(Translated by https://www.hiragana.jp/)
Romance of the Three Kingdoms : 曹丕廢帝篡炎劉,漢王正位續大統 - Chinese Text Project
Follow us on Facebook to receive important updates Follow us on Twitter to receive important updates Follow us on sina.com's microblogging site to receive important updates Follow us on Douban to receive important updates
Chinese Text Project
-> -> -> 曹丕廢帝はいてい篡炎りゅうかんおうただしぞくだいみつる

《曹丕廢帝はいてい篡炎りゅうかんおうただしぞくだいみつる

1 曹丕廢帝はいてい... :
卻說はな歆等いちはん文武ぶんぶにゅうけんじみかど。歆奏曰:「ふく睹魏おうとう以來いらいとくぬの四方しほうひとし及萬ぶつえつちょういま,雖唐おそれ以過此。群臣ぐんしん會議かいぎげんかん祚已おわりもち陛下へいかこう堯、しゅんこれどう,以山川やまかわ社稷しゃしょくぜんあずかおう上合かみあい天心てんしんしたあい民意みんいのり陛下へいかあんとおる清閒せいまぶく祖宗そそう幸甚こうじん生靈いきりょう幸甚こうじんしんとう議定ぎていとくらい奏請そうせい。」

2 曹丕廢帝はいてい... :
みかど聞奏だいおどろきはん無言むごん,覷百かん而哭曰:「ちんそう高祖こうそひさげさんしゃくけんへびおこりよしたいらしんめつすわえ創造そうぞうもとぎょうせいすべ相傳そうでんよんひゃくねん矣。ちん不才ふさいはつあくあんしのぶはた祖宗そそう大業おおわざとうあいだ棄了?なんじ百官再從公計議。」

3 曹丕廢帝はいてい... :
はな歆引ふくもとしばきん前奏ぜんそう曰:「陛下へいかわか不信ふしんといにん。」ふくそう曰:「おう即位そくい以來いらい麒麟きりんくだなま鳳凰ほうおうらいりゅう出現しゅつげんよしみ禾蔚せい甘露かんろ下降かこう:此是上天じょうてんしめせみず當代とうだいかんぞう也。」

4 曹丕廢帝はいてい... :
もとしばまたそう曰:「しんとう職掌しょくしょうつかさたかしよるかんいぬいぞうえんかんすうやめおわり陛下へいかみかどぼし隱匿いんとく不明ふめいこくいぬいぞうごくてん察地,げんなんつきさらけんじょうおう讖。其讖曰:『おにざいあたりしょうれん當代とうだいかんげんげんざいひがしうまざい西にしりょう日並ひなみこう上下じょうげうつり。』以此ろん陛下へいかはやぜん。『おにざいあたり』,『ゆだねしょうれん』,たかし也;『ごとざいひがしうまざい西にし』,乃『もと也;『りょう日並ひなみこう上下じょうげうつり』,乃『あきら也:此是ざいもとあきらおう受漢ぜん也。ねがい陛下へいか察之。」

5 曹丕廢帝はいてい... :
みかど曰:「祥瑞しょうずい讖,みな虛妄きょもうこと奈何いかん以虛妄之ごと,而遽よくちんしゃ祖宗そそうもとぎょう乎?」おうあきらそう曰:「いにしえ以來いらいゆうきょう必有はいゆうもり必有おとろえあにゆうほろびこれこく不敗ふはいいえ乎?かんしつ相傳そうでんよんひゃくねんのべいたり陛下へいかすうやめつきむべはや退避たいひ不可ふか遲疑ちぎおそすなわちせいへん矣。」みかどだい哭,いれ殿どのりょう百官ひゃっかん哂笑而退。

6 曹丕廢帝はいてい... :
つぎ官僚かんりょうまたしゅう於大おだい殿どのれい宦官かんがんにゅう請獻みかどみかどゆう懼不敢出。曹后曰:「百官請陛下設朝,陛下へいか何故なぜ推阻?」みかど泣曰:「なんじけいよく篡位,れい百官ひゃっかんしょう逼,ちん不出ふしゅつ。」曹后だいいか曰:「われけい奈何いかんため此亂ぎゃくこと耶!」

7 曹丕廢帝はいてい... :
げん畢,只見ただみ曹洪、曹休帶劍たいけん而入,請帝殿どの。曹后だいののし曰:「俱是なんじとうらんぞくまれ富貴ふうききょうみやつこぎゃくはかりごとわれちちこうぶた寰區,ふるえ天下でんかしか且不敢篡竊神こんわれけい嗣位いく,輒思篡漢,すめらぎてん必不祚爾!」げんやめ痛哭つうこくにゅうみや左右さゆう侍者じしゃみな歔欷きょき流涕りゅうてい

8 曹丕廢帝はいてい... :
曹洪、曹休りょく請獻みかど殿どのみかど逼不ただとく更衣ころもがえ出前でまえ殿どのはな歆奏曰:「陛下へいかしんとう昨日きのうめん遭大。」みかどつう哭曰:「きょうとうみなしょくかん祿ろくひさ矣;ちゅうあいだ有漢うかんちょう功臣こうしん子孫しそんなににんさく此不しんこと?」歆曰:「陛下へいかわかしたがえ眾議,こわ旦夕たんせきしょう牆禍おこりしんとう不忠ふちゅう於陛也。」みかど曰:「だれ敢弒ちん耶?」歆厲ごえ曰:「天下てんかこれにんみな陛下へいか無人むじんくんぶく,以致四方しほう大亂たいらんわかおう在朝ざいちょう,弒陛しゃなにとめいちにん陛下へいかなお不知ふちおんほうほんちょくよくれい天下てんかじんども陛下へいか耶?」

9 曹丕廢帝はいてい... :
みかどだいおどろきはらいそで而起。おうあきら以目はな歆。歆縱こうまえ,扯住りゅうほう變色へんしょく而言曰:「もとあずかもとはやはつ一言いちげん!」みかど戰慄せんりつ不能ふのうこたえ。曹洪、曹休拔劍ばっけん大呼たいこ曰:「たからろうなんざい?」弼應ごえ曰:「たからろうざい此!」曹洪さくようだま璽。弼叱曰:「たま璽乃天子てんしたからやすとく擅索!」ひろしかつれい武士ぶし推出これ弼大ののしぜっこう而死。後人こうじんゆうたたえ曰:かん宄專けんかんしつほろび詐稱さしょうぜんこうおそれとう滿まんあさひゃく辟皆みこと,僅見忠臣ちゅうしんたからろう

10 曹丕廢帝はいてい... :
みかど顫慄やめ只見ただみ階下かいか披甲ほこすうひゃく餘人よにんみなへいみかど泣謂群臣ぐんしん曰:「ちんねがいはた天下てんかぜん於魏おうこうとめざん喘,以終てんねん。」賈詡曰:「おう必不陛下へいか陛下へいかきゅうくだみことのり,以安眾心。」みかどただとくれいひねぐんくさぜんこくみことのりれいはな歆齎ささげみことのり璽,引百官直至魏王宮獻納。曹丕大喜だいぎひらき讀詔曰:

11 曹丕廢帝はいてい... :
ちん在位ざいいさんじゅうねん,遭天とろけくつがえさいわいよりゆき祖宗そそうれい,危而ふくそんしかいまおおせ天象てんしょう,俯察民心みんしんほのおせいすうすんでおわりぎょううんざい乎曹以前いぜんおうすんでじゅかみ武之たけゆきあとこんおうまた光耀こうよう明德めいとく,以應其おうご歷數れきすう昭明しょうめいしん可知かち矣。おっと大道だいどうこれぎょう天下てんかためこうから堯不わたし於厥,而名播於無窮むきゅうちん竊慕焉。こん其追かかと堯典,ぜん於丞しょうおうおう其毋!」

12 曹丕廢帝はいてい... :
曹丕聽畢,便びんよく受詔。司馬しば懿諫曰:「不可ふか:雖然みことのり璽已いたり殿下でんかむべ且上ひょうけんやめ,以絕天下でんかそし。」丕從れいおうあきら作表さくひょう自稱じしょうとくうす,請別もとめ大賢たいけん以嗣てんみかどらんひょうこころ甚驚うたぐいい群臣ぐんしん曰:「おう謙遜けんそん,如之奈何いかん?」はな歆曰:「むかしたけおう受王爵之さん而詔もとしかこう受之。こん陛下へいかさいくだみことのりおうとうまことしたがえ。」

13 曹丕廢帝はいてい... :
みかどとくやめまたれい桓楷くさみことのりこうびょう使ちょうおとぶしたてまつ璽至王宮おうきゅう。曹丕ひらき讀詔曰:
「咨爾おう上書うわがき謙讓けんじょうちん竊為かんどうりょうおそためやめひさしさいわいよりゆきたけおうみさおとく膺符うん,奮揚神武じんむ芟除さんじょ兇暴きょうぼうせいじょうなつこんおう丕纘承前しょうぜんいとぐち至德しとく光昭みつあきこえきょう四海しかいじんふうおうぎはちてん曆數れきすう實在じつざいしか躬。むかしおそれしゅんゆう大功たいこうじゅう,而放くんぜん以天だい禹有疏導績,而重はなぜん以帝かんうけたまわ堯運,ゆうでんきよしじゅんれい祇,紹天明てんめいいのち使つかいぎょうたけ大夫たいふちょうおとぶしたてまつ皇帝こうてい璽綬。おう其受!」

14 曹丕廢帝はいてい... :
曹丕せっみことのり欣喜きんきいい賈詡曰:「雖ゆうみことのりしかおわりおそれ天下でんか後世こうせいめん篡竊めい也。」詡曰:「此事ごくえきさいいのちちょうおと齎回璽綬,卻教はな歆令かんみかどちくいちだいめい受禪じゅぜんだい』;吉日きちじつ良辰りょうしんしゅう大小だいしょう公卿くぎょうつきいた臺下だいかれい天子てんしおやたてまつ璽綬,ぜん天下でんかあずかおう便びん以釋ぐんうたぐ而絕眾議矣。」

15 曹丕廢帝はいてい... :
丕大そくれいはりおんささげかい璽綬,仍作ひょうけんおとかいそうけんじみかどみかどとい群臣ぐんしん曰:「おうまたゆずる,其意わかなに?」はな歆奏曰:「陛下へいかちくいちだいめい曰『受禪じゅぜんだい』,聚集公卿くぎょう庶民しょみん明白めいはくぜんそく陛下へいか子子孫孫ししそんそん,必蒙おん矣。」みかどしたがえこれ,乃遣ふとつねいんかんぼく於繁ちくおこりさんそう高臺たかだいじゅうがつ庚午こうごとら禪讓ぜんじょう

16 曹丕廢帝はいてい... :
いたりけんじみかど請魏おう曹丕とうだい受禪じゅぜん臺下だいかしゅう大小だいしょう官僚かんりょうよんひゃくあまりいんはやしとら賁禁ぐんさんじゅうあまりまんみかどおやささげたま璽奉曹丕。丕受臺下だいか群臣ぐんしん跪聽さつ曰:
「咨爾おうむかししゃから堯禪於虞しゅんしゅんまた以命禹:天命てんめい於常,おもんみ有德うとくかんどうりょうおそせいしつ其序;くだ及朕躬,大亂たいらんしげる昏:ぐんきょうほしいままぎゃく,宇內顛覆てんぷくよりゆきたけおう神武じんむ,拯玆なん四方しほうおもんみきよしなつ,以保綏我宗廟そうびょうあにいちにん乂,俾九ふくじつ受其たまものこんおう欽承ぜんいとぐちひかり於乃とく;恢文武之たけゆき大業おおわざあきらなんじこうひろしれつ皇靈こうれいくだみずにんしんつげちょう;誕惟あきらさいすずちんいのち。僉曰:なんじかつきょう於虞しゅんようりつわがからてんけいへりくだなんじ。於戲!てん歷數れきすうざいなんじ躬,きみ其祗じゅん大禮たいれいきょう萬國以肅承天命!」

17 曹丕廢帝はいてい... :
讀冊やめ畢,おう曹丕そく受禪じゅぜん大禮たいれいのぼりりょう帝位ていい。賈詡引大しょう官僚かんりょうあさ於臺あらためのべやすし元年がんねんためはつ元年がんねん國號こくごうだい。丕即でんむね大赦たいしゃ天下でんかおくりなちち曹操そうそうためふとしたけ皇帝こうていはな歆奏曰:「『てんにちみん二王におう』。かんみかどすんでぜん天下でんかむべ退すさ就藩ふく。乞降あかりむね安置あんちりゅう於何?」

18 曹丕廢帝はいてい... :
げん訖,扶獻みかど跪於臺下だいか聽旨。丕降むねふうみかどため山陽さんようこう即日そくじつ便びんぎょうはな歆按けんゆびみかど,厲聲而言曰:「だていちみかどはいいちみかどいにしえ常道じょうどう今上きんじょう仁慈じんじにん加害かがいふうなんじため山陽さんようこう今日きょう便びんぎょうせん召不もと入朝にゅうちょう!」けんじみかど含淚はいしゃ上馬かみうま而去。臺下だいか軍民ぐんみんじんとうこれきずかんやめ。丕謂群臣ぐんしん曰:「しゅん、禹之ごとちん知之ともゆき矣!」群臣ぐんしんみなよびまんさい後人こうじんかん受禪じゅぜんだいゆう歎曰:りょうかん經營けいえいごと頗難,一朝いっちょうしつ卻舊江山えやまはつよくがくからおそれごと司馬しば將來しょうらいさくさま

19 曹丕廢帝はいてい... :
百官請曹丕答謝天地。丕方はいゆるがせしかだいまえめくおこりいちじんかいふう砂走すなばしりせききゅう如驟對面たいめんだいじょうしょくつきみな吹滅。丕驚倒きょうとう於臺じょう百官ひゃっかんきゅうすくい下臺しもだいはん晌方醒。侍臣じしん扶入宮中きゅうちゅう數日すうじつ不能ふのうしつらえあさこうびょうややほういずる殿どの群臣ぐんしん朝賀ちょうがふうはな歆為おうあきらためそら大小だいしょう官僚かんりょういちいち陞賞。丕疾痊,うたぐもとあきら宮室きゅうしつ妖,乃自もと昌幸まさゆき洛陽らくようだいけん宮室きゅうしつ

20 曹丕廢帝はいてい... :
有人ゆうじんいた成都せいとほうせつ曹丕自立じりつためだい皇帝こうてい,於洛ぶたづくり宮殿きゅうでん;且傳言でんごんかんみかどやめぐうがいかんちゅうおう聞知ぶんち痛哭つうこく終日しゅうじつしたれい百官ひゃっかん挂孝,はるかのぞむしつらえさいうえたかしおくりな曰「こう皇帝こうてい」。げんとくいん憂慮ゆうりょ,致染なりやまし不能ふのう理事りじ政務せいむみなたくあずか孔明こうめい孔明こうめい與太よたでんもとやすしひかり祿ろく大夫たいふ譙周商議しょうぎげん天下でんか不可ふかいちにちくんよくたかしかんちゅうおうためみかど。譙周曰:「きんゆうさちふうけいくもみず成都せいと西にし北角きたずみゆうすうじゅうたけおき霄而おこりみかど星見ほしみ於畢、すばるこれぶん煌煌こうこう如月きさらぎ:此正おうかんちゅうおうとうそく帝位ていい,以繼かんみつるさらふくなにうたぐ?」

21 曹丕廢帝はいてい... :
於是孔明こうめいあずかもとやすし,引大しょう官僚かんりょう上表じょうひょう,請漢ちゅうおうそく皇帝こうていかんちゅうおうらんひょうだいおどろき曰:きょうとうほっおちいため不忠ふちゅう不義ふぎひと耶?」孔明こうめいそう曰:「也:曹丕篡漢自立じりつしゅ上乃うえのかんしつ苗裔びょうえいあいつぎすべ以延かんまつ。」かんちゅうおう勃然ぼつぜん變色へんしょく曰:「あにこう逆賊ぎゃくぞく所為しょい!」はらいそで而起,にゅう後宮こうきゅう。眾官みな

22 曹丕廢帝はいてい... :
さんにち孔明こうめいまた引眾かん入朝にゅうちょう,請漢ちゅうおう。眾皆はいふく於前。もとやすしそう曰:「こんかん天子てんしやめ曹丕しょ弒,主上しゅじょうそく帝位ていいきょう討逆,とくため忠義ちゅうぎ也。こん天下てんかよくおうじょうためくんこう皇帝こうていゆき恨。わかしたがえしんとうしょしつ民望みんぼう矣。」かんちゅうおう曰:「雖是けいみかどまごなみ有德うとくさわ以布於民,いま一旦いったん自立じりつためみかどあずか篡竊なんこと?」孔明こうめいすすむ數次すうじかんちゅうおうけんしたがえ孔明こうめい乃設いちけいいい眾官曰:「如此如此。」於是孔明こうめいたくびょう不出ふしゅつ

23 曹丕廢帝はいてい... :
かんちゅうおう孔明こうめいびょうあつしおやいた府中ふちゅう直入なおいり榻邊とい曰:「軍師ぐんし所感しょかんなんやまし?」孔明こうめいこたえ曰:「ゆうこころ如焚,いのちひさ矣。」かんちゅうおう曰:「軍師ぐんししょゆう何事なにごと?」れんといすう孔明こうめいただ推病じゅう瞑目めいもくこたえかんちゅうおう再三さいさん請問。孔明こうめい喟然歎曰:「しんちがやいおりとくぐう大王だいおうそうずいいたりいまげん聽計したがえこんこう大王だいおうゆう兩川りょうかわこれまけしん夙昔げん目今もっこん曹丕篡位,かんまつはた文武ぶんぶ官僚かんりょう,咸欲たてまつ大王だいおうためみかどめつきょうりゅうとも功名こうみょうそう大王だいおうけん肯,眾官みなゆう怨心,ひさ必盡矣。わか文武ぶんぶみならいおさむ兩川りょうかわなんたもてしんやすゆう乎?」かんちゅうおう曰:「われ推阻,おそれ天下てんかじん議論ぎろんみみ。」孔明こうめい曰:「聖人せいじんうん:『めい不正ふせいのりげん不順ふじゅんこん大王だいおうめいせいげんじゅんゆうなんあに聞『天與てんよどるはん受其とがめ』?」かんちゅうおう曰:「まち軍師ぐんしびょうぎょうおそ。」

24 曹丕廢帝はいてい... :
孔明こうめい聽罷,したがえ榻上おどしか而起,はた屏風びょうぶいちげき外面がいめん文武ぶんぶ眾官みないれはいふく於地曰:「主上しゅじょうすんでまこと便びん請擇以行大禮たいれい。」かんちゅうおう,乃是ふとでんもとやすしあんかん將軍しょうぐん糜竺、あおころもこうなお舉、いずみこうりゅうひょうべつちょう祚、ちゅう楊洪、曹杜瓊、從事じゅうじちょう爽、ふとしつねきょうよりゆきただしひかり祿ろくきょうけんまつりしゅなん曾、學士がくしいんだまつかさぎょう譙周、だい司馬しばいんじゅんへん將軍しょうぐんちょう裔、しょうおうはかりごと昭文あきふみ博士はかせせき從事じゅうじろうしん宓等眾也。

25 曹丕廢帝はいてい... :
かんちゅうおうおどろき曰:「おちい不義ふぎみなきょうとう也。」孔明こうめい曰:「おうじょうすんでまことしょ請,便びんちくだいよしきょうぎょう大禮たいれい。」即時そくじおくかんちゅうおうかえみや,一面令博士許慈、諫議ろうはじめこうてのひられいちくだい成都せいとたけし擔之みなみ諸事しょじひとし備,かんせいしつらえ鑾駕,むかい請漢ちゅうおう登壇とうだん致祭。譙周ざい壇上だんじょうこうこえ朗讀ろうどく祭文さいぶん曰:
おもんみけんやすじゅうろくねんよんがつ丙午ひのえうまついたちえつじゅうにちちょう皇帝こうてい備,敢昭つげ於皇てんきさきかんゆう天下でんか歷數れきすう疆。曩者,おう莽篡ぬすめ光武みつたけ皇帝こうていふるえいか致誅,社稷しゃしょくふくそんこん曹操そうそう阻兵殘忍ざんにん,戮殺ぬしきさき罪惡ざいあく滔天とうてん操子みさこ丕,肆凶ぎゃく,竊據神器じんぎぐん將士しょうし,以為かんまつ墮廢,備宜延之のぶゆき,嗣武躬行きゅうこう天罰てんばつ。備懼とくかたじけな帝位ていい,詢於庶民しょみんそと及遐あらくんちょう,僉曰:天命てんめい不可ふか以不こたえ祖業そぎょう不可ふか以久かえ四海しかい不可ふか以無ぬし率土そっとしきもちざいいちにん。備畏天明てんめいいのちまた懼高光之みつゆきぎょうはた墜於,謹擇吉日きちじつ登壇とうだんさいつげ,受皇帝こうてい璽綬,なで四方しほう惟神かんながらきょう祚漢えい綏歷ふく!」

26 曹丕廢帝はいてい... :
讀罷祭文さいぶん孔明こうめいりつ眾官きょう上玉じょうだま璽。かんちゅうおう受了,ささげ於壇じょう再三さいさん推讓曰:「備無才德さいとく,請擇ゆう才德さいとくしゃ受之。」孔明こうめいそう曰:「おうじょう平定へいてい四海しかい功德くどくあきら於天きょうだいかん宗派しゅうはむべそくせいやめさいつげ天神てんじんふくなんゆずる焉?」文武ぶんぶかくかんみなよびまんさいはいまいれい畢,改元かいげんあきらたけ元年がんねんだてため皇后こうごう長子ちょうしりゅうぜんため太子たいしふう次子じしりゅうひさしため魯王,りゅうさとしためはりおうふうしょかずらあきらため丞相じょうしょうもとやすしため大小だいしょう官僚かんりょういちいち陞賞。大赦たいしゃ天下でんか兩川りょうかわ軍民ぐんみん欣躍。つぎしつらえあさ文武ぶんぶ官僚かんりょうはい畢,れつためりょうはんさきおもくだみことのり曰:「ちん桃園ももぞのあずかせきちょうゆいよしちかいどう生死せいし不幸ふこうおとうとくもちょうひがしくれまごけんしょがいわかほう讎,めい也。ちんよくおこり傾國けいこくへいおさむひがしくれなまとりこ逆賊ぎゃくぞく,以雪此恨!」げん畢,はんいちにんはいふく於階,諫曰:「不可ふか。」さきおも,乃虎將軍しょうぐんちょうくも也。せい君王くんのう及行てん討,臣下しんか曾聞しん直言ちょくげん未知子みちこりゅうしょ諫若なに,且看ぶん分解ぶんかい

URN: ctp:sanguo-yanyi/ch80