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りゅう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
NGC 6621から転送てんそう
りゅう
Draco
Draco
ぞくかくかたち Draconis
りゃく Dra
発音はつおん 英語えいご発音はつおん: [ˈdreɪkoʊ]ぞくかく:/drəˈkoʊnɨs/
象徴しょうちょう ドラゴン[1][2]
概略がいりゃく位置いちあかけい  09h 22m 27.7137s -  20h 54m 49.4097s[3]
概略がいりゃく位置いちあかぬき +86.4656219° - +47.5476036°[3]
20正中せいちゅう 8がつ上旬じょうじゅん[4]
ひろ 1082.952平方へいほう[5]8
バイエル符号ふごう/
フラムスティード番号ばんごう
恒星こうせいすう
76
3.0とうよりあかるい恒星こうせいすう 3
さいてるぼし γがんま Dra(2.230ひとし
メシエ天体てんたいかず 1
確定かくてい流星りゅうせいぐん 10がつりゅう流星りゅうせいぐん
7がつりゅうγがんま流星りゅうせいぐん
8がつりゅう流星りゅうせいぐん
りゅうξくしー流星りゅうせいぐん
12月りゅうαあるふぁ流星りゅうせいぐん
12月りゅうκかっぱ流星りゅうせいぐん
2がつりゅうηいーた流星りゅうせいぐん
りゅうλらむだみなみ流星りゅうせいぐん[6]
隣接りんせつする星座せいざ うしかい
ヘルクレス
こと
はくちょう
ケフェウス
こぐま
きりん
おおぐま
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りゅうりゅうざ、ラテン語らてんご: Dracoは、現代げんだいの88星座せいざの1つで、プトレマイオスの48星座せいざの1つ[2]西洋せいよう伝承でんしょう登場とうじょうするドラゴンをモチーフとしている[1]おおぐま北側きたがわてん北極ほっきょくがあるこぐまかこむように位置いちしており、札幌さっぽろ北緯ほくい43°)以北いほくでは星座せいざ全体ぜんたい年中ねんじゅう地平線ちへいせんしずまないしゅうきょくぼしとなる。αあるふぁほしトゥバンはかつて北極星ほっきょくせいであったことでられる。

りゅう全容ぜんよう画像がぞう中央ちゅうおう上部じょうぶやや右寄みぎよりにあるてるぼしは、21世紀せいき現在げんざい北極星ほっきょくせいポラリスである。

おも天体てんたい

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2009ねんげられたアメリカ航空こうくう宇宙うちゅうきょく (NASA) の太陽系たいようけいがい惑星わくせい探索たんさくよう宇宙うちゅう望遠鏡ぼうえんきょうケプラー」の 観測かんそく領域りょういき (Field of View, FOV) は、はくちょうこと・りゅう境界きょうかい付近ふきん設定せっていされていた[7]。そのため、2023ねん5がつ時点じてんでのけいがい惑星わくせい発見はっけんされた恒星こうせいかずは88星座せいざちゅうで4けいがい惑星わくせい総数そうすうでは3となっている[4]

恒星こうせい

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もっとあかるくえる2とうぼしγがんま のほか、ηいーたβべーたδでるたζぜーた の4つの3とうほしがある。

2023ねん12月現在げんざい国際こくさい天文学てんもんがく連合れんごう (IAU) によって17恒星こうせい固有こゆうめい認証にんしょうされている[8]

  • αあるふぁほし太陽系たいようけいからやく261 光年こうねん距離きょりにある、かけのあかるさ3.680 とうスペクトルがた A0III の4とうほし[9]分光ぶんこうれんぼしで、0.140771 ねん周期しゅうきたがいに周回しゅうかいしている[10]紀元前きげんぜん2800ねんごろにはてん北極ほっきょくから0.1°位置いちにあり、北極星ほっきょくせいとなっていた[2]。Aほしには、アラビアで「へびあたま」を意味いみする言葉ことば由来ゆらいする[11]トゥバン[12](Thuban[8])」という固有こゆうめい認証にんしょうされている。
  • βべーたほし太陽系たいようけいからやく398 光年こうねん距離きょりにある、かけのあかるさ2.81 とう、スペクトルがた G2Ib-IIa の黄色おうしょくちょう巨星きょせいで、3とうほし[13]ヘルツシュプルング・ラッセル (HR) では脈動みゃくどう変光星へんこうせいがほとんどをめる「不安定ふあんていたい」とばれる区域くいきにプロットされるが、なぜかへんこう観測かんそくされていない[14]。4.6はなれた位置いちえる14とうのBほしれんほしけいしているとかんがえられている[15]。Aほしには、アラビアで「へびあたま」を意味いみする言葉ことば由来ゆらいする[11]ラスタバン[12](Rastaban[8])」という固有こゆうめい認証にんしょうされている。
  • γがんまほしかけのあかるさ2.23 とう、スペクトルがた K5III の赤色あかいろ巨星きょせいで、2とうほし[16]。りゅうもっとあかるくえる、唯一ゆいいつの2とうぼし1728ねんとししゅう視差しさ発見はっけんするためにこのほし観測かんそくしていたイギリス天文学てんもんがくしゃジェームズ・ブラッドリーによって光行みつゆき発見はっけんされ[2][17][18][19]地球ちきゅう太陽たいようまわりを公転こうてんしていることが証明しょうめいされた[2][17]1748ねんには、光行みつゆき検証けんしょうのために20年間ねんかんわたってこのほし観測かんそく継続けいぞくしたブラッドリーによって地球ちきゅうあきらどう発見はっけんされている[20]。このような経緯けいいから、19世紀せいきイギリスの天文学てんもんがくしゃジョージ・エアリーはこのほしのことを「the birth-star of modern astronomy近代きんだい天文学てんもんがく誕生たんじょうぼし)」とんでいた[21]。アラビアで「へび」を意味いみする言葉ことば由来ゆらいする[11]エルタニン[12](Eltanin[8])」という固有こゆうめい認証にんしょうされている。
  • δでるたほし太陽系たいようけいからやく98 光年こうねん距離きょりにある、かけのあかるさ3.07 とう、スペクトルがた G9III の黄色おうしょく巨星きょせいで、3とうほし[22]。アラビアで「へび」を意味いみする言葉ことば誤記ごき由来ゆらいする[11]アルタイス[12](Altais[8])」という固有こゆうめい認証にんしょうされている。星座せいざえがかれるりゅうのとぐろのなかで2番目ばんめにあたることからラテン語らてんごで「2番目ばんめのとぐろ」を意味いみする Nodus Secundus というばれたこともある[23]
  • ζぜーたほし太陽系たいようけいからやく417 光年こうねん距離きょりにある、かけのあかるさ3.17 とう、スペクトルがた B6III の青色あおいろ巨星きょせいで、3とうほし[24]。Aほしには、アラビアで「2とうおおかみ」を意味いみする言葉ことば由来ゆらいする[25]アルディバ[12](Aldhibah[8])」という固有こゆうめい認証にんしょうされている。
  • ηいーたほし太陽系たいようけいからやく91 光年こうねん距離きょりにある、かけのあかるさ2.74 とう、スペクトルがた G8-IIIab の巨星きょせいで、3とうほし[26]。りゅうで2番目ばんめあかるくえる。4.7″はなれた位置いちえるBほしれんほしけいしているとられている[27]。Aほしには、アラビアで「2とうおおかみ」を意味いみする言葉ことば由来ゆらいする[25]アテバイン[12](Athebyne[8])」という固有こゆうめい認証にんしょうされている。
  • ιいおたほし太陽系たいようけいからやく100 光年こうねん距離きょりにある、かけのあかるさ3.29 とう、スペクトルがた K2III の3とうほし[28]2002ねんb[29]2021ねんにc[30]と2つの太陽系たいようけいがい惑星わくせい発見はっけんされている。アラビアで「ゆうハイエナ」を意味いみする言葉ことば由来ゆらいする[11]エダシク[12](Edasich[8])」という固有こゆうめい認証にんしょうされている。
  • λらむだほし太陽系たいようけいからやく377 光年こうねん距離きょりにある、かけのあかるさ 3.85 とう、スペクトルがた M0III-IIIaCa1 の赤色あかいろ巨星きょせいで、4とうほし[31]中小ちゅうしょう質量しつりょうぼし進化しんか最終さいしゅう段階だんかいである漸近ぜんきん巨星きょせいぶんえだのステージにあるとされる[32]ペルシアつき惑星わくせい軌道きどう交点こうてんあらわ用語ようご誤用ごよう由来ゆらいする[11]ギャウサル[12](Giausar[8])」という固有こゆうめい認証にんしょうされている。
  • μみゅーほし太陽系たいようけいからやく89 光年こうねん距離きょりにある[33]階層かいそう構造こうぞうれんほしけいかけのあかるさ5.66 とう、スペクトルがた F6V のAほしと、5.69 とうのBほしたがいの周囲しゅういやく812ねん周期しゅうき公転こうてんしている[34]。またBほしはこれ自体じたい分光ぶんこうれんぼしで、BaほしとBbほしやく3.2 ねん周期しゅうき公転こうてんしている[35]。さらにこの三重みえれんほしけいちかくにある13.70 とう距離きょり固有こゆう運動うんどう似通にかよっていることから重力じゅうりょく相互そうご作用さよう物理ぶつりてき関係かんけいしているものとかんがえられている[36]。Aほしには、アラビアで「速足はやあしのラクダ」を意味いみする言葉ことば由来ゆらいする[11]アルラキス[12](Alrakis[8])」という固有こゆうめいけられている。
  • ξくしーほし太陽系たいようけいからやく112 光年こうねん距離きょりにある、かけのあかるさ3.75 とう、スペクトルがた K2III の赤色あかいろ巨星きょせいで、4とうほし[37]。315″はなれた位置いちえる13.08 とうのBほしは、距離きょり固有こゆう運動うんどう似通にかよっていることから重力じゅうりょく相互そうご作用さよう物理ぶつりてき関係かんけいしているとかんがえられている[38]。Aほしには、中世ちゅうせいラテン語らてんごで「はな」あるいは「口吻こうふん」を意味いみする言葉ことば由来ゆらいする「グルミウム[12][12](Grumium[8])」という固有こゆうめい認証にんしょうされている。
  • σしぐまほし太陽系たいようけいからやく19 光年こうねん距離きょりにある、かけのあかるさ4.68 とう、スペクトルがた K0V のKかたぬし系列けいれつぼしで、5とうほし[39]。「アルサーフィ(Alsafi[8][8])」という固有こゆうめい認証にんしょうされている。
  • ψぷさい1ほし太陽系たいようけいからやく74 光年こうねん距離きょりにあるれんほしけい[40]しゅほしAは分光ぶんこうれんぼしで、ともぼしCが6774+271
    −167
     にち
    周期しゅうき公転こうてんしている[41]。このA-Cのペアの周囲しゅういを、スペクトルがた F8V で5.53 とうのBほし10000±3300 とし周期しゅうき公転こうてんしているとされる。Aほしには、アラビアで「2とうおおかみ」を意味いみする言葉ことば由来ゆらいする[25]ジバン[12](Dziban[8])」という固有こゆうめい認証にんしょうされている。
  • 7ばんほし太陽系たいようけいからやく772 光年こうねん距離きょりにある、かけのあかるさ5.423 とう、スペクトルがた K5III の赤色あかいろ巨星きょせいで、5とうほし[42]中国ちゅうごく天文てんもん天帝てんていあらわほしかんてんいちてんおつ)」に由来ゆらいする[43]ティエンイー[12](Tianyi[8])」という固有こゆうめい認証にんしょうされている[ちゅう 1]
  • 8ばんほし太陽系たいようけいからやく96 光年こうねん距離きょりにある、かけのあかるさ5.225 とう、スペクトルがた F3IV のじゅん巨星きょせいで、5とうほし[45]変光星へんこうせいとしては脈動みゃくどう変光星へんこうせいの「かじきγがんまがた変光星へんこうせい (GDOR)」に分類ぶんるいされており、5.26 とうから5.34 とう範囲はんいあかるさをえる[46]中国ちゅうごく天文てんもん天帝てんていあらわほしかん太一たいちふとおつ)」に由来ゆらいする[43]タイイー[12](Taiyi[8])」という固有こゆうめい認証にんしょうされている[ちゅう 2]
  • HD 161693太陽系たいようけいからやく464 光年こうねん距離きょりにある、かけのあかるさ5.76 とう、スペクトルがた A2V のAかたぬし系列けいれつぼしで、6とうほし[47]。アラビアで「ラクダ」を意味いみする言葉ことば由来ゆらいする[2]アルルバ[12](Alruba[8])」という固有こゆうめい認証にんしょうされている。
  • 42ばんほし太陽系たいようけいからやく295 光年こうねん距離きょりにある、かけのあかるさ4.823 とう、スペクトルがた K1.5IIIFe-1 の赤色あかいろ巨星きょせいで、5とうほし[48]。2009ねん木星もくせいやく4 ばい質量しつりょう太陽系たいようけいがい惑星わくせい発見はっけんされた[49]2015ねんにIAUが実施じっしした太陽系たいようけいがい惑星わくせい命名めいめいキャンペーン「NameExoWorlds」で、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくフロリダしゅうブレバードぐんのアマチュア天文てんもんサークル Brevard Astronomical Society (BAS) からの提案ていあん採用さいようされ、しゅほしAには北欧ほくおう神話しんわ登場とうじょうするドワーフでドラゴンに変身へんしんするファフニールにちなんだ「ファフニール[12](Fafnir[8])」、けいがい惑星わくせいにはNASA宇宙うちゅうげと軌道きどう運用うんよう敬意けいいあらわした造語ぞうごの Orbitar という固有こゆうめい認証にんしょうされた[50]
  • HD 109246太陽系たいようけいからやく222 光年こうねん距離きょりにある、スペクトルがた G0V のGかたぬし系列けいれつぼし[51]2010ねん木星もくせいやく0.8 ばい質量しつりょう太陽系たいようけいがい惑星わくせい発見はっけんされた[52]。IAUの100周年しゅうねん記念きねん行事ぎょうじ「IAU100 NameExoWorlds」でアイスランド命名めいめいけんあたえられ、しゅほしFuni太陽系たいようけいがい惑星わくせいは Fold と命名めいめいされた[53]

このほか、以下いか恒星こうせいられている。

星団せいだん星雲せいうん銀河ぎんが

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18世紀せいきフランス天文学てんもんがくしゃシャルル・メシエ編纂へんさんした『メシエカタログ』にげられた天体てんたいM102位置いちしているとされるが、メシエが記載きさいした位置いち該当がいとうする天体てんたい見当みあたらず、なぞ天体てんたいとなっていた[70][71]。また、パトリック・ムーア英語えいごばんがアマチュア天文てんもん観測かんそく対象たいしょう相応ふさわしい星団せいだん星雲せいうん銀河ぎんがえらんだ「コールドウェルカタログ」に惑星わくせいじょう星雲せいうんが1つえらばれている[72]

流星りゅうせいぐん

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りゅう名前なまえかんした流星りゅうせいぐんのうち、IAUの流星りゅうせいデータセンター (IAU Meteor Data Center) で確定かくていされた流星りゅうせいぐん (Established meteor showers) とされているのは、10がつりゅう流星りゅうせいぐん (October Draconids)、7がつりゅうγがんま流星りゅうせいぐん (July gamma Draconids)、8がつりゅう流星りゅうせいぐん (August Draconids)、りゅうξくしー流星りゅうせいぐん (xi Draconids)、12月りゅうαあるふぁ流星りゅうせいぐん (December alpha Draconids)、12月りゅうκかっぱ流星りゅうせいぐん (December kappa Draconids)、2がつりゅうηいーた流星りゅうせいぐん (February eta Draconids)、りゅうλらむだみなみ流星りゅうせいぐん (Southern lambda Draconids) の8つである[6]

10がつりゅう流星りゅうせいぐんは、かつてははは天体てんたいジャコビニ・ツィナー彗星すいせいにちなんで「ジャコビニ流星りゅうせいぐん (Giacobinids)」とばれていた流星りゅうせいぐんで、10月8にちごろ極大きょくだいむかえる。2009ねん8がつだい27かいIAU総会そうかい流星りゅうせいぐん命名めいめいほう採択さいたくされたさい現在げんざい名称めいしょう正式せいしき名称めいしょうとしてさだめられた[81]

さんだい流星りゅうせいぐんの1つ「しぶんぎ流星りゅうせいぐん (Quadrantids)」は一時期いちじき「りゅうιいおた流星りゅうせいぐん (Iota Draconids)」ともばれていたが、放射ほうしゃてんはりゅうではなく、うしかい領域りょういきにある[12]

由来ゆらい歴史れきし

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1551ねんゲラルドゥス・メルカトル製作せいさくした天球儀てんきゅうぎえがかれたりゅう天球てんきゅう外側そとがわから視点してんえがかれているため、実際じっさい星座せいざとは左右さゆうぎゃくになっている。

りゅう名前なまえは、紀元前きげんぜん4世紀せいき古代こだいギリシアの天文学てんもんがくしゃクニドスのエウドクソス著書ちょしょ『ファイノメナ (古希こき: Φαινόμενα)』にしるされた星座せいざのリストにすでにその名前なまえがっていた[82]。このエウドクソスの『ファイノメナ』は現存げんそんしていないが、エウドクソスの著述ちょじゅつもと詩作しさくされたとされる紀元前きげんぜん3世紀せいき前半ぜんはんマケドニア詩人しじんアラートス詩篇しへん『ファイノメナ (古希こき: Φαινόμενα)』には、δράκων (drakon) としてこの星座せいざ姿すがたえがかれている[83]。アラートスは「りゅうヘリケーおおぐま)のあたりで途絶とだえており、りゅうがキュノスーラ(こぐま)のあたまをとぐろでかこんでいる」としている[83][84]

りゅうぞくするほしかずは、紀元前きげんぜん3世紀せいき後半こうはん天文学てんもんがくしゃエラトステネースの『カタステリスモイ (古希こき: Καταστερισμοί)』や1世紀せいき初頭しょとうごろ著作ちょさくガイウス・ユリウス・ヒュギーヌスの『天文てんもん (: De Astronomica)』では15帝政ていせいローマクラウディオス・プトレマイオスてん文書ぶんしょ『ヘー・メガレー・スュンタクスィス・テース・アストロノミアース (古希こき: ἡ Μεγάλη Σύνταξις τたうῆς Ἀστρονομίας)』、いわゆる『アルマゲスト』では31個いっことされた[85]おおきくときくだった17世紀せいき初頭しょとうドイツ法律ほうりつヨハン・バイエルは、1603ねん刊行かんこうした星図せいずウラノメトリア』で、αあるふぁ から ωおめが までのギリシャ文字もじ24文字もじラテン文字もじ9文字もじけい33文字もじもちいてりゅうほし符号ふごうした[86][87][88]

18世紀せいきすえに、フランスの天文学てんもんがくしゃジェローム・ラランドは、りゅう・うしかいヘルクレス境界きょうかい付近ふきんに、壁面へきめんよんふん (ふつ: Le Mural, Quart-de-cercle Mural, : Quadrans Muralis) という星座せいざ考案こうあん設定せっていした[89]。これは、ラランドがコレージュ・ド・フランス在職ざいしょくちゅう恒星こうせい位置いち観測かんそくもちいた壁面へきめんよんふんただしをモチーフとした星座せいざで、おいのミシェル・ルフランセ・ド・ラランドとともに5まん以上いじょう恒星こうせい位置いち特定とくていおこなった記念きねんてき意味合いみあいをたせたものであった[89]。その壁面へきめんよんふんすたれてしまったが、現在げんざいも「しぶんぎ流星りゅうせいぐん (Quadrantids)」にそののこしている。

1922ねん5月にローマ開催かいさいされたIAUの設立せつりつ総会そうかい現行げんこうの88星座せいざさだめられたさいにそのうちの1つとして選定せんていされ、星座せいざめいDraco略称りゃくしょうDra正式せいしきさだめられた[90]

中国ちゅうごく

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ドイツじん宣教師せんきょうしイグナーツ・ケーグラー英語えいごばん(戴進けん)らが編纂へんさんし、清朝せいちょういぬいたかしみかど治世ちせい1752ねん完成かんせいそうしんされたほしひょう欽定きんていぞうこうなり』では、りゅうほしは、さんかきの1つ「むらさきほろかき」と、二十八宿にじゅうはっしゅく北方ほっぽう玄武げんぶなな宿しゅくだいさん宿しゅくおんな宿やど」にはいされていたとされる[91][43]

むらさきほろかきでは、76・77・69・59・40 の5ほしてんささえるはしらあらわほしかんてんばしら」に、τたう・50・29・χかい の4ほし天子てんしまわりの世話せわをする女官にょかんあらわほしかんおんな」に、34 が後宮こうきゅう図書としょ記録きろくたずさわる女官にょかんあらわほしかん女史じょし」に、φふぁい宮中きゅうちゅう図書としょ記録きろくたずさわる官吏かんりあらわほしかんはしら」に、27・15・18・16・19 の5ほし天子てんし秘書官ひしょかんあらわほしかん尚書しょうしょ」に、HD 91190・HD 91114 の2ほしひょうあらわれないとくあらわほしかん陰徳いんとく」に、10 が天帝てんていあらわほしかんてんおつ」に、不明ふめいの1ほし天帝てんていあらわほしかんふとおつ」に、7・8 の2ほし後宮こうきゅうのための料理りょうり先祖せんぞまつ宗廟そうびょうのおそなえをつくる厨房ちゅうぼうあらわほしかんうちくりや」に、δでるたσしぐまεいぷしろんρろー・64・πぱい の6ほし官僚かんりょうたちに飲食いんしょく提供ていきょうする厨房ちゅうぼうあらわほしかんてんくりや」に、ξくしーνにゅー2βべーたγがんま の5ほしが、てん宮殿きゅうでん守護しゅごするてんぐん武器ぶきあらわほしかんてん棓」に、それぞれはいされた[91][43]。また、むらさきほろかきひだり城壁じょうへきあらわほしかんむらさきほろひだりかき」では、ιいおたひだりくるるθしーたうえおさむηいーたしょうおさむζぜーたうえ弼、υうぷしろんしょう弼、73 がうえまもるとされ、みぎ城壁じょうへきあらわほしかんむらさきほろみぎかき」では、αあるふぁみぎくるるκかっぱ少尉しょういλらむだうえ輔とされた[91][43]

おんな宿やどでは、46・45・39・οおみくろん・48・49・51 の7ほし食料しょくりょう書物しょもつ衣服いふくとうれるたけかごをあらわほしかん「扶筐」にはいされた[91][43]

神話しんわ

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ヘーラクレース黄金おうごん林檎りんごまもラードーンえがかれた、ローマ時代じだい後期こうきのオイルランプのレリーフ。

エラトステネースの『カタステリスモイ』ではこのりゅうは、「女神めがみヘーラーいのちけてヘスペリデスのえん黄金おうごん林檎りんごまもっていたが、ヘーラクレースによってたおされたりゅうである」とされる。エラトステネースは、紀元前きげんぜん5世紀せいき神話しんわ学者がくしゃレロスのペレキュデースつたえるはなしとして以下いかはなしつたえている。ゼウスとヘーラーが結婚けっこんをしたさいに、ははしんガイア黄金おうごん林檎りんごおくった。感激かんげきしたヘーラーは、これをてんささえるアトラースちかくにあるかみ々のにわえるようにたのんだ。しかし、アトラースのむすめヘスペリデスたちがえず黄金おうごん林檎りんごぬすんでいたので、巨大きょだいへび見張みはりとしてくこととした。ヘーラクレースとりゅうたたかいをゼウスがおもこすため、ヘーラクレースのすぐりゅう星座せいざかれた。」[85][92]アポロドーロスつたわる『ビブリオテーケー (古希こき: Βιβλιοθήκη)』によれば、このりゅうテューポーンエキドナとのあいだまれた、100のあたまりゅうラードーンであるとされる[2]

ヒュギーヌスは『天文てんもん (: De Astronomica)』のなかでエラトステネースと同様どうようはなしつたえるとともに、異説いせつとして「ミネルウァ[ちゅう 3]巨人きょじんたたかっていたときにきょじんからげつけられたりゅうである」とするはなしつたえている。このせつでは、りゅうはミネルウァによっててんげつけられ、てんきょくけられたという[85][92]

このほか、古代こだいギリシアローマ文献ぶんけんされた欄外らんがい英語えいごばんには、ことなる由来ゆらいしめしたものが存在そんざいする。帝政ていせいローマ期初きしょ詩人しじんオウィディウスの『変身へんしん物語ものがたり (Metamorphoses)』の欄外らんがい註では、クレタとうかくんでいたわかいゼウスが、ちちクロノスのからのがれるためにりゅうけた姿すがたとされた[92]。また、アラートスの『パイノメナ』の欄外らんがい註では、デルポイ神託しんたくしょまもっていたりゅうで、アポローンたおされたピュートーンであるとするせつや、カドモスたおされた、テーベにあったアレースいずみまもっていたりゅうであるとするせつしるされていた[92]

呼称こしょう方言ほうげん

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世界せかい共通きょうつうして使用しようされるラテン語らてんご学名がくめいDraco日本語にほんご学術がくじゅつ用語ようごとしては「りゅう」とそれぞれ正式せいしきさだめられている[93]現代げんだい中国ちゅうごくでは、てん龙座[94]天龍てんりゅう[95])とばれている。

明治めいじ初期しょき1874ねん明治めいじ7ねん)に文部省もんぶしょうより出版しゅっぱんされた関藤せきふじしげるいとぐちてん文書ぶんしょほしがく捷径しょうけい』で「ダラコ」というみと「りゅう」という解説かいせつ紹介しょうかいされた[96]。また、1879ねん明治めいじ12ねん)にノーマン・ロッキャー著書ちょしょ『Elements of Astronomy』をやくして刊行かんこうされた『らく天文学てんもんがく』では「ドラコ」と紹介しょうかいされた[97]。30ねんほど時代じだいくだった明治めいじ後期こうきには「りゅう」とばれていたことが、1908ねん明治めいじ41ねん)7がつ刊行かんこうされた日本にっぽん天文てんもん学会がっかい会報かいほう天文てんもん月報げっぽう』のだい1かん1ごう掲載けいさいされた「よんがつてん」とだいした記事きじ確認かくにんできる[98]。この訳名やくめいは、東京とうきょう天文台てんもんだい編集へんしゅうにより1925ねん大正たいしょう14ねん)に初版しょはん刊行かんこうされた『理科りか年表ねんぴょう』にもがれたが、現在げんざいとはことなるみの「りゅう(りょう)」とされた[99]。その1943ねん昭和しょうわ18ねん)まではこのみが使つかわれていた[100]が、1944ねん昭和しょうわ19ねん)に天文学てんもんがく用語ようご見直みなおしされたさいに「りゅう(りゆう)」とあらためられた[101]戦後せんご1952ねん昭和しょうわ27ねん)7がつ日本にっぽん天文てんもん学会がっかいが「星座せいざめいはひらがなまたはカタカナで表記ひょうきする」[102]としたさいも「りゆう」とされた[103]。その1974ねん昭和しょうわ49ねん)1がつ刊行かんこうされた『学術がくじゅつ用語ようごしゅう 天文学てんもんがくへん』で星座せいざめい一部いちぶあらためられたさいに、現代げんだい仮名遣かなづかいの「りゅう」とあらためられ[104]以降いこう継続けいぞくしてもちいられている。

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

[編集へんしゅう]
  1. ^ 中国ちゅうごく研究けんきゅうしゃどうひね遵嬀、日本にっぽん上田うえだみのる大崎おおさき正次まさつぐ薮内やぶうちきよし能田のうだちゅうあきららは、ほしかんてんいち」にたるほしをりゅう10ばんほし同定どうていしている[44]
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参考さんこう文献ぶんけん

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  • どう (1981-04) (中国ちゅうごく). 中西なかにし对照恒星こうせい图表 : 1950.0. 北京ぺきん: 科学かがく出版しゅっぱんしゃ. NCID BA77343284 
  • 文部省もんぶしょう へん学術がくじゅつ用語ようごしゅう天文学てんもんがくへんぞうていばん)』(だい1さつ日本にっぽん学術がくじゅつ振興しんこうかい、1994ねん11月15にちISBN 4-8181-9404-2 

座標ざひょう: 星図 17h 00m 00s, +65° 00′ 00″