神経痛しんけいつう

急きゅうにやることがなくなった。じたばたしてもしかたない。

ウィルスはすでに免疫めんえき系けいによって退治たいじされたようだが、破壊はかいされた神経しんけいがひりひり痛いたむ。何なにもしないとどうということはないが、皮膚ひふをさすると痛いたい。体からだの芯しんのほうでは腰痛ようつうのような痛いたみになる。これが神経しんけい痛つうというものなのだな。で、神経しんけいが回復かいふくするまで三さん週間しゅうかんくらいかかると。慢性まんせい化かして残のこることもあるらしい。こわいこわい。

もう年寄としより臭くさい病気びょうきばかりで困こまる。実際じっさい年ねんよりなんだが。

こういう神経しんけい痛つうとかリューマチとかヘルペスとか皮膚ひふ病びょうとか痛風つうふうとかにかかった老人ろうじんが、米べい持もち込こみで自分じぶんで炊たいて何なん日にちも逗留とうりゅうするような湯治とうじ場じょうを利用りようするんだなあと思おもうと、なんかしみじみとしてくるわな。そんなじじばばの中なかに混まざって、自分じぶんもじじいなわけだが、米こめをといで塩しお昆布こぶかなんかで食たべてるところを想像そうぞうしたりする。確実かくじつにあと20年ねんで、はやければ5年ねんか10年ねんでそうなる。