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ダッドリー・ボーイズ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

ダッドリー・ボーイズDudley Boyz)は、かつてECW活動かつどうしていたプロレスラーのユニット。WWE退団たいだん権利けんりじょう問題もんだいからチーム3D(チーム・スリー・ディー、Team 3D)に変更へんこうして活動かつどうしていた。

概要がいよう

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ディーボン(ひだり)、ババ・レイ(みぎ

所属しょぞくメンバーはギミックうえ異母いぼ兄弟きょうだいとなっている。これは、デビッド・ダッドリーという架空かくう人物じんぶつおおくの女性じょせいとのあいだ子供こどもをもうけ、その子供こどもたちがみなプロレスラーとして集結しゅうけつした、という設定せっていがあることによる。そのためリングネームみな名字みょうじにダッドリーを名乗なのっていた。また遺伝いでんてき近眼きんがんであるという設定せっていで、父親ちちおやからもらった眼鏡めがねをトレードマークとしていた。異母いぼ兄弟きょうだいという設定せっていであったことから、白人はくじん黒人こくじんインディアンなど多彩たさいキャラクターから構成こうせいされていた。兄弟きょうだい全員ぜんいん迷彩めいさいしょくのコスチュームを着用ちゃくようしていた。メンバーはギミックじょう、ダッドリービルという架空かくうまち出身しゅっしん名乗なのる(ただし同名どうめいまちアリゾナしゅう存在そんざいする)。

ハードコアマッチ、とくにテーブルマッチを得意とくいとしており、レスラーのみならずマネージャーや関係かんけいしゃなど老若男女ろうにゃくなんにょわずテーブルにたたきつけ破壊はかいするパフォーマンス(テーブルおくり)で人気にんきはくす。

なお、WWE登場とうじょう日本にっぽん放送ほうそうではなぜか字幕じまく台詞せりふ岡山おかやまべん[1]翻訳ほんやくされていた。それはチーム3DとなってWWEをってからも、専門せんもんのインタビュー記事きじ継承けいしょうされている。

来歴らいれき

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1995ねん7がつ1にちECWヒールチームとしてはつ登場とうじょう。オリジナルメンバーはダッドリー・ダッドリービッグ・ディック・ダッドリーリル・ショット・ダッドリーの3にん徐々じょじょ兄弟きょうだいのメンバーがえていく。

ババ・レイ・ダッドリーディーボン・ダッドリーりょうは1999ねんにECWからWWEに移籍いせきしていたが、2001ねんにECWが消滅しょうめつし、WWEに吸収きゅうしゅうされたのちスパイク・ダッドリーくわわって3にんのチームとして活動かつどうする。途中とちゅう女性じょせいマネージャーとしてステイシー・キーブラーがチームにくわわったことがある(ただしステイシーは「ダッドリー公爵こうしゃく夫人ふじん」というあつかいで兄弟きょうだいのギミックは設定せっていされなかった)。TLCせん代表だいひょうされるハードコアマッチで有名ゆうめいとなり、ハーディー・ボーイズなどと抗争こうそうかえす。2002ねんにWWEのテレビ番組ばんぐみロウスマックダウン分割ぶんかつされたさいにチームは一旦いったん解散かいさんするが、同年どうねんちゅうごろに復活ふっかつする。

WWEにおいても基本きほんはヒール路線ろせんだったが、その人気にんきから徐々じょじょにベビーフェイスりになっていった。ただし、2004ねんにスマックダウンにECW出身しゅっしんポール・ヘイマン登場とうじょうしたときにそのマイクパフォーマンスにそそのかされて、おなじECW出身しゅっしんでベビーフェイスのロブ・ヴァン・ダムおそって再度さいどヒールしようとするなど、あくまでヒールの路線ろせん維持いじしようとしていた。

チーム3D

2005ねん7がつにメンバー全員ぜんいんがWWEから解雇かいこされる。「ダッドリー・ボーイズ」の名称めいしょうはWWEが商標しょうひょう登録とうろくしていたため、解雇かいことともにダッドリー・ボーイズを名乗なのれなくなった。そのため、ダッドリー・ボーイズないでのババ・レイ、ディーボンのチームめいとして以前いぜんから名乗なのっていたチーム3D名乗なのっていくこととなった。

チーム名称めいしょうをチーム3Dに変更へんこう、ババ・レイとディーボンはTNA所属しょぞく。リングネームも「ブラザー・レイ」、「ブラザー・ディーボン」と変更へんこう。また2005ねん10月1にち全日本ぜんにほんプロレス参戦さんせんたし、同年どうねん世界せかい最強さいきょうタッグ決定けっていリーグせんにて全勝ぜんしょうはつ優勝ゆうしょうげている。また2006ねん3月5にちには、ハッスルへも参戦さんせんたしている。2006ねんにはハッスル参戦さんせん以降いこう行動こうどうべつにしていたスパイク・ダッドリーも「ブラザー・ラント」のリングネームでTNAに参戦さんせん、レイとディーボンに合流ごうりゅうした。

2007ねんより、フロリダしゅうキシミーにプロレススクール「Team 3D Academy」を開校かいこう

2008ねんにはしん日本にっぽんプロレスにも参戦さんせん2009ねん1がつ4にち東京とうきょうドーム興行こうぎょうにてG・B・HからIWGPタッグのベルトを獲得かくとくし、日本にっぽんでは1敗戦はいせんしていない[2]

2010ねん1がつCMLLでの武者むしゃ修行しゅぎょうから日本にっぽんもどってきたNO LIMITに、3WAYマッチ特徴とくちょう利用りようされて防衛ぼうえい記録きろく4かい王座おうざ陥落かんらく。そのはTNAのリングにもどる。同年どうねん6がつ10日とおか突如とつじょラントとディーボンが裏切うらぎり、レイが孤立こりつ。そのレイたいラント&ディーボンのこうそう展開てんかいし、結局けっきょくレイがリングネームを「ブリー・レイ」に改名かいめいして独立どくりつし、ラントが解雇かいこされディーボンもシングルレスラーとして活動かつどう開始かいししたため事実じじつじょう解散かいさんとなった。

2012ねんより、ディーボンはヒールユニットであるエイシズ・アンド・エイツ一員いちいんとなり、ブリーはチームTNAの一員いちいんとしてこうそう開始かいし2013ねん3がつPPVであるLockdown 2013において、ブリーとジェフ・ハーディーによるTNA世界せかいヘビーきゅう王座おうざせん試合しあいちゅうにディーボンが介入かいにゅう、ブリーにハンマーをわたし、ブリーがジェフをハンマーで殴打おうだして勝利しょうりた。結局けっきょくブリーはエイシズ・アンド・エイツのメンバーだったことをかした。また、一夜いちやかぎりのPPVであるワンナイト・オンリーPPVでエイシズ・アンド・エイツないでチーム3Dをさい結成けっせいしている。

WWE - 解散かいさん

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2015ねん8がつ24にちRAWにて、ルチャ・ドラゴンズたいニュー・デイ試合しあい突然とつぜん登場とうじょう、ニュー・デイのウッズに3Dをびせ、WWEに電撃でんげき復帰ふっき。しかし2016ねん8がつ22にち、RAWにてスピーチをおこな退団たいだん発表はっぴょうした[3]。 10月、HOG(House of Glory)に参戦さんせんするも、12月にディーボンが引退いんたい表明ひょうめいし、チームは解散かいさんした[4]。 ディーボンは現在げんざいWWEのエージェントとして活動かつどうしている。一方いっぽう、ブリーはROH参戦さんせんしていたが、2017ねん10がつブリーもレスラーとしての引退いんたい表明ひょうめいした[5]

2018ねん1がつ29にちWWE殿堂でんどうりが発表はっぴょうされた[6]

メンバー

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ECW解散かいさんたんに「ダッドリーボーイズ」とえばWWEに移籍いせきしたババ・レイ、ディーボンの2人ふたり、もしくはスパイクをれた3にん

もとメンバー

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  • スパイク・ダッドリー末弟ばってい)(ブラザー・ラント、マット・ハイソン)
    • 「○おとこ」ではなく「末弟ばってい」とされているのは兄弟きょうだいえる余地よちのこすためにしていたが、ECW解散かいさんでも末弟ばっていあつかいのままとなっている。
ECW時代じだいにいた兄弟きょうだい親戚しんせき
  • ダッドリー・ダッドリー長男ちょうなん
  • ビッグ・ディック・ダッドリー(次男じなん
  • リル・ショット・ダッドリー(三男さんなん
  • ダンス・ウィズ・ダッドリー(四男よつお
  • チャビー・ダッドリー(六男むつお
  • サイン・ガイ・ダッドリー(なななん
    • 戦闘せんとう要員よういん場外じょうがいでサインボードをかかげるのが役目やくめ
  • カズン・ルーク・ダッドリー(従兄弟いとこ
  • カズン・ブッチ・ダッドリー(従兄弟いとこ
  • スタッドリー・ダッドリー
    • 戦闘せんとう要員よういん。マネージャーけんリングアナウンサー。
  • レディ・ダッドリー
    • 戦闘せんとう要員よういん。ダッドリーファミリー唯一ゆいいつ女性じょせい
  • シュマック・ダッドリー
    • ビック・ディックがECW退団たいだんにインディ団体だんたいでパートナーとして誕生たんじょうさせたダッドリーで公認こうにんあつかい。

得意とくいわざ

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ダッドリー・デス・ドロップ
ダッドリー・デス・ドロップ
ロープにった相手あいてをディーボンがフラップジャックの体勢たいせい上空じょうくうげてあしつかみ、ババ・レイが相手あいて頭部とうぶ空中くうちゅうでキャッチしダイヤモンド・カッターの基本形きほんけい移行いこうし、相手あいてをマットにたたきつける。このわざ頭文字かしらもじ (Dudley Death Drop) から3Dともばれ、チーム3Dの名前なまえ由来ゆらいともなっている。
リバース・3D
ババ・レイがバックドロップで相手あいてかかえたのち、ディーボンがネックブリーカーの基本形きほんけい移行いこうし、相手あいてをマットにたたきつける。
ワッツ・アップ
ババ・レイがWatz Up!(なんぼのもんじゃぁ!)とさけんでからディーボンが相手あいて股間こかんへコーナーからヘッドバットおこなう。また、スパイクもやっていた。
スパイク
ババ・レイがスパイクを場外じょうがいにいるてきけてげるわざ敵対てきたいしているときでもこのわざ使つかう。
パワーボム・オン・ザ・テーブル
テーブル(たまに火炎かえんテーブルや有刺鉄線ゆうしてっせんテーブル)じょうけてのパワーボム。ECW時代じだいによく使用しようされ、ブレイクのきっかけとなる。スパイクやボールズ・マホーニー餌食えじきだった。

入場にゅうじょうきょく

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  • Highway to Hell
  • C.R.E.A.M
  • Fundamental
  • Ollie Stalefish
  • We're Comin' Down
  • Turn The Tables(Saliva
  • Bombshell(Powerman5000)
  • Watch Out, Watch Out
  • Deadman's Hand(Instrumental)
  • Deadman's Hand

タイトルれき

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 当初とうしょ広島ひろしまべんとされていたが、岡山おかやまべん特徴とくちょうてき音便おんびんちょう母音ぼいん多用たようされていたため岡山おかやまべん判明はんめい
  2. ^ WWE日本にっぽん興行こうぎょうのぞ[1]
  3. ^ DUDLEY BOYZ DEPART WWE
  4. ^ WWE News: WWE legend D-Von Dudley decides to hang up his boots
  5. ^ THANK YOU, BULLY RAY
  6. ^ The Dudley Boyz to be inducted into WWE Hall of Fame Class of 2018

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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