(Translated by https://www.hiragana.jp/)
司馬遼太郎と日本外史 - はかもなきこと

司馬しばりょう太郎たろう日本にっぽん外史がいし

司馬しばりょう太郎たろうの「えよけん」をんでいたら、近藤こんどういさむ愛読あいどくしょとして「日本にっぽん外史がいし」がてきた。
その紹介しょうかいはあっさりとしたもので、
楠木くすのき正成まさしげについてもごくありきたりの解釈かいしゃく
もしかすると、司馬しばりょう太郎たろうは、平家ひらか物語ものがたり太平たいへいあたりの日本にっぽんについてはあまり興味きょうみがないのかもしれんなとおもった。
日本にっぽん外史がいしについてもせいぜい江戸えど時代じだい流行はやった講談こうだんもの程度ていど認識にんしきなのではないか。
ほとんどんでないのではないか。
そんながする。

えよけん自体じたいはなかなか面白おもしろい。
とく調布ちょうふから八王子はちおうじあたりの地理ちりをある程度ていどっているひとにはたのしめるだろう。
なんというか、関東かんとうてみないとよくわからない小説しょうせつというものは実際じっさいある。
志賀しが直哉なおやの「城之崎きのさきにて」など冒頭ぼうとう山手やまてせんにはねられて背骨せぼねいためてどうのというはなしがあるが、
そもそも山手やまてせんというものがどんなもので、それが大正たいしょう時代じだいにはどんなふうでという具体ぐたいてきなイメージがつかめないと、
面白おもしろみがだいぶるのではないか。

眼福がんぷく至極しごく

Visited 46 times, 1 visit(s) today

コメントをのこ

メールアドレスが公開こうかいされることはありません。 いているらん必須ひっす項目こうもくです

CAPTCHA