参加さんか資格しかくの上限じょうげんに到達とうたつしていないことを理由りゆうに出場しゅつじょうするケースも散見さんけんされる。この場合ばあいには2通とおりのパターンがある。

1. 怪我けがによる欠場けつじょう：竹石たけいし尚人なおと（青山学院大学あおやまがくいんだいがく）、島崎しまざき慎まき愛あい（國學院大學こくがくいんだいがく）
2. 年度ねんど途中とちゅうでの休学きゅうがく（による留年りゅうねん）：嶋津しまづ雄大たけひろ（創価大学そうかだいがく）

年齢ねんれい制限せいげん（撤廃てっぱい）

第だい68回かい（1992年ねん）までは28歳さい以下いかという年齢ねんれい制限せいげんがあったが、第だい69回かい（1993年ねん）から撤廃てっぱいされている。

沿革えんかく

出場しゅつじょう資格しかくの変遷へんせん

第だい1回かい - 第だい31回かい（1920年ねん - 1955年ねん）

参加さんか希望きぼう校こうの内うち、関東かんとう学がく連れんが承認しょうにんしたすべてのチーム

• 1920年ねんのアントワープオリンピック代表だいひょう選考せんこう予選よせんから日本にっぽんの陸上りくじょう界かいでもアマチュア規定きていが採用さいようとなった。マラソンでは17歳さい以上いじょうでかつ「脚力きゃくりょくヲ用もちいウルヲ業ぎょうトセサルモノ」と規定きていされ、車夫しゃふ（人力車じんりきしゃ）、牛乳ぎゅうにゅう、郵便ゆうびん配達はいたつ夫おっと、魚屋さかなやのひき子こは締しめ出だされることとなった。これにより多おおくの車夫しゃふが夜学やがくに通かよい始はじめたが、後のちに農林のうりん大臣だいじん・建設けんせつ大臣だいじんを歴任れきにんした早稲田大学わせだだいがく主将しゅしょうの河野こうの一郎いちろうが夜よる学生がくせいの締しめ出だしを提案ていあん、第だい4回かい以降いこう夜よる学生がくせいは出場しゅつじょうできなくなった。
• 1928年ねんの第だい9回かい大会たいかい・1931年ねんの第だい12回かい大会たいかい・1932年ねんの第だい13回かい大会たいかいには、関西大学かんさいだいがくが出場しゅつじょうした。
• 開催かいさい30周年しゅうねんを迎むかえた第だい31回かい（1955年ねん開催かいさい分ぶん）は本来ほんらい開催かいさい予定よていだった予選よせん会かいが後述こうじゅつの通とおり、降雨こううによる予選よせん会かい開催かいさい地ちのコンディション不良ふりょうで開催かいさいを急遽きゅうきょ中止ちゅうしした。

第だい32回かい（1956年ねん）

出場しゅつじょう校こうを15チームに限定げんていし、出場しゅつじょう全ぜんチームを当該とうがい同どう年度ねんど秋季しゅうきの予選よせん会かいにて選考せんこう

第だい33回かい - 第だい46回かい（1957年ねん - 1970年ねん）

以下いかの2種類しゅるいの方法ほうほうで選えらんだ合計ごうけい15チーム

• 前年度ぜんねんどの総合そうごう順位じゅんい「10位い」までをシード校こうとし、その中なかで参加さんか希望きぼう校こうは予選よせん会かい免除めんじょの上うえで本ほん大会たいかいに参加さんか
• 他たの出場しゅつじょう校こうについては当該とうがい同どう年度ねんど秋季しゅうきに行おこなわれる予選よせん会かいに参加さんかし、その予選よせん会かい上位じょうい5チーム

※第だい35回かい（1959年ねん）は予選よせん会かい終了しゅうりょう後ごに計算けいさんミスで5位いと6位いが入いれ替かわったため、この年としのみ予選よせん会かい通過つうか枠わくを1枠わく増ふやした16校こうで本ほん大会たいかいを実施じっし
※第だい40回かい（1964年ねん）の記念きねん大会たいかい時じは、例年れいねんの15校こうのほかに特例とくれいとして関西かんさいと九州きゅうしゅうから各かく1校こうの計けい2チームを招待しょうたい

第だい47回かい - 第だい78回かい（1971年ねん - 2002年ねん）

以下いかの2種類しゅるいの方法ほうほうで選えらんだ合計ごうけい15チーム

• 前年度ぜんねんどの総合そうごう順位じゅんい「9位い」までをシード校こうとし、その中なかで参加さんか希望きぼう校こうは予選よせん会かい免除めんじょの上うえで本ほん大会たいかいに参加さんか
• 他たの出場しゅつじょう校こうについては当該とうがい同どう年度ねんど秋季しゅうき（第だい68回かい（1992年ねん）から10月がつ下旬げじゅん）に行おこなわれる予選よせん会かいに参加さんかし、その予選よせん会かい上位じょうい6チーム

※第だい50回かい、第だい60回かい、第だい70回かい（1974年ねん、1984年ねん、1994年ねん）の記念きねん大会たいかい時じは、特例とくれいとして20チームで実施じっし。増加ぞうか分ぶんの決定けってい方法ほうほうは年度ねんどにより異ことなるので、後述こうじゅつの歴史れきしの年表ねんぴょうを参照さんしょうのこと。

第だい79回かい - 第だい89回かい（2003年ねん - 2013年ねん）

箱根はこね駅伝えきでんに出場しゅつじょうできるのは、以下いかの4種類しゅるいの方法ほうほうで選えらんだ合計ごうけい20チームとなった。

• 前年度ぜんねんどの総合そうごう順位じゅんい「10位い」までをシード校こうとし、その中なかで参加さんか希望きぼう校こうは予選よせん会かい免除めんじょの上うえで本ほん大会たいかいに参加さんか
• 予選よせん会かいタイムの上位じょうい6チーム
• 予選よせん7位い - 予選よせん9位いの3チーム
  • 予選よせん7位い以降いこうについては予選よせん会かいタイムに関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかい（関東かんとうインカレ）のポイント（順位じゅんい・エントリー数すうをタイムに換算かんさん）を減算げんざんした上うえでの上位じょうい3チーム（インカレポイントの詳細しょうさい計算けいさんについては外部がいぶリンクなどを参照さんしょう。また後述こうじゅつの駅伝えきでん偏重へんちょうとインカレポイントも参照さんしょう）
• 本ほん大会たいかい出場しゅつじょう校こう以外いがいのチームから選えらばれた関東かんとう学がく連れん選抜せんばつ1チーム（各校かくこう最大さいだい2名めいまで選出せんしゅつ）
  • 第だい80回かい（2004年ねん）の記念きねん大会たいかいでは関東かんとう学がく連れん選抜せんばつに代かわり、日本にっぽん学がく連れん選抜せんばつが参加さんかした。
  • 関東かんとう学がく連れん選抜せんばつチームは第だい79回かい（2003年ねん）から第だい82回かい（2006年ねん）まではオープン参加さんか扱あつかいだったため、記録きろくの公認こうにんは個人こじん記録きろくに限かぎられ総合そうごう順位じゅんいは付つけられなかったが、第だい83回かい（2007年ねん）からは総合そうごう順位じゅんいも公認こうにんされることになった。関東かんとう学がく連れん選抜せんばつチームがシード権けんを獲得かくとくできる総合そうごう順位じゅんい10位い以内いないに入はいった場合ばあい、翌年よくねんのシード枠わくが1つ減へり予選よせん会かいからの出場しゅつじょう枠わくが1つ増ふえる（第だい84回かいで総合そうごう4位い、第だい85回かいで総合そうごう9位いとなっている）。
  • 第だい89回かい（2013年ねん）では関東かんとう学がく連れん選抜せんばつは各校かくこう1名めいずつ16校こうからの選出せんしゅつに変更へんこうされた。

※第だい85回かい（2009年ねん）は出場しゅつじょう校こうを3校こう増ふやす。これは第だい85回かい記念きねん大会たいかいに伴ともなう措置そちで、シード校こう9校こう（第だい84回かい（2008年ねん）で関東かんとう学がく連れん選抜せんばつが第だい4位いに入はいったことにより、前項ぜんこうの規定きていに基もとづき第だい85回かい（2009年ねん）のシード枠わくが1つ減へったため）と予選よせん会かいから選考せんこうした13校こうに、関東かんとう学がく連れん選抜せんばつチームを加くわえた23チームで争あらそわれる。予選よせん会かい選考せんこう方式ほうしきは成績せいせき上位じょうい10校こうに自動的じどうてきに出場しゅつじょう権けんを与あたえ、残のこり3校こうについてはインカレポイントを加味かみして選考せんこうする。

※第だい86回かい（2010年ねん）は関東かんとう学がく連れん選抜せんばつが第だい9位いに入はいったことに加くわえ、第だい3位いに入はいった日本体育大学にほんたいいくだいがくが跳躍ちょうやく選手せんしゅの不祥事ふしょうじでシード権けんを剥奪はくだつされたことから、予選よせん会かい枠わくが11校こうに拡大かくだいされた。

第だい90回かい（2014年ねん）以後いご

箱根はこね駅伝えきでんに出場しゅつじょうできるのは、以下いかの3種類しゅるいの方法ほうほうで選えらんだ合計ごうけい21チームとなった（ただし第だい90回かいと第だい100回かいの記念きねん大会たいかいでは2枠わく増ぞうの23チーム）。

• 前年度ぜんねんどの総合そうごう順位じゅんい「10位い」までをシード校こうとし、その中なかで参加さんか希望きぼう校こうは予選よせん会かい免除めんじょの上うえで本ほん大会たいかいに参加さんか
• 予選よせん会かいタイムの上位じょうい10チーム（ただし第だい90回かいと第だい100回かいの記念きねん大会たいかいでは3枠わく増ぞうの上位じょうい13チーム）
  • 予選よせん会かいタイムに関東かんとうインカレポイントを減算げんざんした成績せいせき順じゅんとする制度せいどは廃止はいしとなった。
• 本ほん大会たいかい出場しゅつじょう校こう以外いがいのチームから選えらばれた関東かんとう学生がくせい連合れんごう1チーム（ただし第だい90回かいと第だい100回かいの記念きねん大会たいかいでは編成へんせいしない）

※第だい95回かい（2019年ねん）以降いこうの5年ねんごとの記念きねん大会たいかいでは、予選よせん会かいの枠わくとは別個べっこに予選よせん会かいが免除めんじょされる「インカレポイント枠わく」を創設そうせつする方向ほうこうで検討けんとうされ、第だい95回かい大会たいかいでは関東かんとうインカレ5年間ねんかんの総合そうごう成績せいせきの累計るいけいが最もっとも多おおい大学だいがくに出場しゅつじょう権けんを与あたえる関東かんとうインカレ成績せいせき枠わくが設もうけられたが、同どう大会たいかいのみで廃止はいしされた。

※第だい100回かい（2024年ねん）の予選よせん会かいは、参加さんか資格しかくが関東かんとう学がく連れん登録とうろく者しゃから日本にっぽん学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ連合れんごう男子だんし登録とうろく者しゃに変更へんこう。。

チームエントリーと区間くかんエントリー

申込もうしこみ（チームエントリー、区間くかんエントリー）は関東かんとう連盟れんめいが提示ていじする日時にちじと場所ばしょで所定しょていの様式ようしきによって行おこなわれ、資格しかく審査しんさ委員いいん会かいの審査しんさによって参加さんか資格しかくありと認みとめられた大学だいがく・競技きょうぎ者しゃのみ正式せいしき出場しゅつじょうが認みとめられる（内規ないき第だい8条じょう）。

チームエントリーは16名めい以内いないで、区間くかんエントリーのチーム編成へんせいは正せい選手せんしゅ10名めいと補欠ほけつ選手せんしゅ6名めい以内いないである（内規ないき第だい9条じょう）。ただし、留学生りゅうがくせいについては、エントリー2名めい以内いない、出走しゅっそう1名めい以内いないに制限せいげんされている（内規ないき第だい9条じょう）。現行げんこうの16人にんエントリーになったのは第だい79回かい（2003年ねん）からである。第だい82回かい（2006年ねん）までは区間くかんエントリーの際さいにメンバーを16人にんから14人にんに減へらす必要ひつようがあったが、第だい83回かい（2007年ねん）より区間くかんエントリーでも16人にんのまま登録とうろくすることができるようになった。したがって、補欠ほけつ選手せんしゅはそれまでの4人にんから6人にんに増ふえた。

区間くかんエントリーは1区くから10区くまでにエントリーされた正せい選手せんしゅとその他たの補欠ほけつ選手せんしゅとに大別たいべつされる。そして、正せい選手せんしゅには主催しゅさい者しゃ側がわが用意よういしたナンバーカードが配布はいふされる。ナンバーは1区くから順じゅんに1、2…となり、補欠ほけつ選手せんしゅは11番ばんから16番ばんまでとなる。ナンバーカードの記載きさいは「（前年ぜんねんの順位じゅんい・予選よせん会かいの順位じゅんいに従したがい大学だいがくに割わり振ふられた番号ばんごう）-（1番ばん - 16番ばん）」となり、例たとえば前年ぜんねん3位いの大学だいがくの6区くにエントリーされた選手せんしゅは「3-6」となる（第だい80回かいより。それ以前いぜんは大学だいがくごとの番号ばんごうは付ふされなかった）。

変更へんこうは正せい選手せんしゅと補欠ほけつ選手せんしゅとの入いれ替かえのみで、1日にちに変更へんこうできる選手せんしゅは4名めいまでとされている。区間くかん変更へんこうは認みとめられていない（内規ないき第だい10条じょう2項こう）。つまり、補欠ほけつ選手せんしゅは当日とうじつのエントリー変更へんこうで正せい選手せんしゅと入いれ替かえとしてどの区間くかんにも入はいることができるが、既すでに区間くかんごとに配置はいちされている正せい選手せんしゅはその区間くかんしか走はしることができない（例たとえば2区くに補欠ほけつから選手せんしゅを入いれることはできるが、2区くと4区くの走者そうしゃを変かえることはできない）。通常つうじょうの駅伝えきでんでは補欠ほけつ選手せんしゅとの交代こうたいには医師いしによる診断しんだん書しょの提出ていしゅつが義務付ぎむづけられているが、この大会たいかいは長時間ちょうじかんの移動いどうへの配慮はいりょからその必要ひつようがないため、戦略せんりゃく的てきに補欠ほけつとの選手せんしゅ交代こうたいが行おこなわれるケースが数多かずおおくあり、補欠ほけつ選手せんしゅは言いわばジョーカー的てきな意味合いみあいを持もつ。逆ぎゃくに区間くかんエントリーで補欠ほけつ選手せんしゅと交替こうたいした選手せんしゅは走はしることができないため、当あて馬うま的てきな要素ようそもある。2区くにチームで最もっとも力ちからのある選手せんしゅを置おくのが通常つうじょうであるが、選手せんしゅ層そうの厚あつい大学だいがくでは「つなぎの区間くかん」にエースを配置はいちし、他た大学だいがくの虚きょを突つくこともある。

全ぜん区間くかんが20km超ちょうの長距離ちょうきょりを考慮こうりょし、体調たいちょう不良ふりょうなど万まんが一いちの状況じょうきょうに備そなえて選手せんしゅの交替こうたいが認みとめられている点てんが他たの主要しゅよう駅伝えきでんとは大おおきく違ちがう点てんである。

出場しゅつじょうチーム

先述せんじゅつしたように箱根はこね駅伝えきでんには関東かんとう学がく連れん加盟かめい校こうのうち、前年ぜんねん大会たいかいでシード権けんを獲得かくとくした大学だいがく10校こうと予選よせん会かいを通過つうかした大学だいがく10校こうの計けい20校こうと、このほかに関東かんとう学生がくせい連合れんごうチームを加くわえた21チームが出場しゅつじょうする（2015年ねんの第だい91回かい大会たいかい以降いこうの編成へんせい）。

1. シード校こう（10校こう）：前回ぜんかい大会たいかいで総合そうごう順位じゅんい10位い以内いない
2. 予選よせん会かい通過つうか校こう（10校こう）：予選よせん会かいでの成績せいせき上位じょうい10校こう
3. 関東かんとう学生がくせい連合れんごうチーム（1チーム）：第だい100回かい記念きねん大会たいかいでは編成へんせいされない

シード校こう

本ほん競技きょうぎ会かいで10位いまでに入はいった大学だいがくは「シード校こう」として次回じかいの本ほん競技きょうぎ会かい出場しゅつじょう権けんを取得しゅとくする（内規ないき第だい13条じょう1項こう）。つまり、前回ぜんかいの本ほん競技きょうぎ会かいで総合そうごう10位い以内いないに入賞にゅうしょうしていれば本ほん競技きょうぎ会かい出場しゅつじょう権けんを取得しゅとくし予選よせん会かい出場しゅつじょう義務ぎむは免除めんじょされる（シード権けん、予選よせん免除めんじょ権けん）。ただしシード権けんを確保かくほした大学だいがくに重大じゅうだい不祥事ふしょうじが発覚はっかくした場合ばあい、シード権けんが剥奪はくだつされる場合ばあいがある。実際じっさいに、日本体育大学にほんたいいくだいがくは2009年ねん4月がつに大麻たいまで陸上りくじょう競技きょうぎ部員ぶいんが退学たいがく処分しょぶんとなったため、2010年ねん大会たいかいのシード権けんが取とり消けされている。

前回ぜんかい大会たいかいでシード権けんを逃のがした大学だいがくと次つぎの大会たいかいの予選よせん会かいで本選ほんせん出場しゅつじょう権けんを獲得かくとくした大学だいがくがすべて一致いっちすることもあるが、過去かこに予選よせん枠わくが6校こうだった第だい56回かい - 第だい57回かい、第だい61回かい - 第だい62回かい、第だい63回かい - 第だい64回かいと、予選よせん枠わくが9校こうだった第だい82回かい - 第だい83回かいと、予選よせん枠わくが10校こうになった第だい94回かい - 第だい95回かいの計けい5回かいしか起おきていない。

シード校こうの参加さんかは希望きぼう制せい（日本にっぽん国内こくないでの各かく学がく連れん主催しゅさいの駅伝えきでん大会たいかい共通きょうつう）であるが、不参加ふさんかチームはいまだ発生はっせいしていない（出雲いずも駅伝えきでんでは発生はっせい例れいがあった）。

第だい95回かい記念きねん大会たいかいにおいて関東かんとうインカレ成績せいせき枠わくの該当がいとう校こうがシード権けんを獲得かくとくしており出場しゅつじょう権けんを確保かくほしている場合ばあいには繰くり上あげは行おこなわれないこととされていた。

第だい83回かいから第だい90回かいまでは関東かんとう学がく連れん選抜せんばつチームが10位い以内いないに入はいった場合ばあいは、シード校こうは9校こうとなり次回じかいの予選よせん会かいでは10校こうを選抜せんばつするとされていたが（この場合ばあいは次じ年度ねんどの出雲いずも全日本ぜんにほん大学だいがく選抜せんばつ駅伝えきでん競走きょうそうへの推薦すいせん校こうも9校こうとなる）、2014年ねん2月がつの関東かんとう学がく連れん代表だいひょう委員いいん総会そうかいにおいて「関東かんとう学がく連れん選抜せんばつチーム」から「関東かんとう学生がくせい連合れんごうチーム」に名称めいしょう変更へんこうされるとともにオープン参加さんかとなっている。

予選よせん会かい

現行げんこう

箱根はこね駅伝えきでんの予選よせん会かいは本ほん競技きょうぎ会かいの2か月げつ以上いじょう前まえに行おこなわれ、別べつに開催かいさい要項ようこうが定さだめられている（内規ないき第だい14条じょう1項こう）。予選よせん会かいは陸上りくじょう自衛隊じえいたい立川駐屯地たちかわちゅうとんち内うちの滑走かっそう路ろを周回しゅうかいし、立川たつかわ市しの市街地しがいちを通過つうかして、昭和しょうわ記念きねん公園こうえん内うちをゴールとするハーフマラソン（21.0975 km） のコースを各校かくこう10名めい以上いじょう12名めい以下いかの走者そうしゃが走はしって行おこなわれる。

前年ぜんねんの1月がつ1日にちから予選よせん会かい申込もうしこみ期日きじつ前日ぜんじつまでの公認こうにん記録きろくで、10000m34分ふん00秒びょう00以内いないの記録きろく（トラック記録きろくに限かぎる）を有ゆうする選手せんしゅのみに出場しゅつじょう資格しかくがあるため、この出場しゅつじょう資格しかくを有ゆうする者ものを補欠ほけつも含ふくめて10人にん以上いじょう揃そろえなければならない。以前いぜんはこのような出場しゅつじょう資格しかくはなかったが、参加さんか校こうの増加ぞうかで予選よせん会かいの段階だんかいである程度ていど出場しゅつじょう校こうを絞しぼり込こむ必要ひつようが出でてきたことから、このような資格しかくが設もうけられた。

予選よせん会かいでは各校かくこう上位じょうい10名めいの合計ごうけいタイムにより10校こうを選出せんしゅつする。

予選よせん会かいでの順位じゅんいを決定けっていする際さいの記録きろくの扱あつかいは、下記かきの通とおりとなっている。

1. 競技きょうぎ成績せいせきでの「10名めいの合計ごうけいタイム」が少すくない大学だいがくを上位じょういとする。
2. 1で同どうタイムの場合ばあいには「上位じょうい10名めいの合計ごうけい順位じゅんい」が少すくない大学だいがくを上位じょういとする。
3. 2によって順位じゅんいが決定けっていしない場合ばあいには、各校かくこう「最さい上位じょうい競技きょうぎ者しゃの順位じゅんい」が上位じょういの大学だいがくを上位じょういとする。

沿革えんかく

箱根はこね駅伝えきでんでは第だい23回かい（1947年ねん）から予選よせん会かいが実施じっしされている。

当初とうしょは関東かんとう学生がくせい10マイル（約やく16.1kmコース）の成績せいせきを選考せんこう材料ざいりょうにしていたが、予選よせん会かいのコース・距離きょり及および選考せんこう方法ほうほうは、次第しだいに変遷へんせんを重かさね、第だい81回かいからは陸上りくじょう自衛隊じえいたい立川駐屯地たちかわちゅうとんち→立川たちかわ市街地しがいち→国営こくえい昭和しょうわ記念きねん公園こうえんのコースで開催かいさいされている。第だい97回かいおよび第だい98回かいの予選よせん会かいは、新型しんがたコロナウイルス感染かんせん症しょう対策たいさくとして立川駐屯地たちかわちゅうとんち内ないの滑走かっそう路ろを周回しゅうかいするコースに変更へんこうされた。第だい95回かいからは、距離きょりが従来じゅうらいの20㎞からハーフマラソン（21.0975km）に延長えんちょうされている。

当初とうしょは参加さんか校こう全校ぜんこうが予選よせん会かいに参加さんかし上位じょうい15校こうが本戦ほんせん出場しゅつじょうする規定きていとなっていたが、第だい32回かい（1956年ねん）まではいずれも参加さんか校こうが15校こう以下いかであり予選よせん参加さんかの全校ぜんこうが本戦ほんせん出場しゅつじょうしていた。第だい33回かい（1957年ねん）からは規定きていが変更へんこうとなり、前回ぜんかい大会たいかいの総合そうごう成績せいせき上位じょうい10校こうにシード権けんを与あたえ、予選よせん会かいからの本戦ほんせん出場しゅつじょうは予選よせん上位じょうい5校こうのみとなり、これ以降いこうは予選よせん会かいで敗退はいたい校こうが出でるようになった。第だい48回かい（1972年ねん）からは予選よせん会かいからの出場しゅつじょう枠わくが6校こうとなり、第だい79回かい（2003年ねん）以降いこうは予選よせん会かい上位じょうい9校こうが出場しゅつじょうとなっている。

第だい79回かいから第だい89回かいまではインカレポイント制せいが導入どうにゅうされていた。これは予選よせん会かい上位じょうい6校こうを合計ごうけいタイムにより選出せんしゅつし、残のこる3校こうはその年としの関東かんとうインカレの成績せいせきに基もとづくポイント制せいとの併用へいようにより選出せんしゅつするものである。7位い以下いかの順位じゅんいは関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ対校たいこう選手権せんしゅけん大会たいかいの成績せいせきに基もとづくポイント（インカレポイント）による減算げんざんタイムを併用へいようして最終さいしゅう順位じゅんいを決定けっていしていた。インカレポイントは、大学だいがくの陸上りくじょう部ぶ全体ぜんたいの成績せいせきが反映はんえいされるため、駅伝えきでんだけではなく陸上りくじょう競技きょうぎ部ぶ全体ぜんたいとしての取組とりくみが成績せいせきに影響えいきょうする。本戦ほんせんがテレビメディアに大おおきく扱あつかわれるようになって以後いごは予選よせん会かいの突破とっぱに僅差きんさのタイムが頻発ひんぱつし、特とくに第だい83回かい予選よせん会かいでは、本戦ほんせん出場しゅつじょうを果はたした9位いの国士舘大学こくしかんだいがくと、予選よせん落おちとなった10位いの拓殖大学たくしょくだいがくのタイム差さは、インカレポイントを含ふくめて1秒びょうだった。

予選よせん会かいの変遷へんせん

大会たいかい	予選よせん会かい 大会たいかい名称めいしょう	予選よせん会かいコース	距離きょり	予選よせん会かい 選考せんこう方法ほうほう	予選よせん通過つうか 枠わく数すう	備考びこう
第だい23回かい	関東かんとう大学だいがく高だか専せん 10マイル チームレース	代田橋だいたばし ❘ 井いの頭公園かしらこうえん （往復おうふく）	10マイル （約やく16.1km）	平均へいきんタイム （8選手せんしゅ）	15	全校ぜんこうが予選よせん会かいに参加さんか。
第だい24回かい				合計ごうけいタイム （10選手せんしゅ）
第だい25回かい		目白めじろ - 練馬ねりま （往復おうふく）		平均へいきんタイム （8選手せんしゅ）
第だい26回かい ❘ 第だい30回かい	関東かんとう学生がくせい 10マイル ロードレース	代田橋だいたばし ❘ 井いの頭公園かしらこうえん （往復おうふく）
第だい31回かい						降雨こううコンディション不良ふりょうのため予選よせん会かい中止ちゅうし
第だい32回かい						全校ぜんこうが予選よせん会かいに参加さんか。
第だい33回かい					5	前年ぜんねん上位じょうい10位い内ないにシード制せいを導入どうにゅう（予選よせん会かい枠わくは5校こう）。 予選よせん4位いの順大じゅんだいが本ほん大会たいかい棄権きけん、予選よせん6位いの神大しんだいが出場しゅつじょう 。
第だい34回かい						-
第だい35回かい		練馬ねりま区役所くやくしょ ❘ 石神井公園しゃくじいこうえん （往復おうふく）		平均へいきんタイム （10選手せんしゅ）	6	結果けっか発表はっぴょう後ごに予選よせん5位いと6位いが入いれ替かわる計算けいさんミスが発覚はっかく、 特例とくれいで両校りょうこうとも本ほん大会たいかい出場しゅつじょう（本ほん大会たいかいを16校こうで実施じっし）。
第だい36回かい 第だい37回かい					5	-
第だい38回かい		国分寺こくぶんじ 国鉄こくてつ競技きょうぎ場じょう ❘ 東村山ひがしむらやま（往復おうふく）
第だい39回かい 第だい40回かい		江戸川えどがわ区く鹿本かもと中ちゅう ❘ 瑞江みずえ中ちゅう（往復おうふく）
第だい41回かい	関東かんとう学生がくせい 20キロ競走きょうそう	多摩たま動物どうぶつ公園こうえん ❘ 野猿やえん峠とうげ（往復おうふく）	20.0 km
第だい42回かい		検見川けみがわ ロードレース コース
第だい43回かい ❘ 第だい47回かい	東京とうきょう箱根はこね間あいだ 往復おうふく大学だいがく 駅伝えきでん競走きょうそう 予選よせん会かい			合計ごうけいタイム （10選手せんしゅ）
第だい48回かい		八王子はちおうじ市し 富士ふじ森もり競技きょうぎ場じょう 付属ふぞくコース			6	シード校こうが前年ぜんねん9位い以内いない、予選よせん会かい枠わく6校こうに変更へんこう。
第だい49回かい ❘ 第だい53回かい						-
第だい54回かい ❘ 第だい59回かい		大井おおい埠頭ふとう 周回しゅうかいコース
第だい60回かい					11	記念きねん大会たいかい。標準ひょうじゅん記録きろく（11時じ間あいだ20分ふん）を切きった上位じょうい11校こうが本ほん大会たいかい出場しゅつじょう。
第だい61回かい ❘ 第だい69回かい					6	-
第だい70回かい					11	記念きねん大会たいかい。上位じょうい11校こうが本ほん大会たいかい出場しゅつじょう。
第だい71回かい ❘ 第だい74回かい					6	-
第だい75回かい						今こん大会たいかい以降いこう、予選よせん会かい出場しゅつじょうの標準ひょうじゅん記録きろくを設定せってい
第だい76回かい						-
第だい77回かい 第だい78回かい		国営こくえい昭和しょうわ記念きねん公園こうえん 内うちコース
第だい79回かい					10	本ほん大会たいかいの出場しゅつじょう校こう数すうを19校こうに変更へんこう（シード10校こう+予選よせん会かい枠わく9校こう、79回かい大会たいかいはシード9校こう+予選よせん会かい枠わく10校こうで実施じっし） インカレポイント制度せいどを導入どうにゅう。
第だい80回かい		箱根はこね町まち 湖みずうみ尻しり林間りんかん駐車ちゅうしゃ場じょう ↓ 箱根はこね高原こうげんホテル前まえ	16.3 km		9	記念きねん大会たいかい。芦ノ湖あしのこ畔ほとりコースで予選よせん会かい実施じっし。
第だい81回かい		陸上りくじょう自衛隊じえいたい 立川駐屯地たちかわちゅうとんち ↓ 立川たちかわ市街地しがいち ↓ 国営こくえい昭和しょうわ記念きねん公園こうえん	20.0km			-
第だい82回かい		国営こくえい昭和しょうわ記念きねん公園こうえん 内うちコース
第だい83回かい 第だい84回かい		陸上りくじょう自衛隊じえいたい 立川駐屯地たちかわちゅうとんち ↓ 立川たちかわ市街地しがいち ↓ 国営こくえい昭和しょうわ記念きねん公園こうえん
第だい85回かい					13	記念きねん大会たいかいで予選よせん枠わくが3増ぞう。 学がく連れん選抜せんばつが前回ぜんかい4位いで予選よせん会かい枠わくが1増ぞう。 併あわせて上位じょうい13校こうが本ほん大会たいかい出場しゅつじょう。
第だい86回かい					11	前回ぜんかい3位いの日体大にったいだいがシード権けん剥奪はくだつされ予選よせん枠わくが1増ぞう。 学がく連れん選抜せんばつが前回ぜんかい9位いで予選よせん会かい枠わくが1増ぞう。 併あわせて上位じょうい11校こうが本ほん大会たいかい出場しゅつじょう。
第だい87回かい ❘ 第だい89回かい					9	-
第だい90回かい					13	記念きねん大会たいかいで予選よせん枠わくが3増ぞう。 この大会たいかいでは学まなべ連れん選抜せんばつを編成へんせいせずに、 併あわせて上位じょうい13校こうが本ほん大会たいかい出場しゅつじょう。 インカレポイントによるタイム換算かんさん制度せいどを廃止はいし。 この年としから地上波ちじょうはでの生放送なまほうそうを実施じっし。
第だい91回かい ❘ 第だい94回かい					10	-
第だい95回かい			21.0975km		11	記念きねん大会たいかいで予選よせん枠わくが1増ぞう。 この年としに限かぎり関東かんとうインカレ枠わくを導入どうにゅう。日本にっぽん大学だいがくが前年ぜんねん予選よせん会かい敗退はいたいながらも予選よせん免除めんじょとなる。
第だい96回かい					10	即位そくいの礼れいの挙行きょこう日程にっていを考慮こうりょし、この年としに限かぎり10月がつの第だい4土曜日どようび(10月がつ26日にち)に変更へんこう。
第だい97回かい ❘ 第だい98回かい		陸上りくじょう自衛隊じえいたい 立川駐屯地たちかわちゅうとんち				新型しんがたコロナの影響えいきょうでコースを立川駐屯地たちかわちゅうとんち周回しゅうかいコースのみ実施じっし。 完全かんぜん無む観客かんきゃくで開催かいさい。
第だい99回かい		陸上りくじょう自衛隊じえいたい 立川駐屯地たちかわちゅうとんち ↓ 立川たちかわ市街地しがいち ↓ 国営こくえい昭和しょうわ記念きねん公園こうえん				立川駐屯地たちかわちゅうとんち→立川たちかわ市街地しがいち→国営こくえい昭和しょうわ記念きねん公園こうえんのコースに戻もどす。
第だい100回かい					13	記念きねん大会たいかいで予選よせん枠わくが3増ぞう。 この大会たいかいに限かぎり、全国ぜんこくの大学だいがくが参加さんか可能かのう。 この大会たいかいでは関東かんとう学生がくせい連合れんごうチームを編成へんせいせず、 併あわせて上位じょうい13校こうが本ほん大会たいかい出場しゅつじょう。 4年ねんぶりに有ゆう観客かんきゃくで開催かいさい。

関東かんとう学生がくせい連合れんごうチーム

現行げんこう

前年ぜんねん大会たいかいでシード権けんを獲得かくとくした大学だいがく10校こうと予選よせん会かいを通過つうかした大学だいがく10校こうの計けい20校こうのほかに関東かんとう学生がくせい連合れんごうチームが出場しゅつじょうする（2015年ねんの第だい91回かい大会たいかい以降いこうの編成へんせい）。2014年ねん2月がつの関東かんとう学がく連れん代表だいひょう委員いいん総会そうかいにおいて「関東かんとう学がく連れん選抜せんばつチーム」から「関東かんとう学生がくせい連合れんごうチーム」に名称めいしょうが変更へんこうされた。

• 関東かんとう学生がくせい連合れんごうチームは1校こうから1名めいが選出せんしゅつされる。
• 選出せんしゅつ選手せんしゅは10月がつに行おこなわれた予選よせん会かいに出走しゅっそうし、かつ本ほん大会たいかい出場しゅつじょう回数かいすうが2回かいを超こえないことが要件ようけんとなっている（第だい91回かい大会たいかいから適用てきよう）。
• 関東かんとう学生がくせい連合れんごうチームはオープン参加さんかである。個人こじん記録きろくそのものは有効ゆうこうな記録きろくであるが順位じゅんいは付つかず、チーム・個人こじんともに参考さんこう記録きろくとなる。

沿革えんかく

第だい79回かい（2003年ねん）から関東かんとう学がく連れん選抜せんばつチームの参加さんかが認みとめられることとなり、第だい82回かい（2006年ねん）までオープン参加さんかとして個人こじん記録きろくのみが認みとめられていた。

5年ねんごとの記念きねん大会たいかいは日本にっぽん学がく連れん選抜せんばつチームが関東かんとう学がく連れん選抜せんばつチームに代かわって参加さんかすることが認みとめられている（内規ないき第だい12条じょう）。最近さいきんでは第だい80回かい（2004年ねん）で特別とくべつに日本学にほんがく連れん選抜せんばつチーム がオープン参加さんかで出場しゅつじょうした。

第だい79回かい（2003年ねん）から参加さんかが認みとめられるようになった関東かんとう学がく連れん選抜せんばつチームのメンバーは、予選よせん会かいで落選らくせんしたチームに所属しょぞくする選手せんしゅのうち個人こじん成績せいせきで上位じょういに位置いちする選手せんしゅから、各校かくこう最大さいだい2名めいまでの枠わく内ないで選抜せんばつされる。第だい80回かい（2004年ねん）では日本にっぽん学がく連れん選抜せんばつとしての参加さんかだったこともあり、6位い相当そうとうの成績せいせきを収おさめたが、通常つうじょうの関東かんとう学がく連れん選抜せんばつの場合ばあいには下位かいに低迷ていめいすることが多おおかった。もっとも、日本にっぽん学がく連れん選抜せんばつチームとしての出場しゅつじょうの機会きかいしかない関東かんとう以外いがいの各かく地区ちくの学生がくせいが最初さいしょから選抜せんばつチームのメンバー入いりを目指めざし練習れんしゅうしてきたのに対たいし、関東かんとう学がく連れん選抜せんばつチームの場合ばあい、所属しょぞく大学だいがくの一員いちいんとして箱根はこね駅伝えきでんに出でたいと言いう気持きもちがあるのは普通ふつうのことであり、予選よせん会かいで落選らくせんしたショックからわずか2か月げつ後ごの本番ほんばんに選抜せんばつチームとして招集しょうしゅうされたとしてもモチベーションが上あげにくいことも事実じじつである。大学だいがくごとの真剣しんけん勝負しょうぶの場ばに趣おもむきの異ことなるチームが混こんじることへの違和感いわかんも根強ねづよい。このような意見いけんもある一方いっぽう、選抜せんばつチームの経験けいけんをチームに持もって帰かえり次回じかいへのモチベーションとすることは大おおいに意義いぎのあることであり、参加さんか選手せんしゅからは「この経験けいけんを母校ぼこうに持もち帰かえり来年らいねんに生いかす」との声こえも聞きかれ、後年こうねん予選よせん会かいを勝かち抜ぬき本選ほんせん出場しゅつじょうを果はたした大学だいがくも多おおい。

第だい83回かい（2007年ねん）からはチームとして正式せいしきにタイムおよび順位じゅんいが記録きろくされることになり、関東かんとう学がく連れん選抜せんばつチームが10位い以内いないに入はいった場合ばあいは、シード校こうは9校こうとなり次回じかいの予選よせん会かいでは10校こうを選出せんしゅつすることとなり、この場合ばあいは次じ年度ねんどの出雲いずも駅伝えきでんへの推薦すいせん校こうも9校こうとされた。これにより全体ぜんたいのレベル拮抗きっこうが予選よせん会かい参加さんか校こうのレベル向上こうじょうへと結むすびつき、第だい84回かい（2008年ねん）では関東かんとう学がく連れん選抜せんばつが総合そうごう4位いという好成績こうせいせきを収おさめ、続つづく第だい85回かい（2009年ねん）も総合そうごう9位いとなり、2大会たいかい連続れんぞくしてシード圏内けんない入いりを果はたした。予選よせん会かい出場しゅつじょう枠わくが1枠わく増ふえることにより自身じしんの所属しょぞく大学だいがくの翌年よくねんの箱根はこね出場しゅつじょうの可能かのう性せいがわずかながらも広ひろがることから、関東かんとう学がく連れん選抜せんばつの存在そんざい価値かちが増まし、そのレース順位じゅんいが大おおきな意味いみを持もつようになった。第だい80回かい（2004年ねん）に出場しゅつじょうした日本にっぽん学がく連れん選抜せんばつについては、東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそうに関かんする内規ないき第だい12条じょうにおいて、5年ねんごとの記念きねん大会たいかいでの参加さんかが認みとめられてはいるが、第だい85回かい（2009年ねん）・第だい95回かい（2019年ねん）記念きねん大会たいかいでは関東かんとう学がく連れん選抜せんばつが選抜せんばつチームとして出場しゅつじょうしている。

関東かんとう学がく連れん選抜せんばつチームについては、第だい86回かい（2010年ねん）終了しゅうりょう時じから廃止はいし・継続けいぞくまたは新しん制度せいどの導入どうにゅうなどの議論ぎろんを重かさねた結果けっか、2012年ねん6月がつ6日にちに行おこなわれた関東かんとう学がく連れん代表だいひょう委員いいん総会そうかいにおいて、第だい89回かい（2013年ねん）は現行げんこうどおり実施じっし（ただし、各校かくこうから1名めいとし、16校こうから選出せんしゅつ）、第だい90回かい（2014年ねん）は不ふ採用さいよう。第だい91回かい（2015年ねん）以降いこうは、廃止はいし・継続けいぞくのいずれの可能かのう性せいも残のこし検討けんとうを重かさねた 結果けっか、2013年ねん6月がつ10日とおかに行おこなわれた委員いいん総会そうかいで当初とうしょ案あんの5年ねんごとの記念きねん大会たいかいの編成へんせいではなく、第だい91回かい以降いこうも継続けいぞくして実施じっしすることが決定けっていした。

2014年ねん2月がつの関東かんとう学がく連れん代表だいひょう委員いいん総会そうかいにおいて「関東かんとう学がく連れん選抜せんばつチーム」からオープン参加さんかの「関東かんとう学生がくせい連合れんごうチーム」に変更へんこうされた。

第だい100回かい（2024年ねん）大会たいかいでは、予選よせん会かいに全国ぜんこくの大学だいがくが参加さんか可能かのうとなる代かわりに、本選ほんせんでの「関東かんとう学生がくせい連合れんごうチーム」の編成へんせいは行おこなわない。

コースの特徴とくちょう

箱根はこね駅伝えきでんのコース

コース（競走きょうそう路ろ）は東京とうきょう・読売新聞社よみうりしんぶんしゃ前まえから箱根はこね・箱根はこね町まち芦ノ湖あしのこ駐車ちゅうしゃ場じょう入口いりくち間あいだの往復おうふく217.1 km。東京とうきょう大手町おおてまち読売新聞社よみうりしんぶんしゃ前まえ、日比谷ひびや、西新橋にししんばし、三田みた、品川しながわ、六郷ろくごう橋きょう、鶴見つるみ、横浜よこはま駅えき、保土ケ谷ほどがや、戸塚とつか、藤沢ふじさわ、平塚ひらつか、大磯おおいそ、二宮にのみや、小田原おだわら、箱根はこね町まち芦ノ湖あしのこ駐車ちゅうしゃ場じょう入口いりくちの各かく点てんがコース上じょうの通過つうか点てんとして設定せっていされている（内規ないき11条じょう1項こう）。日本橋にほんばしは復路ふくろのみ通過つうか点てんとされている（内規ないき11条じょう1項こう）。

以下いか、各区かっくの主おもな特徴とくちょうについて述のべる。コース途中とちゅうの括弧かっこ書がきは主おもな経由けいゆ地ち、および固定こていテレビカメラ設置せっち地点ちてん。通過つうか道路どうろ名めいは国道こくどう・主要しゅよう道どう以外いがいは割愛かつあいする。

往路おうろ（1月がつ2日にち）

東京とうきょう・大手町おおてまち→箱根はこね・芦ノ湖あしのこ 5区間くかん／107.5km

1区く（21.3km）

区間くかん記録きろく保持ほじ者しゃ（1区く）
吉よし居きょ大和やまと （中央大学ちゅうおうだいがく2年ねん）
1時じ間あいだ00分ふん40秒びょう
第だい98回かい（2022年ねん）

東京とうきょう・大手町おおてまち 読売新聞よみうりしんぶんビル 前まえ（北側きたがわ）（往路おうろスタート）→（東京とうきょう都道とどう409号ごう日比谷ひびや芝浦しばうら線せん）→（国道こくどう15号ごう）→（田町たまち）→（品川しながわ駅えき前まえ）
→（新しん八はちツ山やま橋きょう）→（大井おおい）→（大森おおもり）→（蒲田かまた（京浜急行電鉄けいひんきゅうこうでんてつ・京急けいきゅう蒲田かまた駅えき））→（六郷ろくごう橋きょう）→鶴見つるみ中継ちゅうけい所しょ

• 大手町おおてまち・読売新聞よみうりしんぶんビル前まえから神奈川かながわ県けんの鶴見つるみ中継ちゅうけい所しょまでを走はしる区間くかん（当とう区くと裏返うらがえしの10区くだけ東京とうきょう都とがある）。距離きょりは21.3kmである（第だい90回かいまでは21.4kmとされていたが2014年ねんの再さい計測けいそくで距離きょり表示ひょうじを変更へんこう）。
• 午前ごぜん8時じ00分ふんに一斉いっせいスタート。スタート前まえからあらかじめ指定していされた場所ばしょで出場しゅつじょう大学だいがくの応援おうえん団だんやチアリーディングが母校ぼこうの幟のぼりと共ともに応援おうえん合戦かっせんを繰くり広ひろげる。
• この区間くかんで重要じゅうようなのは「次つぎにつなげること」（先頭せんとうの見みえる位置いちでタスキを渡わたすこと）である。スピードランナーや準じゅんエースクラスの投入とうにゅうが多おおい区間くかんだが、集団しゅうだんになれば牽制けんせいなどでスローペースになったり、それほど大おおきくばらけなかったりする傾向けいこうにある。そのため、鶴見つるみ中継ちゅうけい所しょに多数たすうの選手せんしゅが僅差きんさで殺到さっとうすることが多おおい。一方いっぽうで、各校かくこうを代表だいひょうするエースクラスが集つどい、他校たこうよりとにかく1秒びょうでも先さきに出でるべく、超ちょうハイペースで進行しんこうすることもある。また、スタート直後ちょくごに飛とび出だして逃にげ切ぎりを狙ねらう（俗ぞくに言いう「大だい逃にげ」）学校がっこうもあり、各校かくこうの戦術せんじゅつが現あらわれる区間くかんの1つである。コース上じょうの大おおきなアップダウンは新しん八はちツ山やま橋きょうと六郷ろくごう橋きょうのみ。この付近ふきんにおける選手せんしゅ同士どうしの駆かけ引ひきも見みもの。特とくに六郷ろくごう橋きょうから川崎かわさき市街しがいにかけての区間くかんでは、橋はしからの下くだりを利用りようしてスパートをかける選手せんしゅも多おおい。
• 運営うんえい管理かんり車しゃは、新しん八はちツ山やま橋きょう付近ふきんから入はいる。
• 六郷ろくごう橋きょうは東京とうきょう都とと神奈川かながわ県けんの境界きょうかいに位置いちしており、六郷ろくごう橋きょうまでの交通こうつう規制きせい・先導せんどう等とうは警視庁けいしちょう、六郷ろくごう橋きょうから神奈川かながわ県けん警察けいさつが担当たんとうしている。
• 第だい88回かいまではコース中ちゅうに京急けいきゅう蒲田かまた第だい一いち踏切ふみきりが存在そんざいしたが、立体りったい交差こうさ化かに伴ともない、現在げんざいは撤去てっきょされている（変遷へんせんなどについては#概要がいようと走行そうこう方法ほうほうの鉄道てつどう踏切ふみきりにおけるルールを参照さんしょう）。

区間くかん賞しょうについては箱根はこね駅伝えきでんの記録きろく一覧いちらん#1区くを参照さんしょう

• 
  かつて踏切ふみきりがあった京急けいきゅう蒲田かまた駅えき
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  2区く・10区く起点きてんの鶴見つるみ区く市場大和いちばやまと町まち歩道橋ほどうきょう前まえ（鶴見つるみ中継ちゅうけい所しょ）

2区く（23.1km）

区間くかん記録きろく保持ほじ者しゃ（2区く）
イェゴン・ヴィンセント （東京国際大学とうきょうこくさいだいがく2年ねん）
1時じ間あいだ05分ふん49秒びょう
第だい97回かい（2021年ねん）

鶴見つるみ中継ちゅうけい所しょ→（横浜よこはま駅えき前まえ）→（国道こくどう1号ごう）→（権太坂ごんたざか）→戸塚とつか中継ちゅうけい所しょ

• 鶴見つるみ中継ちゅうけい所しょから戸塚とつか中継ちゅうけい所しょまでの23.1kmである（当とう区くと裏返うらがえしの9区くは横浜よこはま市内しないだけ）（第だい90回かいまでは23.2kmとされていたが2014年ねんの再さい計測けいそくで距離きょり表示ひょうじを変更へんこう）。
• 第だい37回かい（1961年ねん）以降いこうは最長さいちょう区間くかんとなっている（ただし第だい82回かい（2006年ねん）から第だい92回かい（2016年ねん）は小田原おだわら中継ちゅうけい所しょの位置いちが変更へんこうとなっていて5区くが最長さいちょう区間くかんだった）。各校かくこうがエース級きゅうの選手せんしゅを揃そろえて争あらそい「花はなの2区く」と呼よばれ続つづけている区間くかん。
• 留学生りゅうがくせいを擁ようする大学だいがくは、この区間くかんに留学生りゅうがくせいをエントリーさせることが多おおい。初はじめて留学生りゅうがくせいが出走しゅっそうした第だい65回かい（1989年ねん）以降いこう、2区くで留学生りゅうがくせいが1人ひとりも出走しゅっそうしなかったのは第だい73回かい（1997年ねん）～第だい76回かい（2000年ねん）と第だい88回かい（2012年ねん）、第だい91回かい（2015年ねん）の6大会たいかいのみである。
• 箱根はこねに限かぎらず2区くはその後ごの流ながれを決きめる重要じゅうような区間くかんに挙あげられることが多おおいが、各校かくこうのエース級きゅうの選手せんしゅはほぼ均等きんとうな力ちからを持もっているため、ペース配分はいぶんのミスやアクシデント発生はっせい以外いがいの理由りゆうでは差さが広ひろがりにくく、この区間くかんの結果けっかが総合そうごう優勝ゆうしょう争あらそいに直結ちょっけつすることはほとんどない。
• 鶴見つるみ中継ちゅうけい所しょから横浜よこはま駅前えきまえを経由けいゆして保土ケ谷ほどがや駅えきまでは標高ひょうこう差さがほぼゼロの平坦へいたんなコースであるが、そこから東海道とうかいどう五ご十じゅう三さん次じで箱根はこね越こえに次つぐ難所なんしょといわれた「権太坂ごんたざか」（ただ国道こくどう1号ごうの権太坂ごんたざかは東海道とうかいどうのそれと比くらべて勾配こうばいが緩ゆるい）と、戸塚とつか中継ちゅうけい所しょ手前てまえ3km地点ちてんからの2つのアップダウンと、ラスト1kmの通称つうしょう「戸塚とつかの壁かべ」と呼よばれる急きゅうな登のぼり坂ざかがある。これら後半こうはんの難所なんしょをいかに攻略こうりゃくするかが最大さいだいのポイントとなる。
• 鶴見つるみ中継ちゅうけい所しょまでは差さが付つかないことが多おおく、激はげしい順位じゅんい変動へんどうが起おこる区間くかんでもある。エースの結果けっかいかんで後のちの流ながれが決きまってくるともいわれる。
• コースの特徴とくちょうからわかる通とおり、地形ちけい的てきにも走はしりづらい区間くかんといえ、平坦へいたんなコース前半ぜんはんにペースを上あげ過すぎると権太坂ごんたざかと戸塚とつかの壁かべで力尽ちからつき、失速しっそくすることがある。好こうタイムを出だすためにはこの上のぼりにいかに余力よりょくを残のこして臨のぞむかがポイントとなり、第だい75回かい（1999年ねん）に当時とうじの区間くかん新しん記録きろくを樹立じゅりつした三さん代だい直樹なおきは残のこり3kmの上のぼりを快走かいそうした。

区間くかん賞しょうについては箱根はこね駅伝えきでんの記録きろく一覧いちらん#2区くを参照さんしょう

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  国道こくどう1号ごうの権太坂ごんたざか
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  3区く・9区く起点きてんの不動産ふどうさん会社かいしゃおよび、自動車じどうしゃディーラー店てん（戸塚とつか中継ちゅうけい所しょ）

3区く（21.4km）

区間くかん記録きろく保持ほじ者しゃ（3区く）
イェゴン・ヴィンセント （東京国際大学とうきょうこくさいだいがく1年ねん）
59分ふん25秒びょう
第だい96回かい（2020年ねん）

戸塚とつか中継ちゅうけい所しょ→（遊行ゆぎょう寺てら坂ざか）→湘南しょうなん新道しんどう→(藤沢ふじさわ)→国道こくどう134号ごう→（茅ヶ崎ちがさき）→（湘南しょうなん大橋おおはし）→平塚ひらつか中継ちゅうけい所しょ

• 戸塚とつか中継ちゅうけい所しょから平塚ひらつか中継ちゅうけい所しょまでの21.4kmである（第だい90回かいまでは21.5kmとされていたが2014年ねんの再さい計測けいそくで距離きょり表示ひょうじを変更へんこう）。
• 遊行ゆぎょう寺てら坂ざかを下くだって浜須賀はますか交差点こうさてんを右折うせつすると湘南しょうなん海岸かいがんに出でるフラットなコースではあるが、海風かいふうの影響えいきょうを受うけやすい区間くかんである。かつては「つなぎの区間くかん」とされてきたが、2000年代ねんだい以降いこう、2区くの流ながれを持続じぞくする、あるいは躓つまずきを取とり返かえすために、下くだりから平坦へいたんのコース形態けいたいも相あいまって力ちからのあるスピードランナーを起用きようするチームが増ふえ、この区間くかんでもごぼう抜ぬきが見みられる様ようになった。
• 東京とうきょうから小田原おだわらまでのコースは東海道とうかいどう線せんと接近せっきんしているため、ファンはもちろん、出場しゅつじょう校こうの走はしり終おえた選手せんしゅやコーチ、監督かんとく、付つき添そいなどが電車でんしゃを使つかって移動いどうすることが多おおい。従したがって、大会たいかい開催かいさい中ちゅうは移動いどうの車中しゃちゅうで選手せんしゅや監督かんとくなどに遭遇そうぐうすることもある（学校がっこう毎ごとに揃ぞろいのグラウンドコートを着きている）。
• 晴はれた日ひには選手せんしゅの前方ぜんぽうに富士山ふじさんの雄大ゆうだいな姿すがたを望のぞむことができる。
• 第だい80回かい（2004年ねん）の金かね栗ぐり四よん三さん杯はい創設そうせつ以来いらい、3区くから選出せんしゅつされたことは一いち度どもなく、これは全ぜん10区間くかんで唯一ゆいいつである。

区間くかん賞しょうについては箱根はこね駅伝えきでんの記録きろく一覧いちらん#3区くを参照さんしょう

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  国道こくどう134号ごう
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  4区く・8区く起点きてんの唐からヶ原げん交差点こうさてん（平塚ひらつか中継ちゅうけい所しょ）

4区く（20.9km）

区間くかん記録きろく保持ほじ者しゃ（4区く）
イェゴン・ヴィンセント （東京国際大学とうきょうこくさいだいがく4年ねん）
1時じ間あいだ00分ふん00秒びょう
第だい99回かい（2023年ねん）

平塚ひらつか中継ちゅうけい所しょ→（国道こくどう1号ごう）→（大磯おおいそ）→（二宮にのみや）→（酒匂さこ橋きょう）→（小田原おだわら市民しみん会館かいかん前まえ）→旧きゅう小田原おだわら中継ちゅうけい所しょ→新しん小田原おだわら中継ちゅうけい所しょ

• 平塚ひらつか中継ちゅうけい所しょから小田原おだわら中継ちゅうけい所しょまでの20.9kmである。
  • 2006年ねんの区間くかん距離きょり短縮たんしゅく以前いぜんは、4区くがエース区間くかんの一ひとつとされており、4連覇れんぱ時じの駒澤大学こまざわだいがくのように、チームの絶対ぜったい的てきエースを4区くに置おくケースも多おおく見みられた。
  • 第だい82回かい（2006年ねん）から第だい92回かい（2016年ねん）までは18.5kmとされ、区間くかん距離きょりが大会たいかい唯一ゆいいつ20kmを切きる最もっとも短みじかい区間くかんとなっていた。第だい82回かいにて、往路おうろの小田原おだわら中継ちゅうけい所しょが2.5km東京とうきょう寄よりに変更へんこうとなった（風祭かざまつり鈴すず廣ひろ前まえ→メガネスーパー本社ほんしゃ前まえ）。4区く短縮たんしゅくの背景はいけいには「中距離ちゅうきょりで活躍かつやくする選手せんしゅにも箱根はこねに出場しゅつじょうする機会きかいを与あたえたい」という関東かんとう学がく連れんの意向いこうがあり、短縮たんしゅく1年ねん目めの第だい82回かいは目論もくろみ通どおり1500mの日本にっぽんインカレ王者おうじゃである村上むらかみ康則やすのり（順天堂大学じゅんてんどうだいがく）が区間くかん賞しょうを取とった。しかし、平塚ひらつか中継ちゅうけい所しょから11.8kmの国府津こうづ駅えき前ぜん交差点こうさてんまで細こまかいアップダウンが続つづき、距離きょりのわりにスピードが出でにくいため、4区くよりも3区くにスピードランナーを置おく学校がっこうも多おおく、この区間くかんはチームで10番手ばんての選手せんしゅや1年生ねんせいを起用きようする傾向けいこうが強つよまっている。これらのことから、他たの区間くかんよりも区間くかん距離きょりが短みじかい割わりに1kmに平均へいきん3分ふん以上いじょうかけて走はしる選手せんしゅがほとんどである。1km平均へいきん3分ふん（55分ふん30秒びょう）を切きって走はしった選手せんしゅは計けい225名めい中ちゅう21名めい（約やく9.3%）しかいない。
  • 第だい93回かい（2017年ねん）からは中継ちゅうけい所しょが再ふたたび鈴すず廣前ひろまえとなり区間くかん距離きょりも20.9kmで、第だい81回かいまでのコースと同おなじになる。4区くについては第だい82回かい大会たいかい以降いこうの距離きょり短縮たんしゅくがマラソンに順応じゅんのうできる選手せんしゅの芽めを摘つみ取とっているという懸念けねんが出だされ距離きょりが再ふたたび延長えんちょうされた。この区間くかん距離きょりの変更へんこうに伴ともない第だい93回かい大会たいかい以前いぜんの記録きろくは参考さんこう記録きろくとなった。なお、第だい81回かい以前いぜんと距離きょり延長えんちょう後ごの第だい93回かい以降いこうは実質じっしつ同一どういつ区間くかんではあるものの、あくまで別記べっき録ろくとして扱あつかわれている。
• 平地ひらち区間くかんでは唯一ゆいいつ21kmを下回したまわっているものの、上記じょうきの通とおり中盤ちゅうばんまではアップダウンが続つづき、ラスト2kmは小田原おだわら中継ちゅうけい所しょまで緩ゆるやかな上のぼり坂ざかが続つづくため、タフなコースとなっている。
• 上位じょういのチームは3区くまでの勢いきおいを保たもって後続こうぞくとの差さを広ひろげて5区くへ繋つなげたいのに対たいし、下位かいのチームはこの区間くかんで前まえのチームとの差さを縮ちぢめたいため、第だい93回かいのコース延長えんちょう後ごは再ふたたびチームのエースが起用きようされる区間くかんとなっている。
• 晴はれた日ひには選手せんしゅの前方ぜんぽうに富士山ふじさんの雄大ゆうだいな姿すがたを望のぞむことができる。

区間くかん賞しょうについては箱根はこね駅伝えきでんの記録きろく一覧いちらん#4区くを参照さんしょう

• 
  5区く・7区く起点きてんの鈴すず廣ひろ前まえ（小田原おだわら中継ちゅうけい所しょ）

5区く（20.8km）

区間くかん記録きろく保持ほじ者しゃ（5区く）
山本やまもと唯ゆい翔しょう （城西大学じょうさいだいがく4年ねん）
1時じ間あいだ09分ふん14秒びょう
第だい100回かい（2024年ねん）

小田原おだわら中継ちゅうけい所しょ→（箱根湯本はこねゆもと駅えき前まえ）→（函はこ嶺みね洞門どうもんバイパス）→（大平台おおひらだいヘアピンカーブ）→（宮ノ下みやのした富士屋ふじやホテル前まえ）
→（小しょう涌園ユネッサン前まえ）→（恵めぐみ明あきら学園がくえん旧きゅう校舎こうしゃ跡地あとち前まえ）→（芦あしの湯ゆ）→（国道こくどう1号ごう最高さいこう点てん）→（元箱根もとはこね）→箱根はこね・芦ノ湖あしのこ（往路おうろゴール）

• 小田原おだわら中継ちゅうけい所しょから芦ノ湖あしのこまでの20.8kmである。
  • 第だい82回かい（2006年ねん）からは距離きょりが延長えんちょうされ、全ぜん区間くかんで最長さいちょうの23.4kmとなっていた。
  • 第だい91回かい（2015年ねん）で区間くかん距離きょりは23.2kmに変更へんこうされた。これは2014年ねん2月がつ7日にちをもって従来じゅうらいの通過つうか点てんとなっていた函はこ嶺みね洞門どうもんを迂回うかいする「函はこ嶺みね洞門どうもんバイパス」の開通かいつうに伴ともないコースが変更へんこうされたためであり、約やく20m延長えんちょうされた。これに伴ともない第だい90回かい大会たいかい以前いぜんの記録きろくは参考さんこう記録きろくとなった。コース変更へんこうと合あわせて行いった距離きょりの再さい計測けいそくにより、距離きょり表示ひょうじではそれまでより200m短みじかくなっている。
  • 第だい93回かい（2017年ねん）からは中継ちゅうけい所しょが再ふたたび鈴すず廣前ひろまえとなり区間くかん距離きょりも20.8kmとなる。5区くについては第だい82回かい大会たいかい以降いこうの区間くかん距離きょり延長えんちょうにより、走行そうこう後半こうはんに低てい体温たいおん症しょうや低てい血糖けっとう症しょうの症状しょうじょうに陥おちいる例れいが多数たすう発生はっせいするなど選手せんしゅに対たいする負担ふたんが問題もんだい視しされ、また5区くの総合そうごう成績せいせきに対たいする貢献こうけん度どが大おおきくなりすぎているという指摘してきがあったことから距離きょりが再ふたたび短縮たんしゅくされることとなった。この区間くかん変更へんこうに伴ともない第だい92回かい大会たいかい以前いぜんの記録きろくは参考さんこう記録きろくとなった。
• 小しょう涌園手前てまえには小田急おだきゅう箱根はこね鉄道てつどう線せん（箱根はこね登山とざん電車でんしゃ）の踏切ふみきり（小涌谷こわくだに踏切ふみきり）があるが、選手せんしゅが通過つうかする際さいには列車れっしゃを踏切ふみきりの直前ちょくぜんで一旦いったん停止ていしさせる措置そちがとられている（#概要がいようと走行そうこう方法ほうほうの鉄道てつどう踏切ふみきりにおけるルールを参照さんしょう）。
• 俗ぞくに「山やま上のぼり」と呼よばれ、標高ひょうこう差さ864mを駆かけ上あがる非常ひじょうに特異とくいな区間くかんである。小田原おだわら中継ちゅうけい所しょから箱根湯本はこねゆもと駅えき前まえまでの約やく3kmは若干じゃっかんの上のぼり勾配こうばいはあるものの、比較的ひかくてき平坦へいたんではあるがゆえに、序盤じょばんの平坦へいたんな区間くかんでは力ちからを温存おんぞんし、箱根湯本はこねゆもと駅前えきまえから始はじまる本格ほんかく的てきな上のぼり坂ざかでいかに力ちからを発揮はっきできるかがポイントとなる。相当そうとうな脚力きゃくりょくとスタミナが要求ようきゅうされ、コース適性てきせいが最もっとも必要ひつようとされる。その為ためスペシャリストが担当たんとうすることが多おおく、「4年ねん連続れんぞく同どう一いち区間くかん走行そうこう選手せんしゅ数すう」が全ぜん区間くかん中ちゅう最多さいた（37人にん）となっている。特殊とくしゅな区間くかんゆえに個人こじん成績せいせきで大差たいさが付つきやすく、4区く終了しゅうりょうまでについた数すう分ぶんの大差たいさを5区くのみで挽回ばんかいする大だい逆転ぎゃくてんも頻繁ひんぱんに発生はっせいする。シード制せいが導入どうにゅうされた第だい33回かい以降いこう、5区くで区間くかん賞しょうを取とった大学だいがくがシード権けんを逃のがしたのは、参考さんこう記録きろく扱あつかいで個人こじん記録きろくのみ有効ゆうこうであった第だい80回かい（2004年ねん）の日本にっぽん学がく連れん選抜せんばつを除のぞけば、第だい39回かい、第だい41回かい、第だい60回かい、第だい77回かい、第だい92回かいのわずか5例れいしかない。ことに第だい82回かい（2006年ねん）の距離きょり延長えんちょう後ごは5区くでの成績せいせき如何いかにより往路おうろ優勝ゆうしょうが決けっしており、第だい82回かいから第だい92回かい（2016年ねん）までのうち、5区くで区間くかん賞しょうを取とった大学だいがくが往路おうろ優勝ゆうしょうできなかったことは第だい92回かいの日本にっぽん大学だいがくのみであった（この年としの往路おうろ優勝ゆうしょう・青山学院大学あおやまがくいんだいがくの神野かみの大地だいちは区間くかん2位い）。山やま上のぼりが注目ちゅうもくされる区間くかんではあるが、反対はんたいに最高さいこう点てんを過すぎた残のこり4kmの下くだりが勝負しょうぶという言いわれ方かたもされる。事実じじつ、上のぼりと下くだりでは使用しようする筋肉きんにくが異ことなるので向むき不向ふむきがあり、いきなり筋肉きんにくにかかる負荷ふかが極端きょくたんに変かわることから、寒さむさも災わざわいして中なかには下くだりで痙攣けいれんを起おこして立たち止どまる選手せんしゅもいる。
• 5区くは非常ひじょうに気温きおんの低ひくい山中さんちゅうを走はしる。平地ひらちとは温度おんど差さがあるため5区くを走はしる選手せんしゅの中なかにはタンクトップではなく、袖そでのあるユニフォームやアームウォーマーを着用ちゃくようすることが少すくなからずある。
• 第だい80回かい（2004年ねん）の金かね栗ぐり四よん三さん杯はい創設そうせつ以来いらい、5区くで区間くかん賞しょうを取とった選手せんしゅが同どう賞しょうを10回かい（第だい80～83回かい、第だい85～86回かい、第だい88～89回かい、第だい91回かい、第だい100回かい）受賞じゅしょうしている。この区間くかんで圧倒的あっとうてきな実力じつりょくを示しめした選手せんしゅ（今井いまい正人まさと、柏原かしわばら竜二りゅうじ、神野かみの大地だいちなど）に対たいしては「山やまの神かみ」など、「山やまの○○」という異名いみょうが付つけられることがある。

区間くかん賞しょうについては箱根はこね駅伝えきでんの記録きろく一覧いちらん#5区くを参照さんしょう

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  箱根はこね登山とざん電車でんしゃの踏切ふみきりでは、選手せんしゅが通過つうかする際さいには電車でんしゃを停止ていしさせる
• 
  往路おうろゴールおよび復路ふくろ起点きてんの芦ノ湖あしのこ駐車ちゅうしゃ場じょう入口いりくち

復路ふくろ（1月がつ3日にち）

箱根はこね・芦ノ湖あしのこ→東京とうきょう・大手町おおてまち 5区間くかん／109.6 km

6区く（20.8km）

区間くかん記録きろく保持ほじ者しゃ（6区く）
館たて澤さわ亨とおる次じ （東海大学とうかいだいがく4年ねん）
57分ふん17秒びょう
第だい96回かい（2020年ねん）

箱根はこね・芦ノ湖あしのこ（復路ふくろスタート）→国道こくどう1号ごう→（芦之湯あしのゆ）→（恵めぐみ明あきら学園がくえん旧きゅう校舎こうしゃ跡地あとち前まえ）→（小しょう涌園前まえ）→（宮ノ下みやのした温泉郷おんせんきょう）→（大平台おおひらだい）
→（塔とうノ沢さわ温泉郷おんせんきょう）→（函はこ嶺みね洞門どうもんバイパス）→（箱根湯本はこねゆもと駅前えきまえ）→小田原おだわら中継ちゅうけい所しょ

• 芦ノ湖あしのこから小田原おだわら中継ちゅうけい所しょまでの20.8kmである。
  • 2014年ねん2月がつ7日にちをもって従来じゅうらいの通過つうか点てんとなっていた函はこ嶺みね洞門どうもんが通行つうこう禁止きんしとなり、第だい91回かい（2015年ねん）から函はこ嶺みね洞門どうもんバイパスへとコースが変更へんこうとなり、約やく20m延長えんちょうされた。これに伴ともない第だい90回かい大会たいかい以前いぜんの6区くの記録きろくは参考さんこう記録きろくとなった。
• 復路ふくろは、往路おうろのゴール地点ちてんである芦ノ湖あしのこから出発しゅっぱつする（復路ふくろのスタート方法ほうほうについては#復路ふくろのスタートを参照さんしょう）。
• 「山やま下くだり」区間くかんと呼よばれ、下くだりでの平均へいきん速度そくどは時速じそく25kmに達たっし、この高速こうそくで半径はんけいの小ちいさなカーブを多おおく回まわるため、ひざに大おおきな負担ふたんがかかる。箱根湯本はこねゆもと駅前えきまえ過すぎからの残のこり3kmのほぼ平坦へいたんな道みち（若干じゃっかんの下くだり勾配こうばいはある）は選手せんしゅにとって上のぼり坂ざかに感かんじると言いわれ、ここから1分ふん以上いじょうの差さをつけられることもある。このような事情じじょうから、5区くの距離きょり延長えんちょうと同時どうじに6区くの距離きょり短縮たんしゅくも検討けんとうされたが、中継ちゅうけい所しょの問題もんだい等とうから見送みおくられた。
• 「4年ねん連続れんぞく同どう一いち区間くかん走行そうこう選手せんしゅ数すう」が5区くに次ついで多おおく（36人にん）、復路ふくろ中ちゅう最多さいた。3番目ばんめである2区くはこの半数はんすう以下いかとなっており、山やまの上のぼり下くだりという特殊とくしゅ性せいが現あらわれている。
• 朝あさ8時じ台だいに高地こうちからスタートする事こともあって氷点下ひょうてんかまで気温きおんが下さがることが多おおく、山中さんちゅうでは降雪こうせつすることも珍めずらしくない。体温たいおん低下ていかを防ふせぐために長袖ながそでシャツのユニフォームを着用ちゃくよう、またはTてぃーシャツにアームウォーマーを併用へいようして体温たいおん調節ちょうせつをする選手せんしゅがほとんどである。
• 前日ぜんじつの夜よるの気象きしょう状況じょうきょうによっては路面ろめんが凍結とうけつして滑すべりやすくなることもある。その影響えいきょうにより、下くだり坂ざかの途中とちゅうで選手せんしゅが転倒てんとうするケースも見みられる。
• 小田急おだきゅう箱根はこね鉄道てつどう線せん（箱根はこね登山とざん電車でんしゃ）の小涌谷こわくだに踏切ふみきりでは、往路おうろと同様どうように選手せんしゅが通過つうかする際さい、職員しょくいんが列車れっしゃを踏切ふみきりの直前ちょくぜんで一旦いったん停止ていしさせる措置そちがとられている（#概要がいようと走行そうこう方法ほうほうの鉄道てつどう踏切ふみきりにおけるルールを参照さんしょう）。
• この区間くかんは片側かたがわ1車線しゃせんしかなく運営うんえい管理かんり車しゃの伴走ばんそうが困難こんなんな事ことから、箱根はこね町まち役場やくば駐車ちゅうしゃ場じょうに設もうけられた基地きちに待機たいきし、箱根湯本はこねゆもと駅えき付近ふきんでコースに合流ごうりゅうする。

区間くかん賞しょうについては箱根はこね駅伝えきでんの記録きろく一覧いちらん#6区くを参照さんしょう

7区く（21.3km）

区間くかん記録きろく保持ほじ者しゃ（7区く）
阿部あべ弘ひろし輝てる （明治大学めいじだいがく4年ねん）
1時じ間あいだ01分ふん40秒びょう
第だい96回かい（2020年ねん）

小田原おだわら中継ちゅうけい所しょ→（小田原おだわら市民しみん会館かいかん前まえ）→（二宮にのみや）→（大磯おおいそ）→（国道こくどう134号ごう）→平塚ひらつか中継ちゅうけい所しょ

• 小田原おだわら中継ちゅうけい所しょから平塚ひらつか中継ちゅうけい所しょまでの21.3kmである。
• 往路おうろ（4区く）では序盤じょばん、平塚ひらつか中継ちゅうけい所しょ通過つうか後ご直進ちょくしんし、海沿うみぞいのコースを通とおるのに対たいし、復路ふくろ（7区く）は終盤しゅうばん、大磯おおいそ駅えき入口いりくち交差点こうさてん通過つうか後ごに陸りく寄よりのコースを通とおるため、4区くよりも若干じゃっかん距離きょりが長ながい。
• 10区間くかん中ちゅう最もっとも走はしりやすい区間くかんといわれるが、9km以降いこうは小刻こきざみなアップダウンがある。当初とうしょは山やまから吹ふき降おろす冷気れいきで冷ひえ込こむが、太陽たいようが高たかくなるにつれて気温きおんも上あがるため、最もっとも気温きおん差さが激はげしい区間くかんとなっている。かつては、いわゆる「つなぎ区間くかん」として、10人にんの中なかでもさほど走はし力ちからが高たかくない選手せんしゅを置おくケースが多おおかったが、2010年代ねんだい以降いこうは「復路ふくろの2区く」として位置付いちづけられるようになり、優勝ゆうしょう争あらそいをする大学だいがくにとって、7区くにいかに力ちからのある選手せんしゅを置おけるかが鍵かぎとなっている。
• また、比較的ひかくてき平坦へいたんで走はしりやすいコースであることから、小林こばやし雅幸まさゆき（早稲田大学わせだだいがく）、阿部あべ弘ひろし輝てる（明治大学めいじだいがく）、葛西かさい潤じゅん（創価大学そうかだいがく）などコンディションが万全ばんぜんではないエース級きゅうの選手せんしゅが起用きようされる例れいも見みられる。
• 二宮にのみや定点ていてんにおけるフリーザの集団しゅうだんは名物めいぶつと化かしており、たびたびメディアで取とり上あげられている。

区間くかん賞しょうについては箱根はこね駅伝えきでんの記録きろく一覧いちらん#7区くを参照さんしょう

8区く（21.4km）

区間くかん記録きろく保持ほじ者しゃ（8区く）
小松こまつ陽平ようへい （東海大学とうかいだいがく3年ねん）
1時じ間あいだ03分ふん49秒びょう
第だい95回かい（2019年ねん）

平塚ひらつか中継ちゅうけい所しょ→（湘南しょうなん大橋おおはし）→（茅ヶ崎ちがさき）→（浜須賀はますか交差点こうさてん）→湘南しょうなん新道しんどう→（藤沢ふじさわ）→（遊行ゆぎょう寺てら坂ざか）→戸塚とつか中継ちゅうけい所しょ

• 平塚ひらつか中継ちゅうけい所しょから戸塚とつか中継ちゅうけい所しょまでの21.4kmである（第だい90回かいまでは21.5kmとされていたが2014年ねんの再さい計測けいそくで距離きょり表示ひょうじを変更へんこう）。
• 前半ぜんはんはフラットで走はしりやすいが、藤沢ふじさわを越こえると通称つうしょう「遊行ゆぎょう寺てらの坂さか」が待まち構かまえるタフなコース。ここでどれだけ力ちからのあるランナーを置おけるかが逆転ぎゃくてん・シード権けん獲得かくとくへの鍵かぎとなる。
• この区間くかんでは、日差ひざしが強つよいと遊行ゆぎょう寺坂てらさか付近ふきんで脱水だっすい症状しょうじょうを起おこしやすい。後半こうはんのアクシデントに泣ないて優勝ゆうしょうを逃のがす、最悪さいあく棄権きけんで涙なみだを飲のんだチームもある。ここでブレーキを起おこすと後ごの2区間くかんに大おおきな影響えいきょうを及およぼすこともあるため、体調たいちょう管理かんりも重要じゅうような区間くかんといえる。
• この区間くかんは当日とうじつのエントリー変更へんこうが多おおく、3分ぶんの2近ちかくが入いれ替かわることもある。第だい98回かいで区間くかん賞しょうを獲得かくとくした順天堂大学じゅんてんどうだいがく・津田つだ将希まさきなど5区くの経験けいけん者しゃが配置はいち されたり、法政大学ほうせいだいがく・青木あおき涼すずか真しんのように8区くを走はしった選手せんしゅが翌年よくねん以降いこう5区くに配置はいちされる事こともある。
• 遊行ゆぎょう寺てら坂ざかにおける「○＿○」と描えがかれた旗はたが名物めいぶつと化かしており、たびたびメディアで取とり上あげられている。なお、「○＿○」はカセットテープの巻まき戻もどしを表現ひょうげんしており、「（順位じゅんいを）巻まき返かえせ」という願ねがいが込こめられている。

区間くかん賞しょうについては箱根はこね駅伝えきでんの記録きろく一覧いちらん#8区くを参照さんしょう

• 
  遊行ゆぎょう寺てら坂ざか

9区く（23.1km）

区間くかん記録きろく保持ほじ者しゃ（9区く）
中村なかむら唯ゆい翔しょう （青山学院大学あおやまがくいんだいがく3年ねん）
1時じ間あいだ07分ふん15秒びょう
第だい98回かい（2022年ねん）

戸塚とつか中継ちゅうけい所しょ→（権太坂ごんたざか）→（横浜よこはま駅前えきまえ）→国道こくどう15号ごう→鶴見つるみ中継ちゅうけい所しょ

• 戸塚とつか中継ちゅうけい所しょから鶴見つるみ中継ちゅうけい所しょまでの23.1kmである（第だい90回かいまでは23.2kmとされていたが2014年ねんの再さい計測けいそくで距離きょり表示ひょうじを変更へんこう）。
• 「復路ふくろのエース区間くかん」、往路おうろ2区くの「花はなの2区く」に対たいして「松まつの9区く」とも言いわれる。各校かくこうのキャプテンないし準じゅんエースクラスが集つどうことが多おおい。前半ぜんはんは権太坂ごんたざか等とうの下くだり主体しゅたい、後半こうはんの保土ヶ谷ほどがや駅えき以降いこうはほぼ平坦へいたんなレイアウトだが、長ながい区間くかんなのできっちりとしたペース配分はいぶんが必要ひつよう。
• 交通こうつうの便びんの良よさが手伝てつだってか、例年れいねん横浜よこはま駅前えきまえには大勢おおぜいの駅伝えきでんファンが押おし寄よせる。
• 復路ふくろの鶴見つるみ中継ちゅうけい所しょは全ぜん中継ちゅうけい所しょ中ちゅう最もっとも繰くり上あげスタートが発生はっせいしやすく、さらに中継ちゅうけい所しょへの側がわ道どう入口いりくちからリレーゾーンまで約やく160mの直線ちょくせん区間くかんとなっている。このため、9区くのランナーの目めの前まえで10区くのランナーが繰くり上あげスタートしてしまい、タスキをつなぐことができず涙なみだする光景こうけいが幾度いくども見みられる。
• この区間くかんでの成績せいせきが総合そうごう成績せいせきに大おおきく影響えいきょうする。事実じじつ、この区間くかんは逆転ぎゃくてんが非常ひじょうに多おおく、近年きんねんでは第だい75回かい（1999年ねん）の順天堂大学じゅんてんどうだいがく、第だい79回かい（2003年ねん）と第だい84回かい（2008年ねん）の駒澤大学こまざわだいがく、第だい82回かい（2006年ねん）の亜細亜大学あじあだいがくが、いずれも9区くでの逆転ぎゃくてんに成功せいこうし、総合そうごう優勝ゆうしょうを成なし遂とげている。

区間くかん賞しょうについては箱根はこね駅伝えきでんの記録きろく一覧いちらん#9区くを参照さんしょう

10区く（23.0km）

区間くかん記録きろく保持ほじ者しゃ（10区く）
中倉なかくら啓あきら敦あつし （青山学院大学あおやまがくいんだいがく3年ねん）
1時じ間あいだ07分ふん50秒びょう
第だい98回かい（2022年ねん）

鶴見つるみ中継ちゅうけい所しょ→（六郷ろくごう橋きょう）→（蒲田かまた（京急けいきゅう蒲田かまた駅えき））→（大森おおもり）→（大井おおい）→（新しん八はちツ山やま橋きょう）→（品川しながわ駅前えきまえ）→（田町たまち）
→（日比谷ひびや通どおり（都道とどう409号ごう））→（鍛冶たんや橋きょう通どおり）→（中央ちゅうおう通どおり）→（日本橋にほんばし北詰きたづめ交差点こうさてん）→東京とうきょう・大手町おおてまち 読売新聞よみうりしんぶんビル 前まえ（南側みなみがわ）（復路ふくろゴール）

• 鶴見つるみ中継ちゅうけい所しょから東京とうきょう大手町おおてまちまでの23.0kmである（第だい90回かいまでは23.1kmとされていたが2014年ねんの再さい計測けいそくで距離きょり表示ひょうじを変更へんこう）。
• 1区くとは異ことなり馬場先ばばさき門もんから日本橋にほんばしを経由けいゆするルートとなっている。日本橋にほんばし経由けいゆのコースになったのは第だい75回かい（1999年ねん）からで、その際さいに距離きょりが1.7km延のびている。六郷ろくごう橋きょうと新しん八はちツ山やま橋きょう付近ふきんのアップダウンを除のぞきコース全体ぜんたいはほとんどフラットだが、時折ときおりビル風ふうが選手せんしゅを襲おそうこともある。
• 最終さいしゅう区間くかんである上うえに沿道えんどうの観衆かんしゅうも増ふえる事ことからプレッシャーが一層いっそう掛かかる区間くかん。第だい75回かい（1999年ねん）以降いこう、距離きょりの延長えんちょうに伴ともなって各かくチームとも準じゅんエースクラスを配はいするようになり、選手せんしゅ層そうの厚あつさが問とわれる区間くかんになりつつある。近年きんねんでは鎧よろい坂さか哲哉てつや（明治大学めいじだいがく）、出で岐雄大だい（青山学院大学あおやまがくいんだいがく）など、チームの絶対ぜったい的てきエースながらコンディションが万全ばんぜんではない選手せんしゅがエース区間くかんを回避かいひして起用きようされるケースもある。
• 六郷ろくごう橋きょうは神奈川かながわ県けんと東京とうきょう都との境界きょうかいに位置いちしており、六郷ろくごう橋きょうまでの交通こうつう規制きせい・先導せんどう等とうは神奈川かながわ県けん警察けいさつが担当たんとうし、六郷ろくごう橋きょうで警視庁けいしちょうに交代こうたいする。
• 第だい88回かいまではコース中ちゅうに京急けいきゅう蒲田かまた第だい一いち踏切ふみきりが存在そんざいしていたが、現在げんざいは京急けいきゅう線せんの高架こうか化かに伴ともない、撤去てっきょされている（変遷へんせん等とうについては#概要がいようと走行そうこう方法ほうほうの鉄道てつどう踏切ふみきりにおけるルールを参照さんしょう）。
• 第だい87回かいで寺田てらだ夏生なつき（國學院大學こくがくいんだいがく）がラストスパートをかけ、テレビ中継ちゅうけい車しゃを追おって誤あやまって右折うせつしてしまった都道とどう402号ごう（大名小路だいみょうこうじ）の交差点こうさてんは、駅伝えきでんファンに「寺田てらだ交差点こうさてん」の俗称ぞくしょうで知しられている。この交差点こうさてんでは第だい98回かい（2022年ねん）でも川上かわかみ有生ゆうせい（法政大学ほうせいだいがく）が誤あやまって中継ちゅうけい車しゃを追おってしまうハプニングがあった。「寺田てらだ交差点こうさてん」は駅伝えきでんマニア集団しゅうだん「EKIDEN News」の西本にしもと武司たけしが命名めいめいしたとされ、Google マップにおいても「寺田てらだ交差点こうさてん」と表示ひょうじされる。

区間くかん賞しょうについては箱根はこね駅伝えきでんの記録きろく一覧いちらん#10区くを参照さんしょう

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  京急けいきゅう蒲田かまた（空そら）第だい一いち踏切ふみきり（現在げんざいは撤去てっきょ済ずみ）
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  往路おうろ起点きてんおよび復路ふくろゴールの読売新聞よみうりしんぶんビル

競技きょうぎ方法ほうほう・ルール

東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそう競技きょうぎ実施じっし要項ようこう並ならびに東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでんに関かんする内規ないき第だい5章しょう「競技きょうぎ細則さいそく」第だい15条じょう - 第だい21条じょうに基もとづいて行おこなわれる。

概要がいようと走行そうこう方法ほうほう

• 各かく競技きょうぎ者しゃとも走行そうこうは1区間くかんに限かぎられる（内規ないき第だい15条じょう第だい2項こう）。競技きょうぎ者しゃは競技きょうぎ中ちゅうに理由りゆうの如何いかを問とわずいかなる人ひとの手助てだすけを受うけても失格しっかくとなるとされているが、大会たいかい医務いむ員いんが触診しょくしんのために競技きょうぎ者しゃの身体しんたいにふれても手助てだすけとはならない（内規ないき第だい15条じょう第だい4項こう）。当然とうぜんながら禁止きんし薬物やくぶつの使用しようは厳禁げんきんとされており（内規ないき第だい15条じょう第だい5項こう）、大会たいかいの要項ようこうにはドーピング検査けんさ等とうに関かんする規定きていがある。
• 1区くと6区くを除のぞく往路おうろと復路ふくろの各かく区間くかんにおいて給水きゅうすいが実施じっしされるが、給水きゅうすい場所ばしょの選定せんていや実施じっし方法ほうほうについては駅伝えきでん対策たいさく委員いいん会かいで設定せっていされる（内規ないき第だい15条じょう第だい6項こう）。各かく区間くかんの給水きゅうすい場所ばしょ（給水きゅうすいポイント）は、近年きんねんチーム間あいだで給水きゅうすいの必要ひつよう性せいが議論ぎろんされて設もうけられたものである。ただしマラソンなどで行おこなわれる給水きゅうすいとは異ことなり、テーブルに置おかれたボトルなどを取とるのではなく、各かくチームの部員ぶいんあるいは各かくチームが許可きょかした大学だいがく関係かんけい者しゃが伴走ばんそうしながら渡わたす。必かならずしも長距離ちょうきょり部門ぶもんの部員ぶいんに限かぎられておらず、2013年ねんの往路おうろでは早稲田大学わせだだいがくのやり投なげ選手せんしゅであるディーン元気げんきが、2020年ねんには東洋大学とうようだいがくの競歩きょうほ選手せんしゅである川野かわの将すすむ虎とらが給水きゅうすいスタッフを務つとめたほか、駒澤大学こまざわだいがくOBの芸人げいにん・M高だか史し、JRA（日本中央競馬会にっぽんちゅうおうけいばかい）に所属しょぞくする騎手きしゅの松岡まつおか正ただし海うみも給水きゅうすいスタッフを務つとめ、2024年ねんの往路おうろでは父ちちから子こへの給水きゅうすいが行おこなわれたこともある。給水きゅうすい要領ようりょう によると主催しゅさい者しゃが用意よういする水みず・スポーツドリンクを使用しようすることとしており、競技きょうぎ者しゃはいずれかもしくは両方りょうほうを飲のむことができる。ボトルは協賛きょうさんしているポッカサッポロフード&ビバレッジのものが使用しようされている（ヴィッテル→ヴァットヴィレール→富士ふじ山麓さんろくのきれいな水みず）。以前いぜんは監督かんとくによる直接ちょくせつの給水きゅうすいが2回かいまで認みとめられていたが、給水きゅうすい方法ほうほうが道路どうろ交通こうつう法ほうに抵触ていしょくするおそれがあるため2015年ねんの第だい91回かい大会たいかいから禁止きんしされた。
• 鉄道てつどう踏切ふみきりにおける遮断しゃだん閉鎖へいさは不可抗力ふかこうりょくではあるが、審判しんぱん員いんが計時けいじを行おこない、その間あいだのロスタイムは競技きょうぎ者しゃの所要しょよう時間じかんに含ふくまれないこととなる（内規ないき第だい15条じょう第だい7項こう）。実際じっさいには近年きんねんは鉄道てつどう会社かいしゃの配慮はいりょによって電車でんしゃの一旦いったん停止ていしやダイヤ調整ちょうせいが行おこなわれている。京急けいきゅう蒲田かまた第だい一いち踏切ふみきりの高架こうか化か（2011年ねんからは臨時りんじダイヤで上下じょうげ線せん共ともに高架こうか上のぼり線せんを列車れっしゃが走行そうこうしている。正式せいしき開業かいぎょうは2013年ねん、詳細しょうさいは後述こうじゅつ）によって、第だい87回かい（2011年ねん）以降いこうに競走きょうそう路上ろじょうに存在そんざいしている踏切ふみきりは箱根はこね登山とざん電車でんしゃの小涌谷こわくだに踏切ふみきりのみとなった。
  • 東海道とうかいどう踏切ふみきり（JR東海道とうかいどう線せん・横須賀よこすか線せん。通称つうしょう・戸塚とつか大だい踏切ふみきり。現在げんざいは廃止はいし） - かつては戸塚とつか中継ちゅうけい所しょの近ちかくにある東海道とうかいどう線せん・横須賀よこすか線せんの東海道とうかいどう踏切ふみきり（戸塚とつか大だい踏切ふみきり）を通とおるコースが設定せっていされたが、開ひらかずの踏切ふみきりだったため、状況じょうきょうによっては長時間ちょうじかんの立たち往生おうじょうを余儀よぎなくされた。当時とうじは踏切ふみきりでの足止あしどめによるタイムロスが計算けいさんされず、業ごうを煮にやした選手せんしゅが踏切ふみきり上じょうで立往生たちおうじょうした貨物かもつ列車れっしゃのすき間まをかいくぐったり、列車れっしゃが来こない合間あいまを見計みはからって踏切ふみきりを突破とっぱしたりすることもあった。第だい20回かい（1939年ねん）では、先行せんこうする専修大学せんしゅうだいがくを猛追もうついしていた日本にっぽん大学だいがくが、ここでの足止あしどめが元もとで優勝ゆうしょうを逃のがしたというケースもあり、このタイムロスを味あじわった選手せんしゅは「あの時とき以来いらい横須賀よこすか線せんには乗のらない」と振ふり返かえっている。しかし、1953年ねん、当時とうじ首相しゅしょうの座ざにあった吉田よしだ茂しげるが大磯おおいその私邸していから上京じょうきょうする際さいにこの区間くかんが渋滞じゅうたいすることに激怒げきどし、バイパスが造つくられ、これによって箱根はこね駅伝えきでんのコースもバイパス側がわに再さい設定せっていされたため結果けっかとして踏切ふみきり遮断しゃだんによる足止あしどめが解消かいしょうされることとなった（バイパスは戸塚とつか道路どうろも参照さんしょう）。戸塚とつか大だい踏切ふみきりは2015年ねん3月がつ25日にちにアンダーパスが開通かいつうして廃止はいしされた。
  • 蒲田かまた第だい一いち踏切ふみきり（京急けいきゅう空港線くうこうせん。現在げんざいは廃止はいし） - 第だい86回かい（2010年ねん）までは（詳細しょうさい後述こうじゅつ）コース上じょう（往路おうろ1区く・復路ふくろ10区く）には京急けいきゅう空港線くうこうせんの京急けいきゅう蒲田かまた駅えきに隣接りんせつする京急けいきゅう蒲田かまた（空そら）第だい一いち踏切ふみきりがあり、ランナーの通過つうかが予想よそうされる時刻じこくを対象たいしょうに京急けいきゅう本線ほんせん・空港線くうこうせんと、同どう路線ろせんに直通ちょくつう運転うんてんする都営地下鉄とえいちかてつ浅草線あさくさせん・京成けいせい押上線おしあげせん・成田なりたスカイアクセス線せん・北きた総そう鉄道てつどう北きた総そう線せんで臨時りんじダイヤを組くむなどして電車でんしゃの行いき先さきを変更へんこうしていた。2007年ねんの第だい83回かいから、列車れっしゃの発車はっしゃは京急けいきゅう社員しゃいんの代用だいよう手しゅ信号しんごうによって許可きょかされるなどの措置そちが取とられていた。第だい84回かい（2008年ねん）では東海大学とうかいだいがくの選手せんしゅが踏切ふみきり内ないの線路せんろにつまづいて足あしを痛いため、その後ご20km過すぎで棄権きけんに至いたるというアクシデントが発生はっせいした。2010年ねん5月がつ16日にちに上のぼり線せんが先行せんこうして高架こうか化かされた為ため、第だい87回かい（2011年ねん）・第だい88回かい（2012年ねん）は臨時りんじダイヤで上下じょうげ線せん共ともに高架こうか上のぼり線せんを走行そうこうするようになり、選手せんしゅ通過つうか中ちゅうは踏切ふみきりを使用しよう停止ていしにする事ことが可能かのうとなったため当該とうがいポイントでの踏切ふみきり通過つうかはなくなった。その後ご、2012年ねん10月がつ20日はつかに下くだり線せんも立体りったい交差こうさ化か事業じぎょうが完成かんせいしたことによって蒲田かまた第だい一いち踏切ふみきりは完全かんぜんに廃止はいしされ、臨時りんじダイヤでの運行うんこうも無なくなった。
  • 小涌谷こわくだに踏切ふみきり（小田急おだきゅう箱根はこね鉄道てつどう線せん〈箱根はこね登山とざん電車でんしゃ〉） - 小涌谷こわくだに駅えき横よこのコース上じょう（往路おうろ5区く・復路ふくろ6区く）にあり、現在げんざいでは選手せんしゅが通過つうかする時とき間あいだ帯たいに小田急おだきゅう箱根はこねの係員かかりいんが待機たいきし、選手せんしゅ通過つうか時じには電車でんしゃを踏切ふみきり手前てまえで停止ていしさせ、発車はっしゃは代用だいよう手しゅ信号しんごうによって許可きょかされるなどの措置そちがとられている。第だい63回かい（1987年ねん）では踏切ふみきりに駅伝えきでんの隊列たいれつが引ひっかかり、やむを得えず選手せんしゅを先さきに行いかせて関係かんけい車両しゃりょうが後こうから追おい掛かけるハプニングもあった。最近さいきんではバイクカメラによる中継ちゅうけいで選手せんしゅを後うしろから追おうことも多おおくなっているが、このハプニングの際さいには通常つうじょうは選手せんしゅの正面しょうめんから撮影さつえいしている大型おおがたの中継ちゅうけい車しゃが選手せんしゅの後姿うしろすがたを放映ほうえいするという、当時とうじとしては珍めずらしい映像えいぞうが放送ほうそうされる事態じたいとなった。第だい87回かい（2011年ねん）以降いこうは小涌谷こわくだに踏切ふみきりがコース上じょう唯一ゆいいつの踏切ふみきりとなった。
• 特殊とくしゅ事情じじょうによって審判しんぱん員いんに走行そうこうを制止せいしされた場合ばあいのロスタイムも原則げんそくとして競技きょうぎ者しゃの所要しょよう時間じかんに含ふくまれないが、この場合ばあいの計時けいじも審判しんぱん員いんが行おこなう（内規ないき第だい15条じょう第だい8項こう）。
  • 第だい77回かい（2001年ねん）では、復路ふくろのスタートで2位い以下いかのチームについてもスタート時じにピストルを鳴ならすように変更へんこうされた。しかし、ピストルに弾たまを詰つめ直なおす作業さぎょうが間まに合あわなかったためか、3位いの法政大学ほうせいだいがくが本来ほんらいの時間じかんから25秒びょう遅おくれてスタートするハプニングがあり、この年としの法政大学ほうせいだいがくの記録きろくはこの25秒びょうを含ふくまない時間じかんとなる。これを教訓きょうくんとして、翌年よくねんの箱根はこね駅伝えきでんからは再ふたたび2位い以下いかは手旗てばたによるスタートに戻もどっている。

服装ふくそう・ナンバーカード・タスキ

• 出場しゅつじょう各かく競技きょうぎ者しゃの服装ふくそう（ランニング用ようシャツ、ランニング用ようパンツ、トレーニング用ようシャツ等とう）は、各かくチーム統一とういつのものを使用しようした上うえで胸部きょうぶと背部はいぶに大会たいかい本部ほんぶ指定していのナンバーカードを取とり付つけるが、学がく連れん選抜せんばつチームは各かく選手せんしゅの所属しょぞく校こうのものの着用ちゃくようが認みとめられる（内規ないき第だい16条じょう第だい1項こう）。テレビ中継ちゅうけいが始はじまったころからPRの目的もくてきでユニフォームを変更へんこうする大学だいがくも見みられた。戦前せんぜんから出場しゅつじょうしている伝統でんとう校こうは、胸むねにアルファベット1文字もじのユニフォームが多おおく（早稲田大学わせだだいがくの「W」、中央大学ちゅうおうだいがくの「C」など）、新興しんこう校こうは校こう名めいを漢字かんじで記載きさいするケースが多おおい。テレビの生放送なまほうそう開始かいし後ごに初はつ出場しゅつじょうした大学だいがくは、色合いろあいなどが目立めだつユニフォームの採用さいようも見みられる。
• タスキは事前じぜんに連盟れんめいに提出ていしゅつされた各かくチーム独自どくじのタスキ3本ほんのうちの1本ほんを中継ちゅうけいし、残のこりの2本ほんは大会たいかい本部ほんぶが保管ほかんする（内規ないき第だい16条じょう第だい2項こう）。繰くり上あげ出発しゅっぱつのチームは、大会たいかい本部ほんぶで用意よういする黄色おうしょくと白色はくしょくのストライプのタスキを使用しようすることになるが、5区くと10区くについては各校かくこうとも事前じぜんに連盟れんめいに提出ていしゅつされた各かくチーム独自どくじのタスキを使用しようする（内規ないき第だい16条じょう第だい3項こう）。繰くり上あげタスキの色いろは長年ながねん茶色ちゃいろが採用さいようされていたが、テレビ放送ほうそう開始かいし後ごは早稲田大学わせだだいがくの臙脂えんじ色しょくのタスキと間違まちがえやすいことから、第だい68回かい（1992年ねん）より黄色きいろと白しろのストライプのものに変更へんこうされた。

走行そうこう不可能ふかのう

途中とちゅう棄権きけん

競技きょうぎ者しゃが競技きょうぎ中ちゅうにケガや疾病しっぺいなどによって走行そうこう困難こんなんとなり歩行ほこう、立たち止どまり、横臥おうがなどの行動こうどうに移うつった場合ばあいで、本人ほんにんが競技きょうぎ続行ぞっこうの意思いしをもっている場合ばあいにも、運営うんえい管理かんり車しゃに同乗どうじょうの競技きょうぎ運営うんえい委員いいん、走路そうろ管理かんり員いん、監督かんとくまたはコーチの三さん者しゃの合意ごういによって競技きょうぎを中止ちゅうしさせることができる（内規ないき第だい17条じょう第だい1項こう）。競技きょうぎ中止ちゅうしの通告つうこくは、大会たいかいの競技きょうぎ運営うんえい委員いいんが当該とうがい走者そうしゃに対たいして赤旗あかはたを挙あげて示しめす、という手順てじゅんで行おこなわれる。

競技きょうぎ者しゃが走行そうこう困難こんなんとなり競技きょうぎ中止ちゅうし・途中とちゅう棄権きけんとなった場合ばあい、その区間くかんの前ぜん区間くかんまでの記録きろくは公式こうしきに認みとめられるが、次じ区間くかんからはオープン参加さんかとして繰くり上あげ出発しゅっぱつし以後いご走行そうこうそのものは許ゆるされるが記録きろくは公式こうしきに認みとめられない（内規ないき第だい17条じょう第だい2項こう）。

大会たいかい史上しじょう、計けい11大会たいかいで延のべ15チームが途中とちゅう棄権きけんしている。

過去かこの各かく大会たいかいでの途中とちゅう棄権きけん・各区かっくでの途中とちゅう棄権きけん

途中とちゅう棄権きけんした学校がっこう 大会たいかい 学校がっこう名めい（区間くかん/原因げんいん） 第だい25回かい（1949年ねん） 神奈川かながわ師範しはん学校がっこう（3区く） 第だい34回かい（1958年ねん） 横浜市立大学よこはましりつだいがく（9区く） 第だい52回かい（1976年ねん） 青山学院大学あおやまがくいんだいがく（10区く/脱水だっすい症状しょうじょうによる痙攣けいれん） 第だい71回かい（1995年ねん） 順天堂大学じゅんてんどうだいがく（10区く/左足ひだりあし疲労ひろう骨折こっせつ） 第だい72回かい（1996年ねん） 神奈川大学かながわだいがく（4区く/左足ひだりあし疲労ひろう骨折こっせつ） 山梨学院大学やまなしがくいんだいがく（4区く/右みぎアキレス腱あきれすけん損傷そんしょう） 第だい77回かい（2001年ねん） 東海大学とうかいだいがく（2区く/体調たいちょう不良ふりょう） 第だい78回かい（2002年ねん） 法政大学ほうせいだいがく（2区く/右足みぎあしアキレス腱あきれすけん損傷そんしょうおよび脹脛ふくらはぎ肉離にくばなれ） 第だい84回かい（2008年ねん） 順天堂大学じゅんてんどうだいがく（5区く/脱水だっすい症状しょうじょうによる低てい血糖けっとう症しょう）=大学だいがくとして2度目どめ 大東文化大学だいとうぶんかだいがく（9区く/脱水だっすい症状しょうじょうによる痙攣けいれん） 東海大学とうかいだいがく（10区く/京急けいきゅう蒲田かまた駅えき踏切ふみきりでの右みぎ足首あしくび捻挫ねんざによる靱帯じんたい損傷そんしょう）=大学だいがくとして2度目どめ 第だい85回かい（2009年ねん） 城西大学じょうさいだいがく（8区く/低てい血糖けっとう症しょうによる痙攣けいれん） 第だい89回かい（2013年ねん） 城西大学じょうさいだいがく（5区く/低てい体温たいおん症しょう及および脱水だっすい症しょう）=大学だいがくとして2度目どめ 中央大学ちゅうおうだいがく（5区く/低てい体温たいおん症しょう及および脱水だっすい症しょう） 第だい90回かい（2014年ねん） 山梨学院大学やまなしがくいんだいがく（2区く/右足みぎあし腓骨ひこつ疲労ひろう骨折こっせつ）=大学だいがくとして2度目どめ

区間くかん別べつの棄権きけん回数かいすう 区間くかん 件数けんすう 発生はっせい回かい次じ 1区く 000 00 - 2区く 003 第だい77回かい 第だい78回かい 第だい90回かい 3区く 001 第だい25回かい 4区く 002 第だい72回かい（2校こう） 5区く 003 第だい84回かい 第だい89回かい（2校こう） 6区く 000 00 - 7区く 000 00 - 8区く 001 第だい85回かい 9区く 002 第だい34回かい 第だい84回かい 10区く 003 第だい52回かい 第だい71回かい 第だい84回かい

• 途中とちゅう棄権きけんは1970年代ねんだいまでの50回かい以上いじょう行おこなわれた大会たいかいの中なかで3件けんしか発生はっせいしていなかった。しかし第だい71回かい（1995年ねん）に順天堂大学じゅんてんどうだいがくが19年ねんぶりの途中とちゅう棄権きけんとなって以降いこう、第だい90回かいまでの20年間ねんかんで延のべ12件けんの途中とちゅう棄権きけんが発生はっせいしている。この20年ねんの間あいだには同どう一いち大会たいかいでの複数ふくすう校こうによる途中とちゅう棄権きけんも3度ど発生はっせいしている。しかし、第だい91回かい（2015年ねん） 以降いこうは途中とちゅう棄権きけんは1度ども発生はっせいしていない。
• 同どう一いち大会たいかいで途中とちゅう棄権きけん校こうが最もっとも多おおかったのは3校こうが棄権きけんした第だい84回かい（順天堂大学じゅんてんどうだいがく、大東文化大学だいとうぶんかだいがく、東海大学とうかいだいがく）である。第だい72回かい（神奈川大学かながわだいがく、山梨学院大学やまなしがくいんだいがく）、第だい89回かい（城西大学じょうさいだいがく、中央大学ちゅうおうだいがく）では2校こうが棄権きけんしている。
• 同どう一いち大会たいかいの同どう一いち区間くかんでの複数ふくすう校こうによる途中とちゅう棄権きけんは、これまでに第だい72回かい（4区く、神奈川大学かながわだいがくと山梨学院大学やまなしがくいんだいがく）、第だい89回かい（5区く、城西大学じょうさいだいがくと中央大学ちゅうおうだいがく）の2度ど生しょうじている。
• 複ふく数すう回かい途中とちゅう棄権きけんとなったことがある大学だいがくは、順天堂大学じゅんてんどうだいがく（第だい71回かい、第だい84回かい）、東海大学とうかいだいがく（第だい77回かい、第だい84回かい）、城西大学じょうさいだいがく（第だい85回かい、第だい89回かい）、山梨学院大学やまなしがくいんだいがく（第だい72回かい、第だい90回かい）の4校こうである。
• これまでの計けい11大会たいかいで発生はっせいしている途中とちゅう棄権きけんのうち、第だい71回かい以降いこうでは2年ねん続つづけて途中とちゅう棄権きけんが発生はっせいするケースが4度ど生しょうじている（第だい71回かいと第だい72回かい（2校こう）、第だい77回かいと第だい78回かい、第だい84回かい（3校こう）と第だい85回かい、第だい89回かい（2校こう）と第だい90回かい）。
• 早はやい段階だんかいでの途中とちゅう棄権きけんは、第だい77回かいでは東海大学とうかいだいがくが、翌年よくねんの第だい78回かいでは法政大学ほうせいだいがくが、第だい90回かい大会たいかいでは山梨学院大学やまなしがくいんだいがくが、それぞれ2区くで途中とちゅう棄権きけんしている。最もっとも短みじかい距離きょりでの棄権きけんは2区く7.3km過すぎ地点ちてんでの棄権きけんとなった第だい78回かいの法政大学ほうせいだいがくである。
• ゴール間近まぢかでの途中とちゅう棄権きけんは、往路おうろでは第だい84回かいの順天堂大学じゅんてんどうだいがくが5区くの芦ノ湖あしのこゴールまで残のこり500mの地点ちてんで棄権きけんしている。復路ふくろでは第だい52回かいの青山学院大学あおやまがくいんだいがくが10区くのゴールまで残のこり150mの地点ちてんで棄権きけんしている。
• 前年ぜんねん優勝ゆうしょう校こうによる途中とちゅう棄権きけんは、これまで2度ど生しょうじている。第だい72回かいの山梨学院大学やまなしがくいんだいがく、第だい84回かいの順天堂大学じゅんてんどうだいがくである。
• これまで途中とちゅう棄権きけんが最もっとも多おおい区間くかんは、過去かこ3チームが棄権きけんしている2区く、5区く及および10区くである。途中とちゅう棄権きけんが発生はっせいしていないのは1区く、6区く及および7区くである。
• 途中とちゅう棄権きけんした大学だいがくは以降いこうの区間くかんでオープン参加さんかの扱あつかいとなるが、棄権きけんした以降いこうの区間くかんで参考さんこう記録きろくではあるが区間くかん1位いの公式こうしき記録きろくを上回うわまわるタイムを記録きろくしたケースが2度ど生しょうじている。第だい85回かい9区くでの城西大学じょうさいだいがく（復路ふくろ8区くで棄権きけん）、第だい89回かい8区くの中央ちゅうおう大学だいがく（往路おうろ5区くで棄権きけん）であるが、いずれの場合ばあいも参考さんこう記録きろく扱あつかいのため区間くかん賞しょうとはならなかった。ただし、かつては個人こじん記録きろくおよび一部いちぶのチーム記録きろく（往路おうろで途中とちゅう棄権きけんした場合ばあいは復路ふくろのチーム記録きろくのみ）が公認こうにんされたことがある。第だい72回かいでは7区くと9区くで神奈川大学かながわだいがく（往路おうろ4区くで棄権きけん）が、10区くで山梨学院大学やまなしがくいんだいがく（往路おうろ4区くで棄権きけん）が途中とちゅう棄権きけんした以降いこうの区間くかんで区間くかん賞しょうを獲得かくとくしている。
• 5区く、10区く以外いがいで途中とちゅう棄権きけんした場合ばあい、次つぎの区間くかんのスタート時間じかんは大会たいかい規定きていにより繰くり上あげスタートと同様どうようの扱あつかいとなっているが、交通こうつう事情じじょうを考慮こうりょし、審判しんぱん主任しゅにんの裁定さいていによりそのスタート時間じかんを早はやめる場合ばあいもある。第だい72回かいの4区くで神奈川大学かながわだいがくと山梨学院大学やまなしがくいんだいがくが途中とちゅう棄権きけんした際さいは、本来ほんらいは先頭せんとう通過つうかから20分ふん後ごに小田原おだわら中継ちゅうけい所しょをスタートするところ、交通こうつう渋滞じゅうたいを考慮こうりょし、最さい後尾こうび（13番手ばんて）の東洋大学とうようだいがくがタスキリレーを行おこなった1分ふん後ごに両校りょうこうが一斉いっせいスタートとなった。第だい78回かいの2区くで法政大学ほうせいだいがくが途中とちゅう棄権きけんした際さいは、本来ほんらいは先頭せんとう通過つうかから10分ふん後ごに戸塚とつか中継ちゅうけい所しょをスタートするところ、最下位さいかい（14位い）の東海大学とうかいだいがくがタスキリレーを行おこなったと同時どうじにスタートとなった。
• 棄権きけんには至いたらないものの故障こしょうや体調たいちょう不良ふりょうによるブレーキの事例じれいが例年れいねん生しょうじている。チーム競技きょうぎである駅伝えきでんの特性とくせい上じょう、体調たいちょうを崩くずしたり故障こしょう箇所かしょを抱かかえている場合ばあいであっても、選手せんしゅは「タスキをつなぎたい」と思おもうがゆえに無理むりを押おして走行そうこうを続つづけようとし、監督かんとくも棄権きけんは良いしとしない傾向けいこうが見みられる。この場合ばあい、指揮しき官かんとしても止とめがたい側面そくめんもあるが、場合ばあいによっては選手せんしゅ生命せいめいにも影響えいきょうを及およぼしかねないため、途中とちゅう棄権きけんについての判断はんだんの是非ぜひは重要じゅうよう課題かだいとなっている。
• 途中とちゅう棄権きけんを回避かいひするには、コンディションの悪わるい選手せんしゅのエントリーからの除外じょがい、区間くかんエントリー時じに補欠ほけつ選手せんしゅと交代こうたいなどがある。エントリー数すうが20チームに増加ぞうかした第だい79回かい（2003年ねん）から、本番ほんばんまでのチームマネジメントに時間じかん的てき猶予ゆうよを配はいしている。しかし本番ほんばん直前ちょくぜんの時期じきに調整ちょうせい不足ふそくや体調たいちょう不良ふりょうであった場合ばあいでも、その選手せんしゅがそれまで良よい成績せいせきを記録きろくしていたりチームのまとめ役やくだったりすると、本人ほんにんが強つよい責任せきにんを感かんじている傾向けいこうにある上うえ、監督かんとくとしてもチーム事情じじょうを考慮こうりょした上うえで強行きょうこう出場しゅつじょうさせてしまうケースがまま散見さんけんされ、途中とちゅう棄権きけんの解消かいしょうには至いたっていない。2012年ねん（第だい88回かい）には東京農業大学とうきょうのうぎょうだいがくの5区くの選手せんしゅがエントリー締切しめきり後ごに不調ふちょうを訴うったえる事案じあんも発生はっせいした。この選手せんしゅは中盤ちゅうばん以降いこうはジョギングほどのペースまで速度そくどが落おちながらも、1位いのフィニッシュから約やく40分ふん後ごに無事ぶじに完走かんそうした。

代走だいそう（再さい走はし）

現行げんこうルールでは存在そんざいしないが過去かこの記録きろくの上うえでは、正規せいきの選手せんしゅが走行そうこう不能ふのうとなった時ときに補欠ほけつ選手せんしゅが改あらためて走はしり直なおす「代走だいそう（再さい走はし）」が行おこなわれているケースが確認かくにんできる。これは当時とうじのルールが「走行そうこう不能ふのうになった場合ばあい、途中とちゅう棄権きけんとはならず、代走だいそうにて再度さいど該当がいとう区間くかん初はじめから走はしり直なおし記録きろくは残のこる」 となっていた事ことによる。このケースでは同どう一いち区間くかんについて複数ふくすう名めいの選手せんしゅ名めいの記載きさいが確認かくにんできる資料しりょうがある。このような「代走だいそう（再さい走はし）」で過去かこの記録きろくの上うえでは5件けん確認かくにんされている。

代走だいそう（再さい走はし）の記録きろく

記録きろく上じょう確認かくにんできる「代走だいそう（再さい走はし）」

大会たいかい	大だい学名がくめい	区間くかん	「代走だいそう（再さい走はし）」理由りゆう
第だい11回かい (1930年ねん)	日本にっぽん大学だいがく	9区く	正規せいき選手せんしゅの転倒てんとうによる走行そうこう不能ふのう
第だい13回かい (1932年ねん)	東京文理科大とうきょうぶんりかだい学がく	1区く	正規せいき選手せんしゅのアキレス腱あきれすけん痛つうによる走行そうこう不能ふのう
	明治大学めいじだいがく	4区く	正規せいき選手せんしゅの心拍しんぱく異常いじょうによる走行そうこう不能ふのう
第だい29回かい (1953年ねん)	日本体育大学にほんたいいくだいがく	3区く	正規せいき選手せんしゅの右みぎ大腿だいたい骨こつ骨折こっせつによる走行そうこう不能ふのう
	法政大学ほうせいだいがく	8区く	正規せいき選手せんしゅの転倒てんとうによる走行そうこう不能ふのう

タスキの中継ちゅうけい方法ほうほう

タスキの受うけ渡わたしは、前ぜん走者そうしゃが完全かんぜんに所定しょていの中継ちゅうけい線せんを通過つうかした上うえで、中継ちゅうけい線せんの進行しんこう方向ほうこう20m以内いないで次つぎ走者そうしゃに渡わたして行おこなうこととなっている（内規ないき第だい18条じょう第だい2項こう）。

繰くり上あげ出発しゅっぱつ（繰くり上あげスタート）

往路おうろの鶴見つるみ・戸塚とつか中継ちゅうけい所しょについては先頭せんとう走者そうしゃから10分ふん遅おくれたチーム、往路おうろの平塚ひらつか・小田原おだわら中継ちゅうけい所しょについては先頭せんとう走者そうしゃから15分ふん遅おくれたチーム、復路ふくろすべての中継ちゅうけい所しょについては先頭せんとう走者そうしゃから20分ふん遅おくれたチームは、交通こうつう規制きせいの時間じかんを長引ながびかせないため、各かく中継ちゅうけい所しょ審判しんぱん主任しゅにんの裁定さいていで、前ぜん走者そうしゃが到着とうちゃくしなくても次つぎの走者そうしゃを出発しゅっぱつさせる（内規ないき第だい19条じょう）。これを「繰くり上あげ出発しゅっぱつ」という（報道ほうどうなどでは「繰くり上あげスタート」と言いわれる）。

繰くり上あげ出発しゅっぱつを採用さいようする他ほかの駅伝えきでんと同様どうように、チームが繰くり上あげ出発しゅっぱつとなった場合ばあい、走者そうしゃは「繰くり上あげタスキ」と呼よばれるタスキをかける。箱根はこね駅伝えきでんの場合ばあい、内規ないき第だい16条じょう第だい3項こうにより、繰くり上あげ出発しゅっぱつのチームは、2区くから4区く・7区くから9区くでは、大会たいかい本部ほんぶで用意よういする黄色おうしょくと白色はくしょくのストライプのタスキを使用しようすることになる。そのため、それまで走はしっていた選手せんしゅらにとっては、自みずからの学校がっこうのタスキが全ぜん区間くかんつながらなかったという悔くやしさがにじみ出でる瞬間しゅんかんであるといわれ、実際じっさいに日本にほんテレビの放送ほうそうでは「無念むねんの繰くり上あげ」という表現ひょうげんも使つかわれる。同時どうじに出場しゅつじょう校こうはすべての中継ちゅうけい所しょで繰くり上あげを回避かいひするべく高たかい競技きょうぎレベルを維持いじすることが要求ようきゅうされる。

繰くり上あげ出発しゅっぱつが行おこなわれた場合ばあい、各かくチームが走行そうこうしている順位じゅんい（見みかけ上じょうの順位じゅんい）と実際じっさいの順位じゅんいが異ことなる場合ばあいを生しょうじるため、チームの総合そうごう順位じゅんいは見みた目めのタイムに繰くり上あげ分ぶんの時間じかん差さを加算かさんして算出さんしゅつされる。テレビ中継ちゅうけいにおける順位じゅんいは、繰くり上あげ出発しゅっぱつによる時間じかん差さが換算かんさんされた上うえで表示ひょうじされる。

繰くり上あげ出発しゅっぱつとなったチームの場合ばあい、走行そうこう順じゅんで最初さいしょにゴールした場合ばあいでも繰くり上あげ分ぶんの時間じかん差さを加算かさんすると総合そうごう優勝ゆうしょうとならないケースがある。

2012年ねん（第だい88回かい）では、神奈川大学かながわだいがくの9区く走者そうしゃが鶴見つるみ中継ちゅうけい所しょまで残のこり100m地点ちてんで脱水だっすい症状しょうじょうのため転倒てんとうし、ふらふらになりながら繰くり上あげスタート直前ちょくぜんに10区く走者そうしゃにタスキを渡わたした。このシーンでは日本にほんテレビが独自どくじに計測けいそくした繰くり上あげまでの時間じかんと公式こうしき記録きろくに差さがあったため、日本にほんテレビではあたかも繰くり上あげ出発しゅっぱつの時間じかんを過すぎても審判しんぱん員いんが選手せんしゅがタスキを渡わたし終おえるまで繰くり上あげ出発しゅっぱつを行おこなわなかったかのように見みえ(画面がめんでは繰くり上あげまでの時間じかんが数すう秒間びょうかん0:00と表示ひょうじされていた)、大おおきな話題わだいを呼よんだ（公式こうしき記録きろくでは1位いからちょうど20分ふん差さ）。

復路ふくろのスタート

復路ふくろのスタートは、1位いから10分ふん以内いないの大学だいがくは時差じさ出発しゅっぱつを行おこない、その他たの大学だいがくは1位い校こうのスタートから10分ふん後ごに全員ぜんいん揃そろって同時どうじ出発しゅっぱつする（内規ないき第だい20条じょう）。つまり、往路おうろのゴールにおいて1位いから10分ふんを超こえて到達とうたつした大学だいがくは、3日にちの復路ふくろでは午前ごぜん8時じ10分ふん（JST）に同時どうじ出発しゅっぱつとなる（報道ほうどうでは「復路ふくろ一斉いっせいスタート」「繰くり上あげ一斉いっせいスタート」などと呼よばれる）。

同時どうじ出発しゅっぱつが行おこなわれた場合ばあいも繰くり上あげ出発しゅっぱつと同様どうように、見みた目めのタイムに繰くり上あげ分ぶんの時間じかん差さが加算かさんされる。しかし、一斉いっせい出発しゅっぱつの場合ばあいは往路おうろからつないできたタスキが途切とぎれるわけではないため、「無念むねんの」などの表現ひょうげんが用もちいられることは少すくない。

復路ふくろの一斉いっせいスタートも10分ふんではなく15分ふんないし20分ふんにすべきという主張しゅちょうもあるが、交通こうつう規制きせいなどの関係かんけいから難むずかしいとされる。

同どうタイムの順位じゅんい

走行そうこう結果けっかが同どうタイムの場合ばあいはゴールの着ちゃく順じゅんに基もとづき成績せいせき順位じゅんいとする。ただし、繰くり上あげ出発しゅっぱつなどによりゴールの着ちゃく順じゅんが成績せいせき順位じゅんいを示しめさない場合ばあいの同どうタイム校こうの順位じゅんい決定けっていは、区間くかん上位じょうい者しゃ数すうの多少たしょうによるものとされる。まず区間くかん1位いの数かずで比較ひかくし、同数どうすうならば区間くかん2位いの数かずと順位じゅんいを一ひとつずつ下さげながら数かずを比較ひかくしていき、多おおい方ほうが上位じょういとなる（内規ないき第だい21条じょう）。

この方法ほうほうでも同どうタイム校こうが複数ふくすうになった場合ばあいは、すべて同どう順位じゅんいとして扱あつかわれ、10位い同どうタイム校こうが複数ふくすうになった場合ばあいは、すべて10位い校こうとして翌年よくねんへのシード権けんが与あたえられる（内規ないき第だい21条じょう）。

歴史れきし

創設そうせつ当時とうじの関係かんけい者しゃ達たちから取材しゅざいした詳細しょうさいな記録きろくとしては、箱根はこね駅伝えきでんが着想ちゃくそうされたきっかけは以下いかのとおりである。1919年ねん10月がつ、東京とうきょう高等こうとう師範しはん学校がっこう出身しゅっしんの金きむ栗ぐり四よん三さん（日本人にっぽんじん初はつのオリンピック選手せんしゅ、「日本にっぽんマラソン界かいの父ちち」と呼よばれた）、明治大学めいじだいがく競走きょうそう部ぶの沢田さわだ英一ひでかず（明治大学めいじだいがくの出口いでぐち林次郎りんじろうと札幌さっぽろ～東京とうきょう間あいだを22日間にちかんで走破そうは）、東京とうきょう高等こうとう師範しはん学校がっこう体育たいいく課か教授きょうじゅの野口のぐち源三郎げんざぶろう（1924年ねんパリオリンピック出場しゅつじょう）の3人にんが、明治大学めいじだいがく競走きょうそう部ぶの山口やまぐち六郎ろくろう次じ（後ごの国会こっかい議員ぎいん、大だい日本にっぽん体育たいいく協会きょうかい常務じょうむ理事りじ）から招聘しょうへいされ、山口やまぐちの母校ぼこうである埼玉さいたま県けんの鴻巣こうのすで行おこなわれた小学校しょうがっこうの運動会うんどうかいで審判しんぱんを務つとめた際さい、東京とうきょうとの車中しゃちゅうでの3人にんの談論だんろんの中なかで、沢田さわだ英一ひでかずがその年としの6月がつに同窓どうそうの出口いでぐち林次郎りんじろうと二人ふたりで札幌さっぽろ・東京とうきょう間あいだの走破そうはを成なし遂とげていたことを踏ふまえ、世界せかいの耳目じもくを集あつめ、日本にっぽんの長距離ちょうきょり選手せんしゅを育成いくせいするような外地がいちでの長距離ちょうきょり走はしはできないものかと考かんがえた。このときの結論けつろんが「アメリカ大陸あめりかたいりく横断おうだん駅伝えきでん」であった。その「予選よせん会かい」という位置いちづけで国内こくないでの駅伝えきでん大会たいかいの実施じっしが企図きとされた。アメリカ大陸あめりかたいりく横断おうだんコースで最もっとも大おおきな障壁しょうへきとなるであろうロッキー山脈さんみゃくの走破そうはを見据みすえ、この「予選よせん会かい」のコースとして選えらばれたのが山越やまごえをコースに含ふくむ東京とうきょう-箱根はこね間あいだであった。金きむ栗ぐりらは大学だいがくや新聞しんぶん社しゃを回まわって参加さんかと協力きょうりょくを訴うったえ、金策きんさくに苦労くろうしながら1920年ねん2月がつ14日にちに第だい1回かい箱根はこね駅伝えきでんを実施じっしした。箱根はこね駅伝えきでんは始はじまるが、肝心かんじんの「アメリカ大陸あめりかたいりく横断おうだん駅伝えきでん」は実現じつげんしなかった。明治大学めいじだいがくの出口いでぐち林次郎りんじろうと早稲田大学わせだだいがくの生田いくた喜代治きよじらは箱根はこね駅伝えきでんの実施じっしに協力きょうりょくを惜おしまなかった報知新聞社ほうちしんぶんしゃを訪たずねて再ふたたび計画けいかくへの協力きょうりょくを願ねがったが、実現じつげんは難むずかしいという答こたえしか得えられなかった。二人ふたりはあきらめず毎日新聞社まいにちしんぶんしゃの資金しきんを得えて調査ちょうさのため1922年ねんにアメリカに渡わたった。結局けっきょく「アメリカ大陸あめりかたいりく横断おうだん駅伝えきでん」の話はなしはそのまま頓挫とんざした。その後ご、出口でぐちはコーネル大学だいがくからベルリン体育たいいく大学だいがくに学まなび、母校ぼこう明治大学めいじだいがくで教鞭きょうべんをとることになった。しかし生田いくたは渡米とべい5年ねん目めの1927年ねんメキシコのカンセンシコで事業じぎょうをめぐるトラブルに巻まき込こまれて横死おうししている。資料しりょうによっては「アメリカに渡わたった学生がくせいが殺害さつがいされたため、アメリカ横断おうだん駅伝えきでんの計画けいかくはついえた」という書かき方かたがされていることがあるが、実際じっさいには計画けいかくは早々そうそうに頓挫とんざしており、生田いくたの死しによって駅伝えきでん計画けいかくが中止ちゅうしされたわけではない。

別べつの説せつもある。箱根はこね駅伝えきでんは、宿駅しゅくえき間あいだを継走けいそうし文書ぶんしょや情報じょうほうを伝達でんたつしていた宿駅しゅくえき伝馬てんま制せい（略りゃくして「駅伝えきでん」）の飛脚ひきゃく（現在げんざいの郵便ゆうびん配達はいたつ制度せいど）をもとに、手紙てがみに見立みたてた襷たすきを、東京とうきょうから東海道とうかいどうの宿駅しゅくえきがあった鶴見つるみ（川崎かわさき宿やど）、戸塚とつか（戸塚とつか宿やど）、平塚ひらつか（平塚ひらつか宿やど）、小田原おだわら（小田原おだわら宿やど）で引継ひきつぎ、箱根はこね町まち郵便ゆうびん局きょく（箱根はこね関所せきしょ）に届とどけて、東京とうきょうに戻もどるまでの速はやさを競きそう大学だいがく対抗たいこう戦せんのイベントとして開催かいさいされたという説せつもある。第だい1回かいから第だい12回かいまでの往路おうろゴール地点ちてんは箱根はこね関所せきしょ跡あとで、第だい22回かい(箱根はこね神社じんじゃ)を除のぞく第だい13回かいから第だい44回かいまでは箱根はこね町まち郵便ゆうびん局きょくがゴール地点ちてんだった。その開催かいさい目的もくてきは、東海道とうかいどうの要衝ようしょうとして置おかれていた箱根はこね関所せきしょの廃止はいし(1869年ねん)と、その情報じょうほう通信つうしんの重要じゅうよう性せいから関所せきしょ近ちかくに建たてられた箱根はこね町まち郵便ゆうびん局きょく開局かいきょく(1871年ねん)の50周年しゅうねんを記念きねんすると同時どうじに、寒さむさや雪ゆきで観光かんこう客きゃくが少すくなくなる冬ふゆの箱根はこねに観光かんこう客きゃくを呼よび込こむためで、宿泊しゅくはく客きゃくを増ふやすために２日間にちかんに渡わたって開催かいさいされたという説せつがある。しかし第だい1回かい大会たいかい・5区く箱根はこねの山中さんちゅうで、慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがくの二木ふたき選手せんしゅ（山岳さんがく部ぶ主将しゅしょう）が遭難そうなんして消息しょうそくが全まったく不明ふめいになり、箱根はこね町まちの青年せいねん団だんは松明たいまつを持もって捜索そうさくし、小雪こゆきが降ふる寒さむさの中なか、木きにしがみつき泣なきじゃくる選手せんしゅを発見はっけんした。時ときにマイナス10℃以下いかになる冬ふゆの箱根はこねで、最悪さいあくの事態じたいにならずに済すんだが、この遭難そうなんにより観光かんこう地ち箱根はこねのイメージ悪化あっかを懸念けねんし、観光かんこう客きゃくを呼よぶという目的もくてきを公おおやけにすることが出来できなくなり、「長距離ちょうきょり選手せんしゅを育成いくせいする」という目的もくてきになったといわれている。現在げんざいでは「長距離ちょうきょり選手せんしゅを育成いくせいする」という目的もくてきが定説ていせつになっている。当初とうしょはイベントだったためルールが曖昧あいまいで、人力じんりき車夫しゃふや陸上りくじょう以外いがいの他た競技きょうぎの選手せんしゅが走はしったこともあったが、「長距離ちょうきょり選手せんしゅを育成いくせいする」という目的もくてきになることで回数かいすうを重かさねるごとに陸上りくじょう競技きょうぎ性せいが強つよくなり、1953年ねんNHKによるラジオ放送ほうそう、1987年ねん日本にほんテレビが中継ちゅうけいを開始かいしするなど放送ほうそう技術ぎじゅつの進化しんかもあり、細こまかいタイムを競きそい合あう大会たいかいになった。ルールが厳格げんかく化かし競技きょうぎ性せいが強つよくなる過程かていで、駅伝えきでんという言葉ことばの意味いみが「宿駅しゅくえき伝馬てんま制せい（情報じょうほう通信つうしんの手段しゅだん）」から「陸上りくじょう競技きょうぎ（リレー形式けいしきでの長距離ちょうきょり走はし）」に変化へんかした。そしてその陸上りくじょう競技きょうぎの駅伝えきでんは、箱根はこね駅伝えきでんを参考さんこうに全国ぜんこくで開催かいさいされるようになり、日本にっぽん独自どくじのスポーツとして定着ていちゃくした。

黎明れいめい期きは現在げんざいのように開催かいさい期日きじつが固定こていされていたわけではなかった。「学生がくせいの本分ほんぶんは勉強べんきょう」という理由りゆうで、午前ごぜん中ちゅうに授業じゅぎょうをした後のちで午後ごごからスタートすることもあった。このためにレース途中とちゅうで日没にちぼつとなり、中なかでも5区くの選手せんしゅが暗闇くらやみの中なかを走はしらなければならなかったが、実際じっさいには地元じもとの青年せいねん団だんの団員だんいんが松明たいまつを持もって伴走ばんそうしたために事ことなきを得えた。

山登やまのぼりの5区くは当初とうしょはスタートとゴールしか決きまっておらず、出場しゅつじょう校こうは箱根山はこねやま中ちゅうをできるだけ近道ちかみちをしようと思おもっていた。選手せんしゅを心配しんぱいした地元じもと住民じゅうみんたちが松明たいまつを持もって伴走ばんそうするなど協力きょうりょくを得えて近道ちかみちをするチームはなく、全ぜんチームが無事ぶじに走はしり終おえる。しかし山登やまのぼりのあまりの苦くるしさに、道端みちばたの木きにしがみつき泣なきじゃくる選手せんしゅもいた。

1925年ねんの第だい6回かい大会たいかいで、日本にっぽん大学だいがくは選手せんしゅの代かわりにタスキをもらった人力じんりき車夫しゃふが走はしったこともあり4人にん抜ぬきを見みせたが、翌年よくねんの出場しゅつじょうを辞退じたいした（人力じんりき車夫しゃふ事件じけん）。

勤労きんろう学生がくせいの出場しゅつじょうで二に重じゅう登録とうろくによる失格しっかく処分しょぶんになったり、ゴール直前ちょくぜんで失神しっしんした選手せんしゅを関係かんけい者しゃがラインまで引ひきずり込こんだにもかかわらず失格しっかくにならなかったりと失格しっかくに関かんする基準きじゅんも曖昧あいまいだった。箱根はこね駅伝えきでん関係かんけいの書籍しょせきに出場しゅつじょう校こうの歴代れきだい全ぜん成績せいせきが掲載けいさいされているが、公式こうしき順位じゅんいがついているものの実際じっさいには失格しっかく扱あつかいになっている大学だいがくがいくつかある。かつての成績せいせきについては資料しりょうによって若干じゃっかんの相違そうい点てんが見受みうけられる。

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん前まえは学制がくせいの違ちがいもあり、大学だいがく予よ科かから大学だいがく本科ほんかまで入いれると5回かい以上いじょうの出場しゅつじょうが可能かのうだった。大学だいがく専せん門部かとべから予よ科かを経へて本科ほんかまで通かよい、最高さいこうで8回かい出場しゅつじょうを果はたした選手せんしゅがいる。

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん前まえから終戦しゅうせん直後ちょくごに掛かけては学生がくせい数すうの絶対ぜったい的てきな不足ふそくもあって、1チーム10人にんのメンバーを組くむこと自体じたいが困難こんなんだった。そのため、戦後せんごすぐのころまでは他たの種目しゅもくの選手せんしゅが起用きようされることは決けっして珍めずらしいことではなかった。同おなじ陸上りくじょう競技きょうぎである短距離たんきょりや跳躍ちょうやく、投擲とうてき選手せんしゅが起用きようされたことはまだいい方かたで、ラグビーやスキーの選手せんしゅが登場とうじょうした例れいも多おおかったという。現在げんざいでも高校こうこうから陸上りくじょうを始はじめた選手せんしゅは多おおく見受みうけられ、第だい82回かい（2006年ねん）・第だい83回かい（2007年ねん）大会たいかいに出場しゅつじょうした亜細亜大あじあだいの岡田おかだ晃あきらや第だい84回かい（2008年ねん）・第だい85回かい（2009年ねん）・第だい86回かい（2010年ねん）に出場しゅつじょうした大東文化大だいとうぶんかだいの清野きよの篤あつしのように大学だいがくから陸上りくじょう競技きょうぎを始はじめた選手せんしゅもいる。1970年代ねんだいごろまでは実業じつぎょう団だん経由けいゆで入はいった選手せんしゅも多おおかった。

モータリゼーション化かで交通こうつう渋滞じゅうたいが増ふえてきたのが高度こうど経済けいざい成長せいちょうのころ。全国ぜんこく的てきな知名度ちめいどはまだ低ひくかったがコース沿線えんせん地域ちいきでの人気にんきは高たかかったため、コース周辺しゅうへんの交通こうつう渋滞じゅうたいに警察けいさつからも開催かいさい中止ちゅうし要請ようせいが出でたこともあった。主催しゅさい者しゃ側がわと警察けいさつ側がわとの折衝せっしょうで15校こう制せいや繰くり上あげスタートなどのルール改正かいせいがなされたことにより、中止ちゅうし要請ようせいは出でなくなり15校こう制せいは第だい78回かい（2002年ねん）まで続つづいた。

1960年代ねんだいから1970年代ねんだいに体育たいいく系けい学部がくぶを擁ようする大学だいがくが台頭たいとうしたが、この頃ころは学生がくせい運動うんどうの時期じきと重かさなり好成績こうせいせきにも影響えいきょうしているとする説せつもある。

歴代れきだい大会たいかい

注ちゅう：出場しゅつじょう校こう数すうに学まなべ連れん選抜せんばつチームは含ふくまない。

回かい次じ	西暦せいれき / 和わ暦れき	日程にってい 往路おうろ 復路ふくろ	総合そうごう優勝ゆうしょう校こう	優勝ゆうしょう回数かいすう	出場しゅつじょう 校こう数すう	初はつ出場しゅつじょう校こう	概要がいよう
第だい1回かい	1920年ねん 大正たいしょう09年ねん	2月がつ14日にち 2月がつ15日にち	東京とうきょう高等こうとう 師範しはん学校がっこう	初はつ優勝ゆうしょう	4	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく 東京とうきょう高等こうとう師範しはん学校がっこう （現げん:筑波大学つくばだいがく） 明治大学めいじだいがく 早稲田大学わせだだいがく	4校こうが出場しゅつじょう。 呼よびかけられた多おおくの大学だいがく・旧制きゅうせい専門せんもん学校がっこう・師範しはん学校がっこうは選手せんしゅを10人にんそろえられず、参加さんかを断念だんねん。 午前ごぜん中ちゅうは授業じゅぎょうを行おこない午後ごごにスタートしたため、ゴールしたときには夜よるになっていた。
第だい2回かい	1921年ねん 大正たいしょう10年ねん	1月がつ08日にち 1月がつ09日にち	明治大学めいじだいがく	初はつ優勝ゆうしょう	7	中央大学ちゅうおうだいがく 東京農業大学とうきょうのうぎょうだいがく 法政大学ほうせいだいがく
第だい3回かい	1922年ねん 大正たいしょう11年ねん	1月がつ07日にち 1月がつ08日にち	早稲田大学わせだだいがく	初はつ優勝ゆうしょう	10	東大とうだい農学部のうがくぶ実科じっか （現げん:東京農工大学とうきょうのうこうだいがく） 日本にっぽん大学だいがく 日本歯科大学にっぽんしかだいがく
第だい4回かい	1923年ねん 大正たいしょう12年ねん	1月がつ06日にち 1月がつ07日にち	早稲田大学わせだだいがく	02年ねん連続れんぞく02度目どめ	9	-	この回かいから夜よる間あいだ部ぶ在籍ざいせき選手せんしゅの出場しゅつじょうが禁止きんしされる （人力じんりき車夫しゃふなどが学籍がくせきを置おいて出場しゅつじょうするケースがあったため）。
第だい5回かい	1924年ねん 大正たいしょう13年ねん	1月がつ12日にち 1月がつ13日にち	明治大学めいじだいがく	03年ねんぶり02度目どめ
第だい6回かい	1925年ねん 大正たいしょう14年ねん	1月がつ06日にち 1月がつ07日にち	明治大学めいじだいがく	02年ねん連続れんぞく03度目どめ	10		大会たいかい後ご、日本にっぽん大学だいがくが3区くの走者そうしゃとしてエントリー選手せんしゅではない選手せんしゅを出だしたことが発覚はっかく、 順位じゅんい成績せいせき取消とりけしは免まぬかれたものの、翌年よくねんの大会たいかい参加さんかを辞退じたい。
第だい7回かい	1926年ねん 大正たいしょう15年ねん	1月がつ09日にち 1月がつ10日とおか	中央大学ちゅうおうだいがく	初はつ優勝ゆうしょう	7
第だい8回かい	1927年ねん 昭和しょうわ02年ねん	4月がつ09日にち 4月がつ10日とおか	早稲田大学わせだだいがく	04年ねんぶり03度目どめ	5		大正天皇たいしょうてんのう崩御ほうぎょの影響えいきょうにより4月がつ開催かいさい。そのため参加さんか校こうは5校こうのみとなった。 早稲田大学わせだだいがくが初はつの完全かんぜん制覇せいは（総合そうごう、往路おうろ、復路ふくろの全ぜん部門ぶもんで優勝ゆうしょう）。
第だい9回かい	1928年ねん 昭和しょうわ03年ねん	1月がつ07日にち 1月がつ08日にち	明治大学めいじだいがく	03年ねんぶり04度目どめ	10		明治大学めいじだいがくが初はじめて13時じ間あいだ台だいの総合そうごう成績せいせきを記録きろく。 関西大学かんさいだいがくを特別とくべつ招待しょうたい。
第だい10回かい	1929年ねん 昭和しょうわ04年ねん	1月がつ05日にち 1月がつ06日にち	明治大学めいじだいがく	02年ねん連続れんぞく05度目どめ	9
第だい11回かい	1930年ねん 昭和しょうわ05年ねん	1月がつ04日にち 1月がつ05日にち	早稲田大学わせだだいがく	03年ねんぶり04度目どめ			9区くで日本にっぽん大学だいがくが正規せいき選手せんしゅの走行そうこう不能ふのうにより初はつの補欠ほけつによる再さい走はし。
第だい12回かい	1931年ねん 昭和しょうわ06年ねん	1月がつ10日とおか 1月がつ11日にち	早稲田大学わせだだいがく	02年ねん連続れんぞく05度目どめ	10		関西大学かんさいだいがくを特別とくべつ招待しょうたい。
第だい13回かい	1932年ねん 昭和しょうわ07年ねん	1月がつ09日にち 1月がつ10日とおか	慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく	初はつ優勝ゆうしょう	9		関西大学かんさいだいがくを特別とくべつ招待しょうたい。 1区くで東京文理科大とうきょうぶんりかだい学がく、4区くで明治大学めいじだいがくがそれぞれ正規せいき選手せんしゅ走行そうこう不能ふのうのため補欠ほけつによる再さい走はしを実施じっし。
第だい14回かい	1933年ねん 昭和しょうわ08年ねん	1月がつ07日にち 1月がつ08日にち	早稲田大学わせだだいがく	02年ねんぶり06度目どめ	11	拓殖大学たくしょくだいがく 東洋大学とうようだいがく	早稲田大学わせだだいがくが初はじめて12時じ間あいだ台だいの総合そうごう成績せいせきを記録きろく。
第だい15回かい	1934年ねん 昭和しょうわ09年ねん	1月がつ06日にち 1月がつ07日にち	早稲田大学わせだだいがく	02年ねん連続れんぞく07度目どめ	13	専修大学せんしゅうだいがく 立教大学りっきょうだいがく
第だい16回かい	1935年ねん 昭和しょうわ10年ねん	1月がつ05日にち 1月がつ06日にち	日本にっぽん大学だいがく	初はつ優勝ゆうしょう		-	日本にっぽん大学だいがくが完全かんぜん優勝ゆうしょう。
第だい17回かい	1936年ねん 昭和しょうわ11年ねん	1月がつ04日にち 1月がつ05日にち	日本にっぽん大学だいがく	02年ねん連続れんぞく02度目どめ	14	横浜よこはま専門せんもん学校がっこう （現げん:神奈川大学かながわだいがく）	日本にっぽん大学だいがくが2年ねん連続れんぞく完全かんぜん優勝ゆうしょう。
第だい18回かい	1937年ねん 昭和しょうわ12年ねん	1月がつ09日にち 1月がつ10日とおか	日本にっぽん大学だいがく	03年ねん連続れんぞく03度目どめ		-	日本にっぽん大学だいがくが完全かんぜん優勝ゆうしょうで3連覇れんぱを達成たっせいし、当時とうじの大会たいかい規約きやくにより優勝旗ゆうしょうきが授与じゅよされた。 その後ご大戦たいせんによる混乱こんらんで紛失ふんしつし、竿ざおだけが大学だいがく内ないに保管ほかんされている。
第だい19回かい	1938年ねん 昭和しょうわ13年ねん	1月がつ08日にち 1月がつ09日にち	日本にっぽん大学だいがく	04年ねん連続れんぞく04度目どめ	12		戦前せんぜん唯一ゆいいつの4連覇れんぱ。 2着ちゃくの明治大学めいじだいがくが6区くの走者そうしゃの資格しかく疑義ぎぎ（夜よる間あいだ部ぶに在籍ざいせきする学生がくせいで二に重じゅう登録とうろくに該当がいとう）により失格しっかく、以下いか順位じゅんいが繰くり上あがる。
第だい20回かい	1939年ねん 昭和しょうわ14年ねん	1月がつ07日にち 1月がつ08日にち	専修大学せんしゅうだいがく	初はつ優勝ゆうしょう	10
第だい21回かい	1940年ねん 昭和しょうわ15年ねん	1月がつ06日にち 1月がつ07日にち	日本にっぽん大学だいがく	02年ねんぶり05度目どめ
-	1941年ねん 昭和しょうわ16年ねん	-	-		-	-	第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんの激化げきかにより東海道とうかいどう・箱根はこね路ろの使用しようが禁止きんしされ大会たいかい中止ちゅうし。 代替だいたい駅伝えきでんとして明治めいじ神宮じんぐう水泳すいえい場じょう前まえ-青梅おうめ熊野くまの神社じんじゃ間あいだ往復おうふく駅伝えきでんを1月がつと11月に実施じっし （歴代れきだい大会たいかいには含ふくめない）。
-	1942年ねん 昭和しょうわ17年ねん						戦時せんじ命令めいれいにより日本にっぽん学がく連れんが解体かいたいする。
第だい22回かい	1943年ねん 昭和しょうわ18年ねん	1月がつ05日にち 1月がつ06日にち	日本にっぽん大学だいがく	02期き連続れんぞく06度目どめ	11	青山学院あおやまがくいん （現げん:青山学院大学あおやまがくいんだいがく）	戦時せんじ中ちゅうにより従来じゅうらいの東京とうきょう-箱根はこね間あいだ大学だいがく駅伝えきでんに代かわり 靖国神社やすくにじんじゃ・箱根はこね神社じんじゃ間あいだ往復おうふく関東かんとう学徒がくと鍛錬たんれん継走けいそう大会たいかいを第だい22回かい大会たいかいとして実施じっし。
-	1944年ねん 昭和しょうわ19年ねん	-	-		-	-	戦況せんきょう激化げきか・終戦しゅうせん後ごの混乱こんらんにより再ふたたび中断ちゅうだん。
-	1945年ねん 昭和しょうわ20年ねん
-	1946年ねん 昭和しょうわ21年ねん
第だい23回かい	1947年ねん 昭和しょうわ22年ねん	1月がつ04日にち 1月がつ05日にち	明治大学めいじだいがく	18年ねんぶり06度目どめ	10	神奈川かながわ師範しはん学校がっこう （現げん:横浜国立大学よこはまこくりつだいがく）	駅伝えきでん大会たいかいを復活ふっかつ。 初はじめての予選よせん会かい（第だい1回かい関東かんとう大学だいがく高だか専せん10マイル）を前年ぜんねん12月がつに実施じっし。 読売新聞社よみうりしんぶんしゃが共催きょうさいに入はいるが、「学生がくせいの大会たいかいを私企業しきぎょうが催もよおすことは好このましくない」と GHQからの指導しどうがあり、後援こうえんとなる。
第だい24回かい	1948年ねん 昭和しょうわ23年ねん	1月がつ06日にち 1月がつ07日にち	中央大学ちゅうおうだいがく	22年ねんぶり02度目どめ	12	-	この年としの大会たいかいからスタート・ゴールを当時とうじの銀座ぎんざの読売新聞社よみうりしんぶんしゃ前まえ（現在げんざいのプランタン銀座ぎんざ）とする。
第だい25回かい	1949年ねん 昭和しょうわ24年ねん	1月がつ05日にち 1月がつ06日にち	明治大学めいじだいがく	02年ねんぶり07度目どめ		日本にっぽん体育たいいく専門せんもん学校がっこう （現げん:日本体育大学にほんたいいくだいがく）	神奈川かながわ師範しはん学校がっこう（現げん:横浜国立大学よこはまこくりつだいがく）が大会たいかい史上しじょう初はつの途中とちゅう棄権きけん〈3区く〉。 報知新聞社ほうちしんぶんしゃが後援こうえんにつく。
第だい26回かい	1950年ねん 昭和しょうわ25年ねん	1月がつ05日にち 1月がつ06日にち	中央大学ちゅうおうだいがく	02年ねんぶり03度目どめ	14	-	前年ぜんねん4月がつに新制しんせい大学だいがくが発足ほっそくし、参加さんかチームも再編さいへんの影響えいきょうをうけ新あたらしい校こう名めいで参加さんか （神奈川かながわ師範しはん学校がっこう→横浜国立大学よこはまこくりつだいがく、文理ぶんり科か大学だいがく・東京とうきょう体育たいいく専門せんもん学校がっこう→東京教育大学とうきょうきょういくだいがく、 日本にっぽん体育たいいく専門せんもん学校がっこう→日本体育大学にほんたいいくだいがく、横浜よこはま専門せんもん学校がっこう→神奈川大学かながわだいがく）。早稲田大学わせだだいがく篠田しのだ正浩まさひろが出場しゅつじょう。
第だい27回かい	1951年ねん 昭和しょうわ26年ねん	1月がつ05日にち 1月がつ06日にち	中央大学ちゅうおうだいがく	02年ねん連続れんぞく04度目どめ	11		駅伝えきでん有害ゆうがい論ろんの影響えいきょうにより慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがくが大会たいかい参加さんかを取とりやめを決定けってい （不参加ふさんかに因よる選手せんしゅ数すうの影響えいきょうもあり、慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがくは以後いご約やく10年間ねんかん出場しゅつじょうせず）。 東京農業大学とうきょうのうぎょうだいがくが復路ふくろで失格しっかく。
第だい28回かい	1952年ねん 昭和しょうわ27年ねん	1月がつ06日にち 1月がつ07日にち	早稲田大学わせだだいがく	18年ねんぶり08度目どめ	14	成蹊大学せいけいだいがく
第だい29回かい	1953年ねん 昭和しょうわ28年ねん	1月がつ04日にち 1月がつ05日にち	中央大学ちゅうおうだいがく	02年ねんぶり05度目どめ		-	NHKラジオによる全国ぜんこく放送ほうそうを開始かいし。 3区くで日本体育大学にほんたいいくだいがく、8区くで法政大学ほうせいだいがくがそれぞれ正規せいき選手せんしゅ走行そうこう不能ふのうのため補欠ほけつによる再さい走はしを実施じっし。
第だい30回かい	1954年ねん 昭和しょうわ29年ねん	1月がつ06日にち 1月がつ07日にち	早稲田大学わせだだいがく	02年ねんぶり09度目どめ	15	横浜市立大学よこはましりつだいがく
第だい31回かい	1955年ねん 昭和しょうわ30年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	中央大学ちゅうおうだいがく	02年ねんぶり06度目どめ		-	交通こうつう事情じじょうを考慮こうりょし大会たいかい日程にっていを1月がつ2日にち及および3日にちに変更へんこう。
第だい32回かい	1956年ねん 昭和しょうわ31年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	中央大学ちゅうおうだいがく	02年ねん連続れんぞく07度目どめ		東京学芸大学とうきょうがくげいだいがく	前年ぜんねん11月がつの予選よせん会かいで初はじめて下位かい成績せいせきの4校こうが予選よせん会かい落選らくせん。予選よせん上位じょうい15校こうが本ほん大会たいかいに出場しゅつじょう。
第だい33回かい	1957年ねん 昭和しょうわ32年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	日本にっぽん大学だいがく	14年ねんぶり07度目どめ		国士舘大学こくしかんだいがく	第だい33回かい大会たいかいからシード権けん制度せいどを初はじめて適用てきよう。前回ぜんかい大会たいかいの上位じょうい10校こうを予選よせん会かいを免除めんじょして参加さんか可能かのうとする。 順天堂大学じゅんてんどうだいがくが本ほん大会たいかいでチーム編成へんせいが不能ふのうとなったため、神奈川大学かながわだいがくが繰くり上あがりで出場しゅつじょう。
第だい34回かい	1958年ねん 昭和しょうわ33年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	日本にっぽん大学だいがく	02年ねん連続れんぞく08度目どめ		順天堂大学じゅんてんどうだいがく	横浜市立大学よこはましりつだいがくが途中とちゅう棄権きけん〈9区く〉。
第だい35回かい	1959年ねん 昭和しょうわ34年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	中央大学ちゅうおうだいがく	03年ねんぶり08度目どめ	16	埼玉大学さいたまだいがく	予選よせん会かい5位いが神奈川大学かながわだいがく、6位いが埼玉さいたま大学だいがくであったが後のちに計算けいさんミスが発覚はっかくし 順位じゅんいが入いれ替かわる事態じたいとなった為ため、特例とくれいで両校りょうこうの出場しゅつじょうが認みとめられる。 この大会たいかいのみ16校こうが出場しゅつじょう。
第だい36回かい	1960年ねん 昭和しょうわ35年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	中央大学ちゅうおうだいがく	02年ねん連続れんぞく09度目どめ	15	-	中央大学ちゅうおうだいがくが初はじめて11時じ間あいだ台だいの総合そうごう成績せいせきを記録きろく。
第だい37回かい	1961年ねん 昭和しょうわ36年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	中央大学ちゅうおうだいがく	03年ねん連続れんぞく10度目どめ		防衛大学校ぼうえいだいがくこう
第だい38回かい	1962年ねん 昭和しょうわ37年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	中央大学ちゅうおうだいがく	04年ねん連続れんぞく11度目どめ		-
第だい39回かい	1963年ねん 昭和しょうわ38年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	中央大学ちゅうおうだいがく	05年ねん連続れんぞく12度目どめ			中央大学ちゅうおうだいがくが初はつの5連覇れんぱ達成たっせい。
第だい40回かい	1964年ねん 昭和しょうわ39年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	中央大学ちゅうおうだいがく	06年ねん連続れんぞく13度目どめ	17		最終さいしゅう10区くで追おう中大ちゅうだい若松わかまつ軍蔵ぐんぞうが日大にちだい高野たかの俊雄としおを青物あおもの横丁よこちょうで遂ついに捉とらえ、中央大学ちゅうおうだいがくが初はつの6連覇れんぱ達成たっせい。 第だい40回かいを記念きねんして立命館大学りつめいかんだいがくと福岡大学ふくおかだいがくを招待しょうたい（オープン参加さんか）し全ぜん17校こうにて実施じっし。福岡大学ふくおかだいがくの重じゅう松森まつもり雄つよしが2区く区間くかん賞しょう相当そうとう（参考さんこう記録きろく）の走はしりを見みせた。
第だい41回かい	1965年ねん 昭和しょうわ40年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	日本にっぽん大学だいがく	07年ねんぶり09度目どめ	15
第だい42回かい	1966年ねん 昭和しょうわ41年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	順天堂大学じゅんてんどうだいがく	初はつ優勝ゆうしょう			復路ふくろスタートを全校ぜんこう一斉いっせいスタートに変更へんこう。 予選よせん会かい会場かいじょうを千葉ちば市しの検見川けみがわロードレースコースに変更へんこう。
第だい43回かい	1967年ねん 昭和しょうわ42年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	日本にっぽん大学だいがく	02年ねんぶり10度目どめ		亜細亜大学あじあだいがく 駒澤大学こまざわだいがく
第だい44回かい	1968年ねん 昭和しょうわ43年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	日本にっぽん大学だいがく	02年ねん連続れんぞく11度目どめ		大東文化大学だいとうぶんかだいがく
第だい45回かい	1969年ねん 昭和しょうわ44年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	日本体育大学にほんたいいくだいがく	初はつ優勝ゆうしょう		-	日本体育大学にほんたいいくだいがくが初はつ優勝ゆうしょう。
第だい46回かい	1970年ねん 昭和しょうわ45年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	日本体育大学にほんたいいくだいがく	02年ねん連続れんぞく02度目どめ
第だい47回かい	1971年ねん 昭和しょうわ46年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	日本体育大学にほんたいいくだいがく	03年ねん連続れんぞく03度目どめ			シード権けん枠わくを9校こうに変更へんこう。
第だい48回かい	1972年ねん 昭和しょうわ47年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	日本体育大学にほんたいいくだいがく	04年ねん連続れんぞく04度目どめ			予選よせん会かい会場かいじょうを八王子はちおうじ市内しないの富士ふじ森もり競技きょうぎ場じょう付属ふぞくコースに変更へんこう。
第だい49回かい	1973年ねん 昭和しょうわ48年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	日本体育大学にほんたいいくだいがく	05年ねん連続れんぞく05度目どめ		東海大学とうかいだいがく	日本体育大学にほんたいいくだいがくが5連覇れんぱを達成たっせい。 自衛隊じえいたい車両しゃりょうが大会たいかい関係かんけい車両しゃりょうとして登場とうじょう。 この回かいのみ、NHKは後述こうじゅつの理由りゆうでラジオ中継ちゅうけいを中止ちゅうししている。
第だい50回かい	1974年ねん 昭和しょうわ49年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	日本にっぽん大学だいがく	06年ねんぶり12度目どめ	20	-	第だい50回かいを記念きねんして全ぜん20校こうで実施じっし。過去かこの全ぜん優勝ゆうしょう校こうを参加さんかさせるためにシード9校こう以外いがいで 過去かこに優勝ゆうしょうした5校こうを招待しょうたい参加さんかとし、残のこり枠わく6を予選よせん通過つうか校こうとした。
第だい51回かい	1975年ねん 昭和しょうわ50年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	大東文化大学だいとうぶんかだいがく	初はつ優勝ゆうしょう	15
第だい52回かい	1976年ねん 昭和しょうわ51年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	大東文化大学だいとうぶんかだいがく	02年ねん連続れんぞく02度目どめ			復路ふくろスタートで上位じょうい数すうチームを時差じさスタートに変更へんこう。 青山学院大学あおやまがくいんだいがくが途中とちゅう棄権きけん〈10区く、ゴール前まえ150m地点ちてんでの棄権きけん〉。
第だい53回かい	1977年ねん 昭和しょうわ52年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	日本体育大学にほんたいいくだいがく	04年ねんぶり06度目どめ			1区くから一いち度ども首位しゅいを譲ゆずらず完全かんぜん優勝ゆうしょう。
第だい54回かい	1978年ねん 昭和しょうわ53年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	日本体育大学にほんたいいくだいがく	02年ねん連続れんぞく07度目どめ			予選よせん会かい会場かいじょうを大井おおい埠頭ふとう周回しゅうかいコースに変更へんこう。
第だい55回かい	1979年ねん 昭和しょうわ54年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	順天堂大学じゅんてんどうだいがく	13年ねんぶり02度目どめ			東京とうきょう12チャンネルが初はじめてテレビ中継ちゅうけいを行おこなう（ダイジェスト版ばんで、最後さいごのゴールのみ生放送なまほうそう）。
第だい56回かい	1980年ねん 昭和しょうわ55年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	日本体育大学にほんたいいくだいがく	02年ねんぶり08度目どめ			当年とうねんのモスクワ五輪ごりん有力ゆうりょく選手せんしゅであった早稲田大学わせだだいがく・瀬古せこ利彦としひこを取とり上あげる目的もくてきで、2区く終盤しゅうばんの約やく3分間ふんかんをNHKテレビの全国ぜんこく多元たげんリレー番組ばんぐみ「日本にっぽんの新春しんしゅん」内ないで中継ちゅうけい。中央大学ちゅうおうだいがくが7区くと8区くの走者そうしゃの区間くかんエントリーミスにより、 7・8区くの区間くかん記録きろく、復路ふくろ及および総合そうごうの順位じゅんい、記録きろくが無効むこうとなる。
第だい57回かい	1981年ねん 昭和しょうわ56年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	順天堂大学じゅんてんどうだいがく	02年ねんぶり03度目どめ
第だい58回かい	1982年ねん 昭和しょうわ57年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	順天堂大学じゅんてんどうだいがく	02年ねん連続れんぞく04度目どめ
第だい59回かい	1983年ねん 昭和しょうわ58年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	日本体育大学にほんたいいくだいがく	03年ねんぶり09度目どめ
第だい60回かい	1984年ねん 昭和しょうわ59年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	早稲田大学わせだだいがく	30年ねんぶり10度目どめ	20	東京大学とうきょうだいがく	第だい60回かいを記念きねんして全ぜん20校こうで実施じっし。 本ほん大会たいかいでは過去かこの優勝ゆうしょう校こうを無条件むじょうけんで参加さんかさせるのではなく、制限せいげんタイムつきでの予選よせん会かい突破とっぱを 義務付ぎむづけたが、対象たいしょう3校こう（中央ちゅうおう・慶應けいおう・明治めいじ）はいずれも予選よせん会かいを突破とっぱ。
第だい61回かい	1985年ねん 昭和しょうわ60年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	早稲田大学わせだだいがく	02年ねん連続れんぞく11度目どめ	15	-
第だい62回かい	1986年ねん 昭和しょうわ61年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	順天堂大学じゅんてんどうだいがく	04年ねんぶり05度目どめ
第だい63回かい	1987年ねん 昭和しょうわ62年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	順天堂大学じゅんてんどうだいがく	02年ねん連続れんぞく06度目どめ		山梨学院大学やまなしがくいんだいがく	日本にほんテレビによる生なま中継ちゅうけい放送ほうそうが開始かいし。 日本にほんテレビが後援こうえん、サッポロビールが協賛きょうさんにつく。 最終さいしゅう10区くで順天堂大学じゅんてんどうだいがくの工藤くどう康弘やすひろが、突然とつぜん飛とび出だしてきた男性だんせいとの接触せっしょくにより転倒てんとう。
第だい64回かい	1988年ねん 昭和しょうわ63年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	順天堂大学じゅんてんどうだいがく	03年ねん連続れんぞく07度目どめ		-
第だい65回かい	1989年ねん 昭和しょうわ64年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	順天堂大学じゅんてんどうだいがく	04年ねん連続れんぞく08度目どめ			留学生りゅうがくせい選手せんしゅが初はじめて登場とうじょう。
第だい66回かい	1990年ねん 平成へいせい02年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	大東文化大学だいとうぶんかだいがく	14年ねんぶり03度目どめ			伴走ばんそう車しゃ（監督かんとく車しゃ）が交通こうつう事情じじょうにより廃止はいし。
第だい67回かい	1991年ねん 平成へいせい03年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	大東文化大学だいとうぶんかだいがく	02年ねん連続れんぞく04度目どめ			大東文化大学だいとうぶんかだいがくが、出雲いずも駅伝えきでん、全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでんと合あわせて史上しじょう初はつの大学だいがく駅伝えきでん三さん冠かん達成たっせい。
第だい68回かい	1992年ねん 平成へいせい04年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	山梨学院大学やまなしがくいんだいがく	初はつ優勝ゆうしょう
第だい69回かい	1993年ねん 平成へいせい05年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	早稲田大学わせだだいがく	08年ねんぶり12度目どめ
第だい70回かい	1994年ねん 平成へいせい06年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	山梨学院大学やまなしがくいんだいがく	02年ねんぶり02度目どめ	20	関東学院大学かんとうがくいんだいがく 中央学院大学ちゅうおうがくいんだいがく	山梨学院大学やまなしがくいんだいがくが初はじめて総合そうごう成績せいせき10時じ間あいだ台だいを記録きろく。 第だい70回かいを記念きねんして例年れいねんより5校こう多おおい11校こうを予選よせん通過つうかとし20校こうにて実施じっし。 特例とくれいとして慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく、筑波大学つくばだいがくが出場しゅつじょう。
第だい71回かい	1995年ねん 平成へいせい07年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	山梨学院大学やまなしがくいんだいがく	02年ねん連続れんぞく03度目どめ	15	-	順天堂大学じゅんてんどうだいがくが途中とちゅう棄権きけん（10区く）。
第だい72回かい	1996年ねん 平成へいせい08年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	中央大学ちゅうおうだいがく	32年ねんぶり14度目どめ			史上しじょう初はつの2校こう（神奈川大学かながわだいがく〈4区く〉、山梨学院大学やまなしがくいんだいがく〈4区く〉）途中とちゅう棄権きけん。
第だい73回かい	1997年ねん 平成へいせい09年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	神奈川大学かながわだいがく	初はつ優勝ゆうしょう			前年ぜんねん途中とちゅう棄権きけんからの優勝ゆうしょう、予選よせん会かい突破とっぱからの優勝ゆうしょうは初はじめて。 監督かんとく会議かいぎにて給水きゅうすいの必要ひつよう性せいが議論ぎろんされ、以後いご14キロ過すぎに給水きゅうすいポイントを設置せっちすることが決きまる。
第だい74回かい	1998年ねん 平成へいせい10年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	神奈川大学かながわだいがく	02年ねん連続れんぞく02度目どめ		帝京大学ていきょうだいがく
第だい75回かい	1999年ねん 平成へいせい11年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	順天堂大学じゅんてんどうだいがく	10年ねんぶり09度目どめ		-	10区くのコースを日本橋にほんばし経由けいゆに変更へんこう。
第だい76回かい	2000年ねん 平成へいせい12年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	駒澤大学こまざわだいがく	初はつ優勝ゆうしょう			5区くと6区くのコースが一部いちぶ変更へんこう。元もとの東海道とうかいどうを通とおるコースになる。
第だい77回かい	2001年ねん 平成へいせい13年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	順天堂大学じゅんてんどうだいがく	02年ねんぶり10度目どめ		國學院大學こくがくいんだいがく 平成国際大学へいせいこくさいだいがく	順天堂大学じゅんてんどうだいがくが史上しじょう2校こう目めの大学だいがく駅伝えきでん三さん冠かん達成たっせい。 東海大学とうかいだいがくが途中とちゅう棄権きけん〈2区く〉。 予選よせん会かい会場かいじょうを国営こくえい昭和しょうわ記念きねん公園こうえんに変更へんこう。
第だい78回かい	2002年ねん 平成へいせい14年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	駒澤大学こまざわだいがく	02年ねんぶり02度目どめ		-	法政大学ほうせいだいがくが途中とちゅう棄権きけん（2区く。スタートから最短さいたん地点ちてん(2014年ねん現在げんざい)での途中とちゅう棄権きけん）。
第だい79回かい	2003年ねん 平成へいせい15年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	駒澤大学こまざわだいがく	02年ねん連続れんぞく03度目どめ	19		前年度ぜんねんど成績せいせき上位じょうい校こうによるシード枠わくを10校こう、予選よせん会かいからの出場しゅつじょう枠わくを9校こうに増加ぞうか、 さらにオープン参加さんかとして関東かんとう学がく連れん選抜せんばつチームを加くわえて20チームとする。 エントリー人数にんずうが16人にんに拡大かくだい。運営うんえい管理かんり車しゃの導入どうにゅうなど大幅おおはばな変更へんこう。
第だい80回かい	2004年ねん 平成へいせい16年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	駒澤大学こまざわだいがく	03年ねん連続れんぞく04度目どめ		城西大学じょうさいだいがく	第だい80回かいを記念きねんして同年どうねんのみ関東かんとう学がく連れん選抜せんばつに代かわり、日本にっぽん学がく連れん選抜せんばつがオープン参加さんかした。 この大会たいかいから、最もっとも優秀ゆうしゅうな記録きろくを出だした選手せんしゅに最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ賞しょうとして、金きむ栗ぐり四よん三さん杯はいが授与じゅよされる。 この大会たいかいで陸上りくじょう自衛隊じえいたい第だい1師団しだんからの車両しゃりょう・要員よういん支援しえんが終了しゅうりょう。 読売新聞社よみうりしんぶんしゃが共催きょうさいに復帰ふっき。 箱根はこね町まちの要望ようぼうにより第だい80回かいを記念きねんし、予選よせん会かいをこの回かい限定げんていとして芦ノ湖あしのこ畔ほとりコースで実施じっし。 年末ねんまつにかけてシンポジウムやトークショーなどの記念きねん行事ぎょうじが行おこなわれた。
第だい81回かい	2005年ねん 平成へいせい17年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	駒澤大学こまざわだいがく	04年ねん連続れんぞく05度目どめ		-	距離きょりを再さい計測けいそくし、全ぜん区間くかんの距離きょり表示ひょうじを変更へんこう（ルート自体じたいは変更へんこうせず）。 表彰ひょうしょう式しきを東京とうきょうドームホテルで公開こうかいして開催かいさい。 箱根はこね駅伝えきでんミュージアムが往路おうろゴール脇わきに完成かんせい。 予選よせん会かいでの外国がいこく人じん枠わくは2人ふたりまでに限定げんてい（実際じっさいに走はしるのは1人ひとりのみ）。 駒澤大学こまざわだいがくが平成へいせい初はつの4連覇れんぱを達成たっせい。 予選よせん会かいのコースが陸上りくじょう自衛隊じえいたい立川駐屯地たちかわちゅうとんち→立川たちかわ市街地しがいち→国営こくえい昭和しょうわ記念きねん公園こうえんのルートに変更へんこうされた。
第だい82回かい	2006年ねん 平成へいせい18年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	亜細亜大学あじあだいがく	初はつ優勝ゆうしょう			中距離ちゅうきょり及およびマラソンランナーの育成いくせいを目的もくてきとして往路おうろの小田原おだわら中継ちゅうけい所しょを東京とうきょう寄よりの位置いちに変更へんこう。 4区くが20kmを切きる最短さいたん区間くかん（18.5 km）、5区くが2区くや9区くを上回うわまわる最長さいちょう区間くかん（23.4 km）になる。
第だい83回かい	2007年ねん 平成へいせい19年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	順天堂大学じゅんてんどうだいがく	06年ねんぶり11度目どめ			関東かんとう学がく連れん選抜せんばつが正式せいしき参加さんかとなる。
第だい84回かい	2008年ねん 平成へいせい20年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	駒澤大学こまざわだいがく	03年ねんぶり06度目どめ			史上しじょう初はつの3校こう（順天堂大学じゅんてんどうだいがく〈5区く〉、大東文化大学だいとうぶんかだいがく〈9区く〉、東海大学とうかいだいがく〈10区く〉）途中とちゅう棄権きけん。 関東かんとう学がく連れん選抜せんばつが4位いに入はいり、シード枠わくを1校こう分ぶん減へらしたため、次じ年度ねんどの予選よせん会かい枠わくが1つ増ふえた。
第だい85回かい	2009年ねん 平成へいせい21年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	東洋大学とうようだいがく	初はつ優勝ゆうしょう	22	上武大学じょうぶだいがく	第だい85回かいを記念きねんして全ぜん23チームで実施じっし。シード校こう9校こうと選抜せんばつチーム以外いがいの13校こうを予選よせん会かいで選考せんこう。 青山学院大学あおやまがくいんだいがくが33年ねんぶりの出場しゅつじょう。 城西大学じょうさいだいがくが途中とちゅう棄権きけん〈8区く〉。 関東かんとう学がく連れん選抜せんばつが9位いに入はいったほか、3位いの日本体育大学にほんたいいくだいがくが跳躍ちょうやく選手せんしゅの 不祥事ふしょうじ（大麻たいま使用しよう歴れき及および偽札にせさつ製作せいさく）によりシード権けんが剥奪はくだつされたため、次じ年度ねんどの予選よせん会かい枠わくが2つ増ふえた。
第だい86回かい	2010年ねん 平成へいせい22年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	東洋大学とうようだいがく	02年ねん連続れんぞく02度目どめ	19	-
第だい87回かい	2011年ねん 平成へいせい23年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	早稲田大学わせだだいがく	18年ねんぶり13度目どめ			早稲田大学わせだだいがくが史上しじょう3校こう目めの大学だいがく駅伝えきでん三さん冠かん達成たっせい。 史上しじょう2回かい目め、当時とうじにおいてコース初はつの総合そうごう成績せいせき10時じ間あいだ台だいを記録きろく。
第だい88回かい	2012年ねん 平成へいせい24年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	東洋大学とうようだいがく	02年ねんぶり03度目どめ			東洋大学とうようだいがくが完全かんぜん優勝ゆうしょう。 往路おうろ成績せいせき、復路ふくろ成績せいせき、総合そうごう成績せいせきの全ぜん部門ぶもんで記録きろく更新こうしん。 日本にほんテレビが特別とくべつ後援こうえんとなる。
第だい89回かい	2013年ねん 平成へいせい25年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	日本体育大学にほんたいいくだいがく	30年ねんぶり10度目どめ			城西大学じょうさいだいがく〈5区く〉、中央大学ちゅうおうだいがく〈5区く〉が途中とちゅう棄権きけん。
第だい90回かい	2014年ねん 平成へいせい26年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	東洋大学とうようだいがく	02年ねんぶり04度目どめ	23		第だい90回かい大会たいかいを記念きねんして、シード校こう10校こうと予選よせん会かいを通過つうかした13校こうの最多さいた23校こうで実施じっし。 関東かんとう学がく連れん選抜せんばつは今こん大会たいかいのみ編成へんせいせず。 東洋大学とうようだいがくが完全かんぜん優勝ゆうしょう。復路ふくろ成績せいせきで記録きろく更新こうしん。 山梨学院大学やまなしがくいんだいがくが途中とちゅう棄権きけん〈2区く〉。 予選よせん会かいでのインカレポイント制度せいど廃止はいし。
第だい91回かい	2015年ねん 平成へいせい27年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	青山学院大学あおやまがくいんだいがく	初はつ優勝ゆうしょう	20	創価大学そうかだいがく	関東かんとう学がく連れん選抜せんばつが関東かんとう学生がくせい連合れんごうに名称めいしょう変更へんこうし、オープン参加さんかとなる。 函はこ嶺みね洞門どうもんが通行つうこう禁止きんしになったため函はこ嶺みねバイパスにコース変更へんこう、 それまでの第だい5区く・第だい6区くの区間くかん記録きろく、往路おうろ・復路ふくろ・総合そうごう記録きろくは参考さんこう記録きろくとされた。 競走きょうそう路ろの再さい計測けいそくに伴ともない、第だい1区く、第だい2区く、第だい3区く、第だい8区く、第だい9区く、第だい10区くの距離きょり表示ひょうじが変更へんこうされた。 青山学院大学あおやまがくいんだいがくが完全かんぜん優勝ゆうしょう。
第だい92回かい	2016年ねん 平成へいせい28年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	青山学院大学あおやまがくいんだいがく	02年ねん連続れんぞく02度目どめ		東京国際大学とうきょうこくさいだいがく	青山学院大学あおやまがくいんだいがくが1区くから一いち度ども首位しゅいを譲ゆずらず完全かんぜん優勝ゆうしょう（39年ねんぶり）。
第だい93回かい	2017年ねん 平成へいせい29年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	青山学院大学あおやまがくいんだいがく	03年ねん連続れんぞく03度目どめ		-	青山学院大学あおやまがくいんだいがくが完全かんぜん優勝ゆうしょうで3連覇れんぱ（80年ねんぶり）、史上しじょう4校こう目めの大学だいがく駅伝えきでん三さん冠かん達成たっせい。 完全かんぜん優勝ゆうしょうをしての三さん冠かんは史上しじょう初はつ。 中央大学ちゅうおうだいがくが予選よせん会かい11位いで敗退はいたい。連続れんぞく出場しゅつじょう記録きろくが87で途切とぎれた。 総合そうごう成績せいせきによる第だい5区くの貢献こうけん度どが大おおきすぎる等ひとしの理由りゆうにより 往路おうろの小田原おだわら中継ちゅうけい所しょを箱根はこね寄よりの位置いちに変更へんこう。 4区くが20.9km、5区くが20.8kmになる。 それまでの第だい4区く・第だい5区くの区間くかん記録きろく、往路おうろ・総合そうごう記録きろくは参考さんこう記録きろくとされた。
第だい94回かい	2018年ねん 平成へいせい30年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	青山学院大学あおやまがくいんだいがく	04年ねん連続れんぞく04度目どめ			青山学院大学あおやまがくいんだいがくが史上しじょう6校こう目めの4連覇れんぱ。初はつ優勝ゆうしょうからの4連覇れんぱは史上しじょう3校こう目め（56年ねんぶり）。 現げんコース初はつの総合そうごう成績せいせき10時じ間あいだ台だいを記録きろく。
第だい95回かい	2019年ねん 平成へいせい31年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	東海大学とうかいだいがく	初はつ優勝ゆうしょう	22		第だい95回かいを記念きねんして全ぜん22チームで実施じっし。シード校こう10校こうと選抜せんばつチーム以外いがいの11校こうを予選よせん会かいで選考せんこう。 日本にっぽん大学だいがくは関東かんとうインカレ成績せいせき枠わくとして出場しゅつじょう。
第だい96回かい	2020年ねん 令れい和わ02年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	青山学院大学あおやまがくいんだいがく	02年ねんぶり05度目どめ	20		7区間くかんで13選手せんしゅが区間くかん新しん記録きろくを樹立じゅりつ。 東京国際大学とうきょうこくさいだいがく（総合そうごう5位い）と創価大学そうかだいがく（総合そうごう9位い）がシード権けんを獲得かくとく。
第だい97回かい	2021年ねん 令れい和わ03年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	駒澤大学こまざわだいがく	13年ねんぶり07度目どめ			新型しんがたコロナウイルス感染かんせん拡大かくだい防止ぼうしの為ため、沿道えんどう応援おうえんの自粛じしゅくを要請ようせい。 前回ぜんかい大会たいかいでシード権けんを獲得かくとくした創価大学そうかだいがくが史上しじょう19校こう目めの往路おうろ優勝ゆうしょう・総合そうごう2位いと大だい躍進やくしん。
第だい98回かい	2022年ねん 令れい和わ04年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	青山学院大学あおやまがくいんだいがく	02年ねんぶり06度目どめ		駿河台大学するがだいだいがく	新型しんがたコロナウイルス感染かんせん拡大かくだい防止ぼうしの為ため、前回ぜんかい大会たいかいに続つづき沿道えんどう応援おうえんの自粛じしゅくを要請ようせい。 大会たいかい最多さいた優勝ゆうしょうの中央大学ちゅうおうだいがくが10年ねん振ふりにシード権けんを獲得かくとくし、古豪こごう復活ふっかつを印象いんしょう付つける。 青山学院大学あおやまがくいんだいがくが復路ふくろ記録きろく・大会たいかい記録きろくを更新こうしんした。
第だい99回かい	2023年ねん 令れい和わ05年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	駒澤大学こまざわだいがく	02年ねんぶり08度目どめ		-	3年ねんぶりに沿道えんどうでの応援おうえんが解禁かいきんされた。観戦かんせん者しゃは91万まん人にん。 立教大学りっきょうだいがくが史上しじょう最長さいちょうとなる55年ねんぶりの出場しゅつじょう。襷たすきを繰くり上あげスタートで途切とぎれることなく最後さいごまで繋つないだ。 関東かんとう学生がくせい連合れんごうの1区く・育英いくえい大学だいがくのランナーがスタート直後ちょくご、飛とび出だして話題わだいとなる。 駒澤大学こまざわだいがくが史上しじょう5校こう目めの大学だいがく駅伝えきでん三さん冠かん達成たっせい。3月に勇退ゆうたいが決きまっていた28年ねん駒澤こまざわ一筋ひとすじの大八木おおやぎ弘明ひろあき監督かんとくが有終ゆうしゅうの美びを飾かざった。 前回ぜんかい大会たいかいに10年ねん振ふりのシード権けんを獲得かくとくした中央大学ちゅうおうだいがくは更さらに躍進やくしんし準じゅん優勝ゆうしょう、完全かんぜん復活ふっかつを果はたした。
第だい100回かい	2024年ねん 令れい和わ06年ねん	1月がつ02日にち 1月がつ03日にち	青山学院大学あおやまがくいんだいがく	02年ねんぶり07度目どめ	23		第だい100回かい大会たいかいを記念きねんして、シード校こう10校こうと予選よせん会かいを通過つうかした13校こうの23校こうで実施じっし。 関東かんとう学生がくせい連合れんごうは今こん大会たいかいでは編成へんせいされず。 史上しじょう最多さいたタイとなる16校こうが復路ふくろ一斉いっせいスタート。 青山学院大学あおやまがくいんだいがくが完全かんぜん優勝ゆうしょう。往路おうろ成績せいせき、総合そうごう成績せいせきで記録きろく更新こうしん。

成績せいせき・表彰ひょうしょう・式典しきてん

成績せいせき

歴代れきだい出場しゅつじょう校こう順位じゅんい成績せいせき

「箱根はこね駅伝えきでんの記録きろく一覧いちらん#歴代れきだい出場しゅつじょう校こう成績せいせき」を参照さんしょう

歴代れきだい本戦ほんせん出場しゅつじょう校こう一覧いちらん

「箱根はこね駅伝えきでんの記録きろく一覧いちらん#歴代れきだい本戦ほんせん出場しゅつじょう校こう一覧いちらん」を参照さんしょう

表彰ひょうしょう

以下いかのような表彰ひょうしょうがある。

• 総合そうごう優勝ゆうしょう校こうには、賞状しょうじょう、優勝ゆうしょうカップ、金きんメダル、優勝旗ゆうしょうきなどを授与じゅよ（内規ないき第だい24条じょう第だい1項こう）。優勝ゆうしょう校こう監督かんとくには記念きねん品ひんを授与じゅよ（内規ないき第だい24条じょう第だい6項こう）。
• 準じゅん優勝ゆうしょう校こう、3位い校こうには、賞状しょうじょう、カップ、メダルを授与じゅよ。
• 総合そうごう1位いから10位いまでのチームを入賞にゅうしょうとして賞状しょうじょうとトロフィーを授与じゅよ（内規ないき第だい24条じょう第だい2項こう）。第だい78回かい（2002年ねん）までは入賞にゅうしょうは8位いまでとされていた。
• 往路おうろ優勝ゆうしょう校こう、復路ふくろ優勝ゆうしょう校こうには賞状しょうじょうとトロフィーと副賞ふくしょうを授与じゅよ（内規ないき第だい24条じょう第だい3項こう）。往路おうろ優勝ゆうしょう校こうに関かんしては往路おうろゴール後ごに箱根はこね町まちから提供ていきょうされる地元じもとの名産めいさん寄木よせぎ細工ざいくのトロフィー（箱根はこね町長ちょうちょう杯はい）が第だい73回かい（1997年ねん）より授与じゅよされている。
• 区間くかん賞しょう者しゃ（各かく区間くかん1位いの者もの）には賞状しょうじょうとトロフィーを授与じゅよ（内規ないき第だい24条じょう第だい4項こう）。
• 最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅには金きむ栗ぐり四よん三さん杯はいが授与じゅよされる（内規ないき第だい24条じょう第だい5項こう）。「日本にっぽんマラソンの父ちち」と評ひょうされた金きむ栗ぐり四よん三さんの功績こうせきを讃たたえるため、第だい80回かい（2004年ねん）に新設しんせつされた最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅ賞しょう。最もっとも優秀ゆうしゅうな記録きろくを出だした選手せんしゅに授与じゅよされる。金きむ栗ぐり四よん三さん杯はいの名称めいしょうは富士ふじ登山とざん駅伝えきでんでも用もちいられておりこちらの方ほうが先さきに命名めいめいされている。山登やまのぼりの5区くを中心ちゅうしんに往路おうろから選出せんしゅつされることが多おおい一方いっぽう、復路ふくろからは第だい84回かい（2008年ねん）の篠しの藤ふじ淳あつし（中央学院大学ちゅうおうがくいんだいがく）、第だい90回かい（2014年ねん）の大津おおつ顕あきら杜もり（東洋大学とうようだいがく）、第だい93回かい（2017年ねん）の秋山あきやま清仁きよひと（日本体育大学にほんたいいくだいがく）、第だい94回かい（2018年ねん）の林はやし奎介（青山学院大学あおやまがくいんだいがく）、第だい95回かい（2019年ねん）の小松こまつ陽平ようへい（東海大学とうかいだいがく）、第だい98回かいの中村なかむら唯ゆい翔しょう（青山学院大学あおやまがくいんだいがく）の6名めいしかいない。現在げんざいのところ3区く（戸塚とつか ⇒ 平塚ひらつか間あいだ）からの選出せんしゅつはない。

金きむ栗ぐり四よん三さん杯はい受賞じゅしょう者しゃ

金きむ栗ぐり四よん三さん杯はい受賞じゅしょう者しゃ

回数かいすう	受賞じゅしょう者しゃ	所属しょぞく大学だいがく	学年がくねん	受賞じゅしょう理由りゆう	備考びこう
第だい80回かい	鐘かねヶ江こう幸治こうじ	日本にっぽん学がく連れん選抜せんばつ （筑波大学つくばだいがく）	4年ねん	5区く 区間くかん賞しょう	学がく連れん選抜せんばつ初はつの区間くかん賞しょう。
第だい81回かい	今井いまい正人まさと	順天堂大学じゅんてんどうだいがく	2年ねん	5区く 区間くかん新しん記録きろく	区間くかん記録きろくを2分ふん以上いじょう更新こうしん。11人にん抜ぬき。
第だい82回かい	今井いまい正人まさと (2度目どめ)	順天堂大学じゅんてんどうだいがく (2度目どめ)	3年ねん	5区く 区間くかん賞しょう	距離きょりが延長えんちょうされた新しん5区くで初はつ・自身じしんは2年ねん連続れんぞくの区間くかん賞しょう。2分ふん26秒びょう差さを逆転ぎゃくてんし5人にん抜ぬきで往路おうろ優勝ゆうしょう。
第だい83回かい	佐藤さとう悠ゆう基もと	東海大学とうかいだいがく	2年ねん	1区く 区間くかん新しん記録きろく	13年ねんぶりに1区くの区間くかん記録きろくを更新こうしん。2位いに4分ふん1秒びょう差さをつける。
	今井いまい正人まさと (3度目どめ)	順天堂大学じゅんてんどうだいがく (3度目どめ)	4年ねん	5区く 区間くかん新しん記録きろく	1位いとの差さ4分ふん9秒びょうを逆転ぎゃくてんし4人にん抜ぬきで往路おうろ優勝ゆうしょう。自みずからの持もつ区間くかん記録きろくを25秒びょう更新こうしんし3年ねん連続れんぞくの区間くかん賞しょう。
第だい84回かい	篠しの藤ふじ淳あつし	中央学院大学ちゅうおうがくいんだいがく	4年ねん	9区く 区間くかん新しん記録きろく	復路ふくろから初はつの選出せんしゅつ。中央学院大学ちゅうおうがくいんだいがく初はつの区間くかん新しん記録きろく。中央学院大学ちゅうおうがくいんだいがく史上しじょう最高さいこう位いとなる総合そうごう3位い躍進やくしんに貢献こうけんした。
第だい85回かい	柏原かしわばら竜二りゅうじ	東洋大学とうようだいがく	1年ねん	5区く 区間くかん新しん記録きろく	1位いとの差さ4分ふん58秒びょうを逆転ぎゃくてんし8人にん抜ぬきで往路おうろ優勝ゆうしょう。区間くかん記録きろくを47秒びょう更新こうしん。
第だい86回かい	柏原かしわばら竜二りゅうじ (2度目どめ)	東洋大学とうようだいがく (2度目どめ)	2年ねん	5区く 区間くかん新しん記録きろく	1位いとの差さ4分ふん26秒びょうを逆転ぎゃくてんし6人にん抜ぬきで往路おうろ優勝ゆうしょう。自みずからの持もつ区間くかん記録きろくを10秒びょう更新こうしんし2年ねん連続れんぞくの区間くかん賞しょう。
第だい87回かい	村澤むらさわ明伸あきのぶ	東海大学とうかいだいがく (2度目どめ)	2年ねん	2区く 区間くかん賞しょう	2区く歴代れきだい5位いのタイムで最下位さいかいから2分ふん31秒びょう差さで先行せんこうする3位いまでの17人にんをごぼう抜ぬき。チームの往路おうろ3位い、総合そうごう4位いに貢献こうけん。
第だい88回かい	柏原かしわばら竜二りゅうじ (3度目どめ)	東洋大学とうようだいがく (3度目どめ)	4年ねん	5区く 区間くかん新しん記録きろく	自みずからの持もつ区間くかん記録きろくを29秒びょう更新こうしんし史上しじょう2人にん目め4年ねん連続れんぞく同どう一いち区間くかん賞しょう。往路おうろ記録きろくの5分ふん5秒びょう更新こうしん、更さらに大会たいかい総合そうごう記録きろくの8分ふん15秒びょう更新こうしんにそれぞれ貢献こうけんした。
第だい89回かい	服部はっとり翔しょう大だい	日本体育大学にほんたいいくだいがく	3年ねん	5区く 区間くかん賞しょう	風速ふうそく18m/sの強風きょうふうの中なかで1時じ間あいだ20分ふん35秒びょうを記録きろく。日本体育大学にほんたいいくだいがく30年ねんぶりの総合そうごう優勝ゆうしょうに大おおきく貢献こうけんした。
第だい90回かい	大津おおつ顕あきら杜もり	東洋大学とうようだいがく (4度目どめ)	4年ねん	10区く 区間くかん賞しょう	10区く歴代れきだい3位いの記録きろくで盤石ばんじゃくな総合そうごう優勝ゆうしょうし、大会たいかい復路ふくろ記録きろく更新こうしんにも貢献こうけんした。
第だい91回かい	神野かみの大地だいち	青山学院大学あおやまがくいんだいがく	3年ねん	5区く 区間くかん賞しょう	5区くの歴代れきだい記録きろく（コース変更へんこうにより参考さんこう記録きろく扱あつかい）を上回うわまわる区間くかん記録きろくで大学だいがく初はつの総合そうごう優勝ゆうしょうに大おおきく貢献こうけんした。
第だい92回かい	久保くぼ田和たわ真しん	青山学院大学あおやまがくいんだいがく (2度目どめ)	4年ねん	1区く 区間くかん賞しょう	39年ねんぶり12度目どめとなる「全ぜん区間くかん首位しゅい」での総合そうごう優勝ゆうしょうの端緒たんしょとなり、大学だいがく2連覇れんぱに大おおきく貢献こうけんした。
第だい93回かい	秋山あきやま清仁きよひと	日本体育大学にほんたいいくだいがく (2度目どめ)	4年ねん	6区く 区間くかん新しん記録きろく	自みずからの持もつ区間くかん記録きろくを8秒びょう更新こうしん。チームの総合そうごう7位いに貢献こうけんした。
第だい94回かい	林はやし奎介	青山学院大学あおやまがくいんだいがく (3度目どめ)	3年ねん	7区く 区間くかん新しん記録きろく	設楽したら悠太ゆうたが持もっていた区間くかん記録きろくを17秒びょう更新こうしん。大学だいがく4連覇れんぱに大おおきく貢献こうけんした。
第だい95回かい	小松こまつ陽平ようへい	東海大学とうかいだいがく (3度目どめ)	3年ねん	8区く 区間くかん新しん記録きろく	古田ふるた哲弘てつひろが持もっていた区間くかん記録きろくを16秒びょう更新こうしん。大学だいがく初はつとなる総合そうごう優勝ゆうしょうに大おおきく貢献こうけんした。
第だい96回かい	相澤あいざわ晃あきら	東洋大学とうようだいがく (5度目どめ)	4年ねん	2区く 区間くかん新しん記録きろく	メクボ・ジョブ・モグスが持もっていた区間くかん記録きろくを7秒びょう更新こうしん。
第だい97回かい	イェゴン・ヴィンセント	東京国際大学とうきょうこくさいだいがく	2年ねん	2区く 区間くかん新しん記録きろく	相澤あいざわ晃あきらが持もっていた区間くかん記録きろくを8秒びょう更新こうしん。外国がいこく人じん留学生りゅうがくせい初はつの受賞じゅしょう。
第だい98回かい	吉よし居きょ大和やまと	中央大学ちゅうおうだいがく	2年ねん	1区く 区間くかん新しん記録きろく	佐藤さとう悠ゆう基もとが持もっていた区間くかん記録きろくを26秒びょう更新こうしん。チームの10年ねんぶりシード権けん獲得かくとくに貢献こうけんした。
	中村なかむら唯ゆい翔しょう	青山学院大学あおやまがくいんだいがく (4度目どめ)	3年ねん	9区く 区間くかん新しん記録きろく	篠しの藤ふじ淳あつしが持もっていた区間くかん記録きろくを46秒びょう更新こうしん。復路ふくろ新しん記録きろく及および大会たいかい新しん記録きろくに大おおきく貢献こうけんした。
第だい99回かい	イェゴン・ヴィンセント (2度目どめ)	東京国際大学とうきょうこくさいだいがく (2度目どめ)	4年ねん	4区く 区間くかん新しん記録きろく	吉田よしだ祐也ゆうやが持もっていた区間くかん記録きろくを30秒びょう更新こうしん。異ことなる3つの区間くかんで区間くかん記録きろくを更新こうしんした。シードを逃のがした大学だいがくの選手せんしゅが金きむ栗ぐり四よん三さん杯はいを獲得かくとくするのは初はじめて（学がく連れん選抜せんばつを除のぞく）。
第だい100回かい	山本やまもと唯ゆい翔しょう	城西大学じょうさいだいがく	4年ねん	5区く 区間くかん新しん記録きろく	自みずからの持もつ区間くかん記録きろくを50秒びょう更新こうしん。城西大学じょうさいだいがく史上しじょう最高さいこう位いとなる総合そうごう3位い躍進やくしんに貢献こうけんした。

式典しきてん

表彰ひょうしょう（優勝ゆうしょう校こう・入賞にゅうしょう校こう・区間くかん賞しょう・金きむ栗ぐり四よん三さん杯はい等とう）は「閉会へいかい式しき」の会場かいじょうで行おこなわれるが、往路おうろ優勝ゆうしょうの表彰ひょうしょうについては芦ノ湖あしのこの特設とくせつ会場かいじょうの「往路おうろ表彰ひょうしょう式しき」で行おこなわれる。閉会へいかい式しきは1月がつ3日にちの大会たいかい終了しゅうりょう後ごによみうり大手町おおてまちホールで行おこなわれている。

大会たいかい運営うんえい

本ほん大会たいかい

現在げんざい

• 主催しゅさい - 関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ連盟れんめい
• 共催きょうさい - 読売新聞社よみうりしんぶんしゃ
• 特別とくべつ後援こうえん - 日本テレビ放送網にほんてれびほうそうもう
• 後援こうえん - 報知新聞社ほうちしんぶんしゃ
• 特別とくべつ協賛きょうさん - サッポロホールディングス
  • 第だい63回かい（1987年ねん） - 第だい79回かい（2003年ねん）：サッポロビール（旧きゅう法人ほうじん、現在げんざい：サッポロホールディングス）。
  • 第だい80回かい（2004年ねん） - 第だい93回かい（2017年ねん）：サッポロビール（新しん法人ほうじん）

• 協賛きょうさん - トヨタ自動車とよたじどうしゃ、ミズノ、セコム、（第だい93回かい以降いこう）敷島製しきじませいパン（Pasco）
• 運営うんえい協力きょうりょく - 東京とうきょう陸上りくじょう競技きょうぎ協会きょうかい、神奈川かながわ陸上りくじょう競技きょうぎ協会きょうかい、名な橋きょう日本橋にほんばし保存ほぞん会かい、箱根はこね町まち、陸上りくじょう競技きょうぎ社しゃ
• 警察けいさつ - 選手せんしゅの先導せんどう及および安全あんぜん確保かくほ任務にんむのため選抜せんばつされた白しろバイ隊員たいいんは、このために事前じぜんに特別とくべつ訓練くんれんを行おこなって本番ほんばんに臨のぞんでいる。
  • 警視庁けいしちょう第だい一いち方面ほうめん交通こうつう機動きどう隊たい：大手町おおてまち - 六郷ろくごう橋きょう（先導せんどう担当たんとうは各かく方面ほうめん隊たいから特とくに選抜せんばつされた隊員たいいんが担当たんとう）
    • 第だい88回かい（2012年ねん）の10区くでは、かつて箱根はこねを走はしった日大にちだい陸上りくじょう部ぶOB（第だい九きゅう方面ほうめん隊たい所属しょぞく、1年ねん次つぎに7区くで区間くかん賞しょう、4年ねん次つぎに主将しゅしょうを務つとめ総合そうごう4位いに貢献こうけん）が先導せんどうを担当たんとうするというエピソードが生うまれた。
  • 神奈川かながわ県けん警察けいさつ（先導せんどう担当たんとう隊員たいいんは全国ぜんこく白しろバイ安全あんぜん運転うんてん競技きょうぎ大会たいかいにて優勝ゆうしょうなど優秀ゆうしゅうな成績せいせきを収おさめた隊員たいいんが選抜せんばつされる）
    • 六郷ろくごう橋きょう - 遊行ゆうこう寺坂てらさか付近ふきん：第だい一いち交通こうつう機動きどう隊たい
    • 遊行ゆうこう寺坂てらさか付近ふきん - 芦ノ湖あしのこ：第だい二に交通こうつう機動きどう隊たい
• その他た協力きょうりょく
  • ウェザーニューズ - 気象きしょう面めんで運営うんえいをバックアップしている。具体ぐたい的てきには、各かく中継ちゅうけい地点ちてんで、気象きしょう情報じょうほうを収集しゅうしゅうし、日本にほんテレビに報告ほうこく、大会たいかい運営うんえいや実況じっきょう中継ちゅうけいコメントなどで活用かつようされている。第だい86回かい（2010年ねん）からはテレビ中継ちゅうけいの各かく中継ちゅうけい地点ちてんの気象きしょう情報じょうほう表示ひょうじ時じに「気象きしょう情報じょうほう ウェザーニューズ」のクレジットが表示ひょうじされている。
  • 医師いし - 順天堂大学じゅんてんどうだいがくOB

過去かこ

• アシックス（第だい39回かい（1963年ねん） - 第だい70回かい（1994年ねん））
• 日産自動車にっさんじどうしゃ（第だい63回かい（1987年ねん） - 第だい68回かい（1992年ねん））
• マツダ（第だい69回かい（1993年ねん））
• 三菱自動車工業みつびしじどうしゃこうぎょう（第だい70回かい（1994年ねん） - 第だい79回かい（2003年ねん））
• 本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう（第だい80回かい（2004年ねん） - 第だい86回かい（2010年ねん））

運営うんえい車両しゃりょうの変遷へんせん

第だい100回かい（2024年ねん）運営うんえい管理かんり車しゃ

運営うんえい車両しゃりょうは以下いかの編成へんせい

• 大会たいかい会長かいちょう車しゃ：審判しんぱん長ちょうが乗車じょうしゃ
• 大会たいかい本部ほんぶ車しゃ：審判しんぱん員いんが乗車じょうしゃ
• 技術ぎじゅつ総務そうむ車しゃ：走路そうろの安全あんぜん確認かくにん
• 広報こうほう車しゃ：選手せんしゅの接近せっきんを告知こくち
• 運営うんえい管理かんり車しゃ：各かく大学だいがくの監督かんとくが乗車じょうしゃし、選手せんしゅに指示しじを送おくる。監督かんとく・アシスタント・大会たいかい運営うんえい側がわ委員いいんが乗車じょうしゃ。乗車じょうしゃ人数にんずうが多おおい為ため、ミニバンが選えらばれる。
• 緊急きんきゅう対応たいおう車しゃ：3台だい投入とうにゅう。走路そうろの最さい後尾こうびを走はしり、選手せんしゅのトラブルなどに対応たいおう
• 医務いむ車しゃ

その他た、報道ほうどう関係かんけい車両しゃりょう（日本にほんテレビ所有しょゆうのテレビ中継ちゅうけい車しゃとバイク中継ちゅうけい車しゃ、NHK（日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい）所有しょゆうのラジオ中継ちゅうけい車しゃ、共同きょうどうカメラ車しゃ（小型こがたトラック）、新聞しんぶん社しゃの報道ほうどう車しゃ）や、警視庁けいしちょう・神奈川かながわ県けん警察けいさつの警察けいさつ車両しゃりょうが隊列たいれつを組くむ。

第だい78回かいまでは陸上りくじょう自衛隊じえいたいが担当たんとう。陸自りくじ撤退てったい後ごの第だい76回かいからは三菱自動車みつびしじどうしゃが運営うんえい車両しゃりょうを提供ていきょうしていたが、リコール隠かくし騒動そうどうの影響えいきょうで第だい79回かい（2003年ねん）をもって撤退てったい。第だい80回かい（2004年ねん）から第だい86回かい（2010年ねん）まではホンダが運営うんえい車両しゃりょうを提供ていきょうした。この間あいだは大会たいかい本部ほんぶ車しゃに、ホンダで開発かいはつしていた燃料ねんりょう電池でんち自動車じどうしゃを冬季とうき公道こうどう走行そうこう試験しけんを兼かねて投入とうにゅうしていた。

第だい89回かい（2013年ねん）まではホンダが車両しゃりょう提供ていきょう契約けいやくを締結ていけつしていたが、第だい87回かい（2011年ねん）以降いこうはトヨタが運営うんえい車両しゃりょう全すべて（医務いむ車しゃと一部いちぶの車両しゃりょうを除のぞいてハイブリッドカー）を提供ていきょう。また第だい90回かい（2014年ねん）以降いこうの運営うんえい管理かんり車しゃには、各かくチームのたすきと同おなじ色しょくのラインテープによる装飾そうしょく（ボンネット・リアハッチ・左側ひだりがわ面めん）が行おこなわれている。

予選よせん会かい

• 主催しゅさい - 関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ連盟れんめい
• 共催きょうさい - 読売新聞社よみうりしんぶんしゃ
• 特別とくべつ後援こうえん - 日本テレビ放送網にほんてれびほうそうもう
• 後援こうえん - 報知新聞社ほうちしんぶんしゃ、国営こくえい昭和しょうわ記念きねん公園こうえん、立川たつかわ市し、立川たちかわ商工しょうこう会議かいぎ所しょ
• 特別とくべつ協賛きょうさん - サッポロホールディングス
  • 第だい63回かい（1987年ねん） - 第だい79回かい（2003年ねん）：サッポロビール（旧きゅう法人ほうじん、現在げんざい：サッポロホールディングス）。
  • 第だい80回かい（2004年ねん） - 第だい93回かい（2017年ねん）：サッポロビール（新しん法人ほうじん）
• 協賛きょうさん - トヨタ自動車とよたじどうしゃ、ミズノ、セコム、 （第だい93回かい以降いこう）敷島製しきじませいパン（Pasco）
• 運営うんえい協力きょうりょく - 東京とうきょう陸上りくじょう競技きょうぎ協会きょうかい、陸上りくじょう自衛隊じえいたい立川駐屯地たちかわちゅうとんち

学生がくせいスタッフ

大会たいかいを支ささえているのは関東かんとう学がく連れんに加盟かめいしている加盟かめい校こうである。創設そうせつ以来いらいの学生がくせい主体しゅたいを現在げんざいも守まもり、沿道えんどうの走路そうろ員いんスタッフとして学生がくせいが起用きようされている。

箱根はこね駅伝えきでんに出場しゅつじょうするチームで選手せんしゅや付つき添そい以外いがいの部員ぶいん、予選よせん会かいで落選らくせんしたチームの選手せんしゅのほかにも1年生ねんせいを多数たすうスタッフとして送おくり込こんでくる大学だいがく、トラック&フィールドも抱かかえる大所たいしょ帯たいの大学だいがくからも多数たすうのスタッフが派遣はけんされており、過去かこには末續すえつぎ慎吾しんご、為ため末まつ大だいなども走路そうろ員いんとしてスタッフに加くわわった。

医療いりょうスタッフ

駅伝えきでんに出走しゅっそうする選手せんしゅのアクシデント等とうへの対応たいおうのため、走者そうしゃに車くるまで伴走ばんそうする医者いしゃのほか、各かく中継ちゅうけい所しょに数すう人にん程度ていどの医者いしゃが待機たいきしている。1992年ねんより、順天堂大学じゅんてんどうだいがく医学部いがくぶ同窓会どうそうかい「順じゅん神かみ会かい」の有志ゆうしがメディカルボランティアを行おこなっている。

かつてはスタートとゴールのみに医師いしがいる状態じょうたいで、大手町おおてまち側がわは読売新聞社よみうりしんぶんしゃの産業さんぎょう医いが担当たんとうしていたが、読売新聞よみうりしんぶん本社ほんしゃビルの建たて替かえのため対応たいおうできなくなった。昭和しょうわ年代ねんだいにも、途中とちゅう棄権きけん者しゃが出でた際さいに医師いしが不在ふざいであることが問題もんだいになったこともあり、関東かんとう学がく連れんと順天堂大学じゅんてんどうだいがく医学部いがくぶOBの宮川みやがわ政久まさひさ（2022年ねん現在げんざいは川崎かわさき市しの宮川みやがわ病院びょういん院長いんちょう）が医学部いがくぶを持もつ大学だいがくへの協力きょうりょくを求もとめたが、無む報酬ほうしゅうであることなどがネックとなり協力きょうりょくを得えられなかった。やむなく宮川みやがわが順大じゅんだい同窓会どうそうかいに助たすけを求もとめ、1992年ねんから同窓会どうそうかいが医師いしの派遣はけんを行おこなうようになった。

トピック

紫紺しこん対決たいけつ

ユニフォームが白地しろじに紫むらさき（藤ふじ色しょく）のラインが入はいった駒澤大学こまざわだいがくと、紺色こんいろ（茄子紺なすこん）の順天堂大学じゅんてんどうだいがくが激はげしい優勝ゆうしょう争あらそいを繰くり広ひろげていた2000年ねん前後ぜんこうに使つかわれていた言葉ことば。第だい75回かい（1999年ねん）から第だい84回かい（2008年ねん）までは、亜細亜大学あじあだいがくが優勝ゆうしょうした第だい82回かい（2006年ねん）を除のぞき、駒澤大学こまざわだいがく、順天堂大学じゅんてんどうだいがくのいずれかが制せいしている。

山やまの神かみ

「山やまの神かみ」は、全ぜん10区くの中なかでも箱根はこねの山登やまのぼり区間くかんを含ふくむ5区くを担当たんとうし、特とくに優秀ゆうしゅうな成績せいせきを修おさめかつ人々ひとびとの記憶きおくに強つよい印象いんしょうを与あたえた選手せんしゅを讃たたえる称号しょうごうである。現在げんざいは3人にんの選手せんしゅが「山やまの神かみ」と呼よばれている。

• 今井いまい正人まさと（順天堂大学じゅんてんどうだいがく、2005年ねん - 2007年ねん）

  2年生ねんせいで出場しゅつじょうした第だい81回かい大会たいかい（2005年ねん）にて5区くを担当たんとうした今井いまいは、山やま上のぼりで11人にん抜ぬきを達成たっせいするとともに区間くかん新しん記録きろくを樹立じゅりつ。この激走げきそうを前まえに、実況じっきょうアナウンサーが「山やまの神かみ、ここに降臨こうりん」と実況じっきょうしたことが「山やまの神かみ」の由来ゆらいであり、当時とうじ同おなじ5区くを担当たんとうした日本体育大学にほんたいいくだいがくの北村きたむら聡さとしが「今井いまいさんは神様かみさまのような存在そんざいです」と言いったことに端はしを発はっする。今井いまいはその後ごも5区くを担当たんとう。「山やまの神かみ・今井いまい」という言葉ことばで常つねに紹介しょうかいされた上うえで3年ねん連続れんぞくで区間くかん賞しょうを獲得かくとくし、3年ねん時じには往路おうろ優勝ゆうしょう、4年ねん時じには総合そうごう優勝ゆうしょうに貢献こうけんした。

• 柏原かしわばら竜二りゅうじ（東洋大学とうようだいがく、2009年ねん - 2012年ねん）

  1年生ねんせいで出場しゅつじょうした第だい85回かい大会たいかい（2009年ねん）で5区くを担当たんとうした柏原かしわばらは、今井いまいの記録きろくを破やぶる区間くかん新しん記録きろくを達成たっせい。その際さいに実況じっきょうアナウンサーが「山やまの神かみを越こえる山やまの神童しんどうがここに誕生たんじょう」と実況じっきょうした。さらに第だい86回かい（2010年ねん）では7位いでタスキを受うけた後のち、自己じこ記録きろくを10秒びょう縮ちぢめた上うえで2位いに3分ふん38秒びょう差さを付つけるという快走かいそうを見みせ「新しん・山やまの神かみ」と称しょうされた。紙面しめんなどではその名前なまえと箱根はこね芦ノ湖あしのこから「竜神りゅうじん」とも言いわれた。その後ごも第だい87回かい大会たいかい（2011年ねん）、第だい88回かい大会たいかい（2012年ねん）と4年間ねんかん全すべてで5区くを担当たんとうし、特とくに第だい88回かい大会たいかいでは自身じしんが持もつ区間くかん記録きろくの更新こうしんとともに、東洋大学とうようだいがくの総合そうごう優勝ゆうしょうにも貢献こうけんした。今井いまいと柏原かしわばらは共ともに福島ふくしま県けんの浜はま通どおり地方ちほう（今井いまいは南みなみ相馬そうま市し、柏原かしわばらはいわき市し）の出身しゅっしんである。

• 神野かみの大地だいち（青山学院大学あおやまがくいんだいがく、2015年ねん - 2016年ねん）

  3年生ねんせいで出場しゅつじょうした第だい91回かい大会たいかい（2015年ねん）で5区くを担当たんとうした神野かみのは、先述せんじゅつの通とおりコース変更へんこうに伴ともなって20m延長えんちょうされた新しんコースを走はしった上うえで、参考さんこう記録きろく扱あつかいとなっていた柏原かしわばらの記録きろくを24秒びょう更新こうしんする区間くかん新しん記録きろくを樹立じゅりつ。3代目だいめ「山やまの神かみ」と称しょうされ、青山学院大学あおやまがくいんだいがく初はつの総合そうごう優勝ゆうしょう（完全かんぜん優勝ゆうしょう）の立役者たてやくしゃとなった。この時ときラジオ中継ちゅうけいで解説かいせつを務つとめた柏原かしわばらも「これで御ご役やく御免ごめんです」と発言はつげんした。翌年よくねんの第だい92回かい大会たいかい（2016年ねん）でも5区くを担当たんとうし区間くかん2位いを記録きろく。1区く〜10区くまでの全すべてで1位い通過つうかする総合そうごう完全かんぜん優勝ゆうしょうに貢献こうけんした。

スポーツライターの生島いくしま淳あつしは『元祖がんそ・山やまの神かみ』を1974年ねんから4年ねん連続れんぞくで5区くの区間くかん賞しょうを獲得かくとくした大久保おおくぼ初男はつお（大東文化大学だいとうぶんかだいがく）であるとし、今井いまい以前いぜんの「山やまの神かみ」に上田うえだ誠まこと仁ひとし（順天堂大じゅんてんどうだい）や木下きのした哲彦てつひこ（金きむ哲彦てつひこ、早稲田大学わせだだいがく）を挙あげている。奈良なら修おさむ（大東文化大だいとうぶんかだい）も今井いまい以前いぜんの「山やまの神かみ」とみなす記事きじもある。

なお、4代目だいめの「山やまの神かみ」の条件じょうけんとして、5区くの距離きょり延長えんちょう前まえの第だい81回かいで今井いまいが樹立じゅりつした1時じ間あいだ09分ふん12秒びょうに近ちかい記録きろくを出だすことが挙あげられている。その後ご第だい93回かいで元もとの距離きょりに戻もどされ、ほぼ同おなじコースになったためである（ただしその間あいだに函はこ嶺みね洞門どうもんバイパスへコース切きり替かえがあったため、完全かんぜんに同おなじコースではない）。2024年ねんの第だい100回かい大会たいかいでは、山本やまもと唯ゆい翔しょう（城西大学じょうさいだいがく）が1時じ間あいだ9分ふん14秒びょうとそれに迫せまる記録きろくを出だし、「山やまの妖精ようせい」と称しょうされている。

コースへ礼れい

タスキを次つぎ走者そうしゃへ渡わたしたあとにコースへ礼れいをする選手せんしゅも散見さんけんされる。これは箱根はこね駅伝えきでんへ出場しゅつじょうでき、無事ぶじに走はしれたことへの感謝かんしゃを示しめす行為こういで戦前せんぜんから見受みうけられる。従来じゅうらいは個人こじん的てきな行為こういであり、チーム全体ぜんたいとしては行おこなわれてこなかったが、第だい85回かい（2009年ねん）に東洋大学とうようだいがくが優勝ゆうしょうした際さい、前年ぜんねんに元もと部員ぶいんによる不祥事ふしょうじがあったにもかかわらず関係かんけい者しゃの配慮はいりょなどで出場しゅつじょうできたこと、沿道えんどうで暖あたたかい声援せいえんを送おくってくれた全すべての観衆かんしゅうへのお礼れいとして自粛じしゅくした胴上どうあげのかわりに行おこなわれた。東洋大学とうようだいがくは第だい86回かい（2010年ねん）、第だい88回かい（2012年ねん）に総合そうごう優勝ゆうしょうした際さいも胴上どうあげの前まえにまずコースに向むかって監督かんとく・コーチ・選手せんしゅ全員ぜんいんで礼れいをした後のちに胴上どうあげをしている。

超ちょう高速こうそく化か

第だい87回かい（2011年ねん）で優勝ゆうしょうし、大学だいがく駅伝えきでん三さん冠かんを達成たっせいした早稲田大学わせだだいがくの優勝ゆうしょうタイムは、従来じゅうらいの総合そうごう記録きろくを3分ふん以上いじょう更新こうしんし、復路ふくろが日本橋にほんばしを経由けいゆするルートに変更へんこうされた第だい75回かい（1999年ねん）以降いこうでは初はじめて11時じ間あいだを切きった。そして早稲田大学わせだだいがくとはわずか21秒びょう差さで2位いの東洋大学とうようだいがく（11時じ間あいだ00分ふん）、3位いの駒澤大学こまざわだいがく（11時じ間あいだ03分ふん）も、従来じゅうらいであれば十分じゅうぶんに優勝ゆうしょう出来できるタイムであった（従来じゅうらいの総合そうごう2位いの最高さいこう記録きろくは11時じ間あいだ07分ふん台だいであり、11時じ間あいだ06分ふん以内いないのタイムで総合そうごう優勝ゆうしょうを逃のがしたケースはなかった）。

以降いこうの大会たいかいでは高速こうそく化かはさらに進化しんかし、第だい88回かい（2012年ねん）では優勝ゆうしょうした東洋大学とうようだいがくの総合そうごうタイムは、前年ぜんねんの早稲田大学わせだだいがくの記録きろくを8分ふん以上いじょう更新こうしんする10時じ間あいだ51分ふん台だいであった。5区くの山登やまのぼりを（柏原かしわばらが走はしったことを）加味かみしても全ぜん区間くかんの1kmラップが3分ふんを切きるという、驚異きょうい的てきなタイムであった。4位い早稲田大学わせだだいがくでも11時じ間あいだ3分ふん台だい前半ぜんはんでフィニッシュしており、優勝ゆうしょう争あらそいするには11時じ間あいだを切きる実力じつりょくが求もとめられるようになった。第だい91回かい（2015年ねん）で優勝ゆうしょうした青山学院大学あおやまがくいんだいがくは、初はじめて10時じ間あいだ50分ふんを切きる10時じ間あいだ49分ふん台だいでゴールした。

第だい96回かい（2020年ねん）では、1区く・8区く・9区くを除のぞく7区間くかんで区間くかん新しん記録きろくが生うまれ、往路おうろでは全ぜんチームが5時じ間あいだ40分ふんを切きるタイムでゴール。復路ふくろでも全ぜんチームが5時じ間あいだ40分ふんを切きるタイムでゴールした。総合そうごうタイムでは青山学院大学あおやまがくいんだいがくと東海大学とうかいだいがくが10時じ間あいだ50分ふんを切きったほか、シード権けんを得えられる上位じょうい10校こうが全すべて11時じ間あいだを切きるタイムを記録きろくした。さらに、第だい98回かい（2022年ねん）では東海大学とうかいだいがくが、第だい99回かい（2023年ねん）では東京国際大学とうきょうこくさいだいがくが総合そうごうタイムで11時じ間あいだを切きったにもかかわらず、シード権けんを獲得かくとくできなかった。

2010年度ねんど以降いこう、総合そうごう優勝ゆうしょうタイムが11時じ間あいだを超こえたのは、強風きょうふうに見舞みまわれた第だい89回かいと、4区く・5区くの距離きょりの再さい改正かいせいが行おこなわれた第だい93回かいのみである。往路おうろ優勝ゆうしょうおよび復路ふくろ優勝ゆうしょうのタイムが5時じ間あいだ30分ふんを超こえたのもその2大会たいかいのみである。

2010年代ねんだい以降いこうの高速こうそく化かの要因よういんとして、各かく大学だいがくともに選手せんしゅのスカウティングやトレーニングに力ちからを入いれ、またスカウティング対象たいしょうの高校生こうこうせい選手せんしゅの走はし力ちからも上あがっている事ことから、結果けっか、選手せんしゅ層そうが厚あつくなり優勝ゆうしょう争あらそいのレベルが非常ひじょうに高たかくなったこと、ナイキの厚底あつぞこシューズに代表だいひょうされる高性能こうせいのうランニングシューズが普及ふきゅうし、記録きろくが更新こうしんしやすくなったことが挙あげられる。

優勝ゆうしょうを目指めざす大学だいがくにとっては、「つなぎ区間くかん」という概念がいねんは無なくなりつつあり、全すべての区間くかんが「重要じゅうよう区間くかん」「エース区間くかん」と位置いちづけられるようになってきており、いかに力ちからのある選手せんしゅが万全ばんぜんの体勢たいせいで走はしれるかが鍵かぎとなっている。

一方いっぽう、ハイペースに付ついて来こられない下位かいの大学だいがくにとっては、繰くり上あげスタートのリスクが非常ひじょうに高たかくなっており、如何いかにタイム差さを抑おさえて母校ぼこうのタスキを繋つなぎきれるかが焦点しょうてんとなっている。事実じじつ、高速こうそく化かが顕著けんちょになった第だい88回かいと第だい90回かいから第だい95回かいまで、第だい100回かいの計けい8大会たいかいは、復路ふくろの鶴見つるみ中継ちゅうけい所しょ（10区くスタート地点ちてん）で4チーム以上いじょうが繰くり上あげスタートになっており、戸塚とつか中継ちゅうけい所しょ（9区くスタート地点ちてん）でも繰くり上あげスタートが発生はっせい。さらに、第だい92回かいから第だい94回かいまでの3大会たいかいは復路ふくろの平塚ひらつか中継ちゅうけい所しょ（8区くスタート地点ちてん）で繰くり上あげスタートが発生はっせいしていた。

ただ、下位かい校こうの記録きろくも年々ねんねん向上こうじょうし、第だい96回かい以降いこう、復路ふくろの鶴見つるみ中継ちゅうけい所しょでの繰くり上あげスタートは2チーム - 3チームにとどまっており、各校かくこうの戦力せんりょくも徐々じょじょに均衡きんこうするようになってきている。

練習れんしゅう（試走しそう）中ちゅうの事故じこで死亡しぼう

第だい32回かい大会たいかいが開催かいさいされた1956年ねんの12月11日にち、箱根はこね町まちの国道こくどう1号線ごうせん・宮ノ下みやのした界隈かいわいに於おいて駅伝えきでん練習れんしゅう（試走しそう）を行おこなっていた専修大学せんしゅうだいがくの学生がくせい、小山こやま国夫くにおが交通こうつう事故じこに遭あい、死亡しぼうした。事故じこ当時とうじ、小山こやまは前記ぜんき国道こくどう1号線ごうせんを駆かけ下おりていたところだったという。小山こやまは、前記ぜんき第だい32回かい大会たいかいに専修大学せんしゅうだいがくの第だい7区く走者そうしゃとしてエントリー、1時じ間あいだ13分ふん35秒びょうのタイムで区間くかん9位いという成績せいせきを残のこしていた。

事故じこから2年ねん余あまり経過けいかした1959年ねん3月がつ5日にち、宮ノ下みやのした観光かんこう協会きょうかいの手てにより、小山こやまに対たいする鎮魂ちんこんの意いを込こめた当とう駅伝えきでん35回かい記念きねん碑ひが建立こんりゅうされた。その記念きねん碑ひは宮ノ下みやのした交差点こうさてんから元箱根もとはこね方向ほうこうに約やく300m上のぼったところの右手みぎて、箱根はこね神社じんじゃ宮ノ下みやのした別院べついん付近ふきんに存在そんざいし、裏面りめんには小山こやまの母親ははおやによる鎮魂ちんこんの句くが刻きざみ込こまれている。

コースに於おける事前じぜん試走しそうは、現在げんざい、安全あんぜん上じょうの理由りゆうから当とう駅伝えきでんの主催しゅさい者しゃ・関東かんとう学がく連れんにより禁止きんしされている。しかし実際じっさいには、箱根山はこねやま中ちゅうを試走しそうする箱根はこね駅伝えきでん出場しゅつじょうランナーとおぼしき姿すがたが散見さんけんされている。

箱根はこね駅伝えきでんミュージアム

2005年ねん3月がつに芦ノ湖あしのこ畔ほとりに箱根はこね駅伝えきでんを題材だいざいにした箱根はこね駅伝えきでんミュージアムがオープンした。スポーツを題材だいざいにした博物館はくぶつかんは多おおいが、1つの行事ぎょうじとして博物館はくぶつかん化かされることは極きわめて珍めずらしい。運営うんえいは富士屋ふじやホテルが行おこなっている。

詳細しょうさいは「箱根はこね駅伝えきでんミュージアム」を参照さんしょう

ゴミ拾ひろい駅伝えきでん

箱根はこね駅伝えきでん復路ふくろの翌日よくじつから2日間にちかん、出場しゅつじょうした大学だいがくの学生がくせいたちなどがゴミ拾ひろいして同おなじコースをもう一度いちど歩あるく。1998年ねんに神奈川大学かながわだいがくのウォーキング活動かつどうを復活ふっかつさせる動うごきがきっかけとなり、2006年ねんに「大学だいがく対抗たいこう・ゴミ拾ひろい」の形式けいしきでリニューアルされた。「もう一ひとつの箱根はこね駅伝えきでん」と呼よばれた。

日程にっていは往路おうろの5区間くかんを2日にちに分わけて行おこない、1日にち目めが東京とうきょう・大手町おおてまちから神奈川かながわ・平塚ひらつかまでの3区間くかん。2日にち目めは平塚ひらつか - 箱根はこねの2区間くかんをゴミ拾ひろいしながら歩あるく。順位じゅんいは1袋ふくろ10Pで半分はんぶんだと5P。到着とうちゃく時間じかんは最後さいごのチームを基準きじゅんとし、1分ふん早はやいごとに1Pが加算かさんされる。

チーム人数にんずうは原則げんそく5人にんだが、5人にん集あつまらない限かぎり3人にん1チームで参加さんかが認みとめられる。

当初とうしょは大学だいがくのみだったが現在げんざいは一般いっぱんの参加さんかも可能かのうとなり箱根はこね駅伝えきでんに出場しゅつじょうできない女性じょせいや社会しゃかい人じん、海外かいがいからのチームも参加さんかしている。

2011年ねんに「もう一ひとつの東海道とうかいどう駅伝えきでん」と名称めいしょうを改あらため、京都きょうと・三条さんじょう大橋おおはしまでのゴミ拾ひろい駅伝えきでんを実施じっし。東京とうきょう - 神奈川かながわ間あいだ以外いがいに活動かつどうを広ひろげた。

エピソード

箱根はこね駅伝えきでんは日本にっぽんのスポーツの中なかでも長ながい歴史れきしを持もつイベントである。そのために様々さまざまなエピソードが生うまれた。

• 箱根はこね駅伝えきでんを目標もくひょうにする選手せんしゅが多おおく、一度いちど大学だいがくを卒業そつぎょう、実業じつぎょう団だんに入はいったものの「箱根はこねを走はしりたい」という思おもいだけで有力ゆうりょく校こうに再さい入学にゅうがくし箱根はこねを走はしった選手せんしゅも多おおい。
• 第だい79回かい（2003年ねん）では、大学だいがく近ちかくで万引まんびき犯はんを見みつけた専修大学せんしゅうだいがくの選手せんしゅが「俺おれは絶対ぜったいに箱根はこね駅伝えきでんを走はしるんだ。どこまでも追おい掛かけてやる」と犯人はんにんを取とり押おさえ逮捕たいほに貢献こうけん。この選手せんしゅは実際じっさいに本番ほんばんで走はしったが腹痛はらいたで区間くかん最下位さいかいに終おわったものの、一連いちれんの善行ぜんこうで知名度ちめいどが上あがり、その本番ほんばんでは「沿道えんどうから名前なまえで呼よんで応援おうえんしてもらえて、とても嬉うれしかった」と喜よろこんだ。
• 箱根はこね駅伝えきでんの楽たのしみ方かたとして、走はしる選手せんしゅを応援おうえんするだけでなく、各かく大学だいがくの歴史れきしある応援おうえん団だん(東農大とうのうだいの大根だいこん踊おどり（青山あおやまほとりなど)、チアリーディング、ブラスバンド、マスコットキャラクターを見学けんがくするという楽たのしみ方かたもある。但ただし大根だいこん踊おどりとの双璧そうへきと云いわれる日本体育大学にほんたいいくだいがくのエッサッサ（日体大にったいだい独自どくじの応援おうえんスタイル運動うんどう）は、総合そうごう優勝ゆうしょうしないと見みられない。
• 箱根はこね駅伝えきでんではゴールや中継ちゅうけい所しょ近ちかくの土地とち所有しょゆう者しゃが、応援おうえん団だんに応援おうえん場所ばしょを無償むしょうで提供ていきょうしている。その土地とち所有しょゆう者しゃの中なかには、応援おうえん団だん・チアリーディング・ブラスバンドを、邪気じゃきを祓はらい福ぶくを招まねく正月しょうがつの縁起えんぎの良よいものとして捉とらえている人ひともいる。
• 往路おうろゴール地点ちてんでは、協賛きょうさん企業きぎょうが物品ぶっぴんを販売はんばいしたり、商品しょうひんを無料むりょう配布はいふすることがある。企業きぎょう以外いがいでは、箱根はこね町まちの隣となりに位置いちする湯河原ゆがわら町まちが、名物めいぶつのみかんを振ふる舞まうことがある。

箱根はこね駅伝えきでんが抱かかえる問題もんだい

箱根はこね駅伝えきでんは、1987年ねん以後いごの全国ぜんこく完全かんぜん生せい中継ちゅうけい（日本にほんテレビ）による人気にんき沸騰ふっとうにより、多おおくの問題もんだいが浮うき彫ぼりにされてきた。以下いかに主要しゅような議論ぎろんをまとめる。これらを解決かいけつすべく、関東かんとう学がく連れんに設もうけられた「駅伝えきでん対策たいさく委員いいん会かい」の存在そんざいに期待きたいが集あつまる。

留学生りゅうがくせい

テレビの全国ぜんこく生せい中継ちゅうけい開始かいしと同おなじ、第だい63回かい（1987年ねん）に初はつ出場しゅつじょうを果はたした山梨学院大学やまなしがくいんだいがくは、出場しゅつじょう3年ねん目めからアフリカ人じん留学生りゅうがくせいの選手せんしゅを呼よび入いれた。主催しゅさい者しゃ側がわの判断はんだんにより箱根はこね駅伝えきでんを外国がいこく人じん選手せんしゅが走はしることができるようになり、その圧倒的あっとうてきな走はしりで新風しんぷうを巻まき起おこした。特とくに、彼かれらは往路おうろのエース区間くかんとされる「花はなの2区く」で、「ごぼう抜ぬき」を演えんじるケースが非常ひじょうに多おおかった。その後ご、山梨学院大学やまなしがくいんだいがくが彼かれらの快走かいそうによって3回かいの総合そうごう優勝ゆうしょうを果はたしたことと、初はつ出場しゅつじょうからの連続れんぞく出場しゅつじょうを30年ねん以上いじょうも続つづけたことも、アフリカ系けい留学生りゅうがくせいの増加ぞうかに拍車はくしゃを掛かける大おおきな要因よういんとなっている。

1980年代ねんだい後半こうはんからレース全体ぜんたいのスピードアップが進すすんだことにも、留学生りゅうがくせいの登場とうじょうが大おおきく影響えいきょうしている。既すでに全国ぜんこく高校こうこう駅伝えきでんやニューイヤー駅伝えきでんでは、外国がいこく人じん選手せんしゅの起用きよう制限せいげん事項じこう（1チームあたりのエントリー数すう、起用きよう区間くかんの制限せいげんなど）があり、箱根はこね駅伝えきでんにおいても第だい82回かい（2006年ねん）からは、前述ぜんじゅつの内規ないき第だい9条じょうを変更へんこうし、16名めいのエントリー時点じてんでは2人ふたりまで登録とうろく可能かのうだが、実際じっさいに本番ほんばんで走はしることができるのは1人ひとりに限かぎると決きめられ、2005年ねん秋あきに実施じっしされた予選よせん会かいより適用てきようされている。2006年ねん以降いこう、留学生りゅうがくせいを2名めいエントリーしたのは山梨学院大学やまなしがくいんだいがく（第だい85回かい・第だい92回かい・第だい99回かい - 第だい100回かい）、日本にっぽん大学だいがく（第だい86回かい・第だい89回かい・第だい92回かい）、拓殖大学たくしょくだいがく（第だい87回かい - 第だい88回かい）、国士舘大学こくしかんだいがく（第だい95回かい）、創価大学そうかだいがく（第だい96回かい・第だい99回かい）、東京とうきょう国際こくさい大学だいがく（第だい96回かい - 第だい99回かい）、駿河台大学するがだいだいがく（第だい100回かい）の例れいがあり、いずれの例れいも、実際じっさいに走はしったのは1名めいのみで、もう1名めいは補欠ほけつ選手せんしゅとなっている。大学だいがく三さん大だい駅伝えきでんのうち、全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでんでは2011年ねんより箱根はこね駅伝えきでんと同様どうようの人数にんずう規制きせいが行おこなわれることになったが、出雲いずも駅伝えきでんにおいては規制きせいがない。

留学生りゅうがくせいの起用きようが好成績こうせいせきに結むすびつくとは限かぎらない。実際じっさいに留学生りゅうがくせいを擁ようして総合そうごう優勝ゆうしょうを果はたしたのは前述ぜんじゅつの山梨学院大学やまなしがくいんだいがくのみで、第だい71回かい（1995年ねん）以降いこう、新あらたに留学生りゅうがくせいを擁ようして総合そうごう優勝ゆうしょうを成なし遂とげた大学だいがくは出でていない。シード権けんにおいても例外れいがいではなく、第だい100回かい（2024年ねん）では7校こうが留学生りゅうがくせいを起用きようし、シード権けんを獲得かくとくできたのは城西大学じょうさいだいがく（3位い）、創価大学そうかだいがく（8位い）、大東文化大学だいとうぶんかだいがく（10位い）の3校こうであった。しかしレースの高速こうそく化かが顕著けんちょとなった2010年代ねんだい以降いこう、留学生りゅうがくせいを受うけ入いれる学校がっこうが増加ぞうかしており、第だい100回かい大会たいかい予選よせん会かいでは参加さんか57校こう中ちゅう18校こうから留学生りゅうがくせいが出場しゅつじょうし、そのうち5校こうが予選よせんを通過つうかしている。

箱根はこね駅伝えきでん本ほん大会たいかいでアフリカ系けい留学生りゅうがくせいが走はしった大学だいがくは、第だい65回かい（1989年ねん）の山梨学院大学やまなしがくいんだいがくを筆頭ひっとうに、亜細亜大学あじあだいがく（第だい69回かい）、平成国際大学へいせいこくさいだいがく（第だい77回かい）、日本にっぽん大学だいがく（第だい81回かい）、拓殖大学たくしょくだいがく（第だい87回かい）、東京とうきょう国際こくさい大学だいがく（第だい92回かい）、創価大学そうかだいがく（第だい93回かい）、国士舘大学こくしかんだいがく（第だい95回かい）、専修大学せんしゅうだいがく（第だい98回かい）、駿河台大学するがだいだいがく（第だい98回かい）、大東文化大学だいとうぶんかだいがく（第だい99回かい）、城西大学じょうさいだいがく（第だい99回かい）の12校こうである。

予選よせん会かいでアフリカ系けい留学生りゅうがくせいが走はしった大学だいがくは、山梨学院大学やまなしがくいんだいがく（第だい65回かい）、亜細亜大学あじあだいがく（第だい69回かい）、流通経済大学りゅうつうけいざいだいがく（第だい72回かい）、平成国際大学へいせいこくさいだいがく（第だい75回かい）、日本にっぽん大学だいがく（第だい87回かい）、拓殖大学たくしょくだいがく（第だい87回かい）、東京とうきょう国際こくさい大学だいがく（第だい89回かい）、桜美林大学おうびりんだいがく（第だい91回かい）、日本にっぽん薬科やっか大学だいがく（第だい92回かい）、創価大学そうかだいがく（第だい93回かい）、武蔵野むさしの学院がくいん大学だいがく（第だい93回かい）、国士舘大学こくしかんだいがく（第だい95回かい）、駿河台大学するがだいだいがく（第だい95回かい）、専修大学せんしゅうだいがく（第だい98回かい）、大東文化大学だいとうぶんかだいがく（第だい98回かい）、城西大学じょうさいだいがく（第だい99回かい）、麗澤大学れいたくだいがく（第だい99回かい）、上武大学じょうぶだいがく（第だい99回かい）、立正大学りっしょうだいがく（第だい99回かい）、札幌学院大学さっぽろがくいんだいがく（第だい100回かい）の20校こうである。

白人はくじんやアジア系けい留学生りゅうがくせいが出場しゅつじょうした例れいとしては、戦前せんぜんの草創そうそう期きに権けん泰たい夏なつ・金きむ恩おん培つちかえ・南みなみ昇竜しょうりゅうら朝鮮ちょうせん出身しゅっしん選手せんしゅの活躍かつやくが見みられたものの、戦後せんごはほとんど例れいが無ない。

駅伝えきでん偏重へんちょうとインカレポイント

大学だいがく経営けいえい策さくの一環いっかんとして、箱根はこね駅伝えきでんにPR効果こうかを期待きたいする大学だいがくが増ふえている。そのため「陸上りくじょう競技きょうぎ部ぶ」と称しょうしながら実際じっさいには長距離ちょうきょり部門ぶもんを中心ちゅうしんに運営うんえいしている大学だいがくや、「駅伝えきでん部ぶ」を称しょうする大学だいがく、「陸上りくじょう部ぶ監督かんとく」とは別べつに、駅伝えきでんに特とく化かした「駅伝えきでん監督かんとく」を擁ようする大学だいがくも見みられる。予選よせん会かいに出場しゅつじょうする大学だいがくの中なかには予選よせん会かいに全力ぜんりょくを傾かたむけるため、インカレへの出場しゅつじょうに消極しょうきょく的てきになりがちな大学だいがくもある。

予選よせん会かいの成績せいせきに関東かんとうインカレのポイントを導入どうにゅうした背景はいけいには、上記じょうきの「駅伝えきでん偏重へんちょう」対策たいさくが大おおきく影響えいきょうしている。主催しゅさい者しゃ側がわも箱根はこね駅伝えきでんを「世界せかいに通つうじる陸上りくじょう競技きょうぎ者しゃの育成いくせい」としており、その原点げんてんに立たち返かえる意味いみで導入どうにゅうした。このシステムは導入どうにゅう時じから物議ぶつぎを醸かもしており、関東かんとう学がく連れんも導入どうにゅう後ご5年ねんを経過けいかした2007年ねんを機きにシステムの再さい構築こうちくも考かんがえる可能かのう性せいを残のこした。一方いっぽうで廃止はいし論ろんなどに対たいし沢木さわき啓あきら祐ゆうは「たまたま同おなじ大学だいがくが悲劇ひげきの対象たいしょうになっているだけ」という見方みかたを示しめし、既すでに導入どうにゅうから5年ねん経過けいかしており各かく大学だいがくとも対策たいさくを練ねっていると廃止はいし論ろんを一蹴いっしゅう。青葉あおば昌幸まさゆきも「出場しゅつじょう枠わく増ぞうにも様々さまざまな経緯けいいがあるだけに、そのような事情じじょうを知しらないで（落選らくせんしたチームが）かわいそうだと言いわれても困こまる」とコメントしている。総そうじて関東かんとう学がく連れん側がわは、見直みなおし論ろんについては当初とうしょの予定よていどおり検討けんとう。第だい84回かい（2008年ねん）の予選よせん会かいよりポイント方式ほうしきが変更へんこうされたものの廃止はいしには否定ひてい的てきな見方みかたを示しめしていた。

インカレポイントについて、第だい86回かい（2010年ねん）終了しゅうりょう時じから廃止はいし・継続けいぞく又または新しん制度せいどの導入どうにゅうなどの議論ぎろんを重かさねた結果けっか、2012年ねん6月がつ6日にちに行おこなわれた関東かんとう学がく連れん代表だいひょう委員いいん総会そうかいにおいて、第だい89回かい（2013年ねん）は現行げんこうどおり実施じっし、第だい90回かい（2014年ねん）は不ふ採用さいようとすることが決定けっていされた。第だい91回かい（2015年ねん）以降いこうについては、廃止はいし・継続けいぞくのいずれの可能かのう性せいも残のこし、継続けいぞくして検討けんとうを重かさねたところ、2013年ねん6月がつ10日とおかの関東かんとう学がく連れん代表だいひょう委員いいん総会そうかいで「インカレポイントは5年ねんに1回かいの記念きねん大会たいかいにのみ採用さいようする」と決定けっていされた。具体ぐたい的てきな運用うんようについては今後こんご決定けっていするとしている。現在げんざい検討けんとうされている方式ほうしきは予選よせん会かいの枠わくとは別個べっこに予選よせん会かいが免除めんじょされる「インカレポイント枠わく」の創設そうせつである。この方式ほうしきでは、直近ちょっきん5年間ねんかんの関東かんとう学生がくせい対校たいこう選手権せんしゅけんの総合そうごう順位じゅんいとエントリー人数にんずうをポイント換算かんさんして上位じょうい1位いの大学だいがくが本戦ほんせんの出場しゅつじょう権けんを獲得かくとくすることになる（時事通信社じじつうしんしゃの報道ほうどうによる）。

2014年ねん3月がつ31日にちの関東かんとう学がく連れん代表だいひょう委員いいん総会そうかいにおいて、従来じゅうらいの関東かんとうインカレポイントにかわって、第だい95回かい大会たいかいからの5年ねんごとの記念きねん大会たいかいにおいて5年間ねんかんの総合そうごう成績せいせきの累計るいけいが最もっとも多おおい大学だいがくに出場しゅつじょう権けんを与あたえる関東かんとうインカレ成績せいせき枠わくが創設そうせつされることが正式せいしきに決定けっていされた。しかし、第だい95回かい大会たいかい後ご、この関東かんとうインカレ成績せいせき枠わくは1回かい限かぎりで廃止はいしされることが決定けってい。今後こんごインカレポイントがどのように活用かつようされていくのかは不明ふめいである。

関東かんとうへの戦力せんりょく偏重へんちょうと門戸もんこ開放かいほう論ろん

箱根はこね駅伝えきでんは、地方ちほう組織そしきである関東かんとう学がく連れんが主催しゅさいする地方ちほう大会たいかいであるにもかかわらず、テレビ報道ほうどうの影響えいきょうにより全国ぜんこく的てきに知名度ちめいどが高たかく、男子だんし学生がくせい駅伝えきでんの分野ぶんやではブランド力りょく、実力じつりょくともに、事実じじつ上じょうの頂点ちょうてんをとっている。一方いっぽうで、出場しゅつじょうは原則げんそくとして関東かんとう学がく連れんの加盟かめい校こうに限かぎられるため、有力ゆうりょく選手せんしゅが箱根はこね出場しゅつじょうを目標もくひょうに関東かんとう地区ちくの大学だいがくへ進学しんがくするようになり、男子だんし陸上りくじょう長距離ちょうきょりの人材じんざいの東京とうきょう一いち極きょく集中しゅうちゅうが起おこっている。

他た地域ちいきの大学だいがくからは、箱根はこね駅伝えきでんへの門戸もんこ開放かいほうを求もとめる声こえがしばしば発生はっせいする。古ふるくは、1960年代ねんだいに関東かんとう学がく連れん内ないで、予選よせん会かいへの出場しゅつじょう権けんの門戸もんこ開放かいほうを検討けんとうしたこともあるが、予選よせん会かいへの参加さんかを全国ぜんこくに開放かいほうした場合ばあいには全国ぜんこく大会たいかいとなるため、大会たいかいの主管しゅかんを日本にっぽん学がく連れんへ移うつす必要ひつようが生しょうじる。開催かいさいの主導しゅどう権けんが変かわることを避さけたかった関東かんとう学がく連れん有力ゆうりょく校こうのOBらが中心ちゅうしんになって反対はんたいしたため、結局けっきょくこの時ときの門戸もんこ開放かいほうは実現じつげんしなかった。

この動うごきを受うけた他ほかの学がく連れん、特とくに関西かんさい学がく連れん・東海とうかい学がく連れんが中心ちゅうしんになり、箱根はこねより高たかい権威けんいを持もつ全国ぜんこく大会たいかいを創設そうせつする目的もくてきで1970年ねんに全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでんが創設そうせつされる。続つづいて、1989年ねんには出雲いずも駅伝えきでんが創設そうせつされた。この両りょう駅伝えきでん大会たいかいは、日本にっぽん学がく連れんが主催しゅさいする全国ぜんこく大会たいかいであり、形式けいしき上じょうはこの両りょう大会たいかいが本来ほんらい最もっとも高たかい権威けんいをもつことになった。

しかし、以降いこうも出雲いずも駅伝えきでん、全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでんと箱根はこね駅伝えきでんを合あわせて「大学だいがく三さん大だい駅伝えきでん」と並ならび称しょうされるなど、箱根はこね駅伝えきでんのブランドは相変あいかわらず健在けんざいであり、更さらに地区ちく間あいだの実力じつりょくも埋うまっておらず、出雲いずも駅伝えきでん、全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでんでは、関東かんとう地区ちくの大学だいがくが上位じょういを独占どくせんする事例じれいが常態じょうたい化かしている。更さらに関東かんとう地区ちく大学だいがくの側がわでも、そのブランド力りょくに加くわえて、選手せんしゅに求もとめられる力量りきりょうも箱根はこね駅伝えきでんが一番いちばん大おおきいことから、箱根はこね駅伝えきでんを年間ねんかんの最大さいだい目標もくひょうに据すえてスケジュールを組くんでおり、それより前まえの時期じきに行おこなわれる出雲いずも駅伝えきでんと全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでんを、箱根はこね駅伝えきでんの前哨ぜんしょう戦せんと考かんがえ、必かならずしもベストメンバーを送おくり込こまない大学だいがくも少すくなくない。

箱根はこね駅伝えきでんの門戸もんこ開放かいほうは以降いこうも議論ぎろんされているが、教育きょういく機関きかんを指導しどうしている文部もんぶ科学かがく省しょうは、スポーツの全国ぜんこく大会たいかいは実力じつりょく本位ほんいの選手権せんしゅけん大会たいかいと、各かく地区ちく代表だいひょうの選抜せんばつ大会たいかいの2つしか開催かいさいしないよう学生がくせい競技きょうぎ団体だんたいへ指導しどうを行おこなっており、全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでんが選手権せんしゅけん大会たいかい、出雲いずも駅伝えきでんが選抜せんばつ大会たいかいであるため、箱根はこね駅伝えきでんを門戸もんこ開放かいほうされると、この三さん大会たいかいの関係かんけいが問題もんだいとなる。第だい80回かい（2004年ねん）には日本にっぽん学がく連れん選抜せんばつとして地方ちほう大学だいがくの学生がくせいが出走しゅっそうし6位い相当そうとうの成績せいせきを残のこしたが、これに対たいし関東かんとうの大学だいがくから反発はんぱつの声こえが上あがった結果けっか、以降いこうの記念きねん大会たいかいでは日本にっぽん学がく連れん選抜せんばつ自体じたいが編成へんせいされなくなってしまった。第だい100回かい（2024年ねん）には、予選よせん会かいに全国ぜんこくの大学だいがくの出場しゅつじょうを認みとめたが、この発表はっぴょうが2022年ねん6月がつだったことから地方ちほう大学だいがくの関係かんけい者しゃからは「すでに関東かんとうの大学だいがくへの高校こうこう3年生ねんせいのスカウトが終おわっているタイミングであり、あまりにも強化きょうかに時間じかんが足たりなすぎる」との声こえが上あがり、青山学院大学あおやまがくいんだいがく監督かんとくの原はら晋すすむも「1回かい限かぎりの解放かいほうは茶番ちゃばん」と批判ひはんしている。そしてその言葉ことば通どおり、予選よせん会かいを通過つうかした大学だいがくは全すべて関東かんとう地区ちくの大学だいがくとなり、第だい101回かい（2025年ねん）以降いこうは元もとの関東かんとう地区ちくの大学だいがくのみに戻もどされている。

箱根はこね駅伝えきでん不要ふよう論ろん

従来じゅうらいはテレビ東京てれびとうきょうがゴールのみ放送ほうそうしていたが、1987年ねんから日本にほんテレビが全国ぜんこくにネットして生放送なまほうそうを始はじめると、出場しゅつじょう大学だいがくにとって宣伝せんでん効果こうかも現あらわれて下記かきのような弊害へいがいを挙あげる者ものも散見さんけんする。

トラックの軽視けいし

持久じきゅう力りょく向上こうじょうのために長ながい距離きょりを走はしる練習れんしゅうばかり行おこない、速度そくどを付つけさせるトラック競技きょうぎを軽視けいしすることで、選手せんしゅに速度そくどが身みに付つかず、世界せかい大会たいかいで勝かてなくなるという指摘してきがある。高校こうこう時代じだいのトップ選手せんしゅであった遠藤えんどう日向ひなたや、外国がいこく人じん留学生りゅうがくせいのジュリアス・ギタヒ、サムエル・ワンジル、ビタン・カロキのように、敢あえて関東かんとうの大学だいがくに進学しんがくせず、直接ちょくせつ実業じつぎょう団だんに入はいる例れいも見みられる。

箱根はこね駅伝えきでん燃もえ尽つき症候群しょうこうぐん

箱根はこね駅伝えきでんで大だい活躍かつやくした選手せんしゅが大学だいがく卒業そつぎょう後ごに実業じつぎょう団だんに入はいったものの、期待きたいされた程ほどの活躍かつやくができずに故障こしょうや不調ふちょうに悩なやまされて引退いんたいした選手せんしゅも少すくなくない。出場しゅつじょうできても卒業そつぎょうせずに中退ちゅうたいした者ものまで現あらわれている。

• 早稲田大学わせだだいがく時代じだいに箱根はこね駅伝えきでんで4年ねん連続れんぞく区間くかん賞しょう（区間くかん新しん3回かい）を記録きろくした武井たけい隆次りゅうじは、トラック、駅伝えきでんと季き節ぶしを問とわずフルに走はしり続つづけた影響えいきょうからか卒業そつぎょう後ごは長ながい故障こしょうにさいなまれ、ヱスビゑすびー食品しょくひん時代じだいの日本にっぽん代表だいひょう歴れきは、29歳さいの時ときのアジア大会たいかい・マラソン代表だいひょうのみにとどまった。
• 同おなじく早稲田大学わせだだいがく出身しゅっしんの渡辺わたなべ康幸やすゆきは、箱根はこね駅伝えきでんでは2年ねん次つぎに1区く区間くかん新しん、3年ねん次つぎに2区く区間くかん新しんなど華々はなばなしく活躍かつやくし、トラックでも4年ねん次つぎに世界せかい選手権せんしゅけんイェーテボリ大会たいかい10000m12位い、ユニバーシアード福岡ふくおか大会たいかい10000m金きんメダルと輝かがやかしい成績せいせきを残のこした。しかし過密かみつスケジュールによる慢性まんせい疲労ひろうが徐々じょじょに体からだを蝕むしばみ、卒業そつぎょう前まえに予定よていしていた東京とうきょう国際こくさいマラソンは欠場けつじょうに追おい込こまれ、急遽きゅうきょ出場しゅつじょうしたびわ湖こ毎日まいにちマラソンも7位いに終おわった。ヱスビゑすびー食品しょくひん入社にゅうしゃ後ご1996年ねんアトランタオリンピック10000m代表だいひょうに選えらばれるが、左ひだりアキレス腱あきれすけんの故障こしょうで欠場けつじょう。以降いこう度重たびかさなるアキレス腱あきれすけんの故障こしょうに苦くるしみ、2002年ねんに29歳さいの若わかさで引退いんたいした。
• 近年きんねんでは「新しん・山やまの神かみ」と称しょうされた柏原かしわばら竜二りゅうじが、卒業そつぎょう後ご相次あいつぐ怪我けがに悩なやまされ富士通ふじつう入社にゅうしゃからわずか5年ねんで引退いんたいした 他た、青山学院大学あおやまがくいんだいがくの過渡かと期きのエースとして活躍かつやくした出で岐雄大だいはモチベーション低下ていかにより中国電力ちゅうごくでんりょく入社にゅうしゃからわずか3年ねんで引退いんたいした。
• 外国がいこく人じん留学生りゅうがくせいではメクボ・ジョブ・モグス、ギタウ・ダニエル等ひとしが実業じつぎょう団だん入いり後ご、大学だいがく時代じだいほどの活躍かつやくが出来できていない。

対照たいしょう的てきに、箱根はこね駅伝えきでんを走はしらずに実業じつぎょう団だんや世界せかいに通用つうようした選手せんしゅも存在そんざいする。

• 龍谷大りゅうこくだい学がく出身しゅっしんの高岡たかおか寿ことぶき成しげるは洛らく南みなみ高校こうこう時代じだい、3年ねん連続れんぞくで全国ぜんこく高校こうこう駅伝えきでんに出場しゅつじょうし、3年ねん次つぎに4区くで当時とうじの区間くかん新しん記録きろくを樹立じゅりつする等とうロードでの実績じっせきはあったことから、関東かんとうの大学だいがくからもスカウトを受うけていたが全すべて断ことわった。しかしトラック中心ちゅうしんの練習れんしゅうの成果せいかにより、大学だいがく4年ねん次じには5000mの日本にっぽん記録きろくを樹立じゅりつした。カネボウに入社にゅうしゃ後ごも、3000m、5000m、10000mで日本にっぽん記録きろくを次々つぎつぎに樹立じゅりつし、2002年ねんのシカゴマラソンでは日本にっぽん記録きろくを樹立じゅりつ。世界せかい大会たいかいでのメダルこそ獲得かくとくできなかったものの、30代だい後半こうはんまで第だい一線いっせんで活躍かつやくを続つづけた。
• 1988年ねんソウルオリンピック、1992年ねんバルセロナオリンピックで4位い入賞にゅうしょうした中山なかやま竹たけ通どおり、そのバルセロナオリンピックで銀ぎんメダルに輝かがやいた森下もりした広一ひろかずはともに高校こうこうから実業じつぎょう団だんに進すすんでいる。
• 青山学院大学あおやまがくいんだいがく出身しゅっしんの橋本はしもと崚は、大学だいがく在籍ざいせき時じは全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでんには2回かい出場しゅつじょうしたが、箱根はこね駅伝えきでんは一いち度ども走はしっていない。卒業そつぎょう後ご、GMOアスリーツに入はいってからは頭角とうかくを現あらわし、2016年ねんの防府ほうふ読売よみうりマラソンで初はつ優勝ゆうしょう。2019年ねんのMGCでは5位いに入はいっている。

箱根はこね駅伝えきでん創設そうせつの目的もくてきは「世界せかいに通用つうようする長距離ちょうきょり選手せんしゅの育成いくせい」であるが、実際じっさいには多おおくの選手せんしゅが箱根はこね駅伝えきでんを最終さいしゅう目標もくひょうとしており、卒業そつぎょう後ごは実業じつぎょう団だんに進すすまず競技きょうぎの第だい一線いっせんから退しりぞくのが現状げんじょうであり区間くかん賞しょう・区間くかん新しん記録きろくを樹立じゅりつした選手せんしゅも例外れいがいではない（中澤なかざわ晃あきら、鐘かねヶ江こう幸治こうじ、高橋たかはし宗そう司つかさ）。一方いっぽうで、箱根はこね駅伝えきでんという大おおきな目標もくひょうがあるからこそ、モチベーションを保たもって陸上りくじょう競技きょうぎを続つづけている選手せんしゅが多おおい、という一いち面めんもあり、日本にっぽんの男子だんし陸上りくじょう長距離ちょうきょり界かいの裾野すそのの拡大かくだいに箱根はこね駅伝えきでんは貢献こうけんしていると主張しゅちょうする者ものも多おおい。

• 山梨学院大学やまなしがくいんだいがく出身しゅっしんの尾お方かた剛つよしは、箱根はこね駅伝えきでんは2年ねん次じの第だい70回かい箱根はこね駅伝えきでん10区くで区間くかん賞しょうを獲得かくとくし山梨学院大学やまなしがくいんだいがくの優勝ゆうしょうに貢献こうけんしたものの、度重たびかさなる故障こしょうに苦くるしみその1回かいしか出場しゅつじょうできなかった。中国電力ちゅうごくでんりょく入社にゅうしゃ後ご、30歳さいごろからフルマラソンで結果けっかを表あらわして、2004年ねん12月の福岡ふくおか国際こくさいマラソンでフルマラソン初はつ優勝ゆうしょうを果はたす。2005年ねん8月がつの世界せかい陸上りくじょうヘルシンキ大会たいかい本ほん大会たいかいでは、2時じ間あいだ11分ふん16秒びょうの好成績こうせいせきで日本人にっぽんじんトップの3位い入賞にゅうしょう、銅どうメダルを獲得かくとくした。尾お方かたを最後さいごに現在げんざいまで世界せかい陸上りくじょう、およびオリンピックでメダルを獲得かくとくした日本人にっぽんじん選手せんしゅは現あらわれていない。
• 学習院大学がくしゅういんだいがくで学がく連れん選抜せんばつの一員いちいんとして出場しゅつじょうした川内かわうち優輝ゆきも卒業そつぎょう後ご実業じつぎょう団だんに所属しょぞくしなかったが、公務員こうむいんと市民しみんランナーを両立りょうりつしながら実業じつぎょう団だんの選手せんしゅに引ひけをとらない活躍かつやくを見みせ、2019年ねんにプロランナーに転向てんこうしている。
• 青山学院大学あおやまがくいんだいがく出身しゅっしんの吉田よしだ祐也ゆうやは、3年次ねんじまでは箱根はこね駅伝えきでんに出場しゅつじょう経験けいけんが無なく、大学だいがく卒業そつぎょう後ごは競技きょうぎの第だい一線いっせんから退しりぞく事ことを表明ひょうめいしていた。しかし、最終さいしゅう学年がくねんに初はじめての箱根はこね駅伝えきでん（第だい96回かい箱根はこね駅伝えきでん）で4区くを走はしると区間くかん新しん記録きろくを樹立じゅりつし、青山学院大学あおやまがくいんだいがくの2年ねんぶりの優勝ゆうしょうに貢献こうけん。その1ヶ月かげつ後ごの別府べっぷ大分おおいた毎日まいにちマラソンで初はつマラソンを走はしり、学生がくせい歴代れきだい2位い・初はつマラソン歴代れきだい2位いとなる2時じ間あいだ8分ふん30秒びょうを記録きろくしたことから、原はら晋すすむ監督かんとくをはじめ、陸上りくじょう関係かんけい者しゃから競技きょうぎ継続けいぞくを薦すすめられる。結果けっか、引退いんたいを撤回てっかいして内定ないてい先さきの企業きぎょうを辞退じたい。GMOアスリーツで競技きょうぎを継続けいぞくした。卒業そつぎょう後ご、2020年ねん12月の福岡ふくおか国際こくさいマラソンに出場しゅつじょう、2時じ間あいだ7分ふん05秒びょうの自己じこ記録きろくで2回かい目めのマラソンにして初はつ優勝ゆうしょうを飾かざった。
• 北京ぺきんオリンピック以降いこうの男子だんしマラソン代表だいひょうは、全すべて箱根はこね駅伝えきでん経験けいけん者しゃで占しめられている（北京ぺきん…尾お方かた、佐藤さとう敦あつし之これ、大崎おおさき悟史さとし。ロンドン…中本なかもと健太郎けんたろう、山本やまもと亮あきら、藤原ふじわら新しん。リオデジャネイロ…佐々木ささき悟さとる、北島きたじま寿ことぶき典のり、石川いしかわ末廣すえひろ、東京とうきょう…中村なかむら匠たくみ吾われ、服部はっとり勇いさむ馬ば、大迫おおさこ傑すぐる、パリ…小山こやま直ただし城じょう、赤崎あかさき暁あかつき、大迫おおさこ）。
• 2019年ねんのMGCでエントリーした31人にん中ちゅう、箱根はこね駅伝えきでん経験けいけん者しゃが25人にんを占しめ、箱根はこね駅伝えきでん未み経験けいけんの選手せんしゅは前述ぜんじゅつの橋本はしもと崚を含ふくめわずか6人にんであった。また、2023年ねんのMGCでエントリーした65人にん中ちゅう、箱根はこね駅伝えきでん経験けいけん者しゃは56人にんを占しめた。
• 2017年ねん後半こうはん以降いこう、箱根はこね駅伝えきでん経験けいけん者しゃである大迫おおさこ、設楽したら悠太ゆうた、鈴木すずき健吾けんご等ひとしがマラソンで相次あいついで好こう記録きろくを出だしている。

大学だいがく陸上りくじょう部ぶ関係かんけい者しゃによる不祥事ふしょうじとその対応たいおう

大学だいがく陸上りくじょう部ぶ関係かんけい者しゃが事件じけんや不祥事ふしょうじを起おこした場合ばあい、各かく大学だいがくで相応そうおうの処分しょぶんがなされるほかに、箱根はこね駅伝えきでん参加さんか大学だいがくに対たいしては競技きょうぎ団体だんたいである関東かんとう学がく連れんが同どう連盟れんめいの規約きやくに基もとづき審査しんさを行おこない、当事とうじ者しゃ又または所属しょぞく大学だいがくに対たいして罰則ばっそくを与あたえることがある（規約きやく第だい62条じょう）。

近年きんねん発覚はっかくした事件じけん・不祥事ふしょうじの概要がいようと処分しょぶん

• 2008年ねん12月1日にち、第だい85回かい（2009年ねん）のシード校こうである東洋大学とうようだいがく経済学部けいざいがくぶ2年ねんの陸上りくじょう部員ぶいん（駅伝えきでん選手せんしゅ）が、通学つうがく途中とちゅうの東武とうぶ東上とうじょう線せん電車でんしゃ内ないでの強制きょうせいわいせつ行為こういで現行げんこう犯はん逮捕たいほされるという事件じけんを起おこした。本ほん大会たいかい出場しゅつじょう大学だいがく所属しょぞくの陸上りくじょう部員ぶいんによる不祥事ふしょうじが発覚はっかくしたのは、これが初はじめてのことであった。箱根はこね駅伝えきでん本ほん大会たいかいまで1カ月かげつを切きった時期じきではあったが、東洋大学とうようだいがくはこの問題もんだいに対たいする処分しょぶんとして、当該とうがい学生がくせいの退すさ部ぶ処分しょぶんと監督かんとくと部長ぶちょうの引責いんせき辞任じにん、陸上りくじょう部長ぶちょう距離きょり部門ぶもんのチーム練習れんしゅうを無む期限きげん自粛じしゅくする決定けっていをした。この対応たいおうを受うけた関東かんとう学がく連れんは特別とくべつ審査しんさ委員いいん会かいを開ひらき、12月5日にちに、東洋大学とうようだいがくへの補助ほじょ金きんの支給しきゅう停止ていし、本ほん大会たいかいでの集団しゅうだん応援おうえんの禁止きんしといった条件じょうけんを付つけた上うえで、東洋大学とうようだいがくの出場しゅつじょうを認みとめる決定けっていをした。この決定けっていについて関東かんとう学がく連れんは、集団しゅうだんではなく個人こじんでの犯罪はんざいであった点てん、加害かがい者しゃが個人こじん的てきに責任せきにんを問とえる成人せいじんである点てん、合宿がっしゅくなどチームの活動かつどう中ちゅうではない時ときに起おきた点てんを挙あげた上うえで「一部いちぶ員いんの不祥事ふしょうじによって真摯しんしに勉学べんがくとトレーニングに励はげんだ部員ぶいん諸君しょくんがその成果せいかを発表はっぴょうする機会きかいまで失うしなうことは誠まことに不憫ふびん」との見解けんかいを表明ひょうめいした。無む期限きげんの活動かつどう自粛じしゅくは12月6日にちに解除かいじょされた（自粛じしゅく期間きかん5日間にちかん）。
• 2009年ねん3月がつ、日本体育大学にほんたいいくだいがく陸上りくじょう部ぶの跳躍ちょうやく種目しゅもく選手せんしゅが同どう部ぶ合宿がっしゅく所内しょないで大麻たいまを栽培さいばいし、大麻たいま取締とりしまり法ほう違反いはん容疑ようぎで書類しょるい送検そうけんされたことなどを理由りゆうに関東かんとう学がく連れんの特別とくべつ審査しんさ委員いいん会かいは4月がつ17日にち、日本体育大学にほんたいいくだいがく陸上りくじょう部ぶ全体ぜんたいに対たいして箱根はこね駅伝えきでんの次じ大会たいかいシード権けんの剥奪はくだつ、出雲いずも全日本ぜんにほん大学だいがく選抜せんばつ駅伝えきでんと全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでんへの推薦すいせん取消とりけしを含ふくめた処分しょぶんを決定けっていした。日本体育大学にほんたいいくだいがく側がわは当初とうしょ、陸上りくじょう競技きょうぎ部ぶの学生がくせい約やく400人にんに連帯れんたい責任せきにんを負おわせるのは筋違すじちがいなどと反発はんぱつし、関東かんとう学がく連れんに対たいして質問しつもん状じょうを出だした が、最終さいしゅう的てきには処分しょぶんを受うけ入いれた。次つぎ大会たいかいのシード権けん剥奪はくだつは箱根はこね駅伝えきでん史上しじょう初はじめてである。
  詳細しょうさいは「日本体育大学にほんたいいくだいがく#陸上りくじょう競技きょうぎ部ぶによる大麻たいま栽培さいばい・通貨つうか偽造ぎぞう事件じけん」を参照さんしょう
• 2021年ねん5月がつ、同年どうねん1月がつの第だい97回かい大会たいかいで総合そうごう優勝ゆうしょうした駒澤大学こまざわだいがくのアンカー選手せんしゅが未成年みせいねん者しゃに対たいするわいせつ行為こういをしたとして神奈川かながわ県警けんけいに逮捕たいほされる事件じけんが発覚はっかくした。

詳細しょうさいは「駒澤大学こまざわだいがく駅伝えきでん選手せんしゅ未成年みせいねんわいせつ事件じけん」を参照さんしょう

中継ちゅうけい番組ばんぐみ

テレビ放送ほうそう

テレビ東京てれびとうきょう制作せいさく

東京とうきょう箱根はこね間あいだ復ふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそう 中継ちゅうけい
ジャンル	スポーツ中継ちゅうけい
製作せいさく
制作せいさく	テレビ東京てれびとうきょう
放送ほうそう
放送ほうそう国こく・地域ちいき	日本にっぽん
放送ほうそう期間きかん	1979年ねん1月がつ3日にち - 1986年ねん1月がつ3日にち

第だい55回かい（1979年ねん〈昭和しょうわ54年ねん〉）から東京とうきょう12チャンネル（1981年ねん〈昭和しょうわ56年ねん〉にテレビ東京てれびとうきょうへ改称かいしょう）が初はじめてのテレビ放送ほうそうを開始かいしした（1979年ねんから1982年ねんまではサンテレビへもネット、1983年ねんからはネット局きょくがテレビ大阪てれびおおさかに変更へんこう）。しかし完全かんぜん中継ちゅうけいではなく、1月がつ3日にち12:00 - 13:54の録画ろくがダイジェスト放送ほうそう（ゴールは生放送なまほうそう、放送ほうそうを開始かいしした1979年ねんは13:25 - 14:10の放送ほうそう）であった。その後ご、日本にほんテレビが中継ちゅうけいすることに伴ともない第だい62回かい（1986年ねん〈昭和しょうわ61年ねん〉）でテレビ東京てれびとうきょうでの放送ほうそうは終了しゅうりょうした。

テレビ東京てれびとうきょう制作せいさく版ばんの映像えいぞうは長ながらく日ひの目めを見みる機会きかいが非常ひじょうに少すくなかったためお蔵ぞう入いりしたが、2014年ねん（平成へいせい26年ねん）に放送ほうそうされた『テレビ東京てれびとうきょう開局かいきょく50周年しゅうねん特別とくべつ企画きかく 50年ねんのモヤモヤ映像えいぞう大だい放出ほうしゅつ! この手ての番組ばんぐみ初はじめてやりますSP』の中なかで第だい59回かい（1983年ねん〈昭和しょうわ58年ねん〉）の映像えいぞうを蔵出くらだしで放送ほうそうされた。テレビ東京てれびとうきょうで中継ちゅうけいされていた時代じだいの最高さいこう視聴しちょう率りつは13.4%（ビデオリサーチ調しらべ、関東かんとう地区ちく・世帯せたい・リアルタイム）と同どう番組ばんぐみの中なかで紹介しょうかいされている。

日本にほんテレビ制作せいさく

駅伝えきでんの先頭せんとうを走はしる中継ちゅうけい車しゃ（2004年ねん）

箱根はこね駅伝えきでんのテレビ中継ちゅうけい車しゃ（2004年ねん）

箱根はこね駅伝えきでん仕様しようの撮影さつえい車しゃ

第だい63回かい（1987年ねん）から日本にほんテレビが特別とくべつ後援こうえんに入はいり、全国ぜんこくネットの本格ほんかく的てきなテレビ中継ちゅうけいが開始かいしされた。

日本にほんテレビによるテレビ中継ちゅうけいの詳細しょうさいについては「新春しんしゅんスポーツスペシャル箱根はこね駅伝えきでん」を参照さんしょう

地上波ちじょうはに加くわえ、第だい73回かい - 第だい76回かい（1997年ねん - 2000年ねん）の中継ちゅうけいはCS★日にっテレでも同時どうじ放送ほうそう。その後ごはBS日にっテレ（当日とうじつ）にてダイジェスト版ばん、G+ SPORTS & NEWS→日にちテレジータス（大会たいかい終了しゅうりょうから数日すうじつ後ご）にてダイジェスト版ばんや完全かんぜん版ばんが放送ほうそうされている。また第だい94回かい（2018年ねん）以降いこう、インターネットでの動画どうが配信はいしんも行おこなっている（後述こうじゅつ）。

系列けいれつ局きょく（ネット局きょく）がない沖縄おきなわ県けん内うちでは、上記じょうきの衛星えいせい放送ほうそうやインターネットを介かいした視聴しちょうが主おもだったが、県内けんないのケーブルテレビ局てれびきょくが鹿児島かごしま読売よみうりテレビの一部いちぶ番組ばんぐみを区域くいき外がい再さい放送ほうそうする方式ほうしきを取とり入いれたことにより、本ほん番組ばんぐみも第だい96回かい（2020年ねん）から沖縄おきなわケーブルネットワーク（テレビにらい）で、第だい99回かい（2023年ねん）から宮古みやこテレビでもリアルタイム放送ほうそうが行おこなわれている。

予選よせん会かいについても、第だい68回かい（1991年ねん）から地上波ちじょうはの録画ろくが中継ちゅうけい（ダイジェスト版ばん）を開始かいしし、後のちに生なま中継ちゅうけいをG+ SPORTS & NEWSにて開始かいし。第だい90回かい（2013年ねん）から生なま中継ちゅうけいは地上波ちじょうはでの放送ほうそうとなり、全国ぜんこくの大学だいがくに参加さんか資格しかくが与あたえられた第だい100回かい（2023年ねん）は初はつの地上波ちじょうは全国ぜんこくネットでの放送ほうそうとなった（その他た詳細しょうさいは当該とうがい項こう参照さんしょう）。

ラジオ放送ほうそう

ラジオでの中継ちゅうけいはテレビでの中継ちゅうけいよりも古ふるくから行おこなわれ、複数ふくすうの放送ほうそう局きょくが中継ちゅうけいを行おこなっている。以下いかに制作せいさく局きょくの体制たいせいや概要がいようについて記述きじゅつする。ラジオ中継ちゅうけいの実況じっきょう用ようの映像えいぞうは日本にほんテレビが制作せいさく、テレビ放送ほうそう用ようとは別べつに各局かくきょくに送おくっている。

NHK制作せいさく

東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそう
ジャンル	スポーツ中継ちゅうけい
放送ほうそう方式ほうしき	生放送なまほうそう
放送ほうそう期間きかん	1953年ねん -
放送ほうそう時間じかん	毎年まいとし1月がつ2日にち - 1月がつ3日にち
放送ほうそう局きょく	NHKラジオ第だい1放送ほうそう

1953年ねん（第だい29回かい）からNHKラジオ第だい1（R1）で放送ほうそう。中継ちゅうけい開始かいし当初とうしょは品川しながわから小田原おだわらの間あいだはノイズが酷ひどく生なま中継ちゅうけいが困難こんなんだったことから、往路おうろと復路ふくろ共ともに13時じからの放送ほうそうで、番組ばんぐみ途中とちゅうまでは録音ろくおんによる時差じさ中継ちゅうけい、後半こうはんは生なま中継ちゅうけいとしていた。やがてスタートからの生なま中継ちゅうけいが行おこなわれるようになるも、1993年ねん時点じてんでも別べつ番組ばんぐみ放送ほうそうのため10時じ台だいはまるまる中断ちゅうだんしていた。第だい70回かい（1994年ねん）以降いこうはこのような中断ちゅうだんのない完全かんぜん中継ちゅうけい態勢たいせいだが、それでも毎まい正時まさとき前後ぜんこうにニュースによる中断ちゅうだんが入はいる（正午しょうご前後ぜんこうはローカル枠わく気象きしょう情報じょうほう・交通こうつう情報じょうほうを含ふくめ20分ふん、それ以外いがいは数すう分ふん）。

• 第だい49回かい大会たいかい（1973年ねん）は中継ちゅうけい自体じたいが取とり止とめられた。第だい42回かい（1966年ねん）から導入どうにゅうされた復路ふくろの全校ぜんこう一斉いっせいスタートなどの影響えいきょうで本来ほんらいの順位じゅんいが全まったくわからなくなったことや、交通こうつう量りょうの問題もんだいから関係かんけい車両しゃりょうを削減さくげんする必要ひつように迫せまられNHKの中継ちゅうけい車しゃが出だせなくなったことが理由りゆうとされている。

• 第だい100回かい大会たいかい（2024年ねん）は往路おうろはR1で中継ちゅうけいしたが、復路ふくろは1月がつ1日にちに発生はっせいした令れい和わ6年ねん能登半島のとはんとう地震じしんの報道ほうどう関連かんれん番組ばんぐみを編成へんせいしたため、FMでの振替ふりかえ放送ほうそうとなった。

ラジオ中継ちゅうけい車しゃも出だしている。第だい66回かい（1990年ねん）までは3台だい使用しようしていたが、第だい67回かい（1991年ねん）以降いこうはラジオセンター132スタジオ内ないのブースから、モニターに映うつし出だされる日本にほんテレビの映像えいぞうを見みながら実況じっきょうを行おこなう方式ほうしきをとり、沿道えんどうに出だす中継ちゅうけい車しゃは1台だいのみとして主おもに第だい2集団しゅうだんに付つくことになった。また、各かく拠点きょてんにアナウンサーを配置はいちし、電話でんわリポートで臨場りんじょう感かんのある実況じっきょう中継ちゅうけいを行おこなう。なおコースにはテレビ取材しゅざい用よう報道ほうどうカメラ車しゃも出でていて、日本にほんテレビの移動いどう1号車ごうしゃの後のちに付つく。

NHKワールド・ラジオ日本にっぽんは第だい88回かい（2012年ねん）までは放送ほうそう権けん上じょうの制約せいやくおよび電波でんぱ運用うんよう面めんの都合つごう上じょう、12時じ台だいの中断ちゅうだんニュースを除のぞいて同時どうじ放送ほうそうせず、当該とうがい時間じかん帯たいはFM放送ほうそうの邦楽ほうがく関連かんれんの年始ねんし特集とくしゅう番組ばんぐみや定時ていじ番組ばんぐみおよび地上ちじょうデジタルラジオ実用じつよう化か試験しけん放送ほうそうの音楽おんがく番組ばんぐみを中心ちゅうしんに別べつ番組ばんぐみへ差さし替かえていたが、第だい89回かい（2013年ねん）から全編ぜんぺん同時どうじ放送ほうそうしている。

日本にほんテレビでのテレビ独占どくせん生せい中継ちゅうけいが決きまる前まえに、関東かんとう学がく連れんはNHKにもラジオに加くわえてテレビも生なま中継ちゅうけいを要請ようせいするも、全国ぜんこく参加さんかではないことや、山間さんかん部ぶにおける中継ちゅうけいが困難こんなんであることを理由りゆうとして断ことわられている。ただしNHKとしては、第だい56回かい大会たいかい（1980年ねん）で、同年どうねん開催かいさいのモスクワオリンピック（後のちに日本にっぽんは出場しゅつじょうボイコット）の男子だんしマラソン出場しゅつじょうが有力ゆうりょく視しされていた瀬古せこ利彦としひこ（早稲田大学わせだだいがく）が2区くを走はしる模様もようを『日本にっぽんの新春しんしゅん』という特番とくばんの中なかで生なま中継ちゅうけいしており、「わずか3分ふん」ながらNHKテレビでの中継ちゅうけい事例じれいとなっている。

文化放送ぶんかほうそう制作せいさく

東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそう
ジャンル	スポーツ中継ちゅうけい
放送ほうそう方式ほうしき	生放送なまほうそう
放送ほうそう期間きかん	1994年ねん -
放送ほうそう時間じかん	毎年まいとし1月がつ2日にち - 1月がつ3日にち
放送ほうそう局きょく	文化放送ぶんかほうそう
公式こうしきサイト	公式こうしきサイト

『文化放送ぶんかほうそう新春しんしゅんスポーツスペシャル 第だい○回かい箱根はこね駅伝えきでん実況じっきょう中継ちゅうけい』として中継ちゅうけい。第だい33回かい（1957年ねん）から第だい62回かい（1986年ねん）までは部分ぶぶん的てきに中継ちゅうけいし、第だい70回かい（1994年ねん）以降いこうの大会たいかいで完全かんぜん実況じっきょう生せい中継ちゅうけいを実施じっししている。

文化ぶんか放送ほうそうでは、「箱根はこね駅伝えきでんへの道みち」と題だいした10分ふん番組ばんぐみを制作せいさくしたうえで、毎年まいとし10月がつから12月がつにかけて平日へいじつのナイターオフ期間きかん限定げんてい番組ばんぐみに内包ないほう。毎年まいとしの大会たいかい終了しゅうりょう後ごには、『箱根はこね駅伝えきでんへの道みち～襷たすきと絆きずなの物語ものがたり（ストーリー）～』と題だいした特別とくべつ番組ばんぐみも放送ほうそうしている。また、箱根はこね駅伝えきでんと並ならんで「大学だいがく3大だい駅伝えきでん」に数かぞえられている『出雲いずも駅伝えきでん』『全日本ぜんにほん大学だいがく駅伝えきでん』も中継ちゅうけいしているため、「大学だいがく駅伝えきでんラジオ独ひとり占じめ -FIGHT THE FUTURE-」をキャッチフレーズに掲かかげている。

2022年ねんからチーフディレクターを担当たんとうする黒川くろかわ麻希まき（文化放送ぶんかほうそう）によれば、アナウンサー、ディレクター、技術ぎじゅつスタッフ、インターネットへの速報そくほう・情報じょうほう発信はっしんに専念せんねんするスタッフ、アルバイトスタッフを含ふくめて70名めい前後ぜんこうで中継ちゅうけいを制作せいさく。同局どうきょくの放送ほうそう対象たいしょう地域ちいきである関東かんとう地区ちくでは、他たのスポーツ中継ちゅうけいやレギュラー番組ばんぐみを凌しのぐほどの聴取ちょうしゅ率りつを例年れいねん記録きろくしているという。

第だい79回かい大会たいかい（2003年ねん）からは原則げんそくとしてNRN加盟かめい局きょくでも放送ほうそう。後述こうじゅつするネット局きょく（2020年ねん以降いこうは32局きょく）では、『新春しんしゅんスポーツスペシャル 第だい○回かい箱根はこね駅伝えきでん実況じっきょう中継ちゅうけい』というタイトルで、基本きほんとして8:00、8:30、9:00のいずれかの時間じかんから14:00まで中継ちゅうけいの同時どうじネットを実施じっしする。文化ぶんか放送ほうそう（関東かんとうローカル）のみで放送ほうそうされる時とき間あいだ帯たい（7:30 - 8:00および14:00以降いこう）には「文化放送ぶんかほうそう新春しんしゅんスポーツスペシャル」というタイトルを使用しようしているが、ネット局きょくでも放送ほうそうする時とき間あいだ帯たいには、CM明あけのジングルもネット局きょく向むけに文化放送ぶんかほうそうからの裏うら送おくり方式ほうしきで差さし替かえている。

自前じまえの中継ちゅうけい車しゃを出だしていないため、メイン実況じっきょうのアナウンサー（公式こうしきサイト上じょうの呼称こしょうは「センター実況じっきょう」→「総合そうごう実況じっきょう」、2023年ねん以降いこうは往路おうろ：斉藤さいとう一美かずみ、復路ふくろ：寺島てらしま啓あきら太ふとし）は、スタジオ（放送ほうそう上じょうの呼称こしょうは「放送ほうそうセンター」）で日本にほんテレビの映像えいぞうを見みながら実況じっきょう（いわゆる「オフチューブ」方式ほうしき）。同局どうきょくの中継ちゅうけいとは別べつに、大学生だいがくせい時代じだいに箱根はこね駅伝えきでんで目覚めざましい活躍かつやくを見みせた人物じんぶつを、「メイン解説かいせつ者しゃ」（2023年ねん以降いこうは柏原かしわばら竜二りゅうじが復路ふくろのみ、2024年ねんには柏原かしわばらに加くわえて往路おうろ・復路ふくろ共通きょうつうで大だい志田しだ秀次しゅうじ）や「ゲスト解説かいせつ者しゃ」（2024年ねんは「プレーヤーズ解説かいせつ」との肩書かたがきで近藤こんどう幸太郎こうたろう）に迎むかえている。

また、「放送ほうそうセンター」とは別べつのスタジオを、「情報じょうほうセンター」という名称めいしょうで使用しよう。記録きろく・タイムを伝つたえるアナウンサー1名めい（2023年ねん以降いこうは往路おうろ：寺島てらしま、復路ふくろ：斉藤さいとう）、中継ちゅうけい所しょ通過つうか時点じてんでの順位じゅんい速報そくほうや（1区く・6区くを除のぞく）区間くかんの走者そうしゃの氏名しめい・大学だいがく名めいを伝つたえる女性じょせいアナウンサー1名めい（2023年ねん以降いこうはフリーアナウンサーの小川おがわ真由美まゆみ）、「ネットスタジオ担当たんとう」（提供ていきょうクレジットの読よみ上あげや途中とちゅう飛とび乗のり・飛とび降おりネット局きょく向むけの案内あんないを担当たんとうするアナウンサー）1名めい（2022年ねん・2023年ねんは往・復路ふくろとも松井まつい佐たすく祐里ゆり）を入いれている。順位じゅんい速報そくほう担当たんとうの女性じょせいアナウンサー は、2018年ねんまで、Twitter上うえの公式こうしきアカウントに寄よせられた大会たいかい・中継ちゅうけい関連かんれんのツイートの一部いちぶも読よみ上あげていた。2019年ねんからは、ツイートに代かわって、「応援おうえん一いち口くちメモ」（本選ほんせん出場しゅつじょう全校ぜんこうへの事前じぜん取材しゅざいに基もとづく注目ちゅうもく選手せんしゅの情報じょうほう）を紹介しょうかいしている。

その一方いっぽうで、中継ちゅうけいではニュース、天気てんき予報よほう、交通こうつう情報じょうほう、首都しゅと圏けんの鉄道てつどう情報じょうほうを随時ずいじ挿入そうにゅうしている。11時じ台だい後半こうはんに放送ほうそうする文化ぶんか放送ほうそう発はつのニュース、天気てんき予報よほう、交通こうつう情報じょうほうはネット局きょくでもそのまま流ながれるため、同局どうきょくのみで関東かんとうローカル向むけに放送ほうそうする場合ばあいのタイトル（「文化放送ぶんかほうそうニュース」「文化放送ぶんかほうそう交通こうつう情報じょうほう」「文化放送ぶんかほうそう天気てんき予報よほう」）やジングルを使用しようせず、「全国ぜんこくのニュース」「首都しゅと圏けんの交通こうつう情報じょうほう・天気てんき予報よほう」と改題かいだい。BGMも、「箱根はこね八はち里り」に変更へんこうしている。ネット局きょくは9:58、10:58、12:58から5分間ふんかんずつ中継ちゅうけいを中断ちゅうだんしたうえで、ローカル向むけのニュース、天気てんき予報よほう、交通こうつう情報じょうほうを放送ほうそう。さらに、「情報じょうほうセンター」からの記録きろくの読よみ上あげや、中継ちゅうけい所しょ・拠点きょてんからのリポート、「応援おうえん一いち口くちメモ」の直前ちょくぜんにはジングルを鳴ならし分わけている。

実況じっきょうについては、放送ほうそう事業じぎょう局きょく報道ほうどうスポーツセンター所属しょぞくのスポーツアナウンサーを総動員そうどういん。往路おうろ・復路ふくろとも、すべての中継ちゅうけい所しょと区間くかん内ないの一部いちぶ拠点きょてんにアナウンサーやリポーターを配置はいちしている ため、「総合そうごう実況じっきょう」と「情報じょうほうセンター」を担当たんとうしないスポーツアナウンサー、「情報じょうほうセンター」を担当たんとうしない制作せいさく部ぶ所属しょぞくのアナウンサー（2023年ねんは砂山すなやま圭けい大だい郎ろう）、文化放送ぶんかほうそうの元もとアナウンサー（鈴木すずき光ひかり裕ひろし）、フリーアナウンサー（2024年ねんは鬼頭おにがしら里枝りえ・小笠原おがさわら聖きよし）で分担ぶんたんしている。文化放送ぶんかほうそうアナウンサー時代じだいの2020年ねんからメイン実況じっきょうを担当たんとうしている寺島てらしまは、2021年ねん4月がつの退社たいしゃを経へて、2022年ねん以降いこうの中継ちゅうけいでもフリーアナウンサー（放送ほうそう上じょうの名義めいぎは「寺島てらしま啓あきら太ふとしアナウンサー」）として担当たんとうを継続けいぞく。過去かこには、朝日放送あさひほうそう（2018年ねん4月がつ以降いこうは朝日放送あさひほうそうテレビ）のスポーツアナウンサーにも、中継ちゅうけい所しょの一部いちぶで実況じっきょうを任まかせた時期じきがあった。

ネット局きょく（文化放送ぶんかほうそう）

★印しるしの局きょくはラジオ・テレビ兼営けんえい局きょくで、テレビ放送ほうそう部門ぶもんが日本にほんテレビ系列けいれつに属ぞくしているため、同おなじ大会たいかいの中継ちゅうけいを自社じしゃのテレビ・ラジオ放送ほうそう部門ぶもんで同時どうじに流ながしている。

放送ほうそう局きょく名めい	放送ほうそう期間きかん	近年きんねんの基本きほん放送ほうそう時間じかん		テレビ	備考びこう
		往路おうろ（1月がつ2日にち）	復路ふくろ（1月がつ3日にち）
文化放送ぶんかほうそう	1994年ねん以降いこう	7:30 - 14:30		-	キー局きょく。放送ほうそう終了しゅうりょう時刻じこくは、2011年ねんまで1月がつ2日にちは14:00、1月がつ3日にちは14:15。
北海道放送ほっかいどうほうそう	不明ふめい	9:00 - 14:00		-
青森放送あおもりほうそう	不明ふめい	9:00 - 14:00		★
IBC岩手いわて放送ほうそう	不明ふめい	8:30 - 14:00		-
東北放送とうほくほうそう	不明ふめい	9:00 - 14:00		-	2013年ねんまでは11:00飛とび乗のり。
秋田放送あきたほうそう	不明ふめい	8:30 - 14:00		★
山形放送やまがたほうそう	不明ふめい	8:30 - 14:00		★
ラジオ福島ふくしま	2017年ねん以降いこう	8:00 - 14:00		-
山梨放送やまなしほうそう	不明ふめい	8:30 - 14:00		★
信越放送しんえつほうそう	不明ふめい	8:30 - 14:00		-	2018年ねんまでは1月がつ2日にちに限かぎって10:00から飛とび乗のり。
新潟放送にいがたほうそう	不明ふめい	9:00 - 14:00		-
静岡放送しずおかほうそう	不明ふめい	8:00 - 14:00		-
CBCラジオ	不明ふめい	8:00 - 14:00		-	NRN非ひ加盟かめい局きょくで唯一ゆいいつ放送ほうそう。2012年ねんまでは10:00または11:00飛とび乗のり。 2013年ねんに開始かいし時刻じこくを繰くり上あげてからは、7時じ台だいに自社じしゃ制作せいさくによる 『箱根はこね駅伝えきでん直前ちょくぜんスペシャル』も別途べっと放送ほうそう。
北日本放送きたにほんほうそう	不明ふめい	8:30 - 14:00		★
北陸放送ほくりくほうそう	不明ふめい	9:00 - 14:00		-
福井放送ふくいほうそう	不明ふめい	8:30 - 14:00		★
朝日放送あさひほうそうラジオ	1994年ねん以降いこう	8:00 - 14:00		-	2007年ねんから2018年ねんまで、関東かんとう地方ちほう出身しゅっしんのスポーツアナウンサー 1名めいを、 中継ちゅうけい所しょの実況じっきょう要員よういん として派遣はけん。
和歌山放送わかやまほうそう	不明ふめい	9:00 - 14:00		-
山陰放送さんいんほうそう	不明ふめい	8:30 - 14:00		-	2008年ねんまで自社じしゃ制作せいさく番組ばんぐみ『音楽おんがくの風車かざぐるま』放送ほうそうのため、11:00 - 13:00は中断ちゅうだん。 翌年よくねん以降いこうは『音楽おんがくの風車かざぐるま』の時間じかん変更へんこうで対応たいおう。
RSK山陽放送さんようほうそう	不明ふめい	8:30 - 14:00		-
中国放送ちゅうごくほうそう	不明ふめい	8:30 - 14:00		-
山口放送やまぐちほうそう	不明ふめい	8:00 - 14:00		★
四国放送しこくほうそう	不明ふめい	8:30 - 14:00		★
西日本放送にしにっぽんほうそう	不明ふめい	8:00 - 14:00		★
南海放送なんかいほうそう	不明ふめい	9:00 - 14:00		★
高知放送こうちほうそう	不明ふめい	8:30 - 14:00		★
九州朝日放送きゅうしゅうあさひほうそう	不明ふめい	8:00 - 14:00		-
長崎放送ながさきほうそう	不明ふめい	8:30 - 14:00		-	NBCラジオ佐賀さが（独自どくじ編成へんせいを行おこなっていた時代じだいの佐賀さが県けん向むけ放送ほうそう）を含ふくむ。
熊本放送くまもとほうそう	不明ふめい	9:00 - 14:00		-
大分放送おおいたほうそう	2008年ねん以降いこう	9:00 - 14:00		-
宮崎放送みやざきほうそう	2008年ねん以降いこう	8:30 - 14:00		-
南日本放送みなみにほんほうそう	2020年ねん以降いこう	9:00 - 14:00		-
ラジオ沖縄おきなわ	不明ふめい	9:00 - 14:00		-

備考びこう

制作せいさく局きょくの文化ぶんか放送ほうそう（NRN幹事かんじ局きょくの1つ）と、九州朝日放送きゅうしゅうあさひほうそう・ラジオ沖縄おきなわを除のぞくネット局きょくはJRN（幹事かんじ局きょくはTBSラジオ）にも加盟かめい。ネット局きょくのうち、JRNにも加盟かめいする局きょく（青森放送あおもりほうそうと朝日放送あさひほうそうラジオを除のぞく）は、2021年ねん4月がつから、毎週まいしゅう日曜日にちようびの8:00 - 10:00に通年つうねんで『地方ちほう創そう生せいプログラム ONE-J』（JRN32局きょくの共同きょうどう制作せいさくによる生放送なまほうそう番組ばんぐみ）を編成へんせいしている。往路おうろの開催かいさいと重かさなった2022年ねん1月がつ2日にちには、ネット局きょくごとに『ONE-J』側がわの時間じかん変更へんこうなどで対応たいおうしたため、箱根はこね駅伝えきでん中継ちゅうけいの放送ほうそうに大おおきな影響えいきょうは生しょうじなかった（当該とうがい項こうも参照さんしょう）。

TBSラジオが平日へいじつのランチタイムに編成へんせいしている生なまワイド番組ばんぐみ（月曜日げつようび - 木曜日もくようびは『ジェーン・スー 生活せいかつは踊おどる』、金曜日きんようびのみ『金曜きんようボイスログ』）の同時どうじネットを2023年ねん10月がつからで13時じ台だい限定げんていで実施じっししている長崎放送ながさきほうそう・NBCラジオ佐賀さがでは、1月がつ2日にち・1月がつ3日にちが平日へいじつと重かさなった年とし（2024年ねんが該当がいとう）でも箱根はこね駅伝えきでん中継ちゅうけいを放送ほうそうするため、上記じょうきの番組ばんぐみについては中継ちゅうけい日びのネットを臨時りんじに返上へんじょうしている。

ラジオ日本にっぽん制作せいさく

東京とうきょう箱根はこね間あいだ往復おうふく大学だいがく駅伝えきでん競走きょうそう
ジャンル	スポーツ中継ちゅうけい
放送ほうそう方式ほうしき	生放送なまほうそう
放送ほうそう期間きかん	1995年ねん -
放送ほうそう時間じかん	毎年まいとし1月がつ2日にち - 1月がつ3日にち
放送ほうそう局きょく	アール・エフ・ラジオ日本にっぽん
公式こうしきサイト	公式こうしきサイト

アール・エフ・ラジオ日本にっぽんは日本にほんテレビグループで、コースに当あたる神奈川かながわ県けんを放送ほうそう対象たいしょう地域ちいきとするラジオ局きょく。いわゆる独立どくりつ局きょくであるが、文化放送ぶんかほうそうと放送ほうそう対象たいしょう地域ちいきが重複じゅうふくする北関東きたかんとうのNRN加盟かめい局きょく、ラジオ日本にっぽんとは提携ていけい関係かんけいがある兵庫ひょうご県けんのラジオ関西かんさいや一部いちぶのコミュニティFM局きょくでも放送ほうそうしている。

文化放送ぶんかほうそうの制作せいさく版ばんと同様どうように、自前じまえで中継ちゅうけい車しゃを走はしらせていないため、アナウンサーは基本きほんとして日本にほんテレビの映像えいぞうを見みながら実況じっきょう。ただし、スタート・ゴール地点ちてんと各かく中継ちゅうけい所しょには、リポーターを独自どくじに配置はいちしている。2008年ねんから2020年ねんまで文化ぶんか放送ほうそうの契約けいやくアナウンサーとして同局どうきょく制作せいさく分ぶんの中継ちゅうけいでセンター実況じっきょうなどを担当たんとうしてきた槇嶋まきしま範彦のりひこは、契約けいやく期間きかんの満了まんりょう（2020年ねん3月がつ）を経へて、2021年ねんからラジオ日本にっぽん制作せいさく分ぶんの中継ちゅうけいでリポーターやセンター実況じっきょうを任まかされている。

ラジオ日本にっぽんの放送ほうそう対象たいしょう地域ちいき内ないにコースが設もうけられている関係かんけいで、地域ちいき内ないの道路どうろ交通こうつう情報じょうほうをこまめに流ながすことが特徴とくちょう。日本にほんテレビ・文化放送ぶんかほうそうの中継ちゅうけいと同様どうようにサッポロビールがスポンサーに名なを連つらねているが、文化放送ぶんかほうそう制作せいさく分ぶん中継ちゅうけいの実況じっきょう音源おんげんを活用かつようしたサッポロビールの箱根はこね駅伝えきでん限定げんていラジオCMは、ラジオ日本にっぽん制作せいさく分ぶんの中継ちゅうけいでもそのまま放送ほうそうされている。

関連かんれん番組ばんぐみとして、毎年まいとし12月がつに「タスキでつなぐ青春せいしゅんの200キロ ―箱根はこね駅伝えきでんへの道みち―」を、火曜日かようび - 金曜日きんようびは20:45～21:00、土曜日どようび・日曜日にちようびは19:45 - 20:00に放送ほうそう（これにより60TRY部ぶ、タブレット純じゅん 音楽おんがくの黄金おうごん時代じだい、THE BEATLES 10などレギュラー番組ばんぐみは短縮たんしゅく。収録しゅうろく放送ほうそうである「THE BEATLES 10」以外いがいはネット受うけ局きょくも同様どうように短縮たんしゅくとなる）。

ネット局きょく（ラジオ日本にっぽん）

放送ほうそう局きょく名めい	放送ほうそう期間きかん	近年きんねんの基本きほん放送ほうそう時間じかん		備考びこう
		往路おうろ（1月がつ2日にち）	復路ふくろ（1月がつ3日にち）
ラジオ日本にっぽん	1995年ねん以降いこう	7:30 - 14:25	7:30 - 14:30	キー局きょく。
栃木放送とちぎほうそう	不明ふめい - 2023年ねん	7:50 - 14:00
茨城いばらき放送ほうそう	不明ふめい - 2022年ねん	9:00 - 14:00
ラジオ関西かんさい	2007年ねん以降いこう	8:00 - 14:25	8:00 - 14:30
FM世田谷せたがや	2004年ねん - 2009年ねん 2013年ねん - 2015年ねん	-		出場しゅつじょう校こうが比較的ひかくてき多おおく立地りっちしている東京とうきょう都と世田谷せたがや区くのコミュニティFM局きょく。
FM甲府こうふ	2009年ねん - 2018年ねん頃ごろ 2021年ねん以降いこう	-		山梨学院大学やまなしがくいんだいがくの構内こうないに演奏えんそう所しょ・送信そうしん所しょを持もち、 山梨やまなし学院がくいんが資本しほん参加さんかしている、山梨やまなし県けん甲府こうふ市しのコミュニティFM局きょく。
FMみしま・かんなみ	2010年ねん - 2019年ねん頃ごろ	-		日本にっぽん大学だいがく国際こくさい関係かんけい学部がくぶがある静岡しずおか県けん三島みしま市しのコミュニティFM局きょく。

その他たのラジオ局きょく

ニッポン放送にっぽんほうそうは現在げんざい、中継ちゅうけい放送ほうそうは実施じっししていないが、毎年まいとし1月がつ2日にち・1月がつ3日にちの各かくワイド番組ばんぐみ（新春しんしゅん特番とくばんを含ふくむ）の中なかで随時ずいじ「箱根はこね駅伝えきでん速報そくほう」を伝つたえる。

インターネット配信はいしん

テレビ・ラジオ各局かくきょくがそれぞれのサービスを通つうじて配信はいしんしている。

• 各局かくきょくの番組ばんぐみ公式こうしきページ：日本にほんテレビ制作せいさく分ぶん、文化放送ぶんかほうそう制作せいさく分ぶん
• Hulu：日本にほんテレビ制作せいさく分ぶん（2018年ねんのみ）
• TVer：日本にほんテレビ制作せいさく分ぶん（2020年ねんから）
• radiko：民放みんぽうラジオ制作せいさく分ぶん（2011年ねん以降いこう。地域ちいきにより、主おもに文化放送ぶんかほうそう制作せいさく分ぶんが聴取ちょうしゅ可能かのう）、NHKラジオ制作せいさく分ぶん（2018年ねんから）
• NHKネットラジオ らじる★らじる：NHKラジオ制作せいさく分ぶん（2012年ねんから）
• BBQR：文化放送ぶんかほうそう制作せいさく分ぶん（2009年ねんまで）
• Ustream：ラジオ日本にっぽん（2011年ねん - 2013年ねん）、文化ぶんか放送ほうそう（2015年ねん - 2017年ねん）制作せいさく分ぶん

BBQRおよびUstreamは国内こくないはもとより、海外かいがいでも聴取ちょうしゅ可能かのうであった。

これらとは別べつに、2014年ねん大会たいかいはニコニコ生放送なまほうそうにて「年末年始ねんまつねんしぶっ通とおし78時じ間あいだ全局ぜんきょくテレビ実況じっきょう」の一環いっかんとしてレース解説かいせつのもようが配信はいしんされた。コメンテーターは徳本とくもと一いち善ぜん（法政大学ほうせいだいがくOB、現在げんざい：駿河台大学するがだいだいがく監督かんとく）。現地げんちの映像えいぞう・音声おんせい（日本にほんテレビの中継ちゅうけい映像えいぞう）自体じたいは配信はいしんされていない。

雑誌ざっし

現在げんざい陸上りくじょう競技きょうぎを取とり扱あつかう専門せんもん雑誌ざっしはベべースボすぼール・マガジン社るまがじんしゃの『陸上りくじょう競技きょうぎマガジン』と、陸上りくじょう競技きょうぎ社しゃの『月刊げっかん陸上りくじょう競技きょうぎ』（発行はっこうは講談社こうだんしゃと共同きょうどう）の2種類しゅるいがある。

このうち前者ぜんしゃが上記じょうきの問題もんだいを比較的ひかくてき多おおく取とり上あげるのに対たいして、後者こうしゃは、箱根はこね駅伝えきでんそのものは予想よそうなども専門せんもん的てきであるが、一連いちれんの問題もんだいは取とり扱あつかうものの、余あまり深ふかいところまでは書かかない傾向けいこうにある。これは後者こうしゃが箱根はこね駅伝えきでんを主催しゅさいする関東かんとう学がく連れんとも繋つながりが深ふかく、大会たいかい協力きょうりょくとして当とう大会たいかいに参加さんかしているためでもある。

ただ、『月刊げっかん陸上りくじょう競技きょうぎ』の編集へんしゅう長ちょうはたびたび留学生りゅうがくせい制度せいどに対たいして苦言くげんを呈ていしていることもある。

箱根はこね駅伝えきでんの観戦かんせんガイドブックは上記じょうき2誌しの増刊ぞうかん号ごうとして発売はつばいされているほか、共催きょうさい社しゃである読売新聞社よみうりしんぶんしゃ、後援こうえん社しゃである報知新聞社ほうちしんぶんしゃからも発売はつばいされている。

関連かんれん項目こうもく

• 箱根はこね駅伝えきでんミュージアム：2005年ねん3月がつ、芦ノ湖あしのこ畔ほとりに開設かいせつ。
• 箱根はこね駅伝えきでんの人物じんぶつ一覧いちらん
• 箱根はこね駅伝えきでんの記録きろく一覧いちらん
• 読売新聞よみうりしんぶんグループ本社ほんしゃ
• 読売新聞よみうりしんぶん
• 風ふうが強つよく吹ふいている：三浦みうらしをんの小説しょうせつ。2009年ねんに映画えいが化かされ、箱根はこね駅伝えきでんを目指めざす学生がくせいたちの姿すがたを綴つづる。2018年ねん～19年ねんにも日にっテレの深夜しんや枠わく「AnichU」にて連続れんぞくテレビアニメーションとして放送ほうそう。
• いだてん〜東京とうきょうオリムピック噺ばなし〜：箱根はこね駅伝えきでんを発案はつあんした金きむ栗ぐり四よん三さんが主人公しゅじんこうのNHK大河たいがドラマ（2019年ねん放送ほうそう）。5月19日にち放送ほうそうに放送ほうそうされた第だい19回かいのサブタイトルは"箱根はこね駅伝えきでん"。
• 人力じんりき車夫しゃふ事件じけん：大正たいしょう時代じだい、日本にっぽん大学だいがくが学外がくがいの人力じんりき車夫しゃふを選手せんしゅの「替かえ玉だま」として走はしらせた不祥事ふしょうじ。
• アフター6ジャンクション：TBSラジオ（1988年ねんから箱根はこね駅伝えきでん往路おうろ前日ぜんじつの1月がつ1日にちに群馬ぐんま県内けんないで開催かいさいされているニューイヤー駅伝えきでん中継ちゅうけい局きょくの1つ）が2018年ねん4月がつから通年つうねんで平日へいじつの18時じ - 20時じ台だいに放送ほうそう中ちゅうの生なまワイド番組ばんぐみ。TBSテレビ制作せいさくの駅伝えきでん中継ちゅうけいで実況じっきょうを担当たんとうしている熊崎くまざき風ふう斗と（同局どうきょくのスポーツアナウンサー）が月曜日げつようびのパートナーを務つとめていることや、TBSを除のぞく2022年度ねんど下半期しもはんき時点じてんでのネット全局ぜんきょくが文化ぶんか放送ほうそう制作せいさくの箱根はこね駅伝えきでんラジオ中継ちゅうけいを放送ほうそうしていることから、2022年ねん12月12日にち（月つき）には「『箱根はこね駅伝えきでん』を知しると『ニューイヤー駅伝えきでん』が100倍ばい楽たのしめるようになる特集とくしゅう」を生島いくしま淳あつし（スポーツライター）の解説かいせつ付つきで20時じ台だいに編成へんせいした。

参考さんこう文献ぶんけん

• 島田しまだ輝男てるお 『日本にっぽん列島れっとう駅伝えきでん史し』 陸上りくじょう競技きょうぎ社しゃ、1987年ねん。
• 『箱根はこね駅伝えきでん70年ねん史し』 関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ連盟れんめい、1989年ねん。
• 箱根はこね駅伝えきでんを10倍ばい面白おもしろくみる本ほん 日本にほんテレビ箱根はこね駅伝えきでんプロジェクトチーム、1995年ねん。
• 『栄光えいこうを讃たたえて 箱根はこね駅伝えきでん80回かい大会たいかい記念きねん誌し』 関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ連盟れんめい、2004年ねん。
• 黒木くろき亮あきら（金山かなやま雅之まさゆき）著ちょ 『冬ふゆの喝采かっさい』 講談社こうだんしゃ、2008年ねん。ISBN 978-4062150415 - 中村なかむら清きよし監督かんとく時代じだいの箱根はこね駅伝えきでんに向むけての早稲田大学わせだだいがく競走きょうそう部ぶのトレーニング描写びょうしゃ、瀬古せこ利彦としひこのエピソード、中村なかむらの人物じんぶつ像ぞうに詳くわしい。

外部がいぶリンク

• 公式こうしきウェブサイト
• 関東かんとう学生がくせい陸上りくじょう競技きょうぎ連盟れんめい
• 箱根はこね駅伝えきでん：読売新聞よみうりしんぶんオンライン
• 箱根はこね駅伝えきでん：日本にほんテレビ
  • 箱根はこね駅伝えきでん番組ばんぐみ公式こうしき (@hakone_ntv) - X（旧きゅうTwitter）
• 箱根はこね駅伝えきでん：文化放送ぶんかほうそう
  • 文化放送ぶんかほうそう大学だいがく駅伝えきでん独ひとり占じめ (@ekiden1134) - X（旧きゅうTwitter）
• ラジオ日本にっぽん 箱根はこね駅伝えきでん中継ちゅうけい (@jorfhakone) - X（旧きゅうTwitter）
• 箱根はこね駅伝えきでん：箱根はこね町まち観光かんこう協会きょうかい
• サッポロビール箱根はこね駅伝えきでん応援おうえんサイト
• 箱根はこね駅伝えきでんミュージアム