バックレスドレス

バックレスドレスを着用ちゃくようしたクララ・ボウ、1920年代ねんだい半なかば

バックレスドレス（英語えいご: Backless dress）は背中せなか部分ぶぶんを露出ろしゅつさせる形かたちにデザインされたドレスを指さす。バックレスドレスはイブニングドレスやウェディングドレスとしてフォーマルな場ばにおいて一般いっぱん的てきに着用ちゃくようされ、ドレスの形状けいじょうはホルターネック、ミニスカート、床ゆかまで伸のびるものなど様々さまざまである。

歴史れきし

バックレスドレスが初はじめて出現しゅつげんしたのは1920年代ねんだいである。1930年代ねんだい、このスタイルは当時とうじ流行りゅうこうしていた日光浴にっこうよくと結むすびつき、バックレスドレスは日焼ひやけの跡あととなる線せんは見みせずに日焼ひやけを披露ひろうするための一ひとつの方法ほうほうとなった。着用ちゃくよう者しゃは通常つうじょう日焼ひやけの効果こうかを披露ひろうできるようスリムでなければならなかった。

種類しゅるい

バックレスドレスは様々さまざまな方法ほうほうで着用ちゃくようされている。最もっとも一般いっぱん的てきなものは着用ちゃくよう者しゃの首くびの後うしろにドレスの一部分いちぶぶんもしくは紐ひもを通とおすホルターネックスタイルである。首くびに通とおす紐ひもは着用ちゃくよう者しゃの髪かみで覆おおうことができるため、他人たにんにはドレスを支ささえるものがないような印象いんしょうを与あたえることができる。また、短みじかい袖そでもしくはスパゲッティ・ストラップを使用しようして支ささえることもでき、この場合ばあいは肩かたで支ささえる形かたちで着用ちゃくようする。密着みっちゃく型がたのドレスやシースルーもまたバックレスドレスを着用ちゃくようする際さいに用もちいられる方法ほうほうの1つである。

バックレスドレスで露出ろしゅつする大おおきさは様々さまざまであり、背中せなか上部じょうぶ、背中せなか上部じょうぶから中央ちゅうおう部ぶを露出ろしゅつさせるスタイル、肩かた甲かぶと骨こつを露出ろしゅつさせるスタイルなどがある。また、臀部でんぶ付近ふきんまで切きれ込こみの入はいったバックレスドレスも存在そんざいする。

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チョリ

バックレスというスタイルは、インド人じん女性じょせいがサリーやガーグラとともに着用ちゃくようするチョリにおいても見みられる。

背中せなか部分ぶぶんに関かんしては、「一部分いちぶぶんを露出ろしゅつする」スタイルと紐ひもを利用りようすることで「全体ぜんたいを露出ろしゅつする」スタイルがある。バックレスのチョリは寝間着ねまきとして一般いっぱん的てきだったが、西洋せいようのファッションの影響えいきょうを受うけて昼間ひるまの服装ふくそうにも着用ちゃくようされるようになったものである。この服装ふくそうを自意識じいしき過剰かじょうにならずに着用ちゃくようするには洗練せんれんされた女性じょせいであることが要求ようきゅうされる。この服装ふくそうはナウタンキー・サーラにおいて歌うたを歌うたう際さいにマドゥリ・ディークシットが着用ちゃくようしていたことで人気にんきに火ひがついた。インドの女優じょゆうヴィディヤー・バーランは「ドレープやブラウスと合あわせることでサリーをセクシーに見みせることができるし、何なん層そうも重かさねて服ふくを着きるよりも肌はだを晒さらす服装ふくそうのほうが好すきだから、私わたしはいつも腰こしまでの長ながさのブラウスを着きている」と述のべている。

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胸部きょうぶ支持しじ

胸部きょうぶを支ささえるという点てんに関かんしては、バックレスドレスを着用ちゃくようする多おおくの女性じょせい、特とくにバストサイズの大おおきな女性じょせいの間あいだで問題もんだいとなっている。解決かいけつ策さくの1つとして、ブラジャーのデザインの変更へんこうを行おこなうというものがある。ブラジャーの中なかにはサイズ変化へんかに対応たいおうできるもの、胸部きょうぶに密着みっちゃくさせることができるもの、アンダーワイヤーブラ、紐ひもなしブラなどがある。また、バストサイズの大おおきな女性じょせいがバックレスドレスが着用ちゃくようできるようデザインされたブラジャーも存在そんざいする。