聊齋志こころざし異こと

  此條目め頁ぺーじ的てき主題しゅだい是ぜ中國ちゅうごく古代こだい文學ぶんがく名著めいちょ《聊齋志こころざし異こと》。關せき於聊齋的てき其他含義，請見「聊齋 (消しょう歧義)」。

聊齋志こころざし異こと
作者さくしゃ	蒲かば松まつ齡よわい
類型るいけい	短篇たんぺん小說しょうせつ集しゅう、鬼神きじん、玄げん幻まぼろし、民間みんかん傳說でんせつ
語かたり言げん	文言もんごん文ぶん
版本はんぽん	鑄い雪ゆき齋とき抄本しょうほん
成なり書しょ年代ねんだい	清きよし康かん熙年間ねんかん
保存ほぞん狀態じょうたい	篇へん數すう：六ろく百ひゃく五ご十じゅう二に篇へん 卷數かんすう：四よん十じゅう八はち卷かん
出版しゅっぱん時間じかん	1766年ねん
出版しゅっぱん地點ちてん	清朝せいちょう

《聊齋志こころざし異こと》，簡稱《聊齋》，又また稱たたえ《鬼おに狐きつね傳でん》，是ぜ清康きよやす熙年間あいだ蒲がま松まつ齡よわい所しょ著ちょ的てき奇聞きぶん軼事いつじ小說しょうせつ。 全書ぜんしょ共ども491篇へん，內容十分じゅうぶん廣こう泛，多た談だん狐きつね仙せん、鬼おに、妖，反映はんえい了りょう18世紀せいき中國ちゅうごく的てき社會しゃかい面貌めんぼう。 作者さくしゃ也在這本書しょ深刻しんこく地ち描寫びょうしゃ了りょう狐きつね仙せん、鬼おに和わ妖，而字裏うら行間ぎょうかん也透露出ろしゅつ鬼おに比ひ人じん還かえ要よう有ゆう情義じょうぎ，以此諷刺ふうし當時とうじ的てき時代じだい。

成なり書しょ

蒲かば松まつ齡よわい出生しゅっしょう於書香世かよ家か，他た早年そうねん也曾想そう藉助科か舉入にゅう仕つかまつ，可か惜屢試こころみ不ふ第だい，只ただ能のう以教書しょ為ため生せい。他た自じ幼よう便びん對たい民間みんかん的てき鬼神きじん故事こじ興きょう致濃厚のうこう。據よりどころ説せつ，蒲かば松まつ齡よわい曾為了りょう蒐集しゅうしゅう素材そざい，在家ありいえ門口かどぐち開ひらけ了りょう一家いっか茶ちゃ館かん，來らい喝かつ茶ちゃ的てき人じん可か以用一いち個こ故事こじ代替だいたい茶ちゃ錢ぜに。藉助這個方法ほうほう，蒲かば松まつ齡よわい蒐集しゅうしゅう了りょう大量たいりょう離はなれ奇き的てき故事こじ，經過けいか整理せいり、加工かこう後ご，他た都と將はた其收錄しゅうろく到いた了りょう《聊齋志こころざし異こと》中ちゅう。

《聊齋》一いち書しょ四よん百ひゃく多た篇へん短篇たんぺん小說しょうせつ中なか，有刺ゆうし貪むさぼ刺とげ虐しいたげ的てき，有ゆう描寫びょうしゃ花はな妖狐きつね魅み和かず鬼おに、妖、仙女せんにょ等ひとし的てき愛情あいじょう故事こじ的てき，這些故事こじ像ぞう是ぜ作者さくしゃ自主じしゅ創作そうさく以藉此來表ひょう達たち對たい社會しゃかい的てき不滿ふまん和わ對たい愛情あいじょう的てき嚮往，然しか而也有ゆう一些故事僅僅是情節怪異而已；其情節ぶし單一たんいつ，甚至只ただ有ゆう短たん短たん十じゅう餘よ字じ，這些故事こじ不ふ像ぞう是ぜ作者さくしゃ創作そうさく的てき而像是ぜ百姓ひゃくしょう之の間あいだ的てき傳說でんせつ。

內容

《聊齋誌し異こと》多た寫うつし人じん與あずか花はな妖狐魅み的てき戀愛れんあい故事こじ，如「青あお鳳おおとり」、「蓮はちす香が」、「小玉こだま」、「嬰寧」和かず「丫鬟」等とう。《聊齋誌し異こと》也批評ひひょう科か舉制度せいど的てき腐敗ふはい，如「考こう弊へい司し」、「王おう之の安やす」、「司つかさ文郎ふみお」、「三さん生せい」等とう；並なみ揭露政治せいじ和わ社會しゃかい的てき黑くろ暗くら，如「席せき方かた平たいら」、「依よ織お」、「紅玉こうぎょく」、「竇氏」、「續ぞく黃き梁はり」等とう。

《聊齋誌し異こと》尚なお有ゆう其他題材だいざい，如「勞ろう山道さんどう士し」寫うつし好こう逸いっ惡あく勞ろう；「黃き九郎くろう」寫うつし斷だん袖そで之の癖くせ也；「嬌娜」寫うつし朋友ほうゆう之の義ぎ矣；「張ちょう誠まこと」寫うつし兄弟きょうだい之の愛あい；「阿おもね繡」寫うつし男女だんじょ互戀之の愛あい；「堪こらえ輿こし」寫うつし風水ふうすい迷信めいしん；「仇かたき大だい娘むすめ」寫うつし仗義行為こうい；「田でん七なな郎ろう」寫うつし獵人りょうじん俠義；「促織」寫うつし鬥蟋蟀こおろぎ的てき悲喜劇ひきげき；「羅ら剎海市し」寫うつし海上かいじょう奇遇きぐう記き；「偷桃」「口くち技わざ」寫うつし民間みんかん藝人げいにん的てき絕技ぜつぎ。「公孫こうそん九きゅう娘むすめ」寫うつし清きよし初はつ鎮壓ちんあつ起おこり義軍ぎぐん的てき慘烈さんれつ，「于七一案いちあん，連坐れんざ被ひ誅者，棲霞、萊陽兩りょう縣けん最多さいた。一いち日にち俘數百ひゃく人にん，盡つき戮於演武えんぶ場じょう中ちゅう，碧あお血ち滿まん地ち，白骨はっこつ撐天。上官じょうかん慈悲じひ，捐給棺かん木き，濟すみ城じょう工こう肆，材木ざいもく一いち空そら。以故伏ふく刑けい東ひがし鬼おに，多た葬そう南郊なんこう。」，堪こらえ為ため史筆しひつ。

章節しょうせつ

• 卷一けんいち

〈考こう城じょう隍〉〈耳みみ中ちゅう人じん〉〈屍かばね變へん〉〈噴水ふんすい〉〈瞳ひとみ人じん語かたり〉〈畫が壁かべ〉〈山やま魈〉〈咬鬼〉〈捉狐〉〈蕎そば中ちゅう怪かい〉〈宅たく妖〉〈王おう六郎ろくろう〉〈偷桃〉〈種たね梨なし〉〈勞ろう山道さんどう士し〉〈長ちょう清きよし僧そう〉〈蛇へび人じん〉〈斫蟒〉〈犬いぬ奸〉〈雹神〉〈狐きつね嫁女よめじょ〉〈嬌娜〉〈僧そう孽〉〈妖朮〉〈野の狗いぬ〉〈三さん生せい〉〈狐きつね入にゅう瓶びん〉〈鬼哭きこく〉〈真ま定てい女おんな〉〈焦こげ螟〉〈葉は生せい〉〈四よん十じゅう千せん〉〈成なり仙せん〉〈新郎しんろう〉〈靈れい官かん〉〈王おう蘭らん〉〈鷹たか虎とら神しん〉〈王おう成しげる〉〈青あお鳳おおとり〉〈畫が皮がわ〉〈賈兒〉〈蛇へび癖へき〉

• 卷まき二に

〈金きむ世よ成なり〉〈董ただし生せい〉〈石いし〉〈廟びょう鬼おに〉〈陸りく判ばん〉〈嬰寧〉〈聶小倩〉〈義よし鼠ねずみ〉〈地震じしん〉〈海うみ公子こうし〉〈丁ちょう前ぜん溪けい〉〈海うみ大だい魚さかな〉〈張ちょう老ろう相しょう公おおやけ〉〈水みず莽草〉〈造みやつこ畜〉〈鳳おおとり陽よう士人しじん〉〈耿十じゅう八はち〉〈珠たま兒じ〉〈小官しょうかん人じん〉〈胡えびす四よん姐あね〉〈祝しゅく翁おきな〉〈獵りょう婆ばば龍りゅう〉〈某ぼう公おおやけ〉〈快刀かいとう〉〈俠女〉〈酒さけ友とも〉〈蓮はちす香が〉〈阿おもね寶たから〉〈九きゅう山王さんのう〉〈遵化署しょ狐きつね〉〈張ちょう誠まこと〉〈汾州狐きつね〉〈巧たくみ娘むすめ〉〈吳くれ令れい〉〈口くち技わざ〉〈狐きつね聯れん〉〈濰水狐きつね〉〈紅玉こうぎょく〉〈龍りゅう〉〈林はやし四よん娘むすめ〉

• 卷まき三さん

〈江中えなか〉〈魯公女おんな〉〈道士どうし〉〈胡えびす氏し〉〈戲おどけ朮うけら〉〈丐僧〉〈伏ふく狐きつね〉〈蟄龍〉〈蘇そ仙せん〉〈李り伯はく言げん〉〈黃き九郎くろう〉〈金かね陵りょう女子じょし〉〈湯ゆ公こう〉〈閻羅〉〈連れん瑣〉〈單たん道士どうし〉〈白しろ於玉〉〈夜叉やしゃ國こく〉〈小しょう髻たぶさ〉〈西にし僧そう〉〈老ろう饕〉〈連れん城じょう〉〈霍生〉〈汪ひろし士し秀しゅう〉〈商しょう三さん官かん〉〈於江〉〈小二しょうに〉〈庚かのえ娘むすめ〉〈宮みや夢ゆめ弼〉〈鴝鵒〉〈劉りゅう海うみ石せき〉〈諭さとし鬼おに〉〈泥どろ鬼おに〉〈夢ゆめ別べつ〉〈犬いぬ燈とう〉〈番ばん僧そう〉〈狐きつね妾わらわ〉〈雷かみなり曹〉〈賭と符ふ〉〈阿おもね霞かすみ〉〈李り司つかさ鑒〉〈五朗ごろう大夫たいふ〉〈毛もう狐きつね〉〈翩翩〉〈黑くろ獸じゅう〉

• 卷まき四よん

〈余德よとく〉〈楊千總そう〉〈瓜ふり異こと〉〈青梅おうめ〉〈羅ら剎海市し〉〈田た七なな郎ろう〉〈產さん龍りゅう〉〈保ほ住じゅう〉〈公孫こうそん九きゅう娘むすめ〉〈促織〉〈柳やなぎ秀才しゅうさい〉〈水みず災わざわい〉〈諸しょ城しろ某ぼう甲かぶと〉〈庫くら官かん〉〈酆都御ご史し〉〈龍りゅう無む目め〉〈狐きつね諧〉〈雨あめ錢ぜに〉〈妾わらわ杖つえ擊げき賊ぞく〉〈秀才しゅうさい驅か怪かい〉〈姊妹易えき嫁よめ〉〈續ぞく黃き粱〉〈龍りゅう取水しゅすい〉〈小しょう獵犬りょうけん〉〈棋鬼〉〈辛からし十じゅう四よん娘むすめ〉〈白蓮びゃくれん教きょう〉〈雙そう燈とう〉〈捉鬼射しゃ狐きつね〉〈蹇あしなえ償つぐなえ債さい〉〈頭あたま滾たぎ〉〈鬼おに作さく筵むしろ〉〈胡えびす四よん相そう公おおやけ〉〈念ねん秧〉〈蛙かえる曲きょく〉〈鼠ねずみ戲おどけ〉〈泥どろ書生しょせい〉〈土地とち夫人ふじん〉〈寒月かんげつ芙蕖〉〈酒さけ狂きょう〉

• 卷まき五ご

〈陽ひ武たけ侯こう〉〈趙ちょう城しろ虎とら〉〈螳螂捕蛇へび〉〈武技ぶぎ〉〈小人こども (中國ちゅうごく傳說でんせつ)〉〈秦しん生せい〉〈鴉からす頭あたま〉〈酒さけ蟲ちゅう〉〈木き雕美人じん〉〈封ふう三さん娘むすめ〉〈狐きつね夢ゆめ〉〈布ぬの客きゃく〉〈農人のうにん〉〈章あきら阿おもね端はし〉〈稞秭媼おうな〉〈金かね永年えいねん〉〈花はな姑しゅうと子こ〉〈武たけ孝たかし廉れん〉〈西湖さいこ主ぬし〉〈孝子こうし〉〈獅子しし〉〈閻王〉〈土偶どぐう〉〈長治ながはる女子じょし〉〈義よし犬いぬ〉〈鄱陽神しん〉〈伍ご秋月しゅうげつ〉〈蓮花れんげ公主こうしゅ〉〈綠みどり衣ころも女おんな〉〈黎はじむ氏し〉〈荷に花はな三さん娘むすめ子こ〉〈罵ののし鴨かも〉〈柳やなぎ氏子うじこ〉〈上うえ仙せん〉〈侯ほう靜しず山さん〉〈錢ぜに流りゅう〉〈郭かく生せい〉〈金生きんせい色しょく〉〈彭海秋あき〉〈堪こらえ輿こし〉〈竇氏〉〈梁りょう彥〉〈龍りゅう肉にく〉

• 卷まき六ろく

〈潞令〉〈馬うま介かい甫はじめ〉〈魁さきがけ星ぼし〉〈厙將軍ぐん〉〈絳妃〉〈河間こうま生せい〉〈雲くも翠みどり仙せん〉〈跳とべ神しん〉〈鐵てつ布ぬの衫法〉〈大力だいりき將軍しょうぐん〉〈白蓮びゃくれん教きょう〉〈顏かお氏し〉〈杜もり翁おきな〉〈小しょう謝しゃ〉〈縊鬼〉〈吳ご門もん畫工がこう〉〈林はやし氏し〉〈胡えびす大だい姑しゅうと〉〈細ほそ侯こう〉〈狼おおかみ〉〈美人びじん首くび〉〈劉りゅう亮あきら採と〉〈蕙芳〉〈山神さんじん〉〈蕭しょう七なな〉〈亂らん離はなれ〉〈豢蛇〉〈雷公らいこう〉〈菱ひし角かく〉〈餓鬼がき〉〈考こう弊へい司し〉〈閻羅〉〈大人おとな〉〈向こう杲〉〈董ただし公子こうし〉〈周三しゅうぞう〉〈鴿どばと異こと〉〈聶政〉〈冷ひや生せい〉〈狐きつね懲淫〉〈山やま市し〉〈江こう城しろ〉〈孫まご生せい〉〈八はち大王だいおう〉〈戲おどけ縊〉

• 卷まき七なな

〈羅ら祖そ〉〈劉りゅう姓せい〉〈邵九娘むすめ〉〈鞏仙〉〈二に商しょう〉〈沂水秀才しゅうさい〉〈梅うめ女おんな〉〈郭かく秀才しゅうさい〉〈死し僧そう〉〈阿おもね英えい〉〈橘たちばな樹いつき〉〈赤字あかじ〉〈牛ぎゅう成章しげあき〉〈青あお娥〉〈鏡かがみ聽〉〈牛うし〉〈金きむ姑しゅうと夫おっと〉〈梓あずさ潼令〉〈鬼津おにづ〉〈仙人せんにん島とう〉〈閻羅薨〉〈顛道人じん〉〈胡えびす四よん娘むすめ〉〈僧そう朮うけら〉〈祿ろく數すう〉〈柳生やぎゅう〉〈冤獄〉〈鬼おに令れい〉〈甄後〉〈宦娘〉〈阿おもね繡〉〈楊疤眼め〉〈小しょう翠みどり〉〈金きむ和尚おしょう〉〈龍りゅう戲おどけ蛛〉〈商しょう婦ふ〉〈閻羅宴えん〉〈役やく鬼おに〉〈細ほそ柳やなぎ〉

• 卷まき八はち

〈畫が馬ば〉〈局きょく詐いつわり〉〈放ひ蝶ちょう〉〈男おとこ生子おいご〉〈鐘かね生せい〉〈鬼おに妻つま〉〈黃き將軍しょうぐん〉〈三朝みささ元老げんろう〉〈醫い朮うけら〉〈藏ぞう虱しらみ〉〈夢ゆめ狼おおかみ〉〈夜明よあけ〉〈夏なつ雪ゆき〉〈化か男おとこ〉〈禽俠〉〈鴻おおとり〉〈象ぞう〉〈負ふ屍かばね〉〈紫むらさき花はな和尚おしょう〉〈周しゅう克かつ昌あきら〉〈嫦娥じょうが〉〈鞠きく樂らく如〉〈褚生〉〈盜ぬすめ戶ど〉〈某ぼう乙おつ〉〈霍女〉〈司つかさ文郎ふみお〉〈醜みにく狐きつね〉〈呂りょ無病むびょう〉〈錢ぜに卜ぼく巫みこ〉〈姚安〉〈採と薇ぜんまい翁おきな〉〈崔ちぇ猛たけし〉〈詩し讞〉〈鹿しか銜草〉〈小しょう棺かん〉〈邢子儀ぎ〉〈李り生せい〉〈陸りく押官〉〈蔣太史し〉〈邵士梅うめ〉〈顧生〉〈陳ひね錫すず九きゅう〉

• 卷まき九きゅう

〈邵臨淄〉〈於去惡あく〉〈狂きょう生せい〉〈俗ぞく〉〈鳳おおとり仙せん〉〈佟客〉〈遼りょう陽ひ軍ぐん〉〈張ちょう貢みつぐ士し〉〈愛あい奴やつ〉〈單たん父ちち宰おさむ〉〈孫まご必振〉〈邑人〉〈元もと寶たから〉〈研とぎ石せき〉〈武たけ夷えびす〉〈大だい鼠ねずみ〉〈張ちょう不ふ量りょう〉〈牧まき豎〉〈富とみ翁おきな〉〈王おう司馬しば〉〈岳たけ神しん〉〈小梅こうめ〉〈藥くすり僧そう〉〈於中丞すすむ〉〈皂隸〉〈績女〉〈紅べに毛氈もうせん〉〈抽腸〉〈張ちょう鴻ひろし漸すすむ〉〈太ふとし醫い〉〈牛うし飛ひ〉〈王子おうじ安やす〉〈刁姓〉〈農のう婦ふ〉〈金かね陵りょう乙おつ〉〈郭かく安やすし〉〈折おり獄ごく〉〈義よし犬いぬ〉〈楊大洪ひろし〉〈查牙山洞やまほら〉〈安やす期き島とう〉〈沅俗〉〈雲くも蘿公主ぬし〉〈鳥とり語ご〉〈天宮てんぐう〉〈喬たかし女おんな〉〈蛤はまぐり〉〈劉りゅう夫人ふじん〉〈陵りょう縣けん狐きつね〉

• 卷まき十じゅう

〈王おう貨郎〉〈疲つかれ龍りゅう〉〈真生まさお〉〈布ぬの商しょう〉〈彭二に掙〉〈何なに仙せん〉〈牛うし同人どうじん〉〈神かみ女おんな〉〈湘裙〉〈三さん生せい〉〈長ちょう亭ちん〉〈席せき方かた平たいら〉〈素もと秋あき〉〈賈奉雉〉〈胭脂〉〈阿おもね纖〉〈瑞雲ずいうん〉〈仇かたき大だい娘むすめ〉〈曹操そうそう塚づか〉〈龍りゅう飛ひ相しょう公おおやけ〉〈珊瑚さんご〉〈五ご通つう〉〈申さる氏し〉〈恆つね娘むすめ〉〈葛かずら巾はば〉

• 卷まき十一といち

〈馮木匠たくみ〉〈黃き英えい〉〈書しょ痴ち〉〈齊ひとし天てん大聖たいせい〉〈青蛙あおがえる神しん〉〈任にん秀しゅう〉〈晚霞ばんか〉〈白秋はくしゅう練ねり〉〈王者おうじゃ〉〈某ぼう甲かぶと〉〈衢州三さん怪かい〉〈拆樓人じん〉〈大だい蠍さそり〉〈陳ひね雲くも犧〉〈司つかさ札さつ吏〉〈蚰蜓〉〈司つかさ訓さとし〉〈黑くろ鬼おに〉〈織お成なり〉〈竹たけ青あお〉〈段だん氏し〉〈狐きつね女おんな〉〈張ちょう氏し婦ふ〉〈於子游ゆう〉〈男妾だんしょう〉〈汪ひろし可か受〉〈牛うし犢〉〈王おう大まさる〉〈樂らく仲なか〉〈香こう玉だま〉〈三さん仙せん〉〈鬼おに隸〉〈王おう十じゅう〉〈大男おおおとこ〉〈外國がいこく人じん〉〈韋公子こうし〉〈石いし清きよし虛きょ〉〈曾友於〉〈嘉平かへい公子こうし〉

• 卷まき十じゅう二に

〈二に班はん〉〈車夫しゃふ〉〈乩仙〉〈苗なえ生せい〉〈蠍さそり客きゃく〉〈杜もり小しょう雷かみなり〉〈毛もう大福だいふく〉〈雹神〉〈李り八はち缸〉〈老ろう龍りゅう船戶ふなと〉〈青あお城じょう婦ふ〉〈鳥とり〉〈古こ瓶びん〉〈元もと少しょう先生せんせい〉〈薛慰娘むすめ〉〈田子たつこ成しげる〉〈王おう桂庵けいあん〉〈寄生きせい〉〈周しゅう生せい〉〈褚遂良りょう〉〈劉りゅう全あきら〉〈土ど化か兔うさぎ〉〈鳥とり使し〉〈姬ひめ生せい〉〈果報かほう〉〈公孫こうそん夏なつ〉〈韓かん方かた〉〈紉針〉〈桓侯〉〈粉こな蝶ちょう〉〈李り檀まゆみ斯〉〈錦にしき瑟〉〈太ふとし原げん獄ごく〉〈新しん鄭てい訟〉〈李り象ぞう先さき〉〈房ぼう文ぶん淑よし〉〈秦はた檜ひのき〉〈浙東生せい〉〈博ひろし興きょう女おんな〉〈一員いちいん官かん〉〈丐仙〉〈人ひと妖〉〈蟄蛇〉〈晉すすむ人じん〉〈龍りゅう〉〈愛あい才ざい〉

藝術げいじゅつ特色とくしょく

情じょう節ぶし上じょう，《聊齋誌し異こと》的てき故こ事情じじょう節ぶし曲折きょくせつ；人物じんぶつ方面ほうめん，善ぜん於塑造づくり人物じんぶつ，通過つうか寫うつし景けい烘托人物じんぶつ；語ご言げん方面ほうめん，善ぜん於提煉ねり語ご言げん；風格ふうかく方面ほうめん，寓ぐう浪漫ろうまん主義しゅぎ色彩しきさい。

對たい於人物ぶつ及人與あずか人的じんてき關係かんけい刻こく畫が的てき十じゅう分ふん清楚せいそ，將人まさと的てき複雜ふくざつ性せい道どう出で，引導いんどう讀者どくしゃ反はん思おもえ道德どうとく觀念かんねん。

筆法ひっぽう及內容よう上じょう，兼けん具ぐ魏ぎ晉すすむ志こころざし怪かい及唐代だい傳奇でんき之の特色とくしょく。

總體そうたい來らい說せつ，閱讀《聊齋誌し異こと》能のう加か深ふか對たい中國ちゅうごく古典こてん文學ぶんがく的てき理解りかい，能のう感受かんじゅ古代こだい的てき社會しゃかい風貌ふうぼう，能のう思考しこう人性じんせい與あずか道德どうとく議題ぎだい，對たい妖、神かみ、仙せん、精せい等とう再さい更さら加か一層いっそう的てき理解りかい。

評價ひょうか

蒲かば松まつ齡よわい同鄉どうきょう好こう友とも王おう士し禎ただし則のり為ため《聊齋誌し異こと》題詩だいし：「姑しゅうと妄言ぼうげん之の姑しゅうと聽之，豆まめ棚だな瓜ふり架か雨う如絲。料りょう應おう厭いや作さく人間にんげん語ご，愛あい聽秋ちょうしゅう墳ふん鬼おに唱詩。」士し禎ただし對たい《聊齋誌し異こと》甚為喜き愛あい，給きゅう予よ極きょく高だか評價ひょうか，所謂いわゆる「數奇すうき其才，謂いい非ひ尋常じんじょう流りゅう輩やから所しょ及也。」，並なみ為ため其作評點ひょうてん，甚至欲よく以五百ひゃく兩りょう黃金おうごん購《聊齋誌し異こと》之の手て稿こう而不可ふか得とく。乾いぬい隆年たかとし間あいだ，余よ集しゅう在ざい整理せいり《聊齋誌し異こと》刊かん刻こく寫うつし序じょ，指出さしで這部作品さくひん在ざい「恍惚こうこつ幻まぼろし妄，光ひかり怪かい陸離りくり」之これ中ちゅう「托たく志こころざし幽かそけ遐」，有ゆう「微ほろ旨むね所存しょぞん」。

紀きの曉あきら嵐あらし：「留とめ仙せん之の才ざい，余あまり誠まこと莫逮其萬まん一いち。」/但ただし紀きの曉あきら嵐あらし也批判ひはん聊齋「一いち書しょ兼けん二に體たい」。

馮鎮巒於嘉慶けい二に十じゅう三さん年ねん（1818年ねん）評點ひょうてん《聊齋》，並稱へいしょう「當代とうだい小說しょうせつ家か言げん，定てい以此書しょ第だい一いち」。「聊齋非ひ獨どく文筆ぶんぴつ之の佳けい，獨どく有ゆう千古せんこ，第だい一いち議論ぎろん醇あつし正ただし，準じゅん情じょう酌しゃく理り，毫無可か駁。如名儒講學がく，如老僧そう談だん禪ぜん，如鄉曲きょく長者ちょうじゃ讀誦とくしょう勸すすむ世よ文ぶん，觀かん之の實じつ有益ゆうえき於身心しん，警戒けいかい頑愚がんぐ。至いたり說せつ到いた忠孝ちゅうこう節義せつぎ，令れい人じん雪ゆき涕，令れい人じん猛もう醒，更さら為ため有ゆう關せき世よ教之のりゆき書しょ。」陳ちん廷機《聊齋志こころざし異こと》序じょ：「亦また以空前絕後くうぜんぜつご之の作さく，使つかい唐から人見ひとみ之の，自じ當とう把わ臂ひじ入いれ林りん，後來こうらい作者さくしゃ，宜むべ其擱筆かくひつ耳みみ。」

魯迅ろじん評論ひょうろん《聊齋誌し異こと》：「《聊齋志こころざし異こと》雖亦如當時とうじ同類どうるい之これ書しょ，不ふ外そと記き神仙しんせん狐きつね鬼おに精せい魅み故事こじ，然しか描寫びょうしゃ委曲いきょく，敘次井然せいぜん，用よう傳奇でんき法ほう，而以志こころざし怪かい。變幻へんげん之の狀じょう，如在目前もくぜん；又また或ある易えき調ちょう該弦，別べつ敘崎人じん異こと行ぎょう，出で於幻滅げんめつ，頓ひたすら入にゅう人間にんげん；偶敘瑣聞，亦また多た簡潔かんけつ，故こ讀者どくしゃ耳目じもく，為之ためゆき一新いっしん。……明あかり末まつ志こころざし怪かい群ぐん書しょ，大抵たいてい簡略かんりゃく，又また多た荒誕こうたん不ふ情じょう；《聊齋誌し異こと》獨どく於詳盡つき之の處しょ，示しめせ以平いたいら常つね，使つかい花はな妖狐魅み，多た是ぜ人情にんじょう，和かず易えき可か親おや，忘為異類いるい，而又偶見鶻突，知ち復ふく非人ひにん。」

郭沫若かくまつじゃく：「寫うつし鬼おに寫うつし妖高人じん一等いっとう，刺とげ貪むさぼ刺とげ虐しいたげ入にゅう骨ほね三さん分ふん。」

版本はんぽん

1、稿本こうほん系統けいとう（即そく作者さくしゃ親おや手寫しゅしゃ的てき本子もとこ）：作者さくしゃ去さ世よ後ご五ご十じゅう餘よ年ねん中ちゅう，子孫しそん因いん家か貧ひん也無力りょく將はた手て稿こう刊行かんこう流傳りゅうでん。在ざい很長一いち段だん時間じかん內，《聊齋志こころざし異こと》手て稿こう同どう蒲かば氏し其他一いち些手稿こう（文集ぶんしゅう四よん卷かん、詩集ししゅう六ろく卷かん、雜ざつ著ちょ五ご種しゅ、戲曲ぎきょく三さん出で、俚曲十じゅう四よん種しゅ）一直深扃嚴藏於淄川城しろ內玉英えい街がい蒲かば氏し家か祠ほこら。咸豐年間ねんかん，蒲かば氏し七なな世せい孫まご蒲がま價か人じん在ざい山東さんとう淄川老ろう家か於家族かぞく間あいだ因子いんし女おんな過か嗣，引起了りょう糾紛， 攜家遠とお走はし東北とうほく，遼寧りょうねい省しょう圖書館としょかん珍藏ちんぞう至いたり今いま。2012年ねん，遼寧りょうねい省しょう圖書館としょかん商しょう上海しゃんはい古こ籍せき出版しゅっぱん社しゃ，將しょう館かん藏ぞう蒲がま松まつ齡よわい《聊齋志こころざし異こと》半はん部ぶ手しゅ稿こう用よう高だか仿技術ぎじゅつ影印えいいん出版しゅっぱん。

• 同どう治ち八はち年ねん（1869年ねん），遼寧りょうねい莊そう河かわ劉りゅう滋しげる桂かつら隨ずい其父至いたり瀋陽しんよう讀書どくしょ，與あずか蒲がま價か人じん相識そうしき，得知とくち家藏かぞう先祖せんぞ蒲がま松まつ齡よわい《聊齋志こころざし異こと》手て稿こう，曾借回かい一いち閱，其父就青柯亭本ほん《聊齋志こころざし異こと》與あずか手て稿本こうほん互校，將はた刻こく本所ほんじょ遺漏いろう的てき故事こじ五ご十じゅう六ろく則のり一いち一いち抄錄しょうろく下か來らい。民みん國こく三さん年ねん（1914年ねん），劉りゅう滋しげる桂かつら將すすむ四十五年前由蒲價人家藏蒲氏手稿中輯錄的五十六篇故事，編輯へんしゅう成なり《聊齋志こころざし異い逸いっ編へん》二に卷かん。並なみ在ざい序言じょげん中稱ちゅうしょう：「同どう治ち已やめ巳み，先君せんくん需次教職きょうしょく，攜桂至いたり瀋陽しんよう讀書どくしょ，有ゆう淄川蒲がま留とめ仙せん七世孫蒲價人碩庵氏，精せい日び者しゃ術じゅつ，出で其家藏かぞう《聊齋志こころざし異こと》原稿げんこう二に十じゅう餘よ冊さつ，卷かん皮かわ磨損まそん。先君せんくん批閱，有未ゆみ經けい鋟梓者しゃ五ご十じゅう六ろく條じょう，按條錄ろく竣，重じゅう為ため裝そう潢璧還。維時桂かつら甫はじめ成なり童わらわ，迄まで今こん閱五十じゅう載の矣」。

2、抄本しょうほん系統けいとう（即そく作者さくしゃ以外いがい的てき人じん所傳しょでん抄しょう的てき本子もとこ）：《聊齋志こころざし異こと》完成かんせい於清康かん熙十じゅう九きゅう年ねん（1680年ねん）；在ざい蒲がま松まつ齡よわい生前せいぜん及去世よ五十年內多以抄本流傳

• 康かん熙年間あいだ抄本しょうほん：現げん藏ぞう於山東ひがし省しょう博物館はくぶつかん。研究けんきゅう者しゃ多た認みとめ為ため這是最さい接近せっきん於原作手つくで稿本こうほん的てき抄本しょうほん，是ぜ現存げんそん早期そうき抄しょう本中ほんなか唯ただ一いち直接ちょくせつ依據いきょ原稿げんこう抄錄しょうろく的てき，其抄寫うつし格式かくしき、分冊ぶんさつ情況じょうきょう與原よはら稿こう完全かんぜん相しょう同どう。根據こんきょ抄本しょうほん與あずか現存げんそん原稿げんこう看み，一いち字じ不ふ差さ者しゃ達たち三さん十じゅう七なな篇へん，其他篇へん個別こべつ地方ちほう有ゆう錯，也完全ぜん是ぜ抄錄しょうろく者しゃ的てき筆ひつ誤あやま，不ふ是ぜ有意ゆうい為之ためゆき。
• 雍正末まつ年ねん抄本しょうほん
• 雍正乾いぬい隆年たかとし間あいだ黃き炎えん熙選抄本しょうほん：文字もじ上じょう也較接近せっきん原稿げんこう本ほん，異い文ぶん較少。
• 乾いぬい隆たかし十じゅう六ろく年ねん歷れき城じょう張ちょう希のぞみ傑すぐる鑄い雪ゆき齋とき抄本しょうほん（1752年ねん）
• 乾いぬい隆年たかとし間あいだ二に十じゅう四よん卷かん抄本しょうほん
• 異こと史し稿本こうほん

3、刊本かんぽん系統けいとう（即そく正式せいしき發行はっこう出版しゅっぱん的てき本子もとこ）：

• 青あお柯亭刻こく本ほん（首くび刊本かんぽん）乾いぬい隆三りゅうぞう十じゅう一いち年ねん（1766年ねん，蒲かば松まつ齡よわい逝世50年ねん後ご）。山東さんとう萊陽趙ちょう起おこり杲在ざい浙江せっこう嚴いむ州しゅう做知府ふ，刻印こくいん「青あお柯亭本ほん」問とい世よ，是ぜ為ため《聊齋志こころざし異こと》最早もはや的てき刻こく本ほん。
• 《注ちゅう聊齋志こころざし異い圖ず詠えい》十じゅう六ろく卷かん（清きよし）蒲かば松まつ齡よわい撰せん（清きよし）呂りょ湛たたえ恩おん註上海しゃんはい同どう文書ぶんしょ局きょく清光せいこう緒いとぐち12年ねん（1886年ねん）

翻譯ほんやく本ほん

《聊齋誌し異こと》享とおる譽ほまれ全ぜん世界せかい，有數ゆうすう種しゅ翻譯ほんやく本ほん。

英譯えいやく本ほん

• Pu, Songling. 聊斋志こころざし异 [Strange Stories from a Chinese Studio (Unabridged Version) 全ぜん十じゅう二に冊さつ]. Park Jongho (翻譯ほんやく). Seoul: Park Jongho. 2024 （英語えいご）. 
• Pu, Songling. 聊斋志こころざし异 [Strange Stories from a Chinese Studio]. Giles, Herbert Allen (翻譯ほんやく); R. C. Campbell ; Cole, Alonzo Deen. London: Kelly & Walsh, Limited. 1908 （英語えいご）. 
• Pu, Songling. 聊斋志こころざし异 [Songling, Pu: Liaozhai Stories of Fox-Fairies, Ghosts & Other Marvels]. Yang Xianyi; Gladys Yang; Xu Gongli; Hu Shiguang. 1981. ISBN 0-8351-1331-0 （英語えいご）. 
• Pu, Songling. 聊斋志こころざし异 [Strange Tales from a Chinese Studio]. John Minford. Penguin Classics. 2006. ISBN 0-14-044740-7 （英語えいご）. 

法ほう譯本やくほん

• Pu, Songling. 聊斋志こころざし异 [Contes Fantastiques Du Pavillon Des Loisirs Moundarren]. 1998. ISBN 7-119-01551-6 （法語ほうご）. 
• Pu, Songling. 聊斋志こころざし异 [Chroniques De L'etrange]. Picquier Poche. Éditions Philippe Picquier. 1999. ISBN 2-87730-465-5 （法語ほうご）. 

德とく譯本やくほん

• Pu, Songling. 聊斋志こころざし异 (精せい选与德とく译) [Wundersame Geschichten aus der Studierstube der Muße (Ausgewählt und Deutsch)]. Zhang Penggao. Peking: China International Book. 2002 （德とく語ご）. 

西にし譯本やくほん

• P'u, Sung-ling. Alianza , 編へん. 聊斋志こころざし异 [Cuentos De Liao Zhai]. ISBN 84-206-4571-0 （西にし班はん牙きば語ご）. 

俄にわか譯本やくほん

• Пу, Сун-Лин. 聊斋志こころざし异 (中ちゅう译俄及学术评论) [Ляо Чжай чжи и (Перевод с китайского и комментарии академика)]. 瓦かわら西里にしさと·阿おもね列れつ克かつ謝しゃ耶夫主おも譯やく （俄にわか語ご）. 

影響えいきょう

《聊齋志こころざし異こと》在ざい清しん代だい風ふう行ぎょう一時いちじ，類似るいじ《聊齋志こころざし異こと》的てき小說しょうせつ大量たいりょう出現しゅつげん：

• 沈起鳳おおとり《諧鐸》
• 袁枚《子こ不ふ語かたり》（又また名な《新あたらし齊ひとし諧》）
• 閒あいだ齋ひとし氏し《夜よる譚たん隨ずい錄ろく》
• 長ちょう白はく浩ひろし歌子うたこ《螢ぼたる窗まど異い草くさ》
• 紀きの昀《閱微草堂そうどう筆記ひっき》
• 宣せん鼎かなえ《夜よる雨あめ秋あき燈とう錄ろく》
• 王おう韜《淞濱瑣話》、《淞隱漫錄》

時どき至いたり近代きんだい，《聊齋志こころざし異こと》魅力みりょく未み減げん，書中しょちゅう多た部ぶ作品さくひん如《聶小倩》、《勞ろう山道さんどう士し》、《阿おもね寶たから》、《促織》、《陸りく判ばん》、《田た七なな郎ろう》、《羅ら剎海市し》、《畫が皮がわ》、《酆都御ご史し》、《龍りゅう無む目め》、《狐きつね諧》、《雨あめ錢ぜに》、《畫が壁かべ》等とう經けい改あらため編成へんせい小說しょうせつ、戲曲ぎきょく、電でん視し劇げき、電でん影かげ，膾炙かいしゃ人口じんこう，為ため今いま人じん所しょ熟じゅく悉。

《聊齋志こころざし異こと》曾被中國ちゅうごく政治せいじ人物じんぶつ如毛澤東もうたくとう、鄧小平ひらた提ひさげ及。毛澤東もうたくとう在ざい1958年ねん「炮擊金きん門もん」時じ提ひっさげ到いた《狂きょう生せい夜よる坐すわ》的てき故事こじ；鄧小平こだいら的てき「貓論」 （黑くろ貓白貓，抓つめ住じゅう老ろう鼠ねずみ就是好こう貓）則のり來き自じ《秀才しゅうさい驅か怪かい》——「黃き狸たぬき黑くろ狸たぬき，得とく鼠ねずみ者しゃ雄ゆう」。

改編かいへん作品さくひん

主しゅ條目じょうもく：聊齋衍生作品さくひん列れつ表ひょう

延伸えんしん閱讀

• Monika Motsch (莫宜佳けい). 中國ちゅうごく中ちゅう短篇たんぺん敘事文學ぶんがく史し. 韋波 (翻譯ほんやく). 上海しゃんはい: 華はな東ひがし師範しはん大學だいがく出版しゅっぱん社しゃ. 2008 （中ちゅう文ぶん（中國ちゅうごく大陸たいりく））. 
• 辜美高だか. 聊齋誌し異い與あずか蒲がま松まつ齡よわい. 天津てんしん: 天津てんしん古こ籍せき出版しゅっぱん社しゃ. 1988. 。
• 宋そう耕こう. 解かい构爱情じょう话语——重じゅう读《聊斋志こころざし异》. 中國ちゅうごく文化ぶんか研究けんきゅう. 2009, (1): 57–65 [2022-05-14]. ISSN 1005-3247. doi:10.15990/j.cnki.cn11-3306/g2.2009.01.006. （原始げんし內容存そん檔於2022-05-14）. NSSD 30057279
• 戶倉とくら英美ひでみ. 聊斋志こころざし异——在ざい“志こころざし异”的てき潮流ちょうりゅう中ちゅう. 蒲がま松まつ齡よわい研究けんきゅう. 1992, (4): 57–76 [2022-05-14]. ISSN 1002-3712. doi:10.19330/j.cnki.1002-3712.1992.04.006. （原始げんし內容存そん檔於2022-05-14）. NSSD 1005127683
• 八木やぎ章あきら好このみ. 《莲花公主こうしゅ》、《绿衣女おんな》赏析. 蒲がま松まつ齡よわい研究けんきゅう. 2004, (4): 97–101 [2022-05-14]. ISSN 1002-3712. doi:10.19330/j.cnki.1002-3712.2004.04.011. （原始げんし內容存そん檔於2022-05-14）. NSSD 12018319
• 八木やぎ章あきら好このみ. 《葛かずら巾はば》、《香こう玉だま》赏析. 蒲がま松まつ齡よわい研究けんきゅう. 2003, (1): 92–95+154 [2022-05-14]. ISSN 1002-3712. doi:10.19330/j.cnki.1002-3712.2003.01.009. （原始げんし內容存そん檔於2022-05-14）. NSSD 7796180
• 李り福ぶく清きよし. 「聊齋誌し異こと」在ざい俄にわか國こく--阿おもね列れつ克かつ謝しゃ耶夫與あずか「聊齋誌し異こと」的てき翻譯ほんやく和わ研究けんきゅう. 漢學かんがく研究けんきゅう通どおり訊 (華はな藝げい線上せんじょう圖書館としょかん). 2001, (4): 28–42. ISSN 0253-2875 （中ちゅう文ぶん（臺灣たいわん））. 

延伸えんしん閱讀

[在ざい維基數すう據よりどころ編へん輯]

在ざい維基文庫ぶんこ閱讀本ほん作品さくひん原文げんぶん（ 在ざい維基共ども享とおる資源しげん閱覽影像えいぞう）

外部がいぶ連結れんけつ

• 聊齋志こころざし異こと (文言もんごん文ぶん原版げんばん). 51828 - 古こ騰あが堡計劃 （文言もんごん文ぶん）
• 聊齋志こころざし異こと (翟理斯譯本ほん). 43629 - 古こ騰あが堡計劃 （英文えいぶん）
• 聊斋誌し异. 漢かん典てん古こ籍せき. [2018年ねん1月がつ14日にち]. （原始げんし內容存そん檔於2021年ねん1月がつ21日にち） （文言もんごん）. 
• 古典こてん小說しょうせつ/聊齋誌し異こと. 經典きょうてん文庫ぶんこ. （原始げんし內容存そん檔於2021-01-15） （文言もんごん）. 
• 《聊齋志こころざし異こと》的てきGoodreads收錄しゅうろく頁ぺーじ（英文えいぶん）
• 豆まめ瓣べん讀書どくしょ上うえ《聊齋志こころざし異こと》的てき資料しりょう （簡體中ちゅう文ぶん）
• 《聊斎志こころざし異こと(上うえ) (立間たちま祥さち介かい翻譯ほんやく版ばん)》的てきBookmeter收錄しゅうろく頁ぺーじ（日にち語ご）
• 《聊斎志こころざし異こと(下した) (立間たちま祥さち介かい翻譯ほんやく版ばん)》的てきBookmeter收錄しゅうろく頁ぺーじ（日にち語ご）
• 聊斎志こころざし異こと(りょうさいしい)とは. コトバンク百科ひゃっか搜索そうさく. 朝日新聞社あさひしんぶんしゃ. [2018年ねん1月がつ14日にち]. （原始げんし內容存そん檔於2021年ねん5月がつ11日にち） （日にち語ご）. 
• 蒲かば松まつ齡よわい. Рассказы Ляо Чжая [俄にわか語ご版ばん聊齋]. tripod.com. 瓦かわら西里にしさと·阿おもね列れつ克かつ謝しゃ耶夫 (譯者やくしゃ); Slava Meskhi (網あみ頁ぺーじ版ばん製作せいさく者しゃ). [2018年ねん7月がつ27日にち]. （原始げんし內容存そん檔於2021年ねん2月がつ24日にち） （俄にわか語ご）.