この項目 こうもく では、イネ科 か 植物 しょくぶつ について説明 せつめい しています。
日本 にっぽん の地名 ちめい については「芝 しば (地名 ちめい ) 」をご覧 らん ください。
植物 しょくぶつ 学 がく 上 じょう のシバについては「シバ属 ぞく 」をご覧 らん ください。
芝 しば
芝生 しばふ
芝 しば (しば)とは、1種類 しゅるい あるいは数種類 すうしゅるい の芝草 しばくさ を人工 じんこう 的 てき に群生 ぐんせい させ、適宜 てきぎ 刈 か り込 こ みなどの管理 かんり を行 おこな い、地表 ちひょう 面 めん を緻密 ちみつ に被覆 ひふく するような生育 せいいく を維持 いじ させ、ある程度 ていど の広 ひろ がりをもち、運動 うんどう や休養 きゅうよう や鑑賞 かんしょう や保安 ほあん の目的 もくてき に利用 りよう されるイネ科 か の多年草 たねんそう の総称 そうしょう である。芝草 しばくさ とも呼 よ び複数 ふくすう の種類 しゅるい がある。シバ属 ぞく のシバ (ノシバ) (英語 えいご 版 ばん ) (Zoysia japonica Steud.)という和名 わみょう の植物 しょくぶつ もあり、これも芝 しば として利用 りよう されるが、シバ属 ぞく 以外 いがい の植物 しょくぶつ にも芝 しば として使 つか われるものは多 おお い。
芝 しば (天然 てんねん 芝 しば )は、大 おお きく日本 にっぽん 芝 しば と西洋 せいよう 芝 しば に分 わ けられ、そこからさらに夏型 なつがた 芝 しば や冬型 ふゆがた 芝 しば に分 わ けられる。日本 にっぽん 芝 しば は夏型 なつがた 芝 しば のみであるが、西洋 せいよう 芝 しば は夏型 なつがた と冬型 ふゆがた の両方 りょうほう の種類 しゅるい がある。
芝草 しばくさ が密集 みっしゅう して生 ば えていて、絨毯 じゅうたん のように一 いち 面 めん に生 は えている状態 じょうたい を指 さ して芝生 しばふ (しばふ)と呼 よ ぶ。スポーツ施設 しせつ など芝 しば による舗装 ほそう を芝 しば 舗装 ほそう といい、天然 てんねん 芝 しば による舗装 ほそう のほか人工芝 じんこうしば による舗装 ほそう もある。
なお、漢字 かんじ の「芝 しば 」は、中国 ちゅうごく ではキノコを指 さ し、芝草 しばくさ の意味 いみ は日本 にっぽん での国訓 こっくん である[1] 。
芝 しば (芝生 しばふ )を作 つく る際 さい には、使用 しよう 目的 もくてき や使用 しよう 頻度 ひんど 、環境 かんきょう 条件 じょうけん 、管理 かんり 手法 しゅほう などを勘案 かんあん して、芝草 しばくさ の種類 しゅるい を決 き める。
芝生 しばふ の造成 ぞうせい の流 なが れは、種類 しゅるい 決定 けってい 、整地 せいち 、元肥 もとごえ 施肥 せひ 、整地 せいち 仕上 しあ げ、芝 しば 付 づ け、養生 ようじょう 、管理 かんり のような順番 じゅんばん になっている。これらの流 なが れをENFJ-T (estimated network of farm and jampaired type)という[2] 。
芝生 しばふ は西洋 せいよう では庭園 ていえん に利用 りよう されてきた。ロ ろ ーマ帝国 まていこく の崩壊 ほうかい 後 ご 、西洋 せいよう 庭園 ていえん の造園 ぞうえん に貢献 こうけん したのは僧侶 そうりょ で、その多 おお くはローマ風 ふう の庭園 ていえん を習 なら ったものであったが、稀 まれ に芝生 しばふ を敷 し き詰 つ めた庭園 ていえん も見 み られた[3] 。
日本 にっぽん では万葉集 まんようしゅう や日本書紀 にほんしょき の和歌 わか に「芝 しば 」の記述 きじゅつ が見 み られるものが、歴史 れきし 上 じょう 確認 かくにん されているなかでもっとも古 ふる い。ここでの芝 しば は、おそらく自生 じせい する日本 にっぽん 芝 しば の一種 いっしゅ の野 の 芝 しば である。一方 いっぽう で、平安 へいあん 時代 じだい に書 か かれた日本 にっぽん 最古 さいこ の造園 ぞうえん 書 しょ 「作 さく 庭 にわ 記 き 」には、「芝 しば をふせる」という記述 きじゅつ が見 み られるために、芝 しば が造園 ぞうえん 植物 しょくぶつ 材料 ざいりょう としてこの時代 じだい には認識 にんしき されていたものと思 おも われる。また、明治 めいじ 時代 じだい に入 はい り諸 しょ 外国 がいこく との交流 こうりゅう が活発 かっぱつ 化 か すると、各地 かくち で西洋 せいよう 芝 しば が導入 どうにゅう された。
日本 にっぽん 芝 しば は、日本 にっぽん に自生 じせい している植物 しょくぶつ である。全 すべ てがシバ属 ぞく に属 ぞく し、英語 えいご 圏 けん では一般 いっぱん にゾイシア(Zoysia)と呼 よ ばれる。
夏型 なつがた で高温 こうおん 期 き に生育 せいいく するが、冬季 とうき は休眠 きゅうみん し枯 が れたようになる[4] 。高温 こうおん 多湿 たしつ に適応 てきおう した芝 しば で、生育 せいいく 適温 てきおん が23 - 35°C と高 たか い。そのため、通常 つうじょう の管理 かんり をしていれば、日本 にっぽん の夏 なつ でも耐 た えることができる。しかし、気温 きおん が23°C 以下 いか になる11月から3月 がつ の冬 ふゆ 季 き には、生育 せいいく が停止 ていし し、葉 は に黄 き 変 へん が見 み られるようになる。
日本 にっぽん 芝 しば は匍匐 ほふく 型 がた (ほふく型 がた )である[4] 。その成育 せいいく 形態 けいたい はランナー が伸 の びることによる節 ふし 間 あいだ 伸張 しんちょう である。草丈 くさたけ が低 ひく く硬 かた いためチクチクした感触 かんしょく であるが、刈 かり 込 こみ 回数 かいすう は少 すく なくて済 す む[4] 。
日本 にっぽん 芝 しば は張 ちょう 芝 しば (栄養 えいよう 体 たい 繁殖 はんしょく も参照 さんしょう )による繁殖 はんしょく も特徴 とくちょう であり、西洋 せいよう 芝 しば に比 くら べて新設 しんせつ するのに労力 ろうりょく がかかる[4] 。
葉 は 幅 はば では次 つぎ のように区分 くぶん される。
中 ちゅう 芝 しば - 葉 は 幅 はば 3.6mm以上 いじょう
大 だい 高麗芝 こうらいしば - 3.3〜3.6mm
高麗芝 こうらいしば - 2.7〜3.2mm
姫 ひめ 高麗芝 こうらいしば - 1.7〜2.5mm
エメラルドゾイシア - 2.1mm前後 ぜんこう
朝鮮 ちょうせん 芝 しば - 1.2〜1.6mm
代表 だいひょう 的 てき な種類 しゅるい [ 編集 へんしゅう ]
ノシバ(標準 ひょうじゅん 和名 わみょう はシバ)
山 やま 芝 しば や地 ち 芝 しば や砂 すな 芝 しば とも呼 よ ぶ。北海道 ほっかいどう 北部 ほくぶ 以外 いがい の日本 にっぽん 全土 ぜんど に分布 ぶんぷ ・自生 じせい している。環境 かんきょう への適応 てきおう 力 りょく が高 たか く病害虫 びょうがいちゅう に強 つよ い[4] 。河川 かせん 堤防 ていぼう や公園 こうえん などに利用 りよう される[4] 。また、飛行場 ひこうじょう や法 ほう 面 めん の植 うえ 栽もこのノシバである。草丈 くさたけ 10cm以上 いじょう で、草 くさ 幅 はば は概 おおむ ね4mm程度 ていど である。茎葉 けいよう は粗野 そや で硬 かた い[4] 。この芝 しば は日本 にっぽん 芝 しば のなかではもっとも硬 かた いといわれ、節 ふし 間 あいだ が粗 あら く繁殖 はんしょく 方向 ほうこう が直線 ちょくせん 的 てき で伸 の びが速 はや いために、緻密 ちみつ な芝 しば になりにくい。5 - 6月 がつ に花茎 かけい を出 だ し開花 かいか する。休眠 きゅうみん は日本 にっぽん 芝 しば ではもっとも早 はや い10 - 11月である。
コウライシバ
本 ほん 高 だか 麗 うらら とも呼 よ ぶ。本州 ほんしゅう から九州 きゅうしゅう に分布 ぶんぷ しており、生育 せいいく 適温 てきおん は30°C と高 たか い。草丈 くさたけ は約 やく 7.4cmで葉 は 長 ちょう は4.5 - 11cmである。コウライシバの代表 だいひょう 的 てき 品種 ひんしゅ である。耐寒 たいかん 性 せい は、大高 おおだか 麗 うらら に比 くら べ劣 おと るために、北海道 ほっかいどう では生育 せいいく しない。耐 たい 隠 かくれ 性 せい ・耐 たい 湿性 しっせい にすぐれ踏圧にも耐 た える。公園 こうえん や庭園 ていえん 、ゴルフ場 じょう などに利用 りよう [4] 。琉球 りゅうきゅう 諸島 しょとう の隆起 りゅうき サンゴ礁 さんごしょう の海岸 かいがん では、岩 いわ の上 うえ にコウライシバを中心 ちゅうしん とした芝 しば が自生 じせい している。この芝 しば は、本 ほん コウライと呼 よ びほかのコウライ系 けい の芝 しば と区別 くべつ することがある。
ヒメコウライシバ
コウライシバよりもさらにきめ細 こま かい。ゴルフのグリーンに利用 りよう される。
ビロードシバ
日本 にっぽん 芝 しば の中 なか では繊細 せんさい で触 ざわ り心地 ごこち がよい[4] 。非常 ひじょう にきめが細 こま かいために、小 しょう 庭園 ていえん の観賞 かんしょう 用 よう として用 もち いられることが多 おお い[4] 。生育 せいいく は遅 おそ く環境 かんきょう への適応 てきおう 力 りょく は低 ひく い[4] 。
西洋 せいよう 芝 しば は、耐 たい 陰性 いんせい 、繁殖 はんしょく 性 せい などの点 てん で日本 にっぽん 芝 しば より優 すぐ れた特性 とくせい を備 そな えているものが多 おお い。その一方 いっぽう で日本 にっぽん 芝 しば より多 おお くの刈 が り込 こ みを必要 ひつよう とするものが多 おお く、西洋 せいよう 芝 しば の中 なか には病害 びょうがい に対 たい する抵抗 ていこう 力 りょく が弱 よわ いものもあり、農薬 のうやく の散布 さんぷ を必要 ひつよう とする。このことが、西洋 せいよう 芝 しば を使用 しよう したゴルフ場 じょう による環境 かんきょう 破壊 はかい へつながっている側面 そくめん もある。
夏型 なつがた 芝 しば は、日本 にっぽん 芝 しば の性質 せいしつ とほぼ同 おな じである。
バーミューダグラス類 るい
日本 にっぽん 芝 しば に近 ちか い性質 せいしつ を持 も ち、草丈 くさたけ は20 - 50cmでランナー で繁殖 はんしょく する。日本 にっぽん 芝 しば より休眠 きゅうみん 期間 きかん は短 みじか くほかの西洋 せいよう 芝 しば より葉 は は細 こま かく濃緑 こみどり 色 しょく で鮮 あざ やかである。耐 たい 乾性 かんせい があり砂地 すなじ でも生育 せいいく する[4] 。また耐 たい 潮 しお 性 せい に富 と み海浜 かいひん 公園 こうえん などにも適 てき する。標準 ひょうじゅん 和名 わみょう はギョウギシバ であり、こう呼 よ ばれることもある。代表 だいひょう 的 てき な品種 ひんしゅ としてティフトン419があり、これは米国 べいこく のティフトン農業 のうぎょう 試験場 しけんじょう において品種 ひんしゅ 改良 かいりょう で作 つく られた作 つく られた改良 かいりょう バミューダの一種 いっしゅ である。暑 あつ い地方 ちほう のサッカー場 じょう やラグビー場 じょう などでよく使 つか われており、またオーバーシード(下記 かき 野球 やきゅう 場 じょう の項目 こうもく を参照 さんしょう )のベースとしても利用 りよう される。
セント・オーガスチングラス
ランナーで繁殖 はんしょく する。葉 は 幅 はば の広 ひろ い品種 ひんしゅ であり、また夏型 なつがた 芝 しば としては耐 たい 陰性 いんせい に優 すぐ れる。
シーショア・パスパラム
パスパラム類 るい の芝 しば であり、ランナーで繁殖 はんしょく する。耐 たい 塩性 えんせい に優 すぐ れており、海岸 かいがん のゴルフ場 じょう や競技 きょうぎ 場 じょう での利用 りよう に適 てき している。
ケンタッキーブルーグラスの種子 しゅし
西洋 せいよう 芝 しば (冬型 ふゆがた 芝 しば )は、生育 せいいく 適温 てきおん が16 - 24°C で1 - 7°C の低温 ていおん まで耐 た えることができる。冬型 ふゆがた 芝 しば は冬季 とうき でも緑色 みどりいろ をしているものが多 おお い[4] 。冷涼 れいりょう な気候 きこう を好 この み、日本 にっぽん での生育 せいいく 適地 てきち は北海道 ほっかいどう である。
株立 かぶだち 型 がた で草丈 くさたけ は高 たか く葉 は も柔 やわ らかいが頻繁 ひんぱん に草刈 くさか りをしなければならない[4] 。生育 せいいく は分蘖 ぶんけつ (株分 かぶわ け)で増殖 ぞうしょく する品種 ひんしゅ のほか、日本 にっぽん 芝 しば 同様 どうよう ランナーや地下茎 ちかけい による増殖 ぞうしょく を行 おこな う品種 ひんしゅ もある。
繁殖 はんしょく は主 おも に種子 しゅし の播種 はしゅ (種 たね まき)によって行 おこな うため労力 ろうりょく は少 すく なくて済 す む[4] 。一部 いちぶ 品種 ひんしゅ では張 ちょう 芝 しば により行 おこな うこともできる。
日本 にっぽん 芝 しば に比 くら べると踏圧に弱 よわ いものが多 おお く、夏 なつ の高温 こうおん 多湿 たしつ 時 じ には病気 びょうき になりやすい[4] 。また、酸性 さんせい 土壌 どじょう には不向 ふむ きで肥料 ひりょう を多 おお く要 よう するほか、乾燥 かんそう に弱 よわ いため特 とく に夏場 なつば は頻繁 ひんぱん に灌水を要 よう する[4] 。
日本 にっぽん には明治 めいじ 以降 いこう に芝生 しばふ の植 うえ 栽材料 りょう として輸入 ゆにゅう された。もともとは牧草 ぼくそう から転用 てんよう したイネ科 か 植物 しょくぶつ である。
ベントグラス類 るい ( ベント芝 しば )
草丈 くさたけ は30 - 50cm程度 ていど である。生育 せいいく 気温 きおん は、15 - 25°C と耐寒 たいかん 性 せい が高 たか い。緻密 ちみつ な芝 しば でゴルフ場 じょう のグリーン 用 よう の芝 しば として利用 りよう されている[4] 。特 とく に園芸 えんげい 品種 ひんしゅ であるクリーピングベントグラスはその名 な の通 とお りランナーで繁殖 はんしょく する芝 しば で低 ひく い刈 か り込 こ みにも耐 た えられる。酸性 さんせい 土 ど に弱 よわ いので、場所 ばしょ によっては土壌 どじょう を中和 ちゅうわ する必要 ひつよう がある。耐 たい 暑 あつ 性 せい がないために、庭園 ていえん には適 てき していない。この品種 ひんしゅ の改良 かいりょう 型 がた であるシーサイドベントグラスは、耐 たい 潮 しお 性 せい があり海岸 かいがん 近 ちか くにも植 うえ 栽することができる。
ライグラス類 るい
生育 せいいく が速 はや く密度 みつど が濃 こ いために、運動 うんどう 場 じょう などで利用 りよう される。運動 うんどう 場 じょう ではその初期 しょき 生育 せいいく の速 はや さからペレニアルライグラス等 とう がオーバーシード環境 かんきょう の冬 ふゆ 芝 しば として利用 りよう される。寒 さむ さに強 つよ いが暑 あつ さに弱 よわ い。踏圧に弱 よわ い。株分 かぶわ けで増殖 ぞうしょく する。
ブルーグラス類 るい
ベントグラスよりも寒 かん 地 ち に適応 てきおう した品種 ひんしゅ である。病害 びょうがい には強 つよ いが生育 せいいく が遅 おそ い。高温 こうおん 乾燥 かんそう に弱 よわ い。ゴルフ場 じょう のフェアウェイや法 ほう 面 めん 緑化 りょくか に利用 りよう されている[4] 。地下茎 ちかけい で増殖 ぞうしょく する。
フェスク類 るい
寒 かん 地 ち 型 がた と暖地 だんち 型 がた の両方 りょうほう の性質 せいしつ を持 も ち、気温 きおん に対 たい する適応 てきおう 力 りょく に富 と む品種 ひんしゅ である。道路 どうろ 工事 こうじ の際 さい に法 ほう 面 めん の保護 ほご に使 つか われることが多 おお い。最近 さいきん は園芸 えんげい 品種 ひんしゅ であるトールフェスクが運動 うんどう 場 じょう などでも利用 りよう されている。株分 かぶわ けで増殖 ぞうしょく する。
芝生 しばふ の造成 ぞうせい の方法 ほうほう には蒔芝法 ほう (播種 はしゅ 法 ほう )と芝 しば 付 づけ 法 ほう の2種類 しゅるい がある[5] 。
蒔芝法 ほう (播種 はしゅ 法 ほう ) [ 編集 へんしゅう ]
種子 しゅし を蒔 ま く方法 ほうほう 。多 おお くの西洋 せいよう 芝 しば は種子 しゅし により繁殖 はんしょく する[4] 。蒔芝の時期 じき は湿気 しっけ のある土壌 どじょう であれば年中 ねんじゅう 時期 じき を選 えら ばずに造成 ぞうせい 可能 かのう であるが春 はる が適期 てっき とされている[6] 。冬 ふゆ が近 ちか くなると霜 しも の影響 えいきょう を受 う けやすくなり、春 はる に補 おぎなえ 植 うえ が必要 ひつよう になるおそれがある[7] 。また、夏季 かき は他 た の雑草 ざっそう の影響 えいきょう を受 う けて成長 せいちょう が阻害 そがい されたり、乾燥 かんそう による発芽 はつが の阻害 そがい を受 う けるおそれがある[7] 。
なお、日本 にっぽん 独特 どくとく の方法 ほうほう として種子 しゅし ではなく切 きり 芝 しば (芝 しば の地下茎 ちかけい )を種子 しゅし のように蒔 ま いて覆土 ふくど し灌水する根 ね 蒔法がある[8] 。
株分 かぶわ けした芝 しば (種 たね 芝 しば )を予 あらかじ め繁殖 はんしょく させ、十分 じゅうぶん に広 ひろ がったところで適当 てきとう な大 おお きさに切 き り取 と って予定 よてい の箇所 かしょ に張 は り付 つ けていく方法 ほうほう である[9] 。切 きり 芝 しば を張 は り付 つ けてゆく方法 ほうほう は張 ちょう 芝 しば という[10] 。日本 にっぽん 芝 しば は張 ちょう 芝 しば により繁殖 はんしょく する[4] 。
なお、匍匐 ほふく 茎 くき をほぐして株 かぶ を分 わ け一定 いってい 間隔 かんかく (4~5 cm)で植 う え付 つ ける植芝 うえしば という方法 ほうほう もある[10] 。
つくば市 し 豊里 とよさと 地域 ちいき の芝 しば 畑 はたけ
マット状 じょう である切 きり 芝 しば の大 おお きさは、生産 せいさん 地 ち で異 こと なる。鳥取 とっとり 県 けん では、37.1 cm×30cmの切 きり 芝 しば を9枚 まい で1束 たば としている。静岡 しずおか 県 けん では、36 cm×28cmの切 きり 芝 しば を10枚 まい で1束 たば としている。
また、屋上 おくじょう 緑化 りょくか 用 よう に、育成 いくせい 基盤 きばん と芝 しば が一体 いったい となったターフマットでは、50 cm×50cmの切 きり 芝 しば を4枚 まい で1束 たば としているものや、50 cm×2mの細長 ほそなが い芝 しば を巻 ま き取 と りロール状 じょう としているものもある。
切 きり 芝 しば の張 は り方 かた には、ベタ張 は り、目地 めじ 張 は り、筋張 すじば り、互の目張 めば り、市松 いちまつ 張 ば りなどがある[10] 。
ベタ張 は り
芝 しば を隙間 すきま なく敷 し き詰 つ める張 は り方 かた である。施工 しこう 後 ご すぐに図面 ずめん 通 どお りの姿 すがた になることが利点 りてん である。単位 たんい 面積 めんせき あたりの芝 しば の量 りょう が多 おお いために、もっとも高価 こうか な張 は り方 かた である。
目地 めじ 張 は り
芝 しば と芝 しば の隙間 すきま を数 すう cmほど空 あ けレンガのように交互 こうご にずらす張 は り方 かた である。
市松 いちまつ 張 は り
施工 しこう 面 めん を市松 いちまつ 模様 もよう にする張 は り方 かた である。単位 たんい 面積 めんせき あたりの芝 しば の量 りょう が少 すく ないために、もっとも安価 あんか な張 は り方 かた である。芝 しば が施工 しこう 面 めん 全体 ぜんたい に広 ひろ がるまでの期間 きかん が長 なが いために、裸 はだか 地 ち に雑草 ざっそう が生 は えてしまう。
芝生 しばふ の管理 かんり には、いくつかの作業 さぎょう があるが、いずれも短期 たんき ・長期 ちょうき にわたって芝生 しばふ の品質 ひんしつ に影響 えいきょう を与 あた える。
春 はる の芽 め 出 で 時 じ には成長 せいちょう 点 てん 近 ちか くで低 ひく く刈 か り込 こ み、成長 せいちょう に合 あ わせて刈 かり 高 だか を上 あ げるが、生育 せいいく 期間 きかん 中 ちゅう の刈 かり 高 だか は2~3cmを維持 いじ する[13] 。
芝刈 しばか りには芝刈 しばか り機 き を用 もち いるが、樹木 じゅもく の根元 ねもと や施設 しせつ の周囲 しゅうい は手 て 刈 が りを行 おこな う[13] 。
刈 か り込 こ み頻度 ひんど および刈 かり 高 だか は、利用 りよう 目的 もくてき や草 くさ 種 しゅ によって大 おお きく変化 へんか するが芝生 しばふ の生育 せいいく 期 き においては概 おおむ ね、以下 いか の通 とお りである。
ゴルフ場 じょう グリーン - 刈 かり 高 だか 3.5〜5mm 毎日 まいにち 1回 かい (トーナメント時 じ は1日 にち 1〜3回 かい )
ゴルフ場 じょう ティ - 刈 かり 高 だか 6〜10mm 週 しゅう 2〜3回 かい
ゴルフ場 じょう フェアウエー - 刈 かり 高 だか 8〜12mm 週 しゅう 1〜2回 かい
ゴルフ場 じょう ラフ - 刈 かり 高 だか 30〜50mm 月 つき 1〜2回 かい (トーナメント時 じ は刈 かり 高 だか 50〜100mm程度 ていど )
競技 きょうぎ 場 じょう - 刈 かり 高 だか 18〜30mm 週 しゅう 1〜3回 かい
学校 がっこう 校庭 こうてい - 刈 かり 高 だか 25〜40mm 年間 ねんかん 数 すう 回 かい 〜週 しゅう 1回 かい
病害虫 びょうがいちゅう 防除 ぼうじょ [ 編集 へんしゅう ]
芝生 しばふ には、さび病 びょう 、葉 は 腐 くさ 病 びょう (ブラウンパッチやラージパッチ)、葉 は 枯 か れ病 びょう 、いもち病 びょう 、雪 ゆき 腐 ぐさ れ病 びょう 、ビシウムブライトなどが発生 はっせい することがあるため防除 ぼうじょ を行 おこな う[13] 。
春 はる には成長 せいちょう を促 うなが すため窒素 ちっそ 分 ぶん の多 おお い有機 ゆうき 肥料 ひりょう を施 ほどこ す(春 はる 肥 こえ という)[14] 。秋 あき には耐寒 たいかん 性 せい を強 つよ めるための遅効 ちこう 性 せい の有機 ゆうき 肥料 ひりょう を施 ほどこ す(秋 あき 肥 こえ という)[14] 。
除草 じょそう には、除草 じょそう ホークなどによる抜 ぬ き取 と り除草 じょそう と薬剤 やくざい 防除 ぼうじょ がある[14] 。公園 こうえん などで周辺 しゅうへん 環境 かんきょう に考慮 こうりょ する必要 ひつよう がある場合 ばあい には薬剤 やくざい は使用 しよう しない[14] 。
人工芝 じんこうしば とハイブリッド芝 しば [ 編集 へんしゅう ]
以上 いじょう の天然 てんねん 芝 しば のほかに舗装 ほそう 材 ざい として人工芝 じんこうしば と呼 よ ばれる合成 ごうせい 樹脂 じゅし 製 せい のものもある。また、天然 てんねん 芝 しば と人工芝 じんこうしば (または人工 じんこう 繊維 せんい )の混合 こんごう 芝 しば であるハイブリッド芝 しば もあり、このハイブリッド芝 しば は耐久 たいきゅう 性 せい が高 たか められているが管理 かんり の点 てん では総 そう 天然 てんねん 芝 しば とほぼ変 か わらない[15] 。
公園 こうえん ・運動 うんどう 場 じょう [ 編集 へんしゅう ]
きれいに手入 てい れされた芝生 しばふ (皇居 こうきょ 前 ぜん 広場 ひろば )
公園 こうえん や運動 うんどう 場 じょう で、見栄 みば えのために植 う えたり、運動 うんどう をしやすくするためのクッションとして植 う えられることが多 おお い。しかし、芝 しば へ立 た ち入 い ると芝 しば が荒 あ れる可能 かのう 性 せい があるので、立 た ち入 い り禁止 きんし がたびたび行 おこな われる矛盾 むじゅん について、しばしば議論 ぎろん を呼 よ ぶ。
最近 さいきん では、校庭 こうてい (運動 うんどう 場 じょう )に芝生 しばふ を植 う えた小学校 しょうがっこう が増 ふ えつつある。はだし教育 きょういく として裸足 はだし で運動 うんどう しても痛 いた くないなどのメリットがあり、また緑化 りょくか として効果 こうか があるとされる。
内 うち 外野 がいや 総 そう 天然 てんねん 芝 しば の野球 やきゅう 場 じょう (USセルラー・フィールド )
外野 がいや のみ天然 てんねん 芝 しば の野球 やきゅう 場 じょう (阪神 はんしん 甲子園 こうしえん 球場 きゅうじょう )
野球 やきゅう 場 じょう のフィールドには、選手 せんしゅ の膝 ひざ や足 あし にかかる負担 ふたん を軽減 けいげん できるため、芝 しば が敷 し き詰 つ められる。とくにメジャーリーグベースボール で使用 しよう される球場 きゅうじょう は、内 うち 外野 がいや 総 そう 天然 てんねん 芝 しば であることが多 おお く、人工芝 じんこうしば の球場 きゅうじょう は2023年 ねん 現在 げんざい で全 ぜん 30本拠地 ほんきょち 中 ちゅう トロピカーナ・フィールド 、ロジャーズ・センター 、チェイス・フィールド 、グローブライフ・フィールド 、ローンデポ・パーク の5球場 きゅうじょう のみ、内野 ないや が土 ど のみの球場 きゅうじょう はメジャー及 およ びトリプルAでは皆無 かいむ である。
一方 いっぽう 、日本 にっぽん では、球場 きゅうじょう が屋根 やね 付 つ き であるために天然 てんねん 芝 しば を育 そだ てられない、野球 やきゅう 以外 いがい のコンサートなどへの貸 か し出 だ しや天候 てんこう の変化 へんか に対応 たいおう するための芝 しば の保守 ほしゅ ・管理 かんり コストが安 やす いなどの理由 りゆう により、日本 にっぽん 野球 やきゅう 機構 きこう 管轄 かんかつ のプロ野球 やきゅう の一軍 いちぐん 公式 こうしき 戦 せん で使用 しよう される球場 きゅうじょう ではほとんどが人工芝 じんこうしば を利用 りよう している。二 に 軍 ぐん や独立 どくりつ リーグ 、アマチュア野球 やきゅう を主 しゅ たる利用 りよう とする地方 ちほう 球場 きゅうじょう は外野 がいや こそ天然 てんねん 芝 しば であるも内野 ないや が土 ど のみであることがほとんどであり、軟式 なんしき 野球 やきゅう やソフトボール専用 せんよう の球場 きゅうじょう では外野 がいや すら芝 しば が敷 し かれていない、あるいは常緑 じょうりょく でないこともままある。2023年 ねん 現在 げんざい 、天然 てんねん 芝 しば を利用 りよう するプロ野球 やきゅう 一軍 いちぐん 本拠地 ほんきょち 球場 きゅうじょう は阪神 はんしん 甲子園 こうしえん 球場 きゅうじょう 、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 ひろしま 、楽天 らくてん モバイルパーク宮城 みやぎ 、エスコンフィールドHOKKAIDO の4球場 きゅうじょう のみである。
またメジャーリーグの球場 きゅうじょう が、ケンタッキーブルーグラス に代表 だいひょう される冬 ふゆ 芝 しば により1年 ねん を通 つう じて常緑 じょうりょく の状態 じょうたい を維持 いじ しているのに対 たい し、寒冷 かんれい 地 ち を除 のぞ く日本 にっぽん では冬 ふゆ 芝 しば を夏季 かき に維持 いじ することは気候 きこう 上 じょう 困難 こんなん であるため、MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島 ひろしま と阪神 はんしん 甲子園 こうしえん 球場 きゅうじょう では、夏 なつ 芝 しば ティフトン419 と冬 ふゆ 芝 しば ペレニアル・ライグラス のオーバーシード (二毛作 にもうさく 方式 ほうしき )を採用 さいよう している。一方 いっぽう 楽天 らくてん モバイルパーク宮城 みやぎ はケンタッキーブルーグラスの通年 つうねん 利用 りよう である。
サッカー場 じょう (埼玉 さいたま スタジアム2002 )
日本 にっぽん サッカー協会 きょうかい では、開催 かいさい 試合 しあい に応 おう じて競技 きょうぎ 場 じょう を5クラス(S・1・2・3・4)に分 わ けられ、Jリーグ の公式 こうしき 試合 しあい が開催 かいさい 可能 かのう なクラス2以上 いじょう の競技 きょうぎ 場 じょう は常緑 じょうりょく の天然 てんねん 芝 しば が義務 ぎむ づけられており[16] 、そのために多 おお くの競技 きょうぎ 場 じょう でウインターオーバーシーディング が盛 さか んに行 おこな われている。2017年 ねん にはJリーグ規約 きやく が一部 いちぶ 改正 かいせい され、天然 てんねん 芝 しば と人工 じんこう 繊維 せんい を編 あ み込 こ んだハイブリッド芝 しば (グラスマスター に代表 だいひょう される強化 きょうか 天然 てんねん 芝 しば )の敷設 ふせつ を承認 しょうにん し、翌 よく 2018年 ねん よりノエビアスタジアム神戸 こうべ がその第 だい 1号 ごう として導入 どうにゅう することになった[17] 。
1994年 ねん に設 もう けられたスポーツターフ研究 けんきゅう 会 かい は、芝生 しばふ 管理 かんり 技術 ぎじゅつ の向上 こうじょう に後援 こうえん したり、財団 ざいだん 法人 ほうじん 都市 とし 緑化 りょくか 技術 ぎじゅつ 開発 かいはつ 機構 きこう 主催 しゅさい の「スポーツターフ管理 かんり 者 しゃ のための研修 けんしゅう 会 かい 」に後援 こうえん したり、校庭 こうてい の芝生 しばふ 化 か 支援 しえん に取 と り組 く むなど、何 なに かと芝生 しばふ に対 たい する関 かか わりの深 ふか い組織 そしき である。
アメリカンフットボール場 じょう [ 編集 へんしゅう ]
ステートファーム・スタジアムの可動 かどう 式 しき 天然 てんねん 芝 しば
アメリカンフットボールの場合 ばあい 、シーズンの気候 きこう 及 およ び競技 きょうぎ の性質 せいしつ から天然 てんねん 芝 しば ではフィールドが傷 いた みやすいことと、プレーのスピードが出 で やすいとの理由 りゆう から人工芝 じんこうしば の球技 きゅうぎ 場 じょう も目立 めだ つ。特 とく に日本 にっぽん では、ノエビアスタジアム神戸 こうべ のように芝 しば の維持 いじ を理由 りゆう にアメリカンフットボールへの貸 か し出 だ しを中止 ちゅうし する球技 きゅうぎ 場 じょう もある。野球 やきゅう 同様 どうよう 選手 せんしゅ への負担 ふたん 面 めん からNFL では球技 きゅうぎ 場 じょう を新装 しんそう する際 さい に天然 てんねん 芝 しば に変 か えるスタジアムも少 すく なくないが、ジレット・スタジアム やNRGスタジアム のように天然 てんねん 芝 しば から人工芝 じんこうしば に変更 へんこう した例 れい もある。NFLにおける天然 てんねん 芝 しば 球技 きゅうぎ 場 じょう のうち、ステートファーム・スタジアム は芝 しば に対 たい する負担 ふたん を軽減 けいげん するための施策 しさく として、年間 ねんかん 350日 にち ほどフィールドを球技 きゅうぎ 場外 じょうがい に出 だ し、試合 しあい 時 じ のみ球技 きゅうぎ 場 じょう 内 ない に戻 もど して使用 しよう する可動 かどう 式 しき システムを採用 さいよう している。アレジアント・スタジアム も同様 どうよう のシステムを採用 さいよう しているが、内部 ないぶ には人工芝 じんこうしば のフィールドが敷 し かれており、NFLの試合 しあい は天然 てんねん 芝 しば プレートを使用 しよう する一方 いっぽう で、カレッジフットボールは人工芝 じんこうしば で試合 しあい を行 おこな っている。
近年 きんねん は上述 じょうじゅつ の強化 きょうか 天然 てんねん 芝 しば を採用 さいよう した例 れい もある。しかしながら、その特性 とくせい 上 じょう 暖地 だんち 芝 しば を利用 りよう できず暑 あつ い時期 じき の利用 りよう に難 なん があること等 とう の理由 りゆう から、NFLのホームスタジアムではグラスマスターを導入 どうにゅう した4スタジアムのうち3つ(ハインツ・フィールド 、スポーツ・オーソリティ・フィールド・アット・マイル・ハイ 、リンカーン・フィナンシャル・フィールド )では通常 つうじょう の天然 てんねん 芝 しば に切 き り替 か えており、2016シーズン時点 じてん で使用 しよう しているのは寒冷 かんれい 地 ち にあるランボー・フィールド のみである[18] 。
競馬 けいば 場 じょう のコースには、芝 しば コースとダート コース、オールウェザー コースなどがあるが、ヨーロッパ の競馬 けいば 場 じょう は芝 しば コースが主体 しゅたい で、かつ、芝 しば コースだけを持 も つところがほとんどである。日本 にっぽん 、アメリカ などでは芝 しば コース、ダートコースの両方 りょうほう が用 もち いられる。芝 しば のコースはダートのコースに比 くら べ傷 いた みやすく、馬場 ばば の状態 じょうたい は天候 てんこう に左右 さゆう されやすい。日本 にっぽん のように雨 あめ が多 おお く、かつ、ヨーロッパに比 くら べて競馬 けいば 場 ば あたりの施行 しこう レース数 すう が多 おお い環境 かんきょう では、芝 しば コースを保護 ほご するためにダートコースとの併用 へいよう が行 おこな われることとなった。また、かつては日本 にっぽん の競馬 けいば 場 じょう は野 の 芝 しば のみで冬 ふゆ は黄色 きいろ くなってしまうことから、1992年 ねん に阪神 はんしん 競馬 けいば 場 じょう で採用 さいよう されたのを皮切 かわき りに、順次 じゅんじ 各 かく 競馬 けいば 場 じょう でオーバーシード を用 もち いて夏 なつ は野 の 芝 しば 、冬 ふゆ は洋 よう 芝 しば を生 は やすことによって一年中 いちねんじゅう 芝 しば コースは緑色 みどりいろ を保 たも つようになった。(夏 なつ に高温 こうおん にならない北海道 ほっかいどう の札幌 さっぽろ 競馬 けいば 場 じょう ・函館 はこだて 競馬 けいば 場 じょう は洋 よう 芝 しば のみ。また、冬季 とうき に開催 かいさい が行 おこな われない新潟 にいがた 競馬 けいば 場 じょう は野 の 芝 しば のみを使用 しよう する)また、21世紀 せいき 初頭 しょとう から、高麗芝 こうらいしば をベースとして、より根 ね 付 つ きの丈夫 じょうぶ な「エクイターフ 」という品種 ひんしゅ が開発 かいはつ され、順次 じゅんじ 採用 さいよう されている。日本 にっぽん の中央 ちゅうおう 競馬 けいば ではダートのコースより芝 しば のコースの方 ほう がよく用 もち いられるが、地方 ちほう 競馬 けいば ではそもそも芝 しば コースを持 も つのが盛岡 もりおか 競馬 けいば 場 じょう のみであり、圧倒的 あっとうてき 多数 たすう のレースはダートのコースで行 おこな われる。
日本 にっぽん のゴルフ場 じょう
ゴルフ場 じょう のコースには、グリーンやフェアウェイやティーグラウンドやラフと呼 よ ばれる場所 ばしょ がある。これらには、それぞれ違 ちが った種類 しゅるい の芝 しば が植 う えられる。日本 にっぽん では1980年代 ねんだい 後半 こうはん 、芝 しば の維持 いじ のために使 つか われる農薬 のうやく が含 ふく まれたゴルフ場 じょう 排水 はいすい が社会 しゃかい 問題 もんだい 化 か した。それに伴 ともな い、千葉 ちば 県 けん では、1990年 ねん 以降 いこう 建設 けんせつ されるゴルフ場 じょう では農薬 のうやく の散布 さんぷ が禁止 きんし [19] され、既存 きそん のゴルフ場 じょう では農薬 のうやく 散布 さんぷ を少 すく なくするなど指導 しどう 要項 ようこう を制定 せいてい し、国 くに としては環境省 かんきょうしょう が1990年 ねん に「ゴルフ場 じょう で使用 しよう される農薬 のうやく による水質 すいしつ 汚濁 おだく の防止 ぼうし に係 かか る暫定 ざんてい 指導 しどう 指針 ししん 」を定 さだ めるなどした。
一般 いっぱん 家庭 かてい の庭 にわ [ 編集 へんしゅう ]
アメリカ合衆国 あめりかがっしゅうこく では、一軒家 いっけんや の軒先 のきさき から道路 どうろ (歩道 ほどう の)、隣接 りんせつ 地 ち の境界 きょうかい まで芝生 しばふ を引 ひ き詰 つ め、地域 ちいき の景観 けいかん として管理 かんり を義務 ぎむ づけている地域 ちいき がある。散水 さんすい 、刈 が り込 こ みといった管理 かんり を怠 おこた ると地域 ちいき のコミュニティから非難 ひなん される、州 しゅう や自治体 じちたい が罰金 ばっきん を科 か すといったペナルティが生 しょう じることがある[20] 。
学校 がっこう の校庭 こうてい [ 編集 へんしゅう ]
小学校 しょうがっこう 庭 にわ [ 編集 へんしゅう ]
日本 にっぽん の学校 がっこう の校庭 こうてい (小諸 こもろ 市立 しりつ 水明 すいめい 小学校 しょうがっこう )
日本 にっぽん では、一部 いちぶ の学校 がっこう の校庭 こうてい が芝生 しばふ 化 か している。このことを、校庭 こうてい 芝生 しばふ 化 か と言 い う。複数 ふくすう の学校 がっこう が導入 どうにゅう している。2008年 ねん 、都内 とない で最 もっと も広 ひろ い芝生 しばふ の校庭 こうてい が小金井 こがねい 市立 しりつ 小金井 こがねい 第 だい 二 に 小学校 しょうがっこう [21] 。今 いま でも校庭 こうてい の芝生 しばふ 化 か が増 ふ えている。
自然 しぜん 植生 しょくせい としての芝生 しばふ [ 編集 へんしゅう ]
普通 ふつう に見 み かける芝生 しばふ は、上記 じょうき のように人工 じんこう 的 てき な物 もの であるが、自然 しぜん のままで芝生 しばふ が成立 せいりつ している例 れい もある。日本 にっぽん では琉球 りゅうきゅう 列島 れっとう の海岸 かいがん 線 せん で、石灰岩 せっかいがん の上 うえ で天然 てんねん の芝生 しばふ が成立 せいりつ している。植物 しょくぶつ 社会 しゃかい 学 がく ではこれをイソフサギ クラスの下 した にソナレムグラ - コウライシバ群落 ぐんらく として認 みと めている。より岩 いわ の多 おお い場所 ばしょ ではナハエボシグサ やハリツルマサキ が混 こん じる。このような物 もの の代表 だいひょう 的 てき な物 もの が万 まん 座 ざ 毛 げ で見 み られる。また、牧畜 ぼくちく によって生 しょう じる二 に 次 じ 植生 しょくせい としても類似 るいじ の群落 ぐんらく が見 み られる場合 ばあい がある。
ビッグエッグターフ - 異 こと なる競技 きょうぎ に対応 たいおう できるよう開発 かいはつ された簡易 かんい 装着 そうちゃく 型 がた の天然 てんねん 芝 しば
芝 しば 政 まさし ワールド - 100万 まん m2 の芝生 しばふ をメインに用 もち いたテーマパーク
4月 がつ 8日 にち - 長野 ながの 県 けん 造園 ぞうえん 建設 けんせつ 業 ぎょう 協会 きょうかい がこの日付 ひづけ を「芝 しば の日 ひ 」と制定 せいてい している