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拳銃けんじゅう

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自動じどう拳銃けんじゅうから転送てんそう
H&K USP
アメリカぐん制式せいしき採用さいようから70ねんさら制式せいしきはずされ30ねん経過けいかした現在げんざいも、世界中せかいじゅう使用しようされているM1911

拳銃けんじゅう(けんじゅう)は、片手かたて射撃しゃげきするためにデザインされたじゅう総称そうしょうである[1]小型こがた携帯けいたいせい秘匿ひとくせいすぐれており、おも護身ごしんよう使用しようされる。

けんじゅう」と表記ひょうきされることもあり、に「短銃たんじゅう(たんじゅう)」、「ピストル」とも呼称こしょうされる。

概要がいよう[編集へんしゅう]

拳銃けんじゅうだん断面だんめん
1.弾頭だんとう
2.薬莢やっきょう
3.火薬かやく[ちゅう 1]
4.リム(そとわく
5.雷管らいかん

日本にっぽん防衛ぼうえいしょうでは、拳銃けんじゅう英語えいごのpistolに対応たいおうするかたりとし、「片手かたて保持ほじして照準しょうじゅんし,弾丸だんがん発射はっしゃできるじゅう」と定義ていぎしている[2]

拳銃けんじゅうたいして小銃しょうじゅう散弾さんだんじゅう機関きかんじゅうひとし大型おおがた銃器じゅうきショルダーウェポンShoulder weapon)またはロングガンLong gun)とび、日本にっぽんではこれを長物ちょうぶつながものやくすこともある。

火縄銃ひなわじゅう伝来でんらいした直後ちょくごから日本にっぽんでも製造せいぞうされており、江戸えど時代じだいまではたんとう馬上もうえとうなどとばれていた。洋式ようしき火器かき輸入ゆにゅうされるようになった幕末ばくまつから短銃たんじゅうピストルばれるようになり、これらは拳銃けんじゅうならんで現在げんざい一般いっぱんてき呼称こしょうとなっている。

両手りょうてあつかほか火器かき比較ひかくして、つぎのような特徴とくちょうつ。

小型こがたである
銃床じゅうしょうたず銃身じゅうしんみじか携帯けいたいせいすぐれている[ちゅう 2]各国かっこく警察官けいさつかん拳銃けんじゅう携行けいこうしていることおおい。犯罪はんざいしゃがわかくつために有利ゆうりであるので、大型おおがたじゅう比較ひかく所持しょじ規制きせいきびしい傾向けいこうにある(アメリカではしゅうにより法律ほうりつことなるが、自宅じたくく「所有しょゆう」は規制きせいゆる一方いっぽう、「携行けいこう」は警察官けいさつかんのぞ許可きょかようするしゅうもある)。
拳銃けんじゅうだんもちいる
なるもえせいそうやくおおもちいる小銃しょうじゅうだんくらべて、はやもえせいそうやくすくなくもちいる拳銃けんじゅうよう弾薬だんやく使つかわれる。拳銃けんじゅう銃身じゅうしんみじかいため銃身じゅうしんないでの弾頭だんとう十分じゅうぶん加速かそくのぞめず、発射はっしゃやく燃焼ねんしょう速度そくど弾頭だんとう重量じゅうりょうによってパワーをかせ必要ひつようがある。
そのため拳銃けんじゅうだん小銃しょうじゅうだんくらみじかいが口径こうけいおおきい傾向けいこうにある。結果けっかとして近距離きんきょり十分じゅうぶん威力いりょくつが距離きょりによる威力いりょく減衰げんすいはげしい特性とくせいがある。
片手かたてでも射撃しゃげき可能かのう
拳銃けんじゅうたま小型こがたてい威力いりょくのため、反動はんどうすくなく片手かたてでも使用しようできる。片手かたて使用しようできないものは拳銃けんじゅう範疇はんちゅうふくめない。ただしかた手持てもちでは射撃しゃげき精度せいどひくくなるため、現在げんざい両手りょうて保持ほじする射撃しゃげき姿勢しせい主流しゅりゅうである[ちゅう 3][ちゅう 4][ちゅう 5]

名称めいしょうについて[編集へんしゅう]

拳銃けんじゅう」とは、英語えいごのハンドガン(英語えいご: Handgun)が日本にっぽん意訳いやくされた言葉ことばである。「こぶし」の改定かいていまえ常用漢字じょうようかんじひょうふくまれていなかったため[ちゅう 6]官庁かんちょうやマスコミなどでは「短銃たんじゅう」とぶか、または「けんじゅう」ときにすることがおおい。また、暴力団ぼうりょくだん関係かんけいしゃあいだでは「はじき」、「チャカ」、「道具どうぐ」といった隠語いんごばれている。

このたねの「小型こがた銃身じゅうしんみじか片手かたて射撃しゃげき可能かのうじゅう」をすものとしてひろもちいられる「ピストル」のかたりは、イタリアトスカーナしゅう北部ほくぶにある都市としであるピストイア(Pistoia) に由来ゆらいするとされ[3]1540ねんころにこのまちじゅうこうカミッロ・ヴィテッリ(Camillo Vitelli)が発明はつめいし、それがヨーロッパでこのたねじゅうす「ピストル」の語源ごげんになった、というせつがある[ちゅう 7]日本語にほんごとしての“ピストル”は、直接的ちょくせつてきにはオランダ(pistool)の発音はつおん語源ごげんである。

ただし、米国べいこくたんに「ピストル」というと普通ふつう自動じどう拳銃けんじゅうし、回転かいてんしき拳銃けんじゅうは「リボルバー(Revolver)」とばれる[ちゅう 8]

中国ちゅうごくではhandgunを意訳いやくした「手槍てやり枪)」と表記ひょうきされ[ちゅう 9]、「ぜん动手枪(自動じどうしき拳銃けんじゅう)」など特徴とくちょう併記へいきして分類ぶんるいされる。なお回転かいてんしき拳銃けんじゅう膛室しゅ枪)のおおくは弾倉だんそうひだりすことから「ひだり轮手枪」やたんに「ひだり轮」とばれる。

構成こうせい要素ようそ・アタッチメントについて[編集へんしゅう]

部品ぶひん名称めいしょうなどはおもじゅう部品ぶひん#拳銃けんじゅうページにてっている。

アタッチメント
  • 銃床じゅうしょう(ストック)
  • 銃剣じゅうけん
  • ランヤード英語えいごばん - からだむす盗難とうなん落下らっか防止ぼうしするひも。ピストルランヤード、拳銃けんじゅうひもともばれ、警察けいさつ軍隊ぐんたいもちいられる。
  • レッドドットサイト英語えいごばん
  • アウターバレル - そとけのバレルで、有効ゆうこう射程しゃていばす。
  • コンペンセイター - 射撃しゃげき反動はんどうおさえる部品ぶひん
  • サプレッサー(消音しょうおん)
  • muzzle stand off device -おもにショートリコイルのじゅうにある銃口じゅうこうけるとスライドする部分ぶぶんがずれて、連動れんどうする内部ないぶ部品ぶひん接続せつぞくしなくなり射撃しゃげきできなくなる問題もんだい解決かいけつするための部品ぶひん格闘かくとうよう突起とっきいたストライクフェイスなどがある。
  • フラッシュサプレッサー、フラッシュハイダー - 射撃しゃげきマズルフラッシュ英語えいごばん目立めだたなくする。
  • カメラ(法廷ほうてい提出ていしゅつするための使用しよう前後ぜんこう映像えいぞう記録きろくするためのもの[4]
  • レーザーポインター
  • こう輝度きどライト - くらところでの捜索そうさくくらましにもちいられる。あらかじめ照射しょうしゃ範囲はんい調節ちょうせつすることで、簡易かんい照準しょうじゅんとしても応用おうようできる。
  • auto-sear - 違法いほう安易あんいにフルオート連射れんしゃさせる改造かいぞう部品ぶひん[5]。Swich、Chipなどとも呼称こしょうされる。3Dプリンターでも出力しゅつりょくできる簡易かんい部品ぶひんだが、アメリカでは所有しょゆうだけで2ねん懲役ちょうえきけいとなる[6]
  • スタビライジングブレース(Stabilizing Braces) - アームブレースともばれるうで固定こていしてライフルじゅうみに命中めいちゅう精度せいど向上こうじょうさせる装備そうび[7][8]。2023ねん1がつ13にち、アメリカではスタビライジングブレースを装備そうびして銃身じゅうしん改造かいぞうしたピストルはライフルとおな規制きせい対象たいしょうとなった[9]

メンテナンス・保持ほじ方法ほうほうについて[編集へんしゅう]

  • 火器かき清掃せいそう英語えいごばん - 拳銃けんじゅうのメンテナンスは大別たいべつして2種類しゅるいある。注油さしあぶらときちんと動作どうさするかの確認かくにんという日常にちじょうてきなメンテナンス、射撃しゃげき残留ざんりゅうぶつ除去じょきょする射撃しゃげき手入ていれをおこなうことと銃器じゅうき説明せつめいしょには記載きさいされている[10]
    • 使用しようする器具きぐとしては、クリーニングロッド、チェンバークリーニングブラシ、ぬの、クリーニングえきなどである[10]
  • ホルスター - 拳銃けんじゅうはこさいには、かくコンシールドキャリー英語えいごばん場合ばあいおおいが、じゅうえるようオープンキャリー(Open carry)で携行けいこうする場合ばあいもある。
  • 口径こうけい変更へんこうドイツばん - メーカーが提供ていきょうするモジュールをえることで口径こうけい変更へんこうできるようにしている。マルチキャリバー(Multi-Caliber)システムなどともばれる。

用途ようとについて[編集へんしゅう]

軍事ぐんじ用途ようと[編集へんしゅう]

拳銃けんじゅう使用しようするNavy SEALs隊員たいいん
模擬もぎ拳銃けんじゅうじつじゅうとの区別くべつのためあか樹脂じゅし出来できている)を使用しようして臨検りんけん訓練くんれんおこなうアメリカ海軍かいぐん兵士へいしせま空間くうかんでの戦闘せんとうでは拳銃けんじゅう使用しようされる場合ばあいがある

現代げんだいでは将校しょうこう狙撃そげきしゅ重火器じゅうかき操作そうさしゅ車両しゃりょうおよび航空機こうくうき乗員じょういんなどに、護身ごしんようとして自動じどう拳銃けんじゅう支給しきゅうされるのが一般いっぱんてきである。たいして一般いっぱん歩兵ほへい部隊ぶたいではごく限定げんていてきかず運用うんようされるのみである[ちゅう 10][11]

拳銃けんじゅう一般いっぱんてき火器かきことなり、ストック(銃床じゅうしょう)やフォア・グリップ(前方ぜんぽうじゅう)のるい存在そんざいしないうえに、そのものが軽量けいりょうであるため制動せいどうむずかしい。そのため、射撃しゃげきには習熟しゅうじゅく必要ひつよう[ちゅう 10][11]うえに、野戦やせんにおいて小銃しょうじゅうるい対抗たいこうすることは不可能ふかのうちかい。ちゅう近距離きんきょり戦闘せんとうにおいても、アサルトライフルたん機関きかんじゅうといった自動じどう火器かきくらべて、有効ゆうこう射程しゃてい発射はっしゃ速度そくど絶対ぜったいてき不足ふそくしており、不利ふりまぬかれない[ちゅう 11][11]。わずかに室内しつないなどのかずm以内いない近接きんせつ戦闘せんとう対抗たいこうしうる程度ていどである。さらに、小銃しょうじゅうたまくらべて殺傷さっしょうちから(ストッピングパワー)がひくうえに、現代げんだい歩兵ほへい着用ちゃくようしているボディーアーマー戦闘せんとうようヘルメットすら貫通かんつう出来できない場合ばあいえている。それにくわ用途ようとかぎられる拳銃けんじゅうたま補給ほきゅう兵站へいたんへの余分よぶん負担ふたんとなる。

しかしながら、実用じつようじょう不利ふりにもかかわらず、ふく武装ぶそう(サイドアーム)としていまだに拳銃けんじゅう現役げんえきである。つまり、自動じどう小銃しょうじゅうけい機関きかんじゅうなどのしゅ武装ぶそううしなっても丸腰まるごしにならずにむという心理しんりてき充足じゅうそくには、小型こがた携帯けいたいせいたか拳銃けんじゅうてきしている。特殊とくしゅ部隊ぶたいのように特別とくべつ訓練くんれん予算よさん充実じゅうじつしている部隊ぶたい拳銃けんじゅう訓練くんれん実施じっしする場合ばあいえる[ちゅう 10][11]同様どうよう先進せんしんこくでは軍隊ぐんたい職業しょくぎょう軍人ぐんじんにともなう人員じんいん削減さくげんによって兵士へいしいちにんあたりの訓練くんれん予算よさん増加ぞうかし、拳銃けんじゅう訓練くんれんほどこされる兵士へいし割合わりあいえる傾向けいこうにある。とはいえ拳銃けんじゅう携行けいこうするのは負担ふたんになるため必要ひつよう任務にんむかぎられることがおおい。

近世きんせい拳銃けんじゅう
先込さきごしきのピストル
拳銃けんじゅう発砲はっぽうするむねかぶと騎兵きへい
火縄銃ひなわじゅう時代じだいから存在そんざいした。日本にっぽんではたんとう片手かたてよう)、あるいは馬上まけとう両手りょうてよう)としょうした。しかし当時とうじ拳銃けんじゅうは、たん火縄銃ひなわじゅう銃身じゅうしんみじかくしたものにぎない。そのため取扱とりあつかいの手間てま火縄銃ひなわじゅうまったおなじであり、サイズこそ小型こがたであってもポケットやふところかくことなど不可能ふかのう代物しろものであり、現代げんだい拳銃けんじゅうのような護身ごしんよう使つかえるものではない。また、片手かたててるように反動はんどうらした場合ばあいぜんそうしきなので火薬かやくりょう調整ちょうせい容易よういである)威力いりょく不足ふそく実用じつようえない場合ばあいもあった。
しかしながら、銃身じゅうしんライフリングほどこされていない当時とうじ銃身じゅうしんみじかくした拳銃けんじゅうであっても、命中めいちゅうりつ普通ふつう小銃しょうじゅうくらべてさほどおとらない利点りてんもあった。
これらはおも騎兵きへいじゅうとして運用うんようされた。上記じょうき馬上まけとうという名称めいしょうは、そこからの命名めいめいである。伊達だてまさしむね大坂おおさかじんにおいて騎馬きば鉄砲てっぽうたい編成へんせいし、後藤ごとう基次もとつぐらをやぶっているが、真田さなだ信繁のぶしげにはやぶれている。以降いこう日本にっぽんでは戦乱せんらん終息しゅうそくしたため、これ以降いこう進歩しんぽ途絶とだえた。
一方いっぽう西にしヨーロッパでは、騎士きしばれるじゅうそうやり騎兵きへい衰退すいたいし、さんじゅうねん戦争せんそうころまでには拳銃けんじゅう装備そうびしたむねかぶと騎兵きへいじゅう騎兵きへい主流しゅりゅうになった。さんじゅうねん戦争せんそうにおいてスウェーデンぐんはより軽装けいそうにしたむねかぶと騎兵きへい大々的だいだいてき運用うんようし、他国たこくでも模倣もほうされた。また、じゅう点火てんか方式ほうしき火縄ひなわからフリントロックしき移行いこうすると、ふところかくこと可能かのうになり、護身ごしんようとしてもちいられるようになった。
近代きんだい拳銃けんじゅう
銃身じゅうしんにライフリングがほどこされるようになると小銃しょうじゅう拳銃けんじゅう命中めいちゅうりつ顕著けんちょになった。一方いっぽうで、金属きんぞくせいのカートリッジと無煙むえん火薬かやくとう発達はったつによりじゅう軽量けいりょうされていくと、小銃しょうじゅうより若干じゃっかん銃身じゅうしんみじか程度ていど騎兵きへいじゅうであっても、騎兵きへいようとしての要求ようきゅうたせるようになった。そのため騎兵きへいよう主要しゅよう装備そうびとしては拳銃けんじゅう次第しだいもちいられなくなっていくが、サーベルやり主要しゅよう装備そうびとする抜刀ばっとう騎兵きへいやり騎兵きへい補助ほじょ装備そうびとしてもちいられることはあった。
だいいち世界せかい大戦たいせんまでの拳銃けんじゅう
リボルバーが、そして20世紀せいきはじめには自動じどう拳銃けんじゅう発明はつめいされ連射れんしゃ能力のうりょく獲得かくとくした。それにたいして当時とうじ小銃しょうじゅうはまだ手動しゅどう装填そうてん連発れんぱつ能力のうりょくひく近接きんせつ戦闘せんとう銃剣じゅうけんたよっていた。そのため拳銃けんじゅう有効ゆうこう射程しゃていないなら小銃しょうじゅうたいして優位ゆういわたうことができた。この時期じき拳銃けんじゅう将校しょうこう下士官かしかん護身ごしんようとして存在そんざいかんのあった時期じきといえる。
小型こがたであることからだいいち世界せかい大戦たいせんでは塹壕ざんごうせんよう武器ぶきとしても使用しようされた。しかし大戦たいせん後期こうきには発射はっしゃ速度そくど拳銃けんじゅう圧倒あっとうするたん機関きかんじゅう実用じつようされ能力のうりょく不足ふそく露呈ろていはじめた。
だい世界せかい大戦たいせん以降いこう
将校しょうこう下士官かしかん護身ごしんよう使用しようされたが能力のうりょく不足ふそく目立めだち、拳銃けんじゅうだん補給ほきゅうする負担ふたんらすという意味いみもあり、たん機関きかんじゅうカービンえられる場合ばあいがある。さらにはだい世界せかい大戦たいせん末期まっきアサルトライフル実用じつようにより主要しゅよう兵器へいきとして陳腐ちんぷするにいたった。それ以降いこう歩兵ほへい防弾ぼうだん装備そうび発達はったつしており、拳銃けんじゅうだん威力いりょく不足ふそく顕著けんちょとなっている。

警察けいさつ治安ちあん維持いじ部隊ぶたい用途ようと[編集へんしゅう]

グロック19の射撃しゃげき訓練くんれんおこなイラク警察けいさつ警察官けいさつかん

拳銃けんじゅう警察官けいさつかん基本きほん装備そうびとして各国かっこくひろ使用しようされている。

米国べいこくでは、かつては安価あんかあつかいやすく信頼しんらいせいたかいリボルバーが一般いっぱんてきだった。しかし犯人はんにんがわじゅう武装ぶそうたいして警察けいさつがわ火力かりょく不足ふそく目立めだつようになり、とくに1997ねんノースハリウッド銀行ぎんこう強盗ごうとう事件じけん契機けいきとして、現在げんざいではほぼすべてだんすうのオートマチックへ移行いこうした。世界せかいてきにも自動じどう拳銃けんじゅう主流しゅりゅうとなりつつあるが、だい規模きぼ銃撃じゅうげきせんまれ日本にっぽんでは、リボルバーは軽量けいりょうである、操作そうさ容易ようい調達ちょうたつ価格かかくなどの理由りゆうからいまだ警察けいさつよう拳銃けんじゅう主流しゅりゅうとなっている。また中国ちゅうごく武装ぶそう警察けいさつのように、既存きそん装備そうびのオートマチック拳銃けんじゅうしん開発かいはつのリボルバーにえるくにもある。従前じゅうぜん軍用ぐんよう拳銃けんじゅう流用りゅうようでは警察けいさつようとして威力いりょく過大かだいであること、ゴムだん使用しようできることが理由りゆうという[12]

信号しんごう照明しょうめいよう[編集へんしゅう]

ドイツ連邦れんぽうぐんのH&K P2A1信号しんごう拳銃けんじゅう

信号しんごう拳銃けんじゅうばれる専用せんよう拳銃けんじゅう存在そんざいしており、軍隊ぐんたい民間みんかん連絡れんらく遭難そうなん使用しようされる。

犯罪はんざい用途ようと[編集へんしゅう]

かくてるため、犯罪はんざい多用たようされる。そのため所持しょじ規制きせいしている国家こっかおおい。

市民しみん自衛じえいよう[編集へんしゅう]

もと比較的ひかくてき容易ようい所持しょじ登録とうろくできたが、1970年代ねんだい以来いらい規制きせい強化きょうかされていった。

現在げんざい一部いちぶくに市民しみん自衛じえいよう所有しょゆうすることをみとめているが、ある携帯けいたいべつ許可きょかようする場合ばあいおおい。

競技きょうぎよう[編集へんしゅう]

競技きょうぎきに改造かいぞうされた自動じどう拳銃けんじゅう

射撃しゃげき競技きょうぎピストル種目しゅもく使用しようする。最初さいしょから競技きょうぎようとして設計せっけいされたものと、すで製造せいぞうされたじゅう競技きょうぎけに改造かいぞうしたものがある。

狩猟しゅりょうよう[編集へんしゅう]

拳銃けんじゅう民間みんかん所持しょじみとめられているくにでは、猟銃りょうじゅうとともに拳銃けんじゅうあるくハンターがいる。目的もくてきはさまざまで、

  • 大型おおがたじゅう遭遇そうぐうしたとき護身ごしんよう通常つうじょう散弾さんだんじゅう装填そうてんしてある散弾さんだんをそのまま発射はっしゃしてもしし突進とっしんめられず、かとってスラッグだん装填そうてんしなおす時間じかんもない場合ばあいに、大型おおがた拳銃けんじゅう対処たいしょする。
  • うごきのはやいオオカミやどくヘビにたいして、なが銃身じゅうしん散弾さんだんじゅうやライフルでは捕捉ほそく困難こんなんなため、まわしのよい拳銃けんじゅうもちいる。
  • ウサギやとりなどの小型こがた動物どうぶつときに、高価こうか猟銃りょうじゅうだん節約せつやくし、またべる部分ぶぶんそこなわないように拳銃けんじゅうもちいることがある。

拳銃けんじゅう種類しゅるいについて[編集へんしゅう]

拳銃けんじゅうには、単発たんぱつしきふく銃身じゅうしんしき回転かいてんしき自動じどうしきといった種類しゅるい大別たいべつされる。

単発たんぱつしきふく銃身じゅうしんしき拳銃けんじゅう[編集へんしゅう]

デリンジャーが使用しようされたリンカーン大統領だいとうりょう暗殺あんさつ様子ようすえがいた

一本いっぽん銃身じゅうしんち、一発いっぱつ弾薬だんやくしか装填そうてんできないものを単発たんぱつしきび、単発たんぱつしき銃身じゅうしん複数ふくすうにして連射れんしゃ斉射せいしゃできるようにしたものをふく銃身じゅうしんしきび、ぜんそうしき銃器じゅうき時代じだいから様々さまざま形式けいしきのものがつくられた。

のち銃身じゅうしんはし切断せつだんして、ここに回転かいてんしき弾倉だんそう(シリンダー)をけたものがつくられるようになり、これがぜんそうしき回転かいてんしき拳銃けんじゅうへと発展はってんした。

弾丸だんがん火薬かやく一体いったいにした薬莢やっきょうもちいられるようになった時代じだいから、これを装填そうてんするために銃身じゅうしん機関きかんあいだで2つにって装填そうてんできる形式けいしきのものがつくられるようになり、たん銃身じゅうしん〜4れん銃身じゅうしん程度ていどのものが製造せいぞうされてきたが、本数ほんすうえるだけ重量じゅうりょうすため小型こがた製品せいひんおおかった。

デリンジャー上下じょうげれん銃身じゅうしん小型こがた拳銃けんじゅうで、中折なかおしき拳銃けんじゅう代表だいひょうれいであり、ひらそでなかおさまるコンシールメント・ウェポン、つまりかくすのが容易よういで、目立めだ拳銃けんじゅうげられた場合ばあい最後さいご抵抗ていこう手段しゅだんとしても有名ゆうめいである。.41リムファイヤのレミントン・ダブルデリンジャー、.22LRのハイスタンダード・デリンジャーなどがある。

1865ねんだい16だいアメリカ大統領だいとうりょうリンカーン暗殺あんさつもちいられたのは、ぜんそうしき単発たんぱつ小型こがたじゅうフィラデルフィア・デリンジャーであり、これが有名ゆうめいとなったため、小型こがた拳銃けんじゅう商品しょうひんめいとしてデリンジャーという名称めいしょう多用たようされるようになった。

近年きんねんでは、銃身じゅうしんげきてつ交換こうかんするだけで様々さまざま弾丸だんがんつことが出来できトンプソン・コンテンダーが、シルエット競技きょうぎおも鉄板てっぱんたおす)で人気にんきたかい。

回転かいてんしき拳銃けんじゅう[編集へんしゅう]

ナガンM1895

リボルバーともばれる。なかくすりしつ複数ふくすうおさめたレンコンじょう回転かいてんしき弾倉だんそう(シリンダー)をゆうするのが特徴とくちょうで、装弾そうだんすう一般いっぱんに5はつか6はつであるが、近年きんねん金属きんぞく熱処理ねつしょり技術ぎじゅつ向上こうじょうや、口径こうけい関係かんけいで7〜8はつのものもある。 ナガン・リボルバーひとし一部いちぶのリボルバーをのぞいて、大体だいたい弾倉だんそう銃身じゅうしんあいだ隙間すきま(シリンダーギャップ)があるため、発射はっしゃガスがそこから放射状ほうしゃじょう飛散ひさんする。このためサプレッサーをけても効果こうか限定げんていてきである。シリンダーの保持ほじ方法ほうほうによって振出ふりだししき(スイングアウト)、中折なかおしき(トップブレイク)や固定こていしき(ソリッドフレーム)とう大別たいべつでき、現在げんざいもっと普及ふきゅうしているのはスイングアウト方式ほうしきである。

利点りてんとして自動じどうしき拳銃けんじゅうくらべて構造こうぞう単純たんじゅん堅牢けんろう耐久たいきゅうせいげやすい。部品ぶひんすうすくなく、保守ほしゅ容易よういであり、実包じっぽう装填そうてん暴発ぼうはつ危険きけんせいひく信頼しんらいせいたかい。また、不発ふはつ発生はっせいした場合ばあいも、ハンマーをこす(シングルアクション)、またはがねくだけ(ダブルアクション)でつぎだん素早すばや発射はっしゃ出来できる。弾頭だんとう形状けいじょうそうくすりりょう変化へんか作動さどう左右さゆうされないため、だい口径こうけいこう威力いりょくマグナムだんつくられている。価格かかく比較的ひかくてきやすい。

欠点けってん装弾そうだんすうすくないことや、清掃せいそう保守ほしゅ点検てんけんのために分解ぶんかいするさい自動じどうしきくらべて手間てまかることである。弾薬だんやくさい装填そうてんにも時間じかんようするが、さい装填そうてんかんしてはスピードローダーやムーンクリップという装填そうてん器具きぐもちいて、複数ふくすう弾薬だんやくをすばやく一括いっかつ装填そうてんできるものもある。現在げんざいでは自動じどうしきされつつあるが、個人こじん護身ごしんよう、また発砲はっぽう機会きかいすくない地域ちいき警察官けいさつかんようとしてリボルバーはいまだそれなりの需要じゅようがある。

少数しょうすうながら回転かいてんしきの(はん自動じどうしき拳銃けんじゅうオートマチック・リボルバー)も存在そんざいする。

自動じどうしき拳銃けんじゅう[編集へんしゅう]

QSZ-92

自動じどうしき拳銃けんじゅうとは、射撃しゃげき反動はんどう反動はんどう利用りようしき)や火薬かやく燃焼ねんしょう薬莢やっきょうそこにかかる圧力あつりょく後退こうたい動作どうさブローバック)を利用りようし、ゆうそこ(スライド、ボルト)とばれる部分ぶぶん後退こうたいさせることで、はいさいかちつぎだん装填そうてん自動じどうした拳銃けんじゅうである。9x19mmパラベラムだん以上いじょう威力いりょく実包じっぽう使用しようするほとんどの拳銃けんじゅう反動はんどう利用りようしきショートリコイル)の作動さどう機構きこうち、弾頭だんとう発射はっしゃされ、こうあつ高温こうおん発射はっしゃガスが安全あんぜんけんがるまで銃身じゅうしんゆうそこ機械きかいてき結合けつごうしたままである。これにたいして.380ACPだん以下いか比較的ひかくてきじゃくそう実包じっぽう使用しようする自動じどうしき拳銃けんじゅうとく機械きかいてき閉鎖へいさ機構きこうたず、リコイルスプリングの圧力あつりょくゆうそこ慣性かんせい質量しつりょうおよ薬莢やっきょううつぼせいによってのみ弾頭だんとう発射はっしゃされるまでのガスあつをしのぐ(ストレートブローバック、またはシンプルブローバック)。

英語えいごではオートマチックピストル (automatic pistol)、またはオート (auto) とぶ。世界せかいはつ実用じつよう自動じどう拳銃けんじゅうであるボーチャードピストルはトグルアクション方式ほうしきのショートリコイルを採用さいようしており、この機構きこうルガーP08がれている。

一般いっぱんてき自動じどうしき拳銃けんじゅうは、がねたびに1はつずつ弾丸だんがん発射はっしゃはいさいかちさい装填そうてんおこなはん自動じどうしき(セミオートマチック)。がねいたままにするとぜん自動じどう(フルオートマチック)で発射はっしゃできるものは「マシンピストル」(後述こうじゅつ)とばれ、便宜上べんぎじょう区別くべつされる。

利点りてんとしては、大半たいはん回転かいてんしき拳銃けんじゅうくらべて装弾そうだんすうおおく、かつグリップない挿入そうにゅうされている弾倉だんそう交換こうかんすることで装填そうてん簡単かんたんにできるため、連射れんしゃいている。口径こうけいにもよるが、7はつ前後ぜんこうからおおいものでは15はつ以上いじょう弾丸だんがん装填そうてんできるものもある。専用せんようのロングマガジンを使つかうことで、さら装弾そうだんすうやすことも可能かのうである。また、ロングマガジンにグリップ・アダプターという器具きぐをつけて挿入そうにゅうすることでホールドかん安定あんていさせることもできる。

弾倉だんそう種類しゅるい
自動じどうしき拳銃けんじゅう弾倉だんそうには、弾丸だんがんが1れつおさめられているもの(シングル・カラム:たんれつ弾倉だんそう)と、はばひろげてジグザグにおさめるようにしたもの(ダブル・カラム:ふくれつ弾倉だんそう)があり、後者こうしゃじゅうおおきさをほとんどえずに装弾そうだんすう大幅おおはばやせることから、近年きんねんでは幅広はばひろ採用さいようされている。

欠点けってんとしては、部品ぶひんすうおお回転かいてんしき拳銃けんじゅうよりも複雑ふくざつ動作どうさをするため、整備せいび不良ふりょう訓練くんれんけていないものあつかうとたままりや破損はそん事故じここしやすい。

マイナーではあるが(はん自動じどう動作どうさする回転かいてんしき拳銃けんじゅう存在そんざいする。

マシンピストル[編集へんしゅう]

ステアー M1912/P16

フルオート射撃しゃげき可能かのう拳銃けんじゅうサイズの火器かきを、マシンピストル (Machine pistol) としょうする場合ばあいがある。

ドイツMaschinenpistoleやロシアПистолет-пулемёт、チェコKulometná pistole、フランスのPistolet-mitrailleur、イタリアPistola mitragliatrice、ポーランドPistolet maszynowy、スペインPistola-metralhadora、スウェーデンKulsprutepistolなど、英語えいごの「マシンピストル」と同様どうよう表現ひょうげんは、たん機関きかんじゅう言葉ことばとしてヨーロッパでひろ使つかわれてきた[13]

英語えいごのマシンピストルとサブマシンガンはしばしば同義語どうぎごとしてあつかわれるが、一方いっぽうでこれらを区別くべつするべきとする立場たちばもある。たとえば、アメリカ陸軍りくぐんJFK特殊とくしゅせんセンターが1967ねん作成さくせいした資料しりょう『U. S. Army Special Forces Foreign Weapons Handbook』(陸軍りくぐん特殊とくしゅ部隊ぶたい外国がいこくせい火器かき手引てびき)では、「おおまかにえば、サブマシンガンとは、かたしき空冷くうれいしき弾倉だんそうしき拳銃けんじゅうだん使用しよう、フルオート射撃しゃげき可能かのうなもの」(In broad general terms a submachinegun may be described as a shoulder fired arm, air cooled, magazine-fed, chambered for pistol ammunition and capable of full-automatic fire.)であると説明せつめいし、おなじく拳銃けんじゅうだん使つかうものであっても、従来じゅうらいがたはん自動じどう拳銃けんじゅう火力かりょくたかめるという発想はっそうでフルオート射撃しゃげき機能きのう着脱ちゃくだつ可能かのう銃床じゅうしょうなどを追加ついかした銃器じゅうき、すなわちマシンピストルと混同こんどうするべきではないとした[14]。ただし、たとえばグロック17ピストルから派生はせいしたグロック18Cはマシンピストルであり、MP5はサブマシンガンであるとする場合ばあい一見いっけんするとこの2つのちがいはあきらかにおもえるが、そこに明確めいかく境界きょうかいせんつけるのは容易よういではない。たん銃身じゅうしんそなえるAPC9K英語えいごばんのようなサブマシンガンの存在そんざい考慮こうりょすれば、銃身じゅうしんちょう決定的けっていてき要素ようそではない。また、銃床じゅうしょう有無うむ同様どうようである[15]

日本にっぽん防衛ぼうえいしょうではたん機関きかんじゅう機関きかん短銃たんじゅう機関きかんけん(こぶしじゅうマシンピストルの4つをいずれも区別くべつなく英語えいごのsubmachine gunあるいはmachine pistolに対応たいおうするかたりとし、「けん(こぶし銃弾じゅうだん連続れんぞく射撃しゃげきするじゅうはん自動じどうおよぜん自動じどうえが可能かのうなものがおおい。」と定義ていぎしている[2]

自動じどう拳銃けんじゅうにフルオート射撃しゃげき機能きのうたせるこころみは、1910年代ねんだいからはじまっていた。ステアー M1912英語えいごばんピストルにフルオート射撃しゃげき機能きのう付与ふよしたM1912/P16は、世界せかいはつのマシンピストルともばれた。M1912/P16の生産せいさん少数しょうすうとどまったが、戦後せんごの1920年代ねんだいには、スペインでドイツせいモーゼルC96ピストルのコピー製品せいひん原型げんけいとするマシンピストルが設計せっけいされ、1930年代ねんだいにはモーゼルしゃでも同様どうようのモデルが発表はっぴょうされている。以後いご、このようなマシンピストルの設計せっけいこころみは各地かくちなんかえされていくことになる[15]

射撃しゃげき操作そうさについて[編集へんしゅう]

にぎかた[編集へんしゅう]

サイド・グリップのように照準しょうじゅんがつけられないにぎかたや、はん自動じどうしき拳銃けんじゅうのギミックが十分じゅうぶん機能きのうしない銃器じゅうき誤動作ごどうさ英語えいごばんきるにぎかたLimp wristing英語えいごばんもある[16]。また、カップ&ソーサーやティーカップとばれるかただと反動はんどうおさえきれない場合ばあいもある[17]

射撃しゃげき姿勢しせい(スタンス)[編集へんしゅう]

アイソセレス・スタンスの射撃しゃげき訓練くんれん姿勢しせい安定あんていさせるためにりょうひざいている
膝射しっしゃ姿勢しせいおこなわれるウィーバー・スタンス
イン・ライン・スタンスの姿勢しせい射撃しゃげき訓練くんれんおこなインド陸軍りくぐん兵士へいし

拳銃けんじゅううでのみで保持ほじされるため、きちんとした姿勢しせい射撃しゃげきおこなわなければ、安定あんていせず命中めいちゅうりつがり、反動はんどう制御せいぎょできず怪我けがをする場合ばあいもある。

  • アイソセレス・スタンス英語えいごばん - アイソセレスは二等辺三角形にとうへんさんかっけい標的ひょうてきかっておおむねせいたいし、ピストルを両手りょうて保持ほじし、りょううでからだ二等辺三角形にとうへんさんかっけい形作かたちづくるようにするかまえ。1980ねん開発かいはつされたかたで、さらに発展はってんさせた Modern Isosceles というかたもある。
  • ウィーバー・スタンス英語えいごばん - 標的ひょうてきかってななめにち、うしろのうでばしてピストルをにぎり、まえうでじゅうえるかまえ。1950年代ねんだい後半こうはんロサンゼルスぐん保安ほあんきょく保安ほあんかんだったジャック・ウィーバーによって開発かいはつされたかた
  • チャップマン - レイ・チャップマンの実用じつよう射撃しゃげき学校がっこう(Chapman Academy of Practical Shooting)で開発かいはつされた、ウィーバー・スタンスの発展はってんがた
  • Center Axis Relock System(りゃく:CAR System) - 別名べつめいジョン・ウィックスタンス。やはりウィーバー・スタンスの発展はってんがた軍事ぐんじコンサルティング会社かいしゃ Sabre Tactical しゃ指導しどういん Paul Castle が開発かいはつしたせま場所ばしょ素早すばや近接きんせつ射撃しゃげきおこなうときの射撃しゃげきほう[18]で、ウィーバー・スタンスよりうでみじかげる。
片手かたて方法ほうほう
  • Power Point Stance - 片手かたて荷物にもつっている場合ばあいなどで片手かたて保持ほじ使つかえないとき使用しようする。使つかわないむねくびのあたりにげてのひらをうえけてからにぎりしめることで上体じょうたい筋肉きんにくめ、射撃しゃげきがわばして射撃しゃげきする方法ほうほう[19]
  • Strong-Hand Retention Stance - 近接きんせつ距離きょりじゅううばわれかねない状態じょうたいや閉所での使用しようもちいられる。うでげ、じゅうったをわきのした接触せっしょくさせて固定こていさせて方法ほうほう。もう片方かたがた格闘かくとうそなえるなり自由じゆううごかせる。ただし、反動はんどうおさえるためにうえ燃焼ねんしょうガスをのが機構きこうがあると自分じぶんかおなどに燃焼ねんしょうガスがかかるため、そういうじゅう場合ばあい若干じゃっかんまえ必要ひつようがある[19]
射撃しゃげき競技きょうぎ射撃しゃげき姿勢しせい
  • イン・ライン・スタンス - 射撃しゃげき競技きょうぎられる姿勢しせい片手かたて保持ほじし、じゅう銃口じゅうこうから反対はんたいかたまでが一直線いっちょくせんじょうになるかまかた
  • オープン・スタンス - 命中めいちゅうりつがるがイン・ライン・スタンスの状態じょうたいからからだ若干じゃっかん対象たいしょうけることであたまよこつづける負荷ふからす射撃しゃげき姿勢しせい
技術ぎじゅつ
  • ファストドロウ英語えいごばん(クイックドロウ) - 西部せいぶげきられるような、ヒップホルスターからして即座そくざ射撃しゃげきするはやち。
  • ファニング (じゅう)英語えいごばん - やはり西部せいぶげきられる、回転かいてんしき拳銃けんじゅうがねいたままで保持ほじし、もう一方いっぽうげきてつこして連射れんしゃする技術ぎじゅつ
  • ポイントシューティング英語えいごばん - 近距離きんきょり標的ひょうてきたいして、照準しょうじゅん使つかわずに感覚かんかくだけで迅速じんそく射撃しゃげき技術ぎじゅつ
  • タクティカルリロード - くすりしつ使用しよう途中とちゅう弾倉だんそうにまだ弾薬だんやくのこっている状態じょうたいで、あたらしい弾倉だんそう交換こうかんする手法しゅほう建物たてものない捜索そうさくといった緊迫きんぱくした状況じょうきょうで、万一まんいちたまれを予防よぼうするための措置そち弾倉だんそう交換こうかんいち挙動きょどう迅速じんそくおこなわれる。
  • ダブルタップ射撃しゃげき英語えいごばん - おな目標もくひょう連射れんしゃすること。
  • モザンビーク・ドリル英語えいごばん - たりやすい胴体どうたいにまずダブルタップ射撃しゃげきおこない、なおも標的ひょうてき無力むりょくできなければ、さんはつ頭部とうぶなどの急所きゅうしょ正確せいかくねらつという技術ぎじゅつ名称めいしょうは、ローデシア傭兵ようへいのマイク・ルソーが首都しゅと空港くうこう体験たいけんしたせんくんにもとづくという俗説ぞくせつによる。
  • タップ・ラック・バン英語えいごばん - 自動じどうじゅう動作どうさ不良ふりょうおこな応急おうきゅう対応たいおうをまとめた用語ようご。タップは弾倉だんそうかるたたいて弾薬だんやく弾倉だんそうばねのっかかりをく、ラックはゆうそこやコッキングハンドルなどを操作そうさしてくすりしつあたらしい弾薬だんやくおくむ、バンは射撃しゃげき再開さいかいする。それでも動作どうさ不良ふりょう再発さいはつするようなら、じゅう弾倉だんそうそのものに破損はそんなどの異状いじょううたがわれる。もし腔発おそはつきた場合ばあいには、タップ・ラック・バンをおこなうべきではない。
  • 射撃しゃげきげい英語えいごばん
  • ちょう拳銃けんじゅう - 両手りょうていちていずつの拳銃けんじゅうち、携行けいこう射撃しゃげきおこなうこと。てい同時どうじまたは交互こうご射撃しゃげきする場合ばあいと、ききうでがわ拳銃けんじゅう使つかい、そうでないがわ予備よびとする場合ばあいがある。単発たんぱつ拳銃けんじゅう主流しゅりゅうだったころには実戦じっせんてき射撃しゃげきほうともされたが、反動はんどう制御せいぎょ精度せいどまわしになんがあり、現代げんだいではもっぱらパフォーマンスやフィクションでの演出えんしゅつとしておこなわれる。

回転かいてんしき拳銃けんじゅう射撃しゃげき操作そうさについて[編集へんしゅう]

回転かいてんしき拳銃けんじゅう基本きほんてき射撃しゃげき操作そうさと、拳銃けんじゅう挙動きょどう以下いかとおりだが、競技きょうぎよう拳銃けんじゅうなどに操作そうさことなるものがある。

シングルアクション[編集へんしゅう]

コルトSAA

シングルアクションとは弾丸だんがんを1はつつごとにげきてつこす必要ひつようがあるじゅう、または1はつつごとにげきてつこす操作そうさほうす。

  1. 弾薬だんやく回転かいてんしき弾倉だんそう装填そうてんし、じゅうにセットする。
  2. げきてつ(ハンマー)を親指おやゆびこす。じゅう内部ないぶばね圧縮あっしゅくした状態じょうたいげきてつまる。
  3. 上記じょうき操作そうさ連動れんどうして弾倉だんそう回転かいてんし、弾薬だんやく発射はっしゃ位置いちまで移動いどうしたところで弾倉だんそう固定こていされ、発射はっしゃ準備じゅんび完了かんりょうする。この状態じょうたいをコッキングとぶ。
  4. ひとさしゆびがねく。げきてつ作動さどうしてち、弾薬だんやく底部ていぶにあるじゅうよう雷管らいかんたたいて火薬かやく発火はっかし、弾丸だんがん発射はっしゃされる。

がねげきてつたおすという1つ(シングル)の動作どうさしかしないことからこうばれる。西部せいぶげきおお登場とうじょうする。片手かたてちの場合ばあい基本きほんてきには親指おやゆびでコッキングして発射はっしゃ準備じゅんびをする。

速射そくしゃする場合ばあいにはさきがねいたまま、いている親指おやゆび小指こゆびてのひらあおぐようにコッキングし連続れんぞく射撃しゃげきおこなう。この動作どうさをファニング(ファニングのファンとはおうぎのこと)といい、西部せいぶげきなどでよくられる。初期しょきのリボルバーにダブルアクション機構きこうがなかったためにしょうじた連射れんしゃわざだが、実弾じつだん射撃しゃげき場合ばあいは1はつ発射はっしゃするごとの反動はんどうおおきいので、つぎだん以降いこう命中めいちゅうするのはむずかしく、空包くうほう使用しようした映画えいがやショーならではのパフォーマンスとえる。

ダブルアクション[編集へんしゅう]

ダブルアクションとシングルアクション併用へいようナガンM1895(カットモデル)

ダブルアクションとは弾丸だんがん発射はっしゃさいし、がねくだけでげきてつがってからち、連続れんぞく発射はっしゃおこなえる機構きこうやその操作そうさほうのことをす。

  1. 弾薬だんやく回転かいてんしき弾倉だんそう装填そうてんし、じゅうにセットする。
  2. がね操作そうさ連動れんどうしてげきてつこされる。さらに連動れんどうして弾倉だんそう回転かいてんし、弾薬だんやく発射はっしゃ位置いちまで移動いどうしたところで弾倉だんそう固定こていされ、発射はっしゃ準備じゅんび完了かんりょうする。
  3. 弾倉だんそう固定こていとほぼ同時どうじに、つづけていたがねてい位置いち段階だんかい連動れんどうしていたげきてつち、弾丸だんがん発射はっしゃされる。

がねげきてつこし、さらにたおすという2つの動作どうさをすることからダブルアクションという。がね連続れんぞくしてくだけの簡単かんたん操作そうさ連射れんしゃできるが、げきてつこす余分よぶんちから必要ひつようとなるため、がねくのに必要ひつようちから(トリガープル)がシングルアクションよりおおきいことや、がね距離きょり(トリガーストローク)がながくなりちづらく、命中めいちゅう精度せいどちるなどの欠点けってんもある。

現代げんだいのリボルバーのだい部分ぶぶんはシングルアクションとダブルアクションの両方りょうほう操作そうさができるようになっているが、ダブルアクション専用せんようのものもある(S&W M40じゅうろくねんしき拳銃けんじゅうなど)。これは、あつかいに不慣ふなれなものによる暴発ぼうはつ事故じこふせぐほか、格闘かくとうときなどに偶然ぐうぜんもしくは相手あいて妨害ぼうがいにより、ハンマーと弾丸だんがん底部ていぶたた隙間すきま異物いぶつはさまることでげきてつ弾丸だんがん底部ていぶはたけなくなったり、異物いぶつがクッションとなって雷管らいかん発火はっかせず射撃しゃげき不能ふのうになることをふせ意味いみもある。

げきてつこした状態じょうたいから射撃しゃげき中止ちゅうしする場合ばあいゆびげきてつさえながらゆっくりもと位置いちもど操作そうさ「デコッキング」の必要ひつようがあるが、内蔵ないぞう安全あんぜん装置そうちたないふる時代じだい回転かいてんしき拳銃けんじゅう場合ばあいには暴発ぼうはつ可能かのうせいがあり、危険きけんである。こうしたふる時代じだい回転かいてんしき拳銃けんじゅう場合ばあいには、げきてつきていない状態じょうたいでも落下らっかなどにより衝撃しょうげきくわわると暴発ぼうはつする可能かのうせいがある(遊戯ゆうぎじゅうでは、じつじゅうにはない安全あんぜん装置そうち追加ついかしてもうけられていることがある)。これをまえ、現代げんだい回転かいてんしき拳銃けんじゅうにはがね操作そうさをしないかぎげきはり弾薬だんやくれさせない、内蔵ないぞう安全あんぜん装置そうちまれている。

自動じどうしき拳銃けんじゅう射撃しゃげき操作そうさについて[編集へんしゅう]

フィールドストリップしたM1911

以下いかに、一般いっぱんてき自動じどうしき拳銃けんじゅう操作そうさ挙動きょどうしめす。回転かいてんしき拳銃けんじゅう同様どうように、シングルアクション、ダブルアクションなどの方式ほうしき存在そんざいするが、基本きほんてき自動じどうしき場合ばあいは2はつ以降いこうげきてつまたはストライカーが発射はっしゃ準備じゅんび状態じょうたいになるため2はつ以降いこう回転かいてんしきでいうシングルアクションのげきてつきた状態じょうたいとなる。そのため、ダブルアクションとシングルアクションのちがいはげきてつたおれた状態じょうたいからの最初さいしょの1はつ場合ばあいにのみがある。ただし最近さいきんげきてつきたままでがねかるれただけで発射はっしゃされてしまう状態じょうたいきらい、回転かいてんしきのダブルアクションと同様どうよう毎回まいかいげきてつこすダブルアクションで作動さどうするようにつくられたものが、おも警察けいさつ関係かんけい採用さいようされる傾向けいこうがある。

  1. 弾薬だんやく装填そうてんされた弾倉だんそうじゅうける。弾倉だんそうばねちから弾丸だんがんじゅう内部ないぶげている。
  2. ゆうそこ(スライド)をいっぱいにいて、をはなす。ばねによりゆうそこもど最初さいしょ弾薬だんやくくすりしつ(チェンバー)におくむ。
  3. 前項ぜんこうのスライドの動作どうさによってげきてつこされ、射撃しゃげき準備じゅんび完了かんりょうする。(コッキング状態じょうたい
  4. がねくと、げきてつげきはり作動さどうして弾丸だんがん発射はっしゃされる。
  5. ゆうそこ反動はんどう(リコイル)で後退こうたいし、自動的じどうてきそら薬莢やっきょう排出はいしゅつはいさいかち)して、げきてつきる。
  6. 後退こうたいしきったゆうそこがばねのちからもどる。そのさい弾倉だんそうからせりがってきたつぎだんくすりしつおくまれる。(上記じょうき「2.」の手動しゅどう操作そうさ自動じどうおこなわれたことになる)
  7. はん自動じどう(セミオート)拳銃けんじゅう場合ばあい発射はっしゃげきてつきた状態じょうたい動作どうさまる。がねいていたゆびはなすと上記じょうき「3.」がわった状態じょうたいもどって1はつずつの発射はっしゃ可能かのうぜん自動じどう(フルオート)拳銃けんじゅう場合ばあいは、がねかれているあいだ自動的じどうてきげきてつち、「5.」〜「7.」がかえされて連続れんぞくして発射はっしゃされる。
  8. 弾倉だんそうない弾丸だんがんがすべて発射はっしゃされると、ゆうそこ後端こうたん停止ていしして、機関きかん露出ろしゅつした状態じょうたいになる。これをホールドオープンとぶ。ホールドオープンは射手しゃしゅ弾丸だんがんきたことをらせる。また、弾倉だんそう交換こうかんによるさい装填そうてん高速こうそくする意味いみもある。ここで射撃しゃげき終了しゅうりょうする場合ばあいは、そら弾倉だんそうり、安全あんぜんのためくすり室内しつない弾丸だんがんのこっていないことを確認かくにんする。
  9. つづけて射撃しゃげきおこな場合ばあいは、ホールドオープンの状態じょうたいそら弾倉だんそうはずし、弾丸だんがん装填そうてんされた弾倉だんそうける。
  10. ゆうそこ固定こていしているレバー(スライドストップ)を解除かいじょするか、ゆうそこかるいてはなすことでゆうそこ前進ぜんしんし、弾倉だんそうさい上部じょうぶにある弾丸だんがんくすりしつおくむ。

上記じょうきれいは、あくまで一般いっぱんてき自動じどう拳銃けんじゅう挙動きょどうである。この段階だんかいではシングルアクションとダブルアクションのちがいはない。デコッキング操作そうさなどでげきてつたおれた状態じょうたいから射撃しゃげき再開さいかいする場合ばあい、シングルアクションの場合ばあいげきてつこす必要ひつようがあるが、ダブルアクションの場合ばあいがねくだけでよいというちがいがある。

大抵たいてい自動じどう拳銃けんじゅう暴発ぼうはつふせ手動しゅどう安全あんぜん装置そうち各種かくしゅそなえているが、1970年代ねんだい以降いこう設計せっけいされたものは安全あんぜん装置そうち動作どうさ自動じどうされており、手動しゅどう安全あんぜん装置そうちたないじゅう登場とうじょうしている。安全あんぜんにデコッキングをおこなうためのレバーも装備そうびしているじゅうおおい。発射はっしゃ意志いしってがねかないかぎり、落下らっかなどの衝撃しょうげきじゅうくわわっても容易よういには暴発ぼうはつ不時ふじ発射はっしゃ)しないじゅう一般いっぱんしている。

性能せいのうについて[編集へんしゅう]

拳銃けんじゅうだんとしては最大さいだいクラスの50口径こうけいよう.500S&Wだん
弾薬だんやく

携帯けいたいせいのみで保持ほじすることによる人間にんげん限界げんかいから、そうやくすくなくたまあたえるエネルギーには限界げんかいがある[20]。そのうえ、ライフルなどにくら銃身じゅうしんみじかくなっているため加速かそくにかかる時間じかんみじか[21]。そういった問題もんだい解決かいけつするため、口径こうけい携帯けいたいできるじゅう弾丸だんがんよりおおきくなっている。れいとして、小銃しょうじゅうたま7.62mm5.56mmひとしたいして、拳銃けんじゅうはだいたい9-13.9(50口径こうけい)㎜である。

代表だいひょうれいのみ以下いか記述きじゅつ詳細しょうさい拳銃けんじゅうだん一覧いちらんにて。
たますう
  • リボルバー - 大抵たいていは5-6はつ、80年代ねんだい以降いこうで7-8はつしょう口径こうけいで10はつ以上いじょう。リロード方式ほうしきとしては、回転かいてんしき拳銃けんじゅうにてなに種類しゅるいあるかの説明せつめいがあるが、おおまかにカートリッジごと交換こうかんする以外いがいではムーンクリップなどのスピードローダーでおこなう。こういったスピードローダーが発明はつめいされるまえでは、バンドリヤー英語えいごばんばれる肩掛かたかけのたまれるポケットが大量たいりょうにあるおびたまれるポケットのついたふくなどから手動しゅどううつえていた。
  • 自動じどう拳銃けんじゅう - シングルカラムしきたんれつしき)で7-10はつ、1934ねん登場とうじょうしたダブルカラムしきふくれつしき)で15-18はつ。ダブルカラムしきにするとむかし日本人にっぽんじんのように小柄こがらだとちにくく、ばねがくないとつくれないなどの欠点けってんがある。リロードは、手動しゅどうたまめるなどはなく弾倉だんそうごと交換こうかんする。

日本にっぽん警察けいさつには、かつて5はつ装填そうてんルールというものがあり、ハンマーブロックのいリボルバー(とくS&W M10配備はいび)の時代じだいにハンマーが誤動作ごどうさして暴発ぼうはつしないよう通常つうじょう携帯けいたいそらやくしつつくった状態じょうたい保持ほじすることとなっていたが、平成へいせいいちさんねんいちいちがつきゅうにち国家こっか公安こうあん委員いいんかい規則きそくだいいちさんごうからは警察官けいさつかんとうけんじゅう使用しようおよ取扱とりあつか規範きはんにおいて「長官ちょうかんべつさだめるかずのたまをそうてん」となっている[23]

射程しゃてい

有効ゆうこう射程しゃてい一般いっぱんに100m以下いかで、マンストッピングパワー期待きたいできる射程しゃていは50m以下いか命中めいちゅうは10mよりみじか距離きょりでしか期待きたいできない[20]

命中めいちゅうりつ

実際じっさいひとじゅうねらって発砲はっぽうしたさい命中めいちゅうりつについては、ニューヨーク警察けいさつが1994ねんから2000ねんまでに銃撃じゅうげきせんおよび犯人はんにんいぬ無力むりょくのために拳銃けんじゅう発砲はっぽうしたさいのデータがある[24]

距離きょり
ヤード
距離きょり
メートル換算かんさん[ちゅう 12]
命中めいちゅうりつ
(パーセント)
0 - 2 0 - 2.7 38
3 - 7 2.7 - 7.3 17
8 - 15 7.3 - 14.6 9
16 - 25 14.6 - 23.8 8
25+ 23.8+ 4
不明ふめい - 2

拳銃けんじゅう所持しょじ規制きせいについて[編集へんしゅう]

日本にっぽん[編集へんしゅう]

自衛隊じえいたい採用さいようされている9mm拳銃けんじゅう
日本にっぽん警察けいさつ採用さいようされているH&K P2000

日本にっぽん世界せかいもっときびしいレベルのじゅう規制きせいいており、拳銃けんじゅう所持しょじ許可きょかされるのは、法律ほうりつにおいて所持しょじ許可きょかされた公務員こうむいん競技きょうぎようかぎられ、日米地位協定にちべいちいきょうていもとづく特殊とくしゅれいとしてざい日米にちべいぐん基地きち職務しょくむがそれらにくわわるのみである。当然とうぜんながら勤務きんむ時間じかんちゅうのみ所持しょじ許可きょかされるので、出勤しゅっきんり、退勤たいきん返却へんきゃくする規則きそくがある。所持しょじ可能かのうだが使用しようかんしてはきびしい条件じょうけんがあり、正当せいとう理由りゆう犯人はんにん凶器きょうきけられ、自分じぶんいのちまもるためやむをない場合ばあいなど)がなく使用しようすると銃刀じゅうとうほう違反いはん処罰しょばつされる。例外れいがいとしては公務員こうむいん管理かんりする博物館はくぶつかんでの展示てんじなどにかぎられる[25]

上記じょうき以外いがいもの銃砲じゅうほう刀剣とうけんるい所持しょじとう取締とりしまりほう違反いはん処罰しょばつされる。

過去かこ所有しょゆうしていた職業しょくぎょう[編集へんしゅう]

郵便ゆうびん配達員はいたついん拳銃けんじゅう携帯けいたいしていた。これは郵便ゆうびん制度せいど発足ほっそく当初とうしょ人気にんきのない場所ばしょ現金げんきん書留かきとめねらい、かたなった強盗ごうとう配達はいたつおっとおそ事件じけん多発たはつし、また山中さんちゅうにはニホンオオカミたことから、欧州おうしゅうにならい1873ねんより配達はいたつおっとにフランスせいやアメリカせい回転かいてんしき拳銃けんじゅう携行けいこうさせたもので「郵便ゆうびん保護ほごじゅう」とばれていた[27][28]郵便ゆうびんぶつ保護ほごじゅう規則きそく参照さんしょう)。これは警察官けいさつかんサーベルつようになる4ねんまえこと拳銃けんじゅうは1923ねん解禁かいきん)であり、ほう制度せいどじょう1948ねんまで維持いじされた。

日本航空にほんこうくうが1962ねん北回きたまわりヨーロッパせん開設かいせつしたさいに、北極圏ほっきょくけん不時着ふじちゃくしたさいホッキョクグマおそわれたとき自衛じえいようとして機内きない拳銃けんじゅう搭載とうさいされ、パイロットが射撃しゃげき訓練くんれんけていた[29]現在げんざいでは航空機こうくうき信頼しんらいせい向上こうじょうしたため所持しょじみとめられていない。

鉄道てつどう公安こうあん職員しょくいんは、鉄道てつどう公安こうあん職員しょくいん職務しょくむかんする法律ほうりつもとづき[30]拳銃けんじゅう警棒けいぼう所有しょゆうしていた[31]

競技きょうぎよう拳銃けんじゅう所持しょじについて[編集へんしゅう]

競技きょうぎ人口じんこうすくなさから普及ふきゅうしているとはがたいが日本にっぽんにおいても射撃しゃげき競技きょうぎようとしての所持しょじ可能かのうであり、所持しょじ許可きょかけているもの自衛じえいかん警察官けいさつかんおおいが若干じゃっかんながら民間みんかんでの所持しょじしゃ存在そんざいする。ビームピストル、エアピストル競技きょうぎ所定しょてい成績せいせきをあげたもの対象たいしょうとなるが、公安こうあん委員いいんかい日本にっぽん全国ぜんこく拳銃けんじゅう所持しょじできる競技きょうぎしゃすうを50にん制限せいげんしている(エアピストルは500にん、ビームピストルは許可きょか不要ふよう)。

所定しょてい成績せいせきであるエアピストル4だん選手せんしゅ日本にっぽんにはすくないため、50にん上限じょうげんたいしてつねきがあり、許可きょか申請しんせいがあればみとめられる状態じょうたいとなっている。また、所持しょじ許可きょかされても自宅じたく保管ほかんすることはゆるされず、通常つうじょう所轄しょかつ警察けいさつしょ管理かんりかれ、練習れんしゅう競技きょうぎには事情じじょう申告しんこくしたうえさなければならない。

古式こしきじゅう所持しょじについて[編集へんしゅう]

美術びじゅつてき価値かち拳銃けんじゅうかんしては、前述ぜんじゅつ所持しょじわくかかわらず、所持しょじ可能かのうだが、かなら登録とうろく必要ひつようである。「古式こしきじゅう」として所持しょじみとめられるのは、(1)げきはつ発射はっしゃ方式ほうしきかんしきまたピンしき、あるいはそれ以前いぜん構造こうぞうち(2)おおむ1867ねん慶応けいおう3ねん以前いぜん国内こくない製造せいぞうされたか外国がいこくから伝来でんらいしたことが証明しょうめいされることが基準きじゅんとなり、さら現代げんだいしき実包じっぽう使つかえるじゅうはこの条件じょうけんたしていてもみとめられない(登録とうろくに、現代げんだいしき実包じっぽう使つかえるよう改造かいぞうすることも不可ふか[32]

高知こうち県立けんりつ坂本さかもと龍馬りょうま記念きねんかんでは坂本さかもと龍馬りょうま使つかっていたのとおなスミス&ウェッソンの「No.2 アーミー英語えいごばん」を展示てんじしたところ、財団ざいだん法人ほうじん施設しせつ管理かんりしていたことから高知こうちけん警察けいさつ指摘してきにより撤去てっきょされている[25]。なおおな高知こうちけんにある青山あおやま文庫ぶんこでもNo.2 アーミーを展示てんじしているが、こちらは自治体じちたい佐川さがわまち)が管理かんりしているため許可きょかされている[25]坂本さかもと龍馬りょうま記念きねんかんでは職員しょくいんすうめいけん委嘱いしょくいんとなるかたち銃刀じゅうとうほう問題もんだい解決かいけつし、展示てんじ再開さいかいされている[33]

歴史れきしてき価値かちがあり発射はっしゃ不可能ふかのうであれば民間みんかんでも保管ほかんみとめられることもあり、公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん郵政ゆうせい博物館はくぶつかんでは発射はっしゃ機能きのう喪失そうしつさせたNo.2 アーミーが所蔵しょぞうされている[34]

21世紀せいきはいってからは、コルトM1851 36口径こうけいさきかごしき拳銃けんじゅう和式わしきコピー[ちゅう 13]承認しょうにんされたれいがある。これはこの形式けいしき弾丸だんがん現在げんざいでは存在そんざいしないので実弾じつだん発砲はっぽうすることは困難こんなんである、というのが承認しょうにん根拠こんきょであったとされる。

きゅう日本にっぽんぐん将校しょうこう遺族いぞくが「形見かたみ」として故人こじん銃器じゅうき所持しょじしていることがあるが、これらも民間みんかんじん個人こじん所持しょじすることは違法いほうである。故人こじん戦前せんぜん戦中せんちゅう入手にゅうしゅしたものを家人かじん内密ないみつにしたまま所有しょゆうつづけ、死後しご遺族いぞく発見はっけんされる、というケースもある。これらの「遺品いひん拳銃けんじゅう」についてはかく都道府県とどうふけん警察けいさつ自主じしゅてき提出ていしゅつびかけており、これにおうじた提出ていしゅつであれば不法ふほう所持しょじとして摘発てきはつされることはない[32]。そのまま警察けいさつ廃棄はいきするか、軍刀ぐんとうおなじく自衛隊じえいたい広報こうほう施設しせつ歴史れきし資料しりょうとして寄贈きぞうすることも可能かのうである。

一方いっぽう暴力団ぼうりょくだんやその関連かんれん組織そしき拳銃けんじゅう不法ふほう所持しょじ毎年まいとし摘発てきはつ事例じれい記録きろくされており、日本にっぽん国内こくないにおける拳銃けんじゅう不法ふほう所持しょじ摘発てきはつ件数けんすう上位じょういめているが、近年きんねんでは一般人いっぱんじんあいだでも拳銃けんじゅう不法ふほう所持しょじ増加ぞうかしており、拳銃けんじゅうもちいた事件じけん多発たはつする原因げんいんとなっている。

そのくに規制きせい[編集へんしゅう]

製造せいぞうについて[編集へんしゅう]

メーカー
くにからガンスミス資格しかくこくごとの製造せいぞう資格しかく(アメリカであれば連邦れんぽう銃火じゅうか免許めんきょ英語えいごばん)を取得しゅとくし、製造せいぞうとどアルコール・タバコ・火器かきおよ爆発ばくはつぶつ取締とりしまりきょくひとしって製造せいぞうする。改造かいぞうする場合ばあいも、あらたなじゅうつくあつかいになるのでメーカーや国家こっか機関きかん確認かくにん必要ひつようになる[36][37]
日本にっぽんにおいては武器ぶきとう製造せいぞうほう手続てつづきなどがさだめられており、例外れいがいはあるものの、武器ぶき製造せいぞう事業じぎょうしゃ資格しかくしゃつく武器ぶきについての書類しょるい経済けいざい産業さんぎょう大臣だいじん提出ていしゅつして許可きょかしてもらわねばならない[38]
メーカーせい
自作じさく密造みつぞうしたものを総称そうしょうしてジップ・ガンという。3Dプリンターでも製造せいぞう可能かのうであり、日本にっぽんきた3Dプリンターじゅう製造せいぞう事件じけんでは銃刀じゅうとうほう違反いはんなどのつみ懲役ちょうえき2ねん実刑じっけい判決はんけつている[39]

拳銃けんじゅう一覧いちらんへのリンク[編集へんしゅう]

リボルバー
オートマチック
その
記載きさいする場合ばあい掲載けいさいあたいする理由りゆう記載きさいしている。

拳銃けんじゅう文化ぶんか[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 火薬かやくりょう使用しよう目的もくてきおうじて調節ちょうせつされるため、薬莢やっきょうなか火薬かやく満杯まんぱいになるとはかぎらない。ほんでも弾頭だんとう火薬かやくあいだにすきえがかれている。
  2. ^ そのため、通常つうじょう小銃しょうじゅう使用しようしない空軍くうぐんパイロット歩兵ほへい以外いがい陸軍りくぐん兵士へいし無線むせん通信つうしんしゅとう小銃しょうじゅう携帯けいたい困難こんなんもの近接きんせつ戦闘せんとうおこなわない砲兵ほうへいなど)、海軍かいぐん軍人ぐんじんとく士官しかん将校しょうこう)などに自衛じえいようとして支給しきゅうされることがおおい。 貴族きぞく家臣かしんひきいてさんじんする制度せいどから漸次ぜんじ近代きんだい軍制ぐんせい移行いこうしたかつての欧州おうしゅうでは、貴族きぞく出身しゅっしんしゃ通常つうじょうにんぜられる将校しょうこう士官しかん個人こじん装備そうび自弁じべんであり拳銃けんじゅうもそのひとつであった。大日本帝国だいにっぽんていこく陸軍りくぐん大日本帝国だいにっぽんていこく海軍かいぐんもそれになら将校しょうこう士官しかん個人こじん装備そうび自費じひ購入こうにゅうした。現在げんざい自衛隊じえいたい警察けいさつではすべ官給かんきゅうであり、武器ぶき私的してき所持しょじみとめられない。米国べいこく警察けいさつでは許可きょかれば私物しぶつ利用りようできる。
  3. ^ りょう手持てもちが必須ひっす大型おおがた拳銃けんじゅう存在そんざいするが、まれれいである。
  4. ^ 以前いぜん連邦れんぽう各州かくしゅうなどの警察けいさつ学校がっこうでも片手かたてげきちを指導しどうしていたが現在げんざい両手りょうてげきちが基本きほんである。ただし、片手かたてちやきてげきちの訓練くんれん必修ひっしゅう条件じょうけん
  5. ^ 拳銃けんじゅう片手かたてちするとかた脱臼だっきゅうする可能かのうせいがある』というのはじゅう身近みぢかではない日本にっぽん都市とし伝説でんせつである。拳銃けんじゅう反動はんどう衝撃しょうげきは、まず手首てくびつぎひじ関節かんせつけることになるので、これらをいてかた関節かんせつ衝撃しょうげきくわわることはありない。銃床じゅうしょうじゅうであれば、それが反動はんどうかた関節かんせつ強打きょうだしてかた脱臼だっきゅうするということは、ありないはなしではない。小柄こがら女性じょせい大型おおがたじゅうったさいに、手首てくびかる捻挫ねんざするであれば可能かのうせいはある。
  6. ^ こぶし」のは2010ねん常用漢字じょうようかんじひょう改定かいてい追加ついかされており、現在げんざい常用漢字じょうようかんじふくまれている。
  7. ^ なお、これ以外いがいにも「ふえ」を意味いみするチェコ」が起源きげんだとするせつなど、いくつかのせつがある(イタリアの地名ちめい起源きげんとするせつには異論いろんおおい)。
  8. ^ 英語えいごばんWikipediaのHundgunの項目こうもくには、『米国べいこくにおいては銃身じゅうしんくすりしつ分離ぶんりしていないもの(おも自動じどうしき拳銃けんじゅう)をピストル、回転かいてんしき拳銃けんじゅうをリボルバー、その総称そうしょうをハンドガンとける場合ばあいがほとんどであるが、イギリスではピストルとハンドガンを区分くぶんしない場合ばあいおおい』としるされている。英語えいごばんWikipediaのPistolの項目こうもくには『ピストルは拳銃けんじゅう一種いっしゅであり、自動じどうしき拳銃けんじゅうおよびふく銃身じゅうしんリボルバー(複数ふくすう銃身じゅうしんそのものが回転かいてんする)がピストルとばれ、一般いっぱん回転かいてんしき拳銃けんじゅうはリボルバーとばれる』とかれている。両国りょうこく一般いっぱんへの普及ふきゅうりつちがいから米国べいこくでは一般人いっぱんじんでもだい多数たすうがリボルバーとピストルは区別くべつする。(出典しゅってんLarry Koller (1962). The Arco gun book. Arco Pub. Co.,. https://books.google.co.jp/books?id=l-iBAAAAIAAJ&q=%22A+pistol+is+a+handgun%22&dq=%22A+pistol+is+a+handgun%22&hl=en&redir_esc=y 2011ねん1がつ11にち閲覧えつらん )。
  9. ^ 「枪」には「く」という意味いみもあり、小銃しょうじゅうは「枪(やり)」とばれる。
  10. ^ a b c ぐん拳銃けんじゅうに、あえてなが訓練くんれんほどこすほどの価値かちがないと看做みなしており、拳銃けんじゅうしゅ武器ぶきとなる兵種へいしゅ以外いがいで、拳銃けんじゅう携帯けいたいするのは特殊とくしゅ部隊ぶたいなどかぎられた兵士へいしにとどまる。
  11. ^ 拳銃けんじゅう戦闘せんとう射程しゃていおおきく見積みつもっても50m程度ていど実戦じっせんにおける有効ゆうこう射程しゃていは7m程度ていどとされている。拳銃けんじゅうたんしかできないので、発射はっしゃ速度そくど大幅おおはばおとる。
  12. ^ はらデータのヤード表記ひょうき距離きょり整数せいすうの「なんヤードだい」という趣旨しゅしであるため、メートル換算かんさんはその趣旨しゅしわせる。メートル換算かんさん小数点しょうすうてん以下いか2けた四捨五入ししゃごにゅう
  13. ^ 桜田さくらだ門外もんがいへん」にて大老たいろう井伊いい直弼なおすけ襲撃しゅうげきもちいられたとみられるもの[35]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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参考さんこう文献ぶんけん関連かんれん書籍しょせき[編集へんしゅう]

  • ワールドフォトプレス『ミリタリー・イラストレイテッド4 世界せかい拳銃けんじゅう光文社こうぶんしゃ、1984ねんISBN 4-334-70071-3 
  • ジョン・ウィークス、小野おの佐吉さきちろうだい世界せかい大戦たいせん文庫ぶんこ11 拳銃けんじゅう小銃しょうじゅう機関きかんじゅうサンケイ出版しゅっぱん、1985ねんISBN 4-383-02372-X 
  • ゆか雅美まさみ最新さいしんピストル図鑑ずかん徳間書店とくましょてん、1993ねんISBN 4195776546 
  • ゆか雅美まさみ『ベレッタ・ストーリー』徳間書店とくましょてん、1994ねんISBN 4198901414 
  • ゆか雅美まさみ『ワルサー・ストーリー』徳間書店とくましょてん、1995ねんISBN 4198903018 
  • ゆか雅美まさみ最新さいしんピストル図鑑ずかん〈Vol.2〉』徳間書店とくましょてん、1996ねんISBN 4198904936 
  • ゆか雅美まさみ現代げんだい軍用ぐんようピストル図鑑ずかん徳間書店とくましょてん、2002ねんISBN 4198916608 
  • ゆか雅美まさみ現代げんだいピストル図鑑ずかん 最新さいしんばん徳間書店とくましょてん、2003ねんISBN 4198919879 

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

  • ペッパーボックスピストル基本きほんてきには拳銃けんじゅう初期しょきのパーカッションしき現代げんだい技術ぎじゅつをもとに開発かいはつされた製品せいひんもあり。)
  • Pistol-whipping英語えいごばん - ピストルを鈍器どんきとしてなぐりつける格闘かくとうほうである。
  • ショートバレルライフルソードオフ・ショットガン - たん銃身じゅうしん改造かいぞうもしくは製造せいぞうされ、携帯けいたいできるようにしたライフルとショットガン。スラブけんでは、Обрез(オブレツ)といちくくりにされる武器ぶき一部いちぶ武器ぶきは、法律ほうりつじょうハンドガンとしてあつかわれる。