サブリナパンツ

サブリナパンツ

デザイナー	ソニア・デ・レナート
種類しゅるい	パンツ

サブリナパンツこと、カプリパンツ (Sabrina pants、Capri pants、他たにスリー クォーター レッグ、カプリ、クロップ パンツ、マンプリ、クラムディガー、フラッド パンツ、ジャム、ハイウォーター、闘牛とうぎゅう士しパンツとも呼よばれる)は、ショートパンツよりも長ながいパンツだが、ズボン(Trousers)ほど長ながくはない八はち分ふん丈たけ・九分くぶ丈たけで細身ほそみの女性じょせい用ようズボンのこと。 パーツ部分ぶぶんの切きり替かえが特徴とくちょう的てきなスリムパンツの総称そうしょうとしてカプリパンツの名称めいしょうが使つかわれているが、これは足首あしくびの骨ほねのところで終おわるパンツを指さす特別とくべつな用語ようごとしても使つかわれている。

歴史れきし

カプリパンツは 1948 年ねんにファッション・デザイナーのソニア・デ・レナートによって発表はっぴょうされ、彼女かのじょと英国えいこくの服飾ふくしょくデザイナー(クチュリエ)バニー・ロジャーによって広ひろめられた。 パンツの名前なまえは、1950 年代ねんだい後半こうはんから 1960 年代ねんだい前半ぜんはんに人気にんきが高たかまったイタリアのカプリ島とうに由来ゆらいしたものである。 女優じょゆうのオードリー・ヘプバーンはカプリパンツをはいた最初さいしょの映画えいがスターの一人ひとりであり、パンツはすぐに彼女かのじょのクラシックなスタイルの代名詞だいめいしとなった。フランスの女優じょゆうブリジット・バルドーが、ズボンがまだ女性じょせいにとって新あたらしいファッションだった時代じだいにカプリパンツを履はいたことは有名ゆうめいである。マリリン・モンローはいつもカプリパンツで旅行りょこうしていた。 カプリパンツは、1960 年代ねんだいのテレビ シリーズ「ディック・ヴァン・ダイクショー」で米国べいこくで普及ふきゅうした。メアリー・タイラー・ムーアが演えんじた若わかい主婦しゅふであるローラ・ペトリーというキャラクターは、ショーの進行しんこう中ちゅうずっと体からだにぴったりとフィットしたカプリパンツを履はいていたことで、ファッションセンセーションを引ひき起おこし、ちょっとした論争ろんそうを巻まき起おこした。 （1950年代ねんだいの主婦しゅふの定番ていばんと言いわれるようになったカプリパンツについては後述こうじゅつ).

1960 年代ねんだい半なかばまでに、カプリ・スタイルのぴったりとしたカーゴパンツが10 代だいの少年しょうねんたちの間あいだで人気にんきになった。良よい例れいは、当時とうじのスーパースターのティーン俳優はいゆう、ルーク・ハルピンで、彼かれは人気にんき映画えいが『フリッパー』のいくつかのエピソードでこの靴くつを着用ちゃくようしていた。カプリパンツは 1970 年代ねんだいから 1990 年代ねんだいにかけて人気にんきが下降かこうした後のち、2000 年代ねんだい半なかばに人気にんきが復活ふっかつした。 スペインのテニス選手せんしゅラファエル・ナダルは、スポンサー付つきのカプリパンツを着用ちゃくようするというナイキとの契約けいやくに続つづき、2009年ねん以前いぜんの試合しあいの大だい部分ぶぶんでカプリパンツを履はいていたが、その契約けいやくは彼かれの前まえにロジャー・フェデラーが断ことわったものだった。 ジョディ・ウィテカーは『ドクター・フー』に出演しゅつえんした際さいにカプリパンツを履はいていた。キャサリン妃ひはアウトドアイベントでカプリパンツを着用ちゃくようしていた。

2017年ねん、ジョージア州しゅうダグラス郡ぐん学区がっくの教育きょういく長ちょうは、カプリパンツを学校がっこう環境かんきょうに不適切ふてきせつな衣服いふくとして認定にんていする電子でんしメールを送信そうしんし、どの程度ていどのパンツ丈たけが許容きょようされるのかという疑問ぎもんが議論ぎろんになった。

ギャラリー

• 
  ソニア・デ・レナート・カプリを着きたモデルのエルニ・マンゴールド、1949年ねん。
• 
  カプリパンツを着きた女性じょせい (2007)。
• 
  クロップド ジーンズ (マンプリ) を着きた男性だんせい (スティーブニッジ、2009 年ねん)。
• 
  ルーズフィットの黒くろのバイク カプリパンツ。

関連かんれん項目こうもく

• 被服ひふく
• キュロット
• ファッション
• ニッカーボッカーズ
• ペダルプッシャー

外部がいぶリンク

• ウィキメディア・コモンズには、サブリナパンツに関かんするカテゴリがあります。