ルーン文字もじ

ルーン文字もじ
類型るいけい:	アルファベット
言語げんご:	ゲルマン諸語しょご
時期じき:	Elder Futharkは2世紀せいき-
親おやの文字もじ体系たいけい:	フェニキア文字もじ ギリシャ文字もじ エトルリア文字もじ（古こイタリア文字もじ） ルーン文字もじ
子この文字もじ体系たいけい:	Younger Futhark、Anglo-Saxon Futhorc
Unicode範囲はんい:	U+16A0-U+16FF
ISO 15924 コード:	Runr
注意ちゅうい: このページはUnicodeで書かかれた国際こくさい音声おんせい記号きごう (IPA) を含ふくむ場合ばあいがあります。

ゲルマン共通きょうつうルーン文字もじ
第だい1類るい
ᚠ	*Fehu [f]	ᚢ	*Ūruz [u]
ᚦ	*Þurisaz [θしーた]	ᚨ	*Ansuz [a]
ᚱ	*Raiđō [r]	ᚲ	*Kaunan [k]
ᚷ	*Geƀō [ɣ]	ᚹ	*Wunjō [w]
第だい2類るい
ᚺ（ᚻ）	*Haǥ(a)laz [h]	ᚾ	Nauđiz [n]
ᛁ	*Isaz [i]	ᛃ	*Jē2ra- [j]
ᛇ	*Ē2haz [æː]	ᛈ	*Perþō [p]
ᛉ	*Algiz [z]	ᛊ（）	*Sōwilō [s]
第だい3類るい
ᛏ	*Tē2waz [t]	ᛒ	*Berkanan [βべーた]
ᛖ	*Ehwaz [e]	ᛗ	*Mannaz [m]
ᛚ	*Laguz [l]	ᛜ（）	*Ingwaz [ŋ]
ᛟ	*Ōþalan [o]	ᛞ	*Dagaz [ð]
その他たのルーン文字もじ
北欧ほくおうルーン文字もじ
ᛦ（ᛌ）	Yr [ɻ]	ᚴ	Kaun [k, g]
ᛘ	Maðr [m]	ᚭ	Óss [ɑ̃, o]
ᛅ（ᛆ）	Ár [a]	ᛋ（ᛌ）	Sol [s]
アングロサクソンルーン文字もじ
ᚩ	Ōs [o]	ᚪ	Āc [a]
ᚫ	Æsk [æ]	ᚳ	Cēn [k, c, tʃ]
ᛄ	Gēr [j]	ᛡ	Īor [jo]
ᚣ	Ȳr [y]	ᛠ	Ēar [æɑ]
ᛝ	Ing [ŋ]	ᛢ	Cweorð [kw]
ᛣ	Calc [k]	ᛥ（）	Stan [st]
ᚸ	Gar [g]

音素おんそ文字もじの歴史れきし
青銅器せいどうき時代じだい中期ちゅうき-原はらシナイ 前ぜん19-15世紀せいき ウガリット 前ぜん15世紀せいき 原はらカナン 前ぜん14世紀せいき フェニキア 前ぜん11世紀せいき 古こヘブライ 前ぜん10世紀せいき サマリア 前ぜん6世紀せいき アラム 前ぜん9世紀せいき ブラーフミー 前ぜん6世紀せいき （インド系けい） チベット 7世紀せいき クメール 7世紀せいき ジャワ 9世紀せいき 他た多数たすう ヘブライ 前ぜん3世紀せいき シリア 前ぜん2世紀せいき ナバテア 前ぜん2世紀せいき アラビア 4世紀せいき ペルシア 7世紀せいき ウルドゥ 11世紀せいき ターナ 18世紀せいき パフラヴィ 前ぜん2世紀せいき アヴェスタ 4世紀せいき ソグド 突厥 5世紀せいき ウイグル 8世紀せいき (契ちぎり丹に小字こあざ 10世紀せいき) (女おんな真ま小字こあざ 12世紀せいき) モンゴル 13世紀せいき 満まん洲しゅう 16世紀せいき シベ 20世紀せいき トド 17世紀せいき ワキンダラー 20世紀せいき ギリシア 前ぜん9世紀せいき エトルリア 前ぜん8世紀せいき ラテン 前ぜん7世紀せいき ルーン 2世紀せいき オガム 4世紀せいき ゴート 4世紀せいき コプト 300年ねん グルジア 4世紀せいき アルメニア 405年ねん グラゴル 862年ねん キリル 10世紀せいき イベリア 前ぜん6世紀せいき 南みなみアラビア 前ぜん9世紀せいき ゲエズ 前ぜん5–6世紀せいき
メロエ 前ぜん3世紀せいき
カナダ先住民せんじゅうみん 1840年ねん
注ちゅう音おと 1913年ねん

ルーン文字もじ（ルーンもじ）は、ゲルマン人じんがゲルマン諸語しょごの表記ひょうきに用もちいた古ふるい文字もじ体系たいけいであり、音素おんそ文字もじの一種いっしゅである。成立せいりつ時期じきは不明ふめいであるが、確認かくにんされている最初さいしょ期きのルーン銘文めいぶんは1世紀せいき頃ころのものである。ラテン文字もじに取とって代かわられて使用しようされなくなったが、スカンディナヴィアでは中世ちゅうせい後期こうきまで用もちいられた。一部いちぶの地域ちいきではルーンの知識ちしきは初期しょき近代きんだいまで民間みんかんに残存ざんそんしていた。

「ルーン（rune）」という名称めいしょうの語源ごげんとしては、「秘密ひみつ」を意味いみするゴート語ごの runa が挙あげられる（cf. 古こ英語えいご: rūn, 古こノルド語ご: rún）。

解説かいせつ

ルーン文字もじは「呪術じゅじゅつや儀式ぎしきに用もちいられた神秘しんぴ的てきな文字もじ」と紹介しょうかいされることもあるが、実際じっさいには日常にちじょうの目的もくてきで使つかわれており、ルーン文字もじで記しるされた書簡しょかんや荷札にふだなども多数たすう残のこされている。呪術じゅじゅつにも用もちいられていたが、それが盛さかんに行おこなわれるようになったのは、むしろラテン文字もじが普及ふきゅうしルーン文字もじが古ふるめかしくいかにも神秘しんぴ的てきに感かんじられるようになった時代じだいに入はいってからである。

1世紀せいき頃ころに、ギリシア文字もじやラテン文字もじ、北きたイタリア文字もじなどを参考さんこうに、ゲルマン語ごの発音はつおん体系たいけいに合あうよう改変かいへんして成立せいりつしたものと推測すいそくされている。ルーン文字もじの起源きげん説せつとしては、学者がくしゃの間あいだでは北きたイタリア説せつが最もっとも有力ゆうりょくである。世界せかい最古さいこのルーン文字もじは、北きたドイツで出土しゅつどした1世紀せいきの遺物いぶつのブローチに彫ほられたものであるといわれている。その他たにはブラクテアートと呼よばれる薄うすい黄金おうごん製せいの円盤えんばんにルーン文字もじを刻きざんだものが多数たすう発見はっけんされ、護符ごふを兼かねた装飾そうしょく品ひんとして扱あつかわれていた。

個々ここの文字もじをルーンと呼よび、ルーン文字もじのアルファベットを、初はじめの6つのルーンから「フサルク」 (fuþark) と呼よぶ。このうち、第だい3ルーン (þ) はソーン (þorn, þotn) と呼よばれ、現代げんだいでもアイスランド語ごで使つかわれている。

本来ほんらい、木片もくへんなどにナイフで刻きざみつけて表記ひょうきしていた。そのため、木目もくめと紛まぎれて読よみにくくなりがちな横線おうせんが避さけられ、縦たての長ながい線せんと斜ななめの短みじかい線せんとを組くみ合あわせた字形じけいになっている。

ゲルマン共通きょうつうルーン文字もじ

以下いかに、まずゲルマン共通きょうつうルーンの字形じけいを画像がぞうで示しめす。 次つぎに、それぞれの文字もじの一般いっぱんに行おこなわれているラテン文字もじへの転写てんしゃ、推定すいていされている名称めいしょうと意味いみ、推定すいていされている字形じけいの由来ゆらいを示しめす。

ラテン文字もじ転写てんしゃ	名称めいしょう（意味いみ）	表あらわしうる発音はつおん	形かたちの由来ゆらい
f	*fehu（財産ざいさん、家畜かちく。英語えいご: feeやドイツ語ご: Viehの語源ごげん）	[f],[v]	ラテン文字もじFの横線おうせんを斜ななめにした形かたち
u	*ūruz（原はら牛うし）	[u]	ラテン文字もじUを上下じょうげ逆ぎゃくにした形かたち
þ	*þurisaz（巨人きょじん、怪物かいぶつ、古こ英語えいご: þorn（棘とげ、イバラ））	[θしーた],[ð]	棘とげの形かたちか ギリシア文字もじΦふぁいか
a	*ansuz（神祇じんぎ、アース）	[a]	ラテン文字もじAの右みぎ一いち画かくを短みじかくした形かたちか
r	*raidō（騎乗きじょう、乗のり物もの。英語えいご: ride、roadと同どう語源ごげん）	[r]	ラテン文字もじR
k	*kaunan（古こノルド語ご: kaun、腫はれ物もの、苦くるしみ） *kenaz（古こ英語えいご: cén、松まつ、松明たいまつ）	[k]	ラテン文字もじC
g	*gebō（贈おくり物もの。英語えいご: gift、giveと同どう語源ごげん）	[g]	ギリシャ文字もじΧかいか
w	*wunjō（喜よろこび）	[w]	ラテン文字もじVを左ひだりに倒たおした形かたちか
h	*hagalaz（雹、降水こうすい。英語えいご: hailの語源ごげん）	[h]	ラテン文字もじHの横線おうせんを斜ななめにした形かたち
n	*naudiz（欠乏けつぼう、渇望かつぼう。英語えいご: needと同どう語源ごげん）	[n]	ラテン文字もじNの右みぎ一いち画かくを省略しょうりゃく
i	*īsa-（氷こおり。英語えいご: iceの語源ごげん）	[i]	ラテン文字もじI
j	*jēra-（年とし、収穫しゅうかく。英語えいご: yearの語源ごげん）	[j]	不明ふめい
ü、é	*īhwaz（イチイの木き、狩猟しゅりょう・雪ゆき神しんウル)。英語えいご: yewの語源ごげん）	[i]と[e]の間あいだ([ı])に近ちかい音おとと推測すいそくされる。	不明ふめい
p	*perþ-?（不明ふめい、娯楽ごらく?、梨なしの木き?）	[p]	ギリシア文字もじΠぱいを左ひだりに倒たおした形かたちか
z、R	*algiz?（不明ふめい、赤あか鹿しか?、生命せいめい?）	[z]、[r]	不明ふめい
s	*sōwilō（太陽たいよう、太陽たいようの光ひかり）	[s]	ラテン文字もじSを直線ちょくせんで描えがいた形かたち
t	*tīwaz（軍神ぐんしんテュール、争あらそい）	[t]	ラテン文字もじTの横線おうせんを斜ななめにした形かたち
b	*berkanan（樺かばの小枝さえ、春はるの目覚めざめ、豊饒ほうじょう。英語えいご: birchの語源ごげん）	[b]	ラテン文字もじB
e	*ehwaz（馬うま）	[e]	ラテン文字もじEを右みぎに倒たおした形かたち
m	*mannaz（人間にんげん、人間にんげん性せい。英語えいご: manに同おなじ）	[m]	ラテン文字もじM
l	*laguz（水みず。英語えいご: lakeと同どう語源ごげん）	[l]	ラテン文字もじLを上下じょうげ逆ぎゃくにした形かたち
ŋ、ng	*ingwaz（神かみまたは英雄えいゆうの名前なまえか。一説いっせつには豊穣ほうじょう神しんフレイの呼称こしょう）	[ŋ]、[ŋg]	不明ふめい
o	*ōþila-（世襲せしゅうの土地とち、領土りょうど、祖そ土ど）	[o]	ラテン文字もじOを直線ちょくせんで描えがいた形かたち
d	*dagaz（日にち中ちゅう、昼間ひるま。英語えいご: day、ドイツ語ご: Tagなどの語源ごげん）	[d]	ラテン文字もじDを左右さゆう二ふたつ並ならべた形かたちか

この字形じけいはあくまでも一いち例れいである。実際じっさいの文字もじでは、上記じょうきのものが裏返うらがえしになっていたり、 上下じょうげ逆ぎゃくになっていたりしたものもある。

名称めいしょうは、ゲルマン共通きょうつう基もと語ごの再建さいけん形かたち。実際じっさいにどこかに記録きろくされていたものではなく、 あくまでも比較ひかく言語げんご学がく上うえで推定すいていされたものなので、史実しじつとは異ことなる可能かのう性せいもある。 発音はつおんも同様どうようなので、あくまでも近似きんじ値ちと理解りかいされたい。

8世紀せいき頃ころまでゲルマン語ご圏けん全域ぜんいきで使用しようされた。

北欧ほくおうルーン文字もじ

以下いかにまず、表ひょうによって各かく文字もじのラテン文字もじ転写てんしゃ、名称めいしょうと意味いみ、表あらわし得える発音はつおんを示しめす。字形じけいはいくつかあるので、それぞれの項目こうもく毎ごとに画像がぞうで示しめす。

ラテン文字もじ転写てんしゃ	名称めいしょう（意味いみ）	Noreen式しきラテン文字もじ転写てんしゃと表あらわしうる発音はつおん
f	fé （家畜かちく、財産ざいさん）	f[f],[v]
u	úr （ノルウェー語ごで残滓ざんし。アイスランド語ごで霧雨きりさめ）	u[u] ú[u:] y[y] ý[y:] o[o] ó[o:] ø[ø] œ[œ:] v[v],[w]
þ	þurs （巨人きょじん、怪物かいぶつ、魔物まもの）	þ[θしーた] ð [ð]
ą , o	ą´ss , óss （アース神かみ族ぞく）	ą[a:],[ã] ǫ [ɔ]（広ひろいオ） ǫ´[ɔ:] o[o] ó[o:]
r	reið （騎乗きじょう）	r [r]
k	kaun （腫はれ物もの）	k [k],[kj],[x] nk[ŋk] g[g],[gj],[γがんま],[j] ng[ŋg]
h	hagall （雹）	h [h]
n	nauð （必要ひつよう）	n [n]
i	íss （氷こおり）	i[i] í[i:] e[e] é[e:] æ[æ:] j[j]
a	ár （年とし）	a[a] á[a:] æ[æ:] ǫ [ɔ] ǫ´[ɔ:] o[o] ó[o:]
s	sól （太陽たいよう）	s[s]
t	týr （軍神ぐんしんテュール）	t[t] nt[nt] d[d] nd[nd]
b	bjarkan （樺かば）	b [b] mb[mb] p[p],[f] mp[mp]
m	maðr （男おとこ）	m[m]
l	lǫgr （水みず）	l[l]
R	ýr （イチイの木き）	R[r]

8世紀せいき頃ころより北欧ほくおうを中心ちゅうしんに使用しようされ始はじめたルーン文字もじ。 いくつかの字体じたいがあるが、特とくに以下いかに挙あげる長ちょう枝えだルーンと短たん枝えだルーンが広ひろく用もちいられた。

特徴とくちょうとして、文字数もじすうが、ゲルマン人じん共通きょうつうルーンの24文字もじから16文字もじに減少げんしょうしたことが挙あげられる。この時期じきの古こノルド語ごが、音韻おんいん変化へんかにより音おとの数かずを大幅おおはばに増ふやしたことに反はんする。この現象げんしょうのため、一ひとつの文字もじでいくつもの音おとを表あらわすことになった。綴つづり方かたの特徴とくちょうとしてはほかに、重じゅう子音しいんや同種どうしゅの子音しいんに続つづく鼻音びおんが省略しょうりゃくされることが挙あげられる。

例たとえば「王おう」を意味いみするkonungrは、oの代かわりにuを、gの代かわりにkを用もちい、gの前まえのnを省略しょうりゃくして、kunukr、またはkunuk_Rのように綴つづられた。 同様どうように「王侯おうこう、君主くんしゅ」を意味いみするdróttinnは、trutinのように綴つづられた。

長ちょう枝えだルーン

デンマーク形かたちルーンともいわれるが、実際じっさいにはそれ以外いがいの場所ばしょでも用もちいられた。ルーン文字もじの楷書かいしょ体たいといえる。

短たん枝えだルーン

スウェーデン・ノルウェー形かたちルーンとも呼よばれるが、それ以外いがいの場所ばしょでも用もちいられた。 長ちょう枝えだルーンの画数かくすうを省略しょうりゃくしたもので、ルーン文字もじの行書ぎょうしょ体たいといえる。

ヘルシンゲルーン

ルーン文字もじの草くさ書体しょたいといえる。左側ひだりがわにある長ながい線せんを省略しょうりゃくし、画数かくすうを減へらしたもの。 10世紀せいきから11世紀せいき頃ころのスウェーデンで使用しようされた。

アングロサクソンルーン文字もじ

アングロサクソンルーン文字もじ

5世紀せいき頃ころから始はじまりフリースラントやイングランドで使用しようされたもの。9世紀せいきごろから廃すたれ始はじめ、11世紀せいき中なかには使用しようされなくなった。

ゲルマン共通きょうつうルーンをもとにしつつも、a、o、æの文字もじが区別くべつされるなど、古こ英語えいごや 古こフリジア語ごの音おとをより正確せいかくに表記ひょうきできるように文字もじが追加ついかされている。

占うらない

ルーン文字もじを刻きざんだ石いし、木き、金属きんぞく、ガラスなどを使用しようして占うらなう。占うらない方法ほうほうは古来こらいから全すべてのルーンを投なげてから一ひとつ拾ひろうキャスティングという方法ほうほうがあるが、現在げんざいでは全すべてのルーンを袋ふくろの中なかに入いれ、質問しつもんを念ねんじながら手てを入いれ、一ひとつつかみ出だしたルーン文字もじを回答かいとうとする方法ほうほうが一般いっぱん的てきである。 その他た、昨今さっこんは紙かみに印刷いんさつされたルーンカードを使用しようする場合ばあいも多おおい。

Unicode

Unicode 3.0 において以下いかの文字もじが収録しゅうろくされた。

	0	1	2	3	4	5	6	7	8	9	A	B	C	D	E	F
U+16Ax	ᚠ	ᚡ	ᚢ	ᚣ	ᚤ	ᚥ	ᚦ	ᚧ	ᚨ	ᚩ	ᚪ	ᚫ	ᚬ	ᚭ	ᚮ	ᚯ
U+16Bx	ᚰ	ᚱ	ᚲ	ᚳ	ᚴ	ᚵ	ᚶ	ᚷ	ᚸ	ᚹ	ᚺ	ᚻ	ᚼ	ᚽ	ᚾ	ᚿ
U+16Cx	ᛀ	ᛁ	ᛂ	ᛃ	ᛄ	ᛅ	ᛆ	ᛇ	ᛈ	ᛉ	ᛊ	ᛋ	ᛌ	ᛍ	ᛎ	ᛏ
U+16Dx	ᛐ	ᛑ	ᛒ	ᛓ	ᛔ	ᛕ	ᛖ	ᛗ	ᛘ	ᛙ	ᛚ	ᛛ	ᛜ	ᛝ	ᛞ	ᛟ
U+16Ex	ᛠ	ᛡ	ᛢ	ᛣ	ᛤ	ᛥ	ᛦ	ᛧ	ᛨ	ᛩ	ᛪ	᛫	᛬	᛭	ᛮ	ᛯ
U+16Fx	ᛰ

画像がぞう

• 
  スウェーデン南部なんぶに残のこされた6・7世紀せいき頃ごろの石碑せきひ
• 
  デンマークのイェリング墳墓ふんぼ群ぐんの10世紀せいきの石碑せきひ

参考さんこう文献ぶんけん

• Klaus Düwel (2008) Runenkunde (4 Aufl.), Metzler, ISBN 978-3476140722 （ドイツ語ご）
• Elmer H. Antonsen (2002) Runes and Germanic Linguistics, Mouton De Gruyter, ISBN 978-3110174625 （英語えいご）
• レイ・ページ、菅原すがわら邦くに城じょう訳わけ (1996) 『ルーン文字もじ 〈大だい英えい博物館はくぶつかん双書そうしょ 失うしなわれた文字もじを読よむ 7〉』、學藝がくげい書林しょりん、ISBN 978-4875170174
• ラーシュ・マーグナル・エーノクセン、荒川あらかわ明久あきひさ訳わけ（2007; 原著げんちょ1998） 『ルーン文字もじの世界せかい 歴史れきし・意味いみ・解釈かいしゃく』、国際こくさい語学ごがく社しゃ、ISBN 978-4-87731-359-3

関連かんれん文献ぶんけん

ルーン文字もじ学がく

• ラルフ・W・V・エリオット、吉見よしみ昭徳あきのり訳わけ（2009; 原著げんちょ1959） 『ルーン文字もじの探究たんきゅう』、春風しゅんぷう社しゃ、ISBN 978-4-86110-183-0
• Tineke Looijenga (2003) Texts and Contexts of the Oldest Runic Inscriptions, Brill, ISBN 978-9004123960
• 小澤おざわ実みのる 「ゴート・ルネサンスとルーン学がくの成立せいりつ：デンマークの事例じれい」、ヒロ・ヒライ+小澤おざわ実みのる編へん 『知ちのミクロコスモス：中世ちゅうせい・ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー』 （中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ、2014年ねん）、69-97頁ぺーじ。ISBN 978-4-12-004595-0
• 谷口たにぐち幸男ゆきお訳わけ (1973) 「オーディンの箴言しんげん」「シグルドリーヴァの歌うた」『エッダ 古代こだい北欧ほくおう歌謡かよう集しゅう』、新潮社しんちょうしゃ、ISBN 978-4103137016
• 谷口たにぐち幸男ゆきお訳やく (1979) 「エギルのサガ」『アイスランドサガ』、新潮社しんちょうしゃ、ISBN 978-4103137023
• 吉見よしみ昭徳あきのり訳わけ (2008) 「ルーン詩し」『古こ英語えいご詩しを読よむ ルーン詩しからベーオウルフへ』、春風しゅんぷう社しゃ、ISBN 978-4861101359
• Erik Moltke, Peter Foote tr. (1985) Runes and their Origin: Denmark and Elsewhere (English tr.), Copenhagen: National Museum of Denmark, ISBN 8748005789

近きん現代げんだいのオカルティズム

• ラルフ・ブラム、関野せきの直行なおゆき訳わけ（1991; 原著げんちょ1982） 『ルーンの書しょ』、ヴォイス、ISBN 978-4900550506

関連かんれん項目こうもく

• ルーン石碑せきひ
• 北欧ほくおう神話しんわ - オーディンが、トネリコの木き（世界せかい樹じゅユグドラシルとする解釈かいしゃくもある）に首くびをくくり、槍やりで己おのれを刺さし貫つらぬくという苦行くぎょうのうちにルーン文字もじ、もしくはその秘密ひみつを見出みいだしたものとされることがあるが、これは『古こエッダ』の「高こうき者しゃの言葉ことば」（オーディンの箴言しんげん）の詩し138と139に由来ゆらいする。
• ナチス - さまざまなルーンをシンボルに用もちいた。親衛隊しんえいたいのSS徽章きしょう（重かさね稲妻いなづま）には、アルマネン・ルーネンの11番目ばんめである「勝利しょうり」を意味いみするジークが使つかわれている。
• ルーン文字もじ (ナチス親衛隊しんえいたい) - 親衛隊しんえいたいにおいて用もちいられたルーン文字もじ
• Bluetooth:「青あお歯は王おう」ハーラル1世せいのイニシャル「H」「B」を組くみ合あわせたものをロゴにしている。
• 言霊ことだま
• ウルティマ - コンピュータRPGのシリーズ。舞台ぶたいとなるブリタニア世界せかいでは、ラテン文字もじに対応たいおうするようアレンジされたルーン文字もじが公用こうよう文字もじとして使つかわれているという設定せってい。

外部がいぶリンク

• ルーン文字もじを Unicode で表示ひょうじできるフリーフォント。
  • Quivira - 多種たしゅの文字もじを収録しゅうろくした「Quivira」
  • Junicode
  • Noto - 「Noto Sans Runic」が対応たいおう。
  • にしき的てきフォント - TYPVS LITTERARVM NISICIAE - 手書てがき風ふうの太字ふとじUnicodeフォント「Nishiki-teki」
• 『ルーン文字もじ』 - コトバンク