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マイティリー文字もじ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
マイティリー文字もじ
ティルフター文字もじ
「ティルフター」といたれい
類型るいけい: アブギダ
言語げんご: マイティリーサンスクリット
おや文字もじ体系たいけい:
ブラーフミー文字もじ
Unicode範囲はんい: U+11480..U+114DF
ISO 15924 コード: Tirh
注意ちゅうい: このページはUnicodeかれた国際こくさい音声おんせい記号きごう (IPA) をふく場合ばあいがあります。
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マイティリー文字もじまたはティルフター文字もじは、かつてインドビハールしゅうおよび隣接りんせつするネパールマイティリーおよびサンスクリット表記ひょうきのために使つかわれていたブラーフミーけい文字もじ

基本きほんてき文字もじベンガル文字もじているが、子音しいん母音ぼいん記号きごうみあわせたときのかたち結合けつごう子音しいんおおきなちがいがある[1]ひだりからみぎかれるアブギダである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

マイティリー文字もじはらベンガル文字もじ(ガウディー文字もじ)から派生はせいした[2]おもミティラー地方ちほう(ビハールしゅう北部ほくぶ)のバラモンによって使用しようされた[3]。ビハールしゅうとネパールの寺院じいんのこされた碑文ひぶんのうち、最古さいこのものは13世紀せいきにさかのぼる[1]

20世紀せいきなかばにはデーヴァナーガリー使用しよう範囲はんい拡大かくだいし、おおくのきたインドの文字もじとともにマイティリー文字もじはデーヴァナーガリーにとってかわられた[4]

文字もじ名称めいしょうとしてはマイティリー、ミティラークシャル(ミティラーの文字もじ)、ティルフターが使つかわれる。マイティリー歴史れきしてき文字もじでもしるされてきたことから、Unicodeでは文字もじ区別くべつするためにティルフターのかたり使用しようする[1]

Unicode[編集へんしゅう]

2014ねんUnicodeバージョン7.0で、追加ついか多言たげんめんのU+11480..U+114DFに追加ついかされた[5][6]

Tirhuta[7]
  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
U+1148x 𑒀 𑒁 𑒂 𑒃 𑒄 𑒅 𑒆 𑒇 𑒈 𑒉 𑒊 𑒋 𑒌 𑒍 𑒎 𑒏
U+1149x 𑒐 𑒑 𑒒 𑒓 𑒔 𑒕 𑒖 𑒗 𑒘 𑒙 𑒚 𑒛 𑒜 𑒝 𑒞 𑒟
U+114Ax 𑒠 𑒡 𑒢 𑒣 𑒤 𑒥 𑒦 𑒧 𑒨 𑒩 𑒪 𑒫 𑒬 𑒭 𑒮 𑒯
U+114Bx 𑒰 𑒱 𑒲 𑒳 𑒴 𑒵 𑒶 𑒷 𑒸 𑒹 𑒺 𑒻 𑒼 𑒽 𑒾 𑒿
U+114Cx 𑓀 𑓁 𑓂 𑓃 𑓄 𑓅 𑓆 𑓇
U+114Dx 𑓐 𑓑 𑓒 𑓓 𑓔 𑓕 𑓖 𑓗 𑓘 𑓙

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 田中たなか敏雄としお ちょ「インドけい文字もじ発展はってん」、西田にしだ龍雄たつお へん世界せかい文字もじ大修館書店たいしゅうかんしょてん、1981ねん、181-210ぺーじ 
  • Masica, Colin P (1993) [1991]. The Indo-Aryan languages (paperback ed.). Cambridge University Press. ISBN 0521299446 
  • Salomon, Richard (1998). Indian Epigraphy: A Guide to the Study of Inscriptions in Sanskrit, Prakrit, and Other Indo-Aryan Languages. Oxford University Press. ISBN 0195099842 

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]