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Romance of the Three Kingdoms : 假投降巧計成虛話,再受禪依樣畫葫蘆 - Chinese Text Project
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かり投降とうこうたくみけいなりきょばなしさい受禪じゅぜんさまにんにくあし

1 かり投降とうこうたくみ... :
卻說鍾會請姜維計おさむ鄧艾これさく。維曰:「さきれいかんぐんまもる瓘收もぐさもぐさよくころせ瓘,はん情實じょうじつ矣。將軍しょうぐん卻起へい討之,可也かなり。」かい大喜だいぎとげれいまもる瓘引すうじゅうにんいれ成都せいとおさむ鄧艾父子ふし。瓘部そつとめ曰:「此是鍾司れい鄧征西にしころせ將軍しょうぐん,以正はんじょう也。きり不可ふかぎょう。」瓘曰:「われゆうけい。」とげ先發せんぱつ檄文げきぶんさんじゅうどう。其檄曰:「たてまつみことのりおさむもぐさ,其餘かくしょといわかはや歸來きらいそく爵賞;敢有不出ふしゅつしゃめつさんぞく。」ずい備檻車兩しゃりょうじょう星夜せいやもち成都せいと而來。

2 かり投降とうこうたくみ... :
及雞鳴,もぐさ部將ぶしょう檄文げきぶんしゃみならいとうはい於衛瓘馬まえとき鄧艾在府ざいふちゅうおこり。瓘引すうじゅうにん突入とつにゅう大呼たいこ曰:「たてまつみことのりおさむ鄧艾父子ふし!」あいだいおどろきたぎしもゆからい。瓘叱武士ぶしばく於車じょう。其子鄧忠とえまた捉下,ばく於車じょう府中ふちゅうしょう吏大おどろきよくまちどうしゅ搶奪,望見ぼうけんちりあたま大起だいき,哨馬ほうせつ鍾司大兵だいひょういたりょう。眾各四散しさん奔走ほんそう

3 かり投降とうこうたくみ... :
鍾會あずかきょう下馬げば入府にゅうふ鄧艾父子ふしやめばくかい鞭撻べんたつ鄧艾くび而罵曰:「やしなえ犢小なに敢如此!」きょう維亦ののし曰:「匹夫ひっぷぎょうけん徼倖,またゆう今日きょう耶?」もぐさまただいののしかいはたもぐさ父子ふしおく赴洛

4 かり投降とうこうたくみ... :
かいにゅう成都せいとつき鄧艾軍馬ぐんばごえ大震たいしん。乃謂きょう維曰:「われ今日きょうかた趁平せいねがい矣。」維曰:「むかしかんしん聽蒯どおりせつ,而有未央みおみやわざわい大夫たいふしゅしたがえ范蠡於そつふくけん而死。斯しゃ,其功めいあに赫然哉?利害りがい未明みめい,而見はや也。こんおおやけだいくんやめ就,ふるえ其主,なに泛舟ぜっあととう峨嵋みね,而從あか松子まつこゆう乎?

5 かり投降とうこうたくみ... :
かいわらい曰:「きみげん矣。われねんよんしゅんぽうおもえ進取しんしゅあにのう便びんこう此退閒之あいのごと?」維曰:「わか退すさあいだとうはや良策りょうさく,此則あかりこう智力ちりょくしょのうはんろうおっとげん矣。」かいなでてのひらだいわらい曰:「はくやくわれこころ也。」

6 かり投降とうこうたくみ... :
二人自此每日商議大事。維密あずかのちおもしょ曰:「もち陛下へいかにん數日すうじつはずかしめ,維將使社稷しゃしょく危而ふくやす日月じつげつかそけ而復あきら,必不使かんしつおわりめつ也。」

7 かり投降とうこうたくみ... :
卻說鍾會ただしあずかきょう謀反ぼうほんゆるがせほう司馬しばあきらゆうしょいたかいせっしょ書中しょちゅうごと:「われおそれおさむもぐさしたたむろへい於長やすしょうざいきん,以此さきほう。」かいだいおどろき曰:「われへいもぐさすうばいわかただしようわがとりこもぐさすすむ公知こうちわれどくのう辦之;今日きょうくだりへいらいうたぐわが也。」

8 かり投降とうこうたくみ... :
とげあずかきょう維計。維曰:「きみうたぐしんそくしん必死ひっしあに鄧艾乎?」かい曰:「われけつ矣。ことなりそくとく天下でんかなりそく退すさ西にししょくまたしつさくりゅう備也。」維曰:「きんかくふとしきさきしんほろび詐稱さしょうふときさきゆうのこみことのりきょう司馬しばあきら,以正弒君つみよりどころあかりこうざい中原なかはら席捲せっけん而定。」かい曰:「はくやくとうさく先鋒せんぽうなりごとこれどうとおる富貴ふうき。」維曰:「ねがいこう犬馬けんばほろろうただしこわしょしょう不服ふふくみみ。」かい曰:「來日らいにち元宵げんしょう佳節かせつみやだいちょう燈火ともしび,請諸しょういんえん。如不從者じゅうしゃつきこれ。」維暗

9 かり投降とうこうたくみ... :
つぎかい、維二人請諸將飲宴。すうじゅんはいだい哭。しょしょうおどろきとい其故。かい曰:「かくふとしきさき臨崩ゆうのこみことのりざい此,ため司馬しば昭南しょうなん闕弒くん大逆無道だいぎゃくむどう早晚そうばんはた篡魏,いのちわれ討之。なんじとう各自かくじ簽名,共成きょうせい此事。」眾皆だいおどろき面面めんめんしょう覷。かい拔劍ばっけんさや曰:「違令いれいしゃ!」眾皆恐懼きょうくただとくしょうしたがえかくやめ畢,かい乃困しょしょう於宮ちゅういむへいきんもり。維曰:「我見がけんしょしょう不服ふふく,請坑。」かい曰:「われやめれい宮中きゅうちゅういちあなおけだいぼうすうせん,如不從者じゅうしゃあな。」

10 かり投降とうこうたくみ... :
どき有心うしんばらはたおかけんざいがわけん乃護ぐんえびすれつ部下ぶか舊人きゅうじん也。ときえびすれつまたかんざいみやけん乃密はた鍾會しょげん報知ほうちえびすれつれつだいおどろき,泣告曰:「われえびすふちりょうへい在外ざいがいあんともかいふところ此心耶?なんじねん向日むこうじょうとおるいち消息しょうそく,雖死恨。」たて曰:「おんぬし勿憂,ようぼう。」とげつげかい曰:「しゅおおやけ軟監しょしょうざい內,水食すいしょく不便ふべんれい一人ひとり往來おうらいでん遞。」

11 かり投降とうこうたくみ... :
かいもと聽丘けんげんとげれいおかけんかん臨。かいぶんづけ曰:「われ以重ごとたくなんじきゅう。」たて曰:「しゅおおやけ放心ほうしんぼうゆう緊嚴ほう。」けんくられいえびすれつおや信人のぶとにゅう內,れつ以密書付かきつけ其人。其人しょそくいたりえびすふち營內,ほそげん其事,呈上ていじょう密書みっしょふちだいおどろきとげあまねしめせしょ營知。眾將だいいかきゅうらいふち商議しょうぎ曰:「わがとう雖死,あに肯從はんしん耶?」ふち曰:「正月しょうがつじゅうはちにちちゅう驟入內,如此ぎょう。」かんぐんまもる瓘,ふかえびすふちはかりごとそく整頓せいとんりょう人馬じんばれいおかけんでんあずかえびすれつれつ報知ほうちしょしょう

12 かり投降とうこうたくみ... :
卻說鍾會請姜維問曰:「われよるゆめ大蛇おろちすうせんじょう咬吾,しゅなん吉凶きっきょう?」維曰:「ゆめりゅうへびしゃ皆吉みなよし慶之よしゆきちょう也。」かいしん其言,乃謂維曰:「うつわ仗已備,しょしょうといわかなに?」維曰:「此輩みなゆう不服ふふくしんひさ必為がい如乘戮之。」

13 かり投降とうこうたくみ... :
かいしたがえこれそくいのちきょう維領武士ぶし往殺眾魏しょう。維領いのちぽうよく行動こうどうゆるがせしかいちじんこころ疼,昏倒こんとう在地ざいち左右さゆう扶起,はん晌方よみがえゆるがせほうみや外人がいじんごえ沸騰ふっとうかいかたれいじんさがせ喊聲かんせい大震たいしん四面しめんはちぽう無限むげんへいいた。維曰:「此必しょしょうさくみだれさきこれ。」

14 かり投降とうこうたくみ... :
ゆるがせほうへいやめにゅう內。かいれい關上せきじょう殿どのもん使つかいぐん上殿かみどの以瓦げき,互相殺そうさいすうじゅうにんみや外四がいしめんおこりそとへい砍開殿どのもんころせいれかい掣劍りつころせすうにん,卻被らんしゃたおせ。眾將ふくろう其首。維拔劍ばっけん上殿かみどの往來おうらい衝突しょうとつ不幸ふこうしん疼轉。維仰天ぎょうてんだいさけべ曰:「われけいなり,乃天いのち也!」とげ自刎じふん而死;ねんじゅうきゅうさい宮中きゅうちゅう死者ししゃすうひゃくにんまもる瓘曰:「眾軍かく歸營きえいしょ,以待王命おうめい。」へいそうほっほう讎,きょう剖維はら,其膽だい如雞たまご。眾將またつききょう維家ぞくころせこれ。鄧艾下之したのじん鍾會、きょう維已とげ連夜れんやついこう鄧艾。

15 かり投降とうこうたくみ... :
有人ゆうじん報知ほうちまもる瓘。瓘曰:「わが捉艾,こんわかとめわがそう矣。」まもるぐんぞく曰:「むかし鄧艾こうあぶらときよくころせぞくとく眾官つげめん今日きょうとうほう此恨。」瓘大とげぞく引五ひゃくへい趕至綿めんちくせいぐう鄧艾父子ふし放出ほうしゅつおりしゃほしかえ成都せいともぐさただどう本部ほんぶへいいた不作ふさく準備じゅんびよくまちといぞく一刀いっとうこれ。鄧忠また於亂ぐんなか後人こうじんゆう歎鄧もぐさ曰:
ようのう籌畫,はかりごと善用ぜんようへいしこりひとみ地理ちりおおせ面識めんしき天文てんもんうまいた山根やまねだんへいらいいしみちぶんこうなり被害ひがいたましいにょう漢江かんこうくも

16 かり投降とうこうたくみ... :
またゆう歎鍾かい曰:
髫年しょうはやとし,曾作祕書ひしょろう妙計みょうけいかたぶけ司馬しば當時とうじごう子房しぼうことぶきはるさんけんかくあらわ鷹揚おうよう不學ふがくすえしゅかくれゆうたましい故鄉こきょう

17 かり投降とうこうたくみ... :
またゆう歎姜維曰:
天水てんすいほこ英俊えいしゅんりょうしゅうさん異才いさいけいしたがえなおちちじゅつたてまつたけこうらい大膽だいたんおう懼,雄心ゆうしんちかいかい成都せいとかんしょう有餘ゆうよあい

18 かり投降とうこうたくみ... :
卻說鍾會、きょう維、鄧艾やめちょうつばさとうまた於亂ぐんなか太子たいしりゅう璿,かんことぶきていこうせきつねみなへいしょころせ軍民ぐんみん大亂たいらん,互相踐踏,死者ししゃけい其數。旬日じゅんじつ,賈充さきいたり榜安みんほうはじめやすしやすしとめまもる瓘守成都せいと,乃遷しゅ赴洛とめゆう尚書しょうしょれい樊建、さむらいちゅうちょう紹、ひかり祿ろく大夫たいふ譙周、秘書ひしょろう卻正とうすうにん跟隨。廖化、ただし厥皆たくびょうおこりみなゆう

19 かり投降とうこうたくみ... :
どきけいもとねんあらためため咸熙元年がんねんはるさんがつすすむひのとたてまつしょくやめほろびとげおさむへいかえくれ中書ちゅうしょうけたまわはな覈奏しゅまごきゅう曰:「しょく乃脣也。『脣亡そくかん』。しんりょう司馬しばみことのりざいそく,乞陛ふか防禦ぼうぎょ。」きゅうしたがえ其言,とげいのちりくへりくだりくこうため鎮東大將軍だいしょうぐんりょう荊州まき守江もりえこうひだり將軍しょうぐんまごもりみなみじょ諸處しょしょ隘口;また沿江一帶いったいたむろへいすうひゃく營,ろうしょうひのとたてまつそうとく,以防へい

20 かり投降とうこうたくみ... :
たてやすし太守たいしゅ霍戈聞成都せいともりもとふくもち西にしだいさんにちしょしょうみな曰:「すんでかんしゅしつなにはやくだ?」ほこ泣謂曰:「道路どうろ隔絕かくぜつ未知みちわれぬし安危あんきわかなにわかぬし以禮まちのり舉城而降,ためばん矣;まんいち危辱われぬしのりぬしはずかしめしんなにくだ乎?」眾然其言,乃使じんいた洛陽らくようさがせ聽後ぬし消息しょうそくりょう

21 かり投降とうこうたくみ... :
且說しゅいたり洛陽らくよう司馬しばあきらやめかいあさあきらせめしゅ曰:「おおやけ荒淫こういん無道むどうはいけん失政しっせいよろし誅戮ちゅうりく。」主面しゅうづら如土しょく不知ふち所為しょい文武ぶんぶみなそう曰:「しょくぬしすんでしつこくこうくだむべ赦之。」昭乃あきのふうぜんため安樂あんらくこうたまもの住宅じゅうたく月給げっきゅう用度ようどたまものきぬまん疋,僮婢ひゃくにんりゅうよう群臣ぐんしん─樊建、譙周、卻正とう,─みなふう侯爵こうしゃくこうしゅ謝恩しゃおん內。あきらいんあきら蠹國がいみんれい武士ぶし押出おしだし曹,しのげおそしょ

22 かり投降とうこうたくみ... :
どき霍戈さがせ聽得しゅ受封,とげりつ部下ぶかぐんらいくだつぎしゅおやまい司馬しばあきら府下ふかはいしゃあきらしつらええん款待かんたいさき以魏らくまいおどけ於前,しょくかん感傷かんしょうどくしゅ有喜うきしょくあきられいしょくじんふんしょくらく於前,しょくかんつきみな墮淚,しゅうれしわらい自若じじゃくさけいたるはんたけなわあきらいい賈充曰:「ひと無情むじょう乃至ないし於此!雖使しょかずら孔明こうめいざいまた不能ふのう輔之ひさしぜんなんきょうきょう維乎?」乃問しゅ曰:「頗思しょく?」しゅ曰:「此間らくおもえしょく也。」

23 かり投降とうこうたくみ... :
須臾しゅゆしゅおこり更衣ころもがえ,卻正跟至ひさし曰:「陛下へいか如何いかこたえおうおもえしょく也?」倘彼さいとい泣而こたえ曰:『先人せんじん墳墓ふんぼとおざいしょく,乃心西にし悲,にちおもえ。』すすむおおやけ必放陛下へいかかえりしょく矣。」しゅろう記入きにゅうせきさけはた微醉びすいあきらまたとい曰:「頗思しょく?」しゅ如卻正之まさゆきげん以對,よく哭無なみだとげ閉其あきら曰:「なに乃似卻正耶?」おもひらけおどろき曰:「まこと如尊いのち。」あきら左右さゆうみなわらいあきらいん此深しゅ誠實せいじつなみうたぐおもんばか後人こうじんゆう歎曰:
つい歡作らく笑顏えがおひらけ不念ぶねん危亡はんてんあい快樂かいらく異鄉いきょう忘故こくほうともしゅいさおざい

24 かり投降とうこうたくみ... :
卻說あさちゅう大臣だいじんいんあきらおさむがわ有功ゆうこうとげみことためおうおもてそうぬし曹奐。とき奐名ため天子てんしじつ不能ふのう主張しゅちょうせいみなゆかり司馬しば敢不したがえとげふうすすむ公司こうしうまあきらためすすむおうおくりなちち司馬しば懿為せんおうあに司馬しば為景ためかげおうあきらつま乃王肅之おんななまちょう曰司えん人物じんぶつ魁偉かいい立髮たてがみたれ兩手りょうてひざ聰明そうめい英武ひでたけきもりょうひと曰司攸,性情せいじょう溫和おんわ恭儉きょうけん孝悌こうていあきら甚愛よし司馬しば,嗣攸以繼其後。あきらつね曰:「天下てんかしゃ,乃吾けい天下てんか也。」

25 かり投降とうこうたくみ... :
於是司馬しばあきら受封すすむおうよくりつ攸為世子せいしやま濤諫曰:「はいちょうたてようたがえれい不祥ふしょう。」賈充、なに曾、裴秀また諫曰:「長子ちょうし聰明そうめい神武じんむゆうちょうざい人望じんぼうすんでしげるてんひょう如此,人臣じんしんあい也。」あきら猶豫ゆうよ未決みけつふとしじょうおうさちつかさそら荀顗諫曰:「前代ぜんだいりつしょう致亂こくねがい殿下でんかおもえこれ。」

26 かり投降とうこうたくみ... :
あきらとげたて長子ちょうし司馬しばえんため世子せいし大臣だいじんそうしょう:「當年とうねんじょうたけけんてんくだ一人ひとり身長しんちょう丈餘じょうよ,腳跡ちょうさんしゃくすん白髮はくはつあおひげちょたんころも,裹黃はば,拄藜あたまつえ自稱じしょう曰:『われ乃民おう也。こん來報らいほうなんじ天下てんかかわおう立見たつみ太平たへい。』如此ざい遊行ゆぎょうさんにちゆるがせしか。此乃殿下でんかみず也。殿下でんかじゅう旒冠冕,けん天子てんし旌旗せいき警入蹕,じょうきんしゃ,備六しん王妃おうひためおうきさきたて世子せいしため太子たいし。」

27 かり投降とうこうたくみ... :
あきら心中しんちゅうのくらかいいた宮中きゅうちゅうせいよく飲酒いんしゅゆるがせ中風ちゅうぶかたりつぎびょう危,ふとしじょうおうさちつかさなん曾、司馬しば荀顗及諸大臣だいじんにゅうみやといやすあきら不能ふのうごと,以手指しゅし太子たいし司馬しばえん而死。ときはちがつからし也。なに曾曰:「天下てんか大事だいじみなざいすすむおう立太子りったいしためすすむおうしかこうさいそう。」これにち司馬しばえんそくすすむ王位おういふうなん曾為すすむ丞相じょうしょう司馬しばのぞむためせきつとため驃騎將軍しょうぐんちん騫為しゃ將軍しょうぐんおくりなちちためぶんおう

28 かり投降とうこうたくみ... :
やすそうやめ畢,ほのお召賈たかし、裴秀にゅうみやとい曰:「曹操そうそう曾云:『わか天命てんめいざいわれわれ其為しゅうぶんおう乎?』はてゆう此事?」たかし曰:「みさお受漢祿ろくおそれじん議論ぎろん篡逆此言;乃明きょう曹丕ため天子てんし也。」えん曰:「ちちおう曹操そうそうなん如?」たかし曰:「みさお雖功ぶたはななつしたみんかしこ其威而不ふところ其德。丕繼ぎょうやく甚重,東西とうざいはせゆうやすしとしわがせんおうけいおうるいけん大功たいこうぬのおんほどこせとく天下てんか歸心きしんひさ矣。ぶんおう併吞西にししょくこうぶた寰宇,またあにみさお乎?」えん曰:「曹丕なお紹漢すべあに不可ふか紹魏すべ耶?」賈充、裴秀にん再拜さいはい而奏曰:「殿下でんか正當せいとう法曹ほうそう丕紹かん故事こじふくちく受禪じゅぜんだい布告ふこく天下でんか,以即だい。」

29 かり投降とうこうたくみ... :
ほのお大喜だいぎ帶劍たいけんにゅう內。此時ぬし曹奐,連日れんじつ曾設あさ心神しんしん恍惚こうこつ,舉止しつ措。ほのお直入なおいり後宮こうきゅう,奐慌榻而むかえほのおすわていとい曰:「天下てんかだれ力也りきや?」奐曰:「みなすすむおう父祖ふそたまものみみ。」えんわらい曰:「われかん陛下へいかぶん不能ふのうろんどうたけ不能ふのうけいくになにゆずるゆう才德さいとくしゃぬし?」

30 かり投降とうこうたくみ... :
奐大おどろきくち不能ふのうごとはたゆう黃門こうもんさむらいろうちょうたかし大喝だいかつ曰:「すすむおうげん矣!昔日せきじつたけ皇帝こうていひがしとろけ西にしじょみなみせいきた討,容易よういとく此天こん天子てんし有德うとく無罪むざい何故なぜ讓與じょうよじん耶?」ほのおだいいか曰:「此社稷しゃしょく乃大かん社稷しゃしょく也。曹操そうそうはさみ天子てんし以令諸侯しょこう自立じりつおう,篡奪かんしつわれ祖父そふさんせい輔魏,とく天下てんかしゃ曹氏のうじつ司馬しば力也りきや四海しかい咸知,われ今日きょうあに不堪ふかん紹魏天下てんか乎?」ふしまた曰:「よくこう此事,篡國ぞく也!」ほのおだいいか曰:「われあずかかんほう讎,ゆうなん不可ふか!」

31 かり投降とうこうたくみ... :
しか武士ぶしはたちょうたかしらん棍打於殿。奐泣なみだ跪告。ほのおおこり下殿しもとの而去。奐謂賈充、裴秀曰:「ことやめきゅう矣,如之奈何いかん?」たかし曰:「てんすうつき矣,陛下へいか不可ふかぎゃくてんとうあきらかんけんじみかど故事こじじゅうおさむ受禪じゅぜんだい大禮たいれいぜんあずかすすむおう上合かみあい天心てんしんしたじゅん民情みんじょう陛下へいかおそれ矣。」

32 かり投降とうこうたくみ... :
奐從とげれい賈充ちく受禪じゅぜんだい。以じゅうがつ甲子きのえね,奐親ささげつたえ國璽こくじたて於臺じょう大會たいかい文武ぶんぶ後人こうじんゆう歎曰:
吞漢しつすすむ吞曹,天運てんうん循環じゅんかん不可ふか逃。ちょうたかし可憐かれん忠國ただくにいちこぶし怎障泰山たいざんだか

33 かり投降とうこうたくみ... :
請晉おう司馬しばえん登壇とうだん授與じゅよ大禮たいれい。奐下だんおおやけふくたて於班くびほのお端坐たんざ於臺じょう。賈充、裴秀れつ左右さゆうけんれい曹奐再拜さいはいふく聽命。たかし曰:「かんけんやすじゅうねん受漢ぜんやめけいよんじゅうねん矣。こんてん祿ろくながおわり天命てんめいざいすすむ司馬しばこう德彌とくやたかしごく天際てんさいそく皇帝こうていせい,以紹みつるふうなんじためひねとめおう就金墉城きょどめ當時とうじおこりほどせんみことのりもと入京にゅうきょう。」

34 かり投降とうこうたくみ... :
奐泣しゃ而去。たいでん司馬しばまこと哭拜於奐ぜん曰:「しんためしんおわり也。」えんまこと如此,ふうまことため安平あびらおうまこと受而退。文武ぶんぶ百官ひゃっかん再拜さいはい於臺さんよびまんさいほのお紹魏すべ國號こくごうだいすすむ改元かいげんためふとはじめ元年がんねん大赦たいしゃ天下でんかたかしとげほろび後人こうじんゆう歎曰:
すすむこく規模きぼ如魏おうちんとめ蹤跡山陽さんよう重行しげき受禪じゅぜんだいぜんことかいくび當年とうねんとめきず

35 かり投降とうこうたくみ... :
すすむみかど司馬しばえんついおくりな司馬しば懿為せんみかど伯父おじ司馬しば為景ためかげみかどちち司馬しばあきらためぶんみかどたてななびょう以光祖宗そそうななびょうかんせい西にし將軍しょうぐん司馬しばひとしひとしなまあきら太守たいしゅ司馬しばあきらあきらなま潁川太守たいしゅ司馬しば雋,雋生きょう兆尹司馬防,ぼうせいせんみかど司馬しば懿,懿生けいみかど司馬しばぶんみかど司馬しばあきらためななびょう也。大事だいじやめじょう每日まいにちしつらえあさけいこれさくせいかん城郭じょうかくやめきゅうくれこく江山えやますすむふくさら未知みち怎生,且看ぶん分解ぶんかい

URN: ctp:sanguo-yanyi/ch119