2013年ねんオーストラリアグランプリ

 2013年ねんオーストラリアグランプリ

レース詳細しょうさい
日程にってい	2013年ねんシーズン第だい1戦せん
決勝けっしょう開催かいさい日び	3月17日にち
開催かいさい地ち	アルバート・パーク・サーキット オーストラリア メルボルン
コース長ちょう	5.303km
レース距離きょり	58周しゅう(307.574km)
ポールポジション
ドライバー	セバスチャン・ベッテル
タイム	1:27.407
ファステストラップ
ドライバー	キミ・ライコネン
タイム	1:29.274(Lap 56)
決勝けっしょう順位じゅんい
優勝ゆうしょう	キミ・ライコネン 1:30:03.225
2位い	フェルナンド・アロンソ
3位い	セバスチャン・ベッテル

2013年ねんオーストラリアグランプリは、2013年ねんのF1世界せかい選手権せんしゅけん開幕かいまく戦せんとして、2013年ねん3月17日にちにアルバート・パーク・サーキットで開催かいさいされた。正式せいしき名称めいしょうは2013 Formula 1 Rolex Australian Grand Prix。

予選よせん

展開てんかい

2013年ねん開幕かいまく戦せんは、気きまぐれな空模様そらもように翻弄ほんろうされるスタートとなった。金曜日きんようびのフリー走行そうこうは晴天せいてんに恵めぐまれたが、土曜日どようびの予選よせんは激はげしい雨あめのためセッションが何なん度どか中断ちゅうだんされた。Q1終了しゅうりょう後ごに日没にちぼつ時刻じこくを迎むかえたため、この時点じてんで17位いまでのグリッドを確定かくていし、日曜日にちようびの午前ごぜん中ちゅうにQ2・Q3を行おこなう変則へんそくスケジュールに変更へんこうされた。予選よせん・決勝けっしょうの同日どうじつ開催かいさいは2004年ねん日本にっぽんGPと2010年ねん日本にっぽんGPに続つづく3回かい目めとなる。

この天候てんこうに泣なかされ、今年ことしデビューの新人しんじんはほとんどがQ1で脱落だつらく。前年ぜんねん王者おうじゃであるセバスチャン・ベッテルを筆頭ひっとうとする、ドライバーもマシンも実績じっせきがある面々めんめんが上位じょういを取とるという結果けっかとなった。レッドブルの2台だいがフロントローを独占どくせんし、メルセデスでの移籍いせき初戦しょせんとなるルイス・ハミルトンが3番手ばんてにつけた。

結果けっか

順位じゅんい	No.	ドライバー	チーム	Q1	Q2	Q3	グリッド
1	1	セバスチャン・ベッテル	レッドブル・ルノー	1:44.657	1:36.745	1:27.407	1
2	2	マーク・ウェバー	レッドブル・ルノー	1:44.472	1:36.524	1:27.827	2
3	10	ルイス・ハミルトン	メルセデス	1:45.456	1:36.625	1:28.087	3
4	4	フェリペ・マッサ	フェラーリ	1:44.635	1:36.666	1:28.490	4
5	3	フェルナンド・アロンソ	フェラーリ	1:43.850	1:36.691	1:28.493	5
6	9	ニコ・ロズベルグ	メルセデス	1:43.380	1:36.194	1:28.523	6
7	7	キミ・ライコネン	ロータス・ルノー	1:45.545	1:37.517	1:28.738	7
8	8	ロマン・グロージャン	ロータス・ルノー	1:44.284	1:37.641	1:29.013	8
9	14	ポール・ディ・レスタ	フォースインディア・メルセデス	1:45.601	1:36.901	1:29.305	9
10	5	ジェンソン・バトン	マクラーレン・メルセデス	1:44.688	1:36.644	1:30.357	10
11	11	ニコ・ヒュルケンベルグ	ザウバー・フェラーリ	1:45.930	1:38.067		11
12	15	エイドリアン・スーティル	フォースインディア・メルセデス	1:47.330	1:38.134		12
13	18	ジャン＝エリック・ベルニュ	トロ・ロッソ・フェラーリ	1:44.871	1:38.778		13
14	19	ダニエル・リカルド	トロ・ロッソ・フェラーリ	1:46.450	1:39.042		14
15	6	セルジオ・ペレス	マクラーレン・メルセデス	1:44.300	1:39.900		15
16	17	バルテッリ・ボッタス	ウィリアムズ・ルノー	1:47.328	1:40.290		16
17	16	パストール・マルドナド	ウィリアムズ・ルノー	1:47.614			17
18	12	エステバン・グティエレス	ザウバー・フェラーリ	1:47.776			18
19	22	ジュール・ビアンキ	マルシャ・コスワース	1:48.147			19
20	23	マックス・チルトン	マルシャ・コスワース	1:48.909			20
21	21	ギド・ヴァン・デル・ガルデ	ケータハム・ルノー	1:49.519			21
予選よせん通過つうかタイム: 1:50.616 (107%ルール)
22	20	シャルル・ピック	ケータハム・ルノー	1:50.626			22
ソース:

追記ついき

• 太字ふとじは各かく予選よせんセッションにおける最速さいそくタイム。
• 土曜日どようびに行おこなわれるはずであった予選よせんは降雨こううのためQ2,Q3を行おこなうことができず、日曜日にちようびにQ2,Q3が行おこなわれた。
• ^1 — ピックは107%タイムを下回したまわったがステュワートの判断はんだんにより決勝けっしょうレースへの出場しゅつじょうが許可きょかされた。

決勝けっしょう

展開てんかい

決勝けっしょうはドライコンディションながらも曇くもり空ぞらで気温きおんは低ひくく、レース中ちゅうに再ふたたび天候てんこうが崩くずれる可能かのう性せいもあった。ザウバーのヒュルケンベルグのマシンが燃料ねんりょう漏もれでグリッドにつくことができず、21台だいでスタートが切きられた。ポールポジションからベッテルが好こうスタートを切きったが、2番ばんグリッドのウェバーは標準ひょうじゅんECUのトラブルにより出遅でおくれた。

先頭せんとうのベッテルはスーパーソフトタイヤのデグラデーションが大おおきく思おもうようにペースが上あがらず、僅差きんさでフェラーリのマッサ・アロンソが追おいかける状況じょうきょうとなった。後方こうほうではメルセデスのハミルトンとロズベルグがランデブー走行そうこう、やや離はなれてロータスのライコネンが7位いを走行そうこうした。

1回かい目めのピットストップでミディアムタイヤに履はき替かえた第だい2スティントも同おなじ状況じょうきょうとなり、2ストップ作戦さくせんで挑いどんだフォース・インディアのスーティルに前まえを抑おさえられる羽目はめとなった。この状況じょうきょうを打破だはするため、アロンソが早はやめに2回かい目めのタイヤ交換こうかんを行おこない、ベッテル・マッサの前まえに出でることに成功せいこうした。

これにより実質じっしつのトップがアロンソに代かわったと思おもわれたが、1回かい目めのタイヤ交換こうかんをアロンソと同時どうじに行いったライコネンが2回かい目めのタイヤ交換こうかんを遅おくらせたため、2回かいのピットストップで完走かんそうできる状況じょうきょうとなった。

アロンソ・ベッテル・マッサの3台だいが3回かい目めのピットストップを行おこなったため、この時点じてんでライコネンが実質じっしつトップに立たった。その後ごはアロンソがフレッシュタイヤで猛追もうついすると、ライコネンがファステストラップラップで突つき放はなしてそのままフィニッシュ。新生しんせいロータスとしては初はつの、オリジナルのチーム・ロータスを含ふくめても1978年ねんのマリオ・アンドレッティ以来いらいの開幕かいまく戦せん勝利しょうりとなった。タイヤをもっともうまく使用しようしたライコネンは「僕ぼくにとって最もっとも楽らくに獲得かくとくできた勝利しょうりのひとつだと思おもう」と語かたった。

以降いこうのフィニッシュ順位じゅんいは、2位いアロンソ・3位いベッテルとチャンピオン経験けいけん者しゃが表彰台ひょうしょうだいを独占どくせんした。一時いちじは首位しゅいに躍おどり出でて見みせ場ばを作つくったスーティルは、最後さいごのスティントで使つかったスーパーソフトタイヤがうまく働はたらかず順位じゅんいを落おとしたものの、チームメイトのディ・レスタを従したがえ7位いでフィニッシュし、1年ねんぶりの復帰ふっき戦せんで健在けんざいぶりをアピールした。フォースインディアの躍進やくしんとは反対はんたいにマクラーレンはペースが悪わるく厳きびしい戦たたかいを強しいられ、バトンが何なにとか9位いでポイントを獲得かくとくしたものの、ペレスはポイント圏内けんないに届とどかない11位いに終おわった。

結果けっか

順位じゅんい	No.	ドライバー	チーム	周回しゅうかい数すう	タイム / リタイア	グリッド	ポイント
1	7	キミ・ライコネン	ロータス・ルノー	58	1:30:03.225	7	25
2	3	フェルナンド・アロンソ	フェラーリ	58	+12.451	5	18
3	1	セバスチャン・ベッテル	レッドブル・ルノー	58	+22.346	1	15
4	4	フェリペ・マッサ	フェラーリ	58	+33.577	4	12
5	10	ルイス・ハミルトン	メルセデス	58	+45.561	3	10
6	2	マーク・ウェバー	レッドブル・ルノー	58	+46.800	2	8
7	15	エイドリアン・スーティル	フォースインディア・メルセデス	58	+65.068	12	6
8	14	ポール・ディ・レスタ	フォースインディア・メルセデス	58	+68.449	9	4
9	5	ジェンソン・バトン	マクラーレン・メルセデス	58	+81.630	10	2
10	8	ロマン・グロージャン	ロータス・ルノー	58	+82.759	8	1
11	6	セルジオ・ペレス	マクラーレン・メルセデス	58	+83.367	15
12	18	ジャン＝エリック・ベルニュ	トロ・ロッソ・フェラーリ	58	+83.857	13
13	12	エステバン・グティエレス	ザウバー・フェラーリ	57	+1 Lap	18
14	17	バルテッリ・ボッタス	ウィリアムズ・ルノー	57	+1 Lap	16
15	22	ジュール・ビアンキ	マルシャ・コスワース	57	+1 Lap	19
16	20	シャルル・ピック	ケータハム・ルノー	56	+2 Laps	22
17	23	マックス・チルトン	マルシャ・コスワース	56	+2 Laps	20
18	21	ギド・ヴァン・デル・ガルデ	ケータハム・ルノー	56	+2 Laps	21
Ret	19	ダニエル・リチャルド	トロ・ロッソ・フェラーリ	39	エキゾースト	14
Ret	9	ニコ・ロズベルグ	メルセデス	26	電気でんき系けい	6
Ret	16	パストール・マルドナド	ウィリアムズ・ルノー	24	スピン	17
DNS	11	ニコ・ヒュルケンベルグ	ザウバー・フェラーリ	0	燃料ねんりょう系けい	11
ソース:

外部がいぶリンク

	FIA F1世界せかい選手権せんしゅけん 2013年ねんシーズン	次つぎ戦せん 2013年ねんマレーシアグランプリ
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