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気象庁きしょうちょう

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日本の旗 日本にっぽん行政ぎょうせい機関きかん
気象庁きしょうちょう
きしょうちょう
Japan Meteorological Agency
役職やくしょく
長官ちょうかん もり隆志たかし
次長じちょう 吉永よしなが隆博たかひろ
気象きしょう防災ぼうさいかん 野村のむら竜一りゅういち
組織そしき
上部じょうぶ組織そしき 国土こくど交通省こうつうしょう
内部ないぶ部局ぶきょく
  • 総務そうむ
  • 情報じょうほう基盤きばん
  • 大気たいき海洋かいよう
  • 地震じしん火山かざん
施設しせつとう機関きかん
地方ちほうささえぶん部局ぶきょく
概要がいよう
法人ほうじん番号ばんごう 8000012100004 ウィキデータを編集
所在地しょざいち 105-8431
東京とうきょうみなと虎ノ門とらのもん3丁目ちょうめ6ばん9ごう気象庁きしょうちょうみなと区立くりつ教育きょういくセンター合同庁舎ごうどうちょうしゃ
北緯ほくい3539ふん57.45びょう 東経とうけい13944ふん44.97びょう / 北緯ほくい35.6659583 東経とうけい139.7458250 / 35.6659583; 139.7458250
定員ていいん 5,030にん[1]
年間ねんかん予算よさん 491おく7126まん6せんえん[2](2024年度ねんど
設置せっち根拠こんきょ法令ほうれい 国土こくど交通省こうつうしょう設置せっちほう
設置せっち 1956ねん昭和しょうわ31ねん7がつ1にち
前身ぜんしん 東京とうきょう気象台きしょうだい中央ちゅうおう気象台きしょうだい
ウェブサイト
www.jma.go.jp/jma/ ウィキデータを編集
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気象庁きしょうちょう(きしょうちょう、えい: Japan Meteorological Agency略称りゃくしょう: JMA)は、日本にっぽん行政ぎょうせい機関きかんのひとつ。気象きしょう業務ぎょうむ健全けんぜん発達はったつはかることを任務にんむとする国土こくど交通省こうつうしょう外局がいきょくである。

概要がいよう

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1875ねん明治めいじ8ねん6月1にち発足ほっそくした内務省ないむしょう地理ちりりょう東京とうきょう気象台きしょうだい(のちに中央ちゅうおう気象台きしょうだい改称かいしょう)を前身ぜんしんとする[3]1895ねん明治めいじ28ねん)の文部省もんぶしょうへの移管いかん1943ねん昭和しょうわ18ねん)の運輸うんゆ通信つうしんしょうへの移管いかんて、1945ねん昭和しょうわ20ねん)に運輸省うんゆしょう所管しょかんとなった[3]1956ねん昭和しょうわ31ねん)7がつ運輸省うんゆしょう外局がいきょく昇格しょうかくするとともに気象庁きしょうちょう改称かいしょうした[3]2001ねん平成へいせい13ねん)1がつ中央ちゅうおう省庁しょうちょう再編さいへんともな国土こくど交通省こうつうしょう外局がいきょくとなった[3]

気象庁きしょうちょう長官ちょうかんちょうとし、内部ないぶ部局ぶきょくとして総務そうむ情報じょうほう基盤きばん大気たいき海洋かいよう地震じしん火山かざんの4本庁ほんちょうくほか、施設しせつとう機関きかんとして気象きしょう研究所けんきゅうじょ気象きしょう衛星えいせいセンター高層こうそう気象台きしょうだい地磁気ちじき観測かんそくしょ気象きしょうだい学校がっこう設置せっちし、また、地方ちほうささえぶん部局ぶきょくとして、国土こくど全域ぜんいき分轄ぶんかつするかたちで5つの管区かんく気象台きしょうだい設置せっちしている。管区かんく気象台きしょうだいしたには下部かぶ組織そしきとして地方ちほう気象台きしょうだい測候所そっこうじょ各地かくち点在てんざいしている。

かつて日本にっぽんでは、気象きしょう情報じょうほう軍事ぐんじ機密きみつかかわるものとあつかわれて国家こっか独占どくせんするために、気象庁きしょうちょうがその業務ぎょうむ管轄かんかつしてきた。しかし近年きんねんは、1995ねん平成へいせい7ねん)5がつ民間みんかん気象きしょう事業じぎょうしゃによる局地きょくち天気てんき予報よほう自由じゆうがなされたように、気象きしょう情報じょうほう業務ぎょうむ民間みんかんへの開放かいほう段階だんかいてきすすみ、気象庁きしょうちょう業務ぎょうむ次第しだい国民こくみん生命せいめい財産ざいさん保護ほごにかかわる事項じこう限定げんていされつつある。たとえば、1955ねん昭和しょうわ30ねん以来いらい毎年まいとし3がつから4がつにかけて、気象庁きしょうちょうではさくら開花かいか予想よそう発表はっぴょうおこなってきたが、気象庁きしょうちょう同等どうとう情報じょうほう提供ていきょう民間みんかん気象きしょう事業じぎょうしゃからおこなわれているとして、2009ねん平成へいせい21ねん)をもってさくら開花かいか予想よそう発表はっぴょうりやめた[4]。ただし、さくら開花かいか観測かんそくは、生物せいぶつ観測かんそく一環いっかんとして継続けいぞくしている[4]

所掌しょしょう事務じむ

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気象きしょう業務ぎょうむ健全けんぜん発達はったつはかるため、国土こくど交通省こうつうしょう設置せっちほうだい47じょうどうほうだい4じょう列記れっきされた所掌しょしょう事務じむのうち、気象庁きしょうちょう分掌ぶんしょうする事務じむとしてけい9ごう規定きていしている。具体ぐたいてきには以下いかかんすることなどがある。

  1. 宇宙うちゅう開発かいはつかんするだい規模きぼ技術ぎじゅつ開発かいはつであって、気象きしょう業務ぎょうむかかるもの(だい16ごう
  2. 気象きしょう業務ぎょうむかんする基本きほんてき計画けいかく作成さくせいおよ推進すいしんだい119ごう
  3. 気象きしょう地象ちしょう地震じしんにあっては、発生はっせいした断層だんそう運動うんどうによる地震動じしんどうかぎる。)およみずぞう予報よほうおよ警報けいほうならびに気象きしょう通信つうしんだい120ごう
  4. 気象きしょう地象ちしょうどう地球ちきゅう磁気じき地球ちきゅう電気でんきおよみずぞうならびにこれらに関連かんれんする輻射ふくしゃかんする観測かんそくならびに気象きしょう地象ちしょうおよみずぞうかんする情報じょうほうだい121ごう
  5. 気象きしょうはかうつわそのはかうつわだい122ごう
  6. 気象きしょう業務ぎょうむ関連かんれんする技術ぎじゅつかんする研究けんきゅうおよ開発かいはつならびにこれらの助成じょせいならびに気象きしょう業務ぎょうむ関連かんれんする技術ぎじゅつかんする指導しどうおよ普及ふきゅうだい124ごう

気象庁きしょうちょうおこな気象きしょう業務ぎょうむ上記じょうき所掌しょしょう事務じむとほぼ一致いっち)は、気象きしょう業務ぎょうむほうのもとでおこなわれており、どうほうだい2じょうで「気象きしょう」「地象ちしょう」「みずぞう」「観測かんそく」「予報よほう」などの概念がいねん意味いみ内容ないよう定義ていぎされている。なお「気象きしょう地象ちしょうおよみずぞうかんする情報じょうほう」(どうじょうだい4こうだい3こう)にあたるものとしては、具体ぐたいてきには、天気てんき予報よほう地震じしん情報じょうほう火山かざん情報じょうほう津波つなみ情報じょうほうなどがある。

沿革えんかく

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1930ねんころ中央ちゅうおう気象台きしょうだい(げん気象庁きしょうちょう
大手町おおてまち時代じだい庁舎ちょうしゃ

組織そしき

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気象庁きしょうちょう組織そしき基本きほんてきに、法律ほうりつ国土こくど交通省こうつうしょう設置せっちほう政令せいれい国土こくど交通省こうつうしょう組織そしきれいおよび省令しょうれい気象庁きしょうちょう組織そしき規則きそく階層かいそうてき規定きていしている。

幹部かんぶ

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  • 気象庁きしょうちょう長官ちょうかん法律ほうりつだい45じょう
  • 気象庁きしょうちょう次長じちょう政令せいれいだい225じょう
  • 気象きしょう防災ぼうさいかん政令せいれいだい226じょう

気象きしょう防災ぼうさいかんは、長官ちょうかんたすけ、重大じゅうだい災害さいがい予防よぼうかか気象きしょう業務ぎょうむかんする事務じむ整理せいりするとされ、次長じちょうどうじ、指定していしょく3号俸ごうほう待遇たいぐうである[16]設置せっち目的もくてきは、専門せんもんてき知見ちけんから官邸かんてい関係かんけいしょう幹部かんぶとうとハイレベルな調整ちょうせい実施じっしすることで、災害さいがいにおける政府せいふ全体ぜんたい意思いし決定けってい迅速じんそくはかるとともに、防災ぼうさい対策たいさくかか省庁しょうちょう横断おうだんてき課題かだい的確てきかく対応たいおうするため[17]

内部ないぶ部局ぶきょく

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  • 総務そうむ政令せいれいだい227じょう
    • 参事官さんじかん省令しょうれいだい1じょう
    • 参事官さんじかん (気象きしょう地震じしん火山かざん防災ぼうさい)
    • 総務そうむ省令しょうれいだい2じょう
      • 広報こうほうしつ
      • 業務ぎょうむ評価ひょうかしつ
      • 施設しせつ物品ぶっぴん管理かんりしつ
    • 人事じんじ
      • 厚生こうせい管理かんりしつ
    • 企画きかく
      • 防災ぼうさい企画きかくしつ省令しょうれいだい28じょう
      • 地域ちいき防災ぼうさい企画きかくしつ
      • 技術ぎじゅつ開発かいはつ推進すいしんしつ
      • 国際こくさいしつ
      • 航空こうくう気象きしょう管理かんりしつ
      • 危機きき管理かんり企画きかく調整ちょうせいかん
      • 海外かいがい気象きしょうプロジェクト推進すいしんかん
    • 経理けいり管理かんりかん
    • 国際こくさい航空こうくう気象きしょう管理かんりかん
  • 情報じょうほう基盤きばん
    • 情報じょうほう政策せいさく省令しょうれいだい8じょう
      • 情報じょうほう技術ぎじゅつ推進すいしんしつ省令しょうれいだい29じょう
      • 情報じょうほう通信つうしんシステム企画きかくかん
      • 情報じょうほうセキュリティ対策たいさく企画きかくかん
    • 情報じょうほう利用りよう推進すいしん
      • 気象きしょうビジネス支援しえん企画きかくしつ省令しょうれいだい30じょう
      • 民間みんかん予報よほう業務ぎょうむ監理かんりかん
    • 数値すうち予報よほう
      • 数値すうち予報よほうモデル基盤きばん技術ぎじゅつ開発かいはつしつ省令しょうれいだい31じょう[注釈ちゅうしゃく 1]
      • 数値すうち予報よほうモデル技術ぎじゅつ開発かいはつしつ
      • 地球ちきゅうシステムモデル技術ぎじゅつ開発かいはつしつ
      • 数値すうち予報よほう技術ぎじゅつ開発かいはつ連携れんけい調整ちょうせいかん
      • データ同化どうか技術ぎじゅつ開発かいはつ推進すいしんかん
    • 情報じょうほう通信つうしん基盤きばん
      • システム運用うんようしつ省令しょうれいだい32じょう
      • データネットワーク管理かんりしつ
      • 国際こくさい通信つうしん調整ちょうせいかん
    • 気象きしょう衛星えいせい
予測よそくモデルの開発かいはつ担当たんとうする部門ぶもん集約しゅうやく予測よそく精度せいど向上こうじょうけた技術ぎじゅつ開発かいはつ体制たいせい構築こうちくするとともに、気象きしょう情報じょうほう・データの流通りゅうつう活用かつようおこな[17]
  • 衛星えいせい整備せいび計画けいかくかん省令しょうれいだい33じょう
  • 衛星えいせい運用うんよう事業じぎょう管理かんりかん
  • 大気たいき海洋かいよう
    • 業務ぎょうむ省令しょうれいだい14じょう
      • 気象きしょう技術ぎじゅつ開発かいはつしつ省令しょうれいだい34じょう
      • 気象きしょう情報じょうほう企画きかくかん
      • 気象きしょう観測かんそくビッグデータ連携れんけい調整ちょうせいかん
      • 観測かんそくせん運用うんよう管理かんりかん
    • 気象きしょうリスク対策たいさく
      • 気候きこう変動へんどう対策たいさく推進すいしんしつ省令しょうれいだい35じょう
      • アジア太平洋たいへいよう気象きしょう防災ぼうさいセンター
      • 地域ちいき気象きしょう防災ぼうさい推進すいしんかん
      • 広域こういき避難ひなん支援しえん気象きしょう防災ぼうさい推進すいしんかん
      • 沿岸えんがん防災ぼうさい情報じょうほう調整ちょうせいかん
      • 台風たいふう防災ぼうさい情報じょうほう調整ちょうせいかん
    • 予報よほう
      • 航空こうくう予報よほうしつ省令しょうれいだい36じょう
      • 気象きしょう監視かんし警報けいほうセンター
      • 主任しゅにん予報よほうかん
      • 航空こうくう予報よほう技術ぎじゅつ開発かいはつ推進すいしんかん
    • 観測かんそく整備せいび計画けいかく
      • 観測かんそく技術ぎじゅつ調整ちょうせいかん省令しょうれいだい37じょう
      • 遠隔えんかく観測かんそく技術ぎじゅつ管理かんり調整ちょうせいかん
    • 気候きこう情報じょうほう
      • 異常いじょう気象きしょう情報じょうほうセンター(省令しょうれいだい38じょう
      • 気候きこう情報じょうほう調整ちょうせいかん
    • 環境かんきょう海洋かいよう気象きしょう
台風たいふう大雨おおあめ大雪おおゆき猛暑もうしょ高潮こうちょうといった気象きしょうリスクへの対応たいおうするよう、短期たんきてき台風たいふう大雨おおあめとうかんする防災ぼうさい気象きしょう情報じょうほうから、長期ちょうきてきぶし予報よほう気候きこう変動へんどう予測よそく、さらには、高潮こうちょう海面かいめん上昇じょうしょうなどの海洋かいようかんする情報じょうほうまで、一体いったいてき提供ていきょうおこな[17]従来じゅうらいの「予報よほう」はこの改編かいへんにより廃止はいしされた。
  • 海洋かいよう気象きしょう情報じょうほうしつ省令しょうれいだい39じょう
  • ぜんたま大気たいき監視かんし調整ちょうせいかん
  • 地震じしん火山かざん
    • 管理かんり省令しょうれいだい21じょう
      • 地震じしん情報じょうほう企画きかくかん省令しょうれいだい40じょう
      • 火山かざん対策たいさくかん
    • 地震じしん津波つなみ監視かんし
      • 地震じしん津波つなみ防災ぼうさい推進すいしんしつ省令しょうれいだい41じょう
      • 地震じしん津波つなみ監視かんし警報けいほうセンター
      • 国際こくさい地震じしん津波つなみ情報じょうほう調整ちょうせいかん
    • 火山かざん監視かんし
      • 火山かざん防災ぼうさい推進すいしんしつ省令しょうれいだい42じょう
      • 火山かざん監視かんし警報けいほうセンター
      • 火山かざん機動きどう観測かんそく管理かんりかん
      • 火山かざん活動かつどう評価ひょうか解析かいせきかん
      • 国際こくさい火山灰かざんばい情報じょうほう調整ちょうせいかん
    • 地震じしん火山かざん技術ぎじゅつ調査ちょうさ
地震じしん津波つなみ火山かざん観測かんそくおこない、地震じしん情報じょうほうなどを発表はっぴょうする。地震じしん津波つなみ監視かんしには松代まつだい地震じしん観測かんそくしょ場所ばしょ気象庁きしょうちょう本庁ほんちょうしゃではなく長野ながのけん松代まつだい大本営だいほんえいあと)、365にち24あいだ全国ぜんこく地震じしん観測かんそく必要ひつようおうじて自動じどう緊急きんきゅう地震じしん速報そくほうはっする「地震じしん火山かざん現業げんぎょうしつ」(1チーム8にんで8あいだ3交代こうたいせい)、北西ほくせい太平洋たいへいようでのだい津波つなみ監視かんし必要ひつようおうじて周辺しゅうへん各国かっこく警報けいほうはっする「北西ほくせい太平洋たいへいよう津波つなみ情報じょうほうセンター」がかれている。
  • だい規模きぼ地震じしん調査ちょうさしつ省令しょうれいだい43じょう
  • 地震動じしんどう津波つなみ予測よそくモデル開発かいはつ推進すいしんかん
  • 地震じしん火山かざん観測かんそく企画きかく調整ちょうせいかん
  • 地震じしん火山かざん解析かいせき技術ぎじゅつ開発かいはつ推進すいしんかん

施設しせつとう機関きかん

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地方ちほうささえぶん部局ぶきょく

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:気象庁きしょうちょう/管区かんく気象台きしょうだい/沖縄気象台おきなわきしょうだい :施設しせつとう機関きかん

気象庁きしょうちょう地方ちほうささえぶん部局ぶきょくには管区かんく気象台きしょうだいおよび沖縄おきなわ気象台きしょうだいの2区分くぶんがあり、いずれも気象台きしょうだいである。管区かんく気象台きしょうだい沖縄おきなわ気象台きしょうだいは「管区かんく気象台きしょうだいとう」と総称そうしょうされ(法律ほうりつだい49じょうだい1こう)、全国ぜんこく分轄ぶんかつする。それらの下部かぶ組織そしきとしてかく道府県どうふけんにおおむね1かしょ以上いじょうかれている地方ちほう気象台きしょうだいとこれを補助ほじょする測候所そっこうじょがある。地方ちほう気象台きしょうだいおよび測候所そっこうじょのうち、航空機こうくうき利用りようきょうするための気象きしょう地象ちしょうおよみずぞう予報よほうおよ警報けいほうをつかさどり、空港くうこうとその周辺しゅうへん管轄かんかつする類型るいけいは、とくに航空こうくう地方ちほう気象台きしょうだいおよび航空こうくう測候所そっこうじょばれる。

かつては地方ちほうささえぶん部局ぶきょく区分くぶんひとつとして海洋かいよう気象台きしょうだいがあり、函館はこだて舞鶴まいづる神戸こうべ長崎ながさきの4かしょかれ、気象庁きしょうちょう本庁ほんちょうとで5つに管轄かんかつけて海洋かいよう気象きしょう業務ぎょうむ海上かいじょう警報けいほう発表はっぴょうおこなっていた[19]気象きしょう観測かんそく予報よほう体制たいせい強化きょうかするためとして[20]2013ねん平成へいせい25ねん10月1にち地方ちほう気象台きしょうだいとう移行いこうし、廃止はいしされた。

さらさかのぼると、各地かくち気象台きしょうだい明治めいじ時代じだい府県ふけんなどが設立せつりつした測候所そっこうじょ前身ぜんしんで、気象きしょう官署かんしょ官制かんせいなどにより1937ねんから1939ねんにかけて国営こくえい移管いかん中央ちゅうおう気象台きしょうだい当時とうじ)の所属しょぞくとなっている[21][22]1930年代ねんだい札幌さっぽろ大阪おおさか福岡ふくおか名古屋なごや金沢かなざわ米子よなご沖縄おきなわ中央ちゅうおう気象台きしょうだいささえだい設立せつりつされ、のち札幌さっぽろ大阪おおさか福岡ふくおか管区かんく気象台きしょうだい改組かいそ、ほかは地方ちほう気象台きしょうだい改称かいしょうした。1939ねん昭和しょうわ14ねん)には中央ちゅうおう気象台きしょうだいおよび管区かんく気象台きしょうだい3かしょ地方ちほう気象台きしょうだい5かしょ測候所そっこうじょ76かしょ体制たいせいとなる[22]1949ねん昭和しょうわ24ねん)11月から管区かんく気象台きしょうだい5かしょ1957ねん昭和しょうわ32ねん)9がつから地方ちほう気象台きしょうだい44かしょ現在げんざいとほぼおな名称めいしょう体制たいせいとなり、1972ねん昭和しょうわ47ねん)5がつ沖縄気象台おきなわきしょうだい沖縄おきなわけん気象台きしょうだい3かしょが、2013ねんきゅう海洋かいよう気象台きしょうだいがそれぞれくわわっている。

機動きどう調査ちょうさはん

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気象庁きしょうちょう 機動きどう調査ちょうさはん(きしょうちょう きどうちょうさはん、英語えいご: JMA Mobile Observation Team, JMA-MOT)とは、自然しぜん災害さいがい発生はっせい気象庁きしょうちょうが、被災ひさい地域ちいき周辺しゅうへん調査ちょうさ現象げんしょう解説かいせつのために編成へんせいする職員しょくいん派遣はけん統一とういつてき名称めいしょう[注釈ちゅうしゃく 2]2008ねん平成へいせい20ねん10月17にち発足ほっそくされた。調査ちょうさ活動かつどう事象じしょうとして「竜巻たつまきとう突風とっぷう地震じしん津波つなみ火山かざん高潮こうちょう高波たかなみ」が、解説かいせつ活動かつどう事象じしょうとして「気象きしょう地震じしん火山かざん」がげられている[24]設立せつりつにあたり気象庁きしょうちょう長官ちょうかん記者きしゃ会見かいけんで『事前じぜん研修けんしゅうをした要員よういん登録とうろくし、そのなかから業務ぎょうむ支障ししょうがないよう派遣はけんする』としている[23]

これにたいして、だい規模きぼ災害さいがい発生はっせい発生はっせい予想よそうふくむ)にさいして、都道府県とどうふけん市町村しちょうそん災害さいがい対策たいさく本部ほんぶとう気象庁きしょうちょう職員しょくいん派遣はけんするために編成へんせいされる「気象庁きしょうちょう防災ぼうさい対応たいおう支援しえんチーム(英語えいご: JMA Emergency Task Team, JETT)」があり、2018ねん平成へいせい30ねん5月1にち創設そうせつされたものである[25]創設そうせつ初年度しょねんどの2018ねん平成へいせい30ねん北海道ほっかいどう胆振いぶり東部とうぶ地震じしんこったときには、JETTJMA-MOTのいずれもが派遣はけん出動しゅつどうしている[26]

財政ざいせい

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2024年度ねんどれい5年度ねんど一般いっぱん会計かいけい当初とうしょ予算よさんにおける気象庁きしょうちょう所管しょかん歳出さいしゅつ予算よさんは491おく7126まん6せんえん[2]科目かもく内訳うちわけ気象きしょう官署かんしょ共通きょうつうが354おく9858まんえん気象きしょう官署かんしょ施設しせつが7337まん5せんえん観測かんそく予報よほうとう業務ぎょうむが112おく6696まんえん気象きしょう研究所けんきゅうじょが23おく3235まん1せんえんとなっている。物件ぶっけんおよび人件じんけんけると、物件ぶっけんは 149おく44ひゃくまんえん[注釈ちゅうしゃく 3]人件じんけんが342おく27ひゃくまんえんとなる[27]

職員しょくいん

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一般いっぱんしょく在職ざいしょくしゃすうは2023ねん7がつ1にち現在げんざい、4,356にん男性だんせい3,792にん女性じょせい564にん)である[28]定員ていいん省令しょうれい国土こくど交通省こうつうしょう定員ていいん規則きそくにより5,030にんじん[1]

職員しょくいん競争きょうそう試験しけんによる採用さいよう国家こっか公務員こうむいん採用さいよう総合そうごうしょく試験しけんいんそつしゃ試験しけん)、どう大卒だいそつ程度ていど試験しけん)、国家こっか公務員こうむいん採用さいよう一般いっぱんしょく試験しけん大卒だいそつ程度ていど試験しけん)および気象きしょうだい学校がっこう学生がくせい採用さいよう試験しけん合格ごうかくしゃなかからおこなわれる。いずれも人事院じんじいん実施じっしする。過去かこ採用さいよう実績じっせきではきゅうIたねおよびIIしゅ現在げんざい総合そうごうしょくおよび一般いっぱんしょく相当そうとう)およそ9わり理工りこうけい試験しけん区分くぶんからの合格ごうかくしゃめている[29]気象きしょうだい学校がっこう学生がくせい採用さいよう試験しけん気象きしょうだい学校がっこう大学だいがく学生がくせい採用さいようするための専門せんもんしょく試験しけんであり、高卒こうそつ程度ていど受験じゅけん資格しかくとする。1959ねん気象庁きしょうちょう研修けんしゅうしょ高等こうとう学生がくせい採用さいよう試験しけんとしてはじまり、1962年度ねんどより研修けんしゅうしょ気象きしょうだい学校がっこう移行いこうしたことにともない、現在げんざい名称めいしょうあらためられた(人事院じんじいん2012、p. 251)。

気象庁きしょうちょう職員しょくいん一般いっぱんしょく国家こっか公務員こうむいんなので、給与きゅうよかんしては一般いっぱんしょく給与法きゅうよほう適用てきようされる。俸給ほうきゅうひょう行政ぎょうせいしょく俸給ほうきゅうひょうないし指定していしょく俸給ほうきゅうひょう適用てきようされる。ただし、気象きしょうだい学校がっこう勤務きんむする教頭きょうとう教授きょうじゅじゅん教授きょうじゅ講師こうしおよじょきょう教育きょういくしょく俸給ほうきゅうひょういち)の適用てきよう範囲はんいとなる(人事院じんじいん規則きそくきゅうだい8じょう)。人事院じんじいん指定していにより、特定とくてい職務しょくむたいして特殊とくしゅ勤務きんむ手当てあて爆発ばくはつぶつ取扱とりあつかいとう作業さぎょう手当てあて航空こうくう手当てあて山上さんじょう作業さぎょう手当てあて夜間やかん特殊とくしゅ業務ぎょうむ手当てあて)が支給しきゅうされる(人事院じんじいん規則きそくきゅうさん〇)。

一般いっぱんしょく国家こっか公務員こうむいんなので、労働ろうどう基本きほんけんのうち争議そうぎけん団体だんたい協約きょうやく締結ていけつけん国家こっか公務員こうむいんほうによりみとめられていない。団結だんけつけんみとめられており、職員しょくいん労働ろうどう組合くみあいとしてくに公法こうほう規定きていする「職員しょくいん団体だんたい」を結成けっせいし、しくは結成けっせいせず、またはこれに加入かにゅうし、しくは加入かにゅうしないことができる(くに公法こうほうだい108じょうの2だい3こう)。

現在げんざい職員しょくいん団体だんたいとしては国土こくど交通こうつう労働ろうどう組合くみあい略称りゃくしょう:国交こっこう労組ろうそ)と沖縄おきなわ国家こっか公務員こうむいん労働ろうどう組合くみあい沖縄おきなわこくおおやけろう)の支部しぶ活動かつどうしている。札幌さっぽろ管区かんく気象台きしょうだいにおいては国交こっこう労組ろうそ北海道ほっかいどう気象きしょう支部しぶ仙台せんだい管区かんく気象台きしょうだいにおいてはどう東北とうほく気象きしょう支部しぶ本庁ほんちょうにおいてはどう東京とうきょう気象きしょう支部しぶ東京とうきょう管区かんく気象台きしょうだいにおいてはどう関東かんとう中部ちゅうぶ気象きしょう支部しぶ気象きしょう研究所けんきゅうじょにおいてはどう気象きしょう研究所けんきゅうじょ支部しぶ大阪管区気象台おおさかかんくきしょうだいにおいてはどう関西かんさい気象きしょう支部しぶ福岡ふくおか管区かんく気象台きしょうだいにおいてはどう九州きゅうしゅう気象きしょう支部しぶ沖縄気象台おきなわきしょうだいにおいてはどう沖縄おきなわ気象きしょう支部しぶおよび沖縄おきなわこくおおやけろう気象きしょう支部しぶ現存げんそんする。加盟かめい単産たんさんくにこう労組ろうそくにこう労連ろうれん沖縄おきなわこくおおやけろうくにこう連合れんごうとなっている。以前いぜん1957ねん結成けっせいされたぜん気象きしょう労働ろうどう組合くみあいぜん気象きしょう)が最大さいだい組合くみあいであったが、2011ねん9月、だい55かい定期ていき大会たいかい発展はってんてき解散かいさん決定けっていし、国土こくど交通省こうつうしょうにおけるくにこう労連ろうれん傘下さんか労組ろうそなどと統合とうごうして国土こくど交通こうつう労働ろうどう組合くみあい結成けっせいし、組織そしき国交こっこう労組ろうそ上記じょうき8つ支部しぶとして分割ぶんかつ再編さいへんされた。

組織そしきりつ団体だんたいすうは、国土こくど交通省こうつうしょう全体ぜんたいのもののみ公表こうひょうされている。国土こくど交通省こうつうしょう該当がいとうこう参照さんしょう

所管しょかん法人ほうじん

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国土こくど交通省こうつうしょう該当がいとうこう参照さんしょう

システム

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気象きしょう観測かんそく地震じしん観測かんそくなど各種かくしゅ観測かんそくシステムを導入どうにゅうし、24あいだ管理かんり運用うんようしている。

船舶せんぱく

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海洋かいよう気象きしょう観測かんそくおこな気象きしょう観測かんそくせん運用うんようしている。

広報こうほう

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気象庁きしょうちょう編集へんしゅうする白書はくしょには『気象きしょう業務ぎょうむはいま』(通称つうしょう:気象きしょう白書はくしょ)がある[30]。ほかに暴風ぼうふう豪雨ごうう地震じしんとう自然しぜん現象げんしょうによる災害さいがい発生はっせいした場合ばあい作成さくせい公表こうひょうされる「災害さいがい自然しぜん現象げんしょう報告ほうこくしょ」がある。災害さいがいこした現象げんしょう気象庁きしょうちょうのとった措置そちなどの概要がいようをまとめた作成さくせい公表こうひょうしているものである。年度ねんどごとにごうすうがふられる。

なお、気象庁きしょうちょうウェブサイト(ホームページ)におけるURLドメインめいは「www.jma.go.jp」で、国土こくど交通こうつうしょう(mlit.go.jp)からは独立どくりつしている。

定期ていき刊行かんこう広報こうほうとして、2002ねん5月に創刊そうかんされたオンラインペーパーの『こんにちは!気象庁きしょうちょうです!』が刊行かんこうされていたが[31]、オンラインペーパーとしては、2018ねん1がつ発刊はっかん最後さいごとなっている[32][注釈ちゅうしゃく 4]。なお、2018ねん3がつまで発刊はっかんされていた国土こくど交通省こうつうしょう広報こうほうである『国土こくど交通こうつう[34]においても情報じょうほう発信はっしんしていた。

庁舎ちょうしゃ

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本庁ほんちょうしゃは、2020ねんれい2ねん)11月から東京とうきょうみなと虎ノ門とらのもんさん丁目ちょうめ6ばん9ごう所在しょざいする[35]

ほん庁舎ちょうしゃないには一般人いっぱんじん利用りようできる施設しせつとして、気象庁きしょうちょう業務ぎょうむ説明せつめいする「気象きしょう科学かがくかん」、天気てんき相談そうだんしょおよび国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかん支部しぶ気象庁きしょうちょう図書館としょかんがある。いずれも入場にゅうじょう無料むりょう

1964ねん昭和しょうわ39ねん)から2020ねんまでは東京とうきょう千代田ちよだ大手町おおてまちいち丁目ちょうめ3ばん4ごう所在しょざいしていた。2007ねん平成へいせい19ねん6月15にち開催かいさいされた財務省ざいむしょう国有こくゆう財産ざいさん有効ゆうこう活用かつようかんする検討けんとう・フォローアップ有識者ゆうしきしゃ会議かいぎにおいて、気象庁きしょうちょう庁舎ちょうしゃみなと虎ノ門とらのもん移転いてんし、跡地あとち売却ばいきゃくすることが提言ていげんされ、大手町おおてまち庁舎ちょうしゃから虎ノ門とらのもん庁舎ちょうしゃへの移転いてん計画けいかくすすめられた。庁舎ちょうしゃ移転いてんかんしては、現在地げんざいち観測かんそく業務ぎょうむおこなっている東京とうきょう管区かんく気象台きしょうだい大手町おおてまち本庁ほんちょう庁舎ちょうしゃ入居にゅうきょしていた)も庁舎ちょうしゃ移転いてん東京とうきょう清瀬きよせ[36] することになり、地上ちじょう気象きしょう観測かんそく施設しせつ気温きおん風向ふうこう風速ふうそく観測かんそくてん東京とうきょう」)は2014ねん12月2にちから近隣きんりんきた丸公園まるこうえんうち移設いせつして運用うんようしている[37][38]

きゅう庁舎ちょうしゃには、気象きしょう資料しりょう専門せんもんてんである津村つむら書店しょてん入居にゅうきょしていたが、虎ノ門とらのもんへの移転いてんともない、2020ねん12月28にちをもって店舗てんぽとしての営業えいぎょうえた[39]

歴代れきだい中央ちゅうおう気象台きしょうだいちょう気象庁きしょうちょう長官ちょうかん

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だい 氏名しめい 就任しゅうにん年月日ねんがっぴ 備考びこう
中央ちゅうおう気象台きしょうだいちょう
1 荒井あらいいくこれすけ 1890ねん8がつ2にち 中央ちゅうおう気象台きしょうだい官制かんせい制定せいていもとづく。
2 小林こばやし一知かずとも 1891ねん8がつ16にち
3 中村なかむらきよしおとこ 1895ねん8がつ30にち
4 岡田おかだ武松たけまつ 1923ねん7がつ14にち
5 藤原ふじわらさきたいら 1941ねん7がつ30にち
6 かずいたる清夫すみお 1947ねん3月31にち
気象庁きしょうちょう長官ちょうかん
1 かずいたる清夫すみお 1956ねん7がつ1にち
2 畠山はたけやま久尚ひさなお 1963ねん3月26にち
3 柴田しばたよし 1965ねん3月31にち
4 吉武よしたけもと 1969ねん3月31にち
5 高橋たかはしひろし一郎いちろう 1971ねん3月31にち
6 毛利もうり圭太郎けいたろう 1974ねん4がつ1にち
7 有住ありずみただしかい 1976ねん4がつ1にち
8 窪田くぼた正八しょうはち 1978ねん4がつ1にち
9 増澤ますざわゆずる太郎たろう 1980ねん4がつ1にち
10 末廣すえひろ重二しげじ 1983ねん4がつ1にち
11 内田うちだ英治えいじ 1985ねん4がつ1にち
12 菊池きくち幸雄ゆきお 1987ねん4がつ1にち
13 たて平良たいらさん 1990ねん4がつ1にち
14 新田にったしょう 1992ねん4がつ1にち
15 二宮にのみやこうさん 1993ねん4がつ1にち
16 小野おの俊行としゆき 1996ねん4がつ1にち
17 瀧川たきがわ雄壮ゆうそう 1998ねん4がつ1にち
18 山本やまもと孝二こうじ 2000ねん4がつ18にち 有珠山うすざん噴火ふんかのため就任しゅうにん延期えんきとなる。
19 北出きたいで武夫たけお 2003ねん4がつ1にち
20 長坂ながさかすばるいち 2004ねん4がつ1にち
21 平木ひらきあきら 2006ねん4がつ1にち
22 櫻井さくらい邦雄くにお 2009ねん4がつ1にち
23 羽鳥はとり光彦みつひこ 2011ねん1がつ18にち
24 西出にしで則武のりたけ 2014ねん4がつ1にち
25 橋田はしだ俊彦としひこ 2016ねん4がつ1にち
26 関田せきた康雄やすお 2019ねん4がつ1にち
27 長谷川はせがわ直之なおゆき 2021ねん1がつ5にち
28 大林おおばやしただしてん 2023ねん1がつ5にち
29 もり隆志たかし 2024ねん1がつ17にち 能登半島のとはんとう地震じしんのため就任しゅうにん延期えんきとなる。

幹部かんぶ職員しょくいん

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気象庁きしょうちょう幹部かんぶ以下いかのとおりである[40]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 以下いか3つのしつは、茨城いばらきけんつくば高層こうそう気象台きしょうだい庁舎ちょうしゃない数値すうち予報よほう開発かいはつセンターとして設置せっちされる[18]
  2. ^ 統一とういつてき名称めいしょう付与ふよされる以前いぜんから2008ねん時点じてんにおいて、国土こくど交通省こうつうしょう発足ほっそくさせた緊急きんきゅう災害さいがい対策たいさく派遣はけんたい(TEC-FORCE)の一環いっかんとして活動かつどうおこなっていた[23]
  3. ^ デジタルちょう一括いっかつ計上けいじょう政府せいふ情報じょうほうシステムにかか経費けいひぶん(57おく60ひゃくまんえん)をふくんだ場合ばあい物件ぶっけん総額そうがくは、207おく4ひゃくまんえん
  4. ^ 気象庁きしょうちょうホームページにおいて『こんにちは!気象庁きしょうちょうです!』は2018ねん平成へいせい30ねん)3がつ1にちにリニューアルされて、ウェブサイトの「トピックス ~こんにちは!気象庁きしょうちょうです!~」に移行いこうしたむね告知こくちされたが[33]、その「トピックス ~こんにちは!気象庁きしょうちょうです!~」の名称めいしょうそのものはえている。

出典しゅってん

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  1. ^ a b 国土こくど交通省こうつうしょう定員ていいん規則きそく平成へいせい13ねん1がつ6にち国土こくど交通こうつう省令しょうれいだい28ごう」(最終さいしゅう改正かいせい:2024ねん7がつ31にち国土こくど交通こうつう省令しょうれいだい78ごう
  2. ^ a b れい6年度ねんど一般いっぱん会計かいけい予算よさん (PDF) 財務省ざいむしょう
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 気象庁きしょうちょう歴史れきし”. 気象庁きしょうちょう. 2023ねん2がつ17にち閲覧えつらん
  4. ^ a b 気象庁きしょうちょう観測かんそく計画けいかく気象庁きしょうちょうにおけるさくらの開花かいか予想よそう発表はっぴょう終了しゅうりょうについて気象庁きしょうちょう、2009ねん12月25にち 報道ほうどう発表はっぴょう
  5. ^ 荒川あらかわ(1941)、29ぺーじ
  6. ^ The establishment of a system of meteorological observations in Japan. The Nature. (February 26, 1874). p. 335 
  7. ^ 気象庁きしょうちょう総務そうむ総務そうむ広報こうほうしつ気象きしょう記念きねんについて気象庁きしょうちょう、2006ねん5がつ26にち
  8. ^ a b 荒川あらかわ(1941)、8ぺーじ
  9. ^ a b c 市澤いちさわ成介しげゆき防災ぼうさい気象きしょう情報じょうほう歴史れきし」、日本にっぽん災害さいがい情報じょうほう学会がっかい、『災害さいがい情報じょうほう』、12かん、pp.6-11、2014ねん doi:10.24709/jasdis.12.0_6
  10. ^ a b c にょうむら曜『最新さいしん図解ずかい 特別とくべつ警報けいほう自然しぜん災害さいがいがわかるほん』、ム社むしゃ、2015ねん ISBN 9784274505614 p.70-75
  11. ^ 気象庁きしょうちょう観測かんそく計画けいかく東京とうきょう管区かんく気象台きしょうだい東京とうきょうじょう移転いてんさきについて気象庁きしょうちょう、2008ねん9がつ18にち報道ほうどう発表はっぴょう
  12. ^ CeMI気象きしょう防災ぼうさい支援しえん研究けんきゅうセンター NewsLetter Vol.28 - 環境かんきょう防災ぼうさい総合そうごう政策せいさく研究けんきゅう機構きこう(CeMI)気象きしょう防災ぼうさい支援しえん研究けんきゅうセンター、2023ねん9がつ
  13. ^ 日本にっぽん科学かがく技術ぎじゅつ大系たいけい 地球ちきゅう宇宙うちゅう科学かがく 日本にっぽん科学かがく学会がっかいへん[ようページ番号ばんごう]
  14. ^ 気象庁きしょうちょうマスコットキャラクター はれるん
  15. ^ 気象庁きしょうちょう虎ノ門とらのもん移転いてん 明治めいじ観測かんそく開始かいし 時事通信じじつうしん2020ねん11月15にち、2020ねん11月15にちアーカイブ
  16. ^ 指定していしょく俸給ほうきゅうひょう適用てきようける職員しょくいん号俸ごうほうさだならびに職務しょくむきゅう定数ていすう設定せっていおよ改定かいていかんする意見いけんれい4年度ねんど)p50” (PDF). 人事院じんじいん. 2022ねん4がつ25にち閲覧えつらん
  17. ^ a b c 国土こくど交通省こうつうしょう組織そしきれい一部いちぶ改正かいせいする政令せいれい」が閣議かくぎ決定けってい”. 気象庁きしょうちょう (2020ねん9がつ1にち). 2020ねん10がつ1にち閲覧えつらん
  18. ^ 数値すうち予報よほう開発かいはつセンター(2023ねん3がつ1にちアーカイブ) - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんWeb Archiving Project
  19. ^ "海洋かいよう気象台きしょうだい". 小学しょうがくかん日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)」. コトバンクより2023ねん2がつ17にち閲覧えつらん
  20. ^ 気象庁きしょうちょう総務そうむ企画きかく気象きしょう業務ぎょうむほうおよ国土こくど交通省こうつうしょう設置せっちほう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつあんについて平成へいせい25ねん3がつ8にち
  21. ^ "気象台きしょうだい". 小学しょうがくかん日本にっぽんだい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ)」. コトバンクより2023ねん2がつ17にち閲覧えつらん
  22. ^ a b 濱松はままつ音藏おとぞう (1981). “特集とくしゅう 日本にっぽん地震じしんがくひゃくねんあゆだい2 かく研究けんきゅう機関きかん歴史れきし だい3しょう 気象庁きしょうちょう”. 地震じしん だい2輯 34 (特別とくべつごう). doi:10.4294/zisin1948.34.special_143. 
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  28. ^ 一般職国家公務員在職状況統計表 (PDF)れい5ねん7がつ1にち現在げんざい
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  34. ^ 広報こうほう国土こくど交通こうつう(2023ねん3がつ1にちアーカイブ) - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんWeb Archiving Project
  35. ^ 気象庁きしょうちょう本庁ほんちょうしゃ移転いてんについて” (PDF). 気象庁きしょうちょう (2020ねん10がつ12にち). 2020ねん11月25にち閲覧えつらん
  36. ^ 気象庁きしょうちょう平成へいせい31年度ねんど気象庁きしょうちょう関係かんけい予算よさん決定けってい概要がいよう (PDF) 」 2018ねん12月21にち報道ほうどう発表はっぴょう[ようページ番号ばんごう]
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  39. ^ 気象庁きしょうちょうしん庁舎ちょうしゃに“予報よほう聖地せいち”は閉店へいてん」『にっテレNEWS24』2020ねん11月24にち2020ねん11月25にち閲覧えつらん
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参考さんこう文献ぶんけん

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  • 荒川あらかわ秀俊ひでとし日本にっぽん気象きしょうがく」、河出かわで書房しょぼう、1941ねん 

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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