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常磐緩行線 - Wikipedia
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常磐ときわ緩行かんこう線せん

東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどうの列車れっしゃ運行うんこう系統けいとう

曖昧さ回避 「常磐線じょうばんせん各駅かくえき停車ていしゃ」はこの項目こうもくへ転送てんそうされています。取手とりで駅えき以北いほくで各駅かくえきに停車ていしゃする中距離ちゅうきょり普通ふつう列車れっしゃ（上野うえの駅えき - 取手とりで駅えき間あいだで快速かいそく線せんを走行そうこう）については「常磐線じょうばんせん」をご覧らんください。
常磐線じょうばんせん > 常磐ときわ緩行かんこう線せん

常磐ときわ緩行かんこう線せん（じょうばんかんこうせん）は、東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう（JR東日本ひがしにっぽん）常磐線じょうばんせんのうち、東京とうきょう都と足立あだち区くの綾瀬あやせ駅えきから茨城いばらき県けん取手とりで市しの取手とりで駅えきまでの複々線ふくふくせん区間くかんにおいて、各駅かくえき停車ていしゃの電車でんしゃが運行うんこうされる線路せんろ（緩行かんこう線せん）である。 駅えきナンバリングで使つかわれる路線ろせん記号きごうはJLで[注ちゅう 1]、番号ばんごう部分ぶぶんは直通ちょくつう運転うんてんを行おこなっている東京とうきょう地下鉄ちかてつ（東京とうきょうメトロ）千代田ちよだ線せん代々木上原よよぎうえはら駅えきからの連れん番ばん（代々木上原よよぎうえはら駅えきを01とみなす）になっている[1]。

常磐ときわ緩行かんこう線せん
シンボルマーク
常磐緩行線を走るE233系2000番台（2019年4月）
常磐ときわ緩行かんこう線せんを走はしるE233系けい2000番台ばんだい（2019年ねん4月がつ）
基本きほん情報じょうほう
国くに 日本の旗 日本にっぽん
所在地しょざいち 東京とうきょう都と、千葉ちば県けん、茨城いばらき県けん
起点きてん 綾瀬あやせ駅えき
終点しゅうてん 取手とりで駅えき
駅えき数すう 14駅えき
経由けいゆ路線ろせん 常磐線じょうばんせん
路線ろせん記号きごう JL
開業かいぎょう 1971年ねん4月がつ20日はつか（運行うんこう開始かいし）
所有しょゆう者しゃ 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう（JR東日本ひがしにっぽん）
運営うんえい者しゃ 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう（JR東日本ひがしにっぽん）
車両しゃりょう基地きち 松戸まつど車両しゃりょうセンター、松戸まつど車両しゃりょうセンター我孫子あびこ派出所はしゅつじょ、綾瀬あやせ検車けんしゃ区く（東京とうきょうメトロ車しゃ）、海老名えびな検車けんしゃ区く（小田急おだきゅう車しゃ）
使用しよう車両しゃりょう 車両しゃりょうを参照さんしょう
路線ろせん諸しょ元もと
路線ろせん距離きょり 29.7 km
軌間きかん 1,067 mm
線路せんろ数すう 複線ふくせん
電化でんか方式ほうしき 直流ちょくりゅう1,500 V
架空かくう電車でんしゃ線せん方式ほうしき
閉塞へいそく方式ほうしき 車内しゃない信号しんごう閉塞へいそく式しき
保安ほあん装置そうち ATC-10、ATO
最高さいこう速度そくど 90 km/h
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概要がいよう

東京とうきょう地区ちくの電車でんしゃ特定とくてい区間くかん（E電でん）の運転うんてん系統けいとうの一ひとつである。東京とうきょうメトロ千代田ちよだ線せんと直通ちょくつう運転うんてんを行おこない、東京とうきょう都心としんと千葉ちば県けん北西ほくせい部ぶ（東ひがし葛かずら地域ちいき）の松戸まつど・柏かしわ・我孫子あびこ地区ちくおよび茨城いばらき県けん南部なんぶの取手とっての各かく都市としを各駅かくえき停車ていしゃで結むすんでいる。また、一部いちぶの電車でんしゃは千代田ちよだ線せんを経由けいゆして小田急おだきゅう小田原おだわら線せん伊勢原いせはら駅えきまで直通ちょくつうしている。

JRの前身ぜんしんである日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう（国鉄こくてつ）の時代じだい、通勤つうきん客きゃくの増大ぞうだいに伴ともない、列車れっしゃおよびターミナルである上野うえの駅えき・日暮里にっぽり駅えきの混雑こんざつ緩和かんわを目的もくてきとして、通勤つうきん五ご方面ほうめん作戦さくせんの一環いっかんとして北きた千住せんじゅ駅えき - 我孫子あびこ駅えき間あいだの複々線ふくふくせん化かが1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）に行おこなわれ、同時どうじにそれまで各駅かくえき停車ていしゃとして上野うえの駅えき - 取手とりで駅えき間あいだを運転うんてんしていた電車でんしゃの緩急かんきゅう分離ぶんりが行おこなわれた[2]。以降いこう、線路せんろの通称つうしょうとして各駅かくえき停車ていしゃが走行そうこうする線路せんろが「常磐ときわ緩行かんこう線せん」、新設しんせつされた快速かいそく電車でんしゃと取手とりで以北いほく直通ちょくつうの列車れっしゃが走行そうこうする線路せんろが「常磐ときわ快速かいそく線せん」と呼よばれるようになった。この緩急かんきゅう分離ぶんりにより、各駅かくえき停車ていしゃは帝都ていと高速度こうそくど交通こうつう営団えいだん（営団えいだん地下鉄ちかてつ、現げん・東京とうきょう地下鉄ちかてつ）千代田ちよだ線せんと直通ちょくつう運転うんてんを行おこなう現在げんざいの形態けいたいとなった（後述こうじゅつ）。その後ご1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん）に緩行かんこう線せんが取手とりで駅えきまで延伸えんしんされ、現在げんざいの形態けいたいとなっている[2]。

一部いちぶの駅えきにのみホームがある快速かいそく線せんに対たいして、緩行かんこう線せんは全ぜん駅えきにホームがあり、運転うんてんされる電車でんしゃもすべて各駅かくえき停車ていしゃである。

ダイヤグラム・運行うんこうシステム・車両しゃりょうは直通ちょくつうする千代田ちよだ線せんと一体化いったいかしたものである。常磐ときわ快速かいそく線せんとの渡わたり線せんは松戸まつど駅えき・我孫子あびこ駅えき付近ふきんに設置せっちされているが、保安ほあんシステムが異ことなるため緩行かんこう線せんと快速かいそく線せんの直通ちょくつう運転うんてんを行おこなう定期ていき列車れっしゃは設定せっていされていない。

東京とうきょうのJRの放射ほうしゃ路線ろせんとしては唯一ゆいいつ都心としん（山手やまて線せん）に至いたらない系統けいとうであるため、千代田ちよだ線せんの北きた千住せんじゅ駅えき - 西日暮里にしにっぽり駅えき間あいだを経由けいゆしJR線せんに乗のり継つぐ場合ばあいに通過つうか連絡れんらく運輸うんゆの特例とくれいも設定せっていされている（後述こうじゅつ）。

2004年ねん以前いぜんは、小田急電鉄おだきゅうでんてつがJRの一斉いっせい改正かいせい日びでない日ひにダイヤ改正かいせいを行おこなっていたため、これに伴ともなってJR東日本ひがしにっぽんのダイヤ改正かいせい時とき以外いがいにも運行うんこう時刻じこくの変更へんこうが行おこなわれることがそれなりにあった。ただ、運用うんようや行先いきさきの変更へんこうが主おもで、線せん内ないでの時刻じこく変更へんこうは基本きほん的てきにない。なお、2006年ねん以降いこうはJRと同日どうじつに改正かいせいを実施じっしするようになっている。

複々線ふくふくせん区間くかんは全線ぜんせんに亘わたって踏切ふみきりがなく、直通ちょくつう線区せんく以外いがいから乗のり入いれてくる車両しゃりょうもないため、将来しょうらい導入どうにゅうを予定よていしている技術ぎじゅつの実験じっけん場じょうとして使つかわれることも多おおい。

呼称こしょうについて

旅客りょかく案内あんない上じょうは、東京とうきょうメトロ千代田ちよだ線せんの北きた千住せんじゅ駅えき - 綾瀬あやせ駅えき間あいだを含ふくんだ北きた千住せんじゅ駅えき - 取手とりで駅えき間あいだの運転うんてん系統けいとう名めいとして「常磐線じょうばんせん各駅かくえき停車ていしゃ」「常磐ときわ線せん（各駅かくえき停車ていしゃ）」と呼称こしょうされている[3]。

北きた千住せんじゅ駅えき - 綾瀬あやせ駅えき間あいだは実務じつむ上じょうJR線せんとして運賃うんちん計算けいさんする場合ばあいと東京とうきょうメトロ線せんとして運賃うんちん計算けいさんする場合ばあいの2つに分わかれる特殊とくしゅな区間くかんとなっている[4]。このような特例とくれいは他た[注ちゅう 2]でも見受みうけられるものであるが、北千住きたせんじゅ駅えき - 綾瀬あやせ駅えき間あいだに関かんしてはJR東日本ひがしにっぽんは第だい二に種しゅ鉄道てつどう事業じぎょう者しゃではないため、厳密げんみつには東京とうきょうメトロの単独たんどく区間くかんである[注ちゅう 3]（北千住きたせんじゅ駅えき - 綾瀬あやせ駅えき間あいだの運賃うんちんの取とり扱あつかいについては「運賃うんちん計算けいさんの特例とくれい」の節ふしを参照さんしょう）。

各駅かくえき停車ていしゃは地下鉄ちかてつ千代田ちよだ線せんとの直通ちょくつう運転うんてんにより一体いったい的てきに運用うんようされているため、各駅かくえき停車ていしゃは地下鉄ちかてつ区間くかんとあわせて「千代田ちよだ線せん」と呼よばれる場合ばあいがある。市販しはんされている地図ちずにも千代田ちよだ線せんと表記ひょうきしたものがある[6]ほか、不動産ふどうさん物件ぶっけんにも「千代田ちよだ線せん北松戸きたまつど駅えき」「地下鉄ちかてつ千代田ちよだ線せん北柏きたかしわ駅えき」等とうの案内あんないがある。不動産ふどうさんポータルサイトなどでは「（JR）千代田ちよだ・常磐ときわ緩行かんこう線せん」などの表記ひょうきも散見さんけんされる。

複々線ふくふくせん化かの沿革えんかくと問題もんだい

複々線ふくふくせん化か以前いぜん

元々もともと常磐ときわ線せんは上野うえの - 取手とりで間あいだの各駅かくえきに停車ていしゃする「国電こくでん」（近距離きんきょり電車でんしゃ）と主要しゅよう駅えきのみ停車ていしゃの中距離ちゅうきょり列車れっしゃや急行きゅうこう・特急とっきゅうなどが同おなじ線路せんろを走行そうこうしていた。当時とうじは中なか・長距離ちょうきょり輸送ゆそうを担になう列車れっしゃに対たいして地域ちいき輸送ゆそうを担になう電車でんしゃ（国電こくでん）は停車駅ていしゃえきも異ことなり棲すみ分わけが明確めいかくであった。過去かこには、一部いちぶの「国電こくでん」が上野うえの・東京とうきょう経由けいゆで有楽町ゆうらくちょうまで乗のり入いれていたこともあった（山手やまて線せん・京浜東北線けいひんとうほくせん分離ぶんり工事こうじ時じの暫定ざんてい措置そち）。なお、常磐ときわ線せんの線路せんろにホームのない鶯谷うぐいすだに駅えきは通過つうかしていた。

一方いっぽう、高度こうど成長せいちょう期きを迎むかえると共ともに沿線えんせんのベッドタウン化かが進すすんで人口じんこうが急増きゅうぞうし、常磐ときわ線せんの混雑こんざつ率りつも非常ひじょうに高たかくなったものの、各種かくしゅ列車れっしゃが同どう一線いっせん路上ろじょうを走行そうこうしていることによってさらなる増発ぞうはつが困難こんなんになったため、いわゆる「通勤つうきん五ご方面ほうめん作戦さくせん」の一環いっかんとして複々線ふくふくせん化かを実施じっしすることになった。

1962年ねんに発表はっぴょうされた運輸うんゆ大臣だいじんの諮問しもん機関きかん「都市とし交通こうつう審議しんぎ会かい」の答申とうしんでは、北千住きたせんじゅ - 松戸まつど間あいだについて東京とうきょう8号線ごうせん（のちの9号線ごうせん）が計画けいかくされていた。このため国鉄こくてつは、このルートの終点しゅうてんを取手とってまで延長えんちょうする形かたちで国鉄こくてつ線せんを線せん増まし、緩行かんこう線せんを地下鉄ちかてつ千代田ちよだ線せんと直通ちょくつう運転うんてんさせる形かたちで複々線ふくふくせん化かを実施じっしすることとした[注ちゅう 4]。また当時とうじ、北千住きたせんじゅ - 綾瀬あやせ間あいだは国鉄こくてつの路線ろせんであったが、複々線ふくふくせん化か・千代田ちよだ線せんとの乗のり入いれに際さいして建設けんせつ費用ひようを抑おさえたい国鉄こくてつと、足立あだち区内くないに設置せっちする車庫しゃこ（現げん：綾瀬あやせ検車けんしゃ区く）への回送かいそうルートを確保かくほしたい営団えいだんの思惑おもわくが一致いっちし、北千住きたせんじゅ - 綾瀬あやせ間あいだの緩行かんこう線せんを営団えいだん保有ほゆうにして、複々線ふくふくせん化かと千代田ちよだ線せんとの直通ちょくつう運転うんてんが同時どうじに行おこなわれることとなった。ただし、運賃うんちん計算けいさん上じょうは北きた千住せんじゅ駅えき - 綾瀬あやせ駅えき間あいだは従来じゅうらいどおり国鉄こくてつ線せん運賃うんちんとして計算けいさんされる特例とくれいが設もうけられた[注ちゅう 5]。また複々線ふくふくせん化かに際さいし、従来じゅうらいの「国電こくでん」（近距離きんきょり電車でんしゃ）を「各駅かくえき停車ていしゃ」と「快速かいそく」の2種別しゅべつに編成へんせいし、各駅かくえき停車ていしゃを緩行かんこう線せんに、「快速かいそく」を日暮里にっぽり・上野うえの方面ほうめんへと向むかう快速かいそく線せんに振ふり分わけることとした。

また複々線ふくふくせん化か区間くかんから外はずれた中距離ちゅうきょり列車れっしゃ通過つうか駅えきの三さん河島かわしま駅えき・南千住みなみせんじゅ駅えき・天王台てんのうだい駅えき（複々線ふくふくせん化かと同時どうじに開業かいぎょう）には東京とうきょう近郊きんこう輸送ゆそうを担になう快速かいそくのみが停車ていしゃし、快速かいそく線せんのホームは複々線ふくふくせん区間くかんの両りょう端はしの北きた千住せんじゅ駅えき・我孫子あびこ駅えきと車両しゃりょう基地きちのある松戸まつど駅えきにのみ設もうけられることになった。この結果けっか快速かいそく通過つうか駅えきの利用りよう客きゃくは乗のり換かえなしで日暮里にっぽり駅えきや上野うえの駅えきまで行いけなくなるため、不便ふべんを解消かいしょうするために営団えいだん・国鉄こくてつの双方そうほうに乗換のりかえ駅えきとして西日暮里にしにっぽり駅えきを新設しんせつするとともに、同どう駅えきを経由けいゆする通過つうか連絡れんらく運輸うんゆの特例とくれいが設もうけられることとなった。

工事こうじ予算よさんと地下鉄ちかてつ千代田ちよだ線せんへの旅客りょかくの転嫁てんか見込みこみ、ならびに貨物かもつ列車れっしゃの運行うんこうや当時とうじ建設けんせつ中ちゅうであった国鉄こくてつ武蔵野むさしの線せんとの接続せつぞく方法ほうほう等とうについて検討けんとうされた結果けっか、緩急かんきゅう乗のり換かえ利便りべん性せいの高たかい方向ほうこう別べつ複々線ふくふくせんでの建設けんせつが見送みおくられ、他たの首都しゅと圏けん国鉄こくてつ主要しゅよう路線ろせんと同様どうようの線路せんろ別べつ複々線ふくふくせんとなった[7]。このため我孫子あびこ駅えき・柏かしわ駅えき・松戸まつど駅えき・北きた千住せんじゅ駅えき等とうでの各駅かくえき停車ていしゃと快速かいそく等とうの乗のり換かえでは階段かいだんを使用しようしてホーム間あいだを移動いどうすることになった。

複々線ふくふくせん化かの前後ぜんごでは、運転うんてん種別しゅべつや停車駅ていしゃえきが以下いかの表ひょうのように変遷へんせんしている。

第だい一いち期き複々線ふくふくせん化か完成かんせい（1971年ねん4月がつ20日はつか）前後ぜんこうの
停車駅ていしゃえきの変遷へんせん
複々線ふくふくせん化か以前いぜん 各駅かくえき停車ていしゃ（国電こくでん） ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● × ● ● ● × ● × ●
普通ふつう列車れっしゃ ● ● ― ― ▲ ― ― ― ● ― ― × ― ― ▲ × ● × ●
駅名えきめい 上野うえの 日暮里にっぽり 三河そうご島とう 南千住みなみせんじゅ 北千住きたせんじゅ 綾瀬あやせ 亀有かめあり 金町かなまち 松戸まつど 北松戸きたまつど 馬橋まばし 新松戸しんまつど 北小金きたこがね 南柏みなみかしわ 柏かしわ 北柏きたかしわ 我孫子あびこ 天王台てんのうだい 取手とって
第だい一いち期き複々線ふくふくせん化か直後ちょくご 普通ふつう列車れっしゃ ● ● ― ― ▲ ― ― ― ● ― ― ― ― ― ※ ― ● ― ●
国電こくでん 快速かいそく電車でんしゃ ● ● ● ● ● ― ― ― ● ― ― ― ― ― ※ ― ● ● ●
各駅かくえき停車ていしゃ ＝ ＝ ＝ ＝ ○ ● ● ● ● ● ● ＊ ● ● ● ● ● ＝ ＝

●○：停車ていしゃ（○は厳密げんみつには千代田ちよだ線せん） ▲：一部いちぶ停車ていしゃ ―：通過つうか ×：駅えき開業かいぎょう前まえ ＝：経由けいゆせず

※：柏かしわ駅えきの快速かいそく停車ていしゃは1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）10月がつから。当初とうしょの停車ていしゃは快速かいそく電車でんしゃのみで、普通ふつう列車れっしゃは一部いちぶ停車ていしゃであった。

＊：新松戸しんまつど駅えきは1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）開業かいぎょう。

複々線ふくふくせん工事こうじ期間きかん

1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん）2月がつ、綾瀬あやせ - 我孫子あびこ間あいだ (23.6km) の複々線ふくふくせん増ぞう線せんの工事こうじが第だい1期き工事こうじとして開始かいしされた。

北千住きたせんじゅ - 綾瀬あやせ間あいだの増ぞう線せんは営団えいだんが千代田ちよだ線せんの新設しんせつ工事こうじとして若干じゃっかん先行せんこうして行いったが、その完成かんせい後ごに東武とうぶ線せんとの交差こうさ部ぶから営団えいだんが1968年ねん（昭和しょうわ43年ねん）2月がつ1日にちに完成かんせいさせた綾瀬あやせ駅えき間あいだの線路せんろおよび駅えき設備せつびを借受かりうけ、複々線ふくふくせん開通かいつうまで常磐ときわ線せん全ぜん列車れっしゃが暫定ざんてい的てきに使用しようした。これは常磐ときわ線せんの高架こうか化かに際さいし工事こうじ用地ようちの取得しゅとくが困難こんなんなための処置しょちであった。

 
国鉄こくてつ常磐ときわ線せんの複々線ふくふくせん増ぞう線せん時じ、綾瀬あやせ駅えき付近ふきんの線路せんろ切替きりかえの様子ようす

工事こうじは主おもに東京とうきょう側がわから順次じゅんじ進すすめられ、1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）3月がつ1日にち、綾瀬あやせ - 金町かなまち間あいだの複々線ふくふくせんが暫定ざんていで開通かいつうし国電こくでんと優等ゆうとう列車れっしゃ・貨物かもつ列車れっしゃの分離ぶんりが行おこなわれた。続つづいて同年どうねん3月がつ10日とおかには金町かなまち - 北柏きたかしわ間あいだが暫定ざんていで開通かいつう、4月がつ1日にちに北柏きたかしわ - 我孫子あびこ間あいだが開通かいつうし複々線ふくふくせんの工事こうじは完了かんりょうした。

4月がつ19日にちに、我孫子あびこ駅えきで常磐線じょうばんせん複々線ふくふくせん完成かんせい祝賀しゅくが式しきが行おこなわれ、我孫子あびこ - 綾瀬あやせ間あいだで「複々線ふくふくせん工事こうじ完成かんせい祝賀しゅくが電車でんしゃ」が乗客じょうきゃくを乗のせ運行うんこうされた。

複々線ふくふくせん化か後ご

 
常磐線じょうばんせん複々線ふくふくせん化か当初とうしょの各かく停とま用よう車両しゃりょう103系けい1000番台ばんだい

1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）4月がつ20日はつかに複々線ふくふくせん化かと緩行かんこう線せんの千代田ちよだ線せん乗のり入いれが開始かいしされた。国鉄こくてつは、当時とうじまだ旧きゅう形かたち電車でんしゃが多おおく運行うんこうされていた京浜東北線けいひんとうほくせん向むけに103系けいを捻出ねんしゅつする必要ひつよう性せいから、10両りょう編成へんせいで運行うんこうされていた青あお緑みどり1号ごうに塗ぬられた103系けい電車でんしゃを快速かいそく電車でんしゃに転用てんようする際さい、2両りょう減車げんしゃして8両りょう編成へんせいとした[8]。これは、複々線ふくふくせん化かにより輸送ゆそう力りょくが上あがっていることと、快速かいそく通過つうか駅えき利用りよう客きゃくが地下鉄ちかてつへの直通ちょくつう運転うんてんによりそのまま都心としんへ向むかうことを念頭ねんとうに置おいたものであったが、当時とうじは国鉄こくてつの運賃うんちんの方ほうが安やすく、北千住きたせんじゅ - 西日暮里にしにっぽり間あいだを千代田ちよだ線せん経由けいゆで乗車じょうしゃして山手やまて線せんや京浜東北けいひんとうほく線せんに乗のり換かえる場合ばあいや、地下鉄ちかてつ経由けいゆで都心としんへ向むかう場合ばあいの合算がっさん運賃うんちんが割高わりだかとなる例れいが多おおく、地下鉄ちかてつ路線ろせん網もうも整備せいび途上とじょうであったため、利用りよう者しゃの多おおくは松戸まつど駅えきや北きた千住せんじゅ駅えきでの乗換のりかえを選えらんだことで快速かいそく電車でんしゃは大だい混雑こんざつした。このため、この直通ちょくつう運転うんてん・複々線ふくふくせん化かは新聞しんぶんなどで「迷惑めいわく乗のり入いれ」と糾弾きゅうだんされる事態じたいに発展はってんした。これに対たいし国鉄こくてつは、千代田ちよだ線せん乗のり入いれ開始かいしとともに常磐線じょうばんせんでの営業えいぎょう運転うんてんを終了しゅうりょうするはずであった旧きゅう形かたちの72系けい電車でんしゃを使用しようして臨時りんじの快速かいそく電車でんしゃを設定せっていして輸送ゆそう力りょくを増強ぞうきょうし、その置換ちかん用ようの103系けいが増ぞう備されるまでの約やく1年間ねんかんをしのいだ。また、1972年ねん10月に快速かいそく用よう103系けいが再ふたたび10両りょう編成へんせいに増結ぞうけつされ、松戸まつど駅えき乗のり換かえによる混雑こんざつの要因よういんの一ひとつでもあった、快速かいそく通過つうか駅えきとされた柏かしわ駅えきにも快速かいそく線せんにホームが新設しんせつされた。

複々線ふくふくせん化か開業かいぎょう直前ちょくぜん、綾瀬あやせ駅えきなど都内とないの快速かいそく通過つうか駅えきでは上野うえの駅えきへ行いく際さいに乗のり換かえを強しいられることや運賃うんちんが割高わりだかになることを理由りゆうに複々線ふくふくせん化かに不満ふまんを抱いだく利用りよう者しゃがいた。そのため、開業かいぎょう後ごには千代田ちよだ線せんと常磐線じょうばんせんのどちらを経由けいゆしても運賃うんちんを同おなじにし、綾瀬あやせ駅えきへの快速かいそく停車ていしゃまたは上野うえの行いき電車でんしゃの復活ふっかつを求もとめる抗議こうぎ集会しゅうかいが開ひらかれた[9]。だが運賃うんちん問題もんだいは半はん世紀せいきたっても解消かいしょうされず、2022年ねん10月がつには亀有かめあり駅えき・金町かなまち駅えき周辺しゅうへんの一部いちぶ住民じゅうみん16人にんがJR東日本ひがしにっぽん・東京とうきょう地下鉄ちかてつ・国こくに対たいして不当ふとうな運賃うんちん設定せっていだとして損害そんがい賠償ばいしょう請求せいきゅうを起おこしている[10]。

1970年代ねんだい後半こうはんに入はいると、藤代ふじしろ - 土浦つちうら間あいだの交流こうりゅう電化でんか区間くかんまでベッドタウン化かが進行しんこうしたことから、輸送ゆそう力りょく増強ぞうきょうのため近郊きんこう形がた電車でんしゃとしては初はつのオールロングシート車くるまとなる415系けい500番台ばんだいが投入とうにゅうされた。当時とうじの中距離ちゅうきょり列車れっしゃはデータイムで1時じ間あいだに1本ほん、夕方ゆうがたのラッシュ時じでも2本ほん程度ていどだったのが国際こくさい科学かがく技術ぎじゅつ博覧はくらん会かい（つくば科学万博かがくばんぱく）開催かいさい直前ちょくぜんの1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん）3月がつの改正かいせいで大だい増発ぞうはつされ、編成へんせいも最長さいちょう15両りょうとなった。1987年ねん12月には、103系けいの快速かいそく電車でんしゃも通勤つうきん形がた電車でんしゃとしては初はじめて15両りょう編成へんせい化かされた。

一方いっぽう、複々線ふくふくせん化かと相互そうご乗のり入いれによる影響えいきょうは営団えいだんの労働ろうどう組合くみあい（日本にっぽん私鉄してつ労働ろうどう組合くみあい総そう連合れんごう会かい）によるストライキ時ときにも顕著けんちょにあらわれた。ストライキが発生はっせいすると、北千住きたせんじゅ - 綾瀬あやせ間あいだは営団えいだんの路線ろせんであることから電車でんしゃの運行うんこうができなくなるため、やむを得えず綾瀬あやせ - 金町かなまち間あいだ各駅かくえきの乗客じょうきゃくは松戸まつど駅えきまで一旦いったん戻もどって上野うえの方面ほうめんへ向むかえるように定期ていき乗車じょうしゃ券けん利用りよう者しゃには特例とくれいを設もうけて対処たいしょした[注ちゅう 6]。しかし、前述ぜんじゅつのように松戸まつど駅えき自体じたいが元々もともと混雑こんざつしていたため、同どう駅えきはパニック状態じょうたいに陥おちいり、長蛇ちょうだの列れつが駅えきの外そとにまでできる事態じたいに発展はってんした。[要よう出典しゅってん]

また、相互そうご乗のり入いれに使用しようされている車両しゃりょうも運行うんこうに影響えいきょうを与あたえていた。営団えいだん地下鉄ちかてつは、千代田ちよだ線せん用よう開業かいぎょう当初とうしょは抵抗ていこう制御せいぎょの5000系けいを投入とうにゅうしたものの、1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）4月がつ20日はつかに国鉄こくてつとの相互そうご乗のり入いれ開始かいしから世界せかい初はつの電力でんりょく回生かいせいブレーキ付づけ電機でんき子こチョッパ制御せいぎょ車くるまとなる6000系けいを投入とうにゅうし、トンネル内うちの発熱はつねつ抑制よくせいと省しょう電力でんりょく化かを図はかっていた。しかし国鉄こくてつは、既存きそんの通勤つうきん路線ろせん向むけに大量たいりょう増ぞう備していた103系けいの仕様しようを一部いちぶ変かえた1000番台ばんだいを投入とうにゅうし、抵抗ていこう制御せいぎょの国鉄こくてつ車しゃは抵抗ていこう器きから大量たいりょうの熱ねつをトンネルや駅えきの中なかに排出はいしゅつすることになった。駅えき間あいだ距離きょりが比較的ひかくてき長ながく地下ちか区間くかんで高速こうそく走行そうこうする千代田ちよだ線せんでは、特とくに単線たんせんシールドトンネル内ないでの空気くうき流動りゅうどうが少すくなく抵抗ていこう器きの冷却れいきゃくが充分じゅうぶんにできなかったため、103系けいは故障こしょうが多発たはつし一いち時じは運行うんこうダイヤにまで影響えいきょうを及およぼすことがあった[注ちゅう 7]。省しょう電力でんりょくの観点かんてんでも、相互そうご乗のり入いれの車両しゃりょう使用しよう料りょうの精算せいさんは通常つうじょう乗のり入いれ距離きょりで相殺そうさいするのが慣例かんれいであったが、営団えいだん車しゃと国鉄こくてつ車しゃとでは電力でんりょく消費しょうひ量りょうが異ことなるとの会計検査院かいけいけんさいんからの指摘してきを受うけ、営団えいだんは国鉄こくてつに対たいして電気でんき代だいの分ぶんを加算かさんして請求せいきゅうすることになった[注ちゅう 8]。1981年ねん、営団えいだんは千代田ちよだ線せん用よう5000系けいを北綾瀬きたあやせ支線しせんを除のぞく地下ちか線せんから一掃いっそうし、6000系けいに統一とういつした。国鉄こくてつは営団えいだんからの要望ようぼうもあって[11]、翌よく1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん）から電機でんき子こチョッパ制御せいぎょの203系けいを投入とうにゅう開始かいしし、1986年ねんまでに置おき換かえが完了かんりょうし、国鉄こくてつ車しゃに関かんしては問題もんだいが解決かいけつすることになった。

1982年ねんに我孫子あびこ -取手とりで間あいだの複々線ふくふくせん化かが完成かんせいした。完成かんせいに伴ともない当初とうしょは暫定ざんていで快速かいそくを停車ていしゃさせていた天王台てんのうだい駅えきは通過つうかに変更へんこうする予定よていであった。しかし、これまで上野うえの駅えきまで乗のり換かえなしで行いけたものが乗のり換かえが発生はっせいするようになるうえ、各駅かくえき停車ていしゃだけになると都心としんに乗のり換かえなしで行いくには地下鉄ちかてつに乗のり入いれることで運賃うんちんが高たかくなるのを目まの当あたりにし、不便ふべんな状況じょうきょうになり困こまると判断はんだんした地元じもとの住民じゅうみんや市しなどから反対はんたい運動うんどうが起おき、国鉄こくてつへ引ひき続つづき停車ていしゃするよう要望ようぼうが出だされた[12]。また同おなじ年ねんに大手おおて電機でんきメーカーのNEC我孫子あびこ事業じぎょう場じょうが開設かいせつされることになったことなどもあり、国鉄こくてつと協議きょうぎした結果けっか、地元じもとの負担ふたんがあればホームを設置せっちして良よいと決きまったため、最終さいしゅう的てきに同どう駅えきは引ひき続つづき快速かいそく停車駅ていしゃえきとして残のこることになり、緩行かんこう線せん電車でんしゃは朝夕あさゆうの混雑こんざつ時間じかん帯たいのみ運行うんこうすることに決きまった。

以上いじょうのように、常磐線じょうばんせん関係かんけいの輸送ゆそう改善かいぜん計画けいかくはスムーズに進すすまないことが多おおく、常磐線じょうばんせんは「鬼門きもん」と揶揄やゆされることがあった[13]。

常磐ときわ線せんの運転うんてん系統けいとうが複雑ふくざつになっている一因いちいんに茨城いばらき県けん石岡いしおか市し柿岡かきおかの気象庁きしょうちょう地磁気ちじき観測かんそく所しょの存在そんざいがある。取手とりで駅えき以北いほくの直流ちょくりゅう電化でんかは現時点げんじてんでは課題かだいが多おおく、中距離ちゅうきょり列車れっしゃと通勤つうきん電車でんしゃ（快速かいそく電車でんしゃ）の車両しゃりょう統合とうごうができていない。このため民営みんえい化か後ごになって、快速かいそく線せんに交直両用りょうようの通勤つうきん形がたであるE501系けい電車でんしゃを1995年ねんに[注ちゅう 9]、2005年ねんにはE531系けい電車でんしゃを投入とうにゅうするなどの施策しさくを打うった。なお、西日暮里にしにっぽり経由けいゆの割高わりだか運賃うんちん問題もんだいだが、SuicaとPASMOの相互そうご利用りよう開始かいしに伴ともない、IC乗車じょうしゃ券けんを利用りようした際さいに、従前じゅうぜんの連絡れんらく乗車じょうしゃ券けんを購入こうにゅうした場合ばあいよりも安やすくなるケースが発生はっせいする一方いっぽう、逆ぎゃくに高たかくなるケースも発生はっせいしている（詳細しょうさいは千代田ちよだ線せん北千住きたせんじゅ - 西日暮里にしにっぽり間あいだを経由けいゆする場合ばあいの特例とくれいを参照さんしょうのこと）。

近年きんねんまで指摘してきされてきた問題もんだい点てんは改善かいぜんの傾向けいこうにあり、例たとえば運転うんてん本数ほんすうが十分じゅうぶんとはいえない状況じょうきょうから亀有かめあり駅えき・金町かなまち駅えきが所在しょざいする葛飾かつしか区く議会ぎかいでは列車れっしゃの増発ぞうはつ要求ようきゅうがしばしば議題ぎだいに上のぼっていた点てんについては、2014年ねん3月がつのダイヤ改正かいせいで日にち中ちゅうの増発ぞうはつが実施じっしされた。また、かつて金町かなまち - 松戸まつど間あいだの江戸川えどがわ橋梁きょうりょうが台風たいふうや爆ばく弾だん低てい気圧きあつなどによる強風きょうふうの影響えいきょうでしばしば規制きせいを受うけることがあったが、これについても防風ぼうふう柵しがらみの設置せっち工事こうじが2015年ねん3月がつに完成かんせいし[14][15]、以降いこう規制きせいを受うけることが大幅おおはばに減へった。

歴史れきし

複々線ふくふくせん化かの経緯けいいは「#複々線ふくふくせん化かの沿革えんかくと問題もんだい」の節ふしを参照さんしょう
  • 1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）4月がつ20日はつか：綾瀬あやせ駅えき - 我孫子あびこ駅えき間あいだの複々線ふくふくせん化か完成かんせいに伴ともない、同どう区間くかんの緩行かんこう線せんで地下鉄ちかてつ千代田ちよだ線せんと相互そうご直通ちょくつう運転うんてんを行おこなう各駅かくえき停車ていしゃの電車でんしゃを運行うんこう開始かいし。103系けい1000番台ばんだい営業えいぎょう運転うんてん開始かいし。
  • 1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん）11月15日にち：我孫子あびこ駅えき - 取手とりで駅えき間あいだ複々線ふくふくせん化か。運行うんこう区間くかんを取手とりで駅えきまで延長えんちょう。203系けい電車でんしゃ営業えいぎょう運転うんてん開始かいし[16]。
  • 1986年ねん（昭和しょうわ61年ねん）12月29日にち：207系けい900番台ばんだい電車でんしゃ営業えいぎょう運転うんてん開始かいし[17]。
  • 1994年ねん（平成へいせい6年ねん）5月がつ9日にち：弱じゃく冷房れいぼう車しゃを導入どうにゅう[18]。
  • 1999年ねん（平成へいせい11年ねん）12月4日にち：209系けい1000番台ばんだい電車でんしゃ営業えいぎょう運転うんてん開始かいし。
  • 2009年ねん（平成へいせい21年ねん）9月がつ9日にち：E233系けい2000番台ばんだい電車でんしゃが営業えいぎょう運転うんてん開始かいし[19]。
  • 2018年ねん（平成へいせい30年ねん）8月がつ1日にち：亀有かめあり駅えき - 取手とりで駅えき間あいだで駆かけ込こみ乗車じょうしゃを減へらす有効ゆうこう性せいを確認かくにんするため、同どう区間くかん各駅かくえきの発車はっしゃメロディーを使用しようせず、車両しゃりょう発車はっしゃ促進そくしんメロディーを使用しようする実験じっけんを実施じっし[20]。検証けんしょうの結果けっか、一定いっていの効果こうかがみられたとして2019年ねん3月がつ16日にちより本格ほんかく実施じっしに至いたる[21]。
  • 2021年ねん（令れい和わ3年ねん）
    • 3月13日にち：JR東日本ひがしにっぽん初はつの自動じどう列車れっしゃ運転うんてん装置そうち (ATO) が導入どうにゅう[22]。
    • 7月がつ4日にち：馬橋まばし駅えきで常磐ときわ緩行かんこう線せん初はつとなるホームドアの使用しようを開始かいし[23]。以降いこう、各駅かくえきに順次じゅんじ設置せっち（綾瀬あやせ駅えきは東京とうきょうメトロにより2020年ねんに設置せっち済ずみ）。
  • 2024年ねん（令れい和わ6年ねん）6月がつ7日にち：我孫子あびこ駅えきでのホームドア使用しよう開始かいしにより、常磐ときわ緩行かんこう線せん全ぜん駅えきへの整備せいびを完了かんりょう[24]。

運行うんこう形態けいたい

早朝そうちょうから朝方あさがたと深夜しんやの主おもに出で入庫にゅうこに伴ともなう一部いちぶの線せん内ない運転うんてん電車でんしゃを除のぞき、ほぼすべての電車でんしゃが東京とうきょうメトロ千代田ちよだ線せんに、さらに一部いちぶの電車でんしゃは小田急おだきゅう小田原おだわら線せん伊勢原いせはら駅えきまで直通ちょくつう運転うんてんする[注ちゅう 10]。実態じったいとしては千代田ちよだ線せんとほぼ一体化いったいかした運転うんてん系統けいとうを形成けいせいしている。

常磐ときわ快速かいそく線せん（上野うえの東京とうきょうライン）の南千住みなみせんじゅ駅えき - 上野うえの駅えき - 品川しながわ駅えき方面ほうめんへは乗のり入いれないので、途中とちゅうの快速かいそく停車駅ていしゃえきもしくは東京とうきょうメトロ千代田ちよだ線せん北きた千住せんじゅ駅えき・西日暮里にしにっぽり駅えきでの乗のり換かえが必要ひつようとなる（北千住きたせんじゅ駅えき・西日暮里にしにっぽり駅えきでの乗のり換かえは特例とくれいが設定せっていされている。詳くわしくは後述こうじゅつ）。

我孫子あびこ駅えき - 取手とりで駅えき間あいだは平日へいじつの朝夕あさゆうの時間じかん帯たい[注ちゅう 11]のみ運行うんこうされている。朝夕ちょうせきにはこのほかに、松戸まつど駅えき・柏かしわ駅えき発着はっちゃくの電車でんしゃもある。これ以外いがいは、ほとんどが我孫子あびこ駅えき - 綾瀬あやせ駅えき（ - 千代田ちよだ線せん代々木上原よよぎうえはら駅えき）間あいだで運転うんてんされている。日にち中ちゅうの運行うんこうがない我孫子あびこ駅えき - 取手とりで駅えき間あいだは、新しん製せい車両しゃりょうの試運転しうんてんや訓練くんれんなどに供きょうされることがあり、過去かこには901系けいや松戸まつど車両しゃりょうセンター所属しょぞくのE231系けい・E233系けい2000番台ばんだいの試運転しうんてんが実施じっしされている[要よう出典しゅってん]。2013年ねん12月7日にち・8日にち[25]、2014年ねん11月8日にち・9日にち[26]には、快速かいそく線せんの利根川とねがわ橋梁きょうりょう改良かいりょう工事こうじに伴ともない我孫子あびこ駅えき - 取手とりで駅えき間あいだで緩行かんこう線せんの増発ぞうはつ・延長えんちょう運転うんてんが行おこなわれた。

信号しんごうシステムはATC-10（東京とうきょうメトロでの呼称こしょう：新しんCS-ATC）で、東京とうきょうメトロ千代田ちよだ線せんと同一どういつのシステムを用もちいている（車内しゃない信号しんごう式しき。快速かいそく線せんはATS-P）。2000年ねん8月がつ16日にち[27]より、従来じゅうらいのATC-4（営団えいだん地下鉄ちかてつ（当時とうじ）での呼称こしょう：CS-ATC）から切きり替かえられた[27]。

なお、JR東日本ひがしにっぽん保有ほゆう車両しゃりょうは、小田急おだきゅう小田原おだわら線せん・多摩たま線せんと直通ちょくつう運転うんてんができなかった。これはJR車しゃは小田急おだきゅうのATS (D-ATS-P) と列車れっしゃ無線むせんを搭載とうさいしていなかったためである。小田急おだきゅう保有ほゆう車両しゃりょうも同様どうように綾瀬あやせ以遠いえんJR線せんと直通ちょくつう運転うんてんができないため、3線せんにまたがっての直通ちょくつう運転うんてんができるのは東京とうきょう地下鉄ちかてつ保有ほゆう車両しゃりょうのみであった。2013年ねん4月がつからJR・小田急おだきゅうとも車両しゃりょう工事こうじを実施じっしし[28]、2016年ねん3月がつ26日にちのダイヤ改正かいせいから相互そうごに3社しゃ直通ちょくつうを開始かいしした。

小田急おだきゅう線せん直通ちょくつう電車でんしゃは小田急おだきゅう線せん内ないでは各駅かくえき停車ていしゃ、準急じゅんきゅう、通勤つうきん準急じゅんきゅう（平日へいじつ朝あさの小田急おだきゅう線せん発はつのみ）、急行きゅうこうの4種類しゅるいがあり、常磐線じょうばんせん上のぼり→千代田ちよだ線せんA線せんは綾瀬あやせから小田急おだきゅう線せん内ないでの種別しゅべつを表示ひょうじするが、常磐線じょうばんせん内ないでは「各駅かくえき停車ていしゃ」（E233系けい2000番台ばんだい、小田急おだきゅう4000形かたちはエメラルドグリーン、東京とうきょうメトロ16000系けいは白しろ）表示ひょうじとなる[注ちゅう 12]。また、A線せんの千代田ちよだ線せん内ない終着しゅうちゃくの電車でんしゃ及およびB線せんの電車でんしゃは千代田ちよだ線せん内ないではフルカラーLEDの方向ほうこう幕まくを備そなえた車両しゃりょうでは青地あおじの「各駅かくえき停車ていしゃ」の種別しゅべつ表示ひょうじを行おこなう。小田急おだきゅう線せんから千代田ちよだ線せん・常磐ときわ緩行かんこう線せんへ直通ちょくつうする電車でんしゃは、千代田ちよだ線せん・常磐線じょうばんせん内ないは各駅かくえき停車ていしゃのため、東北とうほく沢さわ駅えきを発車はっしゃまたは通過つうか後ごに種別しゅべつを青地あおじの「各駅かくえき停車ていしゃ」に変かえて（各駅かくえき停車ていしゃからの直通ちょくつうの場合ばあいは変更へんこうせず）運転うんてんする。常磐線じょうばんせん下くだり電車でんしゃは綾瀬あやせ駅えきから線せん内用ないようの「各駅かくえき停車ていしゃ」の表示ひょうじに変更へんこうし終点しゅうてんまで運転うんてんする。

小田急おだきゅう線せんとの直通ちょくつう電車でんしゃは、2002年ねん3月がつ23日にちのダイヤ改正かいせい以前いぜんは小田原線おだわらせん内ない発着はっちゃくの準急じゅんきゅうのみ、同どう改正かいせい以降いこうは2016年ねん3月がつ26日にちのダイヤ改正かいせいまで多摩線たません発着はっちゃくの多摩たま急行きゅうこうが主体しゅたいであった。2016年ねん3月がつ26日にちのダイヤ改正かいせいでは日にち中ちゅうの多摩たま急行きゅうこうが急行きゅうこうに置おき換かわったほか、朝夕あさゆうに準急じゅんきゅうが再さい設定せっていされていた。

運行うんこう本数ほんすう・状況じょうきょう

平日へいじつは朝夕あさゆうラッシュ時じが約やく2 - 4分ふん間隔かんかく、日にち中ちゅう時間じかん帯たいが1時じ間あいだに6本ほん（10分ふん間隔かんかく、代々木上原よよぎうえはら駅えき発着はっちゃくと小田急おだきゅう直通ちょくつう急行きゅうこうが交互こうごに3本ほんずつ）で運行うんこうされている。土曜どよう・休日きゅうじつは朝夕あさゆうが5 - 10分ふん間隔かんかく、日にち中ちゅう時間じかん帯たいが平日へいじつ同様どうよう1時じ間あいだに6本ほん（10分ふん間隔かんかく、代々木上原よよぎうえはら駅えき発着はっちゃくと小田急おだきゅう直通ちょくつう急行きゅうこうが交互こうごに3本ほんずつ）で運行うんこうされている。区間くかん列車れっしゃの影響えいきょうなどにより、それを含ふくまない区間くかんでの間隔かんかくは多少たしょう前後ぜんこうがある。特とくに我孫子あびこ駅えき - 北柏きたかしわ駅えき - 柏かしわ駅えき間あいだでは朝あさや夕方ゆうがたの時間じかん帯たいでも昼間ひるま以上いじょうに間隔かんかくが開ひらく部分ぶぶんがある。

時間じかん帯たいによっては、平日へいじつと土ど休日きゅうじつでは形態けいたいが大おおきく異ことなる。平日へいじつ朝あさは9時じ台だいには本数ほんすうが落おち着つくのに対たいし土ど休日きゅうじつは10時じ台だいまで6分ふん間隔かんかくでの運転うんてんがある。また、夕方ゆうがた以降いこうのピークは平日へいじつが18 - 19時じ台だいであるのに対たいし、土ど休日きゅうじつは16 - 17時じ台だいである。夜間やかんに至いたっては土ど休日きゅうじつの本数ほんすうは平日へいじつの半分はんぶん程度ていどである。

上のぼりは千代田ちよだ線せん直通ちょくつう終了しゅうりょう後ごの線せん内ない完結かんけつ電車でんしゃは、我孫子あびこ発はつ松戸まつど行いきが2本ほんしかなく、2021年ねん3月がつ13日にちのダイヤ改正かいせいまでは松戸まつど行いきの1本ほん目めと2本ほん目めの間あいだは40分ふん以上いじょう開ひらいていた。この1本ほん前まえに我孫子あびこ発はつ北きた千住せんじゅ行いきが1本ほん運行うんこうされるが、運賃うんちん計算けいさん上じょうJR線せんとして扱あつかわれうる綾瀬あやせ駅えき - 北きた千住せんじゅ駅えき間あいだは厳密げんみつには常磐ときわ緩行かんこう線せんではないため、列車れっしゃ運行うんこう上じょうは千代田ちよだ線せん直通ちょくつう電車でんしゃとして扱あつかわれる。なお、この北きた千住せんじゅ行いき最終さいしゅう電車でんしゃは快速かいそく上野うえの行いきの最終さいしゅう電車でんしゃに接続せつぞくしていたが、2021年ねん3月がつ13日にちのダイヤ改正かいせいで接続せつぞくしなくなった。

日にち中ちゅうは長ながらく12分ふん間隔かんかくでの運転うんてんが続つづいてきたが、2014年ねん3月15日にちのダイヤ改正かいせいで、10分ふん間隔かんかくに増発ぞうはつされた[29]。

日にち中ちゅうの運行うんこうパターンと運転うんてん本数ほんすう
（2022年ねん3月がつ改正かいせい時点じてん）
種別しゅべつ＼駅名えきめい 我孫子あびこ … 綾瀬あやせ … 代々木上原よよぎうえはら … 向ヶ丘むこうがおか遊園ゆうえん 平日へいじつ本数ほんすう
急きゅう 行くだり
（小田急おだきゅう線せん内ない）		  3本ほん
各駅かくえき停車ていしゃ    3本ほん

所要しょよう時間じかんは、取手とりで駅えき - 柏かしわ駅えき間あいだが約やく12分ふん、柏かしわ駅えき - 松戸まつど駅えき間あいだが約やく14分ふん、松戸まつど駅えき - 北きた千住せんじゅ駅えき間あいだが約やく12分ふん（松戸まつど駅えき - 綾瀬あやせ駅えき間あいだは約やく8分ふん）であり、快速かいそくと比較ひかくして柏かしわ駅えき - 松戸まつど駅えき間あいだで約やく6分ふん、松戸まつど駅えき - 北きた千住せんじゅ駅えき間あいだで約やく4分ふんほど時間じかんを要ようする。取手とりで駅えき - 柏かしわ駅えき間あいだは快速かいそくを利用りようした場合ばあいでも大差たいさはない。

車両しゃりょう

以下いかに示しめす車両しゃりょうは全すべて片側かたがわ4扉とびら10両りょう編成へんせいの電車でんしゃである。

現在げんざいの使用しよう車両しゃりょう

自社じしゃ車両しゃりょう

すべて松戸まつど車両しゃりょうセンター所属しょぞく。車体しゃたいにエメラルドグリーン（青あお緑みどり1号ごう ■）一色いっしょくの帯おびが巻まかれている。

  • E233系けい2000番台ばんだい
    千代田ちよだ線せん内ないでは本ほん系列けいれつで綾瀬あやせ駅えき - 北きた綾瀬あやせ駅えき間あいだを運転うんてんする列車れっしゃもあるが、常磐ときわ線せんと北綾瀬きたあやせ駅えきを直通ちょくつうする列車れっしゃは設定せっていされていない。
  •  
    E233系けい2000番台ばんだい

乗のり入いれ車両しゃりょう

東京とうきょう地下鉄ちかてつ（綾瀬あやせ検車けんしゃ区く所属しょぞく）
  •  
    東京とうきょうメトロ16000系けい
小田急電鉄おだきゅうでんてつ（海老名えびな検車けんしゃ区く所属しょぞく）
  •  
    小田急おだきゅう4000形かたち

なお、2016年ねん3月がつ26日にちのダイヤ改正かいせいまで、JRと小田急おだきゅうの車両しゃりょうは、他方たほうの列車れっしゃ無線むせんに対応たいおうしていなかった（ただし、小田急おだきゅうについては地下鉄ちかてつ直通ちょくつう対応たいおう車両しゃりょうにJR無線むせんの準備じゅんび工事こうじがなされていた）ため、常磐線じょうばんせん - 千代田ちよだ線せん - 小田急おだきゅう線せんの3社しゃ直通ちょくつう電車でんしゃは東京とうきょう地下鉄ちかてつの車両しゃりょうが限定げんてい使用しようされており、小田急おだきゅうの車両しゃりょうはJR線せんには直通ちょくつう運転うんてんを行おこなわず、また、JRの車両しゃりょうは小田急おだきゅう線せんには直通ちょくつうしなかった。JRと小田急おだきゅうの車両しゃりょうに対たいして、3社しゃ間あいだ直通ちょくつう運転うんてんを可能かのうにするための対応たいおう工事こうじを2013年ねんから実施じっしし[28]、2016年ねん3月がつ26日にちのダイヤ改正かいせいで直通ちょくつう運転うんてんを開始かいしした。詳くわしくは「東京とうきょうメトロ千代田ちよだ線せん#常磐ときわ線せんと小田急おだきゅう線せんとの相互そうご乗のり入いれ」を参照さんしょう。

過去かこの使用しよう車両しゃりょう

日本にっぽん国有こくゆう鉄道てつどう・東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう
  • 103系けい1000番台ばんだい - 順次じゅんじ203系けいに置おき換かえられ、1986年ねん4月がつ20日はつかで常磐ときわ緩行かんこう線せんでの営業えいぎょう運転うんてんを終了しゅうりょうした[32]。
  • 203系けい - 順次じゅんじE233系けい2000番台ばんだいに置おき換かえられ、2011年ねん9月がつ26日にちで営業えいぎょう運転うんてんを終了しゅうりょうした。
  • 207系けい900番台ばんだい - 2009年ねん12月5日にちに実施じっしされたさよなら運転うんてんをもって営業えいぎょう運用うんようから離脱りだつ。
  • 209系けい1000番台ばんだい - 小田急おだきゅう線せん乗のり入いれ非ひ対応たいおう。2018年ねん10月がつ13日にちに実施じっしされたさよなら運転うんてんをもって運用うんよう離脱りだつ[33]。

これらの車両しゃりょうのドア上じょうに掲出けいしゅつしていた路線ろせん駅えき案内あんないは、長ながらく快速かいそく電車でんしゃ（ - 成田なりた線せん我孫子あびこ支線しせん）のものと全まったく同おなじものが使用しようされており、千代田ちよだ線せん内ないについては駅名えきめいのみが列挙れっきょされているだけで接続せつぞく路線ろせんが全まったく記載きさいされていなかった。2004年ねん秋あき頃ごろより独自どくじのものになり、千代田ちよだ線せん内ないの接続せつぞく路線ろせんや駅えき番号ばんごうまで記載きさいされたものに変更へんこうされた。さらに2006年ねんには、簡素かんそながら運賃うんちん計算けいさんに関かんする注記ちゅうきも加くわえられている。なお、行先ゆくさき表示ひょうじ器きには各かく系列けいれつとも運用うんよう開始かいし時点じてんで既すでに終着しゅうちゃく運用うんようのなかった「代々木公園よよぎこうえん」「上野うえの」などの表示ひょうじもあった。

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    103系けい1000番台ばんだい
  •  
    203系けい
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    207系けい900番台ばんだい
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    209系けい1000番台ばんだい
帝都ていと高速度こうそくど交通こうつう営団えいだん・東京とうきょう地下鉄ちかてつ
  • 5000系けい
  • 07系けい　- 2008年ねん9月がつ11日にちより同年どうねん12月がつ頃ごろまで、東西線とうざいせん色しょくのままで主おもに平日へいじつ朝夕ちょうせきラッシュ時じのみの運用うんように入はいっており、常磐ときわ線せんにも一部いちぶ乗のり入いれていた[34]。
  • 06系けい - 2015年ねん1月がつ28日にちから運用うんようを離脱りだつし、東京とうきょうメトロ16000系けいに置おき換かえられた。
  • 6000系けい - 2次じ試作しさく車しゃの6101編成へんせい（運用うんよう終了しゅうりょう）は当初とうしょより小田急おだきゅう線せん乗のり入いれ非ひ対応たいおう。2018年ねん10月がつ5日にちで定期ていき運用うんよう終了しゅうりょう。末期まっきは小田急おだきゅう線せん非ひ対応たいおうであった。
  •  
    5000系けい（スキンステンレス車しゃ）
  •  
    5000系けい（アルミ試作しさく車しゃ）
  •  
    07系けい　
  •  
    06系けい
  •  
    東京とうきょうメトロ6000系けい

車両しゃりょう運用うんようについて

「MY LINE 東京とうきょう時刻じこく表ひょう」「小田急おだきゅう時刻じこく表ひょう」（共ともに交通こうつう新聞しんぶん社しゃ）の常磐線じょうばんせん各駅かくえき停車ていしゃ・千代田ちよだ線せんの時刻じこく表ひょうにおける列車れっしゃ番号ばんごう欄らんで、末尾まつびの「K」はJR車しゃ、「S」はメトロ車しゃ、「E」は小田急おだきゅう車しゃを表あらわしている（小田急おだきゅう線せん内ないは直通ちょくつう列車れっしゃでも小田急おだきゅう独自どくじの列車れっしゃ番号ばんごうが割わり当あてられている）。3社しゃ間あいだの走行そうこう距離きょり調整ちょうせいの関係かんけい上じょう、JR車しゃは千代田ちよだ線せん内ないおよび千代田ちよだ線せん - 小田急おだきゅう線せんで、また小田急おだきゅう車しゃは常磐ときわ線せん - 千代田ちよだ線せんでそれぞれ完結かんけつする運用うんようも組くまれている。なお2016年ねん3月がつ26日にち改正かいせいダイヤでは、JR車しゃの1本ほんが綾瀬あやせ車両しゃりょう基地きち・1本ほんが唐木田からきだでそれぞれ運用うんよう終了しゅうりょう・夜間やかん留置とめおきとなる「外泊がいはく運用うんよう」が組くまれ、逆ぎゃくにメトロ車しゃの1本ほんが松戸まつど車両しゃりょうセンター（本所ほんじょ）で、小田急おだきゅう車しゃの1本ほんが松戸まつど車両しゃりょうセンター我孫子あびこ派出所はしゅつじょでそれぞれ運用うんよう終了しゅうりょう・夜間やかん留置とめおきとなる「外泊がいはく運用うんよう」が組くまれている。

女性じょせい専用せんよう車しゃ

女性じょせい専用せんよう車しゃ
← 綾瀬あやせ・北千住きたせんじゅ

我孫子あびこ・取手とって →
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

2006年ねん（平成へいせい18年ねん）5月15日にちより女性じょせい専用せんよう車しゃが導入どうにゅうされた。平日へいじつ7時じ10分ふんから9時じ30分ふんまでに綾瀬あやせ駅えきを発車はっしゃする千代田ちよだ線せん・代々木上原よよぎうえはら方面ほうめん行いきの電車でんしゃで、代々木上原よよぎうえはら寄よりの先頭せんとう1号車ごうしゃに設定せっていされている。千代田ちよだ線せん内ない代々木上原よよぎうえはら駅えきまで実施じっし、9時じ30分ふんをもって一斉いっせいに終了しゅうりょうとなる。

JR東日本ひがしにっぽんでは埼京線さいきょうせん・中央ちゅうおう線せん快速かいそくに次つぐ3例れい目めの導入どうにゅうであった。また、1号車ごうしゃに設定せっていされているのは、前年ぜんねん5月がつより導入どうにゅうしていた小田急おだきゅう線せんに合あわせたものと見みられる（千代田ちよだ線せん内ないでは両方向りょうほうこうで導入どうにゅうしている）。ただ、千代田ちよだ線せん内ないの19駅えき中ちゅう13駅えきが、この1号車ごうしゃ付近ふきんに出入でいり口ぐちや乗換のりかえ口こうへの通路つうろがある。

運賃うんちん計算けいさんの特例とくれい

北千住きたせんじゅ - 綾瀬あやせ間あいだの特例とくれい

北きた千住せんじゅ駅えき - 綾瀬あやせ駅えき間あいだは東京とうきょう地下鉄ちかてつの管轄かんかつ区間くかんであるが、前後ぜんごのJR線せん区間くかんと跨またがって利用りようする場合ばあいはJRの利用りよう区間くかんとみなす運賃うんちん計算けいさんの特例とくれいがある。また、JRでは、常磐線じょうばんせん北千住きたせんじゅ - 綾瀬あやせ間あいだ相互そうご発着はっちゃくの乗車じょうしゃ券けん類るいは発売はつばいしない。

千代田ちよだ線せん北千住きたせんじゅ - 西日暮里にしにっぽり間あいだを経由けいゆする場合ばあいの特例とくれい

亀有かめあり駅えき - 取手とりで駅えき間あいだの各駅かくえきと、山手やまて線せん内うち各駅かくえきおよび近傍きんぼうの駅えきとの間あいだを、千代田ちよだ線せんの北千住きたせんじゅ - 西日暮里にしにっぽり間あいだを経由けいゆして乗車じょうしゃする場合ばあいには、運賃うんちん計算けいさんの特例とくれい（通過つうか連絡れんらく運輸うんゆ）が適用てきようされる。

2007年ねん3月がつ18日にちの首都しゅと圏けんICカード相互そうご利用りようサービス開始かいし以降いこう、連絡れんらく乗車じょうしゃ券けんを購入こうにゅうする場合ばあいとIC乗車じょうしゃ券けんを使用しようする場合ばあいでは、計算けいさん方法ほうほうや適用てきよう範囲はんいが異ことなる上うえ、どちらの方法ほうほうが安やすいかについても駅えきによって異ことなるという二に重じゅう運賃うんちん状態じょうたいとなっている。連絡れんらく乗車じょうしゃ券けんの発売はつばい範囲はんい内ないの駅えきでは、IC乗車じょうしゃ券けんを利用りようした方ほうが安やすくなる駅えきにマークを入いれた路線ろせん図式ずしき運賃うんちん表ひょうを別べつに掲載けいさいしていた（券売けんばい機きの横よこに小ちいさく掲出けいしゅつ）。これについて、2013年ねん4月がつの衆議院しゅうぎいん消費しょうひ者しゃ問題もんだい特別とくべつ委員いいん会かいで「周知しゅうちが不十分ふじゅうぶんである」との指摘してきがなされ、国土こくど交通省こうつうしょうは改善かいぜんを指示しじした[35]。2014年ねん4月がつ以降いこうは、券売けんばい機きの横よこに連絡れんらく乗車じょうしゃ券けんを購入こうにゅうする場合ばあいの運賃うんちんとIC運賃うんちんが併記へいきされたものを掲出けいしゅつしている。

連絡れんらく乗車じょうしゃ券けん

連絡れんらく乗車じょうしゃ券けんの場合ばあいは、東京とうきょうメトロ千代田ちよだ線せんをはさんだ前後ぜんごのJR線せん区間くかんの営業えいぎょうキロを通算つうさんする通過つうか連絡れんらく運輸うんゆの特例とくれいが適用てきようされる。券売けんばい機きでICカードを使用しようして連絡れんらく乗車じょうしゃ券けんを購入こうにゅうした場合ばあいも、この特例とくれいが適用てきようされる。

【例れい】南柏みなみかしわから池袋いけぶくろまで（経由けいゆ:北千住きたせんじゅ・東京とうきょうメトロ千代田ちよだ線せん・西日暮里にしにっぽり・巣鴨すがも）

  • JR線せん運賃うんちん：南柏みなみかしわ - 北千住きたせんじゅの営業えいぎょうキロ 19.3 km と、西日暮里にしにっぽり - 池袋いけぶくろ の営業えいぎょうキロ 6.0 km を通算つうさん。
    →合計ごうけいキロ数すう 25.3 km を運賃うんちん表ひょうに当あてはめ、490円えん。
  • 東京とうきょう地下鉄ちかてつ線せん運賃うんちん：北千住きたせんじゅ - 西日暮里にしにっぽりの営業えいぎょうキロ 4.3 km 180円えん。
    両者りょうしゃを合計ごうけいして、乗車じょうしゃ券けん（普通ふつう旅客りょかく運賃うんちん）は670円えんとなる。

乗車じょうしゃ券けんの発売はつばい範囲はんい

IC乗車じょうしゃ券けん

PASMO・SuicaなどのIC乗車じょうしゃ券けんで利用りようの際さいは、北千住きたせんじゅまでのJR運賃うんちんと西日暮里にしにっぽり以遠いえんのJR運賃うんちんの個別こべつの合算がっさん額がく[注ちゅう 13]から100円えんを差引さしひく方式ほうしきを採用さいようしている。運賃うんちんは西日暮里にしにっぽりの改札かいさつを通とおった時点じてんで西日暮里にしにっぽりまでの運賃うんちんが差さし引ひかれ、乗のり継ついだJR線せんの特例とくれい適用てきよう範囲はんい内ないで下車げしゃした場合ばあいに西日暮里にしにっぽりから下車げしゃ駅えきまでの運賃うんちんから100円えん引ひいた額がくを差さし引ひく。この特例とくれいが適用てきようされる場合ばあいは、金町かなまち駅えき・亀有かめあり駅えき - 西日暮里にしにっぽり間あいだ相互そうご発着はっちゃくに適用てきようされる乗のり継つぎ割引わりびきが適用てきようされない[注ちゅう 14][36]。

上記じょうき連絡れんらく乗車じょうしゃ券けんの場合ばあいと同様どうようの経路けいろで考かんがえると、

  • 南柏みなみかしわ - 北千住きたせんじゅ（19.3 km、318円えん）
  • 北千住きたせんじゅ - 西日暮里にしにっぽり（4.3 km、178円えん）
  • 西日暮里にしにっぽり - 池袋いけぶくろ（6.0 km、167円えん）

となり、合計ごうけい額がく663円えんから100円えんを引ひいた563円えんがIC乗車じょうしゃ券けん使用しよう時じの運賃うんちんとなる。

特例とくれいの適用てきよう範囲はんい

  • 北千住きたせんじゅ口こう 常磐ときわ線せん（亀有かめあり - 取手とって）
  • 西日暮里にしにっぽり口こう 東北とうほく本線ほんせん（東京とうきょう - 蕨わらび・日暮里にっぽり - 尾久おぎゅう - 赤羽あかはね）、東海道とうかいどう本線ほんせん（東京とうきょう - 品川しながわ）、山手やまて線せん（品川しながわ - 田端たばた間あいだ/全線ぜんせん全ぜん駅えき）、赤羽線あかばねせん（池袋いけぶくろ - 赤羽あかはね/全線ぜんせん全ぜん駅えき）、中央本線ちゅうおうほんせん（神田かんだ - 代々木よよぎ）、総武本線そうぶほんせん（御茶ノ水おちゃのみず - 秋葉原あきはばら）

その他た

ICカードを利用りようして、南千住みなみせんじゅ以遠いえん（三河そうご島とう方面ほうめん）・亀有かめあり以遠いえん（金町かなまち方面ほうめん）から東中野ひがしなかの以遠いえん（大久保おおくぼ方面ほうめん）・高円寺こうえんじ以遠いえん（阿佐ケ谷あさがや方面ほうめん）あるいは船橋ふなばし以遠いえん（東船橋ひがしふなばし方面ほうめん）・下総しもうさ中山なかやま以遠いえん（本八幡もとやわた方面ほうめん）・船橋ふなばし法典ほうてん以遠いえん（市川大野いちかわおおの方面ほうめん）・南船橋みなみふなばし以遠いえん（二俣新町ふたまたしんまち方面ほうめん、新習志野しんならしの方面ほうめん）・市川いちかわ塩浜しおはま以遠いえん（新浦安しんうらやす方面ほうめん、二俣新町ふたまたしんまち方面ほうめん）など、他た社線しゃせんを経由けいゆしてJR線せん（共用きょうよう駅えきを除のぞく）の駅えき間あいだを途中とちゅう改札かいさつを通とおらずに乗車じょうしゃする場合ばあい、千代田ちよだ線せん・東西線とうざいせん経由けいゆの方ほうが低廉ていれんである場合ばあいであっても全線ぜんせんJR線せん乗車じょうしゃと扱あつかわれる[37]。

なお、西船橋にしふなはし駅えきにはJR線せんと東京とうきょう地下鉄ちかてつ・東ひがし葉は高速こうそく鉄道てつどうの連絡れんらく通路つうろに乗のり換かえ改札かいさつ機きが設置せっちされたものの、経路けいろの判別はんべつ方法ほうほうについてはほとんど変更へんこうされていない。したがって、西船橋にしふなはし経由けいゆの方ほうが安やすい経路けいろを乗車じょうしゃする場合ばあいには、同どう駅えきの改札かいさつ通過つうかに関かかわらず西船橋にしふなはし駅えき経由けいゆの運賃うんちんが適用てきようされる。

ラインカラー

旅客りょかく案内あんないで使用しようされる本ほん系統けいとうのラインカラーは、基本きほん的てきにはエメラルドグリーン（緑みどり ■）であるが、快速かいそく電車でんしゃと同一どういつであるため区別くべつのために異ことなる色いろを使つかうことがある。

東京とうきょう近郊きんこう路線ろせん図ず（現在げんざいの路線ろせんネットワーク）では快速かいそく電車でんしゃが緑みどり（■）、各駅かくえき停車ていしゃがグレー（■）であり[3]、これは快速かいそく線せんのE231系けい電車でんしゃに掲出けいしゅつされている停車駅ていしゃえき案内あんないと同おなじであり（E531系けい電車でんしゃに掲出けいしゅつされているものはこの配色はいしょくではない）、駅えきナンバリングのラインカラーにもこれを採用さいようしている。なお、緩行かんこう線せんの車両しゃりょう（203系けい・207系けい900番台ばんだい・209系けい1000番台ばんだい）の停車駅ていしゃえき案内あんないでは逆ぎゃくに快速かいそくをグレー、各駅かくえき停車ていしゃを緑みどりとしていた。

他たに、快速かいそく線せんに青あお（■）を用もちいて緩行かんこう線せんに緑みどりを採用さいようする例れいのほか、快速かいそく電車でんしゃのカラーとして黄き緑みどり（■）を使用しようし、各駅かくえき停車ていしゃのカラーに緑みどり（■）を使用しようしているものもある（E233系けい2000番台ばんだいや小田急おだきゅう4000形がたのLCD上じょうの路線ろせん図ずなどで採用さいようされている）。

車両しゃりょうの塗装とそうは、金属きんぞく色しょくの車体しゃたいにエメラルドグリーン（青あお緑みどり1号ごう ■）のラインとなっているが、快速かいそく線せん向むけのE231系けい電車でんしゃや他たのE233系けい等とうとは違ちがい、緩行かんこう線せん向むけのE233系けい電車でんしゃについては、幕まく板いた部ぶにはこの色いろのラインは入はいっていない。

データ

路線ろせんデータ

綾瀬あやせ駅えき - 取手とりで駅えき間あいだの緩行かんこう線せんのもの。

全線ぜんせんが首都しゅと圏けん本部ほんぶの管轄かんかつである。ただし、綾瀬あやせ駅えき構内こうないは東京とうきょう地下鉄ちかてつが管理かんりを行おこなっている。

混雑こんざつ率りつ

2019年度ねんどの朝あさラッシュ時じ最さい混雑こんざつ区間くかんは亀有かめあり → 綾瀬あやせ間あいだであり、ピーク時じの混雑こんざつ率りつは149%である[38]。

常磐ときわ線せんが複々線ふくふくせん化かされた1970年代ねんだいは輸送ゆそう人員じんいんが増加ぞうか傾向けいこうにあり、1980年度ねんどから約やく30年ねんほどはラッシュ時じの混雑こんざつ率りつが230%を越こえていた。1992年度ねんどをピークに輸送ゆそう人員じんいんが減少げんしょうし、2004年度ねんどに混雑こんざつ率りつが200%を下回したまわった。2005年度ねんどに当とう路線ろせんと並行へいこうする形かたちで首都圏新都市鉄道しゅとけんしんとしてつどうつくばエクスプレスが開業かいぎょうすると輸送ゆそう人員じんいんはさらに減少げんしょうした。2006年度ねんどに混雑こんざつ率りつが180%を下回したまわった。その後ごも輸送ゆそう人員じんいんは減少げんしょう傾向けいこうが続つづき、2015年度ねんどに160%を下回したまわった。

2015年度ねんど以降いこうは、並行へいこうするつくばエクスプレスよりも混雑こんざつ率りつが低ひくくなっているが、輸送ゆそう量りょうは依然いぜんとして多おおい。

年度ねんど 最さい混雑こんざつ区間くかん（亀有かめあり → 綾瀬あやせ間あいだ）輸送ゆそう実績じっせき[39][40][41][38][42] 特記とっき事項じこう
運転うんてん本数ほんすう：本ほん 輸送ゆそう力りょく：人ひと 輸送ゆそう量りょう：人ひと 混雑こんざつ率りつ：%
1955年ねん（昭和しょうわ30年ねん） 10 10,360 28,520 275 最さい混雑こんざつ区間くかんは三河そうご島とう→日暮里にっぽり間あいだ
1965年ねん（昭和しょうわ40年ねん） 15 18,900 53,650 284
1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん） 17 23,800 60,120 253
1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん） 18 25,200 40,185 159 最さい混雑こんざつ区間くかんを亀有かめあり→綾瀬あやせ間あいだに変更へんこう
1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん） 18 25,200 49,300 196
1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん） 18 25,200 49,500 196
1974年ねん（昭和しょうわ49年ねん） 18 25,200 50,300 200
1975年ねん（昭和しょうわ50年ねん） 18 25,200 51,800 206
1980年ねん（昭和しょうわ55年ねん） 18 25,200 60,340 239
1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん） 19 26,600 66,480 250
1983年ねん（昭和しょうわ58年ねん） 19 26,600 68,470 257
1984年ねん（昭和しょうわ59年ねん） 19 26,600 70,530 265
1985年ねん（昭和しょうわ60年ねん） 20 28,000 72,650 259
1986年ねん（昭和しょうわ61年ねん） 22 30,800 74,840 243
1987年ねん（昭和しょうわ62年ねん） 22 30,800 73,200 238
1988年ねん（昭和しょうわ63年ねん） 22 30,800 73,900 240
1989年ねん（平成へいせい元年がんねん） 22 30,800 74,640 242
1990年ねん（平成へいせい02年ねん） 22 30,800 75,760 246
1991年ねん（平成へいせい03年ねん） 22 30,800 76,500 248
1992年ねん（平成へいせい04年ねん） 22 30,800 76,700 249
1993年ねん（平成へいせい05年ねん） 22 30,800 76,350 248
1994年ねん（平成へいせい06年ねん） 22 30,800 76,000 247
1995年ねん（平成へいせい07年ねん） 22 30,800 76,100 247
1996年ねん（平成へいせい08年ねん） 22 30,800 74,990 243
1997年ねん（平成へいせい09年ねん） 23 32,200 73,750 229
1998年ねん（平成へいせい10年ねん） 23 32,200 72,760 226
1999年ねん（平成へいせい11年ねん） 23 32,200 71,480 222
2000年ねん（平成へいせい12年ねん） 24 33,600 70,080 209
2001年ねん（平成へいせい13年ねん） 24 33,600 69,500 207
2002年ねん（平成へいせい14年ねん） 24 33,600 68,060 203
2003年ねん（平成へいせい15年ねん） 24 33,600 67,310 200
2004年ねん（平成へいせい16年ねん） 24 33,600 66,300 197
2005年ねん（平成へいせい17年ねん） 24 33,600 61,300 182 2005年ねん8月がつ24日にち、つくばエクスプレス開業かいぎょう
2006年ねん（平成へいせい18年ねん） 24 33,600 60,000 179
2007年ねん（平成へいせい19年ねん） 24 33,600 58,980 176
2008年ねん（平成へいせい20年ねん） 24 33,600 57,970 173
2009年ねん（平成へいせい21年ねん） 24 33,600 57,290 171
2010年ねん（平成へいせい22年ねん） 24 33,600 56,620 169
2011年ねん（平成へいせい23年ねん） 24 33,600 56,040 167
2012年ねん（平成へいせい24年ねん） 24 33,600 55,430 165
2013年ねん（平成へいせい25年ねん） 24 33,600 55,140 164
2014年ねん（平成へいせい26年ねん） 24 33,600 53,710 160
2015年ねん（平成へいせい27年ねん） 24 33,600 52,070 155
2016年ねん（平成へいせい28年ねん） 24 33,600 52,450 156
2017年ねん（平成へいせい29年ねん） 24 33,600 51,660 154
2018年ねん（平成へいせい30年ねん） 24 33,600 51,150 152
2019年ねん（令れい和わ元年がんねん） 24 33,600 50,060 149
2020年ねん（令れい和わ02年ねん） 23 32,200 30,080 93

駅えき一覧いちらん

  • 駅えきナンバリングの番号ばんごうは東京とうきょうメトロ千代田ちよだ線せん（代々木上原よよぎうえはら - 綾瀬あやせ）からの通どおしとなっている。
  • 区く：特定とくてい都区とく市内しない制度せいどにおける「東京とうきょう都と区内くない」の駅えき
  • 日暮里にっぽり駅えき - 上野うえの駅えき間あいだの営業えいぎょうキロは2.2 km、日暮里にっぽり駅えき - 東京とうきょう駅えき間あいだの営業えいぎょうキロは5.8 km、日暮里にっぽり駅えき - 品川しながわ駅えき間あいだの営業えいぎょうキロは12.6 km、北きた千住せんじゅ駅えき - 綾瀬あやせ駅えき間あいだの営業えいぎょうキロは2.5 km
  • 停車駅ていしゃえき
    • 常磐ときわ緩行かんこう線せんの電車でんしゃ（各駅かくえき停車ていしゃ）は小田急おだきゅう直通ちょくつう急行きゅうこう・準急じゅんきゅうも含ふくめ全ぜん電車でんしゃとも下表かひょうのすべての駅えきに停車ていしゃ
    • 常磐ときわ快速かいそく線せんとの停車駅ていしゃえき対応たいおう表ひょうは「常磐線じょうばんせん」の駅えき一覧いちらんも参照さんしょう
    • 我孫子あびこ駅えき - 取手とりで駅えき間あいだは平日へいじつの朝夕ちょうせきのみ運行うんこう。
  • 接続せつぞく路線ろせん ： 駅名えきめいが異ことなる場合ばあいは⇒印いんで駅名えきめいを示しめす。
  • 境界きょうかい駅えきとなる綾瀬あやせ駅えきは東京とうきょう地下鉄ちかてつが管理かんりを行おこなっている。
駅えき番号ばんごう 駅名えきめい 駅えき間あいだ営業えいぎょうキロ 累計るいけい
営業えいぎょうキロ 		接続せつぞく路線ろせん 所在地しょざいち
綾瀬あやせから 日暮里にっぽり
から
直通ちょくつう運転うんてん区間くかん   東京とうきょうメトロ千代田ちよだ線せん経由けいゆ   小田急おだきゅう小田原おだわら線せん 伊勢原いせはら駅えきまで
JL 19 綾瀬あやせ駅えき 区く[* 1] - 0.0 7.7 東京とうきょう地下鉄ちかてつ：  千代田ちよだ線せん (C-19) 東京とうきょう都と 足立あだち区く
JL 20 亀有かめあり駅えき 区く 2.2 2.2 9.9   葛飾かつしか区く
JL 21 金町かなまち駅えき 区く 1.9 4.1 11.8 京成電鉄けいせいでんてつ：  金町線かなまちせん ⇒京成金町けいせいかなまち駅えき (KS51)
JL 22 松戸まつど駅えき 3.9 8.0 15.7 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう：  常磐ときわ線せん（快速かいそく）(JJ 06)
新京成電鉄しんけいせいでんてつ：  新京成線しんけいせいせん (SL01) 		千葉ちば県けん 松戸まつど市し
JL 23 北松戸きたまつど駅えき 2.1 10.1 17.8  
JL 24 馬橋まばし駅えき 1.3 11.4 19.1 流ながれ鉄てつ：  流山ながれやま線せん (RN1)
JL 25 新松戸しんまつど駅えき 1.6 13.0 20.7 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう：  武蔵野線むさしのせん (JM 15)
JL 26 北小金きたこがね駅えき 1.3 14.3 22.0  
JL 27 南柏みなみかしわ駅えき 2.5 16.8 24.5   柏かしわ市し
JL 28 柏かしわ駅えき 2.4 19.2 26.9 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう：  常磐ときわ線せん（快速かいそく）(JJ 07)
東武鉄道とうぶてつどう：  野田のだ線せん（東武とうぶアーバンパークライン）(TD-24)
JL 29 北柏きたかしわ駅えき 2.3 21.5 29.2  
JL 30 我孫子あびこ駅えき 2.1 23.6 31.3 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう：  常磐ときわ線せん（快速かいそく）(JJ 08)・■成田なりた線せん 我孫子あびこ市し
JL 31 天王台てんのうだい駅えき 2.7 26.3 34.0 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう：  常磐ときわ線せん（快速かいそく）(JJ 09)
JL 32 取手とりで駅えき 3.4 29.7 37.4 東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう：  常磐ときわ線せん（快速かいそく）(JJ 10)・■常磐線じょうばんせん〈土浦つちうら方面ほうめん〉
関東かんとう鉄道てつどう：常総線じょうそうせん 		茨城いばらき県けん
取手とりで市し
  • 2019年度ねんどの時点じてんで、上記じょうき全ぜん駅えきがJR東日本ひがしにっぽん自社じしゃによる乗車じょうしゃ人員じんいん集計しゅうけい[43]の対象たいしょうとなっている。
  • 北小金きたこがね駅えき - 南柏みなみかしわ駅えき間あいだで流山ながれやま市しを通とおるが、同どう市内しないに駅えきはない。
  1. ^ 北きた千住せんじゅ駅えきの駅えき施設しせつおよび北きた千住せんじゅ駅えき - 綾瀬あやせ駅えき間あいだの線路せんろはJRの管理かんり対象たいしょうではないが、北千住きたせんじゅ駅えきは緩行かんこう線せん・快速かいそく線せん相互そうごの連絡れんらく駅えきであり、JR（亀有かめあり駅えき以東いとう）・東京とうきょう地下鉄ちかてつ（千代田ちよだ線せん町屋まちや駅えき・日比谷線ひびやせん南千住みなみせんじゅ駅えき方面ほうめん）の運賃うんちん計算けいさん上じょうの境界きょうかい駅えきである（運賃うんちん計算けいさんについては「#運賃うんちん計算けいさんの特例とくれい」を参照さんしょう）。

今後こんごの予定よてい

  • JR東日本ひがしにっぽんが仙石線せんせきせんで実用じつよう化かした移動いどう閉塞へいそく型がたの保安ほあん装置そうちであるATACSではなく、日本にっぽん国外こくがいで導入どうにゅうが進すすむCBTC （Communication Based Train Control、無線むせん式しき列車れっしゃ制御せいぎょシステム）を2020年ねん頃ごろを目途もくとに導入どうにゅうすることを検討けんとうし、協力きょうりょくメーカーの募集ぼしゅうを始はじめた。2013年ねん2月がつには依頼いらいする会社かいしゃをメーカーをアルストムとタレス（ともにフランス）に絞しぼり込こみ、同年どうねん12月がつ末まつを目途もくとに1社しゃに選定せんていするとしていた[44][45][46][47]。2014年ねん4月がつに、タレス社しゃへ設計せっけい作業さぎょうを委託いたくする契約けいやくが締結ていけつされた[48]。しかし、2017年ねん10月がつに、CBTC導入どうにゅうをいったん断念だんねんすることが公表こうひょうされた[49][50]。代替だいたいとしてATACSの導入どうにゅうを検討けんとうしている。
  • 2021年度ねんどに北松戸きたまつど駅えき - 北柏きたかしわ駅えき間あいだに、2022年度ねんど以降いこうに残のこりの亀有かめあり駅えき - 松戸まつど駅えき間あいだ、我孫子あびこ駅えき - 取手とりで駅えき間あいだにホームドアを導入どうにゅうする[51]（綾瀬あやせ駅えきは2020年ねんに東京とうきょうメトロにより導入どうにゅう済ずみ）。

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく

  1. ^ JR jōban-Local。JJは快速かいそく線せん。
  2. ^ 目黒めぐろ駅えき - 白金はっきん高輪たかなわ駅えき間あいだ（南北線なんぼくせん・都営とえい三田みた線せんの共用きょうよう区間くかん）や京成けいせい高砂たかさご駅えき - 印旛いんば日本にっぽん医大いだい駅えき間あいだ（北きた総そう線せん・京成けいせい成田空港なりたくうこう線せんの共用きょうよう区間くかん）。
  3. ^ 北きた千住せんじゅ駅えき - 綾瀬あやせ駅えき間あいだのみを利用りようする場合ばあいは、東京とうきょうメトロの特定とくてい運賃うんちん区間くかん（片道かたみち大人おとな運賃うんちん150円えん・片道かたみち大人おとなIC運賃うんちん146円えん。鉄道てつどう駅えきバリアフリー料金りょうきん制度せいどによる加算かさん料金りょうきん（10円えん）含ふくむ）として扱あつかわれる[5]。
  4. ^ 1964年ねんの答申とうしん改訂かいていで、「日暮里にっぽりを経由けいゆし松戸まつど方面ほうめんに向むかう経過けいか地ちについては、西日暮里にしにっぽり、町屋まちや、北千住きたせんじゅを経へて常磐線じょうばんせんに接続せつぞくし、綾瀬あやせ以遠いえんは常磐ときわ線せんを線せん増ぞうすること」が示しめされた。詳細しょうさいは東京とうきょうメトロ千代田ちよだ線せんを参照さんしょう。
  5. ^ なお、この工事こうじ完成かんせい時じは綾瀬あやせ駅えきは国鉄こくてつ・営団えいだんの共同きょうどう管理かんり駅えきであったが、北きた綾瀬あやせ駅えき開業かいぎょうに際さいして営団えいだんへ管理かんりを移管いかんしている。
  6. ^ この特例とくれいは、その後ごも千代田ちよだ線せん区間くかんが運転うんてん見合みあわせになった時ときにも準用じゅんようされている。
  7. ^ 国鉄こくてつも原因げんいん究明きゅうめいに乗のり出だし、主しゅ制御せいぎょ器きの改良かいりょうによって、1970年代ねんだい後半こうはんには故障こしょう件数けんすうは地上ちじょう車しゃ並なみに減少げんしょうしたことが報告ほうこくされている。
  8. ^ 1978年ねん（昭和しょうわ53年ねん）の千代田ちよだ線せん代々木上原よよぎうえはら全通ぜんつう時じには、反対はんたい側がわから小田急おだきゅう車しゃ（界さかい磁チョッパ制御せいぎょの9000形かたち）も乗のり入いれることになったが、同様どうように小田急おだきゅうに対たいしても電気でんき代だい分ぶんを加算かさんして請求せいきゅうしていた。『鉄道てつどうピクトリアル』、電気でんき車しゃ研究けんきゅう会かい、2008年ねん7月がつ。 
  9. ^ 2007年ねんに上野口かみのぐちでの運用うんよう終了しゅうりょう。
  10. ^ ただし、成城せいじょう学園前がくえんまえ駅えき・向ヶ丘むこうがおか遊園ゆうえん駅えき発着はっちゃくが主体しゅたいで、相模大野さがみおおの駅えき・本ほん厚木あつぎ駅えき・伊勢原いせはら駅えき発着はっちゃく列車れっしゃは少数しょうすうである。このほか、常磐線じょうばんせん駅えき着ぎ（下くだり）列車れっしゃの一部いちぶに海老名えびな駅えき・町田まちだ駅えき・新しん百ひゃく合ごうヶ丘おか駅えき発はつ列車れっしゃも少数しょうすうながら設定せっていされている。多摩線たません直通ちょくつうは平日へいじつか土ど休日きゅうじつのいずれかに1日にち1本ほんだけ設定せっていされていたが、2022年ねん3月がつ12日にちのダイヤ改正かいせいでは設定せっていがなくなった
  11. ^ 2021年ねん3月がつ13日にちのダイヤ改正かいせいまでは土ど休日きゅうじつの朝夕あさゆう（7・8時じ台だい、15 - 19時じ台だい）も運転うんてんがあった。
  12. ^ ただし、E233系けい2000番台ばんだいは小田急おだきゅう線せん内ないの停車駅ていしゃえきを、東京とうきょうメトロ16000系けい・小田急おだきゅう4000形かたちは「各駅かくえき停車ていしゃ」と共ともに小田急おだきゅう線せん内ないでの種別しゅべつをLCDで表示ひょうじするほか、E233系けい2000番台ばんだいでは始発駅しはつえきで小田急おだきゅう線せん内ないの種別しゅべつもLCDに表示ひょうじされる。また、どの車両しゃりょうも停車駅ていしゃえき一覧いちらんの小田急おだきゅう線せん内ないの色いろは種別しゅべつに連動れんどうしている（各駅かくえき停車ていしゃ＝青あお、準急じゅんきゅう＝緑みどり、急行きゅうこう＝赤あか。多摩たま急行きゅうこうはピンク）。
  13. ^ それぞれ1乗車じょうしゃと扱あつかわれるため、JR線せんの鉄道てつどう駅えきバリアフリー料金りょうきんは二に重じゅう適用てきようとなる。
  14. ^ 割引わりびきの重複じゅうふくは原則げんそく行おこなわれない。

出典しゅってん

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