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Romance of the Three Kingdoms : 曹操大宴銅雀臺,孔明三氣周公瑾 - Chinese Text Project
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曹操そうそうだいうたげどうすずめだい孔明こうめい三氣周公瑾》

1 曹操そうそうだいえん... :
卻說しゅう瑜被しょかずらあきらあずかせん埋伏まいふくせきこうちゅうのべさんえだ軍馬ぐんば一擊いちげき大敗たいはいぶたかんとうきゅうすくい下船げせんおり卻水ぐん無數むすうはるかかんげんとくまご夫人ふじん車馬しゃばぼくしたがえとまじゅう於山いただきうえ,瑜如なんかさ癒,いん怒氣どきおきげきかさこうほとばしきれ,昏絕於地;眾將すくい醒,ひらきせん逃去。孔明こうめいきょうきゅうつい趕,かずげんとく荊州慶喜よしのぶ賞賜しょうし眾將。

2 曹操そうそうだいえん... :
しゅう瑜自かいしばくわ。蔣欽とう一行人馬自歸南徐報孫權。けんかち忿怒ふんどよくはいほどあまねためとくおこりへい荊州。

3 曹操そうそうだいえん... :
しゅうさとしまた上書うわがき,請興へいゆき恨。ちょうあきら諫曰:「不可ふか曹操そうそうよるおもえほうあかかべ恨,いんおそれまごりゅう同心どうしん敢興へいこんしゅおおやけわかいち忿,あい吞併,みさお必乘むなしらいおさむ國勢こくせい危矣。」顧雍曰:「もとあに細作さいさくざい此。わかまごりゅうむつみみさお必使じん勾結りゅう備。備懼ひがしくれ,必投曹操そうそうわか此,則江のりえみなみなんにちとくやすためいまけい,莫若使じん赴許おもてりゅう備為荊州まき曹操そうそう知之ともゆきのり懼而敢加へい於東おひがしみなみ。且使りゅう備不恨於ぬしこうしかこう使つかい心腹しんぷくよう反間はんかんけいれい曹劉しょうおさむわれじょうすき而圖,斯為とくみみ。」けん曰:「もと歎之げん甚善。ただしだれため使?」雍曰:「此間ゆういちにん,乃曹みさお敬慕けいぼしゃ以為使。」けんとい何人なんにん。雍曰:「はな歆在此,なにこれ?」けん大喜だいぎそく齎表赴許。歆領いのちおこりほど,逕到もともとめみる曹操そうそう。聞操かい群臣ぐんしん於鄴ぐんけいしょうどうすずめだい,歆乃赴鄴ぐんこう

4 曹操そうそうだいえん... :
みさおあかかべはいつねおもえほうかたきただうたぐまごりゅう併力,いん此不敢輕しんときけんやすじゅうねんはるみやつこどうすずめだいなりみさお大會たいかい文武ぶんぶ於鄴ぐんしつらええん慶賀けいが。其臺せい臨漳かわ中央ちゅうおう乃銅すずめだい左邊さへん一座いちざめいだま龍臺たつだい右邊うへん一座いちざめいきんおおとりだいかくこうじゅうたけ上橫うえよこきょうしょうどおりせんもんまんきむあおい交輝。

5 曹操そうそうだいえん... :
曹操そうそうあたま戴嵌たから金冠きんかん穿ほじみどりにしきほうたまたい誅履,憑高而坐。文武ぶんぶ侍立じりつ臺下だいか

6 曹操そうそうだいえん... :
みさおほっかん武官ぶかんためし弓箭きゅうせん,乃使近侍きんじはた西川にしかわくれないにしきせんほういちりょう,挂於たれ楊枝ようじじょうしたしつらえいち垛,以ひゃくためかいぶん武官ぶかんためりょうたい。曹氏宗族そうぞく俱穿べに,其餘將士しょうし俱穿みどりかくおび雕弓りょうまたがくら勒馬,聽候指揮しきみさお傳令でんれい曰:「有能ゆうのうちゅう垛紅しんしゃそく以錦ほうたまもの。如射なかばっすい一良かずよし。」號令ごうれいかたべにほうたいちゅう,一個少年將軍驟馬而出。眾視,乃曹きゅう也。きゅう飛馬ひうま往來おうらい,奔馳さん,扣上,拽滿ゆみいち正中せいちゅうべにしんかねひとし,眾皆かつ冞。曹操そうそう於臺じょう望見ぼうけん大喜だいぎ,曰:「此吾千里せんりこま也!」かたよく使じんにしきほうあずか曹休,只見ただみほうたいちゅういち飛出とびでさけべ曰:「丞相じょうしょうにしきほうごうゆずるおれがいせい先取せんしゅ宗族そうぞくちゅうむべ攙越。」

7 曹操そうそうだいえん... :
みさお其人,乃文聘也。眾官曰:「且看ぶんなかぎょうしゃほう。」ぶん聘拈ゆみたていちまたちゅうべにしん。眾皆喝采かっさいきむみだれ。聘大呼たいこ曰:「かいほうらい!」只見ただみくれないほうたいちゅうまた一將飛馬而出,厲聲曰:「ぶんれつさきなんじなんとく爭奪そうだつわがあずか兩個りゃんこかい!」曳滿ゆみいち,也中べにしん。眾人ひとしこえ喝采かっさい其人,乃曹ひろし也。ひろしかたほっほう只見ただみみどりほうたいうらまたいちはたあげゆみさけべ曰:「你さんにんほうなんそくためわがらい!」眾視,乃張郃也。郃飛翻身ほんしんいち,也中べにしん。四枝箭齊齊的攢在紅心裏。眾人俱道:「こうほう!」郃曰:「にしきほう須該てき!」

8 曹操そうそうだいえん... :
げん畢,べにほうたいちゅう一將飛馬而出,だいさけべあししょうことわがだつべにしん!」眾視,乃夏こうふち也。ふち驟馬いたりかいこうひもかいいちせいざいよんとうなかかねひとしふち勒馬按弓だいさけべ曰:「此箭だつとくにしきほう麼?」只見ただみみどりほうたいうらいちしょうおうごえ而出,だいさけべ:「且留ほうあずかわがじょあきら!」ふち曰:「なんじさらゆうなんしゃほうだつわがほう?」あきら曰:「なんじしゃべにしん不足ふそくためことわれたんにしきほう!」ひねゆみ搭箭,はるかのぞむやなぎじょう恰好かっこうだんやなぎじょうにしき墜地。じょあきらとべにしきほう,披於身上しんじょう,驟馬いたりだいぜんこえ喏曰:「しゃ丞相じょうしょうほう!」曹操そうそうあずか眾官しょうともあきら纔勒ようかい猛然もうぜんだいあたり躍出おどりでいちみどりほう將軍しょうぐん大呼たいこ曰:「你將にしきほううら早早はやばやとめあずかわが!」眾視,乃許褚也。あきら曰:「ほうやめざい此,なんじなん強奪ごうだつ!」褚更回答かいとう,竟飛らいだつほうりょううま相近すけちかじょあきら便びんゆみもと褚。褚いち按住ゆみじょあきら拖離くら轎。あきらきゅう棄不りょうゆみ翻身ほんしん下馬げば,褚亦下馬げば兩個りゃんこ揪住廝打。みさお急使きゅうしじんかいひらきりょうにしきほうおのれ扯得粉碎ふんさいみさおれいにん上臺うわだいじょあきら睜眉いかもと褚切咬牙:かくゆうしょう鬥之みさおわらい曰:「とくおおやけとういさむみみあに惜一にしきほう哉?」便びんきょうしょしょうつき上臺うわだいかくたまもの蜀錦しょっきん一疋いっぴきしょしょう各各おのおのしょうしゃみさおいのちかく而坐。らくごえきおいそう水陸すいりくなみひね文官ぶんかん武將ぶしょう盞,獻酬けんしゅう交錯こうさく

9 曹操そうそうだいえん... :
みさお顧謂眾文かん曰:「武將ぶしょうすんで騎射きしゃためらくあしあらわいさむ矣。おおやけとうみな飽學とう此高だいすすむけいあきら以紀一時之勝事乎?」眾官みな躬身而言曰:「ねがいしたがえひとしいのち。」

10 曹操そうそうだいえん... :
どきゆうおうあきら,鍾繇,おうつばらちんいちはん文官ぶんかんしんけんじあきらちゅうゆうしょう頌曹みさお功德くどく巍巍ぎぎごうとう受命じゅめい曹操そうそうとげ一覽いちらん畢,わらい曰:「諸公しょこう佳作かさくほまれ甚矣。ほん陋,はじめ舉孝かどこう值天大亂たいらんちく精舍しょうじゃ於譙東五十里ひがしいかりよくはるなつ讀書どくしょ秋冬あきふゆしゃりょう,以待天下でんかきよしひらぽう出仕しゅっしみみ不意ふい朝廷ちょうていちょうためてんぐんこうじょうとげさら其意,せんほしため國家こっか討賊りつこう死後しごとくだいはかどう曰:『かんせい西にし將軍しょうぐん曹侯はか』,平生ひらおねがいあし矣。ねん討董たく,剿黃はば以來いらいじょ袁術,やぶりょぬのめつ袁紹,ていりゅうひょうとげひら天下てんかため宰相さいしょう人臣じんしんやめまたふくなんもち哉?如國家こっかいちにんせい不知ふちいく人稱にんしょうみかどいく人稱にんしょうおうあるけんじゅう,妄相忖度そんたくうたぐゆうしん,此大謬也。つねねん孔子こうししょうぶんおういたり,此言耿耿ざいしんただしよく捐兵眾,かえり就所ふう武平ぶへいこうしょくじつ不可ふかみみまことおそれいちかいへいためじんしょがいはいそく國家こっかかたぶけ危,以不とく慕虛めい而處じつわざわい也。諸公しょこう無知むちしゃ。」眾皆おこりはい曰:「雖伊いんしゅうこう及丞しょう矣。」後人こうじんゆう曰:
しゅうこう恐懼きょうく流言りゅうげんおう莽謙きょう下士かしかり使つかい當年とうねん便びん一生いっしょう真偽しんぎゆうだれ

11 曹操そうそうだいえん... :
曹操そうそうれんいんさかずき不覺ふかく沈醉ちんすい,喚左右さゆうぼう筆硯ひっけんまたよくさくどうすずめだいつよし纔下ひつゆるがせほう:「ひがしくれ使はな歆表はたりゅう備為荊州まきまごけん以妹よめりゅう備,かんじょう九郡大半已屬備矣。」みさお聞之,腳慌みだれとうひつ於地。ほど昱曰:「丞相じょうしょうざいまんぐんなかせき交攻さい嘗動しんこん聞劉備得りょう荊州,何故なぜ如此しつおどろき?」みさお曰:「りゅう備人ちゅう龍也たつや生平おいだいら嘗得すいこんとく荊州,こまりゅうにゅう大海たいかい矣。やすとく不動ふどうしん哉!」ほど昱曰:「丞相じょうしょう知華ちか來意らいい?」みさお曰:「未知みち。」昱曰:「まごけんほんりゅう備,よく以兵おさむただしこわすすむ相乘そうじょうきょ而擊,こんはな歆為使おもてこもりゅう備。以安備之しん,以塞丞相じょうしょうもちみみ。」

12 曹操そうそうだいえん... :
みさお點頭てんとう曰:「是也これや。」昱曰:「ぼうゆういちけい使つかいまごりゅうあい吞併,すすむ相乘そうじょうあいだ,一鼓而二敵俱破。」みさお大喜だいぎとげとい其計。ほど昱曰:「ひがしくれしょ倚者,しゅう瑜也。丞相じょうしょういまひょうそうしゅう瑜為みなみぐん太守たいしゅほどあまねため江夏えなつ太守たいしゅとめはな歆在しゅう瑜既りょうみなみぐんいよいよおもえほう讎,とげ上書うわがきくれこう,乞命魯肅去討還荊州。まごけん乃命肅曰:「なんじむかし荊州あずかりゅう備,こん遷延せんえんかえとうまちなん?」肅曰:「文書ぶんしょじょう明白めいはくうつしちょとくりょう西川にしかわ便びんかえ。」けんしか曰:「ただせつ西川にしかわいたりいままた不動ふどうへい不等ふとうろうりょうじん!」肅曰:「ぼうねがい往言。」とげとう荊州而來。

13 曹操そうそうだいえん... :
卻說げんとくあずか孔明こうめいざい荊州こう聚糧そう調練ちょうれん軍馬ぐんば遠近えんきん士多したゆるがせほう魯肅到,げんとくとい孔明こうめい曰:「けい此來なん?」孔明こうめい曰:「さくしゃまごけんひょうしゅおおやけため荊州まき,此是懼曹みさおけいみさおふうしゅう瑜為みなみぐん太守たいしゅ,此欲れいわが兩家りょうけあい吞併,こう於中こと也。こん魯肅此來,またしゅう瑜既受太守之もりゆきしょくようらいさく荊州。」げんとく曰:「なに以答?」孔明こうめい曰:「わか提起ていき荊州ことしゅおおやけ便びんこえだい哭。哭到悲切しょあきら出來できかいすすむ。」けいかいやめじょうせっ魯肅入府にゅうふれい畢,敘坐。肅曰:「今日きょうすめらぎ叔做りょうひがしくれ女婿じょせい便びん魯肅主人しゅじん如何いか敢坐?」げんとくわらい曰:「けいあずかわが舊交きゅうこうなに必太けん?」肅乃就坐。ちゃやめ,肅曰:「いまたてまつほうひとしいのちせんため荊州一事いちじ而來。すめらぎ叔已じゅうおおときこうむかえこんすんで兩家りょうけゆいおやとうしんじょうめんじょう早早はやばや交付こうふ。」げんとく聞言,掩面だい哭。肅驚曰:「すめらぎ叔何如此?」げんとく哭聲ぜっ孔明こうめいしたがえへい曰:「あきら聽之ひさ矣。けいわれ主人しゅじん哭的緣故えんこ麼?」肅曰:「ぼうじつ不知ふち。」孔明こうめい曰:「ゆうなんなん當初とうしょわが主人しゅじん荊州もと取得しゅとく西川にしかわ便びんかえ仔細しさいそうらいえきしゅうりゅうあきらわが主人しゅじんおとうと一般いっぱんみやこただしかんちょう骨肉こつにくわかようきょうへいしろこわ外人がいじんつばののしわかようかえりょう荊州,何處どこやすわかかえとき,於尊しゅうとめんじょうまたこうことりょうなんいん此淚つうちょう。」孔明こうめいせつやめさわどうげんとく衷腸,真個しんこ搥胸ひたぶるあしこえだい哭。魯肅すすむ曰:「すめらぎ叔且きゅう煩惱ぼんのうあずか孔明こうめいしたがえ長計ちょうけい。」孔明こうめい曰:「ゆうはんけいかいくれこう,勿惜一言いちげんろうはた此煩惱情ぶしこんつげくれこうさいよういく。」肅曰:「倘吳こうしたがえ,如之奈何いかん?」孔明こうめい曰:「くれこうすんで以親いもうと聘嫁すめらぎ叔,やすしたがえ乎?もちけい善言ぜんげんかいくつがえ。」

14 曹操そうそうだいえん... :
魯肅寬仁かんじん長者ちょうじゃげんとく如此あいつうただとくおうまことげんとく孔明こうめいはいしゃうたげ畢,おく魯肅下船げせん。逕到しばくわりょうしゅう瑜,げん其事。しゅう瑜頓あし曰:「けいまたちゅうしょかずらあきらけい也!當初とうしょりゅう備依りゅうひょうつねゆう吞併なにきょう西川にしかわりゅうあきら乎?此推調ちょうめんるい及老けい矣。われゆういちけい使つかいしょかずらあきら不能ふのうわれさんちゅうけい便びんとういちぎょう。」肅曰:「ねがい聞妙さく。」瑜曰:「けい必去くれこうさい荊州たいりゅう備說:まごりゅう兩家りょうけすんでゆいためおや便びん一家いっかわかりゅうしのべ西川にしかわわがひがしくれおこりへい取得しゅとく西川にしかわ,以作よめ,卻把荊州交還ひがしくれ。」肅曰:「西川にしかわ迢遞,これえきとく此計,莫非不可ふか?」瑜笑曰:「けい長者ちょうじゃ也。你道わが真個しんこ西川にしかわあずかわがただ以此ためめいじつほっ荊州,且教準備じゅんびひがしくれ軍馬ぐんばおさむ川路かわじ荊州,就問さくようぜにかてりゅう備必しか出城でしろろうぐんじょういきおいころせこれ奪取だっしゅ荊州,ゆきわれ恨,かい足下あしもとわざわい。」魯肅大喜だいぎ便びん再往さいおう荊州らいげんとくあずか孔明こうめい商議しょうぎ孔明こうめい曰:「魯肅必不曾見くれこうただいたしばくわかずあまね瑜商りょうりょう甚計さくらいさそえわがみみただしせつてきばなししゅおおやけただわが點頭てんとう便びん滿まんくちおううけたまわ。」けいかいやめじょう,魯肅いれれい畢,曰:「くれこう甚是稱讚しょうさんすめらぎ盛德せいとくとげあずかしょしょう商議しょうぎおこりへいがえすめらぎ叔收かわりょう西川にしかわ,卻換荊州,以西いせいかわけんとうよめただし軍馬ぐんば經過けいか,卻望おう些錢かて。」孔明こうめい聽了,せわし點頭てんとう曰:「なんとくくれこうこうしん!」げんとく拱手こうしゅしょうしゃ曰:「此皆けい善言ぜんげんちから。」孔明こうめい曰:「如雄いたそくとうとおせっ稿こうろう。」魯肅くらうたげやめかいげんとくとい孔明こうめい曰:「此是なん?」孔明こうめいだいわらい曰:「しゅう瑜死日近ひぢかい矣!這等けいさく小兒しょうに也瞞!」げんとくまたとい如何いか孔明こうめい曰:「此乃『かりめつ虢』けい也。虛名きょめいおさむがわ實取みどり荊州。ひとしおもこう出城でしろろうぐんじょうぜい拏下,ころせ入城にゅうじょうらいおさむ其無備,不意ふい也。」げんとく曰:「如之奈何いかん?」孔明こうめい曰:「しゅおおやけひろしこころただ準備じゅんび窩弓以擒猛虎もうこやすはいえさ以釣鰲魚。とうしゅう到來とうらい便びん不死ふし,也九分くぶ。」便びん喚趙くも聽計:「如此如此,其餘わがゆう擺布。」げんとく大喜だいぎ後人こうじんゆう歎曰:
しゅう瑜決さく荊州,しょかずらさきだい一籌いっちゅうゆびもち長江ちょうこうえさ穩,不知ふちくらうら釣魚ちょうぎょかぎ

15 曹操そうそうだいえん... :
卻說魯肅かいしゅう瑜,せつげんとく孔明こうめい歡喜かんきうたぐ準備じゅんび出城でしろろうぐんしゅう瑜大わらい曰:「はららいこんばん也中りょうわれけい!」便びんきょう魯肅稟報くれこうなみほどひろし引兵せっおうしゅう瑜此かさやめややひらたいよいよ無事ぶじ使つかいあまやすしため先鋒せんぽうあずかじょもりちょうたてまつためだい;淩統,りょこうむためたい水陸すいりく大兵だいひょうひゃくまんもち荊州而來。しゅう瑜在せんちゅうふく歡笑,以為孔明こうめいちゅうけいぜんぐんいたりなつこうしゅう瑜問:「荊州有人ゆうじんざいぜん面接めんせつ?」にんほう:「りゅうすめらぎ叔使糜竺來見くるみとく。」瑜喚いたりもんろうぐん如何いか。糜竺曰:「しゅおおやけみな準備じゅんびやすはいりょう。」瑜曰:「すめらぎ叔何ざい?」竺曰:「ざい荊州城門じょうもん相等そうとうあずかとく盞。」瑜曰:「こんためなんじこと出兵しゅっぺい遠征えんせいろうぐんれいきゅうどく輕易けいい。」糜竺りょうりょう言語げんごさきかいせんせん密密みつみつはいざい江上こうじょう而進。いたり公安こうあん並無ならびな一雙いっそう軍船ぐんせんまた一人ひとりとおせっしゅう瑜催せんそくぎょうはなれ荊州じゅうあまりさと只見ただみ江面えづらじょうしずか蕩蕩とうとうてき。哨探てき回報かいほう:「荊州城上じょうかみ,插兩めん白旗はっきなみいちにんかげ。」瑜心うたぐきょうせんはたがんおや上岸かみきし乘馬じょうばたいりょうあまやすしじょもりちょうたてまついちはんぐんかん,引親ずいせいぐんさんせんにん,逕望荊州らいすんでいたり城下じょうかなみ動靜どうせい。瑜勒じゅうれいぐんさけべもん城上じょうかみといだれにんくれぐんこたえ曰:「ひがしあまねとくおや此。」げん畢,ゆるがせ一聲いっせい梆子ひびき城上じょうかみ一齊都豎起鎗刀。てきろうじょうちょう雲出くもいで曰:「とく此行,はしてきためなに?」瑜曰:「われがえなんじおも西川にしかわなんじあになお未知みち耶?」くも曰:「孔明こうめい軍師ぐんしやめとくかりめつ虢』けいとめちょうくもざい此。われぬし公有こうゆうごと:『あずかりゅうあきらみなかんしつそうちかしあんしのぶ而取西川にしかわわかなんじひがしくれはしてきしょくわれとう披髮入山にゅうざんしつしん於天也。』」しゅう瑜聞,勒馬便びんかい只見ただみ一人ひとりちょれい,於馬ぜんほうせつ:「さがせとくよん軍馬ぐんば一齊いっせい殺到さっとうせきぼうしたがえこうりょうころせらいちょうしたがえ秭歸ころせらいちゅうしたがえ公安こうあんころせらいのべしたがえつねりょう小路こうじころせらい:四路正不知多少軍馬。喊聲かんせい遠近えんきん震動しんどうひゃくあまりさとみなげんよう捉周瑜。」瑜馬じょうだいさけべ一聲いっせい鎗復きれ,墬於馬下まおろしせい:一著掑高難對敵,いくばん算定さんていそうなりそら不知ふちしゅう瑜性いのち如何いか,且看ぶんかい

URN: ctp:sanguo-yanyi/ch56