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PBY (航空機こうくうき)

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PBY カタリナ

アリューシャン列島上空を飛行するPBY-5A (第61哨戒飛行隊所属、1943年撮影)

アリューシャン列島れっとう上空じょうくう飛行ひこうするPBY-5A
(だい61哨戒しょうかい飛行ひこうたい所属しょぞく1943ねん撮影さつえい)

PBY カタリナConsolidated PBY Catalina )は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくコンソリデーテッド・エアクラフトしゃ開発かいはつした飛行ひこうていである。

1935ねんはつ飛行ひこうだい世界せかい大戦たいせんちゅうアメリカ海軍かいぐんはじめとして、連合れんごうこく各国かっこくたいせん哨戒しょうかい沿岸えんがん警備けいび海難かいなん救助きゅうじょなどにもちいられた。またアメリカ陸軍りくぐん航空こうくうぐんでも捜索そうさく救難きゅうなんとして水陸すいりく両用りょうようOA-10Aカタリナ採用さいようした。ぐん退役たいえきしたのちは現在げんざいまで消防しょうぼうとして各所かくしょもちいられている。

コンソリデーテッドしゃほかボーイング・カナダしゃカナディアン・ヴィッカースしゃ海軍かいぐん工廠こうしょうでも生産せいさんされ、それらはPB2BPBVPBN ノーマッド制式せいしきめいばれた。

開発かいはつ

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アメリカ海軍かいぐんにおける哨戒しょうかいよう飛行ひこうていとして、1933ねんよりXP3Y-1(社内しゃない名称めいしょう:モデル28)として開発かいはつ開始かいしされた。1935ねん3がつはつ飛行ひこうし、同年どうねん6がつ量産りょうさん発注はっちゅうがなされ、PBY-1の名称めいしょうけられている。名称めいしょう変更へんこう哨戒しょうかい「P」から哨戒しょうかいばくげき「PB」 への分類ぶんるい変更へんこうによるものである。「Y」はコンソリデーテッドしゃあらわす。のちにPBYは『カタリナ』または『キャット』とばれるようになる。

双発そうはつエンジンにもかかわらず巡航じゅんこう速度そくどは200km/hとけっしてはやくはなかったが、操縦そうじゅう容易ようい航続こうぞく距離きょりは4800km以上いじょう連続れんぞく飛行ひこう時間じかんは15あいだにもおよんだ。また拡張かくちょうせいたか哨戒しょうかいばくげきほかにも捜索そうさく救難きゅうなん離島りとうへのけい貨物かもつ輸送ゆそうなど多彩たさい任務にんむ対応たいおうできた。

機体きたい

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双発そうはつレシプロであり、主翼しゅよくはパラソル配置はいち胴体どうたいからはなれたこうつばさ単葉たんよう)となっている。主翼しゅよくフロートつが、つばさはしがわげることで飛行ひこうちゅう主翼しゅよく一体いったいとなり空気くうき抵抗ていこうげんじつつつばさ面積めんせき増大ぞうだいさせるという仕組しくみになっていた。水平すいへい尾翼びよく垂直すいちょく尾翼びよくなかほどにあり、垂直すいちょく尾翼びよく方向ほうこうかじ比率ひりつたかい。途中とちゅうから降着こうちゃく装置そうちしきとして着水ちゃくすい抵抗ていこう軽減けいげんし、水陸すいりく両用りょうようとなった。

操縦そうじゅうせき正面しょうめん銃座じゅうざよりもたか位置いちにあるため視界しかい良好りょうこうであった。また、機体きたい後部こうぶ側面そくめんにある銃座じゅうざとびら当初とうしょスライドしきだったが、途中とちゅう開閉かいへいしきブリスターかた[ちゅう 1]変更へんこうされじた状態じょうたいでもひろ視界しかい提供ていきょうした。機内きないへは銃座じゅうざから直接ちょくせつめるようにおおきくひらくため、そうていからの移乗いじょう救助きゅうじょしゃげなど水上すいじょうでの出入でいりにも使つかわれた。戦後せんご旅客りょかくがたでは乗客じょうきゃく搭乗とうじょうこうとしてしきのハッチに変更へんこうされている。

しきだいていとPBYの両方りょうほう操縦そうじゅうした日本にっぽん海軍かいぐんにちつじ常雄つねお少佐しょうさは、しきだいていくら飛行ひこう性能せいのう圧倒的あっとうてきおとるものの、ポーポイズ現象げんしょう離水りすい簡単かんたん機内きないはガソリンれの心配しんぱいいなど乗員じょういん配慮はいりょした設計せっけい思想しそうかんじたという[1]機体きたい強度きょうどたかく、戦後せんごになってもはらげの機体きたい飛行ひこう可能かのう状態じょうたいたもっている。エンジンが機体きたいちかいため騒音そうおんおおきかったが機内きない喫煙きつえん可能かのうであるなど快適かいてきせいはさほどわるくないことや、操縦そうじゅう整備せいび容易ようい航続こうぞく距離きょりながいことから旅客機りょかくきとして導入どうにゅうする航空こうくう会社かいしゃもあった。

運用うんよう

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1937ねんからアメリカ海軍かいぐん部隊ぶたい配備はいび開始かいしされた。LORAN受信じゅしん(AN/APN-4)を搭載とうさいしており、航続こうぞく距離きょりわせて単独たんどく長時間ちょうじかん哨戒しょうかい可能かのうとなっており、だい世界せかい大戦たいせんでは救難きゅうなん雷撃らいげきなど多彩たさい任務にんむ投入とうにゅうされた。アメリカでは海軍かいぐん陸軍りくぐん航空こうくうたい沿岸えんがん警備けいびたい導入どうにゅうされた。連合れんごうこくイギリスカナダオーストラリアなどでも使用しようされ、日本にっぽんでも1956ねん海上かいじょう自衛隊じえいたいに2供与きょうよされたが、わたされた時点じてん旧式きゅうしきであったため、1960ねんぜん除籍じょせき

太平洋戦争たいへいようせんそう開戦かいせん直前ちょくぜん1941ねん12月7にちには、マレー作戦さくせん参加さんかする上陸じょうりく部隊ぶたいせた輸送ゆそうせんだん上空じょうくう護衛ごえいおこなっていた日本にっぽん陸軍りくぐんきゅうななしき戦闘せんとうが、哨戒しょうかいちゅうのカタリナを(正式せいしき開戦かいせんまえであったが)撃墜げきついした。これはどう戦争せんそうにおける最初さいしょ連合れんごう国軍こくぐん損失そんしつであった。

だい世界せかいだい戦後せんごにはおおくが民間みんかんはらげられ、アメリカやブラジル、カナダ、台湾たいわんチャイナエアライントランスアジア航空こうくう)などで旅客機りょかくきとして使用しようされたものもあるほか消防しょうぼうとしてももちいられている。

カタリナはスウェーデン空軍くうぐん(スウェーデン空軍くうぐん名称めいしょうTp 47)としてももちいられたが、1952ねん6月16にちエストニアきた行方ゆくえ不明ふめいとなったDC-3C-47)を捜索そうさくしていたときにソビエト軍機ぐんき撃墜げきついされた。1956ねんになってソビエト連邦れんぽうは、DC-3撃墜げきついみとめたが、当時とうじはこの情報じょうほう公表こうひょうされなかった。2003ねんにDC-3とも発見はっけんされている。冷戦れいせん期間きかんちゅう外交がいこうてき危機ききとなったこの事件じけんは、その名称めいしょうをとって「カタリナ事件じけん」とばれている。

かくかた

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海上かいじょう自衛隊じえいたい使用しようされたPBY-6A
XP3Y-1
試作しさく
PBY-1
初期しょき量産りょうさんがた。60生産せいさん
PBY-2
水平すいへい尾翼びよく改修かいしゅう。50生産せいさん
PBY-3
エンジンをR-1830-66(900馬力ばりき)にかわそう。66生産せいさん
PBY-4
エンジンをR-1830-72(1,050馬力ばりき)にかわそう。33生産せいさん[2]
PBY-5
エンジンをR-1830-90(1,200馬力ばりき)にかわそう垂直すいちょく尾翼びよくえん直線ちょくせんじょう変更へんこう後部こうぶ側面そくめん銃座じゅうざ風防ふうぼうをスライドしきからブリスターがた変更へんこうし、射撃しゃげき範囲はんい拡大かくだい。684生産せいさん英軍えいぐん名称めいしょう Catalina Mk.I
PBY-5A
機首きしゅ下面かめんおよび胴体どうたい側面そくめんしき車輪しゃりん装備そうび水陸すいりく両用りょうようとなる。802生産せいさん英軍えいぐん名称めいしょう Catalina Mk.III[3]
PBY-6A
AN/APS-3レーダーふえ備。水陸すいりく両用りょうよう安定あんていせい向上こうじょうのため垂直すいちょく尾翼びよく大型おおがた。175生産せいさん海上かいじょう自衛隊じえいたいに2供与きょうよ[4]
PB2B-1
PBY-5のボーイングでの生産せいさんがた
PB2B-2
PBY-6Aのボーイングでの生産せいさんがた。67生産せいさん
A-10
アメリカ陸軍りくぐん航空こうくうぐんけの機体きたい。1948ねん以前いぜんはOA-10と呼称こしょう
A-10A
PBY-5Aに準拠じゅんきょした機体きたい。1948ねん以前いぜんはOA-10A。
A-10B
PBY-6Aに準拠じゅんきょした機体きたい。1948ねん以前いぜんはOA-10B。

しょもと

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機体きたいめい PBY-4[2]
ミッション PATROL BOMBER TORPEDO
全長ぜんちょう 65ft 10in (20.07m)
全幅ぜんぷく 104ft (31.7m)
ぜんこう 18ft 6in (5.64m)
つばさ面積めんせき 1,400ft2 (130.06m2)
空虚くうきょ重量じゅうりょう 14,999lbs (6,803kg)
離陸りりく重量じゅうりょう 29,244lbs (13,265kg) 30,000lbs (13,608kg)
搭載とうさい燃料ねんりょう 1,750gal (6,624ℓ) 1,185gal (4,486ℓ) 1,180gal (4,467ℓ)
携行けいこう装備そうび 1,000lbsばくだん×4 Mk.13魚雷ぎょらい×2
プロペラ[5] ブレード3まい 直径ちょっけい12ft 1in (3.68m) ×2
エンジン プラット・アンド・ホイットニー R-1830-72空冷くうれいほしがたレシプロエンジン (1,050Bhp) ×2
最高さいこう速度そくど 194mph/12,000ft (312km/h 高度こうど3,658m) 185mph/12,000ft (298km/h 高度こうど3,658m) 188mph/12,000ft (303km/h 高度こうど3,658m)
航続こうぞく距離きょり 4,110mile (6,614km) 2,630mile (4,233km) 2,400mile (3,862km)
武装ぶそう AN/M2 12.7mm機関きかんじゅう×2 (たますうけい800はつ) + AN/M2 7.62mm機関きかんじゅう×2 (たますうけい1,500はつ)
外部がいぶへいそう 1,000/500lbsばくだん×4・100lbsばくだん×12、325lbs爆雷ばくらい×4、Mk.13魚雷ぎょらい×2
機体きたいめい PBY-5A[3]
ミッション PATROL A.S. PATROL TORPEDO
全長ぜんちょう 63ft 10.44in (19.47m)
全幅ぜんぷく 104ft (31.7m)
ぜんこう 20ft 2in (6.15m)
つばさ面積めんせき 1,400ft2 (130.06m2)
空虚くうきょ重量じゅうりょう 20,910lbs (9,485kg)
離陸りりく重量じゅうりょう 33,975lbs (15,411kg) 35,420lbs (16,066kg) 35,300lbs (16,012kg)
搭載とうさい燃料ねんりょう 1,463gal (5,538ℓ) 1,000gal (3,785ℓ)
携行けいこう装備そうび 325lbs爆雷ばくらい×4 Mk.13魚雷ぎょらい×2
プロペラ[6] ブレード3まい 直径ちょっけい12ft 1in (3.68m) ×2
エンジン プラット・アンド・ホイットニー R-1830-92空冷くうれいほしがたレシプロエンジン (1,200Bhp) ×2
最高さいこう速度そくど 179mph/7,000ft (288km/h 高度こうど2,134m) 175mph/7,000ft (282km/h 高度こうど2,134m) 173mph/7,000ft (278km/h 高度こうど2,134m)
航続こうぞく距離きょり[7] 2,545st.mile (4,096km) 2,350st.mile (3,782km) 1,500st.mile (2,414km)
武装ぶそう AN/M2 12.7mm機関きかんじゅう×2 (たますうけい840はつ) + AN/M2 7.62mm機関きかんじゅう×3 (たますうけい2,600はつ)
外部がいぶへいそう 1,000lbs爆弾ばくだんまたは500lbsばくだん×4・100lbsばくだん×12、650lbs爆雷ばくらい×4または325lbs爆雷ばくらい×4、Mk.13魚雷ぎょらい×2
PBY-6A 3めん

現存げんそんする機体きたい

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  • 機体きたい番号ばんごうらんは、表記ひょうきで4けたか5けたのものがべい海軍かいぐん航空局こうくうきょく機体きたい番号ばんごう(BuNo.)であり、ハイフンありがべい陸軍りくぐん航空こうくうぐんまえにRAF、RAAF、RCAF、RDAF、RSwAF、SPAFとあるものはそれぞれイギリス空軍くうぐん、オーストラリア空軍くうぐん、カナダ空軍くうぐん、オランダ空軍くうぐん、スウェーデン空軍くうぐん、スペイン空軍くうぐんにおける番号ばんごうである。
  • すべての機体きたい掲載けいさいしているわけではない。その機体きたいウォーバード・レジストリ掲載けいさい
  • 出典しゅってんかく博物館はくぶつかんサイトとウォーバード・レジストリとうる。
型名かためい     番号ばんごう      機体きたい写真しゃしん     国名こくめい 所有しょゆうしゃ           公開こうかいじょうきょう 状態じょうたい 備考びこう             
PBY-5 2305
RAAF A24-30
オーストラリア
ビクトリアしゅう
飛行ひこうてい博物館はくぶつかん
(きゅうボガ飛行ひこうてい基地きち)
公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 146。
PBY-5A 2459 オランダ
リリーステッド
スティッチング・ネプチューン・アソシエイション (Stichting Neptune Association)
リリーステッド空港くうこう保管ほかん
公開こうかい 飛行ひこう可能かのう 製造せいぞう番号ばんごう 300。
PBY-5A 5021 カナダ
ノバスコシアしゅう
太平洋たいへいようカナダ航空こうくう博物館はくぶつかん[1] 公開こうかい 修復しゅうふくちゅう 製造せいぞう番号ばんごう 110。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう CF-HFL。[2]
PBY-5A 5028
RAF FP216
アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
フロリダしゅう
国立こくりつ海軍かいぐん航空こうくう博物館はくぶつかん[3] 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 117。胴体どうたいのみ内部ないぶえるように展示てんじされている。写真しゃしん
PBY-5A 8109
RDAF FM-57
RDAF 82-857
RDAF L-857
ノルウェー
ローガランけん
ソラ航空こうくう歴史れきし博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 928。
PBY-5 8317 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
フロリダしゅう
国立こくりつ海軍かいぐん航空こうくう博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 1211。[4]
PBY-5A 22025 インドネシア ジョグジャカルタしゅう インドネシア空軍くうぐん中央ちゅうおう博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 1903。
PBY-5A 33966 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
フロリダしゅう
ファンタジー・オブ・フライト[5] 公開こうかい 修復しゅうふく 製造せいぞう番号ばんごう 1520。
PBY-5A
SA-10A
33993
43-43847
アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
ワシントンしゅう
マコード航空こうくう博物館はくぶつかん[6] 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 1547。OA-10A / 434033として展示てんじされている。[7]
PBY-5A 46456 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
ニューヨーク
ゲートウェイ国立こくりつ保養ほよう地区ちく
フロイト・ベネット・フィールド
公開こうかい 修復しゅうふくちゅう 製造せいぞう番号ばんごう 1820。
PBY-5A 46522 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
オレゴンしゅう
ティラムック航空こうくう博物館はくぶつかん 公開こうかい 飛行ひこう可能かのう 製造せいぞう番号ばんごう 1886。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう N2172N。
PBY-5A 46582 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
フロリダしゅう
ジャクソンヴィル海軍かいぐん航空こうくう基地きち 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 1946。
PBY-5A 46590
RAAF A24-387
アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
アリゾナしゅう
ピマ航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかん 公開こうかい 保管ほかんちゅう 製造せいぞう番号ばんごう 2143。
PBY-5A
OA-10A
46595
44-33879
アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
オハイオしゅう
国立こくりつアメリカ空軍くうぐん博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 1959。[8]
PBY-5A 46596
SPAF DR.1-1
スペイン
マドリード
スペイン航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 1960。
PBY-5A 46602 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
フロリダしゅう
国立こくりつ海軍かいぐん航空こうくう博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 1966。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう N607CC。[9]
PBY-5A 46624 オーストラリア
西にしオーストラリアしゅう
航空こうくう遺産いさん博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 1988。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう N9502C。
PBY-5A 46633 写真しゃしん アイルランド
ダブリン
ウェストン空港くうこう
(Weston Airport)
公開こうかい 保管ほかんちゅう 製造せいぞう番号ばんごう 1997。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう VP-BPS。
PBY-5A 48287 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
ユタしゅう
ユタ銀行ぎんこう 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 1649。
PBY-5A 48294 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
バージニアしゅう
軍事ぐんじ航空こうくう博物館はくぶつかん 公開こうかい 飛行ひこう可能かのう 製造せいぞう番号ばんごう 1656。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう N9521C。
PBY-5A 48334 写真しゃしん ニュージーランド クラシックフライヤーズ博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 1696。
PBY-5A 48375 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく ファンタジー・オブ・フライト 公開こうかい 飛行ひこう可能かのう 製造せいぞう番号ばんごう 1737。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう N96UC。
PBY-5A 48396 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
アリゾナしゅう
ピマ航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかん 公開こうかい 保管ほかんちゅう 製造せいぞう番号ばんごう 1758。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう N10609。
PBY-5A 48406 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく サンディエゴ航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 1768。
PBY-5A 48419 写真しゃしん ブラジル 航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 1781。
PBY-5A 48426 写真しゃしん アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく パームスプリングス航空こうくう博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 1788。
PBY-5A FAE 53602 写真しゃしん エクアドル
ピチンチャけん
空軍くうぐん航空こうくう博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ
PBY-6A 46643
FAB 6552
写真しゃしん ブラジル
パラーしゅう
ベレン空軍くうぐん基地きち 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 2007。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう PP-PEB。
PBY-6A 46644 写真しゃしん オーストラリア
クイーンズランドしゅう
カンタス設立せつりつしゃアウトバック博物館はくぶつかん[10] 公開こうかい 飛行ひこう可能かのう 製造せいぞう番号ばんごう 2008。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう VH-EAX。[11]
PBY-6A[ちゅう 2] 46645
RAF FP535
写真しゃしん ノルウェー
ノードランド
ノルウェー航空こうくう博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 2009。
PBY-6A[ちゅう 3] 46655 カナダ
ニューファンドランド・ラブラドールしゅう
ニューファンドランド・ラブラドールしゅう政府せいふ 非公開ひこうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 2019。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう C-FIZU。
PBY-6A 46662 写真しゃしん アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく ウィルソン・コニー・エドワーズ(Wilson Connie Edwards) 非公開ひこうかい 飛行ひこう可能かのう 製造せいぞう番号ばんごう 2026。
PBY-6A 46665 オーストラリア
ニューサウスウェールズしゅう
ザ・カタリナ飛行ひこう記念きねんしゃ
(The Catalina Flight Memorial Ltd.)
バンクスタウン空港くうこう保管ほかん
公開こうかい 修復しゅうふくちゅう 製造せいぞう番号ばんごう 2029。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう VH-CAT。
PBY-6A 46679
RAAF A24-362
オーストラリア
ニューサウスウェールズしゅう
歴史れきしてき航空機こうくうき修復しゅうふくかい 公開こうかい 飛行ひこう可能かのう 製造せいぞう番号ばんごう 2043。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう VH-EPZ。
PBY-6A 64054
HK-2115P
ドイツ
ニーダーザクセンしゅう
個人こじん 公開こうかい 保管ほかんちゅう 製造せいぞう番号ばんごう 2125。
28-5AMC
PBV-1A
RCAF 9742 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
アリゾナしゅう
ピマ航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 407。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう N68740。2017ねんまでローンスター飛行ひこう博物館はくぶつかん所有しょゆうしていた。[12][13]
PBV-1A RCAF 9767
21996
フランス
パリ
カタリナ・エア・トラスト
(Catalina Air Trust)
公開こうかい 飛行ひこう可能かのう 飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう N9767。
PBV-1A
Tp47
RCAF 9810
RSwAF 47001
スウェーデン スウェーデン空軍くうぐん博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう CV-244。
PBV-1A RCAF 9815 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく エヴァーグリーン航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう CV-249。
PBV-1A RCAF 9825 写真しゃしん アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく ハロルド・カーロウ記念きねん軍事ぐんじ博物館はくぶつかん
(Harold Carlaw Memorial Military Museum)
公開こうかい 保管ほかんちゅう 製造せいぞう番号ばんごう CV-259。
PBV-1A RCAF 9830
RAF CV264
カナダ ケベック航空こうくう財団ざいだん
(Foundation Aerovision Quebec)
非公開ひこうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう CV-264。
PBV-1A RCAF 9837 カナダ 北大西洋きたたいせいよう航空こうくう博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう CV-271。[14]
PBV-1A RCAF 9838 写真しゃしん アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
テキサスしゅう
歴史れきし航空こうくう記念きねん博物館はくぶつかん[15] 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう CV-272。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう N4934H。
PBV-1A RCAF 11005 イギリス カタリナ航空機こうくうき株式会社かぶしきがいしゃ
(Catalina Aircraft Ltd.)
公開こうかい 飛行ひこう可能かのう 製造せいぞう番号ばんごう CV-283。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう G-PBYA。べい陸軍りくぐん航空こうくうたい運用うんようされたOA-10/44-33915号機ごうき塗装とそうがされている。
PBV-1A RCAF 11024 カナダ バッファロー航空こうくう 非公開ひこうかい 保管ほかんちゅう 製造せいぞう番号ばんごう CV-301。
PBV-1A RCAF 11042 写真しゃしん ギリシャ アテネ・エアリフトサービス株式会社かぶしきがいしゃ
(Athenian Airlift Service Ltd.)
非公開ひこうかい 飛行ひこう可能かのう 製造せいぞう番号ばんごう CV-333。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう C-FPQF。べい海軍かいぐん運用うんようされた機体きたいのマーキング、5B-PBY/31-P-5の塗装とそうがされている。
PBV-1A RCAF 11047 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく ハンス・ローリドセン(Hans Lauridsen) 非公開ひこうかい 修復しゅうふくちゅう 製造せいぞう番号ばんごう CV-343。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう N343CV。
PBV-1A RCAF 11054 ニュージーランド カタリナグループ[16] 公開こうかい 飛行ひこう可能かのう 製造せいぞう番号ばんごう CV-357。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう ZK-PBY。ニュージーランド空軍くうぐん NZ4017号機ごうき塗装とそうがされている。
PBV-1A RCAF 11060
RAAF A24-104
オーストラリア
ビクトリアしゅう
オーストラリア空軍くうぐん博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう CV-369。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう VH-EXG。胴体どうたいのみ展示てんじされている。
PBV-1A RCAF 11074 写真しゃしん アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
テキサスしゅう
ウィルソン・エドワーズ
(Wilson Edwards)
非公開ひこうかい 飛行ひこう可能かのう 製造せいぞう番号ばんごう CV-397。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう N222FT。
PBV-1A RCAF 11084 カナダ
オンタリオしゅう
カナダ軍用ぐんよう遺産いさん博物館はくぶつかん[17] 公開こうかい 飛行ひこう可能かのう 製造せいぞう番号ばんごう CV-417。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう C-FPQL。RAF / 9754と塗装とそうされている。
PBV-1A RCAF 11088 写真しゃしん カナダ エクスプロイツ・ヴァレー航空こうくうサービス 公開こうかい 飛行ひこう可能かのう 製造せいぞう番号ばんごう CV-425。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう C-FPQM。
PBV-1A RCAF 11089 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
カリフォルニアしゅう
最高さいこう世代せだい海軍かいぐん博物館はくぶつかん
(Greatest Generation Naval Museum)
公開こうかい 飛行ひこう可能かのう 製造せいぞう番号ばんごう CV-427。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう N427CV。[18]
PBV-1A RCAF 11091 カナダ
ニューファンドランド・ラブラドールしゅう
ニューファンドランド・ラブラドールしゅう政府せいふ 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう CV-431。
PBV-1A RCAF 11093 カナダ
オンタリオしゅう
デイヴィッド・T・ドロシュ
(David T. Dorosh)
非公開ひこうかい 保管ほかんちゅう 製造せいぞう番号ばんごう CV-435。
PBV-1A RCAF 11094 写真しゃしん カナダ
アルバータしゅう
ファーヴュウ航空機こうくうき修復しゅうふく財団ざいだん(FARS) 公開こうかい 飛行ひこう可能かのう 製造せいぞう番号ばんごう CV-437。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう C-FNJE。
PBV-1A
OA-10A
RCAF 67918
44-33954
写真しゃしん アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
アラスカしゅう
アラスカ航空こうくう博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう CV-465。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう N57875。
PBV-1A
OA-10A
RCAF 68013
44-34049
アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
アリゾナしゅう
ピマ航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかん 公開こうかい 保管ほかんちゅう 製造せいぞう番号ばんごう CV-560。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう N322FA。
OA-10A 44-34009
FACh 405
チリ
サンティアゴ
国立こくりつ航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかん 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ
PB2B-2 44248
RAF JX630
RAAF A24-385
オーストラリア
ニューサウスウェールズしゅう
パワーハウス・ミュージアム[19] 公開こうかい 静態せいたい展示てんじ 製造せいぞう番号ばんごう 61154。飛行ひこう登録とうろく番号ばんごう VH-ASA。[20]

登場とうじょう作品さくひん

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映画えいが

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キングコングの逆襲ぎゃくしゅう
ドクター・フー一味いちみ飛行ひこうていとして登場とうじょう北海道ほっかいどうキングコング上陸じょうりくしたことをけてむかえに海上かいじょう自衛隊じえいたい所属しょぞくせかけて主人公しゅじんこうたちを拉致らちし、北極ほっきょくにある一味いちみのアジトまで輸送ゆそうする。
トラ・トラ・トラ!
アメリカ海軍かいぐん所属しょぞく登場とうじょうパールハーバー上空じょうくう飛行ひこうするほか、地上ちじょうちゅうしていた機体きたい真珠湾しんじゅわん攻撃こうげきによるばくげき破壊はかいされてしまう。飛行ひこうシーンなどでは実物じつぶつが、破壊はかいされるシーンでは実物じつぶつだいセットや飛行ひこう不可能ふかのうスクラップ撮影さつえい使用しようされている。地上ちじょう破壊はかいされるカタリナは、あきらかに骨格こっかく構造こうぞうのない石膏せっこう模型もけいである。
ミッドウェイ (1976ねん映画えいが)
アメリカ海軍かいぐん所属しょぞく登場とうじょう。ミッドウェイから出撃しゅつげきして哨戒しょうかい活動かつどう従事じゅうじするシーンで度々たびたび登場とうじょうする。海戦かいせん前日ぜんじつ近藤こんどうしんちくひきいるミッドウェイ攻略こうりゃく部隊ぶたい発見はっけん南雲なぐも忠一ただかずひきいる機動きどう部隊ぶたい発見はっけんなど史実しじつもとづいた活躍かつやくをしている。
アルキメデスの大戦たいせん
げきちゅう坊ノ岬ぼうのみさきおき海戦かいせん登場とうじょう撃墜げきついされた航空機こうくうき搭乗とうじょういん捜索そうさく救難きゅうなんおこなっている。
War Thunder
アメリカツリーでPBY-5およびPBY-5a、ソ連それん課金かきんとしてPBY-5a、イギリス課金かきんとしてCatalina Mk.IVaが登場とうじょう
艦隊かんたいこれくしょん -かんこれ-
PBY-5Aが登場とうじょうほん基地きち航空こうくうたい配備はいびすると、戦闘せんとうにおける基地きち航空こうくうたい損耗そんこう軽減けいげんできる「カタリナ救助きゅうじょ」という特殊とくしゅ効果こうか発動はつどうする。
コール オブ デューティ ワールド・アット・ウォー
日本にっぽん海軍かいぐん特攻とっこうけて沈没ちんぼつしたフレッチャーきゅう駆逐くちくかん乗組のりくみいん救助きゅうじょするために着水ちゃくすいし、救助きゅうじょ活動かつどうおこなう。

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ あわのようにふくらんだかたち
  2. ^ PBY-5Aを使用しようして修復しゅうふく
  3. ^ PBY-5Aを使用しようして修復しゅうふく

出典しゅってん

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  1. ^ いかり義朗よしろう最後さいごしきだいてい 海軍かいぐん飛行ひこうてい記録きろく光人みつひとしゃ ISBN 4-7698-0997-2 p18
  2. ^ a b PBY-4 Catalina Specifications BU. OF AERO., NAVY DEPT. PERFORMANCE DATA
  3. ^ a b PBY-5A Catalina Specifications AIRPLANE CHARACTERISTICS & PERFORMANCE
  4. ^ PBY-6A Catalina Specifications STANDARD AIRCRAFT CHARACTERISTICS
  5. ^ Propeller:HAMILTON STANDARD C.S.、Blade:No.6111 (×3)、Diameter:12ft 1in (3.68m)、Area:10.65m2
  6. ^ Propeller:HAMILTON STANDARD C.S.、Blade:No.6353A-12 (×3)、Diameter:12ft 1in (3.68m)、Area:10.65m2
  7. ^ 武装ぶそうはずしたFERRYでの航続こうぞく距離きょりは2,800st.mile (4,506km)

関連かんれん項目こうもく

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