2016年ねんカナダグランプリ

 2016年ねんカナダグランプリ

レース詳細しょうさい
日程にってい	2016年ねんシーズン第だい7戦せん
決勝けっしょう開催かいさい日び	6月12日にち
開催かいさい地ち	サーキット・ジル・ヴィルヌーヴ カナダ モントリオール
コース長ちょう	4.361km
レース距離きょり	70周しゅう(305.270km)
決勝けっしょう日び天候てんこう	曇くもり（ドライ）
ポールポジション
ドライバー	ルイス・ハミルトン
タイム	1:12.812
ファステストラップ
ドライバー	ニコ・ロズベルグ
タイム	1:15.599（Lap 60）
決勝けっしょう順位じゅんい
優勝ゆうしょう	ルイス・ハミルトン 1:31:05.296
2位い	セバスチャン・ベッテル
3位い	バルテリ・ボッタス

2016年ねんカナダグランプリは、2016年ねんのF1世界せかい選手権せんしゅけん第だい7戦せんとして、2016年ねん6月12日にちにサーキット・ジル・ヴィルヌーヴで開催かいさいされた。

レース前まえ

前まえ戦せんモナコGPに続つづき、ピレリはウルトラソフトタイヤを投入とうにゅう。

ホンダが2トークンを使用しようしてターボチャージャーをアップグレード。フェラーリも2トークンを使用しようして新型しんがたターボを投入とうにゅう。

捨すてバイザーについてはモナコGP同様どうよう「必要ひつよう最小限さいしょうげんの使用しよう」となっている。

フリー走行そうこう

2016年ねん6月がつ10日とおか（金曜日きんようび）

午前ごぜんの1回かい目め、フェリペ・マッサがDRSのトラブルにより1コーナーでクラッシュし、一時いちじ赤旗あかはた中断ちゅうだんとなった。また、マックス・フェルスタッペンがバルテリ・ボッタスの進路しんろを妨害ぼうがいしたため、今こんシーズン初はつの戒告かいこく処分しょぶんとなった。トップタイムはスーパーソフトを使用しようしたルイス・ハミルトン。2位いはウルトラソフトを使用しようしたニコ・ロズベルグ。

午後ごごの2回かい目め、気温きおんと路面ろめん温度おんどが大幅おおはばに上あがったがハミルトンが引ひき続つづきトップタイム。2位いはセバスチャン・ベッテル。1回かい目めでオイル漏もれがあったジェンソン・バトンはICEをモナコGPで使用しようしたものに戻もどしている。

2016年ねん6月がつ11日にち（土曜日どようび）

午前ごぜんの3回かい目め、残のこり30分ふんから小雨こさめが降おりだすコンディション。終了しゅうりょう12分ふん前まえにケビン・マグヌッセンがターン7出口でぐちで姿勢しせいを乱みだしウォールにクラッシュ、赤旗あかはたが振ふられそのまま終了しゅうりょうとなった。マシンは大破たいはしたものの、マグヌッセンは無事ぶじだった。トップタイムはベッテル、2位いはフェルスタッペン。

予選よせん

2016年ねん6月がつ11日にち（土曜日どようび）

Q1開始かいし直後ちょくごから雨あめが降ふりだしたものの、ドライコンディションでスタート。Q1終了しゅうりょう直前ちょくぜんにリオ・ハリアントが4コーナーで壁かべに接触せっしょくして右みぎリヤタイヤがパンクし、コース脇わきにストップしたことにより、この時点じてんでQ1は実質じっしつ的てきに終了しゅうりょうとなった。トップタイムはニコ・ロズベルグ。ニコ・ヒュルケンベルグはスーパーソフトでベストタイムを出だしたが、他たのドライバーはウルトラソフトによるものだった。ケビン・マグヌッセンはフリー走行そうこう3回かい目めのクラッシュのため、予選よせんに出走しゅっそうすることができなかった。

Q2の残のこり11分ふん52秒びょう、カルロス・サインツが最終さいしゅうシケインでクラッシュし、赤旗あかはた中断ちゅうだんとなる。ドライバーは無事ぶじだったが、マシンはリヤ部分ぶぶんに大おおきなダメージを負おった。フェルナンド・アロンソは最後さいごのアタックで10位いに滑すべり込こみQ3に進出しんしゅつした。トップタイムはルイス・ハミルトン、2位いにロズベルグが続つづいた。

予選よせん開始かいし後ごから雨あめが警戒けいかいされていたが、Q3終了しゅうりょうまでドライコンディションのまま推移すいいした。ハミルトンがポールポジションを獲得かくとく、ロズベルグは最後さいごのアタックでミスを犯おかし2位い止どまりとなったが、メルセデスがフロントローを独占どくせんした。セバスチャン・ベッテルがメルセデス以外いがいで唯一ゆいいつ1分ふん12秒びょう台だいを出だし3位い。

結果けっか

Pos.	No.	ドライバー	コンストラクター	Q1	Q2	Q3	Grid
1	44	ルイス・ハミルトン	メルセデス	1:14.121	1:13.076	1:12.812	1
2	6	ニコ・ロズベルグ	メルセデス	1:13.714	1:13.094	1:12.874	2
3	5	セバスチャン・ベッテル	フェラーリ	1:13.925	1:13.857	1:12.990	3
4	3	ダニエル・リカルド	レッドブル-タグ・ホイヤー	1:14.030	1:13.540	1:13.166	4
5	33	マックス・フェルスタッペン	レッドブル-タグ・ホイヤー	1:14.601	1:13.793	1:13.414	5
6	7	キミ・ライコネン	フェラーリ	1:14.477	1:13.849	1:13.579	6
7	77	バルテリ・ボッタス	ウィリアムズ-メルセデス	1:14.389	1:13.791	1:13.670	7
8	19	フェリペ・マッサ	ウィリアムズ-メルセデス	1:14.815	1:13.864	1:13.769	8
9	27	ニコ・ヒュルケンベルグ	フォース・インディア-メルセデス	1:14.663	1:14.166	1:13.952	9
10	14	フェルナンド・アロンソ	マクラーレン-ホンダ	1:15.026	1:14.260	1:14.338	10
11	11	セルジオ・ペレス	フォース・インディア-メルセデス	1:14.814	1:14.317		11
12	22	ジェンソン・バトン	マクラーレン-ホンダ	1:14.755	1:14.437		12
13	26	ダニール・クビアト	トロ・ロッソ-フェラーリ	1:14.829	1:14.457		15
14	21	エステバン・グティエレス	ハース-フェラーリ	1:15.148	1:14.571		13
15	8	ロマン・グロージャン	ハース-フェラーリ	1:15.444	1:14.803		14
16	55	カルロス・サインツ	トロ・ロッソ-フェラーリ	1:14.714	1:21.956		20
17	30	ジョリオン・パーマー	ルノー	1:15.459			16
18	94	パスカル・ウェーレイン	MRT-メルセデス	1:15.599			17
19	9	マーカス・エリクソン	ザウバー-フェラーリ	1:15.635			21
20	12	フェリペ・ナッセ	ザウバー-フェラーリ	1:16.663			18
21	88	リオ・ハリアント	MRT-メルセデス	1:17.052			19
107% time: 1:18.873
NC	20	ケビン・マグヌッセン	ルノー	no time			22
ソース

追記ついき

• ^1 - クビアトは前まえ戦せんモナコGP決勝けっしょうにおけるペナルティにより2グリッド降格こうかく（本来ほんらいは3グリッド降格こうかくだが、サインツのペナルティにより2グリッド降格こうかくとなった）
• ^2 - サインツは予選よせん後ごにギアボックスを交換こうかんしたため5グリッド降格こうかく
• ^3 - エリクソンは前まえ戦せんモナコGP決勝けっしょうにおけるペナルティにより2グリッド降格こうかく（本来ほんらいは3グリッド降格こうかくだが、マグヌッセンの最さい後尾こうびスタートにより2グリッド降格こうかくとなった）
• ^4 - マグヌッセンはフリー走行そうこう3回かい目めのクラッシュにより予選よせんに出走しゅっそうできなかったが、スチュワードの判断はんだんにより決勝けっしょう出走しゅっそうが認みとめられ、最さい後尾こうびからのスタートとなった。また、ギアボックスの交換こうかんにより5グリッド降格こうかくのペナルティが科かされたが、最さい後尾こうびグリッドのまま変更へんこうなし

決勝けっしょう

2016年ねん6月がつ12日にち（日曜日にちようび）

雨あめがポツポツ降ふっていたがドライコンディションでスタート。ポールポジションのルイス・ハミルトンはスタートが悪わるく2位いに後退こうたい。3番手ばんてスタートのセバスチャン・ベッテルがトップに立たつ。ニコ・ロズベルグもハミルトンに並ならびかけたが押おし出だされ大おおきく順位じゅんいを落おとした。11周しゅう目め、ジェンソン・バトンのマシンから白しろ煙けむりが上あがり（後のちにギアボックストラブルと判明はんめい）コースアウト、これによりバーチャルセーフティカーとなったことでベッテルがウルトラソフトからスーパーソフトにタイヤを交換こうかんして4位いでコースに復帰ふっき、コース上じょうでレッドブル2台だいを抜ぬきハミルトンを追おう。ハミルトンは24周しゅう目めにソフトへタイヤ交換こうかん、ベッテルの後うしろでコースに復帰ふっき、このまま最後さいごまで走はしる作戦さくせんを取とった。再ふたたび首位しゅいに立たったベッテルだが、まだ使用しよう義務ぎむのあるソフトへ交換こうかんする必要ひつようがあった。ベッテルは37周しゅう目めにソフトへタイヤ交換こうかん、これでハミルトンが首位しゅいに浮上ふじょう。ベッテルはハミルトンを猛追もうついするも5秒びょう及およばず、ハミルトンが連勝れんしょうした。ポイントリーダーのロズベルグが5位いに終おわったことにより、ロズベルグとハミルトンの差さは9ポイントまで縮ちぢまった。バルテリ・ボッタスが3位いとなり、2015年ねんメキシコGP以来いらいの表彰台ひょうしょうだいを獲得かくとくしている。

結果けっか

Pos.	No.	ドライバー	コンストラクター	周回しゅうかい数すう	タイム/リタイア	Grid	Pts.
1	44	ルイス・ハミルトン	メルセデス	70	1:31:05.296	1	25
2	5	セバスチャン・ベッテル	フェラーリ	70	+5.011	3	18
3	77	バルテリ・ボッタス	ウィリアムズ-メルセデス	70	+46.422	7	15
4	33	マックス・フェルスタッペン	レッドブル-タグ・ホイヤー	70	+53.020	5	12
5	6	ニコ・ロズベルグ	メルセデス	70	+1:02.093	2	10
6	7	キミ・ライコネン	フェラーリ	70	+1:03.017	6	8
7	3	ダニエル・リカルド	レッドブル-タグ・ホイヤー	70	+1:03.634	4	6
8	27	ニコ・ヒュルケンベルグ	フォース・インディア-メルセデス	69	+1 Lap	9	4
9	55	カルロス・サインツ	トロ・ロッソ-フェラーリ	69	+1 Lap	20	2
10	11	セルジオ・ペレス	フォース・インディア-メルセデス	69	+1 Lap	11	1
11	14	フェルナンド・アロンソ	マクラーレン-ホンダ	69	+1 Lap	10
12	26	ダニール・クビアト	トロ・ロッソ-フェラーリ	69	+1 Lap	15
13	21	エステバン・グティエレス	ハース-フェラーリ	68	+2 Laps	13
14	8	ロマン・グロージャン	ハース-フェラーリ	68	+2 Laps	14
15	9	マーカス・エリクソン	ザウバー-フェラーリ	68	+2 Laps	21
16	20	ケビン・マグヌッセン	ルノー	68	+2 Laps	22
17	94	パスカル・ウェーレイン	MRT-メルセデス	68	+2 Laps	17
18	12	フェリペ・ナッセ	ザウバー-フェラーリ	68	+2 Laps	18
19	88	リオ・ハリアント	MRT-メルセデス	68	+2 Laps	19
Ret	19	フェリペ・マッサ	ウィリアムズ-メルセデス	35	オーバーヒート	8
Ret	30	ジョリオン・パーマー	ルノー	16	水みず漏もれ	16
Ret	22	ジェンソン・バトン	マクラーレン-ホンダ	9	ギアボックス	12
ソース

ファステストラップ

• ニコ・ロズベルグ（メルセデス） 1:15.599（60周しゅう目め）

ラップリーダー

• セバスチャン・ベッテル（Lap 1-10, 24-36）
• ルイス・ハミルトン（Lap 11-23, 37-70）

第だい7戦せん終了しゅうりょう時点じてんでのランキング

ドライバーズ・チャンピオンシップ

	順位じゅんい	ドライバー	ポイント
	1	ニコ・ロズベルグ	116
	2	ルイス・ハミルトン	107
2	3	セバスチャン・ベッテル	78
1	4	ダニエル・リカルド	72
1	5	キミ・ライコネン	69

コンストラクターズ・チャンピオンシップ

	順位じゅんい	コンストラクター	ポイント
	1	メルセデス	223
	2	フェラーリ	147
	3	レッドブル-タグ・ホイヤー	130
	4	ウィリアムズ-メルセデス	81
	5	フォース・インディア-メルセデス	42

• 注ちゅう：ドライバー、コンストラクター共どもにトップ5のみ表示ひょうじ。

脚注きゃくちゅう

前まえ戦せん 2016年ねんモナコグランプリ	FIA F1世界せかい選手権せんしゅけん 2016年ねんシーズン	次つぎ戦せん 2016年ねんヨーロッパグランプリ
前回ぜんかい開催かいさい 2015年ねんカナダグランプリ	カナダグランプリ	次回じかい開催かいさい 2017年ねんカナダグランプリ