蟬しぐれ
蟬しぐれ | ||
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1988 | ||
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ジャンル |
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ページ | 440 | |
books.bunshun.jp | ||
コード |
ISBN 978-4-16-310260-3 ISBN 978-4-16-719225-9( | |
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『蟬しぐれ』(せみしぐれ)は、
2003
概要
[執筆 時 の所感
[あらすじ
[15
その
その
それから20
登場 人物
[主人公
[牧 文 四 郎 牧 助左衛門 の一人 息子 。ただし実子 ではなく、助左衛門 の妻 登 世 の実家 である服部 家 からの養子 。物語 開始 時 15歳 。- 16
歳 の時 、藩 の政争 に関与 していた父 が切腹 させられ、家 禄 を28石 から7石 に減 らされて、普請 組 屋敷 から葺屋町 の長屋 に移 された。 - 17
歳 の秋 、番頭 の藤井 宗 蔵 が烏帽子 親 となって元服 し、重好 (しげよし)と名乗 った。 - 18
歳 の正月 に、道場 の席次 が5位 となる。同年 3月 、里 村 家老 の屋敷 に呼 ばれ、家 禄 を28石 に戻 した上 、郡 奉行 支配 となる旨 を告 げられた。この時点 では葺屋町 の長屋 からは引 っ越 さず、郷 方 [注 3]組 屋敷 に移 ったのは同 じ年 の12月だった。同年 の秋 、松川 道場 との対抗 奉納 試合 で興津 新 之 丞 に2勝 1敗 で勝利 し、石栗 弥左衛門 が考案 した秘 剣 村雨 を、唯一 の伝承 者 である加治 織部 正 を通 して伝授 されることとなった。 - 20
歳 の正月 、正式 に郷 村 出 役 (でやく)見習 いに任 じられて、城 の郡代 屋敷 に出仕 するようになった。同年 2月 、岡崎 せつと結婚 。 - 21
歳 の時 、里 村 家老 に呼 び出 され、里 村 が属 する派閥 の領袖 である元 中老 の稲垣 と里 村 に、欅 御殿 に潜 むふくの息子 を里 村 の屋敷 に連 れてくるようにとの密命 を受 ける。罠 の臭 いを感 じた文 四 郎 は、逸平 と布施 と共 に欅 御殿 を訪 れ、ふくに事 の次第 を説明 して、共 に稲垣 派 と対立 する横山 家老 の屋敷 に脱出 するように願 う。その時 、村上 七郎 右 衛門 が率 いる稲垣 派 の襲撃 隊 が屋敷 を襲 ってきた。襲撃 隊 を退 けた文 四 郎 は、ふく親子 を一時 避難 させていた金井 村 村役人 藤次郎 宅 から、横山 の屋敷 に向 かったが、稲垣 派 の警戒 が厳 しかったため、急遽 加治 織部 正 を頼 ることにした。その結果 、横山 派 が稲垣 派 を押 さえて実権 を握 ることになる(以下 、本稿 ではこの事件 を「欅 御殿 事件 」と呼 ぶこととする)。この時 の功績 により、また父 助左衛門 の過去 の功績 が認 められ、30石 が加増 された。 欅 御殿 事件 から20数 年 後 、助左衛門 の名 を受 け継 ぎ、郡 奉行 となっていた文 四 郎 は、突然 ふくから呼 び出 しを受 ける。
ヒロイン
[小柳 ふく/お福 牧 家 の隣家 である小柳 甚兵衛 の娘 。文 四 郎 の3歳 年下 で、物語 開始 時 12歳 。- 13
歳 の時 、藩主 正室 の寧 姫 に仕 えるため、江戸 に向 かった。その直前 に牧 家 を訪 ねてきたが、文 四 郎 とは会 うことができなかった。 - 15
歳 の時 、藩主 の手 が付 いて側室 となった。すぐに子 を身 ごもったが、この時 は流産 してしまう。それについて与之助 は、側室 おふねの陰謀 だという噂 があると文 四 郎 に語 った。また、その後 送 られてきた与之助 の手紙 には、江戸 藩邸 でにわかにふくの評判 が悪化 し、藩主 の寵愛 を失 ったという噂 について触 れてあった。 - 17
歳 の時 、暇 を出 されて、藩主 の親族 である旗本 屋代 家 に預 けられた。しかし、その後 密 かに国元 に送 られ、藩主 の持 ち物 である金井 村 の欅 御殿 に移 された。その時 、藩主 の子 を宿 しており(すなわち、藩主 の寵愛 を失 ったというのは、おふね一派 に対 する偽装 工作 だった)、その年 の夏 に男児 を出産 した(この子 は早 くして[注 4]大身 旗本 の家 に養子 に出 されることになる)。 欅 御殿 事件 では、一時 避難 した藤次郎 宅 から加治 織部 正 の屋敷 まで、文 四 郎 に連 れられて逃避行 をした。事件 の後 、側室 おまんに代 わって城 奥 の支配 者 となり、文 四 郎 と直接 会 うことは長 らく無 かった。しかし、20数 年 後 、側室 として仕 えた前 藩主 が亡 くなり、その一 周忌 を前 にして白蓮 院 の尼 になることを決 めた。そして、その前 に文 四 郎 に会 いたいと手紙 を送 る。
家族
[牧 助左衛門 文 四 郎 の父 。28石 2人 扶持 で、普請 組 に勤 める。文 四 郎 は服部 家 からの養子 のため、血 のつながりはないが、母 よりも父 に親 しみを覚 え、また尊敬 している。文 四 郎 が15歳 の時 、嵐 で五 間 川 が氾濫 しそうになって、外出 中 の助左衛門 の代 わりに駆 けつけたことがある。遅 れて到着 した助左衛門 は、金井 村 の田 がつぶれるのを防 ぐために、堤防 の切開 の場所 を上流 に変更 するよう、指揮 を執 っていた相羽 惣六 に進言 した。金井 村 の人々 はそのときのことを感謝 しており、後 に助左衛門 が反逆 罪 で捕 らえられた時 には、堤防 切開 工事 に一緒 に参加 した青畑 村 の人々 と共 に、助命 嘆願 書 を提出 した。横山 派 と稲垣 派 との政争 では横山 派 に加 わり、特 に村 々を回 って村方 に横山 派 を作 り上 げる働 きをしていた。しかし、文 四 郎 が16歳 の年 の夏 、横山 派 が稲垣 派 に敗 れ、一統 12名 と共 に藩 に対 する反逆 の罪 で切腹 させられる。切腹 前日 、面会 を赦 された文 四 郎 に、父 を恥 じてはならぬ、そして母 を頼 むとい残 した。牧 登 世 文 四 郎 の母 。元々 は文 四 郎 の実父 の妹 であり(すなわち叔母 )、助左衛門 との間 には子 が生 まれなかったため、文 四 郎 を養子 に迎 えた。万事 に堅苦 しいところがある。- ふくの
母親 のことは嫌 っていたが、ふく本人 に対 しては良 い感情 を持 っていた。また、文 四 郎 の親友 たちについては、少 しがさつなところがある逸平 のことは苦手 にしていたが、秀才 の与之助 のことは高 く評価 していた。 服部 市 左衛門 文 四 郎 の実兄 で、実家 の当主 。120石 で右筆 を勤 める。文 四 郎 16歳 の時 に34歳 であり、その年齢 差 の他 、厳 しい物言 いも相 まって、文 四 郎 にとっては兄 というよりも父 のような圧迫 感 を受 ける存在 。しかし、決 して冷酷 ではなく、末弟 である文 四 郎 のことは心底 心配 している。助左衛門 が捕 らえられてからは、情報 収集 をしたり、葬儀 の手配 をしたりと、本家 筋 [注 5]のような働 きをしてくれた。牧 家 の家 禄 が復旧 し、文 四 郎 が郡 奉行 支配 になった時 には、20歳 になって正式 に郷 方 回 りとして出仕 するまでの間 、後見 を務 めた。岡崎 せつ/牧 せつ文 四 郎 が20歳 の時 に迎 えた妻 。25石 青 苧 蔵 に勤 める岡崎 亀 次 の次女 。無口 だが父母 を大切 にするところを登 世 が気 に入 って、縁談 がまとまった。後 に1男 1女 を産 んだ。文 四 郎 の子 どもたち欅 御殿 事件 の二 十 数 年 後 、文 四 郎 とせつには息子 と娘 が1人 ずついる。息子 は20歳 で小姓 組 見習 いとして出仕 しており、娘 も間 もなく嫁 にやる年頃 である。名 は不明 。
親友
[小和田 逸平 物語 開始 時 16歳 で、文 四 郎 の1歳 年上 。10歳 の時 に父 を亡 くして100石 の家 を継 いでいる。17歳 の春 に小姓 組 として出仕 した。文 四 郎 の父 が刑死 して、世間 が文 四 郎 と登 世 を白眼 視 する中 でも、変 わらぬ友情 を示 し続 けた。出仕 後 すぐに嫁 をもらうつもりだったがなかなか見 つからず、2年 たってようやく御 勘定 目 付 の娘 である池内 琴代 との婚約 が整 って、翌年 の春 に結婚 した。欅 御殿 事件 では、布施 と共 に文 四 郎 に同道 。文 四 郎 たちが刺客 を食 い止 めている間 に、ふく親子 と侍女 おみちを藤次郎 宅 まで護衛 した。その功績 により後 に5石 を加増 された。物語 終盤 (欅 御殿 事件 の20数 年 後 )には、御 書院 目付 となっており、21歳 で嫡男 が誕生 して以来 、全部 で8人 の子 が生 まれた。島崎 与之助 文 四 郎 と同 い年 。郷 方 廻 りの次男 。剣 の腕 はさっぱりだが、居 駒 塾 では始 まって以来 の秀才 と呼 ばれ、時 には師 に代 わって論語 を講義 することもあった。15歳 の秋 に、江戸 の葛西 塾 で学 ぶために海 坂 を離 れた。江戸 に行 った3年 後 、師 の葛西 蘭 堂 の供 として海 坂 藩 に初 めて一時 帰国 して、藩校 三省 館 での特別 講義 の一部 を担当 した。それが評価 され、これ以降 は江戸 での留学 費用 は藩 が負担 してくれるようになった。また、この時 、文 四 郎 はふくの江戸 藩邸 での様子 を知 らせてくれた与之助 にだけ、ふくに対 する複雑 な気持 ちを吐露 した。- 20
歳 の時 、江戸 での学業 を終 えて帰国 。藩校 で助 教 となる。このときも、ふくが密 かに帰国 して欅 御殿 にかくまわれ、しかも妊娠 しているという情報 を文 四 郎 にもたらした。 欅 御殿 事件 の後 、文 四 郎 に刺客 が放 たれたという話 を盗 み聞 きし、逸平 を通 じて文 四 郎 に警告 した。物語 終盤 には、藩校 の教授 となっており、数 年 後 には学 監 になるだろうと言 われている。
石栗 道場
[石栗 弥左衛門 文 四 郎 たちが通 った、鍛治 町 にある空 鈍 流 の剣術 道場 の主 。初 登場 時 71歳 [注 6]。- 74
歳 の高齢 でも、扇子 一本 で文 四 郎 の木刀 の打 ち込 みを何 度 も受 け止 める力 を持 っていたが、欅 御殿 事件 の頃 (77歳 )には、さすがにかなり耄碌 してきたと記 されている。 佐竹 金 十郎 師範代 。10石 足 らずの御 馬乗 り役 の身分 だが、道場 では敵 する者 なき遣 い手 。努力 家 だけに他者 に求 めるものも厳 しく、後輩 たちに過酷 な稽古 を付 けるために恐 れられている。文 四 郎 が20歳 になった年 、役付 きになって多忙 となり、師範代 を辞 した。丸岡 俊作 席次 2位 の高弟 。助左衛門 が刑死 した後 も、文 四 郎 に対 する態度 は変 わらなかった。佐竹 が師範代 を辞 した後 、その後任 となった。大橋 市 之 進 席次 3位 の高弟 。120石 の家 の部屋住 みで、なかなか婿 の口 がかからない。助左衛門 が刑死 した後 は、文 四 郎 に対 してねちねちと意地 悪 い態度 を取 るようになった。犬飼 兵馬 にひどく叩 きのめされたのがきっかけで、婿 の口 がかかったというい訳 をして道場 を辞 めたが、兵馬 が死 んでから再 び戻 ってきた。塚原 甚之助 席次 4位 の高弟 。いい技 を持 っているが、気魄 に欠 けるところがある。矢田 作 之 丞 席次 5位 の高弟 。温厚 な性格 。城 では御 納戸 勤 め。文 四 郎 の父 と同様 、横山 派 に与 し、反逆 者 として切腹 させられる。杉内 道 蔵 郷 方 回 りの子 で、文 四 郎 の2歳 年下 の後輩 。文 四 郎 が父 の遺骸 を運 ぶ際 、手伝 ってくれた。その後 、道場 で文 四 郎 に対 する態度 が変 わらない数 名 の中 の1人 である。犬飼 兵馬 - 300
石 を賜 る父親 が、江戸 の御 留守居 役 から国 勤 めの御 使番 に代 わり、文 四 郎 の父 が刑死 した頃 に入門 した。表情 が読 みにくく、癖 のある剣 を遣 う。一風 変 わった性行 をしており、他人 を馬鹿 にしたような態度 を取 るため他 の門弟 たちからは嫌 われている。 文 四 郎 のことは好敵手 と認 めたようで、よく稽古 試合 を挑 んでくるようになった。兵馬 の荒 っぽい挑戦 に、文 四 郎 も父 を亡 くした後 の荒 れた気持 ちを引 き出 され、丸岡 が「お前 たちのは試合 ではなく喧嘩 だ」と叱 るほどの、激 しい稽古 試合 を繰 り返 した。欅 御殿 襲撃 隊 の一員 に加 わり、文 四 郎 と対決 するも斬殺 された。
小野 道場
[小野 喜 玄 無 外 流 の道場 主 。石栗 道場 と松川 道場 の対抗 奉納 試合 では審判 を務 めた。布施 鶴 之 助 矢田 淑江 の実弟 。義兄 である矢田 作 之 丞 のことを尊敬 している。矢田 の死後 、姉 の元 に足 繁 く通 っている野瀬 郁 之 進 に向 かって刀 を抜 いたところを、文 四 郎 が仲裁 し、それ以来 仲良 くなった。文 四 郎 が松川 道場 との対抗 試合 で興津 新 之 丞 と対戦 することを知 り、石川 惣六 と共 に興津 の太刀筋 の確認 をしてくれた。欅 御殿 事件 では、文 四 郎 の求 めに応 じ、助 っ人 に加 わった。その恩賞 について横山 家老 に意見 を求 められた文 四 郎 は、矢田 の家 を再興 させて布施 に跡 を継 がせてはどうかと提案 した。横山 はその提案 に好意 的 だったが、実現 したかどうかは不明 。石川 惣六 (そうろく)松川 道場 の興津 新 之 丞 と対戦 したことがあるため、布施 鶴 之 助 と共 に文 四 郎 の興津 対策 の工夫 に付 き合 ってくれた。三宅 藤 右 衛門 師範代 。一時 は石栗 道場 の佐竹 もかなうまいというほどの剣 名 を挙 げた。米倉 の役人 をしている。欅 御殿 事件 の後 、秘 剣 であるはずの村雨 の名 を知 っており、文 四 郎 を驚 かせた。追放 処分 となった里 村 左内 の命 によって文 四 郎 に対 する刺客 となり、横山 家老 の元 を訪 れた帰 りの文 四 郎 を襲撃 したが、文 四 郎 に返 り討 ちにされた。
松川 道場
[山根 清 治郎 - 230
石 の御徒 頭 の嫡男 。文 四 郎 より2歳 年上 。居 駒 塾 では与之助 と成績 を争 ったが、差 を付 けられて辞 めてしまった。剣術 では松川 道場 で頭角 を現 しつつある。高慢 な性格 で、取 り巻 きたちと一緒 に与之助 を痛 めつけたり、父 が刑死 した文 四 郎 をさげすんだりした。 文 四 郎 17歳 の時 の、石栗 ・松川 両 道場 の対抗 奉納 試合 では、文 四 郎 と対戦 して敗 れた。興津 新 之 丞 (おきつしんのじょう)松川 道場 でも実力 者 の1人 。石栗 道場 との対抗 奉納 試合 では、実力 4位 の塚原 を破 った。その翌年 (文 四 郎 18歳 )の奉納 試合 では文 四 郎 と対戦 して敗 れた。文 四 郎 はこの勝利 により、秘 剣 村雨 を伝授 されることとなった。欅 御殿 事件 の後 、よく小野 道場 に出稽古 に来 るようになった。たまたま小野 道場 を訪問 した文 四 郎 と1本 勝負 で再戦 し、その際 には勝利 した(もっとも、文 四 郎 は秘 剣 村雨 を使 わなかったし、次 に対戦 した時 には負 けない自信 を持 ったが)。この時 、文 四 郎 は、興津 が失脚 した元 筆頭 家老 の里 村 が放 った刺客 かもしれないと考 えた。
藩主 家
[藩主 正室 の奥 女中 であったふくに手 を付 け、側室 として寵愛 した。ふくが側室 おふねの一派 によって危険 にさらされると、ふくは寵愛 を失 って暇 を出 されて、屋代 家 にお預 けとなったという偽 の情報 を流 し、密 かにふくを国元 に戻 して欅 御殿 に匿 った。その際 、磯貝 、北村 という剣客 を護衛 に付 け、おみちにふくの身 の回 りの世話 をさせた。- ふくとの
間 にできた最初 の子 は流産 したが、2人 目 の男児 は欅 御殿 で無事 誕生 した。欅 御殿 事件 の後 、この男児 を大身 旗本 家 の養子 とした。 参勤交代 は5月に行 なっている。寧 姫 藩主 の正室 。ふくが奥 勤 めとして江戸 藩邸 に入 った時 に仕 えた。亀三郎 藩主 の嫡男 で、志摩 守 を名乗 る。正室 寧 姫 が産 んだ子 。文 四 郎 19歳 の年 に、病弱 を理由 に廃嫡 、隠居 させられる。松 之 丞 藩主 の次男 。母 であるおふねが正室 よりも勢力 がある上 、藩主 自身 も亀三郎 よりも松 之 丞 の方 を気 に入 っているため、亀三郎 を病弱 を理由 に廃嫡 して、松 之 丞 を跡継 ぎにしようという一派 が起 こった。一方 、助左衛門 らは亀三郎 廃嫡 に反対 する一派 に属 していた。亀三郎 が廃嫡 された後 、代 わりに世継 ぎとされて志摩 守 を名乗 る。- おふね
江戸 藩邸 の奥 で最 も勢力 をふるっている側室 。松 之 丞 を産 んだ。藩主 の愛妾 となったふくに対 しては、様々 な嫌 がらせを行 なったと言 われている。- おまん
国元 にいるただ1人 の側室 で、城 奥 の権力 を握 る。加治 織部 正 (おりべのしょう)藩主 の叔父 (先代 藩主 の末弟 )で、かつては家老 として藩 内 に産業 を興 し、学問 を広 めて善政 を施 いた。文 四 郎 が3歳 の頃 に、まだ30代 の若 さで藩政 から身 を引 き、代官 町 の杉 ノ森 御殿 と呼 ばれる屋敷 に引 きこもって人前 に現 れなくなった。石栗 弥左衛門 から秘 剣 村雨 を伝授 された唯一 の人物 で、老齢 の石栗 に代 わって、文 四 郎 に秘 剣 を伝授 した。欅 御殿 事件 の際 には、当初 文 四 郎 はふく親子 を横山 家老 の屋敷 に送 り届 けるつもりだったが、稲垣 派 の警戒 が厳 しく、やむなく加治 を頼 った。加治 はふく親子 を保護 し、横山 に事件 の経緯 を報告 した。
横山 派
[横山 又助 次席 家老 。助左衛門 や矢田 らは彼 に与 していた。彼 ら股肱 の者 たちが捕 らえられた時 には手 も足 も出 なかったが、事件 が一段落 した頃 に、刑 の行 き過 ぎを執政 会議 で演説 し、そのおかげで牧 家 を含 む多 くの家 が、取 りつぶしではなく家 禄 3分 の2召 し上 げで済 んだ。また、後 に金井 ・青畑 両 村 から出 されていた助左衛門 助命 嘆願 書 を執政 会議 に提出 し、牧 家 の家 禄 が元通 りになった。欅 御殿 事件 の後 、稲垣 派 を藩 執政 から一掃 し(ただし、稲垣 と里 村 以外 に対 しては、閉門 などの軽 い処分 で済 ましている)、自 らは筆頭 家老 に就 いた。平田 帯刀 助左衛門 が切腹 した政変 の前 は家老 。政変 で捕 らえられ、切腹 を命 じられた。兼松 熊之助 政変 前 は中老 。一族 もろとも領 外 追放 処分 となった。青木 孫 蔵 郷 方 回 りの見習 いとなった文 四 郎 が、一緒 に組 んで村 々を回 ることになった先輩 。30代 半 ば。無口 だが有能 な役人 で文 四 郎 も一目 置 いている。初 めて文 四 郎 と金井 村 を巡回 した時 、助左衛門 の助命 嘆願 書 を金井 村 ・青畑 村 の人 たちが出 してくれたということを教 えた。そして、文 四 郎 を横山 派 に誘 ったが、文 四 郎 は即答 しなかった。後 に稲垣 派 によって殺害 された。
稲垣 派
[稲垣 忠兵衛 元 の中老 で、名執 政 と呼 ばれた。家老 の里 村 を背後 から操 っている。欅 御殿 事件 の後 、郷 入 り処分 となった。里 村 左内 助左衛門 が切腹 した時 には次席 家老 。後 に筆頭 家老 に進 んだ。欅 御殿 事件 の後 、家族 共々 領 外 永久 追放 となった。追放 前 、文 四 郎 に対 して刺客 を放 った。多田 左門 中老 。欅 御殿 事件 の後 、100日 の閉門 処分 を受 けた。村上 七郎 右 衛門 御 小姓 組 に勤 める。松川 道場 出身 。助左衛門 が切腹 した際 、首 の皮 1枚 を残 す見事 な介錯 をした。後 に馬 廻 組 に異動 。横山 派 に属 する青木 孫 蔵 が文 四 郎 を連 れて金井 村 を巡回 していたところに出 くわし、徒党 を組 む真似 をやめるよう青木 を脅 した。欅 御殿 事件 の時 には、襲撃 部隊 の実行 責任 者 だったが、文 四 郎 と戦 って二 の腕 を斬 られて後退 した。後 、その責任 を問 われて、50日 の閉門 と家 禄 半減 の処分 を受 けた。
他 の重役
[尾形 久 万 喜 (くまき)大目 付 。辣腕 との噂 が高 い。文 四 郎 とは、里 村 の屋敷 でも横山 の屋敷 でも対面 しているが、尾形 自身 は中立 な立場 のようである。藤井 宗 蔵 - 300
石 の番頭 。助左衛門 とは若 い頃 の道場 仲間 [注 7]で、生前 の助左衛門 に文 四 郎 の元服 の際 の烏帽子 親 を頼 まれており、ぜひその約束 を果 たしたいと、文 四 郎 と登 世 に願 った。そして、このことについて、助左衛門 が刑死 したことを取 り上 げてとやかく言 う者 があればいつでも相手 になるとい放 った。藤井 の言葉 は、失意 の内 にいた文 四 郎 と登 世 を力 づけた。 文 四 郎 の元服 は、17歳 の秋 に実現 する。文 四 郎 が元服 の際 に名乗 った重好 (しげよし)は、藤井 の名 である重 武 の一 字 をもらったものである。遠山 牛 之 助 中老 。江戸 の葛西 塾 の元 門人 で、同 じく元 門人 である学 監 の芝原 、番頭 の菰田 (こもだ)らと協力 して、師 である葛西 蘭 堂 を海 坂 藩 藩校 「三省 館 」に招 いて特別 講義 を願 った。そのとき、供 として島崎 与之助 が3年 ぶりに一時 帰国 して、講義 の一部 を担当 した。樫村 弥 助 郡 奉行 。家 禄 を復旧 されて郷 方 回 り見習 いとなった文 四 郎 の上司 。3人 いる郡 奉行 の中 では一番 人柄 が良 い。文 四 郎 が就任 の挨拶 に訪 れた時 、祝福 すると共 に、里村 家老 は策略 の多 い人 だから油断 するなと諭 した。横山 派 かどうかは不明 だが、青木 孫 蔵 によれば、郡代 の瀬尾 と共 に稲垣 派 の農政 に懸念 を抱 いている数少 ない郷 方 の一人 。
その他
[小柳 甚兵衛 - ふくの
父 。23石 で普請 組 に勤 め、屋敷 は牧 家 の南隣 。 文 四 郎 が助左衛門 の遺骸 を引 き取 りに行 く際 、自身 はつとめがあって付 き添 えなかったものの、荷車 を手配 するのに奔走 してくれた。また文 四 郎 と登 世 が組 屋敷 から引 っ越 す際 にも荷車 を探 してきてくれた。後 にふくが藩主 の側室 となったことで、80石 御蔵 方 に出世 した。小柳 ます- ふくの
母 。しばしば牧 家 に味噌 や醤油 、金 などを借 りに来 て、催促 しないと返 さないので、登 世 は嫌 っていた。助左衛門 の通夜 や葬式 には顔 を出 さなかった。 居 駒 礼助 文 四 郎 たちが学 んだ朱子学 を教 える塾 の塾長 。与之助 の才能 を認 め、江戸 の葛西 塾 で学 べるように骨 を折 ってくれた。葛西 蘭 堂 与之助 が江戸 で師事 した朱子学 者 。海 坂 藩 を含 む大 名家 3家 の庇護 を受 けている。与之助 の才能 を高 く評価 している。相羽 惣六 普請 奉行 助役 。文 四 郎 が15歳 の時 、嵐 で五 間 川 が氾濫 しそうになって、外出 中 の助左衛門 の代 わりに駆 けつけた時 、老齢 の奉行 の代 わりに指揮 を執 った。遅 れて到着 した助左衛門 が、金井 村 の田 がつぶれるのを防 ぐために、堤防 の切開 の場所 を上流 に変更 するよう進言 した際 、即座 に受 け入 れて、指示 をし直 した。山岸 重助 普請 組 屋敷 で、牧 家 の北 隣 。助左衛門 の通夜 や葬儀 にも出席 してくれた。文 四 郎 が旧 禄 に戻 されて郷 方 回 り見習 いになったことを報告 に行 った際 、山崎 の妻 が、ふくの父 の小柳 甚兵衛 が出世 して組 屋敷 から引 っ越 したことと、その理由 を語 った。矢田 淑江 (よしえ)矢田 作 之 丞 の妻 。夫 が切腹 した後 、文 四 郎 たちと同 じ葺屋町 の長屋 に、盲目 の義母 と共 に移 された。淑江 がいれば矢田 家 に養子 が許 されるかもしれないという意見 が上層 部 にあったため、矢田 家 を去 るに去 れない境遇 に置 かれた。その鬱憤 からか、野瀬 との浮 き名 を流 した。文 四 郎 が郷 方 組 屋敷 に引 っ越 して間 もなく、野瀬 と心中 した。野瀬 郁 之 進 (いくのしん)矢田 淑江 が未亡人 になって後 に、足 繁 く通 ってくる武家 。正体 は、300石 御 奏者 の家 の嫡男 。淑江 が矢田 と結婚 する前 、野瀬 が一方 的 に見初 めて縁談 を持 ち込 んだが、彼 の両親 も乗 り気 でなかった上 、親戚 が身分 違 い(淑江 の実家 は75石 )を理由 に反対 したために破談 となった。後 に、淑江 と心中 した。藤次郎 金井 村 の村役人 。助左衛門 が反逆 の罪 で捕 えられた時 、金井 村 と青畑 村 が助命 嘆願 書 を提出 したが、その取 りまとめを行 なった。欅 御殿 事件 の時 、一時 ふく親子 を匿 い、知 り合 いの船頭 権 六 に願 って城下 に送 り出 してくれた。磯貝 主計 (かずえ)金井 村 の欅 御殿 でふくの護衛 をしていた。かなりの剣 の遣 い手 で、稲垣 派 が襲撃 した時 には、文 四 郎 らと協力 して、ふく親子 を無事 に藤 治郎 の屋敷 に逃 した。北村 欅 御殿 の護衛 。磯貝 に比 べると、少々 血 の気 が多 い。稲垣 派 が襲撃 してきた時 に、殺害 されたと思 われる。- おみち
欅 御殿 でふくに仕 えた侍女 。20歳 過 ぎの年頃 。
書誌 情報
[- 蟬しぐれ(1988
年 5月 11日 、文藝春秋 、ISBN 978-4-16-310260-3) - 蟬しぐれ(1991
年 7月 10日 、文春 文庫 、ISBN 978-4-16-719225-9) 愛蔵 版 蟬しぐれ(2016年 12月14日 、文藝春秋 、画 :蓬田 やすひろ、ISBN 978-4-16-390574-7)[注 8]新装 版 蟬しぐれ上 (2017年 1月 10日 、文春 文庫 、ISBN 978-4-16-790773-0)新装 版 蟬しぐれ下 (2017年 1月 10日 、文春 文庫 、ISBN 978-4-16-790774-7)
関連 書籍
[- 「蟬しぐれ」と
藤沢 周平 の世界 (2005年 9月 15日 、文藝春秋 〈文春 ムック〉、『オール讀物 』責任 編集 、ISBN 978-4-16-008603-6) 週刊 藤沢 周平 の世界 1号 (創刊 号 ) 蟬しぐれ(2006年 11月2日 、朝日新聞社 )
テレビドラマ
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ナレーター |
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エンディング |
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NHK | |
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2003 | |
43 | |
7 | |
ハイビジョンドラマ | |
2003 | |
89 | |
3 |
NHK
2006
キャスト(テレビドラマ)
[牧 文 四郎 -内野 聖 陽 (子役 :森脇 史 登 )岡崎 せつ/牧 せつ -森 洋子 - ふく -
水野 真紀 (子役 :伊藤 未希 ) 牧 助左衛門 -勝野 洋 島崎 与之助 -宮藤 官 九郎 (子役 :遠藤 雄 弥 )小和田 逸平 -石橋 保 (子役 :久保山 知洋 )小和田 路 -五大 路子 小柳 甚兵衛 -斎藤 洋介 小柳 ます -山村 美智 矢田 淑江 -鈴木 杏樹 関口 晋 助 -織本 順吉 山岸 昌江 -大島 蓉子 青木 孫 蔵 -利重 剛 布施 鶴 之 助 -海部 剛史 犬飼 兵馬 -荒井 紀 人 山根 清次郎 -板尾 創 路 石栗 つる -江口 ナオ相羽 惣六 -野崎 海 太郎 - おとら -
比佐 廉 尾形 久 万 喜 -常泉 忠 通 藤次郎 -小林 勝也 権 六 -江良 潤 磯貝 主計 -塩見 三省 石栗 弥左衛門 -石橋 蓮司 矢田 作 之 丞 -村上 弘明 牧 登 世 -竹下 景子 横山 又助 -柄本 明 里 村 左内 -平 幹二朗 三宅 藤 右 衛門 -塚本 晋 也
スタッフ(テレビドラマ)
[原作 -藤沢 周平 『蝉 しぐれ』脚本 -黒土 三 男 語 り -草笛 光子 演出 -佐藤 幹夫 、田中 健二 制作 統括 -菅野 高 至 、秋山 茂樹 音楽 -小室 等 主題歌 -普天間 かおり「遥 かな愛 …」共同 制作 - NHKエンタープライズ21制作 協力 - NHKテクニカルサービス、NHKアート制作 著作 - NHK
放送 日程
[金曜 時代 劇 (NHK総合 )
放送 回 放送 日 サブタイトル 演出 視聴 率 [8]第 一 回 2003 年
8月 22日 嵐 佐藤 幹夫 13.4% 第 二 回 8月 29日 蟻 のごとく12.8% 第 三 回 9月 5日 ふくと 文 四 郎 田中 健二 12.2% 第 四 回 9月12日 秘 剣 村雨 佐藤 幹夫 12.6% 第 五 回 9月19日 罠 田中 健二 11.8% 第 六 回 9月26日 逆転 佐藤 幹夫 11.4% 最終 回 10月 3日 歳月 田中 健二 11.2% 平均 視聴 率 %(視聴 率 はビデオリサーチ調 べ、関東 地区 ・世帯 ・リアルタイム)
- ハイビジョンドラマ
館 (NHK BShi)
放送 回 放送 日 サブタイトル 備考 第 1回 2003 年
11月 1日 嵐 第 2回 11月 8日 罠 第 3回 11月15 日 歳月 21:20 - 22:49に 放送
再 放送 (NHK BSプレミアム)
放送 回 放送 日 備考 第 1-3回 2021 年
3月 20日 全 3話 一挙 放送 [9]
受賞 (テレビドラマ)
[第 30回 放送 文化 基金 賞 番組 部門 [10]- テレビドラマ
分野 本 賞 (ハイビジョンドラマ館 『蝉 しぐれ』第 1回 「嵐 」) 個別 分野 出演 者 賞 (内野 聖 陽 )個別 分野 演出 賞 (佐藤 幹夫 )
- テレビドラマ
第 44回 モンテカルロ・テレビ祭 [11]- ゴールデンニンフ
賞 最優秀 作品 賞 (ハイビジョンドラマ館 『蝉 しぐれ』第 1回 「嵐 」) - ゴールデンニンフ
賞 主演 男優 賞 (内野 聖 陽 )
- ゴールデンニンフ
- ABU
賞 テレビ:ドラマ番組 部門 (金曜 時代 劇 『蝉 しぐれ』第 二 回 「蟻 のごとく」)[12]
映画
[蟬しぐれ | |
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俣木 | |
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蟬しぐれ | |
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キャスト(映画 )
[牧 文 四郎 :市川 染五郎 - ふく :
木村 佳乃 牧 助左衛門 :緒形 拳 登 世 :原田 美枝子 島崎 与之助 :今田 耕司 小和田 逸平 : ふかわりょう小柳 甚兵衛 :小倉 久寛 小柳 ます :根本 りつ子 矢田 淑江 :原 沙知絵 矢田 作 之 丞 :山下 徹 大 石栗 弥左衛門 :利重 剛 相羽 惣六 :矢島 健一 - おきみ :
中村 優子 - おみち:
森脇 英理子 藤次郎 :田村 亮 権 六 :三谷 昇 坂本 :深水 三 章 村上 :山田 明 郷 北村 :田中 要 次 木戸 :不破 万作 佐竹 :佐藤 二 朗 関口 晋 助 :大滝 秀治 青木 孫 蔵 :大地 康雄 犬飼 兵馬 :緒形 幹太 里 村 左内 :加藤 武 太吉 :宇賀 那 健一 平太 :岡野 幸裕 弥 助 :三木 秀 甫 小 助 :蛭子 能収 文 四 郎 (子役 ):石田 卓也 - ふく(
子役 ):佐 津川 愛美 逸平 (子役 ):久野 雅弘 与之助 (子役 ):岩渕 幸弘 - おとら :
渡辺 えり子 尾形 久 万 喜 :麿 赤 兒 磯谷 主計 :柄本 明 矢吹 蓮 、藤 貴子 、西 凜太朗 、福 澄 美緒 、芦名 星 ほか
スタッフ(映画 )
[原作 :藤沢 周平 (文藝春秋 刊 )監督 ・脚本 :黒土 三 男 製作 者 :俣木盾 夫 製作 統括 :森 隆一 、島谷 能成 、早 河 洋 - エグゼクティブプロデューサー:
遠谷 信幸 - プロデューサー:
中沢 敏明 、宇生 雅明 共同 プロデューサー:柴田 一成 、田中 渉 協力 プロデューサー:青木 真樹 、瀬田 一彦 - ラインプロデューサー:
吉田 浩二 音楽 :岩代 太郎 美術 監督 :櫻木 晶 撮影 :釘宮 慎 治 照明 :吉 角 荘 介 録音 :橋本 泰夫 編集 :奥田 浩史 助監督 :森 宏治 装飾 小道具 :うてなまさたか、市丸 洋 音響 効果 :伊藤 進一 視覚 効果 :尾上 克郎 衣装 :斉藤 育子 - スタジオ:
東宝 スタジオ 美術 製作 :東宝 映像 美術 製作 委員 会 :電通 、セディックインターナショナル、ケイセブン、ジェネオンエンタテインメント、東宝 、テレビ朝日 、朝日放送 、名古屋テレビ放送 、朝日新聞 、東京 都 ASA連合 会 - イメージソング:
一青 窈 「かざぐるま」(コロムビアミュージックエンタテインメント)
受賞 (映画 )
[第 29回 日本 アカデミー賞 優秀 作品 賞 優秀 監督 賞 (黒土 三 男 )優秀 脚本 賞 (黒土 三 男 )優秀 主演 男優 賞 (市川 染五郎 )優秀 主演 女優 賞 (木村 佳乃 )優秀 音楽 賞 (岩代 太郎 )優秀 撮影 賞 (釘宮 慎 治 )優秀 照明 賞 (吉 角 荘 介 )優秀 美術 賞 (櫻木 晶 )優秀 録音 賞 (橋本 泰夫 )優秀 編集 賞 (奥田 浩史 )
第 18回 日刊 スポーツ映画 大賞 主演 男優 賞 (市川 染五郎 )第 30回 報知 映画 賞 最優秀 主演 男優 賞 (市川 染五郎 )
舞台
[宝塚歌劇団 公演
[「
- 1994
年 - 1995年 ・星 組 公演 宝塚 大 劇場 と東京 宝塚劇場 で上演 。翌年 、中日 劇場 で麻 路 さきのトップお披露目 公演 として再演 。脚色 ・演出 を担当 した大関 弘 政 はこの作品 限 りで宝塚歌劇団 を退団 。当時 中学生 だった映美 くららは修学旅行 でこの作品 を観劇 して宝塚歌劇 を志 した。[1]- 2013
年 ・雪 組 公演 - 2
月 に中日 劇場 で上演 。併演はグランド・レビュー『Shining Rhythm!』。 壮一 帆 と愛 加 あゆのトップコンビお披露目 公演 。- 8
月 から9月 にかけてに全国 ツアーで再演 。併演はロマンチック・レビュー『ナルシス・ノアールII』。 演出 は大野 拓 史 が担当 。
1994 |
1995 |
2013 ( |
2013 ( | |
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ふく | ||||
ふく | ||
大阪 松竹 座 公演
[キャスト(大阪 松竹 座 )
[牧 文 四郎 :片岡 愛之助 - お
福 :相田 翔子 小和田 逸平 :松村 雄基 牧 助左衛門 :高橋 長英 登 世 :星 由里子 里 村 左内 :近藤 洋介 藤井 宗 蔵 :松山 政路 加治 織部 正 :長谷川 哲夫 小柳 ます :井上 恵美子 矢田 淑江 :松岡 由美 相羽 惣六 、犬飼 兵馬 :安藤 一夫 矢田 作 之 丞 :片岡 功 島崎 与之助 :野田 晋 市 布施 鶴 之 助 :佐野 圭 亮 磯貝 主計 :片岡 千蔵 山根 清次郎 :片岡 暁 孝 里 廻 りの侍 :坂本 小吉 藤次郎 :田畑 猛雄 藤次郎 の娘 :泉 関 奈津子
スタッフ(大阪 松竹 座 )
[明治 座 公演
[キャスト(明治 座 )
[牧 文 四郎 :福士 誠治 - お
福 :北川 弘美 小和田 逸平 :崎本 大海 島崎 与 之 介 :内野 謙太 登 世 :野川 由美子 里 村 左内 :横内 正 矢田 淑江 :舞 風 りら野瀬 郁 之 進 :河原崎 國太郎 [要 曖昧 さ回避 ]布施 鶴 之 助 :荒木 健 太朗 、ほか
スタッフ(明治 座 )
[脚注
[注釈
[出典
[- ^
鶴岡 市立 藤沢 周平 記念 館 開館 記念 特別 企画 展 『蟬しぐれ』の世界 展示 図録 、p.1.2011年 11月23日 閲覧 。 - ^ a b “【
蝉 しぐれ】城下 や近郊 の村 々”.藤沢 文学 の魅力 藤沢 周平 と庄内 海 坂 藩 を訪 ねる旅 .山形 新聞 . 2018年 3月 8日 閲覧 。 - ^ a b c d e プロダクションノート、
映画 『蟬しぐれ』公式 ウェブサイト semishigure.jp, 2010年 2月 18日 閲覧 。 - ^ a b c 『「蟬しぐれ」コラムⅠ -
日本 で最初 の読者 』、『「蟬しぐれ」と藤沢 周平 の世界 』所収 、オール読物 責任 編集 文春 ムック、文藝春秋 、2005年 9月 30日 、p.12. - ^
山本 甚作氏 画 で見 る物語 、映画 『蟬しぐれ』公式 ウェブサイト semishigure.jp, 2010年 2月 18日 閲覧 。 - ^
三友 月報 平成 三 年 八 月 十 五 日 号 「新聞 小説 と私 」 - ^
藤沢 周平 全集 第 二 十 三 巻 - ^ 「テレビ
視聴 率 季 報 (関東 地区 )」ビデオリサーチ。 - ^ “
再 放送 情報 「蝉 しぐれ」全 3話 一挙 放送 ”. NHK. 2021年 3月 13日 時点 のオリジナルよりアーカイブ。2021年 3月 13日 閲覧 。 - ^ “「
蝉 しぐれ」が放送 文化 基金 賞 を受賞 !”. NHKドラマ.日本 放送 協会 (2004年 5月 28日 ). 2018年 3月 8日 閲覧 。 - ^ “「
蝉 しぐれ」がモンテカルロ・テレビ祭 で受賞 !”. NHKドラマ.日本 放送 協会 (2004年 7月 5日 ). 2018年 3月 8日 閲覧 。 - ^ NHK
広報 局 (2004年 9月 26日 ). “第 41回 ABUアルマトイ総会 ABU賞 NHKの4作品 が受賞 ” (PDF). お知 らせ.日本 放送 協会 . 2018年 3月 8日 閲覧 。 - ^ 2005
年 興行 収入 10億 円 以上 番組 (PDF) -日本 映画 製作 者 連盟
外部 リンク
[- 『
蝉 しぐれ』藤沢 周平 -文藝春秋 BOOKS 文春 文庫 『蝉 しぐれ』藤沢 周平 -文藝春秋 BOOKS- NHK
金曜 時代 劇 「蝉 しぐれ」 - ウェイバックマシン(2014年 4月 9日 アーカイブ分 ) 時代 劇 シリーズ「蝉 しぐれ」 - NHKドラマ金曜 時代 劇 蝉 しぐれ - NHK放送 史 映画 「蟬しぐれ」公式 HP- 蟬しぐれ - ウェイバックマシン(2016
年 2月 8日 アーカイブ分 ) -東宝 WEB SITE - 2008
年 5月 公演 蟬しぐれ -明治 座 蝉 しぐれ - allcinema蝉 しぐれ - KINENOTE