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山海さんかい经

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山海さんかい经
作者さくしゃ不ふ詳しょう
託たく名めい：大だい禹、伯はく益えき
编者劉りゅう向むかい
语言中ちゅう文ぶん
文字もじ：上古じょうこ汉语
成なり书年代だい戰國せんごく至いたり秦しん漢かん
山海さんかい经
山やま經けい

南山みなみやま經けい 西山にしやま經けい 北山きたやま經けい 東山ひがしやま經けい

中山なかやま經けい
海うみ經けい

海外かいがい南みなみ經けい 海外かいがい西經せいけい 海外かいがい北きた經けい 海外かいがい東經とうけい 海うみ內南經けい 海うみ內西經けい 海うみ內北經けい 海うみ內東經けい 大荒おおあら東經とうけい 大荒おおあら南みなみ經けい 大荒おおあら西經せいけい 大だい荒北あらきた經けい

海うみ內經

《山海さんかい经》，先さき秦しん時期じき的てき古こ籍せき，作者さくしゃ不ふ详，是ぜ一部いちぶ載の有ゆう怪奇かいき悠ゆう謬之說せつ、薈萃珍奇ちんき博物はくぶつ的てき神話しんわ地理ちり志こころざし[1]。在ざい古代こだい的てき四よん部ぶ分類ぶんるい法ほう中なか，或ある視み為ため山川やまかわ地ち志こころざし（史し部ぶ地理ちり類るい），或ある視み為ため博物はくぶつ之これ書しょ（子こ部ぶ小說しょうせつ類るい）[2]。隨ずい著ちょ西方せいほう現代げんだい知識ちしき體系たいけい的てき傳つて入いれ，對たい《山海さんかい經けい》的てき認識にんしき也突破とっぱ了りょう過か往的框かまち架か。文學ぶんがく家か魯迅ろじん視し之の為ため古代こだい的てき「巫みこ書しょ」，因いん其中記載きさい上古じょうこ巫みこ師し祭神さいじん厭いや鬼おに的てき方術ほうじゅつ儀典ぎてん；神話しんわ學がく學者がくしゃ將はた其當作さく遠とお古ふる的てき神話しんわ，寄託きたく了りょう華はな夏なつ先さき民みん奇き幻まぼろし瑰麗的てき想像そうぞう[3]。一般认为該書涉及了古代神话、地理ちり、动物、植物しょくぶつ、矿物、巫みこ术、宗教しゅうきょう、历史、医い药、民俗みんぞく及民族みんぞく各個かっこ方面ほうめん的てき内容ないよう[4]。

《山海さんかい經けい》記載きさい許多きょた民間みんかん傳說でんせつ的てき妖怪ようかい，詭異的てき怪獸かいじゅう以及光こう怪かい陸離りくり的てき傳說でんせつ，長期ちょうき被ひ認みとめ為ため是ぜ一部いちぶ志こころざし怪かい之これ書しょ[5]，有人ゆうじん認定にんてい本書ほんしょ所しょ記き之の事こと，荒誕こうたん不ふ經けい不可ふか輕信けいしん，但ただし也有やゆう人じん肯定こうてい其價值，用よう以考證こうしょう奇き物ぶつ異い俗ぞく，山川やまかわ形勢けいせい[6]。當代とうだい有ゆう些学者しゃ认为《山海さんかい经》不ふ单是神しん话，而且是ぜ远古地理ちり的てき探さがせ勘かん紀き錄ろく，其中包括ほうかつ一いち些遠古いにしえ氏族しぞく譜ふ系けい，祭祀さいし神かみ名めい，是ぜ一本いっぽん具有ぐゆう歷史れきし价值的てき著作ちょさく[2]。

《山海さんかい經けい》本有ほんゆう圖畫ずが，其文字もじ可能かのう就是依よ圖畫ずが內容而敘述じゅつ出來でき[6][7]。不ふ過か，古いにしえ圖ず已やめ亡ほろび佚不存そん，南朝なんちょう張ちょう僧そう繇繪え製せい、宋そう代だい舒雅重じゅう繪え的てき10卷かん本ほん242幅ぶく《山海さんかい經けい圖ず》也沒有ゆう流傳りゅうでん下か來らい。現今げんこん所しょ能見のみ到いた的てき最早もはや山海さんかい經けい圖ず本ほん，來き自じ於明朝みょうちょう的てき胡えびす文ぶん煥本、蔣應鎬本這兩種しゅ[8]。

山海さんかい經けい現行げんこう本ほん共ども18篇へん，3萬まん餘よ字じ，是ぜ晉すすむ朝あさ郭かく璞所ところ注ちゅう的てき本子もとこ，五ご藏ぞう山さん經けい5篇へん、海外かいがい經けい4篇へん、海内かいだい經けい4篇へん、大荒おおあら經けい4篇へん、海内かいだい經けい1篇へん[6]。吳ご任つとむ臣しん、畢沅、郝懿行ぎょう和わ吳ご承うけたまわ志こころざし等とう人ひと是ぜ本書ほんしょ重要じゅうよう的てき註解ちゅうかい者しゃ[9]。

作者さくしゃ

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已やめ知ち最早もはや記載きさい山海さんかい經けい一いち詞し的てき文獻ぶんけん，是ぜ在ざい《史記しき》卷まき一いち百ひゃく二に十じゅう三さん〈大だい宛あて列傳れつでん〉贊さん：「至いたり禹本紀ほんぎ、山やま〔海うみ〕經けい所有しょゆう怪物かいぶつ，余よ不ふ敢言之の也」，但ただし司馬しば遷未み提ひさげ及作者しゃ是ぜ誰だれ[6]（漢書かんしょ、論ろん衡引史記き此段文字もじ時じ只ただ提ひっさげ到いた「山やま經けい」）。

按劉りゅう歆〈上山かみのやま海かい經けい表ひょう〉的てき說法せっぽう，《山海さんかい經けい》出自しゅつじ唐から虞おそれ之これ際さい，是ぜ大だい禹、伯はく益えき由治よしはる理り洪水こうずい的てき緣故えんこ，至いたり九州きゅうしゅう各かく處しょ「命いのち山川やまかわ、類るい草木くさき、別べつ水みず土ど」，又また紀きの「珍寶ちんぽう奇き物ぶつ異あや方かた之の所生しょせい，水みず土ど草木くさき禽獸きんじゅう昆蟲こんちゅう麟鳳之これ所しょ止とめ，禎ただし祥之よしゆき所しょ隱かくれ，及四海之外絕域之國殊類之人」，以辨別べつ九州きゅうしゅう土地とち的てき肥こえ瘠やせ，制定せいてい所要しょよう繳納的てき田た賦ふ，區別くべつ事物じぶつ之の善惡ぜんあく，以利器用きよう[10][11]。

然しか而，山海さんかい經けい中ちゅう出現しゅつげん郡こおり縣けん名な，又また有ゆう夏なつ禹以後ご史し事ごと，因いん此歷代だい以來いらい，有人ゆうじん懷疑かいぎ其中有ちゅうう後人こうじん添加てんか的てき文字もじ，或ある完全かんぜん否定ひてい為ため禹、益えき所作しょさ[6]。《周しゅう禮あや》疏中有ゆう「古こ山海さんかい經けい鄒（鄒衍）書しょ」的てき說法せっぽう[12]。朱しゅ熹、胡えびす應おう麟等認みとめ為ため《山海さんかい經けい》成なり書しょ於戰國せんごく末期まっき，是ぜ戰國せんごく好奇こうき之の士し所しょ做。清朝せいちょう學者がくしゃ毕沅主張しゅちょう其“作さく于禹益えき，述じゅつ于周秦しん，行ぎょう于汉，明あきら于晋”。

當代とうだい学者がくしゃ一般いっぱん认为《山海さんかい经》成なり书非一いち时，作者さくしゃ亦また非ひ一いち人にん，而是由よし不同ふどう時代じだい、不同ふどう作者さくしゃ，長久ながひさ累積るいせき而成的てき集しゅう體からだ成果せいか。〈五ご臧山經けい〉的てき材料ざいりょう大概たいがい可か遠とお溯さかのぼ於夏代だい，但ただし《山海さんかい經けい》之の成なり書しょ，时间大だい约是从戰國せんごく晚期ばんき到いた汉代之これ間あいだ，到いた西にし汉校こう书时才ざい合あい编在一いち起おこり[13]，其中许多可能かのう来き自じ於口头传说[4]。法ほう國こく漢學かんがく家か馬うま伯樂ばくろう認みとめ為ため〈山やま經けい〉作者さくしゃ是ぜ洛らく邑人ひと。據よりどころ蒙こうむ文通ぶんつう考證こうしょう，《山海さんかい經けい》可能かのう是ぜ巴ともえ蜀しょく地域ちいき所しょ流傳りゅうでん、代表だいひょう巴ともえ蜀しょく文化ぶんか的てき典籍てんせき。蕭しょう兵へい推測すいそく此書可能かのう是ぜ東方とうほう早期そうき方かた士し根據こんきょ雲集うんしゅう於燕齊ひとし的てき各國かっこく人士じんし編纂へんさん整理せいり而成。多數たすう學者がくしゃ則そく認みとめ為ため寫うつし定じょう《山海さんかい經けい》的てき是ぜ楚すわえ人じん，例れい如袁珂在ざい《中國ちゅうごく神話しんわ研究けんきゅう和わ山海さんかい經けい》一いち文中ぶんちゅう表示ひょうじ：「《山海さんかい經けい》是ぜ從したがえ戰國せんごく初年しょねん到いた漢かん代だい初年しょねん，經けい過多かた人じん寫うつし成なり的てき一部いちぶ古書こしょ，作者さくしゃ大概たいがい都と是ぜ楚すわえ地ち的てき楚すわえ人じん」[13]。

《山海さんかい经》由ゆかり西にし汉刘向、刘歆父子ふし校こう刊かん而成十じゅう八はち篇へん。晋すすむ朝あさ郭かく璞曾为《山海さんかい经》作さく注ちゅう，考證こうしょう及注释者还有明朝みょうちょう王おう崇たかし慶けい的てき《山海さんかい經けい釋義しゃくぎ》、楊慎的てき《山海さんかい經けい補註ほちゅう》、吳ご任つとむ臣しん的てき《山海さんかい經けい廣こう注ちゅう》、清朝せいちょう吳ご承うけたまわ志こころざし的てき《山海さんかい經けい地理ちり今いま釋しゃく》、毕沅的てき《山海さんかい经新校正こうせい》和わ郝懿行ぎょう《山海さんかい经笺疏》等とう等とう。民みん國こく以後いご，則のり以神話ばなし學者がくしゃ袁珂的てき《山海さんかい經けい校こう注ちゅう》最さい為ため出で名めい。

內容

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大荒おおあら之これ中ちゅう，有山ありやま名めい曰北極ごく天てん櫃ひつ，海水かいすい北きた注ちゅう焉。有ゆう神かみ，九きゅう首しゅ人面じんめん鳥とり身み，名めい曰九きゅう鳳おおとり。

文字もじ

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《山海さんかい經けい》全書ぜんしょ18篇へん，其中“山やま經けい”5篇へん，“海うみ經けい”8篇へん，“大荒おおあら經けい”4篇へん，“海うみ內經”一いち篇へん，约31,000字じ。记载了りょう100多た個こ邦国ほうこく、550座ざ山さん、300條じょう水道すいどう以及邦国ほうこく山水さんすい的てき地理ちり、风土物ぶつ产等信しん息いき。《山海さんかい经》中ちゅう对于动物的てき记载，据すえ统计有ゆう277种之多た，有ゆう虎とら、豹ひょう、狕、熊くま、罴、狼おおかみ、犬いぬ、兔うさぎ、猪いのしし、马、猴、猿さる、猩、犀さい、牛うし、彘、鹿しか、麂、类、豚ぶた、禺、羚、羊ひつじ、象ぞう、蛇へび、蝼、猥、訾、驼、獭、狐きつね、糜、麈等ひとし，還かえ有ゆう猼訑、毕方、帝みかど江こう、何なに罗魚、鸟和わ狌狌。郭かく璞认为狌狌就是猩猩しょうじょう。其中《山やま經けい》所載しょさい的てき大だい部分ぶぶん是ぜ歷代れきだい巫みこ師し、方かた士し和わ祠官しかん的てき踏勘記錄きろく，經けい長期ちょうき傳寫でんしゃ編纂へんさん，多少たしょう會かい有ゆう所しょ誇ほこ飾かざり，但ただし仍具有ぐゆう較高的てき參考さんこう價か值。在ざい《山やま經けい》中ちゅう保存ほぞん大量たいりょう祭祀さいし神祇じんぎ的てき祭禮さいれい，原本げんぽん都と與あずか《周しゅう禮あや》所載しょさい紀き錄ろく對照たいしょう研究けんきゅう，現在げんざい才ざい發現はつげん可か與あずか新しん出土しゅつど的てき戰國せんごく簡帛《包つつみ山やま楚すわえ簡》、《望もち山やま楚すわえ簡》及《新しん蔡楚簡》中ちゅう的てき祭さい禱紀錄ろく對比たいひ研究けんきゅう。

《山海さんかい经》記載きさい了りょう許多きょた古代こだい中國ちゅうごく神しん话，其中最さい著名ちょめい的てき包括ほうかつ：夸父追おい日び、女おんな娲补天てん、精せい卫填海うみ、后きさき羿射い九きゅう日にち、黄き帝みかど大だい战蚩尤、共きょう工こう怒いか触さわ不ふ周山しゅうざん从而引发大だい洪水こうずい、鲧偷息いき壤治水ちすい成功せいこう、天帝てんてい取と回まわ息いき壤杀死鲧以及最後さいご大だい禹治水ちすい成功せいこう的てき故事こじ。

该书按照地区ちく不ふ按时间把这些事物じぶつ一いち一いち记录。所ところ记事物ぶつ大だい部分ぶぶん由よし南みなみ开始，然しか后きさき向こう西にし，再さい向こう北きた，最後さいご到いた达大陆（九州きゅうしゅう）中部ちゅうぶ。九州きゅうしゅう四よん围被东海、西海にしうみ、南海なんかい、北海ほっかい所しょ包つつみ围。這種南西なんせい北東ほくとう的てき順序じゅんじょ與あずか後代こうだい從したがえ東ひがし開始かいし，東南とうなん西北せいほく的てき順序じゅんじょ習慣しゅうかん不同ふどう，據よりどころ研究けんきゅう與あずか古代こだい帝王ていおう座ざ北朝ほくちょう南みなみ以及天てん南みなみ地ち北きた的てき空間くうかん觀念かんねん有ゆう關せき。

《漢書かんしょ·藝文げいぶん志こころざし》將しょう《山海さんかい經けい》視し為ため數かず術じゅつ略りゃく形がた法家ほうか，「形かたち法ほう」為ため一種依照外表判斷事物好壞或命運的吉凶之術，如面相めんそう、手相てそう、風水ふうすい等ひとし等ひとし。可能かのう是ぜ因いん為ため山海さんかい經けい列れつ舉出五ご方ぽう山川やまかわ、四海しかい邦國ほうこく的てき怪物かいぶつ、風俗ふうぞく，能のう據よりどころ此趨吉きち避凶，所以ゆえん認定にんてい作さく一いち種しゅ數すう術じゅつ。

古代こだい中國ちゅうごく也把《山海さんかい经》作さく地理ちり書しょ看み待まて，北きた魏たかし地理ちり學がく家か酈道元もと引用いんよう《山海さんかい經けい》的てき經文きょうもん來らい註釋ちゅうしゃく《水みず經けい》，《隋ずい书·经籍志こころざし》里さと《山海さんかい经》列れつ史し部ぶ地理ちり类，马端临的てき《文献ぶんけん通どおり考こう》将しょう《山海さんかい经》置おけ于《经籍考こう·史し考こう》中ちゅう地理ちり书之首くび[14]。在ざい張はり之の洞ほら的てき《書目しょもく答こたえ問とい》中ちゅう，《山海さんかい經けい》一書首次被列入「古史こし」類るい，與あずか《逸いっ周しゅう書しょ》、《國語こくご》、《戰國せんごく策さく》、《竹たけ書しょ紀年きねん》、《穆きよし天子てんし傳でん》、《世よ本ほん》等とう書しょ併入一類いちるい[2]。

不ふ過か，由ゆかり于该书成书年代だい久ひさ远，所しょ記事きじ物ぶつ難なん以求證しょう，又また多た奇き怪かい神しん異こと之の處しょ，故こ司つかさ马迁写うつし《史ふみ记》时也认为：“至いたり《禹本纪》，《山やま经》所有しょゆう怪物かいぶつ，余よ不ふ敢言之の也。”。明人あきと胡えびす應おう麟見み其書「無論むろん其事及其文ぶん，與あずか典てん謨、《禹貢》迥不類るい也」，「怪かい誕之詞し，聖人せいじん所しょ不ふ道みち」，不ふ相あい信しん其為地理ちり書しょ，而謂之の為ため「古今ここん語ご怪かい之の祖そ」。清人きよひと修おさむ四よん庫こ全書ぜんしょ，在ざい《四庫全書總目提要》中ちゅう認みとめ為ため「書中しょちゅう序じょ述じゅつ山水さんすい，多た參さん以神怪かい」，「案あん以耳目め所しょ及，百ひゃく不ふ一真かずまさ」，「核かく實定じってい名めい，實則さねつね小說しょうせつ之の最古さいこ耳みみ。」將しょう《山海さんかい經けい》歸き為ため子こ部ぶ小說しょうせつ類るい。這裡的てき小說しょうせつ指ゆび的てき是ぜ民間みんかん的てき街談がいだん巷ちまた語ご、奇聞きぶん異事ことごと、筆記ひっき瑣聞、稗ひえ官かん野史やし，屬ぞく於諸子しょし百ひゃく家中いえじゅう的てき小說しょうせつ家か[9]。

當代とうだい學者がくしゃ研究けんきゅう《山海さんかい經けい》趨向すうこう多元たげん，不ふ僅視《山海さんかい經けい》為ため文學ぶんがく想像そうぞう的てき神話しんわ，亦また重視じゅうし其包含有がんゆう上古じょうこ信しん史し的てき一いち面めん[9]。

山海さんかい圖ず

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古こ山海さんかい经有图，郭かく璞作さく有ゆう《山海さんかい經けい圖ず贊さん》，把わ他た所見しょけん到いた的てき山海さんかい經けい圖ず稱しょう作さく「畏かしこ獸じゅう畫が」。陶とう渊明所作しょさ詩文しぶん有ゆう“流ながれ观山海さんかい图”的てき诗句。山海さんかい經けい古いにしえ圖ず已やめ亡ほろび佚不存そん，六朝りくちょう張ちょう僧そう繇繪え製せい、宋そう代だい舒雅重じゅう繪え的てき10卷かん本ほん242幅ぶく《山海さんかい經けい圖ず》也沒有ゆう流傳りゅうでん下か來らい[8]。

明あきら清しん時代じだい的てき文人ぶんじん對たい於山海圖かいず為ため何なん提出ていしゅつ多種たしゅ討論とうろん。楊慎認みとめ為ため“九きゅう鼎かなえ之の圖ず”就是山海さんかい經けい的てき古いにしえ圖ず[15]，並なみ認みとめ為ため古いにしえ圖ず秦はた朝ちょう時じ尚なお隨したがえ《山海さんかい經けい》而見於世[16]。畢沅在ざい《山海さんかい經けい古今ここん本ほん篇目へんもく考こう》中ちゅう認みとめ為ため《山海さんかい經けい》中ちゅう「海外かいがい」「海うみ內」諸しょ經けい所しょ指ゆび之の圖ず是ぜ禹鼎图，《大荒おおあら經けい》以下いか五篇則為漢所傳圖而「微ほろ與あずか古こ異こと」，但ただし兩者りょうしゃ均ひとし已やめ失しつ落。郝懿行ぎょう引郭かく璞《山海さんかい經けい圖ず贊さん》和わ陶とう渊明“流ながれ观山海さんかい图”句く，認みとめ為ため至いたり少しょう到いた晉すすむ代だい經けい尚なお有ゆう圖ず，但ただし又また認みとめ為ため二人所見已非古圖[17]。至いたり南朝なんちょう張ちょう僧そう繇繪え製せい、宋そう代だい舒雅重じゅう繪え的てき十じゅう卷かん本ほん《山海さんかい經けい圖ず》，又また已やめ不同ふどう於郭、陶とう所見しょけん[18]，是ぜ山海さんかい圖ず的てき又また一いち個こ版本はんぽん系統けいとう，惟おもんみ亦また失しつ傳でん[19]。

現今げんこん所しょ能見のみ到いた的てき最早もはや山海さんかい經けい圖ず本ほん，則のり來き自じ於明朝あさ的てき胡えびす文ぶん煥本、蔣應鎬本這兩種しゅ。日本にっぽん江戶えど時代じだい（1603年ねん至いたり1867年ねん，相當そうとう於中國ちゅうごく的てき明あかり、清きよし時代じだい）出版しゅっぱん的てき《怪奇かいき鳥獸ちょうじゅう圖ず卷まき》當とう中ちゅう就有多た幅はば根據こんきょ明朝みょうちょう《山海さんかい經けい》圖ず本ほん而來的てき圖像ずぞう[8]。清しん代だい的てき山海さんかい經けい圖ず以吳ご任つとむ臣しん圖ず本ほん最早もはや，流傳りゅうでん也最廣ひろ。該書自じ敘其圖ず是ぜ源げん自じ於舒雅みやび的てき重じゅう繪本えほん，不ふ過か僅取其「詭異」者しゃ144幅ぶく圖ず，按靈祇、異域いいき、獸しし族ぞく、羽はね禽、鱗介りんかい五ご類るい編へん排はい。後來こうらい畢沅、 郝懿行ぎょう都と以该图本为摹本ほん。據よりどころ馬うま昌あきら儀ぎ的てき研究けんきゅう，吳ご任つとむ臣しん圖ず本有ほんゆう71幅ぶく圖ず全部ぜんぶ或ある大部たいぶ采さい自じ胡えびす文ぶん焕图本ほん。另有汪ひろし绂本ほん的てき图像407幅ぶく，則のり多た是ぜ别出心しん裁さい之の作さく，与あずか其他明あきら清しん山海さんかい经诸图本极少雷同らいどう[20]。十じゅう卷かん本ほん《山海さんかい經けい圖ず》及明清きよし所しょ見本みほん，應おう是ぜ依據いきょ書中しょちゅう文字もじ加か以想像ぞう而繪圖ず，但ただし山海さんかい經けい可能かのう是ぜ依よ照あきら原始げんし的てき山海さんかい圖ず而形成けいせい文字もじ[21]。

對たい於原始げんし的てき山海さんかい圖ず，楊慎等とう人じん認みとめ為ため是ぜ禹鼎（一いち作さく九きゅう鼎かなえ）圖ず，另外一種觀點認為山海圖為地圖。王おう以中引畢沅「《五ご藏ぞう山さん經けい》34篇へん，古いにしえ者しゃ土地とち之の圖ず」的てき說法せっぽう，推測すいそく中國ちゅうごく古代こだい的てき地圖ちず是ぜ由よし山海さんかい圖ず而演變へん；日本にっぽん學者がくしゃ小川おがわ琢みがく志こころざし在ざい《〈山海さんかい經けい〉考こう》中ちゅう認みとめ為ため西にし漢かん時期じき山海さんかい圖ず與あずか《山海さんかい經けい》並存へいそん，且山海圖かいず與あずか歐おう洲しゅう中ちゅう世紀せいき所作しょさ的てき帶たい有ゆう異人いじん奇き物的ぶってき地圖ちず類似るいじ[22]。日本にっぽん學者がくしゃ松田まつだ稔みのる《山海さんかい經けい比較的ひかくてき研究けんきゅう》認みとめ為ため有ゆう兩りょう種たね不同ふどう類型るいけい的てき圖ず，在ざい〈海外かいがい經けい〉與あずか〈大荒おおあら經けい〉皆みな含有がんゆう圖畫ずが的てき敍述じょじゅつ（即そく因いん圖ず而作文さくぶん），〈海外かいがい經けい〉是ぜ將しょう一幅巨大的地圖順次序地「文章ぶんしょう化か」，而〈大荒おおあら經けい〉所しょ根據こんきょ之の圖畫ずが，很可能かのう是ぜ一幅一幅單獨的神人或動物等等的繪圖[13]。

中国ちゅうごく社会しゃかい科学かがく院いん文学ぶんがく研究所けんきゅうじょ研究けんきゅう员马昌あきら仪，从现存そん的てき九种山海经图本中选出1000幅ぶく山海さんかい经图，配合はいごう山海さんかい经文字もじ，著ちょ《古本ふるもと山海さんかい经图说》，是ぜ當とう前ぜん研究けんきゅう山海さんかい經けい圖ず的てき重要じゅうよう著作ちょさく。

學術がくじゅつ研究けんきゅう

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诗经传注

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清朝せいちょう儒學じゅがく學者がくしゃ、經學けいがく家いえ廖平认为《山海さんかい经》是ぜ《诗经》的てき传注[23]。

神話しんわ學がく

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文學ぶんがく神しん话派認みとめ為ため此書是ぜ神話しんわ的てき匯集，如文學ぶんがく家か魯迅ろじん認みとめ為ため：「中國ちゅうごく之の神話しんわ與あずか傳說でんせつ，今いま尚なお無む集錄しゅうろく為ため專せん書しょ者しゃ，僅散見さんけん於古籍せき，而《山海さんかい經けい》中ちゅう特とく多た。今こん所傳しょでん本ほん十じゅう八はち卷かん，記き海うみ內外山川やまかわ神祇じんぎ異物いぶつ及祭祀さいし所しょ宜むべ，以為禹益作者さくしゃ固かた非ひ，而謂因いん《楚すわえ辭じ》而造者しゃ亦また未み是ぜ；所載しょさい祠ほこら神しん之の物もの多用たよう糈（精米せいまい（日にち语：精米せいまい）），與あずか巫術ふじゅつ合あい，蓋ぶた古いにしえ之の巫みこ書しょ也，然しか秦はた漢かん人じん亦また有ゆう增益ぞうえき[24]。」

茅かや盾たて、袁珂等とう人ひと都と從したがえ這觀點てん看み待まち《山海さんかい經けい》。茅かや盾たて表示ひょうじ：「所謂いわゆる『神話しんわ』者しゃ，原はら來らい是ぜ初はつ民みん的てき知識ちしき的てき積せき累るい，其中有ちゅうう初はつ民みん的てき宇宙うちゅう觀かん，宗教しゅうきょう思想しそう，道德どうとく標準ひょうじゅん，民族みんぞく歷史れきし最初さいしょ的てき傳說でんせつ，並なみ對たい於自然しぜん界かい的てき認識にんしき等とう等とう。」，他た反對はんたい把わ《山海さんかい經けい》當とう作さく實用じつよう地理ちり書しょ和わ小說しょうせつ看み待まち。並なみ著ちょ有ゆう《中國ちゅうごく神話しんわ研究けんきゅうABC》（1929）一いち書しょ，運用うんよう當時とうじ歐おう美び人類じんるい學がく派は的てき神話しんわ理論りろん對たい山海さんかい經けい中ちゅう的てき神話しんわ進行しんこう開ひらけ創そう性せい研究けんきゅう。袁珂出版しゅっぱん的てき《山海さんかい經けい校こう注ちゅう》為ため如今研究けんきゅう山海さんかい經けい的てき必備註本，其專著ちょ《中國ちゅうごく神話しんわ史し》（1988）對たい《山海さんかい經けい》的てき神話しんわ做了詳細しょうさい描述。李り豐ゆたか楙的てき《山海さんかい經けい：神話しんわ的てき故鄉こきょう》將はた山海さんかい經けい的てき神話しんわ內容整理せいり為ため「山川やまかわ寶藏ほうぞう」、「帝王ていおう世よ系けい」、「遠方えんぽう異國いこく」及「神話しんわ信仰しんこう」，令れい人じん一目瞭然いちもくりょうぜん[25]。

按神話ばなし學者がくしゃ的てき認識にんしき，《山海さんかい經けい》中ちゅう的てき女おんな媧造みやつこ人じん神話しんわ、射い日び奔月神話しんわ、黃き帝みかど蚩尤之の戰たたかえ神話しんわ、西王母せいおうぼ神話しんわ、桑蠶くわご神話しんわ、夸父追おい日び神話しんわ、精せい衛まもる神話しんわ、刑けい天てん神話しんわ等とう，出自しゅつじ於上古じょうこ華はな夏なつ先さき民みん的てき口頭こうとう創作そうさく，其不僅經由けいゆ文字もじ書面しょめん紀き錄ろく下か來らい，也長期き在民ざいみん間あいだ以口頭こうとう形式けいしき傳播でんぱ，歷れき經けい流りゅう變へん和わ二に次じ創作そうさく的てき過程かてい[26]。神話しんわ學がく對たい這些《山海さんかい經けい》神話しんわ研究けんきゅう的てき重要じゅうよう方向ほうこう，除じょ了りょう以神話しんわ思おもえ維（英えい语：Magical thinking）（亦また即そく古人こじん思考しこう這世界かい的てき獨特どくとく方式ほうしき）來らい剖析其中的てき神かみ怪かい內容，探究たんきゅう潛せん藏ぞう在ざい敘事當とう中ちゅう其深層そう結構けっこう的てき象徵しょうちょう基礎きそ，也將《山海さんかい經けい》與あずか《楚すわえ辭じ》、《逸いっ周しゅう書しょ》、《禹貢》諸しょ書しょ，或ある不同ふどう文化ぶんか的てき神話しんわ，進行しんこう比較ひかく神話しんわ學がく的てき研究けんきゅう，發掘はっくつ共通きょうつう的てき母はは題だい（英えい语：Motif (narrative)）和かず特とく點てん[25]。

近きん年來ねんらい結合けつごう考古こうこ材料ざいりょう尤ゆう其是漢かん朝ちょう畫像がぞう石せき進行しんこう《山海さんかい經けい》的てき神話しんわ研究けんきゅう成なり為ため熱ねつ門もん項目こうもく，例れい如西王母せいおうぼ、伏ふく羲女おんな媧、「操みさお蛇へび神しん怪かい」的てき漢かん畫像がぞう等とう。然しか而，考古こうこ材料ざいりょう文化ぶんか解釋かいしゃく的てき不ふ確定かくてい性せい，從したがえ而產生せい的てき主觀しゅかん揣測和わ比ひ附ふ，是ぜ此類研究けんきゅう的てき極大きょくだい挑戰ちょうせん[25]。

從したがえ民俗みんぞく學がく觀點かんてん來らい看み，《山海さんかい經けい》也是瞭あきら解かい先さき秦しん時代じだい服ふく佩、禁忌きんき與あずか祭祀さいし習俗しゅうぞく之の寶たから貴たか資料しりょう[27]。民俗みんぞく学がく家か江こう紹原認みとめ為ため《山海さんかい經けい》具有ぐゆう「旅行りょこう指南しなん」的てき性質せいしつ，用よう以提示ていじ古人こじん避開和わ應おう付づけ旅たび途中とちゅう可能かのう會かい遇ぐう到いた的てき神かみ鬼おに精せい怪かい和わ毒どく惡あく生物せいぶつ[28]。伊藤いとう清司せいじ將はた《山海さんかい經けい》作為さくい民俗みんぞく資料しりょう考察こうさつ，把わ當とう中なか的てき神かみ怪かい分ぶん為ため惡鬼あっき和善かずよし神かみ兩りょう大類おおるい，認みとめ為ため其確為ため古代こだい聖賢せいけん傳でん講こう的てき辨別べんべつ萬物ばんぶつ善惡ぜんあく之これ書しょ，以應對たい危險きけん的てき外部がいぶ世界せかい[25]。

道教どうきょう學者がくしゃ李り豐ゆたか楙認みとめ為ため古人こじん為ため了りょう辨べん識神奸（害がい人的じんてき鬼神きじん怪異かいい之の物もの），才ざい會かい構成こうせい這種圖像ずぞう系譜けいふ。較古寶たから鼎かなえ上所かみところ刻こく的てき奇き物ぶつ圖ず紋もん，這種形狀けいじょう凶惡きょうあく的てき圖像ずぞう有ゆう神秘しんぴ的てき鎮壓ちんあつ作用さよう；後來こうらい持續じぞく流傳りゅうでん，從したがえ巫みこ者しゃ之の手て到いた方かた士し、道士どうし集團しゅうだん。在ざい早期そうき道みち經けい目錄もくろく中ちゅう，類似るいじ山海さんかい圖ず的てき禹鼎記き、白澤しらさわ圖ず等とう，主要しゅよう的てき用途ようと就是作為さくい辟邪、防ぼう身み的てき法ほう術じゅつ。而《山海さんかい經けい》的てき文字もじ配合はいごう〈山海さんかい圖ず〉的てき圖像ずぞう，就是源げん自じ這種辨べん識神奸的傳統でんとう[29][页码请求]。

歷史れきし學がく

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從したがえ歷史れきし學がく角度かくど研究けんきゅう《山海さんかい經けい》的てき學者がくしゃ主張しゅちょう《山海さんかい經けい》是ぜ一部いちぶ「側がわ重じゅう反映はんえい上古じょうこ歷史れきし的てき珍めずらし貴き古こ籍せき，雖有許多きょた神話しんわ傳說でんせつ，但ただし應おう與あずか史實しじつ區分くぶん開ひらけ來らい」，通過つうか此書可か以看出で人類じんるい社會しゃかい從したがえ原始げんし朝あさ向むかい文明ぶんめい邁進まいしん的てき整體せいたい發展はってん過程かてい[30]。

將はた神話しんわ中ちゅう的てき歷史れきし資料しりょう篩ふるい選せん出來でき的てき，以王國こく維用《山海さんかい經けい》印しるし證しょう甲かぶと骨こつ文ぶん殷いん先さき王おう亥い為ため最さい突出とっしゅつ的てき例れい子こ[2]。王國おうこく維在ざい《殷いん卜ぼく辭じ中ちゅう所見しょけん先さき公おおやけ先王せんおう考こう》一文中考出王亥、王おう恆ひさし係がかり殷いん人的じんてき先さき公おおやけ：「甲きのえ寅とら歲とし莫，上うえ虞おそれ羅ら叔言參事さんじ撰せん《殷いん虛きょ書契しょけい考こう釋しゃく》，始はじめ於卜辭じ中ちゅう發見はっけん王おう亥い之の名な。嗣余讀《山海さんかい經けい》、《竹たけ書しょ紀年きねん》，乃知王おう亥い為ため殷いん之の先祖せんぞ」。楊樹達たち、胡えびす厚あつ宣せん在ざい考證こうしょう卜ぼく辭じ之の四方しほう神かみ名めい及四方しほう風ふう名めい時じ，均ひとし從したがえ《山海さんかい經けい》中ちゅう發掘はっくつ出所しゅっしょ依據いきょ的てき資料しりょう[31][32]。

民みん國こく時期じき的てき歷史れきし学者がくしゃ在ざい研究けんきゅう、重じゅう建けん中國ちゅうごく傳說でんせつ時代じだい的てき文明ぶんめい史し時じ，會かい運用うんよう 《山海さんかい經けい》 一いち类的史料しりょう作為さくい佐さ證しょう。

主張しゅちょう「史學しがく即そく史料しりょう學がく」的てき傅でん斯年，認みとめ為ため《山海さんかい經けい》與あずか〈天てん問とい〉中ちゅう記載きさい的てき神話しんわ故事こじ是ぜ原初げんしょ民族みんぞく之の世界せかい觀かん，保存ほぞん了りょう質樸しつぼく心靈しんれい的てき古代こだい史料しりょう，可か從したがえ中ちゅう找出「社會しゃかい的てき背景はいけい，宗教しゅうきょう的てき分ぶん素もと，文化ぶんか的てき接觸せっしょく，初はつ民みん的てき思想しそう等とう等とう」，深ふか具ぐ史料しりょう價か值[33]。其所提出ていしゅつ的てき〈夷えびす夏なつ東西とうざい說せつ〉即そく多た援用えんよう山海さんかい經けい作為さくい史料しりょう證據しょうこ。稱しょう「《左ひだり傳でん》之の成分せいぶん大體だいたい為ため晉すすむ楚すわえ魯三國之くにゆき語ご，而其立りつ點てん是ぜ偏へん於西國こく夏なつ周あまね之の正統せいとう傳說でんせつ，所以ゆえん說せつ羿甚不ふ好このみ。但ただし《山海さんかい經けい》之の為ため書しょ，雖已系統けいとう化か，尚なお未み倫理りんり化か，且記東方とうほう的てき帝みかど系けい較多。這部書中しょちゅう所しょ舉夷羿事，很足以表顯あらわ戰國せんごく時じ羿的傳說でんせつ尚なお甚盛。《山海さんかい經けい》與あずか《天てん問とい》互相發明はつめい處しょ甚多，《天てん問とい》稱しょう羿之重要じゅうよう全ぜん與あずか《山海さんかい經けい》合ごう。」[34]

治ち中國ちゅうごく古代こだい史し，經學けいがく色彩しきさい濃厚のうこう的てき學者がくしゃ蒙こうむ文通ぶんつう引述「註疏ちゅうそ圖ず緯ぬき之これ成なり說せつ」，對たい女おんな媧、燧ひうち人じん氏し、伏ふく羲、神かみ農みのり、共きょう工こう等とう神話しんわ人物じんぶつ不ふ但ただし加か以運用うんよう，並なみ且賦予よ特定とくてい的てき歷史れきし地位ちい，將はた中國ちゅうごく文化ぶんか的てき源げん頭あたま定位ていい為ため燧ひうち人じん氏し[33]。蒙こうむ文通ぶんつう創立そうりつ古史こし三さん系けい說せつ，總そう結むすぶ中國ちゅうごく上古じょうこ史し為ため：宗そう孟子もうし上合かみあい六經りくけい的てき「鄒魯」，宗そう韓かん非ひ上合かみあい竹たけ書しょ紀年きねん的てき「三さん晉すすむ」，以及宗むね屈こごめ原はら、莊そう子こ上合かみあい山海さんかい經けい的てき「楚すわえ」[35]，他た注意ちゅうい到いた《山海さんかい經けい》把わ古こ巴ともえ、蜀しょく、荊楚之の地ち都と作為さくい「天下てんか之の中なか」來らい看み待まて，主張しゅちょう該書可能かのう是ぜ代表だいひょう巴ともえ蜀しょく文化ぶんか的てき典籍てんせき[36]。

提出ていしゅつ「神話しんわ分化ぶんか融合ゆうごう說せつ」的てき楊寬作さく《中国ちゅうごく上古じょうこ史し导论》将しょう 《山海さんかい经》 用よう为材料りょう之の一いち，認みとめ為ため上古じょうこ帝王ていおう世よ系けい不ふ過か是ぜ東西とうざい夷えびす夏なつ二系民族神話的層層分化融合[37]；他た自じ述じゅつ其 “论古史し神かみ话” 之の取と向こう便びん是ぜ “多た据すえ诸子及 《楚すわえ辞じ》、 《山海さんかい经》 诸书以为说”[38]。倡立「華はな夏なつ、東夷あずまえびす與あずか苗なえ蠻」三さん集團しゅうだん說せつ的てき徐じょ旭あさひ生せい在ざい寫うつし《中國ちゅうごく古史こし的てき傳說でんせつ時代じだい》時じ，也大量りょう採用さいよう《山海さんかい經けい》中ちゅう材料ざいりょう，更さら指ゆび「從したがえ史料しりょう觀點かんてん來らい看み，為ため我わが國有こくゆう最高さいこう價か值書之の一いち，而有此等價とうか值者，恐こわ尚なお不ふ及十じゅう部ぶ也」[2]。

地理ちり學がく

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地理ちり學がく派は認みとめ為ため《山海さんかい經けい》是ぜ一部主要記述地理事物的著作，如日本にっぽん學者がくしゃ小川おがわ琢治たくじ（日にち语：小川おがわ琢治たくじ）在ざい《〈山海さんかい經けい〉的てき考證こうしょう及補遺ほい》一文いちぶん中指なかゆび出で：「《山海さんかい經けい》一書遠比一向認為金科玉律之地理書《禹貢》為ため可か靠もたれ，其於中國ちゅうごく歷史れきし及地理之まさゆき研究けんきゅう為ため唯一ゆいいつ重要じゅうよう之の典籍てんせき」[30][39]。他た以《山海さんかい經けい》來らい討論とうろん戰國せんごく以前いぜん古代こだい人じん對たい「中國ちゅうごく」邊あたり界かい的てき認識にんしき，認みとめ為ため那な時じ大體だいたい上じょう就已經けい形成けいせい東北とうほく為ため燕つばめ、遼東りゃおとん，北きた為ため趙ちょう、秦はた即そく沙漠さばく南みなみ界かい，東ひがし為田ためだ齊ひとし即そく黃海こうかい沿岸えんがん，南方みなかた為ため楚すわえ即そく江南えな地方ちほう的てき空間くうかん[40]。

徐じょ旭あさひ生せい指ゆび「〈五山ごさん經けい〉為ため古代こだい遺留いりゅう下か相當そうとう可か信之のぶゆき地理ちり書しょ。」「至いたり海外かいがい經けい，海うみ內，大荒おおあら各かく經けい，則のり幾いく盡つき來き自じ傳聞でんぶん，故こ可か以今日び之の地理ちり證明しょうめい者しゃ頗少。」[41]不ふ過か，由ゆかり於古今ここん地名ちめい大だい多た不同ふどう，再さい加か上古じょうこ人じん對たい方位ほうい道どう里さと勘定かんじょう不ふ甚精確かく，所以ゆえん很多內容已やめ失しつ考こう[42]。

對たい《山海さんかい經けい》所しょ記き地理ちり範圍はんい的てき討論とうろん，大だい致說來き可か以歸納きのう為ため三さん類るい：一是傳統的華夏說，二是局部小區說，三さん是ぜ世界せかい圈けん說せつ[30]。

傳統でんとう華はな夏なつ說せつ認みとめ為ため，《五ご藏ぞう山さん經けい》的てき地理ちり範圍はんい（據よりどころ赫维人的じんてき研究けんきゅう），「從したがえ所しょ提ひっさげ到いた的てき山名やまな來らい看み，東ひがし邊べ達たち到いた東海とうかい之これ濱はま的てき會かい稽山，西にし邊べ提ひっさげ到いた了りょう新しん疆的てき天山てんざん；從したがえ所しょ描述的てき地理ちり環境かんきょう來らい看み，北邊ほくへん似に乎越過か了りょう蒙こうむ古こ高原こうげん，到いた了りょう西伯さいはく利とぎ亞あ，南みなみ邊べ似に乎到了りょう江南こうなん」。《海うみ經けい》描述的てき地理ちり範圍はんい則そく可か遠どお及朝鮮ちょうせん、日本にっぽん、中南なかみなみ半島はんとう和わ阿おもね富とみ汗あせ、俄にわか羅ら斯[30]。持もち華はな夏なつ說せつ的てき學者がくしゃ對たい《山海さんかい經けい》的てき地理ちり內容作さく了りょう詳細しょうさい考こう訂てい，如譚たん其驤《〈山やま經けい〉河水こうすい下か遊ゆう及其支流しりゅう考こう》。持もち華はな夏なつ說せつ者しゃ，認みとめ為ため《山やま經けい》所載しょさい山川やまかわ大だい部分ぶぶん是ぜ歷代れきだい巫みこ師し、方かた士し、祠官しかん的てき踏勘記錄きろく，經けい長期ちょうき傳寫でんしゃ編纂へんさん多少たしょう會かい有ゆう誇ほこ飾かざり，但ただし仍具有ぐゆう較高的てき正確せいかく性せい。偏へん遠とお地區ちく的てき資料しりょう採と自じ傳聞でんぶん，就會比較ひかく失しつ實み[4]。

持もち局部きょくぶ小しょう區く說せつ者しゃ，主張しゅちょう《山海さんかい經けい》描述的てき地域ちいき範圍はんい很小，只ただ限げん於中國境こっきょう內某一いち局部きょくぶ地域ちいき[30]。例れい如，王おう寧やすし認みとめ為ため《山やま經けい》範圍はんい大體だいたい是ぜ以今山東さんとう省しょう為ため中心ちゅうしん，漸やや及於冀南、豫よ東和とうわ蘇そ皖北部ぶ的てき地區ちく其中所しょ記き的てき山川やまかわ名稱めいしょう[43]。何なに幼よう琦認為ため《海うみ經けい》的てき山川やまかわ疆域只ただ在ざい今こん山東さんとう省しょう中ちゅう南部なんぶ以泰山たいざん為ため中心ちゅうしん的てき地域ちいき。扶永發はつ認みとめ為ため《山海さんかい經けい》記述きじゅつ的てき是ぜ雲南うんなん西部せいぶ東經とうけい101度ど以西いせい，北緯ほくい23度ど以北いほく縱たて谷たに地區ちく的てき地理ちり[30]。持もち此說者しゃ，假定かてい山海さんかい經けい中ちゅう所しょ記き地名ちめい，與あずか秦しん漢かん時じ同樣どうよう地名ちめい，乃至ないし於流傳りゅうでん至いたり今いま同樣どうよう地名ちめい的てき所在しょざい地域ちいき無む甚相干ひ，而是地名ちめい外がい流りゅう的てき結果けっか[43]。

世界せかい圈けん說せつ可能かのう發端ほったん於梁りょう啟あきら超ちょう、蘇そ雪ゆき林りん的てき中ちゅう亞あ、西にし亞あ說せつ（參まいり見み中國ちゅうごく文化ぶんか西にし來らい說せつ）[44]，後來こうらい有人ゆうじん進しん而認為ため《山海さんかい經けい》描述的てき地理ちり事物じぶつ遠どお及非洲しゅう、歐おう洲しゅう、大洋たいよう洲しま和美かずみ洲しゅう[30]。上海しゃんはい大学だいがく文學ぶんがく教授きょうじゅ沈海波は批評ひひょう世界せかい圈けん說せつ存在そんざい不ふ少しょう問題もんだい，缺乏けつぼう可か靠もたれ證據しょうこ，有ゆう誇ほこ誇ほこ其談之の嫌いや[42]。

按歷史れきし地理ちり學がく者もの譚たん其驤〈論ろん五藏山經的地域範圍〉一文いちぶん的てき考こう訂てい，全部ぜんぶ《山やま經けい》共きょう載の有ゆう447座ざ山さん，其中見み於漢晉すすむ以來いらい記載きさい，可か以指實じつ確かく切きり方位ほうい者しゃ為ため140座ざ左右さゆう，佔總數すう三さん分ふん之の一いち弱じゃく。這140座中ざちゅう的てき半數はんすう屬ぞく於《中山なかやま經けい》，半數はんすう分ぶん屬ぞく於南、西にし、北きた、東ひがし四よん經けい，而極不ふ平衡へいこう。對たい今いま豫よ西にし、晉すすむ南みなみ、陝中ちゅう地區ちく的てき記載きさい最さい為ため詳しょう確かく，離はなれ這地區ちく越えつ遠とお，越えつ疏略差さ謬[4]。

  • 《南山なんざん經けい》東起ひがしおこし今こん浙江せっこう舟山ふなやま島とう（漆うるし吳くれ山さん），西にし抵湖南みなみ沅水下した游ゆう（櫃ひつ山さん），南みなみ抵廣東ひがし南海なんかい（《南みなみ次じ三さん經けい》諸しょ水みず所しょ注ちゅう海うみ）。可か指ゆび實み的てき最さい北きた一座いちざ山さん“浮玉山さん”，即今そっこん浙江せっこう東ひがし天目山てんもくざん。連帶れんたい敘及的てき“具ぐ區く”，即今そっこん太たい湖こ。
  • 《西山にしやま經けい》東起ひがしおこし山西さんせい陝西せんせい間あいだ的てき黃河こうが，南みなみ達たち陝甘秦はた嶺みね山脈さんみゃく，北きた抵今寧やすし夏なつ鹽池しおいけ西北せいほく(申さる首くび山さん)﹑陝西せんせい榆林東北とうほく（號ごう山やま）一線いっせん，西南せいなん抵甘肅かんせい鳥とり鼠ねずみ山やま以及青海湖おうみこ（西海にしうみ）、倒たおせ淌河（淒水），西北せいほく可能かのう到達とうたつ新しん疆阿おもね爾しか金山かなやま（翼つばさ望もち山さん）。
  • 《北山きたやま經けい》西にし起おこり今こん內蒙古いにしえ騰あが格かく里さと沙漠さばく（漨﹑滑すべり﹑彭水注ちゅう於此），東ひがし抵河北かわきた中部ちゅうぶ（北きた次じ三經所見河水下游），南起みなみおこし山西さんせい中條ちゅうじょう山さん，北きた抵內蒙こうむ古ふる陰かげ山やま以北いほく，北緯ほくい43°迤北一線いっせん（囂水所しょ注ちゅう敦あつし題だい山やま所しょ臨）。
  • 《東山ひがしやま經けい》西にし起おこり今山いまやま東ひがし泰山たいざん，東ひがし抵成山なりやま角かく（胡えびす射しゃ山やま），北きた抵長山ながやま島とう（𦍙山やま），南みなみ盡つき安徽あんき濉河（䃌水）。
  • 《中山なかやま經けい》自首じしゅ山さん經けい至いたり七なな山やま經へ，當今とうこん晉すすむ南みなみ豫よ西にし地ち。八山ややま經けい為ため今いま鄂西にし地ち，十じゅう﹑十じゅう一山經為今豫西南地，十じゅう二に山やま經けい為ため今いま湘北きた贛北地きたじ，皆みな在ざい南みなみ﹑西にし﹑北きた﹑東西とうざい經けい之の中なか。惟おもんみ九きゅう山やま經けい地ち處しょ西南せいなん，西にし起おこり四川しせん盆地ぼんち西北せいほく邊べ緣えん（崃山、崌山、岷山、章あきら山さん），東あずま至いたる四川しせん東部とうぶ，並なみ不ふ居中きょちゅう。

相あい較於上述じょうじゅつ實證じっしょう主義しゅぎ性質せいしつ的てき地理ちり學がく研究けんきゅう，葉は舒憲則のり認みとめ為ため《山海さんかい經けい》按照南西なんせい北東ほくとう中ちゅう順序じゅんじょ展開てんかい的てき「五ご方ぽう空間くうかん結構けっこう」，並なみ不ふ是ぜ從したがえ現實げんじつ的てき地理ちり勘かん察活動かつどう中產ちゅうさん生せい，而是某ぼう種しゅ理想りそう化か秩序ちつじょ理念りねん的てき呈てい現げん，應おう定性ていせい為ため神話しんわ政治せいじ地理ちり書しょ。是ぜ山川やまかわ地理ちり志こころざし的てき現實げんじつ描述與あずか神話しんわ的てき交織こうしょく，構建出で「虛實きょじつ相しょう參まいり」的てき空間くうかん圖式ずしき，展てん現げん為ため「祭政さいせい合一ごういつ」神權しんけん服務ふくむ的てき宗教しゅうきょう政治せいじ想像そうぞう圖景ずけい，通過つうか對たい各地かくち山神さんじん祭祀さいし權けん的てき把握はあく，達いたる到いた對たい普天ふてん之の下しも掌てのひら控ひかえ的てき政治せいじ意圖いと[45]。

自然しぜん科學かがく

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另一いち種しゅ研究けんきゅう山海さんかい經けい的てき方式ほうしき，是これ將はた山海さんかい經けい光こう怪かい陸離りくり的てき記述きじゅつ，視し為ため古人こじん對たい實際じっさい觀かん察到現象げんしょう的てき精神せいしん崇拜すうはい，而試圖ず用よう現代げんだい自然しぜん科學かがく視野しや中ちゅう的てき「自然しぜん現象げんしょう」來らい加か以解釋かいしゃく。例れい如，羿（堯）射しゃ十日解釋成當時世界性溫熱氣候和局部地區乾いぬい旱ひでり給人きゅうにん們帶來らい的てき災害さいがい，以及偶然ぐうぜん出現しゅつげん的てき空氣くうき中ちゅう晶あきら體からだ反射はんしゃ顯示けんじ太陽たいよう幻影げんえい產さん生せい的てき多た日び假象かしょう。大量たいりょう的てき怪物かいぶつ通過つうか考古こうこ資料しりょう——如史前人ぜんじん壁畫へきが等ひとし的てき分析ぶんせき，解釋かいしゃく為ため上古じょうこ狩獵しゅりょう先さき民みん動物どうぶつ崇拜すうはい之の衍化等とう等とう[30]。

這種研究けんきゅう的てき一個著名例子是把燭しょく龍りゅう解釋かいしゃく為ため北きた極光きょっこう。最早もはや主張しゅちょう此說的てき是ぜ日本にっぽん學者がくしゃ神田かんだ選せん吉きち。1983年ねん，中國ちゅうごく學者がくしゃ張ちょう明あきら華はな提出ていしゅつ《山海さんかい經けい·大だい荒北あらきた經けい》中ちゅう的てき燭しょく龍りゅう是ぜ指ゆび北極ほっきょく極光きょっこう[46]，“人面じんめん蛇へび身み，赤色あかいろ，身長しんちょう千里せんり，鐘かね山之神やまのかみ也。”，認みとめ為ため燭しょく龍りゅう的てき形象けいしょう和わ北きた極光きょっこう一致いっち[47]。

另外，從したがえ《山海さんかい經けい》的てき記載きさい中ちゅう，可か探さがせ討當時とうじ的てき科學かがく知識ちしき。撰せん寫うつし《中國ちゅうごく科學かがく技術ぎじゅつ史し》的てき英國えいこく學者がくしゃ李り約やく瑟認みとめ為ため，我わが們可以從《山海さんかい經けい》中ちゅう得え到いた許多きょた古人こじん是ぜ怎樣認識にんしき礦物和わ藥物やくぶつ之の類るい物質ぶっしつ的てき知識ちしき[48]。龚胜生せい指出さしで《山海さんかい經けい》记载了りょう124种药物ぶつ及其所しょ治ち疗的30多た种疾病びょう，堪こらえ称しょう中國ちゅうごく最早もはや的てき区域くいき医学いがく地理ちり文献ぶんけん[49]。

清しん代だい學者がくしゃ陳ちん逢衡則のり注意ちゅうい到いた《大荒おおあら經けい》中日ちゅうにち月がつ出入でいり之の山やま的てき記載きさい，並なみ認みとめ為ため這一記載與觀察日月行度以確定晷度ど的てき習俗しゅうぞく有ゆう關せき[50]。科技かぎ史し學者がくしゃ呂りょ子方こかた同意どうい此一說法せっぽう，認みとめ為ため「山海さんかい經けい《大荒おおあら東經とうけい》記き太陽たいよう所出しょしゅつ之の山やま六ろく座ざ，《大荒おおあら西經せいけい》記き日び入いれ之の山やま也是六ろく座ざ。這是觀察かんさつ太陽たいよう出入でいり的てき地位ちい，以便安やす排はい耕こう種しゅ日程にってい，也是確定かくてい季き節ぶし最さい原始げんし的てき方法ほうほう。如果不ふ這樣去さ理解りかい，那な又また怎麼解釋かいしゃく呢[51]？」刘宗迪すすむ主張しゅちょう《荒あら經けい》有ゆう七なな對たい日月じつげつ出入でいり之の山やま，反映はんえい了りょう上古じょうこ曆法れきほう的てき陰陽いんよう合ごう曆れき制度せいど，是ぜ原始げんし的てき天文學てんもんがく測量そくりょう方法ほうほう[52]。

评价

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  • 文人ぶんじん陶とう淵ふかし明あきら作さく〈讀山海さんかい經けい十じゅう三さん首しゅ〉，當とう中歌なかうた詠えい泛讀《周しゅう王おう傳つたえ》，覽らん觀かん《山海さんかい圖ず》，俯仰ふぎょう之の間あいだ縱覽じゅうらん宇宙うちゅう，還かえ有ゆう什麼いんも比ひ這更快樂かいらく呢？（泛覽《周しゅう王おう傳でん》，流りゅう觀かん《山海さんかい》圖ず。俯仰ふぎょう終おわり宇宙うちゅう，不ふ樂らく復ふく何なん如？）
  • 高こう麗うらら文人ぶんじん李り奎報在ざい《東國とうごく李り相國しょうこく集しゅう》中ちゅう作さく〈山海さんかい經けい疑うたぐ詰つめ〉以评价：“予よ讀《山海さんかい經けい》，每まい卷首かんしゅ標しるべ之の曰：『大だい禹製せい，郭かく氏し傳でん』，則のり此經當とう謂いい夏なつ禹所著ちょ矣；然しか予よ疑うたぐ非ひ禹製。何者なにもの？傳つて曰：『子こ為ため父ちち隱かくれ，父ちち為ため子こ隱かくれ。』《論語ろんご》曰：『其父攘羊，而子證しょう之の，蓋ぶた惡あく之の也。』孔子こうし修おさむ《春秋しゅんじゅう》，雖直筆ひつ之これ書しょ，以魯為ため父母ちちはは邦くに，凡大惡あく則のり皆みな諱いみな避不書しょ。若わか《山海さんかい經けい》果はて是ぜ禹製，當とう諱いみな父ちち之の大だい恥はじ。觀かん〈東北とうほく經けい〉云うん：『洪水こうずい滔天とうてん，鯀こん竊帝之の息いき壤，以堙洪水こうずい。帝みかど令れい祝融しゅくゆう殺ころせ鯀こん于羽郊。』鯀こん是ぜ禹父，不ふ宜むべ斥書此事，若わか以為實事じつごと不ふ得とく不ふ書しょ，則のり不ふ甚言『竊』，而云『取と』帝みかど之の壤，亦また不ふ蔽于義也よしや。按〈獻けんじ經けい表ひょう〉云うん：『昔むかし洪水こうずい洋よう溢，鯀こん既すんで無む功こう，高こう使つかい禹繼之の。伯はく益えき與あずか伯はく翳かげ驅か禽獸きんじゅう、別べつ水みず土ど，紀きの其珍怪かい。益えき等とう類るい物ぶつ善惡ぜんあく，著ちょ《山海さんかい經けい》，皆みな賢けん聖ひじり之の遺のこ事こと。』據よりどころ此則疑うたぐ伯はく益えき所しょ著ちょ，然しか其序，則のり云うん禹別九州きゅうしゅう，物もの無む遁形，因よし著ちょ《山海さんかい經けい》云云うんぬん；此二說せつ亦また不同ふどう，是ぜ皆みな所しょ惑者。又また有ゆう一いち惑焉，《尚書しょうしょ》曰：『高こう殛鯀于羽山さん，蓋ぶた以鯀理り水すい，績用不ふ成なり故こ也。』此經云うん：帝みかど殛鯀于羽郊，所謂いわゆる帝みかど者しゃ，上帝じょうてい也。鯀こん雖竊帝みかど壤，苟能堙洪水すい？則すなわち於高為ため有功ゆうこう，於帝為ため有罪ゆうざい，高こう不ふ宜むべ誅，而帝獨どく誅矣。若わか為ため帝みかど所しょ誅，又また不ふ當為とうい高だか所しょ殛，若わか為ため高所こうしょ殛，則のり其不竊帝壤堙洪水こうずい明あかり矣。上帝じょうてい其何名めい而殺鯀こん耶？此二說せつ亦また不同ふどう。安やす所しょ從したがえ耶？在ざい醇あつし儒，當とう以《尚書しょうしょ》為ため正ただし，而以《山海さんかい經けい》為ため荒あら怪かい之の說せつ矣。然しか既すんで曰禹製せい，禹之說せつ，可か謂いい怪かい乎？待まち後ご之の明智あけち君子きみこ有ゆう以辨之の耳みみ。”
维基文ぶん库中なか的てき相しょう关原始げんし文献ぶんけん：東國とうごく李り相國しょうこく前まえ集しゅう/卷まき22

译本

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圖ず片へん

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衍生作品さくひん

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地ち图

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文学ぶんがく

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绘画

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音おと乐

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电影

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电视剧

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电视纪录片へん

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动漫

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遊戲ゆうぎ

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參考さんこう文獻ぶんけん

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  5. ^ 《史ふみ记·大だい宛あて传》：“至いたり《禹本纪》、《山海さんかい经》所有しょゆう怪物かいぶつ，余よ不ふ敢言之の也！”杜もり佑たすく認みとめ為ため：“《禹本紀ほんぎ》、《山海さんかい經けい》不知ふち何なん代だい之これ書しょ，恢怪不ふ經けい。夫子ふうし刪詩書しょ後ご，尚なお奇き者しゃ先さき有ゆう其書。如詭誕之言ごと，必後人じん所しょ加か也。”胡えびす應おう麟則のり說せつ“山海さんかい經けい，古今ここん語ご怪かい之の祖そ。”“战国好奇こうき之の士し取と《穆きよし王おう传》，杂录《庄しょう》、《列れつ》、《离骚》、《周しゅう书》、《晋すすむ乘じょう》以成者しゃ”（吕子方かた《读〈山海さんかい经〉杂记》，第だい2页）
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  7. ^ 胡えびす應おう麟《少しょう室山むろやま房ぼう筆ひつ叢くさむら》：「經けい載の：叔均方かた耕たがやせ、讙兜方かた捕と魚さかな、長ちょう臂ひじ人じん兩手りょうて各かく操みさお一いち魚さかな、豎亥右手みぎて把わ算さん、羿執弓矢ゆみや、鑿齒執と盾たて，此類皆みな與あずか記事きじ之の詞し大だい異こと……意い為ため先さき有ゆう斯圖，撰者せんじゃ因いん而記之の，故こ其文義ぎ應おう爾なんじ。」
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  16. ^ 楊慎《山海さんかい經けい後ご序じょ》：「至いたり秦しん而九鼎かなえ亡ほろび，獨どく圖ず與あずか經けい存そん。」
  17. ^ 郝懿行ぎょう《山海さんかい经笺疏叙》：「郭かく注ちゅう此經而云：『圖ず亦また作さく牛うし形がた』，又また云うん：『在ざい畏かしこ獸じゅう畫が中ちゅう』；陶すえ徵ちょう士し讀是經けい詩し亦また云うん：『流ながれ觀山かんざん海圖かいず』：是ぜ晉すすむ代だい此經尚なお有ゆう圖ず也……然しか郭かく所見しょけん圖ず，即そく已やめ非ひ古いにしえ，古いにしえ圖ず當とう有山ありやま川道かわみち里さと。今こん考こう郭くるわ所しょ標しめぎ出いずる，但ただし有ゆう畏かしこ獸じゅう仙人せんにん，而於山川やまかわ脈絡みゃくらく，即そく不能ふのう案あん圖ず會意かいい，是ぜ知ち郭かく亦また未見みけん古いにしえ圖ず也。」
  18. ^ 郝懿行ぎょう《山海さんかい经笺疏叙》：“《中興ちゅうこう書目しょもく》云うん：‘山海さんかい經けい圖ず十じゅう卷かん，本ほん梁りょう張ちょう僧そう繇畫；咸平二に年ねん，校こう理り舒雅重じゅう繪え為ため十じゅう卷かん，每まい卷まき中ちゅう先さき類るい所しょ畫が名めい，凡二に百ひゃく四よん十じゅう七なな種しゅ，是ぜ其圖畫が已やめ異い郭かく、陶とう所見しょけん。’”
  19. ^ 畢沅《山海さんかい經けい古今ここん本ほん篇目へんもく考こう》：「又また圖ず十じゅう卷かん，梁りょう張ちょう僧そう繇畫，亦また亡ほろび。」
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延伸えんしん阅读

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在ざい维基文ぶん库阅读本ほん作品さくひん原文げんぶん（ 在ざい维基共ども享とおる资源阅览影像えいぞう、分ぶん类）
维基文库中的相关文本： 《山海さんかい經けい (四よん庫こ全書ぜんしょ本ほん)》
维基文库中的相关文本： 《山海さんかい經けい (四よん部ぶ叢くさむら刊本かんぽん)》
维基文库中的相关文本： 《欽定きんてい古今ここん圖書としょ集成しゅうせい·理學りがく彙編·經籍けいせき典てん·山さん經けい部ぶ》，出自しゅつじ陈梦雷かみなり《古今ここん圖書としょ集成しゅうせい》

研究けんきゅう書目しょもく

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  • 陳ちん成しげる《山海さんかい經けい譯注やくちゅう》，上海しゃんはい古こ籍せき，2012年ねん
  • 黃き正せい謙けん《山海さんかい經けい （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）》，中華ちゅうか書しょ局きょく，2014年ねん
  • 袁珂《山海さんかい經けい校こう注ちゅう（最終さいしゅう修訂しゅうてい版ばん）》，北京ぺきん聯合れんごう出版しゅっぱん，2014年ねん
  • 马昌仪《古本ふるもと山海さんかい经图说》，山やま东画报出版しゅっぱん社しゃ，2002年ねん，ISBN 7-80603-521-4；
    最新さいしん版本はんぽん为：马昌仪《古本ふるもと山海さんかい经图说》（增ぞう订珍藏本ぞうほん），广西师范大学だいがく出版しゅっぱん社しゃ，2007年ねん，ISBN 978-7-5633-6397-1，收おさむ图1500幅ぶく，采さい选的版本はんぽん达16种。
  • 徐じょ客きゃく《圖解ずかい山海さんかい經けい：解讀かいどく中國ちゅうごく神話しんわ之の源みなもと，認識にんしき上古じょうこ山川やまかわ地理ちり和わ奇き獸じゅう異こと族ぞく》，西北せいほく國際こくさい，2014年ねん
  • 陳ひね絲いと雨う，孫まご見み坤ひつじさる《山海さんかい經けい：怪獸かいじゅう與あずか牠們的てき產地さんち東方とうほう版ばん》，華はな滋しげる出版しゅっぱん，2016年ねん
  • 李り豐ゆたか楙編審しん《山海さんかい經けい圖鑑ずかん》，大だい塊かたまり文化ぶんか ，2017年ねん
  • 呂りょ子方こかた《讀〈山海さんかい經けい〉雜記ざっき》
  • 李り豐ゆたか楙《山海さんかい經けい：神話しんわ的てき故鄉こきょう》，時報じほう出版しゅっぱん，2012年ねん
  • 陳ちん連山れんざん 《山海さんかい經けい學術がくじゅつ史し考こう論ろん》，北京ぺきん大學だいがく出版しゅっぱん社しゃ，2012年ねん

外部がいぶ链接

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主題しゅだい
神和しんわ传说人物じんぶつ
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场所
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