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石見いわみ神楽かぐら

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

石見いわみ神楽かぐら(いわみかぐら)は、日本にっぽん神楽かぐら様式ようしきのひとつ。島根しまねけん西部せいぶ石見いわみ地方ちほう)と広島ひろしまけん北西ほくせい安芸あき地方ちほう北部ほくぶ)において伝統でんとう芸能げいのうとしてがれている。日本にっぽん神話しんわなどを題材だいざいとし、演劇えんげき要素ようそつ。

神社じんじゃでの石見いわみ神楽かぐら奉納ほうのう様子ようす

起源きげん伝播でんぱ

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起源きげんについては諸説しょせつあるが、石見いわみ地方ちほうにおいて室町むろまち時代ときよ後期こうきにはすでえんじられていたとわれ、田楽でんがくけい神楽かぐらであるだいもと神楽かぐら[1]をルーツとし、出雲いずもりゅう神楽かぐら佐陀さだしんのう)・のう狂言きょうげん歌舞伎かぶきなどが影響えいきょうあたえて演劇えんげきせいし、現在げんざい石見いわみ神楽かぐら形成けいせいされたとされる[2]

その広島ひろしまけん北西ほくせいへとつたわり、各々おのおの地方ちほうにおいて独自どくじ変化へんかげている。現在げんざいでは、広島ひろしまけん北西ほくせいでの神楽かぐらを『芸北げいほく神楽かぐら』『ひろしま安芸あき高田たかだ神楽かぐら』とんで区別くべつする場合ばあいもある。また戦後せんご野村のむら砂男すなおによって北九州きたきゅうしゅうつたえられた石見いわみ神楽かぐら北九州きたきゅうしゅう地域ちいき気質きしつかたち変化へんかした『折尾おりお神楽かぐら』となり地域ちいき郷土きょうど芸能げいのうとして定着ていちゃくしている[3]

1979ねん前述ぜんじゅつだいもと神楽かぐらくに重要じゅうよう無形むけい民俗みんぞく文化財ぶんかざい指定していされたほか、かくけん各地かくちおおくの神楽かぐらけんまたは市町村しちょうそん無形むけい民俗みんぞく文化財ぶんかざい指定していされている[4]。2017ねんには高円宮たかまどのみや殿下でんか記念きねん地域ちいき伝統でんとう芸能げいのう大賞たいしょう受賞じゅしょう[5]2019ねん5がつ20日はつかには、石見いわみ神楽かぐら(および15の構成こうせい文化財ぶんかざい[6])が日本にっぽん遺産いさん認定にんていされた[7]

特徴とくちょう

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神楽かぐら子供こどもたち(演目えんもく恵比須えびす

なな神楽かぐらめんなしでう、きよめやはらいのものまい)とかみのう神話しんわげきのうまい)とが整然せいぜんかれず、演劇えんげきせいエンターテインメントせいつよめた大衆たいしゅうてき芸能げいのうとして発展はってんしている。一般いっぱんてき神楽かぐらイメージとは一線いっせんかくした「軽快けいかいかつはげしい囃子はやしい」が特徴とくちょうで、さかんな石見いわみ地方ちほう広島ひろしまけん北西ほくせいでは子供こどもから高齢こうれいしゃにまで幅広はばひろ人気にんきがある。

石見いわみ神楽かぐらはもともと、収穫しゅうかく自然しぜんかみ五穀豊穣ごこくほうじょう感謝かんしゃする神事しんじとして、氏神うじがみしゃにおいてよるてっしてあさまで奉納ほうのうされるものだったが、現在げんざいはこの奉納ほうのう神楽かぐらくわえ、地元じもとほか各地かくちおこなわれる定期ていき上演じょうえん競技きょうぎかい競演きょうえん大会たいかい)、まつ民間みんかん各種かくしゅイベントなどでも披露ひろうされている。各種かくしゅ競技きょうぎ大会たいかい観光かんこう定期ていき公演こうえんなどをのぞけば無料むりょうられる場合ばあい大半たいはんであり、観覧かんらん制限せいげんもないため、石見いわみ神楽かぐらられる機会きかい年中ねんじゅうとおして非常ひじょうおおくなっている。

また、島根しまね県立けんりつしまね海洋かいようかんアクアス浜田はまだ/江津ごうつ)、神楽かぐらさとまい乃市(江津ごうつ[8]温泉おんせんテーマパーク「神楽かぐら門前もんぜん湯治とうじむら」(広島ひろしまけん安芸あき高田たかだ)、国営こくえい備北丘陵きゅうりょう公園こうえんどうけん庄原しょうばら)など、神社じんじゃ以外いがいにも神楽かぐら専用せんよう舞台ぶたい常設じょうせつしている施設しせつもある。2019ねん4がつには、当該とうがい地域ちいきがいでははつとなる常設じょうせつ定期ていき公演こうえん施設しせつ石見いわみ神楽かぐらなにわかん」(大阪おおさか難波なんば)がオープンしている[9]

近年きんねん全国ぜんこく各地かくちでの上演じょうえん機会きかいえ、ヨーロッパアジア中東ちゅうとうなどに遠征えんせいしての外国がいこく公演こうえんおこなわれている。以上いじょうから、当該とうがい地域ちいき神楽かぐら地元じもと主要しゅよう観光かんこう資源しげんとしての様相ようそうていしてきている[10]

神楽かぐら団体だんたい

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神楽かぐら団体だんたい石見いわみ地方ちほうおよび広島ひろしまけん北西ほくせい各々おのおの100以上いじょうおよ[11]、その地域ちいき団体だんたいごと様々さまざま特徴とくちょうがある。

大正たいしょう以前いぜんは、かく地域ちいき神職しんしょくまたは氏子うじこ奉納ほうのうのためにあつまって団体だんたい形成けいせいしていた。20世紀せいき後半こうはんからは「同好どうこうかい保存ほぞんかい」として結成けっせいされた団体だんたいや、島根しまねけんがい有志ゆうし発足ほっそくした団体だんたい増加ぞうかしている。このため氏子うじことして地元じもと団体だんたい弟子でしりせず、このみの団体だんたい加入かにゅうするケースが主流しゅりゅうとなっている[12]子供こども神楽かぐらさかんであり、石見いわみ神楽かぐら伝承でんしょうちからそそがれている。

奉納ほうのうさきからの奉納ほうのうきん観客かんきゃくからの花代はなだい祝儀しゅうぎ)、寄付きふとう収入しゅうにゅうとして活動かつどう経費けいひ利用りようしている。石見いわみ神楽かぐら興行こうぎょうした団体だんたい存在そんざいせず、すべての所属しょぞくしゃ仕事しごととうっている。

奏楽そうがく

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奏楽そうがくは、だい太鼓たいこしめ太鼓たいこ手打てうちかねどう拍子ひょうしチャッパ)・横笛よこぶえよんしゃ構成こうせいされる。楽譜がくふはなく、だい太鼓たいこ奏者そうしゃ演目えんもく掌握しょうあくしながらリードし、奏者そうしゃだい太鼓たいこながれにわせてかたそうする。場合ばあいによりふえ奏者そうしゃがリードする役割やくわりつこともある。阿吽あうん呼吸こきゅう必要ひつようとなるため、奏者そうしゃ鍛錬たんれん技術ぎじゅつもとめられる。

また奏者そうしゃ演奏えんそうしながらその演目えんもくわせた短歌たんか形式けいしき神楽かぐら舞歌まいか)をうたい、またごえなどでより雰囲気ふんいきげる。

演目えんもく序盤じょばん神楽かぐらともにゆったりとした囃子はやしで、物語ものがたりすすおにかみとの格闘かくとうといったクライマックスになると一気いっきはやいテンポのはげしい囃子はやしへとわる。

調子ちょうし

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調子ちょうしとは囃子はやし神楽かぐらふく奏楽そうがく旋律せんりつ総合そうごうてきしめしたものであり、一般いっぱんてきにはみやテンポ遅速ちそくでそのちがいをかんじられる。石見いわみ神楽かぐらではおおむね「ろく調子ちょうし」と「はち調子ちょうし」にかれる。

明治めいじ時代じだい初期しょきより過去かこは、神主かんぬしまたは社人しゃにん神職しんしょくによる優雅ゆうがゆるやかな(ろく調子ちょうしまい神社じんじゃひとしにおいて奉納ほうのうされていた。明治めいじ時代じだい初期しょき石見いわみ地方ちほう国学こくがくしゃたちによる神楽かぐら様式ようしき改正かいせいおこなわれ、また神職しんしょく演舞えんぶ禁止きんしれいかみかか禁止きんしれいによりかみのう民間みんかん氏子うじこつとめるようになった(かみぞく交代こうたい[13]さいに、おおくの地域ちいきはげしくはやいテンポ(はち調子ちょうし)を娯楽ごらくせいたかめた神楽かぐらへと変化へんかしていった。

なおどうしゃく見神けんしんらくであっても、調子ちょうし囃子はやし演舞えんぶ後述こうじゅつ)のかたかく地域ちいき団体だんたいことなっており、いくつかの系統けいとうかれている。

現代げんだいではおおまかに上記じょうき4系統けいとう分類ぶんるいされ[15]ほかにも出雲いずも神楽かぐら折衷せっちゅうしたかた団体だんたい大田おおた周辺しゅうへん)、調子ちょうし区分くぶんできない独特どくとくかた団体だんたい抜月ぬくつき神楽かぐらだん[16])なども存在そんざいする。このため、石見いわみ神楽かぐらなかだけでも多様たよう囃子はやしいをることができる。

演舞えんぶ

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まいしゅ金糸きんし銀糸ぎんしもちいた絢爛けんらん衣装いしょうまいころも)と神楽かぐらめん着用ちゃくようし、武器ぶきおうぎぬさといったものち、物語ものがたりおうじた口上こうじょうまじえながらう。演目えんもくによってはまいころも神楽かぐらめん早変はやがわり、花火はなびるいドライアイス煙幕えんまく使用しようなど、趣向しゅこうらした演出えんしゅつもちいられる。

神楽かぐらめん現在げんざいでも一部いちぶ木彫きぼりのめんもちいているものの、もっぱらいししゅう和紙わし張子はりこめんける。れにくく軽量けいりょう和紙わしせいめん石見いわみ神楽かぐらにもたらした効果こうかはかれない。しかし軽量けいりょうとはいえ、衣装いしょうおもさと石見いわみ神楽かぐら特有とくゆうはげしいいへの要求ようきゅうから、全編ぜんぺんとおしてめんをつけてうのは体力たいりょく消耗しょうもうはげしい。そこでおに悪者わるもの退治たいじしたのちの『よろこびのまい』についてはかみかためんはずしてことゆるされており、現在げんざいおおくの団体だんたいでそのようにっている。広島ひろしまけん北西ほくせい阿須那あすなけい)ではかみかためんせず、しろりの化粧けしょうをしてうことがおおい。

おも演目えんもく

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石見いわみ神楽かぐらしおはらい』- よる神楽かぐら奉納ほうのう
石見いわみ神楽かぐら大蛇おろち

現在げんざい娯楽ごらく要素ようそつよはなやかな演目えんもくこのまれ、またわれることおおく、旧来きゅうらいからの儀式ぎしきまい神事しんじてき演目えんもく省略しょうりゃくされるなどすたれていく傾向けいこうにある。『こうてい 石見いわみ神楽かぐら台本だいほん』(篠原しのはらみのる)にはち調子ちょうし演目えんもくとして下記かき30演目えんもく記録きろくされている[17]

しおはらい / 四方しほうばらい(しおはらい)/神降かみおろし(かみおろし)
かみまねため神楽かぐら殿どのきよはらまい現在げんざい石見いわみ神楽かぐらにおいてもっと基本きほんであり、もっと大事だいじにされている儀式ぎしきまい。かつては「神楽かぐら」が奉納ほうのう神楽かぐらだいいち演目えんもくだったが現在げんざいではほとんどの団体だんたい省略しょうりゃくし、これがだいいち演目えんもくとなる。まいしゅ大抵たいていその団体だんたい一番いちばん上手じょうずものえらばれる。基本きほんてきには1にん2人ふたりで、神楽かぐらめんけずにえんじる。
神楽かぐら競演きょうえん大会たいかいでも(基本きほんてきに1団体だんたい1演目えんもくきそう)このしおはらいだけは競技きょうぎとしての演目えんもくではなくあくまで儀式ぎしきとしてあつかわれ、そのえんずる団体だんたいとくえらばれた(特別とくべつ出演しゅつえんとされる)団体だんたいだけがことゆるされる。これは団体だんたいにとっては非常ひじょう名誉めいよなことであるとされる。
大蛇おろち(おろち)
現代げんだい石見いわみ神楽かぐらにおける花形はながた演目えんもくで、おおくの神楽かぐら上演じょうえんにおいて最終さいしゅう演目えんもくとして披露ひろうされる。日本にっぽん神話しんわにおけるスサノオはち岐大へび(ヤマタノオロチ)退治たいじ題材だいざいとした内容ないようで、すうとう大蛇おろちがスサノオとだい格闘かくとうひろげる壮大そうだいなスケールのいがられる。
明治めいじ時代じだいまではうろこえがいた白衣はくい股引ももひき表現ひょうげんされていた大蛇おろちを、まいしゅであり神官しんかんでもあった植田うえだきくしき提灯ちょうちん着想ちゃくそうて、現在げんざい蛇腹じゃばらしき胴体どうたい開発かいはついししゅう和紙わしたけのみという軽量けいりょうつくりで、自在じざい伸縮しんしゅくしのたうつへびどう表現ひょうげんし、まい説得せっとくりょくたせることに成功せいこうした。[18]
大蛇おろちすうとう登場とうじょうするようになったのは戦後せんごで、それ以前いぜん原則げんそくいちとうのみ、戦後せんごしばらくのあいだ最大さいだいとうのみの登場とうじょうだった。
岩戸いわと(いわと)
日本にっぽん神話しんわにおけるアマテラス岩戸いわとがくれの説話せつわ神楽かぐらしたもの。岩戸いわとひらかれたのちまいしゅめんはずして「よろこびのまい」をい、土地とち平和へいわ繁栄はんえい祈願きがんする演出えんしゅつ特徴とくちょう
恵比須えびす(えびす)
きのかみとされるえびすかみたいりをする様子ようす神楽かぐらしたもの。とき系列けいれつではくにゆずよりのち位置いちづけられる。微笑ほほえましい表情ひょうじょう神楽かぐらめんあいくるしい身振みぶ手振てぶりでい、また演目えんもくなか撒餌まきえ見立みたてたもち菓子かしなどを客席きゃくせき演出えんしゅつられ、とく子供こどもたちから人気にんきのある演目えんもく
鹿島かしま(かしま)
くに受」「くにゆずり」とも。葦原よしわら中国ちゅうごく平定へいていもとにした神楽かぐらけい主神しゅしんたけづちしん出雲いずもこくおさめる大国たいこく主命しゅうめいくにゆずりの交渉こうしょうおこない、大国たいこく主命しゅうめいとそのだいいち事代ことしろ主命しゅうめい承諾しょうだくする。しかしだいけん御名ぎょめいかたいのち不服ふふくとなえ、けい主神しゅしんちからくらべをいどむが降参こうさんしてくにゆずるという内容ないよう石見いわみ神楽かぐらとしてはめずらしい、かみ同士どうし格闘かくとうおこな演目えんもく。この格闘かくとうは、相撲すもう起源きげんともわれており、古事記こじきではけん御名ぎょめいかたいのちたけづちしんたたかいがえがかれている。
石見いわみ神楽かぐらくろづか
かっ(かっこ)
切目きりめ王子おうじつかえるかみ禰宜ねぎ(かんねぎ)が熊野くまの大社たいしゃ祭礼さいれい御神楽みかぐらそなえ、高天原たかまがはらからりた熊野くまの宝物ほうもつ羯鼓かっこ(かっこ)太鼓たいこ」をよく場所ばしょ工夫くふうしてえようと神楽かぐら切目きりめかみところへなかなかえられず、なんえるようがコミカルにえんじられる。
切目きりめ(きりめ)
切目きりめ王子おうじ介添かいぞえ登場とうじょうし、かみ陰陽いんようぎょうせつについて問答もんどう羯鼓かっこらし天下てんか泰平たいへい国家こっか安泰あんたいいのるという内容ないよう演目えんもく「かっつづみ」とれんいを形成けいせいする。熊野くまのから出向でむいた先達せんだつ比丘尼びくになどが一種いっしゅ芸能げいのうとして石見いわみ地方ちほうのこしたものを神楽かぐらした演目えんもくである。
貴船きふね(きふね)
のう演目えんもく鉄輪てつりん(かなわ)」をもとにしたまいおっとてられたつま貴船きふね明神みょうじん神託しんたくによって鬼女きじょ変貌へんぼうおっとまじなころそうとする。おっと陰陽いんよう安倍晴明あべのせいめいから身代みがわりのわら人形にんぎょうさずかりなんのがれ、鬼女きじょ退散たいさんするという内容ないよう
くろづか(くろづか)
殺生せっしょうせき玉藻たまもまえ)の伝承でんしょうと、能楽のうがく謡曲ようきょく)「安達あだちげん」(観世かんぜりゅう以外いがいでの呼称こしょうは「くろづか」)とをわせた演目えんもくゆうけい法印ほういん剛力ごうりき諸国しょこく行脚あんぎゃ途上とじょう那須野なすのばら妖婦ようふけたきむきゅうあくきつね対峙たいじ剛力ごうりきわれゆうけいからくもる。このあくきつねを、弓取ゆみとりの三浦みうらかい上総かずさかい退治たいじするという内容ないようゆうけい剛力ごうりきユーモアある会話かいわまいしゅ客席きゃくせきにも乱入らんにゅうしてたたかうなど、娯楽ごらく要素ようそまれ人気にんき演目えんもくとなっている。
かみ(ごじん)
ぎょう」「五郎ごろう王子おうじ」「龍王りゅうおう」とも。春夏秋冬しゅんかしゅうとう統治とうちするあによんかみたいし、だいはにやす大王だいおう所領しょりょう分配ぶんぱい要求ようきゅうするも拒絶きょぜつされ、合戦かっせんおよぶ。そこに式部しきぶ老人ろうじんあらわれ、春夏秋冬しゅんかしゅうとう各々おのおの土用どようもうけ、また領地りょうち東西とうざい南北なんぼく中央ちゅうおうけてはにやす大王だいおうあたえるよう仲裁ちゅうさい落着らくちゃくするという内容ないよう陰陽いんようぎょう思想しそう哲理てつりれた神楽かぐらで、よる神楽かぐら奉納ほうのうでは一般いっぱんてき最終さいしゅう演目えんもくとしてわれる。
鍾馗しょうき/かね馗(しょうき)
とうげんむね皇帝こうていやまいくるしめる疫神を、鍾馗しょうき退治たいじするという物語ものがたりかね馗はスサノオとうわた改名かいめいした姿すがたとの解釈かいしゃくえんじられる場合ばあいもある。力強ちからづよ重厚じゅうこうかんのあるまいであり、また鍾馗しょうき退治たいじ使つかなつ無病むびょう息災そくさいねが神社じんじゃ縁起えんぎくぐり」のルーツとわれる。
石見いわみ神楽かぐらちり
ちり(じんりん)
人皇じんのう」「人倫じんりん」とも。だい14だい天皇てんのう仲哀ちゅうせつ天皇てんのうちり征伐せいばつ神楽かぐらしたもの。石見いわみ神楽かぐら代表だいひょうてきおにまいであり、地方ちほうによって三神みかみ三鬼みき二神にしんおにまたはかみいちおににて激闘げきとうひろげる。口上こうじょうで「ちり黒雲くろくもたり・・・」と表現ひょうげんするふしがあり、ちりは「台風たいふう脅威きょうい」をあらわすとの解釈かいしゃくがある。仲哀ちゅうせつ天皇てんのう実在じつざい真偽しんぎさだかでないが、下関しものせき鎮座ちんざするみや神社じんじゃには仲哀ちゅうせつ天皇てんのう豊浦とようらみやせたちりりん九州きゅうしゅう豪族ごうぞくくまかさね苦戦くせんすえ撃退げきたいしたというしゃでんがあり、由来ゆらいまつりとしてすうぽうにわさいがある。
みちがえし(ちがえし)
おにがえし」とも。たけづちしんが、ひとらい万国ばんこくらすだい悪鬼あっき退治たいじするという内容ないよう演目えんもくあらわれるおにはほぼすべられる結末けつまつだが、ほん演目えんもくでは「ひとらわず、九州きゅうしゅう高千穂たかちほいねしょくすように」とたけづちしんさとし、おに降参こうさんして高千穂たかちほ農業のうぎょう従事じゅうじする筋立すじだてとなっている。
天神てんじん(てんじん)
藤原ふじわらひらた讒言ざんげんにより大宰府だざいふ左遷させんされた菅原すがわら道真みちざね死後しご天神てんじんとなり、随身ずいじんしたがたいら成敗せいばいするという内容ないよう石見いわみ神楽かぐらなかでもとくはげしいまいとしてられ、衣装いしょう早変はやがわりも特徴とくちょうである。
八幡はちまん(はちまん)/ゆみ八幡やはた(ゆみはちまん)
宇佐うさ神宮じんぐう八幡やはたしんとされる八幡やはた麻呂まろが、人々ひとびとがいをなすだいろくてんあく魔王まおう退治たいじするという内容ないよう。シンプルな構成こうせいおにまいであり、子供こども神楽かぐらえんじられることおおい。
八十神やそがみ(やそがみ)
大国たいこく」とも。古事記こじきにおける「大国たいこくぬし神話しんわ」の部分ぶぶん神楽かぐらしたもの。大国たいこくぬし兄弟きょうだいである八十神やそがみたちははちじょうひめ(ヤガミヒメ)をがものにしようと恋敵こいがたきだい国主こくしゅ様々さまざまはかりごところそうとするが、大国たいこくぬしはこれを撃退げきたいするという内容ないよう。なお古事記こじきでは撃退げきたいできず、一旦いったんころされてしまう。
日本にっぽんたけたかし(やまとたけるのみこと)/東大和ひがしやまと(ひがしやまと)
古事記こじきにおける日本にっぽんたけたかし東征とうせい神楽かぐらしたもの。ぞくくび野火のびめにった日本にっぽんたけたかしが、やまとひめいのちよりさづけられたてん叢雲むらくもけんくさはらぞく退治たいじし、宝剣ほうけんを「草薙くさなぎけん(くさなぎのつるぎ)」としょうするまでの内容ないようぞくくび平易へいい地元じもと方言ほうげん日本にっぽんたけたかし打倒だとうさくるなど、ユーモアれてえんじられる場合ばあいおおい。
頼政よりまさ(よりまさ)
平家ひらか物語ものがたりにおける、近衛天皇このえてんのう御宇ぎょうみなもと頼政よりまさによるぬえ退治たいじ伝説でんせつ神楽かぐらしたもの。石見いわみ神楽かぐらなかでももっと娯楽ごらくせいたか演目えんもくひとつとされ、しょうさるやく観客かんきゃくせきはしまわるなどのたのしい演出えんしゅつられる。
神楽かぐら(かぐら) / すず神楽かぐら(すずかぐら)
さかき(まさかき)
おびまい(おびまい)
かみむかえ(かんむかえ)
神祇じんぎ太鼓たいこ(じんぎだいこ) / どうくち(どうのくち)
よんかみ(よじん)けん
よんけん(しけん)
天蓋てんがい(てんがい)
五穀ごこくしゅもと(ごこくたねもと)/きね(きね)
はち衢(やちまた)
くまかさね(くまそ)/西にし大和やまと(にしやまと)
たけうち(たけのうち)

おも創作そうさく演目えんもく

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前記ぜんき演目えんもくのほか、かく神楽かぐら団体だんたいにより創作そうさくされがれている演目えんもくもまたおお存在そんざいする。とく広島ひろしまけん北西ほくせいでは、戦後せんご創作そうさくまたは改訂かいていされた『しんまい(しんまい)』と総称そうしょうされるのうまい(「たき夜叉やしゃひめ」「もどきょう」「葛城山かつらぎさん土蜘蛛つちぐも)」「紅葉狩もみじがり」「あくきつねでん」など)が現代げんだい神楽かぐら上演じょうえんにおいて人気にんき演目えんもくとなっており、石見いわみ地方ちほうとはことなる独自どくじ進化しんかげている。

大江山おおえやま(おおえやま)
源頼光みなもとのよりみつらによるさけ呑童討伐とうばつ説話せつわ神楽かぐらしたもの。筋立すじだてや登場とうじょう人物じんぶつ地方ちほう団体だんたいによって様々さまざまだが、みなもと頼光よりみつ渡辺わたなべつな坂田さかた金時きんときさけ呑童茨木いばらぎ童子どうじおおむ登場とうじょうする。
じゅう(じゅうら)
じゅう羅刹らせつおんな」「日御碕ひのみさき」とも。出雲いずも日御碕ひのみさき上陸じょうりくした異国いこく鬼女きじょ・彦羽根ばねを、スサノオすえむすめじゅう羅刹らせつおんなたすという内容ないよう石見いわみ地方ちほう西部せいぶ益田ますだ周辺しゅうへん)でがれている。通常つうじょうじゅう羅刹らせつおんな」とは仏教ぶっきょうにおけるじゅうはしら羅刹らせつおんなすが、ほん演目えんもくはこれをスサノオの神仏しんぶつ習合しゅうごうしたかたち登場とうじょうさせている。
神武じんむ(じんむ)
神武じんむ東征とうせい神楽かぐらしたもの。わかぬまいのちちょうずいとのたたかいに勝利しょうりし、かみやまといわあまり彦命(神武じんむ天皇てんのう)とあらため、日本にっぽんこく建国けんこく初代しょだい天皇てんのう即位そくいするまでの内容ないよう広島ひろしまけんきゅう千代田ちよだまち発祥はっしょう演目えんもくとされる。
弁慶べんけい(べんけい)/五條ごじょうきょう(ごじょうはし)/橋辯慶はしべんけい(はしべんけい)
加藤かとう清正きよまさ(かとうきよまさ):石見いわみ神楽かぐら長澤ながそ社中しゃちゅうオリジナル演目えんもく
有明ありあけ(ありあけ)三上山さんじょうさん(みかみやま):石見いわみ神楽かぐら佐野さの神楽かぐら社中しゃちゅうオリジナル演目えんもく
鏡山かがみやま(かがみやま):後野うしろの神楽かぐら社中しゃちゅうオリジナル演目えんもく

定期ていき公演こうえん

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石見いわみ神楽かぐらには定期ていき公演こうえんおこなわれている会場かいじょうがある。いずれも公演こうえん1にちにつき1-2あいだ程度ていど以下いかは2019ねん4がつ現在げんざい[19]

  • 温泉津ゆのつ温泉おんせん りゅう御前ごぜん神社じんじゃ (島根しまねけん大田おおた毎週まいしゅう土曜どようよる通年つうねん有料ゆうりょう
  • 大森おおもり町並まちな交流こうりゅうセンター (どうけん大田おおた不定期ふていき /にち/祝日しゅくじつひるはる - 秋期しゅうき有料ゆうりょう
  • 有福温泉ありふくおんせん まち神楽かぐら殿どの (どうけん江津ごうつ毎月まいつき1 - すうかい 土曜どようよる通年つうねん有料ゆうりょう
  • パレットごうつ  (どうけん江津ごうつ毎月まいつきだい2日曜にちようひる秋期しゅうきのぞ通年つうねん有料ゆうりょう
  • 神楽かぐらさとまい乃市 (どうけん江津ごうつ毎月まいつきだい1・だい3日曜日にちようびひる / 毎月まいつきだい2・だい4金曜日きんようびよる通年つうねん有料ゆうりょう
  • 島根しまね県立けんりつしまね海洋かいようかんアクアス はっしー広場ひろば (どうけん浜田はまだ/江津ごうつ日曜にちようおよび連休れんきゅう祝日しゅくじつひるはる - 秋期しゅうき無料むりょう
  • 三宮さんのみや神社じんじゃ (どうけん浜田はまだ毎週まいしゅう土曜どようよる通年つうねん有料ゆうりょう
  • みちえきゆうひパーク浜田はまだ (どうけん浜田はまだ毎週まいしゅうだい2日曜にちようひる通年つうねん無料むりょう
  • あさひ温泉おんせん あさひそう (どうけん浜田はまだ毎週まいしゅう土曜どようよる秋期しゅうき有料ゆうりょう
  • 益田ますだ駅前えきまえビル EAGA (どうけん益田ますだ毎週まいしゅう土曜どようよる秋期しゅうきのぞ通年つうねん有料ゆうりょう
  • みちえき津和野つわの温泉おんせんなごみのさと (どうけん津和野つわのまち毎月まいつきだい1・だい3日曜にちようひる通年つうねん無料むりょう

おも神楽かぐら団体だんたい

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ぜん団体だんたい列記れっきしていないてん留意りゅうい。このほか、神楽かぐら関連かんれん活動かつどうやサークルを保持ほじし、上演じょうえん活動かつどうおこなっている高等こうとう学校がっこう大学だいがく複数ふくすう存在そんざいする。

島根しまねけん

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浜田はまだ石見いわみ神楽かぐら社中しゃちゅう連絡れんらく協議きょうぎかい

    • 後野うしろの神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 石見いわみ神楽かぐらだい尾谷おたに社中しゃちゅう
    • 石見いわみかみ代神楽だいかぐら上府かみこう社中しゃちゅう
    • 石見いわみ神楽かぐら亀山かめやま社中しゃちゅう
    • 石見いわみ神楽かぐら佐野さの神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 石見いわみ神楽かぐら周布すふ青少年せいしょうねん保存ほぞんかい
    • 石見いわみ神楽かぐら長澤ながそ社中しゃちゅう
    • 石見いわみ神楽かぐら長浜ながはま社中しゃちゅう
    • 西村にしむら神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 石見いわみ神楽かぐら美川みかわ西神楽にしかぐら保存ほぞんかい
    • 浜田はまだ職員しょくいん石見いわみ神楽かぐら同好どうこうかい

三隅みすみまち石見いわみ神楽かぐら社中しゃちゅう協議きょうぎかい

    • 井野いの神楽かぐら
    • 岡崎おかざき神楽かぐら社中しゃちゅう
    • おか見神けんしんゆう
    • 河内かわうち奏楽そうがくちゅう
    • りょうたに神楽かぐら社中しゃちゅう

◎その継承けいしょう団体だんたい

    • 石見いわみ神楽かぐら浅井あさい社中しゃちゅう
    • 石見いわみ神楽かぐら熱田あつた保存ほぞんかい
    • 有福ありふく神楽かぐら保持ほじしゃかい
    • 漁山いさりやま神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 石見いわみ神楽かぐら宇野うの保存ほぞんかい
    • 追原おいばら神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 石見いわみ神楽かぐら上内田かみうちだ保存ほぞんかい
    • 松原まつばら神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 小国おぐに神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 久佐くざ東神楽ひがしかぐら社中しゃちゅう
    • 周布すふとんび神楽かぐら保存ほぞんかい
    • 日脚ひあししん代神楽だいかぐら社中しゃちゅう
    • 石見いわみ神楽かぐら細谷ほそや社中しゃちゅう|

金城きんじょうまち石見いわみ神楽かぐら社中しゃちゅう連絡れんらく協議きょうぎかい

    • 青原あおばら神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 伊木いぎ神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 今福いまふく神楽かぐら社中しゃちゅう
    • いわみ福祉ふくしかい芸能げいのうクラブ
    • 小笹おざさ神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 上来原かみくるばら神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 久佐くざ西組にしぐみ神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 下来原しもくるばら西組にしぐみ神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 波佐はざ常磐ときわ倶楽部くらぶ
    • 若林わかばやし神楽かぐら社中しゃちゅう

あさひまち石見いわみ神楽かぐら社中しゃちゅう連絡れんらく協議きょうぎかい

    • 市木いちき神社じんじゃ神楽かぐらだん
    • 今市いまいち神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 木田きだ神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 来尾きたお神楽かぐらだん
    • 坂本さかもと神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 重富しげとみ神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 都川つかわ神楽かぐらだん
    • 戸川とがわ神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 本郷ほんごう神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 丸原まるばら神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 和田わだ神楽かぐらかい

弥栄やさかまち石見いわみ神楽かぐら社中しゃちゅう連絡れんらく協議きょうぎかい

    • きねたば神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 安城あき神楽かぐら社中しゃちゅう
  • 益田ますだ
    • 石見いわみ神楽かぐら上吉田かみよしだ保存ほぞんかい
    • 石見いわみ神楽かぐら久々茂くくも保存ほぞんかい
    • 石見いわみ神楽かぐら保存ほぞんかい久城くしろ社中しゃちゅう
    • 石見いわみ神楽かぐら須子すこ社中しゃちゅう
    • 高津たかつ神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 多田ただ神楽かぐら保存ほぞんかい
    • たね神楽かぐら保存ほぞんかい
    • 津田つだ神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 真砂まさご神楽かぐら保存ほぞんかい
    • 丸茂まるも神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 三谷みたに神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 道川みちかわ神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 横田よこた神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 匹見ひきみ神楽かぐら社中しゃちゅう
  • 江津ごうつ
    • 有福温泉ありふくおんせん神楽かぐらだん
    • 大元おおもと神楽じんらく山神さんじんともかい
    • 川平かびら神楽かぐら社中しゃちゅう
    • うえ津井つい神楽かぐら社中しゃちゅう
    • だい神楽かぐらだん
    • 神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 谷住郷たにじゅうごう神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 都治つち神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 波子なみこ社中しゃちゅう
    • やまと川戸かわと神楽かぐら社中しゃちゅう
  • 松江まつえ
  •   石見いわみ神楽かぐら 松江まつえしんまいかい
  • 出雲いずも
    • 石見いわみ神楽かぐら東神楽ひがしかぐら同好どうこうかい
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    • 大屋おおや神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 温泉津ゆのつ舞子まいこ連中れんちゅう
    • こうども神楽かぐらだん
  • 津和野つわのまち
    • 日原ひのはら社中しゃちゅう
    • くち神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 左鐙さぶみ神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 長福ながふく千原せんばら神楽かぐら社中しゃちゅう
    • 中川なかがわ八千代やちよ神楽かぐら社中しゃちゅう
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  • 吉賀よしかまち
    • 抜月ぬくつき神楽かぐらだん
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    • 千原ちはら神楽かぐらだん
    • 因原いんばら神楽かぐらだん
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    • 三原みはら神楽かぐらだん
    • 雪田ゆきた神楽かぐらだん
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    • 榲尾神楽かぐらだん
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広島ひろしまけん

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  • 広島ひろしま
    • 大森おおもり神楽かぐらだん
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    • 布野ふの神楽かぐらだん
    • 横谷よこたに神楽かぐらだん
    • あな笠神かさがみ楽団がくだん

地域ちいき

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参考さんこう文献ぶんけん

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  • 島根しまね県立けんりつ古代こだい出雲いずも歴史れきし博物館はくぶつかん石見いわみ神楽かぐら - まいつたえるまいきる』ハーベスト出版しゅっぱん、2013ねん8がつ1にちISBN 978-4-864-56068-9 
  • 篠原しのはらみのるこう定石じょうせき見神けんしんらく台本だいほん』(復刻ふっこくばん細川ほそかわ神楽かぐら衣裳いしょうてん、1998ねん4がつ1にち原著げんちょ1954ねん)。 
  • 増田ますだ恵二けいじ(NPO法人ほうじん広島ひろしま神楽かぐら芸術げいじゅつ研究所けんきゅうじょ)『神楽かぐら活動かつどう団体だんたい調査ちょうさ報告ほうこくしょ』(2006)

脚注きゃくちゅう出典しゅってん

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  1. ^ 邑智おうちぐん大元おおもと神楽かぐら伝承でんしょう保存ほぞんかい
  2. ^ 伝統でんとう芸能げいのう紹介しょうかい-石見いわみ神楽かぐら”. web-さんいん(松江まつえ情報じょうほうセンター). 2017ねん6がつ4にち閲覧えつらん
  3. ^ だい38かい折尾おりお神楽かぐら夏越なごしさい”. 八幡西やはたにし北九州きたきゅうしゅう). 2017ねん6がつ4にち閲覧えつらん
  4. ^ 島根しまねけん:無形むけい民俗みんぞく文化財ぶんかざい”. 島根しまねけん文化財ぶんかざい. 2017ねん6がつ4にち閲覧えつらん
  5. ^ 浜田はまだ石見いわみ神楽かぐら社中しゃちゅう連絡れんらく協議きょうぎかい受賞じゅしょう伝統でんとう芸能げいのう大賞たいしょう”. 一般いっぱん財団ざいだん法人ほうじん 地域ちいき伝統でんとう芸能げいのう活用かつようセンター. 2017ねん12月2にち閲覧えつらん
  6. ^ 石見いわみ神楽かぐら / 神楽かぐら木彫きぼめん / 石見いわみ神楽かぐらめん(長浜ながはまめん) / 長浜ながはま人形にんぎょう / いししゅう半紙ばんし / いししゅう和紙わし / 井野いの神楽かぐら / 有福ありふく神楽かぐら / ほん墨書ぼくしょ神楽かぐら台本だいほん / ほん墨書ぼくしょ藤井ふじい宗雄むねおちょしょ / 石見いわみ神楽かぐらへびどう / 石見いわみ神楽かぐら衣装いしょう(刺繍ししゅう衣装いしょう) / おはついしぶみ / 鏡山かがみやま / かく寿司ずししゅく日本にっぽん遺産いさん認定にんていかみ々やおにたちが躍動やくどうする神話しんわ世界せかい ~石見いわみ地域ちいき伝承でんしょうされる神楽かぐら~』”. 一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん 浜田はまだ観光かんこう協会きょうかい. 2019ねん5がつ21にち閲覧えつらん
  7. ^ かみ々やおにたちが躍動やくどうする神話しんわ世界せかい石見いわみ地域ちいき伝承でんしょうされる神楽かぐら~」のストーリーめい認定にんていれいもと年度ねんど日本にっぽん遺産いさん(Japan Heritage)」の認定にんてい結果けっか発表はっぴょうおよ認定にんていしょう交付こうふについて”. 文化庁ぶんかちょう. 2019ねん5がつ20日はつか閲覧えつらん
  8. ^ 県内けんないはつ江津ごうつ石見いわみ神楽かぐら専用せんよう 芝居しばい小屋こや完成かんせい. 山陰さんいん中央ちゅうおう新報しんぽう. (2019ねん3がつ23にち). https://www.sanin-chuo.co.jp/www/contents/1553306709700/index.html 2019ねん5がつ2にち閲覧えつらん 
  9. ^ 施設しせつは2019ねん12月閉館へいかん“「大蛇おろちあばれる、しん名所めいしょ 石見いわみ神楽かぐらなにわかん. 朝日新聞あさひしんぶん. (2019ねん4がつ26にち). https://www.asahi.com/articles/CMTW1904262800001.html 2019ねん5がつ2にち閲覧えつらん 
  10. ^ 高崎たかさき義幸よしゆき『「広島ひろしま神楽かぐら」の伝承でんしょう過程かてい興隆こうりゅうかんする社会しゃかいがくてき研究けんきゅう』(2012)p.2
  11. ^ 増田ますだ(2006)、p.4
  12. ^ 増田ますだ(2006)、p.6-10
  13. ^ 大元おおもとまい - 文化ぶんか遺産いさんオンライン文化庁ぶんかちょう
  14. ^ a b 芸北げいほく神楽かぐら”. 広島ひろしまけん北広島きたひろしままち観光かんこう情報じょうほうサイト(一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん 北広島きたひろしままち観光かんこう協会きょうかい). 2019ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  15. ^ 石見いわみ神楽かぐら特徴とくちょうちが”. 島根しまねけん西部せいぶ公式こうしき観光かんこうサイト(石見いわみ観光かんこう振興しんこう協議きょうぎかい). 2019ねん4がつ30にち閲覧えつらん
  16. ^ 地元じもとでは「あゆあそび」ともわれる調子ちょうし一説いっせつには室町むろまち時代じだいにもさかのぼ形態けいたいつともいう。
  17. ^ 石見いわみ神楽かぐら演目えんもく石見いわみ神楽かぐら公式こうしきサイト)
  18. ^ 浜田はまだふるさとメール 2012/10/19 だい378ごう”. 山陰さんいん中央ちゅうおう新報しんぽう (2012ねん10がつ19にち). 2019ねん5がつ18にち閲覧えつらん
  19. ^ 石見いわみ神楽かぐらたのしもう!定期ていき公演こうえんスポット&スケジュール”. 公益社こうえきしゃだん法人ほうじん 島根しまねけん観光かんこう連盟れんめい (2019ねん2がつ27にち). 2019ねん5がつ16にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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