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もち

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
まるもち
すみもちもち
のしもち
鏡餅かがみもち

もち(もち)、モチもちとは、もちまい加工かこうしてつく食品しょくひん丁寧ていねいもちおもちとも。

また広義こうぎには、もちまい以外いがい穀類こくるいつくるものをもいい[1]、さらにそれ以外いがい材料ざいりょう寒天かんてんなど)をもちいた食品しょくひんについても「もち」としょうする場合ばあいもある。ほんこうではこれらについてもべる。

概要がいよう[編集へんしゅう]

もち」というばれるものには、粒状りゅうじょうもちまいきねいたもち(つきもち)と、穀物こくもつうるちまいアワキビなど)のこなくわえてり、しあげたもち(ねりもち)の種類しゅるい大別たいべつされる。沖縄おきなわけんのぞ日本にっぽんで「もち」といえば一般いっぱんにもちまいからなるもちし、もちは「団子だんご」と区別くべつされることがおおい。

日本にっぽんもち様々さまざまかたちべられる。かたちおおきさのちがいのほか、もちまい一緒いっしょわせる食材しょくざい、つけてべる調味ちょうみりょう多彩たさいで、もち料理りょうり雑煮ぞうになど伝統でんとうてき和食わしょくだけでなく、洋食ようしょくデザートにも使つかわれることもある。

日本にっぽん国内こくないでのもち製造せいぞう大手おおて企業きぎょうとしては、新潟にいがたけんサトウ食品しょくひん株式会社かぶしきがいしゃ越後製菓えちごせいか株式会社かぶしきがいしゃなどがある。製造せいぞう方法ほうほう単純たんじゅんなことから、さまざま場所ばしょ製造せいぞう販売はんばいされている。

フランスアメリカなどの欧米おうべい一部いちぶでも日本語にほんごのモチを由来ゆらいとした「MOCHI」が販売はんばいされているが、日本にっぽんもちとはことなり求肥ぎゅうひとうつくられた薄皮うすかわアイスクリームつつんだものをすことがおお[2][3]

文化ぶんか[編集へんしゅう]

イネ植物しょくぶつ果実かじつである穎果小粒こつぶで、1つ1つがもみつつまれ、さらに加熱かねつ加工かこうしにくい果皮かひつつみ、これらの除去じょきょ大量たいりょうおこな必要ひつようがある。このため、食用しょくようとするには技術ぎじゅつ手間てまがかかる。これは穀物こくもつきねなどでたたく(「搗(つ)く」という)ことでのぞくことができる。人類じんるい史上しじょう、このような加工かこう初期しょき段階だんかいでは、コメにおいてもおそらくのイネ穀類こくるい同様どうようこなじょうにし、みずとともにってそのまましょくしたとかんがえられる[4]。やがてコメ煮炊にたきがはじまり、さらにコメは小麦こむぎ大麦おおむぎなどよりも吸水きゅうすいせいがよいことから粒食りゅうしょく発達はったつすることになるが、原始げんしかたちのコメのしょくほう神饌しんせんとしてのこり、日本にっぽんではこれを「しとぎ(しとぎ)」とった[4]

日本語にほんごの「モチ」は平安へいあん時代じだい中期ちゅうき成立せいりつした『和名わみょう類聚るいじゅうしょう』に「もうとも(もちい)」とあり、時代じだいくだって江戸えど時代じだいの『ほん朝食ちょうしょくかん』には「もち もうとも(もち)とくんむかしもうともくんんだ」とあり、おそくとも『ほん朝食ちょうしょくかん』の成立せいりつした17世紀せいきには「もち」とばれるようになった[5]。「モチ」の語源ごげんとしては以下いかのようなものがある。

  • 「モチイヒ」(もちめし)から[5]
  • 平安へいあん時代じだい女房詞にょうぼうことばでは「カチン」とばれ、これは「カチイイ」から[5]
  • ねばあらわす「ムチミ」という言葉ことばから[5]
  • 満月まんげつあらわす「望月もちづき」から[5]

日本にっぽんでは正月しょうがついわいとしてべることがおおいが、きゅう仙台せんだいはん領内りょうない北部ほくぶ宮城みやぎけん北部ほくぶから岩手いわてけん南部なんぶ)では正月しょうがつ以外いがいにももちべる習慣しゅうかんがあり、多彩たさいもち料理りょうりがある[6]れいとして一関いちのせきには近年きんねん創作そうさく料理りょうりふくめて300種類しゅるいえるもち料理りょうりがある[7][8]

中華ちゅうか文明ぶんめいけんにおいて、「もち(ピン)」はおも小麦粉こむぎこからつくめんなどのこな料理りょうりめんもち中国語ちゅうごくごばん全般ぜんぱんす。焼餅やきもちもち饂飩うどん雲呑わんたん餃子ぎょうざ原型げんけい)、ふけもち焼売しゅうまい饅頭まんじゅう原型げんけい)、あぶらもちなどに分類ぶんるいされ[9]小麦こむぎ以外いがいひえあわ、コメなどのこなからつくるものは「えさ(アル)」とんで区別くべつがあった。「えさ」をした「餻(カオ)」、ちいさいものを「えん(ユワン)」、食材しょくざいつつんだ「だん(トワン)」、日本にっぽんられる飯粒めしつぶいたいわゆるもちは「餈(ツー)」とんだという[10]日本にっぽんではこの「餈」に相当そうとうするものが食材しょくざいわせて多様たような「もち」に発展はってんした。朝鮮ちょうせんでも「떡(トック」といい、ひがしアジアけんでは現在げんざいふしかい縁起えんぎ祝賀しゅくが行事ぎょうじなど特別とくべつ節目ふしめきょうされることがおおい。

日本にっぽん統治とうちしていた歴史れきしがある台湾たいわんでは、日本語にほんごの「もち」を音訳おんやくし、台湾たいわんmôa-chî(モワチー)とび、それに「あさ」などの漢字かんじてるきゃく一部いちぶ菓子かしてんもち伝統でんとうのこしているが、一般いっぱんてきにはもち主流しゅりゅうで、どちらも「あさ」とぶ。近年きんねん台湾たいわんふうの「あさ」を中国ちゅうごく大陸たいりくほうでもるようになってきている。

つきもちもち[編集へんしゅう]

日本にっぽんではもちまいもちいてつくもち一般いっぱんてきである。製法せいほうは、まずもちまいいでからじゅうふんみずひたしておいたのちに、水気みずけり、ぬのつつんでふけごもとうふかす。つぎに、したもちまいきねうすべいつぶかたちがなくなるまでつき、下記かきの「おももち種類しゅるい」に記載きさいされる形状けいじょう成形せいけいする[11]かたは、雑煮ぞうににしたり、あんきなしょうゆ海苔のりをつけたりしてべる。もち自体じたいよもぎをまぜることもある(草餅くさもち)。島根しまねけんでは、通常つうじょう粒状りゅうじょうのもちまいからつくもちくわえ、粒状りゅうじょうのもちまいべい一緒いっしょしてく、もちとの折衷せっちゅうのようなもちつく場所ばしょがある(松江まつえ宍道湖しんじこほとりではふきもち(こなもち)、仁多にたぐんきゅう横田よこたまちげん奥出雲おくいずもまち)ではこなもち、邑智おうちぐんきゅう大和やまとむらげん美郷みさとまち)ではてんこもち、隠岐諸島おきしょとう島前どうぜんではふくもちとぶ。てんこもちには粒状りゅうじょううるちまいヨモギくわえる)[12]きゅう美濃みのぐん匹見ひきみまちげん益田ますだ)のよもぎもちもまた、普段ふだんべるものはべいぜてつく[13]きゅう簸川ひかわぐん斐川ひかわまちげん出雲いずも)と隠岐おきぐんきゅう五箇ごかむらげん隠岐おき島町しままち)など隠岐諸島おきしょとうつくられるふきもちは、べいのみをふかすか(きゅう斐川ひかわまちでて(隠岐諸島おきしょとううすや(きゅう斐川ひかわまち)こねばちで(隠岐諸島おきしょとういてつくられる。隠岐諸島おきしょとうのふきもちはなか小豆あずきぐりあんれる[14]中国ちゅうごく広東かんとんしょう福建ふっけんしょう江西えにししょうなどや台湾たいわんきゃく[15]湖南こなんしょう西部せいぶかんぞくしゅうしょうラオスなどのミャオぞく(モンぞく)などにはきねうすつくるつきもちがまだのこっている。もちつきは中国ちゅうごくで「糍粑」(ダーツーバー、dǎ cíbā)としょうし、親戚しんせき近所きんじょひとあつまっておこな行事ぎょうじとなっている。

このほかに、したもちまい使つかうものとして、中国ちゅうごくにはもちまいそこあさうつわかため、半分はんぶんつぶしたようにするものもあり、「糯米もちごめ」(ヌオミーガオ nuòmǐgāo)、「糯米もちごめ」(ヌオミーツー nuòmǐcí)などとんでいる。加工かこうほうとしてはぼたもち(おはぎ半殺はんごろし)にちかい。いずれも「もち」というもちいないのは、「もち」はおも小麦粉こむぎこ使つかって円盤えんばんじょう加工かこうした食品しょくひんすためである。

日本にっぽんでは家庭かていようもちつき販売はんばいされており、羽根はねはたきながら構造こうぞうのものがおおいが、もちよりもつきもちとして認識にんしきされることがおおい。だい規模きぼ工場こうじょうもちつきでは、きねうすそなえた構造こうぞうのものもある。

歴史れきし[編集へんしゅう]

もちつき、『日本にっぽん礼儀れいぎ習慣しゅうかんのスケッチ』より、1867ねん出版しゅっぱん
もちつきの様子ようす(1914ねん

古来こらいから日本にっぽんでは、稲作いなさく信仰しんこうというものがあり、とく平安へいあん時代じだいから朝廷ちょうてい推奨すいしょうされ、顕著けんちょになった。これが現在げんざいでもがれ、正月しょうがつなどのハレ行事ぎょうじにはかせない縁起物えんぎもの食材しょくざいとなっている。このため、べいなどのいねけいのものでつくったもち簡便かんべんつくりやすく加工かこうしやすいことと相俟あいまって、多様たようなつきもちしょく文化ぶんか形成けいせいしている。

考古学こうこがく分野ぶんやでは、間壁まかべ葭子よしこ古墳こふん時代じだい後半こうはん(6世紀せいきごろ)の土器どき状況じょうきょうからこのころ製作せいさく社会しゃかいてき普及ふきゅうしたと判断はんだんし、日常にちじょうてきふか調理ちょうりによる食品しょくひん種類しゅるいし、こめふかことおおくなり、とくもちつくことおおくなったとかんがえている[16]。ただし、普及ふきゅうには地域ちいきられ、佐原さはらしんの『しょく考古学こうこがく』(1996ねん)によれば、6世紀せいき時点じてん西日本にしにほんでは土器どき状況じょうきょうからふか調理ちょうりより煮炊にた中心ちゅうしんで、ふか食物しょくもつもちふくむ)はハレのときもちいられたとし、むしろ東日本ひがしにっぽんほうふか調理ちょうりよう土器どき普及ふきゅうしていたとしている[17]

日本にっぽんにおけるもちかんする記述きじゅつとして、『豊後ぶんごこく風土記ふどき』(8世紀せいき前半ぜんはん)にはつぎのような内容ないようはなしかたられている。富者ふしゃあまったべいもちつくり、そのもち弓矢ゆみやてきとしてもちいて、こめ粗末そまつあつかった。てきとなったもち白鳥しらとり白色はくしょくとり全般ぜんぱん)となりり、その富者ふしゃ田畑たはた荒廃こうはいし、いえ没落ぼつらくしたとされる。この記述きじゅつは、白鳥しらとり信仰しんこう稲作いなさく信仰しんこう密接みっせつつながりをしめ証拠しょうことしてかたられつづけている。また、この記述きじゅつ自体じたい古来こらいから日本にっぽん白鳥はくちょう穀物こくもつ精霊せいれいとして信仰しんこうがあったこと物語ものがたっている[18]

せいくらいん文書ぶんしょには各種かくしゅもちについての記録きろくのこり、大豆だいずもち小豆餅あずきもちほか胡麻油ごまあぶらもちいた「煎餅せんべい」、あめもちいた「布留ふる」など、この時点じてん多様たようしていることがわかる。菓子かしたるもちは「まがり」とばれ、ふじづるのようなかたちあぶらげたもちもある[19]。『延喜えんぎしき』(10世紀せいき前半ぜんはん成立せいりつ)では、しおひしおひしお味付あじつけした「さくもち(さくべい)」やべいつくる「こなじゅく(ふんずく)」などがしるされている(ぜんどう p.252.)。

10世紀せいき中頃なかごろ成立せいりつの『和名わみょう類聚るいじゅうしょうまきじゅうろくにおける表記ひょうきとしては、「もうとも=モチイ」とあり、モチイイ(長持ながもちするめし=イイ)から簡略かんりゃくされているが、まだモチのみではない。

だいかがみ』(11世紀せいきまつ成立せいりつ)では、醍醐天皇だいごてんのう(9世紀せいきまつから10世紀せいきはじめ)の皇子おうじ[ちゅう 1]誕生たんじょうしてから50にちのおいとして「じゅうにち(いか)のおいのもち」をされたことが記述きじゅつされている。また「まごおおやけなりのない、いたおおやけ」のじょうにおいても「誕生たんじょうじゅうにちいわいに、赤子あかごおおやけなり)のくちもちふくませた」とあり、天皇てんのう貴族きぞくあいだでは生後せいご50にちもちあじおぼえさせたことが記録きろくされている。

貴族きぞく男性だんせい結婚けっこんは3にち連続れんぞくしてつまいえかよい、「さんにちもち(みかのもちい)」の儀式ぎしきおこな[20]婚儀こんぎにももちしょくされた。

吾妻あづまあきら』のたてひさ4ねん1193ねん)5がつ16にちじょうに「さんしょくもち」の記述きじゅつがある。それによれば、くろあかしろさんしょくもちとあり、12世紀せいきまつにおいて、白色はくしょく以外いがいいろもちつくられていたことかる。ひだり黒色こくしょくもちなか赤色あかいろもちみぎ白色はくしょくもちき、それぞれしょくされ、最後さいごかさねられ、上段じょうだん黒色こくしょくもち中段ちゅうだん赤色あかいろもち下段げだん白色はくしょくもちとあり、それをやまかみきょうしたとある。形状けいじょうについての記述きじゅつはないが、ながさ8すん(24センチ)、ひろさ3すん(9センチ)、あつさ1すん(3センチ)とある。鏡餅かがみもち菱餅ひしもち同様どうようもちかさねるというおこないは鎌倉かまくら時代ときよ中世ちゅうせい初期しょき)より確認かくにんできる。

民俗みんぞくがくてき見地けんちからは、東国とうごくではせい月行事つきぎょうじなかもち忌避きひしてべず、サトイモヤマイモべる習俗しゅうぞくほう重要じゅうよう意味いみをもって分布ぶんぷしていた[21]円谷つぶらや幸吉こうきち遺書いしょしに「父上ちちうえさま母上ははうえさまさんにちとろろ美味うましうございました」としるしたが、「さんにちとろろ」とは、正月しょうがつさんにちばん家族かぞく一同いちどうそろってとろろめしべる風習ふうしゅうだとされている。この東西とうざい差異さいは、西にし水田すいでん稲作いなさくたいし、ひがし焼畑やきばた農業のうぎょうによる生産せいさんけんであり、それとむすいた行事ぎょうじであるためととらえられている[22]。したがって近畿きんきけんくらべれば、もち東国とうごく各地かくちせい月行事つきぎょうじもちいられ、普及ふきゅうするのはのちになる。これはハレの食物しょくもつとしてのもち全国ぜんこく一様いちよう普及ふきゅうするまでには、生産せいさんけん差異さいから地域ちいきがあったことをしめす。またもち普及ふきゅうしたのちも「もち四角しかくひがしまる西にし[23]考察こうさつにあるように、ひがし西日本にしにほんではもち文化ぶんかことなる歴史れきしあゆんできた。

材料ざいりょう[編集へんしゅう]

日本にっぽんにおいて伝統でんとうてきもち製法せいほうでは、原材料げんざいりょうとしてもちまいをそのまま使つかうが、近代きんだいはいってからは、なめらかさやほそつぶかん均一きんいつにし、いたさいふく具合ぐあいさい具合ぐあい具合ぐあいねば具合ぐあいなどおもあじわいを向上こうじょうさせるため、いったんもちまいき、こなじょう(もちまいこな)に加工かこうしてからしてつく方法ほうほうまれた。後者こうしゃ方法ほうほう製造せいぞうされたもちは、製造せいぞう過程かてい原料げんりょうをもちべい加工かこうする手間てまくわわることから、どう品種ひんしゅのもちまいどうりょう使つかった製品せいひんして高価こうかになりやすい。そのため、もちべい馬鈴薯じゃがいもひとしデンプンくわえ、原価げんかおさえるととも口当くちあたりのさを維持いじする製造せいぞう方法ほうほう考案こうあんされている。そうした製品せいひんは、マッチはこ程度ていどちいさなつきもち1個いっこめし茶碗ちゃわん1はいぶん程度ていどカロリーがあることや、包装ほうそうされ、保存ほぞんき、る、とう調理ちょうりをせずに、そのままでもやわらかくべられること、簡単かんたん入手にゅうしゅできることなどから、災害さいがいどき常食じょうしょくとしても重宝ちょうほうされる。

かたち[編集へんしゅう]

もちまいをついたのちに、保存ほぞんするための形成けいせい方法ほうほう地方ちほうによってことなる。ついたのちもちいたじょうにした「もち」をけた「もち」または「かくもち」(かくもち、長方形ちょうほうけい)が主流しゅりゅう地方ちほうと、ついたもち円盤えんばんじょうまるめた「まるもち」(まるもち)が主流しゅりゅう地方ちほうがある。おおむね、岐阜ぎふけん関ヶ原せきがはらあたりをさかいとして東日本ひがしにっぽんかくもちで、西日本にしにほんまるもちであるが、岩手いわてけん一関いちのせき高知こうちけん土佐とさ)、鹿児島かごしまけん薩摩さつま)などの例外れいがいもある。[24]

もちつき(餅搗もちつき)[編集へんしゅう]

水分すいぶんふくませたうすきね
もちまいをせいろでふか
したもちまいうすれつきはじめる
うすきねもちいておこなもちつき
電動でんどうもちつき

もちをつくることを「もちつき」(もちつき)とう。北陸ほくりく方言ほうげんでは「もちをかつ」と[25]

もちまいし、うすなかきねかえたたく。もちつきの様子ようすあらわ擬音ぎおんは「ペッタン」や「ペッタンコ」と表現ひょうげんされる。

おおくは正月しょうがつ節句せっく、いわいごとなどでつく[26]もちつきはある程度ていど人数にんずうぶんをまとめてでないとおこないづらく、だい人数にんずうあつまってつくることがおおく、年中ねんじゅう行事ぎょうじまつ神事しんじなどのおこなわれることがおおい。もち神道しんとう仏教ぶっきょう供物くもつとしてももちいる(鏡餅かがみもち菱餅ひしもちなど)。また町内ちょうないかい子供こどもかいなどの行事ぎょうじとしても人気にんきがあり、歳末さいまつ風物詩ふうぶつしとなっている。

つきたてのあつ状態じょうたいもち不定ふていがたねばがあり、のものにきやすいものである。常温じょうおんになるとかたまるため、円盤えんばんじょう球状きゅうじょういたじょうにして保存ほぞんする。保存ほぞん形状けいじょうによりまるもちもち(のしもち)、もちなどとけられる。できたてのものは、きなをまぶしたり、醤油じょうゆなどのじるれたりして、くっつかないようにしてべる。味付あじつけの仕方しかたにより、きなもち醤油じょうゆもちなどとけられる。また様々さまざま材料ざいりょうむものもあり、よもぎもちまめもち海老えびもちなどとけられる。保存ほぞんしたものは、いたり、たり、げたりし、ふたた加熱かねつしてからべる。加熱かねつ方法ほうほうにより、もちもちなどとけられる。

一般いっぱん年末ねんまつの12月29にちは「を搗(つ)く」という音韻おんいんからきゅうにちもち(くんちもち)とび、としれの数日すうじつあいだのうち、29にちだけはもちをついたり購入こうにゅうしたりすることをける風習ふうしゅうがある一方いっぽうで、きゅうを「フク(ぶく)」とんで29にちもちをつく地域ちいきもある。

機械きかいされた工場こうじょうで「もちつき」をもちいてもち製造せいぞうする業者ぎょうしゃえ、いちねんとおしてスーパーマーケットなどの小売こうりてんもち流通りゅうつうするようになった。また家庭かていようもちつき普及ふきゅうしつつあり、もち日常にちじょうてきべるひとえた。1974ねん小型こがた電動でんどう自動じどうもちつき普及ふきゅう[27]一般いっぱん家庭かてい古典こてんてきもちつき風景ふうけいることはすくなくなった。電動でんどうもちつきは、大量たいりょうもちつく精米せいまいてん餅菓子もちがし販売はんばいする和菓子わがしてん高齢こうれいすすんだ農家のうかとう人手ひとでりず人力じんりきによるもちつきができなくなってきた場合ばあいおお利用りようされている。

電動でんどうもちつきは、きね(きね)とうす(うす)でつく機構きこう機械きかい商業しょうぎょうようのものにおおく、家庭かていよう小型こがたしたこめをメーカー独自どくじ特殊とくしゅ形状けいじょうのヘラでり、じゅうすうふんでついたもちおな状態じょうたいになる。ヘラで方式ほうしき機械きかいつくったもちは、きねつきもちくらべてこまかい気泡きほうおおふくまれ、雑煮ぞうにれた場合ばあいやわらかくなりすぎたり、ばしたとき表面ひょうめんはだこまかさなどといった食味しょくみちがいがあるが、一般いっぱんにはきねうすでつくもち比較ひかくする機会きかいすくない理由りゆうから、同等どうとう食味しょくみつものとしてあつかわれている。

もちつきにもちいるうすおおきさは、直径ちょっけい尺貫法しゃっかんほうすんあらわす。

もちのつきかた[編集へんしゅう]

  1. もちつきをするまえに、きねあたまけたり木片もくへんもちはいるのをふせぐため、みずったおけ(おけ)のなかきねあたまけて水分すいぶんふくませておく。うす場合ばあいはよくあらい、うすみずって水分すいぶんふくませておく。かわいた状態じょうたいのままきねでつくとうすれる場合ばあいがある。うす石臼いしうす設置せっちするさいにはきねでつく作業さぎょうおこないやすいようにたかさを調整ちょうせいし、たか調整ちょうせいする必要ひつようがある場合ばあいには専用せんようだいなどをもちいて調整ちょうせいしておく。
  2. もちまい水洗みずあらいし、6 - 8あいだ程度ていどすいひたし、ザルけて水切みずきりをする。
  3. 蒸篭せいろう(せいろ)に清潔せいけつなサラシやサラシよりあらめのぬのき、水切みずきりしたもちまいけてぬのでくるんだのちふかす。けた状態じょうたいは「かにあな」とばれるあな表面ひょうめんえるか、はししてもちまい付着ふちゃくしなければよいが、べいしんのこっていない赤飯せきはん程度ていどかたさにけていればよい。がない場合ばあい炊飯すいはんで「もちまい」を選択せんたくしてく。
  4. けたもちまいは、ぬのつつんだままうすなかにあけ、うす外周がいしゅう沿ってきねこしてるか沿わせて体重たいじゅうをかけ、もちまいうすける。ヘラやしゃもじをもちいて裏返うらがえし、まんべんなく手早てばやねばりをすようにする。
  5. ヘラやしゃもじでげたとき、もちまい全体ぜんたい一体いったいになる程度ていどねばりがはじめ、べいかたち識別しきべつできるものともちじょうになったものがざった状態じょうたいになり、きねでついたときにしたべい飛散ひさんしない程度ていどになったら、つきはじめの目安めやすとする。
  6. きねでつきはじめると、ねばりがすごとにきねもちがくっつくため、手水ちょうず(てみず)をする。手水ちょうずとはあらかじめおけみずれておき、みずらしもち表面ひょうめん水分すいぶんあたえることである。してすうふんしか経過けいかしていないため、表面ひょうめんきたてのごはんおなじで相当そうとうあつく、もち表面ひょうめんれたのひらでたた程度ていどい。手水ちょうずおおすぎると、もちをついている最中さいちゅうやわらかいが、あとばしたり成形せいけいするときにかたくなりやすく、保存ほぞんちゅうにカビがえやすくなる。
  7. つきわったもちは、もちをまぶしたいたうえき、このみの形状けいじょう成形せいけいする。切餅きりもちであれば一定いっていおおきさのもちとしたうえ乾燥かんそうけ、まるもちであればつきたてのもちまる成形せいけいしたうえ乾燥かんそうさせる。
  8. もちつきがわったのちきねうすはよくあらい、たわしとう表面ひょうめんもちかならる。

道具どうぐ機器きき[編集へんしゅう]

うすにはうす(つきうす)とうす(ひきうす)があるが、もちつきにもちいるのはうすである。木製もくせいのものといしせいのものがある。
  • 電動でんどうもちつき
したもちまい投入とうにゅうしてつく工程こうていのみをおこな機器ききや、もちまい投入とうにゅうしてふか工程こうていからつく工程こうていまで一連いちれんしておこなうことが可能かのう機器ききなどがある。
  • もち
    • 切餅きりもちよう
    もちてこの原理げんりもちいて切餅きりもちつくるための機器きき。のしもちり。なお、かきもちようもちもある。
    • まるもちよう
    つきたてのもち投入とうにゅうしてハンドルをまわしてりながらまるもちつく機器ききせいもち
    • もち包丁ぼうちょう
  • もちのしいた
もちつくさいもちいられる縦長たてながうす容器ようき
  • もちぼんもち
もちちいさくけていくさいもちいられるさら

もち[編集へんしゅう]

もち中国ちゅうごく朝鮮ちょうせん東南とうなんアジアなどにおおくの種類しゅるいがある。ふるくはおも小麦こむぎこなにしてひらたくかためてから加熱かねつした粉食ふんしょくのことをしていたが、べい大麦おおむぎあわトウモロコシなど食材しょくざいもちいた粉食ふんしょくのことをもふくめるようになった。中華ちゅうか料理りょうり由来ゆらい月餅げっぺい饅頭まんじゅうは、小麦粉こむぎこからつくった「もち」が発達はったつ改良かいりょうされてきたものであり、「めん」もその派生はせいであるといわれている。日本にっぽんにおいても、台湾たいわん料理りょうりの「大根だいこんもち」(べいなどの澱粉でんぷんしつこな配合はいごうするがこめ使用しようしないものもある)や和菓子わがしの「そばもち」、北海道ほっかいどうの「いももち」「カボチャもち」などべいおも原料げんりょうとしないものを「もち」とんでいるれいがある。

ここでいうもちは、おもにもちまいこなにしてからくわえて方法ほうほうつくるものをし、もち=もちとする日本にっぽんでは一般いっぱん団子だんごばれる。しかし中国ちゅうごく文化ぶんか影響えいきょうがあり、また気候きこう流通りゅうつう関係かんけいでもちまい入手にゅうしゅ困難こんなんであった沖縄おきなわけんのみは例外れいがいてきもち=もちで、日本にっぽん本土ほんどのようなもち文化ぶんか一切いっさい存在そんざいしない。

もちれいとしては、沖縄おきなわカーサムーチーやウチャヌク、フチャギ、ナントゥーなど各種かくしゅもちるい日本にっぽん羽二重はぶたえもちちち団子だんごなどの求肥ぎゅうひもち白玉しらたまちまき菓子かし)、中国ちゅうごくみずすりねん(シュイモーニエンガオ shuǐmó niángāo)(zh)、韓国かんこくトック)などがげられる。

おももち種類しゅるい[編集へんしゅう]

通常つうじょうもち原料げんりょうにはもちまいもちいられるが、うるちまいなどがもちいられることもある。もちまいにうるちまいぜてついたもちつよもち(こわもち)という。リンクさき記事きじがあるものはそちらの項目こうもく参照さんしょうのこと。

基本きほんとなるもちまいをついてつくもち[編集へんしゅう]

まるもち
ついたもちまる成形せいけいしたもの。おおきさやあつみによってそのままべたり、いたじょう切断せつだんしてべる。
鏡餅かがみもちは、そなとして大小だいしょうまるもちだんいたもの。
のしもちもちもち)、すみもちもち
ついたもちを1.5cm前後ぜんこうあつさにばしていたじょうにしたもちを「のしもち」とう。このみのおおきさにってべる。かくもちばれるのは、のしもちったものをう(もちとも)。
なまこもち
ついたもちナマコじょうはん楕円だえんがたばしたもち包丁ほうちょうとう適当てきとうあつさにってべる。いたり、あぶらげてべる。関西かんさいでは、ねこもちともう。
あぶりもち
たけくしにさして炭火すみびであぶったもち
とり子餅こもち
とり子供こども姿すがたせてずんどうヒョウタンかた成形せいけいしたもち子供こども一生いっしょうになぞらえていちしょうもちつくる。もち二分にぶんして食紅しょくべに(しょくべに)であか着色ちゃくしょくしたものを紅白こうはくもちとしていわ風習ふうしゅうがあるが、一生いっしょう二分にぶんするのは不遜ふそんとして紅白こうはくけない場合ばあいもある。

もちまいをついてつくもちとそのもち利用りようした料理りょうり[編集へんしゅう]

あかぶくもちぶくもち川渡かわどもちあんころもちぼたもち
小豆あずきつつんだもち
あんもち大福だいふく
なかあんこはいったもち
磯辺いそべもち(いそべもち)
もちき、あついうちに醤油じょうゆけて海苔のりいたもの。
きなこもち
いたもちもち、もしくはしたもち大豆だいずうすいてこなじょうにしたきな砂糖さとう若干じゃっかんくわえたものをまぶして(ぜて)べる。
納豆なっとうもち
納豆なっとうをからませたもの。あるいは、納豆なっとうもちでくるんだもの。
草餅くさもち
ヨモギなどとともについたもち。もちやうるちまいもちいたものや、小豆しょうずあんをつつんだものも草餅くさもちばれる。
もち
七味しちみあじもち
もちを 1cm 内外ないがいサイコロじょう切断せつだん、または前記ぜんき鏡餅かがみもちくだいた破片はへんとうあぶらげたもちげたのち醤油じょうゆ薬味やくみなどをまぶしてべる。
あめもち
もち水飴みずあめでくるんだもの。江戸えど時代じだいよる中山なかやまられた[26]
宮城みやぎけん北部ほくぶでは正月しょうがつべる習慣しゅうかんがある[28]
えびもち
ったヌマエビもちからめたもの。
きゅう仙台せんだいはん領内りょうない北部ほくぶ宮城みやぎけん北部ほくぶから岩手いわてけん南部なんぶ)の郷土きょうど料理りょうりであり、紅白こうはくになることからいわいのせきされる。
かきもち(かきもち、かけもち
「おかき」。もちうす切断せつだんしたものを天日てんじつ乾燥かんそうさせ、いたもの。醤油じょうゆとう場合ばあいもある。古来こらい刃物はもの使つかわずづちもちいた。
柿餅かきもち
がきをもちまいとともにつき、もちにしたもの。
中国ちゅうごくでは円形えんけいたてからつぶしたがき自体じたい柿餅かきもちしょうしている。
まめもち
黒豆くろまめなどをんだもち
からみもち
大根だいこんおろしにからませてべる。
かんころもち
さつまいも輪切わぎりにしてがいて天日てんじつしたものと、もちまい一緒いっしょして、ぜてついた黄色おうしょくもちあまりょもち)。
巾着きんちゃくもち
油揚あぶらあげのなかもちれたもの。おでんたねとしてもちいられる。
くるみもち
クルミこすってつくったあんをからめたもの
こおもちこおりもちもち
こおらせたもち[26]
ささもち
ささいたもち
もち
大根だいこんおろしカボスまたはゆず果汁かじゅうポン酢ぽんず)にからませてべる。一味いちみ唐辛子とうがらしをかけるひともいる。おも福岡ふくおかけん大分おおいたけんべられる。
ずんだもち
ゆでた枝豆えだまめすりばちひとしもちいてつぶしたものにからめてべる。
とちもち
とちぜてついた茶色ちゃいろもち
菱餅ひしもち
ひなまつさい雛壇ひなだんかざ菱形ひしがたもち
へぎもち(おへぎ、ほうもち
もちうす刃物はもの切断せつだんしたものを天日てんじつ乾燥かんそうさせ、いたもの。あぶらげる場合ばあいもある。現在げんざいはかきもち混同こんどうされていることがある。
水餅みずもち
みずけてたくわえるもち[26]
バターもち
バターや砂糖さとうなどをりこんだもちで、秋田あきたけん郷土きょうど料理りょうり

もちまいこなってつくるもの[編集へんしゅう]

椿つばきもち
もちまいしてから乾燥かんそうし、かるくだいた道明寺どうみょうじつくあんりのもちで、椿つばきではさむ。
桜餅さくらもち道明寺どうみょうじ
もちまいしてから乾燥かんそうし、かるくだいた道明寺どうみょうじつくあんりのもちで、塩漬しおづけしたさくらつつむ。
信玄しんげんもち
求肥ぎゅうひにきな砂糖さとうをまぶしたもの。くろみつのたれをかける。
羽二重はぶたえもちちち団子だんご走井はしりいもち
もち砂糖さとう水飴みずあめくわえてったやわらかいもち
もち
さいしてつくられる餅菓子もちがし様々さまざま材料ざいりょうつくるが、求肥ぎゅうひおおい。もち場合ばあいもある。
芥子からしもち(けしもち)
求肥ぎゅうひあんをくるみ芥子からしをまぶしたもの。
ムーチーおにもち
みずったもちつきもも(さんにん)のつつんでした沖縄おきなわもち
はなびらもち焼餅やきもち(おやきかちん)
ゴボウうすくのばしたもちつつんだもの。
日本にっぽんちまき
ささかれたもち。これにたいして中国ちゅうごくのちまきは、おこわの一種いっしゅである。
トック
韓国かんこくもち一種いっしゅ。もちって、方式ほうしきつくる。
煎餅せんべい(せんべい、いりもち)
ってつくったもちうす成形せいけいして天日てんじつ乾燥かんそうさせ、いて醤油じょうゆとうったもの。
白玉しらたま
ふところもち
くさ粿(チャウコエ)
台湾たいわん草餅くさもち。「くさ粿」(チャウアコエ)ともいう。カメのかたちつくる「がらす草龜くさがめ粿」(オーチャウクイコエ)もある。きゃくの「もぐさ粄」も同様どうよう
炸麻糬(チャーモワチー)
台湾たいわんもち
べにかめ粿(アンクイコエ)
台湾たいわんあかめてカメかたちつくるもの。

うるちまい使つかうもの[編集へんしゅう]

五平ごへいもち兵衛ひょうえもち御幣ごへいもち吾平あいらもち
うるちまいもちいたであぶり、味噌みそったもの。
月見つきみ団子だんご
ピンポンだま程度ていどおおきさのまるもちをピラミッドじょうさん角錐かくすいみ、つきそなえてからべる。地域ちいきにより形状けいじょうなどにちがいがある。
くし団子だんご
一口ひとくちべられるおおきさの団子だんごじょう成形せいけいしたまるもちすうくししたものをべる。せいのまま、またはいたものに醤油じょうゆ砂糖さとう片栗粉かたくりこつくった甘辛あまからタレをからめたみたらし団子だんご御手洗みたらいくし団子だんご)や小豆あずき枝豆えだまめなどのつぶあんやこしあんけてべる。醤油じょうゆっていたくし団子だんご海苔のりいたものを磯辺いそべ団子だんごという。
牛蒡ごぼうもち
うるちまいもち黒砂糖くろざとうなどをぜてケシをまぶしたもち
柏餅かしわもち
かしわつつんだもち小豆あずきこしあん、味噌みそあんなどをつつむ。かしわ自生じせいすくない近畿きんきけん以西いせいではサルトリイバラもちいられることがおおい。
づるもち
とり子餅こもちとほぼおな形状けいじょう縁起えんぎづるたまごかたどったもの。紅白こうはくいろをしている。すあまつくるものをづるもちしょうすることがおおい。
うるもち、あらかねもち、ぼろもち、おふく、こごめもち、たがねもち、ごんだもち、どやもち
もちまいにうるちまいぜてついたもち地方ちほうにより様々さまざま名称めいしょうばれ、あじかたち様々さまざまである[26]
小米こごめもち
もちまいにうるちまいぜてつき、べいつぶのこしたもの。
やしょうま
信州しんしゅう長野ながのけん)のカラフルなべいもちである。名前なまえ起源きげんについては釈迦しゃか弟子でしのヤショをしのぶ、釈迦しゃか奥様おくさまヤソダラひめちなむ、あるいは姿すがたているからなど複数ふくすうせつがある[29]

デンプンをもちいるもの[編集へんしゅう]

葛餅くずもち
クズデンプンや、だい用品ようひんとしてのジャガイモデンプンなどをもちいる。
わらびもち
ワラビのデンプンをもちいる。
蘇鉄そてつもち
ソテツのデンプンをもちいる。

小麦粉こむぎこもちいるもの[編集へんしゅう]

しょうかわ桜餅さくらもち長命寺ちょうめいじ
小麦粉こむぎこ寒梅かんばい(もちまい加工かこうひん)をくわえて、鉄板てっぱんいたかわ煎餅せんべい一種いっしゅ)であんをはさみ、塩漬しおづけしたさくらつつむ。
月餅げっぺい
中国ちゅうごく中秋ちゅうしゅうぶしのお菓子かしかわ小麦粉こむぎこ
くずもち久寿きゅうじゅもち
小麦粉こむぎこ澱粉でんぷんしつ乳酸にゅうさん発酵はっこうしたものげてつくる。おも関東かんとう地方ちほうべられている。関西かんさい葛餅くずもち葛粉くずこからつくる。

その材料ざいりょうのもの[編集へんしゅう]

ゆきもち
つくねいもでつくったしろいきんとん[30]ふゆ和菓子わがし。また、もろこしりのもち生地きじでこしあんつつみ、もちこなをまぶしたものをもいう[31]
わらもち
わら水洗みずあらいしたのち乾燥かんそうさせうすきしてこなじょうにし、べい小麦粉こむぎこやくずやわらびなどでんぷんしつこなみずくわぜてしたもの。元々もともと飢饉ききん代用だいようもち一種いっしゅ
あわもち
あわをついてつくったもの。
大根だいこんもち
すりおろしたダイコン小麦粉こむぎこ片栗粉かたくりこぜていたもの[32]。ただしべい配合はいごうする場合ばあいもある[よう出典しゅってん]
ふすまもち
なまふすま使つかってつくったもの[33]
高麗こうらいもち(これもち)
小豆あずきねりあんそぼろじょうにしてかためてしたもの[よう出典しゅってん]鹿児島かごしまけん郷土きょうど菓子かし[34]。また、求肥ぎゅうひもちあんつつんだものをもいう(松本まつもと幸四郎こうしろう(8代目だいめ名付なづけた)[35]
みず信玄しんげんもち
寒天かんてんしずくじょうにしたもの。

おもなつきもち料理りょうり[編集へんしゅう]

もち
もち
雑煮ぞうに
汁粉しるこ・おしるこ
小豆あずきしるなかもちれたもの。前記ぜんき鏡開かがみびらきのときにべる。
大福餅だいふくもちあんもち(あんもち
もちなかとしてあんれてつつんだもの。もちをつくときまめれたものはまめ大福餅だいふくもちぶ。もちやわらかいうちはそのまま、かたくなった場合ばあいいたりあぶらげてべる。
すすもち(すすりもち)
水気みずけおおれてやわらかくついたもちを、みずったたらいとうれて、細長ほそながくひもじょうにしてすすりながらべる。れないと危険きけん
山形やまがたけん河北かほくまち溝延みぞのべ地区ちくでは納豆なっとうもち大根だいこんおろしのしるけてむ「もちみ」とばれるしょく文化ぶんかがある[36][37]
小袖こそでもち宇土うどもち
ともに熊本くまもとけん宇土うと和菓子わがしあんつつんだやわらかいもち日持ひもちはしない。
とし
上海しゃんはい料理りょうり
もち
高野たかの豆腐とうふのように寒中かんちゅうしたもち草餅くさもち使つかわれることがおおしょく緑色みどりいろ保存ほぞんしょくやみやげものとして使つかわれる。

からめるもの[編集へんしゅう]

調味ちょうみりょうるい
砂糖さとう醤油じょうゆ、しょうが醤油じょうゆ、バター(マーガリン)、抹茶まっちゃ[38]
野菜やさい植物しょくぶつるい
大根だいこんおろし納豆なっとう、きな、ずんだ、ゴマエゴマクルミ小豆しょうずあん

つきむもの[編集へんしゅう]

豆類まめるい
大豆だいず、ゴマ
エビ
植物しょくぶつなど
ヨモギ、ゴボウ

常食じょうしょく[編集へんしゅう]

  • 砂糖さとうくわえてついたもち
    • 寒中かんちゅうでもすっかりかたくはならないので、むかし猟師りょうし登山とざんしゃ食料しょくりょうとして重宝ちょうほうされた。
  • 乾燥かんそうもち
    • 現代げんだいにおいて、つめたいみずでも簡単かんたんやわらかくもどるように加工かこうされたもち長期ちょうき保存ほぞん可能かのうレトルト食品しょくひんとして販売はんばいされている。

べないもち[編集へんしゅう]

はなもち
えだもちした、岐阜ぎふけん高山たかやまなどの正月しょうがつかざり。

窒息ちっそく事故じこ[編集へんしゅう]

もちねばりはつよ

粘着ねんちゃくりょく付着ふちゃくりょくたかく、りにくいもちは、ちから低下ていかした高齢こうれいしゃなどにとってきわめて危険きけんせいたか食物しょくもつである。

もち気道きどうまることによる窒息ちっそくで、毎年まいとし多数たすう死者ししゃしている。年間ねんかんくわしい死者ししゃすう不明ふめいであるが、厚生こうせい労働省ろうどうしょう調査ちょうさでは、2006ねんちゅう食品しょくひん原因げんいんとする窒息ちっそく救命きゅうめい救急きゅうきゅうセンターなどに搬送はんそうされた事例じれいは、把握はあくできたけい803けんのうち、もちは168けんのぼった[39]。また、1996ねん1がつの1ヵ月かげつあいだだけで208にんんでいるというせつもある[40]内閣ないかく食品しょくひん安全あんぜん委員いいんかいによる調査ちょうさによれば、もちを1おくにんくちれたと仮定かていした場合ばあい最大さいだい7.6にん頻度ひんど窒息ちっそくによる死亡しぼう事故じこ発生はっせいするリスクがあるとされ、これはワースト2以下いかあめ(2.7にん)やこんにゃくゼリー(0.33にん)の死亡しぼうリスクをおおきく上回うわまわ[41][42]もち摂氏せっし50-60ではやわらかいが、体温たいおんちかい40になるとかたくなって付着ふちゃくせい増加ぞうかするため、窒息ちっそく要因よういんになると推察すいさつされている。

ただし日本にっぽんにおいては、伝統でんとうしょくであるもち窒息ちっそくリスクのある危険きけんものであることは常識じょうしきとしてひろ周知しゅうちされていることから[43]もちによる窒息ちっそく事故じこ消費しょうひしゃ自己じこ責任せきにんであるととらえられており、流通りゅうつう規制きせいしたり、ことさら危険きけんせい啓蒙けいもうしたりするようなうごきはなく、こんにゃくゼリーにせられるような警告けいこくぶん表示ひょうじ義務ぎむもない。消費しょうひしゃちょうもこんにゃくゼリーのように規制きせいうごきをつよめることはなく、注意ちゅうい喚起かんきうながすPDFファイルを配布はいふする程度ていどにとどまっている[44]

正月しょうがつさんにちにおいては、かならもちによる窒息ちっそく原因げんいんとした救急きゅうきゅうしゃ出動しゅつどうがあるといわれており、消防しょうぼう機関きかんでは注意ちゅういけている。当該とうがい事故じこらすためには、「自分じぶん大丈夫だいじょうぶ」といった油断ゆだんけて、もちちいさく少量しょうりょうけ、くちなか水分すいぶん十分じゅうぶん湿しめらせるようにし、かつしゃべりながらべないようにする[45]のどまらせたもち掃除そうじすという方法ほうほうもあるが、のど気管きかんいためる場合ばあいもあり安全あんぜん方法ほうほうではない[45][46]。もしまった場合ばあいにはただちに救急きゅうきゅうたいぶことが肝要かんようである。到着とうちゃくまでの応急おうきゅう処置しょちとしてはハイムリックほう腹部ふくぶ突上つきあほう)および、「背部はいぶ叩打ほう」が有効ゆうこうである[46][47][48]

窒息ちっそく予防よぼうのためには、水分すいぶんふくみながら一緒いっしょによく咀嚼そしゃくすることで、これによりでんぷんなかアミロペクチン水分すいぶんによって粘性ねんせいおさえられ、また咀嚼そしゃくすることで分子ぶんし分離ぶんりアミラーゼによる糖化とうか分断ぶんだんしやすくなる。高齢こうれいしゃ事故じこ多発たはつするのは、よわいにより唾液だえき分泌ぶんぴつ減少げんしょうすることと、あごつかれるためもちかたまり分離ぶんりしないで嚥下えんかすることがあるためである。またかずにける、電子でんしレンジみじかめに加熱かねつするなど、やわらかくしすぎずはしさる程度ていどかために加熱かねつし、アミロペクチンがのりしきらないレジスタントスターチおお半生はんせい状態じょうたいにすることで、粘着ねんちゃくせいおさえられ咀嚼そしゃくうながされてりやすくなる。またこの場合ばあいは、レジスタントスターチの作用さようによりちょうからの吸収きゅうしゅうおさえられてひくGIになるため糖尿とうにょうびょう肥満ひまん予防よぼうにもなり、便びんのかさもすので便秘べんぴ解消かいしょうにもなる。さらに咀嚼そしゃくによる適度てきどかたさのため歯根しこんまくへの刺激しげきうながされて歯根しこんのう血行けっこうくなり認知にんちしょう脳血栓のうけっせん予防よぼうしゅうびょう予防よぼうにもなる。

調理ちょうりほうとしては磯辺いそべもち巾着きんちゃくのようにべつ食品しょくひんつつむことで必要ひつよう合力ごうりょく強度きょうどさせ咀嚼そしゃくうながす、ちいさくのどがまらない程度ていど小分こわけにする、汁物しるもの完全かんぜんかし、でんぷんのかゆになるまで煮込にこむ、あるいはひっつみほうとうワンタンみず餃子ぎょうざように、しょくかんねばたびがない小麦こむぎ製品せいひん塊状かいじょうめん代用だいようする、などがある。

やく民間みんかんやく)として、もちまらせた場合ばあいに、にわとり鶏冠けいかんませるという民間みんかん療法りょうほうがある[49][50]が、生食なましょくなのでカンピロバクターなどの感染かんせんしょうにわとりアデノウイルスによる急性きゅうせい肝炎かんえん罹患りかんする可能かのうせいがあり危険きけんである[51]。またむせしでもしないかぎりまったく効果こうかみとめられないので適切てきせつ窒息ちっそくじょうきょう処置しょち必要ひつようである。

なお、もちまい普通ふつうこめ(うるちまい)を5:5に配合はいごうすることによりねばたびげたもち各地かくちにある(上記じょうきの「あらかねもち」を参照さんしょう)。

日本にっぽんにおける習俗しゅうぞく[編集へんしゅう]

日本にっぽんにおいては、古来こらいよりかみへの供物くもつの『しとぎ(しとぎ)』:はんごろしきりたんぽひとし同様どうようまいつぶをつぶした供物くもつから発展はってんした[52])としてまつりや慶事けいじさいもちいられ、江戸えど時代じだいには婚礼こんれい小正月こしょうがつ節句せっく不祝儀ぶしゅうぎ建築けんちく儀礼ぎれい棟上むねあげ)にそなえ、贈答ぞうとうようとして利用りようされた[53]

もちかんする慣用かんよう表現ひょうげん[編集へんしゅう]

きみを つきかためたり はるのもち道外みちそと武者むしゃ 御代みよわかもち』(歌川うたがわかおるとらさく)
きねつのが織田おだ信長のぶながもちをこねるのが明智あけち光秀みつひでのばしているのが羽柴はしば秀吉ひでよしべている大将たいしょう徳川とくがわ家康いえやすあらわ寓意ぐうい
ことわざ
もち餅屋もちや[ちゅう 2]
何事なにごと専門せんもんがおり、素人しろうと到底とうていかなわない。
えがいたもち[ちゅう 3]画餅がべい(がへい・がべい))、畫餅がべいたかしひだる
もちはどれほどたくみにえがかれていてもべられないことから、実現じつげんせい実用じつようせいのない計画けいかくのこと。
たなから牡丹餅ぼたもち[ちゅう 4]
おもいがけない幸運こううん。「たなぼた」ともりゃくされる。
もちひと余計よけいもらえる
朝鮮ちょうせんことわざ正確せいかくには「にはひとつ余分よぶんもちあたえる」。韓国かんこく韓国かんこくじん気質きしつ揶揄やゆする場合ばあいよく引用いんようされる[独自どくじ研究けんきゅう?]が、本来ほんらいは「地頭じとうにはてぬ」とおなじで、道理どうりつうじない相手あいてにはだまってしたがうしかないという意味いみ言葉ことばである。
格言かくげん
さかな大名だいみょうかせよ、もち乞食こじきかせよ
鷹揚おうよう大名だいみょうつねにどっしりとかまえており、十二分じゅうにぶんとおるまでいている食材しょくざい裏返うらがえさない。一方いっぽうつねはらかせている乞食こじきはやべたいがためにはやとおるように頻繁ひんぱん食材しょくざい裏返うらがえす。
さかなはしっかりとおるまでじっくりといてから裏返うらがえすとかわやぶれず、見栄みばえよくくことができる。もち頻繁ひんぱんにひっくりかえしてくとかせずにきれいにくことができる。
てんじて、仕事しごとには適任てきにんしゃてよという意味いみでも使つかわれる。
故事こじ
織田おだがつき 羽柴はしばがこねし 天下てんかもち すわりしままに しょくふは徳川とくがわ
ゆたか時代じだいから江戸えど幕府ばくふ成立せいりつへの政権せいけん天下てんかじん)のうつわりをもちつきにたとえた狂歌きょうか
もちえてから
井原いはら西鶴さいかく日本にっぽん永代えいたいぞう』より。きたてのもち水分すいぶんおおふくみ、えてかたまると重量じゅうりょうるので、きたてをうとそんをする。吝嗇りんしょくのたとえ。
比喩ひゆ
もち形状けいじょう性質せいしつを「もちもち」「もっちり」とう擬態語ぎたいご表現ひょうげんすることがあり、もち以外いがいものにも使つかうことがある。用例ようれい:「もちもちとしたしょくかんとう
家紋かもん旗指物はたさしもの
黒地くろじ白丸しろまる、または白地しろじ黒丸くろまる家紋かもんを「もちもん」という。白丸しろまるは「しろもち(しろもち)」、黒丸くろまるは「くろもち(こくもち)」とばれ、それぞれ「しろち」「いしち」につうじ、縁起えんぎいとされている。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ だいかがみ』では、どちらの皇子おうじだったかおぼえていないとしるす。
  2. ^ もち餅屋もちやウィクショナリー
  3. ^ えがいたもちウィクショナリー
  4. ^ たなから牡丹餅ぼたもちウィクショナリー

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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

応急おうきゅう手当てあて注意ちゅうい喚起かんきなど